JP2015173636A - 田植機 - Google Patents

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Yasushi Miyake
康司 三宅
土井 邦夫
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邦夫 土井
彬 石川
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彬 石川
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Abstract

【課題】機体後進時や機体旋回時等に、圃場又は枕地面と接触することによるセンサの破損を防ぐことができる田植機を提供する。【解決手段】圃場接地面を検知するフロートを備える田植機であって、前記フロートとは別に設けられ、圃場表面を検知するセンサを備え、前記センサは、前記圃場表面を追従する検知部と該検知部を揺動自在に支持する支持部を有し、前記センサの支持部に含まれる揺動軸を支点として、前記検知部を上方へ揺動させた状態で保持可能である。【選択図】図5

Description

本発明は、田植機に関する。
特許文献1には、圃場接地面を検知するフロートとは別に設けられ、圃場表面を感知する感知センサを備え、該感知センサの揺動量から苗植付装置の圃場表面に対する高さを検出する田植機が開示されている。
特開平10−295121号公報
圃場表面を検知するセンサを備えた田植機では、機体後進時に圃場表面を追従するセンサの先端が圃場の土中へ貫入することで、破損する可能性があった。
本発明の田植機は、圃場接地面を検知するフロートを備える田植機であって、前記フロートとは別に設けられ、圃場表面を検知するセンサを備え、前記センサは、前記圃場表面を追従する検知部と該検知部を揺動自在に支持する支持部を有し、前記センサの支持部に含まれる揺動軸を支点として、前記検知部を上方へ揺動させた状態で保持可能である。
前記センサは、少なくとも主変速レバーを後進位置にすると、前記揺動軸を支点として上方へ揺動された状態で保持される。
前記センサの上方への揺動操作と前記主変速レバーの操作を連動させる構造をワイヤを用いて構成し、前記主変速レバーの後進操作に連動して、前記ワイヤのテンションを調節し、前記センサを、前記揺動軸を支点として上方へ揺動した状態で保持可能である。
本発明によれば、機体後進時に、圃場と接触することによるセンサの破損を防ぐことができる。
田植機の側面図である。 植付部の上面図である。 植付部の側面図である。 センサの斜視図である。 センサの収納操作を示す図である。 センサとレバーの連動構造を示す図である。 センサと主変速レバーの連動構造の別実施形態を示す図である。 ワイヤによってセンサを上方へ揺動する構造を示す図である。
図1に示すように、田植機1は、エンジン2、動力伝達部3、植付部4及び昇降部5を備える。植付部4は、昇降部5を介して機体に連結されており、昇降部5の作動を制御することによって上下方向に自動昇降可能である。植付部4には、動力伝達部3を介してエンジン2からの動力が伝達される。田植機1は、エンジン2の駆動によって走行しながら、植付部4によって圃場に苗を植え付ける。
本実施形態では、圃場に田面水が張られた状態で、圃場表面から所定の植え付け深さでの苗の植え付け作業が行われる場合について説明する。なお、圃場に田面水が張られていない状態での植え付け作業についても同様の技術思想を適用できる。
エンジン2からの駆動力は、動力伝達部3においてトランスミッション6を介して、PTO軸7に伝達される。PTO軸7はトランスミッション6から後方に突出して設けられる。PTO軸7からユニバーサルジョイントを介して植付伝動ケース8に動力が伝達されて、植付部4が駆動される。また、トランスミッション6から後方に向けて駆動軸9が設けられ、駆動軸9からリアアクスルケース10に駆動力が伝達される。
植付部4は、植付アーム11、植付爪12、苗載台13、フロート14等を備える。植付爪12は、植付アーム11に取り付けられている。植付アーム11は、植付伝動ケース8から伝達される動力によって回転する。
植付爪12には、苗載台13から苗が供給される。植付アーム11の回転運動に伴って、植付爪12が圃場内に挿入され、所定の植深さ(植付爪12の爪出量)となるように苗が植え付けられる。なお、本実施形態では、ロータリ式の植付爪を採用しているが、クランク式のものを用いても良い。
[フロート]
図2に示すように、植付部4は、左右方向に配置される複数のフロート(本実施形態ではセンターフロート14A及び二つのサイドフロート14B)を備える。各フロートは、植付部4を構成する植付フレーム15に取り付けられる。より具体的には、各フロートの前端は植付フレーム15に対して上下方向に揺動可能に支持され、各フロートの後端は植付フレーム15に設けられる回動支軸16にリンク機構17を介して昇降可能に取り付けられる。
図3に示すように、回動支軸16又はリンク機構17には、ポテンショメータ等の適宜のセンサが取り付けられており、該センサによりリンク高さh0が検出される。このリンク高さh0は、植付爪12の爪出量(植付爪12の先端部とフロート底面との距離)として検出される。そして、後述のようにセンターフロート14Aの沈下量dを用いて、実植付深さh(h=h0+d)として検出される。
中央に配置されるセンターフロート14Aは、圃場接地面検知用のフロート検知体として利用される。具体的には、圃場の凹凸に応じて変化するセンターフロート14Aの揺動角(フロート前面で受ける抵抗に応じたピッチング方向の回動角度:フロート角α)に基づいてフロートの目標角βを決定し、フロート角αが目標角βに近付くように植付部高さ(植深さ)が制御されている。
[整地装置]
図2に示すように、植付部4の前部であって、フロート14(14A・14B)の前方には、枕地整地用の整地装置20が設けられている。整地装置20は、植付フレーム15に対して高さ変更可能に支持される。
駆動軸9からの動力の一部がリアアクスルケース10を介して整地伝動軸21に分岐され、整地伝動軸21からユニバーサルジョイント22、入力軸23及び整地伝動ケース24を介して、両側方に向けて延出される駆動軸25に伝達される。各駆動軸25には、複数のロータ26が固定され、駆動軸25の回転駆動によってロータ26が回転して圃場が整地される。
整地装置20は、中央が前方に配置され、中央から両側方に向かうに従ってそれぞれ前方から後方に向けて傾斜するように配置される。つまり、中央部が他の部位よりも前方に位置するように設けられている。上面視では、整地装置20はハの字状に配置される。
整地装置20を上面視ハの字状に配置することで、センターフロート14Aの前方にスペースを確保することができる。このスペースを利用して、センターフロート14Aを前方に移動させることで、センターフロート14Aの均平部と植付苗の間に後述するセンサ30を無理なく配置することができる。また、センターフロート14Aの回動支軸16の位置をサイドフロート14Bと同一側面位置に配置しても、センターフロート14A前方のスペースを利用して、センターフロート14Aを極力長くすることができる。
若しくは、整地装置20によって形成されるスペースを利用して、センターフロート14Aの後端面の位置はそのままで前端面を前方に延出することも可能であり、係る場合も同様にフロートによるセンシング精度の向上を図ることができる。また、センターフロート14Aの面積を長くすることで、センシング能力が上がり、植付部4の昇降を最適に制御できる。さらに、センターフロート14Aのフロート形状を変更する際に、泥流の流れ及び形状バランス等を最適に設計することができ、植付部4の昇降制御の精度をより向上できる。
[センサ]
図2及び図3に示すように、センターフロート14Aにおいて、植付部4の植え付け位置Pの直前方には、圃場表面を検出するセンサ30が設けられる。センサ30は、前方から後方に向けて延出される。センサ30は、植付フレーム15にピッチング方向に揺動自在に支持され、その揺動支点を中心として重力によって垂れ下がるため、先端部が圃場表面に接触した状態が維持される。つまり、センサ30の先端部が常に圃場表面を追従するように田植機1が進行する。
センサ30の揺動角度θを計測することによって、センサ30と圃場の位置関係を検出することができ、圃場の実高さ(苗を植え付ける田面高さ)を検出することができる。このように、センサ30によって圃場の実高さを検出することによって、センターフロート14Aの沈下量d(泥状の圃場への沈み込み量)を計測できる。
以上のように、圃場接地面の検知用に用いられるセンターフロート14Aとは別にセンサ30を設けて、センサ30によって植え付け位置Pの近傍で圃場表面を検知している。このように、センサ30によって苗の植え付け直前でのセンシングを実現することで、センシング精度の向上を図ることができる。
本実施形態において、植え付け位置Pは、リンク機構17を介して回動するフロートの後端部の側方である。また、植え付け位置Pの直前方位置とは、苗を植え付けるためにフロートで整地された後の圃場であり、そのような安定した状態の圃場をセンシングするため、圃場の表面に現れる凹凸形状がセンサ30に与える影響及びフロートによって生じる泥水流がセンサ30に与える影響を低減できる。
図2及び図3に示すように、センサ30は、圃場表面の凹凸に倣って追従する検知部31と、検知部31をピッチング方向に揺動自在に支持する支持部32を有する。
検知部31は、複数の棒体40によって構成され、ステー41に複数の棒体40の同一端が支持されることで、レーキ状に形成される。各棒体40は、前後方向に平行に配置され、かつ、側面視で、その基部から後下方に向けて延出され、圃場表面を追従する先端部は基端部側より水平面との角度が小さくなるように、中途部から曲成される。ステー41は支柱42に固定される。
支持部32は、各棒体40を支持するステー41と、ステー41を支持する支柱42と、植付フレーム15に設けられる揺動軸43とを含む。支柱42の基端部は揺動軸43に巻装されている。つまり、揺動軸43は、支柱42を揺動自在に支持する。
以上のように、検知部31は、支持部32に揺動自在に支持されており、検知部31の圃場表面追従時における揺動角度を計測することで、圃場表面を検知する。
図4に示すように、検知部31の各棒体40は線状に形成されており、各棒体40を平行に並べた上で、鉄製のステー41に固定して、レーキ状に構成している。各棒体40は、個別に、または、その基部側を繋ぐように一体的に成形可能である。線状である棒体40は、針金等、所望の長さに対して形状を保持できる程度の強度を有するものが適している。各棒体40は、その基部がステー41に固定される。
各棒体40は、例えば、線径:3mmであり、ピッチ:10mmとして配列される。このように、各棒体40を細長く構成することによって、圃場及び田面水との接触面積を小さくして水流による揚力を低減し、検知部31が圃場から離れ難くなるようにしている。これとともに、検知部31をレーキ状に構成することによって、各棒体40間に夾雑物が噛みこむことを防ぎ、水抜けをよくしている。
また、棒体40を線状に成形することで、浮力の影響を受けにくく、機体が水田を高速で走行している際であっても、圃場表面を追従させることができる。
なお、棒体40を構成する材料として、鉄等の金属の他に樹脂を用いることができる。樹脂は、成形性が良く、鉄等に比べて軽いため、圃場の泥面に対して沈みにくい。
[センサの収納]
図5に示すように、支柱42の基端寄りにワイヤ50を連結している。ワイヤ50は、支柱42との連結部から上方に向けて延出され、支柱42を上方に移動可能に構成されている。
ワイヤ50を上方へ引っ張ることで、ワイヤ50と連結されている支柱42を揺動軸43を支点として上方へ揺動させ、検知部31を上方へ揺動させる。そして、ワイヤ50に対するテンションを維持することで、検知部31は上方へ揺動した状態で保持可能となる。言い換えると、センサ30を上方へ収納することで、検知部31を圃場表面から退避させることができる。このようにして、機体後進時にセンサ30を上方へ収納することで、検知部31の先端部が圃場の土中へ貫入することを回避でき、センサ30の破損を抑えることができる。
また、センサ30を上方へ収納する際に、検知部31に堆積した夾雑物などを振り落とすこともでき、センサ30による圃場表面のセンシング精度の維持も期待できる。
ワイヤ50を支柱42の基端寄りに連結することで、センサ30の揺動時におけるモーメントの作用に与える影響を小さくできるため、センサ30による圃場表面のセンシングへの影響を低減できる。
田植機1では、機体後進時、及び、機体旋回時には、植付部4を上昇させる。そのため、センサ30の収納操作を植付部4の昇降動作に連動させることで、機体後進時には圃場の土中にセンサ30の先端部が貫入することを抑えることができる。
具体的には、以下に示すように、植付部4の昇降動作とセンサ30の収納操作をワイヤ50を介して連動連結している。
ワイヤ50の他端(支柱42と連結される側と反対側の端部)は、植付部4の上昇時に支柱42との連結部(より詳しくは非上昇時における連結部の位置)から離れていく箇所で、かつ、植付部4の上昇後に検知部31が上方の収納位置に維持されるように、ワイヤ50のテンションを維持できる箇所に連結される。
このような構成にすることで、植付部4の上昇動作に応じて、検知部31は揺動軸43を支点として徐々に上方に揺動し、その状態を保持する。植付部4が下降動作に入ると、下降動作に応じて、検知部31は徐々に下方に揺動し、植付位置まで下降した時に圃場表面をセンシング可能な位置へと戻される。
センサ30の上方への収納操作はレバー等の操作具を用いて実現することができる。
図6に示すように、センサ30の収納操作を行うことができるレバー51が設けられる。センサ30とレバー51は、ワイヤ50を介して連結されており、レバー51の操作によって、センサ30を上方で収納できる。
レバー51は、操作体52及び操作体52から下方に延出されたアーム53を有し、アーム53の他端(下端)にはワイヤ50が連結される。レバー51は、アーム53の中途部に設けられる回動支点54を中心に回動自在に構成される。レバー51の操作により、ワイヤ50のテンションが調節され、センサ30を収納する。
例えば、レバー51をステアリングコラムに配置することで、機体操縦時におけるセンサ30の収納操作を容易に行うことができる。
以上のような構成にすることで、レバー51の操作に応じて、センサ30を上方へ収納できる。そのため、機体後進時にレバー51を操作することで、センサ30を上方へ収納し、圃場表面を追従する検知部31の先端部が圃場の土中へ貫入することを回避でき、センサ30の破損を抑えることができる。
なお、上記の構成は、センサ30の収納を操作できる構成であればよく、例えば、レバー51の代わりにスイッチを設けて該スイッチの操作に応じてワイヤ50のテンションを変更してセンサ30を収納する構成としてもよい。
[主変速レバーの操作と連動]
センサ30の収納操作は、主変速レバー60の操作と連動させることがより好ましい。
主変速レバー60は、トランスミッション6に連動連結されており、ステアリングコラムに形成されたガイド溝に沿って主変速レバー60を操作することで、田植機1の走行モードを前進、中立、後進、苗継、移動といった各走行モードに切り替えることができる。
本実施形態では、機体後進時におけるセンサ30の破損を防ぐために、センサ30の収納操作は、主変速レバー60の後進操作と連動させている。
センサ30と主変速レバー60はワイヤ50を介して連結される。オペレータが主変速レバー60を後進位置にすると、主変速レバー60に接続された適宜のリンク機構を介して、ワイヤ50のテンションが調節され、センサ30は、揺動軸43を支点として上方へ揺動される。主変速レバー60を後進位置にしている限りは、ワイヤ50のテンションが維持され、センサ30を上方で保持する。
このように、オペレータの後進操作に連動して、センサ30は上方に揺動されるため、機体後進時に、検知部31の先端部が圃場の土中へ貫入し、破損することを抑えられる。また、オペレータの後進操作に連動するため、機体を実際に後進させるときには、センサ30は上方へ収納されている。そのため、センサ30の収納遅れによる圃場の土中への貫入を抑えることができる。
また、センサ30の収納操作を主変速レバー60の操作と連動させる場合、主変速レバー60を後進位置にすると、田植機1の走行モードが後進に切り替わり、かつ、センサ30を収納できるため、別途の操作が不要となり操作性が向上する。
センサ30の収納操作は、同様に植付昇降レバーの操作に連動させることもできる。
植付昇降レバーは、植付部4を昇降させる昇降部5に含まれる昇降シリンダを操作することができるように構成されており、ステアリングコラムに形成されたガイド溝に沿って植付昇降レバーを操作すると、植付部4の上昇、植付部4の下降、植付の開始、植付の停止といった各動作に切り替えることができる。
センサ30の収納操作と植付昇降レバーによる植付部4の上昇操作を連動させると、植付昇降レバーを上昇操作することで、センサ30は上方へ揺動されるため、検知部31が植付部4の適宜の箇所に衝突することを抑えることができる。
なお、主変速レバー60や植付昇降レバー等の他の動作を操作するレバーと、センサ30の収納操作用のレバー51とを併存させて、両方のレバーのうち何れか一方の操作が行われるとセンサ30を収納する構成としてもよい。ただし、その場合、主変速レバー60や植付昇降レバー等の他の動作を操作するレバーによる植付復帰動作(センサ30の収納解除)を、レバー51の収納解除操作に優先させることが好ましい。
以上の構成において、センサ30の収納操作を主変速レバー60、植付昇降レバー、レバー51等の操作具と連動させる場合に、ワイヤ50を用いて構成しているが、必ずしも上述の構成をとる必要はない。センサ30の収納操作を主変速レバー60の後進操作と連動させる場合を例にとって以下で説明する。
図7に示すように、センサ30の収納操作と主変速レバー60の後進操作を連動させる構造として、マイクロスイッチ70、制御回路71、及び、クラッチモータ72が設けられる。
マイクロスイッチ70は、主変速レバー60を後進位置にすると当接するように設けられる。主変速レバー60を後進位置にすると、マイクロスイッチ70の検知信号を制御回路71に入力して、該制御回路71は、その検知信号をもとに揺動軸43に設けられたクラッチモータ72に制御信号を送信することで、該クラッチモータ72の動力によってセンサ30を上方へ揺動させる。詳細には以下の通りである。
主変速レバー60を後進位置にすることで、マイクロスイッチ70がonになり、制御回路71に検知信号が入力される。その検知信号に基づいて、制御回路71がクラッチモータ72に制御信号を送信することで、クラッチモータ72を作動させる。
制御回路71からのクラッチ接続信号によってクラッチモータ72が作動し、その出力軸が揺動軸43に接続されて、さらに制御回路71からの作動信号によってクラッチモータ72からの出力が揺動軸43に伝達されることで、センサ30は上方へ揺動されて収納される。
そして、主変速レバー60を後進位置にしている限りは、マイクロスイッチ70はonの状態で維持されるため、センサ30は上方で保持される。
主変速レバー60を後進位置から他の操作位置にすると、マイクロスイッチ70がoffになり、後進位置から解除位置に操作されたことが制御回路71に検知信号として入力され、その検知信号に基づいて、クラッチモータ72に制御信号が送信される。
制御回路71からのクラッチ切断信号によってクラッチモータ72が作動し、その出力軸が揺動軸43と切断され、クラッチモータ72からの動力が揺動軸43に対して遮断されることで、センサ30は揺動軸43に対して揺動自在となり、検知部31によって圃場表面をセンシング可能な位置へと戻される。
図8に示すように、支柱42の基部側に長穴81を介してワイヤ50を連結することが可能である。支柱42の基部側に長穴81の下部に係止可能な係止突起82が形成されるとともに、長穴81の上部にワイヤ50を介してモータ83が設けられる。
長穴81は、センサ30の揺動を妨げない位置に配置されるとともに、係止突起82はセンサ30の揺動に応じて長穴81内を移動可能に構成される。長穴81は、センサ30の揺動に伴って動かない箇所に上下動可能に取り付けられる。例えば、支柱42基部側近辺にある植付フレーム15に取り付けられる。
モータ83によってワイヤ50を上方に引っ張ることで、長穴81が上方へ移動する。係止突起82が長穴81の下部に係止された後、長穴81の上方への移動に伴って、センサ30が揺動軸43を揺動支点として上方へ揺動される。
以上のように、長穴81を介してセンサ30を上方へ引っ張ることにより、ワイヤ50の張力が直接揺動軸43および支柱42にかからないため、センサ30の耐久性が損なわれにくく、センサ30のセンシング精度を維持することができる。
1:田植機、4:植付部、5:昇降部、12:植付爪、14:フロート、15:植付フレーム、20:整地装置、30:センサ、31:検知部、32:支持部、40:棒体、41:ステー、42:支柱、43:揺動軸、50:ワイヤ、51:レバー、60:主変速レバー

Claims (3)

  1. 圃場接地面を検知するフロートを備える田植機であって、
    前記フロートとは別に設けられ、圃場表面を検知するセンサを備え、
    前記センサは、前記圃場表面を追従する検知部と該検知部を揺動自在に支持する支持部を有し、
    前記センサの支持部に含まれる揺動軸を支点として、前記検知部を上方へ揺動させた状態で保持可能であることを特徴とする田植機。
  2. 前記センサは、少なくとも主変速レバーを後進位置にすると、前記揺動軸を支点として上方へ揺動された状態で保持される請求項1に記載の田植機。
  3. 前記センサの上方への揺動操作と前記主変速レバーの操作を連動させる構造をワイヤを用いて構成し、
    前記主変速レバーの後進操作に連動して、前記ワイヤのテンションを調節し、
    前記センサを、前記揺動軸を支点として上方へ揺動した状態で保持可能である請求項2に記載の田植機。
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