JP2015147582A - 詰替え用包装袋 - Google Patents

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Abstract

【課題】V字形切り口の先端部に破損部がなく、外観がよい詰替え用包装袋を提供することにある。【解決手段】上隅部に、外方向に注出用ノズルを有する詰替え用包装袋において、前記注出用ノズル8が、先端シール部9と上側シール部10と下側シール部11とから形成され、前記先端シール部9と前記上側シール部10との境界に、前記注出用ノズル8を開封するための開始部であるV字形切り口20が形成され、前記V字形切り口20の切り口先端部21が、R形状で形成されていることを特徴とする詰替え用包装袋1である。【選択図】図1

Description

本発明は、液体洗剤、柔軟剤などのトイレタリー用品や、食用油、インスタントコーヒーなどの食品を収納する詰替え用包装袋に関するものである。
液体洗剤、柔軟剤などのトイレタリー用品や、食用油、インスタントコーヒーなどの食品を収納する容器は、それぞれ使いやすいような形状の専用容器、例えば、プラスチックボトルやガラス瓶などが使用されている。これらの専用容器は、構造もしっかりしており、従って高価であることから、内容物が無くなった段階で、繰り返し使用することができるようになっている。このような専用容器に内容物を補充する詰替え用包装袋が別途販売されている。
繰り返し使用する専用容器は、もっぱら内容物を注出し易いように設計されているため、詰替え用包装袋から内容物を補充する詰替え操作の利便性を考慮したものでは必ずしもなかった。
また、詰替え用包装袋は、専用容器に詰め替え易いように、上隅部に注出口を有したものが一般的に使用されている。例えば、包装袋の上隅部分を鋏で切り取ったり、スリットやVノッチなどの開封開始部を引き裂き、注出口を形成している。また、専用容器への詰替えを容易にするため、包装袋の上隅部に注出用ノズルを設け、該ノズルの先端を鋏で切り取ったり、ノズルを引き裂くことで注出口を形成し、その注出口を専用容器の口部に当てがい内容物を詰替えするようにしたものである。このような詰替え用包装袋としては、図5に示すような自立性包装袋50がある。この詰替え用包装袋50は、上隅部に注出用ノズル8を設け、注出用ノズル8は、先端シール部9と上側シール部10と下側シール部11とから形成され、先端シール部9と上側シール部10との境界にV字形切り口20が形成されている。切り口先端部21には、注出用ノズルを開封するための切断誘導線23が形成されているものである。
通常、V字形切り口20を形成する方法としては、トムソン刃を用いて抜き加工により形成するのが一般的である。V字形切り口20を形成するには、一枚の刃を折り曲げて形成することが難しく、二枚のトムソン刃45、45の先端をそれぞれ出来る限り近付け、かつ、近付けた二枚のトムソン刃の対面する側をそれぞれ削り、切り口先端部が鋭角なV字形になるようにしている。その説明図を図6に示している。しかし、二枚のトムソン刃45,45で形成された先端部は、0.1mm程度の隙間40が生じてしまうのが現状である。切り口先端部では、どうしても不連続になるために、打抜き加工時に、先端部で、積層シートを引っかけて破損部(剥がれ)が生じる問題がある。例えば、図7−1に示すように、包装袋を構成する積層シート30が、印刷層32を有する基材層31とシーラント層34とが接着層33を介して積層されているものであれば、切り口先端部の切り口22で基材層31とシーラント層34の間の印刷層32が剥がれ、剥がれ部37が生じ、破損部が生じてしまう場合がある。さらに、剥がれ部37が切り口先端部に連接されている切断誘導線を形成するハーフカット部24へ連鎖して切断誘導線から剥がれ、破損部が生じてしまう場合がある。また、図7−2に示すように、例えば、基材層31/印刷層32/接着層33/アルミニウム蒸着層を有するフィルム35/接着層33/シーラント層34からなる積層シートであれば、アルミニウム蒸着層36が基材層から剥がれ、剥がれ部37が生じ、破損部を生じてしまう問題がある。即ち、図8に示すように、剥がれ部37がハーフカット部24へ連鎖して破損部38が生じ外観を損なうことがある。
このような問題を改善するために、注出口を手で容易に開封することができる包装袋の提案がある(特許文献1)。一方の側辺と上辺とにそれぞれ切欠け部を設けることで、コーナー部に注出用ノズルを形成し、該注出用ノズルの注出方向中心線に対して前記切欠け部の最も近接した端縁部近傍に注出用ノズルを開封するための開封開始部となるスリットまたはノッチからなる切り口を設けたものである。切り口先端部からハーフカット線に繋がるようになっているものである。
これらの切り口は、トムソン刃などを用い打抜き加工により形成され、半円形、I字形、V字形などのノッチ、またはスリットであり、またノッチに加えて切り込みを形成したものである。この中で、切り口としてそれぞれ曲率半径Rが、2mm,4mm,6mmの半円形のノッチを形成し、さらに先端部に1mmの切り込みを形成している。確かに手でスムースに開封できるが、切り込みが物流時や保管時の取り扱いで破損してしまう問題がある。
よって、V字形切り口の先端部に破損部がなく、外観がよい詰替え用包装袋の要望がある。
特開2001−213448号公報
本発明は、このような背景技術に鑑みなされたものであり、V字形切り口の先端部に破損部がなく、外観がよい詰替え用包装袋を提供することにある。
上記の課題を解決するために、発明者は鋭意検討を行い、本発明を完成した。
本発明の請求項1に係る発明は、上隅部に、外方向に注出用ノズルを有する詰替え用包装袋において、
前記注出用ノズルが、先端シール部と上側シール部と下側シール部とから形成され、
前記先端シール部と前記上側シール部との境界に、前記注出用ノズルを開封するための開始部であるV字形切り口が形成され、
前記V字形切り口の切り口先端部が、R形状で形成されていることを特徴とする詰替え用包装袋である。
本発明の請求項2に記載の発明は、前記R形状が、曲率半径Rが0.8mmであることを特徴とする請求項1記載の詰替え用包装袋である。
本発明の請求項3に記載の発明は、前記V字形切り口が、一枚のトムソン刃を用いて形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の詰替え用包装袋である。
本発明の請求項4に記載の発明は、前記切り口先端部が、注出用ノズルを横断する切断誘導線と連接されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の詰替え用包装袋である。
本発明の詰替え用包装袋は、V字形切り口の切り口先端部がR形状で形成されているために、該先端部に破損部がなく、外観がよいものである。
また、切り口先端部が、曲率半径Rが0.8mmで形成されることにより、一枚のトムソン刃で折り曲げが可能となり、刃が連続された状態で打抜き加工が可能になり、破損部がない、例えば、基材層から印刷層やアルミニウム蒸着層が剥離したり、また基材層とシーラント層が剥離するなどがないものが得られる。また、切り口先端部と連接されている切断誘導線への連鎖剥離もなく、外観がよい詰替え用包装袋ができる。
また、切り口先端部が、注出用ノズルを横断する切断誘導線と連接されていることで、切断誘導線に沿って引き裂くことができる。注出用ノズルを手でスムースに切り裂き開封することができる。
本発明に係る詰替え用包装袋の一例を示す説明図である。 図1の上隅部を示す説明図である。 本発明のV字形トムソン刃の一例を示す説明図である。 V字形切り口の積層シートの断面の一例を示す説明図である。 従来の詰替え用包装袋の一例を示す説明図である。 従来のV字形トムソン刃の一例を示す説明図である。 図6のV字形切り口の積層シートの断面の一例を示す説明図である。 図5の上隅部を示す説明図である。
以下、本発明を実施するための形態につき説明する。
図1は、本発明に係る詰替え用包装袋の一例を示す説明図である。詰替え用包装袋1は、自立性包装袋の一例を示している。上隅部に、外方向に注出用ノズル8を有する詰替え用包装袋である。表裏二枚の積層シート2,3と底テープ4からなっている。表裏の積層シート2,3と底テープ4は、可撓性を有したシートである。表裏二枚の積層シート2,3の下部の間に底テープ4を折り畳みながら挿入し、底部をシールし底シール部5、両サイドをシールしサイドシール部6,6をそれぞれ形成したものである。注出用ノズル8は、先端シール部9と上側シール部10と下側シール部11からなり、上側シール部10は、先端シール部9および天部の開口部14へと連接されている。また下側シール部11は、先端シール部9および左側のサイドシール部6へと連接されている。
注出用ノズル8は、先端シール部9と上側シール部10と下側シール部11とから形成されている。先端シール部9と上側シール部10との境界に注出用ノズル8を開封するための開封開始部となるV字形切り口20が形成され、切り口先端部21はR形状で形成されている。また、切り口先端部21は、注出用ノズルを開封するための切断誘導線23と連接されている。切断誘導線は、複数本形成されている.
図2は、図1の上隅部12を示す説明図である。さらに詳しくV字形切り口20を説明する。V字形切り口20は、上側シール部10と先端シール部9との境界に形成され、切り口先端部21は、曲率半径Rが0.8mmで形成されている。V字形切り口は、一枚のトムソン刃を用いて形成されている。
図3は、本発明のV字形トムソン刃の一例を示す説明図である。一枚のトムソン刃45をV字形に折り曲げ、切り口先端部をR形状にしている。特に、切り口先端部21を曲率半径Rが0.8mmに形成している。切り口先端部は、曲率半径Rが0.8mmに形成されることで、鋭角であり、かつ切り口先端部に破損部が生じることはない。また、切り口先端部21には、注出用ノズルを開封するための切断誘導線23が複数連接されているために、開封開始部のV字形切り口から引き裂き、切断誘導線に沿って注出用ノズルを開封
することができる。
図4は、V字形切り口の積層シートの断面の一例を示す説明図である。図4−1では、少なくとも、印刷層32を有する基材層31とシーラント層34とが接着層33を介して積層されている積層シート30の一例を示している。右端縁はV字形切り口の切り口先端部を示し、切り口22を示している。切り口22が、曲率半径Rが0.8mmで形成されているために、先端部で印刷層32の剥がれなどの破損部が生じることがなく、外観がよいものが得られる。また、切り口22には、切断誘導線を形成するハーフカット部24が連接されている。ハーフカット部24は、基材層31を貫通しシーラント層34に達するようにハーフカットで形成されている。また、図4−2では、印刷層32を有する基材層31とアルミニウム蒸着層を有するフィルム35とシーラント層34が接着層33を介して積層されている積層シート30の一例を示している。先端部の切り口22で印刷層32やアルミニウム蒸着層36の剥がれなどの破損部が生じることがなく、外観がよいものが得られる。ハーフカット部24は、基材層31、アルミニウム蒸着層を有するフィルム35、を貫通しシーラント層34に達するようにハーフカットで形成されている。切り口22を開封開始部として切断誘導線に沿って引き裂くことができ、注出用ノズルを開封することができる。
さらに、本発明を実施するための形態につき詳しく説明する。
本発明の詰替え用包装袋1は、内容物の容量やデザインにより、自立性包装袋の他に、三方シールタイプの包装袋やガゼットタイプの包装袋などにも可能である。包装袋の上隅部に外方向に注出用ノズルを有し、V字形切り口を形成したものであれば可能である。
基材層31としては、プラスチックフィルム、紙、不織布などが使用できる。プラスチックフィルムとしては、ポリエステルフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィルム、ナイロンフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリアクリルニトリルフィルム、ポリイミドフィルムなどが挙げられる。機械的強度や寸法安定性を有するものであれば、特に限定されない。特に二軸延伸されたフィルムが好ましい。また、これらのフィルムにアルミニウム蒸着層を設けたものでもよい。
紙としては、上質紙、片アート紙、コート紙、キャストコート紙、模造紙などを用いることができる。機械的強度や製袋適正から適宜決めればよい。
また、基材層31には、必要に応じて適宜印刷層を設けることができる。印刷層32としては、ウレタン系、アクリル系、ニトロセルロース系、ゴム系などのバインダー樹脂に各種顔料、体質顔料および可塑剤、乾燥剤、安定剤などを添加されてなるインキにより構成される層である。この印刷層により、文字、絵柄などを形成することができる。印刷方法としては、例えば、オフセット印刷、グラビア印刷、フレキソ印刷、シルクスクリーン印刷、インクジェット印刷などの公知の印刷方法を用いることができる。また基材層の表面を、予め前処理としてコロナ処理またはオゾン処理を施すことにより、印刷層の密着性を向上させることができる。
シーラント層34としては、ポリオレフィン系樹脂が一般的に使用され、具体的には、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)、エチレン−メタクリル酸共重合体(EMAA)、エチレン−アクリル酸エチル共重合体(EAA)、アイオノマー、ポリプロピレンなどのポリオレフィン系樹脂からなるフィルムが使用できる。これらの樹脂を押出し機により製膜して可能である。単層または複層でもよい。フィルムの厚みとしては、10〜100μmの範囲であることが好ましく、15〜70μmの範囲であればより好ましい
接着層33としては、ドライラミネート用接着剤が使用できる。例えば、二液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエステルウレタン系接着剤、ポリエーテルウレタン系接着剤、アクリル系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリアミド系接着剤、エポキシ系接着剤などを使用することができる。貼り合わせ方法としては、ドライラミネート法にて可能である。
また、積層シートの諸物性を向上する必要があれば、例えば、積層シートの剛性、落下強度や突き刺し強度などを向上させる場合は、中間層を設けることも可能である。
中間層としては、例えば、落下強度や突き刺し強度などを向上させるには、ナイロンフィルムや、ポリエチレンテレフタレートフィルムなどを使用することができ、また、水蒸気バリア性を向上させるには、アルミニウム箔、アルミニウム蒸着ポリエステルフィルム、無機酸化物蒸着ポリエステルフィルムなどを使用することができる。また、美粧性を向上させるには、アルミニウム蒸着層を有したフィルムを使用することができる。また、中間層を積層するには、接着層を介してドライラミネート法にて貼り合わせることができる。
無機酸化物としては、酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化カルシュウム、酸化カリウム、酸化錫、酸化ナトリウム、酸化ホウ素、酸化チタン、酸化鉛、酸化ジルコニウム、酸化イットリウムなどの金属の酸化物が使用できる。中でも生産性、価格面から酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウムなどが好ましい。
V字形切り口は、一枚のトムソン刃を折り曲げ、切り口先端部を曲率半径Rが0.8mmにすることで、切り口先端部に破損部がないものを得ることができる。外観のよいものが得られる。切り口先端部を曲率半径Rが0.8mmより小さいと、折り曲げが難しく、かつ打抜き時に刃が折れたりする問題がある。また、曲率半径Rが0.8mmより大きくなると、切り口先端部からの引き裂き性が落ちる方向にいく。よって、曲率半径Rが0.8mmで作成することで、一枚の刃で折り曲げが可能で、かつ打抜きによる先端部に破損部がないものが得られる。例えば、トムソン刃は、一般的に用いられている、厚さ0,7mmを用い、刃先形状は、センター刃、刃先角度は30°、43°でも可能であり、また、刃先形状が、片切り刃、刃先角度58°でも可能である。トムソン刃を用いて打抜き加工機によりV字形切り口を形成することができる。通常は、包装袋の外形の打抜き加工時に同時に打抜きしてもよく、また外形の打抜き後、別途工程で行うことも可能である。またトムソン刃を用いないで、プレス金型に抜き刃を具備した金型を使用しても可能である。
また、切断誘導線23は、表裏積層シートに連続して設けたハーフカット部から形成されている。切断誘導線の深さは、基材層を貫通させシーラント層の表面までハーフカットし形成する。また、積層シートに中間層を積層した場合は、基材層と中間層を貫通させシーラント層の表面までハーフカットし形成する。切断誘導線は、V字形切り口の先端部から連接され、抽出用ノズルを横断して形成されているために、注出用ノズルを開封する際は、先端シール部と上側シール部とを摘み、切り口先端部から切断誘導線に沿って引き裂くことで注出口を形成することができる。
切断誘導線23は、トムソン刃によって形成する方法や、レーザーによって形成する方法が可能であるが、レーザーによる方法が均一にハーフカットできるので好ましい。なお、切断誘導線は、1本または複数本でも可能である。レーザーの種類としては、炭酸ガスレーザーが好ましい。
本発明の詰替え用包装袋は、V次形切り口の先端部が、曲率半径Rが0.8mmで形成されているために、該切り口の先端部に破損部がなく、外観がよいものが可能である。また、切り口の先端部が切断誘導線に連接されているために、注出用ノズルを手でスムースに開封することができる。
以下、本発明の具体的実施例について説明する。
延伸ナイロンフィルム15μmの内面にグラビアインキを用いて印刷層を設けた。印刷は、グラビア印刷にて行った。
上記ナイロンフィルムの印刷面と、アルミニウム蒸着層を有するポリエステルフィルム12μmを、二液硬化型ウレタン系接着剤を介してドライラミネート法により貼り合わせた。
次いで、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム(LLDPE)100μmを、上記ポリエステルフィルム面に、二液硬化型ウレタン系接着剤を介してドライラミネート法により貼り合わせた。積層シートを作成した。積層シートの層構成は、延伸ナイロンフィルム/印刷層/接着剤/アルミニウム蒸着層を有するポリエステルフィルム/接着剤/直鎖状低密度ポリエチレンフィルムになる。
次いで、この積層シートを、表裏二枚の積層シートと底テープに所定の幅でスリットし、表裏二枚の積層シートの所望の位置に炭酸ガスレーザーにより、切断誘導線を3本形成した。次いで製袋機上で底テープを表裏二枚の積層シートの下部の間に挟み込んで、底部と両サイドをシールして、それぞれ底シール部、サイドシール部を形成した。次いで、天部をシールして天シール部を形成した。内容量360mlの自立性包装袋を形成した。この際、トムソン刃を用い、打抜き加工機を用いて、左側上隅部に、図1に示すように、先端シール部と上側シール部と下側シール部で形成した注出用ノズルを形成した。また、先端シール部と上側シール部との境界に、注出用ノズルを開封するV字形切り口を形成し、該切り口先端部を曲率半径Rが0.8mmに形成した。予め形成した切断誘導線は、切り口先端部と連接し、注出用ノズルを横断して形成された。
以下に、本発明の比較例について説明する。
<比較例1>
切り口先端部をR形状なし、即ち、図6に示すような従来のトムソン刃を用いた方式で形成した以外は、実施例1と同様に行い自立性包装袋を作成した。
<評価方法1>
打抜き加工時に、切り口先端部での積層シートの剥がれなどの破損部の有無を確認した。自立性包装袋をそれぞれ100袋評価した。100袋中、破損部がないを○とした。100袋中、1袋でも破損部がありを×とした。
評価結果を表1に示す。
Figure 2015147582
切り口先端部を、曲率半径Rが0.8mmにすることにより、打抜き加工時に、積層シートの層間で剥がれなどの破損部がなく、外観が良好であった。しかし、切り口先端部が、R形状なしのものは、3袋に破損部が観られた。
<評価方法2>
切断誘導線の引き裂き性を引っ張り試験機により評価した。先端シール部と上側シール部をそれぞれ治具で摘み、切断誘導線に沿って引っ張り、切断誘導線が引き裂かれた時の引っ張り強度(N)を測定した。サンプル数をそれぞれ7袋で行った。
評価結果を表2に示す。
Figure 2015147582
切り口先端部が、曲率半径Rが0.8mm、R形状がないものでも、引っ張り強度の差がなく、切断誘導線をスムースに引き裂き注出用ノズルを開封できた。注出口を形成できた。
1・・・詰替え用包装袋
2・・・表積層シート
3・・・裏積層シート
4・・・底テープ
5・・・底シール部
6・・・サイドシール部
7・・・開口部
8・・・注出用ノズル
9・・・先端シール部
10・・上側シール部
11・・下側シール部
12・・上隅部
20・・V字形切り口
21・・切り口先端部
22・・切り口
23・・切断誘導線
24・・ハーフカット部
30・・積層シート
31・・基材層
32・・印刷層
33・・接着層
34・・シーラント層
35・・アルミニウム蒸着層を有するフィルム
36・・アルミニウム蒸着層
37・・剥がれ部
38・・破損部
40・・隙間
45・・トムソン刃
50・・従来の詰替え用包装袋

Claims (4)

  1. 上隅部に、外方向に注出用ノズルを有する詰替え用包装袋において、
    前記注出用ノズルが、先端シール部と上側シール部と下側シール部とから形成され、
    前記先端シール部と前記上側シール部との境界に、前記注出用ノズルを開封するための開始部であるV字形切り口が形成され、
    前記V字形切り口の切り口先端部が、R形状で形成されていることを特徴とする詰替え用包装袋。
  2. 前記R形状が、曲率半径Rが0.8mmであることを特徴とする請求項1記載の詰替え用包装袋。
  3. 前記V字形切り口が、一枚のトムソン刃を用いて形成されていることを特徴とする請求項1または2記載の詰替え用包装袋。
  4. 前記切り口先端部が、注出用ノズルを横断する切断誘導線と連接されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の詰替え用包装袋。
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