JP2015130898A - 操作部材 - Google Patents

操作部材 Download PDF

Info

Publication number
JP2015130898A
JP2015130898A JP2012104094A JP2012104094A JP2015130898A JP 2015130898 A JP2015130898 A JP 2015130898A JP 2012104094 A JP2012104094 A JP 2012104094A JP 2012104094 A JP2012104094 A JP 2012104094A JP 2015130898 A JP2015130898 A JP 2015130898A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
wire
pulling
operation unit
traction
medical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012104094A
Other languages
English (en)
Inventor
礼華 芥川
Reika Akutagawa
礼華 芥川
裕一 多田
Yuichi Tada
裕一 多田
知紀 八田
tomonori Hatta
知紀 八田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Terumo Corp
Original Assignee
Terumo Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Terumo Corp filed Critical Terumo Corp
Priority to JP2012104094A priority Critical patent/JP2015130898A/ja
Priority to US14/397,409 priority patent/US9233227B2/en
Priority to PCT/JP2013/061794 priority patent/WO2013161764A1/ja
Publication of JP2015130898A publication Critical patent/JP2015130898A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/0105Steering means as part of the catheter or advancing means; Markers for positioning
    • A61M25/0133Tip steering devices
    • A61M25/0147Tip steering devices with movable mechanical means, e.g. pull wires
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61MDEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
    • A61M25/00Catheters; Hollow probes
    • A61M25/01Introducing, guiding, advancing, emplacing or holding catheters
    • A61M25/0105Steering means as part of the catheter or advancing means; Markers for positioning
    • A61M25/0133Tip steering devices
    • A61M25/0136Handles therefor
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B17/00Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
    • A61B17/00234Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for minimally invasive surgery
    • A61B2017/00292Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for minimally invasive surgery mounted on or guided by flexible, e.g. catheter-like, means
    • A61B2017/003Steerable
    • A61B2017/00318Steering mechanisms
    • A61B2017/00323Cables or rods

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Anesthesiology (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Pulmonology (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Abstract

【課題】比較的大きな部材を移動させることなく、カテーテル先端部の湾曲操作を容易に行うことのできる操作部材を提供する【解決手段】医療用長尺体100に固定され、医療用長尺体を軸周りに回転させる回転操作部10と、医療用長尺体に固定された牽引ワイヤ20と、牽引ワイヤが接続され、牽引ワイヤを牽引することによって医療用長尺体の少なくとも一部を軸方向と交差する方向へ湾曲させる牽引操作部30と、医療用長尺体の軸周りに回転可能に設けられ、牽引操作部を牽引動作が可能な状態で支持する支持部40と、回転操作部と支持部とを連結し、回転操作部の回転に伴って支持部及び牽引操作部を医療用長尺体の軸周りに回転させる連結部50と、回転操作部と支持部との間に配置されることによって軸方向の移動を制限され、回転操作部及び支持部に対し独立して回動自在に設けられた把持部60と、を有する操作部材である。【選択図】図1

Description

本発明は、医療用長尺体の操作部材に関する。
近年医療分野において、カテーテルと呼ばれる細長く柔らかい中空管状の医療器具を用いて、様々な治療や検査が行われている。治療方法の例としては、カテーテルの長尺性を利用して直接患部に薬剤を投与する方法、加圧によって拡張されるバルーンが先端に取り付けられたカテーテルを用いて、体腔内の狭窄部を押し広げて開く方法、先端部にカッターが取り付けられたカテーテルを用いて患部を削り取る方法、逆にカテーテルを用いて動脈瘤や出血箇所あるいは栄養血管に詰め物をして閉じる方法などがある。また、生体管腔内の狭窄部を開口した状態に維持するために、側面が網目状になっている管形状をしたステントをカテーテルを用いて体腔内に埋め込んで留置する治療方法などがある。さらに、体内にとって過剰となった液体をカテーテルを介して吸引することなどがある。
上述の処置を行う上で、カテーテル先端部を目的部位まで到達させる必要がある。しかしながら、気管・消化管・血管などの生体管腔は分岐しつつ複雑に入り組んでおり、カテーテル先端部を目的部位まで到達させることは困難である。よってカテーテル先端部の湾曲方向を制御することが重要である。
これに関連する技術として、下記の特許文献1には、先端部にピストンチャンバーを備えたハウジングを有するカテーテルが記載されている。この技術によれば、ピストンチャンバー内に設けられたピストンが、ハウジングに対して長さ方向に移動することによって、カテーテル先端部を湾曲させる。また、下記の特許文献2には、第1の引張ワイヤアンカー及び第2の引張ワイヤアンカーが連結される制御ハンドルと当該制御ハンドルの長さ方向の移動を制御する親指制御部とを有するカテーテルが記載されている。この技術によれば、親指制御部を押圧し制御ハンドルを長さ方向に移動することによって、カテーテル先端部を湾曲させる。
米国特許第34502号明細書 特開2000−312720号公報
しかしながら、特許文献1、2の技術では、カテーテル先端部を湾曲させる際、ピストンまたは制御ハンドルといった比較的大きな部材を移動させる必要があり、カテーテル先端部の湾曲操作の操作性が悪いという問題がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、比較的大きな部材を移動させることなく、カテーテル先端部の湾曲操作を容易に行うことのできる操作部材を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明に係る操作部材は、医療用長尺体を軸周りに回転させ、かつ当該医療用長尺体の少なくとも一部を軸方向と交差する方向に湾曲させるための操作部材であって、前記医療用長尺体に固定され、前記医療用長尺体を軸周りに回転させる回転操作部と、前記医療用長尺体に固定された牽引ワイヤと、前記牽引ワイヤが接続され、当該牽引ワイヤを牽引することによって前記医療用長尺体の少なくとも一部を軸方向と交差する方向へ湾曲させる牽引操作部と、前記医療用長尺体の軸周りに回転可能に設けられ、前記牽引操作部を牽引動作が可能な状態で支持する支持部と、前記回転操作部と前記支持部とを連結し、前記回転操作部の回転に伴って前記支持部及び前記牽引操作部を前記医療用長尺体の軸周りに回転させる連結部と、前記回転操作部と前記支持部との間に配置されることによって軸方向の移動を制限され、前記回転操作部及び前記支持部に対し独立して回動自在に設けられた把持部と、を有する操作部材である。
上記のように構成された操作部材であれば、牽引操作部を操作することによってカテーテル先端部の湾曲操作が可能である。よって、比較的大きな部材を移動させることなく、カテーテル先端部の湾曲操作を容易に行うことができる。
本発明の第1実施形態に係る医療用器具を示す概略構成図である。 第1実施形態に係る医療用器具を示す正面断面図である。 図1の3−3線に沿う断面図である。 図1の4−4線に沿う断面図である。 図1の5−5線に沿う断面図である。 ガイディングカテーテル先端部を上向きに湾曲させたときの医療用器具を示す概略構成図である。 ガイディングカテーテル先端部を下向きに湾曲させたときの医療用器具を示す概略構成図である。 第2実施形態に係る医療用器具を示す概略構成図である。 第2実施形態に係る牽引操作部を示す概略構成図である。 ガイディングカテーテル先端部を上向きに湾曲させたときの第2実施形態の医療用器具を示す概略構成図である。 ガイディングカテーテル先端部を下向きに湾曲させたときの第2実施形態の医療用器具を示す概略構成図である。 本発明の改変例に係る医療用器具を示す概略構成図である。 本発明の他の改変例に係る医療用器具を示す概略構成図である。 本発明のさらに他の改変例に係る医療用器具の牽引操作部を示す概略構成図である。
<第1実施形態>
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。なお、図面の寸法比率は、説明の都合上、誇張されて実際の比率とは異なる場合がある。また、以下の説明において、デバイスの手元操作部側を「基端側」、生体管腔内へ挿通される側を「先端側」と称する。
本発明の第1実施形態に係る医療用器具1の構成について説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る医療用器具1を示す概略構成図である。図2は、第1実施形態に係る医療用器具1を示す正面断面図である。図3は、図1の3−3線に沿う断面図である。図4は、図1の4−4線に沿う断面図である。図5は、図1の5−5線に沿う断面図である。
図1〜5に示すように、本発明の第1実施形態に係る医療用器具1は、可撓性を有し長尺状の管であるガイディングカテーテル100と、ガイディングカテーテル100を軸周りに回転させ、かつガイディングカテーテル100の少なくとも一部を軸方向と交差する方向に湾曲させる操作部材2と、を有する。
ガイディングカテーテル100は、生体管腔内に挿入された後、治療を行うガイドワイヤやバルーンカテーテルなどの処置具を病変部へ案内する。ガイディングカテーテル100を形成する材料は、例えば、生体適合性に優れた、ETFE(テトラフルオロ 4 エチレンエチレン共重合体)、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等のフッ素樹脂、PE(ポリエチレン)、PP(ポリプロピレン)等のポリオレフィン、ポリアミド、ポリエステル、ポリウレタン等の熱可塑性樹脂である。また、ガイディングカテーテル100は、体内での位置確認のため、X線造影性材料を含んでもよい。また、ガイディングカテーテル100は、ガイディングカテーテル胴部110(胴部)と、ガイディングカテーテル先端部120(先端部)と、ワーキングルーメン130と、を有する。
ガイディングカテーテル胴部110は、後述する回転操作部10と固定される外周111を有する。
ガイディングカテーテル先端部120は、操作部材2によって、ガイディングカテーテル100の軸方向と交差する方向に湾曲される。
ワーキングルーメン130は、ガイディングカテーテル胴部110の基端側から後述する支持部40にかけて延在するように設けられ、ガイディングカテーテル100を生体管腔内に挿入した後に、上述の処置具をガイディングカテーテル100内へ案内する。
操作部材2は、ガイディングカテーテル100を軸周りに回転させ、かつガイディングカテーテル100の少なくとも一部を軸方向と交差する方向に湾曲させるための操作部材2であって、ガイディングカテーテル100に固定され、ガイディングカテーテル100を軸周りに回転させる回転操作部10と、ガイディングカテーテル100に固定された牽引ワイヤ20と、牽引ワイヤ20が接続され、牽引ワイヤ20を牽引することによってガイディングカテーテル100の少なくとも一部を軸方向と交差する方向へ湾曲させる牽引操作部30と、ガイディングカテーテル100の軸周りに回転可能に設けられ、牽引操作部30を牽引動作が可能な状態で支持する支持部40と、回転操作部10と支持部40とを連結し、回転操作部10の回転に伴って支持部40及び牽引操作部30をガイディングカテーテル100の軸周りに回転させる連結部50と、回転操作部10と支持部40との間に配置されることによって軸方向の移動を制限され、回転操作部10及び支持部40に対し独立して回動自在に設けられた把持部60と、を有する。
回転操作部10は、ガイディングカテーテル100を回転させる。回転操作部10は、ガイディングカテーテル100の延在方向(以下X方向と称する)に貫通孔10aを有する中空部材であって、回転凹部11と、回転連結面12と、を有する。
貫通孔10aは、ガイディングカテーテル100が挿入される貫通孔である。貫通孔10aにガイディングカテーテル100が挿入され、回転操作部10の貫通孔10aとガイディングカテーテル100の外周111とが固定される。このため、回転操作部10をX軸周りに回転することによって、回転操作部10の回転に伴ってガイディングカテーテル100がX軸周りに回転する。なお、固定方法は特に限定されず、例えば接着剤や半田付けにより接着することができる。
回転凹部11は、回転操作部10のX方向の中央近傍にX方向の軸周りに沿って設けられ、後述する把持部60の把持凸部61を回動自在に保持する。
回転連結面12は、回転操作部10の基端側に設けられ、連結部50と連結される。なお、連結方法は特に限定されず、例えば接着剤や半田付けにより接着することができる。
牽引ワイヤ20は、ガイディングカテーテル先端部120を湾曲させる。牽引ワイヤ20は、図5に示すように、ガイディングカテーテル先端部120の軸直交断面(図1の5−5線に沿う断面)において対向する位置にそれぞれ固定される第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22を有する。第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22はそれぞれ、ガイディングカテーテル先端部120に接着剤Sによって固定される。固定方法は接着剤に限らない。なお、牽引ワイヤ20は例えば0.1mm程度の外径を有し、ステンレス等の金属材料、ニッケルチタン等の超弾性材料や樹脂材料等によって形成されるが、これらに限られない。
牽引操作部30は、牽引ワイヤ20をガイディングカテーテル100の軸方向と交差する方向へ牽引する。牽引操作部30は、本体部31と、規制部材32と、を有する。
本体部31は、回転動作によって牽引ワイヤ20を牽引する。本体部31は、図1に示すように、球体の形状を有し、接続点31a、31bにおいて第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22とそれぞれ接続される。なお、接続方法は特に限定されず、例えば接着剤や半田付けにより接着することができる。
規制部材32は、本体部31の回転方向を規制する。規制部材32は、図4に示すように、X方向及び接続点31a、31bを結ぶ方向(以下、Z方向とする)にそれぞれ直交する方向(以下、Y方向とする)に延在して設けられる。また、規制部材32は後述する支持部40の支持凹部42に挿入されて保持される。なお、保持方法はこれに限定されない。規制部材32がY方向に延在して設けられるため、本体部31はY軸周りに回転される。なお、本体部31は球体であったが、これに限られず、円板やダイアル等であってもよい。
支持部40は、牽引操作部30を回転動作が可能な状態で支持する。支持部40は、貫通孔40a及び支持孔40bを有する中空部材であって、支持凸部41と、支持凹部42と、支持連結面43と、を有する。
貫通孔40aは、ワーキングルーメン130が挿入される貫通孔である。貫通孔40aは、図4に示すように、本体部31の回転方向を明確にするために、本体部31の中心から本体部31の回転方向(Z方向)に設けられていることが好ましいが、これに限られない。
支持孔40bは、牽引操作部30を支持するための孔である。支持孔40b側の支持部40の内周面には、牽引操作部30をY軸周りに回転させたときの牽引ワイヤ20と支持部40との干渉を防ぐために、Y軸周りに溝が設けられてもよい。この溝は牽引操作部30側にあっても良い。
支持凸部41は、図2に示すように、支持部40のX方向の中央近傍にX方向の軸周りに沿って設けられ、後述する把持部60の把持凹部62を回動自在に保持する。なお、図1では明瞭化のため支持凸部41を省略している。
支持凹部42は、図4に示すように、Y方向に2箇所設けられており、それぞれに規制部材32が挿入され固定される。
支持連結面43は、図2に示すように、支持部40の先端側に設けられ、連結部50と連結される。
連結部50は、回転操作部10と支持部40とを連結し、回転操作部10の回転運動を支持部40に伝える。連結部50は、X方向に延在する部材であって、回転操作部10と支持部40との間のYZ平面において対向する位置に2本設けられ、回転連結面12及び支持連結面43に連結される。
把持部60は、回転操作部10と支持部40とを回動自在に把持する。把持部60は、図3、4に示すように長手方向(X方向)に2分割されており、回転操作部10と支持部40とを覆うように設けられる。把持部60は、把持凸部61と把持凹部62とを有する。なお、図1では明瞭化のため把持部60を省略している。
把持凸部61は、図2に示すように、把持部60の先端側に設けられ、回転凹部11に保持される。把持凸部61のX方向の幅は回転凹部11のX方向の幅より小さく、把持凸部61における把持部60の内径は回転凹部11における回転操作部10の外径よりも大きいため、把持部60は回転操作部10に対して独立して回動自在である。
把持凹部62は、図2に示すように、把持部60の基端側に設けられ、支持凸部41に保持される。把持凹部62のX方向の幅は支持凸部41のX方向の幅より大きく、把持凹部62における把持部60の内径は支持凸部41における支持部40の外径よりも大きいため、把持部60は支持部40に対して独立して回動自在である。なお、把持部60のX方向の長さは例えば100mm〜150mm程度であって、外径は例えば25mm程度であるが、これに限られない。
次に、本発明の第1実施形態に係る医療用器具1の作用について、肺がん生検に適用するときを例にして、図6、7を参照して説明する。
まず、術者は、口腔または鼻腔から気管支鏡を挿入する。気管支鏡を挿入した後、術者は、気管支鏡のチャンネル内にガイディングカテーテル100を挿入していく。
ガイディングカテーテル先端部120が、気管支の分岐点に到達したとき、術者は把持部60を保持しつつ、X線透視下で例えば中指または薬指を用いて回転操作部10を回転して、ガイディングカテーテル100を適切な方向に回転させる。このとき、把持部60は回転操作部10に対して独立して回動自在であるため、把持部60を保持しつつ回転操作部10を回転することが可能である。
次に、術者は、X線透視下で例えば親指を用いて牽引操作部30をY軸周りに回転させることによって、牽引ワイヤ20をガイディングカテーテル100の軸方向(X方向)と交差する方向へ牽引して、ガイディングカテーテル先端部120を湾曲させる。
具体的には、図1の状態においてガイディングカテーテル先端部120をZ方向の上向きに湾曲させる場合、術者は、図6に示すように、牽引操作部30を例えば親指でY軸周りに上から下に向かって回転させる。これによって、第1ワイヤ21が基端側へ引っ張られるため、ガイディングカテーテル先端部120は上向きに湾曲する。
また、図1の状態において、ガイディングカテーテル先端部120をZ方向の下向きに湾曲させる場合、術者は、図7に示すように、牽引操作部30を例えば親指でY軸周りに下から上に向かって回転させる。これによって、第2ワイヤ22が基端側へ引っ張られるため、ガイディングカテーテル先端部120は下向きに湾曲する。
そして、気管支の分岐点に到達するごとに、上述のとおり、ガイディングカテーテル先端部120を湾曲させて、病変部までガイディングカテーテル100を到達させる。
以上のように第1実施形態によれば、牽引操作部30を回転操作することによってガイディングカテーテル先端部120の湾曲操作が可能である。よって、比較的大きな部材を移動させることなく、ガイディングカテーテル120の湾曲操作を容易に行うことができる。
また、牽引操作部30は、支持部40によって回転可能に支持された回転部材(本体部31)で構成されており、回転動作によって牽引ワイヤ20を牽引する。このため、牽引操作部30を回転操作することによって、ガイディングカテーテル先端部120が湾曲し、操作性が向上する。
また、牽引操作部30は、球体である。このため、球体を回転操作することによって、ガイディングカテーテル先端部120が湾曲し、操作性が向上する。
また、牽引操作部30は、円板であってもよい。このため、円板を回転操作することによって、ガイディングカテーテル先端部120が湾曲し、操作性が向上する。
また、牽引操作部30を回転して、牽引ワイヤ20をガイディングカテーテル100の軸方向(X方向)と交差する方向へ牽引することによってガイディングカテーテル100を湾曲させる。このため、本体部31の接線方向に牽引ワイヤ20を牽引することができ、接続点31a、31bにおいて接続された牽引ワイヤ20と牽引操作部30とが外れにくくなる。
また、牽引操作部30の回転方向を規制する規制部材32をさらに有する。このため、牽引操作部30の回転方向が規制され、操作性が向上する。
また、牽引ワイヤ20は、ガイディングカテーテル先端部120の軸直交断面において対向する位置にそれぞれ固定される第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22を有し、第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22は、牽引操作部30とそれぞれ接続される。このため、回転操作部10の回転に伴って支持部40が回転することで、ガイディングカテーテル胴部110の回転に伴ってワーキングルーメン130が回転する。よって、ガイディングカテーテル胴部110とワーキングルーメン130がねじれることなく、ガイディングカテーテル100を回転することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態を説明する。第1実施形態と共通する部分は説明を省略し、第2実施形態のみに特徴のある箇所について説明する。
図8は、本発明の第2実施形態に係る医療用器具5を示す概略構成図である。図9は、第2実施形態に係る牽引操作部70を示す概略構成図である。なお、図8では明瞭化のため支持凸部などを省略している。
本発明の第2実施形態に係る医療用器具5の操作部材6は、図8、9に示すように、牽引ワイヤ20が接続され、牽引ワイヤ20を牽引することによってガイディングカテーテル100の少なくとも一部を軸方向と交差する方向へ湾曲させる牽引操作部70と、ガイディングカテーテル100の軸周りに回転可能に設けられ、牽引操作部70を牽引動作が可能な状態で支持する支持部80と、を有する。なお、その他の構成は第1実施形態と同様である。
牽引操作部70は、牽引ワイヤ20をガイディングカテーテル100の軸方向へ牽引することによってガイディングカテーテル先端部120を湾曲させる。牽引操作部70は、第1操作部71と、第2操作部72と、第1引掛部73と、第2引掛部74と、を有する。
第1操作部71及び第2操作部72は、並進動作によって、それぞれ第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22をそれぞれ牽引する。第1操作部71及び第2操作部72は、X方向に延在する円柱形状を有し、後述する支持部80の貫通孔80aにスライド可能に設けられている。第1操作部71及び第2操作部72は、それぞれ接続点71a、72aにおいてそれぞれ第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22と接続する。
第1引掛部73及び第2引掛部74は、門型形状を有し、それぞれ第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22を引掛ける。第1引掛部73及び第2引掛部74は、後述する支持部80の支持連結面83上に、牽引ワイヤ20が移動可能に設けられている。第1引掛部73及び第2引掛部74には、牽引ワイヤ20の牽引をガイドするための溝部や滑車などが設けられてもよい。
支持部80は、牽引操作部70を並進動作が可能な状態で支持する。支持部80は、2つの貫通孔80aを有する中空部材であって、支持連結面83を有する。
2つの貫通孔80aは、第1操作部71及び第2操作部72がそれぞれスライド可能に挿入される貫通孔である。
支持連結面83は、支持部80の先端側に設けられ、連結部50と連結される。また、支持連結面83上には、第1引掛部73及び第2引掛部74が設けられている。
次に、本発明の第2実施形態に係る医療用器具5の作用について、図10、11を参照して説明する。ここではガイディングカテーテル先端部120の湾曲方法についてのみ説明する。
術者は、X線透視下で牽引操作部70を先端側に並進移動させて、牽引ワイヤ20をガイディングカテーテル100の軸方向(X方向)へ牽引することによってガイディングカテーテル先端部120を湾曲させる。
具体的には、図8の状態において、ガイディングカテーテル先端部120をZ方向の上向きに湾曲させる場合、術者は、図10に示すように、例えば親指で第1操作部71を先端側に押す。これによって、接続点71aにおける第1ワイヤ21は先端側へ移動し、ガイディングカテーテル先端部120近傍における第1ワイヤ21は、第1引掛部73を介して基端側へ引っ張られる。このため、ガイディングカテーテル先端部120は上向きに湾曲する。
また、図8の状態において、ガイディングカテーテル先端部120をZ方向の下向きに湾曲させる場合、術者は、図11に示すように、例えば親指で第2操作部72を先端側に押す。これによって、接続点72aにおける第2ワイヤ22は先端側へ移動し、ガイディングカテーテル先端部120近傍における第2ワイヤ22は、第2引掛部74を介して基端側へ引っ張られる。このため、ガイディングカテーテル先端部120は下向きに湾曲する。
以上のように第2実施形態によれば、牽引操作部70を並進操作することによってガイディングカテーテル先端部120の湾曲操作が可能である。よって、比較的大きな部材を移動させることなく、ガイディングカテーテル120の湾曲操作を容易に行うことができる。
(改変例)
本発明に係る第1実施形態では、第1ワイヤ21及び第2ワイヤ22をそれぞれ牽引して、ガイディングカテーテル先端部120を湾曲させた。しかしながらこれに限られず、図12に示すように、本体部31のZ方向に設けられた貫通孔35aに挿通された1本の牽引ワイヤ90を牽引操作部30によって牽引して、ガイディングカテーテル先端部120を湾曲させてもよい。
また、本発明に係る第1実施形態では、規制部材32がY軸方向に延在して設けられ、本体部31がY軸周りに回転した。しかしながらこれに限られず、図13に示すように、規制部材33が本体部31の先端側に設けられてもよい。さらにこのとき、牽引ワイヤ20の数を増やしてもよい(なお、図13では牽引ワイヤ20は2本)。これによって、ガイディングカテーテル先端部120を3つ以上の向きに湾曲させることが可能となり、操作性が向上する。
また、本発明に係る第2実施形態では、牽引操作部70は、第1引掛部73及び第2引掛部74を介して、牽引ワイヤ20を牽引した。しかしながらこれに限られず、図14に示すように、第1操作部71及び第2操作部72に設けられた親指引掛部75に例えば親指を引掛けて、第1操作部71及び第2操作部72を先端側から基端側に移動させて、ガイディングカテーテル先端部120を湾曲させてもよい。
また、本発明に係る第1、2実施形態では、操作部材2、6はガイディングカテーテル100の操作部材として用いられた。しかしながらこれに限られず、カテーテル、生検針、鉗子、センサーまたは内視鏡の操作部材として用いられてもよい。
また、本発明に係る第1、2実施形態では、操作部材2、6は肺がんの生検に適用された。しかしながらこれに限られず、操作部材2、6は肺がんの治療や血管の狭窄部の治療、消化管の生検や治療等に適用されてもよい。
1、5 医療用器具、
2、6 操作部材、
10 回転操作部、
20、90 牽引ワイヤ、
21 第1ワイヤ、
22 第2ワイヤ、
30、70 牽引操作部、
32、33 規制部材、
40、80 支持部、
50 連結部、
60 把持部、
100 ガイディングカテーテル、
110 ガイディングカテーテル胴部(胴部)、
120 ガイディングカテーテル先端部(先端部)、
130 ワーキングルーメン。

Claims (8)

  1. 医療用長尺体を軸周りに回転させ、かつ当該医療用長尺体の少なくとも一部を軸方向と交差する方向に湾曲させるための操作部材であって、
    前記医療用長尺体に固定され、前記医療用長尺体を軸周りに回転させる回転操作部と、
    前記医療用長尺体に固定された牽引ワイヤと、
    前記牽引ワイヤが接続され、当該牽引ワイヤを牽引することによって前記医療用長尺体の少なくとも一部を軸方向と交差する方向へ湾曲させる牽引操作部と、
    前記医療用長尺体の軸周りに回転可能に設けられ、前記牽引操作部を牽引動作が可能な状態で支持する支持部と、
    前記回転操作部と前記支持部とを連結し、前記回転操作部の回転に伴って前記支持部及び前記牽引操作部を前記医療用長尺体の軸周りに回転させる連結部と、
    前記回転操作部と前記支持部との間に配置されることによって軸方向の移動を制限され、前記回転操作部及び前記支持部に対し独立して回動自在に設けられた把持部と、
    を有する操作部材。
  2. 前記牽引操作部は、前記支持部によって回転可能に支持された回転部材で構成されており、回転動作によって前記牽引ワイヤを牽引する、請求項1に記載の操作部材。
  3. 前記牽引操作部は、球体である請求項1または2に記載の操作部材。
  4. 前記牽引操作部は、円板である請求項1または2に記載の操作部材。
  5. 前記牽引操作部を回転して、前記牽引ワイヤを前記医療用長尺体の軸方向と交差する方向へ牽引することによって当該医療用長尺体を湾曲させる請求項2〜4のいずれか1項に記載の操作部材。
  6. 前記牽引操作部の回転方向を規制する規制部材をさらに有する請求項2〜5のいずれか1項に記載の操作部材。
  7. 前記牽引ワイヤは、前記医療用長尺体の先端部の軸直交断面において対向する位置にそれぞれ固定される第1ワイヤ及び第2ワイヤを有し、
    前記第1ワイヤ及び前記第2ワイヤは、前記牽引操作部とそれぞれ接続される請求項1〜6のいずれか1項に記載の操作部材。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の操作部材と、
    前記回転操作部と固定される胴部、前記牽引操作部によって湾曲される先端部、及び前記胴部から前記支持部にかけて延在するワーキングルーメンを備える前記医療用長尺体と、を有する医療用器具。
JP2012104094A 2012-04-27 2012-04-27 操作部材 Pending JP2015130898A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012104094A JP2015130898A (ja) 2012-04-27 2012-04-27 操作部材
US14/397,409 US9233227B2 (en) 2012-04-27 2013-04-22 Operating member
PCT/JP2013/061794 WO2013161764A1 (ja) 2012-04-27 2013-04-22 操作部材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012104094A JP2015130898A (ja) 2012-04-27 2012-04-27 操作部材

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015130898A true JP2015130898A (ja) 2015-07-23

Family

ID=49483077

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012104094A Pending JP2015130898A (ja) 2012-04-27 2012-04-27 操作部材

Country Status (3)

Country Link
US (1) US9233227B2 (ja)
JP (1) JP2015130898A (ja)
WO (1) WO2013161764A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101929318B1 (ko) 2017-03-16 2018-12-18 주식회사 지에스엠티 워킹채널 내 도구 정렬기능을 갖는 카테터

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015130898A (ja) 2012-04-27 2015-07-23 テルモ株式会社 操作部材
US10799677B2 (en) 2016-03-21 2020-10-13 Edwards Lifesciences Corporation Multi-direction steerable handles for steering catheters
US10799676B2 (en) * 2016-03-21 2020-10-13 Edwards Lifesciences Corporation Multi-direction steerable handles for steering catheters
US11219746B2 (en) 2016-03-21 2022-01-11 Edwards Lifesciences Corporation Multi-direction steerable handles for steering catheters
NL2019146B1 (en) * 2017-06-29 2019-01-14 Deam Holding B V Medical device with flexible tip
US11040174B2 (en) * 2017-09-19 2021-06-22 Edwards Lifesciences Corporation Multi-direction steerable handles for steering catheters

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4960134A (en) 1988-11-18 1990-10-02 Webster Wilton W Jr Steerable catheter
US5891088A (en) * 1990-02-02 1999-04-06 Ep Technologies, Inc. Catheter steering assembly providing asymmetric left and right curve configurations
US6203507B1 (en) 1999-03-03 2001-03-20 Cordis Webster, Inc. Deflectable catheter with ergonomic handle
US6183435B1 (en) 1999-03-22 2001-02-06 Cordis Webster, Inc. Multi-directional steerable catheters and control handles
JP4877547B2 (ja) 2006-09-14 2012-02-15 有限会社リバー精工 心臓カテーテル
JP2010094484A (ja) 2008-10-20 2010-04-30 River Seiko:Kk カテーテルの湾曲操作装置
JP2015130898A (ja) 2012-04-27 2015-07-23 テルモ株式会社 操作部材

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101929318B1 (ko) 2017-03-16 2018-12-18 주식회사 지에스엠티 워킹채널 내 도구 정렬기능을 갖는 카테터

Also Published As

Publication number Publication date
US20150080792A1 (en) 2015-03-19
US9233227B2 (en) 2016-01-12
WO2013161764A1 (ja) 2013-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2013161764A1 (ja) 操作部材
JP5362708B2 (ja) 可撓性内視鏡
CN105682729B (zh) 具有带槽的可操控管的柔性器械
JP6026513B2 (ja) 展開カテーテル
US20160096004A1 (en) Steerable Catheter With Flexing Tip Member
CN105903117B (zh) 导管
CN111248947A (zh) 可调弯活检针及活检***
WO2014112438A1 (ja) 処置具
JP6214464B2 (ja) 内視鏡システム
JP2007301360A (ja) 処置具挿脱用補助装置
JP2012513286A (ja) 超音波視覚化内視鏡用アクセス装置
JP2010527653A (ja) トルクに強い連接する中空デバイス
JPWO2012039199A1 (ja) 湾曲カテーテル
JP2009112538A (ja) 内視鏡用処置具
US8915836B2 (en) Endoscope, guide unit, guide wire, medical-device guiding system, and medical-device guiding method
JP2013252338A (ja) 医療用処置部材
JP3775831B2 (ja) カテーテルチューブ
US11504501B2 (en) Steerable medical instrument
JP6705812B2 (ja) 介入処置を実行するための介入装置
JPWO2018163410A1 (ja) ガイドワイヤ把持具
JP2010227458A (ja) ガイドワイヤの絡まり解除装置
JP5781249B2 (ja) 医療器具
JP2011212316A (ja) 湾曲挿入補助具及び挿入経路確保装置
JP3780066B2 (ja) 医療用チューブ
JP2019503734A (ja) 固定ガイドワイヤ