JP2015138625A - リチウムイオン電池用負極活物質 - Google Patents

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Abstract

【課題】Siを活物質として用い、高い初期容量を有しまたサイクル特性も良好なリチウムイオン電池用負極活物質を提供する。【解決手段】Si,Si-Mn化合物,Al-Cu化合物の少なくとも三相を含み、分散したSi結晶子を混在状態のSi-Mn化合物マトリクスとAl-Cu化合物マトリクスとが取り囲んだ構造でSi,Mn,Al,Cuを質量%でSi:30〜70%,Mn:1〜35%,Al:1〜25%,Cu:5〜55%で含有するとともに、MnとSiとの質量比である[Mn]/[Si]が0.04<[Mn]/[Si]<0.60であり、且つ前記Si結晶子が平均粒径で1〜3μmの大きさであるように負極活物質を構成する。【選択図】 なし

Description

この発明はリチウムイオン電池用負極活物質に関する。
リチウムイオン電池は高容量、高電圧で小型化が可能である利点を有し、携帯電話やノートパソコン等の電源として広く用いられており、また近年電気自動車やハイブリッド自動車等のパワー用途の電源として大きな期待を集め、その開発が活発に進められている。
このリチウムイオン電池では、正極と負極との間でリチウムイオン(以下Liイオンとする)が移動して充電と放電とが行われ、負極側では充電時に負極活物質中にLiイオンが吸蔵され、放電時には負極活物質からLiイオンが放出される。
従来、一般には正極側の活物質としてコバルト酸リチウム(LiCoO)が用いられ、また負極活物質として黒鉛が広く使用されている。
しかしながら、現在広く使用されている負極活物質の黒鉛は、その理論容量が372mAh/gに過ぎず、より一層の高容量化が望まれている。そこで最近では炭素系負極活物質の代替材料として、高容量化が期待できるSi、Sn等の金属材料(Siの理論容量は4198mAh/g,Snの理論容量は993mAh/gである)が盛んに研究されている。
ところが、SiやSnはLiとの合金化反応によりLiイオンの吸蔵を行うために、Liイオンの吸蔵・放出に伴って大きな体積膨張・収縮を生じる。
従ってSi,Sn単独で負極活物質を構成した場合、その膨張・収縮応力によってSiやSnの粒子が割れたり集電体から剥離したりし、充放電を繰り返したときの容量維持特性であるサイクル特性が悪いといった問題があり、このことがSi等を用いた負極活物質の実用化への大きな障壁となっていた。
このようなことから、Siを用いた負極活物質において、サイクル特性向上のためにSiを合金化することが各種提案されている。
その1つとして、Al-Cu化合物をマトリクスとして有する負極活物質が下記特許文献1,下記特許文献2,下記特許文献3に開示されている。
即ち、特許文献1には「負極材料およびそれを用いた電池」についての発明が示され、そこにおいて高エネルギー密度を得ることができ、且つサイクル寿命が長い負極材料を得ることを目的として、Cu-Alを含む金属間化合物相(又は固溶体相)とSiの相とを有し、Cu-Al相をマトリクス相としてそこにSi相を分散させた構造の負極活物質が開示されている。
また下記特許文献2には「リチウム2次電池用負極活物質及びこれを含むリチウム2次電池」についての発明が示され、そこにおいて負極活物質のサイクル特性を高めるためにはSi粒子を細粒化するのが良いとの観点の下に、SiとAl-Cu化合物とを共晶化させてSi粒子を微細化し、またSiとの間で金属間化合物を形成する元素を合金成分として加えることで、状態図において共晶点をSi側に移行させ、Siを多く含有させるようにした点が開示されている。
特許文献2では、このようにしてSi粒子の細粒化と、Siの含有量の増大とによって、サイクル特性の向上と高容量化とを実現できるとしている。
更に下記特許文献3には「リチウム2次電池用負極活物質及び、これを含むリチウム2次電池」についての発明が示され、そこにおいてリチウム2次電池用負極活物質を、Si金属微細粒子とこれを囲むCu-Alのマトリクスとで構成し、充放電時の体積膨張を抑制するようになした点が開示されている
ところでAl-Cu化合物をマトリクスとする負極活物質において、活物質の容量を高容量化する上で、Si結晶子が単体で且つ所定の大きさでAl-Cu化合物マトリクス中に分散していることが重要である。
単体状態のSi結晶子の大きさが、LiイオンがAl-Cu化合物マトリクス中を拡散移動してSi結晶子に到達する際の難易を左右するからである。
マトリクスとしてのAl-Cu化合物はLi吸蔵性即ちLiパス能力は高くないと考えられ、そのようなマトリクス中にあるSi結晶子の大きさが微細すぎると、LiイオンがAl-Cu化合物マトリクス中を拡散移動してSi結晶子まで到達し難く、結果としてSiの有する理論容量の利用率が低下し、活物質の容量(初期容量)が低下してしまう。
これに対してSi結晶子が大きければ、Al-Cu化合物マトリクス中においてLiイオンが拡散移動によってSi結晶子に到達し易く、その結果Siの有する理論容量の利用率が高くなって、初期容量を高容量化することができる。
この点、特許文献1〜3には単体のSi結晶子の粒径について開示はなされていない。
特開2005−11650号公報 特開2008−235276号公報 特開2007−149685号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、Siを活物質として用い、高い容量を保持するとともにサイクル特性も良好なリチウムイオン電池用負極活物質を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、Si,Si-Mn化合物,Al-Cu化合物の少なくとも三相を含んで構成され、分散したSi結晶子を混在状態のSi-Mn化合物マトリクスとAl-Cu化合物マトリクスとが取り囲んだ構造を有し、Si,Mn,Al,Cuを質量%でSi:30〜70%,Mn:1〜35%,Al:1〜25%,Cu:5〜55%で含有するとともに、MnとSiとの質量比である[Mn]/[Si]が0.04<[Mn]/[Si]<0.60であり、且つ前記Si結晶子が平均粒径で1〜3μmの大きさであることを特徴とする。
請求項2のものは、請求項1において、Si,Mn,Al,Cuの含有量が質量%でSi:33〜65%,Mn:3〜10%,Al:5〜15%,Cu:20〜50%であって、前記[Mn]/[Si]が0.05<[Mn]/[Si]<0.40であり、且つ前記Si結晶子が平均粒径で1.4〜2.7μmの大きさであることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、平均粒径が1〜20μmであることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項3において、平均粒径が1〜10μmであることを特徴とする。
Siを合金化することによって得られる本発明の負極活物質は、Siの有する理論容量に対する利用率が高く、初期容量が高い。また充放電を繰り返したときの容量維持特性、即ちサイクル特性も良好である。
本発明の負極活物質のこのような優れた特性は次のようにして得られるものと考えられる。
本発明の負極活物質は、Si-Mn化合物マトリクスとAl-Cu化合物マトリクスとを混在状態で有し、それら両マトリクスが、活物質粒子中に分散したSi結晶子を周りから取り囲んだ構造を有している。
両マトリクスのうちの一方のAl-Cu化合物マトリクスは軟らかく、Si結晶子の膨張時にその膨張力によって拡がり変形し、Si結晶子の膨張応力を吸収するように働くと考えられる。
一方Si-Mn化合物マトリクスは硬く、Si結晶子に対する拘束作用によって、Si結晶子の膨張そのものを抑制するように働くと考えられる。
そしてこれらSi-Mn化合物マトリクスとAl-Cu化合物マトリクスとの協働作用により、Si結晶子の膨張収縮の繰り返しに起因するSi結晶子の崩壊、ひいては活物質全体の崩壊及び微粉化を抑制することができ、活物質全体のサイクル特性を向上せしめるものと考えられる。
尚、Al-Cu化合物マトリクスは一定のLi吸蔵性を有しているものの、上記したようにそのLi吸蔵性は高くはない。
Li吸蔵性の高いマトリクスの場合には、Siと同様にLiを吸蔵して体積膨張し、その繰り返しによってマトリクス自体が割れたり崩壊したりする問題が生ずるが、Al-Cu化合物マトリクスはLi吸蔵性が高くないために、Li吸蔵の繰返しによるマトリクス自体の割れや崩壊は生じ難い。
またAl-Cu化合物マトリクスは、Si-Mn化合物マトリクスとともにSi結晶子を包み込んでいるため、仮にSi結晶子が割れたり崩壊したりしたとしても、これをマトリクス内部に保持しておくことができる。
マトリクスのこれら特性もまた、Si結晶子の崩壊によるサイクル特性の低下を抑制し、サイクル特性を向上せしめる上で寄与するものと考えられる。
一方本発明の負極活物質は、Si結晶子の大きさが平均粒径で1〜3μmのサイズである。
このため、LiイオンがAl-Cu化合物マトリクス及びSi-Mn化合物マトリクス内部を拡散して移動し、Si結晶子に到達するまでの距離及び時間が短い。即ちLiイオンがSi結晶子に到達し易い。
これによりSiの有する理論容量に対する利用率が高まる。即ち初期容量が高くなる。
尚Si結晶子の粒径とは、組織写真中のSi結晶子の面積を測定し、そして同じ面積を有する円に換算したときの直径、即ち円相当直径を意味する。
また平均粒径とは、倍率5000倍の組織写真から任意に選択したSi結晶子90個についての粒径の測定値を平均した値である。
次に本発明の負極活物質における各化学成分その他の限定理由を以下に説明する。
a)Si結晶子の平均粒径1〜3μmについて
Si結晶子の平均粒径を1〜3μmとしているのは以下の理由による。
前述したように、Siの有する理論容量の利用率はSi結晶子の粒径が大きい方が高くなる。
但し粒径が大きくなるのに従って、充放電を繰り返したときにSiの膨張収縮に基づくSi結晶子の割れや崩壊が生じ易くなるが、本発明ではそのようなSiの割れや崩壊を、マトリクスの働きで抑制することができる。
但しSi結晶子の大きさが3μmを超えて過大になると、マトリクスの働きによってもSi結晶子の割れや崩壊を防ぎ切れなくなり、サイクル特性が低下してしまう。そこで本発明ではSi結晶子の大きさの上限値を3μmとしている。
一方下限値を1μmとしているのは、これよりもSi結晶子が小さいとSiの利用率が低くなって初期容量を低下させてしまうことによる。
b)Si:30〜70%について
Si含有量が30%未満であると、Si量が少な過ぎて初期容量が不足してしまう。一方70%を超えて過剰にSiを含有すると、Siの量が多くなり過ぎて、Si結晶子の大きさが3μmよりも過大となり易い。つまりは充放電の繰返しによりSi結晶子が崩壊し易くなる。
またSiが70%超になると、後述するMnとSiの比率が後に述べる0.04よりも低くなることに繋がり、サイクル特性が低下し易い。
そこで本発明ではSi含有量を30〜70%とする。より望ましいSi含有量は33〜65%である(請求項2)。
c)Mn:1〜35%について
MnはAl-Cu化合物マトリクスとともにSi-Mn化合物マトリクスを生成させる上で、少なくとも1%以上含有させる必要がある。但し35%を超えて過剰に含有させると、Si-Mn化合物マトリクスの量が多くなり過ぎてしまう。
本発明ではSi-Mn化合物マトリクスとAl-Cu化合物マトリクスの働きをバランスさせることが望まれるが、Mnが35%よりも過剰になると良好なバランスが得られ難く、ひいてはサイクル特性の低下に繋がるため上限を35%とする。本発明においてMnのより望ましい含有量は3〜10%である(請求項2)。
d)Al:1〜25%について
Al含有量が1%未満であると、Alの量が少な過ぎて、Al-Cu化合物マトリクスが必要量生成しない。即ちAl-Cu化合物マトリクスによる上記の働きを十分に得ることができない。
一方25%を超えて多量に含有すると、Al-Cu化合物マトリクスが多くなり過ぎ、一方でSi-Mn化合物マトリクスが相対的に少なくなってしまう。本発明においてAlのより望ましい含有量は5〜15%である(請求項2)。
e)Cu:5〜55%について
Cuが5%未満であると、有効にAl-Cu化合物マトリクスを生成させることができない。
一方55%を超えて過剰に含有すると、他の成分が少なくなってしまう。本発明においてCuのより望ましい含有量は20〜50%である(請求項2)。
f)0.04<[Mn]/[Si]<0.60
Mn含有量がSi含有量対比で0.60以上の過剰量になると、Siを多く含有させても、そのSiがMnとの結合に用いられてしまい、単体のSi結晶子の量が少なくなって初期容量が低くなってしまう。
逆にMn含有量がSi対比で0.04以下であると、Si結晶子の量に対してSi-Mn化合物マトリクスが過少となってしまい、サイクル特性に悪影響を与える。
そこで本発明では適正な範囲として[Mn]/[Si]の比を0.04〜0.60の範囲内に規制する。[Mn]/[Si]のより望ましい比率は0.05〜0.40の範囲内である(請求項2)。
本発明の負極活物質は、合金溶湯を液体冷却・凝固させることで得ることができる。
この場合、合金溶湯が冷却・凝固する過程で先ず最も融点の高いSiを晶出させ、その後引続く冷却の途中でSi-Mn化合物とAl-Cu化合物とをほぼ近い温度で晶出させ得、単相のSi結晶子の周りをSi-Mn化合物及びAl-Cu化合物のマトリクスが取り囲んだ組織構造の本発明の負極活物質が得られ易い。
尚本発明において、活物質の粒径(平均粒子径(d50))は、1〜20μmの範囲内としておくことが望ましい(請求項3)。
Si単体の負極活物質ではなく、Si合金を活物質に用いた場合であっても、充放電反応に伴う活物質自体の体積膨張・収縮を生じ、これにより負極活物質をバインダにて結着して成る合剤層、つまり導電膜中に応力が発生する。この場合、バインダがその応力に耐えられないとバインダの崩壊が生じ、その結果導電膜の集電体からの剥離を生じ、結果として電極内の導電性が低下し、充放電サイクル特性が低下する。
しかるに請求項3に従って活物質の平均粒径を1〜20μmの微細な粒子としておいた場合、活物質が微細化であることによってバインダとの接触面積が増加し、これによりバインダの崩壊が良好に抑制され、結果としてサイクル特性が向上する。
本発明において、活物質のより望ましい平均粒径は1〜10μmである(請求項4)。
尚、負極活物質の大きさは、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置にて測定することができる。
以上のように本発明によれば、Siを活物質として用い、高い初期容量と良好なサイクル特性を有するリチウムイオン電池用負極活物質を得ることができる。
(A),(B):実施例6及び比較例3に係る負極活物質の走査型電子顕微鏡(SEM)による微細組織写真である。 (A),(B):実施例7及び比較例3に係る負極活物質のXRD分析による結果を示した図である。 Si結晶子径と初期放電容量との関係を表した図である。 [Mn]/[Si]の比率と50サイクル後の放電容量維持率との関係を表した図である。
次に本発明の一実施形態のリチウムイオン電池用負極活物質(以下単に負極活物質とする)について具体的に説明する。
1.負極活物質について
本発明の負極活物質において、Si結晶子は、Siを主に含有する相である。Li吸蔵量が大きくなるなどの観点から、好ましくはSiの単相よりなると良い。もっとも、Si相中には不可避的な不純物が含まれていても良い。
Si結晶子の形状は、特に限定されるものではなく、その外形が比較的均一に整っていても良いし、その外形が不揃いであっても良い。また、個々のSi結晶子はそれぞれ分離していても良いし、部分的にSi結晶子同士が連なっていても良い。
本発明の負極活物質の形態は、特に限定されるものではない。具体的には、薄片状、粉末状などの形態を例示することができる。好ましくは、負極の製造に適用しやすいなどの観点から、粉末状であると良い。また、本発明の負極活物質は、適当な溶媒中に分散されていても構わない。
本発明の負極活物質はSi,Mn,Al,Cuを含有する合金溶湯を急冷して急冷合金を形成する工程を経る方法などにて製造することができる。
得られた急冷合金が粉末状でない場合又は小径化したい場合には、急冷合金を適当な粉砕手段により粉砕して粉末状にする工程を追加しても良い。また、必要に応じて、得られた急冷合金を分級処理して適当な粒度に調整する工程などを追加しても良い。
特に急冷合金即ち活物質を粉末とする場合において、その製造方法としては、後に述べるガスアトマイズ法が好適であるが、このようにして得たガスアトマイズ粉(他の製造方法にて製造した粉末であっても良い)に対して粉砕工程を実施することで、急冷合金の粉末を上記のような平均粒度(d50)で1〜10μmの微細な粉末とすることが、サイクル特性の一段の向上を図る上で好ましい。
上記製造方法において、合金溶湯は、具体的には、例えば、所定の化学組成となるように各原料を量り取り、量り取った各原料を、アーク炉、高周波誘導炉、加熱炉などの溶解手段を用いて溶解させるなどして得ることができる。
合金溶湯を急冷する方法としては、具体的には、例えば、ロール急冷法(単ロール急冷法、双ロール急冷法等)、アトマイズ法(ガスアトマイズ法、水アトマイズ法、遠心アトマイズ法等)などの液体急冷法等を例示することができる。好ましくは、生産性の向上などの観点から、ガスアトマイズ法を好適に用いることができる。
ここで、Si,Mn,Al,Cuを含む合金溶湯を用いて、本発明の負極活物質を製造する場合には、具体的には、以下の方法によると良い。
すなわち、アトマイズ法を適用する場合、噴霧チャンバ内に出湯されて連続的(棒状)に下方に流れ落ちる合金溶湯に対し、N、Ar、He等によるガスを高圧(例えば、1〜10MPa)で噴き付け、溶湯を粉砕しつつ冷却する。冷却された溶湯は、半溶融のまま噴霧チャンバ内を自由落下しながら球形に近づき、粉末状の負極活物質が得られる。また、冷却効果を向上させる観点からガスに代えて高圧水を噴き付けても良い。
一方、ロール急冷法を適用する場合、急冷および回収チャンバ等のチャンバ内に出湯されて連続的(棒状)に下方に流れ落ちる合金溶湯を、周速10m/sec〜100m/sec程度で回転する回転ロール(材質は、Cu、Feなど、ロール表面はメッキが施されていても良い)上で冷却する。合金溶湯は、ロール表面で冷却されることにより箔化または箔片化された合金材料となる。この場合、ボールミル、ディスクミル、コーヒーミル、乳鉢粉砕等の適当な粉砕手段により合金材料を粉砕、必要に応じて分級等すれば、粉末状の負極活物質が得られる。
2.負極について
上記負極活物質を用いて成る負極は、次のようにして構成することができる。
具体的には、負極は、導電性基材と、導電性基材の表面に積層された導電膜とを含んで構成する。導電膜は、バインダ中に少なくとも上述した本発明の負極活物質を含有している。導電膜は、他にも、必要に応じて、導電助材を含有していても良い。導電助材を含有する場合には、電子の導電経路を確保しやすくなる。
また、導電膜は、必要に応じて、骨材を含有していても良い。骨材を含有する場合には、充放電時の負極の膨張・収縮を抑制しやすくなり、負極の崩壊を抑制できるため、サイクル特性を一層向上させることができる。
上記導電性基材は、集電体として機能する。その材質としては、例えば、Cu、Cu合金、Ni、Ni合金、Fe、Fe基合金などを例示することができる。好ましくは、Cu、Cu合金であると良い。また、具体的な導電性基材の形態としては、箔状、板状等を例示することができる。好ましくは、電池としての体積を小さくできる、形状自由度が向上するなどの観点から、箔状であると良い。
上記バインダの材質としては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVdF)樹脂、ポリテトラフルオロエチレン等のフッ素樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹脂、ポリアミドイミド樹脂、スチレンブタジエンゴム(SBR)、ポリアクリル酸などを好適に用いることができる。これらは1種または2種以上併用することができる。これらのうち、機械的強度が強く、活物質の体積膨張に対しても良く耐え得、バインダの破壊によって導電膜の集電体からの剥離を良好に防ぐ意味で、ポリイミド樹脂が特に好ましい。
上記導電助材としては、例えば、ケッチェンブラック、アセチレンブラック、ファーネスブラック等のカーボンブラック、黒鉛、カーボンナノチューブ、フラーレンなどを例示することができる。これらは1または2以上併用しても良い。これらのうち、好ましくは、電子伝導性を確保しやすいなどの観点から、ケッチェンブラック、アセチレンブラックなどを好適に用いることができる。
上記導電助材の含有量は、導電性向上度、電極容量などの観点から、負極活物質100質量部に対して、好ましくは、0〜30質量部、より好ましくは、4〜13質量部の範囲内であると良い。また、上記導電助材の平均粒子径は、分散性、扱い易さなどの観点から、好ましくは、10nm〜1μm、より好ましくは、20〜50nmであると良い。
上記骨材としては、充放電時に膨張・収縮しない、または、膨張・収縮が非常に小さい材質のものを好適に用いることができる。例えば、黒鉛、アルミナ、カルシア、ジルコニア、活性炭などを例示することができる。これらは1または2以上併用しても良い。これらのうち、好ましくは、導電性、Li活性度などの観点から、黒鉛などを好適に用いることができる。
上記骨材の含有量は、サイクル特性向上などの観点から、負極活物質100質量部に対して、好ましくは、10〜400質量部、より好ましくは、43〜100質量部の範囲内であると良い。また、上記骨材の平均粒子径は、骨材としての機能性、電極膜厚の制御などの観点から、好ましくは、10〜50μm、より好ましくは、20〜30μmであると良い。なお、上記骨材の平均粒子径は、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置を用いて測定した値である。
負極は、例えば、適当な溶剤に溶解したバインダ中に、負極活物質、必要に応じて、導電助材、骨材を必要量添加してペースト化し、これを導電性基材の表面に塗工、乾燥させ、必要に応じて、圧密化や熱処理等を施すことにより製造することができる。
3.リチウムイオン電池について
負極を用いてリチウムイオン電池を構成する場合、上記負極以外の電池の基本構成要素である正極、電解質、セパレータなどについては、特に限定されるものではない。
上記正極としては、具体的には、例えば、アルミニウム箔などの集電体表面に、LiCoO、LiNiO、LiFePO、LiMnなどの正極活物質を含む層を形成したものなどを例示することができる。
上記電解質としては、具体的には、例えば、非水溶媒にLi塩を溶解した電解液などを例示することができる。その他にも、ポリマー中にLi塩が溶解されたもの、ポリマーに上記電解液を含浸させたポリマー固体電解質などを用いることもできる。
上記非水溶媒としては、具体的には、例えば、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネート、ジメチルカーボネート、ジエチルカーボネート、メチルエチルカーボネートなどを例示することができる。これらは1種または2種以上含まれていても良い。
上記Li塩としては、具体的には、例えば、LiPF、LiBF、LiClO、LiCFSO、LiAsFなどを例示することができる。これらは1種または2種以上含まれていても良い。
また、その他の電池構成要素としては、セパレータ、缶(電池ケース)、ガスケット等が挙げられるが、これらについても、リチウムイオン電池で通常採用される物であれば、何れの物であっても適宜組み合わせて電池を構成することができる。
なお、電池形状は、特に限定されるものではなく、筒型、角型、コイン型など何れの形状であっても良く、その具体的用途に合わせて適宜選択することができる。
以下、本発明を実施例を用いてより具体的に説明する。なお、合金組成、合金混合割合の%は、特に明示する場合を除き、質量%である。
1.負極活物質の作製
表1に示す合金組成となるように各原料を秤量した。秤量した各原料を高周波誘導炉を用いて加熱、溶解し、合金溶湯とした。ガスアトマイズ法により、上記得られた合金溶湯から粉末状の負極活物質を作製した。なお、合金溶湯作製時およびガスアトマイズ時の雰囲気はアルゴン雰囲気とした。また、ガスアトマイズ時には、噴霧チャンバ内を棒状に落下する合金溶湯に対して、高圧(4MPa)のアルゴンガスを噴き付けた。
得られた粉末を篩いを用いて25μm以下に分級したものを活物質して用いた。
表1に、レーザー回折/散乱式粒度分布測定装置にて測定した活物質の粒径(平均粒度(d50))の値が示してある。
尚実施例1〜5については、25μm以下に分級したアトマイズ粉を更に遊星型ボールミルを用いて微粉砕したものを活物質として用いた。
2.負極活物質の組織観察等
各実施例,比較例に係る負極活物質について、走査型電子顕微鏡(SEM)による組織観察を行った。またエネルギー分散X線分光法(EDX)による元素分析及びXRD(X線回折)による分析も併せて行った。
図1(A)に、単相のSi結晶子が分散しており、その分散したSi結晶子を、混在状態のSi-Mn化合物マトリクスとAl-Cu化合物マトリクスとが取り囲むように晶出している負極活物質の代表例として、実施例6に係る負極活物質の走査型電子顕微鏡写真が示してある。
また図1(B)に、比較例3の負極活物質の走査型電子顕微鏡写真を示した。
更に、実施例7に係る負極活物質のXRDによる分析結果を図2(A)に、また比較例3に係る負極活物質のXRDによる分析結果を図2(B)に示した。
図1(A)中黒色の塊状のものがSi結晶子であり、またその周りを取り囲んでいるグレー色を呈したものがSi-Mn化合物マトリクスであり、更にSi結晶子周りの、Si-Mn化合物マトリクスを除いた白色部分がAl-Cu化合物マトリクスである。
同図に示しているようにSi-Mn化合物とAl-Cu化合物とはラメラー構造を形成しておらず、それぞれが互いに不規則に混在した状態で生成していることが見て取れる。
一方図1(B)に示しているように比較例3の負極活物質では、実施例6と同様に単相のSi結晶子が晶出しており、その周りをAl-Cu化合物マトリクスが取り囲んだ構造をしているが、この比較例3においては、実施例6と異なってSi-Mn化合物マトリクスは晶出しておらず、マトリクス全体がAl-Cu化合物にて構成されていることが見て取れる。
図2(A)に示すXRD分析結果では、実施例7の場合、Si,Si-Mn化合物(Si26Mn15),Al-Cu化合物(AlCu)それぞれの固有のピークが表れており、図1(A)に示す組織中に、これらSi,Si-Mn化合物,Al-Cu化合物の相が生じていることが確認される。
一方図2(B)のXRD分析結果では、Si,Al-Cu化合物(AlCu)固有のピークが表れており、図1(B)に示す組織中に、これらSi,Al-Cu化合物の相が生じていることが確認されるものの、図2(B)のXRD分析結果では、Si-Mn化合物のピークは認められず、図1(B)に示す組織中にはSi-Mn化合物相は存在していないことが確認される。
尚、XRD分析はCo管球を用いて120°〜20°の角度の範囲を1分間に20°の速度で測定することにより行った。
また、各負極活物質につき、Si結晶子の大きさを測定した。なお、Si結晶子の粒径は、倍率5000倍の組織写真の任意のSi結晶子90個について測定したSi結晶子の大きさの平均値である。
それらの値が表1に併せて示してある。
3.負極活物質の評価
3.1 充放電試験用コイン型電池の作製
初めに、各負極活物質100質量部と、導電助材としてのケッチェンブラック(ライオン(株)製)6質量部と、結着剤としてのポリイミド(熱可塑性樹脂)バインダ19質量部とを配合し、これを溶剤としてのN−メチル−2−ピロリドン(NMP)と混合し、各負極活物質を含む各ペーストを作製した。
以下の通り、各コイン型半電池を作製した。ここでは、簡易的な評価とするため、負極活物質を用いて作製した電極を試験極とし、Li箔を対極とした。先ず、負極集電体となるSUS316L箔(厚み20μm)表面に、ドクターブレード法を用いて、50μmになるように各ペーストを塗布し、乾燥させ、各負極活物質層を形成した。形成後、ロールプレスにより負極活物質層を圧密化した。これにより、実施例および比較例に係る試験極を作製した。
次いで、実施例および比較例に係る試験極を、直径11mmの円板状に打ち抜き、各試験極とした。
次いで、Li箔(厚み500μm)を上記試験極と略同形に打ち抜き、各対極を作製した。また、エチレンカーボネート(EC)とジエチルカーボネート(DEC)との等量混合溶媒に、LiPFを1mol/lの濃度で溶解させ、非水電解液を調製した。
次いで、各試験極を各正極缶に収容するとともに(各試験極はリチウムイオン電池では負極となるべきものであるが、対極をLi箔としたときにはLi箔が負極となり、試験極が正極となる)、対極を各負極缶に収容し、各試験極と各対極との間に、ポリオレフィン系微多孔膜のセパレータを配置した。
次いで、各缶内に上記非水電解液を注入し、各負極缶と各正極缶とをそれぞれ加締め固定した。
3.2 充放電試験
各コイン型半電池を用い、電流値0.2mAの定電流充放電を1サイクル分実施し、この放電容量を初期容量Cとした。2サイクル目以降は、1/5Cレートで充放電試験を実施した(Cレート:電極を(充)放電するのに要する電気量Cを1時間で(充)放電する電流値を1Cとする。5Cならば12分で、1/5Cならば5時間で(充)放電することとなる。)。この放電時に使用した容量(mAh)を活物質量(g)で割った値を各放電容量(mAh/g)とした。
本実施例では、上記充放電サイクルを50回行うことにより、サイクル特性の評価を行った。
そして、得られた各放電容量から容量維持率(50サイクル後の放電容量/初期放電容量(1サイクル目の放電容量)×100)を求めた。その結果が表1に併せて示してある。
表1の結果から次のことが分かる。
比較例1では、Si含有量が17.2%で本発明の下限値である30%よりも低く、そのためにSi結晶子径が0.53(μm、以下単位は省略)で本発明の下限値である1よりも小さい。その結果、Siの有する理論容量に対する利用率が低く、初期放電容量が507と低い。
比較例2は、逆にSi含有量が72.4%と本発明の上限値である70%よりも過剰であり、そのためにSi結晶子径は2.63で本発明の規定範囲内であるものの、[Mn]/[Si]比率が0.037で本発明の下限値よりも更に低い。これによりSi-Mn化合物マトリクスの量が少なくなることにより50サイクル後の放電容量維持率が31%と低く、サイクル特性が悪い。
比較例3では、合金元素としてのMnが含有されておらず、そのために図1(B),図2(B)にも示しているようにSi-Mn化合物マトリクスは生成していない。その結果として50サイクル後の容量維持率が低く、サイクル特性が悪い。
比較例4は、Si,Al,Cu,Mnの各合金元素の含有量については本発明の成分範囲を満たしているものの、[Mn]/[Si]の値が0.700と本発明の上限値である0.60に対して過大である。結果として単独のSi結晶子となるべきSi量が過少となり、それによってSi結晶子径が0.43で本発明の下限値である1よりも小となっている。そのために初期放電容量が512と低く、特性の低いものとなっている。
比較例5は、Si含有量が81.6で本発明の上限値である70よりも過剰であり、その結果Si結晶子径は3.13で本発明の上限値である3よりも大であり、一方で[Mn]/[Si]比率が0.022と本発明の下限値である0.04よりも低い。
そしてSi結晶子径が過大であることと、MnがSi対比で少な過ぎることによるSi-Mn化合物マトリクスの不足とによって、初期放電容量については高い値が得られているものの、50サイクル後の容量維持率が29.4と低く、サイクル特性が悪い。
比較例6は、Si,Al,Cu,Mnのそれぞれの含有量は本発明の範囲をそれぞれ満たしているものの、Si結晶子径が0.82と本発明の下限値である1よりも小さい。そしてこれにより初期放電容量が856と低い値となっている。
以上の比較例に対して本発明の実施例のものは、何れも本発明の条件を満たすことにより高い初期放電容量を保持しており、また50サイクル後の容量維持率も高く、サイクル特性の良好なものとなっている。
図3は、実施例6,実施例10,比較例1,比較例6について横軸に晶出Si結晶子径を、縦軸に初期放電容量をとって、それらの関係を表したものである。
図から明らかなように晶出Si結晶子径が大きくなるのに伴って初期放電容量が大となっており、特にSi結晶子径が1μm以上となることによって、初期放電容量として望ましい値の1000mAh/g以上が得られている。
図4は、実施例6,実施例10,実施例13,比較例2,比較例3,比較例4について横軸に[Mn]/[Si]の値を、縦軸に50サイクル後の放電容量維持率をとって、それらの関係を表した図である。
この図から[Mn]/[Si]の比率を0.04より大、0.60よりも小とすることで、望ましい放電容量維持率60%以上が得られていることが見て取れる。
即ち[Mn]/[Si]を適切に設定することで、良好なサイクル特性が得られることが理解できる。
以上本発明のリチウムイオン電池用負極活物質について詳しく説明したが、本発明は上記実施形態,実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改変が可能である。

Claims (4)

  1. Si,Si-Mn化合物,Al-Cu化合物の少なくとも三相を含んで構成され、分散したSi結晶子を混在状態のSi-Mn化合物マトリクスとAl-Cu化合物マトリクスとが取り囲んだ構造を有し、Si,Mn,Al,Cuを質量%で
    Si:30〜70%
    Mn:1〜35%
    Al:1〜25%
    Cu:5〜55%
    で含有するとともに、MnとSiとの質量比である[Mn]/[Si]が
    0.04<[Mn]/[Si]<0.60
    であり、且つ前記Si結晶子が平均粒径で1〜3μmの大きさであることを特徴とするリチウムイオン電池用負極活物質。
  2. Si,Mn,Al,Cuの含有量が質量%で
    Si:33〜65%
    Mn:3〜10%
    Al:5〜15%
    Cu:20〜50%
    であって、前記[Mn]/[Si]が
    0.05<[Mn]/[Si]<0.40
    であり、且つ前記Si結晶子が平均粒径で1.4〜2.7μmの大きさであることを特徴とする請求項1に記載のリチウムイオン電池用負極活物質。
  3. 平均粒径が1〜20μmであることを特徴とする請求項1,2の何れかに記載のリチウムイオン電池用負極活物質。
  4. 平均粒径が1〜10μmであることを特徴とする請求項3に記載のリチウムイオン電池用負極活物質。
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