JP2015121165A - 車両用エアクリーナ - Google Patents

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Abstract

【課題】筐体の内容積を十分に確保しつつ、振動の抑制を図ることにより騒音を低減が可能な車両用エアクリーナを提供する。【解決手段】略立方体状の下方筐体60と、上方筐体68とを有する車両用エアクリーナ6において、下方筐体60のうち右側壁部60Cと左側壁部60Dに外部から被着され、下方筐体60の材料よりも柔軟な材料からなるシート状の第1弾性部材64a、64bと、第1弾性部材64a、64bを被覆するように配され、第1弾性部材64a、64bより剛性の高い材料からなるプレート部材65a、65bとを備える構成とする。【選択図】図4

Description

本発明は、自動二輪車等の車両に装備される車両用エアクリーナに関する。
自動二輪車等の車両には、エンジンに供給する外気に含まれるゴミや砂塵、不純物等を予め除去し、清浄処理するためのエアクリーナが装備されている。
図10と図11に従来の自動二輪車1Xの構成を部分的に例示する。従来の自動二輪車1Xは、車体フレーム100と、車体フレーム100の上方に取り付けられた燃料タンク101と、車体フレーム100の下方に取り付けられたエンジン102及びエアクリーナ103と、車体フレーム100の後方に取り付けられたシート104と、シート104の下方に配された後輪105と、車体フレーム100と後輪105とを連結するスイングアーム106とを備える。エアクリーナ103はエンジン102と接続される。またエアクリーナ103は、シート104の下方において車体フレーム102に配された複数のブラケット107に対し、ボルト108とナット109を用いてボルト止めにより固定される。
エアクリーナ103は、箱型の筐体の内部にスポンジ状あるいは繊維シート状のフィルターエレメントが配置される。エアクリーナ103の筐体には内部と連通する空気流入口と空気流出口とが設けられている。エンジンの駆動時には、エアクリーナ103は、空気流入口から外気を内部に取り込み、フィルターエレメントで外気を濾過して清浄処理を行う。その後、清浄になった外気を空気流出口からエンジン側に供給する。
実開昭61−73423号公報
一般に、エアクリーナはエンジン及び車体フレームに連結されているので、各々の振動がエアクリーナに比較的伝わりやすい。このとき、エアクリーナの筐体がエンジン及び車体フレームからの振動により強制振動され、ある周波数以上で振動がエアクリーナ吸気音と重なって一種の共振現象を生じ、騒音を発生させることがある。そこで、エンジン及び車体フレームから伝わる振動をエアクリーナにおいて低減できれば、エアクリーナで発生しうる騒音を低減できると考えられる。
一方、エアクリーナは適正な量の外気を清浄処理してエンジンに供給することが求められる。このため、エアクリーナの筐体の内容積を十分に確保する必要がある。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、筐体の内容積を十分に確保しつつ、振動の抑制を図ることにより騒音の低減が可能な車両用エアクリーナを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様は、車両のエンジンに供給する空気を清浄処理する車両用エアクリーナであって、内部に前記空気を通過させて濾過するフィルターエレメントと、前記フィルターエレメントを収容し、空気流入口と、前記エンジンに向けて空気を流出する空気流出口とを有する、直方体状の筐体と、前記筐体のうち、前記空気流入口が形成された壁部及び前記空気流出口が形成された壁部を除く、残余の側壁部に対して外部から被着され、前記筐体の材料よりも柔軟な材料からなるシート状の第1弾性部材と、前記第1弾性部材を被覆するように配され、前記第1弾性部材より剛性の高い材料からなるプレート部材とを備える。
上記構成を有する本発明の一態様の車両用エアクリーナによれば、エアクリーナの筐体において、側壁部とプレート部材との間に、筐体の材料よりも柔軟な材料からなるシート状の第1弾性部材を配する。このような構成により、第1弾性部材によって防振されたプレート部材によってエアクリーナの筐体の振動形態を変え、騒音を発生している振動を減衰させることができる。これによりエアクリーナの振動を抑制し、エアクリーナから発生する騒音を低減することができる。
また、第1弾性部材とプレート部材とを配する側壁部を、空気流入口及び空気流出口の少なくとも1つが形成された比較的強度が高い壁部を除く筐体部分とすることで、エアクリーナの振動を効果的に抑制して騒音を低減することができる。
また、第1弾性部材より剛性の高い材料からなるプレート部材を、第1弾性部材を覆うように配する。これにより筐体の部材を厚くしたり、筐体内部に補強リブ等の補強手段を設けなくても筐体を補強することができるため、筐体の内容積を減少させずに筐体を補強することができる。
以上の説明から明らかなように、上記した本発明の一態様の車両用エアクリーナによれば、筐体の内容積を十分に確保しつつ、振動の抑制を図ることにより騒音を低減が可能な車両用エアクリーナを提供できる。
第1実施形態に係る自動二輪車の部分構成を示す側面図である。 第1実施形態に係るエアクリーナの斜前方から見た外観構成図である。 第1実施形態に係るエアクリーナの正面図である。 第1実施形態に係るエアクリーナの内部構成を示す一部断面図である。 第1実施形態に係るエアクリーナのプレート部材周辺の分解図である。 熱カシメ処理前の様子を示すプレート部材周辺の断面図である。 熱カシメ処理後の様子を示すプレート部材周辺の断面図である。 従来のエアクリーナにおける課題を説明するための断面図である。 第2実施形態に係るエアクリーナのプレート部材周辺の構成を示す断面図である。 従来の自動二輪車の部分構成を示す側面図である。 従来の自動二輪車の部分拡大図である。
以下、各実施形態を図面を参照して説明する。
図1に第1実施形態に係る車両用エアクリーナ6(以下、単に「エアクリーナ6」と称する。)を搭載した自動二輪車1の部分構成を示す。また図2〜図5にエアクリーナ6の構成を示す。
図1に示すように、自動二輪車1は、車両前方から車両後方に延びる車体フレーム2と、車体フレーム2の内方に配されたエンジン3と、車体フレーム2の車両後方に配された後輪4と、車体フレーム2の上方に配された燃料タンク5と、燃料タンク5の下方でエンジン3に接続されたエアクリーナ6と、燃料タンク5の後方に配置されたシート7と、エンジン3に接続されて後方に延びるように配されたマフラー8と、車体フレーム2の中央部に配されたスイングアーム9と、エンジン3からの回転駆動力を後輪4に伝達するためのドライブチェーン10とを備える。
車体フレーム2は自動二輪車1の骨格部分であり、長尺状の複数の鋼材を接続して構成される。具体的に車体フレーム2は、車両前方から後方に配されたトラス構造を有するフレームであって、車両前方においてハンドル軸(不図示)を回転自在に軸支するヘッドパイプ2Aと、ヘッドパイプ2Aから車両後方に延びるメインフレーム2Bと、車体フレーム2の長手方向中央付近(例えばメインフレーム2Bの後部)における車幅方向両側に配され、エアクリーナ6を連結するための一対のフレーム側ブラケット2Cと、車体フレーム2の長手方向中央付近における車幅方向両側に配されたピボットフレーム2Dと、各ピボットフレーム2Dにわたり架設された梁状のクロスリンク部材2Eとを有する。
尚、図1では図示の都合上、一対のフレーム側ブラケット2Cのうち、紙面手前側に位置するフレーム側ブラケット2Cのみを図示している。
エンジン3はその上方が車体フレーム2に部分的に覆われるように固定される。燃料タンク5とシート7とは、車体フレーム2の上方にこの順に配される。
エンジン3からの排気を車両後方に放出するためのマフラー8は、エンジン3のシリンダの前部に接続され、エンジン3の下方を通り、且つ車両後方に延伸して配される。
スイングアーム9は自動二輪車1の車体後部におけるサスペンションの一部を構成する。スイングアーム9は、各ピボットフレーム2Dにわたり配されたピボット軸(不図示)においてその前端9Aが軸支される。これによりスイングアーム9は、ピボット軸を軸中心として上下に揺動可能に配される。
後輪4はエンジン3の駆動力をドライブチェーン10を介して伝達可能にされた状態で、スイングアーム9の後端9Bに回転自在に軸支されている。
エアクリーナ6はエンジン3のシリンダの後方に配置され、フレーム側ブラケット2Cにおいて車体フレーム2とボルト止めにより連結されている。またエアクリーナ6はその上面と下面とにそれぞれ配された第2弾性部材S1、S2を介し、燃料タンク5の下面とクロスリンク部材2Eの上面とに挟設される。これによりエアクリーナ6は、自動二輪車1の内部において位置決めされている。
次にエアクリーナ6の具体的構成を説明する。
図2〜図4に示すように、エアクリーナ6は、下方筐体60と、第1弾性部材64a、64bと、プレート部材65a、65bと、被覆部材66a、66bと、上方筐体68と、フィルターエレメント70と、第2弾性部材S1、S2とを有する。
下方筐体60は上方に開口60Fを有する箱体であって、車両前方に配向される前方壁部60Aと、車両後方に配向される後方壁部60Bと、車体右側に配向される右側壁部60Cと、車体左側に配向される左側壁部60Dと、車体下方に配向される底面部60Eとを有する。このうち右側壁部60Cと左側壁部60Dとは略平坦な外表面及び内表面を有する。下方筐体60は樹脂成型品であり、上方筐体68と下方筐体60との組み合わせにより、外観が略直方体状のエアクリーナ6の筐体を構成する。このエアクリーナ6の筐体の外観形状は、自動二輪車1内部の燃料タンク5とシート7と車体フレーム2とに囲まれた内部空間において、十分に豊富な内容積を確保できるように設計されたものである。
前方壁部60Aは、エンジン3に清浄処理された外気を供給するための空気流出口61aと、エンジン3にブローバイガスを還流させるためのブローバイガス還流口61bと、エアクリーナ6から排気ガスの完全燃焼のために排気管内に新鮮な空気を送る二次エアー取出口61cとを備える。前方壁部60Aの上方には、エアクリーナ6を車体フレーム2のフレーム側ブラケット2Cに対してボルト止めにより連結するための一対の筐体側ブラケット62a、62bが外方に突設されている。
後方壁部60Bは、その外表面に立設された複数の補強リブ63を備え、筐体60の内容積を確保しつつ下方筐体60の補強が図られている。空気流出口61aはエンジン3の吸気口3aと接続される(図1参照)。尚、後方壁部60Bの外表面には、上部筐体68に設けられた空気流入口68bが配される(図4参照)。
底面部60Eは下方筐体60の内部に溜まった水を排出するためのドレンノズル67aと、ドレンノズル67aの先端を封止するチューブ67bと、チューブ67bをドレンノズル67aに留めるクランプ67cとを有する。底面部60Eはクロスリンク部材2Eの上に載置される。
尚、底面部60Eの外表面には第2弾性部材S2が貼着される。第2弾性部材S2はシート状であり、一例としてウレタン等のエラストマー材料で構成される。第2弾性部材S2は底面部60Eの外表面とクロスリンク部材2Eとの間に介在し、クロスリンク部材2Eから下方筐体60に伝わる振動を受けて弾性変形し、その振動エネルギーを減衰する。
右側壁部60Cにはシート状の第1弾性部材64aと、プレート部材65aと、被覆部材66aとがこの順に外部より被着されている(図5参照)。これらの構成要素は、右側壁部60Cに形成された5カ所の熱カシメ部602a〜606aにより、右側壁部60Cの外表面に沿って固定されている。
第1弾性部材64aはシート状であり、筐体(下方筐体60及び上方筐体68)の材料よりも柔軟な材料からなる。第1弾性部材64aは、一例として、エチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)やアクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)等のエラストマー材料で構成される。第1弾性部材64aは複数の挿通孔(図6の挿通孔642aを参照)を有する。エアクリーナ6において、第1弾性部材64aは下方筐体60に立設された複数の突出部(図6の突出部602axを参照)が第1弾性部材64aの各挿通孔に挿通された状態で、右側壁部60Cの外表面に密着するように配される。第1弾性部材64aは、エンジン3及び車体フレームからエアクリーナ6の下方筐体60及び上方筐体68に伝わった振動を受けて弾性変形することにより、後述するプレート部材65aとともに振動エネルギーを吸収し、エアクリーナ6の振動形態を変えて共振の発生を防止する。
プレート部材65aは第1弾性部材64aの材料よりも剛性が高い材料、例えば鉄(Fe)等の金属の板体として構成される。鉄はコスト面及び剛性において好適な材料である。プレート部材65aは図5に示すように、延出部651aと、複数の挿通孔652a〜657aと、複数の雌ねじ部(ボス)658a、659aとを有する。延出部651aはプレート部材65aの外周の一部を外方に延出させてなる。延出部651aの外表面は樹脂キャップ651a1で覆われている。延出部651aは被覆部材66aに対し、プレート部材65aを係合するための係合部として機能する。挿通孔652a〜657aには製造時において、下方筐体60に立設された前述の複数の突出部が挿通され、各突出部の先端に熱カシメ部602a〜606aが形成されることで、第1弾性部材64aとともに下方筐体60に固定される。これによりプレート部材65aは下方筐体60を外部より補強する。
被覆部材66aは樹脂成型品であり、ボルトBL1、BL2を挿通させる複数の挿通孔661a、662aと、延出部651aを挿通させてこれと係合する切欠孔663aとを有する。図5に示すように、雌ねじ部658a、659aには被覆部材66aを介してボルトBL1、BL2が螺合される。延出部651aが切欠孔663aの周縁に係合され、ボルトBL1、BL2が被覆部材66aを介して雌ねじ部658a、659aに螺合されることで、被覆部材66aがプレート部材65aに固定される。これにより被覆部材66aは、プレート部材65aを外部より被覆する。
尚、図3に示すように、下方筐体60の左側壁部60Dには、第1弾性部材64bと、プレート部材65bと、被覆部材66bとが、第1弾性部材64aと、プレート部材65aと、被覆部材66aと同様の方法で配されている。第1弾性部材64aと第1弾性部材64b、プレート部材65aとプレート部材65b、被覆部材66aと被覆部材66bとは、それぞれ互いに鏡像関係の形状を有する。従って第1弾性部材64b、プレート部材65b、被覆部材66bの各構成の説明を省略する。
上方筐体68は、下方筐体60の開口60Fを閉塞する。さらに上方筐体68は、図4に示すように、下方筐体60との間でフィルターエレメント70を担持する。上方筐体68はエアクリーナ6の内容積を確保するために前方部分が上方に向かって膨出するように形成された皿状体であり、後方に向けて延出された空気流入ダクト68aを有する。具体的には、空気流入ダクト68aは下方筐体60の開口60Fの上方から後方壁部60Bの外表面に沿ってL字状に延設される。空気流入ダクト68aは、その下方の先端に空気流入口68bを有する。上方筐体68はその周縁において複数のビスBを用い、下方筐体60の開口60Fの周縁においてねじ止めにより固定される。
フィルターエレメント70は湿式のエアフィルタであって、ウレタンフォーム等の発泡材や不織布を用いて構成されるシート体である。フィルターエレメント70は下方筐体60と上方筐体68との間において、下方筐体60の開口60Fを隙間なく覆うように配置される。
次に図6と図7とに基づき、第1弾性部材64aと、プレート部材65aとを熱カシメ部602a〜606aを用いて下方筐体60に固定する方法について説明する。尚、図6と図7とでは、熱カシメ部602aの形成方法のみについて例示しているが、その他の熱カシメ部603a〜606aの形成方法も同様である。
エアクリーナ6の製造工程において、まず右側面部60Cより突出された複数の突出部(図6の突出部602axを含む)を有する加工前下方筐体60Pと、各突出部を挿通可能な挿通孔をそれぞれ有する第1弾性部材64a及びプレート部材65aとを用意する。
突出部602axに挿通孔642aを挿通させて第1弾性部材64aを配置する。
第1弾性部材64aの上面に対し、突出部602axに挿通孔652aを挿通させてプレート部材65aを積層する。この状態で図6に示すように、上方に露出している突出部602axの先端(頂部)602ayを高温に加熱された治具Wの先端で押圧して拡径する。これにより図7に示すように、突出部602axの先端602ayに熱カシメ部602aを形成する。
熱カシメ部602aの形成方法と同様の方法で、下方筐体60にその他の熱カシメ部603a〜606aを形成する。熱カシメ部602a〜606aを形成することで、第1弾性部材64aと、プレート部材65aとを係止して下方筐体60に固定できる。
その後、被覆部材66aをプレート部材65aに重ね、延出部651aを切欠孔663aに挿通させ、延出部651aを切欠孔663aの周縁で係合する。ボルトBL1、BL2を挿通孔661a、662aに挿通させ、雌ねじ部658a、659aに螺合する。これにより、下方筐体60に対して被覆部材66aを固定することができる。
エアクリーナ6は車体フレーム2の内部空間に収納され、各フレーム側ブラケット2Cに筐体側ブラケット62a、62bを重ねた状態で、各フレーム側ブラケット2Cと筐体側ブラケット62a、62bとを不図示のカラーを介してボルト止めする。これによりエアクリーナ6が車体フレーム2に連結される。さらにエアクリーナ6は第2弾性部材S1を介して燃料タンク5の下面と当接し、第2弾性部材S2を介してクロスリンク部材2Eの上面と当接する。また、エアクリーナ6は空気流出口61aにおいてエンジン3と接続される。このようにエアクリーナ6は、車体フレーム2とエンジン3と燃料タンク5とクロスリンク部材2Eとに対してそれぞれ固定される。
エンジン3の駆動時には、エンジン3がエアクリーナ6の空気流出口61aから吸気することによりエアクリーナ6の内圧が大気圧に対して負圧となる。これに伴い、空気流入口68bから上方筐体68の内部に外気が流入し、フィルターエレメント70の内部を通過する。このとき外気はフィルターエレメント70において、ゴミや砂塵、不純物等を除去されて浄化処理される。その後、清浄な外気が下方筐体60の内部を通り、空気流出口61aよりエンジン3に供給される。
ここでエアクリーナ6では、以下の諸効果を期待できる。
一般にエアクリーナの筐体は、エンジンとフレームとからの振動により強制振動され、ある周波数以上では振動がエアクリーナ吸気音と重なって一種の共振現象を生じ、騒音を発生させることがある。
そこでエアクリーナ6では、下方筐体60で発生する振動がエアクリーナ吸気音と重なって共振するのを防止するため、第1弾性部材64a、64bを挟んでプレート部材65a、65bを下方筐体60に取り付けている。これによりエアクリーナ6の振動形態(振動周波数)を変更して共振現象を起こしにくい構造としており、エアクリーナ6で発生する騒音が低減されている。
尚、前方壁部60Aには筐体側ブラケット62a、62bと空気流出口61aとが存在し、後方壁部60Bにはリブ63が立設されている。また前方壁部60Aと後方壁部60Bとは右側壁部60Cと左側壁部60Dに比べて小面積である。従って、前方壁部60Aと後方壁部60Bとは右側壁部60Cと左側壁部60Dとに比べてはるかに剛性が高い構造部分である。よって前方壁部60Aと後方壁部60Bとにエンジン3の振動が伝わっても、前方壁部60Aと後方壁部60Bとが撓みや変形等を生じて騒音を発生するおそれは小さいと考えられる。
また、上方筐体68は、その上面が図4に示すように上方に向けて膨出しており、剛性が高い。一方、下方筐体60の底面部60Eは、比較的小面積であるため剛性が高い。さらにエアクリーナ6では、上方筐体68の上面が第2弾性部材S1を介して燃料タンク5と接し、下方筐体60の底面部60Eが第2弾性部材S2を介してクロスリンク部材2Eと接している。このため、上下方向におけるエアクリーナ6の振動は大きくなりにくい。
さらに、エアクリーナ6ではプレート部材65a、65bが第1弾性部材64a、64bよりも高い剛性の材料で構成されている。このため、第1弾性部材64a、64bで防振されたプレート部材65a、65bを下方筐体60に配することで、右側壁部60Cと左側壁部60Dとを外部より補強し、騒音を発生している振動を減衰できる。また、第1弾性部材64a、64bとプレート部材65a、65bとは、右側壁部60Cと左側壁部60Dとの各外表面に設けた熱カシメ部により下方筐体60に固定されるので、第1弾性部材64a、64bとプレート部材65a、65bとを配するに際し、下方筐体60の内容積を減らすことがない。
また下方筐体60の補強リブ63は、後方壁部60Bの外表面に立設され、下方筐体60をプレート部材65a、65bとともに外部から補強しており、下方筐体60の内部に補強手段を設けて下方筐体60の内容積を減少させないように図られている。従って、エアクリーナ6の内部に豊富な外気を取り込み、エアクリーナ6からエンジン3への空気供給量を維持することができるとともに、エアクリーナ6における撓みや変形等の発生を防止できる。
尚、第1弾性部材64a、64bとプレート部材65a、65bとを下方筐体60に固定する手段として、右側面部60C及び左側面部60Dの外表面に立設した熱カシメ部602a〜606a等を用いているので、例えば図8に示すように、ボルトBLの軸部を下方筐体60Xに挿通させてナットNで締結する固定手段を採る必要がない。このため、下方筐体60に内外と連通する挿通孔60X1の形成が不要である。従って、挿通孔60X1とボルトBLとの隙間をシールするためのシール部材も不要である。
またエアクリーナ6では、図8に示すナットNを保持するボスを下方筐体60の内部に形成したり、ボスを形成するために下方筐体60を肉厚にする必要がない。従って下方筐体60を射出成形で作製する際には、比較的簡単な構造の成形金型と適量の樹脂材料とを用い、低コストで下方筐体60を作製することができる。
次に第2実施形態について、第1実施形態との差異を中心に説明する。
第1実施形態では、熱カシメ部602a〜606a等を用いて第1弾性部材64a、64bと、プレート部材65a、65bとを下方筐体60に固定したが、下方筐体60に対する第1弾性部材64a、64bと、プレート部材65a、65bとの固定方法は上記方法に限定されない。
例えば図9の第2実施形態に例示するように、下方筐体60Bの外表面に対し、熱カシメ部の代わりに雌ねじ部60B1を立設することができる。雌ねじ部60B1は下方筐体60の外表面に円周状のリブを立設し、その内部にナットをインサート成形して形成する。
第2実施形態のエアクリーナの製造時には、雌ねじ部60B1に挿通孔642a、652aを挿通させ、第1弾性部材64aと、プレート部材65aとを下方筐体60Bの外表面に積層する。その後、プレート部材65aの表面と接触可能な外径のフランジを有するフランジ付ボルトBL3を雌ねじ部60B1に螺合させる。尚、図9には図示しないが、全ての熱カシメ部602a〜606aを形成する代わりに雌ねじ部60B1とフランジ付ボルトL3との組み合わせを用いる。
このような第2実施形態の構成によっても、フランジ付ボルトBL3により第1弾性部材64aとプレート部材65aとが下方筐体60Bに固定されるので、第1実施形態と同様の効果を期待できる。
尚、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲でその構成を変更、追加、又は削除を加えることができる。上記各各実施形態は互いに任意に組み合わせてもよく、例えば1つの実施形態中の一部の構成又は方法を他の実施形態に適用してもよい。
上記各実施形態では、下方筐体60の右側壁部60Cと左側壁部60Dとに対して第1弾性部材64a、64bとプレート部材65a、65bと被覆部材66a、66bとを設けたが、これに限定されず、左右いずれか一方の側壁部のみに第1弾性部材とプレート部材と被覆部材とを設けることもできる。
また第1弾性部材は、下方筐体60の外表面において隣接する複数の壁部(例えば右側壁部60Cと底面部60Eと左側面部60D)にわたり配することもできる。この場合、プレート部材は各側面部ごとに分割し、第1弾性部材の表面をそれぞれ部分的に覆うように配することができる。
また、第1弾性部材64a、64bとプレート部材65a、65bとは、それぞれ合計5個の熱カシメ部を用いて下方筐体60に固定したが、熱カシメ部の数はこれに限定されず、側壁部ごとに5個未満または5個より多く形成してもよい。
エアクリーナ6において、下方筐体60の前方壁部60A側に空気流出口61a、後方壁部60B側に空気流入口68Eが配置された構成を示したが、空気流出口61aと空気流入口68Eとの配置位置はこれに限定されない。従って第1弾性部材64a、64bは、筐体のうち、空気流入口及び空気流出口の少なくとも1つが形成された壁部を除く側壁部に外部から被着すればよい。
被覆部材66a、66bをプレート部材65a、65bに取り付ける方法として、延出部651aを切欠孔663aの周縁に係合させる構成を例示したが、延出部651aと切欠き部を省略し、被覆部材66a、66bをプレート部材65a、65bに対してボルトBLのみで固定することもできる。
上記各実施形態では、下方筐体に立設した熱カシメ部または雌ねじ部を用いて第1弾性部材64a、64bとプレート部材65a、65bとを下方筐体に配する構成を例示したが、これに限定されず、例えば第1弾性部材64a、64bとプレート部材65a、65bとを接着剤を用いて下方筐体60に接着することもできる。また、カシメ部を形成する場合は熱カシメ部に限定されず、ダボカシメ部やバーリングカシメ部、スピンカシメ部等、各種公知のカシメ部を形成することもできる。
以上のように本発明に係る車両用エアクリーナは、エンジンの駆動時において、エンジンから伝わる振動を抑制し、その振動により発生しうる騒音を効果的に低減する優れた効果を奏する。従って本発明に係る車両用エアクリーナは、この効果の意義を発揮できる自動二輪車等のエアクリーナ等として広く適用すると有益である。
B ビス
BL、BL1、BL2 ボルト
BL フランジ付ボルト
S1、S2 第2弾性部材
1 車体
2、100 車体フレーム
2A ヘッドパイプ
2B メインフレーム
2C フレーム側ブラケット
2D ピボットフレーム
2E クロスリンク部材
3、102 エンジン
4、105 後輪
5、101 燃料タンク
6、103 エアクリーナ
7、104 シート
8 マフラー
9、106 スイングアーム
10 ドライブチェーン
60 下部筐体
60A 前方壁部
60B 後方壁部
60C 右側壁部
60D 左側壁部
60E 底面部
60F 開口
60P 加工前下方筐体
61a 空気流出口
62a、62b 筐体側ブラケット
63 補強リブ
64a、64b 第1弾性部材
65a、65b プレート部材
66a、66b 被覆部材
68 上部筐体
68a 空気流入口
70 フィルターエレメント
602ax 突出部
602a〜606a 熱カシメ部

Claims (8)

  1. 車両のエンジンに供給する空気を清浄処理するエアクリーナであって、
    内部に前記空気を通過させて濾過するフィルターエレメントと、
    前記フィルターエレメントを収容し、空気流入口と、前記エンジンに向けて空気を流出する空気流出口とを有する、直方体状の筐体と、
    前記筐体のうち、前記空気流入口が形成された壁部及び前記空気流出口が形成された壁部を除く、残余の側壁部に対して外部から被着され、前記筐体の材料よりも柔軟な材料からなるシート状の第1弾性部材と、
    前記第1弾性部材を被覆するように配され、前記第1弾性部材より剛性の高い材料からなるプレート部材と、を備えるエアクリーナ。
  2. 前記筐体は、前記側壁部から外方に突設された突出部を有し、
    前記第1弾性部材は前記突出部が挿通可能な第1挿通孔を有し、
    前記プレート部材は前記突出部が前記第1挿通孔に挿通された状態で、前記突出部において固定されている、請求項1に記載のエアクリーナ。
  3. 前記プレート部材は前記突出部が挿通可能な第2挿通孔を有し、
    前記突出部が前記第1及び第2挿通孔に挿通された状態で前記突出部の先端が拡径されることにより、前記プレート部材が前記突出部に対して固定されている、請求項2に記載のエアクリーナ。
  4. 前記筐体は樹脂成型品であり、前記突出部の先端は前記プレート部材に対して熱カシメ加工されてなる、請求項3に記載のエアクリーナ。
  5. 前記筐体は直方体状であり、
    前記筐体の上面及び下面の少なくともいずれかの表面に、前記車両と接触するように配され、前記筐体の材料よりも柔軟な材料からなるシート状の第2弾性部材を有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のエアクリーナ。
  6. 前記筐体において、前記側壁部は車幅方向の両側に位置している、請求項1〜5のいずれか1項に記載のエアクリーナ。
  7. 前記筐体は、前記車両進行方向における壁部の外表面に立設された補強リブを有する、請求項5または6に記載のエアクリーナ。
  8. 前記プレート部材を被覆するように配された被覆部材をさらに備える、請求項1〜7のずれか1項に記載のエアクリーナ。
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