JP2015132895A - 情報提供プログラム、情報提供方法及び情報提供装置 - Google Patents

情報提供プログラム、情報提供方法及び情報提供装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザが体験しうる商品、または、体験する予定がある商品以外の商品に関する情報を提供すること。
【解決手段】サーバ装置10は、商品情報を記憶する記憶部を参照し、食事の提供場所に対応する商品のうち、該食事の提供場所で提供される食事のメニューに含まれない商品を特定する。さらに、サーバ装置10は、特定した該商品の情報を提示する。
【選択図】図2

Description

本発明は、情報提供プログラム、情報提供方法及び情報提供装置に関する。
通信販売の一環として、商品の広告が行われることがある。かかる広告の一例として、予め登録されたユーザの嗜好や興味に合致する商品を広告する技術がある。
特開2001−357101号公報 実用新案登録第3149593号公報 特開2006−350422号公報
しかしながら、上記の技術では、以下に説明するように、ユーザが体験しうる商品、または、体験する予定がある商品に関する情報を提供してしまう場合がある。
すなわち、ユーザの嗜好や興味に合うからといって必ずしも広告が有用であるとは限らない。例えば、旅行が趣味であるユーザに対し、旅先の朝市で販売される特産品を広告したとしても、旅先の食事やサービスでその特産品が提供される場合がある。この場合には、ユーザが旅先の食事やサービスで体験しうる、または、体験する予定のある特産品に関する情報を広告する結果となる。かかる広告を行ったとしても、朝市で販売される特産品の販売促進にはつながらず、広告への印象が悪化するといった不利益をまねく場合もある。
1つの側面では、本発明は、ユーザが体験しうる商品、または、体験する予定がある商品以外の商品に関する情報を提供できる情報提供プログラム、情報提供方法及び情報提供装置を提供することを目的とする。
一態様の情報提供プログラムは、コンピュータに、商品情報を記憶する記憶部を参照し、食事の提供場所に対応する商品のうち、該食事の提供場所で提供される食事のメニューに含まれない商品を特定し、特定した該商品の情報を提示する、処理を実行させる。
ユーザが体験しうる商品、または、体験する予定がある商品以外の商品に関する情報を提供できる。
図1は、実施例1に係る情報提供システムの構成を示す図である。 図2は、実施例1に係るサーバ装置の機能的構成を示すブロック図である。 図3は、会員情報の一例を示す図である。 図4は、朝市情報の一例を示す図である。 図5は、宿泊施設情報の一例を示す図である。 図6は、食事メニュー情報の一例を示す図である。 図7は、予約情報の一例を示す図である。 図8は、特産品情報の一例を示す図である。 図9は、DMの一例を示す図である。 図10は、DMの一例を示す図である。 図11は、DMの一例を示す図である。 図12は、実施例1に係る情報提供処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、実施例1及び実施例2に係る情報提供プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。
以下に添付図面を参照して本願に係る情報提供プログラム、情報提供方法及び情報提供装置について説明する。なお、この実施例は開示の技術を限定するものではない。そして、各実施例は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
[システム構成]
図1は、実施例1に係る情報提供システムの構成を示す図である。図1に示す情報提供システム1は、商品に関する広告をクライアント端末30A〜30Cへ提供する情報提供サービスを実現するものである。
図1には、上記の情報提供サービスの一例として、自治体が主催する朝市で販売される商品として例えば特産品のプロモーションを実現するために、特産品に関する広告をクライアント端末30A〜30Cへ提供する情報提供システムを示す。
かかる朝市で販売される特産品には、その時、その場所でしか買えず、希少で、かつ新鮮でおいしいといった価値や長所がある。このため、朝市には、人々に、その地域の産物を購入して味わってみたいと思わせる魅力がある。さらに、朝市には、特有の活気やコミュニケーションにも魅力がある。このように、朝市は、(1)特産品を食べられる期待感、(2)実際に産物を食べる楽しみ、(3)朝市自体を体験する楽しみなどを提供できる。
一方で、特産品の消費者となる旅行者には、「時間に伴って場所を移動する」というスケジュール上の制約がある。このため、「開催時間帯が限られる朝市に行けない」、「朝市には行けるが買った特産品を旅行中に調理して食べられない」、「飲食施設等でその街の特産品は食べられるが朝市には行けない」といったケースも散見される。
これらのことから、上記の情報提供サービスの土台として、宿泊や飲食の予約サービスを提供するポータルサイトの事業者と、朝市の主催者である自治体とが連携することによって、ネットワーク7上に仮想的に再現された朝市から購入される特産品を、現実の朝市が開催される街にある飲食施設、とりわけ旅行者が予約手続を行った飲食施設へ配送した上で調理後の特産品を提供する「どこでも朝市」という新規なサービスを提供する。
かかる「どこでも朝市」によって、街の産物をできるだけ多くの旅行者に買ってもらい、消費してもらうという自治体の需要に応え、旅行という制約がある中で、上記の(1)〜(3)の朝市固有の価値を提供し、自治体の町興しに寄与することを目指す。
ここで、特産品のプロモーションの実現手段として、既存の情報提供方法を援用したのでは、特産品の販売促進にはつながらず、かえって広告への印象が悪化するといった不利益をまねく場合もある。例えば、旅行が趣味であるユーザに、旅先の朝市で販売される特産品を広告したとしても、ユーザが旅行する旅先の食事やサービスでその特産品が提供される場合がある。この場合には、ユーザが旅先で身をもって体験しうる特産品に関する情報をわざわざ広告する結果となってしまう。
そこで、本実施例に係る情報提供システム1では、上記の情報提供サービスの一環として、ユーザによって予約等がなされた飲食施設で提供される食事メニューに含まれない特産品の情報を提示する。
図1に示すように、情報提供システム1には、サーバ装置10と、クライアント端末30A〜30Cと、主催者端末50とが収容される。なお、図1には、システムに3つのクライアント端末及び1つの主催者端末が収容される場合を図示したが、各端末の数は図示の例に限定されず、情報提供システム1は任意の数のクライアント端末及び主催者端末を収容できる。なお、以下では、クライアント30A〜30Cの各装置を区別なく総称する場合には、「クライアント端末30」と記載する場合がある。
これらサーバ装置10、クライアント端末30及び主催者端末50の間は、ネットワーク7を介して相互に通信可能に接続される。かかるネットワーク7には、有線または無線を問わず、インターネット(Internet)を始め、LAN(Local Area Network)やVPN(Virtual Private Network)などの任意の種類の通信網を採用できる。
サーバ装置10は、クライアント端末30に上記の情報提供サービスを提供するコンピュータである。上記のサーバ装置10の一態様としては、パッケージソフトウェアやオンラインソフトウェアとして上記の情報提供サービスを実現する情報提供プログラムを所望のコンピュータにインストールさせることによって実装できる。例えば、サーバ装置10は、上記の情報提供サービスを提供するWebサーバとして実装することとしてもよいし、アウトソーシングによって上記の情報提供サービスを提供するクラウドとして実装することとしてもかまわない。
かかるサーバ装置10は、一例として、宿泊や飲食の予約サービスを提供するポータルサイトの事業者によって運営される。サーバ装置10は、クライアント端末30からの宿泊施設または飲食施設の予約要求にしたがって予約手続きを実行する。なお、以下では、サーバ装置10が宿泊の予約サービスを提供するポータルサイトの事業者によって運営される場合を例示するが、飲食の予約サービスを提供する事業者によって運営させることとしてもかまわない。
例えば、サーバ装置10は、宿泊施設の予約を受け付ける場合に、クライアント端末30からチェックイン及びチェックアウトの日付を始め、宿泊を行う地域などの指定を受け付ける。そして、サーバ装置10は、これらの条件指定に該当する宿泊施設を図示しない宿泊施設のデータベースから検索する。この検索結果をクライアント端末30に表示させる場合に、サーバ装置10は、宿泊施設とともに、宿泊プランを表示させる。かかる宿泊プランには、寝るだけの素泊まりのプランの他、食事が宿泊とパッケージされたプランも含まれる。その後、サーバ装置10は、宿泊プランの指定とともに宿泊施設の予約要求を受け付けた場合に、当該宿泊施設の予約手続きを実行する。例えば、サーバ装置10は、宿泊施設への連絡や決済の代行などを実行する。この他、サーバ装置10は、予約を行ったポータルサイトの会員を識別する会員ID(IDentifier)に、宿泊施設、チェックイン又はチェックアウトの日付、さらに、食事を含む宿泊プランが指定されている場合には、食事に対応するメニューを対応付けた情報を予約情報として登録する。このように、宿泊の予約サービスでは、宿泊施設の予約を通じて、宿泊施設と関連する飲食施設、例えば宿泊施設が経営するレストランや宿泊施設の事業者が持つビル内のテナントの予約も併せて実行できる。かかる予約サービスを通じて集められた予約情報が上記の情報提供サービスに利用される。
また、サーバ装置10は、朝市を主催する自治体等によって使用される主催者端末50から朝市に関する各種情報の登録を受け付ける。例えば、サーバ装置10は、主催者端末50から朝市の開催に関する情報、例えば朝市を識別する朝市ID、開催される朝市の名称や朝市が開催される日付などの情報を受け付ける。その上で、サーバ装置10は、これら朝市ID、朝市名および開催日が対応付けられた情報を朝市情報として登録する。このように登録された朝市情報は、一例として、後述のように、特産品の広告を配信するユーザを特定するのに利用される。さらに、サーバ装置10は、主催者端末50から朝市で販売される特産品に関する情報、例えば特産品を識別する特産品ID、特産品の名称や特産品が属する食品のカテゴリなどの情報を受け付ける。その上で、サーバ装置10は、これら特産品ID、特産品名およびカテゴリが対応付けられた情報を特産品情報として登録する。このように登録された特産品情報は、一例として、後述のように、ユーザへ配信する特産品を特定するのに利用される。
クライアント端末30は、サーバ装置10から上記の予約サービスや上記の情報提供サービスの提供を受けるコンピュータである。かかるクライアント端末30の一例としては、パーソナルコンピュータを採用できる。クライアント端末30には、上記のパーソナルコンピュータなどの据置き型の端末のみならず、各種の携帯端末装置をクライアント端末30として採用することもできる。例えば、携帯端末装置の一例として、スマートフォン、携帯電話機やPHS(Personal Handyphone System)などの移動体通信端末、さらには、PDA(Personal Digital Assistants)などのスレート端末などが挙げられる。
これら予約サービスや情報提供サービスは、上記のポータルサイトに所定の登録手続きを行うことによってその提供を受けることができる。例えば、クライアント端末30を利用するエンドユーザは、個人の属性情報、例えば氏名、住所、電話番号やメールアドレスなどのアドレスをポータルサイトに登録することによって会員IDおよびパスワード等のアカウントの発行を受ける会員となることができる。その上で、クライアント端末30は、ネットワーク7上にあるポータルサイトを運営するサーバ装置10へアクセスし、アカウントでログイン認証を実行することによって上記の予約サービスの提供を受けることができる。
主催者端末50は、朝市を主催する自治体等によって使用される端末装置である。かかる主催者端末50の一例としては、パーソナルコンピュータを採用できる。主催者端末50には、上記のパーソナルコンピュータなどの据置き型の端末のみならず、各種の携帯端末装置を主催者端末50として採用することもできる。例えば、携帯端末装置の一例として、スマートフォン、携帯電話機やPHSなどの移動体通信端末、さらには、PDAなどのスレート端末などが挙げられる。
例えば、主催者端末50は、上記の朝市情報や上記の特産品情報をサーバ装置10へ登録することによってポータルサイト上に上記の「どこでも朝市」を仮想的に開催できる。一例としては、ポータルサイトのトップページにあるメニューの1つとして、「どこでも朝市」のメニューが用意される。このとき、「どこでも朝市」のメニューは、各地の朝市を指定できるGUI(Graphical User Interface)であってもよいし、朝市が開催される地域を指定できるGUIであってもよいし、ユーザが宿泊施設の予約を行った地区の朝市が抜粋して表示されるGUIであってもかまわない。
[サーバ装置10の構成]
図2は、実施例1に係るサーバ装置10の機能的構成を示すブロック図である。図2に示すように、サーバ装置10は、通信I/F(interface)部11と、記憶部13と、制御部15とを有する。なお、サーバ装置10は、図2に示す機能部以外にも既知のコンピュータが有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイスなどの機能部を有することとしてもかまわない。
通信I/F部11は、他の装置、例えばクライアント端末30や主催者端末50との間で通信制御を行うインタフェースである。かかる通信I/F部11の一態様としては、LAN(Local Area Network)カードなどのネットワークインタフェースカードを採用できる。例えば、通信I/F部11は、クライアント端末30から飲食施設の利用を含む宿泊予約、さらには上記の「どこでも朝市」を介して特産品の注文を受け付けたり、また、特産品に関する広告をクライアント端末30へ送信したりする。また、通信I/F部11は、主催者端末50から朝市情報や特産品情報のアップロードを受け付けたり、上記の「どこでも朝市」を介して受け付けた特産品の受注を主催者端末50へ送信したりする。なお、図1には、図示を省略したが、「どこでも朝市」を介して特産品の受注があった場合には、特産品、特産品が飲食施設に届く日時、特産品を調理によって提供する日時などを宿泊施設または宿泊施設に関連する飲食施設によって使用される端末に送信することもできる。
記憶部13は、制御部15で実行されるOS(Operating System)、予約制御プログラムや情報提供プログラムなどの各種プログラムを記憶する記憶デバイスである。記憶部13の一態様としては、フラッシュメモリなどの半導体メモリ素子、ハードディスク、光ディスクなどの記憶装置が挙げられる。なお、記憶部13は、上記の種類の記憶装置に限定されるものではなく、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)であってもよい。
記憶部13は、制御部15で実行されるプログラムに用いられるデータの一例として、会員情報13aと、朝市情報13bと、宿泊施設情報13cと、食事メニュー情報13dと、予約情報13eと、特産品情報13fと、送信先リスト13gとを記憶する。これら会員情報13a、朝市情報13b、宿泊施設情報13c、食事メニュー情報13d、予約情報13e、特産品情報13f及び送信先リスト13g以外にも、他の電子データ、例えば「どこでも朝市」に関する特産品の受注データなども併せて記憶することもできる。なお、上記の情報のうち送信先リスト13gは、制御部15による処理の実行過程で生成される情報であるので、制御部15の説明で併せて説明することとする。
このうち、会員情報13aは、ポータルサイトの会員に加入するユーザに関する情報である。かかる会員情報13aの一態様としては、会員ID、氏名およびアドレスなどの項目が対応付けられた情報を採用できる。例えば、会員情報13aは、クライアント端末30によってポータルサイトへの会員登録がなされる度に、当該会員登録を行った会員に採番された会員ID、氏名およびアドレスを対応付けることによって記憶部13に登録できる。
図3は、会員情報13aの一例を示す図である。図3には、3名の会員が抜粋して例示されているが、会員の人数は任意の人数であってかまわない。図3の例では、会員ID「R001」の鈴木一郎が持つ電子メールのアドレスが「[email protected]」であることを意味する。また、図3の例では、会員ID「R002」の佐藤次郎が持つ電子メールのアドレスが「[email protected]」であることを意味する。さらに、会員ID「R003」の香川三太が持つ電子メールのアドレスが「[email protected]」であることを意味する。なお、図3には、会員情報13aがテーブル形式で管理される場合を例示したが、他の形式、例えばCSV(Comma Separated Values)で管理することとしてもかまわない。
朝市情報13bは、朝市に関する情報である。かかる朝市情報13bの一態様としては、朝市ID、朝市名及び開催日などの項目が対応付けられたデータを採用できる。例えば、朝市情報13bは、主催者端末50からのアップロードによって記憶部13に登録することができる。
図4は、朝市情報13bの一例を示す図である。図4には、各地の朝市のうち函館朝市と佐世保朝市との2つの朝市の例が抜粋されている。図4の例では、朝市ID「A001」の函館朝市が2013年11月1日、同年同月の8日に開催されることを意味する。さらに、図4の例では、朝市ID「A003」の佐世保朝市が2013年11月1日に開催されることを意味する。なお、図4には、朝市情報13bがテーブル形式で管理される場合を例示したが、他の形式、例えばCSVで管理することとしてもかまわない。
宿泊施設情報13cは、宿泊施設に関する情報である。かかる宿泊施設情報13cの一態様としては、朝市ID、宿泊施設ID及び宿泊施設名などの項目が対応付けられたデータを採用できる。例えば、宿泊施設情報13cは、新規の朝市IDが採番される度に当該朝市が開催される場所の周辺、例えば100m、500mや1Km以内に存在する宿泊施設を図示しない地図情報を参照して抽出し、抽出された各宿泊施設のID及び名称を当該朝市の朝市IDと対応付けることによって記憶部13に登録できる。
図5は、宿泊施設情報13cの一例を示す図である。図5には、図4と同様に、函館朝市と佐世保朝市との2つの朝市の例が抜粋されている。図5の例では、朝市ID「A001」の函館朝市の周辺にX国際ホテルおよびY観光ホテルが存在することを意味する。さらに、図5の例では、朝市ID「A003」の佐世保朝市の周辺にP倶楽部ホテルが存在することを意味する。なお、図5には、宿泊施設情報13cがテーブル形式で管理される場合を例示したが、他の形式、例えばCSVで管理することとしてもかまわない。また、図5には、宿泊施設の一例としてホテルが例示されているが、他の宿泊施設、例えば旅館、民宿、カプセルホテルなどであってもかまわない。
食事メニュー情報13dは、飲食施設が提供する食事のメニューに関する情報である。かかる食事メニュー情報13dの一態様としては、宿泊施設ID、食事メニューID、食事メニュー名、当該食事メニューに含まれる各食材の食材ID、食材名およびカテゴリが対応付けられたデータを採用できる。例えば、食事メニュー情報13dは、宿泊施設の事業者、宿泊施設に関連する飲食施設の事業者、あるいは当該飲食施設の事業者を代行するポータルサイトの事業者のいずれかが使用する端末装置によって記憶部13に登録される。
図6は、食事メニュー情報13dの一例を示す図である。図6には、食事メニューの一例として、X国際ホテルの関連の飲食施設が提供する2つの食事メニューが例示されている。図6の例では、X国際ホテルに関連する飲食施設が食事メニューの一例としてカテゴリ「貝」のアワビ、カテゴリ「肉」の秋田牛、カテゴリ「付け合せ(柑橘類)」の幻の柚子、カテゴリ「果物」のメロンなどを食材として含む贅沢コースを提供することを意味する。また、図6の例では、X国際ホテルに関連する飲食施設が食事メニューの一例としてカテゴリ「魚(白身)」の幻の鮎などを食材として含む彩コースを提供することを意味する。さらに、図6の例では、Y観光ホテルに関連する飲食施設が食事メニューの一例としてカテゴリ「魚卵」のいくら、カテゴリ「乾物」ののりなどを食材として含むいくら丼コースを提供することを意味する。なお、図6には、1つの食事メニューIDに複数の食材IDを対応付けて管理する場合を例示したが、各々の食材IDを食事メニューIDと一対一で対応付けることによって複数のレコードに別けて管理することとしてもかまわない。また、図6には、食事メニュー情報13dがテーブル形式で管理される場合を例示したが、他の形式、例えばCSVで管理することとしてもかまわない。
予約情報13eは、予約に関する情報である。かかる予約情報13eの一態様としては、会員ID、宿泊施設ID、日付及び食事メニューIDなどの項目が対応付けられたデータを採用できる。ここで言う「日付」とは、宿泊プランとして宿泊にパッケージされた食事がユーザに提供される日付を指し、例えば、食事が昼食や夕食である場合にはチェックインの日付が記録され、また、食事が朝食である場合にはチェックアウトの日付が記録される。例えば、予約情報13eは、クライアント端末30によって宿泊施設の予約がなされる度に、会員ID、宿泊施設ID、チェックイン又はチェックアウトの日付、及び、食事メニューを対応付けることによって記憶部13に登録できる。
図7は、予約情報13eの一例を示す図である。図7には、会員ID「R001」〜「R003」の鈴木一郎、佐藤次郎、香川三太の3名の予約情報が抜粋して例示されている。図7の例では、会員ID「001」の鈴木一郎が2013年11月1日におけるX国際ホテルの宿泊とともに食事メニュー「M001」、図6の例で言えば贅沢コースを予約していることを意味する。また、図7の例では、会員ID「002」の佐藤次郎が2013年11月1日におけるX国際ホテルの宿泊とともに食事メニュー「M002」、図6の例で言えば彩コースを予約していることを意味する。さらに、図7の例では、会員ID「003」の香川三太が2013年11月1日におけるY観光ホテルの宿泊とともに食事メニュー「M007」、図6の例で言えばいくら丼コースを予約していることを意味する。なお、図7には、予約情報13eがテーブル形式で管理される場合を例示したが、他の形式、例えばCSVで管理することとしてもかまわない。
特産品情報13fは、特産品に関する情報である。かかる特産品情報13fの一態様としては、特産品ID、特産品名およびカテゴリなどの項目が対応付けられたデータを採用できる。例えば、特産品情報13fは、朝市の主催者である自治体が使用する主催者端末50または自治体を代行するポータルサイトの事業者が使用する端末装置のいずれかによって記憶部13に登録される。
図8は、特産品情報13fの一例を示す図である。図8には、3つの特産品の情報が抜粋して示されている。図8の例では、特産品「幻の鮎」が食品のカテゴリ「魚(白身)」に属し、特産品「大松茸」が食品のカテゴリ「茸」に属するとともに、特産品「幻の柚子」が食品のカテゴリ「付け合せ(柑橘類)」に属することを意味する。なお、図8には、特産品情報13fがテーブル形式で管理される場合を例示したが、他の形式、例えばCSVで管理することとしてもかまわない。また、特産品情報13fには、広告の配信に用いる特産品の特長や長所などのセールスポイントをさらに記憶することとしてもかまわない。
なお、商品情報の一例は、特産品情報に対応する。
制御部15は、各種の処理手順を規定したプログラムや制御データを格納するための内部メモリを有し、これらによって種々の処理を実行する。制御部15は、図2に示すように、受付部15aと、第1の抽出部15bと、第2の抽出部15cと、特定部15dと、提示部15eとを有する。
このうち、受付部15aは、特産品に関する広告の配信対象とする朝市の指定を受け付ける処理部である。一態様としては、受付部15aは、主催者端末50に表示させたメニュー画面上で広告の配信要求を受け付けた場合に、主催者端末50によってログインされたアカウントから当該自治体が開催する朝市の朝市IDを割り出すことができる。ここでは、一例として、アカウントから朝市IDが割り出される場合を例示したが、1つの自治体、例えば広域自治体が複数の朝市を管轄する場合も想定される。このような場合、受付部15aは、主催者端末50上で広告の配信対象とする朝市を選択させることによって朝市IDを受け付けることとしてもかまわない。なお、ここでは、主催者端末50からのデマンドがあった場合に、広告の配信処理を起動する場合を例示するが、広告の配信処理を自動的に起動することとしてもかまわない。例えば、翌朝の「どこでも朝市」の注文を検討するのに間に合う合理的な時間、例えば定期時刻「21時」などに各地の朝市に関する広告の配信処理を起動することとしてもかまわない。
第1の抽出部15bは、広告の配信対象とするユーザの候補を抽出する処理部である。
一態様としては、第1の抽出部15bは、記憶部13に記憶された宿泊施設情報13cのうち、受付部15aによって受け付けられた朝市IDを持つレコードの宿泊施設IDを抽出する。上述のように、宿泊施設情報13cには、朝市周辺の宿泊施設が持つ宿泊施設IDが朝市IDに紐付けられている。このため、上記の宿泊施設IDの抽出によって朝市の周辺に存在する宿泊施設を特定できる。このように、宿泊施設情報13cから朝市周辺の宿泊施設が持つ宿泊施設IDを特定する他、朝市の位置情報と地図情報とを用いて朝市周辺の宿泊施設が持つ宿泊施設IDを特定することとしてもよい。例えば、所在地、例えば緯度および経度を基準とし、そこから所定の距離以内に存在する宿泊施設の宿泊施設IDを抽出することによって朝市周辺の宿泊施設が持つ宿泊施設IDを特定することもできる。
その後、第1の抽出部15bは、記憶部13に記憶された予約情報13eのうち、当該朝市IDに対応付けられた朝市の開催日の中で広告の配信要求を受付けた日付から直近の日付を持ち、かつ先に抽出された宿泊施設IDを持つレコードの会員IDを抽出する。かかる会員IDの抽出によって、直近に開催される朝市周辺の宿泊施設の予約を行った予約者が抽出されることになる。なお、ここでは、一例として、広告の配信要求を受付けた日付から直近の日付に朝市周辺の宿泊施設に泊まる予定の予約者を抽出する場合を例示したが、必ずしも直近の日付でなくともよい。例えば、広告の配信要求を受け付ける段階で朝市IDとともに朝市の開催日の指定を受け付けることとしてもかまわない。
第2の抽出部15cは、広告の配信対象とする特産品を抽出する処理部である。一態様としては、第2の抽出部15cは、主催者端末50から広告の配信対象とする特産品の指定を受け付けることができる。例えば、第2の抽出部15cは、広告の配信要求を受け付ける時点または広告の配信要求を受け付ける前後に、記憶部13に記憶された特産品情報13fの中から広告の配信対象とする特産品の指定を受け付ける。このとき、第2の抽出部15cは、朝市IDに対応する朝市によって販売される特産品に絞って選択肢を表示させることもできる。例えば、朝市で売上が上位または下位から所定数の特産品をラジオボタンなどの複数選択が可能なGUIを主催者端末50へ提供したり、朝市が提供する特産品の全てを指定可能なGUIを主催者端末50へ提供したりする。これによって、広告の配信対象とする特産品の特産品IDが抽出されることになる。
特定部15dは、特産品情報13fを記憶する記憶部13を参照し、飲食施設に対応する特産品のうち、該飲食施設で提供される食事メニューに含まれない特産品を特定する処理部である。なお、ここでは、第2の抽出部15cによって抽出された特産品ごとに当該特産品に関する広告を配信するユーザを特定する場合を例示するが、第1の抽出部15cによって抽出されたユーザごとに当該ユーザに広告として配信する特産品を特定することとしてもかまわない。
一態様としては、特定部15dは、第2の抽出部15cによって抽出された特産品の特産品IDのうち送信先リストを作成する対象とする特産品IDを1つ選択する。続いて、特定部15dは、第1の抽出部15cによって抽出された予約者の会員IDのうち送信先リストへの追加の可否を判定する対象とするユーザの会員IDを1つ選択する。その上で、特定部15dは、記憶部13に記憶された予約情報13eのうち当該会員IDに対応付けられた食事メニューIDを読み出す。そして、特定部15dは、記憶部13に記憶された食事メニュー情報13dのうち当該食事メニューIDに対応付けられた食材ID及びカテゴリのうち少なくとも一方を読み出す。このとき、1つの食事メニューIDに複数の食材が対応付けられている場合には、各々の食材の食材IDまたはカテゴリが読み出される。なお、ここでは、一例として、食材の食材IDが読み出される場合を例示して以下の説明を行う。
その上で、特定部15dは、先に選択された特産品IDと、食事メニューに含まれる食材IDとの間で互いのIDが重複するか否かを判定する。言い換えれば、特定部15dは、食事メニューに含まれる食材IDの中に先に選択された特産品IDが含まれるか否かを判定する。このとき、食事メニューに含まれる食材IDの中に先に選択された特産品IDが含まれる場合には、ユーザが旅行する宿泊施設の食事でその特産品を体験しうることがわかる。この場合には、特定部15dは、当該特産品に関するダイレクトメールの送信先リストに会員IDは追加しない。以下では、ダイレクトメールのことをDM(Direct Mail)と記載する場合がある。一方、食事メニューに含まれる食材IDの中に先に選択された特産品IDが含まれない場合には、ユーザが旅行する宿泊施設の食事ではその特産品を体験しうることがわかる。この場合には、特定部15dは、当該特産品に関するDMの送信先リストに会員IDを追加する。その後、特定部15dは、全ての会員IDを選択し終えるまで上記の食事メニューの判定を繰り返し実行する。そして、特定部15dは、全ての会員IDが選択された後には全ての特産品IDを選択し終えるまで会員IDの選択や上記の食事メニューの判定を繰り返し実行する。これによって、記憶部13内に各特産品の送信先リスト13gが生成されることになる。
なお、ここでは、先に選択された特産品IDと、食事メニューに含まれる食材IDとの間で互いのIDが重複するか否かを判定することとしたが、先に選択された特産品IDに対応するカテゴリと、食事メニューに含まれる食材のカテゴリとが同一のカテゴリであるか否かを判定することとしてもかまわない。この場合、両者が同一のカテゴリである場合には、当該特産品に関するDMの送信先リストに会員IDは追加されず、同一のカテゴリでない場合には、当該特産品に関するDMの送信先リストに会員IDが追加されることになる。
提示部15eは、特定部15dによって特定された特産品の情報を提示する処理部である。一態様としては、提示部15eは、記憶部13に記憶された各特産品の送信先リスト13gにしたがってユーザに送信するDMのメール情報を生成する。すなわち、提示部15eは、送信先リスト13gに含まれる会員IDに対応するアドレスをあて先とするヘッダを作成するとともに、ボディに当該送信先リスト13gに対応する特産品の情報、例えば特長や長所などのメッセージがDMとして記述された送信メールを生成する。このとき、提示部15eは、送信先リスト間で同一の会員IDが重複する場合には、送信メールのボディに各送信先リスト13gに対応する特産品の情報をまとめて記述することによって各特産品のDMを1つの送信メールに統合する。その上で、提示部15eは、送信メールのヘッダに記述されたあて先にしたがってDMを配信する。なお、ここでは、DMを配信することによってクライアント端末30に特産品の情報を提示する場合を例示したが、SNS(Social Networking Service)などを介して同様のメッセージを送信することとしてもかまわない。
[具体例]
図9〜図11を用いて、特産品の情報提供方法の具体例について説明する。図9〜図11は、DMの一例を示す図である。図9には、会員ID「R001」の鈴木一郎に送信されるDMの表示例が図示されている。また、図10には、会員ID「R002」の佐藤次郎に送信されるDMの表示例が図示されている。さらに、図11には、会員ID「R003」の香川三太に送信されるDMの表示例が図示されている。これら図9〜図11には、朝市ID「A001」の函館朝市が指定されたことを契機に、図3〜図8に示した各情報から生成されたDMが図示されている。
広告の配信対象とする朝市として、朝市ID「A001」の函館朝市が指定された場合には、図5に示した宿泊施設情報13cのうち朝市ID「A001」を持つレコードの宿泊施設IDが抽出される。この例では、宿泊施設情報13cの上から1番目のレコードの宿泊施設ID「H001」のX国際ホテルと、上から2番目の宿泊施設ID「H002」のY観光ホテルとが抽出される。
これら函館朝市の周辺に存在するX国際ホテル及びY観光ホテルの宿泊施設IDが読み出されると、図7に示した予約情報13eのうち朝市ID「A001」に対応付けられた朝市の開催日の中で広告の配信要求を受付けた日付から直近の日付「2013年11月1日」を持ち、かつ先に抽出された宿泊施設ID「H001」及び「H002」を持つレコードの会員IDが抽出される。この例では、予約情報13eの上から1番目及び2番目のレコード、すなわち宿泊施設ID「H001」を持つレコードの会員ID「R001」の鈴木一郎及び会員ID「R002」の佐藤次郎が抽出される。さらに、予約情報13eの上から3番目のレコード、すなわち宿泊施設ID「H002」を持つレコードの会員ID「R003」の香川三太が抽出される。
このように、2013年11月1日に開催される函館朝市の周辺に存在するX国際ホテルの予約者である鈴木一郎及び佐藤次郎と、Y観光ホテルの予約者である香川三太が抽出される一方で、プロモーションを行う特産品として特産品ID「P001」の幻の鮎及び特産品ID「P050」の幻の柚子が主催者端末50によって指定される。
この場合、特産品ID「P001」の幻の鮎の送信先リストが最初に作成される。例えば、会員ID「R001」の鈴木一郎の場合、食事メニューID「M001」が予約されているので、図6に示した食事メニュー情報13dのうち食事メニューID「M001」に対応付けられた食材IDが読み出される。すなわち、食材ID「P002」のアワビ、食材ID「P005」の秋田牛、食材ID「P050」の幻の柚子、食材ID「P065」のメロンが読み出される。この場合、食事メニューに含まれる食材IDの中に特産品ID「P001」の幻の鮎と同一のIDが存在しないので、幻の鮎の送信先リストに会員ID「R001」の鈴木一郎が追加される。また、会員ID「R002」の佐藤次郎の場合、食事メニューID「M002」が予約されているので、図6に示した食事メニュー情報13dのうち食事メニューID「M002」に対応付けられた食材IDが読み出される。すなわち、食材ID「P001」の幻の鮎が読み出される。この場合、食事メニューに含まれる食材IDの中に特産品ID「P001」の幻の鮎と同一のIDが存在するので、幻の鮎の送信先リストに会員ID「R002」の佐藤次郎は追加されない。さらに、会員ID「R003」の香川三太の場合、食事メニューID「M007」が予約されているので、図6に示した食事メニュー情報13dのうち食事メニューID「M007」に対応付けられた食材IDが読み出される。すなわち、食材ID「P042」のいくら、食材ID「P096」ののりが読み出される。この場合、食事メニューに含まれる食材IDの中に特産品ID「P001」の幻の鮎と同一のIDが存在しないので、幻の鮎の送信先リストに会員ID「R003」の香川三太が追加される。このようにして、特産品ID「P001」の幻の鮎の送信先リストには、会員ID「R001」の鈴木一郎と、会員ID「R003」の香川三太とが登載されることになる。
続いて、特産品ID「P050」の幻の柚子の送信先リストが作成される。例えば、会員ID「R001」の鈴木一郎の場合、食事メニューID「M001」に含まれる食材ID「P002」のアワビ、食材ID「P005」の秋田牛、食材ID「P050」の幻の柚子、食材ID「P065」のメロンの中に、特産品ID「P050」の幻の柚子と同一のIDが存在するので、幻の柚子の送信先リストに会員ID「R001」の鈴木一郎は追加されない。また、会員ID「R002」の佐藤次郎の場合、食事メニューID「M002」に含まれる食材ID「P001」の幻の鮎の中に、特産品ID「P050」の幻の柚子と同一のIDが存在しないので、幻の柚子の送信先リストに会員ID「R002」の佐藤次郎が追加される。さらに、会員ID「R003」の香川三太の場合、食事メニューID「M007」に含まれる食材ID「P042」のいくら、食材ID「P096」ののりの中に、特産品ID「P050」の幻の柚子と同一のIDが存在しないので、幻の柚子の送信先リストに会員ID「R003」の香川三太が追加される。このようにして、特産品ID「P050」の幻の柚子の送信先リストには、会員ID「R002」の佐藤次郎と、会員ID「R003」の香川三太とが登載されることになる。
以上のようにして特産品ごとに作成された送信先リストにしたがって会員ID「R001」の鈴木一郎、会員ID「R002」の佐藤次郎及び会員ID「R003」の香川三太に送信するDMの送信メールが生成される。
例えば、幻の鮎の送信先リストに登載された会員ID「R001」の鈴木一郎は、幻の柚子の送信先リストには登録されていないので、送信メールの統合が不要である。このため、鈴木一郎のアドレス「[email protected]」をあて先とするヘッダを作成するとともに、送信メールのボディに幻の鮎の広告が入ったDMの送信メールが作成される。そして、図9に示すDMが会員ID「R001」の鈴木一郎へ送信される。かかる鈴木一郎は、X国際ホテルの贅沢コースで幻の柚子を体験しうる一方で幻の鮎は体験できない。したがって、図9に示すように、鈴木一郎が体験しうる予定のない幻の鮎に絞って広告を配信できる。
また、幻の柚子の送信先リストに登載された会員ID「R002」の佐藤次郎は、幻の鮎の送信先リストには登録されていないので、送信メールの統合が不要である。このため、佐藤次郎のアドレス「[email protected]」をあて先とするヘッダを作成するとともに、送信メールのボディに幻の柚子の広告が入ったDMの送信メールが作成される。そして、図10に示すDMが会員ID「R002」の佐藤次郎へ送信される。かかる佐藤次郎は、X国際ホテルの彩コースで幻の鮎を体験しうる一方で幻の柚子は体験できない。したがって、図10に示すように、佐藤次郎が体験しうる予定のない幻の柚子に絞って広告を配信できる。
一方、会員ID「R003」の香川三太は、幻の鮎の送信先リストだけでなく、幻の柚子の送信先リストにも登録されており、2つの送信先リストの両方に会員IDが重複する。このため、香川三太のアドレス「[email protected]」をあて先とするヘッダを作成するとともに、送信メールのボディに幻の鮎とともに幻の柚子の2つの広告が入ったDMの送信メール作成することによって幻の鮎及び幻の柚子のDMが1つの送信メールに統合されている。そして、図11に示すDMが会員ID「R003」の香川三太へ送信される。かかる香川三太は、Y観光ホテルに宿泊しても幻の鮎を体験できなければ幻の柚子も体験できない。したがって、図11に示すように、香川三太が体験しうる予定のない幻の鮎及び幻の柚子の両方の広告を配信できる。
[処理の流れ]
図12は、実施例1に係る情報提供処理の手順を示すフローチャートである。この処理は、一例として、主催者端末50に表示させたメニュー画面上で広告の配信要求を受け付けた場合に起動する。
図12に示すように、受付部15aは、広告の配信対象とする朝市の指定を受け付ける(ステップS101)。続いて、第1の抽出部15bは、宿泊施設情報13cのうちステップS101で受け付けた朝市IDを持つレコードの宿泊施設IDを朝市周辺の宿泊施設として抽出する(ステップS102)。
そして、第1の抽出部15bは、予約情報13eのうち現日付から直近の日付を持ち、かつステップS102で朝市周辺の宿泊施設として抽出された宿泊施設IDを持つレコードの会員IDを朝市周辺の宿泊施設の予約者として抽出する(ステップS103)。その後、第2の抽出部15cは、特産品情報13fの中から広告の配信対象とする特産品の指定を受け付ける(ステップS104)。
続いて、特定部15dは、ステップS104で受け付けた特産品の特産品IDのうち送信先リストを作成する対象とする特産品IDを1つ選択する(ステップS105)。さらに、特定部15dは、ステップS103で抽出された予約者の会員IDのうち送信先リストへの追加の可否を判定する対象とするユーザの会員IDを1つ選択する(ステップS106)。
その上で、特定部15dは、予約情報13eのうち当該会員IDに対応付けられた食事メニューIDを読み出した上で当該食事メニューIDに対応付けられた各食材の食材IDを食事メニュー情報13dの中から読み出す(ステップS107)。そして、特定部15dは、食事メニューに含まれる食材IDの中にステップS105で選択された特産品IDが含まれるか否かを判定する(ステップS108)。
このとき、食事メニューに含まれる食材IDの中にステップS105で選択された特産品IDが含まれる場合(ステップS108No)には、ユーザが旅行する宿泊施設の食事でその特産品を体験しうることがわかる。この場合には、当該特産品に関するDMの送信先リストに会員IDは追加せずにそのままステップS110の処理へ移行する。
一方、食事メニューに含まれる食材IDの中にステップS105で選択された特産品IDが含まれない場合(ステップS108Yes)には、ユーザが旅行する宿泊施設の食事ではその特産品を体験しえないことがわかる。この場合には、特定部15dは、当該特産品に関するDMの送信先リストに会員IDを追加する(ステップS109)。
その後、特定部15dは、全ての予約者の食事メニューを特産品IDと比較し終えるまで(ステップS110No)、上記のステップS106〜ステップS109の処理を繰り返し実行する。
そして、全ての予約者の食事メニューを特産品IDと比較し終えると(ステップS110Yes)、特定部15dは、全ての特産品IDを食事メニューと比較し終えるまで(ステップS111No)、上記のステップS105〜ステップS110の処理を繰り返し実行する。
その後、全ての特産品IDを食事メニューと比較し終えると(ステップS111Yes)、提示部15eは、各特産品の送信先リスト13gにしたがってユーザに送信するDMの送信メールを生成する(ステップS112)。その上で、提示部15eは、送信メールのヘッダに記述されたあて先にしたがってDMを配信し(ステップS113)、処理を終了する。
[実施例1の効果]
上述してきたように、本実施例に係るサーバ装置10は、特産品に関する情報提供を行う場合に、ユーザによって予約等がなされた飲食施設で提供される食事メニューに含まれない特産品の情報を提示する。したがって、本実施例に係るサーバ装置10によれば、ユーザが体験しえる、または体験する予定のある特産品以外の特産品の情報を提供できる。
さて、これまで開示の装置に関する実施例について説明したが、本発明は上述した実施例以外にも、種々の異なる形態にて実施されてよいものである。そこで、以下では、本発明に含まれる他の実施例を説明する。
[応用例]
例えば、サーバ装置10は、ユーザである会員ごとに当該ユーザの嗜好に合う食品もしくは食品のカテゴリを嗜好食品情報として記憶しておくこともできる。これによって、ユーザの嗜好に合う食品もしくは食品のカテゴリに該当する特産品に絞って送信メールのボディにメッセージを記述するとともに、それ以外の特産品のメッセージは送信先リストに登載されていても送信メールから削除することもできる。このとき、ユーザの嗜好に合う食品もしくは食品のカテゴリに該当する特産品が1つも存在しない場合には、当該ユーザへのDMの配信を中止することもできる。これとは逆に、サーバ装置10は、ユーザである会員ごとに当該ユーザの嗜好に合わない食品もしくは食品のカテゴリを非嗜好食品情報として記憶しておくこともできる。これによって、ユーザの嗜好に合わない食品もしくは食品のカテゴリに該当しない特産品に絞って送信メールのボディにメッセージを記述するとともに、それ以外の特産品のメッセージは送信先リストに登載されていても送信メールから削除することもできる。これら嗜好食品情報や非嗜好食品情報は、商品の注文履歴やキーワードの検索履歴から既存の技術を用いて生成することができる。このようなメッセージの選別を実行することによって、ユーザが体験しえない、又は、体験する予定のない特産品の中でも、ユーザの好みに合致する特産品の情報に絞って情報を提供できる。
[適用範囲]
上記の実施例1では、サーバ装置10が宿泊の予約サービスを提供するポータルサイトの事業者によって運営される場合を例示するが、飲食の予約サービスを提供する事業者によって運営させることとしてもかまわない。この場合には、図3〜図8に示した各テーブルに宿泊施設IDの代わりに飲食施設IDが登録されること以外に変わりはない。
[分散および統合]
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、受付部15a、第1の抽出部15b、第2の抽出部15c、特定部15dまたは提示部15eをサーバ装置10の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。すなわち、上記の実施例1では、ポータルサイトが運営するサーバ装置10上で情報提供プログラムが実行される場合を例示したが、自治体が運営するサーバ装置上で情報提供プログラムを実行させることとしてもよい。この場合には、会員情報13aや予約情報13eを持たず、ポータルサイトが運営するサーバ装置から処理に用いるレコードの情報を取得させることとしてもよい。また、受付部15a、第1の抽出部15b、第2の抽出部15c、特定部15dまたは提示部15eを別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記のサーバ装置10の機能を実現するようにしてもよい。
[情報提供プログラム]
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図13を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する情報提供プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
図13は、実施例1及び実施例2に係る情報提供プログラムを実行するコンピュータの一例について説明するための図である。図13に示すように、コンピュータ100は、操作部110aと、スピーカ110bと、カメラ110cと、ディスプレイ120と、通信部130とを有する。さらに、このコンピュータ100は、CPU150と、ROM160と、HDD170と、RAM180とを有する。これら110〜180の各部はバス140を介して接続される。
HDD170には、図13に示すように、上記の実施例1で示した受付部15a、第1の抽出部15b、第2の抽出部15c、特定部15d及び提示部15eと同様の機能を発揮する情報提供プログラム170aが予め記憶される。この情報提供プログラム170aについては、図2に示した各々の受付部15a、第1の抽出部15b、第2の抽出部15c、特定部15d及び提示部15eの各構成要素と同様、適宜統合又は分離しても良い。すなわち、HDD170に格納される各データは、常に全てのデータがHDD170に格納される必要はなく、処理に必要なデータのみがHDD170に格納されれば良い。
そして、CPU150が、情報提供プログラム170aをHDD170から読み出してRAM180に展開する。これによって、図13に示すように、情報提供プログラム170aは、情報提供プロセス180aとして機能する。この情報提供プロセス180aは、HDD170から読み出した各種データを適宜RAM180上の自身に割り当てられた領域に展開し、この展開した各種データに基づいて各種処理を実行する。なお、情報提供プロセス180aは、図2に示した受付部15a、第1の抽出部15b、第2の抽出部15c、特定部15d及び提示部15eにて実行される処理、例えば図12に示す処理を含む。また、CPU150上で仮想的に実現される各処理部は、常に全ての処理部がCPU150上で動作する必要はなく、処理に必要な処理部のみが仮想的に実現されれば良い。
なお、上記の情報提供プログラム170aについては、必ずしも最初からHDD170やROM160に記憶させておく必要はない。例えば、コンピュータ100に挿入されるフレキシブルディスク、いわゆるFD、CD−ROM、DVDディスク、光磁気ディスク、ICカードなどの「可搬用の物理媒体」に各プログラムを記憶させる。そして、コンピュータ100がこれらの可搬用の物理媒体から各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。また、公衆回線、インターネット、LAN、WANなどを介してコンピュータ100に接続される他のコンピュータまたはサーバ装置などに各プログラムを記憶させておき、コンピュータ100がこれらから各プログラムを取得して実行するようにしてもよい。
1 情報提供システム
7 ネットワーク
10 サーバ装置
11 通信I/F部
13 記憶部
13a 会員情報
13b 朝市情報
13c 宿泊施設情報
13d 食事メニュー情報
13e 予約情報
13f 特産品情報
15 制御部
15a 受付部
15b 第1の抽出部
15c 第2の抽出部
15d 特定部
15e 提示部
30A,30B,30C クライアント端末
50 主催者端末

Claims (5)

  1. コンピュータに、
    商品情報を記憶する記憶部を参照し、食事の提供場所に対応する商品のうち、該食事の提供場所で提供される食事のメニューに含まれない商品を特定し、
    特定した該商品の情報を提示する、
    処理を実行させることを特徴とする商品の情報提供プログラム。
  2. 前記記憶部は、食事の提供場所に関するユーザの予約情報をさらに記憶し、
    前記コンピュータに、
    地域を特定する情報を受け付け、
    前記記憶部に記憶された予約情報のうち前記地域を特定する情報に対応する予約情報を抽出する処理をさらに実行させ、
    前記提示する処理として、
    特定した該商品の情報を、前記予約情報が抽出されたユーザの端末に提示することを特徴とする請求項1に記載の情報提供プログラム。
  3. 前記記憶部は、ユーザごとに前記ユーザの嗜好に合う食品または前記ユーザの嗜好に合わない食品を対応付けてさらに記憶し、
    前記特定する処理として、
    前記商品と前記食品とを比較することによって前記食事の提供場所で提供を受けるユーザの嗜好に合う食品に対応する商品または前記ユーザの嗜好に合わない食品でない商品を特定することを特徴とする請求項1または2に記載の情報提供プログラム。
  4. コンピュータが、
    商品情報を記憶する記憶部を参照し、食事の提供場所に対応する商品のうち、該食事の提供場所で提供される食事のメニューに含まれない商品を特定し、
    特定した該商品の情報を提示する、
    処理を実行することを特徴とする商品の情報提供方法。
  5. 商品情報を記憶する記憶部と、
    前記記憶部を参照し、食事の提供場所に対応する商品のうち、該食事の提供場所で提供される食事のメニューに含まれない商品を特定する特定部と、
    特定した該商品の情報を提示する提示部と
    を有することを特徴とする商品の情報提供装置。
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