JP2015148407A - 冷凍装置 - Google Patents

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隼次 岡村
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Abstract

【課題】高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置において、ガスクーラを出た冷媒を、蒸発器を出た冷媒で過冷却する際の問題を解決する。【解決手段】ガスクーラ28の下流側で電動膨張弁33の上流側に設けられた熱交換器29と、電動膨張弁39及び蒸発器41の直列回路に対して並列に接続されたバイパス回路60と、バイパス回路に設けられた電動膨張弁65と、制御装置57を備え、蒸発器から出て圧縮機11に吸い込まれる冷媒を熱交換器29の第1の流路29Aに流し、ガスクーラから出て電動膨張弁33に流入する冷媒を熱交換器29の第2の流路29Bに流すことにより、熱交換器29の第1の流路29Aを流れる冷媒により熱交換器29の第2の流路29Bを流れる冷媒を過冷却する。【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮手段、ガスクーラ、主絞り手段、及び、蒸発器から冷媒回路が構成され、高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置に関するものである。
従来よりこの種冷凍装置は、圧縮手段、ガスクーラ、絞り手段等から冷凍サイクルが構成され、圧縮手段で圧縮された冷媒がガスクーラにて放熱し、絞り手段にて減圧された後、蒸発器にて冷媒を蒸発させて、このときの冷媒の蒸発により周囲の空気を冷却するものとされていた。近年、この種冷凍装置では、自然環境問題などからフロン系冷媒が使用できなくなってきている。このため、フロン冷媒の代替品として自然冷媒である二酸化炭素を使用するものが開発されている。当該二酸化炭素冷媒は、高低圧差の激しい冷媒で、臨界圧力が低く、圧縮により冷媒サイクルの高圧側が超臨界状態となることが知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、給湯機を構成するヒートポンプ装置では、ガスクーラにて優れた加熱作用が得られる二酸化炭素冷媒が使用されるようになってきており、その場合にガスクーラから出た冷媒を2段膨張させ、各膨張装置の間に気液分離器を介設して、圧縮機にガスインジェクションできるようにするものも開発されている(例えば、特許文献2参照)。
一方、例えばショーケース等に設置された蒸発器において吸熱作用を利用し、庫内を冷却する冷凍装置では、外気温度(ガスクーラ側の熱源温度)が高い等の原因により、ガスクーラ出口の冷媒温度が高くなる条件下においては、蒸発器入口の比エンタルピが大きくなるため、冷凍能力が著しく低下する問題がある。そのようなときに、冷凍能力を確保するため、圧縮手段の吐出圧力(高圧側圧力)を上昇させると、圧縮動力が増大して成績係数が低下してしまう。
そこで、ガスクーラで冷却された冷媒を二つの冷媒流に分流し、分流された一方の冷媒流を補助絞り手段で絞った後、スプリット熱交換器の一方の通路に流して圧縮機(圧縮手段)の中間圧部に戻し、他方の冷媒流をスプリット熱交換器の他方の流路に流して熱交換させた後、主絞り手段を介して蒸発器に流入させる所謂スプリットサイクルの冷凍装置が提案されている。係る冷凍装置によれば、減圧膨張された第1の冷媒流により第2の冷媒流を冷却でき、蒸発器入口の比エンタルピを小さくすることで、冷凍能力を改善することができるものであった(例えば、特許文献3参照)。
特公平7−18602号公報 特開2007−178042号公報 特開2011−133207号公報
上記のように蒸発器入口の比エンタルピを小さくする他の方法として、ガスクーラ出口に熱交換器を設け、この熱交換器の二つの流路にガスクーラを出た高圧側の冷媒と蒸発器を出た低圧側の冷媒をそれぞれ流し、高圧側の冷媒を低圧側の冷媒で冷却することが考えられる。
係る方法によっても主絞り手段に流入する冷媒を過冷却することができるが、熱交換器を出て圧縮機に吸い込まれる低圧側の冷媒の温度は上昇することになるため、吸込温度の上昇に伴って圧縮機内部の温度が上昇(中間圧部の冷媒の温度及び吐出冷媒の温度が上昇)してしまい、圧縮機の運転効率が低下すると共に、損傷を来す危険性も生じる問題がある。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置において、ガスクーラを出た冷媒を、蒸発器を出た冷媒で過冷却する際の問題を解決することを目的とする。
本発明は、圧縮手段と、ガスクーラと、主絞り手段と、蒸発器とから冷媒回路が構成され、高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置において、ガスクーラの下流側であって、主絞り手段の上流側の冷媒回路に接続された圧力調整用絞り手段と、この圧力調整用絞り手段の下流側であって、主絞り手段の上流側の冷媒回路に接続された受液器と、ガスクーラの下流側であって、圧力調整用絞り手段の上流側の冷媒回路に設けられた熱交換器と、ガスクーラから熱交換器及び圧力調整用絞り手段を経て受液器に至り、この受液器下部から冷媒を流出させて主絞り手段に流入させる主回路と、受液器内の冷媒を、補助絞り手段を介して圧縮手段の中間圧部に戻す補助回路と、主絞り手段及び蒸発器の直列回路に対して並列に接続されたバイパス回路と、このバイパス回路に設けられたバイパス用絞り手段と、圧力調整用絞り手段、補助絞り手段、及び、バイパス用絞り手段を制御する制御手段とを備え、蒸発器から出て圧縮手段に吸い込まれる冷媒を熱交換器の第1の流路に流し、ガスクーラから出て圧力調整用絞り手段に流入する冷媒を熱交換器の第2の流路に流すことにより、熱交換器の第1の流路を流れる冷媒により熱交換器の第2の流路を流れる冷媒を過冷却することを特徴とする。
請求項2の発明の冷凍装置は、上記発明において制御手段は、バイパス用絞り手段により圧縮手段に吸い込まれる低圧側の冷媒の吸込温度を所定の目標値に制御することを特徴とする。
請求項3の発明の冷凍装置は、上記各発明において受液器の下流側であって、主絞り手段の上流側の冷媒回路に設けられた内部熱交換器を備え、蒸発器から出て熱交換器に向かう冷媒を内部熱交換器の第1の流路に流し、受液器下部から出て主絞り手段に向かう冷媒を内部熱交換器の第2の流路に流すことにより、内部熱交換器の第1の流路を流れる冷媒により内部熱交換器の第2の流路を流れる冷媒を過冷却することを特徴とする。
請求項4の発明の冷凍装置は、上記各発明において制御手段は、圧力調整用絞り手段により、当該圧力調整用絞り手段より上流側の冷媒回路の高圧側圧力を所定の目標値に制御することを特徴とする。
請求項5の発明の冷凍装置は、上記各発明において補助絞り手段は、第1の補助回路用絞り手段を有すると共に、補助回路は、受液器上部から冷媒を流出させ、第1の補助回路用絞り手段に流入させるガス配管を有し、制御手段は、第1の補助回路用絞り手段により、受液器内の冷媒の圧力を所定の目標値に制御することを特徴とする。
請求項6の発明の冷凍装置は、上記各発明において補助絞り手段は、第2の補助回路用絞り手段を有すると共に、補助回路は、受液器下部から冷媒を流出させ、第2の補助回路用絞り手段に流入させる液配管を有し、制御手段は、第2の補助回路用絞り手段により、圧縮手段からガスクーラに吐出される冷媒の吐出温度を所定の目標値に制御することを特徴とする。
請求項7の発明の冷凍装置は、上記各発明においてガスクーラを空冷する送風機を備え、制御手段は、ガスクーラを出た冷媒の温度が、外気温度に対して決定される所定の目標値となるように送風機の運転を制御することを特徴とする。
請求項8の発明の冷凍装置は、上記各発明において冷媒として二酸化炭素を使用したことを特徴とする。
本発明によれば、圧縮手段と、ガスクーラと、主絞り手段と、蒸発器とから冷媒回路が構成され、高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置において、ガスクーラの下流側であって、主絞り手段の上流側の冷媒回路に接続された圧力調整用絞り手段と、この圧力調整用絞り手段の下流側であって、主絞り手段の上流側の冷媒回路に接続された受液器と、ガスクーラの下流側であって、圧力調整用絞り手段の上流側の冷媒回路に設けられた熱交換器と、ガスクーラから熱交換器及び圧力調整用絞り手段を経て受液器に至り、この受液器下部から冷媒を流出させて主絞り手段に流入させる主回路と、受液器内の冷媒を、補助絞り手段を介して圧縮手段の中間圧部に戻す補助回路と、主絞り手段及び蒸発器の直列回路に対して並列に接続されたバイパス回路と、このバイパス回路に設けられたバイパス用絞り手段と、圧力調整用絞り手段、補助絞り手段、及び、バイパス用絞り手段を制御する制御手段とを備え、蒸発器から出て圧縮手段に吸い込まれる冷媒を熱交換器の第1の流路に流し、ガスクーラから出て圧力調整用絞り手段に流入する冷媒を熱交換器の第2の流路に流すようにしたので、熱交換器の第1の流路を流れる低圧側の冷媒により熱交換器の第2の流路を流れる冷媒を過冷却し、圧力調整用絞り手段の出口の冷媒の乾き度を小さくすることができる。
この熱交換器の第2の流路を流れた冷媒は、圧力調整用絞り手段を経て受液器に入り、受液器下部から流出し、主絞り手段により絞られた後、蒸発器に流入するので、熱交換器における過冷却によって蒸発器入口の比エンタルピを小さくし、冷凍能力を効果的に改善することができるようになる。
また、圧力調整用絞り手段で膨張されることで液化した冷媒の一部は受液器内で蒸発し、温度が低下したガス冷媒となり、残りは液冷媒となって受液器内下部に一旦貯留されるかたちとなる。そして、この受液器内下部の液冷媒が主絞り手段に流入することになるので、満液状態で主絞り手段に冷媒を流入させることが可能となり、特に蒸発器における蒸発温度が高い冷蔵条件における冷凍能力の向上を図ることができるようになる。
更に、受液器にて冷媒回路内の循環冷媒量の変動が吸収される効果もあるので、冷媒充填量の誤差も吸収される効果もある。
特に、主絞り手段及び蒸発器の直列回路に対して並列に接続されたバイパス回路と、このバイパス回路に設けられたバイパス用絞り手段を備えているので、例えば、請求項2の発明の如く制御手段が、バイパス用絞り手段により主絞り手段及び蒸発器を迂回して熱交換器の第1の流路に冷媒を流し、そこで蒸発させて圧縮手段に吸い込まれる低圧側の冷媒の吸込温度を所定の目標値に制御することによって、圧縮手段の冷媒の吸込温度の上昇を防止し、圧縮手段の運転効率の低下や損傷の発生を未然に回避することが可能となる。
更に、請求項3の発明の如く受液器の下流側であって、主絞り手段の上流側の冷媒回路に設けられた内部熱交換器を設け、蒸発器から出て熱交換器に向かう冷媒を内部熱交換器の第1の流路に流し、受液器下部から出て主絞り手段に向かう冷媒を内部熱交換器の第2の流路に流すようにすれば、内部熱交換器の第1の流路を流れる低圧側の冷媒により、受液器から出て内部熱交換器の第2の流路を流れる冷媒を過冷却することができるようになり、受液器から出た液冷媒の再膨張を抑制して、更なる冷凍能力の向上を図ることが可能となる。
また、請求項4の発明によれば、上記各発明に加えて制御手段が、圧力調整用絞り手段により、当該圧力調整用絞り手段より上流側の冷媒回路の高圧側圧力を所定の目標値に制御するので、圧縮手段から冷媒が吐出される高圧側圧力が高くなって圧縮手段の運転効率が低下し、或いは、圧縮手段に損傷を来す不都合を未然に回避することが可能となる。
また、請求項5の発明によれば、上記各発明に加えて補助絞り手段が、第1の補助回路用絞り手段を有すると共に、補助回路が、受液器上部から冷媒を流出させ、第1の補助回路用絞り手段に流入させるガス配管を有し、制御手段が、第1の補助回路用絞り手段により、受液器内の冷媒の圧力を所定の目標値に制御するので、この第1の補助回路用絞り手段によって、高圧側圧力の変動の影響を抑制して、受液器下部から主絞り手段に搬送される冷媒の圧力を制御することができるようになる。
また、第1の補助回路用絞り手段によって主絞り手段に流入する冷媒の圧力を下げることにより、主絞り手段に至る配管として耐圧強度が低いものを使用することができるようになる。これにより、施工性や施工コストの改善を図ることが可能となる。
特に、受液器上部から第1の補助回路用絞り手段を介して低温のガスを抜くことで、受液器内の圧力が低下する。これにより、受液器内では温度が低下するので、冷媒の凝縮作用が生じ、当該受液器内に液状態の冷媒を効果的に貯めることができるようになる。
また、請求項6の発明によれば、上記各発明に加えて補助絞り手段が、第2の補助回路用絞り手段を有すると共に、補助回路が、受液器下部から冷媒を流出させ、第2の補助回路用絞り手段に流入させる液配管を有し、制御手段が、第2の補助回路用絞り手段により、圧縮手段からガスクーラに吐出される冷媒の吐出温度を所定の目標値に制御するので、圧縮手段の中間圧部に所謂インジェクションを行って圧縮手段を冷却し、圧縮手段からの冷媒の吐出温度が高くなり過ぎる不都合を未然に回避することが可能となる。
更に、請求項7の発明によれば、上記各発明に加えてガスクーラを空冷する送風機を備え、制御手段が、ガスクーラを出た冷媒の温度が、外気温度に対して決定される所定の目標値となるように送風機の運転を制御するので、ガスクーラを空冷する送風機の過剰な運転を抑制しながら、ガスクーラ出口の冷媒の温度を適正な値に維持することが可能となる。一方、高圧側圧力は請求項4の如く圧力調整用絞り手段で制御すれば良く、これらにより圧縮手段の保護を図って安定した運転を維持することができるようになる。
特に、請求項8の発明の如く冷媒として二酸化炭素を使用した場合に、上記各発明により冷凍能力を効果的に改善し、性能の向上を図ることができるようになるものである。
本発明を適用した一実施例の冷凍装置の冷媒回路図である(実施例1)。 図1の冷凍装置の冷媒回路のP−h線図である。 本発明を適用した他の実施例の冷凍装置の冷媒回路図である(実施例2)。 図3の冷凍装置の冷媒回路のP−h線図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。
(1)冷凍装置Rの構成
図1は本発明を適用する一実施例にかかる冷凍装置Rの冷媒回路図である。この実施例における冷凍装置Rは、スーパーマーケット等の店舗の機械室等に設置された冷凍機ユニット3と、店舗の売り場内に設置された一台若しくは複数台(図面では一台のみ示す)のショーケース4とを備え、これら冷凍機ユニット3とショーケース4とが、ユニット出口6とユニット入口7を介して、冷媒配管(液管)8及び冷媒配管9により連結されて所定の冷媒回路1を構成している。
実施例の冷媒回路1は、高圧側の冷媒圧力がその臨界圧力以上(超臨界)となる二酸化炭素(R744)を冷媒として用いる。この二酸化炭素冷媒は、地球環境に優しく、可燃性及び毒性等を考慮した自然冷媒である。また、潤滑油としてのオイルは、例えば鉱物油(ミネラルオイル)、アルキルベンゼン油、エーテル油、エステル油、PAG(ポリアルキルグリコール)等、既存のオイルが使用される。
冷凍機ユニット3は、圧縮手段としての圧縮機11を備える。本実施例において、圧縮機11は、内部中間圧型2段圧縮式ロータリコンプレッサであり、密閉容器12と、この密閉容器12の内部に配置収納された電動要素(駆動要素)13及びこの電動要素13の回転軸により駆動される第1の(低段側)回転圧縮要素(第1の圧縮要素)14及び第2の(高段側)回転圧縮要素(第2の圧縮要素)16から成る回転圧縮機構部にて構成されている。
圧縮機11の第1の回転圧縮要素14は、冷媒配管9を介して冷媒回路1の低圧側から圧縮機11に吸い込まれる低圧冷媒を圧縮して中間圧まで昇圧して密閉容器12内に吐出し、第2の回転圧縮要素16は、第1の回転圧縮要素14で圧縮された中間圧の冷媒を更に吸い込み、圧縮して高圧まで昇圧し、冷媒回路1の高圧側に吐出する。圧縮機11は、周波数可変型の圧縮機であり、電動要素13の運転周波数を変更することで、第1の回転圧縮要素14及び第2の回転圧縮要素16の回転数を制御可能とする。
圧縮機11の密閉容器12の側面には、第1の回転圧縮要素14に連通する低段側吸込口17と、密閉容器12内に連通する低段側吐出口18と、第2の回転圧縮要素16に連通する高段側吸込口19及び高段側吐出口21が形成されている。圧縮機11の低段側吸込口17には、冷媒導入配管22の一端が接続され、その他端はユニット入口7にて冷媒配管9に接続されている。この冷媒導入配管22が接続される低段側吸込口17が圧縮機11の低圧部である第1の回転圧縮要素14の吸込側に連通されている。
この低段側吸込口17より第1の回転圧縮要素14の吸込側(圧縮機11の低圧部)に吸い込まれた低圧(LP:通常運転状態で2.6MPa程)の冷媒ガスは、当該第1の回転圧縮要素14により中間圧(MP:通常運転状態で5.5MPa程度)に昇圧されて密閉容器12内に吐出される。これにより、密閉容器12内は中間圧(MP)となり、ここが圧縮機11の中間圧部となる。
そして、密閉容器12内の中間圧の冷媒ガスが吐出される圧縮機11の低段側吐出口18には、中間圧吐出配管23の一端が接続され、その他端はインタークーラ24の入口に接続されている。このインタークーラ24は、第1の回転圧縮要素14から吐出された中間圧の冷媒を空冷するものであり、当該インタークーラ24の出口には、中間圧吸入配管26の一端が接続され、この中間圧吸入配管26の他端は圧縮機11の高段側吸込口19に接続されている。
高段側吸込口19より第2の回転圧縮要素16に吸い込まれた中間圧(MP)の冷媒ガスは、当該第2の回転圧縮要素16により2段目の圧縮が行われて高温高圧(HP:通常運転状態で9MPa程の超臨界圧力)の冷媒ガスとなる。
そして、圧縮機11の第2の回転圧縮要素16の高圧室側に連通する高段側吐出口21には、高圧吐出配管27の一端が接続され、その他端はガスクーラ(放熱器)28の入口に接続されている。20はこの高圧吐出配管27内に介設されたオイルセパレータである。オイルセパレータ20は圧縮機11から吐出された冷媒中のオイルを分離し、オイル通路25Aと電動弁25Bを介して圧縮機11の密閉容器12内に戻す。また、55はこのオイルセパレータ20手前の高圧吐出配管27内に介設された逆止弁であり、オイルセパレータ20方向が順方向とされている。
ガスクーラ28は、圧縮機11から吐出された高圧の吐出冷媒を冷却するものであり、ガスクーラ28の近傍には当該ガスクーラ28を空冷するガスクーラ用送風機31が配設されている。本実施例では、ガスクーラ28は上述したインタークーラ24と並設されており、これらは同一の風路に配設されている。
ガスクーラ28の出口にはガスクーラ出口配管32の一端が接続され、このガスクーラ出口配管32の他端は圧力調整用絞り手段としての電動膨張弁33の入口に接続されている。この電動膨張弁33はガスクーラ28から出た冷媒を絞って膨張させると共に、電動膨張弁33から上流側の冷媒回路1の高圧側圧力の調整を行うためのもので、その出口は受液器入口配管34を介して受液器36の上部に接続されている。
この受液器36は内部に所定容積の空間を有する容積体(タンク)であり、その下部には受液器出口配管37の一端が接続され、この受液器出口配管37の他端がユニット出口6にて冷媒配管8に接続されている。また、ガスクーラ出口配管32中には熱交換器29の第2の流路29Bが介設され、このガスクーラ出口配管32、熱交換器29の第2の流路29B、電動膨張弁33、受液器入口配管34、受液器36、受液器出口配管37が本発明における主回路38を構成する。
一方、店舗内に設置されるショーケース4は、冷媒配管8及び9に接続される。ショーケース4には、主絞り手段としての電動膨張弁39と蒸発器41が設けられており、冷媒配管8と冷媒配管9との間に順次接続されて直列回路を構成している(電動膨張弁39が冷媒配管8側、蒸発器41が冷媒配管9側)。また、蒸発器41には、当該蒸発器41に送風する図示しない冷気循環用送風機が隣設されている。
そして、冷媒配管9は、上述したように冷媒導入配管22を介して圧縮機11の第1の回転圧縮要素14に連通する低段側吸込口17に接続されている。この冷媒導入配管22中に熱交換器29の第1の流路29Aが介設されている。更に、受液器出口配管37から熱交換器29の第1の流路29Aより上流側の冷媒導入配管22に渡ってバイパス回路60が接続されている。このバイパス回路60は電動膨張弁39と蒸発器41の直列回路に対して並列に接続されており、バイパス回路60中にはバイパス用絞り手段としての電動膨張弁65が設けられている。
他方、受液器36の上部にはガス配管42の一端が接続されており、このガス配管42の他端は第1の補助回路用絞り手段としての電動膨張弁43の入口に接続されている。ガス配管42は受液器36上部からガス冷媒を流出させ、電動膨張弁43に流入させる。この電動膨張弁43の出口には、戻り配管44の一端が接続されている。
また、受液器出口配管37には、当該受液器出口配管37を介して受液器36下部に連通する液配管46の一端が接続されており、この液配管46の他端は電動膨張弁43の下流側の戻り配管44に連通されている。また、この液配管46中には第2の補助回路用絞り手段としての電動膨張弁47が介設されている。これら電動膨張弁43(第1の補助回路用絞り手段)と電動膨張弁47(第2の補助回路用絞り手段)が本出願における補助絞り手段を構成する。また、液配管46は受液器36下部から液冷媒を流出させ、電動膨張弁47に流入させる。
更に、戻り配管44の他端は圧縮機11の中間圧部に繋がる中間圧領域の一例として中間圧吸入配管26の途中に連通されている。そして、これら戻り配管44、電動膨張弁43、電動膨張弁47、ガス配管42、及び、液配管46が本発明における補助回路48を構成する。尚、70は中間圧吸入配管26と冷媒導入配管22とを連通する連通配管であり、75は圧縮機の始動時に開放されて起動負荷を軽減するための電磁弁である。
このような構成により、電動膨張弁33はガスクーラ28の下流側であって電動膨張弁39の上流側に位置する。また、受液器36は電動膨張弁33の下流側であって電動膨張弁39の上流側に位置する。更に、熱交換器29はガスクーラ28の下流側であって電動膨張弁33の上流側に位置することになり、以上により本実施例における冷凍装置Rの冷媒回路1が構成される。
この冷媒回路1の各所には種々のセンサが取り付けられている。即ち、熱交換器29の第2の流路29Bの下流側で電動膨張弁33の上流側のガスクーラ出口配管32には高圧センサ49が取り付けられて冷媒回路1の高圧側圧力HP(圧縮機11の高段側吐出口21と電動膨張弁33の入口の間の圧力)を検出する。また、冷媒導入配管22に連通する連通配管70(電磁弁75の冷媒導入配管22側)には低圧センサ51が取り付けられて冷媒回路1の低圧側圧力LP(電動膨張弁39の出口と低段側吸込口17の間の圧力)を検出する。また、中間圧吸入配管26に連通する連通配管70(電磁弁75の中間圧吸入配管26側)には中間圧センサ52が取り付けられて冷媒回路の1の中間圧領域の圧力である中間圧MP(密閉容器12内、インタークーラ24、中間圧吸入配管26、高段側吸込口19の圧力)を検出する。
また、ガス配管42には受液器内圧力センサ53が取り付けられており、この受液器内圧力センサ53は受液器36内の圧力TPを検出する。この受液器36内の圧力は、即ち、冷凍機ユニット3を出て冷媒配管8を経由し、電動膨張弁39に流入する冷媒の圧力となる。また、ガスクーラ28の下流側で熱交換器29の第2の流路29Bの上流側のガスクーラ出口配管32にはガスクーラ出口温度センサ54が取り付けられ、ガスクーラ28を出て熱交換器29の第2の流路29Bに流入する冷媒の温度ITを検出する。
また、熱交換器29の第2の流路29Bの下流側で電動膨張弁33の上流側のガスクーラ出口配管32には電動膨張弁入口温度センサ56が取り付けられ、熱交換器29の第2の流路29Bを出た冷媒の温度OTを検出する。また、ガスクーラ28の空気入口側には、外気温度センサ61が取り付けられて外気温度ATを検出する。更に、熱交換器29の第1の流路29Aの下流側で、低段側吸込口17の手前の冷媒導入配管22には冷凍機入口温度センサ62が取り付けられ、圧縮機11の第1の回転圧縮要素14に吸い込まれる低圧側の冷媒の吸込温度STを検出する。更にまた、高圧吐出配管27には吐出温度センサ67が取り付けられ、圧縮機11からガスクーラ28に吐出される冷媒の吐出温度DTを検出する。
尚、63は中間圧吸入配管26に取り付けられた中間圧吸込温度センサであり、高段側吸込口19に吸い込まれる中間圧の冷媒の温度を検出する。また、64は受液器出口配管37に接続された受液器出口温度センサであり、受液器36の下部から流出する液冷媒の温度を検出する。更に、66はユニット出口6手前の受液器出口配管37に取り付けられた冷凍機出口温度センサであり、冷凍機ユニット3から冷媒配管8に出る冷媒の温度を検出する。
そして、これらセンサ49、51、52、53、54、56、61、62、63、64、66、67はマイクロコンピュータから構成された冷凍機ユニット3の制御手段を構成する制御装置57の入力に接続されている。また、制御装置57の出力には圧縮機11の電動要素13、送風機31、電動膨張弁(圧力調整用絞り手段)33、電動膨張弁(第1の補助回路用絞り手段)43、電動膨張弁(第2の補助回路用絞り手段)47、電動膨張弁65(バイパス用絞り手段)、電動弁25B、電動膨張弁(主絞り手段)39が接続され、制御装置57は各センサの出力と設定データ等に基づいてこれらを制御する。
尚、以後はショーケース4側の電動膨張弁(主絞り手段)39や前述した冷気循環用送風機も制御装置57が制御するものとして説明するが、それらは実際には店舗の主制御装置(図示せず)を介し、制御装置57と連携して動作するショーケース4側の制御装置(図示せず)により制御される。従って、本発明における制御手段は制御装置57やショーケース4側の制御装置、前述した主制御装置等を含めた概念とする。
(2)冷凍装置Rの動作
以上の構成で、次に冷凍装置Rの動作を説明する。制御装置57により圧縮機11の電動要素13が駆動されると、第1の回転圧縮要素14及び第2の回転圧縮要素16が回転し、低段側吸込口17より第1の回転圧縮要素14の吸込側(低圧部)に低圧(前述したLP:通常運転状態で2.6MPa程)の冷媒ガスが吸い込まれる。そして、第1の回転圧縮要素14により中間圧(前述したMP:通常運転状態で5.5MPa程度)に昇圧されて密閉容器12内に吐出される。これにより、密閉容器12内は中間圧(MP)となる(中間圧部)。
そして、密閉容器12内の中間圧の冷媒ガスは低段側吐出口18から中間圧吐出配管23を経てインタークーラ24に入り、そこで空冷された後、中間圧吸入配管26を経て高段側吸込口19に戻る。この高段側吸込口19に戻った中間圧(MP)の冷媒ガスは、第2の回転圧縮要素16に吸い込まれ、この第2の回転圧縮要素16により2段目の圧縮が行われて高温高圧(HP:前述した通常運転状態で9MPa程の超臨界圧力)の冷媒ガスとなり、高段側吐出口21から高圧吐出配管27に吐出される。
(2−1)電動膨張弁33の制御
高圧吐出配管27に吐出された冷媒ガスは逆止弁55、オイルセパレータ20を経てガスクーラ28に流入し、そこで空冷された後、ガスクーラ出口配管32から流出する。ガスクーラ出口配管32に入った冷媒ガスは熱交換器29の第2の流路29Bで後述する如く過冷却された後、電動膨張弁(圧力調整用絞り手段)33に至る。この電動膨張弁33は、当該電動膨張弁33より上流側の冷媒回路1の高圧側圧力HPを所定の目標値THP(例えば前述した9MPa等)に制御するために設けられており、高圧センサ49の出力に基づき、高圧側圧力HPが前記目標値THPとなるように制御装置57によりその弁開度が制御(PID制御)される。
この目標値THPは、電動膨張弁入口温度センサ56が検出する電動膨張弁33に流入する冷媒の温度に基づいて決定される。目標値THPは、電動膨張弁33に流入する冷媒の温度に応じた高圧側圧力HPの適正値であり、冷媒の温度が高い程、目標値THPは高くなる。このように電動膨張弁33により、それより上流側の高圧側圧力HPを目標値THPに制御することにより、圧縮機11から冷媒が吐出される高圧側圧力HPが高くなって圧縮機11の運転効率が低下し、或いは、圧縮機11に損傷を来す不都合を未然に回避することが可能となる。
ガスクーラ28から出た超臨界状態の冷媒ガスは、熱交換器29の第2の流路29Bにて後述するように第1の流路29Aを流れる低圧側の冷媒により冷却(過冷却)された後、電動膨張弁33で絞られて膨張することによって液化していき、受液器入口配管34を経て上部から受液器36内に流入して一部が蒸発する。この受液器36は電動膨張弁33を出た液/ガスの冷媒を一旦貯留し、分離する役割と、電動膨張弁39の動作による圧力の変動や冷媒循環量の変動を吸収する役割を果たす。
この受液器36内下部に溜まった液冷媒は、受液器出口配管37から流出し(主回路38)、冷凍機ユニット3から出て冷媒配管8から電動膨張弁(主絞り手段)39に流入する。電動膨張弁39に流入した冷媒はそこで絞られて膨張することで更に液分が増え、蒸発器41に流入して蒸発する。これによる吸熱作用により冷却効果が発揮される。制御装置57は蒸発器41の入口側と出口側の温度を検出する図示しない温度センサの出力に基づき、電動膨張弁39の弁開度を制御して蒸発器41における冷媒の過熱度を適正値に調整する。
蒸発器41から出た低温のガス冷媒は冷媒配管9から冷凍機ユニット3に戻り、冷媒導入配管22中の熱交換器29の第1の流路29Aに流入する。そこで第2の流路29Bを流れる高圧側の冷媒を冷却(過冷却)した後、更に冷媒導入配管22を通って圧縮機11の第1の回転圧縮要素14に連通する低段側吸込口17に吸い込まれる。以上が主回路38の流れである。
(2−2)電動膨張弁43の制御
次に補助回路48の流れを説明する。前述した如く受液器36の上部に接続されたガス配管42には電動膨張弁43(第1の補助回路用絞り手段)が接続されており、この電動膨張弁43を介して受液器36上部からガス冷媒が流出し、前述したように戻り配管44を経て圧縮機11の中間圧部に戻される。
受液器36内上部に溜まるガス冷媒は、受液器36内での蒸発により温度が低下している。また、電動膨張弁43は受液器36の上部から流出する冷媒を絞る機能の他に、受液器36内の圧力(電動膨張弁39に流入する冷媒の圧力)を所定の目標値SPに調整する役割を果たす。そして、制御装置57は受液器内圧力センサ53の出力に基づき、電動膨張弁43の弁開度を制御する。電動膨張弁43の弁開度が増大すれば、受液器36内からのガス冷媒の流出量が増大し、受液器36内の圧力は低下するからである。
実施例では、この目標値SPは高圧側圧力HPよりも低く、中間圧MPよりも高い、例えば6MPaに設定されている。そして、制御装置57は受液器内圧力センサ53が検出する受液器36内の圧力TIP(電動膨張弁39に流入する冷媒の圧力)と目標値SPの差から、例えば電動膨張弁39の弁開度の調整値(ステップ数)を算出し、始動時の弁開度に加算して受液器36内の圧力TIP(電動膨張弁39に流入する冷媒の圧力)を目標値SPに制御する。即ち、受液器36内の圧力TIPが目標値SPより上昇した場合には電動膨張弁43の弁開度を増大させて受液器36内からガス冷媒をガス配管42に流出させ、逆に目標値SPより降下した場合には弁開度を縮小させて閉じる方向に制御する。
この電動膨張弁43により、受液器36内の冷媒の圧力TIPを目標値SPに制御することで、高圧側圧力HPの変動の影響を抑制して、受液器36下部から電動膨張弁39に搬送される冷媒の圧力を制御することができる。また、電動膨張弁43によって電動膨張弁39に流入する冷媒の圧力を下げることにより、冷媒配管8として耐圧強度が低いものを使用することができるようになる。更に、受液器36上部から電動膨張弁43を介して低温のガスを抜くことで、受液器36内の圧力が低下し、温度が低下するので、冷媒の凝縮作用が生じ、受液器36内に液状態の冷媒を効果的に貯めることができる。
(2−3)電動膨張弁47の制御
また、前述した如く受液器36の下部の受液器出口配管37に接続された液配管46には電動膨張弁47(第2の補助回路用絞り手段)が接続されており、この電動膨張弁47を介して受液器36下部から流出した液冷媒の一部が、戻り配管44でガス配管42からのガス冷媒に合流して前述したように戻り配管44を経て圧縮機11の中間圧部に戻される。
即ち、受液器36内下部に溜まる液冷媒は、下部に接続された受液器出口配管37から分かれて補助回路48を構成する液配管46に流れ、電動膨張弁47を経て絞られた後、圧縮機11の第2の回転圧縮要素16に流入し、そこで蒸発する(インジェクション)。このときの吸熱作用により、圧縮機11の第2の回転圧縮要素16を冷却する。
このように、電動膨張弁47は受液器36の下部から流出する液冷媒を絞り、圧縮機11に戻して蒸発させ、圧縮機11を冷却するものであるが、制御装置57は電動膨張弁47の弁開度を制御することにより、圧縮機11へのインジェクション冷媒量を調整する。
圧縮機11へのインジェクション冷媒量が増大すれば、圧縮機11の温度が低下して圧縮機11からガスクーラ28に吐出される冷媒の吐出温度も低下することになる。この場合、制御装置57は吐出温度センサ67が検出する冷媒の吐出温度DTに基づいて、当該吐出温度DTが所定の目標値となるように電動膨張弁47の弁開度を制御することにより、圧縮機11へのインジェクション冷媒の量を調整する。これにより、圧縮機11の第2の回転圧縮要素16から吐出される吐出冷媒の温度が異常に高温となる不都合を防止する。
(2−4)電動膨張弁65の制御
次に、制御装置57による電動膨張弁65の制御について図2のP−h線図を参照しながら説明する。前述した如くバイパス回路60は受液器出口配管37から熱交換器29の第1の流路29Aより上流側の冷媒導入配管22に渡って接続され、電動膨張弁39と蒸発器41の直列回路に対して並列となる。
そのため、電動膨張弁65が開放されると、受液器36下部から受液器出口配管37に流出した液冷媒の一部は、電動膨張弁39及び蒸発器41を迂回(バイパス)してバイパス回路60に流れ、電動膨張弁65にて絞られた後、冷媒導入配管22を経て直接熱交換器29の第1の流路29Aに流入することになる。第1の流路29Aに流入した冷媒はそこで蒸発するので温度が低下する。これにより、圧縮機11に吸い込まれる冷媒の吸込温度STが低下することになる。
ここで、蒸発器41を出た低圧側の冷媒で高圧側の冷媒を過冷却することで、圧縮機11に吸い込まれる冷媒の吸込温度は上昇することになる。この温度上昇が過度に大きくなると、圧縮機11の第1の回転圧縮要素14に吸い込まれる冷媒の温度が高くなることで、当該第1の回転圧縮要素14から吐出される中間圧の冷媒の温度も異常に高くなってしまうことになる。
そこで制御装置57は、冷凍機入口温度センサ62が検出する圧縮機11への冷媒の吸込温度STに基づき、この吸込温度STが所定の目標値(例えば+18℃等)に制御されるように電動膨張弁65の弁開度を調整する。係る制御によって圧縮機11の第1の回転圧縮要素14の冷媒の吐出温度が異常に高温となることを防止し、圧縮機11の保護を図る。
図2のP−h線図のX1で示す部分がこの電動膨張弁65による効果であり、破線で示す状態から実線で示す状態に第1の回転圧縮要素14の冷媒の吐出温度を下げる。尚、図2中のX2は熱交換器29における過冷却の効果であり、実線で示す状態から破線で示す状態まで電動膨張弁33に流入する冷媒が過冷却される。
(2−5)ガスクーラ用送風機31の制御
次に、制御装置57によるガスクーラ用送風機31の制御について説明する。実施例の制御装置57は、ガスクーラ出口温度センサ54が検出する冷媒の温度(ガスクーラ28を出た冷媒の温度)に基づき、この冷媒の温度が所定の目標値となるようにガスクーラ用送風機31の回転数を制御する。その場合、制御装置57は外気温度センサ61が検出する外気温度ATに基づき、ガスクーラ28を出た冷媒の温度の目標値を設定する。この目標値は、外気温度毎に予め決定された冷媒(ガスクーラ28を出た冷媒)の温度の適正値である。
このように、制御装置57が、ガスクーラ28を出た冷媒の温度が、外気温度ATに対して決定される所定の目標値となるようにガスクーラ用送風機31の運転(回転数)を制御することにより、ガスクーラ28を空冷するガスクーラ用送風機31の過剰な運転を抑制しながら、ガスクーラ28の出口の冷媒の温度を適正な値に維持することができるようになる。
一方で制御装置57は、前述した如く受液器36の上流側の電動膨張弁33で高圧側圧力HPを目標値に制御するので、これら電動膨張弁33による高圧側圧力HPの制御とガスクーラ用送風機31による冷媒温度(ガスクーラ28を出た冷媒の温度)の制御によって圧縮機11の保護を図り、安定した運転を維持する。
以上詳述したように本発明では、圧縮機11と、ガスクーラ28と、電動膨張弁39と、蒸発器41とから冷媒回路1が構成され、高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置Rにおいて、ガスクーラ28の下流側であって、電動膨張弁39の上流側の冷媒回路1に接続された電動膨張弁33と、この電動膨張弁33の下流側であって、電動膨張弁39の上流側の冷媒回路1に接続された受液器36と、ガスクーラ28の下流側であって、電動膨張弁33の上流側の冷媒回路1に設けられた熱交換器29と、ガスクーラ28から熱交換器29及び電動膨張弁33を経て受液器36に至り、この受液器36下部から冷媒を流出させて電動膨張弁39に流入させる主回路38と、受液器36内の冷媒を、電動膨張弁43や電動膨張弁47を介して圧縮機11の中間圧部に戻す補助回路48と、電動膨張弁39及び蒸発器41の直列回路に対して並列に接続されたバイパス回路60と、このバイパス回路60に設けられた電動膨張弁65と、電動膨張弁33、電動膨張弁43、47、及び、電動膨張弁65を制御する制御装置57とを備え、蒸発器41から出て圧縮機11に吸い込まれる冷媒を熱交換器29の第1の流路29Aに流し、ガスクーラ28から出て電動膨張弁33に流入する冷媒を熱交換器29の第2の流路29Bに流すようにしたので、熱交換器29の第1の流路29Aを流れる低圧側の冷媒により熱交換器29の第2の流路29Bを流れる高圧側の冷媒を過冷却し、電動膨張弁33の出口の冷媒の乾き度を小さくすることができる。
この熱交換器29の第2の流路29Bを流れた冷媒は、電動膨張弁33を経て受液器36に入り、受液器36下部から流出し、電動膨張弁39により絞られた後、蒸発器41に流入するので、熱交換器29における過冷却によって電動膨張弁33の出口の冷媒の乾き度が小さくなり、電動膨張弁39に搬送される冷媒の液相割合が高くなるため、冷凍能力を効果的に改善することができるようになる。
また、電動膨張弁33で膨張されることで液化した冷媒の一部は受液器36内で蒸発し、温度が低下したガス冷媒となり、残りは液冷媒となって受液器36内下部に一旦貯留されるかたちとなる。そして、この受液器36内下部の液冷媒が電動膨張弁39に流入することになるので、満液状態で電動膨張弁39に冷媒を流入させることが可能となり、特に蒸発器41における蒸発温度が高い冷蔵条件における冷凍能力の向上を図ることができるようになる。更に、受液器36にて冷媒回路1内の循環冷媒量の変動が吸収される効果もあるので、冷媒充填量の誤差も吸収される効果もある。
特に、電動膨張弁39及び蒸発器41の直列回路に対して並列に接続されたバイパス回路60と、このバイパス回路60に設けられた電動膨張弁65を備えており、制御装置57が、電動膨張弁65により電動膨張弁39及び蒸発器41を迂回して熱交換器29の第1の流路29Aに冷媒を流し、そこで蒸発させて圧縮機11に吸い込まれる低圧側の冷媒の吸込温度を所定の目標値に制御するので、圧縮機11の冷媒の吸込温度の上昇を防止し、圧縮機11の運転効率の低下や損傷の発生を未然に回避することが可能となる。
また、制御装置57は電動膨張弁33により、当該電動膨張弁33より上流側の冷媒回路1の高圧側圧力を所定の目標値に制御するので、圧縮機11から冷媒が吐出される高圧側圧力が高くなって圧縮機11の運転効率が低下し、或いは、圧縮機11に損傷を来す不都合を未然に回避することが可能となる。
また、補助回路48が電動膨張弁43と、受液器36上部から冷媒を流出させ、電動膨張弁43に流入させるガス配管42を有し、制御装置57が電動膨張弁43により、受液器36内の冷媒の圧力を所定の目標値に制御するので、この電動膨張弁43によって、高圧側圧力の変動の影響を抑制して、受液器36下部から電動膨張弁39に搬送される冷媒の圧力を制御することができるようになる。
また、電動膨張弁43によって電動膨張弁39に流入する冷媒の圧力を下げることにより、電動膨張弁39に至る冷媒配管8として耐圧強度が低いものを使用することができるようになる。これにより、施工性や施工コストの改善を図ることが可能となる。特に、受液器36上部から電動膨張弁43を介して低温のガスを抜くことで、受液器36内の圧力が低下する。これにより、受液器36内では温度が低下するので、冷媒の凝縮作用が生じ、当該受液器36内に液状態の冷媒を効果的に貯めることができるようになる。
また、補助回路48が電動膨張弁47と、受液器36下部から冷媒を流出させ、電動膨張弁47に流入させる液配管46を有し、制御装置57が電動膨張弁47により、圧縮機11からガスクーラ28に吐出される冷媒の吐出温度を所定の目標値に制御するので、圧縮機11の中間圧部にインジェクションを行って圧縮機11を冷却し、圧縮機11及び圧縮機11からの冷媒の吐出温度が高くなり過ぎる不都合を未然に回避することが可能となる。
更に、ガスクーラ28を空冷するガスクーラ用送風機31を備え、制御装置57が、ガスクーラ28を出た冷媒の温度が、外気温度に対して決定される所定の目標値となるようにガスクーラ用送風機31の運転を制御するので、ガスクーラ28を空冷するガスクーラ用送風機31の過剰な運転を抑制しながら、ガスクーラ28出口の冷媒の温度を適正な値に維持することが可能となる。一方、高圧側圧力は電動膨張弁33で制御すれば良く、これらにより圧縮機11の保護を図って安定した運転を維持することができるようになる。
特に、実施例のように二酸化炭素を使用した場合に、冷凍能力を効果的に改善し、性能の向上を図ることができるようになるものである。
次に、図3及び図4を参照しながら本発明の他の実施例について説明する。尚、図3及び図4中、図1及び図2と同一符号で示すものは同一のもの、若しくは、同様の機能を奏するものとする。この実施例の場合、図1の冷媒回路1に内部熱交換器68が追加されている。この内部熱交換器68は受液器36の下流側であって、電動膨張弁39(主絞り手段)の上流側の冷媒回路1に設けられる。
内部熱交換器68は第1の流路68Aと第2の流路68Bを有しており、第1の流路68Aはバイパス回路60との接続点と熱交換器29の第1の流路29Aの間の冷媒導入配管22中に介設され、第2の流路68Bは液配管46と分岐する前の受液器出口配管37中に介設される。係る構成により、受液器36から受液器出口配管37に流出して第2の流路68Bを流れる液冷媒は、蒸発器41を出た冷媒とバイパス回路60を経た低温の低圧側の冷媒が流れる第1の流路68Aによって過冷却される。尚、バイパス回路60を経た冷媒は、電動膨張弁65で絞られた後、第1の流路68Aで蒸発して冷却作用を発揮する。
図4のP−h線図のX3で示す部分がこの内部熱交換器68による効果であり、実線で示す状態から破線で示す状態に電動膨張弁39に流入する冷媒の温度を下げることができる。このように、受液器36の下流側であって、電動膨張弁39の上流側の冷媒回路1に内部熱交換器68を更に設け、蒸発器41から出て熱交換器29に向かう冷媒を内部熱交換器68の第1の流路68Aに流し、受液器36下部から出て電動膨張弁39に向かう冷媒を内部熱交換器68の第2の流路68Bに流すことにより、内部熱交換器68の第1の流路68Aを流れる低圧側の冷媒により、受液器41から出て内部熱交換器68の第2の流路68Bを流れる冷媒を過冷却することができるようになり、受液器36から出て電動膨張弁39や47、65に向かう液冷媒の再膨張を抑制して、更なる冷凍能力の向上を図ることが可能となる。
R 冷凍装置
1 冷媒回路
3 冷凍機ユニット
4 ショーケース
8、9 冷媒配管
11 圧縮機
22 冷媒導入配管
26 中間圧吸入配管
28 ガスクーラ
29 熱交換器
29A 第1の流路
29B 第2の流路
32 ガスクーラ出口配管
33 電動膨張弁(圧力調整用絞り手段)
36 受液器
37 ガスクーラ出口配管
38 主回路
39 電動膨張弁(主絞り手段)
41 蒸発器
42 ガス配管
43 電動膨張弁(第1の補助回路用絞り手段)
44 戻り配管
46 液配管
47 電動膨張弁(第2の補助回路用絞り手段)
48 補助回路
57 制御装置(制御手段)
60 バイパス回路
65 電動膨張弁(バイパス用絞り手段)
68 内部熱交換器
68A 第1の流路
68B 第2の流路

Claims (8)

  1. 圧縮手段と、ガスクーラと、主絞り手段と、蒸発器とから冷媒回路が構成され、高圧側が超臨界圧力となる冷凍装置において、
    前記ガスクーラの下流側であって、前記主絞り手段の上流側の前記冷媒回路に接続された圧力調整用絞り手段と、
    該圧力調整用絞り手段の下流側であって、前記主絞り手段の上流側の前記冷媒回路に接続された受液器と、
    前記ガスクーラの下流側であって、前記圧力調整用絞り手段の上流側の前記冷媒回路に設けられた熱交換器と、
    前記ガスクーラから前記熱交換器及び前記圧力調整用絞り手段を経て前記受液器に至り、該受液器下部から冷媒を流出させて前記主絞り手段に流入させる主回路と、
    前記受液器内の冷媒を、補助絞り手段を介して前記圧縮手段の中間圧部に戻す補助回路と、
    前記主絞り手段及び前記蒸発器の直列回路に対して並列に接続されたバイパス回路と、
    該バイパス回路に設けられたバイパス用絞り手段と、
    前記圧力調整用絞り手段、前記補助絞り手段、及び、前記バイパス用絞り手段を制御する制御手段とを備え、
    前記蒸発器から出て前記圧縮手段に吸い込まれる冷媒を前記熱交換器の第1の流路に流し、前記ガスクーラから出て前記圧力調整用絞り手段に流入する冷媒を前記熱交換器の第2の流路に流すことにより、前記熱交換器の第1の流路を流れる冷媒により前記熱交換器の第2の流路を流れる冷媒を過冷却することを特徴とする冷凍装置。
  2. 前記制御手段は、前記バイパス用絞り手段により前記圧縮手段に吸い込まれる低圧側の冷媒の吸込温度を所定の目標値に制御することを特徴とする請求項1に記載の冷凍装置。
  3. 前記受液器の下流側であって、前記主絞り手段の上流側の前記冷媒回路に設けられた内部熱交換器を備え、
    前記蒸発器から出て前記熱交換器に向かう冷媒を前記内部熱交換器の第1の流路に流し、前記受液器下部から出て前記主絞り手段に向かう冷媒を前記内部熱交換器の第2の流路に流すことにより、前記内部熱交換器の第1の流路を流れる冷媒により前記内部熱交換器の第2の流路を流れる冷媒を過冷却することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷凍装置。
  4. 前記制御手段は、前記圧力調整用絞り手段により、当該圧力調整用絞り手段より上流側の前記冷媒回路の高圧側圧力を所定の目標値に制御することを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちの何れかに記載の冷凍装置。
  5. 前記補助絞り手段は、第1の補助回路用絞り手段を有すると共に、
    前記補助回路は、前記受液器上部から冷媒を流出させ、前記第1の補助回路用絞り手段に流入させるガス配管を有し、
    前記制御手段は、前記第1の補助回路用絞り手段により、前記受液器内の冷媒の圧力を所定の目標値に制御することを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちの何れかに記載の冷凍装置。
  6. 前記補助絞り手段は、第2の補助回路用絞り手段を有すると共に、
    前記補助回路は、前記受液器下部から冷媒を流出させ、前記第2の補助回路用絞り手段に流入させる液配管を有し、
    前記制御手段は、前記第2の補助回路用絞り手段により、前記圧縮手段から前記ガスクーラに吐出される冷媒の吐出温度を所定の目標値に制御することを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちの何れかに記載の冷凍装置。
  7. 前記ガスクーラを空冷する送風機を備え、
    前記制御手段は、前記ガスクーラを出た冷媒の温度が、外気温度に対して決定される所定の目標値となるように前記送風機の運転を制御することを特徴とする請求項1乃至請求項6のうちの何れかに記載の冷凍装置。
  8. 前記冷媒として二酸化炭素を使用したことを特徴とする請求項1乃至請求項7のうちの何れかに記載の冷凍装置。
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