JP2015168008A - 複合材料用チップソー - Google Patents

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Abstract

【課題】炭素繊維強化プラスチック(CFRP)等の複合材料を、従来使用されていなかったチップソーで切断することができるようする。
【解決手段】円板状台金2の外周に鋸刃3が所定間隔あけて形成され、各鋸刃3に形成された台座4にチップ5が固着されたチップソー1であって、チップ5は千鳥刃であり、且つチップ5のすくい面5aが当該チップソー1の回転方向Aと反対方向へ傾いたマイナス角度αとなされており、また被切削材が薄肉の場合には、チップが略扇形であって、隣り合う鋸刃間のピッチが4.5mm未満となされる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、特に、熱可塑性樹脂をマトリックスとし、炭素繊維等をフィラーとした繊維強化プラスチック(CFRP)等の複合材料の切断に使用することができるチップソーに関する。
繊維強化プラスチックは、ガラス繊維等のフィラーを、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等のマトリックスに混入させて成形した複合材料であり、比較的安価である一方、軽量で物理的強度に優れていることから、種々の構成材料として用いられており、特に炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は、高強度と軽さを併せ持つため、ゴルフクラブのシャフトや釣り竿などのスポーツ・アウトドア用途から実用化が始まり、現在では航空機、電車、自動車などの産業用に用途が拡大し、更に建築、橋梁の耐震補強といった建設分野においても広く使用されるようになっている。
このような繊維強化プラスチックの切断を行う場合、通常、加圧された水を小さい穴などに通すことによって得られるウォータージェットや、円板状台金の外周にダイヤモンド砥粒等を付着させた切断砥石が一般に使用されているが、これらはコスト的に高価であり、また上記切断砥石の場合、繊維強化プラスチック材の切削中に目詰まりが生じて加工速度が低下し易く、切断効率が悪いという問題があった。
特開2010−234507号公報 特開2012−206212号公報 特開2013−154415号公報
前述した問題に鑑みて、比較的コストが安価で切削速度が速いチップソーを使用して繊維強化プラスチック材を切断することが考えられるが、繊維強化プラスチックは、前述した通り、炭素繊維やガラス繊維等のフィラーを熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂等のマトリックスに混入させて成形した複合材料であるため、切削作業の際に、その切断面にバリや毛羽立ち、或は切削中の表層剥離が生じ易いという問題がある。
具体的には、図10および図11に示すように、チップソー51は、円板状台金52の外周に一定間隔をあけて鋸刃53が突設され、鋸刃53に形成されたL字状の台座54に、すくい方向に突出した刃先56を有するチップ55をろう付けや溶接等によって接合した構造であったため、繊維強化プラスチック材Wの切断時に、その表面を前記チップ55の刃先56で掻き上げることとなるため、毛羽立ちやバリが発生すると共に、マトリックスが熱可塑性樹脂の場合には、該マトリックスが切断時の発熱によって刃先56に溶着し、その結果、切断不能の状態となる。
また、前記チップソー51において、鋸刃53のピッチを小さくすることで、前述した繊維強化プラスチックの切断に関する問題を軽減することが考えられるが、図12に示すように、略方形のチップ55を接合したチップソー51の場合、その接合時にチップ55の十分な接合強度を得るためには、台座54から少なくとも中心方向へ広範囲に加熱温度域H1を形成する必要があったことから、鋸刃53のピッチを小さくした場合、台金52の外周部が高温になり過ぎて、その熱影響によって該外周部が膨張して塑性変形を起こすという問題があった。
以上のような事情から、これまでチップソーは繊維強化プラスチックの切断に使用されないのが実情であった。
本発明の目的は、前述した種々の問題を一挙に解消し、繊維強化プラスチック材の切断が可能な複合材料用チップソーを提供することにある。
請求項1記載の本発明は、円板状台金の外周に鋸刃が所定間隔あけて形成され、各鋸刃に形成された台座にチップが固着されたチップソーにおいて、前記チップが千鳥刃となされ、且つ各チップのすくい面は台金の中心から外周方向に伸びる中心線を基準として当該チップソーの回転方向と反対方向へ傾いたマイナス角度となされているものである。
請求項2記載の本発明は、前記請求項1記載の複合材料用チップソーについて、チップが略方形であって、前側部がすくい面となされ、頂部が逃げ面となされ、後側部および底部が略L字状の台座に固着されており、且つ隣り合う鋸刃間のピッチが4.0mm以上であることを技術的特徴とするものである。
請求項3記載の本発明は、前記請求項1記載の複合材料用チップソーについて、チップが略扇形であって、前側の半径部がすくい面となされ、後側の半径部が逃げ面となされ、両半径部をつなぐ凸弧部が台金外周に所定間隔をあけて形成された凹弧状の台座に固着されており、且つ隣り合う鋸刃間のピッチが4.5mm未満であることを技術的特徴とするものである。
また、前記請求項3に係るチップソーでは、隣り合うチップ間のピッチはより好ましくは、3.5mm以下である。
請求項4記載の本発明は、前記請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載の複合材料用チップソーについて、外周部分に一定幅の脱水素型DLCコーティングが施されていることを技術的特徴とするものである。
請求項1および請求項2記載の本発明に係るチップソーによれば、台金の外周における鋸刃に固着されたチップが千鳥刃となされているため、被切削材である複合材料の切断箇所において、常に外側のフィラーを切断しながら、内側のマトリックスを切削していくこととなるため、表層剥離が発生しない切削が可能となる。しかも、本発明のチップソーでは、チップのすくい面は台金の中心から外周方向に伸びる中心線を基準として当該チップソーの回転方向と反対方向へ傾いたマイナス角度となされていることで、このような刃先角度によってCFRP(炭素繊維強化プラスチック)等の複合材料に対して、刃先が75°〜105°の範囲で切削を行い、且つ必ず90°(直角)で切り込む箇所がある。その結果、フィラー(繊維)の剥がれや毛羽立ちが発生せず、これが前述した千鳥刃による連続的な切削作用と相まって、複合材料中のフィラーを逃さずに鋭く切断することが可能となり、そのためCFRPの切削も確実に行えるという格別の効果が得られる。
請求項3記載の本発明に係るチップソーは、チップの形状を略扇形とすることで、チップを台金における台座に接合する際に、チップの中心部分を加熱することでその熱がチップの外縁方向へ容易に放出されるようにして、チップ固着時の熱影響を最小限に抑制し、その結果、従来問題となっていた台金外周部の熱膨張による塑性変形が発生しない状況として、隣り合うチップ間のピッチを4.5mm未満、より好ましく3.5mm程度まで非常に小さくすることに成功したものであり、そして、このような極小ピッチを実現することによって、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)等の複合材料の厚みが、3mm未満、或は1mm以下の非常に薄い板厚であっても、該複合材料を振動させることなく、安定的に切削が行え、またこの際、複合材料のマトリックスが熱可塑性プラスチックであっても、前述したような極小ピッチの各チップにおける効率的な放熱によって熱可塑性プラスチックがチップに溶着することなく、確実に切削作業が行えるという格別の利点を有する。
以上要するに、前記本発明に係るチップソーは、前述した鋸刃構成によって、従来問題となっていた複合材料の切断時におけるバリや毛羽立ち、表層剥離の発生および目詰まりを確実に防止することができ、被切削材がCFRPであっても鋭利性をもってスムーズに切断することが可能である。
請求項4記載の本発明に係る複合材料用チップソーは、前記請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載の複合材料用チップソーについて、外周部分に一定幅の脱水素型DLCコーティングが施されていることにより、表面平滑性と切削時の摩擦係数の低下を図ることができる。そのため、特に熱可塑性樹脂のCFRPの切断において、溶融樹脂が刃先に溶着することが完全に防止され、バリのない綺麗な切断面を得ることができ、また前述した通り、摩擦係数を低くできることから、被切削材の切断時に刃先に発生する切削熱そのものを抑制することができ、これに伴って工具寿命を延ばし、また台金の塑性変形の防止や溶融温度が低い熱可塑性プラスチックに対する切削性の更なる向上が可能となる。また、前記DLCコーティングによれば、一般的に施されているPVDコーティングに比べて、約1/4の摩擦係数となる。
本発明の実施形態1に係るチップソーの一部を示す側面図である。 図1のチップソーにおける鋸刃部分の拡大図である。 同チップソーにおける千鳥刃を示す鋸刃部分の斜視図である。 実施形態2のチップソーの一部を示す側面図である。 図4のチップソーにおける鋸刃部分の拡大図である。 同チップソーにおける千鳥刃型のチップによる切削状況を示す要部拡大正面図である。 同チップソーにおける台金部分の加熱範囲を示す部分拡大側面図である。 同チップソーによる切削状況を示す側面図である。 同チップソーにDLCコーティングを施した実施形態を示す側面図である。 従来のチップソーによる切削状況を示す側面図である。 図10のチップソーにおける刃先部分の拡大図である。 図11のチップソーにおける台金部分の加熱範囲を示す部分拡大側面図である。 従来のチップソーによる切削試験の結果を示す被切削材の切断面画像である。 本実施形態のチップソーによる切削試験の結果を示す被切削材の切断面画像である。
次に、本発明の実施形態について、図面にしたがって説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る複合材料用チップソー1は、円板状台金2の外周に鋸刃3が一定間隔あけて形成され、各鋸刃3に形成された台座4にチップ5が固着されたものであって、前記チップ5が千鳥刃となされ、且つ各チップ5のすくい面5aは台金2の中心から外周方向に伸びる中心線CLを基準として当該チップソー1の回転方向Aと反対方向へ傾いたマイナス角度αとなされている。
図2に示すように、前記台座4は、外方に膨出した鋸刃3に、側面から見て略L字状に形成されている。
図2および図3に示すように、チップ5は、略縦長方形であって、台金2の一側から他側にかけて傾斜し且つ隣り合う鋸刃3において、刃先B1・B2が互いに反対側となされ、前側部が前記すくい面5aとなされ、頂部5bが逃げ面となされ、後側部5cおよび底部5dが前記台座4に接合されており、且つ隣り合う鋸刃間のピッチPが4.0mm以上となされている。
(実施形態2)
図4および図5に示すように、チップソー21は、円板状台金22の外周に鋸刃23が一定間隔で形成され、各鋸刃23に形成された台座24にチップ25が固着されたものであって、チップ25は略扇形となされ、且つ刃先Bを頂点として、前側の半径部25aがすくい面となされ、後側の半径部25bが逃げ面となされ、両半径部25a・25bをつなぐ凸弧部25cが台金22外周に一定間隔をあけて形成された凹弧状の台座24に溶接等によって固着され、且つ隣り合う鋸刃ピッチPが4.5mm未満となされており、チップ25のすくい面25aは台金22の中心から外周方向に伸びる中心線CLを基準として当該チップソー21の回転方向Aと反対方向へ傾いたマイナス角度αとなされている。
また、本実施形態のチップソー21における凹弧状の各台座24は、円板状台金22の外周よりも中心方向に窪んだ形態となされ、該台座24に前述した略扇形のチップ25が固着されることにより、隣り合うチップ25間が刃室26となっているものである。
更に、当該チップソー21における隣り合う鋸刃ピッチPはより好ましくは、3.5mm程度である。
また、図6に示すように、本実施形態においても、台金22の外周における鋸刃23に固着されたチップ25が前記実施形態1と同様、千鳥刃となされている。
図7に示すように、当該チップソー21は、前述したように、チップ25が略扇形であって、前側の半径部25aがすくい面となされ、後側の半径部25bが逃げ面となされ、両半径部25a・25bをつなぐ凸弧部25cが台金22外周に一定間隔をあけて形成された凹弧状の台座24に固着された構成となされているため、チップ25の接合にあたって、該チップ25の中心部分を加熱することにより、該チップ25の凸弧部25cを介して台金22の凹弧状の台座24に均一且つ効率的に熱量H2を与えることができるため、台金22外周における熱影響が最小限に抑えられる。
そのため、前述した通り、当該チップソー21では、隣り合う鋸刃ピッチを3.5mm程度に狭くすることが実現される。
また、図8に示すように、前述した構成のチップソー21でCFRP等の複合材料Wを切削する際、複合材料Wに対して、刃先が75°〜105°の範囲で切削を行い、且つチップ25のすくい面25aが直角に切れ込む箇所があるため、この箇所において複合材料W中の繊維の剥離が防止されつつ、複合材料Wが切削される。
更に、図6に示すように、前記複合材料Wの切削の際、チップ25は千鳥刃型となされているため、左右の刃先B1・B2によって、交互に切り込みがバランス良く行われ、且つ先鋭状の刃先B1・B2が協働して、複合材料Wのフィラー(繊維)を切断しつつ、更に切り込んでマトリックス(樹脂)を切削するため、毛羽立ちや表層剥離が完全に防止される。このような点は、前記実施形態1のチップソー1においても同様である。
図9に示すように、チップソー31は、本実施形態に係る前記チップソー21について、その外周部分に一定幅の脱水素型DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティング29を施したものである。また、該コーティング29は、前記実施形態1のチップソー1においても同様に行われ得る。
(切断試験)
次に、前述した実施形態のチップソー1・21と図10および図11に示す従来のチップソー51とによって、CFRPの切断試験を行ったところ、図13に示すように、従来のチップソー51では、切削面に切断斑が生じ、CFRP中の炭素繊維を掻き上げたことに起因する毛羽立ちFや表層剥離Eが確認された。
一方、図14に示すように、実施形態に係るチップソー1・21では、切断斑のない綺麗な切削面となり、また切断された被切削材であるCFRPにはバリや毛羽立ち、あるいは表層剥離がまったく認められなかった。更に、脱水素型DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティング29を施した実施形態のチップソー31では、更に切削時における摩擦抵抗の低下が顕著に認められた。
本発明のチップソーによれば、従来不可能であった熱可塑性CFRP等の複合材料の切削が容易に行われるため、幅広い利用が期待できる。
1 チップソー
2 円板状台金
3 鋸刃
4 台座
4a 台座の前端
4b 台座の後端
5 チップ
5a チップのすくい面
α すくい角度
本発明は、特に、熱可塑性樹脂をマトリックスとし、炭素繊維等をフィラーとした繊維強化プラスチック(CFRP)等の複合材料の切断に使用することができるチップソーに関する。
繊維強化プラスチックは、ガラス繊維等のフィラーを、熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等のマトリックスに混入させて成形した複合材料であり、比較的安価である一方、軽量で物理的強度に優れていることから、種々の構成材料として用いられており、特に炭素繊維強化プラスチック(CFRP)は、高強度と軽さを併せ持つため、ゴルフクラブのシャフトや釣り竿などのスポーツ・アウトドア用途から実用化が始まり、現在では航空機、電車、自動車などの産業用に用途が拡大し、更に建築、橋梁の耐震補強といった建設分野においても広く使用されるようになっている。
このような繊維強化プラスチックの切断を行う場合、通常、加圧された水を小さい穴などに通すことによって得られるウォータージェットや、円板状台金の外周にダイヤモンド砥粒等を付着させた切断砥石が一般に使用されているが、これらはコスト的に高価であり、また上記切断砥石の場合、繊維強化プラスチック材の切削中に目詰まりが生じて加工速度が低下し易く、切断効率が悪いという問題があった。
特開2010−234507号公報 特開2012−206212号公報 特開2013−154415号公報
前述した問題に鑑みて、比較的コストが安価で切削速度が速いチップソーを使用して繊維強化プラスチック材を切断することが考えられるが、繊維強化プラスチックは、前述した通り、炭素繊維やガラス繊維等のフィラーを熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂等のマトリックスに混入させて成形した複合材料であるため、切削作業の際に、その切断面にバリや毛羽立ち、或は切削中の表層剥離が生じ易いという問題がある。
具体的には、図10および図11に示すように、チップソー51は、円板状台金52の外周に一定間隔をあけて鋸刃53が突設され、鋸刃53に形成されたL字状の台座54に、すくい方向に突出した刃先56を有するチップ55をろう付けや溶接等によって接合した構造であったため、繊維強化プラスチック材Wの切断時に、その表面を前記チップ55の刃先56で掻き上げることとなるため、毛羽立ちやバリが発生すると共に、マトリックスが熱可塑性樹脂の場合には、該マトリックスが切断時の発熱によって刃先56に溶着し、その結果、切断不能の状態となる。
また、前記チップソー51において、鋸刃53のピッチを小さくすることで、前述した繊維強化プラスチックの切断に関する問題を軽減することが考えられるが、図12に示すように、略方形のチップ55を接合したチップソー51の場合、その接合時にチップ55の十分な接合強度を得るためには、台座54から少なくとも中心方向へ広範囲に加熱温度域H1を形成する必要があったことから、鋸刃53のピッチを小さくした場合、台金52の外周部が高温になり過ぎて、その熱影響によって該外周部が膨張して塑性変形を起こすという問題があった。
以上のような事情から、これまでチップソーは繊維強化プラスチックの切断に使用されないのが実情であった。
本発明の目的は、前述した種々の問題を一挙に解消し、繊維強化プラスチック材の切断が可能な複合材料用チップソーを提供することにある。
請求項1記載の本発明は、円板状台金の外周に鋸刃が所定間隔あけて形成され、各鋸刃に形成された台座にチップが固着されたチップソーにおいて、前記チップが千鳥刃となされ、且つ各チップのすくい面は台金の中心から外周方向に伸びる中心線を基準として当該チップソーの回転方向と反対方向へ傾いたマイナス角度となされており、チップは、側面から見て略方形であって、前側部がすくい面となされ、頂部が逃げ面となされ、チップ後側部およびチップ底部が略L字状の台座に固着されており、且つ隣り合う鋸刃間のピッチは4.0mm以上とした複合材料用チップソーである
請求項2記載の本発明は、円板状台金の外周に鋸刃が所定間隔をあけて一体に延成され、各鋸刃に形成された台座にチップが固着されたチップソーにおいて、前記チップが千鳥刃となされ、且つ各チップのすくい面は台金の中心から外周方向に伸びる中心線を基準として当該チップソーの回転方向と反対方向へ傾いたマイナス角度となされており、チップは、略扇形であって、前側の半径部がすくい面となされ、後側の半径部が逃げ面となされ、両半径部をつなぐ凸弧部が台金外周に所定間隔をあけて形成された凹弧状の台座に固着されており、且つ隣り合う鋸刃間のピッチが4.5mm未満とした複合材料用チップソーである
また、前記請求項2に係るチップソーでは、隣り合うチップ間のピッチはより好ましくは、3.5mm以下である。
請求項3記載の本発明は、前記請求項1または請求項2記載の複合材料用チップソーについて、複合材料の溶着防止用として、外周部分に一定幅の脱水素型DLCコーティングが施されていることを技術的特徴とするものである。
請求項1および請求項2記載の本発明に係るチップソーによれば、台金の外周における鋸刃に固着されたチップが千鳥刃となされているため、被切削材である複合材料の切断箇所において、常に外側のフィラーを切断しながら、内側のマトリックスを切削していくこととなるため、表層剥離が発生しない切削が可能となる。しかも、本発明のチップソーでは、チップのすくい面は台金の中心から外周方向に伸びる中心線を基準として当該チップソーの回転方向と反対方向へ傾いたマイナス角度となされていることで、このような刃先角度によってCFRP(炭素繊維強化プラスチック)等の複合材料に対して、刃先が75°〜105°の範囲で切削を行い、且つ必ず90°(直角)で切り込む箇所がある。その結果、フィラー(繊維)の剥がれや毛羽立ちが発生せず、これが前述した千鳥刃による連続的な切削作用と相まって、複合材料中のフィラーを逃さずに鋭く切断することが可能となり、そのためCFRPの切削も確実に行えるという格別の効果が得られる。
また、請求項2記載の本発明に係るチップソーは、チップの形状を略扇形とすることで、チップを台金における台座に接合する際に、チップの中心部分を加熱することでその熱がチップの外縁方向へ容易に放出されるようにして、チップ固着時の熱影響を最小限に抑制し、その結果、従来問題となっていた台金外周部の熱膨張による塑性変形が発生しない状況として、隣り合うチップ間のピッチを4.5mm未満、より好ましく3.5mm程度まで非常に小さくすることに成功したものであり、そして、このような極小ピッチを実現することによって、CFRP(炭素繊維強化プラスチック)等の複合材料の厚みが、3mm未満、或は1mm以下の非常に薄い板厚であっても、該複合材料を振動させることなく、安定的に切削が行え、またこの際、複合材料のマトリックスが熱可塑性プラスチックであっても、前述したような極小ピッチの各チップにおける効率的な放熱によって熱可塑性プラスチックがチップに溶着することなく、確実に切削作業が行えるという格別の利点を有する。
以上要するに、前記本発明に係るチップソーは、前述した鋸刃構成によって、従来問題となっていた複合材料の切断時におけるバリや毛羽立ち、表層剥離の発生および目詰まりを確実に防止することができ、被切削材がCFRPであっても鋭利性をもってスムーズに切断することが可能である。
請求項3記載の本発明に係る複合材料用チップソーは、前記請求項1または請求項2記載の複合材料用チップソーについて、外周部分に一定幅の脱水素型DLCコーティングが施されていることにより、表面平滑性と切削時の摩擦係数の低下を図ることができる。そのため、特に熱可塑性樹脂のCFRPの切断において、溶融樹脂が刃先に溶着することが完全に防止され、バリのない綺麗な切断面を得ることができ、また前述した通り、摩擦係数を低くできることから、被切削材の切断時に刃先に発生する切削熱そのものを抑制することができ、これに伴って工具寿命を延ばし、また台金の塑性変形の防止や溶融温度が低い熱可塑性プラスチックに対する切削性の更なる向上が可能となる。また、前記DLCコーティングによれば、一般的に施されているPVDコーティングに比べて、約1/4の摩擦係数となる。
本発明の実施形態1に係るチップソーの一部を示す側面図である。 図1のチップソーにおける鋸刃部分の拡大図である。 同チップソーにおける千鳥刃を示す鋸刃部分の斜視図である。 実施形態2のチップソーの一部を示す側面図である。 図4のチップソーにおける鋸刃部分の拡大図である。 同チップソーにおける千鳥刃型のチップによる切削状況を示す要部拡大正面図である。 同チップソーにおける台金部分の加熱範囲を示す部分拡大側面図である。 同チップソーによる切削状況を示す側面図である。 同チップソーにDLCコーティングを施した実施形態を示す側面図である。 従来のチップソーによる切削状況を示す側面図である。 図10のチップソーにおける刃先部分の拡大図である。 図11のチップソーにおける台金部分の加熱範囲を示す部分拡大側面図である。 従来のチップソーによる切削試験の結果を示す被切削材の切断面画像である。 本実施形態のチップソーによる切削試験の結果を示す被切削材の切断面画像である。
次に、本発明の実施形態について、図面にしたがって説明するが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではない。
(実施形態1)
図1〜図3に示すように、本実施形態に係る複合材料用チップソー1は、円板状台金2の外周に鋸刃3が一定間隔あけて形成され、各鋸刃3に形成された台座4にチップ5が固着されたものであって、前記チップ5が千鳥刃となされ、且つ各チップ5のすくい面5aは台金2の中心から外周方向に伸びる中心線CLを基準として当該チップソー1の回転方向Aと反対方向へ傾いたマイナス角度αとなされている。
図2に示すように、前記台座4は、外方に膨出した鋸刃3に、側面から見て略L字状に形成されている。
図2および図3に示すように、チップ5は、略縦長方形であって、台金2の一側から他側にかけて傾斜し且つ隣り合う鋸刃3において、刃先B1・B2が互いに反対側となされ、前側部が前記すくい面5aとなされ、頂部5bが逃げ面となされ、後側部5cおよび底部5dが前記台座4に接合されており、且つ隣り合う鋸刃間のピッチPが4.0mm以上となされている。
(実施形態2)
図4および図5に示すように、チップソー21は、円板状台金22の外周に鋸刃23が一定間隔で形成され、各鋸刃23に形成された台座24にチップ25が固着されたものであって、チップ25は略扇形となされ、且つ刃先Bを頂点として、前側の半径部25aがすくい面となされ、後側の半径部25bが逃げ面となされ、両半径部25a・25bをつなぐ凸弧部25cが台金22外周に一定間隔をあけて形成された凹弧状の台座24に溶接等によって固着され、且つ隣り合う鋸刃ピッチPが4.5mm未満となされており、チップ25のすくい面25aは台金22の中心から外周方向に伸びる中心線CLを基準として当該チップソー21の回転方向Aと反対方向へ傾いたマイナス角度αとなされている。
また、本実施形態のチップソー21における凹弧状の各台座24は、円板状台金22の外周よりも中心方向に窪んだ形態となされ、該台座24に前述した略扇形のチップ25が固着されることにより、隣り合うチップ25間が刃室26となっているものである。
更に、当該チップソー21における隣り合う鋸刃ピッチPはより好ましくは、3.5mm程度である。
また、図6に示すように、本実施形態においても、台金22の外周における鋸刃23に固着されたチップ25が前記実施形態1と同様、千鳥刃となされている。
図7に示すように、当該チップソー21は、前述したように、チップ25が略扇形であって、前側の半径部25aがすくい面となされ、後側の半径部25bが逃げ面となされ、両半径部25a・25bをつなぐ凸弧部25cが台金22外周に一定間隔をあけて形成された凹弧状の台座24に固着された構成となされているため、チップ25の接合にあたって、該チップ25の中心部分を加熱することにより、該チップ25の凸弧部25cを介して台金22の凹弧状の台座24に均一且つ効率的に熱量H2を与えることができるため、台金22外周における熱影響が最小限に抑えられる。
そのため、前述した通り、当該チップソー21では、隣り合う鋸刃ピッチを3.5mm程度に狭くすることが実現される。
また、図8に示すように、前述した構成のチップソー21でCFRP等の複合材料Wを切削する際、複合材料Wに対して、刃先が75°〜105°の範囲で切削を行い、且つチップ25のすくい面25aが直角に切れ込む箇所があるため、この箇所において複合材料W中の繊維の剥離が防止されつつ、複合材料Wが切削される。
更に、図6に示すように、前記複合材料Wの切削の際、チップ25は千鳥刃型となされているため、左右の刃先B1・B2によって、交互に切り込みがバランス良く行われ、且つ先鋭状の刃先B1・B2が協働して、複合材料Wのフィラー(繊維)を切断しつつ、更に切り込んでマトリックス(樹脂)を切削するため、毛羽立ちや表層剥離が完全に防止される。このような点は、前記実施形態1のチップソー1においても同様である。
図9に示すように、チップソー31は、本実施形態に係る前記チップソー21について、その外周部分に一定幅の脱水素型DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティング29を施したものである。また、該コーティング29は、前記実施形態1のチップソー1においても同様に行われ得る。
(切断試験)
次に、前述した実施形態のチップソー1・21と図10および図11に示す従来のチップソー51とによって、CFRPの切断試験を行ったところ、図13に示すように、従来のチップソー51では、切削面に切断斑が生じ、CFRP中の炭素繊維を掻き上げたことに起因する毛羽立ちFや表層剥離Eが確認された。
一方、図14に示すように、実施形態に係るチップソー1・21では、切断斑のない綺麗な切削面となり、また切断された被切削材であるCFRPにはバリや毛羽立ち、あるいは表層剥離がまったく認められなかった。更に、脱水素型DLC(ダイヤモンドライクカーボン)コーティング29を施した実施形態のチップソー31では、更に切削時における摩擦抵抗の低下が顕著に認められた。
本発明のチップソーによれば、従来不可能であった熱可塑性CFRP等の複合材料の切削が容易に行われるため、幅広い利用が期待できる。
1 チップソー
2 円板状台金
3 鋸刃
4 台座
4a 台座の前端
4b 台座の後端
5 チップ
5a チップのすくい面
α すくい角度
請求項1記載の本発明は、円板状台金の外周に鋸刃が所定間隔をあけて一体に延成され、各鋸刃に形成された台座に単体のチップが固着されたチップソーにおいて、前記チップが千鳥刃となされ、且つ各チップのすくい面は台金の中心から外周方向に伸びる中心線を基準として当該チップソーの回転方向と反対方向へ傾いたマイナス角度となされており、チップは、側面から見て略方形であって、前側部がすくい面となされ、頂部が逃げ面となされ、チップ後側部およびチップ底部が略L字状の台座に固着されており、且つ隣り合う鋸刃間のピッチは4.0mm以上である、複合材料用チップソー。
請求項2記載の本発明は、円板状台金の外周に鋸刃が所定間隔をあけて一体に延成され、各鋸刃に形成された台座に単体のチップが固着されたチップソーにおいて、前記チップが千鳥刃となされ、且つ各チップのすくい面は台金の中心から外周方向に伸びる中心線を基準として当該チップソーの回転方向と反対方向へ傾いたマイナス角度となされており、チップは、略扇形であって、前側の半径部がすくい面となされ、後側の半径部が逃げ面となされ、両半径部をつなぐ凸弧部が台金外周に所定間隔をあけて形成された凹弧状の台座に固着されており、且つ隣り合う鋸刃間のピッチが4.5mm未満とした複合材料用チップソーである。



Claims (4)

  1. 円板状台金の外周に鋸刃が所定間隔をあけて形成され、各鋸刃に形成された台座にチップが固着されたチップソーにおいて、前記チップが千鳥刃となされ、且つ各チップのすくい面は台金の中心から外周方向に伸びる中心線を基準として当該チップソーの回転方向と反対方向へ傾いたマイナス角度となされている、複合材料用チップソー。
  2. チップが略方形であって、前側部がすくい面となされ、頂部が逃げ面となされ、後側部および底部が略L字状の台座に固着されており、且つ隣り合う鋸刃間のピッチが4.0mm以上である、請求項1記載の複合材料用チップソー。
  3. チップが略扇形であって、前側の半径部がすくい面となされ、後側の半径部が逃げ面となされ、両半径部をつなぐ凸弧部が台金外周に所定間隔をあけて形成された凹弧状の台座に固着されており、且つ隣り合う鋸刃間のピッチが4.5mm未満である、請求項1記載の複合材料用チップソー。
  4. 外周部分に一定幅の脱水素型DLCコーティングが施された、請求項1〜請求項3のうちのいずれか一項記載の複合材料用チップソー。
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