JP2015138760A - 電力出力装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数系統の燃料電池システムから高効率に外部給電可能な電力出力装置を提供する。
【解決手段】電飾出力装置1の複数系統の燃料電池システム100、200は、発生した電気エネルギを主機MG140、240に供給する燃料電池110、210を有し、系統毎に発電量を制御可能である。給電口400は、複数系統の燃料電池システム100、200にて発電された電力を外部装置へ供給可能に構成される。電力加算部300は、複数系統の燃料電池システム100、200から給電口400は供給する電力を調整する。発電制御部500は、複数系統の燃料電池システム100、200のシステム状態を取得し、システム状態に応じて複数系統の燃料電池システム100、200における発電比率を決定する。これにより、給電口を切り替えることなく、外部装置へ連続的に給電することができる。
【選択図】 図1
【解決手段】電飾出力装置1の複数系統の燃料電池システム100、200は、発生した電気エネルギを主機MG140、240に供給する燃料電池110、210を有し、系統毎に発電量を制御可能である。給電口400は、複数系統の燃料電池システム100、200にて発電された電力を外部装置へ供給可能に構成される。電力加算部300は、複数系統の燃料電池システム100、200から給電口400は供給する電力を調整する。発電制御部500は、複数系統の燃料電池システム100、200のシステム状態を取得し、システム状態に応じて複数系統の燃料電池システム100、200における発電比率を決定する。これにより、給電口を切り替えることなく、外部装置へ連続的に給電することができる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、電力出力装置に関する。
従来、燃料電池システムを搭載した車両が公知である。例えば特許文献1では、燃料電池と、キャパシタなどの蓄電器と、走行用インバータと、走行用モータと、補機インバータと、補機モータ等が1つのシステムとして構成されている。また、特許文献1では、車両の外部へ電力を供給する給電口が設けられる。
ところで、例えば燃料電池バスのように大きな駆動力を要する場合、燃料電池システムが2系統搭載されることがある。燃料電池システムが2系統搭載される場合、システム毎に給電口を設けると、一方の給電口から給電して燃料ガスである水素残量が少なくなった場合、一旦給電を止めて他方の給電口からの給電に切り替える必要がある。また、一方のシステムから連続的に電力を供給すると、一方のシステムの部品の過熱により発電量が不足する、あるいは、製品寿命に差がつく虞がある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数系統の燃料電池システムから高効率に外部給電可能な電力出力装置を提供することにある。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、複数系統の燃料電池システムから高効率に外部給電可能な電力出力装置を提供することにある。
本発明の電力出力装置は、複数系統の燃料電池システムと、給電部と、電力調整部と、制御部と、を備える。
燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとの化学反応により電気エネルギを発生させ、発生したエネルギを負荷に供給する燃料電池を有する。複数系統の燃料電池システムは、系統毎に発電量を制御可能である。
燃料電池システムは、燃料ガスと酸化剤ガスとの化学反応により電気エネルギを発生させ、発生したエネルギを負荷に供給する燃料電池を有する。複数系統の燃料電池システムは、系統毎に発電量を制御可能である。
給電部は、複数系統の燃料電池システムにて発電された電力を外部装置へ給電可能に構成される。
電力調整部は、複数系統の燃料電池システムから給電部へ供給する電力を調整する。
制御部は、複数系統の燃料電池システムのシステム状態を取得する取得手段、および、システム状態に応じて複数系統の燃料電池システムにおける発電比率を決定する発電比率決定手段を有する。
電力調整部は、複数系統の燃料電池システムから給電部へ供給する電力を調整する。
制御部は、複数系統の燃料電池システムのシステム状態を取得する取得手段、および、システム状態に応じて複数系統の燃料電池システムにおける発電比率を決定する発電比率決定手段を有する。
本発明では、複数系統の燃料電池システムから給電部へ供給される電力を調整する電力調整部を備え、1つの給電部から外部装置へ給電することができる。これにより、系統毎に給電部を設ける場合と比較し、全ての系統の燃料ガス残量が低下するまで、給電部を切り替えることなく、外部装置へ連続的に給電することができる。
また、制御部では、システム状態を監視し、システム状態に応じて発電比率を決定するので、複数系統の燃料電池システムのシステム状態を均等化することができる。
また、制御部では、システム状態を監視し、システム状態に応じて発電比率を決定するので、複数系統の燃料電池システムのシステム状態を均等化することができる。
以下、本発明による電力出力装置を図面に基づいて説明する。なお、以下、複数の実施形態において、実質的に同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による電力出力装置を図1および図2に示す。
本形態の電力出力装置1は、2系統の燃料電池システム100、200、電力調整部としての電力加算部300、給電部としての給電口400、および、制御部としての発電制御部500を備え、例えば燃料電池バス等である燃料電池車両5に搭載される。以下、第1燃料電池システム100を構成する各構成要素に100番台を付番し、第2燃料電池システム200を構成する各構成要素に200番台を付番する。下2ケタの付番が同じ構成要素は、特段の説明がない限り、第1燃料電池システム100と第2燃料電池システム200とで実質的に同様であるものとし、以下、第1燃料電池システム100を中心に説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による電力出力装置を図1および図2に示す。
本形態の電力出力装置1は、2系統の燃料電池システム100、200、電力調整部としての電力加算部300、給電部としての給電口400、および、制御部としての発電制御部500を備え、例えば燃料電池バス等である燃料電池車両5に搭載される。以下、第1燃料電池システム100を構成する各構成要素に100番台を付番し、第2燃料電池システム200を構成する各構成要素に200番台を付番する。下2ケタの付番が同じ構成要素は、特段の説明がない限り、第1燃料電池システム100と第2燃料電池システム200とで実質的に同様であるものとし、以下、第1燃料電池システム100を中心に説明する。
第1燃料電池システム100は、燃料電池110、蓄電部120、昇圧コンバータ130、昇降圧コンバータ135、主機モータジェネレータ(以下、「モータジェネレータ」を「MG」と記す。)140、主機インバータ145等を備える。
燃料電池110は、水素と空気中の酸素との電気化学反応により発電するセルが積層される燃料電池スタックにより構成される。
水素タンク111には、燃料ガスとしての水素が高圧で充填される。水素タンク111に充填された水素は、シャットバルブ112およびレギュレータ113を経由して、燃料電池110へ供給される。水素タンク111には、水素タンク111内の水素の残圧を検出するための残圧センサ114が設けられる。残圧センサ114の残圧値P1は、水素タンク111の水素の残量に係る情報として発電制御部500へ出力される。
また、燃料電池110には、エアコンプレッサ115を経由し、酸化剤ガスとしての空気が供給される。また、未反応の水素を燃料電池110に再供給するための図示しない水素循環路には、水素ポンプ116が設けられる。
本形態では、エアコンプレッサ115および水素ポンプ116がアクチュエータ117を構成する。エアコンプレッサ115および水素ポンプ116の回転数および運転時間は、アクチュエータ117の運転負荷に係る情報として発電制御部500へ出力される。
本形態では、エアコンプレッサ115および水素ポンプ116がアクチュエータ117を構成する。エアコンプレッサ115および水素ポンプ116の回転数および運転時間は、アクチュエータ117の運転負荷に係る情報として発電制御部500へ出力される。
燃料電池110で発電された電力は、昇圧コンバータ130および主機インバータ145を経由し、主機MG140に供給される。また、燃料電池110で発電された電力は、昇圧コンバータ130および昇降圧コンバータ135を経由し、蓄電部120に充電可能に構成される。
蓄電部120は、二次電池により充放電可能に構成される。蓄電部120は、二次電池に限らず、例えば電気二重層キャパシタ等を用いてもよい。蓄電部120の電力は、昇降圧コンバータ135および主機インバータ145を経由し、主機MG140に供給される。また、蓄電部120は、燃料電池110により発電された電力、および、主機MG140の回生制動により生じた電力により充電される。
昇圧コンバータ130は、燃料電池110と主機インバータ145との間に接続され、燃料電池110にて発電された電力を所定の電圧に昇圧する。
昇降圧コンバータ135は、昇圧コンバータ130と主機インバータ145とを接続する接続ライン137と蓄電部120との間に接続される。
昇降圧コンバータ135は、昇圧コンバータ130と主機インバータ145とを接続する接続ライン137と蓄電部120との間に接続される。
昇降圧コンバータ135は、燃料電池車両5の走行状況や燃料電池110の発電量、蓄電部120のSOC(State of Charge)等に応じ、蓄電部120側の電圧が接続ライン137側の電圧より高くなるようにし、蓄電部120側から接続ライン137側へ電力を供給可能にする。また、昇降圧コンバータ135は、燃料電池車両5の走行状況や燃料電池110の発電量、蓄電部120のSOC等に応じ、蓄電部120側の電圧が接続ライン137側の電圧より低くなるようにし、燃料電池110により発電された電力および主機MG140の回生制動により発電された電力を蓄電部120側へ供給可能にする。このように昇降圧コンバータ135の電圧を制御することにより、蓄電部120の充放電を切り替える。
昇圧コンバータ130には、IGBT素子、リアクトル、および、平滑コンデンサ等の通電により発熱する部品が用いられる。温度センサ131は、IGBT素子温度、リアクトル温度、および、平滑コンデンサ温度等の少なくとも1つを昇圧コンバータ130の温度T11として検出する。検出された昇圧コンバータ130の温度T11は、昇圧コンバータ130の発熱量に係る情報として、発電制御部500へ出力される。
同様に、昇降圧コンバータ135は、IGBT素子、リアクトル、および、平滑コンデンサ等の通電により発熱する部品が用いられる。温度センサ136は、IGBT素子温度、リアクトル温度、および、平滑コンデンサ温度等の少なくとも1つを昇降圧コンバータ135の温度T12として検出する。検出された昇降圧コンバータ135の温度T12は、昇降圧コンバータ135の発熱量に係る情報として、発電制御部500へ出力される。
主機MG140は、主機インバータ145を経由し、燃料電池110および蓄電部120から電力が供給され、電動機として機能する。また、主機MG140は、燃料電池車両5の回生制動により発電する発電機として機能し、発電された電力は、主機インバータ145および昇降圧コンバータ135を経由して蓄電部120へ供給される。
第1燃料電池システム100の主機MG140の出力軸141、および、第2燃料電池システム200の主機MG240の出力軸241は、ギア19によって接続され、車軸13を介して車輪14を駆動する。
第1燃料電池システム100の主機MG140の出力軸141、および、第2燃料電池システム200の主機MG240の出力軸241は、ギア19によって接続され、車軸13を介して車輪14を駆動する。
主機インバータ145は、燃料電池110および蓄電部120から供給される直流電力を交流電力に変換し、主機MG140へ供給する。また、回生制動にて主機MG140にて発電された交流電力を直流電力に変換し、蓄電部120へ供給する。
以上が第1燃料電池システム100に係る構成であり、第2燃料電池システム200も同様の構成を備えている。
また、第2燃料電池システム200の蓄電部220と昇降圧コンバータ235との間には、車両補機600が接続される。車両補機600は、DCDCコンバータ601、空調用エアコン602、ブレーキ用アクチュエータ603、および、パワステ用アクチュエータ604等を有し、これらの駆動に第2燃料電池システム200の電力が用いられる。
また、第2燃料電池システム200の蓄電部220と昇降圧コンバータ235との間には、車両補機600が接続される。車両補機600は、DCDCコンバータ601、空調用エアコン602、ブレーキ用アクチュエータ603、および、パワステ用アクチュエータ604等を有し、これらの駆動に第2燃料電池システム200の電力が用いられる。
本形態では、水素タンク111、211が「燃料タンク」に対応し、残圧センサ114の残圧値P1および残圧センサ214の残圧値P2が「燃料ガスの残量」に対応する。
昇圧コンバータ130、230および昇降圧コンバータ135、235が「発熱部品」に対応し、温度センサ131、136、231、236により検出される温度T11、T12、T21、T22が、「発熱部品の発熱量」に対応する。
また、主機MG140、240、および、車両補機600が、「負荷」に対応する。
昇圧コンバータ130、230および昇降圧コンバータ135、235が「発熱部品」に対応し、温度センサ131、136、231、236により検出される温度T11、T12、T21、T22が、「発熱部品の発熱量」に対応する。
また、主機MG140、240、および、車両補機600が、「負荷」に対応する。
電力加算部300は、第1燃料電池システム100の蓄電部120と昇降圧コンバータ135との間から、燃料電池110にて発電された電力が供給可能に構成される。また、電力加算部300は、第2燃料電池システム200の蓄電部220と昇降圧コンバータ235との間から、燃料電池210にて発電された電力が供給可能に構成される。これにより、電力加算部300には、燃料電池110、210にて発電された電力が供給される。電力加算部300に供給される燃料電池110、210にて発電された電力は、足し合わされて給電口400へ供給される。
給電口400は、電力加算部300と接続され、燃料電池110、210にて発電された電力を図示しない外部装置へ供給可能に構成される。給電口400は、外部装置へ電力を供給するための図示しない給電コネクタを挿抜可能に構成される。
本形態では、2系統の燃料電池システム100、200に対し、1つの給電口400が設けられる。
本形態では、2系統の燃料電池システム100、200に対し、1つの給電口400が設けられる。
発電制御部500は、マイクロコンピュータ等により構成され、内部にCPU、ROM、RAM、I/O、および、これらを接続するバスライン等を備え、予め記憶されたプログラムをCPUにより実行するソフトウェア処理や、専用の電子回路によるハードウェア処理によって制御を実行する。本形態では、発電制御部500は、第1燃料電池システム100および第2燃料電池システム200のシステム状態を監視し、システム状態に基づき、燃料電池110、210の発電比率を決定する。
本形態では、システム状態として、残圧センサ114により検出される水素タンク111の残圧値P1、および、残圧センサ214により検出される水素タンク211の残圧値P2を監視する。
本形態では、システム状態として、残圧センサ114により検出される水素タンク111の残圧値P1、および、残圧センサ214により検出される水素タンク211の残圧値P2を監視する。
ここで、発電制御部500における発電制御処理を図2に示すフローチャートに基づいて説明する。発電制御処理は、給電口400から外部装置へ外部給電中に、所定の間隔にて実行される。すなわち、例えば、給電口400に給電コネクタが接続されているときや、給電開始スイッチがオンされているときに実行される。
最初のステップS101(以下、「ステップ」を省略し、単に記号「S」で示す。)では、燃料電池110、210が発電中か否かを判断する。燃料電池110、210が発電中ではないと判断された場合(S101:NO)、以下の処理を行わない。燃料電池110、210が発電中であると判断された場合(S101:YES)、S102へ移行する。
S102では、残圧センサ114により検出される水素タンク111の残圧値P1、および、残圧センサ114により検出される水素タンク211の残圧値P2を取得する。
S102では、残圧センサ114により検出される水素タンク111の残圧値P1、および、残圧センサ114により検出される水素タンク211の残圧値P2を取得する。
S103では、水素タンク111の残圧値P1が水素タンク211の残圧値P2より大きいか否かを判断する。水素タンク111の残圧値P1が水素タンク211の残圧値P2より大きいと判断された場合(S103:YES)、S104へ移行する。水素タンク111の残圧値P1が水素タンク211の残圧値P2以下であると判断された場合(S103:NO)、S105へ移行する。
S104では、燃料電池110の目標出力値E1を増加させ、燃料電池210の目標出力値E2を減少させる。
S105では、燃料電池110の目標出力値E1を減少させ、燃料電池210の目標出力値E2を増加させる。
S105では、燃料電池110の目標出力値E1を減少させ、燃料電池210の目標出力値E2を増加させる。
燃料電池110の目標出力値E1、および、燃料電池210の目標出力値E2は、例えば、外部装置の要求に応じて決定される総電力出力値Ea、および、水素タンク111の残圧値P1と水素タンク211の残圧値P2との比に基づき、式(1)、(2)にて決定される。
E1=Ea×P1/(P1+P2) ・・・(1)
E2=Ea×P2/(P1+P2) ・・・(2)
E1=Ea×P1/(P1+P2) ・・・(1)
E2=Ea×P2/(P1+P2) ・・・(2)
S104またはS105に続いて移行するS106では、昇圧コンバータ130、230からの出力を開始する。昇圧コンバータ130、230から出力中であれば、出力を継続する。
これにより、水素タンク111、211の残量が多い系統の発電量を大きくすることにより、第1燃料電池システム100と第2燃料電池システムとで水素残量が均等化される。
これにより、水素タンク111、211の残量が多い系統の発電量を大きくすることにより、第1燃料電池システム100と第2燃料電池システムとで水素残量が均等化される。
以上詳述したように、本形態の電力出力装置1は、複数系統の燃料電池システム100、200と、給電口400と、電力加算部300と、発電制御部500と、を備える。
燃料電池システム100は、水素と酸素との化学反応により電気エネルギを発生させ、発生した電気エネルギを主機MG140に供給する燃料電池110を有する。燃料電池システム200は、水素と酸素との化学反応により電気エネルギを発生させ、発生した電気エネルギを主機MG240および車両補機600に供給する燃料電池210を有する。複数系統の燃料電池システム100、200は、系統毎に発電量を制御可能である。
燃料電池システム100は、水素と酸素との化学反応により電気エネルギを発生させ、発生した電気エネルギを主機MG140に供給する燃料電池110を有する。燃料電池システム200は、水素と酸素との化学反応により電気エネルギを発生させ、発生した電気エネルギを主機MG240および車両補機600に供給する燃料電池210を有する。複数系統の燃料電池システム100、200は、系統毎に発電量を制御可能である。
給電口400は、複数系統の燃料電池システム100、200にて発電された電力を外部装置へ供給可能に構成される。
電力加算部300は、複数系統の燃料電池システム100、200から給電口400へ供給する電力を調整する。
発電制御部500は、複数系統の燃料電池システム100、200のシステム状態を取得し(図2中のS102)、システム状態に応じて複数系統の燃料電池システム100、200における発電比率を決定する(S104、S105)。
電力加算部300は、複数系統の燃料電池システム100、200から給電口400へ供給する電力を調整する。
発電制御部500は、複数系統の燃料電池システム100、200のシステム状態を取得し(図2中のS102)、システム状態に応じて複数系統の燃料電池システム100、200における発電比率を決定する(S104、S105)。
本形態では、複数系統の燃料電池システム100、200から給電口400へ供給される電力を調整する電力加算部300を備え、1つの給電口400から外部装置へ給電することができる。これにより、系統毎に給電口を設ける場合と比較し、全ての系統の水素残量が低下するまで、給電口を切り替えることなく、外部装置へ連続的に給電することができる。
また、本形態では、第2燃料電池システム200側から車両補機600に電力が供給されるといった具合に、複数系統の燃料電池システム100、200間でシステム状態に偏りがある場合がある。本形態の発電制御部500では、システム状態を監視し、システム状態に応じて発電比率を決定するので、複数系統の燃料電池システム100、200のシステム状態を均等化することができる。
本形態では、発電制御部500は、システム状態として、水素が貯留されている水素タンク111、211内の水素残量を取得する(S102)。また、発電制御部500は、水素残量に応じて発電比率を決定する(S104、S105)。これにより、水素タンク111、211内の水素残量を均等化することができる。また、水素タンク111、211内の水素残量が均等化されるので、外部給電モードから通常走行モードに戻ったとき、例えば一方の系統が水素欠になることによる走行性能の低下を防ぐことができる。
電力加算部300は、複数系統の燃料電池システムにおける発電電力を足し合わせる。これにより、一方の系統の燃料電池システム100、200における発電量を、外部装置の要求に応じた総電力出力値Eaよりも小さくすることができるので、一方の系統の燃料電池システム100、200にて総電力出力値Eaを発電する場合と比較し、部品の過熱を防ぐことができるとともに、耐久寿命を延長することができる。
本形態では、図2中のS102が「取得手段」の機能としての処理に対応し、S103、S104が「発電比率決定手段」の機能としての処理に対応する。
本形態では、図2中のS102が「取得手段」の機能としての処理に対応し、S103、S104が「発電比率決定手段」の機能としての処理に対応する。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態による電力出力装置は、発電制御部500における発電制御処理が第1実施形態と異なっているので、この点を中心に説明する。
本形態では、システム状態として、温度センサ131により検出される昇圧コンバータ130の温度T11、温度センサ136により検出される昇降圧コンバータ135の温度T12、温度センサ231により検出される昇圧コンバータ230の電子部品の温度T21、および、温度センサ236により検出される昇降圧コンバータ235の電子部品の温度T22を発熱量に係る情報として取得し、監視する。
本発明の第2実施形態による電力出力装置は、発電制御部500における発電制御処理が第1実施形態と異なっているので、この点を中心に説明する。
本形態では、システム状態として、温度センサ131により検出される昇圧コンバータ130の温度T11、温度センサ136により検出される昇降圧コンバータ135の温度T12、温度センサ231により検出される昇圧コンバータ230の電子部品の温度T21、および、温度センサ236により検出される昇降圧コンバータ235の電子部品の温度T22を発熱量に係る情報として取得し、監視する。
ここで、本形態の発電制御処理を図3に示すフローチャートに基づいて説明する。
S201は、図2中のS101と同様である。
S202では、温度センサ131により検出される昇圧コンバータ130の温度T11、温度センサ136により検出される昇降圧コンバータ135の温度T12、温度センサ231により検出される昇圧コンバータ230の温度T21、および、温度センサ236により検出される昇降圧コンバータ235の温度T22を取得する。
S201は、図2中のS101と同様である。
S202では、温度センサ131により検出される昇圧コンバータ130の温度T11、温度センサ136により検出される昇降圧コンバータ135の温度T12、温度センサ231により検出される昇圧コンバータ230の温度T21、および、温度センサ236により検出される昇降圧コンバータ235の温度T22を取得する。
S203では、第1燃料電池システム100の電子部品の温度T1と第2燃料電池システム200の電子部品の温度T2とを比較し、第2燃料電池システム200の温度T2が、第1燃料電池システム100の温度T1よりも高いか否かを判断する。
第1燃料電池システム100の温度T1は、例えば昇圧コンバータ130の温度T11および昇降圧コンバータ135の温度T12のうち高い方としてもよいし、平均値としてもよい。第2燃料電池システム200の電子部品の温度T2も同様に、例えば昇圧コンバータ230の温度T21および昇降圧コンバータ235の温度T22のうちの高い方としてもよいし、平均値としてもよい。
第1燃料電池システム100の温度T1は、例えば昇圧コンバータ130の温度T11および昇降圧コンバータ135の温度T12のうち高い方としてもよいし、平均値としてもよい。第2燃料電池システム200の電子部品の温度T2も同様に、例えば昇圧コンバータ230の温度T21および昇降圧コンバータ235の温度T22のうちの高い方としてもよいし、平均値としてもよい。
第2燃料電池システム200の温度T2が第1燃料電池システム100の温度T1より高いと判断された場合(S203:YES)、S204へ移行する。第2燃料電池システム200の温度T2が第1燃料電池システム100の温度T1以下であると判断された場合(S203:NO)、S205へ移行する。
S204〜S206は、図2中のS104〜S106と同様である。すなわち本形態では、部品温度が高い、すなわち発熱量が大きい系統の燃料電池システムの目標出力値を減少させる。
S204〜S206は、図2中のS104〜S106と同様である。すなわち本形態では、部品温度が高い、すなわち発熱量が大きい系統の燃料電池システムの目標出力値を減少させる。
本形態では、発電制御部500は、システム状態として、燃料電池システム100、200を構成する昇圧コンバータ130、230、および、昇降圧コンバータ135、235の温度T11、T12、T21、T22を発熱量として取得する。また、発電制御部500は、昇圧コンバータ130、230、および、昇降圧コンバータ135、235の温度T11、T12、T21、T22に応じて発電比率を決定する。
これにより、外部給電モードにて長時間連続給電する場合、発熱量が大きい系統の発電量を小さくすることにより、発熱部品の過熱による電力制限を避けることができる。
また、上記形態と同様の効果を奏する。
これにより、外部給電モードにて長時間連続給電する場合、発熱量が大きい系統の発電量を小さくすることにより、発熱部品の過熱による電力制限を避けることができる。
また、上記形態と同様の効果を奏する。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態による電力出力装置は、発電制御部500における発電制御処理が第1実施形態と異なっているので、この点を中心に説明する。
本形態では、システム状態として、第1燃料電池システム100のアクチュエータ117の運転負荷L1、および、第2燃料電池システム200のアクチュエータ217の運転負荷L2を取得し、監視する。
本発明の第3実施形態による電力出力装置は、発電制御部500における発電制御処理が第1実施形態と異なっているので、この点を中心に説明する。
本形態では、システム状態として、第1燃料電池システム100のアクチュエータ117の運転負荷L1、および、第2燃料電池システム200のアクチュエータ217の運転負荷L2を取得し、監視する。
アクチュエータ117の運転負荷L1は、例えば、エアコンプレッサ115の回転数に連続運転時間を乗じた値であるエアコンプレッサ負荷LA1とすることができる。また例えば、アクチュエータ117の運転負荷L1は、水素ポンプ116の回転数に連続運転時間を乗じた値である水素ポンプ負荷LH1とすることができる。また、アクチュエータ117の運転負荷L1は、エアコンプレッサ負荷LA1と水素ポンプ負荷LH1との和でもよいし、エアコンプレッサ負荷LA1または水素ポンプ負荷LH1のうち大きい方の値としてもよい。なお、エアコンプレッサ負荷LA1および水素ポンプ負荷LH1の加算または比較する場合は、適宜係数を乗じてもよい。
同様に、アクチュエータ217の運転負荷L2は、例えば、エアコンプレッサ215の回転数に連続運転時間を乗じた値であるエアコンプレッサ負荷LA2、水素ポンプ216の回転数に連続運転時間を乗じた値である水素ポンプ負荷LH2、エアコンプレッサ負荷LA2および水素ポンプ負荷LH2の加算値または大きい方の値等とすることができる。なお、エアコンプレッサ負荷LA2および水素ポンプ負荷LH2の加算または比較する場合は、適宜係数を乗じてもよい。
運転負荷L1、L2は、発電制御部500内にて演算し内部的に取得するように構成してもよいし、別の制御部にて演算した演算結果を発電制御部500が取得するように構成してもよい。
運転負荷L1、L2は、発電制御部500内にて演算し内部的に取得するように構成してもよいし、別の制御部にて演算した演算結果を発電制御部500が取得するように構成してもよい。
ここで、本形態の発電制御処理を図4に示すフローチャートに基づいて説明する。
S301は、図2中のS101と同様である。
S302では、アクチュエータ117の運転負荷L1、および、アクチュエータ217の運転負荷L2を取得する。
S301は、図2中のS101と同様である。
S302では、アクチュエータ117の運転負荷L1、および、アクチュエータ217の運転負荷L2を取得する。
S303では、第1燃料電池システム100の運転負荷L1と、第2燃料電池システム200の運転負荷L2とを比較し、第2燃料電池システム200の運転負荷L2が、第1燃料電池システム100の運転負荷L1より大きいか否かを判断する。第2燃料電池システム200の運転負荷L2が第1燃料電池システム100の運転負荷L1より大きいと判断された場合(S303:YES)、S304へ移行する。第2燃料電池システム200の運転負荷L2が第1燃料電池システム100の運転負荷L1以下であると判断された場合(S303:NO)、S305へ移行する。
S304〜S305は、図2中のS104〜S106と同様である。すなわち本形態では、運転負荷が大きい系統の燃料電池システムの目標出力を減少させる。
S304〜S305は、図2中のS104〜S106と同様である。すなわち本形態では、運転負荷が大きい系統の燃料電池システムの目標出力を減少させる。
本形態では、発電制御部500は、燃料電池システム100、200を構成するエアコンプレッサ115、215、および、水素ポンプ116、216の運転負荷L1、L2を取得する。また、発電制御部500は、運転負荷L1、L2に応じて発電比率を決定する。
これにより、運転負荷L1、L2が均等化されるので、アクチュエータ117を構成するエアコンプレッサ115および水素ポンプ116、および、アクチュエータ217を構成するエアコンプレッサ215および水素ポンプ216を長寿命化することができる。
これにより、運転負荷L1、L2が均等化されるので、アクチュエータ117を構成するエアコンプレッサ115および水素ポンプ116、および、アクチュエータ217を構成するエアコンプレッサ215および水素ポンプ216を長寿命化することができる。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態による電力出力装置を図5に示す。
図5に示すように、本形態の電力出力装置2は、第1実施形態の電力加算部300に替えて、電力調整部としての電力選択部301となっている点が異なっている。
電力選択部301は、例えばリレー等であって、給電口400に供給される電力を、第1燃料電池システム100にて発電された電力とするか、第2燃料電池システム200にて発電された電力とするか、を切り替え可能に構成される。すなわち、本形態では、給電口400には、第1燃料電池システム100にて発電された電力、または、第2燃料電池システム200にて発電された電力のいずれか一方が供給される。電力選択部301の切り替えは、発電制御部500により制御される。なお、図5中においては、発電制御部500から電力選択部301への制御線は省略した。
本発明の第4実施形態による電力出力装置を図5に示す。
図5に示すように、本形態の電力出力装置2は、第1実施形態の電力加算部300に替えて、電力調整部としての電力選択部301となっている点が異なっている。
電力選択部301は、例えばリレー等であって、給電口400に供給される電力を、第1燃料電池システム100にて発電された電力とするか、第2燃料電池システム200にて発電された電力とするか、を切り替え可能に構成される。すなわち、本形態では、給電口400には、第1燃料電池システム100にて発電された電力、または、第2燃料電池システム200にて発電された電力のいずれか一方が供給される。電力選択部301の切り替えは、発電制御部500により制御される。なお、図5中においては、発電制御部500から電力選択部301への制御線は省略した。
発電制御部500は、第1燃料電池システム100にて発電された電力、または、第2燃料電池システム200にて発電された電力が給電口400へ供給されるように、電力選択部301を制御する。また、発電制御部500は、システム状態に基づき、第1燃料電池システム100または第2燃料電池システム200の一方を総電力出力値Eaとし、他方をゼロとする。このような場合も、「発電制御部500が各系統の燃料電池システム100、200における発電比率を決定する」という概念に含まれるものとする。
ここで、発電制御部500における発電制御処理を図6に示すフローチャートに基づいて説明する。図6に示す例では、システム状態として水素タンク111、211の残量を監視するものとする。
S401〜S403は、図2中のS101〜103と同様である。
S401〜S403は、図2中のS101〜103と同様である。
水素タンク111の残圧値P1が水素タンク211の残圧値P2より大きいと判断された場合(S403:YES)に移行するS404では、燃料電池110の目標出力値E1を、外部装置の要求に応じて決定される総電力出力値Eaとし、燃料電池210の目標出力値E2をゼロとする。また、第1燃料電池システム100から給電口400へ電力が供給されるように、電力選択部301を制御する。
水素タンク111の残圧値P1が水素タンク211の残圧値P2以下であると判断された場合(S403:NO)に移行するS405では、燃料電池110の目標出力値E1をゼロとし、燃料電池210の目標出力値E2を総電力出力値Eaとする。また、第2燃料電池システム200から給電口400へ電力が供給されるように、電力選択部301を制御する。
S406は、図2中のS106と同様である。
S406は、図2中のS106と同様である。
なお、外部装置へ給電する系統が頻繁に切り替わることを避けるため、例えば、外部装置へ給電する系統が第1燃料電池システム100または第2燃料電池システム200の一方から他方へ切り替えられた場合、所定期間は切り替えられた系統からの給電を継続するように構成してもよい。
ここで、第2実施形態のように、システム状態として昇圧コンバータ130、230および昇降圧コンバータ135、235の温度T1、T2を監視する場合、S402およびS403に替えて、図3中のS202およびS203とし、部品温度が低い系統の目標出力値を総電力出力値Ea、部品温度が高い系統の目標出力値をゼロとし、部品温度が低い系統から電力が供給されるように電力選択部301を制御してもよい。
また、第3実施形態のように、システム状態としてアクチュエータ117、217の運転負荷を監視する場合、S402およびS403に替えて、図4中のS302およびS303とし、運転負荷が小さい系統の目標出力値を総電力出力値Ea、運転負荷が大きい系統の目標出力値をゼロとし、運転負荷が小さい系統から電力が供給されるように電力選択部301を制御してもよい。
本形態では、電力選択部301は、給電口400へ電力を供給する燃料電池システム100、200を切り替える。電力選択部301は、例えばリレー等にて構成可能であるので、構成を簡素化することができ、装置の小型化、軽量化が可能になる。
(他の実施形態)
第1実施形態では、燃料ガスの残量に応じて発電比率を決定し、第2実施形態では、発熱部品の発熱量に応じて発電比率を決定し、第3実施形態では、アクチュエータの運転負荷に応じて発電比率を決定する。他の形態では、例えば、燃料ガスの残量に応じて発電比率を仮決定し、発熱部品の発熱量やアクチュエータの運転負荷に応じて発電比率を調整する、といった具合に、燃料ガスの残量、発熱部品の発熱量、および、アクチュエータの運転負荷のうちの複数を組み合わせて発電比率を決定してもよい。また、他のパラメータを加味して発電比率を決定してもよい。
第1実施形態では、燃料ガスの残量に応じて発電比率を決定し、第2実施形態では、発熱部品の発熱量に応じて発電比率を決定し、第3実施形態では、アクチュエータの運転負荷に応じて発電比率を決定する。他の形態では、例えば、燃料ガスの残量に応じて発電比率を仮決定し、発熱部品の発熱量やアクチュエータの運転負荷に応じて発電比率を調整する、といった具合に、燃料ガスの残量、発熱部品の発熱量、および、アクチュエータの運転負荷のうちの複数を組み合わせて発電比率を決定してもよい。また、他のパラメータを加味して発電比率を決定してもよい。
また、発電比率の決定に用いないパラメータに関する情報は、取得しなくてもよい。
上記形態では、燃料ガスの残量、発熱部品の発熱量、および、アクチュエータの運転負荷は、センサ等から発電制御部が取得する。他の形態では、例えば上位ECU等の他の制御部から発電制御部がこれらの情報を通信等にて取得するように構成してもよい。
上記形態では、燃料ガスの残量、発熱部品の発熱量、および、アクチュエータの運転負荷は、センサ等から発電制御部が取得する。他の形態では、例えば上位ECU等の他の制御部から発電制御部がこれらの情報を通信等にて取得するように構成してもよい。
上記形態では、アクチュエータは、エアコンプレッサおよび水素ポンプから構成される。他の形態では、燃料電池システムを構成する他の機器類としてもよい。
上記形態では、発熱部品は、昇圧コンバータおよび昇降圧コンバータから構成される。他の形態では、発熱部品は、昇圧コンバータおよび昇降圧コンバータ以外の通電により発電する素子を含む電子部品としてもよい。また、他の形態では、主機MGに供給する電圧を昇圧する必要がなければ、昇圧コンバータを省略してもよい。
上記形態では、発熱部品は、昇圧コンバータおよび昇降圧コンバータから構成される。他の形態では、発熱部品は、昇圧コンバータおよび昇降圧コンバータ以外の通電により発電する素子を含む電子部品としてもよい。また、他の形態では、主機MGに供給する電圧を昇圧する必要がなければ、昇圧コンバータを省略してもよい。
上記形態では、第2燃料電池システムから車両補機へ電力が供給される。他の形態では、第1燃料電池システムから車両補機へ電力を供給するように構成してもよい。また、例えばDCDCコンバータおよび空調用エアコンへは第1燃料電池システムから電力を供給し、ブレーキ用アクチュエータおよびパワステ用アクチュエータへは第2燃料電池システムから電力を供給する、といった具合に、車両補機に電力を供給する燃料電池システムを、第1燃料電池システムおよび第2燃料電池システムにて適宜分散させてもよい。
上記形態では、昇圧コンバータと蓄電部との間から、電力調整部および給電口を経由し、外部装置へ電力が供給される。他の形態では、燃料電池にて発電された電力を供給可能ないずれの箇所から外部装置へ電力が供給されるように構成してもよい。
上記形態では、燃料電池システムは2系統である。他の実施形態では、燃料電池システムは、3系統以上でもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
上記形態では、燃料電池システムは2系統である。他の実施形態では、燃料電池システムは、3系統以上でもよい。
以上、本発明は、上記実施形態になんら限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施可能である。
1、2・・・電力出力装置
100、200・・・燃料電池システム
110、210・・・燃料電池
140、240・・・主機MG(負荷)
300・・・電力加算部(電力調整部)
301・・・電力選択部(電力調整部)
400・・・給電口(給電部)
500・・・発電制御部(制御部)
600・・・車両補機(負荷)
100、200・・・燃料電池システム
110、210・・・燃料電池
140、240・・・主機MG(負荷)
300・・・電力加算部(電力調整部)
301・・・電力選択部(電力調整部)
400・・・給電口(給電部)
500・・・発電制御部(制御部)
600・・・車両補機(負荷)
Claims (6)
- 燃料ガスと酸化剤ガスとの化学反応により電気エネルギを発生させ、発生したエネルギを負荷(140、240、600)に供給する燃料電池(110、210)を有し、系統毎に発電量を制御可能な複数系統の燃料電池システム(100、200)と、
前記複数系統の燃料電池システムにて発電された電力を外部装置へ供給可能に構成される給電部(400)と、
前記複数系統の燃料電池システムから前記給電部へ供給する電力を調整する電力調整部(300、301)と、
前記複数系統の燃料電池システムのシステム状態を取得する取得手段、および、前記システム状態に応じて前記複数系統の燃料電池システムにおける発電比率を決定する発電比率決定手段を有する制御部(500)と、
を備えることを特徴とする電力出力装置(1、2)。 - 前記取得手段は、前記システム状態として、前記燃料ガスが貯留される燃料タンク(111、211)内の前記燃料ガスの残量を取得し、
前記発電比率決定手段は、前記燃料ガスの残量に応じて前記発電比率を決定することを特徴とする請求項1に記載の電力出力装置。 - 前記取得手段は、前記システム状態として、前記燃料電池システムを構成する発熱部品(130、135、230、235)の発熱量を取得し、
前記発電比率決定手段は、前記発熱部品の発熱量に応じて前記発電比率を決定することを特徴とする請求項1または2に記載の電力出力装置。 - 前記取得手段は、前記燃料電池システムを構成するアクチュエータ(115、116、215、216)の運転負荷を取得し、
前記発電比率決定手段は、前記運転負荷に応じて前記発電比率を決定することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力出力装置。 - 前記電力調整部は、前記複数系統の燃料電池システムにおける発電電力を足し合わせる電力加算部(300)であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力出力装置(1)。
- 前記電力調整部は、前記給電部へ電力を供給する前記燃料電池システムを切り替える電力選択部(301)であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力出力装置(2)。
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- 2014-01-24 JP JP2014011579A patent/JP2015138760A/ja active Pending
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