JP2015123197A - マスク - Google Patents

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Akiharu TSUCHIYA
顕晴 土屋
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まい 若林
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Abstract

【課題】使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥を長時間有効に防止するとともに、保水液がマスク本体の外側表面から揮散しにくく、使用時に煩雑な作業を伴わず、かつ、使用者の指を濡らしたりする恐れの少ないマスクを提供する。【解決手段】使用者の顔面の少なくとも一部を覆うための多層構造を有するマスク本体11と、マスク本体11の両側に設けられた耳掛け部とを備えたマスクであって、マスク本体11は、保水液を5ml以上保持出来る吸水性シート114と、吸水性シート114の外側に、吸水性シート114中の保水液がマスク本体11の外側表面から揮散するのを抑制する揮散抑制フィルム115を有することを特徴とするマスク。【選択図】図3

Description

本発明は、使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥を防止可能なマスクに関する。また本発明は、該マスクを用いたマスクキットおよびその使用方法に関する。
従来、主に睡眠中の使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥の防止を目的としたマスクが開発されている。例えば、特許文献1には、マスク本体に収容体を取り付け、この収容体の中に保水液を保持した吸収性コアを挿入してなるマスクが開示されている。
また、特許文献2には、保水性の高い織布又は不織布により形成した保水層の外面を、液浸透性の高い織布又は不織布で形成した液浸透層で覆うと共に、当該保水層の内面を液遮断性の高い織布又は不織布で形成した液遮断層で覆ってマスク用生地を形成すると共に、該マスク用生地を主体にして形成したマスク本体と、該マスク本体外面の液浸透層に殺菌性液体を噴霧して供給するための殺菌水供給部とを組合せて殺菌性マスクにしたことを特徴とする耐細菌性・耐ウイルス性のマスクが開示されている。
特許文献3には、通気性を有するシート状の部材によって着用者の鼻及び口を覆うマスク本体部が形成されており、着用時に前方に膨出した立体形状が保持されるように前記マスク本体部が形成されている立体マスクであって、前記マスク本体部は、その厚み方向中間部に吸水性ポリマーが用いられてなる吸水性シートが介装されており、しかも、内表面から前記吸水性シートまでの区間よりも外表面から前記吸水性シートまでの区間の方が高い透水性を有していることを特徴とする立体マスクが開示されている。
特許文献4には、メッシュシートに吸水ポリマーを内蔵したマスクが開示されている。
特許文献5には、積層構造を有するマスク用布であって、ポリテトラフルオロエチレン多孔質膜、および保湿性を有する織布または不織布を有することを特徴とするマスク用布と該マスク用布を用いた衛生マスクが開示されている。
特許第4832166号公報 実用新案登録第3154859号公報 特開2010−35563号公報 実開平02−96157号公報 特開2007−282720号公報
しかしながら、特許文献1に開示された従来のマスクでは、口腔および/または鼻腔の乾燥の防止には役立つものの、マスクの外側表面から保水液が揮散し、保水時間が減少して使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥の防止効果の持続時間が減じられ、また、収容体の中に保水液を保持した吸収性コアを挿入する作業に手間がかかったり、使用者の指を濡らしたりするという問題点があった。
また特許文献2に開示された従来のマスクは、保水層の外面が液浸透性の高い織布又は不織布で形成した液浸透層で覆われているため、マスクの外側表面から保水液が揮散し、保水時間が減少して使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥の防止効果の持続時間が減じられるという問題点があった。
さらに特許文献3〜5に開示された従来のマスクにおいても、マスク中の保水液の保水時間の減少に対する対策が何ら講じられていないため、マスクの外側表面から保水液が揮散し、保水時間が減少して使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥の防止効果の持続時間が減じられるという同様の問題点があった。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥を有効に防止するとともに、保水液がマスク本体の外側表面から揮散しにくく、使用時に煩雑な作業を伴わず、かつ、使用者の指を濡らしたりする恐れの少ないマスクおよび該マスクを用いたマスクキットを提供することにある。
上記の課題は、以下の手段により解決することができる。
1.使用者の顔面の少なくとも一部を覆うための多層構造を有するマスク本体と、該マスク本体の両側に設けられた耳掛け部とを備えたマスクであって、
該マスク本体は、
保水液を5ml以上保持出来る吸水性シートと、
該吸水性シートの外側に、該吸水性シート中の保水液が該マスク本体の外側表面から揮散するのを抑制する揮散抑制フィルムを有する、
ことを特徴とするマスク。
2.前記揮散抑制フィルムが、前記吸水性シートの外側に、かつ前記吸水性シートと接するように積層されている前記1に記載のマスク。
3.前記揮散抑制フィルムが、前記吸水性シートの面積以上の大きさで重なっている前記1または2に記載のマスク。
4.前記マスク本体の吸水性シートの内側に、該吸水性シート中の保水液が該マスク本体の内側表面に滲出するのを抑制する多孔樹脂フィルムを積層している前記1〜3のいずれか1項に記載のマスク。
5.前記多孔樹脂フィルムが、以下の条件(a)、(b)、(c)および(d)を満たす前記4に記載のマスク。
(a)厚さ:0.3mm〜0.6mm
(b)開口率:15%〜40%
(c)浸透時間:1秒〜3秒
(d)ウェットバック:0g〜0.1g
6.前記吸水性シートが、吸水性ポリマーを含有する前記1〜5のいずれか1項に記載のマスク。
7.前記マスク本体の多層構造が、内側から外側に向かって、親水性不織布、前記多孔樹脂フィルム、前記吸水性シート、前記揮散抑制フィルムおよび撥水性不織布の順で積層されている前記4〜6のいずれか1項に記載のマスク。
8.前記マスク本体の多層構造が、内側から外側に向かって、親水性不織布、前記多孔樹脂フィルム、親水性繊維のシート、前記吸水性シート、前記揮散抑制フィルムおよび撥水性不織布の順で積層されている前記4〜6のいずれか1項に記載のマスク。
9.前記マスク本体が、使用時に前記マスクの外側に向かって膨らむように立体成形されてなる前記1〜8のいずれか1項に記載のマスク。
10.前記1〜9のいずれか1項に記載のマスクと、該マスクの吸水性シートに供給する保水液が収容された保水液供給体とを少なくとも含むマスクキット。
11.前記1〜9のいずれか1項に記載のマスクの内側から、前記保水液供給体に収容された前記保水液を前記マスクの吸水性シート上に直接供給する工程を含む前記10に記載のマスクキットの使用方法。
本発明のマスクは、マスク本体が、保水液を吸水する吸水性シートと、該吸水性シートの外側に、該吸水性シート中の保水液が該マスク本体の外側表面から揮散するのを抑制する揮散抑制フィルムとを少なくとも有している。この構成により、マスク本体の外側表面からの保水液の揮散が抑制されるとともに、吸水性シート中の保水液の保水時間が延長され、使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥を長時間有効に防止できる。
また、本発明のマスクキットは、前記本発明のマスクと、該マスクの吸水性シートに供給する保水液を収容してなる保水液供給体とを少なくとも含む。この構成により、マスクの使用時に、保水液供給体を開封してその中に収容されている保水液をマスクの内側から、マスクの吸水性シート上に直接供給すればよいので、従来技術のように吸収性コアを収容体に挿入する等の煩雑な作業を必要とせず、また、使用者の指が濡れたりせず、衛生的にも優れている。
また、揮散抑制フィルムが吸水性シートの外側に、かつ吸水性シートと接するように積層されている形態によれば、マスク本体の外側表面からの保水液の揮散の抑制効果、吸水性シート中の保水液の保水時間の延長効果をさらに高めることができる。
また、揮散抑制フィルムが吸水性シートの面積以上の大きさで重なっている形態によれば、保水液の揮散の抑制効果をさらに高めることができる。
また、マスク本体中の吸水性シートの内側に、多孔樹脂フィルムを積層している形態によれば、マスク本体の内側表面から保水液が滲出することが抑制され、快適性に優れる。
また、マスク本体中の吸水性シートが吸水性ポリマーを含有する形態によれば、吸水性シート中の保水液の保持量を増量することが出来るため、使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥を長時間有効に防止できる。
また、マスク本体の内側から外側に向かって、親水性不織布、前記多孔樹脂フィルム、前記吸水性シート、前記揮散抑制フィルムおよび撥水性不織布の順で積層されている形態、またはマスク本体の内側から外側に向かって、親水性不織布、前記多孔樹脂フィルム、親水性繊維のシート、前記吸水性シート、前記揮散抑制フィルムおよび撥水性不織布の順で積層されている形態によれば、上記した本発明の効果に加えて、使用者の口元への保水液の接触が防止され、また、マスク本体の耐久性が向上するため、マスクの製造時の破損等が防止され生産性が向上する。
また、マスク本体が立体成形されている形態によれば、使用者の口元に空間が生じるので、長時間装着しても快適性に優れる。
図1は、本発明の実施形態に係るマスクの正面図である。 図2は、図1に示すマスクのプリーツを展開した状態を示す説明図である。 図3は、図1のマスクの一部拡大断面図である。 図4(a)および図4(b)は、特に好適な図1のマスクの一部拡大断面図である。 図5は、本発明のマスクキットの一実施形態を説明するための図である。 図6は、本発明のマスクキットの使用方法の一実施形態を説明するための図である。 図7は、保水液の保持時間および効果の持続時間の確認試験におけるマスクの質量変化を示すグラフである。 図8は、保水液の保持時間および効果の持続時間の確認試験におけるマスク内の相対湿度の変化を示すグラフである。
以下、本発明の実施形態を図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係るマスク10の正面図である。図1に示すように、このマスク10は、使用者の顔面の一部(例えば、口や鼻孔の周辺)を覆うためのマスク本体11と、このマスク本体11の両側に設けられた細紐で構成される耳掛け部12とを備えている。
図1に示すマスク10はいわゆる「プリーツ加工型」と呼ばれる形態のものであり、マスク本体11は、複数(図1では4本)の横方向の折り目14から形成されるプリーツ16を有している。プリーツ16は、図1に示す状態では2つの略Ω字状に折り畳まれており、プリーツ16を展開すると、図2に示すようにマスク10の外側に向かって膨らむ立体形状となるように構成されている。このように、本実施形態ではマスク本体11がプリーツ加工されているので、使用者の口元に空間が生じ、長時間装着しても快適性に優れ、また呼吸や会話の妨げになり難くなる。
図3は、図1のマスク10の一部拡大断面図(X−X断面図)である。図3において、本実施形態のマスク本体11は、多層構造を有しており、マスク10の内側表面(顔面に触れる内側の面)から外側表面(該内側表面とは反対側の面)に向かって、吸水性シート114と揮散抑制フィルム115がこの順で積層され、形成されている。
吸水性シート114は、保水液Wを吸水しかつ使用者の口腔および/または鼻腔に水分を供給するシートである。また揮散抑制フィルム115は、吸水性シート114中の保水液Wがマスク本体11の外側表面から揮散するのを抑制するフィルムである。吸水性シート114および揮散抑制フィルム115を少なくとも有するマスク10は、前述のような本発明の効果、すなわちマスク本体11の外側表面からの保水液Wの揮散を抑制し、吸水性シート114中の保水液Wの保水時間を延長し、使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥を長時間有効に防止できるという効果を奏する。
前記の吸水性シート114および揮散抑制フィルム115について説明する。先ず吸水性シート114は、マスク10の中央付近に配置され、マスク10の使用時に後述の保水液Wを吸水して、使用者の口腔や鼻腔に水分を供給するためのものである。数時間に亘って十分な水分を口腔や鼻腔に供給するには後述の保水液Wを5ml以上保持できることが好ましく、7ml以上保持できることがより好ましく、10ml以上保持できることがとくに好ましい。
吸水性シート114の繊維素材としては、例えば、親水性繊維、並びに親水性繊維および合成繊維の混紡が挙げられる。親水性繊維としては、例えば、パルプ、レーヨンおよびコットンなどが挙げられる。合成繊維としては、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレンおよびポリエステルなどが挙げられる。吸水性シート114の繊維素材は親水性繊維のみであってもよいが、生産性および加工性の観点から親水性繊維および合成繊維の混紡とすることが好ましく、特にパルプとポリプロピレンからなる混紡とすることがより好ましい。パルプ:ポリプロピレンの割合は40:60〜99:1(質量比)が好ましく、50:50〜80:20がより好ましい。このような吸水性シート114の製法としては、例えば、エアレイド法などが挙げられる。
吸水性シート114の目付は、80〜500g/mであることが好ましく、90〜300g/mであることがさらに好ましい。目付が80g/mより小さいと、保水液Wを十分に保持することができない。また、目付が500g/mより大きいと、シートが厚くなりすぎて、マスク10の製造時に支障が生じるおそれがある。
吸水性シート114の面積は、例えばマスク10を立体形状にして使用する場合、例えば、100〜200cmであることが好ましく、100〜150cmであることがより好ましい。また、吸水性シート114の寸法としては、具体的には、例えば、横方向に7〜20cm、縦方向に4〜12cmが好ましく、横方向に10〜18cm、縦方向に5〜10cmがより好ましい。なお、吸水性シート114の面積は、マスク本体11の面積よりも小さく設定することができる。また、吸水性シート114の厚さとしては、後述の保水液Wを5ml以上保持するために、0.4mm以上であればよいが、プリーツ加工等のマスク製造時の生産性の観点から、0.4〜0.9mmが好ましく、0.5〜0.8mmがより好ましい。
吸水性シート114は、そのまま単層で使用することもできるが、耐久性の観点から、上記の繊維素材からなるシートをシートまたは不織布で挟んだ3層構造とすることが好ましく、更には耐久性および保水性の観点から、内側(口側)を親水性繊維のシートとし、外側を撥水性繊維の不織布として上記の繊維素材からなるシートを挟んだ3層構造とすることがより好ましい。
親水性繊維としては、例えば、パルプ、レーヨンおよびコットンなどが挙げられ、好ましくはパルプである。
内側(口側)をパルプのシートにすると、製造が容易になり、また簡単に着色出来ることから保水液Wを供給する際の目印になるという利点がある。また外側をポリエステルの不織布にすると、シートの形状保持に優れ、更に濡れおよびべたつきを防止できるという利点がある。このような複数層の吸水性シート114の製法としては、例えば、エアレイド法などにより製造することができる。
更に、吸水性シート114は、上記の撥水性繊維の不織布に換えて後述の揮散抑制フィルム115と親水性繊維のシートで挟んだ3層構造とすることも可能である。この場合、揮散抑制フィルム115が吸水性シート114と直接に接するため、保水液Wがマスク本体11の外側表面から揮散するのをより効率的に抑制することができる。
また、吸水性シート114は、吸水性ポリマーを含有することも可能である。吸水性ポリマーとしては、公知のポリマーから適宜選択すればよいが、例えば、デンプン、セルロース、ポリアクリル酸、ポリビニルアルコール、ポリオキシエチレン、これらの変性物、これらの架橋物等が挙げられる。さらに具体的には、例えば、ポリアクリル酸ナトリウム架橋体、アクリル酸ナトリウム−ビニルアルコール共重合体、アクリル酸メチル共重合体ケン化物、アクリル酸メチル−酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリアクリロニトリル系重合体ケン化物、澱粉−アクリロニトリルケン化物、澱粉−アクリロニトリルグラフト重合体、澱粉−アクリル酸グラフト重合体、澱粉−スチレンスルホン酸グラフト重合体、澱粉−ビニルスルホン酸グラフト重合体、澱粉−アクリルアミドグラフト重合体、ポリビニルアルコール架橋重合体、ヒドロキシエチルメタクリレートポリマー、ポリエチレングリコール・ジアクリレート架橋重合体、架橋ポリエチレンオキサイド、カルボキシメチルセルロース等が挙げられる。
これらの吸水性ポリマーは、吸水性シート114中に、例えば0.01〜5g、好ましくは0.1〜1gの範囲で含有することができる。
吸水性シート114に吸水性ポリマーを含有することで、吸水性シート114中の保水液Wの保持量を増量することが出来るため、使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥を長時間有効に防止できる。
次に、揮散抑制フィルム115について説明する。揮散抑制フィルム115は、吸水性シート114中の保水液Wがマスク本体11の外側表面から揮散するのを抑制するフィルムであり、揮散抑制フィルム115を吸水性シート114の外側に積層することにより、マスク本体11の外側表面からの保水液Wの揮散が抑制されるとともに、吸水性シート114中の保水液Wの保水時間が延長され、使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥を長時間有効に防止できる。
揮散抑制フィルム115としては、水分子の通過を抑制出来るものであれば特に限定されないが、例えばポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルム等が挙げられ、本発明の効果向上の観点から、ポリプロピレンフィルム、ポリエチレンフィルムが好ましい。
揮散抑制フィルム115の厚さは、マスクの一般的な製造で使用可能な程度の厚さ(硬さ)であれば特に限定されない。
また、揮散抑制フィルム115は、吸水性シート114の面積以上の大きさで重なるようにして積層されているのが好ましい。なお、揮散抑制フィルム115をマスク本体11全体に積層すると、マスク本体11の通気性が乏しくなる場合がある。なお、マスク本体11の通気性を向上させたい場合、揮散抑制フィルム115は、吸水性シート114の面積以下の大きさで重なるようにして積層されていてもよい。
また本発明のマスク10は、マスク本体11の吸水性シート114の内側(口側)に、吸水性シート114中の保水液がマスク本体11の内側表面に滲出する(ウェットバック)のを抑制する、図4(a)および(b)に示すような多孔樹脂フィルム112を積層していることが好ましい。この形態によれば、使用者の口元に保水液が滲出することに伴う不快感を防止することができる。なお、本発明における多孔樹脂フィルム112とは、一方向のみに透水性を有するフィルムを意味しており、本発明のマスク10の場合、マスク本体11の内側(口側)から外側への方向に対しては透水性を有するが、逆に外側から内側(口側)への方向に対しては不透水性の構造を有するものである。この目的を達成するために、多孔樹脂フィルム112は、以下の条件(a)、(b)、(c)および(d)を満たすことが好ましい。
(a)厚さ:0.3mm〜0.6mm
(b)開口率:15%〜40%
(c)浸透時間:1秒〜3秒
(d)ウェットバック:0g〜0.1g
(a)厚さとは、マスク本体11の内側から外側に向かって、マスク本体11の平面と直交する方向の長さである。
(b)開口率とは、フィルム表面全体に占める孔の割合(%)を表わす。全く孔が無いフィルムの場合、開口率は0%となる。
(c)浸透時間は、EDANA(欧州不織布協会)150.5−02に従って測定され、開口部から水を垂らしたとき、開口部の下から水が出てくる時間(秒)を表わす。
(d)ウェットバックは、EDANA(欧州不織布協会)151.3−02に従って測定され、一度水を染み込ませた吸水性シートの上にフィルムを乗せ、更にその上から荷重をかけた際に、溢れてきた水の量(グラム)を表わす。
多孔樹脂フィルム112は、市販品を用いることができ、例えば、ポリエチレンまたはポリプロピレン等のオレフィン系の熱可塑性樹脂フィルムをエンボス加工したものが好適に使用されるが、ポリエステルまたはナイロンなどのポリアミド系樹脂、EVAなども使用することができる。
マスク本体11の寸法としては、顔のサイズを考慮して適宜決定すればよい。マスク本体11には、例えば、前記の吸水性シート114、揮散抑制フィルム115および多孔樹脂フィルム112以外にも、織布または不織布を用いることもできる。好ましくはスパンボンド法、メルトブロー法、サーマルボンド法またはスパンレース法による不織布、より好ましくは保形性の観点からスパンボンド法による不織布でマスク本体11を構成することができる。
前記織布及び不織布を構成する繊維素材は公知のものを選択することができ、例えば、紙、レーヨンおよびコットン等の天然繊維、ポリプロピレン、ポリエチレンおよびポリエステル等の合成繊維とすることができる。また、生産性の観点から、ポリプロピレンまたはポリエチレンが好ましく、保形性の観点からポリプロピレンがより好ましい。
マスク本体11を前記の吸水性シート114、揮散抑制フィルム115および多孔樹脂フィルム112と共に2枚以上の織布または不織布を用いて形成する場合、これらは、例えば、縫製、超音波溶着または熱融着により形成することができる。また、折り目により、少なくとも1つのプリーツ(襞)を形成することができ、これによってマスク本体11が外側に向かって膨らむように立体成形され、種々の顔の大きさに対応する。
図4(a)および(b)は、とくに好適な形態である図1のマスク10の一部拡大断面図(X−X断面図)である。図4(a)において、本実施形態のマスク本体11aは、マスク10の内側(顔面に触れる側)から外側(顔面に触れる側とは反対側)に向かって、親水性不織布111、多孔樹脂フィルム112、吸水性シート114、揮散抑制フィルム115および撥水性不織布116の順で積層して形成されてなる。また、図4(b)において、本実施形態のマスク本体11bは、マスク10の内側から外側に向かって、親水性不織布111、多孔樹脂フィルム112、親水性繊維のシート113、吸水性シート114、揮散抑制フィルム115および撥水性不織布116の順で積層して形成されてなる。
図4(a)および(b)に示すように、本発明のマスク10において、揮散抑制フィルム115の外側に、撥水処理された不織布116を積層していることが好ましい。これにより、揮散抑制フィルム115の破損等が防止され耐久性が向上し、また保水液Wが外側表面から滲出することを抑制して快適性に優れるなどの効果がある。
撥水処理された不織布116としては、通常マスクに使用される不織布に、後述の撥水剤を適用することで調製できるが、撥水性を備えているポリエステル系繊維、ポリプロピレン系繊維、またはポリエチレン系繊維からなる不織布をそのまま用いることが好ましい。
不織布に撥水性を付与する場合は、撥水剤を前記不織布に添着・塗布する方法が挙げられる。撥水剤としては、人体に対して安全性の高い材料であれば周知のものを使用することができるが、皮膚に対し刺激が少ないものを使用することがより好ましい。またポリエステル系繊維、ポリプロピレン系繊維、またはポリエチレン系繊維からなる不織布は撥水性を備えているので、撥水処理を行わずにそのまま使用することも可能である。
具体的な撥水剤としては、例えば、フッ素系樹脂を含むフッ素系撥水剤、シリコン系樹脂を含むシリコン系撥水剤、パラフィン系撥水剤およびワックス系撥水剤などが挙げられ、中でもフッ素系撥水剤を使用することが好ましい。フッ素系撥水剤としては、例えば、フッ素樹脂エマルションおよびフッ素樹脂水溶液などが挙げられる。また、撥水剤としては、液状または粉末状などの種々の形態のものを使用できる。
撥水剤による処理方法としては、特に限定されず、スプレー、ロール若しくは刷毛などの手段による塗布または含浸などの適宜の方法で前記不織布材料に添着・塗布することができる。処理条件としては、例えば撥水剤としてフッ素系撥水剤を使用した場合、処理温度は通常20℃から70℃、好ましくは20℃から40℃、処理時間は、用いる材料の大きさまたは処理方法にもよるが、通常数秒から数分程度で十分ある。なお、撥水剤の使用量は当業者が適宜設定することができる。また、撥水剤の添着・塗布後、適宜乾燥させることが好ましい。乾燥工程としては、通常100℃から170℃で10秒から5分乾燥するが、好ましくは100℃から120℃で10秒から5分乾燥し、更に150℃から170℃で10秒から5分乾燥する二段階乾燥がよい。
また図4(a)および(b)に示すように、本発明のマスク10において、さらに多孔樹脂フィルム112の内側に、親水処理された不織布111を積層していることが好ましい。これにより、保水液Wの供給に影響することなく、多孔樹脂フィルム112の破損等が防止され耐久性が向上し、また使用(装着)感が向上するなどの効果がある。
親水処理された不織布111としては、ガーゼや親水性の不織布をそのまま用いるか、撥水性の不織布に親水剤を適用して親水性を保持させて用いることでもよい。親水剤としては、例えば、脂肪酸グリセライド、アルコキシ化アルキルフェノール、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、アルキルポリオキシエチレンアルコール、脂肪酸アミド等の非イオン界面活性剤や、脂肪酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルベンゼンスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩等の界面活性剤が挙げられる。
また、耳掛け部12の材料としては、例えば、ポリエステル系繊維、レーヨン系繊維、ナイロン系繊維、ポリウレタン系繊維、ガーゼ、紙および透湿性樹脂シートなどが挙げられる。
更に、本発明のマスク10には目的に応じてマウスバーやノーズフィッターを設けることができる。マウスバーは、マスク10の立体形状を維持するためにマスク本体11の中央部に設けられ、ノーズフィッターは、マスク10を使用者の鼻に密接させるためにマスク本体11の上辺部分に設けられる。マウスバーやノーズフィッターとしては、金属製、ポリエチレン製またはポリプロピレン製などから形成されるテープを使用することができる。
更に、本発明のマスク10には、細菌・ウイルス飛沫や花粉等の侵入を防止するためのメルトブロー不織布や、細菌の増殖を抑えるための抗菌性シートなどを積層することもできる。
図5は、本発明のマスクキット100の一実施形態を説明するための図である。また、図6は、本発明のマスクキット100の使用方法の一実施形態を説明するための図である。本発明のマスクキット100は、前記のマスク10と、マスク10の吸水性シート114に供給する一定量の保水液Wを収容してなる保水液供給体20とを少なくとも含む。
保水液供給体20としては、例えば、供給袋や供給容器等が挙げられる。供給袋としては、例えば、2枚のプラスチックフィルムの四方A、B、C、Dをシールし、内部に一定量の保水液Wを収容可能とする収容スペース202が形成されている供給袋が挙げられる。また、この収容スペース202の上部に注ぎ口2022を設け、好適にはノッチNを形成しておくことにより、図6に示すように、使用者の手によって簡単に注ぎ口2022を開封して、内部の保水液Wを吸水性シート114に供給することができる。
また、供給容器は、例えば、ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレートまたはポリプロピレン製であるフレキシブルタイプの(柔軟性のある)プラスチック容器が挙げられ、該プラスチック容器上部に形成した注ぎ口を軽くひねるだけで簡単に開口して内部の保水液Wを吸水性シート114に供給することができる。
吸水性シート114に保持される保水液Wは、人体に安全であるとともに、使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥を有効に防止する液体であればとくに制限されない。保水液Wは、水であってもよく、または水を主成分とし、水以外の成分を配合することもできる。
水以外の成分としては、メチルパラベン、プロピルパラベンまたはフェノキシエタノールなどの防腐剤、ヒアルロン酸塩またはベタインなどの保湿剤、植物エキス、キサンタンガム、ヒドロキシプロピルメチルセルロース(HPMC)、ヒドロキシエチルセルロース(HEC)、ヒドロキシプロピルセルロース(HPC)、寒天、グアーガムまたはカラギーナンなどの水溶性増粘剤、ユーカリまたはミントなどの香料、香料を可溶化する界面活性剤(例えば、ノニオン性界面活性剤、両性界面活性剤またはアニオン性界面活性剤)などが挙げられる。
保水液供給体20に収容される保水液Wの容量は、5ml以上が好ましく、7ml以上がより好ましく、10ml以上がとくに好ましい。なお、保水液Wは、マスク本体11の内側からマスク10の吸水性シート114上に直接供給する。
このような構成によれば、睡眠中の使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥を長時間有効に防止するとともに、保水液Wがマスク本体11の外側表面から揮散しにくく、使用時に煩雑な作業を伴わず、かつ、使用者の指を濡らしたりする恐れの少ないマスク10および該マスク10を用いたマスクキット100を提供することができる。
以下、本発明を実施例および比較例により更に説明するが、本発明は下記例に制限されるものではない。
〔実施例1〕
以下に示すようなプリーツ型のマスク本体11(175mm×175mm)を調製した。すなわち、マスクの内側から外側に向かって、親水性不織布111、多孔樹脂フィルム112、親水性繊維のシート113、吸水性シート114、揮散抑制フィルム115、マウスバーおよび撥水性不織布116の順で積層した後、プリーツ加工を行ってマスク本体11を調製した。調製したマスク本体11に、ポリエステル系繊維からなる耳かけ部12を設けて本発明のマスク10を得た。
親水性不織布111として、ポリプロピレン不織布を用いた。サイズはマスク本体11と同じサイズ、すなわち175mm×175mmとした。
多孔樹脂フィルム112として、175mm×175mmのポリエチレンフィルム(厚さ:0.4mm、開口率:34%、浸透時間:2.2秒、ウェットバック:0.06g)を用いた。
親水性繊維のシート113として、パルプ・ポリプロピレン(80:20)の不織布のシートを用いた。
吸水性シート114として、80mm×175mmのパルプ:ポリプロピレン=80:20(質量比)のシート(目付け:90g/m、厚さ:0.5mm)を用いた。
揮散抑制フィルム115として、ポリエチレンフィルム(目付:22.5g/m)を用いた。サイズは吸水性シート114と同じサイズ、すなわち80mm×175mmとし、吸水性シート114と重なり合うように積層した。
マウスバーとして、ポリプロピレン製テープを用いた。
撥水性不織布116として、175mm×175mmのポリプロピレン不織布を用いた。
(濡れ評価試験)
実施例1で得られたマスク10の内側表面から、吸水性シート114上に、保水液としての水を5.5ml供給し、10秒間放置した後、外側表面および内側表面を目視および指触し、濡れの程度を評価した。その結果、内側表面および外側表面ともに、ウェットバックおよび水の滲み出が無く、サラサラしていた。
〔比較例1〕
マスクの外側から内側に向かって、親水処理ポリプロピレン不織布、ポリプロピレン不織布、マウスバー(ポリプロピレン製テープ)、パルプ・ポリプロピレン(80:20)シートからなる吸水性シート、ポリエチレンフィルムからなる多孔樹脂フィルム、親水処理ポリプロピレン不織布の順で積層して、揮散抑制フィルムを積層していないプリーツ型マスク本体を調製した。調製したマスク本体に、ポリエステル系繊維からなる耳かけ部を設けてマスクを得た。
(保水液の保持時間および効果の持続時間の確認試験)
実施例1および比較例1で得られたマスクの内側表面から、吸水性シート上に水を5.5ml供給した後、約10mの室内(室温22℃、相対湿度31.6%rh)の中央に設置した保温器具(保温器具の表面温度は約33℃)の表面に各マスクを立体型にして貼り付け、マスクの質量変化およびマスク内の相対湿度の変化を30分間隔で測定した。その結果を図7(マスクの質量変化)、図8(マスク内の相対湿度)に示す。
図7の結果より、実施例1の本発明のマスクは、比較例1のマスクに比べて、長時間にわたりその質量が維持されている。すなわち、マスク本体の外側表面からの保水液の揮散が抑制されるとともに、吸水性シート中の保水液の保水時間が延長されていることが証明された。
また、図8の結果より、実施例1の本発明のマスクは、比較例1のマスクに比べて、長時間にわたり高い相対湿度が維持されている。すなわち、使用者の口腔および/または鼻腔の乾燥を長時間有効に防止できることが証明された。
10 マスク
11 マスク本体
14 折り目
16 プリーツ
111 親水性不織布
112 多孔樹脂フィルム
113 親水性繊維のシート
114 吸水性シート
115 揮散抑制フィルム
116 撥水性不織布
12 耳掛け部
20 保水液供給袋
100 マスクキット
202 収容スペース
2022 注ぎ口
W 保水液

Claims (11)

  1. 使用者の顔面の少なくとも一部を覆うための多層構造を有するマスク本体と、該マスク本体の両側に設けられた耳掛け部とを備えたマスクであって、
    該マスク本体は、
    保水液を5ml以上保持出来る吸水性シートと、
    該吸水性シートの外側に、該吸水性シート中の保水液が該マスク本体の外側表面から揮散するのを抑制する揮散抑制フィルムを有する、
    ことを特徴とするマスク。
  2. 前記揮散抑制フィルムが、前記吸水性シートの外側に、かつ前記吸水性シートと接するように積層されている請求項1に記載のマスク。
  3. 前記揮散抑制フィルムが、前記吸水性シートの面積以上の大きさで重なっている請求項1または2に記載のマスク。
  4. 前記マスク本体の吸水性シートの内側に、該吸水性シート中の保水液が該マスク本体の内側表面に滲出するのを抑制する多孔樹脂フィルムを積層している請求項1〜3のいずれか1項に記載のマスク。
  5. 前記多孔樹脂フィルムが、以下の条件(a)、(b)、(c)および(d)を満たす請求項4に記載のマスク。
    (a)厚さ:0.3mm〜0.6mm
    (b)開口率:15%〜40%
    (c)浸透時間:1秒〜3秒
    (d)ウェットバック:0g〜0.1g
  6. 前記吸水性シートが、吸水性ポリマーを含有する請求項1〜5のいずれか1項に記載のマスク。
  7. 前記マスク本体の多層構造が、内側から外側に向かって、親水性不織布、前記多孔樹脂フィルム、前記吸水性シート、前記揮散抑制フィルムおよび撥水性不織布の順で積層されている請求項4〜6のいずれか1項に記載のマスク。
  8. 前記マスク本体の多層構造が、内側から外側に向かって、親水性不織布、前記多孔樹脂フィルム、親水性繊維のシート、前記吸水性シート、前記揮散抑制フィルムおよび撥水性不織布の順で積層されている請求項4〜6のいずれか1項に記載のマスク。
  9. 前記マスク本体が、使用時に前記マスクの外側に向かって膨らむように立体成形されてなる請求項1〜8のいずれか1項に記載のマスク。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のマスクと、該マスクの吸水性シートに供給する保水液が収容された保水液供給体とを少なくとも含むマスクキット。
  11. 請求項1〜9のいずれか1項に記載のマスクの内側から、前記保水液供給体に収容された前記保水液を前記マスクの吸水性シート上に直接供給する工程を含む請求項10に記載のマスクキットの使用方法。
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