JP2015158782A - 不審者追跡支援システム、設備機器コントローラ及びプログラム - Google Patents

不審者追跡支援システム、設備機器コントローラ及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ビル等に侵入した不審者の追跡支援を低コストで実現できる。【解決手段】複数の人感センサ2の各々は、設備機器コントローラ1により制御される複数の設備機器3の各々に対応して設置され、各々異なるエリアにおける人の在否を検出し、検出した結果を設備機器コントローラ1に送信する。設備機器コントローラ1は、複数の設備機器3が設置される間取りを示す間取図データと、複数の人感センサ2の各々の設置位置を示すセンサ位置データを保持する。設備機器コントローラ1は、予め定めた無人であるべき条件の下、何れかの人感センサ2により人の存在が検出されると、現在時刻と、当該人感センサ2の位置とを含む情報をメモリに記憶される不審者位置情報に記録する。設備機器コントローラ1は、間取図データと、不審者位置情報とに基づいて、不審者の移動経路を示す足取画面データを生成し、端末装置4に送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、ビル等に侵入した不審者の追跡を支援する技術に関する。
例えば、特許文献1には、建物(複数の住戸で構成されるマンション等の集合住宅)の共用エントランスに設けられた入場者認証装置と、各住戸の出入口に設けられた人感センサなどを備えた防犯用照明システムが開示されている。
この防犯用照明システムでは、入場者認証装置によって得られた住戸番号情報と、人感センサの検知信号に重畳された住戸番号情報との照合結果に基づいて、建物内に不審者が侵入しているか否かを判断する。そして、不審者が侵入していると判断した場合には、建物内の照明器具を点灯させて不審者を威嚇する。
特許第4915669号公報
ところで、例えば、セキュリティシステムを導入するビル等では、正常な入場者や入室者でない不審者の存在を検出すると、管理会社等に通報が届き、警備員等が直ちに当該ビル等に駆けつけて、当該不審者を捕らえることができるようにしている。しかしながら、当該ビル等において、各階の床面積が広く、通路(共用路)が枝分かれしている場合等では、警備員等が不審者を追跡し、捕獲するのは容易ではない。
この点に関し、より強固で精密なセキュリティシステムを構築することで、不審者の追跡がある程度容易化できる可能性はある。しかし、その分のコストが増大するため、容易にそのようなセキュリティシステムを導入できないという問題が生じる。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、ビル等に侵入した不審者の追跡支援を低コストで実現できる不審者追跡支援システム等を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る不審者追跡支援システムは、
複数の人感センサと、設備機器コントローラと、端末装置と、を備える不審者追跡支援システムであって、
前記複数の人感センサの各々は、前記設備機器コントローラにより制御される複数の設備機器の各々に対応して設置され、各々異なるエリアにおける人の在否を検出し、検出した結果を前記設備機器コントローラに送信し、
前記設備機器コントローラは、
前記複数の設備機器が設置される間取りを示す間取図データと、前記複数の人感センサの各々の設置位置を示すセンサ位置データを記憶するデータ記憶部と、
予め定めた無人であるべき条件の下、何れかの人感センサにより人の存在が検出されると、現在時刻と、当該人感センサの位置とを含む情報を前記データ記憶部に記憶される不審者位置情報に記録する不審者位置情報記録部と、
前記間取図データと、前記不審者位置情報とに基づいて、不審者の移動経路を示す足取画面データを生成する足取画面生成部と、
前記足取画面データを前記端末装置に送信する足取画面送信部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、不審者の追跡支援を低コストで実現することができる。
本発明の実施形態に係る不審者追跡支援システムの全体構成を示す図である。 本実施形態の設備機器コントローラの構成を示すブロック図である。 本実施形態の設備機器コントローラのデータ記憶部に記憶される情報を説明するための図である。 機器情報に含まれる接続情報の構成を示す図である。 機器情報に含まれる動作情報の構成を示す図である。 機器情報に含まれる位置情報の構成を示す図である。 センサ情報に含まれる接続情報の構成を示す図である。 センサ情報に含まれる検出情報の構成を示す図である。 センサ情報に含まれる位置情報の構成を示す図である。 画面表示情報に含まれる平面図管理情報の構成を示す図である。 不審者対応情報に含まれる無人時間帯情報を示す図である。 不審者対応情報に含まれる端末登録情報の構成を示す図である。 不審者対応情報に含まれる不審者位置情報の構成を示す図である。 実施形態1の設備機器コントローラが備える制御部の機能構成を示すブロック図である。 足取画面の一例を示す図である。 不審者追跡支援処理の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る不審者追跡支援システムの全体構成を示す図である。この不審者追跡支援システムは、例えば、オフィスビルや商業ビル内に導入され、そのビル内に不審者が居た場合、警備員等のユーザによる当該不審者の追跡を支援するためのシステムである。
不審者追跡支援システムは、図1に示すように、当該ビル内の管理室等に設置される設備機器コントローラ1と、人の在否を検出する複数の人感センサ2と、警備員等のユーザによって所持される端末装置4と、から構成される。設備機器コントローラ1は、本来的には、複数の人感センサ2及び複数の設備機器3と共に設備機器システムを構成し、人感センサ2の検出結果等に基づいて設備機器3の動作を制御する。
各設備機器3は、例えば、照明機器や空調機器などであり、設置されたエリアの照明や空調を行う。各人感センサ2は、それぞれ各設備機器3の近傍に設けられ、温度(熱)分布の変化や、赤外線や超音波や可視光などの反射を捉えることにより、そのエリアに人が居るか否かを検出する。
設備機器コントローラ1と、各人感センサ2と、各設備機器3とは、例えば、周知の設備機器ネットワークの仕様に基づいたネットワーク5に接続される。
端末装置4は、例えば、タブレットPCやスマートフォン等の表示機能を備えた携帯可能な通信機器である。なお、端末装置4は、複数台あり、複数のユーザの各々によって所持される。
設備機器コントローラ1は、図2に示すように、情報を表示するための表示部10と、ユーザから操作を受け付けるための操作受付部11と、人感センサ2や設備機器3と通信するための第1通信部12と、端末装置4と通信するための第2通信部13と、各種の情報を保持するためのデータ記憶部14と、これらを制御する制御部15と、を備える。これらの各構成部は、バス16を介して相互に接続される。
表示部10は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ、プラズマディスプレイ等の表示デバイスを含んで構成される。表示部10は、制御部15の制御の下、通常モードでは、各設備機器3に関する様々な情報、例えば、操作画面や監視画面等を表示する。また、後述する追跡モードでは、不審者追跡用の画面等を表示する。
操作受付部11は、例えば、キーボード、マウス、キーパッド、タッチパッドやタッチパネル等を含んで構成され、ユーザからの入力操作を受け付け、受け付けた入力操作に係る信号を制御部15に送出する。
第1通信部12は、例えば、ネットワークカード等の通信インタフェースを含んで構成され、制御部15の制御の下、ネットワーク5を介して、各人感センサ2及び各設備機器3と予め定めた通信方式に則った通信を行う。
第2通信部13は、予め定めた無線通信インタフェースを含んで構成され、制御部15の制御の下、端末装置4と無線通信を行う。
データ記憶部14は、フラッシュメモリ等の読み書き可能な不揮発性の半導体メモリやハードディスクドライブ等から構成される。データ記憶部14は、各設備機器3を制御するための情報や不審者の追跡を支援するための情報などを記憶する。具体的には、図3に示すように、データ記憶部14は、各設備機器3に関する情報である機器情報140と、人感センサ2を含む各種センサに関する情報であるセンサ情報141と、監視画面に関する情報である画面表示情報142と、不審者に侵入された際の対応に関する情報である不審者対応情報143と、を記憶する。
なお、この他にも、データ記憶部14は、図示はしないが、各設備機器3の制御や動作状態を監視するためのプログラム、不審者を追跡するためのプログラム等の各種のプログラムも記憶する。
機器情報140には、各設備機器3と通信するための情報である接続情報1400と、各設備機器3の動作状態を示す情報である動作情報1401と、各設備機器3の位置に関する情報である位置情報1402と、が含まれる。これらの各情報は、設備機器3の全台数分のレコードで構成される。
接続情報1400には、図4に示すように、設備機器3の通信上のアドレスを示す機器アドレスと、操作グループ番号と、設備機器3の種別を示す種別IDと、が含まれる。動作情報1401には、図5に示すように、機器アドレスと、設備機器3の現在の動作状態を示す状態データとが含まれる。状態データとは、例えば、設備機器3が照明機器の場合では、消灯/点灯/点滅などを示す情報、照度や色温度などを示す情報をいう。あるいは、例えば、設備機器3が空調機器の場合では、状態データは、運転/停止を示す情報、冷房/暖房/送風などを示す情報、設定温度/設定湿度/設定風量などを示す情報であってもよい。
位置情報1402には、図6に示すように、機器アドレスと、当該ビルの各フロアを示す平面図を識別するための平面図IDと、設備機器3が設置されている位置を示す設置位置と、が含まれる。本実施形態では、設置位置は、具体的には、平面図を示す画像上の座標(ピクセル単位)を示す。即ち、位置情報1402では、当該設備機器3に対応する平面図と、その平面図を示す画像上の座標が示されることになる。
図3に戻り、センサ情報141には、各人感センサ2を含む各センサと通信するための接続情報1410と、各センサの検出結果を示す情報である検出情報1411と、各センサの位置に関する情報である位置情報1412と、が含まれる。これらの各情報は、設けられるセンサの全個数分のレコードで構成される。
接続情報1410には、図7に示すように、人感センサ2等のセンサの通信上のアドレスを示すセンサアドレスと、センサの種別を示す種別IDと、が含まれる。ここで、センサとしては、人感センサ2の他、例えば、温度センサ、湿度センサ、照度センサ、CO2センサ、埃センサ、臭いセンサなどが含まれていてもよい。
検出情報1411には、図8に示すように、センサアドレスと、センサの検出結果を示す検出値と、対応する設備機器3の機器アドレスと、が含まれる。検出値は、センサの出力値であり、例えば、人の検出有無を示す数値(0:検出無し、1:検出有り)、温度や湿度を示す数値などである。
位置情報1412(センサ位置データ)には、図9に示すように、センサアドレスと、平面図IDと、センサが設けられている位置を示す設置位置と、が含まれる。設置位置は、上述したように、本実施形態では、平面図を示す画像上の座標(ピクセル単位)を示す。即ち、位置情報1402では、当該センサに対応する平面図と、その平面図を示す画像上の座標が示されることになる。
図3に戻り、画面表示情報142は、表示部10の液晶画面等に監視画面等を表示するための情報であり、平面図データを管理するための平面図管理情報1420と、平面図データ1421と、が含まれる。平面図管理情報1420には、図10に示すように、平面図IDと、この平面図に対応する平面図データ1421の格納先(メモリアドレス)を示す情報であるデータポインタとが含まれる。画面表示情報142は、当該ビルのフロア数分、即ち、平面図の総数分のレコードで構成される。
図3に戻り、平面図データ1421(間取図データ)は、各フロアに対応する平面図の画像データである。各平面図データ1421は、例えば、ユーザにより他のパーソナル・コンピュータ等で作成され、データ記憶部14に格納されたものである。各平面図データ1421には、対応するフロアの状況に応じた間取り、通路(共用路)、パーティション、柱、窓、階段等が記されている。
不審者対応情報143には、当該ビル内で無人となる時間帯が予め設定された無人時間帯情報1430と、当該不審者追跡支援システムを構成する端末装置4の登録情報である端末登録情報1431と、当該ビル内に侵入した不審者の位置を示す不審者位置情報1432と、が含まれる。
無人時間帯情報1430には、図11に示すように、当該ビル内で無人となる時間帯が、曜日毎に予め設定されている。端末登録情報1431は、図12に示すように、端末装置4を識別するための端末IDと、端末装置4を所持する者(例えば、警備員など)の名称がアルファベットで示されたユーザ名と、ユーザ毎に予め設定されたパスワードと、端末装置4のメールアドレスと、が含まれる。端末登録情報1431は、登録された全端末装置4の台数分のレコードで構成される。
不審者位置情報1432には、図13に示すように、何れかの人感センサ2において、人が検出されたときの時刻と、当該人感センサ2の位置情報とが含まれる。例えば、時刻は、日付も含み、秒の位(小数点以下は四捨五入)まで表すものとする。
位置情報は、人を検出した人感センサ2の位置を示す情報であり、平面図IDと、設置位置とが含まれる。
追跡モードになると、これが解除されるまで(通常モードに移行するまで)、何れかの人感センサ2で人が検出される度に、時刻と、位置情報とからなるレコードが生成され、不審者位置情報1432に順次追加される。
図2に戻り、制御部15は、何れも図示しないが、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備える。制御部15は、機能的には、図14に示すように、設備機器3の動作を制御する機器制御部150と、不審者が侵入した旨の通報を行う通報部151と、不審者の位置情報を記録する不審者位置情報記録部152と、不審者の足取りを示す足取画面のデータ(足取画面データ)を生成する足取画面生成部153と、足取画面データを送信する足取画面送信部154と、を備える。
機器制御部150は、例えば、設備機器3が照明機器の場合、時間帯や曜日に応じて予め設定された照明を行うように制御する。あるいは、設備機器3が空調機器の場合、機器制御部150は、時間帯や曜日に応じて予め設定された温度及び風量で空調を行うように制御する。
通報部151は、無人時間帯情報1430で示される時間帯(無人時間帯)に、何れかの人感センサ2で人が検出されると、制御部15の制御状態が追跡モードでない、即ち、通常モードであることを条件に、ユーザに不審者の侵入を報知する。具体的には、通報部151は、設備機器コントローラ1が備えるスピーカ(図示せず)から、警告音や音声メッセージを出力する。また、通報部151は、登録されている全ての端末装置4に対して、不審者が侵入した旨を示す電子メールを一斉送信する。そして、通報部151は、制御部15の制御状態を通常モードから追跡モードに変更する。
端末装置4を所持する警備員等は、上記の電子メールを受信すると、端末装置4を操作して設備機器コントローラ1と通信接続する。なお、端末装置4には、予め設備機器コントローラ1と通信接続するためのプログラムがインストールされている。
不審者位置情報記録部152は、無人時間帯に、何れかの人感センサ2で人が検出されると、現在の時刻と、人が居ると検出した当該人感センサ2の設置位置とを格納したレコードを生成し、不審者位置情報1432に追加する。
足取画面生成部153は、不審者位置情報記録部152によって不審者の位置情報が記録されると、不審者位置情報1432に基づいて、不審者の移動経路、即ち、足取りを示す画面(足取画面)のデータを生成する。図15に足取画面の一例を示す。図15に示すように、足取画面生成部153は、平面図上に不審者の検出位置を繋いだ線(足取線1501)を重畳して描くと共に、最後に検出された位置に、予め定めたマーク1502を描いた画像データを足取画面データとして生成する。
足取画面送信部154は、制御状態が追跡モードである場合、足取画面生成部153が生成した足取画面データを、接続している各端末装置4に送信する。
図16は、本実施形態の設備機器コントローラ1が実行する不審者追跡支援処理の手順を示すフローチャートである。この不審者追跡支援処理は、無人時間帯情報1430で示される無人時間帯中、予め定めた時間間隔(例えば、1分間隔)で繰り返し実行される。
何れかの人感センサ2で人が検出されると(ステップS101;YES)、即ち、無人時間帯にもかかわらず、当該ビル内に人が居る場合、不審者が居るものとみなし、設備機器コントローラ1の制御部15は、ステップS102〜S107の処理を行う。一方、何れの人感センサ2においても人が検出されていない場合(ステップS101;NO)、制御部15は、ステップS108の処理を行う。
ステップS102では、不審者位置情報記録部152は、人が居ると検出した当該人感センサ2の設置位置に関する情報を、不審者の位置情報であるとして現在時刻と共に、不審者位置情報1432に記録する。
ステップS103では、足取画面生成部153は、不審者位置情報1432に記録されている、現時点までの不審者の位置情報に基づいて、足取画面データを生成する。また、足取画面生成部153は、生成した足取画面データに基づく足取画面を表示部10に表示させる。
ステップS104では、制御部15は、現在の処理状態が追跡モードであるか否かを判定する。追跡モードでない、即ち通常モードである場合(ステップS104;NO)、制御部15は、ステップS105の処理を行う。一方、追跡モードである場合(ステップS104;YES)、制御部15は、ステップS107の処理を行う。
ステップS105では、通報部151は、ユーザに不審者の侵入を報知する。具体的には、通報部151は、図示しないスピーカから、警告音や音声メッセージを出力する。また、通報部151は、登録されている全ての端末装置4に対して、不審者が侵入した旨を示す電子メールを一斉送信する。例えば、この電子メールの件名や本文には、侵入があった場所(ビル名及びフロア番号)が記されている。さらに、足取画面生成部153により生成された足取画面データが添付される。この場合の足取画面データには、平面図上に足取線1501は描かれておらず、不審者の位置を示すマーク1502のみが描かれている。
通報部151は、上記の報知を行うと、制御状態を通常モードから追跡モードに変更する(ステップS106)。これにより、今回の不審者追跡支援処理のループは終了する。
ステップS107では、足取画面送信部154は、足取画面生成部153が生成した足取画面データを、接続している各端末装置4に送信する。
ステップS108では、制御部15は、ユーザにより追跡モードを解除する操作が行われたか否かを判定する。例えば、警備員等のユーザは、不審者を拘束した場合や、不審者がビル内に居ないことを確認した場合に、設備機器コントローラ1の操作受付部11を操作することで、追跡モードを解除することができる。
ユーザにより追跡モードの解除操作が行われた場合(ステップS108;YES)、制御部15は、制御状態を追跡モードから通常モードに変更する(ステップS109)。ステップS109の処理の後、又は、ユーザにより追跡モードの解除操作が行われていない場合(ステップS108;NO)、今回の不審者追跡支援処理のループは終了する。
以上説明したように、本発明の本実施形態に係る不審者追跡支援システムによれば、設備機器コントローラ1は、不審者の侵入を検出すると、警備員等が所持する端末装置4にその旨を報知する。そして、設備機器コントローラ1は、不審者の位置情報を記録し、その結果に基づいて、不審者の移動経路、即ち、足取りを示す足取画面のデータ(足取画面データ)を生成し、足取画面を表示すると共に、接続する全端末装置4に足取画面データを送信する。
このため、警備員等は、設備機器コントローラ1や端末装置4に表示される足取画面を拠り所にして行動できるため、効率的に不審者を追跡することが可能となる。また、たとえ、不審者を取り逃がしたとしても、足取画面により、不審者の移動経路を探索することで、被害の有無や状況の把握が容易になる。また、不審者の移動経路についての情報を今後の防犯対策にも利用することができるし、かかる情報を有意な捜査資料として警察に提供することができる。
さらに、本実施形態に係る不審者追跡支援システムによれば、不審者の位置情報を、ビル等に導入される一般的な設備機器システムが備える人感センサ2を用いて取得し、また、設備機器3を監視するための監視画面を構成する平面図を用いて足取画面データを生成する。このため特別なセキュリティシステムを構築することなく、不審者の追跡支援を低コストで実現することができる。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更は勿論可能である。
例えば、不審者追跡支援システムは、1台の設備機器コントローラ1に代えて、複数台の設備機器コントローラと、これらの設備機器コントローラに接続される統合コントローラを備える構成であってもよい。この場合、各設備機器コントローラが、対応する1フロアに設置されている設備機器3の動作制御等を行う。そして、各設備機器コントローラは、不審者を検出すると、その旨を統合コントローラに通知する。また、各設備機器コントローラは、生成した足取画面データを統合コントローラに送信する。総合コントローラは、登録されている全ての端末装置4に対して、不審者が侵入した旨を示す電子メールを一斉送信する。また、総合コントローラは、接続している各端末装置4に足取画面データを送信する。
また、例えば、当該ビル等の出入口扉に設けられた電子錠と設備機器コントローラ1とを有線又は無線にて通信可能に接続し、電子錠の施錠/解錠信号が設備機器コントローラ1に出力される構成にしてもよい。この場合、設備機器コントローラ1は、電子錠が施錠されているにもかかわらず、何れかの人感センサ2で人の存在が検出された場合に、当該ビル内に不審者が居ると判定することができる。
また、警備員等が端末装置4を操作することで、追跡モードが解除されるようにしてもよい。あるいは、出入口扉に設けられた電子錠が、駆けつけた警備員等に解錠されることで、追跡モードが解除されるようにしてもよい。
また、上記実施形態では、足取画面送信部154は、設備機器コントローラ1に接続している端末装置4に足取画面データを送信していたが、これに限定されず、例えば、足取画面データを添付した電子メールを各端末装置4に送信してもよい。
また、当該ビル内に導入されている設備機器システムが、イメージセンサ(例えば、人工網膜チップを有するイメージセンサ等)を備えている場合では、設備機器コントローラ1は、かかるイメージセンサにより取得された、不審者の検出位置周辺の画像を液晶ディスプレイ等に表示したり、各端末装置4に送信してもよい。
また、各端末装置4がGPS受信機能を備える場合、一定時間毎に、各端末装置4は、受信したGPS信号を設備機器コントローラ1に送信するようにしてもよい。設備機器コントローラ1は、GPS信号により、その送信元の端末装置1がビル内に位置する、即ち、これを所持する警備員等がビル内に居るか否かを判断し、ビル内に居る場合には、その位置を、上述した平面図を示す画像上の座標に換算して保持する。
上記のようにすると、設備機器コントローラ1は、追跡モード時に、警備員等がビル内に入った場合でも、不審者と区別することが可能となる。具体的には、人感センサ2で人が検出された場合、当該人感センサ2の設置位置と、端末装置4の現在位置とが近接している(両者間の長さ(ピクセル)が予め定めた閾値より小さい)場合、不審者とみなさず、不審者位置情報記録部152は、位置情報の記録を行わない。これにより、正確に足取画面データが生成され、不審者の追跡が容易になる。
また、設備機器コントローラ1は、不審者の移動経路に沿って配置される設備機器3(以下、移動経路の設備機器3という。)を制御して、予め定めた動作をさせるようにしてもよい。例えば、設備機器3が照明機器の場合、設備機器コントローラ1は、移動経路の設備機器3に点滅動作させたり、他の設備機器3の照度を下げ且つ移動経路の設備機器3の照度を上げたりなどの制御を行う。この他、設備機器3がLEDを備える照明機器の場合では、移動経路の設備機器3を通常時の照明とは異なる色(例えば、オレンジ等)で照明させるように制御する。また、設備機器3が空調機器の場合では、設備機器コントローラ1は、移動経路の設備機器3に、最大風量で空気を吐出させたりなどの制御を行う。
移動経路の設備機器3をこのように動作させることで、警備員等は、不審者の移動経路をより容易に把握でき、不審者の現在位置までの到達時間をより短縮することが可能となる。さらに、設備機器3を上記のように動作させることで、不審者を威嚇する効果も奏する。
上記実施形態において、設備機器コントローラ1によって実行されるプログラムは、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)、DVD(Digital Versatile Disc)、MO(Magneto-Optical Disk)、USBメモリ、メモリカード等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布することも可能である。そして、かかるプログラムを特定の又は汎用のコンピュータにインストールすることによって、当該コンピュータを上記実施形態における設備機器コントローラ1として機能させることも可能である。
また、上記のプログラムをインターネット等の通信ネットワーク上のサーバ装置が有するディスク装置等に格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するようにしてもよい。また、通信ネットワークを介してプログラムを転送しながら起動実行することによっても、上述の処理を達成することができる。さらに、プログラムの全部又は一部をサーバ装置上で実行させ、その処理に関する情報をコンピュータが通信ネットワークを介して送受信しながらプログラムを実行することによっても、上述の処理を達成することができる。
なお、上述の機能を、OS(Operating System)が分担して実現する場合又はOSとアプリケーションとの協働により実現する場合等には、OS以外の部分のみを上記の記録媒体に格納して配布してもよく、また、コンピュータにダウンロード等してもよい。
1 設備機器コントローラ、2 人感センサ、3 設備機器、4 端末装置、5 ネットワーク、10 表示部、11 操作受付部、12 第1通信部、13 第2通信部、14 データ記憶部、15 制御部、16 バス、140 機器情報、141 センサ情報、142 画面表示情報、143 不審者対応情報、150 機器制御部、151 通報部、152 不審者位置情報記録部、153 足取画面生成部、154 足取画面送信部

Claims (5)

  1. 複数の人感センサと、設備機器コントローラと、端末装置と、を備える不審者追跡支援システムであって、
    前記複数の人感センサの各々は、前記設備機器コントローラにより制御される複数の設備機器の各々に対応して設置され、各々異なるエリアにおける人の在否を検出し、検出した結果を前記設備機器コントローラに送信し、
    前記設備機器コントローラは、
    前記複数の設備機器が設置される間取りを示す間取図データと、前記複数の人感センサの各々の設置位置を示すセンサ位置データを記憶するデータ記憶部と、
    予め定めた無人であるべき条件の下、何れかの人感センサにより人の存在が検出されると、現在時刻と、当該人感センサの位置とを含む情報を前記データ記憶部に記憶される不審者位置情報に記録する不審者位置情報記録部と、
    前記間取図データと、前記不審者位置情報とに基づいて、不審者の移動経路を示す足取画面データを生成する足取画面生成部と、
    前記足取画面データを前記端末装置に送信する足取画面送信部と、を備える、
    ことを特徴とする不審者追跡支援システム。
  2. 前記設備機器コントローラは、不審者の移動経路に沿って配置される設備機器に予め定めた動作をさせる、
    ことを特徴とする請求項1に記載の不審者追跡支援システム。
  3. 前記設備機器コントローラの前記不審者位置情報記録部は、予め定めた無人であるべき時間帯に、何れかの人感センサにより人の存在が検出されると、現在時刻と、当該人感センサの位置とを含む情報を前記不審者位置情報に記録する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の不審者追跡支援システム。
  4. 制御対象の複数の設備機器の各々に対応して設置され、各々異なるエリアにおける人の在否を検出する複数の人感センサと通信する第1通信部と、
    端末装置と通信する第2通信部と、
    前記複数の設備機器が設置される間取りを示す間取図データと、前記複数の人感センサの各々の設置位置を示すセンサ位置データを記憶するデータ記憶部と、
    予め定めた無人であるべき条件の下、何れかの人感センサにより人の存在が検出されると、現在時刻と、当該人感センサの位置とを含む情報を前記データ記憶部に記憶される不審者位置情報に記録する不審者位置情報記録部と、
    前記間取図データと、前記不審者位置情報とに基づいて、不審者の移動経路を示す足取画面データを生成する足取画面生成部と、
    前記足取画面データを前記端末装置に送信する足取画面送信部と、を備える、
    ことを特徴とする設備機器コントローラ。
  5. 制御対象の複数の設備機器の各々に対応して設置され、各々異なるエリアにおける人の在否を検出する複数の人感センサと通信する第1通信部と、端末装置と通信する第2通信部と、前記複数の設備機器が設置される間取りを示す間取図データと、前記複数の人感センサの各々の設置位置を示すセンサ位置データを記憶するデータ記憶部と、を備えるコンピュータを、
    予め定めた無人であるべき条件の下、何れかの人感センサにより人の存在が検出されると、現在時刻と、当該人感センサの位置とを含む情報を前記データ記憶部に記憶される不審者位置情報に記録する不審者位置情報記録部と、
    前記間取図データと、前記不審者位置情報とに基づいて、不審者の移動経路を示す足取画面データを生成する足取画面生成部と、
    前記足取画面データを前記端末装置に送信する足取画面送信部と、して機能させる、
    ことを特徴とするプログラム。
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