JP2015125364A - レンズ駆動装置及び撮像装置 - Google Patents

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【課題】レンズ駆動装置の構造の簡素化、部品点数の削減、小型化等を図る。【解決手段】第1ガイド軸31及び第2ガイド軸2、第1可動レンズ枠40及び第2可動レンズ枠50、第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠を駆動する駆動機構を備え、第1可動レンズ枠40は、第1ガイド軸を摺動自在に嵌合させる第1筒状被ガイド部42及び光軸に垂直な面内での回転を規制する第1回転規制部43を含み、第2可動レンズ枠50は、第2ガイド軸を摺動自在に嵌合させる第2筒状被ガイド部52及び光軸に垂直な面内での回転を規制する第2回転規制部53を含み、第1回転規制部43は、第2筒状被ガイド部52に対して光軸方向に相対的に移動自在に係合し、第2回転規制部53は、第1筒状被ガイド部42に対して光軸方向に相対的に移動自在に係合する。これにより、小型化等を達成しつつ可動レンズ枠を光軸方向に高精度に移動させることができる。【選択図】図7

Description

本発明は、レンズを保持した可動レンズ枠を光軸方向に駆動するレンズ駆動装置及び撮像装置に関し、特に、コンパクトなデジタルカメラ等に搭載可能であり、光軸方向に相対的に移動する少なくとも二つの可動レンズ枠を備えたレンズ駆動装置及びそれを用いた撮像装置に関する。
従来のレンズ駆動装置としては、収容空間を画定する筐体、光軸方向に伸長するように筐体に平行に配置して固定された第1ガイド軸及び第2ガイド軸、レンズ(第1の変倍レンズ)を保持し光軸方向に駆動される第1可動レンズ枠(保持枠)、レンズ(第2の変倍レンズ)を保持し光軸方向に駆動される第2可動レンズ枠(保持枠)、及びその他のレンズ枠(フォーカスレンズ枠)等を備え、第1可動レンズ枠が、第1ガイド軸を通す嵌合孔(ガイド穴)を画定する筒状被ガイド部及び第2ガイド軸を挟み込むU字状の回転規制部(ガイド押え部)を有し、第2可動レンズ枠が、第1ガイド軸を通す嵌合孔(ガイド穴)を画定する筒状被ガイド部及び第2ガイド軸を挟み込むU字状の回転規制部(ガイド押え部)を有し、第2ガイド軸により、第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠が光軸に垂直な面内で回転するのを規制しつつ、第1ガイド軸により、第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠を光軸方向にガイドするようにした、結像光学系組立体が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、このレンズ駆動装置においては、第1可動レンズ枠の筒状被ガイド部と第2可動レンズ枠の筒状被ガイド部とが、一つの第1ガイド軸に嵌合されて光軸方向に配列されているため、光軸に対する傾きを防止しつつ光軸方向への案内精度を高めるべく第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠の筒状被ガイド部(嵌合孔の嵌合長さ)を比較的長く形成すると、第1可動レンズ枠の光軸方向への所定量の移動と第2可動レンズ枠の光軸方向への所定量の移動を両立させることが困難であり、一方、それぞれの移動量を両立させるべく第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠の筒状被ガイド部(嵌合孔の嵌合長さ)を短くすると、光軸方向への案内精度が低下し光軸に対する傾きを生じる虞がある。
特開2011−232438号公報
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化、小型化等を図りつつ、複数の可動レンズ枠を光軸方向に高精度に移動させることができるレンズ駆動装置及び撮像装置を提供することにある。
本発明のレンズ駆動装置は、光軸方向に伸長するように平行に配置された第1ガイド軸及び第2ガイド軸と、光軸方向にそれぞれ移動自在に支持される第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠と、第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠を光軸方向にそれぞれ駆動する駆動機構を備え、上記第1可動レンズ枠は、第1ガイド軸を摺動自在に嵌合させる第1筒状被ガイド部と、光軸に垂直な面内での回転を規制する第1回転規制部を含み、上記第2可動レンズ枠は、第2ガイド軸を摺動自在に嵌合させる第2筒状被ガイド部と、光軸に垂直な面内での回転を規制する第2回転規制部を含み、第1回転規制部は、第2筒状被ガイド部に対して光軸方向に相対的に移動自在に係合し、第2回転規制部は、第1筒状被ガイド部に対して光軸方向に相対的に移動自在に係合する、ことを特徴としている。
この構成によれば、第1可動レンズ枠は、第1回転規制部が第2ガイド軸にガイドされる第2可動レンズ枠の第2筒状被ガイド部により回転を規制されつつ、第1筒状被ガイド部が第1ガイド軸にガイドされ、第2可動レンズ枠は、第2回転規制部が第1ガイド軸にガイドされる第1可動レンズ枠の第1筒状被ガイド部により回転を規制されつつ、第2筒状被ガイド部が第2ガイド軸にガイドされる。
すなわち、第1ガイド軸上には、第1可動レンズ枠の第1筒状被ガイド部のみが摺動自在に嵌合され、第2ガイド軸上には、第2可動レンズ枠の第2筒状被ガイド部のみが摺動自在に嵌合されるため、第1筒状被ガイド部及び第2筒状被ガイド部の嵌合長さを長くしつつそれぞれの光軸方向における移動量を確保することができ、それ故に、光軸方向における小型化を達成しつつ、第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠を傾かないように光軸方向に高精度に移動させることができる。
上記構成において、第1筒状被ガイド部及び第2筒状被ガイド部は、それぞれ円筒状の外周面を有し、第1回転規制部は、第2筒状被ガイド部の外周面を挟み込むように略U字状に形成され、第2回転規制部は、第1筒状被ガイド部の外周面を挟み込むように略U字状に形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、第1可動レンズ枠の第1回転規制部が第2可動レンズ枠の第2筒状被ガイド部の外周面を挟むように係合し、又、第2可動レンズ枠の第2回転規制部が第1可動レンズ枠の第1筒状被ガイド部の外周面を挟むように係合するため、第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠は光軸に垂直な面内において一方向及び他方向のいずれの回転も規制され、それ故に、第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠を光軸方向にのみ高精度に移動させることができる。
上記構成において、第1可動レンズ枠と第2可動レンズ枠の間には、光軸方向において付勢力を及ぼす付勢バネが配置されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、可動な第1可動レンズ枠と第2可動レンズ枠の間に付勢バネを配置することで、第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠の光軸方向におけるガタ寄せを行うことができ、又、付勢バネも同時に光軸方向に移動するため、付勢力の変化量を小さく抑えることができ、それ故に、駆動機構により必要とされる駆動トルクを低減でき、すなわち、駆動源としてのアクチュエータ(モータ)等を小型化することができる。
上記構成において、駆動機構は、光軸方向に伸長するように第1ガイド軸に隣接して配置されて第1可動レンズ枠の噛合部に噛合する第1リードスクリューと、光軸方向に伸長するように第2ガイド軸に隣接して配置されて第2可動レンズ枠の噛合部に噛合する第2リードスクリューを含む、構成を採用することができる。
この構成によれば、第1リードスクリューが回転すると、第1可動レンズ枠が第1ガイド軸にガイドされつつ光軸方向に駆動され、第2リードスクリューが回転すると、第2可動レンズ枠が第2ガイド軸にガイドされつつ光軸方向に駆動される。
ここで、第1リードスクリューが第1ガイド軸に隣接して配置され、第2リードスクリューが第2ガイド軸に隣接して配置されているため、第1可動レンズ枠の噛合部から第1筒状被ガイド部までの腕長さ及び第2可動レンズ枠の噛合部から第2筒状被ガイド部までの腕長さをそれぞれ短く設定することができ、それ故に、第1ガイド軸及び第2ガイド軸を支点とした曲げモーメントを小さくすることができ、第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠の傾きを防止しつつ光軸方向により高精度に移動させることができる。
上記構成において、光軸方向において第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠の前方に配置されるプリズムと、第1可動レンズ枠、第2可動レンズ枠、プリズムを収容する空間を形成するケース本体と、ケース本体の開口部を覆うべく結合されるケースカバーを含み、ケースカバーは、プリズムの入射面を露出させる開口部と、プリズムを固定するフック部を有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、プリズム、第1可動レンズ枠、第2可動レンズ枠が(他のレンズを備える構成の場合はそれらのレンズも含めて)、ケース本体に収容された後に、ケースカバーにより覆われて組み付けられ、被写体光は、ケースカバーの開口部により露出するプリズムの入射面から進入して屈曲させられ、下流側に位置する第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠の各レンズを通過する(又、プリズムの下流側に別のレンズが配置される場合は、それらのレンズも通過する)ように導かれる。
ここで、ケースカバーが、プリズムの有効入射面を規定すると共に、プリズムを固定するフック部を有するため、構造の簡素化、部品点数の削減等を達成しつつ、容易に組付け作業を行うことができる。
本発明の撮像装置は、上記に記載のいずれかの構成をなすレンズ駆動装置と、光軸方向において第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠の後方に配置された撮像素子と、を少なくとも備えた、ことを特徴としている。
この構成によれば、上記構成をなすレンズ駆動装置を備えた撮像装置とすることで、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化、小型化等を達成しつつ、レンズの駆動に伴う傾き等のない高精度な撮影が可能な撮像装置を得ることができる。
上記構成をなすレンズ駆動装置によれば、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化、小型化等を達成しつつ、複数の可動レンズ枠を光軸方向に高精度に移動させることができるレンズ駆動装置及びこのレンズ駆動装置を備えた撮像装置を得ることができる。
本発明に係るレンズ駆動装置を含む撮像装置を搭載したカメラを示す外観斜視図である。 本発明に係るレンズ駆動装置の一実施形態を示す平面図である。 図2に示すレンズ駆動装置において、ケースカバーを取り除き、第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠が望遠撮影位置(テレ)に位置する状態を示す平面図である。 図2に示すレンズ駆動装置において、ケースカバーを取り除き、第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠が広角撮影位置(ワイド)に位置する状態を示す平面図である。 図4に示すレンズ駆動装置において、第1可動レンズ枠の第1筒状被ガイド部と第2可動レンズ枠の第2回転規制部の係合関係を示す断面図である。 図3に示すレンズ駆動装置において、第1可動レンズ枠の第1回転規制部と第2可動レンズ枠の第2筒状被ガイド部の係合関係を示す断面図である。 図2に示すレンズ駆動装置において、第1可動レンズ枠(の第1筒状被ガイド部及び第1回転規制部)と第2可動レンズ枠(の第2筒状被ガイド部及び第2回転規制部)の関係を示す斜視図である。 図4に示すレンズ駆動装置において、プリズム、固定レンズ、第1可動レンズ枠、第2可動レンズ枠、固定レンズの関係を示す断面図である。 図3に示すレンズ駆動装置において、プリズム、固定レンズ、第1可動レンズ枠、第2可動レンズ枠、固定レンズの関係を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
このレンズ駆動装置は、図1に示すように、撮像素子を含む撮像装置として薄型のデジタルカメラC等に搭載されるものであり、図2ないし図9に示すように、内部空間を画定する箱状のケース本体10、ケース本体10の開口部11を覆うケースカバー20、ケース本体10に固定された第1ガイド軸31及び第2ガイド軸32、レンズG2,G3を保持する第1可動レンズ枠40、レンズG4,G5を保持する第2可動レンズ枠50、付勢バネ60、駆動機構としての第1リードスクリュー70及び第1駆動モータ71、駆動機構としての第2リードスクリュー80及び第2駆動モータ81、プリズムP、固定レンズG1、固定レンズG6等を備えている。
ケース本体10は、図5ないし図9に示すように、光軸L1方向の厚さ寸法が薄くて扁平でかつ光軸L1に垂直な光軸L2方向に長尺な略矩形をなす形状に形成されており、内部空間を開放する開口部11、プリズムPを固定する固定部12、第1ガイド軸31を嵌合して固定する2つの嵌合孔13,13、第2ガイド軸32を嵌合して固定する2つの嵌合孔14,14、固定レンズG1を固定する固定部15、固定レンズG6を固定する固定部16、第1駆動モータ71を固定する固定部17a及び第1リードスクリュー70の先端部を支持する支持部17b、第2駆動モータ81を固定する固定部18a及び第2リードスクリュー80の先端部を支持する支持部18b、撮像素子90を連結する後端壁19等を備えている。
開口部11は、図3及び図4に示すように、ケースカバー20を締結するためのネジ等を捩じ込むネジ穴11a等を備えている。
ケースカバー20は、図2に示すように、薄板状の金属板を用いて略矩形の平板状に形成されており、プリズムPの入射面Sを露出させる略矩形の開口部21、プリズムPをケース本体10の固定部12に対して押し付けるようにして固定する2つのフック部22等を備えている。
そして、ケース本体10内に、第1ガイド軸31、第2ガイド軸32、プリズムP、固定レンズG1、第1可動レンズ枠40、第2可動レンズ枠50、付勢バネ60、固定レンズG6等が配置された後に、開口部11を覆うと共にプリズムPをフック部22で押し付けて固定するようにして、ケース本体10にネジにより締結されるようになっている。
ここでは、ケースカバー20が、プリズムPの有効入射面を規定すると共に、プリズムPを固定するフック部22を有するため、構造の簡素化、部品点数の削減等を達成しつつ、容易に組付け作業を行うことができる。
プリズムPは、図8及び図9に示すように、光軸L1方向から入射面Sに向けて進入する被写体光を直角に曲げて光軸L2方向に導くものであり、入射面Sを開口部11側に向けてケース本体10内に収容されて固定部12に当接させられ、ケースカバー20を取り付けることにより、フック部22でプリズムPを固定部12に押し付けて固定されるようになっている。
固定レンズG1は、図8及び図9に示すように、光軸L2方向において、プリズムPと(第1可動レンズ枠40の)レンズG2,G3の間に配列されるように、ケース本体10の固定部15に嵌め込まれて固定されるようになっている。
固定レンズG6は、図8及び図9に示すように、光軸L2方向において、(第2レンズ枠50の)レンズG4,G5の後方に配列されるように、ケース本体10の固定部16に嵌め込まれて固定されるようになっている。
撮像素子90は、光軸L2方向において、固定レンズG6の後方に配置されて、ケース本体10の後端壁19に固定されるようになっている。
すなわち、撮像素子90が組み込まれることで、撮像装置を構成することになる。
第1ガイド軸31は、図3、図4、図5に示すように、円形断面をなして光軸L2方向に伸長するように形成され、ケース本体10の2つの嵌合孔13,13に嵌合して固定され、第1可動レンズ枠40の第1筒状被ガイド部42を摺動自在に嵌合させて、第1可動レンズ枠40を光軸L2方向に移動自在にガイドするようになっている。
第2ガイド軸32は、図3、図4、図6に示すように、円形断面をなして光軸L2方向に伸長するように形成され、ケース本体10の2つの嵌合孔14,14に嵌合して固定され、第2可動レンズ枠50の第2筒状被ガイド部52を摺動自在に嵌合させて、第2可動レンズ枠50を光軸L2方向に移動自在にガイドするようになっている。
第1可動レンズ枠40は、図3ないし図9に示すように、レンズG2、G3を嵌め込んで保持する保持部41、第1ガイド軸31を摺動自在に嵌合させる第1筒状被ガイド部42、第2可動レンズ枠50の第2筒状被ガイド部52に係合する第1回転規制部43、第1リードスクリュー70に噛合(又は螺合)する歯列をなす噛合部44、付勢バネ60の一端部61を当接させて受けるバネ受け部45等を備えている。
第1筒状被ガイド部42は、図7に示すように、第1ガイド軸31を隙間なく摺動自在に嵌合させる円形状の嵌合孔42a、第2可動レンズ枠50の第2回転規制部53を係合させる円筒状の外周面42bを有する。
第1回転規制部43は、図7に示すように、第2可動レンズ枠50の第2筒状被ガイド部52の外周面52bを挟み込んで光軸L2方向にのみ相対的に摺動するように略U字状に形成されている。
噛合部44は、第1リードスクリュー70に噛合して光軸L2方向への駆動力が及ぼされるものであり、部分的に噛合するように又は環状に噛合(螺合)するように形成されてもよい。
バネ受け部45は、図3及び図4に示すように、付勢バネ60の一端部61を受けて、光軸L2方向の前方Fに向けて付勢力を受けるように形成されている。
第2可動レンズ枠50は、図3ないし図9に示すように、レンズG4、G5を嵌め込んで保持する保持部51、第2ガイド軸32を摺動自在に嵌合させる第2筒状被ガイド部52、第1可動レンズ枠40の第1筒状被ガイド部42に係合する第2回転規制部53、第2リードスクリュー80に噛合(又は螺合)する歯列をなす噛合部54、付勢バネ60の他端部62を当接させて受けるバネ受け部55等を備えている。
第2筒状被ガイド部52は、図7に示すように、第2ガイド軸32を隙間なく摺動自在に嵌合させる円形状の嵌合孔52a、第1可動レンズ枠40の第1回転規制部43を係合させる円筒状の外周面52bを有する。
第2回転規制部53は、図7に示すように、第1可動レンズ枠40の第1筒状被ガイド部42の外周面42bを挟み込んで光軸L2方向にのみ相対的に摺動するように略U字状に形成されている。
噛合部54は、第2リードスクリュー80に噛合して光軸L2方向への駆動力が及ぼされるものであり、部分的に噛合するように又は環状に噛合(螺合)するように形成されてもよい。
バネ受け部55は、図3及び図4に示すように、付勢バネ60の他端部62を受けて、光軸L2方向の後方Rに向けて付勢力を受けるように形成されている。
上記第1可動レンズ枠40と第2可動レンズ枠50との関係において、第1可動レンズ枠40は、第1回転規制部43が第2ガイド軸32にガイドされる第2可動レンズ枠50の第2筒状被ガイド部52により回転を規制されつつ、第1筒状被ガイド部42が第1ガイド軸31にガイドされ、第2可動レンズ枠50は、第2回転規制部53が第1ガイド軸31にガイドされる第1可動レンズ枠40の第1筒状被ガイド部42により回転を規制されつつ、第2筒状被ガイド部52が第2ガイド軸32にガイドされるようになっている。
すなわち、第1ガイド軸31上には、第1可動レンズ枠40の第1筒状被ガイド部42のみが摺動自在に嵌合され、第2ガイド軸32上には、第2可動レンズ枠50の第2筒状被ガイド部52のみが摺動自在に嵌合されるため、第1筒状被ガイド部42及び第2筒状被ガイド部52の嵌合長さ(嵌合孔42a,52aの長さ)を長くしつつ、それぞれの光軸L2方向における移動量を確保することができる。
それ故に、光軸L2方向における小型化を達成しつつ、第1可動レンズ枠40及び第2可動レンズ枠50を傾かないように光軸L2方向に高精度に移動させることができる。
また、第1可動レンズ枠40の第1回転規制部43が第2可動レンズ枠50の第2筒状被ガイド部52の外周面52bを挟むように係合し、第2可動レンズ枠50の第2回転規制部53が第1可動レンズ枠40の第1筒状被ガイド部42の外周面42bを挟むように係合するため、第1可動レンズ枠40及び第2可動レンズ枠50が光軸L2に垂直な面内において一方向及び他方向のいずれの方向に回転するのも規制され、それ故に、第1可動レンズ枠40及び第2可動レンズ枠50を光軸L2方向にのみ高精度に移動させることができる。
付勢バネ60は、図3、図4、図8、図9に示すように、圧縮型のコイルバネであり、一端部61が第1可動レンズ枠40のバネ受け部45に当接され、他端部62が第2可動レンズ枠50のバネ受け部55に当接されて、第1可動レンズ枠40及び第2可動レンズ枠50が光軸L2方向において相対的に移動する範囲において、常に、第1可動レンズ枠40を光軸L2方向の前方Fに付勢し、第2可動レンズ枠50を光軸L方向の後方Rに付勢する付勢力を及ぼすようになっている。
このように、第1可動レンズ枠40と第2可動レンズ枠50の間に付勢バネ60を配置することで、第1可動レンズ枠40及び第2可動レンズ枠50の光軸L2方向におけるガタ寄せを行うことができ、又、付勢バネ60も同時に光軸L2方向に移動するため、付勢力の変化量を小さく抑えることができ、それ故に、駆動機構(第1駆動モータ71、第2駆動モータ81)により必要とされる駆動トルクを低減でき、第1駆動モータ71及び第2駆動モータ81の小型化等を達成することができる。
第1リードスクリュー70は、図3及び図4に示すように、光軸L2方向に伸長するように第1ガイド軸31に隣接して配置され、その付け根部がケース本体10の固定部17aに固定された第1駆動モータ71に直結され、その先端部がケース本体10の支持部17bに支持されて、第1可動レンズ枠40の噛合部44と噛合(螺合)し、回転により光軸L2方向への駆動力を及ぼすようになっている。
第1駆動モータ71は、図3及び図4に示すように、ケース本体10の外側に配置されて固定部17aに固定され、直結された第1リードスクリュー70を回転駆動するようになっている。
ここでは、第1リードスクリュー70が第1ガイド軸31に隣接して配置されているため、第1可動レンズ枠40の噛合部44から第1筒状被ガイド部42までの腕長さを短く設定することができ、それ故に、第1ガイド軸31を支点とした曲げモーメントを小さくすることができ、第1可動レンズ枠40の傾きを防止しつつ光軸L2方向により高精度に移動させることができる。
第2リードスクリュー80は、図3及び図4に示すように、光軸L2方向に伸長するように第2ガイド軸32に隣接して配置され、その付け根部がケース本体10の固定部18aに固定された第2駆動モータ81に直結され、その先端部がケース本体10の支持部18bに支持されて、第2可動レンズ枠50の噛合部54と噛合(螺合)し、回転により光軸L2方向への駆動力を及ぼすようになっている。
第2駆動モータ81は、図3及び図4に示すように、ケース本体10の外側に配置されて固定部18aに固定され、直結された第2リードスクリュー80を回転駆動するようになっている。
ここでは、第2リードスクリュー80が第2ガイド軸32に隣接して配置されているため、第2可動レンズ枠50の噛合部54から第2筒状被ガイド部52までの腕長さを短く設定することができ、それ故に、第2ガイド軸32を支点とした曲げモーメントを小さくすることができ、第2可動レンズ枠50の傾きを防止しつつ光軸l2方向により高精度に移動させることができる。
次に、上記構成をなすレンズ駆動装置の動作について説明する。
第1駆動モータ71が起動して第1リードスクリュー70が一方向(他方向)に回転すると、噛合部44を介して光軸L2方向の後方R(前方F)に向かう駆動力が及ぼされ、第1可動レンズ枠40は、第1回転規制部43が第2ガイド軸32によりガイドされる第2可動レンズ枠50の第2筒状被ガイド部52により光軸L2に垂直な面内での回転が規制されつつ第1筒状被ガイド部42が第1ガイド軸31によりガイドされて、光軸L2方向の後方R(前方F)に移動する。
一方、第2駆動モータ81が起動して第2リードスクリュー80が一方向(他方向)に回転すると、噛合部54を介して光軸L2方向の後方R(前方F)に向かう駆動力が及ぼされ、第2可動レンズ枠50は、第2回転規制部53が第1ガイド軸31によりガイドされる第1可動レンズ枠40の第1筒状被ガイド部42により光軸L2に垂直な面内での回転が規制されつつ第2筒状被ガイド部52が第2ガイド軸32によりガイドされて、光軸L2方向の後方R(前方F)に移動する。
ここで、第1駆動モータ71及び第2駆動モータ81が適宜回転制御されることにより、図3、図6、図9に示すように、第1可動レンズ枠40及び第2可動レンズ枠50が共に光軸L2方向の前方Fに移動して、望遠撮影位置に至り、一方、図4、図5、図8に示すように、第1可動レンズ枠40及び第2可動レンズ枠50が共に光軸L2方向の後方Rに移動して、広角撮影位置に至る。
このような動作において、第1回転規制部43は常に第2筒状被ガイド部52の外周面52bに係合し、第2回転規制部53は常に第1筒状被ガイド部42の外周面42bに係合している。
したがって、第1可動レンズ枠40は、第1回転規制部43が第2ガイド軸32にガイドされる第2可動レンズ枠50の第2筒状被ガイド部52により回転を規制されつつ、第1筒状被ガイド部42が第1ガイド軸31にガイドされて、光軸L2方向にのみ高精度に移動させられ、又、第2可動レンズ枠50は、第2回転規制部52が第1ガイド軸31にガイドされる第1可動レンズ枠40の第1筒状被ガイド部42により回転を規制されつつ、第2筒状被ガイド部52が第2ガイド軸32にガイドされて、光軸L2方向にのみ高精度に移動させられる。
上記構成をなすレンズ駆動装置によれば、第1ガイド軸31上には、第1可動レンズ枠40の第1筒状被ガイド部42のみが摺動自在に嵌合され、第2ガイド軸32上には、第2可動レンズ枠50の第2筒状被ガイド部52のみが摺動自在に嵌合されるため、第1筒状被ガイド部42及び第2筒状被ガイド部52の嵌合長さ(嵌合孔42a,52aの長さ)を長くしつつそれぞれの光軸L2方向における移動量を確保することができ、それ故に、光軸L2方向における小型化を達成しつつ、第1可動レンズ枠40及び第2可動レンズ枠50を傾かないように光軸L2方向に高精度に移動させることができる。
上記実施形態においては、第1回転規制部43及び第2回転規制部53を略U字状に形成して、第2筒状被ガイド部52及び第2筒状被ガイド部42の外周面52b,42bを挟み込むように形成した場合を示したが、これに限定されるものではなく、第1可動レンズ枠の第1回転規制部が第2可動レンズ枠の第2筒状被ガイド部と光軸L2方向においてのみ移動自在に係合しかつ第2可動レンズ枠の第2回転規制部が第1可動レンズ枠の第1筒状被ガイド部と光軸L2方向においてのみ移動自在に係合する構成であれば、その他の形態を採用することができる。
上記実施形態においては、駆動機構として、第1リードスクリュー70、第2リードスクリュー80を含む構成を示したが、これに限定されるものではなく、その他の構成を採用してもよい。
上記実施形態においては、レンズ光学系として、プリズムP、固定レンズG1、固定レンズG6を含む構成において、本発明を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、その他のレンズ光学系を備えた構成において、本発明を採用してもよい。
上記実施形態においては、可動レンズ枠として、第1可動レンズ枠40及び第2可動レンズ枠50を備えた構成において、本発明を採用した場合を示したが、さらに他の可動レンズ枠を備えた構成において、本発明を採用してもよい。
上記実施形態においては、付勢バネとして、圧縮型の付勢バネ60を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、引張り型の付勢バネを採用してもよい。
以上述べたように、本発明のレンズ駆動装置は、構造の簡素化、部品点数の削減、低コスト化、小型化等を達成しつつ、複数の可動レンズ枠を光軸方向に高精度に移動させることができるため、小型化及び薄型化が要求されるデジタルカメラあるいはデジタルビデオカメラ、さらには携帯電話機等に搭載されるデジタルカメラ等の撮像装置として適用することができるのは勿論のこと、通常のデジタルカメラ、あるいはその他の携帯型の光学機器、さらにはこれを組み込んだパーソナルコンピュータ等においても有用である。
L1,L2 光軸
10 ケース本体
11 開口部
20 ケースカバー
21 開口部
22 フック部
31 第1ガイド軸
32 第2ガイド軸
40 第1可動レンズ枠
42 第1筒状被ガイド部
42b 外周面
43 第1回転規制部
44 噛合部
50 第2可動レンズ枠
52 第2筒状被ガイド部
52b 外周面
53 第2回転規制部
54 噛合部
60 付勢バネ
70 第1リードスクリュー(駆動機構)
80 第2リードスクリュー(駆動機構)
90 撮像素子
P プリズム
S 入射面

Claims (6)

  1. 光軸方向に伸長するように平行に配置された第1ガイド軸及び第2ガイド軸と、
    光軸方向にそれぞれ移動自在に支持される第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠と、
    前記第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠を光軸方向にそれぞれ駆動する駆動機構を備え、
    前記第1可動レンズ枠は、前記第1ガイド軸を摺動自在に嵌合させる第1筒状被ガイド部と、光軸に垂直な面内での回転を規制する第1回転規制部を含み、
    前記第2可動レンズ枠は、前記第2ガイド軸を摺動自在に嵌合させる第2筒状被ガイド部と、光軸に垂直な面内での回転を規制する第2回転規制部を含み、
    前記第1回転規制部は、前記第2筒状被ガイド部に対して光軸方向に相対的に移動自在に係合し、
    前記第2回転規制部は、前記第1筒状被ガイド部に対して光軸方向に相対的に移動自在に係合する、
    ことを特徴とするレンズ駆動装置。
  2. 前記第1筒状被ガイド部及び第2筒状被ガイド部は、それぞれ円筒状の外周面を有し、
    前記第1回転規制部は、前記第2筒状被ガイド部の外周面を挟み込むように略U字状に形成され、
    前記第2回転規制部は、前記第1筒状被ガイド部の外周面を挟み込むように略U字状に形成されている、
    ことを特徴とする請求項1に記載のレンズ駆動装置。
  3. 前記第1可動レンズ枠と第2可動レンズ枠の間には、光軸方向において付勢力を及ぼす付勢バネが配置されている、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のレンズ駆動装置。
  4. 前記駆動機構は、光軸方向に伸長するように前記第1ガイド軸に隣接して配置されて前記第1可動レンズ枠の噛合部に噛合する第1リードスクリューと、光軸方向に伸長するように前記第2ガイド軸に隣接して配置されて前記第2可動レンズ枠の噛合部に噛合する第2リードスクリューを含む、
    ことを特徴とする請求項1ないし3いずれか一つに記載のレンズ駆動装置。
  5. 光軸方向において前記第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠の前方に配置されるプリズムと、
    前記第1可動レンズ枠、前記第2可動レンズ枠、前記プリズムを収容する空間を形成するケース本体と、前記ケース本体の開口部を覆うべく結合されるケースカバーを含み、
    前記ケースカバーは、前記プリズムの入射面を露出させる開口部と、前記プリズムを固定するフック部を有する、
    ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか一つに記載のレンズ駆動装置。
  6. 請求項1ないし5いずれか一つに記載のレンズ駆動装置と、光軸方向において前記第1可動レンズ枠及び第2可動レンズ枠の後方に配置された撮像素子と、を少なくとも備えた、
    ことを特徴とする撮像装置。
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