JP2015124218A - 毛髪化粧料用組成物及びその製造方法、並びに毛髪化粧料用組成物を含有する毛髪化粧料 - Google Patents

毛髪化粧料用組成物及びその製造方法、並びに毛髪化粧料用組成物を含有する毛髪化粧料 Download PDF

Info

Publication number
JP2015124218A
JP2015124218A JP2013272346A JP2013272346A JP2015124218A JP 2015124218 A JP2015124218 A JP 2015124218A JP 2013272346 A JP2013272346 A JP 2013272346A JP 2013272346 A JP2013272346 A JP 2013272346A JP 2015124218 A JP2015124218 A JP 2015124218A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hair
composition
mass
ceramide
squalane
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013272346A
Other languages
English (en)
Inventor
利光 古澤
Toshimitsu Furusawa
利光 古澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
San Ei Kagaku Co Ltd
Original Assignee
San Ei Kagaku Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by San Ei Kagaku Co Ltd filed Critical San Ei Kagaku Co Ltd
Priority to JP2013272346A priority Critical patent/JP2015124218A/ja
Publication of JP2015124218A publication Critical patent/JP2015124218A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

【課題】セラミドを含有する場合でも、水性の化粧料に均一に混合することができ、保存安定性が高く、耐アルカリ性・耐酸性等の耐薬品性にも優れた毛髪化粧料用組成物及びその製造方法、並びに毛髪化粧料用組成物を含有する毛髪化粧料を提供する。
【解決手段】本発明の毛髪化粧料用組成物は、セラミド類、スクワラン、リン酸系界面活性剤及び水を含み、セラミドを0.01質量%以上1質量%未満、スクワランを0.1〜10質量%、リン酸系界面活性剤を2〜10質量%を含有することを特徴とする毛髪化粧料用組成物である。
【選択図】なし

Description

本発明は、毛髪化粧料用組成物及びその製造方法、並びに毛髪化粧料用組成物を含有する毛髪化粧料に関し、特に、セラミド類を含む毛髪化粧料用組成物及びその製造方法、並びに毛髪化粧料用組成物を含有する毛髪化粧料に関する。
セラミドは角質細胞間脂質の構成成分として、皮膚バリアー機能及び保湿機能に重要な役割を果たしている。
また、皮膚だけでなく毛髪にも存在していることが知られている。
しかし、毛髪の脂質成分は、パーマネントウェーブ剤や染毛剤等に含まれるアルカリ性物質により流出し易く、毛髪の損傷により毛髪のパサつきや枝毛等が問題となっている。
このため、毛髪に外部からセラミドを補充して、損傷した毛髪の柔軟性や損傷回復が期待されている。
そこで、毛髪化粧料にセラミドを配合することが試みられているが、セラミドはほとんどが油溶性であり、水溶性の化粧品基剤(溶媒)に対して著しく相溶性が低く、均一に含有させることは困難である。
特にパーマネントウェーブ剤や染毛剤、染毛料へのセラミドの配合は、製剤中の高い塩濃度、アルカリ性、酸性が影響し、セラミドが経時的に結晶化して、製剤へ安定に配合することは難しい。
従って、従来は、セラミドを配合した化粧料は、油性の化粧料であり、水性の化粧料に均一に配合させた化粧料を得ることは困難であり、かかる点に鑑みて種々の提案がなされている。
例えば、特許第4350269号(特許文献1)には、特定の構造式であらわされるセラミド類、(B)炭素数12〜24の長鎖脂肪酸、(C)非イオン界面活性剤であるポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類、および(D)水からなり、特定の構造式で表されるセラミド類を1.0〜5.0重量%含有し、イオン性界面活性剤を含有せず、該セラミド類(A)と該長鎖脂肪酸(B)の重量比がA:B=20:1〜1:3であり、該セラミド類(A)とポリオキシエチレン硬化ヒマシ油類である非イオン界面活性剤(C)の重量比がA:C=1:1〜1:10であり、水性透明であることを特徴とする化粧料添加用組成物が記載されている。
また、特開2002−338459号公報(特許文献2)には、セラミドと、HLBが9〜20の範囲にある1種以上のポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン共重合体、ポリオキシエチレンフィトステロール、ポリオキシエチレンフィトスタノール、ポリオキシエチレンコレスタノール、ポリオキシエチレンラウリルエーテルから選ばれる非イオン性界面活性剤と、液状の多価アルコールと水からなる組成物が開示されている。
現在、パーマネントウェーブ剤や染毛剤、染毛料等の毛髪化粧料に配合することができ、安定性があり耐薬品性が良好な、新規な水性のセラミド含有毛髪化粧料用組成物の開発が期待されている。
特許第4350269号公報 特開2002−338459号公報
本発明の課題は、上記の問題を解決し、セラミドを含有する場合でも、水性の化粧料に均一に混合することができ、保存安定性が高く、耐アルカリ性・耐酸性等の耐薬品性にも優れた毛髪化粧料用組成物及びその製造方法、並びに毛髪化粧料用組成物を含有する毛髪化粧料を提供することである。
上記課題を解決するために、本発明は以下のような技術的特徴を有する。
(1)セラミド類、スクワラン、リン酸系界面活性剤及び水を含み、セラミドを0.01質量%以上1質量%未満、スクワランを0.1〜10質量%、リン酸系界面活性剤を2〜10質量%を含有することを特徴とする毛髪化粧料用組成物である。
(2)上記(1)に記載の毛髪化粧料用組成物において、多価アルコール類を含有することを特徴とする。
(3)セラミド類、スクワラン、リン酸系界面活性剤及び水を含み、セラミドを0.01質量%以上1質量%未満、スクワランを0.1〜10質量%、リン酸系界面活性剤を2〜10質量%を含有することを特徴とする毛髪化粧料用組成物の製造方法であって、
セラミド類、スクワラン、リン酸系活性剤を加熱溶解し、加熱した水を加え、室温まで冷却することを特徴とする毛髪化粧料用組成物の製造方法である。
(4)セラミド類、スクワラン、リン酸系界面活性剤、多価アルコール類及び水を含み、セラミドを0.01質量%以上1質量%未満、スクワランを0.1〜10質量%、リン酸系界面活性剤を2〜10質量%を含有することを特徴とする毛髪化粧料用組成物の製造方法であって、
セラミド類、スクワラン、リン酸系活性剤を加熱溶解し、加熱した多価アルコール類及び水を加え、室温まで冷却することを特徴とする毛髪化粧料用組成物の製造方法である。
(5)上記(1)又は(2)に記載の毛髪化粧料用組成物を、0.001〜50質量%含有することを特徴とする毛髪化粧料である。
本発明の毛髪化粧料用組成物は、セラミド類、スクワラン、リン酸系界面活性剤及び水を含み、セラミドを0.01質量%以上1質量%未満、スクワランを0.1〜10質量%、リン酸系界面活性剤を2〜10質量%を含有する水性組成物であることにより、セラミドの析出が起こらず、水性の化粧料に均一に混合することができ、保存安定性に優れるとともに、耐アルカリ性、耐酸性、耐塩性にも優れる。
また、本発明の毛髪化粧料用組成物の製造方法は、本発明の毛髪化粧料用組成物を効率よく製造することができる。
更に、本発明の毛髪化粧料は、本発明の毛髪化粧料用組成物を含むため、セラミドをパーマネントウェーブ剤や染毛剤、染毛料等の水性の化粧料に均一に混合することができ、損傷した毛髪に外部からセラミドを均質に有効に付与することができることとなる。
本発明を以下の形態により説明するが、これらに限定されるものではない。
本発明の毛髪化粧料用組成物は、セラミド類、スクワラン、リン酸系界面活性剤及び水を含み、セラミドを0.01質量%以上1質量%未満、スクワランを0.1〜10質量%、リン酸系界面活性剤を2〜10質量%を含有する毛髪化粧料用組成物である。
以下、本発明について好適例を用いて詳細に説明する。
本発明の毛髪化粧料用組成物に用いるセラミド類は、市場で入手しうる任意のセラミド類を用いることができる。例えば、セラミド1、セラミド2、セラミド3、セラミド4、セラミド5、セラミド6I、セラミド6II等の天然セラミド類又はスフィンゴシン、フィトスフィンゴシン等や、セラミド類似化合物を例示することができる。
本発明の毛髪化粧料用組成物中に含有されるセラミドの含有量は、0.01質量%以上1質量%未満であり、好ましくは0.05〜0.5質量%である。かかる範囲であると、得られる毛髪化粧料用組成物の乳化均質性状が優れるとともに、保存安定性にも優れることとなり、毛髪化粧料に配合した場合には、セラミドを損傷した毛髪に外部から均質に付与することができる。乳化均質性状が優れるとは、分離したり、結晶が折出したりすることなく均質な性状を保持していることをいう。
スクワランとしては、市場で入手しうる任意のスクワランを用いることができる。例えば、サメ由来、コメヌカ由来、ゴマ由来、綿実油由来、オリーブ油由来、合成(サトウキビ)由来スクワランなどが例示できる。
本発明の毛髪化粧料用組成物中に含有されるスクワランの含有量は、0.1〜10質量%であり、好ましくは0.5〜5質量%である。かかる範囲であると、得られる毛髪化粧料用組成物の乳化均質性状が優れるとともに、保存安定性にも優れることとなり、毛髪化粧料に配合した場合には、スクワランを損傷した毛髪に外部から均質に付与することができる。
油成分としてスクワランを前記配合量で必須含有成分とすることで、極めて乳化に優れることとなり、セラミドが経時的に結晶化することがなく、耐アルカリ性・耐酸性等の耐薬品性にも優れた毛髪化粧料用組成物が得られる。
一方、油成分として、スクワランを含まず、スクワラン以外の公知の植物油脂(椿油)、高級アルコール、エステル油、シリコーン油等を配合した場合では、セラミドが経時的に結晶化することがあり、耐アルカリ性・耐酸性等の耐薬品性にも優れた毛髪化粧料用組成物ができない。
本発明で用いられるリン酸系界面活性剤は、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンジアルキルエーテルリン酸、ポリオキシエチレントリアルキルエーテルリン酸などを例示することができ、望ましくは、ポリオキシエチレンアルキルエーテルリン酸、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルリン酸を用いる。
リン酸系界面活性剤を必須含有成分とすることで、極めて乳化均質性状に優れることとなり、セラミドが経時的に結晶化することがなく、耐アルカリ性・耐酸性等の耐薬品性にも優れた毛髪化粧料用組成物が得られる。
一方、リン酸系界面活性剤以外の他の公知の界面活性剤、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ショ糖脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビトールテトラ脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル等の非イオン界面活性剤では、セラミドが経時的に結晶化することがあり、耐アルカリ性・耐酸性等の耐薬品性にも優れた毛髪化粧料用組成物ができない。
本発明の毛髪化粧料用組成物中に含有されるリン酸系界面活性剤の含有量は、2〜10質量%であり、好ましくは2〜5質量%である。かかる範囲であると、得られる毛髪化粧料用組成物の乳化性状が優れるとともに、保存安定性にも優れることとなり、毛髪化粧料に配合した場合には、セラミドが経時的に結晶化することがなく耐アルカリ性・耐酸性等の耐薬品性にも優れた毛髪化粧料を提供することができる。
2質量%未満であると、セラミドが経時的に結晶化することがあり、10質量%を超えると毛髪化粧料に配合した場合、保存安定性が低下することがある。
また好適には、必要に応じて、本発明の毛髪化粧料用組成物には多価アルコールを含有することができる。
多価アルコールとしては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,3−プロパンジオール、ジプロピレングリコール、イソプレングリコール、1,2−ペンチレングリコール、ポリエチレングリコール、ソルビトール、グリセリン、ポリグリセリン、マルチトール、エリスリトール等を例示することができ、望ましくはジプロピレングリコール、グリセリンなどを用いることができる。
その配合量は、上記効果を阻害しない範囲であれば、特に限定されないが、例えば、毛髪化粧料用組成中0.1〜50質量%配合することが可能である。
また更に、本発明の毛髪化粧料用組成物には、本発明の効果を阻害しない範囲で、例えば通常化粧料製品に用いられる他の成分、例えば、動植物油、ロウ類、シリコーン油、フッ素系の油、高級アルコール、高級脂肪酸、リン酸系界面活性剤以外の他の界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、香料、防腐剤等を配合することができる。好ましくは、セラミド以外の長鎖脂肪酸は含まれないことが望ましい。
本発明の毛髪化粧料組成物には、上記セラミド、スクワラン及びリン酸系界面活性剤の必須成分、必要に応じて配合される上記他の成分の他、残部に水を含有する水溶性組成物である。
また、本発明の毛髪化粧料用組成物は、例えば水酸化ナトリウム等によりpHを4〜7に調整して、毛髪化粧料組成物の保存安定性を、更に良好にすることができる。
本発明の、セラミド類、スクワラン、リン酸系界面活性剤及び水を含み、セラミドを0.01〜1未満質量%、スクワランを0.1〜10質量%、リン酸系界面活性剤を2〜10質量%を含有する毛髪化粧料用組成物の製造方法は、セラミド類、スクワラン、リン酸系活性剤を加熱溶解し、加熱した水を加え、室温まで冷却することを含む、毛髪化粧料用組成物の製造方法である。
即ち、セラミド類、スクワラン、リン酸系界面活性剤及び水と、必要に応じて配合される上記他の成分の各成分を秤量して、各成分を均一に混合して乳化させて調製する。乳化方法としては、液晶乳化法、D相乳化法、PIT乳化法などを用いることができる。
具体的には、例えば、セラミドとスクワランとリン酸系界面活性剤を混合して、該混合物が均質な溶液となるような温度、例えば80〜100℃に加熱した。他方、水及び必要に応じて配合される多価アルコールの加熱物を調製した。次いで、水及び必要に応じて配合される多価アルコールの加熱物に、セラミドとスクワランとリン酸系界面活性剤の前記均質な溶液を徐々に添加して乳化させ、均一な乳化混合物を調製し、室温まで冷却して、本発明の毛髪化粧料用組成物を調製することができる。
なお、例えば、動植物油、ロウ類、シリコーン油、フッ素系の油、高級アルコール、高級脂肪酸、リン酸系界面活性剤以外の他の界面活性剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、香料、防腐剤等の他の成分を配合する場合には、油性成分は、セラミドとスクワランとリン酸系界面活性剤とともに混合され、水性成分は、水及び必要に応じて配合される多価アルコールとともに混合されて、製造される。
また本発明の毛髪化粧料は、上記本発明の毛髪化粧料組成物を含有するものである。
本発明の毛髪化粧料用組成物は、セラミド類、スクワラン等を均質に含有しているものであり、例えば、パーマネントウェーブ剤、染毛剤、ヘアシャンプー剤、ヘアトリートメント剤等の水性の材料に配合した場合においても、成分が分離したり析出したりすることなく、均質な水性の毛髪化粧料を得ることができる。その含有量は所望に応じて変化させることができ、好ましくは0.001〜50質量%である。
本発明を次の実施例、比較例及び試験例により説明する。
A:毛髪化粧料用組成物
(実施例1〜20、比較例1〜16)
下記表1〜4の各配合成分を下記表に示す配合割合で均一に混合して各毛髪化粧料用組成物を調製した。
具体的には、多価アルコールとパラオキシ安息香酸メチルとエデト酸二ナトリウムと精製水とを80〜100℃に加熱混合して均一な水性混合物を調製した。該水性混合物に、別途セラミドと油成分と界面活性剤を80〜100℃に加熱混合して調製した油性混合物を徐々に添加して、均一な混合物を調製し、室温まで冷却した。次いで、水酸化ナトリウムを添加してpHを約5程度に調整して、各毛髪化粧料用組成物を製造した。
(試験例1)乳化性
実施例1〜20及び比較例1〜16の各毛髪化粧料用組成物を調製した後、室温で24時間放置後の性状を目視により評価した。その結果を下記表1〜4に示す。
評価は下記の評価基準にしたがっておこなった。
〇・・・析出・分離なし
△・・・僅かに析出・分離あり
×・・・析出・分離あり
(試験例2)保存安定性
実施例1〜20及び比較例1〜16の各毛髪化粧料用組成物を調製した後、各組成物をそれぞれ室温と、−5℃と、50℃とに設定した恒温槽内に3ヶ月放置した後の外観を目視により評価した。その結果を下記表1〜4に示す。
評価は下記の評価基準にしたがっておこなった。
〇・・・室温、−5℃、50℃のすべての場合において析出・分離なし
△・・・室温、−5℃、50℃のいずれかに析出・分離あり
×・・・室温、−5℃、50℃のすべてに析出・分離あり
Figure 2015124218
Figure 2015124218
Figure 2015124218
Figure 2015124218
上記表1〜4の結果より、本発明の毛髪化粧料用組成物は、乳化性、保存安定性に優れていることがわかる。例えば、リン酸系界面活性剤を用いていない比較例1〜5の組成物、セラミドの含有量が本件発明の範囲外となる比較例6〜11及び比較例16、スクワランを含有しない比較例12、リン酸系界面活性剤の含有量が本件発明の範囲外となる比較例13〜15は、乳化均質性、保存安定性が悪く、所望する毛髪化粧料用組成物が得ることができないことがわかる。
B:毛髪化粧料
(実施例21〜24、比較例17〜20)
下記表5の各配合成分を下記表5に示す配合割合で均一に混合して各毛髪化粧料であるパーマネントウェーブ剤を調製した。
(実施例25〜27)
下記表6〜10の各配合成分を下記表6〜10に示す配合割合で均一に混合して、それぞれ各毛髪化粧料であるパーマネントウェーブ剤、ヘアシャンプー剤、ヘアトリートメント剤、ヘアミスト剤、染毛剤を調製した。
(試験例3)保存安定性
実施例21〜27及び比較例17〜20の各毛髪化粧料を調製した後、各化粧料をそれぞれ室温と、5℃と、40℃とに設定した恒温槽内に放置した後の外観を目視により評価した。その結果を下記表5に示す。
評価は下記の評価基準にしたがっておこなった。
〇・・・室温、5℃、40℃のすべての場合において析出・分離がなし
△・・・室温、5℃、40℃のいずれかに析出・分離あり
×・・・室温、5℃、40℃のすべてに析出・クリーミングあり
Figure 2015124218
Figure 2015124218
Figure 2015124218
Figure 2015124218
Figure 2015124218
Figure 2015124218
上記表5〜10の結果より、本発明の毛髪化粧料用組成物を配合した毛髪化粧料は、乳化均質性、保存安定性に優れていることがわかる。
本発明によれば、セラミドの析出が起こらず、保存安定性、耐アルカリ性、耐酸性、耐塩性に優れるため、パーマネントウェーブ剤、染毛剤、染毛料、ヘアシャンプー剤、ヘアトリートメント剤、ヘアミスト等の毛髪用化粧料に有効に利用することができる。

Claims (5)

  1. セラミド類、スクワラン、リン酸系界面活性剤及び水を含み、セラミドを0.01質量%以上1質量%未満、スクワランを0.1〜10質量%、リン酸系界面活性剤を2〜10質量%を含有することを特徴とする毛髪化粧料用組成物。
  2. 請求項1に記載の毛髪化粧料組成物において、多価アルコール類を含有することを特徴とする毛髪化粧料用組成物。
  3. セラミド類、スクワラン、リン酸系界面活性剤及び水を含み、セラミドを0.01〜1未満質量%、スクワランを0.1〜10質量%、リン酸系界面活性剤を2〜10質量%を含有する毛髪化粧料用組成物を製造するにあたり、
    セラミド類、スクワラン、リン酸系活性剤を加熱溶解し、加熱した水を加え、室温まで冷却することを特徴とする毛髪化粧料用組成物の製造方法。
  4. 請求項3に記載の毛髪化粧料組成物の製造方法において、更に多価アルコールを含み、当該多価アルコールは加熱して、前記加熱した水とともに添加配合することを特徴とする、毛髪化粧料用組成物の製造方法。
  5. 請求項1又は2に記載の毛髪化粧料用組成物を、0.001〜50質量%含有することを特徴とする毛髪化粧料。
JP2013272346A 2013-12-27 2013-12-27 毛髪化粧料用組成物及びその製造方法、並びに毛髪化粧料用組成物を含有する毛髪化粧料 Pending JP2015124218A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013272346A JP2015124218A (ja) 2013-12-27 2013-12-27 毛髪化粧料用組成物及びその製造方法、並びに毛髪化粧料用組成物を含有する毛髪化粧料

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013272346A JP2015124218A (ja) 2013-12-27 2013-12-27 毛髪化粧料用組成物及びその製造方法、並びに毛髪化粧料用組成物を含有する毛髪化粧料

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015124218A true JP2015124218A (ja) 2015-07-06

Family

ID=53535186

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013272346A Pending JP2015124218A (ja) 2013-12-27 2013-12-27 毛髪化粧料用組成物及びその製造方法、並びに毛髪化粧料用組成物を含有する毛髪化粧料

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015124218A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016017031A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 ロレアル ケラチン繊維のための美容組成物を調製する方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04112810A (ja) * 1990-08-31 1992-04-14 Kao Corp 水性化粧料及びその製造法
JPH11322572A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Kurooda Japan Kk 化粧料組成物
JP2011016768A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Kao Corp 化粧料の製造法

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04112810A (ja) * 1990-08-31 1992-04-14 Kao Corp 水性化粧料及びその製造法
JPH11322572A (ja) * 1998-05-15 1999-11-24 Kurooda Japan Kk 化粧料組成物
JP2011016768A (ja) * 2009-07-10 2011-01-27 Kao Corp 化粧料の製造法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016017031A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 ロレアル ケラチン繊維のための美容組成物を調製する方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101337811B1 (ko) O/w 미세 에멀젼 외용제의 제조 방법
JP5072245B2 (ja) 水中油型乳化白濁皮膚化粧料
KR20150116655A (ko) 난용성 기능성 성분을 안정화한 화장료 조성물
TW201008597A (en) Cream-like o/w type emulsified composition and method for producing same
TW201249467A (en) Transparent or translucent oil-in-water emulsion cosmetic composition
TWI230073B (en) Ceramide emulsifier
JPH0745394B2 (ja) 保湿用皮膚化粧料
JP7411421B2 (ja) 化粧料
JP6036188B2 (ja) クレンジングクリーム
JP2016060716A (ja) 白濁化粧料
KR101448847B1 (ko) 세라마이드를 함유한 고내상 유중수형 유화 화장료 조성물 및 그 제조 방법
KR102181475B1 (ko) 난용성 성분 안정화용 조성물 및 이를 포함하는 화장료 조성물
JP4778256B2 (ja) 水中油型エマルション及びその製造方法
KR102395902B1 (ko) 투명한 화장료 조성물
JP2008120731A (ja) ベシクル組成物及びそれを配合した皮膚外用剤
TWI793240B (zh) 脂質微粒子分散物
JP2007153771A (ja) 皮膚用乳化組成物
JP2010222317A (ja) 水中油型乳化化粧料
JPS6186940A (ja) 水中油型乳化組成物
JP2015124218A (ja) 毛髪化粧料用組成物及びその製造方法、並びに毛髪化粧料用組成物を含有する毛髪化粧料
JP2005306760A (ja) 乳化組成物
JPS59161309A (ja) 乳化化粧料
JP2016185916A (ja) セラミド含有化粧料用エマルジョン組成物、その製造方法及び当該化粧料用エマルジョン組成物を配合した化粧料
KR20200131795A (ko) 난용성 성분 안정화용 조성물 및 이를 포함하는 화장료 조성물
JP4052546B2 (ja) 皮膚外用剤

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160530

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170517

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170807

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170905

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180306