JP2015158442A - 電池試験装置 - Google Patents

電池試験装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2015158442A
JP2015158442A JP2014033859A JP2014033859A JP2015158442A JP 2015158442 A JP2015158442 A JP 2015158442A JP 2014033859 A JP2014033859 A JP 2014033859A JP 2014033859 A JP2014033859 A JP 2014033859A JP 2015158442 A JP2015158442 A JP 2015158442A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
battery
pressure member
test
unit
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014033859A
Other languages
English (en)
Inventor
優貴 中西
Yuuki Nakanishi
優貴 中西
祐亮 上田
Yusuke Ueda
祐亮 上田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Espec Corp
Original Assignee
Espec Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Espec Corp filed Critical Espec Corp
Priority to JP2014033859A priority Critical patent/JP2015158442A/ja
Priority to KR1020150013303A priority patent/KR101702740B1/ko
Priority to CN201510054848.7A priority patent/CN104865529B/zh
Publication of JP2015158442A publication Critical patent/JP2015158442A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/4285Testing apparatus
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/36Arrangements for testing, measuring or monitoring the electrical condition of accumulators or electric batteries, e.g. capacity or state of charge [SoC]
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/04Construction or manufacture in general
    • H01M10/0481Compression means other than compression means for stacks of electrodes and separators
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01MPROCESSES OR MEANS, e.g. BATTERIES, FOR THE DIRECT CONVERSION OF CHEMICAL ENERGY INTO ELECTRICAL ENERGY
    • H01M10/00Secondary cells; Manufacture thereof
    • H01M10/42Methods or arrangements for servicing or maintenance of secondary cells or secondary half-cells
    • H01M10/48Accumulators combined with arrangements for measuring, testing or indicating the condition of cells, e.g. the level or density of the electrolyte
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)
  • Tests Of Electric Status Of Batteries (AREA)

Abstract

【課題】電池の試験の終了時を正確に判定することができる電池試験装置を提供する。
【解決手段】電池試験装置10は、電池Bを押圧するための加圧板16と、加圧板16を移動させるための駆動力を発生する駆動部18と、駆動部18の制御を行う制御部20と、を備える。制御部20は、入力手段41と、入力手段41によって入力された少なくとも押し潰し量が記憶される記憶手段42と、駆動部18によって移動した加圧板16が、加圧板16が電池Bに接触してから記憶手段42に記憶された押し潰し量だけ移動した終了位置に達したか否かを判定する終了判定手段と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電池試験装置に関するものである。
従来、下記特許文献1及び2に開示されているように、電池の安全性を評価するための電池試験装置が知られている。特許文献1及び2に開示された電池試験装置では、電池の圧壊試験時又は釘刺し試験時において、電池の正極端子及び負極端子間の電圧を監視しており、両端子間の電圧が基準電圧以下になると、内部短絡が発生したと判定している。そして、内部短絡が発生したと判定されると、試験を終了している。
特許第4408058号公報 特許第5060623号公報
前記特許文献1及び2に開示された電池試験装置のように、電池電圧が基準電圧以下になったときに内部短絡が発生したと見なして試験終了を判定する試験装置では、圧壊試験又は釘刺し試験の試験終了時を正確に判定できない虞がある。例えば充放電しながら圧壊試験を行う場合には、試験開始時の電池の電圧が変動しているため、基準電圧以下になったときに内部短絡が発生したと見なす方法では、試験終了時を正確に判定できない虞がある。
そこで、本発明は、前記従来技術を鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、電池の試験の終了時を正確に判定することができる電池試験装置を提供することにある。
前記の目的を達成するため、本発明は、電池の圧壊試験又は釘刺し試験を行う電池試験装置であって、前記電池を押圧するための加圧部材と、前記加圧部材を移動させるための駆動力を発生する駆動部と、前記駆動部の制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、入力手段と、前記入力手段によって入力された少なくとも押し潰し量が記憶される記憶手段と、前記駆動部によって移動した前記加圧部材が、前記加圧部材が前記電池に接触してから前記記憶手段に記憶された押し潰し量だけ移動した終了位置に達したか否かを判定する終了判定手段と、を有している電池試験装置である。
本発明では、加圧部材を移動させて電池を押圧する際において、加圧部材が電池に接触してから記憶手段に記憶された押し潰し量だけ移動した場合に、その位置が試験終了位置となる。このため、試験を終了するときの電池の潰れ量が一定の値になる。このため、電池の潰れ量が一定となる試験終了時を正確に判定することができる。また、記憶手段に記憶される押し潰し量は、入力手段によって入力されるため、試験者が電池の種類、試験目的等に応じた所望の押し潰し量を記憶させることができる。したがって、試験装置の汎用性を向上させることができる。なお、本発明では、充放電しながら圧壊試験や釘刺し試験を行う場合に限らず、所定電圧で電池に印可された状態で圧壊試験や釘刺し試験を行う場合においても、正確に試験終了時を判定することができる。
前記記憶手段には、前記入力手段によって入力された当初の電池厚みと、前記入力手段によって入力された前記加圧部材の原点位置から電池設置面までの距離とが更に記憶されてもよい。この場合、前記終了判定手段は、前記駆動部によって移動した前記加圧部材が、前記加圧部材の原点位置から電池設置面までの距離から前記当初の電池厚みを差し引いた値に前記押し潰し量を足した値に相当する移動量だけ移動したときに、前記終了位置に達したと判定するように構成されていてもよい。
この態様では、加圧部材の原点位置から電池設置面までの距離に、電池の厚みも含まれた距離となるため、加圧部材の原点位置から電池設置面までの距離から当初の電池厚みを差し引いた値は、原点位置から加圧部材及び電池の接触位置までの距離となる。加圧部材は、この距離に押し潰し量を足した値に相当する移動量だけ移動する。したがって、加圧部材と電池とが接触した位置から所定の距離(押し潰し量)だけ移動した位置が終了位置となるため、電池の潰れ量が一定となる試験終了時を正確に判定することができる。
前記記憶手段には、前記入力手段によって入力された試験開始時の当初電池電圧と、前記入力手段によって入力された電圧降下量とが記憶されていてもよい。この場合、前記制御部は、前記記憶手段に記憶された前記当初電池電圧から前記記憶手段に記憶された前記電圧降下量を差し引いた電圧値に達すると前記終了位置に達したと判定する第2終了判定手段を有してもよい。
この態様では、終了判定手段に加えて、第2終了判定手段を有しているので、電圧降下量に基づく試験終了位置の判定も可能となる。
前記終了判定手段及び前記第2終了判定手段の一方の判定を無効にするための無効設定手段を備えていてもよい。
この態様では、試験者の意図に沿った試験が可能になる。すなわち、加圧部材が電池に接触した時点から所定の押し潰し量となる圧壊試験や釘刺し試験を行いたい場合には、無効設定手段によって第2終了判定手段の判定を無効にすることにより、当初電圧から所定の電圧降下量が差し引かれた電圧値に達した時点で試験が終了してしまうことを回避することができる。一方で、無効設定手段によって終了判定手段の判定を無効にすれば、当初電圧から所定の電圧降下量が差し引かれた電圧値に達した時点で確実に試験を終了することができる。
前記加圧部材にかかる圧力を検出する圧力検出部を更に備えていてもよい。この場合、前記制御部は、前記圧力検出部による検出値の変動から前記加圧部材が前記電池に接触したことを判定する接触判定手段を有してもよい。また、前記終了判定手段は、前記接触判定手段によって前記加圧部材が前記電池に接触したと判定されたときの前記加圧部材の位置から前記記憶手段に記憶された押し潰し量だけ移動した終了位置に達したか否かを判定してもよい。
この態様では、加圧部材にかかる圧力の変動から、加圧部材が電池に接触した時点を検出することができる。このため、記憶手段に、当初の電池厚み及び加圧部材の原点位置から電池設置面までの距離が記憶されていなくても、押し潰し量が記憶手段に記憶されていれば、接触時点からの押し潰し量が一定となる試験終了位置を判定することができる。
前記制御部は、前記加圧部材の移動速度を導出する速度導出手段と、前記速度導出手段によって得られた前記加圧部材の移動速度の変動から前記加圧部材が前記電池に接触したことを判定する接触判定手段と、を有してもよい。この場合、前記終了判定手段は、前記接触判定手段によって前記加圧部材が前記電池に接触したと判定されたときの前記加圧部材の位置から前記記憶手段に記憶された押し潰し量だけ移動した終了位置に達したか否かを判定してもよい。
この態様では、速度導出手段によって得られた加圧部材の移動速度の変動から、加圧部材が電池に接触した時点を検出することができる。このため、記憶手段に、当初の電池厚み及び加圧部材の原点位置から電池設置面までの距離が記憶されていなくても、押し潰し量が記憶手段に記憶されていれば、接触時点からの押し潰し量が一定となる試験終了位置を判定することができる。
本発明は、電池の圧壊試験又は釘刺し試験を行う電池試験装置であって、前記電池を押圧するための加圧部材と、前記加圧部材を移動させるための駆動力を発生する駆動部と、前記加圧部材にかかる圧力を検出する圧力検出部と、前記駆動部の制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、入力手段と、前記入力手段によって入力された電圧降下量が記憶される記憶手段と、前記圧力検出部による検出値の変動から前記加圧部材が前記電池に接触したことを判定する接触判定手段と、前記駆動部によって移動した前記加圧部材が、前記接触判定手段によって前記加圧部材が前記電池に接触したと判定されたときの電圧から前記記憶手段に記憶された電圧降下量だけ低下した位置を終了位置として判定する終了判定手段と、を有している電池試験装置である。
本発明では、圧力検出部による検出値の変動から加圧部材が電池に接触した時点を検出できるので、電池が接触した時点での電圧値(基準電圧値)が分かり、この電池接触時の基準電圧値からの電圧降下量を求めることができる。そして、基準電圧値から予め記憶された電圧降下量だけ低下した位置を終了位置として、試験終了することができる。したがって、充放電試験等のように、電池の電圧が変動する状態で圧壊試験や釘刺し試験をする場合でも、試験終了位置を正確に判定することができる。
本発明は、電池の圧壊試験又は釘刺し試験を行う電池試験装置であって、前記電池を押圧するための加圧部材と、前記加圧部材を移動させるための駆動力を発生する駆動部と、前記駆動部の制御を行う制御部と、を備え、前記制御部は、入力手段と、前記入力手段によって入力された電圧降下量が記憶される記憶手段と、前記加圧部材の移動速度を導出する速度導出手段と、前記速度導出手段によって得られた前記加圧部材の移動速度の変動から前記加圧部材が前記電池に接触したことを判定する接触判定手段と、前記駆動部によって移動した前記加圧部材が、前記接触判定手段によって前記加圧部材が前記電池に接触したと判定されたときの電圧から前記記憶手段に記憶された電圧降下量だけ低下した位置を終了位置として判定する終了判定手段と、を有している電池試験装置である。
本発明では、速度導出手段によって得られた加圧部材の移動速度の変動から加圧部材が電池に接触した時点を検出できるので、電池が接触した時点での電圧値(基準電圧値)が分かり、この電池接触時の基準電圧値からの電圧降下量を求めることができる。そして、基準電圧値から予め記憶された電圧降下量だけ低下した位置を終了位置として、試験終了することができる。したがって、充放電試験等のように、電池の電圧が変動する状態で圧壊試験や釘刺し試験をする場合でも、試験終了位置を正確に判定することができる。
前記記憶手段には、前記入力手段によって入力された保持時間が記憶されてもよい。この場合、前記制御部は、前記終了判定手段によって前記加圧部材が前記終了位置に達したと判定してから前記記憶手段に記憶された前記保持時間だけ前記加圧部材をその位置に保持する制御を行うように構成されていてもよい。
この態様では、加圧部材が終了位置に達したと判定してから保持時間だけ、加圧部材がその位置に保持されるため、試験結果の再現性を向上させることができる。つまり、加圧部材が終了位置に達したと判定されてからすぐに加圧部材を戻した場合には、試験結果がその影響を受ける場合がある。したがって、加圧部材が終了位置に達してからその位置にある程度の時間だけ保持することにより、試験結果の再現性を向上させることができる。
以上説明したように、本発明によれば、電池の試験の終了時を正確に判定することができる。
本発明の第1実施形態に係る電池試験装置の全体構成を示す図である。 前記電池試験装置の制御部の機能を説明するための図である。 前記電池試験装置において、第1終了条件を説明するための図である。 前記電池試験装置の制御動作を説明するためのフロー図である。 本発明の第2実施形態に係る電池試験装置の制御部の機能を説明するための図である。 前記電池試験装置の制御動作を説明するためのフロー図である。 ロードセルの出力値を用いた加圧板と電池との接触判定を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係る電池試験装置の制御部の機能を説明するための図である。 加圧板の移動速度を用いた加圧板と電池との接触判定を説明するための図である。 本発明のその他の実施形態に係る電池試験装置に設けられる加圧板の構成を説明するための図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、第1実施形態に係る電池試験装置10は、試験槽12と、試験槽12の外側に配置された固定体の一例としての架台14と、電池Bを押圧するための加圧部材の一例としての加圧板16と、加圧板16を移動させる駆動力を発生させる駆動部18と、駆動部18の制御を行う制御部20と、を備えている。
試験槽12は、試験対象となる電池Bを収納可能な試験室21を備えている。試験室21内には、空調を行う空調部(図示省略)が設けられている。試験室21は、前側が開口した槽本体25と、槽本体25の前側開口を開閉する扉(図示省略)とを有している。なお、図1は、便宜的に扉が省略された状態で描かれている。扉は図略のロック部によって槽本体25にロックされ得る。
槽本体25の天井部25aには、一対(2つ又は4つ)の第1挿通孔25bと、両第1挿通孔25b間に配置された第2挿通孔25cとが形成されている。第1挿通孔25b及び第2挿通孔25cは、天井部25aを貫通している。
空調部には、加熱器、冷却器、ファン等が配設されている。空調部によって試験室21内の空気を所定の温度条件に調整することができる。すなわち、試験槽12は、恒温槽又は恒温恒湿槽等の環境試験装置によって構成されている。
架台14は、試験槽12の上方に配置される上面部14aと、上面部14aの両端部をそれぞれ支持する一対の脚部14bとを備えている。上面部14aは、水平方向に延びる板状又は棒状の部材によって構成されている。
架台14の上面部14aには、一対(2本、4本等)のガイドシャフト30が吊り下げられている。各ガイドシャフト30は、槽本体25の天井部25aに設けられた第1挿通孔25bに挿通されている。したがって、ガイドシャフト30の上端部は、試験室21の外側に位置し、ガイドシャフト30の下端部は試験室21内に位置している。
ガイドシャフト30の下端部には、試験対象としての電池Bを載置する試験台32が固定されている。
加圧板16を上下動させるための駆動部18は、シリンダ18aと、シリンダ18aに対して進退移動可能に設けられたロッド18bと、ロッド18bの駆動源としてのサーボモータ18cと、を有している。サーボモータ18cを駆動することによって、ロッド18bを進退移動させることができる。そして、サーボモータ18cの回転量を制御することにより、ロッド18bの移動量が制御される。なお、ロッド18bは、サーボモータ18cによる駆動制御に限られない。例えば、油圧シリンダや空気圧シリンダによる駆動制御でもよい。
シリンダ18aは、架台14の上面部14aに固定されている。上面部14aには、ロッド18bを挿通させる挿通孔が形成されており、シリンダ18aは、挿通孔に挿通されたロッド18bがシリンダ18aの下端部から下に向かって延出するように上面部14aに載置されている。
加圧板16は、ロッド18bの下端部に固定されている。加圧板16には、ガイドシャフト30が貫通している。したがって、ロッド18bが上下動するのに伴い、加圧板16は、ガイドシャフト30によって案内された状態で上下動する。
ロッド18bの下端部には、加圧板16が電池Bから受ける荷重を検出する圧力検出部の一例としてのロードセル36が配設されている。
制御部20は、加圧板16(ロッド18b)の移動量を制御すべく、サーボモータ18cを制御する。制御部20は、キーボード等の入力手段41と、ROM、RAM等からなる記憶手段42と、表示手段43と、CPU等の演算手段44とを備えている。なお、入力手段41は、タッチパネルなどのように表示手段43を兼ね備えた構成であってもよい。この場合には、表示手段43は省略され得る。
また、制御部20には、電池の正極端子に接続された配線(図示省略)と負極端子に接続された配線(図示省略)とが電気的に接続されており、正極端子及び負極端子間の端子間電圧が入力される。
入力手段41によって試験条件等を入力することが可能である。記憶手段42には、押し潰し量と、電池厚みと、加圧板16の原点位置から電池設置面までの距離と、加圧板速度と、保持時間と、が記憶される。このうち、電池厚み、押し潰し量、加圧板速度、保持時間は、入力手段41を通して試験者によって入力される。
押し潰し量は、当初の厚みから試験終了までに電池Bが潰れる量(上下方向の長さ)であり、例えばミリメートル単位で記憶される。電池厚みは、試験を行う前の電池Bの厚み(当初の厚み)であり、例えばミリメートル単位で記憶される。加圧板16の原点位置から電池設置面までの距離とは、予め設定された加圧板16の原点位置から試験台32の上面までの距離であり、例えばミリメートル単位で記憶される。加圧板速度は、加圧板16が電池Bに接触するまでの加圧板16の移動速度である。保持時間は、試験終了条件が成立して加圧板16の移動を停止したときに、その場所に静止させておく時間である。
また記憶手段42には、試験開始時の電池Bの電圧(当初電圧)と、電圧降下量とが記憶される。電圧降下量は、試験者によって入力手段41を通して入力される。試験開始時の当初電池電圧は、圧壊試験又は釘刺し試験を開始すべく、図略のスタートボタンがオンされた時点で読み込まれて記憶手段42に記憶される。
また記憶手段42には、試験終了を判定するための荷重の設定値(荷重値)が記憶される。この荷重値は、試験時に加圧板16にかかる荷重の許容値であり、試験者によって入力手段41を通して入力される。
サーボモータ18cは、加圧板16が原点位置にあるときのロータの向きを認識可能となっている。したがって、サーボモータ18cを駆動製御することによって加圧板16を原点位置に復帰させることができる。制御部20は、試験が終了すると、又は試験開始前に、加圧板16が原点位置に戻るように、サーボモータ18cを制御する。
なお、加圧板16の原点位置は、加圧板16が電池Bから上方に離れた位置であればどのような位置でもよい。釘刺し試験を行う場合には、釘の先端が電池Bから離れた位置になるように、加圧板16の原点位置が設定される。
制御部20は、ROMに記憶されたプログラムを実行することにより、所定の機能を発揮する。この機能には、第1終了判定手段20aと、第2終了判定手段20bと、第3終了判定手段20cと、無効設定手段20dと、保持制御手段20eと、が含まれている(図2参照)。
第1終了判定手段20aは、第1終了条件に基づいて試験終了時点を判定する制御手段である。第1終了条件に基づく判定は、加圧板16が移動開始して電池Bに接触してから、記憶手段42に記憶された押し潰し量(基準押し潰し量)だけ移動した終了位置に達したか否かによって試験終了時点を判定するというものである。より具体的には、第1終了判定手段20aは、加圧板16の原点位置から電池設置面までの距離から当初の電池厚みを差し引いた値に押し潰し量を足した値に相当する移動量だけ移動したときに、終了位置に達したと判定する。すなわち、図3に示すように、加圧部材が原点位置にあるときの加圧板16の押圧面と試験台32における電池設置面との間の距離をL1とし、当初の電池Bの厚みをL2とし、押し潰し量をL3とする。そして、第1終了判定手段20aは、加圧板16の移動量が、L1−L2+L3に相当する距離だけ移動したか否かを判定する。すなわち、加圧板16の移動距離がL1−L2+L3に相当する距離となったときの加圧板16の位置が、終了位置となる。
第2終了判定手段20bは、第2終了条件に基づいて試験終了時点を判定する制御手段である。第2終了条件に基づく判定は、記憶手段42に記憶された当初電池電圧から記憶手段42に記憶された電圧降下量を差し引いた電圧値に達したか否かによって試験終了時点を判定するというものである。当初電池電圧から電圧降下量だけ降下した電圧値に達したときの加圧板16の位置が終了位置となる。
第3終了判定手段20cは、第3終了条件に基づいて試験終了時点を判定する制御手段である。第3終了条件に基づく判定は、加圧板16が受ける荷重の値、すなわちロードセル36の検出値が記憶手段42に記憶された荷重値に達したか否かによって試験終了時点を判定するというものである。ロードセル36の検出値が記憶手段42に記憶された荷重値に達したときの加圧板16の位置が終了位置となる。
無効設定手段20dは、第1終了判定手段20a、第2終了判定手段20b及び第3終了判定手段20cの一つ又は二つの判定を無効にするための制御手段である。具体的には、押し潰し量に基づく終了判定、電圧降下量に基づく終了判定及び荷重値に基づく終了判定の一つ又は二つを用いない場合には、無効設定手段20dは、その終了判定を無効にするための設定を行う。この場合、無効にする判定は、試験者によって入力手段41を通して入力される。
保持制御手段20eは、試験終了時点に達したことが判定されると、加圧板16をその位置で静止させておくための計時を行う制御を実行する制御手段である。保持制御手段20eは、所定時間の間ロッド18bを停止し、所定時間の計時を終えると、加圧板16を原点位置に戻す制御を実行する。なお、保持制御手段20eによる計時時間は、押し潰し量によって判断する場合、電圧降下量によって判断する場合、及び加圧板16が受ける荷重によって判断する場合のそれぞれに対して、独自の値が設定されていてもよく、同じ値が設定されていてもよい。
ここで、図4を参照しつつ、電池Bの圧壊試験を行うときの制御動作について説明する。なお、釘刺し試験を行うときの制御動作も圧壊試験を行うときの制御動作と同じである。
先ず、試験条件が入力され、入力手段41によって入力された試験条件は記憶手段42に記憶される(ステップST11)。このステップST11では、電池Bの厚み、電池Bの押し潰し量、電圧降下量、荷重値、加圧板速度、保持時間が入力される。このとき、加圧板16は原点位置にある。また、ステップST11において、押し潰し量に基づく終了判定、電圧降下量に基づく終了判定及び荷重値に基づく判定の何れかの判定を無効にする場合には、その設定も行われる。なお、加圧板16は、後述のステップST12の直後に原点位置に移動するように制御されてもよい。
続いて、試験開始のためのスタートボタンが操作されると(ステップST12)、そのときの電池Bの電圧が当初電圧として記憶手段42に記憶される。スタートボタンの操作によって、ロッド18bが駆動されて、加圧板16が降下する。
加圧板16の移動中は、第1終了条件(ステップST13)、第2終了条件(ステップST14)及び第3終了条件(ステップST15)が満たされるか否かが繰り返し判定されている。
ステップST13では、加圧板16の移動量Sが、L1−L2+L3に相当する距離だけ移動したか否かを判定する。すなわち、加圧板16が電池Bに接触してから電池Bが予め設定された押し潰し量だけ押し潰されたか否かが判定される。そして、ステップST13の判定がYESとなると、ロッド18bの駆動を停止する。この結果、加圧板16は停止し、タイマカウントを開始する(ステップST16)。そして、記憶手段42に記憶された保持時間の計時が完了すると、加圧板16を原点位置に戻される(ステップST17)。
ステップST13の判定がNOの場合には、ステップST14に移る。ステップST14では、電池Bの電圧値が、当初電圧から予め設定された電圧降下量を差し引いた電圧値に達したか否かが判定される。そして、ステップST14の判定がYESとなると、ロッド18bの駆動を停止する。この結果、加圧板16は停止し、設定された保持時間だけ待機して、加圧板16を原点位置に復帰する。
ステップST14の判定がNOの場合には、ステップST15に移る。ステップST15では、ロードセル36の検出値が設定された荷重値に達したか否かが判定される。そして、ステップST15の判定がYESとなると、ロッド18bの駆動を停止する。この結果、加圧板16は停止し、設定された保持時間だけ待機して、加圧板16を原点位置に復帰する。
なお、第1終了条件に基づく終了判定が無効に設定されている場合には、ステップST13における判定制御は無効にされて、ステップST14に移る。また、第2終了条件に基づく終了判定が無効に設定されている場合には、ステップST14における判定制御は無効にされて、ステップST15に移る。また、第3終了条件に基づく判定が無効に設定されている場合には、ステップST15における判定制御は無効にされて、ステップST13に移る。
以上説明したように、第1実施形態では、加圧板16を移動させて電池Bを押圧する際に、加圧板16が電池Bに接触してから記憶手段42に記憶された押し潰し量だけ移動した場合に、その位置が試験終了位置となる。このため、試験を終了するときの電池Bの潰れ量が一定の値になる。したがって、電池Bの潰れ量が一定となる試験終了時を正確に判定することができる。また、記憶手段42に記憶される押し潰し量は、入力手段41によって入力されるため、試験者が電池Bの種類、試験目的等に応じた所望の押し潰し量を記憶させることができる。したがって、電池試験装置10の汎用性を向上させることができる。
また第1実施形態において、加圧板16の原点位置から電池設置面までの距離L1に、電池Bの厚みL2も含まれた距離となるため、加圧板16の原点位置から電池設置面までの距離L1から当初の電池厚みL2を差し引いた値は、原点位置から加圧板16及び電池Bの接触面までの距離となる。第1終了条件に基づく判定が行われる場合、加圧板16は、原点位置から加圧板16及び電池Bの接触面までの距離L1−L2に押し潰し量L3を足した値に相当する移動量だけ移動する。したがって、加圧板16と電池Bとが接触した位置から所定の距離(押し潰し量)だけ移動した位置が終了位置となるため、電池Bの潰れ量が一定となる試験終了時を正確に判定することができる。
また第1実施形態では、第1終了判定手段20aに加えて、第2終了判定手段20bを有しているので、電圧降下量に基づく試験終了位置の判定も可能となる。
また第1実施形態では、無効設定手段20dが設けられているので、試験者の意図に沿った試験が可能になる。すなわち、加圧板16が電池Bに接触した時点から所定の押し潰し量となる圧壊試験を行いたい場合には、無効設定手段20dによって第2終了判定手段20bの判定を無効にすることにより、当初電圧から所定の電圧降下量が差し引かれた電圧値に達した時点で試験が終了してしまうことを回避することができる。一方で、無効設定手段20dによって第1終了判定手段20aの判定を無効にすれば、当初電圧から所定の電圧降下量が差し引かれた電圧値に達した時点で確実に試験を終了することができる。
また第1実施形態では、加圧板16が終了位置に達したと判定してから保持時間だけ、加圧板16がその位置に保持されるため、試験結果の再現性を向上させることができる。つまり、加圧板16が終了位置に達したと判定されてからすぐに加圧板16を戻した場合には、試験結果がその影響を受ける場合がある。したがって、加圧板16が終了位置に達してからその位置にある程度の時間だけ保持されることにより、試験結果の再現性を向上させることができる。
なお、第1実施形態において、電圧降下量に基づく第2終了判定手段20bを省略してもよい。また、荷重値に基づく第3終了判定手段20cを省略してもよい。
(第2実施形態)
図5は本発明の第2実施形態に係る電池試験装置10に設けられた制御部20に含まれる機能を説明するための図である。尚、ここでは第1実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第2実施形態の電池試験装置10の制御部20では、記憶手段42に、押し潰し量が記憶される一方で、第1実施形態と異なり、電池厚みと、加圧板16の原点位置から電池設置面までの距離とは記憶されない。
また第2実施形態の電池試験装置10の制御部20では、記憶手段42に、電圧降下量が記憶される一方で、第1実施形態と異なり、試験開始時の電池Bの電圧(当初電圧)は記憶されない。
制御部20の機能には、接触判定手段20fが含まれている。接触判定手段20fは、ロードセル36による検出値の変動から加圧板16が電池Bに接触したことを判定する。このため、電池厚みと、加圧板16の原点位置から電池設置面までの距離とが記憶手段42に記憶されていなくても、接触判定手段20fによって加圧板16と電池Bとの接触が検知されたときの加圧板16の位置からの移動量が、電池Bの押し潰し量として算出される。また、当初電圧が記憶手段42に記憶されるのに代えて、接触判定手段20fによって加圧板16と電池Bとの接触が検知されたときの電池Bの電圧が読み込まれて、記憶手段42に記憶される。
したがって、第2実施形態では、図6に示すように、スタートボタンの操作によって試験が開始すると(ステップST12)、ロードセル36の出力値が読み込まれる。そして、繰り返し読み込まれたロードセル36の出力値の変動の有無に基づいて、加圧板16が電池Bに接触したか否かが判定される(ステップST21)。例えば、図7に示すように、加圧板16が電池Bに接触していなければ、制御部20が読み込んだロードセル36の出力値は、低い値のままで一定値に維持される。そして、加圧板16が電池Bに接触すると、加圧板16の移動に伴ってロードセル36の出力値は急激に増大する。したがって、ロードセル36の出力値が予め設定された閾値R1以上になったときに、加圧板16と電池Bとの接触があったと判定することができる。
加圧板16と電池Bとの接触があったことが判定されると、その後の加圧板16の移動量は、電池Bの押し潰し量として記録される。この記録された電池Bの押し潰し量と、記憶手段42に記憶されている基準値としての押し潰し量(基準押し潰し量)とが比較される(ステップST22)。そして、加圧板16と電池Bとが接触してからの加圧板16の移動量が基準押し潰し量に達すると、ステップST16に移行する。
また加圧板16と電池Bとの接触があったことが判定されると、そのときの電池Bの電圧が、基準電圧として読み込まれる。ステップST14においては、電池Bの電圧値が、基準電圧から予め設定された電圧降下量を差し引いた電圧値に達したか否かが判定される。そして、そのような電圧値に達したと判定されると、ステップST16に移行する。その他の制御動作は、第1実施形態と同じである。
したがって、第2実施形態では、加圧板16にかかる圧力の変動から、加圧板16が電池Bに接触した時点を検出することができる。このため、記憶手段42に、当初の電池厚み及び加圧板16の原点位置から電池設置面までの距離が記憶されていなくても、基準値となる押し潰し量が記憶手段42に記憶されていれば、接触時点からの押し潰し量が一定となる試験終了位置を判定することができる。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが前記第1実施形態と同様である。
(第3実施形態)
図8は本発明の第3実施形態に係る電池試験装置10に設けられた制御部20に含まれる機能を説明するための図である。尚、ここでは第2実施形態と同じ構成要素には同じ符号を付し、その詳細な説明を省略する。
第3実施形態では、制御部20の機能に、加圧板16の移動速度を導出する速度導出手段20gが含まれている。速度導出手段20gは、サーボモータ18c内に配設されたロータの回転数に応じた信号を検出するセンサ(図示省略)からの信号に基づいて、サーボモータ18cの回転数を演算し、この演算結果からロッド18b(加圧板16)の移動速度を導出する。
接触判定手段20fは、速度導出手段20gによって得られた加圧板16の移動速度の変動から加圧板16が電池Bに接触したことを判定する。このため、電池厚みと、加圧板16の原点位置から電池設置面までの距離とが記憶手段42に記憶されていなくても、接触判定手段20fによって加圧板16と電池Bとの接触が検知されたときの加圧板16の位置からの移動量が、電池Bの押し潰し量として算出される。
したがって、第3実施形態では、図6に示す制御動作と同様に、スタートボタンの操作によって試験が開始すると(ステップST12)、サーボモータ18c内のセンサによってロータの回転数に応じた信号が検出されて、速度導出手段20gによって加圧板16の移動速度が導出される。そして、繰り返し導出された加圧板16の移動速度の変動の有無に基づいて、加圧板16が電池Bに接触したか否かが判定される(ステップST21)。例えば、図9に示すように、加圧板16が電池Bに接触していなければ、導出された加圧板16の移動速度は、一定値に維持される。そして、加圧板16が電池Bに接触すると、加圧板16の移動速度が急激に変動する。したがって、加圧板16の移動速度変動が予め設定された閾値R2以上大きくなったときに、加圧板16と電池Bとの接触があったと判定することができる。なお、ここでいう「移動速度変動」とは、加圧板16が電池Bに接触していない無負荷状態での移動速度からの変動量であり、閾値R2は、予備試験等を行うこと等によって決めることができる。
加圧板16と電池Bとの接触があったことが判定されると、その後の加圧板16の移動量は、電池Bの押し潰し量として記録される。この記録された電池Bの押し潰し量と、記憶手段42に記憶されている基準値としての押し潰し量(基準押し潰し量)とが比較される(ステップST22)。そして、計測された電池Bの押し潰し量が基準押し潰し量に達すると、ステップST16に移行する。
また加圧板16と電池Bとの接触があったことが判定されると、そのときの電池Bの電圧が、基準電圧として読み込まれる。ステップST14においては、電池Bの電圧値が、基準電圧から予め設定された電圧降下量を差し引いた電圧値に達したか否かが判定される。そして、そのような電圧値に達したと判定されると、ステップST16に移行する。その他の制御動作は、第1及び第2実施形態と同じである。
したがって、第3実施形態では、速度導出手段20gによって得られた加圧板16の移動速度の変動から加圧板16が電池Bに接触した時点を検出できるので、電池Bが接触した時点での電圧値(基準電圧値)が分かり、この電池B接触時の基準電圧値からの電圧降下量を求めることができる。そして、基準電圧値から予め記憶された電圧降下量だけ低下した位置を終了位置として、試験終了することができる。したがって、充放電試験等のように電池Bの電圧が変動する状態で圧壊試験をする場合でも、試験終了位置を正確に判定することができる。
なお、その他の構成、作用及び効果はその説明を省略するが第1実施形態及び第2実施形態と同様である。
(その他の実施形態)
本発明は、前記実施形態に限られるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変更、改良等が可能である。例えば、制御部20の機能として、無効設定手段20d及び保持制御手段20eが含まれる構成について説明したが、これらの少なくとも一方が省略されていてもよい。
前記実施形態では、加圧板16が架台14に吊り下げられたガイドシャフト30によって案内される構成としたが、これに限られるものではない。ガイドシャフト30は、架台14ではなく、試験槽12に支持されていてもよい。また、ガイドシャフト30は省略されていてもよい。この場合、試験台32は、試験室21内に載置されていてもよい。
架台14は省略されていてもよい。この場合、シリンダ18aは試験槽12の上に固定されていてもよい。
加圧板16は、図10に示すように、釘部16aが設けられた構成であってもよい。加圧板16がこのような構成であれば、釘刺し試験時に使用することができる。
B 電池
10 電池試験装置
12 試験槽
16 加圧板
18 駆動部
18a シリンダ
18b ロッド
18c サーボモータ
20 制御部
20a 第1終了判定手段
20b 第2終了判定手段
20c 第3終了判定手段
20d 無効設定手段
20e 保持制御手段
20f 接触判定手段
20g 速度導出手段
21 試験室
32 試験台
36 ロードセル
41 入力手段
42 記憶手段

Claims (9)

  1. 電池の圧壊試験又は釘刺し試験を行う電池試験装置であって、
    前記電池を押圧するための加圧部材と、
    前記加圧部材を移動させるための駆動力を発生する駆動部と、
    前記駆動部の制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    入力手段と、
    前記入力手段によって入力された少なくとも押し潰し量が記憶される記憶手段と、
    前記駆動部によって移動した前記加圧部材が、前記加圧部材が前記電池に接触してから前記記憶手段に記憶された押し潰し量だけ移動した終了位置に達したか否かを判定する終了判定手段と、を有している電池試験装置。
  2. 前記記憶手段には、前記入力手段によって入力された当初の電池厚みと、前記入力手段によって入力された前記加圧部材の原点位置から電池設置面までの距離とが更に記憶され、
    前記終了判定手段は、前記駆動部によって移動した前記加圧部材が、前記加圧部材の原点位置から電池設置面までの距離から前記当初の電池厚みを差し引いた値に前記押し潰し量を足した値に相当する移動量だけ移動したときに、前記終了位置に達したと判定するように構成されている請求項1に記載の電池試験装置。
  3. 前記記憶手段には、前記入力手段によって入力された試験開始時の当初電池電圧と、前記入力手段によって入力された電圧降下量とが記憶され、
    前記制御部は、前記記憶手段に記憶された前記当初電池電圧から前記記憶手段に記憶された前記電圧降下量を差し引いた電圧値に達すると前記終了位置に達したと判定する第2終了判定手段を有する請求項1又は2に記載の電池試験装置。
  4. 前記終了判定手段及び前記第2終了判定手段の一方の判定を無効にするための無効設定手段を備えている請求項3に記載の電池試験装置。
  5. 前記加圧部材にかかる圧力を検出する圧力検出部を更に備えており、
    前記制御部は、前記圧力検出部による検出値の変動から前記加圧部材が前記電池に接触したことを判定する接触判定手段を有し、
    前記終了判定手段は、前記接触判定手段によって前記加圧部材が前記電池に接触したと判定されたときの前記加圧部材の位置から前記記憶手段に記憶された押し潰し量だけ移動した終了位置に達したか否かを判定する請求項1に記載の電池試験装置。
  6. 前記制御部は、前記加圧部材の移動速度を導出する速度導出手段と、前記速度導出手段によって得られた前記加圧部材の移動速度の変動から前記加圧部材が前記電池に接触したことを判定する接触判定手段と、を有し、
    前記終了判定手段は、前記接触判定手段によって前記加圧部材が前記電池に接触したと判定されたときの前記加圧部材の位置から前記記憶手段に記憶された押し潰し量だけ移動した終了位置に達したか否かを判定する請求項1に記載の電池試験装置。
  7. 電池の圧壊試験又は釘刺し試験を行う電池試験装置であって、
    前記電池を押圧するための加圧部材と、
    前記加圧部材を移動させるための駆動力を発生する駆動部と、
    前記加圧部材にかかる圧力を検出する圧力検出部と、
    前記駆動部の制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    入力手段と、
    前記入力手段によって入力された電圧降下量が記憶される記憶手段と、
    前記圧力検出部による検出値の変動から前記加圧部材が前記電池に接触したことを判定する接触判定手段と、
    前記駆動部によって移動した前記加圧部材が、前記接触判定手段によって前記加圧部材が前記電池に接触したと判定されたときの電圧から前記記憶手段に記憶された電圧降下量だけ低下した位置を終了位置として判定する終了判定手段と、を有している電池試験装置。
  8. 電池の圧壊試験又は釘刺し試験を行う電池試験装置であって、
    前記電池を押圧するための加圧部材と、
    前記加圧部材を移動させるための駆動力を発生する駆動部と、
    前記駆動部の制御を行う制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    入力手段と、
    前記入力手段によって入力された電圧降下量が記憶される記憶手段と、
    前記加圧部材の移動速度を導出する速度導出手段と、
    前記速度導出手段によって得られた前記加圧部材の移動速度の変動から前記加圧部材が前記電池に接触したことを判定する接触判定手段と、
    前記駆動部によって移動した前記加圧部材が、前記接触判定手段によって前記加圧部材が前記電池に接触したと判定されたときの電圧から前記記憶手段に記憶された電圧降下量だけ低下した位置を終了位置として判定する終了判定手段と、を有している電池試験装置。
  9. 前記記憶手段には、前記入力手段によって入力された保持時間が記憶され、
    前記制御部は、前記終了判定手段によって前記加圧部材が前記終了位置に達したと判定してから前記記憶手段に記憶された前記保持時間だけ前記加圧部材をその位置に保持する制御を行うように構成されている請求項1から8の何れか1項に記載の電池試験装置。
JP2014033859A 2014-02-25 2014-02-25 電池試験装置 Pending JP2015158442A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014033859A JP2015158442A (ja) 2014-02-25 2014-02-25 電池試験装置
KR1020150013303A KR101702740B1 (ko) 2014-02-25 2015-01-28 전지 시험 장치
CN201510054848.7A CN104865529B (zh) 2014-02-25 2015-02-03 电池测试装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014033859A JP2015158442A (ja) 2014-02-25 2014-02-25 電池試験装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015158442A true JP2015158442A (ja) 2015-09-03

Family

ID=53911495

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014033859A Pending JP2015158442A (ja) 2014-02-25 2014-02-25 電池試験装置

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP2015158442A (ja)
KR (1) KR101702740B1 (ja)
CN (1) CN104865529B (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017161334A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 エスペック株式会社 電池試験装置及び電池試験方法
JP2018113230A (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 日本電気株式会社 電池の内部短絡試験法と内部短絡試験装置
CN108931737A (zh) * 2018-08-10 2018-12-04 苏州阿达施车辆科技有限公司 一种用于新能源电池汽车电池检测的封闭式检测***及其工作方法
CN109902372A (zh) * 2019-02-20 2019-06-18 重庆长安汽车股份有限公司 一种基于有限元分析的电池卷芯模拟方法
JP2020167049A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 本田技研工業株式会社 内部短絡状態量の計測装置及び計測方法
WO2020209325A1 (ja) * 2019-04-10 2020-10-15 本田技研工業株式会社 電池評価方法及び電池評価装置
WO2021235652A1 (ko) * 2020-05-20 2021-11-25 주식회사 엘지에너지솔루션 내부 압력을 측정하는 압력 감지장치를 포함하는 파우치형 이차전지
CN117147078A (zh) * 2023-10-31 2023-12-01 良正阀门有限公司 一种燃气闸阀检测装置

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105334467A (zh) * 2015-10-16 2016-02-17 辰星(天津)自动化设备有限公司 一种电池检测用针刺装置
CN105334106A (zh) * 2015-10-16 2016-02-17 辰星(天津)自动化设备有限公司 一种电池检测用挤压机
KR102106451B1 (ko) * 2018-06-18 2020-05-07 비씨에스테크놀러지 주식회사 배터리 압축 및 관통 시험을 위한 다축 압축 관통 시험 장치
CN115151804A (zh) * 2020-03-10 2022-10-04 宁德新能源科技有限公司 电池弯曲测试***及电池弯曲测试方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004351571A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Fanuc Ltd ノズル隙間調整方法
JP2005327616A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池評価装置
JP2008218390A (ja) * 2006-12-15 2008-09-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池の内部短絡評価方法および電池内部短絡評価装置並びに電池および電池パックおよびそれらの製造方法
WO2010082502A1 (ja) * 2009-01-19 2010-07-22 パナソニック株式会社 電池の内部短絡評価装置
WO2013027251A1 (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 株式会社安川電機 ロボットシステム、ロボット制御装置、ロボットハンド及びロボットの制御方法

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101098197B1 (ko) * 2007-09-15 2011-12-23 주식회사 엘지화학 전지셀 시험장치 및 시험방법
US8035394B2 (en) * 2007-12-07 2011-10-11 Ntt Docomo, Inc. Battery testing device and battery testing method
KR20120104724A (ko) * 2011-03-14 2012-09-24 삼성에스디아이 주식회사 배터리 팩의 테스트 장치 및 그 구동 방법
JP3169620U (ja) * 2011-03-25 2011-08-11 株式会社山本金属製作所 熱伝対付破壊測定器具
KR20130043478A (ko) * 2011-10-20 2013-04-30 주식회사 엘지화학 배터리 관통 실험 장치 및 방법

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004351571A (ja) * 2003-05-29 2004-12-16 Fanuc Ltd ノズル隙間調整方法
JP2005327616A (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池評価装置
JP2008218390A (ja) * 2006-12-15 2008-09-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電池の内部短絡評価方法および電池内部短絡評価装置並びに電池および電池パックおよびそれらの製造方法
WO2010082502A1 (ja) * 2009-01-19 2010-07-22 パナソニック株式会社 電池の内部短絡評価装置
WO2013027251A1 (ja) * 2011-08-19 2013-02-28 株式会社安川電機 ロボットシステム、ロボット制御装置、ロボットハンド及びロボットの制御方法

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017161334A (ja) * 2016-03-09 2017-09-14 エスペック株式会社 電池試験装置及び電池試験方法
JP2018113230A (ja) * 2017-01-13 2018-07-19 日本電気株式会社 電池の内部短絡試験法と内部短絡試験装置
CN108931737A (zh) * 2018-08-10 2018-12-04 苏州阿达施车辆科技有限公司 一种用于新能源电池汽车电池检测的封闭式检测***及其工作方法
CN108931737B (zh) * 2018-08-10 2023-11-21 苏州阿达施车辆科技有限公司 一种用于新能源电池汽车电池检测的封闭式检测***及其工作方法
CN109902372A (zh) * 2019-02-20 2019-06-18 重庆长安汽车股份有限公司 一种基于有限元分析的电池卷芯模拟方法
CN109902372B (zh) * 2019-02-20 2023-04-18 重庆长安汽车股份有限公司 一种基于有限元分析的电池卷芯模拟方法
JP7171491B2 (ja) 2019-03-29 2022-11-15 本田技研工業株式会社 内部短絡状態量の計測装置及び計測方法
JP2020167049A (ja) * 2019-03-29 2020-10-08 本田技研工業株式会社 内部短絡状態量の計測装置及び計測方法
US11774512B2 (en) 2019-04-10 2023-10-03 Honda Motor Co., Ltd. Cell evaluation method and cell evaluation device
JP7191209B2 (ja) 2019-04-10 2022-12-16 本田技研工業株式会社 電池評価方法及び電池評価装置
CN113678301A (zh) * 2019-04-10 2021-11-19 本田技研工业株式会社 电池评价方法及电池评价装置
JPWO2020209325A1 (ja) * 2019-04-10 2020-10-15
WO2020209325A1 (ja) * 2019-04-10 2020-10-15 本田技研工業株式会社 電池評価方法及び電池評価装置
WO2021235652A1 (ko) * 2020-05-20 2021-11-25 주식회사 엘지에너지솔루션 내부 압력을 측정하는 압력 감지장치를 포함하는 파우치형 이차전지
CN117147078A (zh) * 2023-10-31 2023-12-01 良正阀门有限公司 一种燃气闸阀检测装置
CN117147078B (zh) * 2023-10-31 2024-01-26 良正阀门有限公司 一种燃气闸阀检测装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN104865529A (zh) 2015-08-26
KR20150100501A (ko) 2015-09-02
CN104865529B (zh) 2019-07-12
KR101702740B1 (ko) 2017-02-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015158442A (ja) 電池試験装置
US6718820B2 (en) Apparatus for indentation test and method for measuring mechanical properties using it
US8655602B2 (en) Hardness test method, hardness tester, and computer-readable storage medium storing program
KR101117661B1 (ko) 마이콤이 내장된 계장화 압입시험기 및 이를 이용한 잔류응력 측정방법
KR101799526B1 (ko) 콘크리트 압축강도 시험방법 및 시험장치
JPH08285753A (ja) 粘弾性体の発熱疲労測定方法及びサーボ式フレクソメータ
US20120101743A1 (en) Hardness test method and program
JPS61160025A (ja) 紙の水分容量及び素材重量を測定する装置
KR100406154B1 (ko) 압입시험기 및 압입시험기를 이용한 압입시험 데이터측정방법, 물성측정방법, 이 물성측정방법을 이용한 소프트웨어를 저장한 컴퓨터로 판독가능한 기록매체
US7021155B2 (en) Universal material testing method and device therefor
CN113588911B (zh) 固体推进剂声共振混合安全状态评估方法及在线监测***
KR20130043478A (ko) 배터리 관통 실험 장치 및 방법
JP2016206094A (ja) 硬度測定器
US11774512B2 (en) Cell evaluation method and cell evaluation device
KR20180135577A (ko) 콘 팁을 이용한 연약 지반 판단 장치 및 이를 이용한 연약 지반 판단 방법
JP7472505B2 (ja) 材料試験機、及び材料試験機の制御方法
JP2004340657A (ja) 圧痕形成機構及び硬さ試験機
KR101248279B1 (ko) 파괴인성 시험장치
CN105842616B (zh) 一种变速率逼近检测压力开关切换值的装置及方法
JP2015143668A (ja) 硬さ試験機および硬さ試験方法
RU148830U1 (ru) Установка для определения термомеханических характеристик полимерных композиционных материалов
JPH0625723B2 (ja) 硬度計
RU2783191C1 (ru) Способ определения пенетрации полутвёрдых материалов и устройство для его осуществления (Пенетрометр)
CN215657135U (zh) 一种用于单臂机械手冲压线联调校验的检测装置
RU2465567C1 (ru) Способ определения прочности материала и устройство для его реализации

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20151019

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160329

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20161011

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20161208

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20170509