JP2015184396A - レンズアレイ製造装置及びレンズアレイ製造方法 - Google Patents

レンズアレイ製造装置及びレンズアレイ製造方法 Download PDF

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Susumu Yasuda
晋 安田
清水 敬司
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Abstract

【課題】レンズとなる液体樹脂内に異物が混入することを抑制するようにしたレンズアレイ製造装置を提供する。
【解決手段】レンズアレイ製造装置の形成手段は、基板に隔壁を形成し、除去手段は、前記隔壁間における異物を除去し、吐出塗布手段は、前記除去手段によって異物が除去された後に、前記隔壁間にレンズとなる液体樹脂を吐出又は塗布する。
【選択図】図1

Description

本発明は、レンズアレイ製造装置及びレンズアレイ製造方法に関する。
特許文献1には、予め定めた方向に異方性を有するレンズを製造することができる、レンズ製造装置を提供することを課題とし、加工対象物の表面に切り込みを入れて凹凸部を形成する凹凸形成手段と、加工対象物の表面上にレンズ用樹脂を供給する樹脂供給手段と、供給されたレンズ用樹脂を硬化させる樹脂硬化手段と、凹凸形成手段、樹脂供給手段及び樹脂硬化手段の各々を加工対象物に対して相対移動する移動手段と、予め定めた方向に延びる凹凸部を形成し、隣接する凹凸部間にレンズ用樹脂を供給し、供給されたレンズ用樹脂を硬化させるように、凹凸形成手段、樹脂供給手段、樹脂硬化手段及び移動手段を駆動制御する制御手段と、を有することが開示されている。
特許文献2には、異物による半田付け不良をなくすことを課題とし、チップ部品や抵抗部品がセットされる基板を搬送する搬送コンベヤと、自動半田付け装置と、搬送コンベヤの搬出端と自動半田付け装置の開口部との間に設けられたサブコンベヤとを備え、サブコンベヤの下方にエア吹出孔を有するエアノズルを配置し、エアノズルのエア吹出孔は基板のパターン面に指向していることが開示されている。
特開2013−125044号公報 特開平05−308183号公報
本発明は、レンズとなる液体樹脂内に異物が混入することを抑制するようにしたレンズアレイ製造装置及びレンズアレイ製造方法を提供することを目的としている。
かかる目的を達成するための本発明の要旨とするところは、次の各項の発明に存する。
請求項1の発明は、基板に隔壁を形成する形成手段と、前記隔壁間における異物を除去する除去手段と、前記除去手段によって異物が除去された後に、前記隔壁間にレンズとなる液体樹脂を吐出又は塗布する吐出塗布手段を具備することを特徴とするレンズアレイ製造装置である。
請求項2の発明は、前記除去手段、前記形成手段、前記吐出塗布手段の順番に並べて配置したことを特徴とする請求項1に記載のレンズアレイ製造装置である。
請求項3の発明は、前記除去手段は、風によって異物を除去し、前記吐出塗布手段を前記除去手段による風から防ぐ防風手段をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズアレイ製造装置である。
請求項4の発明は、前記防風手段は、前記形成手段と前記吐出塗布手段の間に配置したことを特徴とする請求項3に記載のレンズアレイ製造装置である。
請求項5の発明は、前記形成手段、前記除去手段、前記吐出塗布手段の順番に並べて配置したことを特徴とする請求項1に記載のレンズアレイ製造装置である。
請求項6の発明は、前記除去手段は、風によって異物を除去し、前記除去手段と前記吐出塗布手段の間に配置されており、該吐出塗布手段を該除去手段による風から防ぐ防風手段をさらに具備することを特徴とする請求項5に記載のレンズアレイ製造装置である。
請求項7の発明は、前記防風手段は、平面形状の壁又は前記吐出塗布手段を囲む形状の壁であることを特徴とする請求項3、4、6に記載のレンズアレイ製造装置である。
請求項8の発明は、前記形成手段によって隔壁を形成する溝における異物を除去する第2の除去手段をさらに具備することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のレンズアレイ製造装置である。
請求項9の発明は、複数の前記形成手段、前記除去手段、前記吐出塗布手段を有することを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のレンズアレイ製造装置である。
請求項10の発明は、前記除去手段は、風を吹き付ける又は風を吸引することによって、異物を除去することを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のレンズアレイ製造装置である。
請求項11の発明は、前記基板と前記防風手段との間の距離は、前記隔壁の高さ以上であって、レンズ高さ以下であることを特徴とする請求項3、4、6、7、これらの請求項に従属する請求項8から10のいずれか一項に記載のレンズアレイ製造装置である。
請求項12の発明は、基板に隔壁を形成する形成ステップと、前記隔壁間における異物を除去する除去ステップと、前記除去ステップによって異物が除去された後に、前記隔壁間にレンズとなる液体樹脂を吐出又は塗布する吐出塗布ステップを具備することを特徴とするレンズアレイ製造方法である。
請求項1のレンズアレイ製造装置によれば、レンズとなる液体樹脂内に異物が混入することを抑制することができる。
請求項2のレンズアレイ製造装置によれば、異物を除去した後に隔壁を形成することができる。
請求項3のレンズアレイ製造装置によれば、吐出塗布手段を除去手段による風から防ぐことができる。
請求項4のレンズアレイ製造装置によれば、吐出塗布手段を除去手段による風から防ぐことができる。
請求項5のレンズアレイ製造装置によれば、隔壁を形成した後に異物を除去することができる。
請求項6のレンズアレイ製造装置によれば、異物を除去した後に液体樹脂を吐出又は塗布することができる。
請求項7のレンズアレイ製造装置によれば、吐出塗布手段を除去手段による風から防ぐことができる。
請求項8のレンズアレイ製造装置によれば、隔壁を形成する溝における異物を除去することができる。
請求項9のレンズアレイ製造装置によれば、複数のレンズを生成することができる。
請求項10のレンズアレイ製造装置によれば、風を吹き付ける又は風を吸引することによって、異物を除去することができる。
請求項11のレンズアレイ製造装置によれば、防風手段によって隔壁を破壊せずに、吐出塗布手段を除去手段による風から防ぐことができる。
請求項12のレンズアレイ製造方法によれば、レンズとなる液体樹脂内に異物が混入することを抑制することができる。
第1の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。 第2の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。 基板と風バリアとの間の距離を決定するためのレンズの例を示す説明図である。 第3の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。 第4の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。 第5の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。 第6の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。 第7の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。 第8の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。 隔壁を形成して、レンズアレイを製造する方法の例を示す説明図である。 曲率制御の例を示す説明図である。
まず、本実施の形態を説明する前に、その前提となる技術について説明する。なお、この説明は、本実施の形態の理解を容易にすることを目的とするものである。
レンズアレイとは、正立像あるいは倒立像を形成する要素レンズ(レンズエレメント)を複数並列的に配列し、像を重ね合わせて全体で1個の連続像を形成する光学系であり、半円柱のレンズを並べたレンチキュラーレンズ、シリンドリカルレンズ等を含む。例えば、3次元画像(3Dともいう)を表現すること、視線を換えることによって複数の画像を表示すること(チェンジングともいう)ができる。
レンズアレイの作製方法として、隔壁ピン止め方法がある。図10、図11の例を用いて、隔壁ピン止め方法、そして、その隔壁ピン止め方法によるレンズ幅、曲率制御について説明する。
図10は、隔壁を形成して、レンズアレイを製造する方法(隔壁ピン止め方法の原理)の一例を示す説明図である。ここでは、説明を簡単にするために、基板100(例えば、樹脂基板)に対して1つの刃110で隔壁を形成し、1つの樹脂滴下装置1440で樹脂を滴下している。
図10(a1)に例示するように、基板100に対して刃110で切削させる走査を行って溝1032を形成し(基板100に溝1032の切り込みを入れ)、溝1032の両端に隔壁1032a、隔壁1032bを形成する。図10(a2)の例は、刃110が基板100に切り込みを入れた場面の断面を示したものである。
次に、図10(b)に例示するように、刃110をピッチ1430の距離だけ移動させ、切り込みを入れ(溝1034、溝1036)、隔壁1034a、1034b、1036a、1036b等を形成する。ピッチ1430は、隔壁間の距離であり、レンズ幅となる。つまり、ピッチ1430を制御することによって、レンズ幅を制御する。
図10(c)に例示するように、隔壁間(例えば、隔壁1032bと隔壁1034aの間)に、樹脂滴下装置1440によってUV硬化樹脂1062等を吐出(Ejection)する。樹脂の吐出量により曲率制御をする。液状の樹脂として、例えば、UV(UltraViolet radiation)硬化樹脂であるNOA65(Norland Products社製)等がある。なお、UV硬化樹脂とは、紫外線の光エネルギーに反応して液体から固体に化学的に変化する合成樹脂である。また、熱溶融させた高分子(熱可塑性樹脂)であってもよい。
図10(d)に例示するように、図10(c)の例のように吐出又は塗布された液状の樹脂を硬化させることによってレンズを形成する。具体的には、UV硬化樹脂であれば、UV光源1190のUV光照射により硬化させる。熱溶融させた熱可塑性樹脂を用いる場合は、冷却することにより硬化させる。もちろんのことながら、液状の樹脂は硬化させた状態で透明である。
図11は、曲率制御(屈曲面によるピン止め効果)の例を示す説明図である。図11(a)の例に示すように、板状の平らな表面(基板100)にある液体(UV硬化樹脂1062等)の液体界面の接触角をθとする。図11(b)の例に示すように、板状の角(平面となす角の角度α)に液体がある場合は、ピッチ制御によって「接触角>θ+α」を満たすまで移動できない。したがって、基板100の隔壁頂点部の役割として、接触角はθからθ+αまでの任意の角度をとれることとなり、液滴の量により曲率制御を行うことができる(例えば、「J.F.Oliver et al, J.Colloids and interface Sci,59,568(1977)」を参照)。
つまり、この隔壁ピン止め方法は、基板を鋭利な刃で引っ掻くことで隔壁を形成し、その隔壁のピン止め効果により流動性樹脂の流動を抑制する。したがって、所望のレンズピッチで隔壁を形成することで、レンズピッチを規定できる。さらに、その隔壁間に流動性樹脂を吐出することで所望の形状のレンズを形成できる。レンズの曲率(焦点距離)は吐出する流動性樹脂の体積で制御する。
しかしながら、このレンズ作製方法は、流動性樹脂の表面張力を利用していることから、基板面に吸着した異物(以下、ダストという)があると、レンズ形状の歪みや散乱が生じて、光学特性が劣化してしまう。また、ダストの大きさや基板面の位置によっては、流動性樹脂が隔壁を乗り越えて、ピン止め効果を阻害する可能性もある。このようなダストは、空気中の浮遊物であったり、基板やレンズアレイ製造装置から発生する可能性もある。いずれにせよ、作製するレンズアレイの信頼性を高めるには、基板へのダストの付着を避けることが望ましい。
以下、図面に基づき本発明を実現するにあたっての好適な各種の実施の形態の例を説明する。
以下に説明する実施の形態では、基板100に隔壁を形成する刃110と、液体樹脂を吐出する樹脂吐出ノズル130と、ダストを除去するエアブロー120とを近接配置(一体化)させる。前述の隔壁ピン止め方法では、基板100全面に隔壁を形成した後に、液体樹脂を吐出することを行っていたが、刃110と樹脂吐出ノズル130とエアブロー120を一体化させることによって、隔壁を形成しながら液体樹脂を吐出することを行う。
<第1の実施の形態>
第1の実施の形態のレンズアレイ製造装置は、図1の例に示すように、基板に隔壁を形成する形成部の一例である刃110と、その形成部によって形成された隔壁間における異物を除去する除去部の一例であるエアブロー120と、その除去部によって異物が除去された後に、隔壁間にレンズとなる液体樹脂を吐出又は塗布する吐出塗布部の一例である樹脂吐出ノズル130を具備している。また、刃110によって、基板100に隔壁を形成する形成ステップが行われ、エアブロー120によって、隔壁間における異物を除去する除去ステップが行われ、樹脂吐出ノズル130によって、前記除去ステップによって異物が除去された後に、前記隔壁間にレンズとなる液体樹脂を吐出又は塗布する吐出塗布ステップが行われる。
刃110、樹脂吐出ノズル130は、前述した隔壁ピン止め方法におけるものと同等の処理を行う。
エアブロー120は、風を吹き付けるブローによりダストを基板100(特に、レンズを形成する場所である隔壁間)から除去する。さらに、ブローで飛散したダストを集塵(付着や吸引など)する装置を付加してもよい。
図1は、第1の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。図1(a)の例は、基板100、刃110、エアブロー120の位置関係を正面から見た図である。エアブロー120は、基板100に形成された隔壁間にあるダストを吹き飛ばすように、刃110の隣(正面から見た場合の隣)に配置されている。
図1(b)の例は、基板100、樹脂吐出ノズル130、刃110、エアブロー120の位置関係を側面から見た図であり、移動方向180は基板100を右から左に移動させるものとした場合である。したがって、隔壁は左から右方向に形成される。なお、基板100を移動させるのではなく、一体となった樹脂吐出ノズル130、刃110、エアブロー120を移動方向180とは逆方向に移動させてもよいし、両者を互いに逆方向に移動させてもよい。つまり、エアブロー120によってダストを除去した後に、樹脂吐出ノズル130によってレンズを形成するのであれば、移動主体、移動方向は問わない。以下の実施の形態についても同様である。
側面から見た場合、エアブロー120、刃110、樹脂吐出ノズル130の順番に並べて配置している。樹脂吐出ノズル130が吐出又は塗布する液体樹脂に対する風の影響を低減させるために、エアブロー120(特に吹き出し口)と樹脂吐出ノズル130(特に樹脂出口)とが離れた状態になるように配置している。
さらに、エアブロー120の吹き出し方向を前方(吐出ノズルから離れる方向)に向けることが望ましい。
<第2の実施の形態>
図2は、第2の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。なお、第1の実施の形態と同種の部位には同一符号を付し重複した説明を省略する(以下、同様)。
図2(a)の例は、基板100、刃110、エアブロー120、風バリア240の位置関係を正面から見た図である。図2(b)の例は、基板100、樹脂吐出ノズル130、風バリア240、刃110、エアブロー120の位置関係を側面から見た図である。側面から見た場合、エアブロー120、刃110、風バリア240、樹脂吐出ノズル130の順番に並べて配置している。つまり、風バリア240は、刃110と樹脂吐出ノズル130の間に配置されている。風バリア240は、樹脂吐出ノズル130をエアブロー120による風から防ぐ。つまり、エアブロー120による風により、樹脂吐出ノズル130から吐出又は塗布される液体樹脂の位置が影響を受けないように、空気の流れを遮断する風バリア240を具備したものである。
ここでの風バリア240は、平面形状の壁である。
基板100と風バリア240との間の距離は、隔壁の高さ以上であって、レンズ高さ以下であることが望ましい。図2(a)の例に示す、隔壁の頂点から風バリア240の下辺までのギャップ290について説明する。図3は、基板100と風バリア240との間の距離を決定するためのレンズの例を示す説明図である。刃110によって溝340、溝342が形成され、その両側にそれぞれ隔壁340aと隔壁340b、隔壁342aと隔壁342bが形成される。そして、隔壁340bと隔壁342aとの間に液体樹脂を吐出又は塗布してレンズ300を形成する。サグ310は、基板100からレンズ300の頂点までの距離を示している。レンズサイズ320は、隔壁340b(隔壁342b)の頂点からレンズ300の頂点までの距離である。ギャップ290は、レンズサイズ320以下が望ましい。
また、風バリア240の幅(図2(a)における幅)は、溝間隔以下の長さであることが望ましい。基板100と風バリア240との間の距離をレンズ高さ以下とした場合、溝間隔よりも長いと隣接するレンズを破壊してしまう可能性があるからである。
<第3の実施の形態>
図4は、第3の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。図4に示す例は、図1に示す例における刃110とエアブロー120の前後の位置関係を逆にしたものである。
図4(a)の例は、基板100、刃110、エアブロー120の位置関係を正面から見た図である。
図4(b)の例は、基板100、樹脂吐出ノズル130、エアブロー120、刃110の位置関係を側面から見た図であり、移動方向180は基板100を右から左に移動させるものとした場合である。側面から見た場合、刃110、エアブロー120、樹脂吐出ノズル130の順番に並べて配置している。刃110によって発生するダストを除去するために、刃110の後ろにエアブロー120を配置している。
<第4の実施の形態>
図5は、第4の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。図5に示す例は、図2に示す例における刃110とエアブロー120の前後の位置関係を逆にしたものである。また、図4に示す例における樹脂吐出ノズル130とエアブロー120の間に風バリア240を配置したものである。
図5(a)の例は、基板100、刃110、エアブロー120、風バリア240の位置関係を正面から見た図である。図5(b)の例は、基板100、樹脂吐出ノズル130、風バリア240、エアブロー120、刃110の位置関係を側面から見た図である。側面から見た場合、刃110、エアブロー120、風バリア240、樹脂吐出ノズル130の順番に並べて配置している。つまり、風バリア240は、エアブロー120と樹脂吐出ノズル130の間に配置されている。風バリア240は、樹脂吐出ノズル130をエアブロー120による風から防ぐ。つまり、エアブロー120による風により、樹脂吐出ノズル130から吐出又は塗布される液体樹脂の位置が影響を受けないように、空気の流れを遮断する風バリア240を具備したものである。
<第5の実施の形態>
図6は、第5の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。図6に示す例は、図5に示す例における風バリア240を風バリア640にしたものである。風バリア640は、樹脂吐出ノズル130を囲む形状の壁である。この形状として、例えば、矩形形状、矩形の1辺が欠けた形状(コの字形状)、筒形状、図6(c)の例に示すような円弧形状等がある。平面形状よりも風の影響を低減させるものである。
図6(a)の例は、基板100、刃110、エアブロー120、風バリア640の位置関係を正面から見た図である。図6(b)の例は、基板100、樹脂吐出ノズル130、風バリア640、エアブロー120、刃110の位置関係を側面から見た図である。側面から見た場合、刃110、エアブロー120、風バリア640、樹脂吐出ノズル130の順番に並べて配置している。つまり、風バリア640は、エアブロー120と樹脂吐出ノズル130の間に配置されている。風バリア640は、樹脂吐出ノズル130をエアブロー120による風から防ぐ。つまり、エアブロー120による風により、樹脂吐出ノズル130から吐出又は塗布される液体樹脂の位置が影響を受けないように、空気の流れを遮断する風バリア640を具備したものである。図6(c)の例は、樹脂吐出ノズル130、風バリア640、エアブロー120、刃110の位置関係を上面から見た図である。風バリア640は、樹脂吐出ノズル130を囲むような形状であり、少なくともエアブロー120との間に壁を形成している。なお、エアブロー120は、主に隔壁間のダストを除去するために、刃110より上方向に配置されており、樹脂吐出ノズル130とエアブロー120は互いに隔壁間の上にあるため、直線状に配置されている。
また、もちろんのことながら、図3に示す例における風バリア240を風バリア640にしてもよい。
<第6の実施の形態>
図7は、第6の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。図7に示す例は、図6に示す例にエアブロー720を付加したものである。つまり、エアブロー720は、刃110によって隔壁を形成する溝における異物を除去する。隔壁間だけでなく、溝における異物についても除去対象としたものである。また、刃110の後ではなく、刃110の前にエアブロー720を配置してもよいし、刃110の前と後の両方にエアブロー720を2つ配置するようにしてもよい。
また、もちろんのことながら、図1から図5に示す例において、刃110の後、前、前と後の両方のいずれかにエアブロー720を配置するようにしてもよい。
<第7の実施の形態>
図8は、第7の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。図8に示す例は、図2、図5に示す例を複数(マルチヘッド、アレイ)化したものである。つまり、それぞれ複数の刃110(図8の例では刃810a等)、エアブロー120(図8の例ではエアブローノズル820a等)、樹脂吐出ノズル130があり、1つの風バリア840がある。
なお、第7の実施の形態における風バリア840の幅は、前述のシングルヘッドの場合と同様に、風バリア840の幅Bは1スキャンで作製可能なレンズ幅以下(B≦NΛ)にする。
風バリア840の幅Bは、マルチヘッドの両端の溝間隔(図8の例では、刃810aと刃810dによって生成される溝間隔)と同じであることが望ましい(B=NΛ)。これより大きいと、既に作成された隣接するレンズに接触してしまうからである。なお、前述の式において、溝の周期はΛであり、樹脂ノズル数はNであり、風バリアの幅はBである。
もちろんのことながら、図1、図4に示す例を複数化してもよい。また、図6、図7に示す例を複数化してもよい。この場合、風バリア640も複数化する。
<第8の実施の形態>
図9は、第8の実施の形態における各構成の配置例を示す説明図である。第8の実施の形態は、図5の例に示す第4の実施の形態のエアブロー120を吸引ノズル920にしたものである。他の実施の形態(第1〜3の実施の形態、第5〜7の実施の形態)におけるエアブロー120を吸引ノズル920にしてもよい。吸引ノズル920は、風を吸引することによって、基板100(特に隔壁間)からダストを除去する。エアブロー120に比べてダストの飛散を低減できるため、集塵しやすい。
なお、ダストを除去する方法として、(A)エアブロー120によるブロー、(B)吸引ノズル920による吸引以外に、以下の方法を採用してもよい。
(C)ブラシや粘着シート等を用いた付着除去を用いてもよい。エアブロー120によるブロー、吸引ノズル920による吸引では除去できない付着力の強いダストを除去する。例えば、ローラー状の粘着テープを用いる。また、粘着シート等は、エアブロー120によるブローにより飛散したダストの回収(集塵)にも利用可能である。
(D)静電除去(イオナイザー)を用いてもよい。ダストと基板100との静電的な付着力を低減する。エアブロー120によるブロー、吸引ノズル920による吸引と併用して、ダストを除去しやすくする。
また、(A)と(C)の組み合わせ、(A)と(D)の組み合わせ、(A)と(C)と(D)の組み合わせ、(B)と(C)の組み合わせ、(B)と(D)の組み合わせ、(B)と(C)と(D)の組み合わせ、(C)と(D)の組み合わせとしてもよい。
なお、前述の実施の形態では、樹脂吐出ノズル130、刃110、エアブロー120(吸引ノズル920)、又は風バリア240を近接配置する例を示したが、さらに、露光装置であるUV光源1190を含めて近接配置するようにしてもよい。
上述した実施の形態は、本発明の実施の形態の一部である。ただし、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施可能である。
100…基板
110…刃
120…エアブロー
130…樹脂吐出ノズル
180…移動方向
240…風バリア
290…ギャップ
300…レンズ
310…サグ
320…レンズサイズ
340…溝
340a…隔壁
340b…隔壁
640…風バリア
720…エアブロー
810…刃
820…エアブローノズル
840…風バリア
920…吸引ノズル
1190…UV光源

Claims (12)

  1. 基板に隔壁を形成する形成手段と、
    前記隔壁間における異物を除去する除去手段と、
    前記除去手段によって異物が除去された後に、前記隔壁間にレンズとなる液体樹脂を吐出又は塗布する吐出塗布手段
    を具備することを特徴とするレンズアレイ製造装置。
  2. 前記除去手段、前記形成手段、前記吐出塗布手段の順番に並べて配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズアレイ製造装置。
  3. 前記除去手段は、風によって異物を除去し、
    前記吐出塗布手段を前記除去手段による風から防ぐ防風手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズアレイ製造装置。
  4. 前記防風手段は、前記形成手段と前記吐出塗布手段の間に配置した
    ことを特徴とする請求項3に記載のレンズアレイ製造装置。
  5. 前記形成手段、前記除去手段、前記吐出塗布手段の順番に並べて配置した
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズアレイ製造装置。
  6. 前記除去手段は、風によって異物を除去し、
    前記除去手段と前記吐出塗布手段の間に配置されており、該吐出塗布手段を該除去手段による風から防ぐ防風手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項5に記載のレンズアレイ製造装置。
  7. 前記防風手段は、平面形状の壁又は前記吐出塗布手段を囲む形状の壁である
    ことを特徴とする請求項3、4、6に記載のレンズアレイ製造装置。
  8. 前記形成手段によって隔壁を形成する溝における異物を除去する第2の除去手段
    をさらに具備することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載のレンズアレイ製造装置。
  9. 複数の前記形成手段、前記除去手段、前記吐出塗布手段を有する
    ことを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載のレンズアレイ製造装置。
  10. 前記除去手段は、風を吹き付ける又は風を吸引することによって、異物を除去する
    ことを特徴とする請求項1から9のいずれか一項に記載のレンズアレイ製造装置。
  11. 前記基板と前記防風手段との間の距離は、前記隔壁の高さ以上であって、レンズ高さ以下である
    ことを特徴とする請求項3、4、6、7、これらの請求項に従属する請求項8から10のいずれか一項に記載のレンズアレイ製造装置。
  12. 基板に隔壁を形成する形成ステップと、
    前記隔壁間における異物を除去する除去ステップと、
    前記除去ステップによって異物が除去された後に、前記隔壁間にレンズとなる液体樹脂を吐出又は塗布する吐出塗布ステップ
    を具備することを特徴とするレンズアレイ製造方法。
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