JP2015184684A - 発電機試験設備管理システム - Google Patents
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Abstract
【課題】補機関連の流量、圧力、水位等の監視データと、被試験対象発電機の電圧、電流、回転数等の計測データとを、一元管理できる発電機試験設備管理システムを得る。【解決手段】被試験対象発電機を強制的に回転させながら、被試験対象発電機の計測データを収集する発電機試験設備管理システムであって、被試験対象発電機を駆動する電動機と、電動機を駆動する駆動装置と、発電機試験設備への電力の供給を入り切りする遮断器と、発電機試験設備へ供給される潤滑油、冷却水の流量、圧力、水位等を調整するとともに、流量、圧力、水位等を監視データとして出力する制御弁と、被試験対象発電機の電圧、電流、回転数等の何れかを計測し、計測データとして出力する計測機器と、駆動装置、遮断器、制御弁および計測機器に制御指令を送信するとともに、監視データおよび計測データを収集するインターフェイス装置と、を備えたものである。【選択図】図1
Description
この発明は、被試験対象発電機の軸を電動機と連結し、強制的に被試験対象発電機を回転させながら、電圧、電流、回転数等の計測データを収集する発電機試験設備管理システムに関する。
図2は、従来の発電機試験装置を示すブロック構成図である(例えば、特許文献1参照)。図2において、この発電機試験装置は、被試験対象発電機51を試験する装置である。また、この発電機試験装置は、電動機52、駆動装置53、駆動監視操作回路54、遮断器55、系統監視操作回路56、制御弁(潤滑油制御弁、冷却水制御弁)57、補機監視操作回路58、計測機器59、計測監視回路60を備えている。
電動機52は、被試験対象発電機51の軸と連結され、被試験対象発電機51を強制的に回転させる。駆動装置53は、電動機52を駆動する。駆動監視操作回路54は、駆動装置53を監視制御する。遮断器55は、試験装置への電力の供給を入り切りする。系統監視操作回路56は、遮断器55を操作する。
制御弁57は、試験装置に付帯し、試験装置へ供給される潤滑油、冷却水の流量、圧力、水位等を調整するとともに、流量、圧力、水位等を補機監視操作回路58に通知する。補機監視操作回路58は、制御弁57を監視操作するとともに、流量、圧力、水位等を監視する。計測機器59は、被試験対象発電機51の電圧、電流、回転数等を計測する。計測監視回路60は、計測機器59から収集した値を監視する。
しかしながら、従来技術には、以下のような課題がある。
従来の発電機試験装置は、上記のように構成されているので、各回路(駆動監視、系統監視、補機監視、計測監視)の連携がとれず、複数の試験作業員により監視操作を実行する必要があった。また、補機関連の流量、圧力、水位等の監視データと、被試験対象発電機の電圧、電流、回転数等の計測データとを、一元管理することができないという問題がある。
従来の発電機試験装置は、上記のように構成されているので、各回路(駆動監視、系統監視、補機監視、計測監視)の連携がとれず、複数の試験作業員により監視操作を実行する必要があった。また、補機関連の流量、圧力、水位等の監視データと、被試験対象発電機の電圧、電流、回転数等の計測データとを、一元管理することができないという問題がある。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、補機関連の流量、圧力、水位等の監視データと、被試験対象発電機の電圧、電流、回転数等の計測データとを、一元管理することができる発電機試験設備管理システムを得ることを目的とする。
この発明に係る発電機試験設備管理システムは、被試験対象発電機を強制的に回転させながら、被試験対象発電機の計測データを収集する発電機試験設備管理システムであって、被試験対象発電機を駆動する電動機と、電動機を駆動する駆動装置と、発電機試験設備への電力の供給を入り切りする遮断器と、発電機試験設備へ供給される潤滑油、冷却水の少なくとも流量、圧力、水位の何れかを調整するとともに、少なくとも流量、圧力、水位の何れかを監視データとして出力する制御弁と、被試験対象発電機の少なくとも電圧、電流、回転数の何れかを計測し、計測データとして出力する計測機器と、駆動装置、遮断器、制御弁および計測機器に制御指令を送信するとともに、監視データおよび計測データを収集するインターフェイス装置と、を備えたものである。
この発明に係る発電機試験設備管理システムによれば、インターフェイス装置は、発電機試験設備へ供給される潤滑油、冷却水の流量、圧力、水位等を出力する制御弁からの監視データと、被試験対象発電機の電圧、電流、回転数等を計測して出力する計測機器からの計測データとを収集する。
そのため、補機関連の流量、圧力、水位等の監視データと、被試験対象発電機の電圧、電流、回転数等の計測データとを、一元管理することができる。
そのため、補機関連の流量、圧力、水位等の監視データと、被試験対象発電機の電圧、電流、回転数等の計測データとを、一元管理することができる。
以下、この発明に係る発電機試験設備管理システムの好適な実施の形態につき図面を用いて説明するが、各図において同一、または相当する部分については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る発電機試験設備管理システムを示すブロック構成図である。図1において、この発電機試験設備管理システムは、被試験対象発電機1を試験するシステムである。また、この発電機試験設備管理システムは、電動機11、駆動装置12、遮断器13、制御弁(潤滑油制御弁、冷却水制御弁)14、計測機器15、インターフェイス装置16、試験監視制御用端末17、データベースサーバ18およびデータ参照用端末19を備えている。
図1は、この発明の実施の形態1に係る発電機試験設備管理システムを示すブロック構成図である。図1において、この発電機試験設備管理システムは、被試験対象発電機1を試験するシステムである。また、この発電機試験設備管理システムは、電動機11、駆動装置12、遮断器13、制御弁(潤滑油制御弁、冷却水制御弁)14、計測機器15、インターフェイス装置16、試験監視制御用端末17、データベースサーバ18およびデータ参照用端末19を備えている。
電動機11は、被試験対象発電機1の軸と連結され、被試験対象発電機1を強制的に回転させる。駆動装置12は、電動機11を駆動する。遮断器13は、発電機試験設備への電力の供給を入り切りする。制御弁14は、発電機試験設備に付帯し、発電機試験設備へ供給される潤滑油、冷却水の流量、圧力、水位等を調整するとともに、流量、圧力、水位等をインターフェイス装置16に通知する。計測機器15は、被試験対象発電機1の電圧、電流、回転数等を計測する。
インターフェイス装置16は、プログラマブルコントローラを有し、駆動装置12、遮断器13、制御弁14および計測機器15に接続されて制御指令を送信することにより、駆動監視操作機能、系統監視操作機能、補機監視操作機能および計測監視機能を実現する。すなわち、これらの各機能は、特許文献1の駆動監視操作回路54、系統監視操作回路56、補機監視操作回路58および計測監視回路60の機能にそれぞれ対応する。
試験監視制御用端末17は、インターフェイス装置16にネットワークケーブルで接続され、インターフェイス装置16内のプログラマブルコントローラと通信を行っており、試験作業員による操作入力や各設備の状態表示機能を有する。
データベースサーバ18は、インターフェイス装置16にネットワークケーブルで接続され、インターフェイス装置16内に収集される各種データを蓄積する機能を有する。データ参照用端末19は、データベースサーバ18にネットワークケーブルで接続され、蓄積された各種データを参照する機能を有する。
以下、上記構成の発電機試験設備管理システムの動作について説明する。
まず、試験監視制御用端末17から遮断器13の投入および制御弁14の調整を行う。試験監視制御用端末17で操作された投入信号および調整信号は、それぞれインターフェイス装置16内のプログラマブルコントローラに通知された後、信号処理される。インターフェイス装置16は、この信号に基づいて、系統監視操作機能、補機監視操作機能により、遮断器13で投入動作を実行し、制御弁14で調整動作を実行する。
まず、試験監視制御用端末17から遮断器13の投入および制御弁14の調整を行う。試験監視制御用端末17で操作された投入信号および調整信号は、それぞれインターフェイス装置16内のプログラマブルコントローラに通知された後、信号処理される。インターフェイス装置16は、この信号に基づいて、系統監視操作機能、補機監視操作機能により、遮断器13で投入動作を実行し、制御弁14で調整動作を実行する。
次に、試験監視制御用端末17から試験開始操作を行う。試験監視制御用端末17で操作された試験開始信号は、インターフェイス装置16内のプログラマブルコントローラに通知される。インターフェイス装置16は、この信号に基づいて、駆動監視操作機能により、駆動装置12に対して電動機11の駆動開始指令を出力する。
続いて、試験監視制御用端末17から計測開始操作を行う。試験監視制御用端末17で操作された計測開始信号は、インターフェイス装置16内のプログラマブルコントローラに通知される。インターフェイス装置16は、この信号に基づいて、計測監視機能により、計測機器15から入力される計測データや制御弁14から入力される監視データ、駆動装置12および遮断器13から出力される状態データの収集を開始する。
インターフェイス装置16は、収集した計測データ、監視データおよび状態データ(以下、「試験データ」と称する)を、ネットワークケーブルで接続されたデータベースサーバ18に送信し、データベースサーバ18に蓄積する。なお、インターフェイス装置16は、被試験対象発電機1の試験を実行している間、このデータ収集処理を継続する。
次に、試験監視制御用端末17から試験終了操作を行う。試験監視制御用端末17で操作された試験終了信号は、インターフェイス装置16内のプログラマブルコントローラに通知される。インターフェイス装置16は、この信号に基づいて、駆動監視操作機能により、駆動装置12に対して電動機11の駆動停止指令を出力する。また、インターフェイス装置16は、データ収集処理を停止する。
ここで、データベースサーバ18に収集された試験データは、ネットワークケーブルで接続されたデータ参照用端末19により、検索条件(試験実施日等)を指定することで、データベースサーバ18から抽出表示される。また、データ参照用端末19において、複数の試験データを比較参照することにより、特性解析を行うことができる。
このように、上記構成の発電機試験設備管理システムによれば、個別に独立していた各回路(駆動監視、系統監視、補機監視、計測監視)をネットワークで接続したインターフェイス装置16により1箇所に集約するように構成したので、1名の試験作業員による運転操作が可能となる。また、インターフェイス装置16に被試験対象発電機1の試験手順をパターン化することにより、一連の被試験対象発電機1の試験を、全て自動で実施することができる。
また、データベースサーバ18に試験データ(計測データ、監視データおよび状態データ)を集約して一元管理し、この試験データを参照可能とすることにより、過去の試験データとの比較検討や、特性解析を容易に実行することができる。すなわち、発電機試験設備において、試験作業員の作業性を向上させ、過去に実施した試験データとの比較を容易にすることができる。
以上のように、実施の形態1によれば、インターフェイス装置は、発電機試験設備へ供給される潤滑油、冷却水の流量、圧力、水位等を出力する制御弁からの監視データと、被試験対象発電機の電圧、電流、回転数等を計測して出力する計測機器からの計測データとを収集する。
そのため、補機関連の流量、圧力、水位等の監視データと、被試験対象発電機の電圧、電流、回転数等の計測データとを、一元管理することができる。
そのため、補機関連の流量、圧力、水位等の監視データと、被試験対象発電機の電圧、電流、回転数等の計測データとを、一元管理することができる。
1 被試験対象発電機、11 電動機、12 駆動装置、13 遮断器、14 制御弁、15 計測機器、16 インターフェイス装置、17 試験監視制御用端末、18 データベースサーバ、19 データ参照用端末。
Claims (4)
- 被試験対象発電機を強制的に回転させながら、前記被試験対象発電機の計測データを収集する発電機試験設備管理システムであって、
前記被試験対象発電機を駆動する電動機と、
前記電動機を駆動する駆動装置と、
発電機試験設備への電力の供給を入り切りする遮断器と、
発電機試験設備へ供給される潤滑油、冷却水の少なくとも流量、圧力、水位の何れかを調整するとともに、前記少なくとも流量、圧力、水位の何れかを監視データとして出力する制御弁と、
前記被試験対象発電機の少なくとも電圧、電流、回転数の何れかを計測し、計測データとして出力する計測機器と、
前記駆動装置、前記遮断器、前記制御弁および前記計測機器に制御指令を送信するとともに、前記監視データおよび前記計測データを収集するインターフェイス装置と、
を備えた発電機試験設備管理システム。 - 前記インターフェイス装置が収集した前記監視データおよび前記計測データを蓄積するデータベースサーバをさらに備えた
請求項1に記載の発電機試験設備管理システム。 - 前記データベースサーバに蓄積された前記監視データおよび前記計測データを参照するデータ参照用端末をさらに備えた
請求項1または請求項2に記載の発電機試験設備管理システム。 - 前記インターフェイス装置は、前記被試験対象発電機の試験手順をパターン化することにより、前記被試験対象発電機の試験を自動で実施する
請求項1から請求項3までの何れか1項に記載の発電機試験設備管理システム。
Priority Applications (1)
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JP2014057514A JP2015184684A (ja) | 2014-03-20 | 2014-03-20 | 発電機試験設備管理システム |
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CN109062174A (zh) * | 2018-06-05 | 2018-12-21 | 同济大学 | 一种增程式混合动力***性能测试台架*** |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH10307602A (ja) * | 1997-05-02 | 1998-11-17 | Mitsubishi Electric Corp | 電力系統集中監視制御システム |
JP2000088932A (ja) * | 1998-09-11 | 2000-03-31 | Toshin Denki Kk | 発電機,発電機制御盤の可搬用監視装置 |
JP2005147882A (ja) * | 2003-11-17 | 2005-06-09 | Shinko Electric Co Ltd | 試験装置 |
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2014
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