JP2015153533A - 電池モジュール固定構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】コネクタ付架台に電池モジュールが固定される構成において、コネクタ付架台のコネクタと電池モジュールの端子とを接続する作業の作業性を改善することである。【解決手段】電池モジュール固定構造は、複数の電池セル22a、22bを収容するモジュールケース24a、24bと、正極端子28及び負極端子29とを有する電池モジュール20a、20bと、正極コネクタ70及び負極コネクタ71を有し、車体に固定されるコネクタ付架台50とを含む。正極端子28及び負極端子29は、コネクタ付架台50に電池モジュール20a、20bが設置される場合の電池モジュールの移動によって、正極コネクタ70及び負極コネクタ71に嵌合接続されるように形成される。【選択図】図2

Description

本発明は、複数の電池セルを収容するケースと、正極端子及び負極端子とを有する電池モジュールと、電池モジュールが固定されるコネクタ付架台とを備える電池モジュール固定構造に関する。
特許文献1には、複数の電池セルの積層部を有する電池集合体と、車体とがボルトで固定される電池固定構造が記載されている。積層部の側面には充放電を行うための複数の端子が設けられる。
特開2006−236826号公報
特許文献1に記載された電池固定構造では、電池集合体が電池モジュールである。特許文献1には、電池モジュールと、車体側に設けられた電気回路との接続構造は記載されていない。一方、車体に固定されるコネクタ付架台に、電池モジュールを設置し固定することが考えられる。しかしながら、コネクタ付架台に電池モジュールを設置した後に、コネクタ付架台のコネクタと電池モジュールの端子とを接続する場合、電池モジュールの設置作業と、コネクタ及び端子の接続作業とが時間的にずれた別の作業として行われるので、端子の接続作業の作業性の改善が望まれる。
本発明の目的は、コネクタ付架台に電池モジュールが固定される構成において、コネクタ付架台のコネクタと電池モジュールの端子とを接続する作業の作業性を改善できる電池モジュール固定構造を提供することである。
本発明に係る電池モジュール固定構造は、複数の電池セルを収容するケースと、前記ケースから突出する正極端子及び負極端子とを有する電池モジュールと、前記正極端子に接続される正極コネクタと、前記負極端子に接続される負極コネクタとを有し、車体に固定されるコネクタ付架台であって、前記電池モジュールが設置され固定されるコネクタ付架台とを備え、前記コネクタ付架台に前記電池モジュールが設置される場合の前記電池モジュールの移動方向と、前記正極コネクタ及び前記負極コネクタに対して前記正極端子及び前記負極端子が嵌合される嵌合方向とが一致しており、前記正極端子及び前記負極端子は、前記コネクタ付架台に前記電池モジュールが設置される場合の前記電池モジュールの移動によって前記正極コネクタ及び前記負極コネクタに嵌合接続されるように形成される。
本発明に係る電池モジュール固定構造において、好ましくは、前記正極端子及び前記負極端子は、前記ケースの水平方向に沿う一方側端面から突出した部分が曲げられることにより上下方向に向く端部形状を有し、前記コネクタ付架台に前記電池モジュールが設置される場合の前記電池モジュールの上下方向の移動によって、前記正極コネクタ及び前記負極コネクタに前記正極端子及び前記負極端子の端部が嵌合接続されるように形成される。
また、本発明に係る電池モジュール固定構造において、好ましくは、前記電池モジュールは、前記ケースの水平方向に沿う一方向の両端に揺動可能に支持された2つの取っ手を含み、前記コネクタ付架台は、前記電池モジュールが設置された状態で前記電池モジュールの一方向両端に対向する2つの係止部であって、それぞれ前記電池モジュールと反対側に係止溝が形成される2つの係止部を含み、前記各取っ手は、前記コネクタ付架台に前記電池モジュールが設置された状態で、揺動され弾性変形して前記係止溝に係止されることにより、前記コネクタ付架台に前記電池モジュールを固定する。
また、本発明に係る電池モジュール固定構造において、好ましくは、複数の第二電池セルを収容する第二ケースを含む第二電池モジュールと、前記コネクタ付架台に接続された供給ダクト及び排出ダクトとを備え、前記コネクタ付架台は、内部に冷却風通路を有し、前記ケース及び前記第二ケースが固定され、前記冷却風通路は、前記供給ダクトから供給された冷却風が、前記ケース及び前記第二ケースに設けられた入口を通じて前記ケース及び前記第二ケースの内部に空気の流れに関して並列に送られ、前記ケース及び前記第二ケースの内部を流れてから前記ケース及び前記第二ケースに設けられた出口を通じて排出され、前記排出ダクトに送られるように形成される。
また、本発明に係る電池モジュール固定構造において、好ましくは、前記コネクタ付架台は、前記電池モジュール及び前記第二電池モジュールにより塞がれる2つの開口を含み、前記各開口は前記冷却風通路に通じており、前記電池モジュール及び前記第二電池モジュールの前記入口及び前記出口は前記各開口を介して前記冷却風通路に通じる。
本発明に係る電池モジュール固定構造によれば、コネクタ付架台に電池モジュールを設置する作業と、コネクタ付架台のコネクタと電池モジュールの端子とを接続する作業とを同時に行えるので、コネクタに端子を接続する作業の作業性を改善できる。
本発明の実施形態における電池モジュール固定構造の概略断面図である。 図1において、コネクタ付架台と電池モジュールとを分離して示す図である。 図1のA−A断面図において、部分的に省略して示す図である。 図1の電池モジュール固定構造において、一部の電池モジュールを省略して示す斜視図である。 図4のB部拡大対応図である。 図4から1つの電池モジュールを取り出して拡大して示す図である。 図6の電池モジュールを下側から見た斜視図である。 図7の上方から見た図である。 図4の電池モジュール固定構造において、コネクタ付架台に取っ手により電池モジュールが固定される状態を示す概略図である。 図9のC部拡大図である。 図1の電池モジュール固定構造において、冷却風の流れを説明するための概略図である。 本発明の実施形態における電池モジュール固定構造の別例を示す概略断面図である。
以下、図面を参照しながら、本発明に係る実施形態について詳細に説明する。この説明において、具体的な形状、材料、個数、方向は、本発明の理解を容易にするための例示であって、用途または仕様に合わせて適宜変更することができる。以下ではすべての図面において同様の要素には同一の符号を付して説明する。
図1は、実施形態における電池モジュール固定構造10を示す概略断面図である。図2は、図1において、コネクタ付架台50と電池モジュール20a、20bとを分離して示している。図3は、図1のA−A断面に対応する図である。図4は、図1の電池モジュール固定構造10において、一部の電池モジュールを省略して示す斜視図である。図5は、図4のB部拡大対応図である。
電池モジュール固定構造10は、車体12に固定され、コネクタ付架台50を有する電池固定冷却ユニット14と、コネクタ付架台50に固定される複数の電池モジュール20a、20b・・・20fとを備える。
電池モジュール20a、20b・・・20fは、車両の電気機器の電力源として用いられる。例えば、車両が図示しない電動モータで駆動される電気自動車、ハイブリッド車または燃料電池車である場合に、電池モジュール20a、20b・・・20fは電動モータに、図示しないインバータを介して電力を供給する。電池モジュール20a、20b・・・20fは、それぞれ車体12に着脱可能に搭載されている。これによって、後述するように、電池モジュール20a、20b・・・20fの充電電力が低下した場合において、ユーザが店舗で購入した満充電の電池モジュールと交換することにより、充電ステーションで電池モジュール20a、20b・・・20fに充電する手間及び充電時間を省略できる。
車体12には第一電池モジュール20a、第二電池モジュール20b・・・第六電池モジュール20fの6つの電池モジュールが搭載されるが、以下、第一電池モジュール20aで代表して説明し、その場合、「電池モジュール20」という場合がある。
電池モジュール20は、車両の制動時に電動モータで回生電力を発生したり、エンジンによって駆動される発電機を有する場合に、発電電力が供給され、充電される機能を持つ構成としてもよい。
電池モジュール20は、後述のように電動モータを含む電気回路に電気的に接続される。複数の電池モジュール20は、後述のように電池固定冷却ユニット14によって冷却風が並列に送られて冷却される。次に電池固定冷却ユニット14を説明し、その後、電池モジュール20を詳細に説明する。
電池固定冷却ユニット14は、コネクタ付架台50と、上下2つの端子台ケース60,61と、供給ダクト62と、排出ダクト64と、回路収容ケース66とを含んで形成される。コネクタ付架台50及び回路収容ケース66は、車体12の後部または前後方向中間部において、車体12を形成するフロアパネルまたはフレームに図示しないボルトを含む締結手段により固定される。
コネクタ付架台50は、内側に冷却風通路51を有し、上下両端にそれぞれ複数の(図示の例ではそれぞれ3つの)開口52(図2)を有する本体部53と、本体部53の長さ方向両端から水平方向に突出する2つの板部54と、各板部54の先端に上下方向中間部が連結され上下方向に延びる2つの壁部55とを含む。
本体部53は、上下両側の各開口52の周辺部に設けられ、それぞれ第一、第二、第三、第四、第五、第六電池モジュール20a、20b、20c、20d、20e、20fの下面または上面が接触する第一、第二、第三、第四、第五、第六電池接触部56a、56b、56c、56d、56e、56fを有する。各開口52は、第一、第二・・・第六電池接触部56a、56b・・・56fの内側に形成される。各電池接触部56a、56b・・・56fは、本体部53の上下両側面において、各開口52の周縁部に設けられる水平面上の枠部としてもよい。電池モジュール20の固定手段としては、後述のように電池モジュール20に設けられる取っ手26が用いられる。各電池接触部56a、56b・・・56fに各電池モジュール20a、20b・・・20fが設置された状態で、各開口52は各電池モジュール20a、20b・・・20fにより塞がれる。
各壁部55の上下方向両端には、本体部53に対し反対側に突出する複数の(図示の例では6つの)庇部57が設けられる。各庇部57の本体部53と反対側の外側面には、後述する取っ手26(図3)を係止可能な係止溝58が形成される。係止溝58は、例えば円弧形断面を有する。
2つの端子台ケース60,61は、コネクタ付架台50の2つの板部54のうち、図1、図2の右側の一方の板部54の上下両側に固定される。この場合、各端子台ケース60,61は、ボルトにより一方の板部54に固定されてもよいが、後述する取っ手26を庇部57に係止することによりコネクタ付架台50に固定されてもよい。
各端子台ケース60,61は、内側に設けられた正極コネクタ70及び負極コネクタ71を含んでいる。各コネクタ70,71は、図示しない電動モータ及びインバータを含む電気回路の正極側及び負極側にそれぞれ接続される。
正極コネクタ70及び負極コネクタ71は、上下方向に向いた接続口72を有する。上側の端子台ケース60の上端には上側の接続口72の上側に対向する挿入孔73が形成され、下側の端子台ケース61の下端には下側の接続口72の下側に対向する挿入孔74が形成される。
図4に示すように、供給ダクト62は、回路収容ケース66の上面に固定される。回路収容ケース66は、制御装置及びインバータを含む電力制御ユニット68を収容する。図4では、回路収容ケース66の内側を透視して示している。供給ダクト62は、複数本の枝部80と、枝部80の下流端に連結される幹部82とを含み、供給ダクト62の内側中間部に図示しない冷却ファンが設けられる。幹部82の下流端部は、コネクタ付架台50の本体部53の長さ方向一端部である図4の右端部において、本体部53の内側の冷却風通路51に接続される。
排出ダクト64は、本体部53の長さ方向他端部である図4の左端部において、冷却風通路51に接続される上流端と、回路収容ケース66の壁部に形成された貫通孔を通じて回路収容ケース66の内側に接続される下流端とを有する。供給ダクト62及び排出ダクト64の機能については後述する。
回路収容ケース66に設けられる制御装置は、例えば図示しないペダル位置センサによって検出されたアクセルペダルの操作位置から電動モータの目標トルクを算出し、その目標トルクに応じてインバータにスイッチングのオンオフ状態を表す制御信号を出力し、インバータを駆動する。インバータは、電池モジュール20から供給される直流電力を交流電力に変換して電動モータを駆動する。
図4、図5、及び後述する図6から図9では、互いに直交する3軸方向として、高さ方向H、長さ方向L、幅方向Wが示されている。高さ方向Hは、電池モジュール20が水平面上に設置された場合の上下方向または鉛直方向である。長さ方向L及び幅方向Wは水平面で互いに直交する方向である。ここでは電池モジュール20の寸法が長い方を長さ方向Lとし、短い方を幅方向Wとした。
図6は、図4から1つの電池モジュール20aを取り出して拡大して示す図である。図7は、図6の電池モジュール20aを下側から見た斜視図である。図8は、図7の上方から見た図である。図6から図8において、電池モジュール20aの左右の向きは、図4の場合と逆にしている。図5、図6では、電池モジュール20のカバー27の内部を透視して示している。
電池モジュール20は直方体状に形成される。電池モジュール20は、互いに電気的に接続され、千鳥状に配置された円筒形電池である複数の電池セル22aと、複数の電池セル22aを収容するモジュールケース24aと、カバー27と、正極端子28及び負極端子29とを含む。
電池モジュール20は、複数の電池セル22aを並列接続したものを1組として、複数組の電池セル22aを直列接続することにより、所定の電池容量が得られるように構成される。
電池セル22aは、充放電可能な二次電池であり、リチウムイオン電池が用いられる。これ以外に、ニッケル水素電池、アルカリ電池等を用いてもよい。電池セル22aとして、角形電池を用いてもよい。電池モジュール20として、各電池セル22aが並列接続される構成を用いてもよい。
モジュールケース24aは、ケース本体25と、カバー27とを含む。ケース本体25は、金属、例えばアルミニウム合金により、高さ方向H一端である図6の上端に開口を有する直方体状に形成される。ケース本体25は、長さ方向L両端に支持された2つの取っ手26と、高さ方向H他端である図6の下端に設けられた板部30とを含む。2つの取っ手26は後で説明する。板部30の中間部には、長さ方向Lに間隔をあけて平行に配置された複数のスリット31が設けられ、板部30の長さ方向L一端側である図7の左端部には矩形状の冷却風入口32が設けられ、板部30の長さ方向L他端側である図7の右端部には矩形状の冷却風出口33が設けられる。
カバー27は、ケース本体25の高さ方向H一端に開口を塞ぐように取り付けられる。カバー27は、例えば樹脂により形成される。モジュールケース24aの内部において、複数の電池セル22aの間には内部通路34が設けられる。
上記では特に複数の電池モジュールを第一電池モジュール20aで代表して説明したが、他の電池モジュール20b、20c・・・20fも第一電池モジュール20aと同様に形成される。図3に戻って、第二電池モジュール20bは、第一電池モジュール20aの下側に対向して配置され、第三電池モジュール20cは、第一電池モジュール20bの幅方向である図3の左右方向に隣り合って配置される。第四電池モジュール20dは、第三電池モジュール20cの下側に対向して配置される。第五電池モジュール20eは、第三電池モジュール20cの幅方向に隣り合って配置され、第六電池モジュール20fは、第五電池モジュール20eの下側に対向して配置される。
図1に示すように、第二電池モジュール20bは、互いに電気的に接続された複数の第二電池セル22bと、複数の第二電池セル22bを収容する第二モジュールケース24bとを含む。第三、第四、第五、第六電池モジュール20d、20e、20fは、それぞれ図示しない複数の第三、第四、第五、第六電池セルと、複数の第三、第四、第五、第六電池セルを収容する第三、第四、第五、第六モジュールケース24d、24e、24fとを含む。
正極端子28及び負極端子29は、複数の電池セル22aに対し充放電を行う場合の入出力端子であって、電池モジュール20の長さ方向Lの一端部に突出形成される。正極端子28は、複数の電池セル22aのうち、正極端の電池セル22aの正極に接続され、負極端子29は、複数の電池セル22aのうち、負極端の電池セル22aの負極に接続される。
正極端子28及び負極端子29は、モジュールケース24aの外側面を形成し、水平方向に沿う長さ方向Lの一方側端面よりも外側に突出した部分が曲げられることにより高さ方向Hに向く端部形状を有し、全体がL字形に形成される。正極端子28及び負極端子29は、コネクタ側の端部を除いてカバー27と一体のL字形の樹脂部35により覆われている。図5、図6では、樹脂部35の内部も透視して示している。
電池接触部56a、56b・・・56fに電池モジュール20a、20b・・・20fが設置される場合の電池モジュール20a、20b・・・20fの移動方向である高さ方向Hと、正極コネクタ70及び負極コネクタ71に対して正極端子28及び負極コネクタ71が嵌合される嵌合方向である高さ方向Hとは一致している。また、電池接触部56a、56b・・・56fに電池モジュール20a、20b・・・20fが設置される場合の電池モジュール20a、20b・・・20fの移動によって、正極端子28及び負極端子29のコネクタ側端部がそれぞれ挿入孔73を通じて、図1に示す正極コネクタ70及び負極コネクタ71に嵌合接続される。
第一、第三、第五モジュールケース24a、24c、24eは、下方に移動することによって電池接触部56a、56c、56eに設置され、第二、第四、第六モジュールケース24b、24d、24fは、上方に移動することによって電池接触部56b、56d、56fに設置される。これによって、正極端子28及び負極端子29は、モジュールケース24a、24b・・・24fが上下方向に移動することによって、正極コネクタ70に正極端子28の端部が嵌合接続され、負極コネクタ71に負極端子29の端部が嵌合接続されるように形成される。これによって、後述のように正極、負極コネクタ70,71に正極端子28及び負極端子29をそれぞれ接続する作業の作業性を改善できる。
各電池モジュール20a、20b・・・20fは、各開口52を塞ぐようにコネクタ付架台50に固定される。この状態で、各開口52を介して各電池モジュール20a、20b・・・20fの冷却風入口32及び冷却風出口33はコネクタ付架台50の内側の冷却風通路51に通じる。これによって、冷却風通路51は、供給ダクト62から供給された冷却風が、各モジュールケース24a、24b・・・24fの冷却風入口32を通じて各モジュールケース24a、24b・・・24fの内部に、空気の流れに関して並列に送られるように形成される。この場合、冷却風は各モジュールケース24a、24b・・・24fの内部を並列に流れてから各モジュールケース24a、24b・・・24fの冷却風出口33を通じて排出され、排出ダクト64に送られる。
さらに、各電池モジュール20は、長さ方向Lの両端に幅方向Wに沿う軸を中心として揺動可能に支持された2つの取っ手26を含んでいる。図6、図7に示すように、各取っ手26は、金属線、例えば鉄線を曲げて形成される取っ手本体36と、樹脂チューブ37とを含む。取っ手本体36は、幅方向W両側に設けられ、複数個所で曲げ形成された2つの脚部38と、略幅方向に沿うように、各脚部38の一端を互いに連結する連結部39とを有する。各脚部38の他端には、互いに幅方向Wに沿って同軸上に向き合う軸部40が連結される。各軸部40は、モジュールケース24aの長さ方向L両端面から突出する支持突部41に、幅方向Wに貫通する孔に挿入支持される。樹脂チューブ37は、連結部39の周囲に嵌合される。電池モジュール20d、20e、20fは、電池モジュール20a、20b、20cに対して各構成要素の高さ方向についての関係が逆になる。
図9は、図4の電池モジュール固定構造10において、コネクタ付架台50に取っ手26により電池モジュール20aが固定される状態を示す概略図である。図10は、図9のC部拡大図である。コネクタ付架台50に電池モジュール20aが設置された状態で、各取っ手26は、コネクタ付架台50の2つの壁部55に設けられた係止溝58に係止される。この場合、各取っ手26は、軸部40を中心として下側(電池モジュール20b、20d、20fの場合は上側)に揺動される。この場合、各取っ手26において、軸部40と連結部39との間部分が弾性変形しながら、連結部39が庇部57の下側に回り込んで、係止溝58に樹脂チューブ37が係止される。この状態で、取っ手26の弾性力により電池モジュール20aが互いに長さ方向L両側に引っ張られ、車体に電池モジュール20aが、がたつきなく固定される。これによって、各取っ手26は、車体にコネクタ付架台50を介して電池モジュール20aを固定する機能を有する。各取っ手26は、ユーザまたは作業者がコネクタ付架台50に電池モジュール20aを設置する作業、または電池モジュール20aをコネクタ付架台50から取り外す作業を行う場合に、手で掴んで持ち運びに用いられる機能も有する。
車体から電池モジュール20aを取り外す場合には、各取っ手26を弾性変形させて、係止溝58と取っ手26との係合を外し、取っ手26を上側(電池モジュール20b、20d、20fの場合は下側)に揺動させる。これによって、工具を用いることなく、充電量が低下した電池モジュール20aを容易に取り外すことができるので、満充電の電池モジュールと容易に交換できる。また、取っ手26とは別部品、例えばボルト及びナットで車両に電池モジュール20aを固定する必要がなくなるので、電池モジュール20aの設置空間を小さくでき、かつ、部品点数を削減できる。
一方、比較例として、電池モジュール20aに固定された金属板により取っ手が形成される構成も考えられるが、この比較例では、電池モジュール20aが水平方向に対し傾斜した場合に、電池モジュール20aの運搬時のユーザの運搬姿勢を良好に維持することが困難である。本例の構成では、モジュールケース24aに対して取っ手26が揺動するので、電池モジュール20aが水平方向に対し傾斜した場合でも、電池モジュール20aの運搬時のユーザの運搬姿勢を良好に維持でき、運搬作業の作業性を向上できる。
コネクタ付架台50の上下両側には、電池モジュール20a、20b・・・20fを最大6つ設置可能である。車両に搭載する電池モジュール20の数は任意に変更可能である。これによって、次の電池モジュールの交換場所までの走行距離に応じて、電池モジュールの搭載数を変更できる。車両に一部の電池モジュールを搭載しない場合、図4に示すように、コネクタ付架台50の複数の開口52のうち、電池モジュールによって塞がれない開口52を蓋部90によって塞ぐ構成とする。これによって、一部の電池モジュールがない状態でも、冷却風通路51において、開口52が塞がれるので、電池モジュールの搭載数が変化した場合でも冷却性能を同等に維持できる。
なお、電池モジュールの搭載数を変更できない車両の場合、電動モータのみで走行可能な距離が電池モジュールの搭載数に応じて決定されるので、走行可能な場所が限定されてしまう。また、電池モジュールを容易に交換できない場合には、電池モジュールの充電量が低下した場合に、充電ステーションで充電する必要があるが、この場合には充電に長時間を要する場合がある。本例の構成は、このような不都合が生じない。
上記の電池モジュール20によれば、車体に固定されたコネクタ付架台50に電池モジュール20を設置する場合、図2に示すように、上下方向(図2の矢印P1,P2方向)に電池モジュール20を移動させて設置し、その移動によって正極端子28及び負極端子29がそれぞれ正極コネクタ70及び負極コネクタ71に、上下方向に嵌合接続される。このため、コネクタ付架台50に電池モジュール20を設置する作業と、コネクタ付架台50に設けられる正極コネクタ70及び負極コネクタ71と正極端子28及び負極端子29とをそれぞれ接続する作業とを同時に行える。したがって、コネクタ70,71に端子28,29を接続する作業の作業性を改善できる。
また、各電池モジュール20を冷却する場合、制御装置が冷却ファンを駆動させることにより、冷却風が図4、図11の矢印αで示すように、供給ダクト62及び冷却風通路51を流れて、各電池モジュール20の内側に冷却風入口32を介して供給される。冷却風は、各電池モジュール20の内側に、図4、図11の矢印βで示すように並列に流れてから、冷却風出口33を介して冷却風通路51に排出され、矢印γで示すように排出ダクト64に送られる。この場合、図1に矢印δで示すように、各電池モジュール20の冷却風入口32から内部に送られた冷却風が内部で電池セル22a、22dを冷却しつつ流れて、冷却風出口33から排出される。これによって、各電池モジュール20を同等の冷却性能で冷却できる。また、一部の電池モジュール20を取り外したり、電池モジュール20を追加して電池モジュール20の搭載数を変更した場合でも、変更前の冷却性能と同等の冷却性能を維持できる。また、図4で示すように、排出ダクト64に排出された冷却風は、回路収容ケース66に収容された電力制御ユニット68を含む電気部品に吹き付けられるので、電気部品を冷却できる。なお、本例では各電池モジュール20の内部にスリット31(図7)を通じても冷却風が送られるが、大半は開口面積の大きい冷却風入口32から内部に冷却風が送られる。電池モジュール20の板部30において、各スリット31を省略してもよい。
なお、図4、図11において、供給ダクト62を排出ダクトとして用いて、排出ダクト64を供給ダクトとして用いることもできる。この場合、図4、図11において、矢印α、βと逆方向に冷却風が流れる。この場合、各電池モジュール20に設けられる冷却風入口及び冷却風出口が逆になる。
上記では、電池モジュール20をコネクタ付架台50に設置する場合の移動方向と、端子をコネクタに接続する方向とを上下方向としたが、図12に示す別例のように、電池モジュール20aをコネクタ付架台50に設置する場合の移動方向と、端子28をコネクタ70に接続する方向とを矢印ηで示す水平方向としてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について説明したが、本発明はこうした実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。例えば、複数の電池モジュール20は電気的に並列接続してもよい。この場合、電池モジュール20の電圧を互いに一致させることが好ましい。複数の電池モジュール20は電気的に直列接続したり、一部の電池モジュール20を並列接続したものを1組として、複数組を直列接続してもよい。また、電池モジュールの搭載可能数は6つに限定するものではなく、1つまたは任意の複数個としてもよい。例えば、コネクタ付架台に電池モジュールのうち、第一電池モジュール20a及び第二電池モジュール20bのみが固定され、コネクタ付架台は各電池モジュール20a、20bにより塞がれる2つの開口を有する構成としてもよい。この場合、各電池モジュール20a、20bの冷却風入口32及び冷却風出口33は各開口を介して冷却風通路51に通じる構成とする。また、コネクタ付架台50の上側または下側のみに電池モジュール20を固定可能な構成としてもよい。電池モジュール20は、冷却風通路を持たないコネクタ付架台に固定されてもよい。
10 電池モジュール固定構造、12 車体、14 電池固定冷却ユニット、20a 第一電池モジュール、20b 第二電池モジュール、20c 第三電池モジュール、20d 第四電池モジュール、20e 第五電池モジュール、20f 第六電池モジュール、22a 第一電池セル、22b 第二電池セル、22c 第三電池セル、22d 第四電池セル、22e 第五電池セル、22f 第六電池セル、24a 第一モジュールケース、24b 第二モジュールケース、24c 第三モジュールケース、24d 第四モジュールケース、24e 第五モジュールケース、24f 第六モジュールケース、25 ケース本体、26 取っ手、27 カバー、28 正極端子、29 負極端子、30 板部、31 スリット、32 冷却風入口、33 冷却風出口、34 内部通路、35 樹脂部、36 取っ手本体、37 樹脂チューブ、38 脚部、39 連結部、40 軸部、41 支持突部、50 コネクタ付架台、51 冷却風通路、52 開口、53 本体部、54 板部、55 壁部、56a 第一電池接触部、56b 第二電池接触部、56c 第三電池接触部、56d 第四電池接触部、56d 第五電池接触部、56e 第六電池接触部、57 庇部、58 係止溝、60,61 端子台ケース、62 供給ダクト、64 排出ダクト、66 回路収容ケース、68 電力制御ユニット、70 正極コネクタ、71 負極コネクタ、72 接続口、73,74 挿入孔、80 枝部、82 幹部、90 蓋部。

Claims (3)

  1. 複数の電池セルを収容するケースと、前記ケースから突出する正極端子及び負極端子とを有する電池モジュールと、
    前記正極端子に接続される正極コネクタと、前記負極端子に接続される負極コネクタとを有し、車体に固定されるコネクタ付架台であって、前記電池モジュールが設置され固定されるコネクタ付架台とを備え、
    前記コネクタ付架台に前記電池モジュールが設置される場合の前記電池モジュールの移動方向と、前記正極コネクタ及び前記負極コネクタに対して前記正極端子及び前記負極端子が嵌合される嵌合方向とが一致しており、
    前記正極端子及び前記負極端子は、前記コネクタ付架台に前記電池モジュールが設置される場合の前記電池モジュールの移動によって前記正極コネクタ及び前記負極コネクタに嵌合接続されるように形成される、電池モジュール固定構造。
  2. 請求項1に記載の電池モジュール固定構造において、
    前記電池モジュールは、前記ケースの水平方向に沿う一方向の両端に揺動可能に支持された2つの取っ手を含み、
    前記コネクタ付架台は、前記電池モジュールが設置された状態で前記電池モジュールの一方向両端に対向する2つの係止部であって、それぞれ前記電池モジュールと反対側に係止溝が形成される2つの係止部を含み、
    前記各取っ手は、前記電池モジュールが設置された状態で、揺動され弾性変形して前記係止溝に係止されることにより、前記コネクタ付架台に前記電池モジュールを固定する、電池モジュール固定構造。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電池モジュール固定構造において、
    複数の第二電池セルを収容する第二ケースを含む第二電池モジュールと、前記コネクタ付架台に接続された供給ダクト及び排出ダクトとを備え、
    前記コネクタ付架台は、内部に冷却風通路を有し、前記ケース及び前記第二ケースが固定され、
    前記冷却風通路は、前記供給ダクトから供給された冷却風が、前記ケース及び前記第二ケースに設けられた入口を通じて前記ケース及び前記第二ケースの内部に空気の流れに関して並列に送られ、前記ケース及び前記第二ケースの内部を流れてから前記ケース及び前記第二ケースに設けられた出口を通じて排出され、前記排出ダクトに送られるように形成される、電池モジュール固定構造。
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