JP2015146221A - 光情報再生装置および光情報再生方法 - Google Patents

光情報再生装置および光情報再生方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015146221A
JP2015146221A JP2014018503A JP2014018503A JP2015146221A JP 2015146221 A JP2015146221 A JP 2015146221A JP 2014018503 A JP2014018503 A JP 2014018503A JP 2014018503 A JP2014018503 A JP 2014018503A JP 2015146221 A JP2015146221 A JP 2015146221A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical information
reproduction
image
defect
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014018503A
Other languages
English (en)
Inventor
和幸 田島
Kazuyuki Tajima
和幸 田島
悠介 中村
Yusuke Nakamura
悠介 中村
純也 飯塚
Junya Iizuka
純也 飯塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi LG Data Storage Inc
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Original Assignee
Hitachi LG Data Storage Inc
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi LG Data Storage Inc, Hitachi Consumer Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi LG Data Storage Inc
Priority to JP2014018503A priority Critical patent/JP2015146221A/ja
Publication of JP2015146221A publication Critical patent/JP2015146221A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

【課題】光検出部及びレンズをはじめとする光学系に起因する再生画像の欠陥を補償して、信頼性の高い光情報再生装置を提供する。【解決手段】光情報再生装置の光検出部325が取得した画像信号データに係る複数枚の画像を合成して、光学系に起因する再生画像の欠陥を補償する。光学系の欠陥の位置を予め記憶する103。読取られた画像信号データの復号が不良である場合には、記憶した欠陥の位置情報に基づいてレンズをはじめとする光学部品を移動し、光検出器に照射される光の位置を移動する104。光学部品の移動前及び移動後に取得した複数枚分の画像信号データを合成して、再生画像の欠陥を補償する105。【選択図】図10

Description

本発明は、ホログラフィを用いて光情報記録媒体から情報を再生する光情報再生装置および光情報再生方法に関する。
現在、青紫色半導体レーザを用いた、Blu−ray Disc(登録商標)規格により、民生用においても50GB程度の記録容量を持つ光ディスクの商品化が可能となってきた。今後の光ディスクでは、100GB〜1TBというHDD(Hard Disk Drive)と同程度までの大容量化が望まれる。
しかしながら、このような超高密度を光ディスクで実現するためには、短波長化と対物レンズ高NA化による高密度化技術とは異なる、新しい方式による高密度化技術が必要である。次世代のストレージ技術に関する研究が行われる中、ホログラフィを利用してデジタル情報を記録するホログラム記録技術が注目を集めている。
特許文献1には、「参照光をホログラム記録媒体に照射する参照光照射部と、媒体に書き込むべきページデータに対応した空間情報を用いて変調した情報光を生成する空間変調部と、参照光を照射する領域と同一の領域に情報光を照射する情報光照射部と、参照光を媒体に照射することによって生成された再生光を受光する光検出部と、既知ページデータを予め記憶した既知データ記憶部と、既知ページデータに対応した空間情報を用いて既知ページデータを媒体に書込んだ後、媒体に書込んだ既知ページデータを読み出して、光検出部等の欠陥位置を調査する欠陥調査部と、検出された欠陥位置の情報を用いて、再生光に含まれる欠陥位置のデータを復元再生する再生制御部とを備えたことを特徴とする。」と記載されている。
特開2006−236536号公報
ホログラム記録技術とは、空間光変調器により2次元的に変調されたページデータの情報を有する信号光を、記録媒体の内部で参照光と重ね合わせ、その時に生じる干渉縞パターンによって記録媒体内に屈折率変調を生じさせることで、情報を記録媒体に記録する技術である。
情報の再生時には、記録時に用いた参照光を記録媒体に照射すると、記録媒体中に記録されているホログラムが回折格子のように作用して回折光を生じる。この回折光が記録した信号光と位相情報を含めて同一の光として再生される。
再生された信号光は、CMOSやCCDなどの光検出器を用いて2次元的に高速に検出される。このようにホログラム記録技術は、1つのホログラムによって2次元的な情報を一気に光記録媒体に記録し、さらにこの情報を再生することを可能とするものであり、そして、記録媒体のある場所に複数のページデータを重ね書きすることができるため、大容量かつ高速な情報の記録再生を果たすことができる。
ところで、光検出部や光学部品の欠陥に起因する再生画像の欠陥が許容できない範囲であった場合、光情報記録媒体に記録されたデータが復号できなくなるといった課題があった。
しかし、特許文献1では、検出した欠陥位置情報をもとに誤り訂正を行うことで欠陥部の情報を復元するが、再生画像の欠陥が誤り訂正能力の範囲を超えた場合に記録されたデータが復号できなくなることを考慮していない。また、特許文献1では、検出した欠陥位置情報をもとにページデータを並び替えて記録することによって欠陥部を回避するが、記録後に生じた欠陥部は回避することができず、欠陥部の大きさによってはページデータの並び替えによって回避することができない。
そこで本発明の目的は、光検出部及び光学部品の欠陥に起因して再生画像に欠陥が生じた場合でも、記録された情報を再生可能な信頼性の高い光情報再生装置を提供することにある。
上記課題は、たとえば、特許請求の範囲に記載の発明により解決される。
本発明によれば、光検出部及び再生に関わる光学部品に生じた欠陥に起因して再生画像に欠陥が生じた場合でも、記録された情報を再生可能な信頼性の高い光情報再生装置を提供することができる。
一実施例における光情報記録再生装置を示すブロック図。 一実施例における光情報記録再生装置のピックアップの構成を示す第1の概略図。 一実施例における光情報記録再生装置のピックアップの構成を示す第2の概略図。 一実施例における光情報記録再生装置の第1の動作フロー図。 一実施例における光情報記録再生装置の第2の動作フロー図。 一実施例における光情報記録再生装置の第3の動作フロー図。 一実施例における信号生成回路及び信号処理回路の第1の動作フロー図。 一実施例における信号生成回路及び信号処理回路の第2の動作フロー図。 一実施例における光情報記録再生装置の信号生成回路を示すブロック図。 一実施例における光情報記録再生装置の信号処理回路を示すブロック図。 一実施例における光検出器の欠陥検出を示す概念図。 一実施例における光検出器欠陥位置を示す概念図。 一実施例における光情報記録再生装置の欠陥補償に係る図。 一実施例における欠陥補償時の信号処理回路の動作フロー図。 一実施例における欠陥補償回路を示すブロック図。 一実施例における光検出器の欠陥位置に係る概念図。 一実施例における再生光の位置移動を示すピックアップの第1の概略図。 一実施例における再生光の位置移動を示すピックアップの第2の概略図。 一実施例における再生光の位置移動を示すピックアップの第3の概略図。 一実施例における再生光の位置移動を示すピックアップの第4の概略図。 一実施例における再生光の位置移動の前に取得した画像データを示す概念図。 一実施例における再生光の位置移動の後に取得した画像データを示す概念図。 一実施例における複数の再生画像による欠陥補完を示す概念図。 一実施例における欠陥補償時の信号処理回路の動作フロー図。 一実施例における光情報記録再生装置の欠陥補償に係る図。 一実施例における欠陥補償時の信号処理回路の動作フロー図。 一実施例における光情報記録再生装置の欠陥補償に係る図。 一実施例における欠陥補償回路を示すブロック図。 一実施例における光検出器の欠陥の検出を示す概念図。 一実施例における欠陥補償時の信号処理回路の動作フロー図。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
本発明の実施形態を添付図面にしたがって説明する。
図1は、本実施例における光情報記録再生装置10を示すブロック図であり、該光情報記録再生装置10は、ホログラフィを利用してデジタル情報を記録および/または再生する。
光情報記録再生装置10は、入出力制御回路90を介して外部制御装置91と接続されている。情報信号を記録する場合には、光情報記録再生装置10は外部制御装置91から記録する情報信号を入出力制御回路90を介して受信する。再生する場合には、光情報記録再生装置10は再生した情報信号を入出力制御回路90を介して外部制御装置91に送信する。
光情報記録再生装置10は、ピックアップ11、再生用参照光光学系12、キュア光学系13、ディスク回転角度検出用光学系14、及び回転モータ50を備えており、光情報記録媒体1は回転モータ50によって回転可能である。
ピックアップ11は、参照光と信号光を光情報記録媒体1に照射して、ホログラフィを利用してデジタル情報を記録媒体に記録する。この際、記録する情報信号はコントローラ89によって信号生成回路86を介してピックアップ11内の空間光変調器に送られ、信号光は空間光変調器によって変調される。
光情報記録媒体1に記録した情報を再生する場合は、ピックアップ11から出射された参照光を記録時とは逆の向きに光情報記録媒体に入射させる光波を再生用参照光光学系12が生成する。再生用参照光によって再生される再生光をピックアップ11内の後述する光検出器によって検出し、信号処理回路85が信号を再生する。
光情報記録媒体1に照射する参照光と信号光の照射時間は、ピックアップ11内のシャッタの開閉時間をコントローラ89によってシャッタ制御回路87を介して制御することで調整できる。
キュア光学系13は、光情報記録媒体1のプリキュアおよびポストキュアに用いる光ビームを生成する役割を果たす。プリキュアとは、光情報記録媒体1内の所望の位置に情報を記録する際、所望位置に参照光と信号光を照射する前に予め所定の光ビームを照射する前工程である。ポストキュアとは、光情報記録媒体1内の所望の位置に情報を記録した後、該所望の位置に追記不可能とするために所定の光ビームを照射する後工程である。
ディスク回転角度検出用光学系14は、光情報記録媒体1の回転角度を検出するために用いられる。光情報記録媒体1を所定の回転角度に調整する場合は、ディスク回転角度検出用光学系14が回転角度に応じた信号を検出し、検出された信号を用いてコントローラ89がディスク回転モータ制御回路88を介して光情報記録媒体1の回転角度を制御する事が出来る。
光源駆動回路82からは所定の光源駆動電流がピックアップ11、キュア光学系13、ディスク回転角度検出用光学系14内の光源に供給され、各々の光源からは所定の光量で光ビームを発光することができる。
また、ピックアップ11、そして、ディスクキュア光学系13は、光情報記録媒体1の半径方向に位置をスライドできる機構が設けられており、アクセス制御回路81を介して位置制御がおこなわれる。
ところで、ホログラフィの角度多重の原理を利用した記録技術においては、参照光角度のずれに対する許容誤差が極めて小さくなる傾向がある。
したがって、ピックアップ11内に、参照光角度のずれ量を検出する機構を設けて、サーボ信号生成回路83にてサーボ制御用の信号を生成し、サーボ制御回路84を介して該ずれ量を補正するためのサーボ機構を光情報記録再生装置10に備えることが必要となる。
また、ピックアップ11、キュア光学系13、ディスク回転角度検出用光学系14は、いくつかの光学系構成または全ての光学系構成をひとつに纏めて簡素化しても構わない。
図2は、本実施例における光情報記録再生装置10のピックアップ11を示す第1の概略図であり、基本的な光学系構成の一例における記録原理を示したものである。光源301を出射した光ビームはコリメートレンズ302を透過し、シャッタ303に入射する。シャッタ303が開いている時は、光ビームはシャッタ303を通過した後、例えば2分の1波長板などで構成される光学素子304によってp偏光とs偏光の光量比が所望の比になるように偏光方向が制御された後、PBS(Polarization Beam Splitter)プリズム305に入射する。
PBSプリズム305を透過した光ビームは、信号光306として働き、ビームエキスパンダ308によって光ビーム径が拡大された後、位相マスク309、リレーレンズ310、PBSプリズム311を透過して空間光変調器312に入射する。
空間光変調器312によって情報が付加された信号光は、PBSプリズム311で反射され、リレーレンズ313ならびに空間フィルタ314を伝播する。その後、信号光は対物レンズ315によって光情報記録媒体1に集光される。
一方、PBSプリズム305で反射された光ビームは参照光307として働き、偏光方向変換素子316によって記録時または再生時に応じて所定の偏光方向に設定された後、ミラー317ならびにミラー318を経由してガルバノミラー319に入射する。ガルバノミラー319はアクチュエータ320によって角度を調整可能のため、レンズ321とレンズ322を通過した後に光情報記録媒体1に入射する参照光の入射角度を、所望の角度に設定することができる。なお、参照光の入射角度を設定するために、ガルバノミラーに代えて、参照光の波面を変換する素子を用いても構わない。
このように、信号光と参照光とを光情報記録媒体1において、互いに重ね合うように入射させることで、記録媒体内には干渉縞パターンが形成され、このパターンを記録媒体に書き込むことで情報を記録する。また、ガルバノミラー319によって光情報記録媒体1に入射する参照光の入射角度を変化させることができるため、角度多重による記録が可能である。
以降、同じ領域に参照光角度を変えて記録されたホログラムにおいて、1つ1つの参照光角度に対応したホログラムをページと呼び、同領域に角度多重されたページの集合をブックと呼ぶことにする。
図3は、本実施例における光情報記録再生装置10のピックアップ11を示す第2の概略図であり、基本的な光学系構成の一例における再生原理を示したものである。記録した情報を再生する場合は、前述したように参照光を光情報記録媒体1に入射し、光情報記録媒体1を透過した光ビームを、アクチュエータ323によって角度調整可能なガルバノミラー324にて反射させることで、その再生用参照光を生成する。
この再生用参照光によって再生された再生光は、対物レンズ315、リレーレンズ313ならびに空間フィルタ314を透過する。その後、再生光はPBSプリズム311を透過して光検出器325に入射され、記録した信号を再生することができる。光検出器325としては例えばCMOSイメージセンサーやCCDイメージセンサーなどの撮像素子を用いることができるが、ページデータを再生可能であれば、どのような素子であっても構わない。
図4A乃至図4Cは、本実施例における光情報記録再生装置10の第1乃至第3の動作フロー図である。ここでは、特にホログラフィを利用した記録再生に関するフローを説明する。
図4Aは、光情報記録再生装置10に光情報記録媒体1を挿入した後、記録または再生の準備が完了するまでの動作フローを、図4Bは準備完了状態から光情報記録媒体1に情報を記録するまでの動作フローを、図4Cは準備完了状態から光情報記録媒体1に記録した情報を再生するまでの動作フローを示す。
図4Aに示すように媒体を挿入すると(401)、光情報記録再生装置10は、例えば挿入された媒体がホログラフィを利用してデジタル情報を記録または再生する媒体であるか否かに関するディスク判別を行う(402)。
ディスク判別の結果、ホログラフィを利用してデジタル情報を記録または再生する光情報記録媒体であると判断されると、光情報記録再生装置10は光情報記録媒体1に設けられたコントロールデータを読み出し(403)、例えば光情報記録媒体1に関する情報や、例えば記録や再生時における各種設定条件に関する情報を取得する。
コントロールデータに応じた各種調整やピックアップ11に関わる学習処理(404)を行うことにより、光情報記録再生装置10は、記録または再生の準備が完了する(405)。
準備完了状態から情報を記録するまでの動作フローは図4Bに示すように、まずコントローラ89は、記録するデータを外部制御装置91から受信して(411)、該データに応じた情報をピックアップ11内の空間光変調器312に送る。
その後、光情報記録媒体に高品質の情報を記録できるように、必要に応じて例えば光源301のパワー最適化やシャッタ303による露光時間の最適化等の、各種記録用学習処理を事前に行う(412)。
その後、コントローラ89は、シーク動作(413)ではアクセス制御回路81を制御して、ピックアップ11ならびにキュア光学系13の位置を光情報記録媒体1に対する所定の位置に位置づけする。
光情報記録媒体1がアドレス情報を持つ場合には、アドレス情報を再生し、目的の位置に位置づけされているか確認し、目的の位置に配置されていなければ、所定の位置とのずれ量を算出し、再度位置づけする動作を繰り返す。
その後、コントローラ89はキュア光学系13から出射する光ビームを用いて所定の領域をプリキュアし(414)、ピックアップ11から出射する参照光と信号光を用いてデータを記録する(415)。
データを記録した後は、キュア光学系13から出射する光ビームを用いてポストキュアを行う(416)。必要に応じてデータをベリファイしても構わない。
準備完了状態から記録された情報を再生するまでの動作フローは、図4Cに示すように、まずシーク動作(421)で、コントローラ89はアクセス制御回路81を制御して、ピックアップ11ならびに再生用参照光光学系12の位置を光情報記録媒体1に対する所定の位置に位置づけする。
光情報記録媒体1がアドレス情報を持つ場合には、アドレス情報を再生し、目的の位置に位置づけされているか確認し、目的の位置に配置されていなければ、所定の位置とのずれ量を算出し、再度位置づけする動作を繰り返す。
その後、ピックアップ11から参照光を出射し、光情報記録媒体に記録された情報を読み出して再生し(422)、再生データを外部制御装置91に送信する(423)。
図5Aと図5Bは、本実施例における信号生成回路86及び信号処理回路85の動作フロー図である。図5Aは、入出力制御回路90において記録データ受信した(図4Bの411)後、空間光変調器312で2次元データに変換するまでの、信号生成回路86での記録データ処理フローを示す。図5Bは、光検出器325で2次元データを検出後、入出力制御回路90における再生データ送信処理(図4Cの423)までの信号処理回路85での再生データ処理フローを示している。
図5Aを用いて記録時のデータ処理について説明する。入出力制御回路90がユーザデータを受信(501)すると、信号生成回路86が複数のデータ列に分割、再生時エラー検出が行えるように各データ列をCRC化(502)し、オンピクセル数とオフピクセル数をほぼ等しくし、同一パターンの繰り返しを防ぐことを目的にデータ列に擬似乱数データ列を加えるスクランブル(503)を施す。
その後、再生時エラー訂正が行えるようにリード・ソロモン符号等の誤り訂正符号化(504)を行う。次にこのデータ列をM×Nの2次元データに変換し、それを1ページデータ分繰返すことで1ページ分の2次元データ(505)を構成する。
このように構成した2次元データに対して再生時の画像位置検出や画像歪補正での基準となるマーカーを付加(506)し、ピックアップ11が有する空間光変調器312にデータを転送(507)する。
次に、図5Bを用いて再生時のデータ処理フローについて説明する。
ピックアップ11が有する光検出器325で検出された画像データが、信号処理回路85に転送(511)される。信号処理回路85は、この画像データに含まれるマーカーを基準に画像位置を検出(512)し、画像の傾き、倍率、ディストーションなどの歪みを補正(513)した後、2値化処理(514)を行い、マーカーを除去(515)することで1ページ分の2次元データを取得(516)する。このようにして得られた2次元データを複数のデータ列に変換した後、誤り訂正処理(517)を行い、パリティデータ列を取り除く。
次に、スクランブル解除処理(518)を施し、CRCによる誤り検出処理(519)を行ってCRCパリティを削除した後に、ユーザデータを入出力制御回路90から外部制御装置91に送信(520)する。
図6は、本実施例における光情報記録再生装置10の信号生成回路86を示すブロック図である。
出力制御回路90にユーザデータの入力が開始されると、入出力制御回路90は、コントローラ89にユーザデータの入力が開始されたことを通知する。コントローラ89は、本通知を受け、信号生成回路86に入出力制御回路90から入力される1ページ分のデータを記録処理するよう命ずる。コントローラ89からの処理命令は、制御用ライン608を経由し、信号生成回路86内サブコントローラ601に通知される。本通知を受け、サブコントローラ601は、各信号処理回路を並列に動作させるよう制御用ライン608を介して各信号処理回路の制御を行う。
まず、サブコントローラ601は、メモリ制御回路603に、データライン609を介して入出力制御回路90から入力されるユーザデータをメモリ602に格納するよう制御する。メモリ602に格納されたユーザデータが、ある一定量に達すると、CRC演算回路604でユーザデータをCRC化する制御を行う。
次に、CRC化されたデータに、スクランブル回路605で擬似乱数データ列を加えるスクランブル化を施し、誤り訂正符号化回路606でパリティデータ列を加える誤り訂正符号化する制御を行う。
最後に、ピックアップインターフェース回路607にメモリ602から誤り訂正符号化したデータを空間光変調器312における2次元データの並び順で読み出させ、再生時に基準となるマーカーを付加した後、ピックアップ11内の空間光変調器312に2次元データを転送する。
図7は、本実施例における光情報記録再生装置10の信号処理回路85を示すブロック図である。
コントローラ89は、ピックアップ11が有する光検出器325が画像データを検出すると、信号処理回路85にピックアップ11から入力される1ページ分のデータを再生処理するよう命ずる。コントローラ89からの処理命令は、制御用ライン711を経由し、信号処理回路85のサブコントローラ701に通知される。本通知を受け、サブコントローラ701は各信号処理回路を並列に動作させるよう制御用ライン711を介して各信号処理回路の制御を行う。
まず、サブコントローラ701は、メモリ制御回路703に、データライン712を介して、ピックアップ11からピックアップインターフェース回路710を経由して入力される画像データを、メモリ702に格納するよう制御する。メモリ702に格納されたデータがある一定量に達すると、画像位置検出回路709がメモリ702に格納された画像データからマーカーを検出して有効データ範囲を抽出する制御を行う。
次に、検出されたマーカーを用いて画像歪み補正回路708で、画像の傾き、倍率、ディストーションなどの歪み補正を行い、画像データを期待される2次元データのサイズに変換する制御をする。サイズ変換された2次元データを構成する複数ビットの各ビットデータを、2値化回路707において“0”と“1”に2値化し、メモリ702に再生データの出力の並びでデータを格納する制御を行う。
次に、誤り訂正回路706は各データ列に含まれる誤りを訂正し、スクランブル解除回路705は擬似乱数データ列を加えたスクランブルを解除した後、CRC演算回路704はメモリ702のユーザデータに誤りが含まれないことを確認する。その後、入出力制御回路90にメモリ702からユーザデータを転送する。
ここで、以上で説明した本実施例の光情報記録再生装置において、本実施例の特徴である再生画像の欠陥補償について説明する。この欠陥補償は、再生画像が復号できないと判断する場合、記憶しておいた欠陥を避けるように光検出器における再生光位置を移動させた後、再度再生画像を取得し、移動前後の複数枚の画像から欠陥を補完するものである。この欠陥補償方法について図8〜図16を用いて詳細に説明する。
図8は、本実施例における光検出器325の欠陥検出を示す概念図である。
まず、記録時のデータ処理で、オンピクセル数とオフピクセル数をほぼ等しくし、同一パターンの繰り返しを防ぐことを目的にデータ列に擬似乱数データ列を加えたスクランブル(図5A、803)が施された記録データを、複数ページ再生して光検出器325の各ピクセル値の平均をとる。こうすることで、ピクセル平均値は、オンピクセルとオフピクセルの中間値になると期待される。
しかしながら、図8に示すように光検出器325に明欠陥801があった場合には、該当するピクセル値811の平均はオンピクセルの値とほぼ等しくなり、暗欠陥802に対しては、該当するピクセル値912の平均はオフピクセルの値とほぼ等しくなる。
したがって、複数ページを連続再生し、光検出器325の各ピクセルの平均値をとることで、光検出器325の明欠陥801と暗欠陥802をそれぞれ探し出すことが可能となる。
図9は、本実施例における光検出器325の欠陥検出を示す概念図、図10は、本実施例における光情報記録再生装置10の欠陥補償に係る図である。
光検出器の欠陥検出処理は、例えば図4Aに示す学習処理404のタイミングに行う。検出した欠陥位置は、例えば図9のように示され、図10の欠陥位置記憶回路103に記憶される。
ここでは光検出器の欠陥位置検出について説明したが、光検出器の欠陥だけでなく光路中のゴミやほこり等固定的な要因で生じる光検出器上の欠陥位置も検出することができる。
次に、検出した欠陥位置情報を用いて画像の欠陥補償を実施する。画像の欠陥補償について図11と図12を用いて説明する。
図11は、本実施例における欠陥補償時の信号処理回路85の動作フロー図である。
まず、所定のページを再生するための再生光326を光検出器325が検出し(511)、検出された信号に基づいて画像位置検出を行い(512)、検出された信号は画像歪み補正回路708に入力されて画像歪みを補正され(513)、画像歪みを補正された再生画像は画像欠陥補償回路105に入力される。
図12は、一実施例における欠陥補償回路105を示すブロック図である。画像欠陥補償回路105は、画像歪み補正回路708の出力である画像歪みを補正された再生画像を、画像記憶回路1201に記憶し(1101)、また画像合成回路1203に入力する。初期状態ではスイッチ1202が開いているため、画像合成回路1203に入力した再生画像がそのまま誤り訂正回路706に入力されて、誤り訂正処理を施される(514)。
その後、欠陥補償制御回路101は欠陥補償の必要性の有無を判定する(1102)。欠陥補償の必要有無の判定基準として誤り訂正後のユーザデータに含まれる誤りの情報を用いる。
誤り訂正後のユーザデータに、誤りが含まれていない場合には、欠陥補償制御回路101は欠陥補償の必要は無いと判定し(1102のNo)、光情報記録再生装置10は誤り訂正処理後の再生画像を、入出力制御回路90を介して外部制御装置91に出力する(520)。
一方、誤りが含まれている場合には、欠陥補償制御回路101は欠陥補償の必要が有ると判定し(1102のYes)、スイッチ1202を閉じ、コントローラ89と再生光位置制御量算出回路102にリトライ処理を必要とする旨を通知する。
このとき、再生光326の光路中や光検出器325上に生じたほこり、傷や製造時に生じた欠陥等の固定的な要因に起因する再生画像の欠陥を補償するためには、再生光326の光路及び光検出器325上の再生光位置を移動させる必要がある。再生光位置制御量は、欠陥位置記憶回路103から再生光位置制御量算出回路102に欠陥位置情報を入力することで算出される。
図13を用いて再生光位置制御量を算出する方法の一例を説明する。図13は、一実施例における光検出器325の欠陥位置に係る概念図であり、欠陥位置情報と再生画像の位置関係を示すものである。
光検出器325の欠陥によって発生する再生画像情報における欠陥(図13中a、b)のうち、X方向のサイズが最大である欠陥のX方向のサイズ(図13におけるaのX方向サイズ)と、Y方向のサイズが最大である欠陥のY方向のサイズ(図13におけるbのY方向サイズ)を比較する。二つのサイズの比較でサイズが小さい方向、すなわち、図13におけるaのX方向の欠陥サイズを、再生光検出位置制御量とする。
これにより、欠陥補完をするために必要な、最も小さい再生光位置制御量を算出する(1103)。ここでは最小となる必要再生光位置制御量を求めたが、欠陥部が重なることなく複数枚画像を取得できるのであれば、再生光位置制御量は小さくても、又は、大きくてもよい。また、ここでは再生光位置制御量算出をリトライ処理時に行う例を示したが、欠陥位置を検出し欠陥位置記憶回路103に記憶する際に再生光位置制御量を算出してもよい。
算出した再生光位置制御量106を供給された再生光位置制御回路104は、再生光位置を制御する(1104)。
再生光位置を制御する方法の一例を、図14Aと図14Bを用いて説明する。図14Aと図14Bは、本実施例における再生光の位置移動を示すピックアップ11の第1と第2の概略図である。図14Aで示すように、初期状態では記録媒体1からの再生光326の光軸は対物レンズ315及びリレーレンズ313の中心を通るように設計されている。図14Bで示すように、記録媒体1及び参照光307の角度を変えることにより、対物レンズ315に対する再生光326の光軸の入射角度1401を変化させ、再生光位置を制御する。
なお、再生光326の光軸の入射角度と記録媒体1の角度とを併せて変化させることで、参照光と記録媒体の相対的な角度は変化しないようにしている。このように再生光位置を制御することで、参照光の角度多重方向の再生条件を満たしたまま、光検出部や光学部品の欠陥に起因する再生画像の欠陥を精度よく補完することができる。
ここでは記録媒体1と参照光307の角度を同時に変えたが、記録媒体もしくは参照光の角度だけを変えてもよい。これによって制御対象が減り、処理の簡素化が可能である。
また、記録媒体の角度ではなく、記録媒体の位置をシフトさせることによって再生光位置を制御してもよい。これによって記録媒体のシフトのみで再生光位置を制御することができる為、処理の簡素化が可能である。
なお、記録媒体ではなくリレーレンズ313を移動することで再生光位置を制御してもよい。
図15Aと図15Bを用いてリレーレンズの移動による再生光位置の制御方法を説明する。図15Aと図15Bは、本実施例における再生光の位置移動を示すピックアップ11の第3と第4の概略図である。図15Aで示すように、初期状態では再生光326の光軸はリレーレンズ313の中心を通るように設計されている。図15Bで示すように、リレーレンズ313の位置を移動すると再生光326の光軸はリレーレンズ313の中心を通らなくなるため、再生光326は屈折する。例えばリレーレンズ2301を図面上で左方向に移動した場合には、再生光326の中心はリレーレンズ2301の右寄りを通るため、左に屈折する。
ここで、光検出器325に入射する再生光326は平行光であることが望ましいため、リレーレンズ2302は再生光326を平行光に戻すことができる位置に移動される。空間フィルタ314を中心として、リレーレンズ2301とは反対側にリレーレンズ2302を移動することによって再生光325を平行光とすることができる。
また、以上の構成においてリレーレンズ313を用いて説明しているが、リレーレンズ313の代わりに再生光位置を制御するための光学素子を配置してもよい。これによって光学素子の移動により精度よく再生光位置を制御することが可能となる。また、光学系の構成要素のいずれか又は全てを移動することによって再生光位置を制御してもよい。これによって、精度よく再生光位置を制御することが可能となる。
なお、光源から射出される光の波長を変えることで再生光位置を制御してもよい。これによって記録媒体及び光学部を動かさずに再生光位置を制御できるため、処理の簡素化が可能である。
以上のように算出した再生光位置制御量106に基づき再生光位置を移動した後、コントローラ89はリトライ処理の通知を受け、同一ページに対して再生処理を行う。
位置を移動された再生光326が再び光検出器325で検出され(1105)、画像位置検出を行う(1106)。検出した再生画像を画像歪み補正回路708に入力して画像歪みを補正し(1107)、画像歪みを補正された再生画像を画像欠陥補償回路105に入力する。
画像欠陥補償回路105の画像記憶回路1201には、再生光位置を移動する前に取得した再生画像が記憶されており、また、リトライ時には図12のスイッチ1202は閉じている為、画像合成回路1203では、再生光位置制御前の再生画像(図16A)と再生光位置制御後の再生画像(図16B)を取得する。
図16Aは、本実施例における再生光の位置移動の前に取得した画像データを示す概念図、図16Bは、本実施例における再生光の位置移動の後に取得した画像データを示す概念図である。
この複数枚の再生画像を用いて、再生画像の欠陥部を補完する(1108)。
画像欠陥部の補完方法の一例を、図17を用いて説明する。図17は、一実施例における複数の再生画像による欠陥補完を示す概念図である。
再生光の位置移動前の画像の欠陥部(図17のa)に相当する部分の画像を、再生光の位置移動後の画像から抜き出し(図17のb)、置き換えることで再生画像を補完する。ここでは、再生光の位置移動前の画像の欠陥部を置き換えることで画像を補完しているが、逆に再生光の位置移動後の画像の欠陥部を移動前の画像から抜き出し、置き換えて画像を補完してもよい。
以上の方法を用いて合成した画像を、図10で示す誤り訂正回路706に入力し、誤り訂正処理を行い(1109)、スイッチ1202を開き、誤り訂正処理後の再生画像を入出力制御回路90を通して外部制御装置91に出力する(520)。このとき、再度欠陥補償の必要性を判定し、欠陥補償の必要があればリトライ処理をくり返してもよい。
以上の第一の実施例によれば、光検出部や光学部品の欠陥に起因する再生画像の欠陥を補完することができ、信頼性の高い再生が可能となる。
なお、以上の構成において再生画像の欠陥部だけ置き換えを行っているが、欠陥の生じていない再生画像部分に関して複数画像で対応する画素の平均をとってもよい。これによってノイズ成分を平均化することができる為、信号品質を向上できる。
また、ここでは再生光の位置を移動して再生画像を複数取得したが、再生光の位置を移動せずに取得した複数枚の再生画像を合成することで信号品質を向上させてもよい。
また、光情報記録再生装置10は、歪み補正の精度を向上させる為に空間光変調器よりも多い画素数の光検出器を用いて再生画像を検出するオーバーサンプリングを行ってもよい。この場合、画像歪み補正回路708ではこのオーバーサンプリングした画像を本来の再生画像サイズに変換するリサンプリング処理を行う。このとき、本実施例では画像歪み補正回路708の後に画像欠陥補償105を設けたが、画像歪み補正の前に画像欠陥補償を行ってもよい。画像歪み補正前の再生画像に対して画像欠陥補償を行うことで、より細かい欠陥補償が可能となる。これらは以降の実施例についても同様である。
本実施例が実施例1と異なるのは、欠陥補償判定を行わず、すべてのページの再生画像に対して欠陥補償を実施する点である。前述したように、誤り訂正回路806及び欠陥補償制御回路101によって再生画像の欠陥補償必要性を判定して欠陥補償を行うことで、補償の必要のない場合には欠陥補償処理に伴うリトライ処理の回数を減らし、処理の簡素化が可能となる。しかし、欠陥補償必要性を判定する為には再生画像の誤り訂正を行う必要があり、処理が重くなるという問題点がある。これを鑑みて、本実施例はいかなるページの再生画像に対しても欠陥補償を行うものである。
本実施例の欠陥補償手順について、図10、図12、図18を用いて説明する。図18は、本実施例における欠陥補償時の信号処理回路の動作フロー図である。
ここで、欠陥位置記憶回路103には、前述した光検出器の欠陥検出処理によって光検出器325の欠陥位置及び光路中のごみやほこり等固定的な要因による光検出器上の欠陥位置が記憶されている。
まず、再生光326を光検出器325で検出し(511)、画像位置検出を行い(512)、検出した再生画像を画像歪み補正回路708に入力して画像歪みを補正し(513)、画像歪みを補正した再生画像を画像欠陥補償回路105に入力する。画像欠陥補償回路105の構成は図12に記載している。
画像欠陥補償回路105では、画像歪み補正回路708の出力である画像歪みを補正した再生画像を画像記憶回路1201に記憶し(1101)、画像合成回路1203に入力する。
初期状態ではスイッチ1202が開いているため、欠陥補償制御回路101は、すべてのページの再生画像に対して欠陥補償が行われるよう常にスイッチ1202を閉じ、図10のコントローラ89と再生光位置制御量算出回路102にリトライ処理を必要とする旨を通知する。リトライ処理を必要とする旨を受けコントローラ89は、リトライ処理を制御する。
リトライ処理の構成、動作は、図18のフローチャートの1103〜520に示す処理であり、実施例1のフローチャート図11の1103〜520と重複しているため、説明を省略する。
以上の第2の実施例によれば、すべてのページの再生画像に対して欠陥補償を行うことで信号品質を向上することができる。
本実施例が実施例2と異なるのは、再生光位置を移動せずに複数枚の画像を取得する点である。前述したように、再生光位置を移動して複数画像を取得すると、記録媒体や光学系を制御する必要があり処理が複雑になるという問題点がある。これを鑑みて、本実施例は再生光位置を移動せずに複数画像を取得して合成することで信号品質を向上するものである。
本実施例における欠陥補償手順について図12、図19、図20を用いて説明する。図19は、本実施例における光情報記録再生装置の欠陥補償に係る図、図20は、本実施例における欠陥補償時の信号処理回路の動作フロー図、である。
まず、再生光326を光検出器325で検出し(511)、画像位置検出を行い(512)、検出した再生画像を画像歪み補正回路708に入力して画像歪みを補正し(513)、画像歪みを補正した再生画像を画像欠陥補償回路105に入力する。画像欠陥補償回路105の構成は図12に記載されている。
画像欠陥補償回路105では、画像歪み補正回路708の出力である画像歪みを補正した再生画像を、図12の画像記憶回路1201及び画像合成回路1203に入力する。初期状態ではスイッチ1202が開いている為、欠陥補償制御回路は、スイッチ1202を閉じ、コントローラ89にリトライ処理が必要となる旨を通知する。コントローラ89は、リトライ処理が必要となる旨を受け、同一ページに対して再生処理を行う。
再生光326を再び光検出器325で検出し(1105)、画像位置検出を行う(1106)。検出した再生画像を画像歪み補正回路708に入力して画像歪みを補正し(1107)、画像歪みを補正した再生画像を画像欠陥補償回路105に入力する。
画像欠陥補償回路105の画像記憶回路1201には、リトライ前の再生画像が記憶されており、画像合成回路1203ではリトライ前の画像とリトライ後の再生画像を取得できる。画像合成回路1203において複数枚の再生画像の平均をとることでノイズ成分を平均化することができ、信号品質の向上が可能である。
以上の第3の実施例によれば、再生光位置を移動することなく複数枚の再生画像を取得し合成することで、簡素化した処理で信号品質の向上が可能となる。
本実施例が実施例1と異なるのは、再生画像の誤り訂正結果に基づいて欠陥検出を行う点である。前述したように図4Aの学習処理404で欠陥位置を検出して欠陥位置記憶回路に欠陥位置情報を記憶しておく方法を用いると、学習処理404以降の処理で生じた欠陥を検知することができないという問題点がある。これを鑑みて、本実施例は再生画像復号時の誤り訂正処理において誤りが生じた位置を記憶し、連続して誤りが生じている部分を欠陥として検出するものである。
本実施例における欠陥検出手順について図21乃至図24を用いて説明する。図21は、本実施例における光情報記録再生装置の欠陥補償に係る図、図22は、本実施例における欠陥補償回路を示すブロック図、図23は、本実施例における光検出器の欠陥の検出を示す概念図、そして、図24は、本実施例における欠陥補償時の信号処理回路の動作フロー図である。
再生光326を光検出器325で検出し、画像歪み補正した再生画像を画像欠陥補償回路105に入力する。画像欠陥補償回路105の構成は図22に記載されている。
画像欠陥補償回路105では、画像歪み補正回路708の出力である画像歪みを補正した再生画像を、画像記憶回路1201及び画像合成回路1203に入力する。初期状態ではスイッチ1202が開いているため、画像合成回路1203に入力した再生画像をそのまま誤り訂正回路706に入力し、誤り訂正処理を行う。
誤り訂正回路706において誤り訂正処理を行う際に、誤りの発生した位置を検出して誤り位置記憶回路2101に記憶する(2401)。複数ページデータを再生して誤り位置を連続して記録し、記憶した複数ページデータの誤り位置情報を欠陥位置検出回路2002に入力することで欠陥位置を算出する(2402)。
誤り位置情報を用いた欠陥位置検出方法を、図23を用いて説明する。
図23では、光検出器325と再生光検出位置、誤り位置の位置関係を表したものをNページ目からN+3ページ目までの4ページ分並べて示す。
ページデータ記録時の誤差やランダムノイズによって生じた固定的でない誤りの場合は、異なるページを再生することで誤り位置が変化する(図23の○)。一方、再生光326の光路中や光検出器325上に生じたほこりや傷、製造時に生じた欠陥等固定的な要因に起因する誤り位置は異なるページを再生しても変化しない(図23の×)。
例えば、同一ブック内全ページ同じ位置に誤りが生じた場合、ブック移動を行っても同じ位置に誤りが生じた場合、同一キュアサイト内で全て同じ位置に誤りが生じた場合に、欠陥があると判断することができる。ここで、キュアサイトとは、前記プリキュア又は前記ポストキュアを行う最小の記録単位のことである。
以上の第4の実施例によれば、再生画像の誤り位置を検出して検証することでリアルタイムの欠陥検出が可能となり、欠陥補償の際に精度の高い補償が可能となる。なお、欠陥検出の方法が異なっていても、欠陥補償は、例えば第1の実施例で示したような再生光の位置を移動させる方法が用いられる。
また、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
変形例は以下のとおりである。
変形例1として、光情報記録媒体に記録された情報を再生する光情報再生装置であって、前記光情報記録媒体に記録された情報を再生するための光を照射する光源部と、前記光源部が照射した光を前記光情報記録媒体に入射させる光学部と、前記光情報記録媒体に入射した光から情報を再生するための再生光を検出し、該再生光から生成される信号に基づいて第一と第二の再生画像を取得する光検出部と、前記光検出部で取得した前記第一と第二の再生画像に基づいて、該所定の信号の第三の再生画像を生成する画像生成部と、前記光情報再生装置の動作を制御する制御部と、を備える光情報再生装置がある。
変形例2として、信号光と参照光の干渉を利用して光情報記録媒体に記録された情報を再生する光情報再生装置であって、前記光情報記録媒体に光を出射する光源部と、前記光源部が出射した光から前記参照光を生成し、該参照光を前記光情報記録媒体に照射する光学部と、前記光情報記録媒体に照射された前記参照光から情報を再生するための再生光を検出し、該再生光から検出される信号から生成される第一と第二の再生画像を取得する光検出部と、前記光検出部で取得した前記第一と第二の再生画像に基づいて、該所定の信号の第三の再生画像を生成する画像生成部と、前記光情報再生装置の動作を制御する制御部と、を備える光情報再生装置がある。
変形例3として、光情報記録媒体に記録された情報を再生する光情報再生装置における光情報再生方法であって、前記光情報記録媒体に記録された情報を再生するための光を照射するステップと、前記照射した光を前記光情報記録媒体に入射させるステップと、前記光情報記録媒体に入射した光から情報を再生するための再生光を検出し、該再生光から生成される信号に基づいて第一と第二の再生画像を取得するステップと、取得した前記第一と第二の再生画像に基づいて、該所定の信号の第三の再生画像を生成するステップと、を備える光情報再生方法がある。
変形例4として、光学的記録媒体に記録された画像信号データを再生する光情報再生装置であって、前記光学的記録媒体に記録された画像信号データを読取るための光を発生して前記光学的記録媒体に照射する光源部と、該光源部が発生した光を前記光学的記録媒体に伝搬し該光学的記録媒体を介した光を伝搬する光学部と、該光学部が前記光学的記録媒体から伝搬した光を検出して前記画像信号データを取得する光検出部と、該光検出部で取得した同一の画像信号データから生成された複数の画像に基づいて前記光学部と前記光検出部に起因する再生画像の欠陥を補償する画像欠陥補償部とを有することを特徴とする光情報再生装置がある。
変形例5として、変形例4に記載の光情報再生装置において、前記画像欠陥補償部は、前記複数の画像を合成して再生画像の欠陥を補償することを特徴とする光情報再生装置がある。
変形例6として、変形例5に記載の光情報再生装置において、前記画像欠陥補償部は、前記複数の画像を合成する時に、前記欠陥の生じていない部分に関しては複数の画像の間で対応する画素の平均値を求めることを特徴とする光情報再生装置、または、再生された前記画像信号データから前記再生画像を復号できるか否かを判定する欠陥補償制御部を有し、該欠陥補償制御部が前記再生画像を復号できないと判定した場合に前記画像欠陥補償部は前記再生画像の欠陥を補償することを特徴とする光情報再生装置がある。
変形例7として、変形例5に記載の光情報装置において、前記光検出部が有する欠陥の位置に係る情報を記憶する欠陥位置記憶部と、前記光学部により前記光学的記録媒体から伝搬された光が前記光検出部に照射される位置を移動させる再生光位置制御部と、前記欠陥位置記憶部に記憶された前記情報に基づき前記再生光位置制御部が前記光学部を移動させるための情報を算出する制御量算出部とを有し、前記画像欠陥補償部は、前記再生光位置制御部が前記光学部を移動する前に前記光検出部が取得した第1の再生画像の欠陥を、前記再生光位置制御部が前記光学部を移動した後に前記光検出部が取得した第2の再生画像に基づいて補償することを特徴とする光情報再生装置がある。
変形例8として、変形例7に記載の光情報再生装置において、前記光学的記録媒体は、参照光と信号光を干渉させて得た干渉縞をホログラムとして記録する記録媒体であることを特徴とする光情報再生装置、または、再生された前記画像信号データから前記再生画像を復号できるか否かを判定する欠陥補償制御部を有し、該欠陥補償制御部が前記再生画像を復号できないと判定した場合に前記画像欠陥補償部は前記再生画像の欠陥を補償することを特徴とする光情報再生装置、または、前記欠陥位置記憶部は、前記光検出部が有する欠陥の位置に係る情報を前記光検出部が前記画像信号データを取得する前に学習して記憶することを特徴とする光情報再生装置、または、前記欠陥位置記憶部は、前記光検出部が有する欠陥の位置に係る情報を前記光検出部が取得した前記画像信号データに対する誤り訂正の結果に基づいて記憶することを特徴とする光情報再生装置、または、前記再生光位置制御部は、前記光学的記録媒体の位置または傾きを制御して、前記光学部により前記光学的記録媒体から伝搬された光が前記光検出部に照射される位置を移動させることを特徴とする光情報再生装置、または、前記再生光位置制御部は、前記光学部の位置または傾きを制御して、前記光学部により前記光学的記録媒体から伝搬した光が前記光検出部に照射される位置を移動させることを特徴とする光情報再生装置、または、前記再生光位置制御部は、前記光源部が発生する光の波長を制御して、前記光学部により前記光学的記録媒体から伝搬した光が前記光検出部に照射される位置を移動させることを特徴とする光情報再生装置がある。
変形例9として、光学的記録媒体に記録された画像信号データを再生する光情報再生装置における光情報再生方法であって、前記光情報再生装置は、前記光学的記録媒体に記録された画像信号データを読取るための光を発生して前記光学的記録媒体に照射する光源部と、該光源部が発生した光を前記光学的記録媒体に伝搬し該光学的記録媒体を介した光を伝搬する光学部と、該光学部が前記光学的記録媒体から伝搬した光を検出して前記画像信号データを取得する光検出部とを有し、該光検出部が前記画像信号データを取得する取得ステップと、該取得ステップで取得した同一の画像信号データから生成された複数の画像を記憶する画像記憶ステップと、該画像記憶ステップが記憶した画像に基づいて前記光学部と前記光検出部に起因する再生画像の欠陥を補償する画像欠陥補償ステップとを有することを特徴とする光情報再生方法がある。
変形例10として、変形例9に記載の光情報再生方法において、再生された前記画像信号データから前記再生画像を復号できるか否かを判定する欠陥補償制御ステップを有し、該欠陥補償制御ステップが前記再生画像を復号できないと判定した場合に前記画像欠陥補償ステップは前記再生画像の欠陥を補償することを特徴とする光情報再生方法がある。
変形例11として、変形例9に記載の光情報再生方法において、前記光検出部が有する欠陥の位置に係る情報を記憶する欠陥位置記憶ステップと、前記光学部により前記光学的記録媒体から伝搬された光が前記光検出部に照射される位置を移動させる再生光位置制御ステップと、前記欠陥位置記憶ステップで記憶された前記情報に基づき前記再生光位置制御ステップが前記光学部を移動させるための情報を算出する制御量算出ステップとを有し、前記画像欠陥補償ステップは、前記再生光位置制御ステップが前記光学部を移動する前に前記光検出部が取得した第1の再生画像の欠陥を、前記再生光位置制御ステップが前記光学部を移動した後に前記光検出部が取得した第2の再生画像に基づいて補償することを特徴とする光情報再生方法がある。
変形例12として、変形例11に記載の光情報再生方法において、前記光学的記録媒体は、参照光と信号光を干渉させて得た干渉縞をホログラムとして記録する記録媒体であることを特徴とする光情報再生方法、または、前記欠陥位置記憶ステップは、前記光検出部が有する欠陥の位置に係る情報を前記光検出部が前記画像信号データを取得する前に学習して記憶することを特徴とする光情報再生方法、または、前記欠陥位置記憶ステップは、前記光検出部が有する欠陥の位置に係る情報を前記光検出部が取得した前記画像信号データに対する誤り訂正の結果に基づいて記憶することを特徴とする光情報再生方法がある。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
1・・・光情報記録媒体、10・・・光情報記録再生装置、11・・・ピックアップ、12・・・再生用参照光光学系、13・・・ディスクCure光学系、14・・・ディスク回転角度検出用光学系、81・・・アクセス制御回路、82・・・光源駆動回路、83・・・サーボ信号生成回路、84・・・サーボ制御回路、85・・・信号処理回路、86・・・信号生成回路、87・・・シャッタ制御回路、88・・・ディスク回転モータ制御回路、89・・・コントローラ、90・・・入出力制御回路、91・・・外部制御装置、101・・・欠陥補償制御回路、102・・・再生光位置制御量算出回路、103・・・欠陥位置記憶回路、104・・・再生光位置制御回路、105・・・画像欠陥補償回路、301・・・光源、303・・・シャッタ、306・・・信号光、307・・・参照光、
308・・・ビームエキスパンダ、309・・・フェーズ(位相)マスク、310・・・リレーレンズ、311・・・PBSプリズム、312・・・空間光変調器、313・・・リレーレンズ、314・・・空間フィルタ、
315・・・対物レンズ、316・・・偏光方向変換素子、320・・・アクチュエータ、321・・・レンズ、322・・・レンズ、323・・・アクチュエータ、324・・・ミラー、325・・・光検出器、326・・・再生光
1201・・・画像記憶回路、1202・・・スイッチ、1203・・・画像合成回路、2101・・・誤り位置記憶回路、2102・・・欠陥位置検出回路。

Claims (15)

  1. 光情報記録媒体に記録された情報を再生する光情報再生装置であって、
    前記光情報記録媒体に記録された情報を再生するための光を照射する光源部と、
    前記光源部が照射した光を前記光情報記録媒体に入射させる光学部と、
    前記光情報記録媒体に入射した光から情報を再生するための再生光を検出し、該再生光から生成される信号に基づいて第一と第二の再生画像を取得する光検出部と、
    前記光検出部で取得した前記第一と第二の再生画像に基づいて、該所定の信号の第三の再生画像を生成する画像生成部と、
    前記光情報再生装置の動作を制御する制御部と、
    を備える光情報再生装置。
  2. 請求項1に記載の光情報再生装置であって、
    前記第一の再生画像を取得する際に、前記光検出部に前記再生光が入射する再生光位置は、前記第二の再生画像を取得する際に、該光検出部に該再生光が入射する再生光位置とは異なる、
    ことを特徴とする光情報再生装置。
  3. 請求項2に記載の光情報再生装置であって、
    前記制御部は、前記光検出部の欠陥を検出して該欠陥の位置を欠陥位置情報として記憶し、前記第二の再生画像を取得する際に、該欠陥位置情報に基づいて前記光検出部へ前記再生光が入射する位置を移動させるよう制御する、
    ことを特徴とする光情報再生装置。
  4. 請求項2に記載の光情報再生装置であって、
    前記制御部は、前記第二の再生画像を取得する際に、前記光情報記録媒体の傾き、または、位置のうち少なくともいずれか一方を変化させることにより、前記光検出部に前記再生光が入射する再生光位置を異ならせるよう制御する、
    ことを特徴とする光情報再生装置。
  5. 請求項2に記載の光情報再生装置であって、
    前記画像生成部は、前記第一の再生画像の欠陥部分に相当する画像を、前記第二の再生画像から抜き出し、該抜き出した画像で前記第一の画像の欠陥部分を補完することで、前記第三の再生画像を生成すること、
    を特徴とする光情報再生装置。
  6. 信号光と参照光の干渉を利用して光情報記録媒体に記録された情報を再生する光情報再生装置であって、
    前記光情報記録媒体に光を出射する光源部と、
    前記光源部が出射した光から前記参照光を生成し、該参照光を前記光情報記録媒体に照射する光学部と、
    前記光情報記録媒体に照射された前記参照光から情報を再生するための再生光を検出し、該再生光から検出される信号から生成される第一と第二の再生画像を取得する光検出部と、
    前記光検出部で取得した前記第一と第二の再生画像に基づいて、該所定の信号の第三の再生画像を生成する画像生成部と、
    前記光情報再生装置の動作を制御する制御部と、
    を備える光情報再生装置。
  7. 請求項6に記載の光情報再生装置であって、
    前記第一の再生画像を取得する際に、前記光検出部に前記再生光が入射する再生光位置は、前記第二の再生画像を取得する際に、該光検出部に該再生光が入射する再生光位置とは異なる、
    ことを特徴とする光情報再生装置。
  8. 請求項7に記載の光情報再生装置であって、
    前記制御部は、前記光検出部の欠陥を検出して該欠陥の位置を欠陥位置情報として記憶し、前記第二の再生画像を取得する際に、該欠陥位置情報に基づいて前記光検出部へ前記再生光が入射する位置を移動させるよう制御する、
    ことを特徴とする光情報再生装置。
  9. 請求項7に記載の光情報再生装置であって、
    前記制御部は、前記第二の再生画像を取得する際に、前記光情報記録媒体の傾き、位置、または、前記参照光が該光情報記録媒体に入射する角度のうち少なくともいずれか一つを変化させることにより、前記光検出部に前記再生光が入射する再生光位置を異ならせるよう制御する、
    ことを特徴とする光情報再生装置。
  10. 請求項7に記載の光情報再生装置であって、
    前記画像生成部は、前記第一の再生画像の欠陥部分に相当する画像を、前記第二の再生画像から抜き出し、該抜き出した画像で前記第一の画像の欠陥部分を補完することで、前記第三の再生画像を生成すること、
    を特徴とする光情報再生装置。
  11. 光情報記録媒体に記録された情報を再生する光情報再生装置における光情報再生方法であって、
    前記光情報記録媒体に記録された情報を再生するための光を照射するステップと、
    前記照射した光を前記光情報記録媒体に入射させるステップと、
    前記光情報記録媒体に入射した光から情報を再生するための再生光を検出し、該再生光から生成される信号に基づいて第一と第二の再生画像を取得するステップと、
    取得した前記第一と第二の再生画像に基づいて、該所定の信号の第三の再生画像を生成するステップと、
    を備える光情報再生方法。
  12. 請求項11に記載の光情報再生方法であって、
    前記光情報再生装置は、前記光情報記録媒体に入射した光から情報を再生するための再生光を検出する光検出部を有し、
    再生画像を取得するステップにおいて、前記第一の再生画像を取得する際に、前記光検出部に前記再生光が入射する再生光位置は、前記第二の再生画像を取得する際に、該光検出部に該再生光が入射する再生光位置とは異なる、
    ことを特徴とする光情報再生方法。
  13. 請求項12に記載の光情報再生方法であって、
    前記光検出部の欠陥を検出するステップと、
    前記欠陥の位置を欠陥位置情報として記憶するステップと、
    再生画像を取得するステップにおいて、前記第二の再生画像を取得する際に、前記欠陥位置情報に基づいて前記光検出部へ前記再生光が入射する位置を移動させるステップと、
    を備えることを特徴とする光情報再生方法。
  14. 請求項12に記載の光情報再生方法であって、
    再生画像を取得するステップにおいて、前記第二の再生画像を取得する際に、前記光情報記録媒体の傾き、または、位置のうち少なくともいずれか一方を変化させる、
    ことを特徴とする光情報再生方法。
  15. 請求項12に記載の光情報再生方法であって、
    前記第三の再生画像を生成するステップにおいて、前記第一の再生画像の欠陥部分に相当する画像を、前記第二の再生画像から抜き出し、該抜き出した画像で前記第一の画像の欠陥部分を補完することで、前記第三の再生画像を生成する、
    ことを特徴とする光情報再生方法。
JP2014018503A 2014-02-03 2014-02-03 光情報再生装置および光情報再生方法 Pending JP2015146221A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014018503A JP2015146221A (ja) 2014-02-03 2014-02-03 光情報再生装置および光情報再生方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014018503A JP2015146221A (ja) 2014-02-03 2014-02-03 光情報再生装置および光情報再生方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015146221A true JP2015146221A (ja) 2015-08-13

Family

ID=53890383

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014018503A Pending JP2015146221A (ja) 2014-02-03 2014-02-03 光情報再生装置および光情報再生方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015146221A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5802616B2 (ja) 光情報記録再生装置および光情報記録再生方法
JP5753768B2 (ja) 光情報記録装置、光情報再生装置、光情報記録再生装置、光情報記録方法、光情報再生方法および光情報記録再生方法
US9013972B2 (en) Optical information recording and reproducing method and device
US8699311B2 (en) Optical information recording/reproducing apparatus, optical information reproducing apparatus, optical information recording/reproducing method and optical information reproducing method
JP5049988B2 (ja) 信号品質評価装置、信号品質評価方法、および情報記録媒体
WO2014091531A1 (ja) 光情報再生装置及び光情報再生方法
JP2015146221A (ja) 光情報再生装置および光情報再生方法
WO2015011744A1 (ja) 光情報記録装置、光情報再生装置、光情報記録方法および再生位置ずれ検出方法
JP6078634B2 (ja) 光情報再生装置および光情報記録再生装置
JP6040225B2 (ja) 光情報再生装置
WO2015083246A1 (ja) 光情報再生装置及び光情報再生方法
WO2015162653A1 (ja) 光情報装置および光情報処理方法
WO2014083670A1 (ja) 光情報再生装置及び光情報再生方法
WO2016163312A1 (ja) 光情報再生装置及び光情報再生方法
WO2014167620A1 (ja) 光情報再生装置及び光情報再生方法
JP2016071918A (ja) 光情報記録再生装置および光情報再生方法
JP2015082327A (ja) 光情報再生装置、光情報再生方法および光情報記録方法
WO2016135941A1 (ja) 記録情報量の判定方法およびそれを用いた光情報記録再生装置
JP2014203484A (ja) 光情報記録再生装置、および光情報記録再生方法
JP2015060613A (ja) 光情報記録装置および光情報記録方法
WO2016009546A1 (ja) 光情報記録再生装置、光情報再生装置、および光情報再生方法
WO2016135801A1 (ja) 光情報記録再生装置、光情報再生装置および光情報再生方法
JPWO2013175525A1 (ja) 光情報記録再生装置、記録条件調整方法及び光情報記録媒体
WO2017094130A1 (ja) 光情報記録再生装置および光情報記録再生方法
WO2013175526A1 (ja) 光情報再生装置及び光情報再生方法