JP2015140695A - 内燃機関 - Google Patents

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Abstract

【課題】 駆動軸に電動機が連結されたターボチャージャにおいて、バッテリ残量に関わらず、力行制御を可能にする。【解決手段】 駆動軸37に電動機25が連結されたターボチャージャ14であって、排気バルブが開かれた直後の排気のブローダウン流が排気通路に生じる期間に対応して電動機を回生制御すると共に、ブローダウン流が発生した後のピストンの上昇に伴う排気のスカベンジング流が排気通路に生じる期間に対応して電動機を力行制御し、回生制御と力行制御とを交互に繰り返す制御モードを有する。【選択図】 図1

Description

本発明は、駆動軸に電動機が連結されたターボチャージャに関する。
内燃機関のターボチャージャは、排気によってタービンホイールを回転させ、駆動軸を介してタービンホイールに連結されたコンプレッサホイールを回転させて過給を行うという構造上、過給圧の立ち上がりが出力要求に対して遅れるという、いわゆるターボラグが問題となる。この問題は、排気流量及び排気圧が小さい内燃機関の低回転域において顕著になる。このような問題を解決するために、ターボチャージャの駆動軸に電動機(モータジェネレータ)を連結し、電動機の駆動力によってターボチャージャの駆動軸の回転をアシストするものがある(例えば、特許文献1)。電動機は、ターボチャージャの駆動軸の回転力を受けて発電することも可能であるため、排気エネルギーが所望の過給圧を達成するために余剰となる場合に回生を行うことによって、排気エネルギーを効率良く回収することができる。
特開2004−169629号公報
従来、電動機を備えたターボチャージャは、内燃機関の低回転域において電動機の力行制御を行い、高回転域において電動機の回生制御を行うというように、内燃機関の回転域に応じて電動機の力行制御と回生制御とを選択する手法が通常である。このように電動機の制御を行う場合、力行制御が選択される期間において電動機の電源を常に確保しなければならない。そのため、バッテリ残量が低下している場合には、力行制御を行うことができないという問題がある。
本発明は、以上の背景を鑑み、駆動軸に電動機が連結されたターボチャージャにおいて、バッテリ残量に関わらず、力行制御を可能にすることを課題とする。
上記課題を解決するために、駆動軸(37)に電動機(25)が連結されたターボチャージャ(14)であって、排気バルブが開かれた直後の排気のブローダウン流が排気通路に生じる期間に対応して前記電動機を回生制御すると共に、前記ブローダウン流が発生した後のピストンの上昇に伴う排気のスカベンジング流が前記排気通路に生じる期間に対応して前記電動機を力行制御し、前記回生制御と前記力行制御とを交互に繰り返す制御モードを有することを特徴とする。
この構成によれば、回生制御と力行制御とを交互に行うため、力行制御時には回生制御によって発電した電力を使用することができ、バッテリ残量に関わらず力行制御を行うことができる。排気通路を流れるブローダウン流は、スカベンジング流に対して圧力が高く、タービンホイールを効率良く回転させることができ、回生制御に適している。一方、スカベンジング流は、ブローダウン流に対して圧力が低く、タービンホイールを効率良く回転させることができないため、電動機が力行を行い、ターボチャージャの回転をアシストすることによって、出力要求に対する応答性を高めることができる。
また、上記の発明において、前記回生制御及び前記力行制御は、クランク角に基づき、前記ブローダウン流及び前記スカベンジング流がそれぞれ排気通路に生じる期間に対応して切り換えられるとよい。
この構成によれば、クランク角に基づくことによって、ブローダウン流及びスカベンジング流に対応させて回生制御及び力行制御を切り換えることができる。
また、上記の発明において、前記排気通路に設けられたタービンハウジング(31)と、前記タービンハウジングに受容され、前記駆動軸に結合されたタービンホイール(35)と、前記タービンハウジングに設けられ、前記タービンホイールへの排気の流れを調整するタービン側可変ノズル機構(40)とを有し、前記タービン側可変ノズル機構は、前記ブローダウン流が前記排気通路に生じる期間に、前記スカベンジング流が前記排気通路に生じる期間よりも流路を絞るとよい。
この構成によれば、電動機が回生制御を行うときに、タービン側可変ノズル機構がタービンホイールに供給される排気の流路を絞り、排気の流速を増加させることによって、排気エネルギーを効率よくタービンホイールの回転エネルギーに変換することができ、電動機による回生量が増加する。
また、上記の発明において、吸気通路に設けられたコンプレッサハウジング(32)と、前記コンプレッサハウジングに受容され、前記駆動軸に結合されたコンプレッサホイール(36)と、前記コンプレッサハウジングに設けられ、前記コンプレッサホイールからコンプレッサハウジングの出口に向う吸気の流れを調整するコンプレッサ側可変ノズル機構(50)とを有し、前記コンプレッサ側可変ノズル機構は、前記スカベンジング流が前記排気通路に生じる期間に、前記ブローダウン流が前記排気通路に生じる期間よりも流路を絞るとよい。
この構成によれば、電動機が力行制御を行うときにコンプレッサ側可変ノズル機構がコンプレッサホイールからコンプレッサの出口に向う吸気の流路を絞り、吸気の流速を増加させることによって、コンプレッサが過給圧の上昇に寄与する効率を高めることができる。
また、本発明の他の側面は、駆動軸(37)に電動機(25)が連結されたターボチャージャ(14)を備えた内燃機関(70)であって、燃焼室から延び、上流側から順に排気を蓄える排気レシーバ(72)、開閉弁(73)、前記ターボチャージャのタービン(22)を含む第1排気通路(11A)と、前記燃焼室から延び、前記第1排気通路における前記タービンの下流側部分に接続される第2排気通路(11B)と、前記燃焼室と前記第1排気通路の間に設けられ、排気のブローダウン流に対応した期間に開く第1排気バルブ(75A)と、前記燃焼室と前記第2排気通路の間に設けられ、前記第1排気バルブよりも後であって、ピストンの上昇に伴う排気のスカベンジング流に対応した期間に開く第2排気バルブ(75B)とを有し、前記開閉弁は、開閉を繰り返して間欠的に前記タービンに排気を供給し、前記ターボチャージャは、前記開閉弁の開期間に対応して前記電動機を回生制御すると共に、前記開閉弁の閉期間に対応して前記電動機を力行制御し、前記回生制御と前記力行制御とを交互に繰り返す制御モードを有することを特徴とする。
この構成によれば、回生制御と力行制御とを交互に行うため、力行制御時には回生制御によって発電した電力を使用することができ、バッテリ残量に関わらず力行制御を行うことができる。また、ブローダウン流を蓄積した排気レシーバから高温高圧の排気をタービンに間欠的に供給し、排気レシーバからタービンに排気が供給されるタイミングに応じて回生を行うようにしたため、回生を効率良く行うことができる。また、回生のタイミングは、開閉弁の開期間に対応して設定されるため、開閉弁の開閉タイミングを変更することによって、ブローダウン期間に関わらず、回生のタイミング及び期間の長さを任意に設定することができる。
以上の構成によれば、駆動軸に電動機が連結されたターボチャージャにおいて、バッテリ残量に関わらず、力行制御を可能にすることができる。
第1実施形態に係る内燃機関の構成を示す説明図 タービン側ノズル可変機構を示す概略図 コンプレッサ側ノズル可変機構を示す概略図 第1実施形態に係るターボチャージャのアシスト制御の手順を示すフロー図 第1実施形態に係る(A)第1気筒及び排気通路の圧力を示すグラフ、(B)第1気筒及び吸気通路の圧力を示すグラフ 第2実施形態に係る内燃機関の構成を示す説明図 第2実施形態に係るターボチャージャのアシスト制御の手順を示すフロー図
以下、図面を参照して、本発明を自動車の内燃機関に適用した実施形態について詳細に説明する。以下の説明で用いる「上流」および「下流」の語は、内燃機関の吸気系及び排気系における一連のガスの流れ方向を基準とし、吸気系のエアインレットを最上流、排気系の排気出口を最下流として説明する。
(第1実施形態)
第1実施形態に係る内燃機関1は、4ストロークのHCCI(Homogeneous-Charge Compression Ignition)エンジンである。図1に示すように、内燃機関1の機関本体2は、4つの気筒3を直列に有し、各気筒3にはピストン(不図示)が往復動可能に受容されている。各ピストンは、コンロッド(不図示)を介してクランク軸(不図示)に連結されている。
内燃機関1の一端側から各気筒3を順に、第1気筒3A、第2気筒3B、第3気筒3C、第4気筒3Dとすると、第1気筒3Aのピストンに対して、第2気筒3B及び第3気筒3Cのピストンは180°の位相差を有し、第4気筒3Dのピストンは0°の位相差を有する。各気筒3の燃焼順序は、第1、第3、第4、第2の順番であり、各燃焼は180°の位相差を有している。
各気筒3の上端部には、燃焼室(不図示)がそれぞれ形成されている。各燃焼室には、吸気ポート5及び排気ポート6が連通している。各吸気ポート5の他端は機関本体2の一側の側部に開口し、各排気ポート6の他端は機関本体2の他側の側部に開口している。機関本体2は、吸気ポート5を開閉する吸気バルブ(不図示)と、排気ポート6を開閉する排気バルブ(不図示)とを有している。
内燃機関1は、吸気通路10(吸気系)及び排気通路11(排気系)を有する。吸気通路10は、上流側から順に、エアインレット(不図示)、エアフィルタ(不図示)、スロットルバルブ13、ターボチャージャ14のコンプレッサ15、インタークーラー16、吸気マニホールド17を直列に有している。吸気マニホールド17は、上流端が集合管をなすと共に、下流端が4つ股に分岐して機関本体2の一側の側部に結合され、各吸気ポート5に連通している。排気通路11は、上流側から順に、排気マニホールド21、ターボチャージャ14のタービン22、触媒コンバータ23、消音器(不図示)、排気出口(不図示)を有している。排気マニホールド21は、下流端が集合管をなすと共に、上流端が4つ股に分岐して機関本体2の他側の側部に結合され、各排気ポート6に連通している。これにより、空気は、吸気通路10のエアインレットから吸入され、吸気通路10を通過して燃焼室に供給され、燃焼室で燃焼に使用された後、排気通路11を通過して排気出口から外部に排出される。
ターボチャージャ14は、タービン22と、コンプレッサ15と、電動機25とを有する。タービン22の外殻を構成する中空のタービンハウジング31と、コンプレッサ15の外殻を構成する中空のコンプレッサハウジング32と、電動機25の外殻を構成する電動機ハウジング33とは、タービンハウジング31及びコンプレッサハウジング32の間に電動機ハウジング33が配置され、互いに同軸となるように結合されている。
タービンハウジング31は、その外周部に接線方向に向けて延びるタービン入口部31Aを有し、その中央部に軸線方向に向けて延びるタービン出口部31Bを有する。タービン入口部31Aは排気マニホールド21の下流側に接続され、タービン出口部31Bは触媒コンバータ23の上流側に接続されている。コンプレッサハウジング32は、その中央部に軸線方向に向けて延びるコンプレッサ入口部32Aを有し、その外周部に接線方向に向けて延びるコンプレッサ出口部32Bを有する。コンプレッサ入口部32Aはスロットルバルブ13の下流側に接続され、コンプレッサ出口部32Bはインタークーラー16の上流側に接続されている。
タービンハウジング31の内部にはタービンホイール35(タービンインペラ)が回転可能に受容され、コンプレッサハウジング32の内部にはコンプレッサホイール36(コンプレッサインペラ)が回転可能に受容されている。タービンホイール35とコンプレッサホイール36とは同軸に配置され、電動機ハウジング33を貫通して延びる駆動軸37によって互いに連結されている。
図1及び図2に示すように、タービンハウジング31には、タービン入口部31Aからタービンホイール35への排気の流れを調整するタービン側可変ノズル機構40が設けられている。タービン側可変ノズル機構40は、複数のガイドベーン41と、複数のガイドベーン41に接続されたリンク42と、リンク42を駆動するアクチュエータ43とを有する。
複数のガイドベーン41は、タービンハウジング31の内部において、タービンホイール35を径方向から囲むように環状に配置されている。各ガイドベーン41は、タービンホイール35と平行な回転軸線を中心として回動可能にタービンハウジング31に支持されている。各ガイドベーン41は、周方向において等間隔に配置され、隣り合うガイドベーン41との間に、タービンハウジング31の中央側(タービンホイール35側)を向くノズル44を形成している。各ガイドベーン41は、回転軸の径方向に向けて突出するアーム45を有する。アーム45の先端には、二股に分岐したフォーク部45Aが形成されている。
リンク42は、リング状に形成され、タービンホイール35と同軸に回転可能にタービンハウジング31に支持されている。リンク42は、回転軸と平行な方向に突出した複数の係止ピン42Aを有している。係止ピン42Aは、ガイドベーン41の数に対応して形成され、周方向に等間隔に配置されている。各係止ピン42Aは、各ガイドベーン41のアーム45のフォーク部45Aを係止する。これにより、リンク42が回転することによって、各アーム45の角度が変化し、各ガイドベーン41の角度が同時に変化する。リンク42が一側に回転すると、全てのガイドベーン41の延在方向が接線方向に近付いて隣り合うガイドベーン41間に形成されるノズル44の流路断面積が小さくなり(流路が絞られ)、リンク42が他側に回転すると、全てのガイドベーン41の延在方向が放射方向に近付いて隣り合うガイドベーン41間に形成されるノズル44の流路断面積が大きくなる(流路が開かれる)。
リンク42の外周部には、径方向外方に突出するレバー42Bが形成されており、レバー42Bにはアクチュエータ43の出力軸43Aが連結されている。アクチュエータ43は、出力軸43Aが進退するものであり、例えば、ソレノイドやピエゾ素子から構成されている。アクチュエータ43の出力軸43Aは、リンク42の接線方向に延在し、進退することによってリンク42を一側又は他側に回転させる。本実施形態では、タービン側可変ノズル機構40は、アクチュエータ43の駆動によって、ノズル44の流路断面積が最も大きくなった開位置と、ノズル44の流路断面積が最も小さくなった絞り位置との2つの位置を取り得る。
図1及び図3に示すように、コンプレッサハウジング32には、コンプレッサホイール36からコンプレッサ出口部32Bへの吸気の流れを調整するコンプレッサ側可変ノズル機構50が設けられている。コンプレッサ側可変ノズル機構50は、タービン側可変ノズル機構40と同様の構成を有し、先端部にフォーク部55Aが形成されたアーム55を有するガイドベーン51と、複数のフォーク部55Aを係止する複数の係止ピン52A及びレバー52Bを有するリンク52と、レバー52Bに連結される出力軸53Aを有するアクチュエータ53とを有する。隣り合うガイドベーン51の間には、コンプレッサハウジング32の径方向外側(コンプレッサホイール36と相反する側)を向くノズル54が形成される。コンプレッサ側可変ノズル機構50のリンク52が一側に回転すると、全てのガイドベーン51の延在方向が接線方向に近付いて隣り合うガイドベーン51間に形成されるノズル54の流路断面積が小さくなり(流路が絞られ)、リンク52が他側に回転すると、全てのガイドベーン51の延在方向が放射方向に近付いて隣り合うガイドベーン41間に形成されるノズル44の流路断面積が大きくなる(流路が開かれる)。本実施形態では、コンプレッサ側可変ノズル機構50は、アクチュエータ53の駆動によって、ノズル54の流路断面積が最も大きくなった開位置と、ノズル54の流路断面積が最も小さくなった絞り位置との2つの位置を取り得る。
図1に示すように、駆動軸37の電動機ハウジング33内に位置する部分には、ロータ60が結合されている。ロータ60は、複数の永久磁石から形成され、駆動軸37の周方向において磁極が交互に現れるように配置されている。電動機ハウジング33の内面であって、ロータ60の外面に対向する部分にはコイルであるステータ61が設けられている。ステータ61は、インバータ63を介してバッテリ64に接続されている。インバータ63は、ECU65(電子制御ユニット)によって制御され、バッテリ64からステータ61、及びステータ61からバッテリ64への電流の流れの一方を許容すると共に、流れる電流を調整する。これにより、電動機25は回生及び力行を切り換え可能なモータジェネレータとして機能する。すなわち、バッテリ64からステータ61に電流を流す力行制御によって、電動機25に駆動軸37を回転させる仕事をさせ、ターボチャージャ14の回転をアシストすることができ、回生制御によって排気エネルギーによる駆動軸37の回転に基づいて発電を行い、ステータ61からバッテリ64に電流を流し、バッテリ64を充電することができる。
機関本体2には、クランク軸の回転位置を検出するクランク角センサ67が設けられている。クランク角センサ67は信号をECU65に出力し、ECU65はクランク角センサ67からの信号に基づいてクランク角を算出する。
電動機25、タービン側可変ノズル機構40、及びコンプレッサ側可変ノズル機構50は、ECU65によって、排気のブローダウン期間及びスカベンジング期間に対応して制御されている。ブローダウンとは、排気行程において、排気バルブが開いた直後に、気筒3内の比較的高い圧力によって、排気(既燃焼ガス)が排気通路11に勢いよく噴き出す現象をいい、この排気の流れをブローダウン流という。排気バルブが、下死点に達する前に開く場合は、ピストンの下降中においてもブローダウンは生じる。ブローダウンは、低回転域ではクランク角で約45°の期間継続する。スカベンジングとは、排気行程においてブローダウンが収束した後に続く行程であり、ピストンの上昇に伴って気筒3内の排気ガスが排気通路11に押し出される行程をいい、この排気ガスの流れをスカベンジング流という。スカベンジングは、排気バルブが閉じられることによって終了する。スカベンジングは、クランク角で約135°の期間継続する。
本実施形態では、内燃機関1は4ストロークかつ4気筒であるため、各気筒3での燃焼(爆発)がクランク角で180°毎に生じ、720°(2回転)で4つの気筒3の全てが燃焼する1サイクルが完結する。4つの気筒3から生じるブローダウン流及びスカベンジング流は、共通の排気通路11に流れるため、排気通路11にはブローダウン流及びスカベンジング流の組が4回発生する。上述したように、ブローダウンはクランク角で約45°の期間、スカベンジングはクランク角で約135°の期間であるため、任意の気筒3のスカベンジングが終了した直後に、他の気筒3のブローダウンが発生し、ブローダウン及びスカベンジングは交互に連続して発生することになる。
排気バルブの開閉タイミングはクランク角に対応して設定されるため、ブローダウン及びスカベンジングが発生する期間はクランク角で表すことができる。例えば、各ピストンの上死点である0°、180°、360°、540°において燃焼が生じる場合に、150°〜195°、330°〜375°、510°〜555°、及び690°〜735°(15°)をブローダウン期間とし、195°〜330°、375°〜510°、555°〜690°、及び15°(735°)〜150°をスカベンジング期間とすることができる。
ECU65は、電動機25、タービン側可変ノズル機構40、及びコンプレッサ側可変ノズル機構50を制御してターボチャージャ14の1つの制御モードであるアシスト制御を行う。アシスト制御は、例えば内燃機関1が低回転域にある場合に実行される。内燃機関1が低回転域にあるか否かは、ECU65がクランク角センサ67からの信号に基づいてエンジン回転数を算出し、算出したエンジン回転数と所定の閾値とを比較することによって判定するとよい。
ECU65は、アシスト制御において、クランク角に基づいて、電動機25の回生制御又は力行制御を行い、かつタービン側可変ノズル機構40の開閉制御を行い、かつコンプレッサ側可変ノズル機構50の開閉制御を行う。具体的には、ECU65は、クランク角に基づいてブローダウン期間又はスカベンジング期間を判定し、ブローダウン期間と判定したときには、電動機25を回生制御し、かつタービン側可変ノズル機構40を絞り制御し、かつコンプレッサ側可変ノズル機構50を開制御する。一方、ECU65は、スカベンジング期間であると判定したときには、電動機25を力行制御し、かつタービン側可変ノズル機構40を開制御し、かつコンプレッサ側可変ノズル機構50を絞り制御する。
ECU65によるアシスト制御をフロー図に表すと図4のようになる。図4に示すように、ECU65は、ステップS1においてクランク角に基づいてブローダウン期間であるか否かを判定し、判定がYesの場合には、続くステップS2〜S4において、タービン側可変ノズル機構40を絞り制御し、かつコンプレッサ側可変ノズル機構50を開制御し、かつ電動機25を回生制御する。一方、ステップS1での判定がNoの場合、本実施形態のように4ストローク4気筒の内燃機関1の場合はスカベンジング期間であるため、続くステップS5〜S7において、タービン側可変ノズル機構40を開制御し、かつコンプレッサ側可変ノズル機構50を絞り制御し、かつ電動機25を力行制御する。
ECU65によるアシスト制御の結果、図5に示すように、クランク軸が2回転する間に、電動機25は回生制御及び力行制御を交互に4回繰り返す。また、タービン側可変ノズル機構40及びコンプレッサ側可変ノズル機構50は、クランク軸が2回転する間に、開閉を交互に4回繰り返す。
図5(A)は、第1気筒の圧力及び排気通路(タービンの上流側部分)の圧力を示すグラフであり、図5(B)は、第1気筒の圧力及び吸気通路(コンプレッサの下流側部分)の圧力を示すグラフである。図5(A)及び(B)において、第1気筒の圧力と、排気通路の圧力及び吸気通路の圧力は縮尺が異なることに注意されたい。図5(A)及び(B)では、気筒圧力として第1気筒3Aの圧力のみを二点鎖線で例示している。第1気筒3Aは、0°で燃焼が行われ、0°〜180°が膨張行程、180°〜360°が排気行程、360°〜540°が吸気行程、540°〜720°が圧縮行程である。燃焼タイミングは、第2気筒3Bが540°、第3気筒3Cが180°、第4気筒3Dが360°である。
図5(A)に示す実線は、タービン側可変ノズル機構40を常時全開にしたときの排気通路11(タービンの上流側部分)の圧力であり、一点鎖線はブローダウン期間においてタービン側可変ノズル機構40を絞り、スカベンジング期間においてタービン側可変ノズル機構40を全開にしたときの排気通路11の圧力である。排気通路11の圧力(実線及び1点鎖線)は、180°付近のピークが第1気筒3Aのブローダウン流に起因し、360°付近のピークが第3気筒3Cのブローダウン流に起因し、540°付近のピークが第4気筒3Dのブローダウン流に起因し、0°付近のピークが第2気筒3Bのブローダウン流に起因する。
排気通路11の圧力は、ブローダウン期間において、タービン側可変ノズル機構40を絞ることによって、更に上昇する。これにより、タービンホイール35に吹き付けられる排気の流速が増大し、排気エネルギーがタービンホイール35の回転エネルギーに変換される効率が向上する。
図5(B)に示す実線は、コンプレッサ側可変ノズル機構50を常時全開にしたときの吸気通路10(コンプレッサ15の下流側部分)の圧力であり、一点鎖線はブローダウン期間においてコンプレッサ側可変ノズル機構50を全開にし、スカベンジング期間においてコンプレッサ側可変ノズル機構50を絞ったときの吸気通路10の圧力である。吸気通路10の圧力は、スカベンジング期間において、コンプレッサ側可変ノズル機構50を絞ることによって、圧力が更に上昇する。これにより、コンプレッサ側可変ノズル機構50を通過してコンプレッサ15の下流側に供給される吸気の流速が増大し、コンプレッサホイール36の回転エネルギーが過給圧の上昇に寄与する効率が向上する。
以上のように構成したターボチャージャ14の作用及び効果を以下に説明する。本実施形態に係るターボチャージャ14は、アシスト制御において、回生制御と力行制御を交互に行うため、力行制御時には回生制御によって発電した電力を使用することができる。そのため、バッテリ64の残量に関わらず、力行制御を任意のタイミングで行うことができる。排気通路11を流れるブローダウン流は、スカベンジング流に対して圧力が高く、タービンホイール35を効率良く回転させることができるため、回生制御に適している。一方、スカベンジング流は、ブローダウン流に対して圧力が低く、タービンホイール35を効率良く回転させることができないため、電動機25が力行を行い、ターボチャージャ14の回転をアシストすることによって、出力要求に対する応答性を高めることができる。
また、ターボチャージャ14は、回生制御を行うときに、タービン側可変ノズル機構40がタービンホイール35に供給される排気の流路を絞り、排気の流速を増加させることによって、排気エネルギーをタービンホイール35の回転エネルギーに効率良く変換することができ、電動機25による回生量が増加する。アシスト制御が行われるときは、内燃機関1が低回転域等であり、排気流量が比較的小さいが、タービン側可変ノズル機構40が流路を絞ることによって、少ない排気流量でもタービンホイール35を効率良く回転させることができる。
また、ターボチャージャ14は、力行制御を行うときに、コンプレッサ側可変ノズル機構50がコンプレッサホイール36からコンプレッサ出口部32Bに向う吸気の流路を絞り、吸気の流速を増加させることによって、コンプレッサホイール36の回転が過給圧の上昇に寄与する効率が向上する。アシスト制御が行われるときは、内燃機関1が低回転域等であり、排気流量が比較的小さく、駆動軸37及びコンプレッサホイール36の回転数が比較的低いが、上述したようにコンプレッサ側可変ノズル機構50が流路を絞ることによって、コンプレッサホイール36の回転が比較的低い場合にも過給圧を効率良く上昇させることができる。
本実施形態では、内燃機関1を、一般に一定の回転数で駆動されるHCCIエンジンとしたため、クランク角に基づいて制御がなされる電動機25の回生及び力行の切り換えタイミング、タービン側可変ノズル機構40及びコンプレッサ側可変ノズル機構50の開閉タイミングを一定にすることができ、電動機25、タービン側可変ノズル機構40及びコンプレッサ側可変ノズル機構50の駆動が安定する。
(第2実施形態)
次に、図6及び図7を参照して、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態に係る内燃機関70は、第1実施形態に係る内燃機関70と比較して排気通路11の構成が主に異なる。以下の第2実施形態に係る内燃機関70の説明では、第1実施形態に係る内燃機関70と同様の構成は、同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように、内燃機関70の排気通路は、第1排気通路11A及び第2排気通路11Bを有する。第1排気通路11Aは、各気筒3の燃焼室から延び、上流側から第1排気ポート6A、第1排気マニホールド21A、排気レシーバ72、開閉弁73、タービン22、触媒コンバータ23、消音器、及び排気出口を有する。第2排気通路11Bは、各気筒3の燃焼室から延び、上流側から第2排気ポート6B及び第2排気マニホールド21Bを有し、下流端が第1排気通路11Aのタービン22と触媒コンバータ23との間の部分に連通している。
第1排気ポート6A及び第2排気ポート6Bは、互いに独立した通路であり、各気筒3に少なくとも1つずつ形成されている。燃焼室と第1排気ポート6Aとの間には第1排気バルブ75Aが設けられ、燃焼室と第2排気ポート6Bとの間には第2排気バルブ75Bが設けられている。第1排気バルブ75A及び第2排気バルブ75Bは、公知のポペット弁である。
第1排気マニホールド21Aは、上流側が第1排気ポート6Aに対応して分岐し、機関本体の側部に結合されて、各第1排気ポート6Aに連通する。各第1排気ポート6Aを通過した排気は、第1排気マニホールド21Aにおいて集合され、下流側に流れる。同様に、第2排気マニホールド21Bは、上流側が第2排気ポート6Bに対応して分岐し、機関本体の側部に結合されて、各第2排気ポート6Bに連通する。各第2排気ポート6Bを通過した排気は、第2排気マニホールド21Bにおいて集合され、下流側に流れる。
第1排気マニホールド21Aの下流端は、排気レシーバ72の入口に接続されている。排気レシーバ72は、排気エネルギーを蓄える圧力容器であり、内燃機関70の排気容量と略同一の内容積を有している。排気レシーバ72の出口は、開閉弁73を介してタービン22のタービン22入口部に接続されている。
第1排気通路11Aの第1排気マニホールド21Aと排気レシーバ72の間の部分と、第2排気通路11Bの第2排気マニホールド21Bの下流側部分とは、バイパス通路77によって接続されている。バイパス通路77には、バイパス弁78が設けられている。バイパス弁78は、常閉型の電磁弁であり、ECU65によって開閉制御される。ECU65は、排気レシーバ72に設けられた圧力センサ(不図示)から信号に基づき、排気レシーバ72の圧力が所定値以上になった場合にバイパス弁78を開く。これにより、第1排気マニホールド21Aから流れる排気は、排気レシーバ72を迂回して第2排気通路11Bに流れ、排気レシーバ72の圧力上昇が抑制される。
第1排気バルブ75A及び第2排気バルブ75Bは、公知の動弁機構(不図示)によって互いに独立したタイミングで開かれる。第1排気バルブ75Aは排気行程の開始から所定の期間開き、第2排気バルブ75Bは第1排気バルブ75Aに遅れて排気行程の終了までの所定の期間開く。具体的には、第1排気バルブ75Aは、第2排気バルブ75Bよりも先に開くことによってブローダウン流が第1排気ポート6Aを流れるようにし、ブローダウン流の収束に対応して閉じるように設定される。一方、第2排気バルブ75Bは、ブローダウン流が収束した後のピストンの上昇に伴うスカベンジング流が第2排気ポート6Bを流れるように、開閉タイミングが設定されている。換言すると、第1排気バルブ75A及び第2排気バルブ75Bの開閉によって、ブローダウン流が第1排気ポート6Aに流れ、スカベンジング流が第2排気ポート6Bに流れるようになっている。例えば、第1排気バルブ75Aは、排気行程の開始からクランク角において約45°の期間、開状態を維持し、第2排気バルブ75Bは、排気行程の開始からクランク角において約45°が経過したときから約135°の期間、開状態を維持する。これにより、ブローダウン流による高温高圧の排気ガスが排気レシーバ72に供給され、ブローダウン流に対して低温低圧となるスカベンジング流の排気ガスが排気レシーバ72及びタービン22を介さずに触媒コンバータ23に流れるようになる。これにより、排気レシーバ72には比較的高い排気エネルギーが蓄積されるようになる。
開閉弁73は、ECU65によって制御された電磁弁であり、開閉を交互に繰り返し、排気レシーバ72に蓄積された排気をタービン22に間欠的に供給する。ECU65は、クランク角に応じて開閉弁73の開閉制御を行う。開閉弁73の開閉タイミングは、クランク軸が1回転する間に少なくとも開、閉を一度ずつ行うように設定されている。より好ましくは、開閉弁73の開閉タイミングは、クランク軸が1/2回転する間に少なくとも開、閉を一度ずつ行うように設定されている。開閉弁73の開期間と閉期間との比は、開期間が閉期間よりも短いことが好ましい。特に、開期間が、閉期間の1/3程度であることが好ましい。本実施形態では、開閉弁73は、クランク角を基準として、開期間が約45°であり、閉期間が135°であり、交互に連続して繰り返すように設定されている。
ECU65は、第1実施形態と同様にアシスト制御モードを有する。ECU65は、アシスト制御において、クランク角に基づいて、電動機25の回生制御又は力行制御を行い、かつタービン側可変ノズル機構40の開閉制御を行い、かつコンプレッサ側可変ノズル機構50の開閉制御を行う。具体的には、ECU65は、クランク角に基づいて開閉弁73の開期間又は閉期間を判定し、開期間と判定したときには、電動機25を回生制御し、かつタービン側可変ノズル機構40を絞り制御し、かつコンプレッサ側可変ノズル機構50を開制御する。一方、ECU65は、開閉弁73の閉期間であると判定したときには、電動機25を力行制御し、かつタービン側可変ノズル機構40を開制御し、かつコンプレッサ側可変ノズル機構50を絞り制御する。
ECU65によるアシスト制御をフロー図に表すと図4のようになる。図7に示すように、ECU65は、ステップS11においてクランク角に基づいて開閉弁73の開期間であるか否かを判定し、判定がYesの場合には、続くステップS12〜S14において、タービン側可変ノズル機構40を絞り制御し、かつコンプレッサ側可変ノズル機構50を開制御し、かつ電動機25を回生制御する。一方、ステップS11での判定がNoの場合、すなわち開閉弁73の閉期間である場合には、続くステップS15〜S17において、タービン側可変ノズル機構40を開制御し、かつコンプレッサ側可変ノズル機構50を絞り制御し、かつ電動機25を力行制御する。
以上のように構成した内燃機関70の作用及び効果を以下に説明する。第2実施形態に係るターボチャージャ14は、第1実施形態と同様に、アシスト制御において、回生制御と力行制御を交互に行うため、力行制御時には回生制御によって発電した電力を使用することができる。そのため、バッテリ64の残量に関わらず、力行制御を任意のタイミングで行うことができる。本実施形態では、高温高圧のエネルギーが高い排気のブローダウン流をスカベンジング流から分離して排気レシーバ72に蓄積し、排気レシーバ72からタービン22に排気を間欠的に供給するようにしたため、排気がタービン22に供給されるタイミングに合わせて回生を行うことで、回生を効率よく行うことができる。
また、ターボチャージャ14は、第1実施形態と同様に、回生制御を行うときに、タービン側可変ノズル機構40がタービンホイール35に供給される排気の流路を絞り、排気の流速を増加させることによって、排気エネルギーをタービンホイール35の回転エネルギーに効率良く変換することができ、電動機25による回生量が増加する。また、ターボチャージャ14は、力行制御を行うときに、コンプレッサ側可変ノズル機構50がコンプレッサホイール36からコンプレッサ出口部32Bに向う吸気の流路を絞り、吸気の流速を増加させることによって、コンプレッサホイール36の回転が過給圧の上昇に寄与する効率が向上する。
本実施形態では、開閉弁73の開閉に合わせて、ターボチャージャ14の回生及び力行を行うため、回生及び力行のタイミングがブローダウン期間及びスカベンジング期間に限定されない。すなわち、すなわち、開閉弁73の開閉タイミングを変化させることによって、ターボチャージャ14の回生及び力行の期間の比率を任意に変更することができる。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、上記実施形態では、内燃機関1をHCCIエンジンとしたが、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の公知のエンジンとしてもよい。内燃機関1のストローク(サイクル)及び気筒数は任意に変更することができる。例えば内燃機関1を4ストローク3気筒とした場合には、ブローダウン及びスカベンジングのいずれも発生しない空白期間が生じるが、このような空白期間にはスカベンジング期間と同様に、電動機25を力行制御し、かつタービン側可変ノズル機構40を開制御し、かつコンプレッサ側可変ノズル機構50を絞り制御するとよい。
上記実施形態では、内燃機関1の低回転域において、ターボチャージャ14のアシスト制御を実行するようにしたが、他の実施形態では要求出力に対する過給圧の応答性を一層高めるため、排気流量が十分となる内燃機関1の高回転域においてもアシスト制御を行ってもよい。なお、内燃機関1の高回転域等において、アシスト制御を行わない場合には、排気エネルギーの余剰量に応じて、電動機25の回生制御を継続することで、余剰な排気エネルギーを電気エネルギーとして回収することができ、内燃機関1の効率が向上する。
また、上記実施形態では、タービン側可変ノズル機構40及びコンプレッサ側可変ノズル機構50は、ノズル44、54を全開位置と最も絞った絞り位置との2つ位置の間で切り換えるようにしたが、タービン側可変ノズル機構40及びコンプレッサ側可変ノズル機構50は、ブローダウン期間において排気流量に応じてノズル44、54の絞り量を調整するようにしてもよい。例えば、タービン側可変ノズル機構40及びコンプレッサ側可変ノズル機構50は、ブローダウン期間において排気流量が大きいほど、ノズル44、54の絞り量を小さく(開度を大きくする)するとよい。
1…内燃機関、2…機関本体、3…気筒、10…吸気通路、11…排気通路、14…ターボチャージャ、15…コンプレッサ、22…タービン、25…電動機、31…タービンハウジング、32…コンプレッサハウジング、33…電動機ハウジング、35…タービンホイール、36…コンプレッサホイール、37…駆動軸、40…タービン側可変ノズル機構、41…ガイドベーン、43…アクチュエータ、44…ノズル、50…コンプレッサ側可変ノズル機構、51…ガイドベーン、53…アクチュエータ、54…ノズル、60…ロータ、61…ステータ、63…インバータ、64…バッテリ、65…ECU、67…クランク角センサ

Claims (5)

  1. 駆動軸に電動機が連結されたターボチャージャであって、
    排気バルブが開かれた直後の排気のブローダウン流が排気通路に生じる期間に対応して前記電動機を回生制御すると共に、前記ブローダウン流が発生した後のピストンの上昇に伴う排気のスカベンジング流が前記排気通路に生じる期間に対応して前記電動機を力行制御し、前記回生制御と前記力行制御とを交互に繰り返す制御モードを有することを特徴とするターボチャージャ。
  2. 前記回生制御及び前記力行制御は、クランク角に基づき、前記ブローダウン流及び前記スカベンジング流がそれぞれ前記排気通路に生じる期間に対応して切り換えられることを特徴とする請求項1に記載のターボチャージャ。
  3. 前記排気通路に設けられたタービンハウジングと、
    前記タービンハウジングに受容され、前記駆動軸に結合されたタービンホイールと、
    前記タービンハウジングに設けられ、前記タービンホイールへの排気の流れを調整するタービン側可変ノズル機構とを有し、
    前記タービン側可変ノズル機構は、前記ブローダウン流が前記排気通路に生じる期間に、前記スカベンジング流が前記排気通路に生じる期間よりも流路を絞ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のターボチャージャ。
  4. 吸気通路に設けられたコンプレッサハウジングと、
    前記コンプレッサハウジングに受容され、前記駆動軸に結合されたコンプレッサホイールと、
    前記コンプレッサハウジングに設けられ、前記コンプレッサホイールから前記コンプレッサハウジングの出口に向う吸気の流れを調整するコンプレッサ側可変ノズル機構とを有し、
    前記コンプレッサ側可変ノズル機構は、前記スカベンジング流が前記排気通路に生じる期間に、前記ブローダウン流が前記排気通路に生じる期間よりも流路を絞ることを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1つの項に記載のターボチャージャ。
  5. 駆動軸に電動機が連結されたターボチャージャを備えた内燃機関であって、
    燃焼室から延び、上流側から順に排気を蓄える排気レシーバ、開閉弁、前記ターボチャージャのタービンを含む第1排気通路と、
    前記燃焼室から延び、前記第1排気通路における前記タービンの下流側部分に接続される第2排気通路と、
    前記燃焼室と前記第1排気通路の間に設けられ、排気のブローダウン流に対応した期間に開く第1排気バルブと、
    前記燃焼室と前記第2排気通路の間に設けられ、前記第1排気バルブよりも後であって、ピストンの上昇に伴う排気のスカベンジング流に対応した期間に開く第2排気バルブとを有し、
    前記開閉弁は、開閉を繰り返して間欠的に前記タービンに排気を供給し、
    前記ターボチャージャは、前記開閉弁の開期間に対応して前記電動機を回生制御すると共に、前記開閉弁の閉期間に対応して前記電動機を力行制御し、前記回生制御と前記力行制御とを交互に繰り返す制御モードを有することを特徴とする内燃機関。
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