JP2015139904A - 印刷機構およびスリーブの装着方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】容易にスリーブを交換でき、その上でスリーブの位置調整を正確に行うことのできる印刷機構およびスリーブの装着方法を提供する。
【解決手段】円柱状のマンドレル2と、そのマンドレルの周面に装着される筒状で、その外周面に刷版5が貼り付けられ、その軸長が前記マンドレルの周面の軸長より短くされているスリーブ3と、前記マンドレルの軸方向における前記スリーブの配置すべき位置を表示するための表示手段4とを備えており、その表示手段が、マンドレルの軸方向に対して垂直で、かつ、前記マンドレル周面上のスリーブの配置すべき位置と前記軸とを結ぶ線上に、前記マンドレルの周面から間隔を空けて配置されている印刷機構1。
【選択図】図1

Description

本発明は印刷機構およびスリーブの装着方法に関する。さらに詳しくは刷版を外周面に取り付けたスリーブを用いた印刷機構および装着方法に関する。
従来から、印刷機の刷版の取付方式として、マンドレルに、そのマンドレルの軸長と同じ長さの薄肉版胴(スリーブ)を装着し、そのスリーブに刷版を取り付ける方式が広く採用されている。
前記スリーブはプラスチックやFRP等で成形された円筒形状である。前記マンドレルは、その両端が軸受により枢支されている。このためマンドレルのハンドル側の軸受を開放し、駆動側の軸受でマンドレルを片持ちにして、開放側からマンドレルと同じ軸長のスリーブを装着する。前記マンドレルには両端のそれぞれ3か所と、中央の3か所とに空気の噴射孔が形成されている。このため前記スリーブをマンドレルに装着する際に、マンドレル内に圧縮空気を送って、マンドレルの表面に設けられた噴射孔から空気を噴出する。前記スリーブの内径はマンドレルの外径とほぼ同じにされているから、空気圧によりスリーブの内面とマンドレルの外面との間に空気層が形成される。これによりスリーブの摩擦抵抗が軽減され、マンドレルにスリーブを容易に押し込み、抜き取ることができる。
その後、前記スリーブの挿入の前端に形成された凹状の切り込みをマンドレルの表面に設けた凸部に合わせ、マンドレル上におけるスリーブの周方向、軸方向の位置合わせをすると共に、マンドレルの周方向、軸方向の移動を規制する。
最後に、マンドレルへの空気の充填を止める。
特許文献1にはスリーブをマンドレルなどの軸に係合する様子が記載されている。特許文献1のスリーブおよびフレキソ印刷軸は、軸方向の一端付近における直径が他端付近の直径より2mm程度大きくなっており、いわば勾配の緩やかな円錐形状にされている。このためスリーブはフレキソ印刷軸に押し付けられるように係合され、固定されている。また前記スリーブの内面にはキーが設けられ、フレキソ印刷軸の外面には前記キーと係合する溝が形成されている。それらキーと溝の係合によりフレキソ印刷軸とスリーブとの位置合わせ、および周方向のすべり規制が行われている。
また特許文献2には、米の袋、茶、砂糖などを充填した小型の袋を複数個収容するような大型の袋が開示されている。
特開平9−207308号公報 特開2011−189964号公報
従来のスリーブは、いずれも軸長がマンドレルと同じであり、長いので嵩張り、重量もある。例えば10〜30kgの重包装用の袋では、その幅(円筒状にされる前の袋を開いた状態)は2000mm程度であり、それに装着されるスリーブの軸長も2000mm程度と長い。また印刷長も大きくなるので、スリーブの径は例えば140mm程度となり、大きい。
このため作業員が手作業でスリーブを交換するのに、多くの作業時間を要するし、重量物であることから作業に危険を伴う。このようにスリーブの交換のための時間や労力は大
きい。
通常、印刷長の変更は、既に印刷機に取り付けられているスリーブを、外径の異なる(すなわち厚さおよび外周の長さの異なる)別個のスリーブに交換することにより、すなわちスリーブごと交換することにより行われる。しかしスリーブの軸長が2000mmにも渡ると、スリーブを取り扱うのが煩雑になるし、スリーブの重量も大きくなるから、スリーブを交換するために多くの労力を必要とする。
また印刷模様の変更もスリーブごと変更して行われる。スリーブごと交換すると、各刷版同士の位置関係をある程度固定でき、刷版の相対的なズレを防止できるからである。もちろんスリーブごと交換するのではなく、スリーブをマンドレルに装着したままで、変更のある刷版のみを交換することもある。しかしスリーブの軸長が長くなればなるほど、変更部分に部分版を追加で取り付けると、刷版のインクロールへの接触精度を低下させる恐れが生じるし、部分版を正確に取り付けるための作業も困難になる。そのためスリーブごと交換するのが一般的である。
このように印刷長あるいは印刷模様の変更は、原則的にはスリーブ単位での交換が前提となるため、スリーブ自体を共通部品とすべく、スリーブの軸長はマンドレルと同じにされていた。このため刷版が小さくても、労力は変わらなかった。
さらにスリーブ単位での交換において、作業員の安全を確保しつつ、印刷機の稼働効率を高めるために、スリーブを含むマンドレルごとクレーンや交換ロボット等を用いて交換することも行われている。
しかし、マンドレルごと交換するとなると、同じ印刷長のマンドレルを印刷色数分だけ用意する必要がある。さらにマンドレルは精密な装置であり、それ自体にコストがかかる。このためマンドレルごとスリーブを交換するのはコストがかかる。
このように刷版や印刷長の変更作業は、印刷機の稼働時間を減少させ、印刷機の生産性を低下させ、かつ、不経済であった。
そこで本発明は、容易にスリーブを交換でき、その上でスリーブの位置調整を正確に行うことのできる印刷機構およびスリーブの装着方法を提供することを目的とする。
本発明のマンドレルは(請求項1)、円柱状のマンドレルと、そのマンドレルの周面に装着される筒状で、その外周面に刷版が貼り付けられ、その軸長が前記マンドレルの周面の軸長より短くされているスリーブと、前記マンドレルの軸方向における前記スリーブの配置すべき位置をマンドレルの周面に示すための表示手段とを備えており、その表示手段が、マンドレルの軸に対して略垂直で、かつ、前記スリーブの配置すべき位置と前記軸とを結ぶ線上に、前記マンドレルの周面から間隔を空けて配置されている、ことを特徴としている。
このような印刷機構は、前記マンドレルの軸と略平行に延びるベースをさらに備えており、そのベースに、前記表示手段がベースの軸方向に移動自在に設けられているものが好ましい(請求項2)。
また前記ベースに、そのベースに対する表示手段の位置決めをするための目盛りが設けられているものが好ましい(請求項3)。
さらに、前記表示手段がマンドレルの周面上に光を照射して位置決めするものが好ましい(請求項4)。
また前記マンドレルの周面に等間隔で周方向に延びる複数の目盛り線が設けられているものが好ましい(請求項5)。
さらに本発明のスリーブの装着方法は、上述の印刷機構を用いるものであって、前記表示手段を、マンドレルの軸に対して略垂直で、かつ、前記マンドレル周面上のスリーブの配置すべき位置と前記軸とを結ぶ線上に配置する第1工程と、前記表示手段による表示に基づいて、スリーブをマンドレルに装着する第2工程とを備えていることを特徴としている(請求項6)。
本発明の印刷機構は(請求項1)、前記スリーブの軸長がスリーブの装着されるマンドレルの周面の軸長より短くされているので、スリーブが嵩張らず、短い分だけ軽く、短い分だけスリーブの内周面とマンドレルの周面の接触面積が小さい。このためスリーブをマンドレルから取外したり、交換用のスリーブを再びマンドレルへ装着するのが容易である。
また1つのマンドレルに複数のスリーブが装着される際には、全てのスリーブをマンドレルから抜かずとも、少なくとも変更の予定されているスリーブを抜き取ればよいので、作業が容易で、かつ、安全である。
さらにマンドレルにスリーブを装着した後に印刷位置の変更があっても、変更の必要な刷版を各スリーブ上で移動させたり、各スリーブをマンドレルに対して周方向や軸方向に移動させることにより、印刷位置を容易に変更することができる。
その上で、前記マンドレルの周面上における、スリーブを配置すべき位置を表示する表示手段を備えているので、予めマンドレルの周面に、スリーブの配置すべき位置を示すことにより、軸長の短いスリーブをマンドレルの周面上の配置すべき位置に正確に配置することができる。
また前記表示手段が、マンドレルの軸に対して略垂直で、かつ、前記スリーブの配置すべき位置と前記軸とを結ぶ線上に、前記マンドレルの周面から間隔を空けて配置されているので、スリーブや刷版の厚みが変化してもよい。そして、前記表示手段がマンドレルの軸に対して略垂直に配置されているから、表示すべき軸方向の位置を保つことができる。
さらに前記表示手段を複数備える場合は、複数のスリーブのそれぞれのマンドレルの周面上における配置すべき位置を表示することができ、一層スリーブの配置が容易になる。
このような印刷機構は、前記マンドレルの軸と略平行に延びるベースをさらに備えており、そのベースに、前記表示手段がベースの軸方向に移動自在に設けられている場合は(請求項2)、表示手段をベースに沿って移動させることができるので、スリーブを配置すべき位置に位置決めをするのが一層容易になる。
また前記ベースに、そのベースに対する表示手段の位置決めをするための目盛りが設けられている場合は(請求項3)、複数のスリーブの位置決めを容易に行うことができる。また、ベースが取付自在にされている場合に、表示手段をマンドレルの軸に平行に取り付け、その後に、表示手段が示しているマンドレルの周面上の位置と、表示手段のベース上での位置を示すベースの目盛りと関連付けることにより、マンドレルの周面上の位置をベースの目盛りから特定することができる。
さらに、前記表示手段がマンドレルの周面上に光を照射して位置決めするものである場合は(請求項4)、スリーブのマンドレル周面の軸方向の位置をマンドレルから離れた位置から正確に表示することができる。このため表示手段が印刷の邪魔にならない。
また前記マンドレルの周面に等間隔で周方向に延びる複数の目盛り線が設けられている場合は(請求項5)、表示手段がマンドレルの周面上に表示している位置を、目盛り線を
読むことにより把握することができる。これにより表示手段とマンドレルとの相対的な位置関係を把握でき、マンドレルに対するスリーブの位置決めを容易にかつ、正確にすることができる。
さらにマンドレルの目盛りを読むことにより、表示手段により位置決めされたスリーブと他のスリーブの間隔を計測することができ。それにより、位置決めされたスリーブに対して、未だ位置決めされていない他のスリーブの位置を決めることができる。
さらに本発明のスリーブの装着方法は(請求項6)、前記表示手段を、マンドレルの軸に対して略垂直で、かつ、前記マンドレル周面上のスリーブの配置すべき位置と前記軸とを結ぶ線上に配置する第1工程と、前記表示手段による表示に基づいて、スリーブをマンドレルに装着する第2工程とを備えているので、装着が容易である。
図1は本発明の印刷機構を示す概略図である。 図2は印刷機構が用いられる袋の製造ラインの一部を示す概略図である。 図3aはマンドレルの部分拡大図、図3bは図3aのI−I線断面図、図3cは図3aのII−II線断面図である。 図4はスリーブを装着する様子を示す概略工程図である。 図5aはボールプランジャーが突出した様子を示す概略断面図、図5bはボールプランジャーが埋没した様子を示す概略断面図、図5cはボールプランジャーの他の実施形態を示す概略断面図である。 図6はスリーブを交換する様子を示す概略工程図である。 図7は表示手段の一実施形態を示す概略図である。
まず図2を用いて、本発明の印刷機構が用いられる袋の製造ラインの概略を説明する。図2に示す袋の製造のラインは、袋の原紙に印刷を施す印刷工程Aと、2枚の原紙を重ね合わせる重ね合わせ工程Bとを備えており、印刷工程Aに印刷機構1が用いられている。そして、その印刷機構1に表示手段4を設けている。
前記印刷機構1に用いられる印刷工程Aの印刷方式は、フレキソ印刷である。本実施形態では、フレキソ印刷により原紙に印刷が施される。またこの製造ラインで製造される袋は内袋と外袋とを備えた二重袋であるが、単層あるいは三層以上の袋でもよい。複層の場合は、外側の袋に印刷される。
また前記印刷機構1を用いて製造される袋としては、トイレットパーパーを、例えば8ロール、12ロール包装した包装体、あるいは、それら包装体の複数個をまとめて包装する袋、さらには米の袋、茶、砂糖などを充填した袋を複数個まとめて包装するための重袋、ショッピングバッグなどの紙袋あるいは合成樹脂袋等であってもよい。
またフレキソ印刷およびそれと同様の印刷方式の印刷を行ってもよい。
さらに印刷に用いられる袋の材質は紙、合成樹脂、合成樹脂製のフィルム、布あるいは不織布などである。
図1に示すように、前記印刷機構1は、円柱状のマンドレル2と、そのマンドレル2の周面に装着される筒状のスリーブ3と、前記マンドレル2の軸方向におけるスリーブ3の配置すべき位置を、前記マンドレル2の周面上に示すための表示手段4とを備えている。
前記スリーブ3の外周面には、印刷対象物(原紙)11a(図2参照)に押圧される刷版(フレキソ版)5が設けられた透明フィルム9が取り付けられている。
なお通常は、前記フレキソ版5は透明フィルム9に載せられているが、フレキソ版5をスリーブ3に直接貼り付けてもよい。
前記表示手段4が、マンドレル2の軸に対して略垂直で、かつ、前記スリーブの配置すべき位置と前記軸とを結ぶ線上に、前記マンドレルの周面から間隔を空けて配置されているので、スリーブ3や刷版5の厚みが変化してもよい。そして、前記表示手段4がマンドレル2の軸に対して略垂直に配置されているから、表示すべき軸方向の位置を保つことができる。
図2に示すように、前記印刷工程Aには、袋の原紙11aが巻かれたロール11を枢支し、原紙11aを送り出す紙供給機12と、その紙供給機12から連続的に供給される原紙11aに印刷する印刷機13とが設けられている。
図では、前記紙供給機12には、4つのロール11が枢支されている。図中の右端のロール11は外袋の原紙であり、印刷機13に送られる。左端のロール11は内袋の原紙であり、それらは重ね合わせ工程Bに送られている。
また中央の2つのロール11、11は、前記左右端のロール11、11を補充するために待機している。
前記印刷機13は、スリーブ3の装着されるマンドレル2と、そのマンドレル2の回転軸と平行な回転軸をそれぞれ有しているアニロックスロール14および圧胴ドラム15とを備えている。
これらマンドレル2、アニロックスロール14および圧胴ドラム15のそれぞれは、モータ駆動されるものであり、同期して駆動される。
前記アニロックスロール14は前記スリーブ3に貼り付けられたフレキソ版5に接触しており、インクをフレキソ版5(図1参照)に供給している。
前記圧胴ドラム15はマンドレル2に対してアニロックスロール14の反対側に配置されている。その圧胴ドラム15はマンドレル2との間に原紙11aを挟み込むように、いくらかマンドレル2側に押圧されており、フレキソ版5に塗られたインク(印刷模様)を原紙11aに転写し、印刷している。
図1に示すように、前記マンドレル2は、左右の両端に設けられ、印刷機13の軸受け13a、13b(図6参照)に枢支される左右の軸部6、6と、それら軸部6、6で両端が支持された筒部7とを備えており、全体とし円柱状にされている。この筒部7の周面に前記スリーブ3が装着される。
図3aに示すように、前記筒部7の表面には、軸方向に延びる1本のゼロ線7bと、等間隔で周方向に延びる複数の目盛り線7cとが設けられている。そのゼロ線7bは、周方向の基準位置を示すものである。前記目盛り線7cは、軸方向の位置を示すものである。
また前記目盛り線7cのうち、筒部7の軸方向の中心を通る線は、基準位置を示す線7e(マンドレルの基準線)である(図1参照)。この基準線7eは原紙11aの幅方向の中心位置にくるようにするのが好ましい。
さらに基準線7eは、中心から既知の量だけズラして設けてもよい。また筒部7の端部を基準線7eの代わりに用いてもよい。
前記スリーブ3は、その軸長が、マンドレル2の筒部7の軸長より短くされている。具体的には、前記スリーブ3の軸長を、フレキソ版5の幅とほぼ同じ、あるいは、透明フィルム9の幅とほぼ同じにしている。なお上述の幅とは、スリーブ3の軸方向と平行な方向を基準とした幅である。
また前記スリーブ3の外周面には、軸方向にスリーブの基準線3dが設けられ、周方向にスリーブの中心線3eが設けられている。
前記スリーブの基準線3dは、中心から既知の量だけズラして設けてもよい。さらに前記スリーブの基準線3dの代わりに、スリーブ3の端部を基準としてもよい。
前記スリーブ3の軸長は短くされているので、その分だけスリーブ3の重量を軽減できる。またスリーブ3の軸長が短いので、マンドレル2の筒部7への挿入が容易である。さらにマンドレル3の筒部7の周面との接触面積が小さいので、挿入時の摩擦を低減することができる。逆にマンドレル2からの取り外しの労力も軽減できる。またスリーブ3が短いので嵩張らず取り扱いが容易であるので、フレキソ版5を貼り付ける作業が容易である。
これらにより非力な作業員あるいは少ない作業員でもスリーブ3への版貼りから、マンドレル2からのスリーブ3の取り外し、版貼りされた交換用のスリーブ3をマンドレル2へ装着するといった一連の作業を、容易に行うことができる。
さらに図6の(S2)に示すように、複数のスリーブ3を(図では2つ)、同径のマンドレル2に装着すると、フレキソ版5にズレがあっても、噴射孔7a(図3参照)から空気を噴出し、修正の必要なスリーブ3をマンドレル2の周面の任意の軸方向あるいは周方向に移動し、前記ズレを修正できる。その後、圧縮空気の供給を止め、噴射孔7aからの空気の噴出を止めると再度マンドレル2に固定することができる。
また複数のスリーブ3により一個の印刷模様を形成しているので、各スリーブ3が嵩張らず、その重量も軽いので、各スリーブ3をマンドレル2から取り外したり、交換用のスリーブ3をマンドレル2へ装着するのが容易であり、かつ、その作業が安全である。
また変更のあるフレキソ版5が貼り付けられたスリーブ3のみを交換することができる。さらにマンドレル2にスリーブ3を装着した後に印刷位置の変更があっても、変更の必要なフレキソ版5をスリーブ単位で移動させて印刷位置を容易に変更することができる。その上で、表示手段4を備えているので、スリーブ3のマンドレル2の周面の軸方向の位置が正確である。
次に、図7を用いて、前記表示手段4の詳細を説明する。前記印刷機構1(図1参照)は、前記マンドレル2の軸と平行に延びるベース4aを備えている。そのベース4aは前記表示手段4を貫通しており、表示手段4をその軸方向に移動自在にガイドしている。前記表示手段4にはロックネジ4eが設けられており、そのロックネジ4eを締め付けることにより、表示手段4はベース4a上に固定される。一方、前記ロックネジ4eを緩めると、表示手段4はベース4a上で再び移動自在になる。本実施形態では、前記ベース4aの断面は矩形状であり、表示手段4はベース4aを軸心とした回転運動が規制されている。なお、前記回転をロックする機構を設けて、表示手段4を傾かせるようにすることもできる。
前記ベース4aには、そのベースに対する表示手段4の位置決めをするための目盛り4bが設けられている。その目盛り4bは、表示手段4に形成された開口部4gから覗くことができる。その開口部4gの周辺には、目印4dが設けられている。その目印4dの延長線上にマンドレル2の周面上における位置を示すためのポインター4fが設けられている。前記表示手段4を固定する際には、表示手段の目印4dをベースの所定の位置の目盛り4bに合わせ、前記ロックネジ4eを締めて固定する。
前記ベース4aは前記マンドレル2を枢支しているフレーム部材10に取り付けられている。その取付方法としては、ボルトなどの締結具で固定されたり、磁石の磁力、粘着テープの接着力により取り付けられている。前記磁石やテープを用いる場合は、水平器を取り付けて、マンドレル2の軸方向と平行に、すなわち水平に配置する。
さらに前述したように、1本のマンドレルに複数のスリーブが装着されている場合には、前記表示手段4を複数備えることにより(図1の二点鎖線の表示手段4)、複数のスリーブのマンドレル2の周面上における配置すべき位置を複数箇所に示すことができるので、一層スリーブ3の配置が容易になる。
前記ポインター4fは前記マンドレル2の筒部7の周面上に光を照射するものである。本実施形態では、レーザーポインタあるいはレーザーマーカと呼ばれるレーザー光(図1の符号4c参照)を照射するものを用いている。このためスリーブ3を配置すべき位置をマンドレル2から離れた場所から表示することができるので、印刷の邪魔にならない。
さらに前記ポインター4fは、それから照射されるレーザー光が、マンドレル2の軸方向に対して垂直で、かつ、前記マンドレルの軸心に最短距離で到達するような経路をたどるように設けられている。
前記ベース4aが磁石やテープでフレーム部材10に取り付けられる場合には、その度に表示手段4とマンドレル2との相対的な位置関係が異なってしまう。このため、ベース4aを取り付ける度に、前記表示手段4により、マンドレル2の周面の特定の位置、すなわちマンドレル周面上の固定された位置(例えばマンドレルの基準線7eあるいは特定の目盛り線7cの値など)を規定する。これにより、表示手段4のマンドレル2の軸方向に対する位置を把握することができる。そして、その後に、スリーブ3の交換等を行う。
本実施形態では、ベース4aおよびマンドレル2の両方にそれぞれ目盛り線4cおよび目盛り線7cを設けている。しかし、マンドレル2の軸とベース4aが平行であるなら、両方に目盛り線を設けなくてもよい。すなわち、上述したように、スリーブ3を交換する前に、まず、表示手段4を移動させ、その表示手段4が表示する位置をマンドレルの基準線7eに来るように設定する。そして、交換等を行うスリーブ3のマンドレル2の位置を表示するべく、表示手段4を移動させる。そのマンドレル2の周面上に表示された位置から基準線7eまでの距離は、ベースの目盛り線4cから読み取れる。このため、マンドレル2に目盛り線7cを設けなくても、マンドレル2の周面上の位置を特定できる。
反対に、マンドレル2の目盛り線7cを設けていれば、表示手段4で示しているマンドレルの周面上の位置をマンドレル2の目盛り線7cから読み取ることができる。このため、ベース4aに目盛り線4cを設けなくてもよい。
なお、ベース4aを備えていない場合に、表示手段4をフレーム部材10に磁石などで固定できるようにして、その固定された表示手段4がマンドレル2の特定の位置(スリーブを配置すべき位置)を予め示すようにしてもよい。
前記表示手段4により、光を照射するものとして、レーザー光の他に、光を集光させて、マンドレルの周面に表示させるものでもよい。さらに光を照射するもの以外に、錘を糸で吊って、その錘の下端の位置でマンドレルの筒部7の特定の位置を表示するようにしてもよい。この場合、ベース4aを水平にしなくても、錘を鉛直方向に向けることができる。なお、前記表示手段4がレーザー光等を照射するものである場合に、表示手段4が重力によりレーザー光が鉛直方向の下方に向くようにベースに対して回動するようにしてもよい。
前記透明フィルム9には、通常は複数枚のフレキソ版5が貼り付けられているが、1枚のフレキソ版5を貼り付けてもよい。そのフレキソ版5は、ゴムや合成樹脂等で形成される従来公知のものである。前記フレキソ版5は透明フィルム9に貼り付けられている。その透明フィルム9には、幅方向にフィルムの基準線9aが設けられ、その幅方向の中心に前記フィルムの基準線9aと直交するフィルムの中心線9bが設けられている。
前記フレキソ版5の基準となりやすい位置、例えばフレキソ版5の軸方向に直交する線、フレキソ版5の外縁などを、前記フィルムの基準線9aに重ねるようにする。
なおフレキソ版5に基準線および中心線を直接設けてもよい。
さらに前記フィルムの基準線9aは、中心から既知の量だけズラして設けてもよい。さらに前記フィルムの基準線9aの代わりに、フィルム9の側縁を基準として用いてもよい。
前記フレキソ版5は透明フィルム9ごと保管され、必要なときにスリーブ3に貼り付ける。そのフレキソ版5は、透明フィルム9の基準線9aおよび中心線9bをそれぞれスリーブ3の基準線3dおよび中心線3eに位置合わせした上で、スリーブ3へ貼り付けられる。その貼り付には、接着剤、両面テープが用いられる。
図4にはスリーブの装着方法の概略図を示す。図4のスリーブの装着方法16は、前記表示手段4を、マンドレル2の軸方向に対して垂直で、かつ、前記マンドレルの周面上のスリーブ3の配置すべき位置と前記軸とを結ぶ線上に配置する第1工程17と、前記表示手段4による表示に基づいて、スリーブ3をマンドレル2に装着する第2工程18とを備えている。
まず、前記第1工程17あるいは第2工程18の前に、前記スリーブ3にフレキソ版5を貼り付ける準備工程がある。その準備工程は、前記スリーブ3の基準線3dおよび中心線3eに、透明フィルム9の基準線9aおよび中心線9bを合わせて、フレキソ版5を透明フィルムごとスリーブ3の外周面に貼り付ける工程(準備工程19)と、前記表示手段4をマンドレルの基準線7eに配置する工程(準備工程20)とからなる。
前記第1工程17では、印刷される予め既知の印刷模様において、基準線7e(原紙11aの中心線が合わせられている)からスリーブの基準線3dの距離Lだけ表示手段4を移動させる(第1工程17)。この位置がスリーブ3を配置すべき位置となる。
その後、前記第2工程18において、その後、スリーブ3をそれの基準線3dが表示手段4の表示する位置へ配置する(第2工程18)。
また1つのマンドレル2に複数のスリーブ3を装着する場合には、スリーブ3と同じ数だけ表示手段4を準備し、各表示手段4を対応するスリーブ4の位置に配置する(図1参照)。
表示手段4の数がスリーブ3より少ない場合は、配置すべき位置にスリーブ3を装着した後に、既知の距離だけ表示手段4を移動させ、配置すべき位置に配置されていない未配置のスリーブ3の配置すべき位置を表示させた後に、未配置のスリーブ3を配置すべき位置に装着する。
さらに、スリーブの基準線3dをスリーブ3の端部に設定していると、既に装着された、すなわち表示手段4で位置決めされたスリーブ3と未配置のスリーブ3との間隔をマンドレル2の目盛り線7cから読み取って、未配置のスリーブ3の位置決めをすることができる。
前記マンドレルの筒部7がほぼ印刷幅に相当する。そして、前記マンドレルの筒部7の周面には、空気を噴射するための噴射孔7aが設けられている。その噴射孔7aには複数の弁8(図ではボールプランジャー)が設けられている。前記空気の噴射には圧縮空気が用いられ、その圧力は0.5〜0.6MPaが好ましい。
図1に戻って、前記軸部6の一方には空気の供給孔6aが形成されている。その供給孔6aから軸方向に供給路6bが延びており、前記筒部7内に連通している。その筒部7は空洞(空洞部7d)になっている。その空洞部7dは、圧縮空気が充填されるタンクにされており、圧縮空気の噴出による圧力の降下を緩和する。なお、空洞部7dの内部にパイプを通して、前記噴射孔7aに連結してもよい。
前記噴射孔7aは、前記空洞部7dの内部に連通している。それぞれの噴射孔7aの内部には、筒部7の内部と外部の連通/遮断を行う前述の弁8が設けられている。それらの弁8は通常は閉じており、スリーブの内面で押圧されたときに開いて圧縮空気を噴出する
。前記スリーブ3に覆われていない弁8は閉じているため、圧縮空気を噴出しないので、無駄にならず、内圧は減少しない。噴出した圧縮空気は前記マンドレル2の周面とスリーブ3の内周面との間に空気層を形成する。
その形成される空気層により前記スリーブ3とマンドレル2の周面との間の摺動摩擦が低減される(接触面積の低減による)。したがってスリーブ3をマンドレル2の周面上で容易に移動させることができ、マンドレル2の装着すべき位置に容易に装着することができる。
またマンドレル2とスリーブ3の間に空気層を形成することにより、スリーブ3を均等にマンドレル2から浮かせることができるので、短いスリーブ3であっても隣接する弁8の間隔より長ければスムーズに移動させることができる。
さらに弁8はマンドレル2の筒部7の周面の全体に設けているので、マンドレル2の軸長(印刷幅)より軸長の短い(小幅な)スリーブ3をマンドレルの周面の任意の位置まで移動させることができる。
前記スリーブ3は噴射孔7aの上に配置されているので、前記噴射孔7aからの空気の噴出の抵抗となっている。このためその噴射孔7aからの空気の噴出は少ない。また弁8を設けずに噴射孔7aだけなら空気の噴出量が多く内圧が減るため、必要な部位の空気層が得られない。このように前記スリーブ3の内周面とそのスリーブの内周面に対応するマンドレル2の外周面との間の隙間空間に圧縮空気による圧力を伝達し、マンドレル2とスリーブ3との間に空気層を形成し、スリーブ3の軸方向の移動を容易にしている。
なお前記隙間空間の圧力を効率的に高めるために、スリーブ3の両端部にマンドレル2の外周面と当接し、前記隙間空間の両端部を閉じるリップ状片を設けてもよい。これにより前記隙間空間の圧力を高めることができ、スリーブ3を膨張させ、マンドレル2の外周面との間に空気層を形成するのを容易にする。
前記噴射孔7aは、マンドレル2の筒部7に千鳥状に設けられている。すなわち、噴射孔7aは、マンドレル2の周方向に、等間隔で3つ設けられている(図3b参照)。言い換えると120°の間隔で3つ設けられている。それら周方向に設けられた3つの噴射孔7aを一組とし、このような噴射孔7aの組が、マンドレル2の軸方向に100mm間隔で設けられている。また軸方向に隣接する組同士は、互いに周方向に60°ずらされている(図3b、3c参照)。
このためマンドレル2の周面上のスペースを有効に活用でき、噴射孔7aを限られた面積(マンドレルの周面)に多数設けることができるので、軸長の短いスリーブ3を装着できる。
また前記マンドレル2の筒部7の左右端に設けられる弁8は、周方向に等間隔に6つ設けられている。これは挿入始めのスリーブ3の内面とマンドレル2との間の空気層を容易に形成するためである。なお両端に設けられる噴射孔7aは、6つに限らず、中央付近に設けられる噴射孔の個数(3個)より多いのが好ましい。
図5aに示すように、本実施形態では弁8としてボールプランジャーを用いている。そのボールプランジャー8は、一般的には凹部と係合させてデテント機構として用いるが、ここでは弁8として採用している。
前記ボールプランジャー8は、上端に空気の噴射口8bとなる開口が形成されたハウジング8aと、そのハウジング8aの開口の下方にハウジングの内面から内向きに突出する突出部8cと、前記ハウジング8a内に収納される突出体としてのボール8dと、そのボール8dを前記突出部8cに押圧するバネ8eとを備えている公知のものである。また前記ハウジング8aの下端の開口は、空気の導入孔8fとなる。
前記ボール8dは、バネ8eによりマンドレル2の表面から突出する方向に付勢されているので、その噴射口8bは、常時閉じられている(図5a参照)。またスリーブ3をマ
ンドレル2に装着すると、スリーブ3の内周面により前記ボール8cが埋没して、前記噴射口8bが開く(図5b参照)。これにより多数の噴射孔8bから無駄なエアーが噴射されるのを防止することができる。
またスリーブ3をマンドレル2に装着すると、スリーブ3の内周面により前記ボール8dが埋没して、前記噴射口8bが開口する。これにより多数の噴射口8bから無駄なエアーが噴出されるのを防止することができる。例えば従来技術では、全ての孔が開きっぱなしである。
なおボールプランジャー8の代わりに、電磁弁を設けて、開閉のタイミングを制御して所定の弁の開閉を行えるようにしてもよい。
また図5cに示すように、ボールではなく、すなわち先端に半球状の、あるいは曲面を有するピン状の突出体8gを用いてもよい。前記突出体8gの中間付近には肩部8hが設けられている。その肩部8hは、バネ8eにより付勢されて突出部8cに当接することにより噴出口8bを常時閉じている。
図1に戻って、前記スリーブ3は、最も内側の内層3aと、その内層の外側に設けられる中間層3bと、その中間層の外側に設けられる外層3cとからなる、3層構造である。前記内層3aは、グラスファイバー強化プラスチックなどで成形されている。前記中間層3bは、軟質クッション材などの合成樹脂で成形されている。前記外層3cは、硬質発泡体などの合成樹脂で成形されている。前記スリーブ3は通常は軸方向の長さが短い。ただし長くてもよい。
前記マンドレル2へのスリーブ3の装着は、嵌め合いにより行われている。すなわち空気の噴出を停止すると、空気層がなくなり、その位置でマンドレル2へ固定できる。また固定のための部材を必要としない。
次に図6を用いて前記スリーブ3を交換する方法を説明する。このマンドレル2には2つのスリーブ3、3´が装着されている。図ではフレキソ版5が貼り付けられたスリーブ3を、異なるフレキソ版5´が貼り付けられたスリーブ3´´に交換する様子を示している(S1参照)。
前記マンドレル2が枢支されている軸受13a、13bのうち、一方の軸受13bは、マンドレル2の軸方向で、離れるように分離できる。このため分離側軸受13bをマンドレル2から分離し、支持側軸受13aによりマンドレル1を片持ちにする(S2参照)。
そして交換の必要なスリーブ3を抜き取る(S3参照)。スリーブ3´は動かさない。
次いで、フレキソ版5´が貼り付けられた交換用のスリーブ3´´をマンドレル2へ装着する(S4参照)。それらのスリーブ3、3´´の内周面により前記ボール8dが押圧されてマンドレル2内に埋没する。これによりハウジング8aの突出部8cとボール8dの隙間が拡がり前記マンドレル2の周面とスリーブ3の内周面の間に空気が噴射され、空気層が形成される。このためスリーブ3あるいはスリーブ3´´をスムーズに移動させることができる。このときスリーブ3、3´´が装着されていない部分のボールプランジャー8は閉じているので、空気が噴射されない。
前記マンドレル2内への空気の供給を止め、ボールプランジャー8からの空気噴出がなくなると、交換されたスリーブ3´´はマンドレル2上に固定される。最後に再び分離側軸受13bをマンドレル5側に移動させる。
本実施形態におけるフレキソ印刷により印刷される印刷対象物としては、紙袋の他に、段ボール、封筒やノートなどの紙製品、液体紙容器、レジ袋やペット食袋や紙オムツ袋などの包装袋あるいは合成樹脂の包装フィルムなどがある。
1 印刷機構
2 マンドレル
3 スリーブ
3´ スリーブ
3´´ スリーブ
3a 内層
3b 中間層
3c 外層
3d スリーブの基準線
3e スリーブの中心線
4 表示手段
4a ベース
4b 目盛り
4c レーザー光
4d 目印
4e ロックネジ
4f ポインター
4g 開口部
5 フレキソ版(刷版)
5´ フレキソ版
6 軸部
6a 供給孔
6b 供給路
7 筒部
7a 噴射孔
7b ゼロ線
7c 目盛り線
7d 空洞
7e マンドレルの基準線
8 ボールプランジャー(弁)
8aハウジング
8b 噴射口
8c 突出部
8d ボール
8e バネ
8f 導入孔
8g 突出体(ピン状)
8h 肩部
9 透明フィルム
9a フィルムの基準線
9b フィルムの中心線
10 フレーム部材
11 ロール
11a 原紙
12 紙供給機
13 印刷機
13a 軸受
13b 分離側軸受
14 アニロックスロール
15 圧胴ドラム
16 スリーブの装着方法
17 第1工程
18 第2工程
19 準備工程
20 準備工程
A 印刷工程
B 重ね合わせ工程
本発明の印刷機構は(請求項1)、円柱状でその周面に軸方向に延びているゼロ線が設けられたマンドレルと、そのマンドレルの外周面に装着される筒状で、それぞれの外周面に刷版が貼り付けられ、それぞれの外周面に軸方向に延びている基準線が設けられた複数のスリーブと、前記マンドレルの軸方向における前記スリーブの配置すべき位置をマンドレルの周面に示すための表示手段とを備えており、前記表示手段がマンドレルの周面上に光を照射して位置を表すものであり、その表示手段が、マンドレルの軸に対して略垂直で、かつ、前記スリーブの配置すべき位置と前記軸とを結ぶ線上に、前記マンドレルの周面から間隔を空けて配置されており、前記スリーブの基準線、マンドレルのゼロ線および表示手段が示す位置に基づいて、前記刷版の位置がスリーブ毎にマンドレルの筒部の表面上で位置合わせされている、ことを特徴としている。
さらに、前記ベースが、前記印刷機のフレーム部材に磁石の磁力やテープの接着力を用いて取り付けられているものが好ましい(請求項4)。
さらに、前記表示手段がマンドレルの周面上に光を照射して位置決めするものである場合は、スリーブのマンドレル周面の軸方向の位置をマンドレルから離れた位置から正確に表示することができる。このため表示手段が印刷の邪魔にならない。

Claims (6)

  1. 円柱状のマンドレルと、
    そのマンドレルの周面に装着される筒状で、その外周面に刷版が貼り付けられ、その軸長が前記マンドレルの周面の軸長より短くされているスリーブと、
    前記マンドレルの軸方向における前記スリーブの配置すべき位置をマンドレルの周面に示すための表示手段とを備えており、
    その表示手段が、マンドレルの軸に対して略垂直で、かつ、前記スリーブの配置すべき位置と前記軸とを結ぶ線上に、前記マンドレルの周面から間隔を空けて配置されている、印刷機構。
  2. 前記マンドレルの軸と平行に延びるベースをさらに備えており、
    そのベースに、前記表示手段がベースの軸方向に移動自在に設けられている、請求項1記載の印刷機構。
  3. 前記ベースに、そのベースに対する表示手段の位置決めをするための目盛りが設けられている、請求項2記載の印刷機構。
  4. 前記表示手段がマンドレルの周面上に光を照射して位置を表すものである、請求項1〜3のいずれかに記載の印刷機構。
  5. 前記マンドレルの周面に等間隔で周方向に延びる複数の目盛り線が設けられている、請求項1〜4のいずれかに記載の印刷機構。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の印刷機構を用いるスリーブの装着方法であって、前記表示手段を、マンドレルの軸に対して略垂直で、かつ、前記マンドレル周面上のスリーブの配置すべき位置と前記軸とを結ぶ線上に配置する第1工程と、前記表示手段による表示に基づいて、スリーブをマンドレルに装着する第2工程とを備えている、スリーブの装着方法。
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