JP2015138087A - 定着温度制御装置及び画像形成装置 - Google Patents

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亮太 山科
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圭太郎 正路
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Abstract

【課題】記録紙の平滑度の検出結果の信頼性が損なわれるであろうと予測される場合における、定着手段の定着設定温度の不測な設定変更を抑制することができる画像形成装置を提供すること。【解決手段】記録シートの表面の平滑度を検出する検出器70と、検出器70で検出した平滑度の検出値を順次蓄積して記憶するメモリ部302と、記録シートの表面に転写したトナー像を定着する定着装置60と、メモリ部302に蓄積した検出値から算出した予測値に基づいて定着設定温度を決定する制御部75と、給紙カセット11A,11Bに収納した記録シートの給紙許可信号を受信してから記録シートの排紙が完了するまでの稼働中に、検出器70による検出値が予測値から所定値以上に外れる外因(JAM、スキュー、重送)を検出した場合に検出値をリセットするCPU301と、を有する。【選択図】図3

Description

本発明は、記録紙に形成された画像を定着するための定着温度を記録紙の平滑度に応じて設定するようにした定着温度制御装置及び画像形成装置に関する。
複写機、ファクシミリ、プリンタ又はこれらを機能的に組み合わせた複合機等の電子写真方式の画像形成装置は、記録紙に転写したトナー像を所定の条件で加熱及び加圧することにより記録紙に定着させて画像を形成するものである。
このような画像形成装置においては、トナー像を定着する際の定着設定温度や加圧量等の定着条件を考慮する必要がある。特に、高画質な画像形成を行う際には、トナー像を定着するための条件を記録紙の種類に応じて個別に設定する必要がある。
これは、記録紙に記録される画像品質が、記録紙の材質、厚さ、湿度、平滑性及び塗工状態等により大きく影響されるためである。例えば、平滑性を表す指標として、平滑度がある。平滑度は、記録紙の表面に試験板を密着させ、記録紙の表面と試験板との間を一定量の空気が流れる時間[秒]で表したものである。なお、塗工とは、インクや塗料などをコーティング又は印刷されていることを意味する。
ここで、記録紙の平滑度と定着品質とには極めて高い相関がある。これは、記録紙の表面における凹凸部の程度、特に、凹部におけるトナー像の定着率が低くなる方向に変化するためである。したがって、平滑度を考慮しない定着条件で定着を行った場合には、高画質な画像を得ることができ難いばかりか、場合によっては定着不良などの異常画像を引き起こす要因ともなる。
一方、近年の画像形成装置の進歩と表現方法の多様化に伴い、記録紙である記録紙の種類は、数百種類以上も存在し、さらに、各々の記録紙の種類において坪量や厚さ等の違いにより多岐にわたる銘柄が存在している。このため、高画質な画像を形成するためには、記録紙等の記録紙の種類や銘柄等に応じて、詳細な定着条件等を設定する必要がある。
例えば、記録紙の種別としては、普通紙、グロスコート紙、マットコート紙、アートコート紙等の塗工紙、OHPシート等の他に、紙の表面にエンボス加工を施した特殊紙等も存在している。こうした特殊紙は、近年、増加しつつある。なお、記録紙としては、記録紙等以外の記録紙も存在している。
ところで、現状の画像形成装置において、定着条件の設定は、記録紙の坪量に応じて設定することが極めて一般的である。例えば、坪量60〜90g/mの記録紙を普通紙、91〜305g/mの記録紙を中厚紙、306〜200g/mの記録紙を厚紙といった具合に、坪量に応じて分類がなされており、各分類ごとに定着温度や記録紙の搬送速度等を変更している。
記録紙の坪量情報は、一般に所定枚数単位の記録紙を梱包したパッケージ等に記載しているものが多く、ユーザ自身が把握することができる。
このような坪量情報は、例えば、複写機の場合には操作部(オペレーションパネル)を用いて設定することにより、装置本体の制御部に認識させることができる。また、プリンタの場合には、パーソナルコンピュータのディスプレイに表示されたプリンタドライバを用いて設定して印刷情報に含ませることにより、装置本体の制御部に認識させることができる。
したがって、ユーザは、自らが坪量情報を操作部やパーソナルコンピュータを用いて設定する必要があり、印刷等を行う場合に設定作業が煩わしいことに加え、誤って設定した場合に所望の高画質な画像を得ることができないことがある。
そこで、従来、画像形成装置において、例えば、記録紙の厚みを検出するセンサを搭載し、自動で記録紙の選別を行い画像形成することのできる画像形成装置に関する技術が検討されている。
一方、記録紙の平滑度は、通常、記録紙のパッケージには印字されておらず、平滑度情報をユーザ自身が知ることは極めて困難である。このため、記録紙の平滑度は、センサなどを用いて入手せざるを得なかった。
前述したように、平滑度と定着品質とは高い相関があるが、平滑度は、記録紙の表面と試験片との間に一定量の空気が流れる時間であるから、短時間での検出が困難である。そこで、従来、平滑度の代用特性として、平滑度と高い相関のある表面粗さや光の反射光量を計測するセンサが検討されてきた。
従来、こうした平滑度の検出方法として、発光ダイオード(LED)等の光源から出射した照明光を記録紙の表面に照射し、記録紙の表面で反射した反射光の光量により記録紙の平滑度を検出する光検出方式が知られている。この光検出方式によれば、記録紙に対して非接触で平滑度を検出することができるので、記録紙へのダメージがないという利点を有する。
また、この種の光検出方式を用いた平滑度の検出方法として、例えば、記録紙の表面で反射した反射光量と記録紙を透過した透過光量とに基づいて記録紙の材質(平滑度)を検出する方法が知られている(例えば、特許文献1参照)。
また、1つの発光源と2つの受光部とを有し、1つの発光源から記録紙の表面に照射した照明光の正反射光と散乱反射光とを2つの受光部で受光し、その各光量に基づき記録紙の材質(平滑度)を検出する方法も知られている(例えば、特許文献2参照)。
こうした検出方法で検出された平滑度は、例えば、定着温度等の定着条件や画像形成条件等の設定に利用される。また、画像形成開始から転写紙上への転写まで、及び実際の定着温度が目標定着温度に達するまでには、所定の時間を要する。
したがって、検出した記録紙の平滑度を定着条件や画像形成条件の設定に用いる画像形成装置にあっては、前述したような所定の時間を考慮して事前に平滑度の検出を行う必要があり、平滑度検出用のセンサの配置や検出タイミングが特に重要である。
ところが、記録紙の平滑度を正しく検出するには、平滑度検出器と記録紙との距離(GAP)や角度を検出可能な位置に保つ必要がある。
したがって、平滑度検出器と記録紙との距離や角度が適切な位置に保たれない場合には反射光量が小さくなり、実際には高平滑度(例えば、表面がつるつるな状態)な記録紙であっても低平滑度(例えば、表面がざらざらな状態)の記録紙であると誤認識し、定着設定温度を上げてしまい、結果として異常画像が発生し、消費電力が高くなるという問題があった。
本発明は、上述のような事情に鑑みてなされたもので、記録紙の平滑度の検出結果の信頼性が損なわれるであろうと予測される場合における、定着手段の定着設定温度の不測な設定変更を抑制することができる定着温度制御装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明に係る定着温度制御装置は、上記目的を達成するため、複数の記録紙を収納する収納手段と、記録紙の表面の平滑度を検出する平滑度検出手段と、前記平滑度検出手段で検出した平滑度の検出値を順次蓄積して記憶する記憶手段と、記録紙の表面に転写したトナー像を加熱及び加圧して定着する定着手段と、前記記憶手段に蓄積した検出値から算出した予測値に基づいて以降の記録紙に対する前記定着手段の定着設定温度を決定する温度制御手段と、記収納手段に収納した記録紙の給紙許可信号を受信してから記録紙の排紙が完了するまでの稼働中に、前記平滑度検出手段による検出値が予測値から所定値以上に外れる外因を検出した場合に検出値をリセットする制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、記録紙の平滑度の検出結果の信頼性が損なわれるであろうと予測される場合における、定着手段の定着設定温度の不測な設定変更を抑制することができる定着温度制御装置及び画像形成装置を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の概略断面図である。 本発明の実施の形態に係る光学センサの概略正面図である。 本発明の実施の形態に係る画像形成装置の機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る代表平滑度と補正温度との関係を示すグラフ図である。 本発明の実施の形態に係る正規分布と標準偏差との面積網羅率関係を示すグラフ図である。 本発明の実施の形態に係る通紙枚数と標準偏差の通紙枚数に対する変化の一例を示すグラフ図である。 従来の通紙枚数毎の補正温度の変化と本発明の通紙枚数毎の補正温度の変化とを比較するグラフ図である。 本発明の実施の形態に係る定着温度制御装置における定着温度補正ルーチンを示すフロー図である。 本発明の実施の形態に係る定着温度制御装置における予測値リセットルーチンを示すフロー図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1に示すように、画像形成装置1は、電子写真方式を採用しており、図示上段から、原稿シート搬送装置(ADF)100と、画像読取装置200と、画像形成装置本体300と、画像形成装置本体300の側面に配置した両面搬送装置400と、を有する。
原稿シート搬送装置100は、枚葉の原稿シートを載置して最上位の原稿シートから順に自動的に取り出して搬送する自動原稿シート搬送装置を用いており、オプションにより設置可能となっている。
また、原稿シート搬送装置100は、画像形成装置1の背面側を軸線として画像読取装置200に対して開閉可能となっている。なお、原稿シート搬送装置100は、公知の構成のものを採用することができる。したがって、ここでは、その詳細な説明は省略する。
画像読取装置200は、スキャナ装置であり、原稿シート搬送装置100によって搬送過程にある原稿シートの画像を読み取る機能と、固定原稿(図示せず)の画像を読み取る機能とを具備している。画像読取装置200で読み取った原稿シートの画像データは画像形成装置本体300に出力される。なお、画像読取装置200は、公知の構成のものを採用することができる。したがって、ここでは、その詳細な説明は省略する。
画像形成装置本体300は、給紙装置10、露光装置20、作像装置30、中間転写装置40、二次転写装置50、定着装置60を画像形成プロセス順に有している。
給紙装置10は、画像形成装置本体300の内部下方に配置している。給紙装置10は、引き出し式の給紙カセット11を複数段に配置している。給紙カセット11は、この例では上下二段の給紙カセット11A,11Bを配置している。給紙カセット11は、記録紙として記録紙等の記録シートSを収納可能としている。そして、各給紙カセット11A,11Bの下流端側の上部には、各給紙カセット11A,11Bに収納した記録シートSを最上位のものから一枚ずつ繰り出して搬送経路部12に給紙する給紙コロ13A,13Bを設けている。
露光装置20は、最上段の給紙カセット11Aの上部に配置している。露光装置20は、画像読取装置200で受像した原稿シート又は固定原稿の画像データ、或いは、図示しないパーソナルコンピュータや電話回線を通じて受信した画像データに基づいてレーザ光を作像装置30に照射する。
作像装置30は、シアン(c)、マゼンタ(m)、イエロー(y)、ブラック(k)の各色用の作像装置30c,30m,30y,30kを有する。作像装置30c,30m,30y,30kは四連タンデム式に並べて設けている。各作像装置30c,30m,30y,30kは、図1において時計回り方向に回転するドラム状の像担持体31の周囲に、帯電・現像・転写(一次転写)・クリーニング・除電の各作像プロセスをこの順に実行するようになっている。各作像装置30c,30m,30y,30kは、各色に対応した現像材であるトナーをトナーボトル32c,32m,32y,32kから補給する。
中間転写装置40は、複数のローラに掛けまわしたエンドレスの中間転写ベルト41を略水平に張り渡し、図示反時計回りに回動移動するようになっている。中間転写装置40は、作像装置30c,30m,30y,30kの各像担持体31と中間転写ベルト41を挟んで対峙する一次転写装置42c,42m,42y,42kを有する。一時転写装置42c,42m,42y,42kは、像担持体31に形成されたトナー像を中間転写ベルト41に転写するようになっている。
二次転写装置50は、搬送経路部12の経路上に配置しており、中間転写ベルト41に形成した一次転写画像であるトナー像を記録シートSに二次転写する。
定着装置60は、記録シートSに転写されたトナー像を記録シートSに定着するためにシート表面側に配置した加熱部61と、シート裏面側に配置して加熱部61を加圧する加圧部62と、を有する。本実施の形態における定着装置60は、定着手段を構成する。
定着装置60は、トナー像を二次転写した記録シートSを加熱・加圧することによりトナー像を記録シートSに定着させる。画像形成装置本体300は、トナー定着後の記録シートSを、排紙部14から排紙トレイ部15に排紙する。
両面搬送装置400は、記録シートSの両面に画像を形成する場合に用いられ、スイッチバック部410と、反転部420と、を有する。また、両面搬送装置400は、給紙カセット11とは別に、記録シートSを収納して画像形成装置本体300に記録シートSを供給可能とする手差給紙装置430を有する。
片面に画像定着済みの記録シートSは、スイッチバック部410で搬送方向上流端と下流端とを入れ替えた状態で反転部420に記録シートSを搬送する。反転部420は、その記録シートSを手差給紙装置430から画像形成装置本体300に記録シートSを供給する経路を利用して搬送経路部12の上流端付近に再供給する。
ところで、搬送経路部12の経路中において、最上位の給紙コロ13と二次転写装置50との間には、上流側から記録シートSの媒体情報を検出する検出器70を配置している。また、搬送経路部12の経路中において、検出器70よりも下流側には、記録シートSの搬送タイミングを調整するレジスト装置80を配置している。さらに、搬送経路部12の経路中において、検出器70よりも上流側には、記録シートSを搬送する搬送ローラ90を配置している。
検出器70は、レジスト装置80よりも上流側に設けており、給紙カセット11又は手差給紙装置430から搬送経路部12に給紙した記録シートSの平滑度を算出する。検出器70は、算出した記録シートSの平滑度から、後述する定着設定温度(目標定着温度)を含む定着条件の設定に際して使用される記録シートSの平滑度を検出するようになっている。本実施の形態における検出器70は、平滑度検出手段を構成する。
検出器70は、レジスト装置80よりも上流側に配置することで、各給紙カセット11A,11B及び手差給紙装置430の個々に対応するように設置することなく、搬送経路部12を通過する全ての記録シートSの平滑度を算出することができる。また、検出器70は、レジスト装置80よりも上流側に配置することで、記録シートSのレジスト処理をするとき、すなわち、瞬間的に記録シートSの搬送を停止しているときに平滑度を検出することができる。したがって、給紙過程、すなわち、動いている状態で平滑度を検出するときも、検出した平滑度の厳密性を高くすることができる。なお、検出器70の詳細構造については、後述する。
次に、画像形成装置1における画像形成処理動作の一例を、複写機能の場合について説明する。
まず、画像形成装置1は、画像読取装置200で読み取った原稿画像の各色トナー像に対応した潜像を、帯電装置によって一様に帯電した各作像装置12c,12m,12y,12kの像担持体31の表面に、露光装置20を用いて書き込む。
次いで、画像形成装置1は、各作像装置30c,30m,30y,30kの像担持体31上の各色トナー潜像に、現像装置から各色トナーを付与することで、トナー像を形成する。
次いで、画像形成装置1は、像担持体上に形成された各色トナー像を、一次転写装置42c,42m,42y,42kを用いて、中間転写ベルト41の表面上に順次一次転写することで、中間転写ベルト41上に所望のカラー画像を形成する。
一方で、画像形成装置1は、二段構成の給紙カセット11A,11Bにおける給紙コロ13A,13Bの一方を選択的に回転させて対応する給紙カセット11から記録シートSを繰り出すか、手差給紙装置430から手差しの記録シートSを繰り出す。
次いで、画像形成装置1は、給紙カセット11又は手差給紙装置430から繰り出した記録シートSを搬送経路部12に搬入する。
次いで、画像形成装置1は、搬送経路部12を通してレジスト装置80まで搬送された記録シートSを、レジスト装置80により、中間転写ベルト41上に形成されたトナー像とタイミングを取って二次転写装置50の二次転写位置に送り込む。
ここで、画像形成装置1は、検出器70によって記録シートSの平滑度を算出したうえで、二次転写装置50によって中間転写ベルト41上のカラー画像を記録シートSに転写する。
次いで、画像形成装置1は、カラー画像が転写された記録シートSを定着装置60に搬送し、定着装置60のニップ部において加熱及び加圧することで、記録シートSにカラー画像を定着する。
ここで、記録シートSの裏面にも画像を形成する場合、画像形成装置1は、片面にカラー画像が定着した記録シートSを、搬送経路を切り替える切替爪(不図示)を利用して、両面搬送装置400に搬送する。
そして、記録シートSは、両面搬送装置400において、スイッチバック部410で搬送方向上流端と下流端とを入れ替えた状態で反転部420に記録シートSを搬送する。反転部420は、その記録シートSを手差給紙装置430から画像形成装置本体300に記録シートSを供給する経路を利用して搬送経路部12の上流端付近に再供給する。
記録シートSが再給紙された後に、画像形成装置1は、表面の場合と同様に中間転写ベルト41に形成した裏面用のカラー画像を記録シートSに二次転写し、定着装置60によって二次転写されたカラー画像を定着する。
記録シートSへのカラー画像の定着がすべて終了すると、画像形成装置1は、排紙部14からカラー画像を定着した記録シートSを、排紙トレイ部15上に排紙し、記録シートSがスタックされることで画像形成動作が完了する。
図2は、検出器70の構成について説明する図である。
検出器70は、光源71と、コリメートレンズ72と、光検出器としての正反射光検出器73と、アパーチャ74と、制御部75とを含んで構成されている。
光源71は、面発光レーザ(VCSEL:Vertical Cavity Surface Emitting Laser)によって構成されている。そのため、光源71は、安定した光源として一般的なLEDや端面LD(Laser Diode)を使用する場合よりも、FFP(Far Field Pattern)を抑えることができ、より精度のよい光学系を形成することができる。ここで、FFPとは、ビームの広がり角を意味する値である。なお、光源71は、面発光レーザに限らず、LED等の各種光源によって構成されていてもよい。
コリメートレンズ72は、光源71と記録シートSの照射面との間に設けられ、光源71から照射されるレーザ光束をコリメート光束に変換する非球面の凸レンズである。ここで、コリメートとは、光源71から発せられるレーザ光束を拡散及び収束しない平行光束にすることを意味する。したがって、コリメート光束とは、平行な状態に調整されたレーザ光束を意味する。
コリメートレンズ72によって光源71から照射されるレーザ光束の記録シートSへの入射角及びコリメート光束の平行性を調整することにより、検出器70は、記録シートSの平滑度の検出感度を上昇させることができる。
正反射光検出器73は、光源71から照射されるレーザ光束の光軸方向において、記録シートSの反射面よりも下流側に設けられており、記録シートSに正反射された反射光束を検出するフォトダイオード等から構成されている。
正反射光検出器73は、記録シートSに正反射された反射光束の光の強度を電圧として検出し、その検出結果を出力信号として制御部75に出力する。これにより、検出器70は、記録シートSの平滑度を制御部75によって算出することができる。
アパーチャ(開口絞り)74は、記録シートSの照射面と正反射光検出器73との間に設けられ、正反射光検出器73に入射する反射光束の入射角を制限する。アパーチャ74を設けることにより、検出器70は、光源71から照射されて記録シートSの表面で反射した反射光束の光量を確保しつつ、反射光束に混じった散乱光を制限することができ、平滑度検出の精度が低下することを防ぐことができる。
制御部75は、正反射光検出器73に接続されており、正反射光検出器73によって検出されたセンサ値(検出値)から記録シートSの平滑度を算出する。なお、制御部75の機能については、後述する。
このように構成された検出器70は、光源71により記録シートSに照射されたレーザ光束の正反射方向における正反射光の光の強度を検出することにより記録シートSの表面の平滑度を検出するようになっている。本実施の形態における検出器70は、平滑度検出手段を構成する。
図3は、本実施の形態の定着温度制御装置を搭載した画像形成装置1の各構成を示す機能ブロック図である。
図3において、画像形成装置1は、画像形成装置本体300に設けたCPU301にバスを介して各要素が接続され、CPU301が各要素を制御し、画像形成装置1の機能を発揮できるようにしている。
CPU301には、原稿シート搬送装置100と、画像読取装置200と、両面搬送装置400とが接続され、これらの駆動系又は制御系を制御する。また、CPU301には、給紙カセット11と、搬送経路部12と、排紙部14と、手差給紙装置430とが接続され、これらの各駆動系(例えば、給紙カセット11A,11Bのコロ13A,13B)を制御する。さらに、CPU301は、露光装置20、作像装置30、中間転写装置40、二次転写装置50、レジスト装置80、搬送ローラ90の他(図3では図示せず)、定着装置60と検出器70とが接続されている。さらに、CPU301には、メモリ部302と、電流制御回路305と、A/D変換部306と、電圧検出部307と、インターフェース308とが接続されている。
なお、CPU301には、各段の給紙カセット11A,11B及び手差給紙装置430に収納した記録シートSが空である旨を検出するエンプティセンサ(図示せず)からのエンプティ信号が入力される。また、CPU301には、各段の給紙カセット11A,11Bが画像形成装置本体300から引き出し状態にある旨を検出する引出センサ16A,16Bからの検出信号が入力される。
したがって、CPU301は、エンプティセンサが記録シートSの空を検出したとき、及び引出センサ16A,16Bが給紙カセット11A,11Bの引き出しを検出したときに、記録シートSの収納状態が変化したと検出する。
さらに、CPU301には、例えば、記録シートSが給紙から排紙に至る搬送経路部12の何れかの場所において紙詰まり(JAM)した場合にこれを検出するJAMセンサ17、記録シートSの斜め搬送(スキュー搬送)されていることを検出するスキューセンサ18、記録シートSが2枚以上に重なって搬送されていることを検出する重送センサ19、からの検出信号が入力される。
なお、本実施の形態においては、これらJAMセンサ17、スキューセンサ18、重送センサ19は、検出器70による記録シートSの平滑度が実際の平滑度とは異なる検出結果となる要因(外因)を検出する予兆検出機能としても利用される。
定着装置60は、加熱部61の熱源64に供給する熱量(以下、「供給熱量」という)、すなわち定着設定温度(目標定着温度)を決定する熱源制御回路63と、加熱部61の熱源64の温度を検出するサーミスタ66とを備えている。
ここで、上述したように高画質な画像を得るためには、定着品質と極めて高い相関のある平滑度を考慮して定着設定温度(目標定着温度)を決定する必要がある。したがって、本実施の形態に係る熱源制御回路63は、上述の検出器70のセンサ値、すなわち検出器70で検出した記録シートSの表面の平滑度に応じて制御部75が熱源制御回路63による定着設定温度(目標定着温度)を決定する。
また、定着装置60は、サーミスタ66で検出したアナログ値をCPU301で処理するためにデジタル値にA/D変換してCPU301に通知するA/D変換部65を備えている。また、定着装置60は、加圧部62を加熱部61に押し付ける力及びニップ部の幅を制御する加圧制御回路67を備えている。
また、定着装置60には、検出器70の制御部75が接続されており、制御部75から送信される信号を定着装置60が受信することで、熱源制御回路63及び加圧制御回路67の制御が実行される。これにより、本実施の形態における制御部75は、温度制御手段を構成する。
なお、熱源制御回路63及び加圧制御回路67は、その加熱値及び加圧値が大きく変化した場合、検出器70による平滑度の検出結果が大きく変化する要因(外因)を検出する予兆検出機能として利用することも可能である。
例えば、熱源制御回路63の加熱値又は加圧制御回路67の加圧値が大きく変化する要因としては、給紙カセット11A,11Bに収納している記録シートSの種類が変わった場合が想定される。また、原稿サイズが異なる混載モードを実行する場合においても、給紙カセット11A,11Bに収納したサイズの異なる記録シートSへの画像形成処理を行うため、検出器70による平滑度の検出結果が大きく変化する要因(外因)となり得る。
メモリ部302は、ROM303と、RAM304とから構成されている。ROM303には、CPU301が実行するプログラムコードと、定着制御パターンが格納されている。また、RAM304には、検出電圧が一次的に格納される。
CPU301は、ROM303に格納されたプログラムコードを読み出し、RAM304に展開し、RAM304をデータバッファとしても使用しながらプログラムコードで定義されたプログラムを実行し、各要素を制御する。
電流制御回路305は、検出器70の制御部75から送信される信号を受信し、二次転写装置50がトナー像を記録シートSに転写する場合の転写電流値を制御する。
なお、電流制御回路305は、この二次転写電流の設定値が大きく変化した場合、検出器70による平滑度の検出結果が大きく変化する要因(外因)を検出する予兆検出機能として利用することも可能である。
例えば、二次転写電流の設定値が大きく変化する要因としては、給紙カセット11A,11Bに収納している記録シートSの種類が変わった場合が想定される。また、原稿サイズが異なる混載モードを実行する場合においても、給紙カセット11A,11Bに収納したサイズの異なる記録シートSへの画像形成処理を行うため、検出器70による平滑度の検出結果が大きく変化する要因(外因)となり得る。
A/D変換部306は、安定した電力状態で制御を行うために電圧検出を行う電圧検出部307が検出したアナログ電圧を、CPU301で処理するためにデジタル値に変換し、CPU301に通知する要素である。
インターフェース308は、ハードディスク装置などの情報記憶素子309やパーソナルコンピュータなどの外部通信機器310と接続する接続手段として機能し、外部から画像形成装置1に画像データを取り込む。
本実施の形態に係る画像形成装置1では、より適切な定着設定温度(目標定着温度)とするため、複数の記録シートSのそれぞれに対して検出した平滑度から代表平滑度(M)を決定し、その代表平滑度(M)に応じて定着設定温度を補正するようにしている。したがって、代表平滑度(M)は、以降に供給される記録紙の平滑度を予測した予測値となる。
代表平滑度(M)は、図4に示すように、予め設定した代表平滑度(M)に対する補正温度表により補正温度を決定するために用いられ、実際には定着装置60の現在定着設定温度に対して補正温度の増減値を目標設定温度として決定する。
なお、引出センサ16A,16Bが引き出されたことによる記録シートSの収納状態の変化を検出した場合には、メモリ部302に記憶した検出値をリセットして元の状態(初期値)に復帰させる。すなわち、検出値をリセットした場合には、上述した補正温度分の増減値を実質的に"0"にする。
そのため、本実施の形態では、定着装置60への定着設定温度は、検出器70で検出した記録シートSの検出値を、先の検出値と以降の検出値とをメモリ部302に順次蓄積して平均平滑度(m)を算出する。そのうえで、平均平滑度(m)と標準偏差(δ)とを用いて代表平滑度(M)を計算し、その結果をもとに増減値を決定する。
ここで、代表平滑度(M)を計算する際に用いる標準偏差(δ)の係数Aは、図5に示すように、平均平滑度(m)を基準とする正規分布の99.73%を網羅することができる±δ3である"3"を用いることが望ましい。
また、代表平滑度(M)の計算式で補正する切替タイミングの通紙枚数(給紙枚数)Bは、図6で示す標準偏差が安定する通紙枚数である8枚目でもよいが、安定性の観点からはより大きい方が望ましいため、10枚目とするのが望ましい。
これにより、図7に示すように、代表平滑度(M)を基準とした補正を行わない場合に比べて、代表平滑度(M)を基準とした補正を行った場合の補正温度の増減値を安定させることができる。
したがって、補正温度を加味した適切な定着設定温度を与えることができ、早期に定着設定温度(目標定着温度)で定着を行うことができ、定着処理に係る温度制御を無駄なく行うことができる。
具体的には、検出した平滑性に応じて以降の記録シートSに対する定着装置60の定着設定温度を決定する。
以下、図8を参照して、本実施の形態に係る定着設定温度(目標定着温度)の決定について説明する。
ステップS1において、CPU301は、予め設定した初期値、すなわち、記録シートSとして通常使用されるであろうA4普通紙の紙厚と平滑度とで設定した定着設定温度を初期値として画像形成処理を実行するように熱源制御回路63を制御する。
次に、ステップS2において、CPU301は、記録シートSを収納した給紙カセット11又は手差給紙装置430に収納した記録シートS、特に、ユーザ選択又はCPU301による自動選択された給紙カセット11等の収納状態を検出する。
すなわち、各エンプティセンサ又は引出センサ16A,16Bの検出により、記録シートSの交換等によって記録シートSの平滑度が変更された可能性があるか否かを検出する。CPU301は、記録シートSの収納状態が変化していない、すなわち、記録シートSが交換されていない旨を検出した場合にはステップS3に移行する。一方、CPU301は、記録シートSの収納状態が変化した、記録シートSが空になった又は交換された旨を検出した場合にはステップS4に移行する。
ステップS3において、CPU301は、画像形成処理を実行した履歴がある場合に蓄積された現在の枚数、平均平滑度(m)、標準偏差(δ)、のそれぞれの値を"0"にリセットする。
ステップS4において、CPU301は、記録シートSの給紙搬送を開始し、レジスト装置80による記録シートS(先の記録シートS1)のスキュー修正及び二次転写タイミング調整等のレジスト処理時に検出器70による平滑度検出を実行する。
ステップS4において、CPU301は、メモリ部302に記憶した検出値に基づいて、平均平滑度(m)を算出する。なお、ここでは、ステップS2で初期値にリセットされなかった場合、今回は1枚目の画像形成処理の記録シートSではあるが、メモリ部302には前回以前に蓄積した過去分の検出値が含まれている。
これにより、ステップS5において、CPU301は、メモリ部302に蓄積した検出値の平均平滑度をm、メモリ部302に記憶した検出値(変数)をXi、給紙した記録シートSの枚数をN、標準偏差をδとしたときに、
Figure 2015138087

で平均平滑度(m)を求めてメモリ部302に記憶する。
また、ステップS5において、CPU301は、分散式
Figure 2015138087

で標準偏差(δ)を求めてメモリ部302に記憶する。
ステップS6で、CPU301は、平均平滑度(m)又は標準偏差(δ)を用いて定着設定温度を変更するよう熱源制御回路63を制御する。
ここで、例えば、普通紙等の場合には、平滑度が高く、検出器70で検出した検出値の変化が小さいために、平均平滑度(m)の値が大きく変化はしない。したがって、このような場合、CPU301は、平均平滑度(m)又はその近似値(誤差等を考慮した切り捨て処理等)を用いて、定着設定温度を変更するよう熱源制御回路63を制御する。
これに対し、例えば、表面凹凸の差が大きく平滑度が低い記録シートSを用いた場合には、検出器70で検出した検出値の変化が大きいために、平均平滑度(m)の値が大きく変化する。このように、平滑度の振れ幅の大きい場合、定着設定温度が記録シートS毎に切り替わってしまい、温度制御が安定しない。したがって、このような場合、CPU301は、標準偏差(δ)又はその近似値(誤差等を考慮した切り捨て処理等)を用いて、定着設定温度を変更するよう熱源制御回路63を制御する。
次に、ステップS7において、CPU301は、平均平滑度(m)を算出した際に用いた通紙枚数(N)が所定枚数B、例えば、10枚に達したか否かが判定される。
CPU301は、通紙枚数(N)が10枚に達していない(NO)と判定した場合は、定着設定温度の補正を行わず(ステップS8)、ステップS6で更新した定着設定温度のままステップS12へと移行する。
一方、CPU301は、通紙枚数(N)が10枚に達した(YES)と判定した場合には、メモリ部302に記憶した平均平滑度(m)と標準偏差(δ)とを参照し(ステップS9)、代表平滑度をM、有理数をAとしたときに、
M=m−Aσ
で代表平滑度(M)を算出する(ステップS10)。
そして、ステップS11において、CPU301は、代表平滑度(M)に応じた補正値を制御部75に出力する。これにより、制御部75は、設定定着温度に補正値を増減した制御信号を熱源制御回路63に出力して制御し、以下、CPU301は、最後の画像形成処理が終了するまで、上記ルーチンを繰り返す(ステップS11)。
このように、平滑度が高い(表面凹凸の差が小さく安定している)普通紙等のような記録シートSの場合には平均平滑度(m)又はその近似値を予測値として用いて、定着設定温度を変更するよう熱源制御回路63を制御する。
また、例えば、表面凹凸の差が大きく平滑度が低い記録シートSの場合には標準偏差(δ)又はその近似値を予測値として用いて、定着設定温度を変更するよう熱源制御回路63を制御する。
そして、通紙枚数(N)が所定枚数(10枚)に達した場合には、メモリ部302に記憶した平均平滑度(m)と標準偏差(δ)とを参照して代表平滑度(M)を算出し、この代表平滑度(M)に応じた補正値で設定定着温度を増減している。
一方、本実施の形態では、2つの給紙カセット11A,11Bと手差給紙装置430とを用いているが、これらに収納される記録シートSは、サイズや種類等が異なる可能性が高い。
したがって、メモリ部302には、2つの給紙カセット11A,11Bと手差給紙装置430とに対応して、蓄積した検出値と、平均平滑度(m)と、標準偏差(δ)と、代表平滑度(M)と、がそれぞれ記憶されている。
上述したように、本実施の形態においては、次の記録紙に対する定着温度制御に、予測値として、平均平滑度(m)と標準偏差(δ)とを用い、所定のタイミングにて代表平滑度(M)に応じた補正値を用いている。
ところが、記録シートSと検出器70との距離や角度等の検出条件が望ましい状態に無い場合、検出した検出値は真値よりも低くなる。そして、このような検出値を用いて平均平滑度(m)等を予測値として用いて設定定着温度を制御した場合、定着温度を上げすぎて、異常画像や消費電力の増加を招くことが懸念される。
このため、正しく平滑度が検出できていないと思われる状況の場合においては、予測値に基づく定着温度制御を停止、すなわち、記録紙の平滑度を考慮しない基準値(初期値)による定着温度制御を実施することが望ましい。したがって、本実施の形態では、メモリ部302に蓄積した平滑度の検出値はリセットするようにしている。
ここで、正しく平滑度が検出できていない状況下の一つに、記録シートSの搬送不具合(通称JAM、スキュー搬送、重送)がある。
画像形成装置1においては、JAMは反射型又は透過型の記録紙通過センサ(JAMセンサ17)により検出されることは極めて一般的である。また、記録シートSのスキュー搬送や重送においても、スキューセンサ18及び重送センサ19等を用いて検出が可能となっている。
そこで、このようなJAM等の搬送不具合が検出された場合には、記録シートSの搬送において何らかの問題がある可能性があることが示唆される。例えば、記録紙の調湿状態が機械の使用可能範囲を超えていて、想定外のカールが発生していたり、ユーザーの記録紙のセットミスなどがある可能性があるためである。
そこで、このような場合には、平滑度が正しく検出できていない可能性があるので、それまで保持していた平滑度の検出値をリセットし、記録紙の平滑度を考慮しない基準値(初期値)による定着温度制御を実施する。
この際、CPU301には、例えば、上述したJAMセンサ17によるJAM検出など、割り込み信号を受信すると、上記図8に示したルーチンとは独立した制御を実行する。
図9は、このような割り込み信号が発生した場合のCPU301の制御ルーチンの一例として、本発明の実施の形態に係る定着装置における予測値リセットルーチンを示すフロー図である。
図9に示すように、ステップ21において、CPU301は、給紙許可信号を受信すると、画像データを用いた画像形成処理を開始し、ステップS22へと移行する。なお、この給紙許可信号をCPU301が受信したときが、本実施の形態における稼働中の始期となる。
ステップS22において、CPU301は、給紙カセット11A,11Bと手差給紙装置430の何れに収納した記録シートSを用いるのかを、画像データに含まれるシートサイズ情報や原稿シート搬送装置100で検出した原稿サイズ情報に基づいて判別する。そして、CPU301は、そのシートサイズ情報や原稿サイズ上方に適合した記録シートSを選択して搬送及び画像形成処理を開始する。
なお、ここまでのルーチンは、通常の画像形成処理と同じであり、割り込み信号そのものに起因するルーチンではない。そして、ステップS23において、CPU301は、何らかの検出信号を受信すると、その検出信号の種類が記録シートSの搬送不具合(以下、JAMの場合として説明する)に関する割り込み信号であるか否かが判定される。CPU301は、JAMの発生であると判定した場合にはステップS24へと移行する。一方、CPU301は、JAMの発生ではないと判定した場合には、上記ステップS12で最終紙が排紙されるまで、上記のルーチンを繰り返すとともに、割り込み信号の判定を継続する。なお、この最終紙が排紙されたときが本実施の形態における稼働中の終期となる。
ステップS24において、CPU301は、定着装置60よりも下流側に、既に定着処理済み(排紙完了前)の記録シートSが存在しているか否かを判定する。CPU301は、既に定着処理済み(排紙完了前)の記録シートSが存在していると判定した場合には、ステップS25へと移行する。一方、CPU301は、既に定着処理済み(排紙完了前)の記録シートSが存在していないと判定した場合には、ステップS26へとスキップする。なお、CPU301は、定着途中の記録シートSがあるか否かを含めて判定してもよいし、定着途中の記録シートSは定着不良の可能性があるとして、含まない判定としてもよい。
ステップS25において、CPU301は、既に定着処理済み(排紙完了前)の記録シートSの排紙処理を実行し、ステップS26へと移行する。すなわち、後述の検出値のリセットをJAMを検出した瞬間ではなく、先送りされている記録シートSが定着装置60を通過した後にリセットするようにした。これは、検出値をリセットすると、それに応じて定着設定温度が急変するため、場合によっては温度が大きく変動して定着不良が発生する可能性があるのを抑制するためである。
ステップS26において、CPU301は、今回発生したJAMが、記録シートSの交換等がされていない又は今回分の一連の画像形成処理過程の限りにおいて、2回目であるか否かが判定される。すなわち、今回発生した記録シートSのJAMが同じトレイの同種の記録シートSによるものなのかを判定する。CPU301は、2回目でない、すなわち、1回目のJAM発生であると判定した場合にはステップS23へとループし、2回目のJAM発生であると判定した場合にはステップS27へと移行する。
なお、ここで、1回目のJAM発生の場合にはステップS23へとループさせたのは、JAM発生が意図せず突発的に起こる可能性があるためである。このような場合はこれまで検出してメモリ部302に蓄積した検出値をリセットして以降の設定定着温度を再び一から設定することの方が制御損失が大きいと考え、1回のJAM発生では検出値をリセットせずに様子を見るようにしたものである。
ステップS27において、CPU301は、給紙カセット11A,11Bと手差給紙装置430の何れのトレイに収納した記録シートSを用いたのかの判定結果に基づいて、該当トレイに対応してメモリ部302に蓄積記憶した平滑度の検出値をリセットする。例えば、JAM検出が発生した場合、給紙カセット11A,11Bに収納した記録シートSの収納異常などの何らかの不具合の可能性が考えられる。これにより、CPU301は、そのJAMした記録シートSが給紙カセット11Bから搬送された記録シートSである場合には、給紙カセット11Bに対応してメモリ部302に蓄積記憶した平滑度の検出値をリセットする。
なお、混載モード等、JAMが発生した記録シートSがどのトレイから搬送されたものかがわからない場合には、給紙カセット11A,11Bと手差給紙装置430の全てのトレイの平滑度の検出値をリセットすることで、異常画像発生のリスクを低減する。
上述したように、本実施の形態の画像形成装置1にあっては、記録シートSの搬送不具合(通称JAM、スキュー搬送、重送)が発生した場合など、検出器70による平滑度の検出結果が大きく変化する外因を検出する予兆検出があった場合には、給紙カセット11A,11B及び手差給紙装置430に対応してメモリ部302に蓄積記憶した平滑度の検出値をリセットすることにより、記録シートSの平滑度の検出結果の信頼性が損なわれるであろうと予測される場合における、定着装置60の定着設定温度の不測な設定変更を抑制することができる。
このように、本発明の画像形成装置1にあっては、記録紙の平滑度の検出結果の信頼性が損なわれるであろうと予測される場合における、定着手段の定着設定温度の不測な設定変更を抑制することができるという効果を有し、複写機、ファクシミリ、プリンタ又はこれらを機能的に組み合わせた複合機等の画像形成装置の全般に適用可能である。
1 画像形成装置
11A 給紙カセット(収納手段)
11B 給紙カセット(収納手段)
17 JAMセンサ
18 スキューセンサ
19 重送センサ
60 定着装置(定着手段)
63 熱源制御回路
70 検出器(平滑度検出手段)
75 制御部(温度制御手段)
301 CPU(温度制御手段)
302 メモリ部(記憶手段)
305 電流制御回路
430 手差給紙装置(収納手段)
S 記録シート(記録紙)
特開平10−160687号公報 特開2006−062842号公報
すなわち、各エンプティセンサ又は引出センサ16A,16Bの検出により、記録シートSの交換等によって記録シートSの平滑度が変更された可能性があるか否かを検出する。CPU301は、記録シートSの収納状態が変化していない、すなわち、記録シートSが交換されていない旨を検出した場合にはステップS4に移行する。一方、CPU301は、記録シートSの収納状態が変化した、記録シートSが空になった又は交換された旨を検出した場合にはステップS3に移行する。

Claims (7)

  1. 複数の記録紙を収納する収納手段と、
    記録紙の表面の平滑度を検出する平滑度検出手段と、
    前記平滑度検出手段で検出した平滑度の検出値を順次蓄積して記憶する記憶手段と、
    記録紙の表面に転写したトナー像を加熱及び加圧して定着する定着手段と、
    前記記憶手段に蓄積した検出値から算出した予測値に基づいて以降の記録紙に対する前記定着手段の定着設定温度を決定する温度制御手段と、
    前記収納手段に収納した記録紙の給紙許可信号を受信してから記録紙の排紙が完了するまでの稼働中に、前記平滑度検出手段による検出値が予測値から所定値以上に外れる外因を検出した場合に検出値をリセットする制御手段と、
    を有することを特徴とする定着温度制御装置。
  2. 前記制御手段は、記録紙の搬送不具合を検出する
    ことを特徴とする請求項1に記載の定着温度制御装置。
  3. 前記収納手段を複数備えるとともに各収納手段ごとに予測値が設定され、
    前記複数の収納手段の何れに収納した記録紙に搬送不具合が発生したのかを検出するトレイ検出手段を有し、
    前記制御手段は、搬送不具合が発生した前記収納手段に対応する予測値のみをリセットする
    ことを特徴とする請求項2に記載の定着温度制御装置。
  4. 前記収納手段を複数備えるとともに各収納手段ごとに予測値が設定され、
    前記制御手段は、搬送不具合が発生したときには全ての前記収納手段に対応する検出値をリセットする
    ことを特徴とする請求項2に記載の定着温度制御装置。
  5. 前記制御手段は、前記定着手段よりも下流側に記録紙が存在する場合には、その記録紙が前記定着手段を抜けた後に検出値をリセットする
    ことを特徴とする請求項1乃至4に記載の定着温度制御装置。
  6. 前記制御手段は、搬送不具合を複数回検出した場合に検出値をリセットする
    ことを特徴とする請求項1乃至5に記載の定着温度制御装置。
  7. 請求項1乃至6に記載の定着温度制御装置を有することを特徴とする画像形成装置。
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