JP2015170568A - 電極の製造方法および電極の製造装置 - Google Patents

電極の製造方法および電極の製造装置 Download PDF

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陽平 濱口
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Abstract

【課題】熱的な劣化を抑制しつつ切断して電極を製造することができる電極の製造方法および電極の製造装置を提供する。
【解決手段】活物質層46を形成した帯状金属箔45での未形成部にタブ形成用の切り込み75を入れる。活物質層46を形成した帯状金属箔45にレーザ照射により切れ目84を入れた切り取り線85を幅方向に延びるように形成する。活物質層46を形成した帯状金属箔45での長さ方向に荷重を加えることにより切り取り線85で電極毎に切断する。
【選択図】図4

Description

本発明は、電極の製造方法および電極の製造装置に関するものである。
二次電池やキャパシタのような蓄電装置は再充電が可能であり、繰り返し使用することができるため電源として広く利用されている。蓄電装置はケース内に電極組立体が収納されている。電極組立体を構成する電極を製造する場合、その製造工程としては、例えば、塗工工程、乾燥工程、プレス工程、打ち抜き工程等を有する。塗工工程において帯状金属箔にスラリー状の活物質合剤を塗布後、乾燥工程およびプレス工程を経て、打ち抜き工程において所望の形状に打ち抜く。ここで、レーザを照射することにより、表面に形成した活物質層と共に金属箔を切断して電極を製造する技術が知られている(例えば、特許文献1)。特許文献1においては、レーザを照射するレーザヘッドを切断面に沿って設定した移動速度により移動させると同時に設定したエネルギー強度のレーザ光をレーザヘッドから照射するようにしている。
特開2012−221912号公報
ところが、電極の打ち抜きの時間短縮を図るべくレーザ光を照射して打ち抜きを行おうとすると、レーザ打ち抜きには熱の問題がある。詳しくは、電極の活物質層は、主に活物質、バインダ(樹脂)、導電助剤よりなり、打ち抜き速度を高くするために高出力レーザを用いると熱により活物質も酸化して電極性能が低下することが懸念される。また、高出力レーザを用いると熱により切断面周辺のバインダの劣化を招いてしまう。このバインダが劣化すると、切断後に活物質の剥がれが生じやすくなることが懸念される。
本発明の目的は、熱的な劣化を抑制しつつ切断して電極を製造することができる電極の製造方法および電極の製造装置を提供することにある。
請求項1に記載の発明では、活物質層を形成した帯状集電体にレーザ照射により切れ目を入れた切り取り線を幅方向に延びるように形成する切取線形成工程と、前記活物質層を形成した帯状集電体での長さ方向に荷重を加えることにより前記切り取り線で電極毎に切断する切断工程と、を有することを要旨とする。
請求項1に記載の発明によれば、切取線形成工程において、活物質層を形成した帯状集電体にレーザ照射により切れ目を入れた切り取り線が幅方向に延びるように形成される。切断工程において、活物質層を形成した帯状集電体での長さ方向に荷重を加えることにより切り取り線で電極毎に切断される。よって、レーザ照射により切れ目を入れた切り取り線が幅方向に延びるように形成されるにすぎず、熱的な劣化を抑制しつつ切断して電極を製造することができる。
請求項2に記載のように、請求項1に記載の発明において、前記切断工程の前において、前記活物質層を形成した帯状集電体での未形成部にタブ形成用の切り込みを入れる切込工程を更に有するとよい。
請求項3に記載の発明では、活物質層を形成した帯状集電体にレーザ照射による切れ目を入れた切り取り線を幅方向に延びるように形成するレーザ照射装置と、前記活物質層を形成した帯状集電体での長さ方向に荷重を加えることにより前記切り取り線で電極毎に切断する荷重印加装置と、を備えたことを要旨とする。
請求項3に記載の発明によれば、レーザ照射装置により、活物質層を形成した帯状集電体にレーザ照射による切れ目を入れた切り取り線が幅方向に延びるように形成される。荷重印加装置により、活物質層を形成した帯状集電体での長さ方向に荷重を加えることにより切り取り線で電極毎に切断される。よって、レーザ照射装置において、レーザ照射により切れ目を入れた切り取り線が幅方向に延びるように形成されるにすぎず、熱的な劣化を抑制しつつ切断して電極を製造することができる。
請求項4に記載のように、請求項3に記載の電極の製造装置において、前記荷重印加装置は、回転可能なセンターローターと、前記センターローターからアーム部を介して前記センターローターの回転軸の外径側において前記センターローターの回転軸に沿うように延び、前記センターローターの回転に伴い前記活物質層を形成した帯状集電体での長さ方向に荷重を加えるべく前記帯状集電体が巻回される複数本の巻取部材と、を備えるとよい。
請求項5に記載のように、請求項3または4に記載の電極の製造装置において、前記荷重印加装置で切断する前の前記活物質層を形成した帯状集電体での未形成部にタブ形成用の切り込みを入れる切込装置を更に備えるとよい。
本発明によれば、熱的な劣化を抑制しつつ切断して電極を製造することができる。
二次電池の断面図。 電極組立体の模式斜視図。 電極の製造装置の概略構成図。 (a)〜(d)は、電極の製造工程を説明するための概略平面図。 荷重印加装置を示す正面図。 荷重印加装置を示す正面図。 荷重印加装置を示す正面図。 (a)は図5でのA矢視方向から荷重印加装置をみたときの模式的な一部断面図、(b)は図6でのA矢視方向から荷重印加装置をみたときの模式的な一部断面図、(c)は図7でのA矢視方向から荷重印加装置をみたときの模式的な一部断面図。
以下、リチウムイオン二次電池に具体化した一実施形態を図面にしたがって説明する。
図1に示すように、蓄電装置としての二次電池10は、直方体状のケース11内に、積層型の電極組立体12が収容されている。ケース11は、有底四角筒状の金属製(例えば、アルミニウム又はアルミニウム合金製)のケース本体11aと、ケース本体11aの開口部を塞ぐ蓋体11bとで構成されている。なお、ケース11内には図示しないが電解液も収容されている。二次電池10は、リチウムイオン二次電池に具体化されている。
図2に示すように、電極組立体12は、複数の矩形シート状の正極13及び複数の矩形シート状の負極14が、正極13と負極14との間にシート状のセパレータ15が介在する状態で積層されて構成されている。
正極13は、略矩形状に形成された金属箔13aと、その両面に活物質合剤が塗布、乾燥されて形成された活物質層13bと、金属箔13aの一辺から延出された正極タブ13cとを有する。
負極14は、略矩形状に形成された金属箔14aと、その両面に活物質合剤が塗布、乾燥されて形成された活物質層14bと、金属箔14aの一辺から延出された負極タブ14cとを有する。
なお、二次電池10がリチウムイオン二次電池の場合、正極13用の金属箔13aはアルミニウム箔が好ましく、負極14用の金属箔14aは銅箔が好ましい。
図1に示すように、蓋体11bには正極端子16及び負極端子17が固定されている。正極端子16及び負極端子17は、雄ねじ部16a,17a及び鍔部16b,17bを有し、蓋体11bに形成された孔(図示せず)を、鍔部16b,17bがケース11の内側に位置する状態で貫通して蓋体11bから突出する雄ねじ部16a,17aに螺合するナット18により、蓋体11bに締め付け固定されている。正極端子16及び負極端子17は、複数の二次電池10を電気的に接続するバスバー19をボルト20により締め付け固定可能に構成されている。なお、鍔部16b,17bと蓋体11bとの間及びナット18と蓋体11bとの間には図示しない電気的絶縁材製のシール部材が介装されている。
正極端子16は鍔部16bに接合された導電部材21を介して電極組立体12の正極タブ13cに電気的に接続されている。負極端子17は鍔部17bに接合された導電部材22を介して電極組立体12の負極タブ14cに電気的に接続されている。
図3に示すように、正極13、負極14の少なくとも一方を製造するための電極の製造装置30は、塗工装置40と、乾燥装置50と、プレス装置60と、切込装置70と、レーザ照射装置80を備えている。塗工装置40により図4(a)に示すように帯状集電体としての帯状金属箔45にスラリー状の活物質合剤が塗布され、乾燥することにより帯状金属箔45に活物質層46が形成される。切込装置70により、図4(b)に示すように帯状金属箔45における活物質層46が形成されていない部位(未形成部)に切り込み75が入れられる。レーザ照射装置80により、図4(c)に示すように、切れ目84を入れた切り取り線85が幅方向に延びるように形成される。
さらに、電極の製造装置30は、図5に示す荷重印加装置90を備える。荷重印加装置90により、図4(d)に示すように帯状金属箔45での長さ方向に荷重を加えることにより切り取り線85で電極毎に切断される。
図3に示すように、塗工装置40はダイヘッド41を有する。ダイヘッド41に対しスラリー状の活物質合剤(活物質、導電助剤、バインダ樹脂、溶剤等を混練・希釈してスラリー状にしたもの)が送液される。ダイヘッド41に供給された活物質合剤が帯状金属箔45に向かって吐出されるようになっている。ダイヘッド41に対し所定距離だけ離間した位置にバックアップロール42が配置され、バックアップロール42の外周に帯状金属箔45が巻き掛けられ、バックアップロール42は帯状金属箔45を連続搬送可能に支持している。バックアップロール42に支持された帯状金属箔45に対し、図4(a)に示すように、ダイヘッド41から吐出された活物質合剤が塗布され乾燥されると帯状金属箔45に活物質層46が形成される。なお、図3に示すように、活物質合剤が塗布された後の帯状金属箔45はガイドロール43に案内されつつ搬送される。
乾燥装置50は、活物質合剤が塗布された後の帯状金属箔45が通過して乾燥される。
プレス装置60は、上下で一対のロール61,62を有し、上下のロール61,62間を、乾燥装置50を経た帯状金属箔45が通過してプレスされる。
切込装置70は、プレス後の活物質層46が形成された後の帯状金属箔45が通過して所望の位置に切り込みを入れることができるようになっている。詳しくは、図4(b)に示すように、活物質層46を形成した帯状金属箔45での未形成部にタブ形成用の切り込み75を入れる。切り込み75はL字状をなしており、第1直線部75aと第2直線部75bからなる。第1直線部75aは帯状金属箔45の長さ方向に延びている。第2直線部75bは、第1直線部75aの一端部から帯状金属箔45の幅方向に延びている。
このように、切込装置70は、荷重印加装置90で切断する前の活物質層46を形成した帯状金属箔45での未形成部にタブ形成用の切り込み75を入れることができる。
図3のレーザ照射装置80は、図4(c)に示すように、活物質層46を形成した帯状金属箔45にレーザ照射による切れ目84を入れた切り取り線85を幅方向に延びるように形成する。
図5の荷重印加装置90は、図4(d)に示すように、活物質層46を形成した帯状金属箔45での長さ方向に荷重を加えることにより切り取り線85で電極毎に切断する。
図5に示すように、荷重印加装置90は、ケース91と、回転可能なセンターローター92と、3本の巻取部材96a,96b,96c(図8(a)参照)と、センターローター92と各巻取部材96a,96b,96cをつなぐアーム部95a,95b,95cと、を備える。センターローター92は棒状をなし、ケース91に立設状態で回転可能に支持されている。センターローター92の下端側はケース91の下面から突出している。ケース91内においてセンターローター92には歯車93が設けられているとともに歯車93は歯車94と噛み合っている。歯車94はケース91内に設けたモータ(図示略)により回転する。そして、モータの駆動により歯車94,93を介してセンターローター92が回転するようになっている。
ケース91の下方においてセンターローター92の下端から棒状をなすアーム部95a,95b,95cが、図8(a)に示すようにセンターローター92の中心Oから放射状かつ等角度で、図5に示すように斜め下方に延びている。アーム部95aの下端から棒状の巻取部材96aが真下に延びている。アーム部95bの下端から棒状の巻取部材96bが真下に延びている。アーム部95cの下端から棒状の巻取部材96cが真下に延びている。このように、巻取部材96a,96b,96cは、センターローター92からアーム部95a,95b,95cを介してセンターローター92の回転軸の外径側においてセンターローター92の回転軸に沿うように延びている。そして、巻取部材96a,96b,96cは、図6および図8(b)に示すようにセンターローター92の回転に伴い活物質層46を形成した帯状金属箔45での長さ方向に荷重を加えるべく帯状金属箔45が巻回される。
図6および図8(b)に示すように、帯状金属箔45の先端部をいずれかの巻取部材96a,96b,96cに止着する。そして、モータにより歯車94および歯車93を介してセンターローター92が回転する。
ここで、アーム部95a,95b,95cは細く径方向への柔軟性を有し、径方向へ変形しやすいので回転することによりアーム部95a,95b,95cの下端側は回転前の停止時よりも外径側に膨らんでいく(図7、図8(c)参照)。これにより、巻取部材96a,96b,96cが回転に伴う遠心力により回転前の停止時よりも外径側に位置する。この巻取部材96a,96b,96cが外径側に広がる力により帯状金属箔45において切れ目84を入れた切り取り線85で切断する。このようにして、帯状金属箔45が巻き取られる時に遠心力により外周側に応力が作用して図4(d)に示したごとく切断される。
次に、電極の製造装置30の作用について説明する。なお、金属箔の一方の面には既に活物質層が形成されているものとして以下、金属箔の他方の面に活物質層を形成するとともに電極毎に切断する製造工程について説明する。
まず、塗工装置40、乾燥装置50、プレス装置60を用いて図4(a)に示すように、帯状金属箔45に活物質層46を形成する。そして、切込装置70を用いて、図4(b)に示すように、活物質層46を形成した帯状金属箔45を搬送しながら、活物質層46を形成した帯状金属箔45での未形成部にタブ形成用の切り込み75を入れる。このとき、刃で活物質層46、即ち、活物質(無機物質で硬い)を切るのではなく活物質層の未形成部に切り込み75を入れるので刃の摩耗や欠けが生じにくい。特にプレスで切り込みを入れることで高速化でき、かつ、活物質層46が無いため刃の摩耗や欠けが生じにくい。
そして、レーザ照射装置80を用いて、図4(c)に示すように、活物質層46を形成した帯状金属箔45を搬送しながら、活物質層46を形成した帯状金属箔45にレーザ照射により切れ目84を入れた切り取り線85を幅方向に延びるように形成する。このとき、切れ目84を入れた切り取り線85なので未だ切断されておらず再度巻き取ることができる。
引き続き、荷重印加装置90を用いて、図4(d)に示すように、活物質層46を形成した帯状金属箔45での長さ方向に荷重を加えることにより切り取り線85で電極毎に切断する。
つまり、図4(c)に示すように切り取り線85を形成した後の帯状金属箔45を、再び荷重印加装置90の巻取部材96a,96b,96cに巻きつけ、図8(c)に示すように遠心力で、3本の巻取部材96a,96b,96cが外側に広がる。この3本の巻取部材96a,96b,96cが外側に広がることにより帯状金属箔45に対し長さ方向に荷重が加わる。これにより、切り取り線85における切れ目84の間の部位が切られて、幅方向に切断する。
このとき切断されるのは内径側のため、速やかに外周に巻き取られた帯状金属箔45によって抑え込まれ、飛び散ることが防止される。また、外周の帯状金属箔45に遠心力で押さえ付けられるため落下することが防止される。そして、回転が止まると自動的に落下するので3本の巻取部材96a,96b,96cから電極を外しやすい。
ここで、図7および図8(c)に示すように荷重印加装置90における細いアーム部95a,95b,95cは回転に伴い遠心力で広がり、アーム部95a,95b,95cの下の太い巻取部材(電極巻き取り部分)96a,96b,96cは垂直に立設した状態を維持しつつ外側に広がる構成とするとより良い。具体的には、回転前には図5に示すように4つの辺S1,S2a,S3a,S4aを有する平行四辺形が形成されているが、回転により4つの辺S1,S2b,S3b,S4bを有する平行四辺形が形成されるように変形する構成にする。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)打抜き工程を2ステップに分け、第1ステップにおいてはレーザ照射により帯状金属箔に切れ目84を入れた切り取り線(ミシン目)85を形成し、第2ステップにおいては荷重を加えることで切り取り線85で切断する。よって、レーザの照射量を減らすことで、切断面の劣化を抑制する。
つまり、電極の製造方法として、切取線形成工程と切断工程とを有する。切取線形成工程では、活物質層46を形成した帯状金属箔45にレーザ照射により切れ目84を入れた切り取り線85を幅方向に延びるように形成する。切断工程では、活物質層46を形成した帯状金属箔45での長さ方向に荷重を加えることにより切り取り線85で電極毎に切断する。これにより、レーザ照射により切れ目84を入れた切り取り線85が幅方向に延びるように形成されるにすぎず、熱的な劣化を抑制しつつ切断して電極を製造することができる。
詳しくは、電極の活物質層は、主に活物質、バインダ(樹脂)、導電助剤よりなり、打ち抜き速度を高くするために単に高出力レーザを用いると熱により活物質も酸化して電極性能の低下を招くとともに高出力レーザを用いると熱により切断面周辺のバインダが劣化して切断後に活物質の剥がれを招きやすい。これに対し、本実施形態では、高出力レーザを用いても熱による活物質の酸化を回避して電極性能の低下を防止することができるとともに切断面周辺のバインダの劣化を回避して切断後の活物質の剥がれを防止することができる。
(2)そのための電極の製造装置として、レーザ照射装置80と荷重印加装置90とを備える。よって、レーザ照射装置80において、レーザ照射により切れ目84を入れた切り取り線85が幅方向に延びるように形成されるにすぎず、熱的な劣化を抑制しつつ切断して電極を製造することができる。
(3)電極の製造方法として、切込工程を更に有し、切込工程では、切断工程の前において、活物質層46を形成した帯状金属箔45での未形成部にタブ形成用の切り込み75を入れることができる。
(4)そのための電極の製造装置として、切込装置70を更に備えることにより、荷重印加装置90で切断する前の活物質層46を形成した帯状金属箔45での未形成部にタブ形成用の切り込み75を入れることができる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
・荷重印加装置90は、3本の巻取部材96a,96b,96cを備える構成としたが、巻取部材は2本でも4本以上でもよく、複数本備える構成とすればよい。即ち、三又に分岐する構成以外に、二又に分岐したり四又以上に分岐する構成としてもよい。
・切れ目84を入れた切り取り線(ミシン目)85の形成部分で破断できる程度の荷重を加えることができれば、特に図5に示した装置に限定されない。要は、遠心力方式以外にも長さ方向に引っ張る他の方式でもよい。例えば、図8(b)のように巻回した帯状金属箔45に対し内径側から外径側にシリンダ等で圧力(図8(b)で力Fで示す)をかけて広げることにより切断してもよい。このように、図5に示した装置においては、遠心力をかける構成としたが、これに限らない。
・タブの形状は長方形状であったが斜状部を有する等その形状は問わない。
・リチウムイオン二次電池に適用したが、これに限ることなく、他の二次電池に適用したり、また一次電池、キャパシタ等に適用してもよい。
30…電極の製造装置、45…帯状金属箔、46…活物質層、70…切込装置、75…切り込み、80…レーザ照射装置、84…切れ目、85…切り取り線、90…荷重印加装置、92…センターローター、95a…アーム部、95b…アーム部、95c…アーム部、96a…巻取部材、96b…巻取部材、96c…巻取部材。

Claims (5)

  1. 活物質層を形成した帯状集電体にレーザ照射により切れ目を入れた切り取り線を幅方向に延びるように形成する切取線形成工程と、
    前記活物質層を形成した帯状集電体での長さ方向に荷重を加えることにより前記切り取り線で電極毎に切断する切断工程と、
    を有することを特徴とする電極の製造方法。
  2. 前記切断工程の前において、前記活物質層を形成した帯状集電体での未形成部にタブ形成用の切り込みを入れる切込工程を更に有することを特徴とする請求項1に記載の電極の製造方法。
  3. 活物質層を形成した帯状集電体にレーザ照射による切れ目を入れた切り取り線を幅方向に延びるように形成するレーザ照射装置と、
    前記活物質層を形成した帯状集電体での長さ方向に荷重を加えることにより前記切り取り線で電極毎に切断する荷重印加装置と、
    を備えたことを特徴とする電極の製造装置。
  4. 前記荷重印加装置は、
    回転可能なセンターローターと、
    前記センターローターからアーム部を介して前記センターローターの回転軸の外径側において前記センターローターの回転軸に沿うように延び、前記センターローターの回転に伴い前記活物質層を形成した帯状集電体での長さ方向に荷重を加えるべく前記帯状集電体が巻回される複数本の巻取部材と、
    を備えることを特徴とする請求項3に記載の電極の製造装置。
  5. 前記荷重印加装置で切断する前の前記活物質層を形成した帯状集電体での未形成部にタブ形成用の切り込みを入れる切込装置を更に備えたことを特徴とする請求項3または4に記載の電極の製造装置。
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