JP2015140146A - 車両制御装置、及び、車両制御システム - Google Patents

車両制御装置、及び、車両制御システム Download PDF

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Abstract

【課題】衝突判定の精度を向上することができる車両制御装置、及び、車両制御システムを提供することを目的とする。【解決手段】車両制御システム1、車両制御装置8は、車両2に搭載された加速度センサ4によって検出された車両2に作用する加速度が予め設定された加速度閾値を超え、かつ、前記車両2の乗員の顔位置の移動度合が予め設定された顔位置閾値より大きい場合に、当該車両2が車外の障害物と衝突したと判定することを特徴とする。したがって、車両制御システム1、車両制御装置8は、車両2に作用する加速度が加速度閾値を超えたことに加えて、さらに、乗員の顔位置の移動度合が顔位置閾値より大きい場合に、車両2が車外の障害物と衝突したと判定することで、衝突判定の精度を向上することができる、という効果を奏する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両制御装置、及び、車両制御システムに関する。
従来の車両制御装置、及び、車両制御システムとして、例えば、特許文献1には、加速度信号が制限値を超えたときに自車両が他の車両等と衝突したことを特定し、当該自車両に対する衝突が特定された場合に、車輪ブレーキにおいてブレーキ力を上昇させる車両ブレーキ装置の制御装置が開示されている。
特開平11−235969号公報
ところで、上述の特許文献1に記載の車両ブレーキ装置の制御装置は、衝突の判定を行うための入力値として加速度信号を用いているが、例えば、加速度センサがノイズを検出することで、実際には衝突していないにもかかわらず、衝突したものと判定してしまうおそれがある。また、これにより、上記車両ブレーキ装置の制御装置は、例えば、衝突していないにもかかわらず衝突後の運転支援(例えば、2次衝突防止のための自動ブレーキ等)が行われてしまうおそれがある。このため、このような車両ブレーキ装置の制御装置では、衝突判定の精度のさらなる向上が望まれている。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであって、衝突判定の精度を向上することができる車両制御装置、及び、車両制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両制御装置は、車両に搭載された加速度センサによって検出された前記車両に作用する加速度が予め設定された加速度閾値を超え、かつ、前記車両の乗員の顔位置の移動度合が予め設定された顔位置閾値より大きい場合に、当該車両が車外の障害物と衝突したと判定することを特徴とする。
また、上記車両制御装置では、前記車両が車外の障害物と衝突したと判定した場合に、前記車両を制御し、当該車両を自動で減速させる自動制動制御を実行するものとすることができる。
また、上記車両制御装置では、前記車両が車外の障害物と衝突したと判定した場合に、前記車両を制御し、当該車両が車線外に逸脱することを防止する自動操舵制御を実行するものとすることができる。
また、上記車両制御装置では、前記加速度センサによって検出された前記車両に作用する加速度が前記加速度閾値を超え、前記車両の乗員の顔位置の移動度合が前記顔位置閾値より大きく、かつ、推定される当該車両に対する車外の障害物の衝突の方向と前記車両の乗員の顔位置の移動の方向とが対向する場合に、当該車両が車外の障害物と衝突したと判定するものとすることができる。
また、上記車両制御装置では、前記加速度センサは、前記車両の前後方向に沿って前記車両に作用する加速度、及び、前記前後方向と直交する横方向に沿って前記車両に作用する加速度を検出し、前記加速度センサによって検出された前記前後方向に沿って前記車両に作用する加速度、及び、前記横方向に沿って前記車両に作用する加速度に応じて、前記車両に対する車外の障害物の衝突の方向を推定するものとすることができる。
また、上記車両制御装置では、前記車両に対する障害物の相対的な移動の方向に応じて前記車両に対する車外の障害物の衝突の方向を推定するものとすることができる。
また、上記車両制御装置では、前記車両の乗員の顔位置の移動度合は、前記車両の乗員の顔位置の移動距離を含み、前記顔位置閾値は、前記顔位置の移動距離に対して予め設定される距離閾値を含むものとすることができる。
また、上記車両制御装置では、前記車両の乗員の顔位置の移動度合は、前記車両の乗員の顔位置の移動速度を含み、前記顔位置閾値は、前記顔位置の移動速度に対して予め設定される速度閾値を含むものとすることができる。
また、上記車両制御装置では、前記加速度センサによって検出された前記車両に作用する加速度が前記加速度閾値を超えた場合であっても、前記車両の乗員の顔位置の移動度合が前記顔位置閾値以下である場合、前記車両が車外の障害物と衝突したものとは判定しないものとすることができる。
上記目的を達成するために、本発明に係る車両制御システムは、車両に作用する加速度を検出する加速度センサと、前記車両の乗員の状態を監視する監視装置と、前記加速度センサによって検出された前記車両に作用する加速度が予め設定された加速度閾値を超え、かつ、前記監視装置によって監視された前記車両の乗員の顔位置の移動度合が予め設定された顔位置閾値より大きい場合に、当該車両が車外の障害物と衝突したと判定する車両制御装置とを備えることを特徴とする。
本発明に係る車両制御装置、及び、車両制御システムは、加速度センサによって検出された車両に作用する加速度が加速度閾値を超えたことに加えて、さらに、乗員の顔位置の移動度合が顔位置閾値より大きい場合に、車両が車外の障害物と衝突したと判定することで、衝突判定の精度を向上することができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る車両制御システムを表す概略構成図である。 図2は、実施形態に係る車両制御装置による顔位置の移動方向に基づいた衝突判定の一例について説明するための模式図である。 図3は、実施形態に係る車両制御装置による顔位置の移動方向に基づいた衝突判定の一例について説明するための模式図である。 図4は、実施形態に係る車両制御装置による顔位置の移動方向に基づいた衝突判定の一例について説明するための模式図である。 図5は、実施形態に係る車両制御装置によるメイン制御フローの一例を表すフローチャートである。 図6は、実施形態に係る車両制御装置による衝突判定処理フローの一例を表すフローチャートである。 図7は、実施形態に係る車両制御装置による衝突前処理フローの一例を表すフローチャートである。 図8は、実施形態に係る車両制御装置による移動方向等算出処理フローの一例を表すフローチャートである。 図9は、実施形態に係る車両制御システムにおけるドライバの顔位置の移動距離の一例について説明する線図である。 図10は、実施形態に係る車両制御システムにおけるドライバの顔位置の移動速度の一例ついて説明する線図である。
以下に、本発明に係る実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、或いは実質的に同一のものが含まれる。
[実施形態]
図1は、実施形態に係る車両制御システムを表す概略構成図である。図2、図3、図4は、実施形態に係る車両制御装置による顔位置の移動方向に基づいた衝突判定の一例について説明するための模式図である。図5は、実施形態に係る車両制御装置によるメイン制御フローの一例を表すフローチャートである。図6は、実施形態に係る車両制御装置による衝突判定処理フローの一例を表すフローチャートである。図7は、実施形態に係る車両制御装置による衝突前処理フローの一例を表すフローチャートである。図8は、実施形態に係る車両制御装置による移動方向等算出処理フローの一例を表すフローチャートである。図9は、実施形態に係る車両制御システムにおけるドライバの顔位置の移動距離の一例について説明する線図である(横軸=時間軸、縦軸=顔位置の移動距離)。図10は、実施形態に係る車両制御システムにおけるドライバの顔位置の移動速度の一例ついて説明する線図である(横軸=時間軸、縦軸=顔位置の移動速度)。なお、図9中の顔位置の移動距離は、単位制御周期当たりの移動距離の積算値に相当する。
図1に示す本実施形態に係る車両制御システム1は、自車両としての車両2に搭載され、当該車両2を制御するシステムである。本実施形態の車両制御システム1は、典型的には、多重事故抑制のために、車両2の1次衝突後に、自動制動や自動操舵等の種々の運転支援を行い、これにより、2次衝突を抑制する衝突後運転支援システムである。そして、本実施形態の車両制御システム1は、車両2の衝突を判定する際に、車両2に作用する加速度に加えて、さらに、車両2の乗員挙動の情報を用いて衝突の判定を行うことで、衝突判定の精度向上を図ったものである。本実施形態の車両制御システム1は、図1に示す構成要素を車両2に搭載することで実現させる。
具体的には、本実施形態の車両制御システム1は、図1に示すように、車輪速センサ3と、加速度センサとしてのGセンサ4と、監視装置としてのドライバ状態監視センサ5と、ブレーキアクチュエータ6と、EPSアクチュエータ7と、車両制御装置8とを備える。
車輪速センサ3は、車両2の各車輪に対してそれぞれ設けられ、各車輪の回転速度である車輪速をそれぞれ検出するものである。各車輪速センサ3は、車両制御装置8と電気的に接続されており、検出した各車輪の車輪速信号を車両制御装置8に出力する。車両制御装置8は、車輪速センサ3から入力される各車輪の車輪速に基づいて、車両2の走行速度である車速を算出することができる。Gセンサ4は、車両2に作用する加速度(以下、「車両加速度」という場合がある。)を検出するものである。Gセンサ4は、例えば、車両2の前後方向に沿って作用する車両加速度、及び、前後方向に直交する横方向に沿って作用する車両加速度を検出する。なお、Gセンサ4は、例えば、前後方向に沿って作用する車両加速度を検出するセンサと、横方向に沿って作用する車両加速度を検出するセンサとを組み合わせたものであってもよい。Gセンサ4は、車両制御装置8と電気的に接続されており、検出した加速度信号を車両制御装置8に出力する。車両制御装置8は、Gセンサ4から入力される車両加速度に基づいて、車両2の衝突を判定することができる。ドライバ状態監視センサ5は、車両2の乗員、ここでは、車両2のドライバ(運転者)の状態を監視するものである。本実施形態のドライバ状態監視センサ5は、ドライバの状態として、乗員(ドライバ)の顔位置を監視する。本実施形態のドライバ状態監視センサ5は、例えば、乗員としてのドライバの顔を撮像するカメラ等を含むドライバモニタシステム(以下、「DMS」という場合がある。)を構成する。当該カメラは、画角内にドライバの顔が収まるような位置に設けられる。当該カメラは、例えば、インストルメントパネル、ダッシュボード、ステアリングコラム近傍、あるいは、車室内の天井部等に設けられる。ドライバ状態監視センサ5は、当該カメラによって、ドライバの顔位置、顔向き、目の開眼、閉眼等を監視することができる。ドライバ状態監視センサ5は、車両制御装置8と電気的に接続されており、監視結果信号を車両制御装置8に出力する。車両制御装置8は、ドライバ状態監視センサ5から入力されるドライバの監視結果に基づいて、車両2の衝突を判定することができる。
ブレーキアクチュエータ6は、車両2に搭載される制動装置を構成するものであり、車両2の車輪に制動力を発生させるためのアクチュエータである。ブレーキアクチュエータ6は、典型的には、電子制御式ブレーキ装置(Electronically Controlled Brake)のアクチュエータであるが、例えば、パーキングブレーキやエンジンブレーキによって車両2の車輪に制動力を発生させる装置のアクチュエータであってもよい。ブレーキアクチュエータ6は、例えば、ドライバの運転によらずに車両制御装置8の制御によって自動で制動力を発生させ車両2を減速させることができる。
EPSアクチュエータ7は、車両2に搭載される操舵装置を構成するものであり、車両2の操舵輪を自動で操舵するためのアクチュエータである。EPSアクチュエータ7は、典型的には、車両2の操舵力を電動機等の動力により補助するいわゆる電動パワーステアリング装置(Electronic Power Steering)のアクチュエータである。
車両制御装置8は、ブレーキアクチュエータ6、EPSアクチュエータ7等を含む車両2の各部の駆動を制御するものであり、CPU、ROM、RAM及びインターフェースを含む周知のマイクロコンピュータを主体とする電子回路を含んで構成される。車両制御装置8は、例えば、上述の車輪速センサ3、Gセンサ4、ドライバ状態監視センサ5等の種々のセンサ、検出器類が電気的に接続され、検出結果に対応した電気信号が入力される。また、車両制御装置8は、ブレーキアクチュエータ6、EPSアクチュエータ7等の車両2の各部に電気的に接続され、これらに駆動信号を出力する。車両制御装置8は、各種センサ、検出器類等から入力された各種入力信号や各種マップに基づいて、格納されている制御プログラムを実行することにより、車両2の各部に駆動信号を出力しこれらの駆動を制御する。
本実施形態の車両制御装置8は、図1に示すように、機能概念的に、ブレーキECU81と、EPSECU82と、衝突判定ECU83とを含んで構成される。ブレーキECU81は、車両2に搭載される制動装置を構成するブレーキアクチュエータ6を制御するものである。ブレーキECU81は、ブレーキアクチュエータ6に駆動信号を出力することで、ブレーキアクチュエータ6の作動を制御する。EPSECU82は、車両2に搭載される操舵装置を構成するEPSアクチュエータ7を制御するものである。EPSECU82は、EPSアクチュエータ7に駆動信号を出力することで、EPSアクチュエータ7の作動を制御する。衝突判定ECU83は、車両2の衝突を判定するものである。そして、上記ブレーキECU81は、車両2の衝突後に、自動制動制御を実行する衝突後運転支援ECU(第1運転支援制御手段)としても機能する。同様に、上記EPSECU82は、車両2の衝突後に、自動操舵制御を実行する衝突後運転支援ECU(第2運転支援制御手段)としても機能する。ブレーキECU81、EPSECU82、及び、衝突判定ECU83は、相互に検出信号や駆動信号、制御指令等の情報の授受を行うことができる。なお、車両制御装置8は、ブレーキECU81によって衝突判定ECU83の機能を兼用してもよいし、EPSECU82によって衝突判定ECU83の機能を兼用してもよい。また、車両制御装置8は、ブレーキECU81、EPSECU82、衝突判定ECU83を1つのECUによって構成してもよい。
そして、本実施形態の衝突判定ECU83は、車両2に搭載されたGセンサ4によって検出された車両2に作用する加速度と車両2の乗員の顔位置の移動度合とに基づいて車両2の衝突を判定することで、衝突判定の精度を向上させている。
具体的には、衝突判定ECU83は、Gセンサ4によって検出された車両2に作用する加速度が予め設定された加速度閾値を超え、かつ、ドライバ状態監視センサ5によって監視された車両2の乗員としてのドライバの顔位置の移動度合が予め設定された顔位置閾値より大きい場合に、当該車両2が車外の障害物と衝突した、すなわち、車両2に対して当該車両2の外部の物体が衝突したものと判定する。車外の障害物は、例えば、車両2の周囲の他車両、電柱、ガードレール、壁面、設置物等の種々の立体物体を含む。一方、衝突判定ECU83は、車両加速度が加速度閾値を超えた場合であっても、ドライバの顔位置の移動度合が顔位置閾値以下である場合、車両2が車外の障害物と衝突したものとは判定せず、例えば、車両2の衝突を誤判定したものとして判定する。
ここでは、衝突判定ECU83は、ドライバの顔位置の移動度合を表すパラメータとして、衝突前後の顔位置の移動距離、及び、移動速度を用いるものとして説明するが、いずれか一方であってもよい。衝突判定ECU83は、顔位置閾値として、顔位置の移動距離に対して予め設定される距離閾値、顔位置の移動速度に対して予め設定される速度閾値を用いる。つまりここでは、車両2の乗員の顔位置の移動度合は、車両2の乗員の顔位置の移動距離、及び、車両2の乗員の顔位置の移動速度を含み、顔位置閾値は、顔位置の移動距離に対して予め設定される距離閾値、及び、顔位置の移動速度に対して予め設定される速度閾値を含む。本実施形態の衝突判定ECU83は、顔位置の移動距離に関する衝突判定条件、及び、顔位置の移動速度に関する衝突判定条件の両方が満たされた場合に、車両2が車外の障害物と衝突したと判定する。すなわち、衝突判定ECU83は、車両加速度が加速度閾値を超え、顔位置の移動距離が距離閾値より大きく、顔位置の移動速度が速度閾値より大きい場合に車両2が車外の障害物と衝突したと判定する。一方、衝突判定ECU83は、車両加速度が加速度閾値を超えた場合であっても、顔位置の移動距離が距離閾値以下である場合、あるいは、顔位置の移動速度が速度閾値以下である場合には、車両2が車外の障害物と衝突したものとは判定しない。加速度閾値、距離閾値(顔位置閾値)、及び、速度閾値(顔位置閾値)は、例えば、実車評価等に応じて、車両2の衝突を精度よく判定できるような値として予め設定され、記憶部に記憶されている。
なお、衝突判定ECU83は、上記のようにGセンサ4が複数の方向に対する加速度を検出する場合には、各方向に沿った加速度のいずれかが予め設定された加速度閾値を超えたことを条件に、衝突判定を行うようにすればよい。
さらに、本実施形態の衝突判定ECU83は、車両2の乗員の顔位置の移動の方向に基づいて、車両2の衝突の判定精度のさらなる向上を図っている。具体的には、衝突判定ECU83は、車両2に搭載されたGセンサ4によって検出された車両加速度が加速度閾値を超え、顔位置の移動度合(顔位置の移動距離、顔位置の移動速度)が顔位置閾値(距離閾値、速度閾値)より大きく、かつ、推定される当該車両2に対する車外の障害物の衝突の方向(以下、単に「衝突方向」という場合がある。)と車両2の乗員の顔位置の移動の方向(以下、単に「顔位置の移動方向」という場合がある。)とが対向する場合に、当該車両2が車外の障害物と衝突したと判定する。上記車両2に対する障害物等の衝突方向は、車両2に対して障害物等が衝突した際に発生する衝撃の方向に相当する。例えば、本実施形態の衝突判定ECU83は、Gセンサ4によって検出された前後方向の車両加速度、及び、横方向の車両加速度に応じて、車両2に対してどの方向から衝突があったのか、すなわち、車両2に対する障害物等の衝突の方向を推定することができる。衝突判定ECU83は、Gセンサ4によって検出された前後方向の車両加速度、及び、横方向の車両加速度を合成して車両2に発生した車両加速度を決定し、当該決定した車両加速度に応じて車両2に対する車外の障害物の衝突の方向を推定する。そして、衝突判定ECU83は、車両加速度から推定した車両2に対する車外の障害物の衝突の方向に対して、実際に顔が動いた方向が互いに逆方向となっていれば、車両2が実際に車外の障害物と衝突したと判定することができる。
図2、図3、図4の模式図を参照して顔位置の移動方向に基づいた衝突判定の一例について説明する。図2、図3、図4中、向かって左段は、車両2のステアリング10と、ドライバ状態監視センサ5を構成するカメラの画角11と、衝突前のドライバの顔位置12と、衝突後のドライバの顔位置13との幾何学的な位置関係を模式的な平面図で図示している。この例では、ステアリングコラム近傍にカメラが設定されている場合を例示している。図2、図3、図4中、向かって中段は、カメラによって撮像された衝突前のドライバの顔位置12をモニタに表示した場合の見え方、右段は、カメラによって撮像された衝突後のドライバの顔位置13をモニタに表示した場合の見え方を模式的に図示している。
図2は、車両2に対して障害物等が前方から衝突した場合を例示しており、この場合、衝突判定ECU83は、車両2に作用する加速度に応じて車両2に対する障害物等の衝突方向が車両2の前方から後方に向かう方向(矢印A1参照)であるものと推定することができる。そして、実際にこの衝突方向で障害物等が車両2に衝突した場合には、ドライバの顔位置は、衝突の反動で上記カメラによって撮像された像が相対的に大きくなるように当該カメラに対して接近する方向、すなわち、車両2の後方から前方に向かう方向(矢印A2参照)に移動する。
図3は、車両2に対して障害物等が左前方から衝突した場合を例示しており、この場合、衝突判定ECU83は、車両2に作用する加速度に応じて車両2に対する障害物等の衝突方向が車両2の左前方から右後方に向かう方向(矢印B1参照)であるものと推定することができる。そして、実際にこの衝突方向で障害物等が車両2に衝突した場合には、ドライバの顔位置は、衝突の反動で上記カメラによって撮像された像が相対的に大きくなりながら向かって右側に移動する方向、すなわち、車両2の右後方から左前方に向かう方向(矢印B2参照)に移動する。
図4は、車両2に対して障害物等が左側方から衝突した場合を例示しており、この場合、衝突判定ECU83は、車両2に作用する加速度に応じて車両2に対する障害物等の衝突方向が車両2の左側方から右側方に向かう方向(矢印C1参照)であるものと推定することができる。そして、実際にこの衝突方向で障害物等が車両2に衝突した場合には、ドライバの顔位置は、衝突の反動で上記カメラによって撮像された像が大きさは変わらずに向かって右側に移動する方向、すなわち、車両2の右側方から左側方に向かう方向(矢印C2参照)に移動する。
つまり、車両2に作用する加速度に応じて推定される衝突方向(矢印A1、B1、C1)と車両2のドライバの顔位置の移動方向(矢印A2、B2、C2)とが互いに逆方向になる場合が当該衝突方向と当該顔位置の移動方向とが対向する場合に相当する。衝突判定ECU83は、このような場合に、車両2が実際に車外の障害物と衝突したと判定する。
そして、上記ブレーキECU81は、衝突判定ECU83によって、車両2が車外の障害物と衝突したと判定された場合に、車両2のブレーキアクチュエータ6を制御し、当該車両2を自動で減速させる自動制動制御を実行する。この場合、ブレーキECU81は、例えば、衝突判定ECU83によって、車両2が車外の障害物と衝突したと判定されたら、他の情報にかかわらず車両2のブレーキアクチュエータ6を制御し車両2を自動で減速させる。これにより、車両制御システム1は、例えば、車両2において1次衝突が起こった際に当該1次衝突後のさらなる衝突を回避すべく車両2の運動エネルギーを低減し乗員を安全に導くことができる。
また、上記EPSECU82は、衝突判定ECU83によって、車両2が車外の障害物と衝突したと判定された場合に、車両2のEPSアクチュエータ7を制御し、当該車両2が車線外に逸脱することを防止する自動操舵制御(例えば、いわゆるLKA(Lane Keeping Assist)制御)を実行する。この場合、EPSECU82は、例えば、対象物検知センサ等を介して検出される車両2の走行路の車線から当該車両2が逸脱しないようにEPSアクチュエータ7等を制御する。これにより、車両制御システム1は、例えば、車両2において1次衝突が起こった際に当該1次衝突後のさらなる衝突を回避すべく車両2の車線に沿った走行をサポートすることができ、乗員を安全に導くことができる。
次に、図5のフローチャートを参照して車両制御システム1におけるメイン制御フローの一例を説明する。なお、これらの制御ルーチンは、数msないし数十ms毎の制御周期で繰り返し実行される(以下同様)。
まず、車両制御装置8の衝突判定ECU83は、Gセンサ4のセンサ値である車両加速度が予め設定された加速度閾値より大きいか否かを判定する(ステップST1)。衝突判定ECU83は、Gセンサ4が複数の方向に対する加速度を検出する場合には、各方向に沿った車両加速度のいずれかが加速度閾値より大きいか否かを判定する。衝突判定ECU83は、車両加速度が加速度閾値以下であると判定した場合(ステップST1:No)、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
衝突判定ECU83は、車両加速度が加速度閾値より大きいと判定した場合(ステップST1:Yes)、すなわち、衝突の可能性が高いと推定されるセンサ値である場合、DMSからの情報を用いた衝突判定(DMSを用いた衝突判定)がONであるか否かを判定する(ステップST2)。当該DMSを用いた衝突判定処理については、後述の図6のフローチャートで詳細に説明する。衝突判定ECU83は、DMSを用いた衝突判定がOFFであると判定した場合(ステップST2:No)、車両2が車外の障害物と衝突したものとは判定せず、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
衝突判定ECU83は、DMSを用いた衝突判定がONであると判定した場合(ステップST2:Yes)、車両2が車外の障害物と衝突したと判定し、これを衝突後の運転支援制御の作動トリガに用いる。ここでは、ブレーキECU81、EPSECU82は、衝突後の運転支援制御として、自動制動制御、自動操舵制御を開始し(ステップST3)、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
次に、図6のフローチャートを参照してDMSを用いた衝突判定処理フローの一例を説明する。
まず、衝突判定ECU83は、衝突前(車両加速度が加速度閾値以下である状態)のドライバ顔位置を算出する(ステップST201)。衝突判定ECU83は、例えば、車両加速度が加速度閾値以下である状態で衝突前処理を実行し、衝突前のドライバ顔位置を記憶部等に記憶しておく。当該衝突前処理については、後述の図7のフローチャートで詳細に説明する。
次に、衝突判定ECU83は、車両加速度が加速度閾値を超えた後のドライバ顔位置から顔位置の移動距離、移動速度、移動方向を算出する(ステップST202)。当該移動方向等算出処理については、後述の図8のフローチャートで詳細に説明する。
次に、衝突判定ECU83は、ステップST202で算出した顔位置の移動距離が距離閾値より大きいか否かを判定する(ステップST203)。
衝突判定ECU83は、顔位置の移動距離が距離閾値より大きいと判定した場合(ステップST203:Yes)、ステップST202で算出した顔位置の移動速度が速度閾値より大きいか否かを判定する(ステップST204)。
衝突判定ECU83は、顔位置の移動速度が速度閾値より大きいと判定した場合(ステップST204:Yes)、ステップST202で算出した顔位置の移動方向が衝突方向と対向するか否かを判定する(ステップST205)。
衝突判定ECU83は、顔位置の移動方向が衝突方向と対向すると判定した場合(ステップST205:Yes)、DMSを用いた衝突判定をONとし(ステップST206)、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
衝突判定ECU83は、ステップST203にて顔位置の移動距離が距離閾値以下であると判定した場合(ステップST203:No)、ステップST204にて移動速度が速度閾値以下であると判定した場合(ステップST204:No)、ステップST205にて移動方向が衝突方向と対向しないと判定した場合(ステップST205:No)、DMSを用いた衝突判定をOFFとし(ステップST207)、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
次に、図7のフローチャートを参照して車両制御装置8による衝突前処理フローの一例を説明する。
まず、衝突判定ECU83は、ドライバ状態監視センサ5のカメラによって撮像された画像に基づいて、監視の基準となる距離、ここでは、車両2のステアリングとヘッドレストとの距離(以下、「ステア−ヘッドレスト距離」という場合がある。)を算出する(ステップST301)。
次に、衝突判定ECU83は、ステップST301で算出したステア−ヘッドレスト距離等を基準にして、ドライバ状態監視センサ5のカメラによって撮像された画像における衝突前のドライバの顔の大きさ、高さ、横位置等を検出する(ステップST302)。
次に、衝突判定ECU83は、ステップST301で算出したステア−ヘッドレスト距離等を基準にして、ドライバ状態監視センサ5のカメラによって撮像された画像における衝突前のステアリングとドライバの顔との距離(以下、「ステア−顔の距離」という場合がある。)を算出し(ステップST303)、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
次に、図8のフローチャートを参照して車両制御装置8による移動方向等算出処理フローの一例を説明する。この移動方向等算出処理フローは、車両加速度が加速度閾値を超えた後等に実行される。
まず、衝突判定ECU83は、上述のステップST301で算出したステア−ヘッドレスト距離等を基準にして、ドライバ状態監視センサ5のカメラによって撮像された画像における、車両加速度が加速度閾値を超えた後のドライバの顔の大きさ、高さ、横位置等を検出する(ステップST401)。
次に、衝突判定ECU83は、上述のステップST301で算出したステア−ヘッドレスト距離等を基準にして、ドライバ状態監視センサ5のカメラによって撮像された画像における、車両加速度が加速度閾値を超えた後のステア−顔の距離を算出する(ステップST402)。
次に、衝突判定ECU83は、ドライバの顔の大きさ、高さ、横位置、ステア−顔の距離に関し、衝突前(車両加速度が加速度閾値以下である状態)と車両加速度が加速度閾値を超えた後との差分を算出し、車両加速度が加速度閾値を超えた後のドライバ顔位置から顔位置の移動距離、移動速度、移動方向等を算出し(ステップST403)、現在の制御周期を終了し、次の制御周期に移行する。
上記のように構成される車両制御システム1は、車両加速度が加速度閾値を超えた状態で、例えば、図9、図10に例示するように、ドライバの顔位置の移動速度が速度閾値より大きくなり、時刻t1にて顔位置の移動距離が距離閾値より大きくなり、かつ、そのときの顔位置の移動方向が車両加速度から推定される衝突方向とが対向すると判定された場合に、車両2が車外の障害物と衝突したと判定する。一方、車両制御システム1は、車両加速度が加速度閾値を超えた場合であっても、顔位置の移動距離が距離閾値以下である場合、顔位置の移動速度が速度閾値以下である場合、あるいは、顔位置の移動方向と衝突方向とが対向しない場合には、車両2が車外の障害物と衝突したものとは判定しない。この結果、車両制御システム1は、衝突判定の精度を向上することができる。すなわち、車両制御システム1は、仮にGセンサ4のセンサ値単体で車両2の衝突判定を行う場合、例えば、Gセンサ4がノイズを検出することで、実際には車外の障害物と衝突していないにもかかわらず、衝突したものと判定してしまうおそれがある。これに対して、車両制御システム1は、上記のようにGセンサ4のセンサ値に加えて、乗員(ドライバ)の顔位置の移動度合等に基づいて衝突判定を行うことで、衝突判定の精度を向上することができる。
特に、このような車両制御システム1においては、例えば、エアバッグ展開判定に用いる衝突判定閾値に比べて、衝突後運転支援系の開始判定に用いる衝突判定閾値では上記加速度閾値が相対的に低い値に設定される傾向にある。このため、このような車両制御システム1においては、Gセンサ4のセンサ値単体ではノイズを検出しやすい傾向にあるが、上記のように顔位置の移動度合に基づいて衝突判定を行うことで、衝突判定の精度を向上することができ、この結果、例えば、実際には車外の障害物と衝突していないにもかかわらず衝突後の運転支援が開始されてしまうことを抑制することができる。
さらに、本実施形態の車両制御システム1は、上記のようにGセンサ4のセンサ値、及び、乗員(ドライバ)の顔位置の移動度合に加えて、さらに、車両2の乗員(ドライバ)の顔位置の移動の方向に基づいて、車両2の衝突を判定することで、より確実に当該車両2の衝突を判定することができ、車両2の衝突の判定精度をさらに向上することができる。
以上で説明した車両制御装置8によれば、車両に搭載されたGセンサ4によって検出された車両2に作用する加速度が予め設定された加速度閾値を超え、かつ、車両2の乗員の顔位置の移動度合が予め設定された顔位置閾値より大きい場合に、当該車両2が車外の障害物と衝突したと判定する。
以上で説明した車両制御システム1によれば、車両2に作用する加速度を検出するGセンサ4と、車両2の乗員の状態を監視するドライバ状態監視センサ5と、Gセンサ4によって検出された車両2に作用する加速度が予め設定された加速度閾値を超え、かつ、ドライバ状態監視センサ5によって監視された車両2の乗員の顔位置の移動度合が予め設定された顔位置閾値より大きい場合に、当該車両2が車外の障害物と衝突したと判定する車両制御装置8とを備える。
したがって、車両制御システム1、車両制御装置8は、Gセンサ4によって検出された車両2に作用する加速度が加速度閾値を超えたことに加えて、さらに、乗員の顔位置の移動度合が顔位置閾値より大きい場合に、車両2が車外の障害物と衝突したと判定することで、衝突判定の精度を向上することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る車両制御装置、及び、車両制御システムは、上述した実施形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、車両制御装置8の衝突判定ECU83は、車両2の乗員(ドライバ)の顔位置の移動距離に関する衝突判定条件、及び、顔位置の移動速度に関する衝突判定条件の両方が満たされた場合に、車両2が車外の障害物と衝突したと判定するものとして説明したがこれに限らない。衝突判定ECU83は、顔位置の移動距離に関する衝突判定条件、又は、顔位置の移動速度に関する衝突判定条件のいずれか一方が満たされた場合に、車両2が車外の障害物と衝突したと判定するようにしてもよい。すなわち、衝突判定ECU83は、車両加速度が加速度閾値を超え、かつ、顔位置の移動距離が距離閾値より大きい場合、又は、顔位置の移動速度が速度閾値より大きい場合に車両2が車外の障害物と衝突したと判定するようにしてもよい。また、衝突判定ECU83は、顔位置の移動方向を踏まえずに衝突判定を行ってもよい。
以上の説明では、車両制御装置8の衝突判定ECU83は、乗員としてドライバの顔位置に基づいて衝突判定を行うものとして説明したがこれに限らず、車両2の他の乗員、例えば、助手席に座っている乗員、後部座席に座っている乗員の顔位置に基づいて衝突判定を行ってもよい。この場合、監視装置は、助手席に座っている乗員、後部座席に座っている乗員の状態を監視するものを用いる。
以上の説明では、車両制御装置8の衝突判定ECU83は、Gセンサ4によって検出された前後方向の車両加速度、及び、横方向の車両加速度に応じて車両2に対する障害物等の衝突の方向を推定するものとして説明したがこれに限らない。衝突判定ECU83は、車両2に対する障害物等の相対的な移動の方向に応じて車両に対する衝突の方向を推定してもよい。この場合、衝突判定ECU83は、例えば、車両2の周辺の物体を監視する周辺監視センサの検出結果に基づいて、車両2に対する障害物等の相対的な移動の方向(車両2に対する障害物等の接近方向)を検出し、当該相対的な移動の方向を、車両2に対する車外の障害物の衝突の方向としてもよい。
以上の説明では、車両制御装置8は、車両2が車外の障害物と衝突したと判定した場合に、自動制動制御と自動操舵制御との両方を実行するものとして説明したがこれに限らず、どちらか一方であってもよいし、他の運転支援制御を実行してもよい。
1 車両制御システム
2 車両
3 車輪速センサ
4 Gセンサ(加速度センサ)
5 ドライバ状態監視センサ(監視装置)
6 ブレーキアクチュエータ
7 EPSアクチュエータ
8 車両制御装置
10 ステアリング
11 画角
12、13 顔位置
81 ブレーキECU
82 EPSECU
83 衝突判定ECU

Claims (10)

  1. 車両に搭載された加速度センサによって検出された前記車両に作用する加速度が予め設定された加速度閾値を超え、かつ、前記車両の乗員の顔位置の移動度合が予め設定された顔位置閾値より大きい場合に、当該車両が車外の障害物と衝突したと判定することを特徴とする、
    車両制御装置。
  2. 前記車両が車外の障害物と衝突したと判定した場合に、前記車両を制御し、当該車両を自動で減速させる自動制動制御を実行する、
    請求項1に記載の車両制御装置。
  3. 前記車両が車外の障害物と衝突したと判定した場合に、前記車両を制御し、当該車両が車線外に逸脱することを防止する自動操舵制御を実行する、
    請求項1又は請求項2に記載の車両制御装置。
  4. 前記加速度センサによって検出された前記車両に作用する加速度が前記加速度閾値を超え、前記車両の乗員の顔位置の移動度合が前記顔位置閾値より大きく、かつ、推定される当該車両に対する車外の障害物の衝突の方向と前記車両の乗員の顔位置の移動の方向とが対向する場合に、当該車両が車外の障害物と衝突したと判定する、
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  5. 前記加速度センサは、前記車両の前後方向に沿って前記車両に作用する加速度、及び、前記前後方向と直交する横方向に沿って前記車両に作用する加速度を検出し、
    前記加速度センサによって検出された前記前後方向に沿って前記車両に作用する加速度、及び、前記横方向に沿って前記車両に作用する加速度に応じて、前記車両に対する車外の障害物の衝突の方向を推定する、
    請求項4に記載の車両制御装置。
  6. 前記車両に対する障害物の相対的な移動の方向に応じて前記車両に対する車外の障害物の衝突の方向を推定する、
    請求項4に記載の車両制御装置。
  7. 前記車両の乗員の顔位置の移動度合は、前記車両の乗員の顔位置の移動距離を含み、
    前記顔位置閾値は、前記顔位置の移動距離に対して予め設定される距離閾値を含む、
    請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  8. 前記車両の乗員の顔位置の移動度合は、前記車両の乗員の顔位置の移動速度を含み、
    前記顔位置閾値は、前記顔位置の移動速度に対して予め設定される速度閾値を含む、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  9. 前記加速度センサによって検出された前記車両に作用する加速度が前記加速度閾値を超えた場合であっても、前記車両の乗員の顔位置の移動度合が前記顔位置閾値以下である場合、前記車両が車外の障害物と衝突したものとは判定しない、
    請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の車両制御装置。
  10. 車両に作用する加速度を検出する加速度センサと、
    前記車両の乗員の状態を監視する監視装置と、
    前記加速度センサによって検出された前記車両に作用する加速度が予め設定された加速度閾値を超え、かつ、前記監視装置によって監視された前記車両の乗員の顔位置の移動度合が予め設定された顔位置閾値より大きい場合に、当該車両が車外の障害物と衝突したと判定する車両制御装置とを備えることを特徴とする、
    車両制御システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN112672306A (zh) * 2021-01-13 2021-04-16 四川九通智路科技有限公司 一种结构物姿态检测方法
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