JP2015124136A - 初期及び長期高強度発現性及び高ひび割れ抵抗性を有するコンクリート組成物及び当該組成物を用いたコンクリート体 - Google Patents

初期及び長期高強度発現性及び高ひび割れ抵抗性を有するコンクリート組成物及び当該組成物を用いたコンクリート体 Download PDF

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Abstract

【課題】CO2削減のために、早強ポルトランドセメントに高炉スラグとフライアッシュとを配合するとともに、初期及び長期強度発現性に優れ、また高い乾燥収縮ひび割れ抵抗性を有する、ポルトランドセメントに高炉スラグとフライアッシュとを配合した低炭素型3成分系結合材及び石膏を用いたコンクリート組成物及び当該組成物を用いたコンクリート体を提供することである。【解決手段】本発明のコンクリート組成物は、早強ポルトランドセメント、高炉スラグ、フライアッシュの3成分からなる低炭素型3成分混合系結合材と、石膏とを含み、低炭素型3成分混合系結合材は、早強ポルトランドセメント60?5質量%、高炉スラグ20?5質量%、フライアッシュ20?5質量%からなり、石膏は低炭素型3成分混合系結合材に対して4〜8質量%の配合割合で含有されることを特徴とする、コンクリート組成物である。【選択図】図4

Description

本発明は、初期及び長期高強度発現性及び高ひび割れ抵抗性を有するコンクリート組成物及び当該組成物を用いたコンクリート体に関し、特に初期及び長期の高強度発現性と高いひび割れ抵抗性を有する、早強ポルトランドセメント、高炉スラグ微粉末及びフライアッシュの3成分混合系結合材及び石膏とを含有するコンクリート組成物及び当該組成物を用いたコンクリート体に関する。
近年、世界レベルおよび日本レベルで温室効果ガスの削減目標が設定され、あらゆる分野で環境に対する配慮の重要性がますます増大している。
我が国では、短期目標として、温室効果ガス全体の基準排出量を1990年比で6%削減することを目標としている。
上記の削減目標に対して、あらゆる産業が低炭素技術開発に向けて活発に取り組んでいるなか、建設セクター・コンクリートセクターにおいても温室効果ガスの削減に取組む必要がある。
コンクリートの材料の中で最もCOを排出する材料はセメントである。
従って、セメントの製造においてCOを削減することが、温室効果ガスの削減に最も効果的である。
そのため、コンクリート単位体積あたりのセメント量を減らすことがCOを削減させる1つの有効な手段となる。その代表的な例が、高炉スラグ微粉末(以下、「高炉スラグ」と略記する)及び/又はフライアッシュをセメントに混合させた高炉セメントやフライアッシュセメント等からなる混合セメントである。
一方、セメントを製造する方法として、特開2012−240856号公報(特許文献1)には、 焼成後のクリンカーが、ボーグ式により算出されたCAおよびCAFの合計量が22%以上、CS量が60%以上(好ましくは70%以上)、鉄率(I.M.)が1.3以下(好ましくは1.0〜1.3)、かつTiOが0.5wt%以上(好ましくは0.8〜1.5wt%)となるように原料を調整し、これを焼成するセメントクリンカーを用いることで、モルタル圧縮強度などの強度性も良好で、かつ適度な凝結時間を有するセメント組成物が開示されており、必要に応じて高炉スラグやフライアッシュ等の混和材を添加することが記載されている。
また、特開2001−354458号公報(特許文献2)には、強度や流動性等の特性を損なうことなく、セメントに対するフライアッシュ混入率を高める、FAセメントの製造方法として、球形粒子のフライアッシュとフライアッシュの粉砕物とを重量比7:3〜3:7の割合で用い、セメント75重量%と粗粒FA25重量%の混合セメントが開示されている。
しかしながら、従来のフライアッシュや高炉スラグを用いたコンクリートは、低炭素化を図ることを目的として高炉スラグやフライアッシュを添加配合しつつ、強度等の特性を保持するように設計されたものではない。
また、フライアッシュや高炉スラグを用いたコンクリートの乾燥収縮ひび割れ抵抗性は、ポルトランドセメント単体を使用したコンクリートと比較して、やや低下するとも指摘されている。
更にフライアッシュや高炉スラグを用いたコンクリートは、初期材齢において強度発現が緩慢であり、ポルトランドセメント単体を使用したコンクリートと比較して、養生期間を延長する必要があり、工期が長くなる傾向にあった。
従って、フライアッシュや高炉スラグを混合した低炭素型混合セメントには、長期強度発現性だけでなく、初期強度発現性を備えることが期待されている。さらに、その低炭素型混合セメントは乾燥収縮ひび割れ抵抗性を兼備えるのがより望ましい。
特開2012−240856号公報 特開2001−354458号公報
本発明の目的は、上記課題を解決し、CO削減のために、ポルトランドセメントに高炉スラグとフライアッシュとを配合するとともに、初期及び長期強度発現性に優れ、また高い乾燥収縮ひび割れ抵抗性を有する、ポルトランドセメントに高炉スラグとフライアッシュとを配合した低炭素型3成分系結合材及び石膏を用いたコンクリート組成物及び当該組成物を用いたコンクリート体を提供することである。
本発明者らは、ポルトランドセメント、高炉スラグ、フライアッシュの混合質量割合の最適化を図り、ポルトランドセメントの種類を限定するとともに、石膏を特定の配合割合で含有することで、初期及び長期強度発現性に優れ、また高い乾燥収縮ひび割れ抵抗性を有することを見出し、本発明に至った。
即ち、請求項1記載のコンクリート組成物は、早強ポルトランドセメント、高炉スラグ、フライアッシュの3成分からなる低炭素型3成分混合系結合材と石膏とを含み、低炭素型3成分混合系結合材は、早強ポルトランドセメント60±5質量%、高炉スラグ20±5質量%、フライアッシュ20±5質量%からなり、石膏は低炭素型3成分混合系結合材に対して4〜8質量%の配合割合で含有されることを特徴とする、コンクリート組成物である。
請求項2記載のコンクリート組成物は、請求項1記載のコンクリート組成物において、早強ポルトランドセメントのCS量は60〜68質量%であることを特徴とする、コンクリート組成物である。
請求項3記載のコンクリート体は、請求項1又は2記載のコンクリート組成物を用い、水/結合材比が40質量%の場合に、材齢7日後の圧縮強度が45.0N/mm以上で、材齢28日後の圧縮強度が63.0N/mm以上で、材齢91日後の圧縮強度が72.0N/mm以上で、ひび割れの発生材齢日が25.0日以降であることを特徴とする、コンクリート体である。なお、水/結合材(W/B)は水に対する、早強ポルトランドセメント、高炉スラグ及びフライアッシュの総和の質量比である。
本発明のコンクリートは、ポルトランドセメント、高炉スラグ、フライアッシュの混合質量割合の最適化を図った低炭素型3成分混合系結合材を用いるとともに、当該3成分混合系結合材に対して特定の配合割合で石膏を含有するコンクリートであり、初期及び長期強度発現性に優れるとともに、高い乾燥収縮ひび割れ抵抗性を有することができる。
なお、本発明において、初期強度発現性とは材齢28日迄の圧縮強度(JIS A 1108)や割裂引張強度(JIS A 1113)を意味し、また長期強度発現性とは材齢91日後の圧縮強度(JIS A 1108)を意味し、更に乾燥収縮ひび割れ抵抗性は、下記実施例に示す乾燥収縮ひび割れ抵抗性試験により得られたひび割れ発生日数(ひび割れが発生した材齢日)を意味するものである。
各コンクリート供試体に含まれる低炭素型3成分混合系結合材に対する石膏の含有量と圧縮強度(材齢7日、材齢28日、材齢91日)との関係を示す図である。 各コンクリート供試体に含まれる低炭素型3成分混合系結合材に対する石膏の含有量と割裂引張強度(材齢7日、材齢28日、材齢91日)との関係を示す図である。 各コンクリート供試体に含まれる低炭素型3成分混合系結合材に対する石膏の含有量と圧縮強度及びひび割れ発生日数(材齢7日、材齢28日、材齢91日)との関係を示す線図である。 各コンクリート供試体に含まれる低炭素型3成分混合系結合材に対する石膏の含有量と割裂引張強度及びひび割れ発生日数(材齢7日、材齢28日、材齢91日)との関係を示す線図である。 コンクリート供試体のひび割れ抵抗性を試験する装置の概略図である。
本発明を以下の好適例により説明するが、これらに限定されるものではない。
本発明のコンクリート組成物は、早強ポルトランドセメント、高炉スラグ、フライアッシュの3成分からなる低炭素型3成分混合系結合材と石膏とを含み、低炭素型3成分混合系結合材は、早強ポルトランドセメント60±5質量%、高炉スラグ20±5質量%、フライアッシュ20±5質量%からなり、石膏は低炭素型3成分混合系結合材に対して4〜8質量%の配合割合で含有される、コンクリート組成物であり、当該コンクリート組成物を用いて製造したコンクリート体は、水/結合材比が40質量%の場合に、材齢7日後の圧縮強度が45.0N/mm以上で、材齢28日後の圧縮強度が63.0N/mm以上で、材齢91日後の圧縮強度が72.0N/mm以上で、乾燥収縮ひび割れ抵抗性試験におけるひび割れ発生材齢日が25.0日以降である。
なお、本発明において、石膏は結合材には含まれないものとし、また低炭素型とは、総質量が同一のポルトランドセメントのCO排出量と比較して、CO排出量が低減していることを意味するものとする。
本発明のコンクリートに用いる低炭素型3成分混合系結合材は、早強ポルトランドセメント60±5質量%、高炉スラグ20±5質量%、フライアッシュ20±5質量%からなるものである。
かかる低炭素型3成分混合系結合材のポルトランドセメントとして、早強ポルトランドセメントを用い、高炉スラグやフライアッシュを特定の割合で配合した3成分混合系結合材とすることが、セメントを製造する際に排出されるCOを減少させることができるとともに、良好な長期強度発現性とともに高いひび割れ抵抗性を有することができる。
低炭素型3成分混合系結合材を構成する早強ポルトランドセメントと、高炉スラグと、フライアッシュとの混合割合は、セメントを製造する際に排出されるCOを減少させ、良好な長期強度発現性及びひび割れ抵抗性の点から、質量比で60±5%、20±5%、20±5%とする。
望ましくは、質量比で60±2%、20±2%、20±2%である。
低炭素型3成分混合系結合材に用いる早強ポルトランドセメントは、JIS R 5210に規定されるものであれば、任意の市場で入手し得る早強ポルトランドセメントを用いることができ、望ましくは、早強ポルトランドセメントとして、CSが60〜68質量%のものが好適に使用することができる。かかるCS量は、ボーグ式または粉末X線回折リートベルト法により算定した値である。
特に、ポルトランドセメントとしての早強ポルトランドセメントは、CS量60〜68質量%、CS量6〜14質量%、間隙質量(CA+CAF)15.5〜18.0質量%、ブレーン比表面積4400〜5100cm/gであることが、フレッシュコンクリートの流動性、ならびに硬化後の強度および収縮ひび割れ抵抗性の点から望ましい。
また高炉スラグとしては、任意の高炉スラグを使用できるが、望ましくは、高炉スラグがフレッシュコンクリートの流動性ならびに硬化後の強度および収縮ひび割れ抵抗性に及ぼす影響を勘案すると、酸化マグネシウム6.3質量%以下、強熱減量1.4質量%以下、フロー値比95〜103%、活性度指数(7日)72〜83%、活性度指数(28日)91〜107%、活性度指数(91日)105〜118%であることが望ましい。
さらに、フライアッシュとして、任意のフライアッシュを用いることができるが、望ましくは、フライアッシュがフレッシュコンクリートの流動性、ならびに硬化後の強度および収縮ひび割れ抵抗性に及ぼす影響を勘案すると、SiO量51〜59質量%、強熱減量2.3質量%以下、メチレンブルー吸着量0.60mg/g以下、密度2.20〜2.40g/cm、ブレーン比表面積3600〜4200cm/g、フロー値比107〜116%、活性度指数(28日)82〜94%、活性度指数(91日)97〜109%であることが望ましい。
なお、ここで活性度指数とは、JIS A 0203[コンクリート用語]に規定されるように、普通ポルトランドセメントを用いて作製した基準とするモルタルの圧縮強度に対する、混和材(高炉スラグやフライアッシュ等)と普通ポルトランドセメントとを用いて作製した試験モルタルの圧縮強度の比を百分率で表した値である。
上記早強ポルトランドセメント、高炉スラグ、フライアッシュの3成分からなる低炭素型3成分混合系結合材を用いることで、セメント製造時のCO排出量を低減することができるとともに、長期強度発現性に優れ、乾燥収縮ひび割れ抵抗性を向上させることが可能となる、コンクリートが得られる。
本発明のコンクリート組成物は、上記低炭素型3成分混合系結合材に加えて、石膏を含むものである。
石膏としては、無水石膏を用いることができるが、好ましくはブレーン比表面積5800〜6800cm/g、強熱減量2質量%以下、CaO38〜45%、SO50〜58%の石膏を用いることが硬化後の早期強度発現性及び収縮ひび割れ抵抗性の点から、より望ましい。
石膏の配合量は、前記低炭素型3成分混合系結合材100質量部に対して2〜8質量部、好ましくは4〜8質量部であることが、初期強度発現性及び収縮ひび割れ抵抗性の点から望ましい。
本発明のコンクリート組成物に、更に水、細骨材、粗骨材等を配合して、コンクリート体を製造する。
細骨材としては、川砂、山砂、陸砂、砕砂、海砂、珪砂等の公知の細骨材を使用できる。
さらに、粗骨材としては、砂利や砕石等の公知の任意の粗骨材を用いることができる。
その他、本発明のコンクリート組成物には、その他の混和剤、例えば減水剤、凝結遅延剤、硬化促進剤、消泡剤、乾燥収縮低減剤、防錆剤、防凍剤、着色剤などの混和材や、耐久性を向上させるための炭素繊維や鋼繊維などの補強材を、本発明の目的を実質的に阻害しない範囲で使用することが可能である。
減水剤としては、例えば、リグニン系、ナフタレンスルホン酸系、メラミン系、ポリカルボン酸系等の減水剤、AE減水剤、高性能減水剤、高性能AE減水剤等の液状または粉末状のいずれの公知の減水剤も使用できる。
本発明のコンクリート体は、上記低炭素型3成分混合系結合材、石膏、細骨材及び粗骨材、必要に応じて上記公知の減水剤等の混和剤や補強材等と水とを均一混合して製造することができるものである。
また、本発明のコンクリート組成物と水とを混練してコンクリートを製造するが、予め当該コンクリート組成物を調製してこれと水とを混合しても、全ての原材料を一度に混合しても均一に混練できる方法であれば特に限定されない。
混練水の量は、使用する材料の種類や配合により変化させることができるため、一義的に決定されるものではないが、通常、水/結合材で65質量%以下であることが望ましい。好ましくは、低水/結合材になると、乾燥収縮の影響を受けにくく、自己収縮応力が過大となる場合もあることから、30〜65質量%であることが望ましい。
また、上記混練条件、混練機の種類などに限定はなく慣用の混練機を使用することが可能であるが、低水結合材比の配合も十分に攪拌できる混練機を用いる。
次いで、得られたコンクリート混練物を、例えば蒸気養生、水中養生等の養生をして、本発明のコンクリート体を得ることができる。
このようにして得られた、本発明のコンクリート体は、水/結合材が40質量%の場合に、材齢7日後の圧縮強度(JIS A 1108)が45.0N/mm以上で、材齢28日後の圧縮強度(JIS A 1108)が63.0N/mm以上で、材齢91日後の圧縮強度(JIS A 1108)が72.0N/mm以上で、乾燥収縮ひび割れ抵抗性試験におけるひび割れ発生材齢日が25.0日以降であり、初期及び長期強度発現性に優れるとともに、乾燥収縮ひび割れ収縮抵抗性に優れるものである。
また、材齢7日の割裂引張強度(JIS A 1113)は、3.50N/mm以上で、材齢28日及び材齢91日の割裂引張強度(JIS A 1113)は、5.00N/mm以上となり、初期及び長期強度発現性に優れるものである。
本発明を以下の実施例、比較例および試験例により具体的に説明する。
(使用材料)
以下の表1に示す各材料を用いて、コンクリート調製した。
なお、表1中に、早強ポルトランドセメント、高炉スラグ、フライアッシュ、石膏、骨材および混和剤の品質及び物性も示す。
表1中、骨材の粗粒率は、骨材のふるい分け試験(JIS A 1102)により、公称寸法が0.15、0.3、0.6、1.2、2.5、5、10、20、40および80mmの各ふるいに留まる累計残留百分率(%)の総和を求め、これを100で除した値を示す。
また、実積率とは、JIS A 0203「コンクリート用語」に規定されているように、容器に満たした骨材の絶対容積の、その容器の容積に対する百分率を示す。
Figure 2015124136
(コンクリートの調製)
上記表1に示す各材料を用い、表2に示す配合割合で、各材料を混合して、コンクリート組成物を調製した。
なお、水/結合材(W/B:水に対する、早強ポルトランドセメント及び高炉スラグ及びフライアッシュの質量比)を40質量%とし、得られる各コンクリートの目標スランプ値12±2.5cm(JIS A 1101)、空気量4.5±1.5容量%(JIS A 1128)となるように各材料の配合量を決定した。
なお、石膏は結合材に含まれない。
表2に示すように、石膏の量を、得られるコンクリート単位体積あたり15kg/m(結合材に対して4質量%)、22kg/m(結合材に対して6質量%)、29kg/m(結合材に対して8質量%)、44kg/m(結合材に対して12質量%)、58kg/m(結合材に対して16質量%)と変化させて得られた各コンクリートと、該石膏を含有しないコンクリート組成物を調製した。
Figure 2015124136
(試験例)
(試験例1)強度試験
上記各コンクリートを用いて、温度20±2℃で打設後、1日静置して材齢1日で脱型し、その後温度20±2℃で水中養生を行なって、材齢7日、28日及び91日の各コンクリート供試体を製造した。
各コンクリート供試体を用いて、強度試験である、圧縮強度(JIS A 1108)及び割裂引張強度試験(JIS A 1113)を実施した。
その結果を、図1(圧縮強度)、図2(割裂引張強度)及び表3に示す。
Figure 2015124136
早強ポルトランドセメント、高炉スラグ、フライアッシュの低炭素型3成分混合系結合材と、石膏を配合したコンクリートの圧縮強度を図1及び表3に示す。当該石膏を配合したコンクリートの圧縮強度は、当該石膏を配合していないコンクリートと比較して、材齢7日及び材齢28日では石膏を8質量%以下で含む場合において圧縮強度発現が同等もしくは増加し、材齢91日では石膏を12質量%以下において圧縮強度発現が増加していることがわかる。
当該コンクリートの割裂引張強度を図2及び表3に示す。当該石膏を配合したコンクリートの割裂引張強度は、当該石膏を配合していないコンクリートと比較して、材齢7日、材齢28日及び材齢91日では石膏を8質量%以下において割裂引張強度発現が増加していることがわかる。
(試験例2)乾燥収縮ひび割れ抵抗性試験
上記で調製した各コンクリート組成物を用いて、各コンクリート試験体を製造して、乾燥収縮ひび割れ抵抗性試験を実施した。
乾燥収縮ひび割れ抵抗性試験は、図5に示す装置を用いて実施した。乾燥収縮ひび割れ抵抗性試験は、当該各コンクリートを、中央300mmの区間がφ32mmの鋼材で、該鋼材の中央300mmの区間以外の両側がネジ切り加工した鋼材によって拘束して行った。
具体的には、該鋼材の中央300mmの区間に、該鋼材の長手方向の2箇所にひずみゲージを設置し、そのひずみゲージがコンクリート試験体の上下面になるように位置を固定した後に、中央300mmの区間の周囲にテフロン(登録商標)シートを巻きつけてコンクリートが付着することを防止した。前記鋼材の周囲に、上記「コンクリートの調製」で製造した各コンクリートを温度20±2℃で打設した。
その後材齢7日まで封緘養生を行い、脱型して、前記各コンクリート試験体をアルミニウム製のテープにて、該試験体の側面を2面、具体的には上下面及び端面以外の側面(100×100mmの面)覆い、100×100×1100mmの各コンクリート試験体を得た。
その後、温度20±2℃、相対湿度60±5%の環境下で静置し、各コンクリート試験体にひび割れが発生するまで、各コンクリート試験体の上記設置貼付したひずみゲージによって、鋼材のひずみを測定した。測定した鋼材のひずみは、以下の式(1)を用いて、前記各コンクリートの収縮拘束応力を算定した。
但し、式中、σcはコンクリートの収縮拘束応力(N/mm)、Esは鋼材の弾性係数(N/mm)、εsは鋼材のひずみ、Asは鋼材の中央部断面積(mm)、Acはコンクリートの純断面積(mm)を示す。
Figure 2015124136
ひび割れ抵抗性試験に用いたコンクリート試験体の、ひび割れが発生した材齢日(ひび割れ発生日数)、鋼材拘束ひずみ(×10−6)及びコンクリート供試体の収縮拘束応力(N/mm)等のひび割れ抵抗性試験結果を表4に示す。
なお、表4のひび割れ抵抗性試験結果は、各2つの試験体の平均値で表示した。
Figure 2015124136
表4より、早強ポルトランドセメント、高炉スラグ、フライアッシュの低炭素型3成分混合系結合材に石膏を配合したコンクリート組成物は、当該石膏を配合していない低炭素型3成分混合系結合材のコンクリートと比較して、ひび割れ発生日数が増加することが確認できる。また、結合材に対する石膏の質量割合が多いほど、ひび割れ発生日数が増加し、乾燥収縮ひび割れ抵抗性は増加することが明らかとなる。
これらの結果より、図3及び図4に、それぞれ圧縮強度とひび割れ発生日数および割裂引張強度とひび割れ発生日数の関係を示す。
図3及び図4より、ひび割れ発生日数は結合材に対する石膏の配合質量割合が大きくなるに伴って増加することが確認できる。一方、圧縮強度及び割裂引張強度は結合材に対する石膏の配合質量割合が4〜8質量%までであれば、全ての材齢において、石膏を添加していない配合と同等以上強度を示す。また、結合材に対する石膏の配合質量割合が8質量%よりも大きくなると、全ての材齢において、石膏を添加していない配合よりも強度の低下が生じることが確認できる。この傾向は、割裂引張強度において、より顕著である。
乾燥収縮ひび割れ抵抗性試験のように、鋼材で拘束される鉄筋コンクリートに当該コンクリートを使用する場合には、石膏の配合量が増加しても、鋼材の拘束効果によってケミカルプレストレストや硬化体組織の緻密化などが図られるため、高い乾燥収縮ひび割れ抵抗性を確保できる。しかし、圧縮強度試験や割裂引張強度試験のように、無筋コンクリートや極めて少ない鋼材で拘束される鉄筋コンクリートに当該コンクリートを使用する場合には、結合材に対する石膏の配合質量割合が8質量%よりも大きくなると、過度な膨張が生じて硬化体組織が緩み、初期及び長期材齢によらず、強度低下が生じ、乾燥収縮ひび割れ抵抗性が低下する可能性が高い。
よって、コンクリートの初期及び長期材齢における強度発現性及び乾燥収縮ひび割れ抵抗性を備えるコンクリートは、早強ポルトランドセメント、高炉スラグ、フライアッシュを混合した低炭素型3成分系結合材に対して石膏を4〜8質量%の配合量で配合した本発明のコンクリート組成物が有効であることがわかる。
本発明によれば、COの排出量を削減することができるとともに、初期及び長期強度発現性並びに高い乾燥収縮ひび割れ抵抗性が要求される建築、土木構造物に有効に適用することが可能となる。

Claims (3)

  1. 早強ポルトランドセメント、高炉スラグ、フライアッシュの3成分からなる低炭素型3成分混合系結合材と、石膏とを含み、低炭素型3成分混合系結合材は、早強ポルトランドセメント60±5質量%、高炉スラグ20±5質量%、フライアッシュ20±5質量%からなり、石膏は低炭素型3成分混合系結合材に対して4〜8質量%の配合割合で含有されることを特徴とする、コンクリート組成物。
  2. 請求項1記載のコンクリート組成物において、早強ポルトランドセメントのCS量は60〜68質量%であることを特徴とする、コンクリート組成物。
  3. 早強ポルトランドセメント、高炉スラグ、フライアッシュの3成分からなる低炭素型3成分混合系結合材と、石膏とを含み、低炭素型3成分混合系結合材は、早強ポルトランドセメント60±5質量%、高炉スラグ20±5質量%、フライアッシュ20±5質量%からなり、石膏は低炭素型3成分混合系結合材に対して4〜8質量%の配合割合で含有される請求項1又は2記載のコンクリート組成物を用い、水/結合材40質量%の場合に、材齢7日後の圧縮強度が45.0N/mm以上で、材齢28日後の圧縮強度が63.0N/mm以上で、材齢91日後の圧縮強度が72.0N/mm以上で、ひび割れ発生材齢日が25.0日以降であることを特徴とする、コンクリート体。
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