JP2015154303A - テレビジョン装置およびテレビジョン装置の制御方法 - Google Patents

テレビジョン装置およびテレビジョン装置の制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】セットトップボックスなどの信号変換装置から送られる映像信号の内容(映像コンテンツ)に応じて画質を調整することのできるテレビジョン装置を提供する。【解決手段】チャンネル解析部150は、STB用リモコン300から発せられた赤外線信号IRに相当するリモコン信号RMの内容を解析することにより、視聴対象の映像コンテンツのチャンネル番号を特定する。画質調整パラメータ設定部160は、チャンネル番号と属性情報とを対応付けたテーブルをチャンネル番号をキーとして参照することにより、視聴対象の映像コンテンツの属性情報を取得する。さらに、画質調整パラメータ設定部160は、属性情報と画質調整処理に用いる画質調整パラメータに対する設定内容とを対応付けたテーブルを視聴対象の映像コンテンツの属性情報をキーとして参照することにより、画質調整パラメータの設定を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、テレビジョン装置に関し、より詳しくは、セットトップボックスなどの信号変換装置に接続された形態で用いられるテレビジョン装置およびそのテレビジョン装置の制御方法に関する。
近年、テレビジョン装置では、地上波テレビ放送,IP放送,ケーブルテレビ放送などによって様々な映像コンテンツを視聴することが可能となっている。このようなテレビジョン装置に関し、各種放送信号を受信してその受信した信号をテレビジョン装置で視聴可能な信号に変換するセットトップボックスに接続された形態で用いられることがある。なお、セットトップボックスは単に「STB」と呼ばれることもある。セットトップボックスについては高機能化が進んでいる。例えば、セットトップボックスにおいて、標準画質(例えば、画素数=720×480)のフォーマットのデータを高画質(例えば、画素数=1920×1080)のフォーマットのデータに変換する超解像処理(アップスケール処理)が行われることもある。なお、以下においては、標準画質のことを「SD」と略記し、高画質のことを「HD」と略記する。
図15は、従来のテレビジョンシステムの一構成例を示すブロック図である。このテレビジョンシステムは、テレビジョン装置910とセットトップボックス920とによって構成されている。テレビジョン装置910の動作はテレビ用リモコン930によって制御され、セットトップボックス920の動作はSTB用リモコン940によって制御される。テレビジョン装置910には、リモコン受信部911と映像受信部912と画質調整部913と表示部914とが含まれている。セットトップボックス920には、リモコン受信部921と制御部922と映像受信部923と映像送出部924とが含まれている。
セットトップボックス920に含まれる各構成要素の機能は次のとおりである。リモコン受信部921は、STB用リモコン940から発せられた赤外線信号IRsを受信し、それをリモコン信号RMsとして制御部922に与える。制御部922は、リモコン信号RMsを受け取り、映像受信部923の動作を制御する制御信号CSを出力する。この制御信号CSには、STB用リモコン940によって選択されたチャンネルの情報が含まれている。映像受信部923は、放送局から送信される放送信号TVSを受信する。その際、映像受信部923は、制御信号CSに基づいて、現在選択されているチャンネルに対応する周波数帯域の放送信号TVSを抽出する。映像送出部924は、映像受信部923によって受信・抽出された放送信号を映像信号VDとして出力する。映像送出部924から出力された映像信号VDは、テレビジョン装置910に送られる。
テレビジョン装置910に含まれる各構成要素の機能は次のとおりである。リモコン受信部911は、テレビ用リモコン930から発せられた赤外線信号IRtを受信し、それをリモコン信号RMtとして画質調整部913に与える。映像受信部912は、セットトップボックス920から送られる映像信号VDを受信する。画質調整部913は、映像受信部912が受信した映像信号VDのデータに高画質化やノイズ除去などの画質調整処理を施す。なお、チャンネルの制御がテレビ用リモコン930によって行われた場合には、画質調整部913ではリモコン信号RMtに基づいて画質調整処理が行われる。表示部914は、画質調整部913による画質調整処理後のデータである表示データDAに基づいて、画像を表示する。
図15に示す従来のテレビジョンシステムにおいては、以上のように各構成要素が機能することにより、放送局から送信された放送信号TVSに基づく映像コンテンツがテレビジョン装置910で再生される。その際、セットトップボックス920からテレビジョン装置910にSDのフォーマットのデータが送られた場合には、画質調整部913ではSD用の画質調整処理が行われ、セットトップボックス920からテレビジョン装置910にHDのフォーマットのデータが送られた場合には、画質調整部913ではHD用の画質調整処理が行われる。このようにして、映像コンテンツの画質の改善が図られている。
なお、本件発明に関連して、特開2013−51525号公報には、複数の装置(例えば、テレビジョン受信装置と記録再生装置)がそれぞれ変換処理を行うことに起因する画質低下を抑止することのできる電子機器の発明が開示されている。特開2013−51525号公報に開示された発明によれば、例えば、互いに接続された2つの機器(装置)が同一ベンダーの機器であって、かつ、特定条件を満たしている場合には、2つの機器で同様の処理が行われないように機器の制御が行われる。
特開2013−51525号公報
ところで、テレビジョン装置でチャンネルの制御が行われる場合には、テレビジョン装置はデジタル放送信号に含まれるメタデータに基づいて画質調整処理を行うことができるので、テレビジョン装置において映像コンテンツの画質を最適化することが可能である。なお、メタデータとは、実データ(実際に処理されるべき本来のデータ)の属性を表すデータのことである。メタデータとしては、例えば、「アニメ」,「映画」などのように映像コンテンツの分類(種類)を表すデータや映像コンテンツの解像度を表すデータが挙げられる。
ところが、HDMI(High−definition Multimedia Interface)(HDMIは登録商標)信号やコンポジット信号を用いてデータの送受信が行われる場合には、「Graphics」,「Photo」,「Cinema」,「Game」などのようなコンテンツ種別の情報を伝送データに含めることはできるが、映像コンテンツに関するそれ以外の情報を伝送データに含めることはできない(映像コンテンツに関するそれ以外の情報の伝送が可能となるような規格が定められていない)。このため、図15に示した構成においてセットトップボックス920からテレビジョン装置910にHDMI信号やコンポジット信号などの形式で映像信号VDが送られた場合、テレビジョン装置910では、映像信号VDによって再生される映像コンテンツについての詳しい情報が取得されない。従って、テレビジョン装置910では、映像コンテンツに応じた画質調整処理が行われない。
また、従来のテレビジョン装置910においては、入力された映像信号VDがSDのフォーマットのデータであれば、映像ソースもSDのデータであると認識され、入力された映像信号VDがHDのフォーマットのデータであれば、映像ソースもHDのデータであると認識される。従って、セットトップボックス920においてSDのデータに超解像処理(アップスケール処理)が施された場合には、映像ソースがSDのデータであるにも関わらず、テレビジョン装置910は、入力された映像信号VDの映像ソースがHDのデータであると認識する。このため、テレビジョン装置910では、SDのデータに本来施されるべき画質調整処理が行われない。
以上のように、従来技術によれば、セットトップボックスなどの信号変換装置に接続された形態で用いられるテレビジョン装置において、入力された映像信号のデータに対して所望の画質調整処理が行われず充分な画質が得られないことがある。また、特開2013−51525号公報に開示された発明によっても、映像コンテンツに応じた画質調整処理を行うことはできない。
そこで本発明は、セットトップボックスなどの信号変換装置から送られる映像信号の内容(映像コンテンツ)に応じて画質を調整することのできるテレビジョン装置を提供することを目的とする。
第1の発明は、外部から送られる放送信号を視聴可能な映像信号に変換する信号変換装置に接続されるテレビジョン装置であって、
視聴対象の映像コンテンツに対応するチャンネル番号を選択するための遠隔操作装置から送られるチャンネル操作信号を解析することにより、前記遠隔操作装置によって選択されたチャンネル番号を特定するチャンネル番号特定部と、
前記チャンネル番号特定部によって特定されたチャンネル番号に基づいて視聴対象の映像コンテンツの属性情報を取得し、その取得した属性情報に基づいて、画質調整処理に用いられる画質調整パラメータの設定を行う画質調整パラメータ設定部と、
前記信号変換装置から送られる視聴対象の映像コンテンツの映像信号を受信する映像受信部と、
前記画質調整パラメータの設定内容に応じて、前記映像受信部によって受信された映像信号のデータに前記画質調整処理を施す画質調整部と、
前記画質調整部による画質調整処理によって得られた画像を表示する表示部と
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、
前記画質調整パラメータ設定部は、
属性情報と前記画質調整パラメータに対する設定内容とを対応付けた属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルを含み、
前記取得した属性情報をキーとして前記属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルを参照することによって、前記画質調整パラメータの設定を行うことを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルには、映像コンテンツの分類を表す情報を属性情報として格納するコンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブルが少なくとも含まれていることを特徴とする。
第4の発明は、第3の発明において、
前記画質調整部は、前記映像受信部によって受信された映像信号に含まれるノイズ成分を前記画質調整パラメータとして予め設けられているノイズ除去用パラメータの設定内容に応じて除去する処理を前記画質調整処理として行うノイズ除去処理部を含み、
前記コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブルには、前記ノイズ除去用パラメータに対する設定内容が格納され、
前記画質調整パラメータ設定部は、前記取得した属性情報に基づき視聴対象の映像コンテンツの分類を表す情報をキーとして前記コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブルを参照することによって、前記ノイズ除去用パラメータの設定を行うことを特徴とする。
第5の発明は、第3の発明において、
前記画質調整部は、前記映像受信部によって受信された映像信号に基づく映像コンテンツに含まれる画像の輪郭を前記画質調整パラメータとして予め設けられている輪郭強調用パラメータの設定内容に応じて強調する処理を前記画質調整処理として行う輪郭強調処理部を含み、
前記コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブルには、前記輪郭強調用パラメータに対する設定内容が格納され、
前記画質調整パラメータ設定部は、前記取得した属性情報に基づき視聴対象の映像コンテンツの分類を表す情報をキーとして前記コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブルを参照することによって、前記輪郭強調用パラメータの設定を行うことを特徴とする。
第6の発明は、第2の発明において、
前記属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルには、映像コンテンツの解像度を表す情報を属性情報として格納する解像度−画質調整パラメータ対応テーブルが少なくとも含まれていることを特徴とする。
第7の発明は、第6の発明において、
前記画質調整部は、前記映像受信部によって受信された映像信号に基づく映像コンテンツの解像度を高める超解像処理を前記画質調整処理として行う超解像処理部を含み、
前記解像度−画質調整パラメータ対応テーブルには、前記画質調整パラメータとして予め設けられている超解像処理用パラメータに対する設定内容が格納され、
前記画質調整パラメータ設定部は、前記取得した属性情報に基づき視聴対象の映像コンテンツの解像度を表す情報をキーとして前記解像度−画質調整パラメータ対応テーブルを参照することによって、前記超解像処理用パラメータの設定を行い、
前記超解像処理部は、前記超解像処理用パラメータの設定内容に応じて、前記超解像処理の実行の可否を切り替えることを特徴とする。
第8の発明は、第2の発明において、
前記画質調整パラメータ設定部は、
チャンネル番号と属性情報とを対応付けたチャンネル番号−属性情報対応テーブルを含み、
前記チャンネル番号特定部によって特定されたチャンネル番号をキーとして前記チャンネル番号−属性情報対応テーブルを参照することによって、視聴対象の映像コンテンツの属性情報を取得することを特徴とする。
第9の発明は、第8の発明において、
前記チャンネル番号−属性情報対応テーブルに格納されているデータは、外部からダウンロードされるデータによって随時更新されることを特徴とする。
第10の発明は、第1の発明において、
現在の時刻を表す時刻情報を出力する時計部を更に備え、
前記画質調整パラメータ設定部は、前記チャンネル番号特定部によって特定されたチャンネル番号と前記時計部から出力された時刻情報とに基づいて、視聴対象の映像コンテンツの属性情報をネットワークを介して外部から取得することを特徴とする。
第11の発明は、第10の発明において、
前記画質調整パラメータ設定部は、
属性情報と前記画質調整パラメータに対する設定内容とを対応付けた属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルを含み、
前記外部から取得した属性情報をキーとして前記属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルを参照することによって、前記画質調整パラメータの設定を行うことを特徴とする。
第12の発明は、第1の発明において、
前記チャンネル番号特定部は、前記チャンネル操作信号の送信元が前記信号変換装置用の遠隔操作装置であるときに、当該遠隔操作装置によって選択されたチャンネル番号を特定することを特徴とする。
第13の発明は、第1の発明において、
前記信号変換装置の動作を制御するためのチャンネル番号の情報を送信するチャンネル番号情報送信部を更に備え
前記チャンネル番号特定部は、前記チャンネル操作信号の送信元がテレビジョン装置用の遠隔操作装置であるときに、当該遠隔操作装置によって選択されたチャンネル番号を特定し、
前記チャンネル番号情報送信部は、前記チャンネル番号特定部によって特定されたチャンネル番号の情報を前記信号変換装置に送信することを特徴とする。
第14の発明は、第1の発明において、
前記画質調整部は、前記映像受信部によって受信された映像信号に含まれるノイズ成分を前記画質調整パラメータとして予め設けられているノイズ除去用パラメータの設定内容に応じて除去する処理を前記画質調整処理として行うノイズ除去処理部を含むことを特徴とする。
第15の発明は、第1の発明において、
前記画質調整部は、前記映像受信部によって受信された映像信号に基づく映像コンテンツに含まれる画像の輪郭を前記画質調整パラメータとして予め設けられている輪郭強調用パラメータの設定内容に応じて強調する処理を前記画質調整処理として行う輪郭強調処理部を含むことを特徴とする。
第16の発明は、第1の発明において、
前記画質調整部は、前記映像受信部によって受信された映像信号に基づく映像コンテンツの解像度を高める超解像処理を前記画質調整処理として行う超解像処理部を含み、
前記超解像処理部は、前記画質調整パラメータとして予め設けられている超解像処理用パラメータの設定内容に応じて、前記超解像処理の実行の可否を切り替えることを特徴とする。
第17の発明は、外部から送られる放送信号を視聴可能な映像信号に変換する信号変換装置に接続されるテレビジョン装置の制御方法であって、
視聴対象の映像コンテンツに対応するチャンネル番号を選択するための遠隔操作装置から送られるチャンネル操作信号を解析することにより、前記遠隔操作装置によって選択されたチャンネル番号を特定するチャンネル番号特定ステップと、
前記チャンネル番号特定ステップで特定されたチャンネル番号に基づいて視聴対象の映像コンテンツの属性情報を取得し、その取得した属性情報に基づいて、画質調整処理に用いられる画質調整パラメータの設定を行う画質調整パラメータ設定ステップと、
前記信号変換装置から送られる視聴対象の映像コンテンツの映像信号を受信する映像受信ステップと、
前記画質調整パラメータの設定内容に応じて、前記映像受信ステップで受信された映像信号のデータに前記画質調整処理を施す画質調整ステップと、
前記画質調整ステップでの画質調整処理によって得られた画像を表示する表示ステップと
を含むことを特徴とする。
上記第1の発明によれば、テレビジョン装置に設けられたチャンネル番号特定部によって、遠隔操作装置(リモコン)によって選択されたチャンネル番号の特定が行われる。また、テレビジョン装置に設けられた画質調整パラメータ設定部では、チャンネル番号特定部によって特定されたチャンネル番号に基づいて、映像コンテンツの属性情報が取得される。以上より、テレビジョン装置は、信号変換装置からメタデータが送信されなくても、信号変換装置(例えば、セットトップボックス)から送られる映像信号によって再生される映像コンテンツ(視聴対象の映像コンテンツ)についての詳しい属性情報を取得することが可能となる。また、画質調整パラメータ設定部では、取得した属性情報に基づいて、画質調整処理に用いられる画質調整パラメータの設定が行われる。これにより、画質調整処理は、視聴対象の映像コンテンツの属性に応じて行われる。以上のように、信号変換装置から送られる映像信号の内容(映像コンテンツ)に応じて画質を調整することのできるテレビジョン装置が実現される。
上記第2の発明によれば、各映像コンテンツと画質調整パラメータの設定内容との対応付けを比較的簡易な構成でテレビジョン装置内に保持することが可能となる。これにより、視聴対象の映像コンテンツに対する好適な画質調整パラメータの設定が比較的容易に行われる。
上記第3の発明によれば、テレビジョン装置において、視聴対象の映像コンテンツの分類(スポーツ,映画,アニメなど)に応じて画質を調整することが可能となる。
上記第4の発明によれば、テレビジョン装置において、視聴対象の映像コンテンツの分類(スポーツ,映画,アニメなど)に応じて映像信号に含まれているノイズ成分を取り除くことが可能となる。
上記第5の発明によれば、テレビジョン装置において、視聴対象の映像コンテンツの分類(スポーツ,映画,アニメなど)に応じて画像の輪郭を強調する処理を行うことが可能となる。
上記第6の発明によれば、テレビジョン装置において、視聴対象の映像コンテンツの解像度に応じて画質を調整することが可能となる。
上記第7の発明によれば、テレビジョン装置において、視聴対象の映像コンテンツの解像度に応じて超解像処理の実行の可否を切り替えることが可能となる。
上記第8の発明によれば、各チャンネル番号と属性情報との対応付けを比較的簡易な構成でテレビジョン装置内に保持することが可能となる。これにより、画像解析処理などの複雑な処理を要することなく、視聴対象の映像コンテンツの属性情報が容易かつ確実に取得される。
上記第9の発明によれば、放送内容の変更,チャンネル番号の変更,周波数の変更などによって各チャンネルに対応する映像コンテンツの属性に変更があっても、人の手を介することなく、チャンネル番号−属性情報対応テーブル内のデータが更新される。
上記第10の発明によれば、チャンネル番号と時刻情報とに基づいて映像コンテンツの属性情報が取得されるので、時間帯によって異なる種類の映像コンテンツの配信を行うチャンネルについても、配信が行われている時点における映像コンテンツの属性情報が適切に取得される。このため、配信されている映像コンテンツに応じて適切に画質調整パラメータを設定することが可能となる。これにより、1つのチャンネルにおいて時間帯によって異なる種類の映像コンテンツの配信が行われる場合でも、時間帯に応じて好適な画質調整処理が行われる。
上記第11の発明によれば、各映像コンテンツと画質調整パラメータの設定内容との対応付けを比較的簡易な構成でテレビジョン装置内に保持することが可能となる。これにより、視聴対象の映像コンテンツに対する好適な画質調整パラメータの設定が比較的容易に行われる。
上記第12の発明によれば、信号変換装置用の遠隔操作装置でチャンネルの制御が行われた場合でも当該信号変換装置から送られる映像信号の内容(映像コンテンツ)に応じて画質を調整することのできるテレビジョン装置が実現される
上記第13の発明によれば、テレビジョン装置用の遠隔操作装置からテレビジョン装置に送られたチャンネル操作信号を解析することによって特定されたチャンネル番号の情報が信号変換装置に送信される。従って、テレビジョン装置と信号変換装置との間でチャンネル番号についての同期を取ることが可能となる。これにより、テレビジョン装置では、信号変換装置から送られる映像信号の内容(映像コンテンツ)に応じた画質調整処理が確実に行われる。
上記第14の発明によれば、信号変換装置からテレビジョン装置に送られる映像信号の内容(映像コンテンツ)に応じて、映像信号に含まれているノイズ成分を取り除くことが可能となる。
上記第15の発明によれば、信号変換装置からテレビジョン装置に送られる映像信号の内容(映像コンテンツ)に応じて、画像の輪郭を強調する処理を行うことが可能となる。
上記第16の発明によれば、信号変換装置からテレビジョン装置に送られる映像信号の内容(映像コンテンツ)に応じて、映像コンテンツの解像度を高める超解像処理の実行の可否を切り替えることが可能となる。
上記第17の発明によれば、上記第1の発明と同様の効果をテレビジョン装置の制御方法において奏することができる。
本発明の第1の実施形態に係るテレビジョンシステムの全体構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態における表示部(液晶ディスプレイ)の構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態におけるSTB用リモコンの概略構成を示す図である。 上記第1の実施形態において、赤外線リモコンを用いたデータ伝送について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、赤外線信号について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、赤外線信号のデータフォーマットを示す概略図である。 上記第1の実施形態において、チャンネル解析部の動作について説明するためのフローチャートである。 上記第1の実施形態において、画質調整パラメータ設定部および画質調整部について説明するためのブロック図である。 上記第1の実施形態において、画質調整パラメータ設定部に設けられるべきテーブルについて説明するための図である。 上記第1の実施形態において、画質調整パラメータ設定部に設けられるべきテーブルについて説明するための図である。 本発明の第2の実施形態に係るテレビジョンシステムの全体構成を示すブロック図である。 上記第2の実施形態において、チャンネル解析部の動作について説明するためのフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係るテレビジョンシステムの全体構成を示すブロック図である。 上記第3の実施形態の変形例に係るテレビジョンシステムの全体構成を示すブロック図である。 従来のテレビジョンシステムの一構成例を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。なお、第2の実施形態および第3の実施形態については、第1の実施形態と異なる点のみを説明する。
<1.第1の実施形態>
<1.1 全体構成および動作概要>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るテレビジョンシステムの全体構成を示すブロック図である。このテレビジョンシステムは、テレビジョン装置100とセットトップボックス200とによって構成されている。本実施形態においては、STB(セットトップボックス)用リモコン300によって、テレビジョン装置100の動作およびセットトップボックス200の動作が制御される。テレビジョン装置100には、リモコン受信部110と映像受信部120と画質調整部130と表示部140とチャンネル解析部150と画質調整パラメータ設定部160とが含まれている。セットトップボックス200には、リモコン受信部210と制御部220と映像受信部230と映像送出部240とが含まれている。
セットトップボックス200に含まれる各構成要素の機能は次のとおりである。リモコン受信部210は、STB用リモコン300から発せられた赤外線信号IRを受信し、それをリモコン信号RMとして制御部220に与える。制御部220は、リモコン信号RMを受け取り、映像受信部230の動作を制御する制御信号CSを出力する。この制御信号CSには、STB用リモコン300によって選択されたチャンネルの情報が含まれている。映像受信部230は、放送局から送信される放送信号TVSを受信する。その際、映像受信部230は、制御信号CSに基づいて、現在選択されているチャンネルに対応する周波数帯域の放送信号TVSを抽出する。映像送出部240は、映像受信部230によって受信・抽出された放送信号を映像信号VDとして出力する。映像送出部240から出力された映像信号VDは、テレビジョン装置100に送られる。
テレビジョン装置100に含まれる各構成要素の機能は次のとおりである。リモコン受信部110は、STB用リモコン300から発せられた赤外線信号IRを受信し、それをリモコン信号RMとしてチャンネル解析部150に与える。チャンネル解析部150は、リモコン受信部110から与えられたリモコン信号RMの内容を解析することにより、STB用リモコン300によって選択されたチャンネル番号を特定する。画質調整パラメータ設定部160は、チャンネル解析部150によって特定されたチャンネル番号Chに基づいて、画質調整処理に用いられる画質調整パラメータParの設定を行う。映像受信部120は、セットトップボックス200から送られる映像信号VDを受信する。画質調整部130は、画質調整パラメータParの設定内容に応じて、映像受信部120が受信した映像信号VDのデータに高画質化やノイズ除去などの画質調整処理を施す。表示部140は、画質調整部130による画質調整処理後のデータである表示データDAに基づいて、画像を表示する。なお、表示部140としては、例えば、液晶ディスプレイ,CRTディスプレイ,プラズマディスプレイ,有機ELディスプレイなどが採用される。但し、本発明は、これらには限定されない。
以上のようにテレビジョン装置100およびセットトップボックス200に含まれる各構成要素が機能することにより、放送局から送信された放送信号TVSに基づく映像コンテンツが、所望の画質改善処理が施された状態でテレビジョン装置910で再生される。
なお、本実施形態においては、リモコン受信部110とチャンネル解析部150とによってチャンネル番号特定部が実現され、セットトップボックス200によって信号変換装置が実現され、STB用リモコン300によって遠隔操作装置が実現され、赤外線信号IRによってチャンネル操作信号が実現されている。
<1.2 表示部について>
ここで、表示部140として液晶ディスプレイが採用されていると仮定して、当該液晶ディスプレイの構成および動作の概略について説明する。図2は、表示部(液晶ディスプレイ)140の構成を示すブロック図である。この表示部(液晶ディスプレイ)140には、画像表示エリア部141とソースドライバ(映像信号線駆動回路)142とゲートドライバ(走査信号線駆動回路)143とが含まれている。この表示部(液晶ディスプレイ)140には、上述した表示データDAが与えられるのに加えて、テレビジョン装置100内のコントローラ(不図示)から、制御信号として、ソースドライバ142の動作を制御するためのソーススタートパルス信号SSP,ソースクロック信号SCK,およびラッチストローブ信号LSと、ゲートドライバ143の動作を制御するためのゲートスタートパルス信号GSPおよびゲートクロック信号GCKとが与えられる。
図2に関し、画像表示エリア部141には、複数本のソースバスライン(映像信号線)SLと複数本のゲートバスライン(走査信号線)GLとが配設されている。ソースバスラインSLとゲートバスラインGLとの各交差点に対応して、画素を形成する画素形成部が設けられている。すなわち、画像表示エリア部141には、複数個の画素形成部が含まれている。上記複数個の画素形成部はマトリクス状に配置されて画素アレイを構成している。各画素形成部には、対応する交差点を通過するゲートバスラインGLにゲート端子が接続されると共に当該交差点を通過するソースバスラインSLにソース端子が接続されたスイッチング素子であるTFT(薄膜トランジスタ)80と、そのTFT80のドレイン端子に接続された画素電極81と、上記複数個の画素形成部に共通的に設けられた共通電極84および補助容量電極85と、画素電極81と共通電極84とによって形成される液晶容量82と、画素電極81と補助容量電極85とによって形成される補助容量83とが含まれている。液晶容量82と補助容量83とによって画素容量が構成されている。なお、図2における画像表示エリア部141内には、1つの画素形成部に対応する構成要素のみを示している。
ソースドライバ142は、表示データDA,ソーススタートパルス信号SSP,ソースクロック信号SCK,およびラッチストローブ信号LSを受け取り、各ソースバスラインSLに駆動用映像信号を印加する。このとき、ソースドライバ142では、ソースクロック信号SCKのパルスが発生するタイミングで、各ソースバスラインSLに印加すべき電圧を示すデジタル信号である表示データDAが順次に保持される。そして、ラッチストローブ信号LSのパルスが発生するタイミングで、上記保持された表示データDAがアナログ電圧に変換される。その変換されたアナログ電圧は、駆動用映像信号として全てのソースバスラインSLに一斉に印加される。ゲートドライバ143は、ゲートスタートパルス信号GSPとゲートクロック信号GCKとに基づいて、アクティブな走査信号の各ゲートバスラインGLへの印加を1垂直走査期間を周期として繰り返す。
以上のようにして、各ソースバスラインSLに駆動用映像信号が印加され、各ゲートバスラインGLに走査信号が印加されることにより、表示データDAに基づく画像が画像表示エリア部141に表示される。
<1.3 STB用リモコンおよび赤外線信号について>
図3は、STB用リモコン300の概略構成を示す図である。図3に示すように、STB用リモコン300には、チャンネル選択ボタン310と3桁入力ボタン320とチャンネルUpDownボタン330と赤外線発光部340とが設けられている。なお、通常、STB用リモコン300には、図3に示したボタン以外にも、様々な機能の実行を指示するための多数のボタンが設けられている。
チャンネル選択ボタン310は、視聴者が1〜12チャンネルのうちの1つのチャンネルを選択するためのボタンである。3桁入力ボタン320は、視聴者がチャンネル番号を3桁で入力するためのボタンである。この3桁入力ボタン320が押下されると、3桁のチャンネル番号を入力するための画面がテレビジョン装置100の表示部140に表示される。そして、視聴者は、チャンネル選択ボタン310を用いて3桁のチャンネル番号を入力する。チャンネルUpDownボタン330は、選択されているチャンネル番号の値を1ずつ増加または1ずつ減少させるためのボタンである。例えば、6チャンネルが選択されているときにチャンネルUpDownボタン330の上方(以下、「Upボタン」という。)が押下されると、7チャンネルが選択される。また、例えば、4チャンネルが選択されているときにチャンネルUpDownボタン330の下方(以下、「Downボタン」という。)が押下されると、3チャンネルが選択される。赤外線発光部340は、視聴者によって押下されたボタンに応じて、赤外線を発光する。これにより、視聴者によって押下されたボタンに応じた赤外線信号IRがテレビジョン装置100およびセットトップボックス200に送られる。
STB用リモコン300に設けられている上述した各種ボタンによってチャンネルの選択が行われると、セットトップボックス200では、選択されたチャンネルに応じて、映像コンテンツの切り替えが行われる。
本実施形態におけるSTB用リモコン300は、赤外線リモコンである。従って、STB用リモコン300での操作内容を表す情報は、赤外線信号によって伝送される。これについて、図4〜図6を参照しつつ詳しく説明する。赤外線リモコンを用いたデータ伝送では、図4で符号IRaで示すような、例えば38KHzで振幅変調された赤外線信号が用いられる。図4で符号Taで示す期間の長さは、約26.3マイクロ秒である。すなわち、時点t1〜時点t2の期間には、38KHzの周期で赤外線発光のオン/オフが繰り返されている。赤外線信号の受信側では、時点t1〜時点t2の期間のように38KHzの周期で赤外線発光のオン/オフが繰り返されているときには、赤外線信号がHighの状態であると認識され、時点t2〜時点t3の期間のように赤外線発光がオフで維持されているときには、赤外線信号がLowの状態であると認識される。従って、図1に示す構成においてSTB用リモコン300から図4で符号IRaで示すような波形の赤外線信号が送信された場合、リモコン受信部110,210では、図4で符号IRbで示すような波形の信号が伝達されたものと認識される。
さらに、赤外線信号の受信側では、赤外線信号がLowからHighに変化した時点から次に赤外線信号がLowからHighに変化するまでの時点の長さによって、伝達されたデータが1であるのか0であるのかの認識が行われる。具体的には、「1」を表すデータの伝達が行われるときには、図5で符号T1で示す期間のように、LowからHighへの波形変化の周期が比較的長くされ、「0」を表すデータの伝達が行われるときには、図5で符号T2で示す期間のように、LowからHighへの波形変化の周期が比較的短くされる。
以上のような前提下、本実施形態においては、STB用リモコン300から出力される赤外線信号IRのデータフォーマットとして、図6に示すフォーマットが採用される。図6に示すように、赤外線信号IRのデータは、リーダーコード42とカスタムコード44とデータコード46とによって構成されている。
リーダーコード42は、赤外線信号IRの出力の開始を表すコードである。リーダーコード42についての信号のオン/オフのパターンは、カスタムコード44やデータコード46についての信号のオン/オフのパターンとは全く異なっている。これにより、リモコン受信部110,210は、赤外線信号IRの出力開始を検知することができる。
カスタムコード44は、赤外線信号IRを出力した機器を特定するためのコードである。例えば、本実施形態のようにSTB用リモコン300から赤外線信号IRが出力された場合には、当該STB用リモコン300の本体であるセットトップボックス200に固有のコードがカスタムコード44に割り当てられる。同一メーカー・同一機種のセットトップボックス200が複数存在する場合、それらのSTB用リモコン300から出力される赤外線信号IRのカスタムコード44は全て同じになる。なお、カスタムコード44としては、例えば16ビットが割り当てられる。
一般に、赤外線信号の受信側では、カスタムコード44が自身のコードであれば、赤外線信号の受信に応じて何らかの処理が行われ、カスタムコード44が自身のコードでなければ、処理は何も行われない。これに対して、本実施形態におけるテレビジョン装置100では、リモコン受信部110が受け取った赤外線信号IRのカスタムコード44がセットトップボックス200のコードである場合にも、赤外線信号IRの内容に応じた処理(画質調整処理)が行われる。
データコード46は、赤外線信号を受信した機器に行わせる処理を特定するためのコードである。本実施形態においては、STB用リモコン300で押下されたボタンを表すコードがデータコード46として伝送される。本実施形態においては、データコード46として8ビットが割り当てられているものと仮定する。なお、データコード46として16ビットを割り当て、後半の8ビットの値を前半の8ビットの値を反転させた値にする方式が採用されることもある。
例えば、チャンネル選択ボタン310の“1”が押下されたときにデータコード46の値を“0x11”とし、チャンネル選択ボタン310の“12”が押下されたときにデータコード46の値を“0x1C」とすることができる。なお、“0x”は16進表記を意味している。また、例えば、3桁入力ボタン320が押下された後にチャンネル選択ボタン310の“1”,“2”,“3”が続けて押下されたときにデータコード46の値を“0x11”,“0x12”,“0x13”とすることができる。
本実施形態においては、以上のようなフォーマットのデータが赤外線信号IRとしてSTB用リモコン300からテレビジョン装置100に送られることにより、後述するように、STB用リモコン300で選択されたチャンネルに応じた画質調整処理がテレビジョン装置100で行われる。
<1.4 チャンネル解析部の動作>
上述したように、リモコン受信部110が受信した赤外線信号IRは、リモコン信号RMとしてチャンネル解析部150に与えられる。以下、図7を参照しつつ、本実施形態におけるチャンネル解析部150の動作について説明する。なお、図7に関し、ステップS170の画質調整パラメータ設定処理は、チャンネル解析部150で行われる処理ではなく、画質調整パラメータ設定部160で行われる処理である。また、チャンネル解析部150は、図7に示す処理に用いる変数として、以下の4個の変数を予め保持している。
Digits:計算や処理フローの制御に用いるための変数
Ch:選局されているチャンネルを表す変数
ThreeDigitsMode:3桁の値の入力中であるか否かを識別するための変数
Value:STB用リモコン300のチャンネル選択ボタン310で選択された数値を代入するための変数
テレビジョン装置100の電源ON後、まず、チャンネル解析部150は待機状態(リモコン信号RMの受信待ちの状態)となる(ステップS100)。リモコン信号RMが与えられると、カスタムコード44がセットトップボックス200のコードであるか否かの判定が行われる(ステップS110)。判定の結果、カスタムコード44がセットトップボックス200のコードでなければ、通常のテレビ操作処理が行われる(ステップS112)。カスタムコード44がセットトップボックス200のコードであれば、処理はステップS120に進む。なお、カスタムコード44がテレビジョン装置100のコードであるか否かを判定するステップをステップS112の直前に設けて、カスタムコード44がテレビジョン装置100のコードである場合にのみステップS112のテレビ操作処理が行われるようにしても良い。
ステップS120では、データコード46に基づいて、3桁入力ボタン320が押下されたのか否かの判定が行われる。判定の結果、3桁入力ボタン320が押下されていなければ、処理はステップS130に進む。3桁入力ボタン320が押下されていれば、変数Digitsに2が代入され、変数Chに0が代入され、変数ThreeDigitsModeがTRUEに設定される(ステップS122)。すなわち、変数ThreeDigitsModeがTRUEに設定されている状態は、3桁の値の入力中であることを表している。ステップS122の終了後、3桁の値の入力を受け付けるために待機状態(ステップS100)に戻る。
ステップS130では、3桁の値の入力中であるか否かの判定が行われる。具体的には、変数ThreeDigitsModeがTRUEになっていれば、3桁の値の入力中であると認識され、処理はステップS132に進む。変数ThreeDigitsModeがFALSEになっていれば、処理はステップS140に進む。
ステップS132では、チャンネル選択ボタン310で選択された数値が変数Valueに代入される。その後、ステップS134において、“Ch+Value×(10^Digits)”で算出される値が変数Chに代入され、“Digits−1”で算出される値が変数Digitsに代入される。なお、“(10^Digits)”は“10のDigits乗”を意味する。さらに、ステップS136において、変数Digitsの値が−1であるか否かの判定が行われる。判定の結果、変数Digitsの値が−1であれば、処理はステップS170に進み、変数Digitsの値が−1でなければ、3桁の値の入力を受け付けるために待機状態(ステップS100)に戻る。
ところで、3桁入力ボタン320が押下されたときには、ステップS122で変数Digitsに2が代入される。また、ステップS134では“Digits−1”で算出される値が変数Digitsに代入される。さらに、ステップS136で変数Digitsの値が−1ではない旨の判定が行われたときには待機状態(ステップS100)に戻る。以上より、3桁入力ボタン320が押下されたときには、ステップS132からステップS136までの処理が3回繰り返される。
3桁の値の入力が行われる際、最初に100の位の値が入力され、次に10の位の値が入力され、最後に1の位の値が入力される。このため、上述したように、ステップS134で、“Ch+Value×(10^Digits)”で算出される値を変数Chに代入している。詳しくは、3回繰り返される「ステップS132からステップS136までの処理」に関し、1回目のステップS134においては、変数Digitsの値が2になっているので、変数Valueの値(最初にチャンネル選択ボタン310で選択された数値)を100倍することによって得られる値が変数Chに代入される。2回目のステップS134においては、変数Digitsの値が1になっているので、変数Valueの値(次にチャンネル選択ボタン310で選択された数値)を10倍することによって得られる値が変数Chに加算される。3回目のステップS134においては、変数Digitsの値が0になっているので、変数Valueの値(最後にチャンネル選択ボタン310で選択された数値)そのものが変数Chに加算される。以上のようにして、視聴者によって入力された3桁の値が変数Chにセットされる。そして、3回目のステップS136では変数Digitsの値が−1になっているので、3桁の値の入力が終了したと認識され、処理はステップS170の画質調整パラメータ設定処理に進む。なお、処理がステップS136からステップS170に進む際には、変数ThreeDigitsModeがFALSEに設定される。
3桁入力ボタン320が押下されずにチャンネル選択ボタン310もしくはチャンネルUpDownボタン330が押下されたときには、ステップS130の後、処理はステップS140に進む。ステップS140では、データコード46に基づいて、チャンネル選択ボタン310が押下されたのか否かの判定が行われる。判定の結果、チャンネル選択ボタン310が押下されていなければ、処理はステップS150に進む。チャンネル選択ボタン310が押下されていれば、チャンネル選択ボタン310で選択された数値が変数Valueに代入され、当該変数Valueの値が変数Chに代入される(ステップS142)。視聴者によって選択されたチャンネル番号を表す値がステップS142で変数Chにセットされた後、処理はステップS170の画質調整パラメータ設定処理に進む。
ステップS150では、データコード46に基づいて、Upボタンが押下されたのか否かの判定が行われる。判定の結果、Upボタンが押下されていなければ、処理はステップS160に進む。Upボタンが押下されていれば、“Ch+1”で算出される値が変数Chに代入される。すなわち、変数Chの値に1が加算される(ステップS152)。変更前のチャンネル番号を表す値に1を加算することによって得られる値がステップS152で変数Chにセットされた後、処理はステップS170の画質調整パラメータ設定処理に進む。
ステップS160では、データコード46に基づいて、Downボタンが押下されたのか否かの判定が行われる。判定の結果、Downボタンが押下されていなければ、待機状態(ステップS100)に戻る。Downボタンが押下されていれば、“Ch−1”で算出される値が変数Chに代入される。すなわち、変数Chの値から1が減算される(ステップS162)。変更前のチャンネル番号を表す値から1を減算することによって得られる値がステップS162で変数Chにセットされた後、処理はステップS170の画質調整パラメータ設定処理に進む。
ステップS170では、画質調整部130において映像コンテンツに応じた画質調整処理が行われるよう、変数Chの値に基づいて、後述する画質調整パラメータ設定処理が行われる。
<1.5 画質調整パラメータ設定部および画質調整部>
次に、画質調整パラメータ設定部160および画質調整部130について詳しく説明する。図8は、画質調整パラメータ設定部160および画質調整部130について説明するためのブロック図である。画質調整パラメータ設定部160には、各チャンネルに対応する映像コンテンツがどのような属性を有しているかという情報を格納するためのチャンネル番号−属性情報対応テーブル162と、映像コンテンツの属性に応じて画質調整処理をどのように行えばいいかという情報を格納するための属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルとが含まれている。なお、本実施形態においては、属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルとして、コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブル164と解像度−画質調整パラメータ対応テーブル166とが設けられている。
チャンネル番号−属性情報対応テーブル162には、「チャンネル番号」,「専門チャンネル名」,「コンテンツ分類」,および「解像度」のデータを格納するためのフィールドが設けられている。上記フィールドのうちチャンネル番号が主キーである。コンテンツ分類および解像度は、各チャンネル番号に対応する映像コンテンツの属性である。例えば図8で符号71の矢印で示す行は、「101チャンネルの映像コンテンツについては、専門チャンネル名は“ベースボール・ネットワーク”であって、コンテンツ分類はスポーツであり、解像度はSDである。」ということを示している。このようなチャンネル番号−属性情報対応テーブル162に各チャンネルの情報を予め格納しておくことにより、テレビジョン装置100は、視聴者によって選択された映像コンテンツがどのような属性を有しているのかという情報を、チャンネル解析部150によって特定されたチャンネル番号に基づいて取得することができる。
コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブル164には、「コンテンツ分類」,「NR用パラメータ」,および「エンハンサ用パラメータ」のデータを格納するためのフィールドが設けられている。上記フィールドのうちコンテンツ分類が主キーである。NR用パラメータは、後述するノイズ除去処理部132で行われるノイズリダクション処理の際に用いられる画質調整パラメータである。エンハンサ用パラメータは、後述する輪郭強調処理部136で行われるエンハンサ処理の際に用いられる画質調整パラメータである。例えば図8で符号72の矢印で示す行は、「コンテンツ分類がスポーツである映像コンテンツについては、NR用パラメータは“中”であり、エンハンサ用パラメータは“強”である。」ということを示している。なお、本実施形態においては、NR用パラメータによってノイズ除去用パラメータが実現され、エンハンサ用パラメータによって輪郭強調用パラメータが実現されている。
解像度−画質調整パラメータ対応テーブル166には、「解像度」および「超解像処理用パラメータ」のデータを格納するためのフィールドが設けられている。上記フィールドのうち解像度が主キーである。超解像処理用パラメータは、後述する超解像処理部134で行われる超解像処理の際に用いられる画質調整パラメータである。なお、超解像処理用パラメータに関し、“ON”は超解像処理を実行することを表し、“OFF”は超解像処理を実行しないことを表す。従って、図8に示す解像度−画質調整パラメータ対応テーブル166によれば、SDの映像コンテンツについては超解像処理が施され、HDの映像コンテンツについては超解像処理は施されない。
以上のような構成において、次のように、画質調整パラメータ設定処理(画質調整パラメータParの設定を行う処理)が行われる。まず、画質調整パラメータ設定部160は、チャンネル解析部150で特定されたチャンネル番号Chをキーとしてチャンネル番号−属性情報対応テーブル162を参照することによって、視聴者によって選択された映像コンテンツの属性情報を取得する。次に、画質調整パラメータ設定部160は、チャンネル番号−属性情報対応テーブル162を参照することによって取得した属性情報をキーとしてコンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブル164および解像度−画質調整パラメータ対応テーブル166を参照することによって、後述する画質調整処理(ノイズリダクション処理、超解像処理、エンハンサ処理)に用いる画質調整パラメータParの設定を行う。
例えば、チャンネル解析部150で特定されたチャンネル番号Chが201であれば、画質調整パラメータ設定部160は、チャンネル番号−属性情報対応テーブル162を参照することによって、“コンテンツ分類はアニメであって、解像度はHDである”という情報を取得する。さらに、画質調整パラメータ設定部160は、コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブル164を参照することによって“NR用パラメータは強であって、エンハンサ用パラメータはアニメ用である”という情報を取得し、解像度−画質調整パラメータ対応テーブル166を参照することによって、“超解像処理用パラメータはOFFである”という情報を取得する。すなわち、画質調整パラメータ設定部160は、ノイズリダクション処理用の画質調整パラメータを“強”に設定し、エンハンサ処理用の画質調整パラメータを“アニメ用”に設定し、超解像処理用の画質調整パラメータを“OFF”に設定する。
ところで、各チャンネルに対応する映像コンテンツの属性は、放送内容の変更,チャンネル番号の変更,周波数の変更などによって変わることがある。そこで、そのような変更があっても画質調整パラメータParの設定が適切に行われるよう、チャンネル番号−属性情報対応テーブル162の内容がインターネットあるいは衛星からのダウンロードによって随時更新されるようにしても良い。
なお、本実施形態においては3つのテーブルが画質調整パラメータ設定部160に設けられているが、本発明はこれに限定されない。画質調整パラメータ設定部160には、少なくとも、チャンネル番号と属性情報とを対応付けた図9に示すような1つのテーブルと、属性情報と画質調整パラメータParに対する設定内容とを対応付けた図10に示すような1つのテーブルとが設けられていれば良い。
次に、画質調整部130について説明する。図8に示すように、本実施形態においては、画質調整部130は、ノイズ除去処理部132と超解像処理部134と輪郭強調処理部136とによって構成されている。ノイズ除去処理部132は、映像受信部120より与えられる映像データからノイズ成分を取り除くノイズリダクション処理を行う。その際、画質調整パラメータ設定部160で設定されたNR用パラメータの内容に応じて、ノイズ成分として除去する周波数成分が決定される。超解像処理部134は、ノイズリダクション処理後の映像データに対して、標準画質のフォーマットから高画質のフォーマットに変換する超解像処理を施す。なお、この超解像処理部134による超解像処理は、超解像処理の実行の可否を示す超解像処理用パラメータが画質調整パラメータ設定部160においてONに設定された場合にのみ行われる。輪郭強調処理部136は、ノイズリダクション処理後あるいは超解像処理後の映像データに対して、輪郭をはっきりさせるエンハンサ処理を施す。その際、画質調整パラメータ設定部160で設定されたエンハンサ用パラメータの内容に応じて、輪郭の強調度合いが調整される。
なお、本実施形態においては「ノイズリダクション処理、超解像処理、エンハンサ処理」の順序で画質調整処理が行われるが、処理の順序はこれに限定されない。また、本実施形態においては画質調整処理として3つの処理が行われるが、本発明はこれに限定されない。画質調整処理として少なくとも1つの処理が行われる場合に、本発明を適用することができる。
<1.6 効果>
本実施形態によれば、テレビジョン装置100は、STB用リモコン300から出力された赤外線信号IRに基づいて動作可能なように構成されている。また、テレビジョン装置100には、STB用リモコン300を用いて視聴者によって選択されたチャンネル番号を特定するチャンネル解析部150が設けられている。さらに、テレビジョン装置100には、「チャンネル番号」と「映像コンテンツの属性情報」とを対応付けたチャンネル番号−属性情報対応テーブル162が設けられている。以上より、テレビジョン装置100は、セットトップボックス200からメタデータが送信されなくても、チャンネル解析部150によって特定されたチャンネル番号に基づいて、セットトップボックス200から送られる映像信号VDによって再生される映像コンテンツについての詳しい属性情報を取得することが可能となる。さらに、テレビジョン装置100には、「属性情報」と「画質調整処理に用いられるパラメータ(画質調整パラメータ)に対する設定内容」とを対応付けた属性情報−画質調整パラメータ対応テーブル(コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブル164および解像度−画質調整パラメータ対応テーブル166)が設けられている。そして、テレビジョン装置100では、視聴対象の映像コンテンツの属性に対応付けられているパラメータの内容に応じて、高画質化やノイズ除去などの画質調整処理が行われる。このように、本実施形態によれば、セットトップボックス200などの信号変換装置から送られる映像信号VDの内容(映像コンテンツ)に応じて画質を調整することのできるテレビジョン装置100が実現される。
セットトップボックス200で受信される番組に関し、「スポーツチャンネル」,「アニメチャンネル」など特定の分野のコンテンツの放送のみが行われるチャンネルがある。特にケーブルテレビ放送については、そのような傾向にある。このような点を考慮すると、本実施形態のようにチャンネル番号の情報に基づいて上述の画質調整パラメータの設定を行うことにより、テレビジョン装置100において映像コンテンツの画質が最適化される。
また、上述したように、従来技術においてセットトップボックスでSDのデータに超解像処理が施された場合、映像ソースがSDのデータであるにも関わらずテレビジョン装置は入力された映像信号の映像ソースがHDのデータであると認識するために、映像信号のデータに対して画質調整処理が適切に行われないことがあった。この点、本実施形態によれば、セットトップボックス200での超解像処理の実行の有無に関わらず、テレビジョン装置100は信号変換装置から送られた映像信号の映像ソースがSDのデータであるのかHDのデータであるのかを正しく認識することができる。このため、テレビジョン装置100では、映像コンテンツの解像度に応じて適切に画質調整処理が行われる。
ところで、セットトップボックス200から送られる映像信号VDのデータがどのような映像コンテンツのデータであるのかを把握するために画像解析処理を行うことも考えられる。しかしながら、画像解析処理については、高コストであるにもかかわらず、充分な解析精度を得ることは困難である。この点、本実施形態によれば、テレビジョン装置100において、特別な画像解析処理を要することなく、容易かつ確実に映像コンテンツの属性情報が取得される。
<2.第2の実施形態>
<2.1 全体構成および動作概要>
図11は、本発明の第2の実施形態に係るテレビジョンシステムの全体構成を示すブロック図である。上記第1の実施形態においては、STB用リモコン300によってテレビジョン装置100の動作が制御されることを前提に説明していた。これに対して、本実施形態においては、テレビジョン装置100の動作は、テレビ用リモコン400のみによって制御される。また、本実施形態においては、セットトップボックス200の動作が間接的にテレビ用リモコン400によって制御される。このような制御を実現するため、本実施形態においては、上記第1の実施形態における構成要素に加えて、STBリモコン信号送信部500が設けられている。
本実施形態における各構成要素の機能は次のとおりである。リモコン受信部110は、テレビ用リモコン400から発せられた赤外線信号IRtを受信し、それをリモコン信号RMとしてチャンネル解析部150に与える。チャンネル解析部150は、リモコン受信部110から与えられたリモコン信号RMの内容を解析することにより、テレビ用リモコン400によって選択されたチャンネル番号を特定する。チャンネル解析部150によって特定されたチャンネル番号Chの情報は、画質調整パラメータ設定部160とSTBリモコン信号送信部500とに与えられる。すなわち、本実施形態におけるチャンネル解析部150では、テレビ用リモコン400からの指令に従ってセットトップボックス200に送信するためのチャンネル番号の情報の管理・制御が行われる。STBリモコン信号送信部500は、チャンネル解析部150から与えられたチャンネル番号Chの情報を、セットトップボックス200のリモコン受信部210によって受信されるよう、赤外線信号IRsとして出力する。リモコン受信部210は、その赤外線信号IRsを受信し、それをリモコン信号RMとして制御部220に与える。
上記以外の構成要素の機能は、上記第1の実施形態と同様である。なお、STBリモコン信号送信部500は、例えば、テレビジョン装置100に内蔵あるいは外付けされた赤外線発光部によって実現される。
以上のような構成により、セットトップボックス200では、テレビ用リモコン400によるチャンネル操作に基づいて、放送局から送信される放送信号TVSの受信・抽出が行われる。すなわち、セットトップボックス200では、テレビ用リモコン400によるチャンネル操作に従って、映像コンテンツの切り替えが行われる。
なお、本実施形態においては、テレビ用リモコン400によって遠隔操作装置が実現され、STBリモコン信号送信部500によってチャンネル番号情報送信部が実現されている。
<2.2 テレビ用リモコンについて>
本実施形態におけるテレビ用リモコン400は、赤外線リモコンである。但し、本発明はこれに限定されず、Bluetooth(Bluetoothは登録商標)による通信など赤外線通信以外の通信手段を用いたリモコンをテレビ用リモコン400として採用しても良い。なお、テレビ用リモコン400の概略構成は、上記第1の実施形態におけるSTB用リモコン300の概略構成(図3参照)と同様であると仮定する。
<2.3 チャンネル解析部の動作>
図12は、本実施形態におけるチャンネル解析部の動作について説明するためのフローチャートである。なお、上記第1の実施形態(図7参照)と異なる点についてのみ説明する。ステップS110では、リモコン信号RMの示すモードがセットトップボックス200のチャンネル操作のモードであるか否かの判定が行われる。判定の結果、リモコン信号RMの示すモードがセットトップボックス200のチャンネル操作のモードでなければ、通常のテレビ操作処理が行われる(ステップS112)。リモコン信号RMの示すモードがセットトップボックス200のチャンネル操作のモードであれば、処理はステップS120に進む。ステップS120からステップS162については、上記第1の実施形態と同様である。
図12から把握されるように、本実施形態においては、ステップS170の画質調整パラメータ設定処理と並列で、チャンネル解析部150によって特性されたチャンネル番号Chの情報をセットトップボックス200に送信する処理(以下、「チャンネル情報送信処理」という。)が行われる(ステップS180)。具体的には、ステップS180では、チャンネル番号Chの情報がチャンネル解析部150からSTBリモコン信号送信部500に与えられ、当該チャンネル番号Chの情報が赤外線信号IRsとしてSTBリモコン信号送信部500からセットトップボックス200内のリモコン受信部210へと送信される。
なお、上記説明では画質調整パラメータ設定処理とチャンネル情報送信処理が並列で行われているが、本発明はこれに限定されない。画質調整パラメータ設定処理の前にチャンネル情報送信処理が行われても良いし、画質調整パラメータ設定処理の後にチャンネル情報送信処理が行われても良い。
<2.4 効果>
上記第1の実施形態においては、例えば電源オンの直後などにおいて、テレビジョン装置100とセットトップボックス200とでチャンネル番号が異なることがある。この場合、チャンネル選択ボタン310あるいは3桁入力ボタン320を用いてチャンネルの選択が行われない限り、チャンネルUpDownボタン330を用いてチャンネルの操作が行われても、テレビジョン装置100とセットトップボックス200とでチャンネル番号が異なっている状態が継続する。そうすると、テレビジョン装置100において、所望の画質調整処理が行われない。
この点、本実施形態によれば、テレビ用リモコン400の操作に従ってテレビジョン装置100でチャンネル番号の管理が行われ、チャンネル解析部150によって特定されたチャンネル番号Chの情報がセットトップボックス200に送信される。そして、セットトップボックス200では、テレビジョン装置100から送られたチャンネル番号Chの情報に基づいて処理が行われる。以上より、テレビジョン装置100とセットトップボックス200との間でチャンネル番号についての同期を取ることが可能となる。これにより、テレビジョン装置100では、セットトップボックス200から送られる映像信号VDの内容(映像コンテンツ)に応じた画質調整処理が確実に行われる。
<3.第3の実施形態>
<3.1 構成および動作>
上記第1の実施形態および上記第2の実施形態においては、テレビジョン装置100内の画質調整パラメータ設定部160に設けられたチャンネル番号−属性情報対応テーブル162を参照することによって、各チャンネルに対応する映像コンテンツの属性情報が取得されていた。しかしながら、本発明はこれに限定されない。各チャンネルに対応する映像コンテンツの属性情報をインターネットから取得するという構成(第3の実施形態の構成)を採用することもできる。
図13は、本発明の第3の実施形態に係るテレビジョンシステムの全体構成を示すブロック図である。テレビジョン装置100には、上記第1の実施形態における構成要素(図1参照)に加えて、時計部170が設けられている。また、画質調整パラメータ設定部160は、番組情報取得部168と属性−パラメータ変換部169とによって構成されている。以下、本実施形態において画質調整処理に用いられる画質調整パラメータParの設定がどのようにして行われるのかについて説明する。
チャンネル解析部150によってチャンネル番号Chが特定されると、当該チャンネル番号Chの情報は画質調整パラメータ設定部160内の番組情報取得部168に与えられる。番組情報取得部168は、時計部170から得られる現在時刻Tiの情報とチャンネル解析部150から与えられたチャンネル番号Chの情報とに基づいて、映像コンテンツの属性情報ATをインターネット600(インターネット上の番組表)から取得する。なお、この属性情報ATには、コンテンツ分類のデータや解像度のデータが含まれている。属性−パラメータ変換部169は、番組情報取得部168が取得した属性情報ATを、画質調整処理に用いられる画質調整パラメータParの設定値に変換する。換言すれば、属性−パラメータ変換部169は、番組情報取得部168が取得した属性情報ATに基づいて、画質調整処理に用いられる画質調整パラメータParの設定を行う。なお、この属性−パラメータ変換部169による処理は、例えば上記第1の実施形態と同様の属性情報−画質調整パラメータ対応テーブル(コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブル164,解像度−画質調整パラメータ対応テーブル166)を用いて行われるようにすれば良い。
<3.2 効果>
上記第1の実施形態および上記第2の実施形態においては、チャンネル番号Chの情報のみに基づいて映像コンテンツの属性情報が取得されていた。このため、1つのチャンネルにおいて時間帯によって異なる種類の映像コンテンツの配信が行われる場合(例えば、1つのチャンネルにおいてスポーツ番組を配信している時間帯もあればアニメ番組を配信している時間帯もあるような場合)、所望の画質調整処理が行われないことがある。
この点、本実施形態によれば、チャンネル番号Chの情報と現在時刻Tiの情報とに基づいて映像コンテンツの属性情報が取得されるので、時間帯によって異なる種類の映像コンテンツの配信を行うチャンネルについても、配信が行われている時点における映像コンテンツの属性情報が適切に取得される。このため、配信されている映像コンテンツに応じて適切に画質調整パラメータParを設定することが可能となる。これにより、1つのチャンネルにおいて時間帯によって異なる種類の映像コンテンツの配信が行われる場合でも、時間帯に応じて好適な画質調整処理が行われる。
<3.3 変形例>
上記第3の実施形態におけるテレビジョンシステム(図13参照)は、上記第1の実施形態(図1参照)と同様、STB用リモコン300によってテレビジョン装置100の動作が制御される構成となっている。しかしながら、テレビジョンシステムを図14に示すような構成にして、上記第2の実施形態(図11参照)と同様、テレビジョン装置100の動作はテレビ用リモコン400のみによって制御され、セットトップボックス200の動作は間接的にテレビ用リモコン400によって制御されるようにしても良い。
<4.その他>
本発明は上記各実施形態および上記各変形例に限定されるものではなく、本発明の範囲を逸脱しない限りにおいて種々の変形を施すことができる。例えば、セットトップボックス200に代えて放送信号を受信可能なレコーダ装置が設けられている構成においても本発明を適用することができる。また、例えば、画質調整処理として上記で説明した処理以外の処理が行われる場合にも本発明を適用することができる。
100…テレビジョン装置
110…リモコン受信部
120…映像受信部
130…画質調整部
132…ノイズ除去処理部
134…超解像処理部
136…輪郭強調処理部
140…表示部
150…チャンネル解析部
160…画質調整パラメータ設定部
162…チャンネル番号−属性情報対応テーブル
164…コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブル
166…解像度−画質調整パラメータ対応テーブル
200…セットトップボックス(STB)
210…リモコン受信部
220…制御部
230…映像受信部
240…映像送出部
300…STB用リモコン
400…テレビ用リモコン
500…STBリモコン信号送信部
Ch…チャンネル番号
DA…表示データ
IR,IRt,IRs…赤外線信号
Par…画質調整パラメータ
RM…リモコン信号
TVS…放送信号
VD…映像信号

Claims (17)

  1. 外部から送られる放送信号を視聴可能な映像信号に変換する信号変換装置に接続されるテレビジョン装置であって、
    視聴対象の映像コンテンツに対応するチャンネル番号を選択するための遠隔操作装置から送られるチャンネル操作信号を解析することにより、前記遠隔操作装置によって選択されたチャンネル番号を特定するチャンネル番号特定部と、
    前記チャンネル番号特定部によって特定されたチャンネル番号に基づいて視聴対象の映像コンテンツの属性情報を取得し、その取得した属性情報に基づいて、画質調整処理に用いられる画質調整パラメータの設定を行う画質調整パラメータ設定部と、
    前記信号変換装置から送られる視聴対象の映像コンテンツの映像信号を受信する映像受信部と、
    前記画質調整パラメータの設定内容に応じて、前記映像受信部によって受信された映像信号のデータに前記画質調整処理を施す画質調整部と、
    前記画質調整部による画質調整処理によって得られた画像を表示する表示部と
    を備えることを特徴とする、テレビジョン装置。
  2. 前記画質調整パラメータ設定部は、
    属性情報と前記画質調整パラメータに対する設定内容とを対応付けた属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルを含み、
    前記取得した属性情報をキーとして前記属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルを参照することによって、前記画質調整パラメータの設定を行うことを特徴とする、請求項1に記載のテレビジョン装置。
  3. 前記属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルには、映像コンテンツの分類を表す情報を属性情報として格納するコンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブルが少なくとも含まれていることを特徴とする、請求項2に記載のテレビジョン装置。
  4. 前記画質調整部は、前記映像受信部によって受信された映像信号に含まれるノイズ成分を前記画質調整パラメータとして予め設けられているノイズ除去用パラメータの設定内容に応じて除去する処理を前記画質調整処理として行うノイズ除去処理部を含み、
    前記コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブルには、前記ノイズ除去用パラメータに対する設定内容が格納され、
    前記画質調整パラメータ設定部は、前記取得した属性情報に基づき視聴対象の映像コンテンツの分類を表す情報をキーとして前記コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブルを参照することによって、前記ノイズ除去用パラメータの設定を行うことを特徴とする、請求項3に記載のテレビジョン装置。
  5. 前記画質調整部は、前記映像受信部によって受信された映像信号に基づく映像コンテンツに含まれる画像の輪郭を前記画質調整パラメータとして予め設けられている輪郭強調用パラメータの設定内容に応じて強調する処理を前記画質調整処理として行う輪郭強調処理部を含み、
    前記コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブルには、前記輪郭強調用パラメータに対する設定内容が格納され、
    前記画質調整パラメータ設定部は、前記取得した属性情報に基づき視聴対象の映像コンテンツの分類を表す情報をキーとして前記コンテンツ分類−画質調整パラメータ対応テーブルを参照することによって、前記輪郭強調用パラメータの設定を行うことを特徴とする、請求項3に記載のテレビジョン装置。
  6. 前記属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルには、映像コンテンツの解像度を表す情報を属性情報として格納する解像度−画質調整パラメータ対応テーブルが少なくとも含まれていることを特徴とする、請求項2に記載のテレビジョン装置。
  7. 前記画質調整部は、前記映像受信部によって受信された映像信号に基づく映像コンテンツの解像度を高める超解像処理を前記画質調整処理として行う超解像処理部を含み、
    前記解像度−画質調整パラメータ対応テーブルには、前記画質調整パラメータとして予め設けられている超解像処理用パラメータに対する設定内容が格納され、
    前記画質調整パラメータ設定部は、前記取得した属性情報に基づき視聴対象の映像コンテンツの解像度を表す情報をキーとして前記解像度−画質調整パラメータ対応テーブルを参照することによって、前記超解像処理用パラメータの設定を行い、
    前記超解像処理部は、前記超解像処理用パラメータの設定内容に応じて、前記超解像処理の実行の可否を切り替えることを特徴とする、請求項6に記載のテレビジョン装置。
  8. 前記画質調整パラメータ設定部は、
    チャンネル番号と属性情報とを対応付けたチャンネル番号−属性情報対応テーブルを含み、
    前記チャンネル番号特定部によって特定されたチャンネル番号をキーとして前記チャンネル番号−属性情報対応テーブルを参照することによって、視聴対象の映像コンテンツの属性情報を取得することを特徴とする、請求項2に記載のテレビジョン装置。
  9. 前記チャンネル番号−属性情報対応テーブルに格納されているデータは、外部からダウンロードされるデータによって随時更新されることを特徴とする、請求項8に記載のテレビジョン装置。
  10. 現在の時刻を表す時刻情報を出力する時計部を更に備え、
    前記画質調整パラメータ設定部は、前記チャンネル番号特定部によって特定されたチャンネル番号と前記時計部から出力された時刻情報とに基づいて、視聴対象の映像コンテンツの属性情報をネットワークを介して外部から取得することを特徴とする、請求項1に記載のテレビジョン装置。
  11. 前記画質調整パラメータ設定部は、
    属性情報と前記画質調整パラメータに対する設定内容とを対応付けた属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルを含み、
    前記外部から取得した属性情報をキーとして前記属性情報−画質調整パラメータ対応テーブルを参照することによって、前記画質調整パラメータの設定を行うことを特徴とする、請求項10に記載のテレビジョン装置。
  12. 前記チャンネル番号特定部は、前記チャンネル操作信号の送信元が前記信号変換装置用の遠隔操作装置であるときに、当該遠隔操作装置によって選択されたチャンネル番号を特定することを特徴とする、請求項1に記載のテレビジョン装置。
  13. 前記信号変換装置の動作を制御するためのチャンネル番号の情報を送信するチャンネル番号情報送信部を更に備え
    前記チャンネル番号特定部は、前記チャンネル操作信号の送信元がテレビジョン装置用の遠隔操作装置であるときに、当該遠隔操作装置によって選択されたチャンネル番号を特定し、
    前記チャンネル番号情報送信部は、前記チャンネル番号特定部によって特定されたチャンネル番号の情報を前記信号変換装置に送信することを特徴とする、請求項1に記載のテレビジョン装置。
  14. 前記画質調整部は、前記映像受信部によって受信された映像信号に含まれるノイズ成分を前記画質調整パラメータとして予め設けられているノイズ除去用パラメータの設定内容に応じて除去する処理を前記画質調整処理として行うノイズ除去処理部を含むことを特徴とする、請求項1に記載のテレビジョン装置。
  15. 前記画質調整部は、前記映像受信部によって受信された映像信号に基づく映像コンテンツに含まれる画像の輪郭を前記画質調整パラメータとして予め設けられている輪郭強調用パラメータの設定内容に応じて強調する処理を前記画質調整処理として行う輪郭強調処理部を含むことを特徴とする、請求項1に記載のテレビジョン装置。
  16. 前記画質調整部は、前記映像受信部によって受信された映像信号に基づく映像コンテンツの解像度を高める超解像処理を前記画質調整処理として行う超解像処理部を含み、
    前記超解像処理部は、前記画質調整パラメータとして予め設けられている超解像処理用パラメータの設定内容に応じて、前記超解像処理の実行の可否を切り替えることを特徴とする、請求項1に記載のテレビジョン装置。
  17. 外部から送られる放送信号を視聴可能な映像信号に変換する信号変換装置に接続されるテレビジョン装置の制御方法であって、
    視聴対象の映像コンテンツに対応するチャンネル番号を選択するための遠隔操作装置から送られるチャンネル操作信号を解析することにより、前記遠隔操作装置によって選択されたチャンネル番号を特定するチャンネル番号特定ステップと、
    前記チャンネル番号特定ステップで特定されたチャンネル番号に基づいて視聴対象の映像コンテンツの属性情報を取得し、その取得した属性情報に基づいて、画質調整処理に用いられる画質調整パラメータの設定を行う画質調整パラメータ設定ステップと、
    前記信号変換装置から送られる視聴対象の映像コンテンツの映像信号を受信する映像受信ステップと、
    前記画質調整パラメータの設定内容に応じて、前記映像受信ステップで受信された映像信号のデータに前記画質調整処理を施す画質調整ステップと、
    前記画質調整ステップでの画質調整処理によって得られた画像を表示する表示ステップと
    を含むことを特徴とする、テレビジョン装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN108419098A (zh) * 2018-03-30 2018-08-17 深圳Tcl数字技术有限公司 电视机的控制方法以及电视机
CN113825032A (zh) * 2020-06-18 2021-12-21 聚好看科技股份有限公司 媒资播放方法及显示设备

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