JP2015176652A - レバースイッチ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】切替位置のばらつきを抑制したレバースイッチ装置を提供する。
【解決手段】レバースイッチ装置1は、開口部213が形成された筐体2と、開口部213に挿入され、第1の回転軸40、及び第1の回転軸40と交差する第2の回転軸310に基づく第1の操作方向及び第2の操作方向に操作可能な操作レバー3と、操作レバー3と一体に第1の操作方向に回転すると共に、第2の操作方向の操作が可能となるように操作レバー3を保持し、対向する内面41及び内面42にスリット410及びスリット420を有するブラケット4と、スリット410に案内される第1の凸部530、及びスリット420に案内される第2の凸部540を有し、第1の操作方向の操作に基づいて、ブラケット4に保持されながら操作レバー3の先端部311と一体に移動し、第2の操作方向の操作に基づいて、先端部311の移動をスリット410及びスリット420に案内された直線的な移動に変換する変換部5と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図3
【解決手段】レバースイッチ装置1は、開口部213が形成された筐体2と、開口部213に挿入され、第1の回転軸40、及び第1の回転軸40と交差する第2の回転軸310に基づく第1の操作方向及び第2の操作方向に操作可能な操作レバー3と、操作レバー3と一体に第1の操作方向に回転すると共に、第2の操作方向の操作が可能となるように操作レバー3を保持し、対向する内面41及び内面42にスリット410及びスリット420を有するブラケット4と、スリット410に案内される第1の凸部530、及びスリット420に案内される第2の凸部540を有し、第1の操作方向の操作に基づいて、ブラケット4に保持されながら操作レバー3の先端部311と一体に移動し、第2の操作方向の操作に基づいて、先端部311の移動をスリット410及びスリット420に案内された直線的な移動に変換する変換部5と、を備えて概略構成されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、レバースイッチ装置に関する。
従来の技術として、レバーと、レバーの基端を可動自在に支持する可動軸と、可動軸を可動自在に保持するケース及びアッパーカバーと、を有するレバースイッチユニットと、電子制御ユニットの実装される回路基板が内蔵されるボディと、回路基板に形成される複数の固定接点と、ボティに内蔵されレバーの可動に伴って回路基板面に沿って移動されるスライダーと、当該スライダーの移動に伴って移動して複数の固定接点のうち所定のもの同士を選択的に導通させる可動接点と、を備えたコンビネーションスイッチ装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
このコンビネーションスイッチ装置は、さらに、パッシングスライダー及びターンスライダーを可動自在に保持するスイッチケースを有している。このスイッチケースは、パッシングスライダー及びターンスライダーに対応した位置に開口を有している。
またレバーは、スイッチケース側に突出する押下部及び係合部を有する。押下部は、開口から露出する押しピンの上面に接触し、レバーの操作に基づいて押しピンを介してパッシングスライダーを、押し下げ方向とは交差する方向に移動させ、パッシングスライダーの可動接点とパッシング用の固定接点とを導通させる。また係合部は、開口に露出するターンスライダーと連結され、レバーの操作に基づいてターンスライダーを移動させ、ターンスライダーの可動接点とターン用の固定接点とを導通させる。
しかし、従来のコンビネーションスイッチ装置は、ケースとアッパーカバーとにより可動軸が保持されるので、この可動軸のがたつきがレバーのがたつきに連動して押下部が移動すると共に、パッシングスライダーが移動して、レバー操作に基づく導通位置、つまりスイッチの切替位置がばらつく可能性がある。
従って、本発明の目的は、切替位置のばらつきを抑制したレバースイッチ装置を提供することにある。
本発明の一態様は、開口部が形成された筐体と、開口部に挿入され、第1の回転軸、及び第1の回転軸と交差する第2の回転軸に基づく第1の操作方向及び第2の操作方向に操作可能な操作レバーと、操作レバーと一体に第1の操作方向に回転すると共に、第2の操作方向の操作が可能となるように操作レバーを保持し、対向する内面に第1の案内部及び第2の案内部を有する保持部と、第1の案内部に案内される第1の凸部、及び第2の案内部に案内される第2の凸部を有し、第1の操作方向の操作に基づいて、保持部に保持されながら操作レバーの先端部と一体に移動し、第2の操作方向の操作に基づいて、先端部の移動を第1の案内部及び第2の案内部に案内された直線的な移動に変換する変換部と、を備えたレバースイッチ装置を提供する。
本発明によれば、切替位置のばらつきを抑制することができる。
(実施の形態の要約)
実施の形態に係るレバースイッチ装置は、開口部が形成された筐体と、開口部に挿入され、第1の回転軸、及び第1の回転軸と交差する第2の回転軸に基づく第1の操作方向及び第2の操作方向に操作可能な操作レバーと、操作レバーと一体に第1の操作方向に回転すると共に、第2の操作方向の操作が可能となるように操作レバーを保持し、対向する内面に第1の案内部及び第2の案内部を有する保持部と、第1の案内部に案内される第1の凸部、及び第2の案内部に案内される第2の凸部を有し、第1の操作方向の操作に基づいて、保持部に保持されながら操作レバーの先端部と一体に移動し、第2の操作方向の操作に基づいて、先端部の移動を第1の案内部及び第2の案内部に案内された直線的な移動に変換する変換部と、を備えて概略構成されている。
実施の形態に係るレバースイッチ装置は、開口部が形成された筐体と、開口部に挿入され、第1の回転軸、及び第1の回転軸と交差する第2の回転軸に基づく第1の操作方向及び第2の操作方向に操作可能な操作レバーと、操作レバーと一体に第1の操作方向に回転すると共に、第2の操作方向の操作が可能となるように操作レバーを保持し、対向する内面に第1の案内部及び第2の案内部を有する保持部と、第1の案内部に案内される第1の凸部、及び第2の案内部に案内される第2の凸部を有し、第1の操作方向の操作に基づいて、保持部に保持されながら操作レバーの先端部と一体に移動し、第2の操作方向の操作に基づいて、先端部の移動を第1の案内部及び第2の案内部に案内された直線的な移動に変換する変換部と、を備えて概略構成されている。
このレバースイッチ装置は、変換部が、保持部に対して第1の案内部及び第2の案内部に案内された直線的な移動に規制されていることから、保持部のがたが変換部を介して操作レバーに与える第2の方向の影響が小さい。従ってレバースイッチ装置は、切替位置のばらつきを抑制することができる。
[実施の形態]
(レバースイッチ装置1の全体構成)
図1(a)は、実施の形態に係るレバースイッチ装置の搭載された車両内部の概略図であり、図1(b)は、レバースイッチ装置の外観を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係るレバースイッチ装置の操作レバーを本体側から離した状態での要部断面図である。図3(a)は、実施の形態に係るレバースイッチ装置の変換部の斜視図であり、図3(b)は、変換部の正面図であり、図3(c)は、変換部を裏面から見た概略図である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。
(レバースイッチ装置1の全体構成)
図1(a)は、実施の形態に係るレバースイッチ装置の搭載された車両内部の概略図であり、図1(b)は、レバースイッチ装置の外観を示す斜視図である。図2は、実施の形態に係るレバースイッチ装置の操作レバーを本体側から離した状態での要部断面図である。図3(a)は、実施の形態に係るレバースイッチ装置の変換部の斜視図であり、図3(b)は、変換部の正面図であり、図3(c)は、変換部を裏面から見た概略図である。なお、以下に記載する実施の形態に係る各図において、図形間の比率は、実際の比率とは異なる場合がある。
レバースイッチ装置1は、例えば、車両9のワイパや方向指示器を操作することが可能な操作装置である。このレバースイッチ装置1は、図1(a)に示すように、車両9のステアリング90と連結され、操舵機構の一部を構成するステアリングシャフトを保護するステアリングコラムを覆うステアリングコラムカバー91から突出するように配置されている。
図1(a)の紙面において右側に突出して配置されたレバースイッチ装置1は、例えば、方向指示器及びライト等を操作するものである。また図1(a)の紙面において左側に突出して配置されたレバースイッチ装置1は、例えば、ワイパ等を操作するものである。本実施の形態では、右側に突出した方向指示器等を操作することが可能なレバースイッチ装置1について説明する。
このレバースイッチ装置1は、図2及び図3(a)に示すように、開口部213が形成された筐体2と、開口部213に挿入され、第1の回転軸40、及び第1の回転軸40と交差する第2の回転軸310に基づく第1の操作方向及び第2の操作方向に操作可能な操作レバー3と、操作レバー3と一体に第1の操作方向に回転すると共に、第2の操作方向の操作が可能となるように操作レバー3を保持し、対向する内面41及び内面42に第1の案内部としてのスリット410及び第2の案内部としてのスリット420を有する保持部としてのブラケット4と、スリット410に案内される第1の凸部530、及びスリット420に案内される第2の凸部540を有し、第1の操作方向の操作に基づいて、ブラケット4に保持されながら操作レバー3の先端部311と一体に移動し、第2の操作方向の操作に基づいて、先端部311の移動をスリット410及びスリット420に案内された直線的な移動に変換する変換部5と、を備えて概略構成されている。
また変換部5は、ブラケット4のスリット410及びスリット420に案内されると共に、後述する変換部5の基部50に対向するブラケット4の裏面400に案内されながら直線的な移動を行うように構成されている。
ここで、第1の回転軸40に基づく第1の操作方向とは、図1(b)に示す矢印A方向、及び矢印A方向とは逆方向となる矢印B方向の操作を示している。この矢印A方向の操作は、例えば、車両9の左側の方向指示器を点滅させる操作である。また矢印B方向の操作は、例えば、右側の方向指示器を点滅させる操作である。レバースイッチ装置1は、例えば、この矢印A方向及び矢印B方向の操作に対しては、操作が終了した後に操作前の中立位置に復帰するモーメンタリースイッチとして構成されている。
一方、第2の回転軸310に基づく第2の操作方向とは、図1(b)に示す矢印C方向、及び矢印C方向とは逆方向となる矢印D方向の操作を示している。この矢印C方向の操作は、例えば、車両9のヘッドライトの光軸を上向きに切り替える操作(ディマ操作)である。また矢印D方向の操作は、例えば、操作を維持している間、ヘッドライトの光軸を上向きに切り替える操作(パッシング操作)である。レバースイッチ装置1は、例えば、矢印D方向の操作に対しては、矢印A方向及び矢印B方向の操作と同様に、操作が終了した後に中立位置に復帰するモーメンタリースイッチとして構成されている。またレバースイッチ装置1は、例えば、矢印C方向の操作に対しては、操作が終了した後、中立位置に復帰せず、矢印C方向に操作レバー3が操作された状態が維持されるように構成されている。
上述の第1の操作方向は、図1(b)に示すレバースイッチ装置1の筐体2の上面210が、操作者に向くように車両9に配置されるので、操作者から見て上下方向に操作する方向となる。この上方向の操作は、矢印A方向の操作であり、下方向の操作は、矢印B方向の操作である。また第2の操作方向は、操作者から見て前後方向に操作する方向となる。この前方向の操作は、矢印D方向の操作であり、操作レバー3を操作者側に引き寄せるような操作となる。また後方向の操作とは、矢印C方向の操作であり、操作レバー3を操作者から遠ざけるような操作となる。
なお、この矢印A方向及び矢印B方向の操作により操作レバー3が形成する操作面と、矢印C方向及び矢印D方向の操作により操作レバー3が形成する操作面とは、交差し、実質的に直交する。
またこのレバースイッチ装置1は、図3(a)に示すように、変換部5の後述する基部50の裏面52に設けられ、磁場を生成する磁場生成部としての磁石6と、磁石6が生成する磁場内に設けられ、操作レバー3の第1の操作方向及び第2の操作方向の操作に基づいて、変換部5と共に実質的に十字方向に移動する磁石6の磁場の変化を検出する磁気検出部としての磁気センサ7と、を備えて概略構成されている。
なお、変形例として、レバースイッチ装置1は、変換部5に磁気センサ7が配置され、後述するインシュレータ81に磁石6が配置される構成であっても良い。
(筐体2の構成)
筐体2は、例えば、下部筐体20と上部筐体21とから構成されている。この上部筐体21の側面211には、操作レバー3の形状に基づいて突出するように円筒形状を有して突出する円筒部212が設けられている。上述の開口部213は、この円筒部212の開口である。
筐体2は、例えば、下部筐体20と上部筐体21とから構成されている。この上部筐体21の側面211には、操作レバー3の形状に基づいて突出するように円筒形状を有して突出する円筒部212が設けられている。上述の開口部213は、この円筒部212の開口である。
また上部筐体21の内側には、図2に示すように、節度部25が設けられている。この節度部25は、操作レバー3の矢印A方向及び矢印B方向の操作方向に伸びる溝である凹部25aを備えている。この凹部25aには、後述するブラケット4の節度機構部48の節度ピース482が接触している。上述のように、レバースイッチ装置1は、モーメンタリ−スイッチとして構成されている。従って凹部25aは、操作レバー3に対する矢印A方向及び矢印B方向の操作が終了した後、凹部25a方向の弾性力を付加されている節度ピース482が、この弾性力に基づいて凹部25aに案内されながら中立位置に復帰するような溝形状を有している。
下部筐体20と上部筐体21の間には、図2に示すように、ミドルケース23が設けられている。このミドルケース23は、図2の紙面の上面に開口部230を有している。この開口部230は、変換部5が移動可能に配置されている。
このミドルケース23は、円弧形状のガイド235を有し、このガイド235には、ブラケット4から突出する突出部47が挿入される。ブラケット4は、第1の操作方向の操作が、第1の回転軸40が挿入される軸穴215と、このガイド235と、に案内されながら第1の回転軸40を軸として回転する。
(操作レバー3の構成)
操作レバー3は、筐体2側が太く、先端側が筐体2側より細い、円筒形状を有するレバー本体30を備えている。このレバー本体30の筐体2側には、筐体2の内部に挿入される被挿入部31が設けられている。
操作レバー3は、筐体2側が太く、先端側が筐体2側より細い、円筒形状を有するレバー本体30を備えている。このレバー本体30の筐体2側には、筐体2の内部に挿入される被挿入部31が設けられている。
この被挿入部31は、レバー本体30よりも細い形状を有している。この被挿入部31の先端部311には、ばね313が挿入される開口312が形成されている。この開口312には、ばね313を収縮させた状態で、先端が半球形状となる円柱形状を有する節度ピース314が挿入されている。
この節度ピース314は、その側面に凸部314aを有している。この凸部314aは、操作レバー3の先端部311の側面に形成された細長い穴315内に突出し、ばね313の弾性力により節度ピース314が開口312から抜けないように穴315と接触している。
操作レバー3の先端には、操作レバー3に対して回転操作可能なノブ32が設けられている。
このノブ32は、操作レバー3の内部に配置されるシャフト320と連結されている。このシャフト320の先端には、下部筐体20方向に突出する操作アーム321が設けられている。この操作アーム321は、操作レバー3が筐体2に組み付けられた状態において、下部筐体20に配置されたライトスイッチ用のコンタクトホルダ80と連結される。レバースイッチ装置1は、操作者がノブ32を回転操作することにより、シャフト320を介して操作アーム321が回転し、コンタクトホルダ80を移動させてヘッドライト等の点灯及び消灯を行うことが可能となるように構成されている。
操作レバー3の先端部311には、操作レバー3の長手方向と交差する方向に突出する円柱形状の駆動ピン316が設けられている。第2の回転軸310は、この駆動ピン316よりもノブ32側に設けられ、駆動ピン316と同方向に円柱形状を有して突出している。
操作レバー3の節度ピース314は、筐体2に操作レバー3が取り付けられると、ブラケット4に設けられた節度部43と接触するように構成されている。この節度部43は、凹部43aと、斜面43bと、保持部43cと、を備えている。
凹部43aは、例えば、節度ピース314が保持される凹みである。操作レバー3が操作されていない場合、節度ピース314は、この凹部43aと接触している。
斜面43bは、図2の紙面において、凹部43aの下側に傾斜して設けられている。操作レバー3が矢印D方向、つまりパッシング操作方向に操作された場合、節度ピース314は、この斜面43bに接触しながら移動する。しかし、パッシング操作を保持する凹部が節度部43には形成されていないので、操作が終了すると、節度ピース314は、ばね313の弾性力により、凹部43aの方向に移動し、凹部43aに保持される。
保持部43cは、図2の紙面において、凹部43aの上側に設けられている。操作レバー3が矢印C方向、つまりディマ操作方向に操作された場合、節度ピース314は、凹形状を有する保持部43cに保持されるので、操作レバー3は、凹部43aに戻ることなく保持される。
なお、操作レバー3は、上述のいずれの操作位置に操作レバー3が位置していても、後述する節度部25に案内されながら、左右の方向指示器を点滅させる矢印A方向及び矢印B方向の操作を行うことが可能となるように構成されている。
(ブラケット4の構成)
ブラケット4は、操作レバー3になされた第1の操作方向(矢印A方向及び矢印B方向)の操作においては、操作レバー3と一体となって第1の回転軸40を軸として回転すると共に、操作レバー3になされた第2の操作方向(矢印C方向及び矢印D方向)の操作においては、操作レバー3の第2の回転軸310を軸とした回転を許容するように構成されている。
ブラケット4は、操作レバー3になされた第1の操作方向(矢印A方向及び矢印B方向)の操作においては、操作レバー3と一体となって第1の回転軸40を軸として回転すると共に、操作レバー3になされた第2の操作方向(矢印C方向及び矢印D方向)の操作においては、操作レバー3の第2の回転軸310を軸とした回転を許容するように構成されている。
このブラケット4は、第1の回転軸40を回転軸とした回転が可能となるように、下部筐体20と上部筐体21とに挟まれて筐体2に取り付けられている。
ブラケット4は、図2の紙面上側に突出するように円柱形状の第1の回転軸40が設けられており、この第1の回転軸40は、上部筐体21の内部に設けられた軸穴215に、回転可能に挿入されている。
またブラケット4は、操作レバー3の被挿入部31が挿入される挿入開口45が設けられている。この挿入開口45の近傍の内面41及び内面42には、操作レバー3の第2の回転軸310が挿入される挿入孔46が設けられている。
操作レバー3は、内面41及び内面42の挿入孔46に挿入された第2の回転軸310を軸としてブラケット4に対して回転するように構成されている。
スリット410及びスリット420は、第2の操作方向と交差する方向に形成される。具体的には、ブラケット4の内面41に設けられたスリット410は、図2の紙面において水平方向に長い孔として形成されている。また、内面41に対向する内面42に設けられたスリット420は、スリット410と同方向に伸びる長い孔として形成されている。
このスリット410には、変換部5の第1の凸部530が挿入され、スリット420には、第2の凸部540が挿入される。従って、変換部5は、スリット410及びスリット420に沿って、図2の紙面の左右方向に直線的に移動する。
またブラケット4は、図2の紙面左方向に突出するように、言い換えるなら、節度部25の方向に突出するように、節度機構部48が設けられている。この節度機構部48は、上述の節度部25と共に、操作レバー3の矢印A方向及び矢印B方向の操作の節度を形成するものである。節度機構部48は、図2の紙面において、節度部25方向に開口する開口480を有している。この開口480には、ばね481が、節度ピース482と共に挿入され、節度ピース482に節度部25方向の弾性力を付加している。
この節度ピース482は、先端が半球形状となる円柱形状を有している。この節度ピース482は、節度部25の凹部25aに押し付けられるような弾性力を、ばね481を介して付加されている。節度ピース482は、操作レバー3になされた矢印A方向及び矢印B方向の操作に基づいて、凹部25aに沿って、ブラケット4と共に移動するように構成されている。
(変換部5の構成)
変換部5は、図3(a)〜図3(c)に示すように、基部50と、基部50の表面51に設けられ、操作レバー3の駆動部材としての駆動ピン316が挿入されると共に操作レバー3を支持し、基部50に対して傾斜するように設けられた第1の案内溝としてのガイド534及び第2の案内溝としてのガイド544に沿って駆動ピン316が移動する第1の支持部53及び第2の支持部54と、を備えて概略構成されている。
変換部5は、図3(a)〜図3(c)に示すように、基部50と、基部50の表面51に設けられ、操作レバー3の駆動部材としての駆動ピン316が挿入されると共に操作レバー3を支持し、基部50に対して傾斜するように設けられた第1の案内溝としてのガイド534及び第2の案内溝としてのガイド544に沿って駆動ピン316が移動する第1の支持部53及び第2の支持部54と、を備えて概略構成されている。
基部50は、板形状を有している。この基部50の表面51は、図3(b)に示すように、基部50側のブラケット4の裏面400と接触している。つまり変換部5は、移動する際、基部50の表面51をブラケット4の裏面400に接触させながら移動することとなる。従って図2に示すように、変換部5の基部50の表面51とミドルケース23の裏面231とは、接触せずに隙間が形成されている。
第1の支持部53及び第2の支持部54は、基部50の表面51から立ち上がるように、間隔を有して設けられている。
第1の支持部53及び第2の支持部54は、基部50の終端部501側から先端部500に向けて傾斜する傾斜部531及び傾斜部541が設けられている。この傾斜部531及び傾斜部541の間に形成される開口部56は、ブラケット4に取り付けられた操作レバー3の先端部311が挿入され、さらに突出するように構成されている。
この第1の支持部53の内面532には、肉厚部533が設けられ、この肉厚部533の傾斜部533aが第1の支持部53の傾斜部531と共にガイド534を形成している。このガイド534には、操作レバー3の駆動ピン316が挿入され、移動を案内される。
同様に、第2の支持部54の内面542には、肉厚部543が設けられ、この肉厚部543の傾斜部543aが第2の支持部54の傾斜部541と共にガイド544を形成している。このガイド544には、操作レバー3の駆動ピン316が挿入され、移動を案内される。
(磁石6の構成)
磁石6は、例えば、アルニコ磁石、フェライト磁石、ネオジム磁石等の永久磁石、又は、フェライト系、ネオジム系、サマコバ系、サマリウム鉄窒素系等の磁性体材料と、ポリスチレン系、ポリエチレン系、ポリアミド系、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)等の合成樹脂材料と、を混合して所望の形状に成形したプラスチックマグネットである。また磁石6は、コイルを含む電磁磁石であっても良い。
磁石6は、例えば、アルニコ磁石、フェライト磁石、ネオジム磁石等の永久磁石、又は、フェライト系、ネオジム系、サマコバ系、サマリウム鉄窒素系等の磁性体材料と、ポリスチレン系、ポリエチレン系、ポリアミド系、アクリロニトリル/ブタジエン/スチレン(ABS)等の合成樹脂材料と、を混合して所望の形状に成形したプラスチックマグネットである。また磁石6は、コイルを含む電磁磁石であっても良い。
この磁石6は、図3(c)に示すように、円柱形状を有している。この磁石6は、例えば、図3(b)の紙面の上下方向に磁化され、磁気センサ7側が第1の磁極(例えばN極)、変換部5の裏面52側が第2の極(例えばS極)となっている。なお磁化方向は、逆でも良いし、磁気センサ7が操作レバー3の操作に基づいて磁場の変化を検出可能な磁化方向であれば良い。
(磁気センサ7の構成)
磁気センサ7は、図3(b)に示すように、インシュレータ81に配置されている。このインシュレータ81は、下部筐体20とミドルケース23とに挟まれるように配置されている。
磁気センサ7は、図3(b)に示すように、インシュレータ81に配置されている。このインシュレータ81は、下部筐体20とミドルケース23とに挟まれるように配置されている。
この磁気センサ7は、例えば、磁気抵抗素子を用いたMR(Magneto Resistive)センサ、及びホール素子を用いたホールセンサ等である。
この磁気センサ7は、図3(c)に示すように、変換部5の十字方向の移動、つまり矢印A方向と矢印B方向、この矢印A方向及び矢印B方向に交差する矢印E方向及び矢印F方向の移動を検出するように構成されている。
以下では、本実施の形態に係るレバースイッチ装置1の動作について説明する。
(動作)
図4(a)は、実施の形態に係るレバースイッチ装置の変換部がミドルケースの開口部から突出している様子を示す概略図であり、図4(b)及び図4(c)は、操作レバーの操作に基づく変換部の移動を説明するための概略図である。なお図4(a)では、ブラケット4に支持されていない状態を図示している。
図4(a)は、実施の形態に係るレバースイッチ装置の変換部がミドルケースの開口部から突出している様子を示す概略図であり、図4(b)及び図4(c)は、操作レバーの操作に基づく変換部の移動を説明するための概略図である。なお図4(a)では、ブラケット4に支持されていない状態を図示している。
まず、操作レバー3は、図4(a)に示すように、第1の操作方向に操作されると、操作レバー3と共にブラケット4が、第1の回転軸40を軸として回転する。この際、変換部5は、図3(c)に示すように、インシュレータ81に対して、円弧を描くように矢印A方向及び矢印B方向に移動する。
続いて、操作レバー3は、第2の操作方向である矢印C方向に操作されると、ブラケット4に対して第2の回転軸310を軸として回転する。
操作レバー3の駆動ピン316は、変換部5のガイド534及びガイド544に挿入されているので、図4(b)の紙面において、このガイド534及びガイド544を傾斜に沿って押し上げる力を付加する。
しかし、変換部5は、ブラケット4のスリット410及びスリット420に案内されると共に、ブラケット4の裏面400に案内されながら移動するので、図4(b)に示すように、矢印C方向の回転が、スリット410及びスリット420と、裏面400と、に案内された矢印E方向の直線移動となる。
続いて、操作レバー3は、第2の操作方向である矢印D方向に操作されると、ブラケット4に対して第2の回転軸310を軸として回転する。
操作レバー3の駆動ピン316は、変換部5のガイド534及びガイド544に挿入されているので、図4(c)の紙面において、このガイド534及びガイド544を傾斜に沿って押し下げる力を付加する。
しかし、変換部5は、ブラケット4のスリット410及びスリット420に案内されると共に、ブラケット4の裏面400に案内されながら移動するので、図4(c)に示すように、矢印D方向の回転が、スリット410及びスリット420と、裏面400と、に案内された矢印F方向の直線移動となる。
従って、磁気センサ7は、図3(c)に示すように、第1の操作方向及び第2の操作方向の磁石6の移動が、実質的に同じ平面内の十字方向の移動に変換されるので、操作レバー3の操作位置を検出することが可能となる。
(実施の形態の効果)
本実施の形態に係るレバースイッチ装置1は、切替位置のばらつきを抑制することができる。具体的には、レバースイッチ装置1は、変換部5が、ブラケット4のスリット410及びスリット420に案内されると共に、裏面400に案内されて直線的な移動に規制されていることから、筐体2に対して第2の操作方向にブラケット4ががたついても、スリット410及びスリット420に交差する方向のがたつきなので、変換部5の矢印E方向及び矢印F方向の移動量が小さく、切替位置のばらつきを抑制することができる。
本実施の形態に係るレバースイッチ装置1は、切替位置のばらつきを抑制することができる。具体的には、レバースイッチ装置1は、変換部5が、ブラケット4のスリット410及びスリット420に案内されると共に、裏面400に案内されて直線的な移動に規制されていることから、筐体2に対して第2の操作方向にブラケット4ががたついても、スリット410及びスリット420に交差する方向のがたつきなので、変換部5の矢印E方向及び矢印F方向の移動量が小さく、切替位置のばらつきを抑制することができる。
このレバースイッチ装置1は、固定接点と可動接点による接触式のスイッチではなく、主に磁石6と磁気センサ7とで構成される非接触スイッチであるので、ブラケット4等のがたにより、磁気センサ7に対して磁石6が離れるように移動したとしても、接触式のスイッチと比べて、オン・オフの切替位置に対する影響が小さい。
このレバースイッチ装置1は、非接触スイッチであるので、可動接点と固定接点との摩擦力による操作レバー3の操作力の増加を抑制することができる。またレバースイッチ装置1は、可動接点と固定接点との電気的な接続を確実にするための可動接点の弾性力が必要ないので、可動接点の弾性力による操作レバーのがたつき等を抑制することができる。
このレバースイッチ装置1は、上述のように、オン・オフの切替位置のばらつきが少ないので、切替位置を判定する際のしきい値の設定が容易となる。
変形例として、レバースイッチ装置1は、非接触スイッチとして構成されていたが、これに限定されず、第2の操作方向のブラケット4のがたつきによる変換部5の矢印E方向及び矢印F方向の移動量が小さいので、接触式のスイッチとして構成されても良い。
以上、本発明のいくつかの実施の形態及び変形例を説明したが、これらの実施の形態及び変形例は、一例に過ぎず、特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。これら新規な実施の形態及び変形例は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更等を行うことができる。また、これら実施の形態及び変形例の中で説明した特徴の組合せの全てが発明の課題を解決するための手段に必須であるとは限らない。さらに、これら実施の形態及び変形例は、発明の範囲及び要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…レバースイッチ装置、2…筐体、3…操作レバー、4…ブラケット、5…変換部、6…磁石、7…磁気センサ、9…車両、20…下部筐体、21…上部筐体、23…ミドルケース、25…節度部、25a…凹部、30…レバー本体、31…被挿入部、32…ノブ、40…第1の回転軸、41…内面、42…内面、43…節度部、43a…凹部、43b…斜面、43c…保持部、45…挿入開口、46…挿入孔、47…突出部、48…節度機構部、50…基部、51…表面、52…裏面、53…第1の支持部、54…第2の支持部、56…開口部、80…コンタクトホルダ、81…インシュレータ、90…ステアリング、91…ステアリングコラムカバー、210…上面、211…側面、212…円筒部、213…開口部、215…軸穴、230…開口部、231…裏面、235…ガイド、310…第1の回転軸、311…先端部、312…開口、313…ばね、314…節度ピース、314a…凸部、315…穴、316…駆動ピン、320…シャフト、321…操作アーム、400…裏面、410…スリット、420…スリット、480…開口、481…ばね、482…節度ピース、500…先端部、501…終端部、530…第1の凸部、531…傾斜部、532…内面、533…肉厚部、533a…傾斜部、534…ガイド、540…第2の凸部、541…傾斜部、542…内面、543…肉厚部、543a…傾斜部、544…ガイド
Claims (5)
- 開口部が形成された筐体と、
前記開口部に挿入され、第1の回転軸、及び前記第1の回転軸と交差する第2の回転軸に基づく第1の操作方向及び第2の操作方向に操作可能な操作レバーと、
前記操作レバーと一体に前記第1の操作方向に回転すると共に、前記第2の操作方向の操作が可能となるように前記操作レバーを保持し、対向する内面に第1の案内部及び第2の案内部を有する保持部と、
前記第1の案内部に案内される第1の凸部、及び前記第2の案内部に案内される第2の凸部を有し、前記第1の操作方向の操作に基づいて、前記保持部に保持されながら前記操作レバーの先端部と一体に移動し、前記第2の操作方向の操作に基づいて、前記先端部の移動を前記第1の案内部及び前記第2の案内部に案内された直線的な移動に変換する変換部と、
を備えたレバースイッチ装置。 - 前記操作レバーは、長手方向と交差する方向に突出する駆動部材を前記先端部に有し、
前記変換部は、基部と、前記基部の表面に設けられ、前記操作レバーの前記駆動部材が挿入されると共に前記操作レバーを支持し、前記基部に対して傾斜するように設けられた第1の案内溝及び第2の案内溝に沿って前記駆動部材が移動する第1の支持部及び第2の支持部と、を有する、
請求項1に記載のレバースイッチ装置。 - 前記変換部の前記基部の裏面に設けられ、磁場を生成する磁場生成部と、
前記磁場生成部が生成する前記磁場内に設けられ、前記操作レバーの前記第1の操作方向及び前記第2の操作方向の操作に基づいて、前記変換部と共に実質的に十字方向に移動する前記磁場生成部の前記磁場の変化を検出する磁気検出部と、
を備えた請求項2に記載のレバースイッチ装置。 - 前記変換部は、前記保持部の前記第1の案内部及び前記第2の案内部に案内されると共に、前記基部に対向する前記保持部の裏面に案内されながら前記直線的な移動を行う、
請求項2又は3に記載のレバースイッチ装置。 - 前記第1の案内部及び前記第2の案内部は、前記第2の操作方向と交差する方向に形成される、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載のレバースイッチ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2014050022A JP2015176652A (ja) | 2014-03-13 | 2014-03-13 | レバースイッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2014050022A JP2015176652A (ja) | 2014-03-13 | 2014-03-13 | レバースイッチ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2015176652A true JP2015176652A (ja) | 2015-10-05 |
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ID=54255704
Family Applications (1)
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JP2014050022A Pending JP2015176652A (ja) | 2014-03-13 | 2014-03-13 | レバースイッチ装置 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2015176652A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018215157A1 (de) * | 2017-05-22 | 2018-11-29 | Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh | SCHALTER MIT UMLENKHEBEL UND GROßEM SCHALTWEG |
-
2014
- 2014-03-13 JP JP2014050022A patent/JP2015176652A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2018215157A1 (de) * | 2017-05-22 | 2018-11-29 | Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh | SCHALTER MIT UMLENKHEBEL UND GROßEM SCHALTWEG |
CN110678358A (zh) * | 2017-05-22 | 2020-01-10 | 法雷奥开关和传感器有限责任公司 | 具有偏转杆和大开关路径的开关 |
US11433802B2 (en) | 2017-05-22 | 2022-09-06 | Valeo Schalter Und Sensoren Gmbh | Switch with reversing lever and large switching path |
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