JP2015123323A - 歯科用アバットメント、及びこれを用いた歯科インプラント - Google Patents

歯科用アバットメント、及びこれを用いた歯科インプラント Download PDF

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Abstract

【課題】歯科用アバットメントに要求される強度その他の特性を考慮した上で、更に口腔内での加工容易性を高めた歯科用アバットメントと、これを用いた歯科用インプラントを提供する。
【解決手段】歯科インプラントにおけるフィクスチャーに装着される筒状の歯科用アバットメント10であって、当該歯科用アバットメントは、グラスファイバー、カーボンファイバー、セラミックパウダー、その他の充填剤が配合されていないポリエーテルエーテルケトンを用いて形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は歯科インプラントの形成に使用される歯科用アバットメントと、これを使用した歯科インプラントに関し、特に加工容易性に優れ、フィクスチャーに設置する際の向きを緻密に調整できるようにした歯科用アバットメントと、これを用いた歯科インプラントに関する。
歯科インプラント(デンタルインプラントとも言われる)は、欠損歯の問題を解決する目的で顎骨に埋んで人工的な歯を形成するものであって、インプラント体に、セラミックや金属などからなる人工歯(クラウン又は被せ物)を、ネジ・セメント・磁石等で固定する構造となっている。そして係るインプラント体は、顎骨に埋めるフィクスチャー、被せ物の支台となるアバットメントの二つの部分で構成されており、この2つの部分を一体とした1ピースタイプと、2つの部分を別々にした2ピースタイプのものが提供されている。この内、1ピースタイプのインプラント体は、パーツが少なく手術も1回で済むことから、施術費用が安く済む反面、何らかのトラブルが生じた際には、顎骨からすべて取り出す必要が生じる等の問題がある。一方、2ピースタイプのインプラント体は、個々異なる施療部位の状態に合わせて、フィクスチャーとアバットメントとを組み合わせる事が可能であり、また何らかのトラブルがあった際にも、埋め込んだフィクスチャーを顎骨から取り外すことなく、施療できる可能性も生じることから、組み合わせの多様性や埋入後のメンテナンス性において優れたものとなっている。
そして従来、上記インプラント体を形成する材質としてはチタンが多く使用されている。チタンは軽くて強度が高いのみならず、生体親和性も高い材料であり、よって生体に異物として認識されることなく、新しい骨がチタンの周囲に付着して骨との結合を高めることができる為である。
一方、アバットメントについては、強度・クッション性・寿命などの観点から様々なものが提案されている。例えば特許文献1(特開2010−136944号公報)では、施術が簡易で且つ汎用性が高い一体側のインプラントを提供することを課題として、骨に埋設する金属からなる人工歯根部と、その人工歯根部に支持されプラスチック又はハイブリッドセラミックスで構成したアバットメントとを備えるインプラントであって、上記人工歯根部は、骨に埋入する歯根部本体と、その歯根部本体から骨から離れる方向に突出する支柱部とを備え、上記アバットメントは、上記支柱部に貫通された状態に上記人工歯根部に支持され、上記支柱部先端部に、人工歯根部へのトルク入力部を設けたインプラントが提案されている。そしてこの文献の段落番号〔0006〕欄には、「アバットメントをプラスチック又はハイブリッドセラミックス製とすることで、金属やセラミックよりも軟らかい素材となって、人工歯根部を埋設後に支台歯形成のための加工が容易となる。このため、人工歯根部の取付け軸が傾いたり、傾けて取付けざるを得ない場合であっても、アバットメントの軸の向きなどを、所望の状態に加工容易となり、その分汎用性が高い。また、アバットメントの素材を軟らかくすることで、その分、切削時における骨への熱や震動を緩和されて、患者への負担も軽減する」ことが開示されている。
また、歯科用インプラントにおいて、人工歯が取り付けられるアバットメントは、フィクスチャーに対して回転しないように固定される。多くの場合、フィクスチャー、アバットメント双方に同形状の回転防止を設け、それを合わせて中ネジを締め込むことで、固定したアバットメントがフィクスチャーに対して回転しないように構成されている。このようなフィクスチャーとアバットメントの関係は、例えば外部六角方式の場合、フィクスチャーの頭部に回転防止の外部六角を設け、その形状と同じ内部六角を持つアバットメント本体を六角同士を合わせてはめ込み、中ネジ(以下、「スクリュー」とも云う)で締め込み一体化している。また特許文献2(特表2013−517046号公報)には、フィクスチャー内に挿入されるように形成されて、前記フィクスチャーに対する回転を防止する回転防止部を備えるインプラント用アバットメントが開示されている。
特開2012−71139号公報 特表2013−517046号公報
上記の通り、歯科用アバットメントの口腔内における加工容易性を向上させる為に、当該歯科用アバットメントをプラスチック又はハイブリッドセラミックスで形成すること提案されている。
しかしながら、当該歯科用アバットメントとして使用するのに望ましいプラスチックについては、未だその究明がなされておらず、人工歯(クラウン又は被せ物)に使用されているようなプラスチック又はハイブリッドセラミックスを転用する程度であった。
そこで本発明は、歯科用アバットメントに要求される強度その他の特性を考慮した上で、更に口腔内での加工容易性を高めた歯科用アバットメントと、これを用いた歯科用インプラントを提供することを、第1の課題とする。
また、口腔内での加工容易性を向上させるべく、特定のプラスチックスを用いて歯科用アバットメントを形成したとしても、当該プラスチックの硬さは、チタンなどの金属やセラミックスに比べて劣ってしまう。よって、アバットメントをプラスチックで形成した時に、従前における回転防止機構乃至は構造(前述の内部六角等)を形成したとしても、当該構造部分は長年の使用により摩耗したり、破損してしまう事も考えられる。一方、当該歯科用アバットメントに対して人工歯(クラウン又は被せ物)を設置した後においては、フィクスチャーに対する歯科用アバットメントの設置の向きも重要になる。何故ならば、人工歯の向きが変化する事により、その傾きの方向や高さも変わってしまい、噛み合わせ等に不具合が生じてしまう為である。
そこで本発明では、フィクスチャーに対して歯科用アバットメントを固定する際、当該歯科用アバットメントの向きを、きめ細かく調整することができ、その上で簡易にフィクスチャーに固定できるようにした歯科用アバットメントと、これを用いた歯科用インプラントを提供することを第二の課題とする。
また本発明では、上記の課題に関連し、更にフィクスチャーに対して、歯科用アバットメントの向きをきめ細やかに調整して固定する際に使用し、更に歯科用アバットメントを口腔内に移送する為に使用可能な、歯科用アバットメントの締結保持具を提供することを第三の課題とする。
更に、従前においてもプラスチック又はハイブリッドセラミックスで歯科用アバットメントを形成することは提案されているものの、これは、専ら口腔内における加工容易性を考慮したものである。ところで、インプラントの施療に際しては、フィクスチャーを歯茎(特に歯槽骨)に埋入した後、フィクスチャーが骨としっかり結合して定着するまで、約3〜6ヶ月ほど定着期間を設ける。そしてフィクスチャーが定着したところで、埋め込んだフィクスチャーの上端部(頭部)を露出させ、これに歯科用アバットメントの連結部分を連結し、歯茎が治癒した時点で人工歯の型取り・作成を行いインプラントの治療を完了させる。そしてこのような施療手順において、フィクスチャーが安定して定着したか否かの確認に際しては、レントゲン撮影やCTスキャンなどが行われている。この時、当該歯科用アバットメントに金属やセラミックスが含まれているとすれば、かかるアバットメント部分を電子線が透過できず、明確な映像を得ることができないことから、フィクスチャーや歯科用アバットメントが歯茎に定着しているか否かの確認が困難になってしまう。
そこで本発明では、レントゲンやCTスキャンにおいて明確な映像を得て、歯茎との定着具合その他の状態を確認できるようにした歯科用アバットメントと、これを用いた歯科用インプラントを提供することを第四の課題とする。
上記課題の少なくとも何れかを解決するべく、本発明ではプラスチック、特にポリエーテルエーテルケトンを用いて形成した歯科用アバットメントと、これを用いて形成した歯科用インプラント、及びこの歯科用アバットメントをフィクスチャーに取り付ける際に使用する歯科用アバットメントの締結保持具を提供する。なお、本明細書及び特許請求の範囲の記載において、歯科用アバットメントとは、本来の歯科用アバットメントのみならず、処置過程においてフィクスチャーに取り付けられるテンポラリー歯科用アバットメント、テンポラリースリーブ、及びテンポラリーシリンダを含む意味合いで使用している。
即ち、本発明では前記課題の何れかを解決する為に、歯科インプラントにおけるフィクスチャーに装着される筒状の歯科用アバットメント(テンポラリー歯科用アバットメント、テンポラリースリーブ、及びテンポラリーシリンダを含む)であって、当該歯科用アバットメントは、グラスファイバー、カーボンファイバー、セラミックパウダー、その他の充填剤が配合されていないポリエーテルエーテルケトンを用いて形成されている歯科用アバットメントを提供する。
本発明にかかる歯科用アバットメントを構成する樹脂のポリエーテルエーテルケトン(PEEK;polyetheretherketone)は、融点が334℃で、250℃で連続使用できるという超耐熱性を有し、またグラスファイバー、カーボンファイバーなどの充填剤を配合していない非強化であっても、荷重たわみ温度が140℃である。そして機械的強度(衝撃、引張、クリープ、疲労、磨耗)が高く、濃硫酸や濃硝酸、飽和塩素水以外の無機・有機薬品に侵されないことから耐薬品性も優れており、高温水蒸気下でも加水分解を起こさず耐スチーム性 、及び放射線による劣化が起こりにくいという耐放射線性も優れていることから、口腔内において使用しても、更には人工歯として咀嚼時の圧力が加わった場合であっても十分に使用に耐え得るものとなる。更にポリエーテルエーテルケトンは、一般的に研磨に使用される歯科治療・技工用具で研磨しても、金属やセラミックスとは異なり、異音や火花、或いは骨に響く振動を発生させることなく研磨することができ、施療対象者に違和感を生じさせることなく、治療や加工を行う事ができる。また、融点が334℃であることから、設置後に超音波スケーラー等でメンテナンスを行う場合であっても、超音波振動による熱により変形乃至は破損する事が無い。なお本発明において使用するポリエーテルエーテルケトン樹脂は、標準グレードであってよい。
そして、本発明にかかる歯科用アバットメントの製造に使用するポリエーテルエーテルケトンは、グラスファイバー、カーボンファイバー、セラミックパウダー、その他の充填剤が配合されていない事が望ましい。これら充填剤を配合しない未強化のポリエーテルエーテルケトンとすることによりFDA(アメリカ食品医薬品局)の基準に適合することができる為である。
かかる未強化のポリエーテルエーテルケトンを用いて形成した歯科用アバットメントは、円柱形状であって、下面にフィクスチャーの上面に形成されたネジ穴に羅着するネジ部分を形成したものである他、以下に示すように円筒形状に形成したものであっても良い。
即ち、本発明では、前記課題の少なくとも何れかを解決する為に、歯科インプラントにおけるフィクスチャーに装着される筒状の歯科用アバットメントであって、ポリエーテルエーテルケトンを用いて形成されており、筒状に形成された歯科用アバットメントの軸心部分には、当該軸心方向に貫通する孔部が存在し、当該孔部の内側には、フィクスチャーに羅着されるスクリューの頭部を支持可能な程度に内径に狭めた狭小部分が形成されると共に、当該孔の下端側は、前記フィクスチャーの上端が内挿される大きさであって、且つ当該フィクスチャーに対して無段階に回動自在な円形孔に形成されていることを特徴とする歯科用アバットメントを提供する。
かかる歯科用アバットメントでは、軸心部分を貫通する孔の下端側が、フィクスチャーの上端が内挿される大きさであって、且つ当該フィクスチャーに対して回動自在な円形孔に形成されている。その結果、フィクスチャーに対して、任意の方向を向くことができる。特に、この円形孔は、噛み合わせ角度を規制するような凹凸を無くして無段階に回転できるようにしていることから、フィクスチャーに対する回転を無段階に行う事ができる。これにより、フィクスチャーに対する歯科用アバットメントの向きを調整且つ特定した状態で、スクリューにより歯科用アバットメントを締結することで、フィクスチャーに歯科用アバットメントを固定することができる。
また、上記本発明の歯科用アバットメントにおいて、前記軸方向に貫通する孔の上端側には、内部六角の穴部が形成されている事が望ましい。かかる内部六角の穴部を形成する事により、六角レンチなどで歯科用アバットメントの向きを調整することができる。
そして前記内部六角における六角形の穴部の対向辺の距離は、前記フィクスチャーに羅着されるスクリューの頭部が貫通する大きさに形成されている事が望ましい。このように形成した場合、本発明において別途提供される以下の歯科用アバットメントの締結保持具により、歯科用アバットメントの向きを固定した状態で、スクリューによりフィクスチャーに羅着することができる。
即ち、本発明では前記歯科用アバットメントをフィクスチャーに固定する際に使用する、歯科用アバットメントの締結保持具であって、前記歯科用アバットメントの軸方向に貫通する孔の上端側に形成された内部六角の穴部に嵌合する先端部を有すると共に、当該先端部から上方に立ち上がる立ち上がり部と、当該立ち上がり部から曲折して横方向に延在する把持部とを具備し、前記立ち上がり部と把持部との間に存在する曲折部には、前記立ち上がり部を軸方向に貫通し、且つ前記歯科用アバットメントをフィクスチャーに固定するスクリューを羅着する六角レンチその他の工具が貫通可能な孔部が開口している歯科用アバットメントの締結保持具を提供する。
かかる締結保持具によれば、先端部が外部六角に形成されて、前記歯科用アバットメントの内部六角の穴部に嵌合する事により、当該歯科用アバットメントの回転を阻止することができる。そして先端部から上方に向かって立ち上がって延伸する立ち上がり部には、軸方向に貫通する孔部が形成されており、この孔部は立ち上がり部と把持部との間に存在する曲折部に開口していることから、六角レンチやドライバー等のスクリューを締結する為の工具をこの開口から差し入れて孔部を通してやれば、当該工具の先端を、締結保持具の先端から突出させることができる。これにより歯科用アバットメントを保持し(回転を阻止した状態で)スクリューによって締結することができる。
また、かかる締結保持具において、前記歯科用アバットメントの内部六角の形状の穴部に挿入される領域に、当該孔部内に圧入される部分を形成する事により、当該歯科用アバットメントとの一体性が高まり、これにより歯科用アバットメントを口腔内に移送する為に使用可能となる。特に歯科用アバットメントは、極めて小さく、施療者が手で持って口腔内に移送するのが困難であることから、当該締結保持具の先端部に保持した状態で口腔内に搬送し、且つフィクスチャーに設置してスクリューで羅着できれば、作業性は大幅に向上する。
そして上記本発明にかかる歯科用アバットメントにおいて、前記内部六角における六角形の穴部は、前記軸方向に貫通する孔の上端側の内径を大きくして形成されており、前記狭小部分との間に、六角形の穴部の内径よりも狭く且つ狭小部分の内径よりも大きな中間部分が形成されている事が望ましい。かかる中間部分を形成する事により、当該歯科用アバットメントの壁面の厚さを可能な限り厚く形成することができ、且つ前記六角形の穴部の対角線の長さを大きくできるので、ポリエーテルエーテルケトンを用いて形成しても、内部六角の角が潰れるおそれを減じることができる。
そして本発明では、前記課題の少なくとも何れかを解決する為に、歯科インプラントにおいて歯槽骨に埋入されるフィクスチャーと、当該フィクスチャーに対して羅着される歯科用アバットメントとからなる歯科インプラント構造体であり、当該歯科用アバットメントとして、上記本発明にかかる歯科用アバットメントが使用されている、歯科インプラント構造体を提供する。
かかる歯科インプラント構造体において、フィクスチャーはチタン合金で形成した物や、表面をハイドロキシアパタイトで形成した物など、市販のものを使用することができる。またこのフィクスチャーは、歯槽骨に埋入できる先端形状を有すると共に、その上面には歯科用アバットメントを羅着する為のネジ穴が形成されている。そして当該フィクスチャーと歯科用アバットメントとは、外周において隙間なく密着して一体化されており、これにより両者間に異物が混入する恐れを阻止することができる。なお、当該歯科用アバットメントには、人工歯を被せて一体化しても良く、フィクスチャー、歯科用アバットメント及び人口歯の組み合わせを歯科インプラント構造体としても良い。
上記本発明にかかる歯科用アバットメントは、ポリエーテルエーテルケトンを用いて形成している事から、口腔内において研磨などの加工容易性を高めながらも、咀嚼時における噛み合わせの圧力などにも十分に耐えることができ、また耐薬品性も高い等、歯科用アバットメントに要求される機械的特性などを満たしていることから、歯科用アバットメントとして、十分に使用に耐え得るものとなっている。
そして当該ポリエーテルエーテルケトンは、チタンなどの金属やセラミックスなどと異なり、レントゲンなどの電子線を透過させることから、当該歯科用アバットメントを埋設する際、或いは埋設した後のメンテナンスにおいて、レントゲンやCTスキャンにおいて明確な映像を得て、歯茎との定着具合その他の状態を確認できるようにした歯科用アバットメントと、これを用いた歯科用インプラントを提供することができる。
更に、当該インプラントの施療に際して、フィクスチャーが骨としっかり結合して定着した後に、歯肉を切開して埋め込んだフィクスチャーの上端部(頭部)を露出させ、これに歯科用アバットメントの連結部分を連結する事になるが、当該歯科用アバットメントをポリエーテルエーテルケトンで形成する事により、切開した歯肉の治癒を早めることができる。
また、当該歯科用アバットメントは、フィクスチャーに対して任意の向きに、無段階で回転させて固定することができる。これにより、長年の使用により、従前における回転防止機構乃至は構造(前述の内部六角等)が摩耗乃至は破損するといった問題自体を無くすことができる。更に、フィクスチャーに対して歯科用アバットメントを固定する際、当該歯科用アバットメントの向きを、きめ細かく調整することができ、その上で簡易にフィクスチャーに固定できるようにすることで、人工歯の向きや傾きの方向・高さを細かく調整することができ、これにより噛み合わせ等に不具合が生じないようにした歯科用アバットメントと、これを用いた歯科用インプラントを提供することができる。
特に本発明にかかる歯科用アバットメントにおいて、筒状に形成されている歯科用アバットメントの軸方向に貫通する孔部の上端側に、内部六角の穴部を形成している場合には、当該内部六角の穴部に外部六角のレンチなどを嵌入する事で、当該歯科用アバットメントをフィクスチャーに締結する際の回動を抑え、また当該歯科用アバットメントを任意の向きに調整することができる。
また本発明では、上記の様に、上端側に内部六角形状の穴部を形成した歯科用アバットメントに対して、回動を阻止しながらもフィクスチャーに締結できるようにする歯科用アバットメントの締結保持具を提供している。即ち、歯科用アバットメントにおける軸方向に貫通する孔部の上端側に形成された内部六角の穴部に嵌合する先端部を有すると共に、当該先端部から上方に立ち上がる立ち上がり部と、当該立ち上がり部から曲折して横方向に延在する把持部とを具備し、前記立ち上がり部と把持部との間に存在する曲折部には、前記立ち上がり部を軸方向に貫通し、且つ前記歯科用アバットメントをフィクスチャーに固定する中ネジを羅着する六角レンチその他の工具が貫通可能な孔部が開口している歯科用アバットメントの締結保持具を提供している。これにより、フィクスチャーに対して、歯科用アバットメントの向きをきめ細やかに調整して固定する際に使用する、歯科用アバットメントの締結保持具を提供することができる。また、歯科用アバットメントにおける内部六角の形状の穴部に圧入される部分を形成する事により、当該歯科用アバットメントとの一体性が高まり、これにより歯科用アバットメントを口腔内に移送する為に使用可能となる。
第1の実施の形態にかかる歯科用アバットメントを示す、内部透視斜視図である。 第1の実施の形態にかかる歯科用アバットメントを設置するフィクスチャーを示す(A1)平面図、(A2)要部断面図、第1の実施の形態にかかる歯科用アバットメントをフィクスチャーに設置した状態を示す(B1)平面図、(B2)要部断面図である。 第1の実施の形態にかかる歯科用アバットメントの設置状態を示す(A)分解断面図、(B)断面図である。 歯科用アバットメントの締結保持具を使用した設置状態を示す内部透視分解斜視図である。 歯科用アバットメントの締結保持具を使用した設置状態を示す要部断面図である。 第2の実施の形態にかかる歯科用アバットメントを示す内部透視斜視図である。 第1の実施の形態にかかる歯科用アバットメントの設置状態を示す(A)分解断面図、(B)断面図である。
以下、図面を参照しながら本実施の形態にかかる歯科用アバットメント10と、これを用いた歯科インプラント構造体60を具体的に説明する。図1〜5は、第1の実施の形態にかかる歯科用アバットメント10を示しており、図1は当該歯科用アバットメント10の内部透視斜視図、図2(A)は当該歯科用アバットメント10を設置するフィクスチャー30を示す要部断面図、(B)は当該歯科用アバットメント10をフィクスチャー30に設置した状態を示す要部断面図、図3は当該歯科用アバットメント10の設置状態を示す(A)分解断面図、(B)断面図、図4は当該歯科用アバットメント10の締結保持具50を使用した設置状態を示す内部透視分解斜視図、図5は歯科用アバットメント10の締結保持具50を使用した設置状態を示す要部断面図である。
この第1の実施の形態にかかる歯科用アバットメント10は、ポリエーテルエーテルケトン樹脂を用いて形成しており、全体略円筒状に形成されている。当該円筒状に形成された歯科用アバットメント10の内部を軸方向に貫通する孔部19には、上端側に、後述する歯科用アバットメント10の締結保持具50を内装する大きさの内部六角の形状に形成された穴部11が設けられている。また当該孔部19の中間近傍には、フィクスチャー30に羅着されるスクリュー20の頭部21を支持可能な程度に内径に狭めた狭小部分12を形成しており、当該狭小部分12と前記内部六角形状の穴部11との間には、六角形の穴部11の内径よりも狭く且つ狭小部分12の内径よりも大きな中間部分14を形成している。そして当該孔部19の下端側には、顎骨(特に歯槽骨)に埋入されるフィクスチャー30の上端(突出部31)を内挿する大きさであって、且つ当該フィクスチャー30に対して無段階に回動自在な円形孔13を形成している。
図1に示す様に、この孔部19には、歯科用アバットメント10をフィクスチャー30に羅着する為のスクリュー20が挿入される事になり、前記狭小部分12は、このスクリュー20の頭部21の下面に支持されて、当該歯科用アバットメント10をフィクスチャー30に固定することができる。そのため、前記内部六角の形状の穴部11は、当該スクリュー20が貫通する大きさに形成される必要がある。
そして、当該孔部19の下端は、後述するフィクスチャー30の上部に係合される事になるが、この時、当該フィクスチャー30の上部形状との関係において無段階に回転できるように、本実施の形態では円形孔13として形成している。その結果、当該歯科用アバットメント10は、フィクスチャー30に対して、自由に回転させることができ、任意の向きで取り付けることができる。
なお、本実施の形態における内部六角の穴部11は、必ずしも内部六角形状である必要はなく、当該穴部11と噛合する治具(締結保持具50)が存在し、且つ当該治具と噛合形状である限りにおいて様々な水平断面形状の穴部11とすることができる。例えば四角形に開口する穴部11として形成しても良い。また、当該歯科用アバットメント10の全体形状は、円筒形状である他、楕円筒形状、四角筒形状等、内部に前記した孔部19を有する限りにおいて任意の外形とすることができる。また外径よりも高さの低い歯科用アバットメント等、その形状は任意に形成することができる。
また前述の通り、狭小部分12と内部六角の穴部11との間に中間部分14を形成する事により、可能な限り壁厚を厚くすることができ、これにより当該歯科用アバットメント10の機械的強度を高めることができる。
図2(A)は、上記歯科用アバットメント10を保持するべく、顎骨(特に歯槽骨)に埋入されるフィクスチャー30を示している。特に本実施の形態ではフィクスチャー30と歯科用アバットメント10とを分離して、任意に組み合わせることができる2ピースタイプのインプラント体として構成した例を示しており、むしろ当該歯科用アバットメント10がポリエーテルエーテルケトンを用いて形成されている関係で、2ピースタイプのインプラント体において好適に実施し得るものとなっている。この図2(A)に示しているフィクスチャー30は、歯茎(特に歯槽骨)に埋入する為のネジ34が外周に形成されており、その上端側には、前記歯科用アバットメント10の下端側の円形孔13に挿入される突出部31と、当該突出部の上端に設けられ、前記スクリュー20がねじ込まれるネジ孔32が形成されている。
図2(B)は、 図2(A)に示したフィクスチャー30に対して、本実施の形態にかかる歯科用アバットメント10を設置した状態を示しており、この図に示す様に、歯科用アバットメント10は、その下端側の円形孔13にフィクスチャー30上端の突出部31を嵌め込むことで、水平方向における位置決めが果たされ、そして歯科用アバットメント10の軸方向に貫通する孔部19に差し込まれたスクリュー20により、当該フィクスチャー30に対して固定されている。
図3を参照しながら、上記歯科用アバットメント10を歯茎に設置する状態を説明する。最初に、図3(A)に示す分際図において下方に示す様に、歯茎の顎骨(特に歯槽骨)に、フィクスチャー30を埋め込み、この状態でフィクスチャー30が骨に結合するまで一定期間保持する。その後、結合が安定するまで、或いは安定した段階で、歯科用アバットメント10をスクリュー20で羅着する。この歯科用アバットメント10には、レジンやセラミック、或いは金属等からなる人工歯40を取り付け、これにより人工歯40をフィクスチャー30に固定することができる。特に、この歯科用アバットメント10と人工歯40との接合は、嵌合などの様に形状・構造に基づく一体化が可能である他、接着剤などにより一体化することもできる。
また、歯科用アバットメント10と一体化した人工歯40は、フィクスチャー30に装着後においても、任意にフィクスチャー30から取り外すことができるように、当該人工歯40にも、前記スクリュー20を通す孔が形成されている。その結果、当該スクリュー20を取り外すことにより、当該人工歯40も取り外すことができ、施療後におけるメンテナンス性を向上させることができる。
そして、本実施の形態にかかる歯科用アバットメント10は、フィクスチャー30に対して自由に回転できるのであるから、使用によって人工歯40の向きが変化したり、当該インプラント構造体60を設置した周囲の歯の成長具合などに合わせて、任意に人工歯の向きを変えて設置する事も可能となる。この点、仮にフィクスチャー30と歯科用アバットメント10との向きを段階的に変更できるように形成したとすれば、歯科用アバットメント10と人工歯40とを接合し直す場合等には、両者の向きを正確に調整しなければならず、施療に際して、少なからず煩わしいものとなる。よって、本実施の形態に示す様に、歯科用アバットメント10をフィクスチャー30に対して無段階に回転できるようにする事で、歯科用アバットメント10と人工歯40との接合時における煩わしさを解消することができる。
次に、図4及び5を参照しながら、当該歯科用アバットメント10の向きを特定した上での、フィクスチャー30に対する固定状態を説明する。本実施の形態にかかる歯科用アバットメント10は、前述の通り、上端に内部六角の形状を有する穴部11が形成されている。そこで、この穴部11に嵌合する外部六角の形状を有するレンチなどの締結保持具50を使用して、当該歯科用アバットメント10の向きを特定し、且つスクリュー20で締結する際の回動を阻止している。
特に本実施の形態に示している締結保持具50は、前記歯科用アバットメント10の内部六角の穴部11に差し込まれる領域には、外径を広げた鍔部54が形成されている。かかる鍔部54は歯科用アバットメント10との結合を確実なものとし、スクリュー20を外した後において、当該歯科用アバットメント10が締結保持具50から外れて、口腔内に落下するといった事が無いようにしている。よって、この鍔部54は前記穴部11内に嵌入させる大きさに形成される。また、このように鍔部54を形成することにより、歯科用アバットメント11との一体性が高まることから、当該歯科用アバットメント11を口腔内に搬送する際に、当該鍔部54で保持した状態で搬送でき、そのままフィクスチャー30上に設置して、当該締結保持具50で保持した状態でスクリューにより一体化できることから、作業性を大幅に向上させることができる。
また、この締結保持具50における把持部52の先端側であって、前記外部六角に形成されている部分(先端部分)から立ち上がって延伸する領域(立ち上がり部分51)には、軸方向に貫通する孔部56が形成されている。この孔部56は、立ち上がり部分51と把持部52との間に存在する曲折部に開口しており、当該開口部55から六角レンチなどの工具60を差し込むことにより、スクリューを操作する部分を締結保持具50の先端から突出させることができる。これにより締結保持具50で歯科用アバットメント10の回転を阻止した状態で、スクリュー20により、歯科用アバットメント10をフィクスチャー30に固定することができる。
図6は、上記第1の実施の形態に示した歯科用アバットメント10と同じように、ポリエーテルエーテルケトンを用いて形成した歯科用アバットメント10'を示す内部透視斜視図である。特に本実施の形態にかかる歯科用アバットメント10'は、その下方に、前記フィクスチャー30の上端(突出部)に形成されたネジ孔に螺合するネジ部12'が一体形成されている。即ち、本実施の形態にかかる歯科用アバットメント10'は柱状、特に円柱状に形成されており、その結果、内部空間を要しない分、機械的強度を高めることができる。なお、この実施の形態に示す歯科用アバットメント10'において、上端には、当該歯科用アバットメント10'をフィクスチャー30に羅着する際に回動させるための工具が差し込まれる内部六角の形状の穴部11'が形成されている。
そして、当該第2の実施の形態にかかる歯科用アバットメント10'を設置する際には、前記第1の実施の形態に示したように、歯茎の顎骨(特に歯槽骨)に、フィクスチャー30を埋め込み、この状態でフィクスチャー30が骨に結合するまで一定期間保持した後、結合が安定するまで、或いは安定した段階で、歯科用アバットメント10'を、その下端に形成されたネジ部でフィクスチャー30に羅着する。
かかる実施の形態にかかる歯科用アバットメント10'も、ポリエーテルエーテルケトンを用いて形成していることから、レントゲンやCTスキャンにおいて、施療部の鮮明な画像を得ることができ、また人工歯40を設置した後においても噛合圧に耐え得るものとなる。
そして、上記した何れの実施の形態にかかる歯科用アバットメント10'も、ポリエーテルエーテルケトンで形成されていることから、口腔内に設置した後において研磨したとしても、金属音や熱が発生する事はなく、また容易に加工することができる為、インプラント施療の困難性を大幅に解消することができる。
本発明によれば、新規な歯科用アバットメントが提供される。よってインプラントの施療時における歯科用アバットメントの加工困難性を大幅に改善すると共に、施療後のメンテナンス性に優れた歯科用アバットメントと、これを用いた歯科インプラントとして、歯科用アバットメントの製造、流通分野において、広く利用することができる。
更に、本発明にかかる歯科用アバットメントと、これを用いた歯科インプラントは、人を対象とするのみならず、愛玩動物など様々な分野において使用することができる。
10 歯科用アバットメント
11 穴部
12 狭小部分
12' ネジ部
13 円形孔
14 中間部分
19 孔部
20 スクリュー
30 フィクスチャー
31 突出部
32 ネジ孔
40 人工歯
50 締結保持具
60 歯科インプラント構造体

Claims (6)

  1. 歯科インプラントにおけるフィクスチャーに装着される筒状の歯科用アバットメント(テンポラリー歯科用アバットメント、テンポラリースリーブ、及びテンポラリーシリンダを含む)であって、
    当該歯科用アバットメントは、グラスファイバー、カーボンファイバー、セラミックパウダー、その他の充填剤が配合されていないポリエーテルエーテルケトンを用いて形成されていることを特徴とする歯科用アバットメント。
  2. 歯科インプラントにおけるフィクスチャーに装着される筒状の歯科用アバットメントであって、
    ポリエーテルエーテルケトンを用いて形成されており、
    筒状に形成された歯科用アバットメントの軸心部分には、当該軸心方向に貫通する孔部が存在し、当該孔部の内側には、フィクスチャーに羅着されるスクリューの頭部を支持可能な程度に内径に狭めた狭小部分が形成されると共に、当該孔の下端側は、前記フィクスチャーの上端が内挿される大きさであって、且つ当該フィクスチャーに対して無段階に回動自在な円形孔に形成されていることを特徴とする歯科用アバットメント。
  3. 前記軸方向に貫通する孔部の上端側には、内部六角の穴部が形成されており、当該内部六角における六角形の穴部の対向辺の距離は、前記フィクスチャーに羅着されるスクリューの頭部が貫通する大きさに形成されている、請求項2に記載の歯科用アバットメント。
  4. 前記内部六角における六角形の穴部は、前記軸方向に貫通する孔の上端側の内径を大きくして形成されており、前記狭小部分との間に、六角形の穴部の内径よりも狭く且つ狭小部分の内径よりも大きな中間部分が形成されている、請求項3に記載の歯科用アバットメント。
  5. 請求項3又は4に記載の歯科用アバットメントをフィクスチャーに固定する際に使用する、歯科用アバットメントの締結保持具であって、
    前記軸方向に貫通する孔の上端側に形成された内部六角の穴部に嵌合する先端部を有すると共に、当該先端部から上方に立ち上がる立ち上がり部と、当該立ち上がり部から曲折して横方向に延在する把持部とを具備し、
    前記立ち上がり部と把持部との間に存在する曲折部には、前記立ち上がり部を軸方向に貫通し、且つ前記歯科用アバットメントをフィクスチャーに固定する中ネジを羅着する六角レンチその他の工具が貫通可能な孔部が開口している事を特徴とする、歯科用アバットメントの締結保持具。
  6. 歯科インプラントにおいて歯槽骨に埋入されるフィクスチャーと、当該フィクスチャーに対して羅着される歯科用アバットメントとからなる歯科インプラント構造体であり、
    当該歯科用アバットメントとして、請求項1〜3の何れか一項に記載の歯科用アバットメントが使用されている、歯科インプラント構造体。
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