JP2015188509A - パネルユニット、及び什器システム - Google Patents

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土山 和功
Waku Tsuchiyama
和功 土山
春彦 北嶋
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春彦 北嶋
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Abstract

【課題】空間を二つに区画するパネルユニットにおいて、配線などに必要とされる隙間を形成する。
【解決手段】パネル状の基材12、及び基材12の外周縁部の少なくとも一部に沿って設けられ、基材12の内方に向けて凹んだ凹溝25を有した少なくとも二枚のパネル体11と、凹溝25どうしを対向させて互いに隣接配置された二枚のパネル体11の間の間隙を塞ぐように一対の凹溝25の間に保持され、凹溝25に沿って移動可能とされた可動仕切パネル5と、を有することを特徴とするパネルユニット2を提供する。
【選択図】図13

Description

本発明は、パネルユニット、及び什器システムに関するものである。
近年のオフィスにおいては、組織再編や人員増員等の組織変更が行われることが多く、オフィスに設置される什器には、このような組織変更に対応できる柔軟性が要求されている。その一例として、幅方向に離間して配設された複数の脚体間に幅方向に長寸な天板を架設してテーブル什器を構成し、天板の前後に執務者を対面して配置するとともに、幅方向に複数の執務者が並んで執務するような執務形態がある。
このような執務形態を採ることによって、天板上における一人当たりで使用する幅方向の寸法を変更することで組織変更や増員等による執務者の人数変更に柔軟に対応することができる。ただし、平板上の天板を複数の執務者で使用するため、執務者が集中して執務を行い難いという課題がある。このため、別途設けた仕切パネルを天板面上に取り付けることによって、各執務者間を区画し、執務者が集中し易い環境を提供するものがある(例えば、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3参照)。
また、近年では、電子機器を用いた執務が一般的となっているため、こうしたテーブル什器では、天板上で使用される電子機器の配線を収容するための配線収容空間が設けられている。配線収容空間は、テーブル什器の幅方向の任意の位置で配線を取り出し可能とするため、テーブル什器の前後方向中間部において、幅方向に連続して形成されている場合が多くみられる。
配線収容空間を設けたテーブル什器においては、配線収容空間の上方をカバー部材で開閉可能に閉塞することによって、作業面を広く使用することができるとともに、テーブル什器としての体裁を良好に収めたものが一般的となっている。
特許第5037904号公報 特許第5063987号公報 特許第4409691号公報
ところで、配線収容空間を有するテーブル什器の場合、配線収容空間の上方は、カバーを開閉したり、配線を挿通する作業をするための空間を確保したりする必要がある。前述のようにテーブル什器の天板上を仕切パネルによって区画する際においては、天板に形成された配線収容空間の上方は、仕切パネルを設置できないため、幅方向に隣り合う執務者同士の間を完全に区画できないという課題があった。
また、天板上ではなく、床上に複数枚の仕切パネルからなるパネルユニットを設置する場合においても、パネルユニットによって仕切られる区画間にて配線を通す際に、より容易に配線を配置する方法が望まれていた。
一方、必要に応じてパネルユニットで区画された両空間の間で配線などの部材を配設したり、両空間の間のアクセスを可能とすると、両空間の間を完全に区画することができない問題があった。
そこでなされた本発明の目的は、空間を二つに区画可能としつつ、必要に応じて配線などに必要とされる隙間を形成することができるパネルユニット、及び什器システムを提供することである。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用する。
本発明の第一の態様によれば、パネルユニットは、パネル状の基材、及び前記基材の外周縁部の少なくとも一部に沿って設けられ、前記基材の内方に向けて凹んだ凹溝を有した少なくとも二枚のパネル体と、前記凹溝どうしを対向させて互いに隣接配置された二枚の前記パネル体の間の間隙を塞ぐように一対の前記凹溝の間に保持され、前記凹溝に沿って移動可能とされた可動仕切パネルと、を有することを特徴とする。
このような構成によれば、可動仕切パネルを移動させることによって、可動仕切パネルの移動方向とは反対の側に隙間を形成することができる。即ち、空間を二つに区画するパネルユニットにおいて、配線などに必要とされる隙間を形成することができる。
上記パネルユニットにおいて、前記可動仕切パネルは、前記凹溝に沿って上下方向に移動可能とされている構成としてもよい。
このような構成によれば、可動仕切パネルを上方に移動させることによって、可動仕切パネルの下方に隙間を形成することができる。
上記パネルユニットにおいて、前記可動仕切パネルは、天板と、前記天板の下方に設けられた配線収容空間と、前記配線収容空間の上方を覆い、開閉自在とされた板状の閉塞カバーと、を有する什器の前記閉塞カバーの上方に設けられている構成としてもよい。
このような構成によれば、可動仕切パネルを上方に移動させることによって、パネルユニットによって天板上方の空間を区画しながら、配線収容空間を閉塞する閉塞カバーの開閉動作を行うことができる。
上記パネルユニットにおいて、前記パネル体に設けられ、前記天板の縁部を板厚方向に挟持するクランプ部を有する構成としてもよい。
このような構成によれば、クランプ部によってパネル体が固定されることによって、可動仕切パネルを保持する凹溝の位置が動くことを防止することができる。
上記パネルユニットにおいて、前記パネル体は、前記基材の少なくとも一面側を覆い、前記基材の外周縁部で前記凹溝の内側に巻き込まれた表皮材を備えている構成としてもよい。
このような構成によれば、パネル体の外周部において、表皮材が基材の外周縁部を回り込んで溝の内側に巻き込まれているため、パネル体の外周部は基材が露出することなく、表皮材で覆われることになる。これにより、パネル体の外観が、柔軟な印象となる。
上記パネルユニットにおいて、前記可動仕切パネルは、光透過性を有している構成としてもよい。
このような構成によれば、可動仕切パネルを自然光や照明光が透過することによって、可動仕切パネルを介してパネルユニットの反対側の状況の一部を確認することができる。
本発明の第二の態様によれば、什器システムは、上記いずれかのパネルユニットを有する。
このような構成によれば、可動仕切パネルを移動させることによって、可動仕切パネルの移動方向とは反対の側に隙間を形成することができる。即ち、空間を二つに区画するパネルユニットを有する什器システムにおいて、配線などに必要とされる隙間を形成することができる。
本発明によれば、空間を二つに区画するパネルユニットにおいて、配線などに必要とされる隙間を形成することができる。
本実施形態におけるパネルユニットを用いた什器システムを示す斜視図である。 本実施形態におけるパネル体の構成を示す斜視展開図である。 パネル体の板厚方向中間部における半断面図である。 パネル体の端部を示す上面図である。 パネル体の直線部の構造を示す断面図である。 パネル体のコーナー部の構造を示す断面図である。 パネル基材の表面に沿って設けられたクッション材を示す断面図であり、(a)は表皮材を非装着の状態におけるクッション材の断面図、(b)は表皮材を装着した状態におけるクッション材の断面図である。 パネル体どうしの上部における連結構造の一例を示す斜視図である。 パネル体どうしの上部における連結構造の一例を示す斜視図である。 クランプ部材及び連結部材の斜視図である。 第一パネル、第二パネル及び天板の連結部分の構成を示す立断面図である。 第一パネル、第二パネル及び天板の連結部分の構成を示す横断面図である。 本実施形態におけるパネルユニットの構成を説明する半断面図である。 本実施形態における可動仕切パネルの形状を説明する上面図である。 他の実施形態の可動仕切パネルを説明する斜視図である。 他の実施形態の可動仕切パネルを説明する上面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態におけるパネルユニットを用いた什器システムの一例を示す斜視図である。
(什器システム)
図1に示すように、什器システム1は、デスク100と、デスクの周辺に配置される複数の椅子110と、デスク100を利用する利用者の利用空間を区画するパネルユニット2と、を備えている。
(デスク)
デスク100は、床面から立設された複数の支持脚101と、これら支持脚101に支持される一対の天板102とを有している。
天板102は、上面が作業面とされ、椅子110に着座する利用者が隣接する方向(幅方向)、及び隣接する方向と直交する方向(奥行方向)に延びている。ここで、天板102に対して利用者が着座する側を前側とし、天板102の奥行方向の前側とは反対の側を後側とする。天板102の下面には、上方から見て矩形状をなすとともに、支持脚101と支持脚101とを接続する横材103が配置されている。
一対の天板102は、後側の端縁である後側端縁104を対向させて、奥行方向に離間して配置されている。一対の天板102の間であって、天板102の下方には、配線収容空間6が設けられている。配線収容空間6には、例えば、ノート型パソコンや、蛍光灯スタンド等の電源コードや、接続ケーブル等の配線を収容可能である。
配線収容空間6は、一対の閉塞カバー7によって覆われている。閉塞カバー7は、開閉自在とされている。閉塞カバー7を開状態とするときは、幅方向に延在する枢軸117(図13参照)を中心に閉塞カバー7を回転させる。これにより、閉塞カバー7の枢軸117とは反対側の部分は上方に持ち上がる(図13参照)。
(パネルユニット)
パネルユニット2は、天板102上に配置される一対の第一パネル11A(11)と、天板102の奥行方向前方に配置される一対の第二パネル11B(11)と、互いに隣接配置された二枚の第一パネル11Aの間の間隙を塞ぐように配置された可動仕切パネル5とを有している。
第一パネル11Aは、その主面が天板102と直交するとともに、天板102の前方から後方に延在するように配置されている。換言すると、第一パネル11Aは、前後方向に沿って配置されている。
第二パネル11Bは、第一パネル11Aの前方に隣接配置されている。この第二パネル11Bは、第一パネル11Aと同様に、前後方向に沿って配置されている。
二枚の第一パネル11Aの間の間隙が形成される奥行方向の範囲は、一対の閉塞カバー7が配置される奥行方向の範囲と略一致している。換言すれば、二枚の第一パネル11Aは、開状態の閉塞カバー7と干渉しない位置に固定されている。
可動仕切パネル5は、一対の第一パネル11Aの間の間隙を塞ぐように、一対の閉塞カバー7の上方に配置されている。
第一パネル11A,第二パネル11Bは、同一の基本構成であるパネル体11で構成されている。以下、パネル体11について説明する。
(パネル体)
図2は、本実施形態におけるパネル体11の構成を示す斜視展開図である。図3は、パネル体11の板厚方向中間部における半断面図である。図4は、パネル体11の端部を示す上面図である。図5は、パネル体11の直線部の構造を示す断面図である。図6は、パネル体11のコーナー部の構造を示す断面図である。
図2に示すように、パネルユニット2を構成する各パネル体11は、パネル基材12(基材)と、パネル基材12の両面に沿って設けられたクッション材13と、パネル基材12およびクッション材13を覆う表皮材14と、固定部材30と、を備えている。
パネル体11は、設置する什器の形状等に沿って、平面板状、あるいは平面視または側面視したときに、中間部で折曲または湾曲した略L字状、あるいは全体が湾曲した平面視略C字状等とすることができる。以下においては、パネル体11が平面板状であるものとして説明を行う。
(パネル基材)
パネル基材12は、パネル状の芯材15と、芯材15の外周部に沿って設けられたフレーム20と、芯材15およびフレーム20の両面を覆うように設けられたベースシート18と、を備えている。
芯材15は、例えば紙系材料、樹脂系材料、木質系材料等から形成されている。この芯材15は、なるべく軽量とするのが好ましい。そこで、本実施形態では、芯材15は、紙系材料から形成され、板厚方向に貫通する孔15hが多数並設された、例えば断面六角形状の孔15hが複数千鳥状に組み合わされたハニカム構造とされている。
(フレーム)
図2、図3に示すように、この芯材15の外周部には、フレーム20が設けられている。フレーム20は、芯材15の四辺に沿って設けられた枠材21A,21B,21C,21Dを備えている。各々の枠材21A,21B,21D,21Dは、金属系材料、樹脂系材料等から形成されている。
枠材21A,21Bは、芯材15において互いに対向する二辺に沿って上下方向に延在し、パネル体11の幅方向両側に設けられている。枠材21C,21Dは、枠材21A,21Bに直交して横方向に延在し、パネル体11の上下方向両側に設けられている。これら枠材21A,21Bと枠材21C,21Dとは、L字状のブラケット22を介し、ボルト23、あるいは溶接、接着等によって接合されている。これら枠材21A,21B,21C,21Dによって、全体として矩形状をなしたフレーム20が形成されている。
図4〜図6に示すように、各枠材21A,21B,21C,21Dは、フレーム20の内周側の芯材15の外周端面15aに対向する基部21eと、基部21eの幅方向両側からそれぞれフレーム20の外周側に向けて立ち上がる側壁部21fと、からなる、断面略U字状に形成されている。これにより、基部21eと、両側の側壁部21f,21fとに囲まれた部分は、溝25(凹溝)とされている。
このようにして、パネル基材12は、その外周端部に沿って連続し、パネル基材12の内方に向けて凹んだ溝25を有している。
ここで、図3に示すように、L字状のブラケット22は、枠材21Aまたは枠材21Bに沿って枠材21Aまたは枠材21Bの端部に設けられる第一プレート部22aと、第一プレート部22aに直交し、枠材21Cまたは21Dに沿って枠材21Cまたは21Dの端部に設けられる第二プレート部22bと、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bに沿ってL字状のブラケット22の屈曲方向内側に設けられたリブ部22cとが一体に形成されている。
L字状のブラケット22の第一プレート部22a、第二プレート部22bには、雌ネジ部29が形成されている。またブラケット22の第一プレート部22aに沿う枠材21Aまたは21Bの基部21eと、第二プレート部22bに沿う枠材21Cまたは21Dの基部21eには、それぞれ、雌ネジ部29に対向した位置に、貫通孔28が形成されている。これら雌ネジ部29および貫通孔28は、後に例示する支持脚50や支持脚体50Bを取り付ける部分である。
リブ部22cは、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bから、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bに直交して、パネル体11の内周側に向けて突出形成されている。このリブ部22cは、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bの幅方向両側、つまり、パネル体11の一面側と他面側とにそれぞれ形成されている。
このリブ部22cは、第一プレート部22aおよび第二プレート部22bの曲げ強度を高める補強部材として機能するだけでなく、芯材15の角部の押さえ部材としても機能することができる。すなわち、パネル基材12の一面側と他面側にそれぞれ設けられたリブ部22cの間に芯材15が挟み込まれる。パネル基材12においては、四隅にこのようなブラケット22が設けられることにより、芯材15をフレーム20の内側に保持できるようになっている。
なお、図2では、平面板状のパネル体11の例を示したが、パネル体11を平面視または側面視した状態で略L字状、略C字状等とする場合には、フレーム20の上下の枠材21C,21Dまたは左右の枠材21A,21Bを,パネル体11の形状に合わせて折曲または湾曲させる。
図5、図6に示すように、フレーム20および芯材15を覆うように、芯材15の両面には、シート状のベースシート18が設けられている。ベースシート18は、例えばボール紙等から形成されている。このベースシート18は、芯材15よりも外形寸法が大きく、その外周部18aがフレーム20の表面20fに接着剤等により接着されている。
(クッション材)
クッション材13は、パネル基材12の表面を形成するベースシート18に沿って設けられている。クッション材13は、ベースシート18を介して、芯材15の全体を覆うように設けられている。さらに、クッション材13は、その外周端部13sが、フレーム20を構成する各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを覆うように設けられている。つまり、クッション材13は、芯材15およびフレーム20を覆うように設けられている。
このクッション材13は、柔軟性および弾性を有した材料、例えば発泡ウレタン材等から形成されている。
図7は、パネル基材12の表面に沿って設けられたクッション材13を示す断面図であり、(a)は表皮材14を非装着の状態におけるクッション材13の断面図、(b)は表皮材14を装着した状態におけるクッション材13の断面図である。
図2に示すように、クッション材13には、複数の貫通孔16が形成されている。貫通孔16は、例えば、上下方向を長軸方向とした長円形状とされている。そして、クッション材13の外表面13fには、複数の貫通孔16が、上下方向および上下方向に直交する横方向に、間隔を空けて配列されている。
図5、図7に示すように、各々の貫通孔16は、クッション材13においてパネル基材12とは反対側を向く外表面13fからパネル基材12側に対向する対向面13gまで、クッション材13の厚さ方向に貫通して形成されている。図7(a)に示すように、各々の貫通孔16は、その内周面16fが外表面13fと直交して形成されている。これにより、貫通孔16の周縁に角部16vが形成されている。
このような貫通孔16が形成されたクッション材13をパネル基材12の表面に設けることで、パネル基材12の表面に角部16vを有する凹凸形状が形成される。
(表皮材)
図5、図7に示すように、表皮材14は、クッション材13の全体を覆うよう設けられている。表皮材14は、クッション材13の外表面13fと、貫通孔16において外表面13fに直交する内周面16fと、貫通孔16の底部に露出するベースシート18の露出面18fとに沿うよう、接着されている。このようにして、表皮材14が、クッション材13に形成された複数の貫通孔16に沿うことで、パネル体11の表面には、複数の長円形状の(凹凸部)凹部17が形成されている。そして、各凹部17において、表皮材14は、貫通孔16を通して、パネル基材12の表面を形成するベースシート18に接着されている。
ここで、表皮材14は、例えばポリエステル等、弾性変形可能な材質で形成され、伸長した状態でクッション材13及びパネル基材12を覆っている。クッション材13は、外表面13f側の貫通孔16の周縁において外方に向けて凸となる角部16vが、表皮材14によって内方に向けて押圧される。これにより、クッション材13は、角部16vにおいて圧縮方向に弾性変形し、貫通孔16の角部16vは、円弧状断面とされている。
また、図5、図6に示すように、クッション材13および表皮材14は、パネル基材12よりも大きな外形寸法を有している。そして、クッション材13および表皮材14は、その外周端部13e,14eが、パネル基材12の外周縁部、つまり各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを回り込んで、溝25内側に巻き込まれている。このクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eが、各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを回り込む部分で、クッション材13が表皮材14によって圧縮される。これにより、パネル体11は、外周端部11sに向かうにしたがって、その厚みが漸次小さくするように形成されている。また、パネル体11は、外周端部11sにおいてクッション材13および表皮材14が各枠材21A,21B,21C,21Dの側壁部21fを回り込む部分で、丸く円弧状に形成されている。
これらクッション材13及び表皮材14が、表皮構造を構成している。
(固定部材)
固定部材30は、溝25に嵌め込まれている。固定部材30は、溝25内側に巻き込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを、溝25の内周面と固定部材30の外周面との間に挟み込んでいる。これにより、クッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eをフレーム20の側壁部21fに固定している。
ここで、図3に示すように、固定部材30は、矩形状のパネル基材12の外周部の直線部分12Sに配置される直線部固定部材30Sと、矩形状のパネル基材12の外周部のコーナー部12Cに配置されるコーナー部固定部材30Cと、を備えている。
図5に示すように、直線部固定部材30Sは、直線部固定部材30Sが連続する方向に直交する断面形状が、互いに平行に位置する側部プレート部31,31と、側部プレート部31,31どうしを一体に連結する連結プレート部32と、を備えている。
側部プレート部31,31は、フレーム20の溝25を形成する側壁部21fとの間に、クッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを挟み込む。このため、側部プレート部31,31の間隔は、溝25の側壁部21f,21fの間隔よりも所定寸法小さく形成されている。これら側部プレート部31,31は、直線部固定部材30Sを溝25内に嵌め込んだときに、先端部31a,31aが溝25の基部21eに突き当たるよう形成されている。
連結プレート部32は、側部プレート部31,31の先端部31a,31aよりも、溝25の基部21eから離間する方向にオフセットして形成されている。これにより、直線部固定部材30Sは、側部プレート部31,31と連結プレート部32とにより、断面略H字状をなしている。そして、直線部固定部材30Sは、溝25内に嵌め込んだ状態で、側部プレート部31,31の先端部31a,31a側と、連結プレート部32と、溝25の基部21eとに囲まれた部分に、空間S1が形成されるようになっている。この空間S1は、溝25内に巻き込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eの余剰部、すなわち外周端部13e,14eのうちフレーム20の基部21eに突き当たった部分よりも先端部分(不図示)を収容できる収容空間として機能する。
また、側部プレート部31,31において、溝25の側壁部21f,21fに対向する側には、突起33,33が形成されている。この突起33,33は、側部プレート部31,31と側壁部21f,21fとの間に挟み込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eに食い込むようになっている。これにより、直線部固定部材30Sは、クッション材13および表皮材14が溝25から抜け出ることを防止している。
さらに、側部プレート部31,31において、連結プレート部32よりも溝25の基部21eから離間する側には、側部プレート部31,31から内方に向けて突出する突条34,34が形成されている。そして、これら突条34,34と、側部プレート部31,31と、連結プレート部32とに囲まれて、オプション部材取付部として保持溝35が形成されている。
図3に示すように、パネル体11(第一パネル11A,第二パネル11B)の上部のコーナー部及びデスク100の天板102の前方に配置されるパネル体11(第二パネル11B)の下部コーナー部(図11参照)には、コーナー部固定部材30Cが設けられている。以下、パネル体11の上部のコーナー部に配置されるコーナー部固定部材30Cについて説明する。
コーナー部固定部材30Cは、上下方向に延びる第一直線状部38Aと、第一直線状部38Aの上端から屈曲して横方向に延びる第二直線状部38Bとから、略L字状に形成されている。
第一直線状部38Aは、上下方向に延びる枠材21Aまたは枠材21Bの上端部において溝25内に嵌め込まれる。第二直線状部38Bは、第一直線状部38Aの一端から連続して形成され、横方向に延びる枠材21Cまたは枠材21Dの両端部において溝25内に嵌め込まれる。
図6に示すように、第一直線状部38A、第二直線状部38Bは、それぞれが連続する方向に直交する断面形状が、互いに平行に位置する側部プレート部36,36と、側部プレート部36,36どうしを一体に連結する連結プレート部37と、を備えている。
側部プレート部36,36は、フレーム20の溝25を形成する側壁部21f,21fとの間に、クッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを挟み込む。このため、側部プレート部36,36の間隔は、溝25の側壁部21f,21fの間隔よりも所定寸法小さく形成されている。これら側部プレート部36,36は、コーナー部固定部材30Cを溝25内に嵌め込んだときに、先端部36a,36aが溝25の基部21eに突き当たるよう形成されている。
ここで、側部プレート部36,36において、溝25の側壁部21f,21fに対向する側に、凸部36t,36tが形成されている。この凸部36t,36tは、側部プレート部31,31と側壁部21f,21fとの間にクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eを挟み込むようになっている。
連結プレート部37は、側部プレート部36,36の先端部36a,36aよりも、溝25の基部21eから離間する方向にオフセットして形成されている。これにより、コーナー部固定部材30Cは、側部プレート部36,36と連結プレート部37により、断面略H字状をなしている。そして、直線部固定部材30Sは、溝25内に嵌め込んだ状態で、側部プレート部36,36の先端部36a,36a側と、連結プレート部37と、溝25の基部21eとに囲まれた部分に、空間S2が形成されるようになっている。この空間S2は、溝25内に巻き込まれたクッション材13および表皮材14の外周端部13e,14eの余剰部、すなわち外周端部13e,14eのうちフレーム20の基部21eに突き当たった部分よりも先端部分(不図示)を収容できる収容空間として機能する。なおここで、連結プレート部37は、直線部固定部材30Sにおける連結プレート部32よりも基部21eに近く、空間S2は、空間S1よりも小さく形成されている。
図3に示すように、このようなコーナー部固定部材30Cは、溝25に対し、コーナーキャップ40によって固定されている。コーナーキャップ40は、第一直線状部41Aと、第一直線状部41Aの一端に連続し、第一直線状部41Aに直交して延びる第二直線状部41Bとからなる略L字状をなしている。図6に示すように、これら第一直線状部41A,第二直線状部41Bは、コーナー部固定部材30Cの第一直線状部38A,第二直線状部38Bに対し、側部プレート部36,36との間に挿入され、連結プレート部37に突き当てられている。
図3に示すように、コーナーキャップ40の第一直線状部41A及び第二直線状部41Bの連結プレート37との当接面との反対側の面には、逃げ溝42が形成されている。逃げ溝42は、第一直線状部41A及び第二直線状部41Bの端部側から第一直線状部41Aと第二直線状部41Bとの交差部の方向へ形成されている。コーナーキャップ40の逃げ溝42は、固定部材30の保持溝35をコーナーキャップ40側に延長させる溝である。
また、第一直線状部41Aの下端部には、突起片43が下方に向けて突出形成されている。この突起片43が、直線部固定部材30Sの上端部において、連結プレート部32と突条34との間の保持溝35(図5参照)に挿入されている。
また、第二直線状部41Bには、ボルト45を挿入するボルト挿通孔44が形成されている。このボルト挿通孔44に挿通させたボルト45により、コーナーキャップ40と、コーナー部固定部材30C、枠材21C、ブラケット22の第二プレート部22bが一体に締結されている。
なお、デスク100の天板102の前方に配置されるパネル体11(第二パネル11B)の下部コーナー部に配置されるコーナー部固定部材30Cは、上記と同様の構成であるため説明を省略する。
(支持脚)
上記したようなパネル体11のうちデスク100の天板102の前方に配置されるパネル体11(第二パネル11B)の下部両端部のコーナー部には、それぞれ、支持脚50が取付可能とされている。この支持脚50は、床面に接地することで、パネル体11を床面上に立設させる。
支持脚50は、パネル基材12の下部端部12Pで溝25内に収容される下部支持部51と、下部支持部51の一端から上方に延び、パネル基材12の側部下端部12Qで溝25内に収容される側部支持部52と、下部支持部51よりも下方に延びる支持脚部53と、を一体に備えている。
下部支持部51はフレーム20の下端部の溝25の底面を形成する基部21eに突き当てて固定されている。また、側部支持部52は、フレーム20の側端部の溝25の底面を形成する基部21eに突き当てて固定されている。
下部支持部51および側部支持部52には、ボルト48が挿通されるボルト挿通孔54が形成されている。このボルト挿通孔54に挿通されるボルト48は、雌ネジ部29および貫通孔28にねじ込まれるようになっている。これにより、支持脚50が、パネル体11に固定される。
支持脚部53は、下部支持部51よりも下方に延び、その下端部に、高さ調整ネジ49がねじ込み可能とされている。
(パネル体上部における連結)
図8は、パネル体11,11どうしの上部における連結構造の一例を示す斜視図である。
この図8に示すように、互いに隣接するパネル体11,11どうしは、それぞれの上端部どうしを、上部連結部材61によって連結することができる。
この上部連結部材61は、コーナーキャップ40に代えて、コーナー部固定部材30Cに取り付けられる。上部連結部材61の両端部61a,61aには、ボルト挿通孔62が形成されている。
また、上部連結部材61の中間部61bの下面側には、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C,30Cの間隔を規制する間隔規制部63が下方に向けて突出形成されている。間隔規制部63が、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C,30Cの間に挿入されることで、パネル体11,11どうしの間隔を規制することができる。
このような上部連結部材61によって、互いに隣接するパネル体11,11の上端部どうしを連結するには、以下のようにする。
まず、上部連結部材61を、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C,30C上に載せる。このとき、上部連結部材61の両端部61a,61aの下面が、コーナー部固定部材30Cの第二直線状部38Bに対し、側部プレート部36,36との間に挿入され、連結プレート部37に突き当てられている。そして、間隔規制部63が、互いに隣接するパネル体11,11の上部に配置されたコーナー部固定部材30C,30Cの間に挿入されることで、パネル体11,11どうしの間隔を規制することができる。より具体的には、間隔規制部63の両側面63a,63aに、コーナー部固定部材30Cの第一直線状部38Aの連結プレート部37を突き当てることで、パネル体11,11どうしの間隔を適正に位置決めできる。この状態で、ボルト挿通孔62に挿通させたボルト64を、貫通孔28を通して雌ネジ部29に締結させることにより、上部連結部材61と、コーナー部固定部材30C、枠材21C(図3参照)、ブラケット22の第二プレート部22b(図3参照)を一体に固定する。これによって、互いに隣接するパネル体11,11の上端部どうしが連結される。
(デスクとパネル体との連結構造)
図9は、第一パネル11Aを天板102に取り付ける支持脚体50Bの構成を示す斜視図である。図10は、支持脚体50B及び連結部材90の斜視図である。図11は、第一パネル11A、第二パネル11B及び天板102の連結部分の構成を示す立断面図である。図12は、第一パネル11A、第二パネル11B及び天板102の連結部分の構成を示す横断面図である。
図9〜図12に示すように、支持脚体50Bは、天板102の前端部102eに設けられている。この支持脚体50Bは、下部支持部51と、下部支持部51の一端から上方に延びる側部支持部52と、下部支持部51よりも下方に延びる支持脚部(上挟持部)80と、側部支持部52の下端部から下部支持部51とは反対側、つまり第一パネル11Aの溝25から突出する方向に延びるクランプアーム81と、クランプアーム81の下端部に形成されたサポート部82と、を一体に備えている。
下部支持部51、側部支持部52は、それぞれコーナー部固定部材30Cの第一直線状部38A、第二直線状部38Bに対して、側部プレート部36,36の間に挿入され、連結プレート部37に突き当てられている。
また、下部支持部51には、取付孔51Aが形成されている。この取付孔51Aに挿通されたボルト48が、ブラケット22の貫通孔28に挿通され、枠材21Dの雌ネジ部29に締結固定されている。
また、側部支持部52には、取付孔52Aが形成されている。この取付孔52Aに挿通されたボルト48が、ブラケット22の貫通孔28に挿通され、枠材21A(21B)の雌ネジ部29に締結固定されている。
これにより、下部支持部51及び側部支持部52は、パネル基材12の溝25内に収容されるとともに、該溝25の底面を形成する基部21eに取り付けられている。
クランプアーム81は、側部支持部52の下端部から斜め下方に延びる傾斜アーム部81aと、傾斜アーム部81aの先端部から連続して鉛直下方に延びる鉛直アーム部81bと、鉛直アーム部81bの下端部に連続して下部支持部51の下方に向けて水平方向に延びる水平アーム部81cと、を備えている。
支持脚部80は、クランプアーム81の傾斜アーム部81aの下方に一体に形成されている。支持脚部80の下面80fは、デスク100の天板102の上面102fに突き当たることで、第一パネル11Aの荷重を支持する。
サポート部82は、水平アーム部81cの先端部からV字状に分岐し、天板102の下側を挟持する二本一対のサポートアーム82a,82aを備えている。
これらサポートアーム82a,82aは、水平アーム部81cの先端部から離間するにしたがって、第一パネル11Aの板厚方向に沿った方向の間隔が漸次増大するよう形成されている。換言すると、サポートアーム82a,82aは、天板102の後方に向かうにしたがって、天板102の幅方向に互いに離間するように形成されている。
これらサポートアーム82a,82aの基端部には、下方に向かって凹む段状の段部82dが形成されている。
サポートアーム82a,82aの先端部には、それぞれ円板状の当てパッド83pが設けられている。当てパッド83pは、上下方向に中心軸を有してサポートアーム82aにねじ込まれた不図示のネジを有している。当てパッド83pを中心軸周りに回転させることで、その高さが調整可能とされている。
このような支持脚体50Bに対し、天板102の前端部102eは、クランプアーム81の傾斜アーム部81a、鉛直アーム部81b、水平アーム部81cによって囲まれた領域に挿入される。詳細には、天板102の前端部102eは、鉛直アーム部81bの後面81eに突き当てられている。この状態で、当てパッド83pを回転させ、当てパッド83pをデスク天板102の下面に突き当てる。これによって、支持脚部80の下面80fと当てパッド83pとで、デスク天板102を上下方向(板厚方向)から挟み込むようになっている。
また、第一パネル11Aの前端部(対向する部分)11Pと鉛直アーム部81bの後面81eとは同一平面上に配置されている。つまり、クランプアーム81は、第一パネル11Aの前端部11Pから第二パネル11B側に向かって突出している。
また、鉛直アーム部81bの後面81eに天板102の前端部102eが突き当てられているため、第一パネル11Aの前端部11Pと天板102の前端部102eとも同一平面上に配置されている。
また、第一パネル11Aの後端には、支持脚体50Cが設けられている。天板102には第一パネル11Aの後端に沿って上下方向の切欠きが形成され、この天板102の切欠き部分に支持脚体50Cは取り付けられている。
支持脚体50Cは、フレーム20の下部端部12Pの溝25内に収容される下部支持部85と、上下方向に延び、フレーム20の側部下端部12Qの溝25内に収容される側部支持部86と、側部支持部86の下端部に設けられた当て金具87と、を一体に備えている。
側部支持部86は、上下方向に直交する断面形状がコ字状で、一対の側板部86a,86aと、これら側板部86a,86aどうしを一体に連結する連結板部86bと、を有している。
下部支持部85は、一定幅を有した帯板状で、その一端が、側部支持部86の下端部において、側板部86a,86aと連結板部86bとに囲まれた部分に一体に接合されている。
これら側部支持部86、下部支持部85には、不図示のボルト挿通孔が形成されている。側部支持部86、下部支持部85は、図2に示したフレーム20の溝25の底面を形成する基部21eに突き当てて貫通孔28に挿通されたてボルト48により雌ネジ部29に締結固定されている。
当て金具87は、側部支持部86の下端部に直交し、パネル体11の板厚方向に沿って水平方向に延在する。当て金具87は、断面L字状で、デスク天板102の上面に突き当たる上部サポート部87aと、上部サポート部87aの一端から鉛直下方に垂下し、天板102の端部に突き当たる側部サポート部87bとが一体に形成されている。
このような支持脚体50B,50Cにより、第一パネル11Aは天板102a上に立設される。これにより、第一パネル11Aは、天板102a上の空間を天板の幅方向に区画する。
また、支持脚体50Bには、連結金具(連結部材)90が設けられている。連結金具90は、支持脚体50Bの段部82dに係合される係合壁部91と、係合壁部91から下方に向かって延びる垂下壁部92とを有している。連結金具90は、垂下壁部92から屈曲して支持脚体50Bの水平アーム部81cの下面を支持する支持壁部93と、支持壁部93から下方に向かって延びる取付壁部94とを有している。
連結金具90の取付壁部94には、貫通孔94Aが形成されている。この貫通孔94Aに挿通されたボルト98は、第二パネル11Bの溝25内に配置されたナット99に螺合されている。これにより、支持脚体50Bの段部に係合された連結金具90は、第二パネル11Bの溝25を形成する壁部に取り付けられている。つまり、第二パネル11Bと支持脚体50Bとは、連結部材90により連結されている。
このようにして、第二パネル11Bは、天板102の前方に、第一パネル11Aと隣接配置されている。この状態で、第一パネル11Aのクランプアーム81は、第二パネル11Bの後端部(対向する部分)11Qに沿って形成された溝25内に収容される。また、第二パネル11Bの後端部11Qは、天板102の前端部102e及び第一パネル11Aの前端部11Pに突き当てられて、当接している。
図13に示すように、デスク100は、後側端縁104に対応した天板102の下方において、横材103に交差する一対の補助横材113を有している。また、デスク100は、一対の補助横材113の間に配線収容空間6の底部を形成する底板114を有する。そして、底板114上には、側面視でY字形状に形成された閉塞カバー支持台115がネジ止めされている。閉塞カバー支持台115の上端部には、V溝形状に形成されたカバー支持部116を有する。
閉塞カバー7は、閉塞カバー7の回動基部に設けられた枢軸117を中心に回動可能である。カバー支持部116は、閉塞カバー7が閉状態において、閉塞カバー7の上面が天板102の上面と同一平面上となるように、下方から閉塞カバー7を支持する。
閉塞カバー7の枢軸117側と反対の先端部には、天板102の後側端縁104に接触可能な、例えば、ゴム製のリップ部118を有する。
可動仕切パネル5は、板状をなす樹脂材料や金属材料等から形成することができる。また、可動仕切パネル5は、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ガラス等の、透明あるいは半透明の透過性を有したものとすることができる。さらに、可動仕切パネル5は、多数の貫通孔を形成したパンチング材、メッシュ材等とすることで、光透過性を有してもよい。このように可動仕切パネル5が光透過性を有することで、その両側のパネル体11,11間で光が透過する。
可動仕切パネル5は、上下方向に長い矩形状をなし、長手方向(上下方向)の寸法が第一パネル11Aと略同一である。可動仕切パネル5には、コーナー部固定部材30Cとの干渉を避けるための切欠き5aが形成されている。換言すれば、可動仕切パネル5の四つの辺のうち、切欠き5aを除く部分は、可動仕切パネル5を上下方向に動かした際に、コーナー部固定部材30Cに干渉する。
図14に示すように、可動仕切パネル5の厚さは、直線部固定部材30Sの突条34間の隙間より僅かに薄い寸法である。
また、可動仕切パネル5の長手方向と直交する方向の寸法は、天板102に固定された一対の第一パネル11A間の間隙の寸法と略同一である。具体的には、切欠き5を除く可動仕切パネル5の長手方向と直交する方向の寸法は、第一パネル11Aの直線部固定部材30Sの連結プレート部32と、第二第一パネル11Aの直線部固定部材30Sの連結プレート部32との間の間隔よりも僅かに小さい寸法である。
このように構成された什器システム1では、天板102上に設けられた第一パネル11A及び可動仕切パネル5が天板102上の空間を幅方向に区画するとともに、天板102の前方に設けられた第二パネル11Bが天板102前方の空間を幅方向に区画する。よって、第一パネル11A、第二パネル11B、及び可動仕切パネル5が、天板102上から天板102前方にわたって空間を区画することができる。
また、可動仕切パネル5を溝25(保持溝35)に沿って移動させることによって、可動仕切パネル5の移動方向とは反対の側に隙間を形成することができる。即ち、空間を二つに区画するパネルユニット2において、配線などに必要とされる隙間を形成することができる。
また、可動仕切パネル5を上下方向に移動させることによって、可動仕切パネル5の下方に隙間を形成することができる。
また、可動仕切パネル5は、天板102と、天板102の下方に設けられた配線収容空間6と、配線収容空間6の上方を覆い、開閉自在とされた板状の閉塞カバー7と、を有する什器の閉塞カバー7の上方に設けられている。これにより、可動仕切パネル5を上方に移動させることによって、パネルユニット2によって天板102の上方の空間を区画しながら、配線収容空間6を閉塞する閉塞カバー7の開閉動作を行うことができる。
また、第一パネル11Aには支持脚体50Bが設けられている。支持脚体50Bの支持脚部80とサポート部82とが天板102の前端部102eを板厚方向に挟持することで、第一パネル11Aは天板102上に取り付けられる。支持脚体50Bの第二パネル11Bに向かって突出するクランプアーム81は、第一パネル11Aと隣接する第二パネル11Bの溝25に収容される。よって、第一パネル11Aの天板102への取り付け部分である支持脚体50Bが目立たないため、什器システム1の体裁を良好とすることができる。
また、クランプアーム81などによって第一パネル11Aが固定されることによって、可動仕切パネル5を保持する保持溝35の位置が動くことを防止することができる。
可動仕切パネル5が、光透過性を有していることによって、可動仕切パネル5を自然光や照明光が透過することによって、可動仕切パネル5を介してパネルユニット2の反対側の状況の一部を確認することができる。
また、支持脚体50Bの第二パネル11Bに向かって突出するクランプアーム81は、第二パネル11Bのパネル基材12の内方に向かって凹む溝25に収容される。よって、第一パネル11Aの天板102への取り付け部分である支持脚体50Bのクランプアーム81をパネル基材12の内方に納めることができるため、什器システム1の体裁をより良好とすることができる。
また、第二パネル11Bは連結金具90により支持脚体50Bに連結され、支持脚体50Bは第一パネル11Aを天板102に取り付けている。つまり、第二パネル11Bは、連結金具90及び支持脚体50Bを介して天板102に取り付けられた第一パネル11Aに連結される。よって、第一パネル11Aと第二パネル11Bとが連結されるとともに、第一パネル11A及び第二パネル11Bの自立性を高めることができる。
また、連結金具90は、第二パネル11Bのパネル基材12に内方に向かって凹む溝25の壁部に取り付けられている。よって、第二パネル11Bを第一パネル11Aに連結する連結金具90をパネル基材12の内方に納めることができるため、什器システム1の体裁をより良好とすることができる。
また、天板102上に取り付けられた支持脚体50Bの第二パネル11Bに向かって突出するクランプアーム81は、第二パネル11Bの溝25に収容される。この第二パネル11Bの後端部11Qと天板102の前端部102eとは当接しているため、天板102を板厚方向に挟持する支持脚体50Bの外部への露出を抑えることができる。よって、第一パネル11Aの天板102への取り付け部分である支持脚体50Bが目立たないため、什器システム1の体裁を良好とすることができる。また、天板102と第二パネル11Bとの間に生じる隙間を抑えることができるため、良好な納まりとすることができる。
また、天板102の下側を挟持する一対のサポート部82が天板102の奥行方向後方に向かうにしたがって幅方向に互いに幅方向に離間しているため、サポート部82が設けられた第一パネル11Aは天板102の幅方向両側から支持される。よって、第一パネル11Aを天板102に強固に取り付けることができる。また、サポート部82は天板102の下側を挟持するため、このサポート部82が目立つことがなく体裁を良好とすることができる。
さらに、上述したパネル体11によれば、パネル基材12およびクッション材13を覆う表皮材14が、パネル体11の外周部において、パネル基材12の外周縁部を回り込んで溝25の内側に巻き込まれている。このため、パネル体11の外周部は、パネル基材12が露出することなく、表皮材14で覆われることになる。
さらに、表皮材14は、溝25内で固定部材30により固定されるため、固定部材30がパネル体11の外周部に露出するのを抑えることができる。
これにより、パネル体11の外観を、柔軟な、有機的な印象とすることができる。
さらに、上述したパネル体11においては、クッション材13の外周端部13eが、表皮材14とともに、パネル基材12の外周縁部で溝25の内側に巻き込まれている。このように、表皮材14だけでなく、表皮材14によって覆われるクッション材13も、パネル基材12の外周縁部を回り込んで溝25の内側に巻き込まれているので、パネル体11の外周部が、より柔軟な印象の外観となる。
また、クッション材13は、貫通孔16によりパネル基材12の表面に凹凸形状を形成し、表皮材14は、パネル基材12およびクッション材13を覆うことで、凹凸形状に沿うことで凹部17を形成する。
このようにして、表皮材14によって覆われた部分に凹部17が形成されるので、パネル体11の意匠性が高まる。
加えて、クッション材13は、弾性を有してパネル基材12の表面に角部16vを有する凹凸形状を形成し、表皮材14は、角部16vを圧縮方向に弾性変形させてクッション材13およびパネル基材12を覆っている。
これにより、形成された凹部17は、クッション材13の角部16vが表皮材14によって圧縮方向に弾性変形している。このため、表皮材14が角部16vに突き当たった部分で角部16vの反発力によって押圧される。したがって、凹部17の形状が維持されるとともに、表皮材14がクッション材13の外表面13fに沿った方向で図7(b)中に矢印Tで示す方向に伸長され、表皮材14が弛むのを抑えることができる。
このようにして、意匠性に優れたパネル体11を低コストで提供することが可能となる。
また、クッション材13は、周縁に角部16vを有する貫通孔16が形成されている。
これにより、パネル基材12の表面に凹凸形状を形成することができる。
クッション材13の大きさを、パネル基材12の表面の大きさよりも小さくすれば、クッション材13の外周縁部の角部16vによって、パネル基材12の表面に凹凸形状を形成することができる。この場合、凹凸形状を設計通りに形成するには、クッション材13を、パネル基材12の表面に対して正確に位置決めする必要がある。これに対し、クッション材13自体に、貫通孔16を形成すると、パネル基材12表面に沿ってクッション材13を配置するのみで、凹凸形状を正確に実現できる。これにより、凹凸形状のデザインの自由度が高まる。
クッション材13は、周縁に角部16vを有する貫通孔16が形成されている。表皮材14は、貫通孔16を通してパネル基材12の表面であるベースシート18の露出面18fに直接接着されている。
これにより、クッション材13を貫通しない凹部によって凹凸形状を形成する場合に比較し、表皮材14によって覆われた部分に形成される凹部17が、段差の大きなダイナミックなものとなり、意匠性が高まる。
また、クッション材13は、一般的に、スポンジ状の多孔質材等によって形成される。
このような場合、クッション材13と表皮材14との接触面積が小さく、接着強度が確保しにくい。これに対し、表皮材14が貫通孔16の内方でパネル基材12の表面に直接接着されることで、表皮材14とクッション材13とが面状に接着される。したがって、表皮材14がクッション材13に接着されている部分に比較し、表皮材14が強固に接着される。これによって、時間の経過とともに表皮材14が剥がれるのを防ぎ、形状を長期間にわたって安定して維持することができる。
さらに、表皮材14は、弾性変形可能な材質で形成され、伸長した状態でクッション材13及びパネル基材12を覆っている。
これにより、表皮材14が、張りのある状態となり、意匠性が高まる。
(その他の実施形態)
なお、本発明は、図面を参照して説明した上述の各実施形態に限定されるものではなく、その技術的範囲において様々な変形例が考えられる。
例えば、図15に示すように、可動仕切パネル5Bを床面に直接配置したパネルユニット2Bに適用してもよい。即ち、床面に配置された一対のパネル体11の間の空間に可動仕切パネル5Bを配置する構成としてもよい。
また、可動仕切パネル5は板状部材に限ることはなく、例えば、図16に示すパネルユニット2Cのように、可動仕切パネル5Cはパネル体11にて構成されてもよい。具体的には、可動仕切パネル5Cは、パネル体11と、パネル体11の溝25内であって連結プレート部32よりも溝25の底部21eから離間した側に挿入されたガイド部材70とガイド部材と一体に形成された目地部材71とから構成されてもよい。
ガイド部材70は、突条34と、側部プレート部31と、連結プレート部32とに囲まれた空間S1に保持されている。また、ガイド部材70は、空間S1の断面形状と略同形状となるように形成されており、固定部材30との摩擦力によって保持されている。
1 什器システム
2,2B,2C パネルユニット
5,5B,5C 可動仕切パネル
6 配線収容空間
7 閉塞カバー
11 パネル体
11A 第一パネル(パネル体)
11B 第二パネル(パネル体)
11s 外周端部
12 パネル基材(基材)
13 クッション材
13e,14e 外周端部
14 表皮材
15 芯材
15a 外周端面
16 貫通孔
16v 角部
17 凹部
18 ベースシート
20 フレーム
21A,21B,21C,21D 枠材
25 溝(凹溝)
30 固定部材
50 支持脚
50B 支持脚体
81 クランプアーム
80 支持脚部
82 サポート部
90 連結金具
100 デスク(什器)
102 天板

Claims (7)

  1. パネル状の基材、及び前記基材の外周縁部の少なくとも一部に沿って設けられ、前記基材の内方に向けて凹んだ凹溝を有した少なくとも二枚のパネル体と、
    前記凹溝どうしを対向させて互いに隣接配置された二枚の前記パネル体の間の間隙を塞ぐように一対の前記凹溝の間に保持され、前記凹溝に沿って移動可能とされた可動仕切パネルと、を有することを特徴とするパネルユニット。
  2. 前記可動仕切パネルは、前記凹溝に沿って上下方向に移動可能とされていることを特徴とする請求項1に記載のパネルユニット。
  3. 前記可動仕切パネルは、天板と、前記天板の下方に設けられた配線収容空間と、前記配線収容空間の上方を覆い、開閉自在とされた板状の閉塞カバーと、を有する什器の前記閉塞カバーの上方に設けられていることを特徴とする請求項2に記載のパネルユニット。
  4. 前記パネル体に設けられ、前記天板の縁部を板厚方向に挟持するクランプ部を有することを特徴とする請求項3に記載のパネルユニット。
  5. 前記パネル体は、前記基材の少なくとも一面側を覆い、前記基材の外周縁部で前記凹溝の内側に巻き込まれた表皮材を備えていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載のパネルユニット。
  6. 前記可動仕切パネルは、光透過性を有していることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載のパネルユニット。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のパネルユニットを有する什器システム。
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