JP2015179227A - 投写型表示装置 - Google Patents

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中野 勇三
Yuzo Nakano
勇三 中野
公人 西川
Kimito Nishikawa
公人 西川
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Abstract

【課題】光源を容易に交換することが可能な投写型表示装置を提供する。【解決手段】投写型表示装置1000に対し着脱自在に構成される光源4は、光源用筐体16と冷却機構20との間に設けられる。冷却機構20は、光源用筐体16と冷却機構20との間の空間SP1のサイズを調整自在なように、光源用筐体16に取り付けられる。【選択図】図8

Description

本発明は、光源が出射する光を利用して映像光を投写する投写型表示装置に関する。
従来から、映像を構成する映像光をスクリーンに投写する投写型表示装置が存在する。具体的には、投写型表示装置は、画像信号に基づいて、各光源が出射する照明光を変調する。そして、投写型表示装置は、変調された各照明光を合成した合成光をスクリーンに投写する。これにより、スクリーンに映像が表示される。
近年、投写型表示装置の小型化および低消費電力化、投写型表示装置の光源の長寿命化等の要求が高まっている。そこで、投写型表示装置の光源として、従来の放電ランプの代わりに、LED(Light Emitting Diode)が使われるようになってきている。
投写型表示装置は、例えば、3原色を構成する赤色光、緑色光および青色光をそれぞれ出射する3個のLEDからなる光源が出射する照明光を、ダイクロイックミラーまたはダイクロイックプリズム等によって合成する。そして、投写型表示装置では、当該合成により得られた光が、インテグレータ素子を介して、DMD(Digital Micromirror Device)等の画像表示素子に照射される。投写型表示装置は、照射された光を画像表示素子によって映像光に変調して、カラー映像をスクリーンに投写する。
このような投写型表示装置(たとえば、プロジェクタ)は、高輝度の光を出射可能な光源を備える必要がある。そこで、当該光源に使用されるLEDの発光光量(輝度)を上げるために、LEDに供給される電流を大きくする必要がある。しかしながら、大電流をLEDに流した場合、LEDの発熱が大きくなるという問題がある。半導体デバイスとしてのLEDは発熱に弱い。また、LEDは、発熱の量の大きさによっては、当該LEDの特性が劣化し、当該LEDが破損することがある。そのため、光源(LED)を冷却する技術が重要である。
特許文献1には、空冷方式により、光源を冷却するための技術(以下、関連技術Aともいう)が開示されている。具体的には、関連技術Aでは、冷却ファンが発する風により光源を冷却する。
また、特許文献2には、空冷方式より冷却能力が高い水冷方式により、光源を冷却するための技術(以下、関連技術Bともいう)が開示されている。具体的には、関連技術Bでは、液体を利用して光源を冷却する。
特開2008−089917号公報 特許第5092525号公報
従来の放電ランプに比べ、光源としてのLEDの寿命は長くなっている。LED自体の寿命は、一般的に、約10万時間である。また、光源としてのLEDの寿命は、一般的に、4万から5万時間である。ここで、光源としてのLEDの寿命とは、当該LEDが出射する光の輝度が、初期の輝度の約1/2になるまでの時間である。
投写型表示装置の光源には、一般的に、高輝度用LEDが使用される。高輝度用LEDは、一般的なLEDよりも、大電流が供給される。これにより、高輝度用LEDは、高輝度の光を出射する。しかしながら、大電流が供給される高輝度用LEDは、一般的なLEDよりも寿命が短い。そのため、投写型表示装置を構成している、光学部品、電気部品、構造部品よりも、光源であるLEDの寿命が短くなることがある。
したがって、放電ランプと同様に、LEDを新たなLEDと交換する交換作業が必要となる。例えば、LEDの寿命を考慮した場合、定期的な交換作業が必要となる。また、LEDの故障を考慮した場合、故障による交換作業が必要となる。
一例として、24時間監視用に連続使用され、且つ、10年以上使用される投写型表示装置では、光源であるLEDの寿命を考慮して、LEDの定期交換が必要となる。
ここで、一例として、光合成部と冷却機構とが一体となった光源ユニットを有する従来の投写型表示装置(以下、投写型表示装置Nともいう)のLEDの交換について考える。当該光合成部は、LEDから出射される光を合成する部分である。当該冷却機構は、LEDを冷却する機構である。
投写型表示装置Nでは、光源ユニットの所定の位置にLEDが装着されている。また、投写型表示装置Nでは、当該LEDを覆うように、冷却機構が設けられている。そのため、投写型表示装置Nでは、光源ユニットのLEDを交換する場合、光源ユニットから冷却機構が取り外されたあとで、光源ユニットからLEDが取り出される。
次に、交換用LEDを光源ユニットの所定の位置に装着したのち、冷却機構を光源ユニットに取付ける。すなわち、交換用LEDを、光源ユニットの所定の位置に取付け、当該交換用LEDを固定した後、更に、冷却機構を光源ユニットに取付ける必要がある。そのため、光源ユニットからLEDを取り出す時よりも、光源ユニットへの交換用LEDの取付けは困難である。
以上により、投写型表示装置Nにおける、光源としてのLEDの交換は、非常に手間がかかる。そのため、投写型表示装置Nにおける、光源としてのLEDの交換作業は、非常に時間がかかるという問題がある。なお、関連技術A,Bには、上記問題を解決する技術は開示されていない。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、光源を容易に交換することが可能な投写型表示装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一態様に係る投写型表示装置は、前記投写型表示装置に対し着脱自在に構成される光源と、前記光源が出射する光を伝搬させるための光学系を収容する光源用筐体と、前記光源を冷却するための冷却機構と、を備え、前記光源は、前記光源用筐体と前記冷却機構との間に設けられ、前記冷却機構は、前記光源用筐体と当該冷却機構との間の空間のサイズを調整自在なように、当該光源用筐体に取り付けられる。
本発明によれば、前記投写型表示装置に対し着脱自在に構成される前記光源は、前記光源用筐体と前記冷却機構との間に設けられる。前記冷却機構は、前記光源用筐体と当該冷却機構との間の空間のサイズを調整自在なように、当該光源用筐体に取り付けられる。
これにより、前記光源用筐体と該冷却機構との間の空間のサイズを大きくすることにより、光源を容易に交換することができる。
本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置の光学系の構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る光源ユニットの概略構成を示す図である。 本発明の実施の形態1に係る光源ユニットの全体構成を示す図である。 発光ユニットの構成を示す図である。 冷却装置の構成を説明するための図である。 冷却装置の背面側を示す斜視図である。 光源用筐体の斜視図である。 冷却機構の非固定部が移動自在な状態を示す図である。 発光ユニットが冷却機構に取り付けられた状態を示す図である。 冷却機構を光源用筐体に固定するための構成を示す図である。 冷却機構の移動自在部を移動させた状態を示す図である。 冷却機構が光源用筐体に取り付けられた状態を示す図である。 クランプの構成を説明するための分解斜視図である。 クランプの一部の断面図である。 回転後のクランプの状態を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置の一部である光源ユニットを示す図である。 変形例Aに係る冷却装置の構成を示す図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、同一の構成要素には同一の符号を付してある。それらの名称および機能も同じである。したがって、それらについての詳細な説明を省略する場合がある。
なお、実施の形態において例示される各構成要素の寸法、材質、形状、それらの相対配置などは、本発明が適用される装置の構成や各種条件により適宜変更されるものであり、本発明はそれらの例示に限定されるものではない。また、各図における各構成要素の寸法は、実際の寸法と異なる場合がある。
<実施の形態1>
図1は、本発明の実施の形態1に係る投写型表示装置1000の光学系の構成を示す図である。図1を参照して、投写型表示装置1000は、照明光学系120と、投写光学系130とを備える。
照明光学系120は、詳細は後述するが、光源を有する。投写光学系130は、照明光学系120から出射される照明光を利用して、映像を構成する映像光を生成する。また、投写光学系130は、映像光を、スクリーン(図示せず)に投写する。
照明光学系120の方式には、光源の配置の異なる様々な配置方式が存在する。配置方式には、順列方式、対面方式等が存在する。順列方式は、光源を横方向に並べる方式である。対面方式は、複数の光源が対面するように、当該複数の光源を配置する方式である。本実施の形態の照明光学系120の配置方式は、一例として、対面方式であるとする。
照明光学系120には、光源4R,4G,4Bが取り付けられる。光源4R,4G,4Bは、詳細は後述するが、照明光学系120に対し着脱自在なように構成される。
光源4R,4G,4Bは、3原色の照明光を出射する。具体的には、光源4Rは、赤色光を出射する。光源4Gは、緑色光を出射する。光源4Bは、青色光を出射する。すなわち、光源4R,4G,4Bの各々は、異なる色の光を出射する。以下においては、赤、緑および青を、それぞれ、R、GおよびBともいう。
光源4R,4G,4Bは、時系列的に、赤色光、緑色光および青色光を出射する。すなわち、光源4R,4G,4Bは、赤色光、緑色光および青色光を、順次、出射する。以下においては、光源4R,4G,4Bの各々を、光源4ともいう。光源4は、LEDである。なお、光源4は、LEDに限定されず、例えば、レーザであってもよい。
照明光学系120は、コリメーターレンズ群5R,5G,5Bと、ダイクロイックミラー6と、コンデンサーレンズ群8とを含む。
コリメーターレンズ群5R,5G,5Bは、それぞれ、赤色光、緑色光および青色光を略平行に整形する。ダイクロイックミラー6は、略平行に整形された3種類の照明光を選択的に反射または透過させることにより、当該3種類の照明光を1つの光路に合成する。
コンデンサーレンズ群8は、1つの光路に合成された各照明光を集光し、当該集光された各照明光を、投写光学系130へ出射する。
投写光学系130は、インテグレータ素子9と、リレーレンズ群10と、TIR(Total Internal Reflection)プリズム11と、画像表示素子12と、投写レンズ13とを含む。
インテグレータ素子9は、コンデンサーレンズ群8が出射する照明光の輝度分布を均一化するための素子である。インテグレータ素子9は、例えば、ライトトンネル、ガラスロッド等である。
インテグレータ素子9は、コンデンサーレンズ群8から出射される照明光の輝度分布を均一化させ、当該均一化した照明光を、リレーレンズ群10へ出射する。
リレーレンズ群10は、レンズおよび反射ミラーから構成される。リレーレンズ群10は、インテグレータ素子9から出射される赤色光、緑色光、青色光を、順次、TIRプリズム11に照射する。
TIRプリズム11は、当該TIRプリズム11の内部に光を全反射する面を有する。TIRプリズム11は、照射された光を、画像表示素子12へ伝播させる。
画像表示素子12は、照射された光と、外部から入力される映像信号とに基づいて、映像を構成する映像光を生成する。すなわち、画像表示素子12は、インテグレータ素子9から出射された光であって、かつ、リレーレンズ群10およびTIRプリズム11を通過した光を変調することにより、映像光を生成する。
画像表示素子12は、例えば、DMDである。なお、画像表示素子12に入力される映像信号は、複数のフレーム(静止画像)から構成される映像を示す信号である。また、画像表示素子12は、生成した当該映像光を、投写レンズ13へ出射する。
投写レンズ13は、画像表示素子12から出射される映像光を、スクリーン(図示せず)に向けて投影する。
以下においては、前述の照明光学系120を、光源ユニット70とも表記する。
次に、光源ユニット70の構成についてさらに説明する。図2は、本発明の実施の形態1に係る光源ユニット70の概略構成を示す図である。なお、図2では、構成を分かり易くするために、光源ユニット70の一部のみが示される。
図2を参照して、光源ユニット70は、光源4R,4G,4Bと、コリメーターレンズ群5R,5G,5Bと、ダイクロイックミラー6と、コンデンサーレンズ群8と、3つの冷却機構14と、電気装置15とを含む。
光源4R,4G,4Bの各々には、1つの冷却機構14が熱的に接続される。すなわち、3つの光源4には、それぞれ、3つの冷却機構14が熱的に接続される。冷却機構14は、光源4を冷却するための機構である。冷却機構14は、後述の冷却機構20または後述の冷却機構27である。なお、冷却機構14の詳細については後述する。
電気装置15は、駆動回路基板等により構成される。光源4R,4G,4Bの各々は、ケーブル18により、電気装置15と接続される。電気装置15は、ケーブル18を介して、各光源4を制御する。例えば、電気装置15は、各光源4に電流を供給する。
具体的には、電気装置15には、各光源4ごとに専用の駆動回路が設けられる。駆動回路は、当該駆動回路に対応する光源4を制御する。
次に、光源ユニット70の全体構成について説明する。図3は、本発明の実施の形態1に係る光源ユニット70の全体構成を示す図である。なお、図3には、投写光学系130と、光源ユニット70との配置関係を示すために、投写光学系130が示される。
図3を参照して、光源ユニット70は、コリメーターレンズ群5R,5G,5Bと、ダイクロイックミラー6と、コンデンサーレンズ群8と、光源用筐体16と、発光ユニット30R,30G,30Bと、冷却装置90R,90G,90Bとを含む。
以下においては、光源4R,4G,4Bを除いた照明光学系120を、照明光学系L1ともいう。照明光学系L1は、コリメーターレンズ群5R,5G,5Bと、ダイクロイックミラー6と、コンデンサーレンズ群8とを含む。照明光学系L1は、各光源4が出射する光を伝搬させるための光学系である。
光源用筐体16は、照明光学系L1を収容する。光源用筐体16の形状は、箱状である。光源用筐体16は、側面16SR,16SG,16SB,16SNを有する。
光源用筐体16の側面16SNには、開口H11が設けられる。コンデンサーレンズ群8が出射する光は、開口H11を介して、光源用筐体16の外部(投写光学系130)へ伝搬する。以下においては、側面16SR,16SG,16SBの各々を、側面16Sともいう。
また、光源用筐体16の上面には、電気装置15が設けられる。
発光ユニット30R,30G,30Bは、詳細は後述するが、光を出射するユニットである。発光ユニット30R,30G,30Bには、それぞれ、光源4R,4G,4Bが設けられる。以下においては、発光ユニット30R,30G,30Bの各々を、発光ユニット30ともいう。発光ユニット30は、投写型表示装置1000に対し着脱自在に構成される。発光ユニット30の詳細な構成については後述する。本実施の形態では、発光ユニット30を交換することにより、光源4が交換される。
冷却装置90R,90G,90Bは、それぞれ、光源4R,4G,4Bを冷却するための装置である。冷却装置90R,90G,90Bは、それぞれ、発光ユニット30R,30G,30Bに当接可能なように設けられる。
以下においては、冷却装置90R,90G,90Bの各々を、冷却装置90ともいう。なお、冷却装置の冷却方式には、空冷方式、水冷方式等がある。空冷方式では、光源にラジエタが取り付けられる。空冷方式は、ファンが発する冷却風によりラジエタを冷却することにより当該光源を冷却する。水冷方式では、配管を有する冷却ブロックが光源に取付けられる。水冷方式は、当該配管に冷却水を流し、当該冷却ブロックを冷却することにより光源を冷却する。
本実施の形態の冷却装置90は、一例として、空冷方式の冷却装置である。冷却装置90の詳細な構成については後述する。
なお、各光源4は、供給電流に対する発光効率が異なるとともに、発熱量も異なる。本実施の形態では、3つの光源4のうち、最も冷却を要する光源4に対応した、冷却能力の高い冷却装置90を、各発光ユニット30に対し取り付ける。
なお、各光源4の冷却に適した冷却能力を有する冷却装置90を各光源4に取り付ける構成としてもよい。すなわち、各光源4(発光ユニット30)毎に、冷却能力の異なる冷却装置90を取り付ける構成としてもよい。
次に、発光ユニット30について説明する。図4は、発光ユニット30の構成を示す図である。
図4において、X,Y,Z方向の各々は、互いに直交する。以下の図に示されるX,Y,Z方向の各々も、互いに直交する。以下においては、X方向と、当該X方向の反対の方向(−X方向)とを含む方向をX軸方向ともいう。また、以下においては、Y方向と、当該Y方向の反対の方向(−Y方向)とを含む方向をY軸方向ともいう。また、以下においては、Z方向と、当該Z方向の反対の方向(−Z方向)とを含む方向をZ軸方向ともいう。
また、以下においては、X軸方向およびY軸方向を含む平面を、XY面ともいう。また、以下においては、X軸方向およびZ軸方向を含む平面を、XZ面ともいう。また、以下においては、Y軸方向およびZ軸方向を含む平面を、YZ面ともいう。
図4(a)は、発光ユニット30の斜視図である。図4(b)は、発光ユニット30の分解斜視図である。図4(a)および図4(b)を参照して、発光ユニット30は、光源4と、アタッチメント17とを含む。前述したように、発光ユニット30は、投写型表示装置1000に対し着脱自在に構成される。すなわち、発光ユニット30に含まれる光源4は、投写型表示装置1000に対し着脱自在に構成される。
アタッチメント17は、光源4を保持する部材である。アタッチメント17は、光源4を交換する際に、作業者の手が、直接、光源4に触れず、光源4の光の出射面等を汚さないように構成される。また、アタッチメント17は、冷却装置90に対し着脱自在なように構成される。また、アタッチメント17は、光源4の位置決めを行うように構成される。
なお、図4(b)に示すように、光源4は、基準面4aと、突起部4bと、光出射面4cとを有する。基準面4aは、光源4をアタッチメント17に取り付ける際の基準となる面である。基準面4aは、光源4の側面である。
光出射面4cは、光源4が光を出射する面である。光出射面4cは、当該光出射面4cのXY面における中心の位置が、XY面における所定の位置になるように、構成される。以下においては、光出射面4cのXY面における中心を、光出射中心ともいう。
突起部4bは、−Z方向に突出するように設けられる。突起部4bの先端部の形状は、平面である。突起部4bは、一例として、光出射面4cの両側に設けられる。突起部4bは、発光ユニット30が光源用筐体16に固定される際に、光出射面4cが光源用筐体16に接触することを防ぐ。
アタッチメント17は、当該アタッチメント17に対し光源4が着脱自在なように、構成される。アタッチメント17は、当該アタッチメント17の所定の位置に光源4の取り付けが可能なように、構成される。具体的には、アタッチメント17には、開口H17が設けられる。開口H17は、光源4をアタッチメント17に取り付けるための開口である。
以下においては、アタッチメント17のうち、開口H17に接する部分を、開口側部ともいう。開口側部には、X軸方向に延在する基準面17aと、Y軸方向に延在する基準面17aとが設けられる。また、開口側部には、2つのヒンジ部17bが設けられる。
次に、光源4をアタッチメント17に取り付ける場合の各部の動作について説明する。なお、光源4の2つの基準面4aと、アタッチメント17の2つの基準面17aとが当接するように、光源4は、開口H17にはめられる。
この場合、ヒンジ部17bが光源4の側面によって押圧される。これにより、ヒンジ部17bに反発力が発生し、当該反発力により、光源4は基準面17aに押し付けられる。これにより、光源4の基準面4aが、アタッチメント17の基準面17aに当接する。以上により、光源4が、アタッチメント17の所定の位置に取り付けられる。
なお、光源4をアタッチメント17に取り付ける構成は、ヒンジ部を使用した構成に限定されず、例えば、光源4をアタッチメント17に接着する構成であってもよい。
また、アタッチメント17を構成する部材は、光源4の特性、アタッチメント17における光源4の位置決め、光源4を取り付ける構成等を考慮して、適宜、選択されてもよい。また、冷却効率を良くするため、光源4のうち、冷却機構が取り付けられる面には熱伝導シートを貼ってもよい。
なお、アタッチメント17には、さらに、2つの穴17hが設けられる。穴17hは、発光ユニット30を、冷却装置90の所定の位置に取り付けるための穴である。すなわち、穴17hは、発光ユニット30の位置を決めるための穴である。
次に、発光ユニット30の組み立て方法について簡単に説明する。まず、光源4に、ケーブル18が取り付けられる。そして、光源4は、前述した方法により、アタッチメント17に取り付けられる。次に、ケーブル用クランプ19が、ケーブル18の一部を覆うように、アタッチメント17に取り付けられる。
次に、冷却装置90について説明する。図5は、冷却装置90の構成を説明するための図である。図3および図5を参照して、冷却装置90は、冷却機構20と、冷却ファン21とから構成される。冷却機構20は、図2の冷却機構14である。冷却機構20は、熱を放熱する機能を有するラジエータ(放熱器)である。冷却ファン21は、ねじ等により、冷却機構20に固定される。前述したように、冷却装置90は、空冷方式の冷却装置である。すなわち、冷却機構20は、空冷方式の冷却装置90の一部である。
冷却機構20は、光源用筐体16と冷却機構20との間の空間のサイズを調整自在なように、光源用筐体16に取り付けられる。少し具体的には、冷却機構20の一方端部は、冷却機構20の他方端部と光源用筐体との間の空間のサイズが調整自在なように、光源用筐体16に取り付けられる。
次に、冷却機構20が、光源用筐体16に取り付けられる構成について詳細に説明する。図6は、冷却装置90の背面側を示す斜視図である。図7は、光源用筐体16の斜視図である。なお、図7は、構成を分かり易くするために、一部の構成要素(例えば、冷却装置90)等は示していない。
図6を参照して、冷却機構20の一方端部(下部)には、2つの棒状部材20aが設けられる。各棒状部材20aは、棒状の形状を有する。2つの棒状部材20aは、冷却機構20の上部を円弧状に移動自在とするための回転軸である。2つの棒状部材20aは、冷却機構20の下部の一方端および他方端にそれぞれ設けられる。
以下においては、冷却機構20のうち、棒状部材20aが設けられている、当該冷却機構20の一方の端部を、回転軸部ともいう。また、以下においては、冷却機構20のうち、回転軸部と反対側における、当該冷却機構20の他方の端部を、非固定部ともいう。
図5、図6および図7を参照して、光源用筐体16には、係合部16bが設けられる。係合部16bは、棒状部材20aと係合する部材である。具体的には、光源用筐体16の側面16SR,16SG,16SBの各々には、2つの係合部16bが設けられる(図7参照)。2つの係合部16bは、それぞれ、2つの棒状部材20aと係合するように設けられる。少し具体的には、各係合部16bは、冷却機構20の他方端部(非固定部)が円弧状に移動自在なように、設けられる。
具体的には、2つの係合部16bの各々には、切欠きk11が形成される。2つの棒状部材20aが、それぞれ、2つの係合部16bに係合するように、冷却機構20は光源用筐体16に取り付けられる(図5および図7参照)。さらに具体的には、2つの棒状部材20aが、2つの係合部16bに対応する2つの切欠きk11に挿入されるように、冷却機構20は光源用筐体16に取り付けられる。
以上の構成により、図8のように、冷却機構20の非固定部(上部)が、円弧状に移動自在なように、冷却機構20は光源用筐体16に取り付けられる。言い換えれば、冷却機構20の上部が時計周り方向および反時計周り方向に回転自在なように、冷却機構20は光源用筐体16に取り付けられる。これにより、冷却機構20の非固定部(上部)は、方向DR11または方向DR12へ移動自在である。
以下においては、冷却機構20のうち、円弧状に移動自在な非固定部を、移動自在部ともいう。また、以下においては、移動自在部が、光源用筐体16に最も接近している状態を、最接近状態ともいう。
なお、冷却機構20が光源用筐体16に取り付けられる構成は、棒状部材20aおよび係合部16bを用いた構成に限定されない。冷却機構20が光源用筐体16に取り付けられる構成は、例えば、冷却機構20および光源用筐体16の両方に穴を設け、当該冷却機構20および光源用筐体16の穴にピンを挿入する構成であってもよい。
図5および図7を参照して、投写型表示装置1000は、さらに、クランプ22を備える。クランプ22は、冷却機構20を、光源用筐体16に固定するための部材である。クランプ22の詳細については後述する。
以下においては、移動自在部の移動により、冷却機構20のうち光源用筐体16と対向した状態になる部分を、筐体対向部ともいう。筐体対向部は、発光ユニット30が取り付けられる部分である。
次に、発光ユニット30の着脱自在な構成について説明する。図6を参照して、冷却機構20の筐体対向部には、2つの突起部20bが設けられる。突起部20bは、発光ユニット30の位置を決めるためのピンである。突起部20bの長さは、発光ユニット30(アタッチメント17)の厚みよりも長い。
2つの突起部20bが、アタッチメント17の2つの穴17hにそれぞれ挿入されるように、作業者が発光ユニット30を移動させることにより、図9のように、発光ユニット30は、冷却機構20に取り付けられる。すなわち、2つの突起部20bおよび2つの穴17hにより、冷却機構20に対する発光ユニット30の位置が決まる。
なお、2つの突起部20bが、アタッチメント17の2つの穴17hからそれぞれ抜けるように、作業者が発光ユニット30を移動させることにより、冷却機構20から発光ユニット30は取り外される。
以上により、発光ユニット30は、投写型表示装置1000に含まれるに冷却機構20対し着脱自在に構成される。すなわち、発光ユニット30に含まれる光源4は、投写型表示装置1000に対し着脱自在に構成される。
以下においては、光源用筐体16と冷却機構20との間の空間を、空間SP1ともいう。空間SP1は、例えば、図8に示される、光源用筐体16と冷却機構20との間の空間である。なお、発光ユニット30は、冷却機構20に取り付けられる。すなわち、発光ユニット30に含まれる光源4は、光源用筐体16と冷却機構20との間に設けられる。
以下においては、作業者が発光ユニット30を交換するために十分な空間SP1のサイズを、交換容易サイズともいう。また、以下においては、冷却機構20に取り付けられている発光ユニット30とは異なる、新たな発光ユニット30を、交換用発光ユニットともいう。
次に、冷却機構20の移動自在部が移動した場合における各状態について説明する。図8のように、空間SP1のサイズが交換容易サイズになるように、冷却機構20の移動自在部が移動したとする。この場合、作業者は、冷却機構20から発光ユニット30を容易に取り外すことができる。
そして、作業者は、交換用発光ユニットを、冷却機構20に取り付けることができる。すなわち、空間SP1のサイズが交換容易サイズである場合、作業者は、容易に、発光ユニット30を交換用発光ユニットに交換することができる。
また、空間SP1のサイズが大きくなるように、移動自在部が移動した場合、発光ユニット30は、当該発光ユニット30自体の重さにより、冷却機構20に載っている。そのため、発光ユニット30が、冷却機構20の突起部20bから外れることを防ぐことができる。その結果、発光ユニット30が、光源ユニット70の下側に落ちることを防ぎつつ、作業者は、発光ユニット30の取り外しを容易に行うことができる。
次に、冷却機構20を光源用筐体16に固定するための構成について説明する。図10は、冷却機構20を光源用筐体16に固定するための構成を示す図である。また、図10は、空間SP1のサイズが最小である状態における冷却機構20および光源用筐体16等の側面図である。
図7および図10を参照して、光源用筐体16の側面16Sには、2つの穴16hが設けられる。冷却機構20の2つの突起部20bは、それぞれ、2つの穴16hに挿入するためのピンでもある。各突起部20bは、冷却機構20の移動自在部の移動により、各穴16hに挿入されるように設けられる。
また、突起部20bおよび穴16hは、突起部20bが穴16hに挿入された状態において、光源用筐体16の予め定められた位置に、光源4および冷却機構20が固定されるように構成される。当該予め定められた位置とは、光出射面4cの光出射中心の位置と、後述の光入射面16dの中心の位置とが一致するための位置である。
また、冷却機構20の移動自在部を光源用筐体16に接近させる際、突起部20bが穴16hに容易に挿入されるように、係合部16b、棒状部材20a、突起部20bおよび穴16hは構成される。
具体的には、係合部16bの切欠きk11のうち、棒状部材20aが挿入される部分のサイズは、棒状部材20aの直径より大きくする。また、穴16hの入り口部分の形状は、当該穴16hに突起部20bが挿入しやすいように、R形状にされる。また、突起部20bの先端部の形状はテーパ形状にされる。これにより、冷却機構20の移動自在部が移動した際に、穴16hに対する、突起部20bの挿入および引き出しが容易になる。
なお、光源用筐体16の各側面16Sには、光入射面16dが形成される。光入射面16dは、矩形状の穴で構成される面である。突起部20bおよび穴16hは、突起部20bが穴16hに挿入された状態において、光源4の光出射面4cの光出射中心の位置と光入射面16dの中心の位置とが一致するように、設けられている。以下においては、光入射面16dの中心を、光入射中心ともいう。
以上の構成により、作業者が、空間SP1のサイズが最小になるように、冷却機構20の移動自在部を移動させることにより、2つの突起部20bは、それぞれ、2つの穴16hに挿入される。これにより、冷却機構20は光源用筐体16に固定されると共に、光源用筐体16に対する冷却機構20の位置が決まる。
したがって、光源用筐体16に対する、冷却機構20に取り付けられている発光ユニット30の位置が決まる。その結果、光源4の光出射面4cの光出射中心の位置と、光源用筐体16の光入射面16dの光入射中心の位置とが一致する。すなわち、冷却機構20が光源用筐体16に固定されることにより、光源4のXY面における位置は決まる。
次に、発光ユニット30が光源ユニット70に取り付けられる場合の各部の動作について説明する。まず、図5および図8を参照して、作業者は、空間SP1のサイズが交換容易サイズになるように、冷却機構20の移動自在部を方向DR11へ移動させる。次に、作業者は、前述した方法により、図11のように、空間SP1を利用して、発光ユニット30を冷却機構20に取り付ける。これにより、光源ユニット70の状態は、図8の状態になる。
次に、突起部20bが穴16hに挿入されるように、作業者は、冷却機構20の移動自在部を方向DR12へ移動させる。これにより、光源ユニット70の状態は、図12の状態になる。以上により、冷却機構20(冷却装置90)が光源用筐体16に取り付けられる。以下においては、冷却機構20が光源用筐体16に取り付けられた状態を、冷却機構取り付け状態ともいう。
次に、冷却機構20の状態が冷却機構取り付け状態である場合に、冷却機構20の移動自在部を移動させない機能を有する、クランプ22の構成について説明する。
図13は、クランプ22の構成を説明するための分解斜視図である。なお、図13では、クランプ22の構成を分かり易くするために、一部の構成要素(例えば、冷却装置90)は図示していない。図14は、クランプ22の一部の断面図である。
図13および図14を参照して、光源用筐体16の各側面16Sには、2つのクランプ22が取り付けられる。以下に、クランプ22が光源用筐体16の各側面16Sに取り付けられている構成について具体的に説明する。
クランプ22には、穴22h1と2つの穴22h2とが設けられる。穴22h1の形状は、円状である。穴22h1は、ピン24が挿入される穴である。ピン24は、回転軸としてのピンである。なお、ピン24の先端部の形状は、図14に示すように、ネジ状である。各穴22h2の形状は、曲線状である。各穴22h2は、バネ23およびワッシャ26が取り付けられたネジ25が挿入される穴である。
ピン24が穴22h1に挿入され、各ネジ25が、当該ネジ25に対応する穴22h2に挿入されることにより、クランプ22は、光源用筐体16の各側面16Sに取り付けられる。また、クランプ22は、図12に示すように、ピン24を回転軸として、方向DR21または方向DR22へ回転自在なように構成される。
なお、図12に示すように、側面16Sにおいて左側のクランプ22に対応する方向DR21は、時計周り方向である。一方、側面16Sにおいて右側のクランプ22に対応する方向DR21は、反時計周り方向である。また、クランプ22には、2つの爪22aが形成される。
次に、ピン24および爪22aの詳細な構成について説明する。図14を参照して、ピン24および穴22h1は、クランプ22の回転に伴い、当該クランプ22が方向DR31または方向DR32へ、所定距離だけ移動自在なように構成される。
以下においては、図12において、クランプ22の上部に形成されている爪22aを、上部爪ともいう。クランプ22の回転に伴い、上部爪の位置は移動する。以下においては、クランプ22の回転により上部爪の位置が最も高い位置にある状態を、高位置状態ともいう。上部爪の状態が高位置状態である場合、クランプ22が冷却機構20に接触しないように、クランプ22は構成される。
具体的には、上部爪の状態が高位置状態に近づくに伴い、クランプ22が方向DR31へ移動して、クランプ22が冷却機構20に接触しないように、クランプ22は構成される。また、上部爪の状態が高位置状態である場合、バネ23がネジ25により押圧されないように、クランプ22は構成される。そのため、上部爪の状態が高位置状態である場合、バネ23には負荷がかからないため、バネ23は所定量だけ伸びている。
以下においては、冷却機構20のうち、光源用筐体16に最も近い部分を、板状部20nともいう(図12参照)。板状部20nは、突起部20bが設けられている部分である。
クランプ22は、当該クランプ22が方向DR21へ回転するのに伴い、爪22aが、冷却機構20の板状部20nに乗り上げるように構成される。爪22aが板状部20nに乗り上げた場合、クランプ22は、当該乗り上げにより爪22aが移動した距離だけ、方向DR31へ移動する。なお、クランプ22が方向DR31へ移動した距離だけ、バネ23は縮む。これにより、バネ23は、方向DR32に向かってクランプ22を押圧する。バネ23による押圧に伴い、クランプ22の爪22aは、冷却機構20の板状部20nを押圧する。これにより、冷却機構20は、光源用筐体16に強固に固定される。
次に、前述の作業者による動作により、図12のように、冷却機構20の状態が冷却機構取り付け状態になった状況において、クランプ22を回転させた場合の動作について説明する。
冷却機構20の状態が冷却機構取り付け状態である場合に、作業者は、クランプ22を、方向DR21へ回転させる。これにより、光源ユニット70の状態は、図15の状態になる。そのため、各クランプ22の爪22aは、バネ23の力により、冷却機構20の板状部20nを押圧する。その結果、冷却機構20は発光ユニット30を押圧するとともに、当該冷却機構20は光源用筐体16に強固に固定される。したがって、発光ユニット30は、光源用筐体16に対し位置決めされるとともに、光源用筐体16に固定される。以下においては、冷却機構20が光源用筐体16に固定され、かつ、冷却機構20と光源用筐体16との間に発光ユニット30が挟まれた状態を、発光ユニット固定状態ともいう。
次に、光源用筐体16に対する発光ユニット30の位置決めの構成について詳細に説明する。XY面において、冷却機構20の突起部20bが、アタッチメント17の穴17h、光源用筐体16の穴16hに挿入されることにより、光源用筐体16に対する発光ユニット30の位置決めが行われる。
なお、図13に示すように、光源用筐体16の各側面16Sには、2つの突起部16cが設けられる。各突起部16cは、発光ユニット固定状態において、光源4の2つの突起部4bとそれぞれ当接するように設けられる。各突起部16cの先端部の形状は、平面である。突起部16cおよび突起部4bの高さは、光源4の光出射面4cと、光源用筐体16の光入射面16dとの、方向DR31における距離が合うように、設定される。
光源4の突起部4bの先端部の面は、光源4の仕様により、押さえられる力(面圧)が指定されているものがある。光源4の突起部4bの先端部の面が、光源用筐体16の先端部の面に当接している状況において、光源4に大きな力が加わると当該光源4が破損する場合がある。光源4に大きな力が加わる状況は、例えば、冷却機構20側から光源4に対し押圧する力(最大荷重)が、光源4の仕様に従った最大値以上になるという状況である。
そのため、クランプ22の爪22aが冷却機構20の板状部20nを押圧する状況において、冷却機構20側から光源4に対し押圧される力が、上記の最大値以上にならないようにする必要がある。
そこで、本実施の形態では、バネ23は以下のように構成される。具体的には、バネ23は、爪22aが板状部20nを押圧するようにクランプ22を回転させた状態において、バネ23の収縮に伴う反発力が、光源4を押圧する力(最大荷重)より大きくならないように、構成される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、投写型表示装置1000に対し着脱自在に構成される光源4は、光源用筐体16と冷却機構20との間に設けられる。冷却機構20は、光源用筐体16と冷却機構20との間の空間SP1のサイズを調整自在なように、光源用筐体16に取り付けられる。
これにより、光源用筐体16と冷却機構20との間の空間SP1のサイズを大きくすることにより、光源4を容易に交換することができる。
また、本実施の形態によれば、冷却機構20の棒状部材20aを回転中心として冷却機構20が回転自在なように、冷却機構20の棒状部材20aが、光源用筐体16の係合部16bに係合される。
そのため、光源用筐体16と冷却機構20との間の空間SP1のサイズを、容易に調整することができる。そのため、発光ユニット30の交換のための十分なスペースを設けることが可能である。
また、本実施の形態によれば、冷却機構20の移動自在部を移動させることにより、空間SP1の上側から、発光ユニット30を交換するために十分なスペースを設けることが可能である。
また、本実施の形態によれば、クランプ22により、冷却機構20は光源用筐体16に固定されている。そのため、クランプ22を回転させるという簡易な操作により、冷却機構20の移動自在部を移動自在な状態にすることができる。
また、本実施の形態によれば、従来のように、発光ユニット30(光源4)の交換作業毎に、冷却機構20を投写型表示装置1000から完全に取り出す必要はない。そのため、冷却機構20を光源用筐体16から取外すのに必要な時間が大幅に削減できる。
また、本実施の形態によれば、空間SP1のサイズが大きくなるように、冷却機構20の移動自在部を移動させた場合、発光ユニット30が冷却機構20に取り付けられた状態が維持される。
そのため、冷却機構20の移動自在部の移動と同時に、発光ユニット30は光源用筐体16から離れた状態になる。その結果、光源用筐体16から発光ユニット30を直接取り出すといった作業を省くことができ、発光ユニット30を冷却機構20にから容易に取り外すことができる。また、交換用の発光ユニット30を冷却機構20に容易に取り付けることができる。
また、空間SP1のサイズが大きくなるように、冷却機構20の移動自在部を移動させ、発光ユニット30の交換後に、冷却機構20を元の位置に戻すだけで、光源4を光源用筐体16の所定の位置に装着することができる。そのため、発光ユニット30(光源4)の交換を容易に行うことができる。したがって、発光ユニット30(光源4)の交換を短時間で行うことができる。
また、空間SP1のサイズが大きくなるように、移動自在部を移動させる場合、発光ユニット30は、当該発光ユニット30自体の重さにより、冷却機構20に載っている。そのため、発光ユニット30が、冷却機構20の突起部20bから外れることを防ぐことができる。したがって、発光ユニット30の取り外しが容易な状態を維持することができる。
更に、発光ユニット30は、突起部20bを穴17hに挿入する構造により、冷却機構20に取り付けてあるだけである。そのため、作業者は、工具を使用せずに、冷却機構20から発光ユニット30を取り外すことができる。また、作業者は、工具を使用せずに、交換用の発光ユニット30の取付けも行うことができる。また、突起部20bが穴16hに挿入されるように、冷却機構20の移動自在部を移動させるだけで、発光ユニット30を光源用筐体16の所定の位置に固定することができる。
更に、各色の光源4用の冷却機構20毎に、上記構成が適用される。そのため、光源ユニット70から、特定の色の発光ユニット30だけを取り外し、交換をすることが可能となる。したがって、本実施の形態によれば、従来のように、発光ユニットの交換のために光源ユニット自体の交換を行う必要はない。
また、本実施の形態によれば、特定の色のみの発光ユニット30の交換ができるため、発光ユニット30の交換費用及び交換作業時間を大幅に削減することができる。
また、本実施の形態によれば、投射型表示装置に、光源ユニットを交換するための構造を設ける必要がない。そのため、投射型表示装置の構造を単純化することができる。その結果、投写型表示装置の製造コストを削減することができる。また、特定の色の発光ユニット30の取り付けが容易であるため、投写型表示装置における発光ユニット30の組立性も向上させることができる。
また、本実施の形態によれば、発光ユニット30を光源用筐体16に取り付けるための構造が単純であり、発光ユニット30の交換も容易なため、発光ユニット30の交換のための作業スペースを小さくすることができる。したがって、光源ユニット70のサイズを小さくすることもできる。
なお、投写型表示装置では、一般的に、赤色光、緑色光および青色光をそれぞれ発光する3種類のLEDが、光源として利用される。LEDの特性は、電気特性と光学特性が色によって異なる。そのため、赤色光、緑色光および青色光にそれぞれ対応する3種類のLEDを個別に制御する必要がある。
特に、LEDを点灯させた時、当該LED自身の発熱による当該LEDの温度は、LEDの輝度、寿命に大きく影響する。また、3種類のLEDの各々は、特性が異なるため、点灯によるLEDの発熱量も異なる。そのため、3種類のLEDを個別に温度コントロールする必要がある。また、各LEDを個別に冷却する必要があるため、LEDの冷却装置の構造が複雑になりやすいという問題点がある。
また、赤色光、緑色光および青色光の各々に対応するLED毎に、LEDの寿命が異なる。そのため、3種類のLEDのうちの1つのLEDに対し、寿命による輝度低下または故障のための不具合が発生した場合、各3種類のLED個別にLEDの交換が必要になるという問題点がある。
また、24時間監視用の投写型表示装置では、LEDの交換のために、LEDを消灯させる時間(メンテナンス時間)をできる限り短くすることが望まれる。そのため、LEDの交換作業時間を削減する方法として、LED単位の交換ではなく、光源ユニット単位の交換により、LEDを交換する方法が用いられる。
この場合、投写型表示装置に、光源ユニットの交換ができる構造が設けられる。これにより、光源ユニットの短時間での交換が実現される。しかしながら、当該投写型表示装置の構造が複雑になり、投写型表示装置の製造コストが高くなるという問題点がある。
また、光源ユニットが交換できない構成を有する投写型表示装置では、当該投写型表示装置ごと交換する必要がある。この場合、光源ユニットの交換のためのコストが非常に高くなるという問題点もある。
そこで、本実施の形態は上記のように構成されるため、上記の各問題点を解決することができる。
<実施の形態2>
実施の形態1の投写型表示装置1000の光源ユニット70は、空冷方式の冷却装置90を利用したユニットであった。本実施の形態では、水冷方式の冷却装置90Aを利用した光源ユニット70Aについて説明する。以下においては、実施の形態2に係る投写型表示装置を、投写型表示装置1000Aという。
図16は、本発明の実施の形態2に係る投写型表示装置1000Aの一部である光源ユニット70Aを示す図である。
図16を参照して、投写型表示装置1000Aは、図3の投写型表示装置1000と比較して、光源ユニット70の代わりに光源ユニット70Aを備える点が異なる。投写型表示装置1000Aのそれ以外の構成は、投写型表示装置1000と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
光源ユニット70Aは、光源ユニット70と比較して、3つの冷却装置90の代わりに、3つの冷却装置90Aを含む点が異なる。光源ユニット70Aのそれ以外の構成は、光源ユニット70と同様なので詳細な説明は繰り返さない。
各冷却装置90Aは、空冷方式の冷却装置90よりも冷却能力の高い水冷方式の冷却装置である。冷却装置90Aは、冷却機構27と、パイプ28とを含む。すなわち、冷却機構27は、水冷方式の冷却装置90Aの一部である。
冷却機構27は、水冷方式の冷却を行うための冷却ブロック(放熱器)である。冷却機構27は、冷却機構20と同様な構造により、光源用筐体16に取り付けられる。すなわち、冷却機構27は、光源用筐体16と冷却機構27との間の空間のサイズを調整自在なように、光源用筐体16に取り付けられる。
少し具体的には、冷却機構27の一方端部は、冷却機構27の他方端部と光源用筐体16との間の空間のサイズが調整自在なように、光源用筐体16に取り付けられる。以下においては、光源用筐体16と冷却機構27との間の空間を、空間SP1ともいう。
具体的には、冷却機構27の一方端部(下部)には、2つの棒状部材27aが設けられる。棒状部材27aの構成および機能は、棒状部材20aの構成および機能と同様なので詳細な説明は繰り返さない。以下、簡単に説明する。
以下においては、冷却機構27のうち、棒状部材27aが設けられている、当該冷却機構27の一方の端部を、回転軸部Aともいう。また、以下においては、冷却機構27のうち、回転軸部Aと反対側における、当該冷却機構27の他方の端部を、非固定部Aともいう。
各係合部16bは、冷却機構27の他方端部(非固定部A)が円弧状に移動自在なように、棒状部材27aと係合するように設けられる。
以下においては、冷却機構27のうち、円弧状に移動自在な非固定部Aを、移動自在部Aともいう。また、以下においては、移動自在部Aの移動により、冷却機構27のうち光源用筐体16と対向した状態になる部分を、筐体対向部Aともいう。筐体対向部Aは、発光ユニット30が取り付けられる部分である。
なお、棒状部材27aの筐体対向部Aには、図8の構成と同様、2つの突起部20bが設けられる。
パイプ28は、冷却機構27に冷却水を送るためのパイプである。なお、図16では、光源ユニット70Aの構成を分かり易くするために、パイプ28の一部のみが示される。パイプ28は、冷却機構27の移動自在部Aが移動しやすいように、柔軟性を有するゴム等で構成される。
なお、パイプ28全体が、ゴム等で構成されなくてもよい。例えば、冷却機構27の移動自在部Aが移動しやすいように、パイプ28のうち、冷却機構27近傍の部分だけ、ゴム等で構成されてもよい。
また、冷却機構27の移動自在部Aが移動する場合に、パイプ28が干渉しないように、冷却機構27にL型の中継金具を取付けてもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、水冷方式の冷却装置90A(冷却機構27)を利用した構成においても、実施の形態1と同様な効果を得ることができる。
例えば、光源用筐体16と冷却機構27との間の空間SP1のサイズを、容易に調整することができる。そのため、発光ユニット30の交換のための十分なスペースを設けることが可能である。そのため、光源ユニット70Aから、特定の色の発光ユニット30だけを容易に取り外し、交換することができる。
(変形例A)
本変形例では、上記の実施の形態1,2に適用可能な変形構成について説明する。実施の形態1,2の冷却機構の移動範囲を決めるために、当該冷却機構に突起部を設ける構成(以下、変形構成A1ともいう)としてもよい。
図17は、変形例Aに係る冷却装置90の構成を示す図である。すなわち、図17は、変形構成A1を適用した、実施の形態1の冷却装置90の構成を示す図である。なお、図17では、構成を分かり易くするために、一部の構成要素(例えば、突起部20b、穴16h)は図示していない。
変形構成A1では、冷却機構20には、冷却機構20の移動自在部が移動自在な範囲を決めるための突起部20dが設けられる。突起部20dは、移動自在部の移動により、突起部20dが光源用筐体16に当接するように、冷却機構20のうち光源用筐体16と対向する部分に設けられる。
例えば、空間SP1のサイズが大きくなるように、冷却機構20の移動自在部が移動した場合に、図17のように、突起部20dの一部が光源用筐体16に当接し、移動自在部の移動を止めるように、突起部20dの形状は設定される。
以上の変形構成A1により、冷却機構の移動範囲、すなわち、空間SP1の最大のサイズを決めることができる。これにより、冷却機構の移動自在部が必要以上に回転できないようにすることができる。
なお、変形構成A1は、実施の形態2の冷却装置90A(冷却機構27)にも、上記と同様な構成により、適用可能である。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態、各実施の形態の変形例を自由に組み合わせたり、各実施の形態、各実施の形態の変形例を適宜、変形、省略することが可能である。
例えば、冷却機構20に設けられる突起部20bの数は、2に限定されず、1または3以上であってもよい。
4,4R,4G,4B 光源、4b,16c,20b,20d 突起部、14,20,27 冷却機構、16 光源用筐体、16b 係合部、20a,27a 棒状部材、21 冷却ファン、22 クランプ、30,30B,30G,30R 発光ユニット、70,70A 光源ユニット、90,90A,90B,90G,90R 冷却装置、120 照明光学系、130 投写光学系、1000,1000A 投写型表示装置。

Claims (7)

  1. 投写型表示装置であって、
    前記投写型表示装置に対し着脱自在に構成される光源と、
    前記光源が出射する光を伝搬させるための光学系を収容する光源用筐体と、
    前記光源を冷却するための冷却機構と、を備え、
    前記光源は、前記光源用筐体と前記冷却機構との間に設けられ、
    前記冷却機構は、前記光源用筐体と当該冷却機構との間の空間のサイズを調整自在なように、当該光源用筐体に取り付けられる
    投写型表示装置。
  2. 前記冷却機構の一方端部は、当該冷却機構の他方端部と前記光源用筐体との間の前記空間のサイズが調整自在なように、当該光源用筐体に取り付けられる
    請求項1に記載の投写型表示装置。
  3. 前記冷却機構の前記一方端部には、棒状部材が設けられ、
    前記光源用筐体には、前記冷却機構の前記他方端部が円弧状に移動自在なように、前記棒状部材と係合する係合部が設けられる
    請求項2に記載の投写型表示装置。
  4. 前記光源用筐体には、穴が設けられ、
    前記他方端部である移動自在部の移動により、前記冷却機構のうち前記光源用筐体と対向した状態になる部分には、前記穴に挿入するための突起部が設けられ、
    前記突起部は、前記移動自在部の移動により、前記穴に挿入されるように設けられ、
    前記突起部および前記穴は、当該突起部が当該穴に挿入された状態において、前記光源用筐体の予め定められた位置に、前記光源および前記冷却機構が固定されるように構成される
    請求項3に記載の投写型表示装置。
  5. 前記冷却機構には、前記他方端部である移動自在部が移動自在な範囲を決めるための別の突起部が設けられる
    請求項3または4に記載の投写型表示装置。
  6. 前記別の突起部は、前記移動自在部の移動により、当該別の突起部が前記光源用筐体に当接するように、前記冷却機構のうち前記光源用筐体と対向する部分に設けられる
    請求項5に記載の投写型表示装置。
  7. 前記冷却機構は、空冷方式または水冷方式の冷却装置の一部である
    請求項1から6のいずれか1項に記載の投写型表示装置。
JP2014057345A 2014-03-20 2014-03-20 投写型表示装置 Pending JP2015179227A (ja)

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JP2008305630A (ja) * 2007-06-06 2008-12-18 Ushio Inc 光源装置
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