JP2015144457A - 画像表示装置、方法、及びプログラム - Google Patents

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賢一 下山
Kenichi Shimoyama
賢一 下山
隆介 平井
Ryusuke Hirai
隆介 平井
三田 雄志
Takeshi Mita
雄志 三田
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Abstract

【課題】表示部及び検出部の誤差調整を行うための補正値を容易に得る。
【解決手段】画像表示装置10は、表示部21、検出部16、取得部30、第1算出部32、及び制御部を備える。表示部21は、立体画像を表示可能である。検出部16は、視聴者を検出する。取得部30は、検出部16の検出結果に基づいて、検出部16用の座標系における視聴者の第2位置を取得する。第1算出部32は、表示部21用の座標系における所定の第1位置と第2位置との差分を算出する。制御部は、差分に基づいて、立体画像の視域の設定位置、または第2位置を補正する。
【選択図】図14

Description

本発明の実施形態は、画像表示装置、方法、及びプログラムに関する。
立体画像を表示する画像表示装置では、視聴者は特殊なメガネを使用せずに裸眼で立体画像を観察することができる。このような画像表示装置は、視点の異なる複数の画像を表示し、これらの光線を、例えばパララックスバリア、レンチキュラレンズなどによって制御する。制御された光線は、視聴者の両眼に導かれる。そして、視聴者の観察位置が適切であれば、視聴者は立体画像を認識できる。このように視聴者が立体画像を観察可能な領域を視域という。
しかしながら、視域は限定的であるという問題がある。例えば、左目に知覚される画像の視点が右目に知覚される画像の視点に比べて相対的に右側となる領域がある。実空間上には、このような、立体画像を正しく認識できなくなる観察位置である逆視領域が存在する。このため、視聴者の位置に応じて視域を設定することが行われている。
例えば、視聴者の位置をセンサで検出し、視聴者の位置に応じて視域位置を右目用画像と左目用画像との入れ替えによって実現することが行われている。また、画像表示装置における表示部の、パネル光軸のずれを補正する方法も開示されている。また、視聴者の位置を検出するカメラの姿勢を推定する方法も開示されており、その推定結果を用いて視聴者の検出位置を補正することができる。
特許第3443271号公報
Z.Zhang,「A Flexible New Technique for Camera Calibration」,IEEE Transactions on Pattern Analysis and Machine Intelligence,Vol.22,No.11,IEEE,pp.1330−1334,November 2000.
しかしながら、従来では、立体画像を表示する表示部における設計誤差と視聴者を検出する検出部の設置誤差とが同時に発生した場合に、表示部及び検出部の各々の調整を別々に行う必要があった。
本発明が解決しようとする課題は、表示部及び検出部の誤差調整を行うための補正値を容易に得ることができる、画像表示装置、方法、及びプログラムを提供することである。
実施形態の画像表示装置は、表示部、検出部、取得部、第1算出部、及び制御部を備える。表示部は、立体画像を表示可能である。検出部は、視聴者を検出する。取得部は、前記検出部の検出結果に基づいて、前記検出部用の座標系における前記視聴者の第2位置を取得する。第1算出部は、前記表示部用の座標系における所定の第1位置と、前記第2位置と、の差分を算出する。制御部は、前記差分に基づいて、前記立体画像の視域の設定位置、または前記第2位置を補正する。
実施の形態1の画像表示装置の図。 実施の形態1の表示装置の図。 実施の形態1の表示部の図。 実施の形態1の視域の設定位置や設定範囲の説明図。 実施の形態1の視域の設定位置や設定範囲の説明図。 実施の形態1の視域の設定位置や設定範囲の説明図。 実施の形態1の視域の設定位置や設定範囲の説明図。 実施の形態1の表示部と視域の設定位置との関係を示す図。 実施の形態1の表示部と視域の設定位置との関係を示す図。 実施の形態1の表示部と視域の設定位置との関係を示す図。 実施の形態1の表示部と視域の設定位置との関係を示す図。 実施の形態1の表示素子と光線制御部との位置関係を示す図。 実施の形態1の表示素子と光線制御部との位置関係を示す図。 実施の形態1の画像表示装置の機能的構成を示す図。 実施の形態1の画像処理のフローチャート。 実施の形態1の差分Δを示す図。 実施の形態1の補正値θ’算出方法を示す図。 実施の形態1の補正処理のフローチャート。 実施の形態1の補正処理のフローチャート。 実施の形態1の補正処理のフローチャート。 実施の形態2の画像処理のフローチャート。 実施の形態2の第2位置と傾きRと光軸回転量ψとの関係を示す図。
(実施の形態1)
本実施の形態の画像処理装置は、視聴者が裸眼で立体画像を観察可能なTV(テレビ)、PC(Personal Computer)、スマートフォン、デジタルフォトフレーム等の画像表示装置に用いられ得る。立体画像とは、互いに視差を有する複数の視差画像を含む画像である。なお、実施の形態で述べる画像とは、静止画又は動画のいずれであってもよい。
図1は、本実施の形態の画像表示装置10の概略図である。画像表示装置10は、表示装置14、検出部16、及び画像処理装置12を備える。
図2は、表示装置14の概略図である。図2に示すように、表示装置14は、立体画像を表示する表示部21を備える。立体画像とは、互いに視差を有する複数の視差画像を含む画像である。表示部21は、例えば、インテグラル・イメージング方式(II方式)や多眼方式等の3Dディスプレイ方式を採用する。
表示部21は、表示素子20と、光線制御部22と、を備える。表示素子20は、色成分を有する複数のサブ画素(例えば、R、G、B)を、第2方向(例えば、図2における行方向(左右))と第1方向(例えば、図2における列方向(上下))とに、マトリクス状に配列した液晶パネルである。この場合、第2方向に並ぶRGB各色のサブ画素が1画素を構成する。また、隣接する画素を視差の数だけ第2方向に並べた画素群に表示される画像を要素画像24と称する。表示素子20のサブ画素の配列は、他の公知の配列であっても構わない。また、サブ画素は、RGBの3色に限定されない。例えば、4色以上であってもよい。
表示素子20には、直視型2次元ディスプレイ、例えば、有機EL(Organic Electro Luminescence)やLCD(Liquid Crystal Display)、PDP(Plasma Display Panel)、投射型ディスプレイなどを用いる。また、表示素子20は、バックライトを備えた構成でもよい。
光線制御部22は、表示素子20に対して間隔を隔てて対向して配置されている。光線制御部22は、表示素子20の各サブ画素からの光線の出射方向を制御する。光線制御部22は、光線を出射するための光学的開口部が直線状に延伸し、当該光学的開口部が第1方向に複数配列されたものである。光線制御部22には、例えば、シリンドリカルレンズが複数配列されたレンチキュラーシート、スリットが複数配列されたパララックスバリア等を用いる。光学的開口部は、表示素子20の各要素画像24に対応して配置される。
図3は、表示部21を視聴者が視認した状態を示す模式図である。表示素子20に複数の要素画像24を表示する。すると、表示素子20には、複数の視差方向に対応した視差画像群(多視差画像)が表示される。この多視差画像による光線は、光線制御部22の各光学的開口部を透過する。そして、視域内に位置する視聴者26は、要素画像24に含まれる異なる画素を、左目26Aおよび右目26Bでそれぞれ観察することになる。このように、視聴者26の左目26Aおよび右目26Bに対し、視差の異なる画像をそれぞれ表示させることで、視聴者26が立体画像を観察することができる。実空間における、視聴者が立体画像を観察可能な領域を視域と称する。
この視域は、表示部21の表示パラメータの組み合わせによって定まる。このため表示装置14では、表示部21の表示パラメータを設定することで、視域を設定することができる。
表示パラメータとしては、表示素子20と光線制御部22との相対位置、表示素子20と光線制御部22との距離、表示部21の角度、表示部21の変形、及び表示素子20における画素のピッチ等がある。
表示素子20と光線制御部22との相対位置とは、光線制御部22の開口部の中心に対する、対応する要素画像24の位置を示す。表示素子20と光線制御部22との距離は、光線制御部22の開口部と対応する要素画像24との最短距離を示す。表示部21の角度とは、表示部21を、垂直方向を回転軸として回転させたときの、予め定めた基準位置に対する回転角度を示す。表示部21の変形とは、表示部21本体を変形させることを示す。表示素子20における画素のピッチとは、表示素子20の各要素画像24の画素の間隔を示す。これらの表示パラメータの組み合わせによって、実空間において視域Sが設定される領域が一意に定まる。
図4〜図7は、表示部21の各表示パラメータの調整による、視域Sの設定位置や設定範囲の制御を説明するための図である。
図4〜図7には、表示部21における表示素子20及び光線制御部22と視域Sの関係を示した。また、図4〜図7中には、適宜、各要素画像24部分を拡大した図を示した。
まず、図4を用いて、表示素子20と光線制御部22との距離や、表示素子20と光線制御部22との相対位置を調整することによって、視域Sの設定位置等を制御する場合を説明する。
図4(A)は、表示部21とその視域S(視域SA)の基本的な位置関係を示す図である。図4(B)は、表示素子20と光線制御部22との距離を図4(A)に比べて短くした場合を示す図である。
図4(A)及び図4(B)に示すように、表示素子20と光線制御部22との距離を短くするほど、表示部21により近い位置に視域Sを設定することができる(図4(A)中、視域SA、及び図4(B)中、視域SB参照)。逆に、表示素子20と光線制御部22との距離を長くするほど、表示部21からより離れた位置に視域Sを設定することができる。
図4(C)は、表示素子20の光線制御部22に対する相対位置を、図4(A)に比べて右方向(図4(C)中、矢印R方向参照)に移動させた場合を示す図である。図4(A)及び図4(C)に示すように、表示素子20を光線制御部22に対して相対的に右方向へ移動させると、視域Sは左方向(図4(C)中、矢印L方向)に移動する(図4(C)中、視域SC参照)。逆に、表示素子20の光線制御部22に対する相対位置を、図4(A)に比べて左方向に移動させると、視域Sは右方向に移動する(不図示)。
次に、図5及び図6を用いて、表示素子20に表示する画素のピッチ(画素の並び)を調整することによって、視域Sが設定される位置等を制御する場合を説明する。
図5は、表示部21における、表示素子20の各画素と光線制御部22とを拡大して示す図である。図6(A)は、表示部21とその視域S(視域SA)との基本的な位置関係を示す図である。表示素子20の画面の端(右端(図5中、矢印R方向端部)、左端(図5中、矢印L方向端部))ほど、表示素子20の各画素と光線制御部22との位置を相対的に大きくずらす。すると、視域Sは、より表示部21に近い位置に移動し、かつ視域Sの幅がより狭くなる(図6(B)中、視域SD参照)。なお、視域Sの幅とは、各視域Sにおける水平方向の最大長を示す。この視域Sの幅は、視域設定距離と称される場合がある。
一方、表示素子20の画面の端ほど、表示素子20の各画素と光線制御部22との位置を相対的にずらす量を小さくする。すると、視域Sは、より表示部21から遠い位置に移動し、かつ視域Sの幅がより広くなる(図6(C)中、視域SE参照)。
次に、図7を用いて、表示部21の角度、表示部21の変形、表示素子20と光線制御部22との相対位置の調整によって、視域Sの設定される位置等を制御する場合を説明する。
図7(A)は、表示部21とその視域S(視域SA)の基本的な位置関係を示す図である。図7(B)は、表示部21を回転(図7中、矢印V方向)させた状態を示す図である。図7(A)及び図7(B)に示すように、表示部21を回転して表示部21の角度を調整すると、視域Sの位置は、視域SAから視域SFへ移動する。
図7(C)は、光線制御部22に対する表示素子20の位置及び方向を調整した状態を示す図である。図7(C)に示すように、光線制御部22に対する表示素子20の位置及び方向を変更すると、視域Sは視域SAから視域SGに移動する。
図7(D)は、表示部21全体を変形させた状態を示す図である。図7(A)及び図7(D)に示すように、表示部21を変形させることによって、視域Sは、視域SAから視域SHへ変化する。
上述のように、表示部21の表示パラメータの組み合わせによって、実空間において視域Sの設定される領域(位置や大きさ等)が一意に定まる。
図2に戻り、説明を続ける。本実施の形態では、表示部21は、高さごとに視域Sの異なる立体画像を表示する。
具体的には、表示部21では、光線制御部22の光学的開口部の延伸方向(図2中、ベクトルR参照)が、表示素子20の第1方向に対して、所定の傾きを有するように設けられている。なお、本実施の形態では、光線制御部22の光学的開口部が表示素子20の第1方向に対して所定の傾きを有するように設けられている場合を説明するが、傾きを有さない構成であってもよい。
図2に示す例では、光線制御部22の光学的開口部の延伸方向を示すベクトルRは、下記式(1)によって表される。
Figure 2015144457
光線制御部22の光学的開口部が表示素子20の第1方向に対して傾きをもって配置された場合、光線制御部22の光学的開口部と、表示素子20の要素画像24及びサブ画素と、の行方向(第2方向)の位置がずれる。このため、表示部21では、高さ毎に視域の位置が異なる。
図8〜図11は、ワールド座標系における、表示部21と視域の設定位置との関係を示す模式図である。
なお、本実施の形態では、ワールド座標系を、以下のように定義する。本実施の形態では、表示部21の表示面(ディスプレイ)の中心を原点とし、表示面の水平方向をX軸、表示面の鉛直方向をY軸、表示面の法線方向をZ軸とした座標系を、ワールド座標系とする。そして、本実施の形態では、ワールド座標系における位置座標を、(X,Y,Z)と表す。また、本実施の形態では、高さ方向は、ワールド座標系におけるY軸方向を示す。なお、実空間上における座標の設定方法は、これに限定されない。
図8は、高さの異なる複数の視域(視域S1、視域S0、及び視域S2)を示す模式図である。なお、設定される視域を総称して説明する場合には、単に視域Sと称して説明する。図8中、視域S1は、Y軸位置座標がY1(Y=Y1)のXZ平面上における視域S1である。視域S0は、Y軸位置座標が0(Y=0)のXZ平面上における視域S0である。視域S2は、Y軸位置座標がY2(Y=Y2)のXZ平面上における視域S2である。なお、ここでは、Y1>0>Y2であるとして説明する。
図8に示す例では、表示部21の表示面から視域S1までの距離、表示部21の表示面から視域S2までの距離、及び表示部21の表示面から視域S0までの距離は、同じである。
図9は、視域S1、視域S0、及び視域S2を上方(Y軸方向)から視認した状態を模式的に示すXZ平面図である。図9に示すように、視域S1、視域S0、及び視域S2は、互いにX方向にずれている。図10は、視域S1、視域S0、及び視域S2を、側方(X軸方向)から視認した状態を模式的に示すYZ平面図である。図10に示すように、視域S1、視域S0、及び視域S2は、Y軸方向の位置は同じである。図11は、視域S1、視域S0、及び視域S2を正面(Z方向)から視認した状態を模式的に示すXY平面図である。図11に示すように、視域S1、視域S0、及び視域S2の高さ毎のずれは、表示素子20に対する光線制御部22の傾きであるベクトルRに沿っている。
このため、視域S1、視域S0、及び視域S2の高さ毎のずれ量は、各視域S1、視域S0、視域S2の高さの差とベクトルRの傾きとから算出できる。すなわち、図8〜図11に示す例では、各視域S1、視域S0、及び視域S2は、高さ方向(Y軸方向)において、ベクトルRに沿って斜めに延在しているといえる。
図12は、表示部21における表示素子20と光線制御部22との位置関係を示す模式図である。Y軸位置座標0(Y=0)において、表示部21の真正面を視域Sの設定位置(図12中、視域SJ参照)とするように、表示部21が予め設計されているとする。なお、真正面とは、表示部21の表示面の中心を通り且つ該表示面に垂直な方向を示す。なお、表示部21の設計時の視域Sの設定位置は、実空間上における任意の位置であってよい。すなわち、表示部21の設計時の視域Sの設定位置は、表示部21の表示面の真正面以外の位置であってもよいし、高さも限定されない。
ここで、表示部21では、設計時の設定位置に視域Sが設定されない場合がある。例えば、光線制御部22の光学的開口部が、設計時の設定位置に視域Sを設定するための位置からずれて設置されている場合がある。
図13は、光線制御部22の表示素子20に対する相対位置が、図12に比べて左方向(図13中、矢印L方向参照)にずれて設置された場合を示す模式図である。図13に示すように、光線制御部22が表示素子20に対して左方向にずれると、視域Sも図12の設定位置(図12中、視域SJ参照)に比べて左方向にずれる(図13中、視域SI参照)。
このため、表示部21が設計時の位置どおりにワールド座標系のある位置(X,Y、Z)を視域Sに設定した立体画像を表示すると、実際には、表示部21の第1座標系(詳細後述)の位置(X,Y,Z)に視域Sが設定されることとなる。そして、設計上のパネル光軸と、実際のパネル光軸にずれが生じていると、設計時どおりの視域Sの設定位置と、実際の視域Sの設定位置とにずれが生じる。設計上のパネル光軸と、実際のパネル光軸と、のずれは、表示素子20と光線制御部22との製造時の張り合わせが設計時の値からずれる事等により生じる。このため、このようなずれが生じていると、表示部21が設計値どおりに立体画像を表示しても、実際には、設計時とは異なる設定位置に視域が設定される場合がある。
なお、パネル光軸とは、表示部21の表示面の中心と、視域Sの中央を結ぶ線を示す。また、本実施の形態では、設計上のパネル光軸と、実際のパネル光軸との角度ずれを、Φで表す。この角度ずれであるΦが「0」である場合には(Φ=0)、設計時どおりの視域Sの設定位置と、実際の視域Sの設定位置と、は一致する。
第1座標系とは、表示部21に固定された座標系である。すなわち、第1座標系は、表示部21の動きに伴って変わる座標系である。具体的には、第1座標系は、実空間上において、表示部21の表示面(ディスプレイ)の中心を原点とし、表示面の光軸方向にZ軸、表示面の水平方向にX軸、表示面の鉛直方向にY軸を設定した座標系である。本実施の形態では、高さ方向とは、Y軸方向を示す。なお、実空間上における第1座標は、表示部21に固定された座標系であればよく、上記設定方法に限定されない。
なお、光線制御部22の表示素子20に対する相対位置が、図12に比べて高さ方向にずれて設置されている場合は、左右方向のずれとして扱えばよい。これは、要素画像24と光線制御部22の光学的開口部との相対関係を考慮すると、左右にずれている場合と区別がつかないためである。また、光線制御部22の光学的開口部が表示素子20の第1方向に一致する方向に配列されている場合には、光線制御部22の表示素子20に対する相対位置が高さ方向にずれたとしても、考慮する必要はない。
図1に戻り、検出部16は、視聴者を検出する。検出部16は、視聴者を検出可能な機器であればよい。検出部16には、例えば、可視カメラ及び赤外線カメラ等の撮像装置の他、レーダーやセンサ等の公知の検知機器を用いる。
この検出部16についても、設計時の検出部16の設置位置とは異なる位置に設置されている場合がある。この場合、検出部16の検出結果から視聴者の位置を特定すると、実際の視聴者の位置と、検出部16の検出結果から特定した視聴者の位置と、にずれが生じる場合がある。
このように、画像表示装置10では、表示装置14の表示部21において、設計上のパネル光軸と、実際のパネル光軸にずれが生じていると、設計値どおりの視域Sの設定位置と、実際の視域Sの設定位置とにずれが生じる。また、検出部16についても、検出部16の設置位置や設置方向等が設計値からずれていると、検出部16の検出結果から取得する視聴者の位置にずれが生じる。
そこで、本実施の形態の画像処理装置12では、表示装置14による視域の設定位置と、検出部16の検出結果に基づいて取得した第2座標系における視聴者の位置(第2位置)の少なくとも一方の補正値を算出する。
第2座標系とは、検出部16に固定された座標系を示し、検出部16の動きに伴って変わる座標系である。具体的には、検出部16が撮像装置であるとする。この場合には、第2座標系は、実空間上において撮像装置の設置位置を原点とする。そして、第2座標系は、カメラ光軸をZ’軸、Z’軸と交差し且つ撮像画像中の水平方向に対応する実空間上の直線をX’軸、Z’軸と交差し撮像画像中の垂直方向に対応する実空間上の直線をY’軸とした座標系である。検出部16が撮像装置である場合には、第2座標系を、カメラ座標系と称する場合がある。なお、検出部16が撮像装置以外の機器である場合には、当該機器の設置位置を原点とすればよい。そして、当該機器の計測方向をZ’軸とし、以下X’軸及びY’軸を上記と同様に設定すればよい。
なお、実空間上における第2座標は、検出部16に固定された座標系であればよく、上記設定方法に限定されない。
なお、本実施の形態では、第2座標系における位置座標を(X’,Y’,Z’)と表す。また、検出部16の第1座標系における設計位置(設計上の位置)を、C=(X、Y、Z)とする。
また、第1座標系のX軸と、第2座標系のX’軸を第2座標系のZ’軸にそってXY平面に射影した直線と、のなす角度をψとする。そして、角度ψを「0」とした場合(ψ=0)のYZ平面と、Y’Z’平面とのなす角をθXとする。また、XZ平面とX’Z’平面とのなす角をθYとする。すると、検出部16の姿勢は、(ψ,θX,θY)で表せる。
なお、ψは検出部16の光軸の回転角度に相当する。また、θXは、検出部16の左右の向き、すなわちピッチ角に相当する。また、θYは、検出部16の上下の向き、すなわち、ヨー角に相当する。
次に、画像表示装置10の機能的構成を説明する。図14は、画像表示装置10の機能的構成を示すブロック図である。
図14に示すように、画像処理装置12は、取得部30、第1算出部32、及び第2算出部34を備える。
取得部30は、検出部16の検出結果を取得する。取得部30は、検出部16から取得した検出結果に基づいて、第2座標系における視聴者の位置である第2位置を取得する。そして、取得部30は、取得結果である第2位置を、第1算出部32へ出力する。
取得部30は、公知の方法を用いて、検出部16の検出結果から視聴者の第2位置を取得する。例えば、検出部16が可視カメラであり、取得部30は、検出部16から視聴者の撮像画像を検知結果として受け付ける。この場合、取得部30は、検出部16から受け付けた撮像画像を画像解析することで、視聴者の第2位置を取得する。また、検出部16がレーダーであるとする。この場合には、取得部30は、検出部16から受け付けたレーダー信号を信号処理することで、視聴者の第2位置を取得する。なお、取得部30が、第2座標系における視聴者の第2位置を取得するときには、顔、頭、人物全体、撮像画像に含まれる印等、人であると判定可能な任意の対象を視聴者として検出すればよい。なお、取得部30による、第2座標系における視聴者の第2位置の取得方法は、これらの方法に限られない。
第1算出部32は、表示部21の第1座標系における第1位置を予め記憶する。第1位置は、設計値どおりの視域Sの設定位置である。表示装置14では、制御部36で後述する補正処理を行わない場合には、該第1位置を含む領域を視域の設定位置とする立体画像を表示部21に表示する。第1算出部32は、この表示部21で用いる設計値としての第1位置と同じ情報を予め記憶している。なお、第1算出部32は、表示装置14から第1位置を示す情報を取得してもよい。
また、第1算出部32は、表示部21の第1座標系における第1位置と、取得部30から取得した第2座標系における視聴者の第2位置と、の差分を算出する。具体的には、第1算出部32は、第1座標系における第1位置の位置座標と、第2座標系における第2位置を第1座標系に変換した位置座標と、の差分を算出する。なお、第1算出部32は、同じ座標系に変換した第1位置と第2位置との差分を算出すればよい。すなわち、第1算出部32は、第1座標系における第1位置を第2座標系に変換した位置座標と、第2座標系における視聴者の第2位置の位置座標と、の差分を算出してもよい。このため、「表示部21の第1座標系における第1位置と、取得部30から取得した第2座標系における視聴者の第2位置と、の差分」とは、第1位置及び第2位置を同一座標系に変換した後の差分を意味する。
第1算出部32は、算出した差分を、第2算出部34へ出力する。
第2算出部34は、第1位置と第2位置との差分を第1算出部32から取得する。そして、第2算出部34は、表示部21の視域の設定位置及び視聴者の第2位置の少なくとも一方の補正値を算出する。この補正値は、第1位置と第2位置との差分を相殺するように、視域の設定位置及び視聴者の第2位置の少なくとも一方を補正するための補正値である。
画像処理装置12は、取得部30で取得した第2座標系における視聴者の第2位置または第1座標系に変換した視聴者の第2位置、及び第2算出部34で算出した補正値を、表示装置14へ出力する。
表示装置14は、制御部36及び表示部21を備える。
制御部36は、第1補正部38、第2補正部40、設定部42、及び出力部44を備える。
第1補正部38は、画像処理装置12から受け付けた補正値に基づいて、画像処理装置12から取得した視聴者の第2位置を補正する。第1補正部38では、第1位置と第2位置との差分を相殺するように、視聴者の第2位置を補正する。
第2補正部40は、上記第1位置を予め記憶する。第2補正部40は、画像処理装置12から受け付けた補正値に基づいて、第1位置に基づいて設定した視域の設定位置を補正する。第2補正部40では、第1位置と第2位置との差分を相殺するように、第1位置に基づいて設定した視域の設定位置を補正する。
設定部42は、第2補正部40で補正された設定位置に、視域を設定する。
出力部44は、設定部42で設定された設定位置に視域が設定されるように、表示部21を制御する。具体的には、設定部42で設定された設定位置に視域が設定されるように、視差画像を表示素子20に表示すると共に、表示部21の各種表示パラメータを制御する。
なお、出力部44は、後述するテストパターンの表示時には、設定値である第1位置を含む領域に視域が設定されるように、表示部21を制御する。具体的には、該第1位置を含む領域が視域の設定位置となるように、テストパターンを表示素子20に表示すると共に、表示部21の各種表示パラメータを制御する。
次に、画像表示装置10が実行する画像処理の手順を説明する。図15は、画像表示装置10が実行する画像処理の手順を示すフローチャートである。
なお、本実施の形態では、表示部21と検出部16の誤差(θX、θY)が存在するとして説明する。また、本実施の形態では、検出部16の光軸回転の誤差は無い(角度ψ=0)ものとして説明する。
まず、出力部44が、予め記憶したテストパターンを表示部21へ出力する(ステップS100)。このテストパターンは、第1座標系における第1位置P0(X,Y,Z)を含む領域を視域の設定位置とした視差画像である。
なお、テストパターンとは、視聴者が立体視可能か否かを判別するために用いる画像である。このテストパターンとしては、例えば、通常の立体画像である飛び出しや奥まり領域を含む視差画像、特定の視差のみを光らせた視差画像、視差ごとに異なる配色の視差画像、特定の視差の組み合わせのみ色を付けた画像、等が挙げられる。テストパターンとしては、視聴者の左右眼に異なる画像が到達していることを確認可能な画像の組み合わせであればよく、上記画像に限られない。
次に、取得部30は、上記ステップS100の処理によって実空間上に設定された視域内に視聴者iが位置しているか否かを判断する(ステップS102)。すなわち、取得部30は、上記ステップS100の処理によって表示部21に表示された立体画像を正常に視認可能な視域に視聴者iが位置しているか否かを判断する。そして、取得部30が肯定判断(ステップS102:Yes)するまで否定判断(ステップS102:No)を繰り返す。
取得部30は、例えば、上記ステップS100の処理が行われてから所定時間経過したか否かを判別することによって、ステップS102の判断を行えばよい。また、取得部30は、例えば、検出部16または視聴者を検知するために別途設けた検知部から検知結果を受け付け、検知結果から算出した視聴者の位置が、第1座標系における第1位置P0(X,Y,Z)を含む領域に設定された視域の設定位置内であるかを判別することによって、ステップS102の判断を行ってもよい。
また、画像表示装置10に、視聴者の操作指示によって画像処理装置12へ信号を送信する操作装置を設ける。操作装置としては、公知のリモコン等を用いる。そして、視聴者が第1位置P0(X,Y,Z)を含む領域に設定された視域の設定位置内に位置したときに、視聴者が操作装置に設けられた位置移動完了を示すボタン等を操作指示することで、位置移動完了を示す信号を操作装置から画像処理装置12へ送信する。なお、表示部21には、視聴者が立体画像を正常に視認可能な領域内に位置したときに、位置移動完了を示すボタン操作を促すメッセージを表示すればよい。このメッセージは、ステップS100の処理後に予め定めた時間表示部21に表示すればよい。そして、画像処理装置12では、位置移動完了を示す信号を操作装置から受け付けたときに、ステップS102で肯定判断すればよい。
なお、視聴者が立体画像を正常に視認可能な状態は、表示部21に表示するテストパターンによって異なる。例えば、テストパターンが通常の立体画像である場合には、良好な立体視ができている状態を示す。また、テストパターンが、左目用画像として赤色、右目用画像として緑色を使用した画像である場合には、視聴者の左目で見える画像が赤であり、且つ視聴者の右目で見える画像が緑である状態を示す。
次に、取得部30が、検出部16の検出結果から、第2座標系における視聴者の位置である第2位置を取得する(ステップS104)。本実施の形態では、取得部30は、第2位置Pi´(Xi´,Yi´,Zi´)を検出する。
次に、第1算出部32が、ステップS104で取得した第2位置Pi´(Xi´,Yi´,Zi´)を、第1座標系に変換する(ステップS106)。すなわち、本実施の形態では、第1算出部32は、検出部16が設計通りに設置されていると仮定し、第2座標系の第2位置を第1座標系に変換し、変換した第2位置Pi(Xi,Yi,Zi)を算出する。
詳細には、第1算出部32は、以下の方法を用いて第2座標系を第1座標系に変換する。なお、説明の簡略化のため、画像表示装置10では、ψ=θX=θY=0で設計されているとして説明する。
第2座標系から第1座標系への座標変換は、例えば、公知の単純幾何変換によって、下記式(2)を用いて行う。
Figure 2015144457
式(2)中、Xi、Yi、Ziは、各々、第1座標系に変換後の第2位置の、X座標、Y座標、Z座標の各々を示す。式(2)中、Xi’、Yi’、Zi’は、各々、第2座標系の第2位置の、X’座標、Y’座標、Z’座標の各々を示す。また、式(2)中、X、Y、Zは、検出部16の第1座標系における設計位置(設計上の位置)のX座標、Y座標、Z座標の各々を示す。
なお、ψ=θX=θY=0の関係を満たさない場合であっても、公知の単純幾何変換によって、第2座標系から第1座標系への座標変換を行える。
次に、第2算出部34が、第1座標系に変換した第2位置Pi(Xi,Yi,Zi)と、第1座標系における第1位置P0(X,Y,Z)と、の差分Δを算出する(ステップS108)。
図16は、差分Δを示す模式図である。図16に示すように、差分Δは、距離Zにおける設計上の視域の延在方向を示す直線Aと、実際の視域の延在方向を示す直線Bと、の差(直線間のずれ)を表すものであればよい。
第2算出部34は、差分Δの算出を、例えば、以下の方法により算出する。上記ステップS102の処理によって、視聴者は、実際の視域の延在方向を示す直線B上に存在する。そこで、第2算出部34は、視聴者の位置である実際の視域の延在方向を示す直線Bと、設計上の視域の延在方向を示す直線Aと、の直線間のずれを差分Δとして算出する。
第2算出部34では、まず、現在の視聴者の位置を、視域の高さに合わせる。具体的には、ステップS106で第1座標系に変換した視聴者の第2位置Pi(Xi,Yi,Zi)を、ステップS100で設定された視域の高さに合わせる。詳細には、ステップS106で第1座標系に変換した視聴者の第2位置Pi(Xi,Yi,Zi)を、光線制御部22の光学的開口部の沿線方向を示すベクトルRに沿って移動させることにより高さを合わせる。次に視聴者のZ方向の距離と該視域のZ方向の距離を合わせ、第1座標系に変換した視聴者の第2位置Pi(Xi,Yi,Zi)の修正を行う。したがって、修正後の視聴者位置PI(X、Y、Z)は、下記式(3)で表される。
Figure 2015144457
式(3)中、▽は、ベクトルRを示す。また、式(3)中、X、Y、Zは、修正後の視聴者位置PIの、X座標、Y座標、Z座標の各々を示す。また、式(3)中、Xi、Yi、Ziは、各々、第1座標系に変換後の第2位置の、X座標、Y座標、Z座標の各々を示す。式(3)中、Y、Zは、第1座標系における第1位置P0の、Y座標、Z座標の各々を示す。
そして、第2算出部34は、下記式(4)を用いて、差分Δを算出する。
Figure 2015144457
なお、式(4)中の、Δは差分を示す。式(4)中、Xは、式(3)と同様である。また、式(4)中、Xは、第1座標系における第1位置P0の、X座標を示す。
なお、上記では、第2算出部34が、第1座標系に変換した視聴者の第2位置Pi(Xi,Yi,Zi)を修正することによって差分Δを算出する場合を説明したが、同様の方法で、第1座標系における第1位置P0を修正してその差分を求めてもよい。
また、上記では、差分Δを、実空間上のX軸方向の距離で示したが、X軸方向の差分であればよく、実空間に限定されない。例えば、差分Δは、検出部16から取得した撮像画像上におけるX軸方向の差分であってもよい。
図15に戻り、次に、第2算出部34は、ステップS108で算出した差分Δに基づいて、この差分Δを相殺するように、表示部21による視域の設定位置及び第2位置の少なくとも一方の補正値を算出する(ステップS110)。
本実施の形態では、第2算出部34は、取得部30が取得する視聴者の第2位置を補正するための補正値を算出する場合を説明する。
図17は、補正値θ’の算出方法を示す模式図である。ここで、差分Δの発生原因は、検出部16の設置誤差であるθXとθYである。このθYが0(θY=0)であるときの視域の延在方向を示す直線Cは、θXの影響によって、直線Aから距離E分横にずれる。また、直線Cは、θYの影響によって、距離F分直線Bの位置にずれる。直線Aは、距離Zにおける設計上の視域の延在方向を示す直線である。直線Bは、実際の視域の延在方向を示す直線である。補正値θ’は、直線Aと直線Bとを重ね合せるための数値Gであればよい。
なお、補正値θ’は、検出部16の設置誤差であるθXとθYを用いて算出することも可能であるが、θXとθYの双方を求める必要はない。具体的には、補正値θ’は、直線Bと直線Aとを重ね合せるための数値であればよい。第2算出部34では、以下の式(5)を用いて補正値θ’を算出すればよい。
Figure 2015144457
なお、図17に示す模式図では、X軸方向のみを補正する場合を示したが、この形態に限られない。第2算出部34は、Y軸方向を補正する補正値として補正値θ’を算出してもよいし、X軸方向及びY軸方向の双方を補正する補正値として補正値θ’を算出してもよい。
そして、画像処理装置12は、ステップS110で算出した補正値θ’、及びステップS104で取得した第2座標系における視聴者の第2位置または該第2位置を第1座標系に変換した第2位置を、表示装置14へ出力する(ステップS112)。そして、本ルーチンを終了する。
次に、表示装置14が実行する補正処理を説明する。図18は、表示装置14が実行する補正処理の手順を示すフローチャートである。
制御部36が、画像処理装置12から補正値θ’、及び第2座標系における視聴者の第2位置または該第2位置を第1座標系に変換した第2位置を、画像処理装置12から受け付ける(ステップS200)。
なお、一例として、ステップS200では、第2座標系における視聴者の第2位置を第1座標系に変換した第2位置を画像処理装置12から受け付ける場合を説明する。また、ステップS200では、画像処理装置12から補正値θ’として、第2位置を補正するための補正値を受け付ける場合を説明する。
次に、第2補正部40が、第2位置を補正する(ステップS202)。すなわち、第2補正部40は、ステップS200で受け付けた第1座標系における視聴者の第2位置を、ステップS200で受け付けた補正値θ’を用いて補正する。
ここで、第2補正部40が、補正値θ’を検出部16の左右方向のずれとして扱うことによって、第1座標系における視聴者の第2位置を補正する場合を説明する。この場合、第2補正部40は、補正後の第1座標系における視聴者の第2位置Si(Xsi,Ysi,Zsi)を、下記式(6)を用いて算出する。
Figure 2015144457
式(6)中、Xsi、Ysi、Zsiは、各々、補正後の第1座標系における視聴者の第2位置のX座標、Y座標、Z座標の各々を示す。式(6)中、Xi’、Yi’、Zi’は、各々、補正前の第1座標系における第2位置のX座標、Y座標、Z座標の各々を示す。式(6)中、X、Y、Zは、検出部16の第1座標系における設計位置のX座標、Y座標、Z座標の各々を示す。また、式(6)中、θ’は、ステップS200で受け付けた補正値を示す。
なお、第2補正部40は、検出部16の設計位置を示す情報(すなわち、式(6)中、Xi’、Yi’、Zi’)を、予め記憶しておけばよい。
上記式(6)を用いた補正は、検出部16を撮像装置とした場合に、撮像装置のヨー角及びピッチ角の誤差補正を行うことに相当する。
また、第2補正部40は、第2位置と共に第2位置の取得に用いた撮像画像を取得部30から取得し、撮像画像中で第2位置の補正を行ってもよい。この場合、画像処理装置12から取得する補正値θ’は、撮像画像中で補正可能な表現であることが好ましい。
次に、出力部44が、上記ステップS202で補正した補正後の第1座標系における視聴者の第2位置Si(Xsi,Ysi,Zsi)と、上記ステップS100で用いたパターン画像における視域の設定位置(第1位置を含む領域)と、を含む画像を、表示部21へ表示し(ステップS204)、本ルーチンを終了する。なお、該第2位置Siと第1位置を含む視域の設定位置とがずれている場合には、ステップS204で出力する画像には、実空間上における視域の設定位置と視聴者の位置とがずれていることを示す文字情報や矢印画像等を含むことが好ましい。
ステップS204の処理によって、表示部21には、補正後の第1座標系における視聴者の第2位置Siと、表示部21における視域の設定位置と、が表示される。このため、視聴者に、実空間上における視域の設置位置と視聴者の位置とがずれていることを提示することができる。
なお、図18に示す表示処理では、補正後の第1座標系における視聴者の第2位置Siと、表示部21における視域の設定位置とを表示部21に表示する場合を説明した。しかし、これらの情報を音声出力する装置に出力し、音声として出力してもよい。
なお、図18に示す表示処理では、補正後の第1座標系における視聴者の第2位置Siと、表示部21における視域の設定位置とを表示部21に表示する場合を説明した。しかし、補正前の第1座標系における視聴者の第2位置と、補正後の視域の設定位置と、を表示部21に表示してもよい。
この場合には、表示装置14は、図19に示す補正処理を行えばよい。図19は、表示装置14が実行する補正処理の図18とは異なる手順を示すフローチャートである。
制御部36が、画像処理装置12から補正値θ’、及び第2座標系における視聴者の第2位置または該第2位置を第1座標系に変換した第2位置を、画像処理装置12から受け付ける(ステップS300)。
なお、一例として、ステップS300では、第2座標系における視聴者の第2位置を第1座標系に変換した第2位置を画像処理装置12から受け付ける場合を説明する。また、ステップS300では、画像処理装置12から補正値θ’として、視域の設定位置を補正するための補正値を受け付けた場合を説明する。
次に、第2補正部40が、視域の設定位置を補正する(ステップS302)。詳細には、第2補正部40は、現在設定されている視域の設定位置、すなわち、第1位置を含む領域に設定されるように設定されている視域の設定位置を、ステップS300で受け付けた補正値θ’分ずらした位置に設定する。
次に、出力部44が、上記ステップS302で補正した補正後の視域の設定位置と、上記ステップS300で受け付けた、第1座標系における視聴者の第2位置と、を含む画像を、表示部21へ表示し(ステップS304)、本ルーチンを終了する。なお、該第2位置Siと補正後の視域の設定位置とがずれている場合には、ステップS304で出力する画像には、実空間上における視域の設定位置と視聴者の位置とがずれていることを示す情報を含むことが好ましい。
ステップS304の処理によって、表示部21には、補正後の視域の設定位置と、第1座標系における現在の視聴者の第2位置と、が表示される。このため、視聴者に、実空間上における視域の設置位置と視聴者の位置とがずれていることを提示することができる。
なお、表示装置14では、画像処理装置12から受け付けた補正値θ’に基づいて、視域の設定位置を補正した立体画像を表示してもよい。この場合には、表示部21のパネル光軸の誤差を補正することに相当する。
この場合には、表示装置14は、図20に示す補正処理を行えばよい。図20は、表示装置14が実行する補正処理の図18及び図19とは異なる手順を示すフローチャートである。
制御部36が、画像処理装置12から補正値θ’、及びステップS104で取得した第2座標系における視聴者の第2位置または該第2位置を第1座標系に変換した第2位置を、画像処理装置12から受け付ける(ステップS400)。
なお、一例として、ステップS400では、第2座標系における視聴者の第2位置を第1座標系に変換した第2位置を画像処理装置12から受け付ける場合を説明する。また、ステップS400では、画像処理装置12から補正値θ’として、視域の設定位置を補正するための補正値を取得した場合を説明する。
次に、第2補正部40が、視域の設定位置を補正する(ステップS402)。なお、ステップS402の処理は、上記ステップS302と同様である。
次に、出力部44が、上記ステップS402で補正した補正後の視域の設定位置に視域が設定されるように、表示部21を制御し(ステップS404)、本ルーチンを終了する。具体的には、出力部44は、第1位置を含む領域に設定されている視域の設定位置を、ステップS400で受け付けた補正値θ’分ずらした位置に設定するための、表示部21の表示パラメータの組み合わせを求める。出力部44では、視域の設定位置に対応する表示パラメータの組み合わせを予め記憶しておけばよい。そして、出力部44は、求めた表示パラメータに応じて、表示素子20と光線制御部22の位置関係や表示部21の形状や向き等を調整することで、上記ステップS402で補正した補正後の視域の設定位置に視域が設定されるように、表示部21を制御する。
ステップS404の処理によって、本実施の形態の画像表示装置10では、視聴者が立体画像を良好に視認できるように、視域の設定位置を容易に調整することができる。
なお、画像表示装置10では、画像処理装置12から補正値θ’を受け付け、受け付けた補正値θ’に基づいて、検出部16の設置位置や姿勢を調整してもよい。この場合には、画像処理装置12は、補正値θ’として、第2位置を補正するため補正値を検出部16の設置位置や姿勢を調整する駆動部へ出力する。この駆動部には、例えば、公知のモータ等の機器を組み合わせた位置変更部材を用いる。また、駆動部では、補正値θ’に対応する各機器の駆動量を示す情報を予め記憶する。そして、補正値θ’を受け付けた駆動部では、画像処理装置12から受け付けた補正値θ’に対応する駆動量、各機器を駆動する。これによって、画像表示装置10では、検出部16の設置位置や姿勢を、上記差分を相殺する位置及び姿勢に調整できる。
以上説明したように、本実施の形態の画像表示装置10では、制御部36は、表示部21の第1座標系における第1位置を含む領域に視域が設定されるよう、表示部21を制御する。そして、画像処理装置12の取得部30が、検出部16から取得した検出結果に基づいて、検出部16の第2座標系における視聴者の位置である第2位置を取得する。第1算出部32は、第2座標系における第2位置と、表示部21の第1座標系における第1位置と、の差分Δを算出する。第2算出部34は、この差分Δを相殺するように、視域の設定位置及び第2位置の少なくとも一方の補正値を算出する。
このように、本実施の形態の画像表示装置10では、第1位置と第2位置との差分Δに基づいて、検出部16の第2座標系における視聴者の第2位置、及び表示部21の第1座標系における第1位置を含む領域に設定された視域の設定位置、の少なくとも一方を補正するための補正値を算出する。このため、本実施の形態の画像表示装置10では、検出部16の設置誤差と、表示部21における設計誤差と、が同時に発生した場合であっても、検出部16と表示部21間における設計値の誤差を相殺する補正値を得ることができる。
従って、本実施の形態の画像表示装置10では、表示部21及び検出部16の誤差調整を行うための補正値を、容易に得ることができる。
(実施の形態2)
本実施の形態では、検出部16の光軸回転量を補正するための補正値も求める場合を説明する。
なお、本実施の形態における画像表示装置10Aの機能的構成は、実施の形態1(図14参照)と同様であるため、詳細な説明を省略する。
画像表示装置10Aで実行する画像処理の手順を説明する。図21は、画像表示装置10Aが実行する画像処理の手順を示すフローチャートである。
なお、本実施の形態では、表示部21と検出部16の誤差(θX、θY)が存在するとして説明する。また、本実施の形態では、検出部16の光軸回転の誤差も存在する(角度ψ≠0)ものとして説明する。
画像表示装置10Aでは、実施の形態1におけるステップS100〜ステップS104と同様にして、ステップS500〜ステップS504の処理を行う。具体的には、まず、出力部44が、予め記憶したテストパターンを表示部21へ出力する(ステップS500)。
次に、取得部30は、上記ステップS500の処理によって実空間上に設定された視域内に視聴者iが位置しているか否かを判断し、肯定判断(ステップS502:Yes)するまで否定判断(ステップS502:No)を繰り返す。
次に、取得部30が、検出部16の検出結果から、検出部16の第2座標系における視聴者位置である第2位置を取得する(ステップS504)。本実施の形態では、第2座標系における視聴者位置である第2位置として、第2位置Pi’(Xi´,Yi´,Zi´)を検出する。
次に、取得部30は、上記ステップS500の処理によって実空間上に設定された視域内で、且つステップS504で取得した視聴者位置Pi’とは異なる位置に視聴者iが移動したか否かを判断する(ステップS506)。そして、取得部30が肯定判断(ステップS506:Yes)するまで否定判断(ステップS506:No)を繰り返す。
取得部30は、例えば、上記ステップS504の処理が行われてから所定時間経過したか否かを判別することによって、ステップS504の判断を行えばよい。また、取得部30は、例えば、検出部16または視聴者を検知するために別途設けた検知部から検知結果を受け付け、検知結果に含まれる視聴者の位置が、第1座標系における第1位置P0(X,Y,Z)を含む領域に設定された視域の設定位置内であり、且つステップS504で取得した視聴者位置Pi’とは異なる位置であるかを判別することによって、ステップS506の判断を行ってもよい。
また、画像表示装置10Aに、視聴者の操作指示によって画像処理装置12へ信号を送信する操作装置を設ける。操作装置としては、公知のリモコン等を用いる。そして、視聴者が第1位置P0(X,Y,Z)を含む領域に設定された視域の設定位置内においてステップS504とは異なる位置に移動したときに、視聴者が操作装置に設けられた位置移動完了を示すボタン等を操作指示する。このときに、位置移動完了を示す信号を操作装置から画像処理装置12へ送信する。なお、表示部21には、視聴者が立体画像を正常に視認可能な位置で移動することを促す情報と、移動完了したときに該位置移動完了を示すボタン操作を促すメッセージを表示すればよい。このメッセージは、ステップS504の処理の後に予め定めた時間表示部21に表示すればよい。そして、画像処理装置12では、位置移動完了を示す信号を操作装置から受け付けたときに、ステップS506で肯定判断すればよい。
次に、取得部30が、検出部16の検出結果から、第2座標系における視聴者の位置である第2位置を取得する(ステップS508)。本実施の形態では、第2座標系における視聴者の位置であり且つ第2位置Pi’とは異なる第2位置として、第2位置Qi´(Xqi´,Yqi´,Zqi´)を取得する。
次に、第1算出部32が、ステップS504で取得した第2位置Pi’とステップS508で取得した第2位置Qi’とを通る直線(第3直線)と、光線制御部22の傾きであるベクトルR(第1直線)とから、検出部16の光軸回転量ψを算出する(ステップS510)。
図22は、第2位置Pi’と、第2位置Qi’と、光線制御部22の傾きRと、検出部16の光軸回転量ψとの関係を示す模式図である。なお、図22では、説明を簡単にするため、Xc=Yc=θX=θY=0とする。
図22に示すように、検出部16の光軸回転量ψは、距離Zにおける設計上の視域の延在方向を示す直線A(第1直線)と、実際の視域の延在方向を示す直線B(第3直線)と、のなす角として現れる。ここで、直線Aの傾きは、光線制御部22の傾きであるベクトルRと同じである。また、直線Bは、第2位置Pi’と第2位置Qi’を通る直線である。このため、第1算出部32は、検出部16の光軸回転量ψを、下記式(7)から求める。なお、式(7)中、αは、下記式(8)で示される。
Figure 2015144457
図21に戻り、次に、第1算出部32が、ステップS504で取得した、第2座標系における視聴者位置である第2位置Pi´(Xi´,Yi´,Zi´)を、第1座標系に変換する(ステップS512)。すなわち、本実施の形態では、第1算出部32は、検出部16が設計通りに設置されていると仮定し、第2座標系の第2位置を第1座標系に変換し、変換した第2位置Pi(Xi,Yi,Zi)を算出する。
なお、第1算出部32は、以下の方法を用いて第2座標系を第1座標系に変換する。
なお、説明の簡略化のため、画像表示装置10Aでは、θX=θY=0で設計されているとして説明する。
第2座標系から第1座標系への座標変換は、例えば、公知の単純幾何変換によって、下記式(9)を用いて行う。
Figure 2015144457
式(9)中、Xi、Yi、Ziは、各々、第1座標系に変換後の第2位置のX座標、Y座標、Z座標の各々を示す。式(9)中、Xi’、Yi’、Zi’は、各々、第2座標系の第2位置のX’座標、Y’座標、Z’座標の各々を示す。また、式(9)中、X、Y、Zは、検出部16の第1座標系における設計位置(設置されている位置)のX座標、Y座標、Z座標の各々を示す。
なお、θX=θY=0の関係を満たさない場合であっても、公知の単純幾何変換によって、第2座標系から第1座標系への座標変換を行える。
次に、第2算出部34が、第1座標系に変換した第2位置Pi(Xi,Yi,Zi)と、第1座標系における第1位置P0(X,Y,Z)と、の差分Δを算出する(ステップS514)。なお、ステップS514の差分Δの算出は、実施の形態1のステップS108(図15参照)と同様にして行えばよい。
次に、第2算出部34は、ステップS514で算出した差分Δに基づいて、この差分Δを相殺するように、表示部21による視域の設定位置及び第2位置の少なくとも一方の補正値を算出する(ステップS516)。本実施の形態では、第2算出部34は、補正値として、実施の形態1で説明した補正値θ’と、上記ステップS510で算出した検出部16の光軸回転量ψを算出する。なお、補正値θ’の算出は、実施の形態1のステップS110(図15参照)と同様にして行えばよい。
そして、画像処理装置12は、ステップS110で算出した補正値θ’、検出部16の光軸回転量ψ、及びステップS104で取得した第2座標系における視聴者の第2位置または該第2位置を第1座標系に変換した第2位置を、表示装置14へ出力する(ステップS518)。そして、本ルーチンを終了する。
表示装置14では、実施の形態1と同様の補正処理を行い、補正値θ’に基づいて、表示部21における視域の設定位置を補正すればよい。
また、表示装置14では、補正値θ’及び検出部16の光軸回転量ψに基づいて、検出部16から取得した検出結果に基づいて算出した視聴者の第2位置を補正すればよい。
この場合には、第2補正部40は、補正後の第1座標系における視聴者の第2位置Si(Xsi,Ysi,Zsi)を、下記式(10)を用いて算出すればよい。
Figure 2015144457
式(10)中、Xi、Yi、Zi、Xi’、Yi’、Zi’、X、Y、Zは、各々、式(9)と同じ意味である。
以上説明したように、本実施の形態の画像表示装置10Aでは、検出部16の第2座標系における視聴者の第2位置、及び表示部21の第1座標系における第1位置を含む領域に設定された視域の設定位置の少なくとも一方を、第1位置と第2位置との差分Δを相殺するように他方にあわせて補正するための補正値を算出する。このため、本実施の形態の画像表示装置10Aでは、検出部16の設置誤差と、表示部21における設計誤差と、が同時に発生した場合であっても、検出部16と表示部21間における設計値の誤差を相殺する補正値を得ることができる。
従って、本実施の形態の画像表示装置10Aでは、表示部21及び検出部16の誤差調整を行うための補正値を、容易に得ることができる。
なお、本実施の形態では、第2座標系における視聴者の位置として、第2位置Pi’と第2位置Qi´の2箇所の第2位置を取得する場合を説明した。しかし、本実施の形態の画像表示装置10Aでは、視域内の2箇所以上の第2位置を取得すればよく、取得する第2位置の数は2箇所に限られない。
なお、実施の形態1〜2における画像表示装置10及び画像表示装置10Aで実行する画像処理、及び補正処理を実行するためのプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
実施の形態1〜2における画像表示装置10及び画像表示装置10Aで実行する画像処理、及び補正処理を実行するためのプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、実施の形態1〜2における画像表示装置10及び画像表示装置10Aで実行する画像処理、及び補正処理の各々を実行するためのプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、実施の形態1〜2における画像表示装置10及び画像表示装置10Aで実行する画像処理、及び補正処理の各々を実行するためのプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
実施の形態1〜2における画像表示装置10及び画像表示装置10Aで実行する画像処理、及び補正処理を実行するためのプログラムは、上述した各部(取得部30、第1算出部32、第2算出部34、第1補正部38、第2補正部40、設定部42、及び出力部44)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMからプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、これらの各機能部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
10、10A 画像表示装置
12 画像処理装置
14 表示装置
16 検出部
21 表示部
30 取得部
32 第1算出部
34 第2算出部
36 制御部
38 第1補正部
40 第2補正部
42 設定部
44 出力部

Claims (6)

  1. 立体画像を表示可能な表示部と、
    視聴者を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて、前記検出部用の座標系における前記視聴者の第2位置を取得する取得部と、
    前記表示部用の座標系における所定の第1位置と、前記第2位置と、の差分を算出する第1算出部と、
    前記差分に基づいて、前記立体画像の視域の設定位置、または前記第2位置を補正する制御部と、
    を備える画像表示装置。
  2. 前記第1位置は、前記表示部用の座標系において予め設定された前記視域の設定位置である、請求項1記載の画像表示装置。
  3. 前記検出部は、撮像によって前記視聴者の撮像画像を取得する撮像部である、請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記制御部は、前記撮像部のヨー角及びピッチ角を補正する、請求項3に記載の画像表示装置。
  5. 視聴者を検出する検出部の検出結果に基づいて、前記検出部用の座標系における前記視聴者の第2位置を取得し、
    立体画像を表示可能な表示部用の座標系における所定の第1位置と、前記第2位置と、の差分を算出し、
    前記差分に基づいて、前記立体画像の視域の設定位置、または前記第2位置を補正する、
    画像表示方法。
  6. コンピュータを、
    視聴者を検出する検出部の検出結果に基づいて、前記検出部用の座標系における前記視聴者の第2位置を取得する手段と、
    立体画像を表示可能な表示部用の座標系における所定の第1位置と、前記第2位置と、の差分を算出する手段と、
    前記差分に基づいて、前記立体画像の視域の設定位置、または前記第2位置を補正する手段と、
    して機能させる画像表示プログラム。
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