JP2015119234A - 通信装置および、障害復旧制御方法 - Google Patents

通信装置および、障害復旧制御方法 Download PDF

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宏太 川原
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伸之 茶木
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Abstract

【課題】伝送網において障害が発生した場合に、パスを復旧するための装置の制御時間を短縮する。【解決手段】通信装置の制御コマンドおよびオペレーション単位の設定時間をDBテーブルとして管理し、通信経路に障害が発生した際に障害状況に基づいて、通信経路を迂回するための通信装置への設定時間が短くなるように迂回路を決定して、障害の復旧時間を短縮する。【選択図】図4

Description

本発明は、通信装置の制御に関し、特に、障害復旧方式に関する。
近年、スマートフォンや高機能テレビを用いた動画配信サービスの普及、企業内ネットワークの広域VLAN化など、通信網を介した情報サービスの多様化に伴い、それらの端末とサーバ間を結ぶ公衆回線や専用線の伝送網は、更なる大容量化およびRASの高機能化 (Reliability:信頼性、Availability:可用性、Serviceability:保守性)が求められている。伝送網の信頼性は通信装置の壊れにくさおよび通信の途切れにくさを示す。伝送網の保守性は装置の修理のしやすさを示す。伝送網の可用性は利用者のサービスの停止時間の短かさを示す。伝送網におけるRAS技術分野では、障害発生時に障害個所を迂回して通信経路を復旧することで可用性を向上し、ユーザに対するサービスを継続する経路制御方式が実装されている。
各通信事業者による実用導入が進められているMPLS-TP(MultiProtocol Label Switching-TransportProfile)という伝送規約では、収容するATM(Asynchronous Transfer Mode)やEthernet(登録商標、以下同じ)の信号に対して、エンド・トゥー・エンドで信号を伝送する経路(パス)を提供する。MPLS-TPはその名が示すとおり、ATMやEthernetなどの複数の伝送規約(MultiProtocol)を混在収容して統一的に管理するための伝送規約であり、ラベル(Label)という識別子を用いてフレームのスイッチング(Switching)を行なう。MPLS-TP装置は、いくつかの異なる国際標準規格に則ったフレームに対して、ラベルという宛先を示すヘッダー信号を付与することにより、複数種類の信号を混在収容可能とする装置である。MPLS-TP装置は、各信号にラベルを付与し、スイッチングする転送経路を制御する。
またMPLS-TP装置は、フレームを送受信するための光モジュールを複数持ち、ラベルスイッチの制御に従い、複数の光モジュールからの入力信号を一つの光モジュールから出力するよう設定できる。各光モジュールは、単位時間あたりに出力できる最大のフレームの量が決まっており、複数の光モジュールから入力された信号を1つの光モジュールにおいてすべて滞りなく出力できるとは限らない。そのため、MPLS-TP装置は、QoS機能にて、送信しきれないフレームを一時的に保持する機能や、フレームの種類によって廃棄する機能を実現し、パスの品質を制御する。QoS機能は、パス毎に、帯域の設定を行う。
MPLS-TP網では、物理的な冗長構成、論理的な冗長構成を予め準備しておき、障害発生時に切替を行う方式が実現されている。重要なデータを通信する高品質パスは、予め準備された冗長経路を用いることで、障害発生時の通信断時間を数十ミリ秒スケールに削減する。これらの高品質パスは、伝送経路の冗長化により、物理的および論理的な資源を消費するため、伝送網を管理する通信事業者は、高価な価格でパスを提供する。しかしながら、すべての顧客がそれら高品質パスを必要とするわけではなく、また、網資源としても待機用の資源の確保に限界がある。
このため通信事業者は、顧客のニーズに合わせて、廉価なパスとして、非冗長構成でベストエフォートなパスを提供する。これらのパスは冗長構成を持たないため、障害が発生している間は通信断が継続する。顧客との契約上、非冗長構成のパスを提供している場合に通信断が発生することは通信事業者にとって想定内の事象ではあるが、顧客に通信サービスを提供する通信事業者としてはなるべく早急にサービスを復旧させることが望ましい。
通信断を復旧するための方式として、特許文献1では、余剰の帯域を用いて、「故障端で代用経路への切替を行う際に、故障復旧制御を行う範囲を最小限に抑える」ように迂回する経路を計算して装置への設定変更を実施する。特許文献1の故障復旧制御を行う範囲を最小限に抑えるということは、装置への設定変更操作を局所的に集約するということである。
特開2005−175593号公報
特許文献1の方法では装置への設定変更操作を局所的に集約するため、新たな迂回経路を構成する少数の装置に迂回経路の設定に必要な処理が集中する。特許文献1の技術をMPLS-TP網に適用した場合に、MPLS-TP網を構成する少数の通信装置へ局所的な設定を行うこととなり、MPLS-TPのラベルスイッチ機能およびQoS(Quality of Service)機能の特性により、装置内でボトルネックが発生する場合がある。
MPLS-TP装置へ論理的なパスの経路変更を行う場合は、既設パスに影響を与えないようにするため、ラベルスイッチ機能では、ラベルの重複判定を、QoS機能では、インターフェースカード単位、光モジュール単位の設定変更に関する整合性判定を、それぞれシーケンシャルに実施する必要がある。この場合、装置に内蔵された制御用CPUとメモリと管理用組み込みプログラムを用いて、ラベルスイッチ機能やQoS機能における設定された内容の整合処理および各インターフェースカード単位、光モジュール単位の物理的な設定変更、設定変更後の整合性確認処理を実施し、数百ミリ秒の変更時間が必要となる。
また、ラベルの重複判定やQoSの帯域設定の設定変更時間は、パスの設定本数(ラベルの使用量および帯域の使用量)の増加に伴い、数百ミリ秒から数秒の時間がかかる。例えば新たな迂回経路上の1つの装置が1つのパスについてラベルの重複判定やQoS帯域設定の変更に要する時間を0.5秒から2秒と想定すると、同じ装置に例えば1万パスの判定を要求すると5000秒から20000秒、すなわち、およそ1時間23分から5時間33分かかると予測され、通信サービスの復旧に長時間を要することとなる。
上記課題を解決するため、本発明の網管理装置は、パスの通信経路を管理するパス管理部と、通信経路の変更に必要な処理を通信経路上の通信装置に依頼するコマンドを、パス毎に作成するコマンド管理部と、を有する。パス管理部は、複数のパスの通信経路の少なくとも一部を別の通信経路に変更するときに、通信経路を変更する設定が必要な通信装置のうちの少なくとも1台がパス毎の複数のコマンドの処理に要する時間を算出し、当該算出した複数のコマンドの処理に要する時間が予め定められた上限値を超えないかどうか判定する。
本発明の一実施形態によると、障害発生時に、あらかじめ冗長な迂回路を設定されていないパスの通信断時間を削減する。
通信システム一実施形態を示した図である。 通信装置の物理的構成の一構成例を示した図である。 網管理装置の物理的な構成と機能との一構成例を示すブロック図である。 網管理装置の論理的な機能構成の一構成例を示すブロック図である。 装置管理テーブルの一構成例を示す図である。 パス管理テーブルの一構成例を示す図である。 コマンド管理テーブルの一構成例を示す図である。 網管理装置の表示制御部が提供する画面例である。 障害発生時の通信装置内の動作を説明する図である。 障害の発生した通信ネットワークの迂回路の設定例を説明する図である。 本発明の実施形態の迂回パスを算出する手順を示すフローチャートである。
以下の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は、本実施例の通信システム構成を示した図である。通信システム構成は、MPLS-TPに対応する通信装置10、MPLS-TP網である通信網20、複数の通信装置10にパスやその帯域の設定等を行なうための管理網30、複数の通信装置10にコマンドを送信して装置状態の設定を行なう網管理装置40からなる。通信網20は、複数の通信装置10より構成されている。また、通信装置10は、管理網30を介して、網管理装置40と接続されている。
本実施例の通信システムは、外部通信装置60-1と通信網20で接続され、通信フレーム50を送受信する。通信フレーム50は、電気信号もしくは光信号であり、通信網20を介して、通信装置10へ伝送される。網管理装置40は、管理網30を介して、各通信装置10へ通信フレーム50を転送する設定を行い、通信フレーム50は、通信網20を介して、各通信装置10を経由し、外部通信装置60-2へ転送される。この外部通信装置60-1から外部通信装置60-2のエンド・トゥー・エンドで信号を伝送する経路の設定単位をパスと表現する。図1では、2か所の外部通信装置60の接続を示しているが、MPLS-TP網に対して、さらに多くの外部通信装置60を接続した構成でも本発明を適用可能である。
本実施例では、外部通信装置60-1と外部通信装置60-2の伝送網をEthernet網としているが、ATM網など他のプロトコルの網でも良い。本実施例は、図1に示すMPLS-TP網内で通信装置10の障害が発生した際に、通信網20を集中管理する網管理装置40が管理網30を介して各通信装置10の制御を行い、障害を復旧する実施形態を説明する。
図2は、通信装置10内部の機能部を示した図である。通信装置10は、フレーム処理部11、管理制御部12、転送制御部13から構成される。フレーム処理部11は、複数の通信網20と接続され、通信網20と通信フレーム50を送受信し、また、通信装置10内部で転送制御部13と接続され、通信フレーム50を送受信する。管理制御部12は、管理網30と接続され、管理網30を介して、図1に示した網管理装置40からの通信を送受信し、また、通信装置10内部で転送制御部13と接続され、網管理装置40からの設定指示(コマンド)を受けてコマンド処理部14にて転送制御部13へ装置内の設定を行なう。転送制御部13は、通信装置10内部で複数のフレーム処理部11と接続され、フレーム処理部11から通信フレーム50を送受信し、また、通信装置10内部で管理制御部12と接続され、通信フレーム50をどのフレーム処理部12へ転送するかといった設定を受信し、フレーム処理部11間の接続を制御する。
図3は、網管理装置40の物理的な構成を示した図である。網管理装置40の物理的構成は、中央処理装置41、主記憶装置42、主記憶装置42内部に格納されるプログラム421およびデータ422、補助記憶装置43、外部入出力インターフェース44、装置通信インターフェース45からなる。
中央処理装置41は、主記憶装置42のプログラム421を実行してプログラム421が有する各種機能を実現し、またプログラム421が処理した各種データ等をデータ422として保持する。主記憶装置42は、中央処理装置41で使用する計算手順をプログラム421として記録し、また、外部入出力インターフェース44からの入力と装置通信インターフェースからの入力と中央処理装置41の計算結果をデータ422に記録する。補助記憶装置43は、主記憶装置42のプログラム421とデータ42の記録を補助する。外部入力インターフェース44は、網管理装置を使用するユーザからの入力を例えばキーボードやタッチパネル、音声入力等の入力デバイスで取得し、また、中央処理装置41の計算結果をユーザにディスプレイ等で表示する。装置通信インターフェース45は、中央処理装置41で計算されたプログラム421の計算結果を電気信号へ変換し、各通信装置10へ送受信する。
図4は、網管理装置40の論理的な構成、つまり機能を示した図である。網管理装置の論理的な構成は、プログラム421として表示制御部4211、装置管理部4212、結線管理部4213、パス管理部4214、転送管理部4215、コマンド管理部4216、死活監視部4217、送受信部4218からなる。
表示制御部4211は、ディスプレイ等の表示装置を介して管理者に必要な情報を提供する。装置管理部4212は、各通信装置10の状態を管理する。パス管理部4214は、異なる外部通信装置60とそれぞれ接続する2台の通信装置10間に形成される通信経路であるパスを管理する。転送管理部4215は、パスを構成する通信装置10間の通信経路を決定する。
コマンド管理部4216は、パスを設定するときやパスの通信経路を変更するときに、通信装置10に設定すべき情報を伝えるコマンドを管理する。網管理装置40からコマンドを受けた通信装置10は前述のようにラベルスイッチ機能やQoS機能における設定された内容の整合処理および各インターフェースカード単位、光モジュール単位の物理的な設定変更、設定変更後の整合性確認処理を実施する。死活監視部4217は、各通信装置10から障害情報を受信して、装置管理部4212や結線管理部4213、パス管理部4214に迂回路の形成に必要な処理を促す。
また、データ422は装置管理テーブル4221、パス管理テーブル4223、コマンド管理テーブル4224を備える。装置管理テーブル4221の構成例を図5に示す。装置管理テーブル4221は、図1に示す通信装置10に関する情報を管理する。装置管理テーブル4221は、装置ID42211、装置名称42212、復旧時間上限値42213、障害状態42214、復旧時間42215で構成される。装置ID42211は、通信装置10に付与された識別情報である。なお、IPアドレスやMACアドレスなどネットワーク上で装置を識別するための情報を装置ID42211として用いても良い。又は装置管理部4211が、通信網20内に存在する通信装置10に装置IDを付与して装置管理テーブル4221に自動的に登録しても良い。装置名称42212は、管理者が認識しやすいように各通信装置10に与えられる名称である。
復旧時間上限値42213は、その通信装置10が故障した際に他の通信装置10による迂回路を形成するときに、迂回路の形成にかけられる時間の上限値である。復旧時間上限値42213は、その通信装置10が収容しているパスのサービス種別(例えば高額なサービスか、低額なサービスか)や、パスが収容するアプリケーションの種類(動画配信などのリアルタイム性が要求されるサービスか、メールやファイルのダウンロード等のリアルタイム性が必要でないアプリケーションか)に応じて管理者が適宜決定する。
障害情報42214は、障害発生時に、死活監視部4217から通知される障害情報を保持する。送受信部4218が通信装置10からの障害情報を受信し、死活監視部4217へ障害情報を通知する。死活監視部4217は、装置管理部4212へ障害情報を通知し、装置管理部4212は、装置管理テーブル4221の障害情報42214を更新する。復旧時間42215は、パス管理部4214が迂回路計算の際に算出する値を保持する。
図6はパス管理テーブル4223の一構成例である。ここでパスとは、図1の例を参照すると、互いに通信を行なう外部通信装置60-1および外部通信装置60-2間に形成される通信経路のことであり、具体的には外部通信装置60-1に接続される通信装置10-1と、外部通信装置60-2に接続される通信装置10-2との間に形成される通信経路のことである。
パス管理テーブル4223は、このようにエンド・トゥー・エンドで信号を伝送する経路の設定単位であるパスの情報を管理する。パス管理テーブル4223は、パスID42231、始点装置42232、終点装置42233、パス経路42235で構成される。パスID42231はパスを一意に識別するための情報であり、パス管理部4214により、新たなパスが形成されるたびに当該パスにパスIDを付してパス管理テーブル4223に登録するようにしても良い。始点装置42232は、図1の例を参照すると、外部通信装置60-1と接続される通信装置10-1の装置名称42212である。終点装置42233は、図1の例を参照すると、外部通信装置60-2と接続される通信装置10-2の装置名称42212である。パス経路42235は、そのパスを形成する通信装置10の装置ID42211である。図6に示すパス管理テーブル4223の例では、NE1の通信装置とNE3の通信装置との間で、NE2の通信装置を経由して3本のパスが設定されている。
コマンド管理テーブル4224の一構成例を図7に示す。コマンド管理テーブル4224は、図2で示した通信装置10にてパスの通信経路の設定を変更する際に網管理装置40から通信装置10へ送信されるコマンドの情報を管理する。コマンド管理テーブル4224は、コマンドID42241、コマンド名称42242、応答時間42243で構成される。コマンドID42241は網管理装置40が各通信装置に送信するコマンドを一意に特定するための識別情報である。コマンド管理部4216により、現在登録されているコマンドにコマンドIDを付してコマンド管理テーブル4224に自動的に登録しても良い。コマンド名称42242は、例えばそのコマンドが何のためのコマンドであるのかを示すような、管理者に識別しやすいようなコマンドの名前である。応答時間42243は、網管理装置40がある一台の通信装置10にコマンドを発したときに、その通信装置10が送信されたコマンドの処理に要する時間である。応答時間42243は例えば通信装置10がコマンド処理に要する時間を実測して値を入手することもできる。
図8は、表示制御部4211で制御する画面例を示した図である。表示制御部4211で制御する画面は、装置管理画面42111、パス管理画面42113、コマンド管理画面42114である。
装置管理画面42111は、装置名称421111、復旧時間上限値421112を入力する欄および、登録ボタンから構成される。装置管理テーブル4221の装置名称42212には装置名称421111の装置名称が、装置管理テーブル4221の復旧時間上限値42213には復旧時間上限値421112が、それぞれ格納される。装置管理画面42111のユーザ入力を表示制御部4211が装置管理部4212へ通知し、それらの情報を装置管理部4212が装置管理テーブル4221の装置名称42211と復旧時間上限値42212を登録する。
パス管理画面42113は、始点装置結線421131、終点装置結線421132、パス帯域421133を入力する欄および、登録ボタンから構成される。パス管理テーブル4223の始点装置42232には始点装置結線421131に入力された情報が、同テーブルの終点装置42233には終点装置421132に入力された情報が、同テーブルのパス帯域42234にはパス帯域421133に入力された情報が、それぞれ登録される。
コマンド管理画面42114は、コマンド名称421141、応答時間421142を入力する欄および、登録ボタンから構成される。コマンド管理テーブル4224のコマンド名称42242にはコマンド名称421141に入力された情報が、同テーブルの応答時間42243には応答時間421142に入力された情報が、それぞれ格納される。
これら情報を入力する画面例では、情報の入力後、管理者が登録ボタンを押下することで入力された情報が外部入出力インターフェース44を介して網管理装置40に入力され、主記憶装置42内のそれぞれのテーブルに登録される。図4の機能ブロックで説明すると、図8の入力画面のユーザ入力を表示制御部4211が装置管理部4212へ通知し、それらの情報を装置管理部4212が各々のテーブルに登録する。なお、装置管理画面42111やコマンド管理画面42114による装置管理テーブル4221やコマンド管理テーブル4224への情報登録は適宜のタイミングでなされる。
図9は、障害発生した際の網管理装置40の動作を示した図である。あるパスの経路上に位置する通信装置10に障害が発生した際、送受信部4218が障害情報を受信する(9000)。送受信部4218は、死活監視部4217へ障害情報を通知する(9001)。死活監視部4217は、障害情報をパス管理部4214へ通知する(9002)。パス管理部4214は、障害情報に含まれる装置ID42211をキーにして装置管理テーブル4221を検索し(9003)、障害の発生した装置の装置名称42212等の情報を取得する(9004)。このときパス管理部4214は障害を起こした装置の障害情報42214を問題無から問題有へ変更する。
パス管理部4214は、特定した障害装置を経由するパス情報をパス管理テーブル4223のパス経路42235より判断し、取得する(9005,9006)。具体的には、パス管理部4214は障害を起こした装置の装置名称42212を取得しているため、その装置名称によりパス経路42234を検索し、障害装置を含むパスのパスID42231を取得する。そしてパス管理部4214は、パスID42231を取得した全てのパスの迂回経路を計算する。
パス管理部4214は、迂回経路の計算の判定条件として使用するため、コマンド管理テーブル4224からすべてのコマンド情報を取得する(9007,9008)。パス管理部4214は、取得した情報を元に全てのパスの迂回経路の計算を実行する(9009)。迂回経路決定手順の詳細は図11にて説明する。パス管理部4214は、決定された迂回パス経路を元に、転送制御部4215へ迂回パス経路設定を実行する(9010)。転送制御部4125は転送設定コマンドを算出し、送受信部4218を介して、迂回パス上の各通信装置10へ転送経路の設定を実行する(9011,9012,9013,9014,9015)。パス管理部4214は、迂回パス経路を元に、パス管理テーブル4223を更新する(9016,9017,9018)。具体的には、迂回パス上の装置名称42212を用いてパス経路42234を更新する。
図10に示すネットワーク構成を例に迂回パスの決定手順について説明する。図10のネットワークは図1の通信網20を詳細に記載したものである。図10ではパス42233-1〜4000の4000本のパスが太い実線で記載されており、これらパスの経路上の通信装置10-13に障害が発生した場合を想定する。前提条件として、各通信装置の復旧時間上限値は、1時間とする。パスの経路変更操作のコマンド処理は、それぞれの通信装置で1秒の処理時間を要するとする。この前提条件では、1台の通信装置には3600秒つまり3600コマンドまで処理させることができる。
図11は、通信装置10-13から障害情報を受信した網管理装置40の処理を説明するフローチャートである。全ての処理はパス管理部4222により実行される。パス管理部4222は、障害情報から特定される通信装置10-13を経由するパス情報を、パス管理テーブル4223のパス経路42235より判断する(S-1001)。この場合、パス42233-1〜4000が存在するため(S-1002でY)、パス管理部は当該パスの迂回路を決定する(S-1003)。
迂回路の経路探索方法には、一般的な経路探索手法(深さ優先探索、幅優先探索、ダイクストラ法、A*法)を用いることができる。例えば図10の例で障害の発生した通信装置10-13をパスの経路から外して通信装置10-12と通信装置10-18との間で迂回路を探索する場合、これら両端点となる通信装置10間を接続する各通信装置10のつながりを算出し、最終的に1つの通信経路を決定する。このとき、パス42231に含まれる各々のパスの帯域や、各通信装置10間のリンク(結線)の通信帯域を考慮して迂回路を決定しても良い。
迂回路が決定すると、パス管理部4222は当該迂回路上に存在する通信装置10が復旧作業に要する時間を算出する(S-1004)。パス管理部は、迂回するパス操作に使用するコマンドを決定し、コマンド管理テーブル4224の応答時間42243と装置管理テーブル4221の復旧時間42215を用いて、各装置の復旧時間を計算する。使用するコマンドは、経路を変更するコマンドに対して、変更する設定を迂回路の情報から算出する。
例えば、通信装置10-12、10-13、10-18を経由する当該パスを迂回する経路として、通信装置10-12、10-17、10-18が経路探索手法により算出された場合は、網管理装置40は通信装置10-12に対して、通信装置10-12から通信装置10-13への転送設定を通信装置10-12から通信装置10-17へ転送する設定に変更するコマンドを生成し、通信装置10-12へ送信する。また、通信装置10-17に対して、通信装置10-12から入ってきたフレームを通信装置10-18へ転送設定するコマンドを生成し、通信装置10-17へ送信する。また、通信装置10-18に対して、通信装置10-13から転送される設定を通信装置10-17から転送される設定に変更するコマンドを生成し、通信装置10-18へ送信する。
迂回路上に、経路の設定変更が必要な通信装置10が複数存在する場合は、通信装置10毎に当該パスの復旧のために必要なコマンド処理時間を算出する。例えば、通信装置10-12、10-13、10-18を経由する当該パスを迂回する経路として、通信装置10-12、10-17、10-18が経路探索手法により算出された場合は、通信装置10-12、10-17、10-18の通信装置に対する復旧のためのコマンド処理時間を算出する。
パス管理部4222は、通信装置毎に、複数のパスについて算出した復旧時間を加算していき、複数のパスのトータルの復旧時間を算出する(S-1005)。複数のパスは個別に経路変更を行なう必要があり、網管理装置40はパスごとに経路変更のためのコマンドを迂回路上で経路変更処理を要する通信装置10に送信するためである。
パス管理部4222は、各通信装置10毎に、算出したトータルの復旧時間が、装置管理テーブルの復旧時間上限値42213を越えていないかどうか判定する(S-1006)。越えていない場合、パス管理部4222はS-1003で決定した迂回路を採用する(S-1007)。そして、まだ救済していないパスがある場合は当該未救済のパスについて同様に迂回路を決定する処理を行なう。未救済のパスが無くなると、パス管理部4222は迂回路を決定する処理を終了し、転送管理部にコマンドの送信を指示する(S-1008)。
S-1003からS-1007の処理を図10のネットワークにあてはめると以下のようになる。1本目のパス42231-1の迂回路として通信装置10-12、通信装置10-17、通信装置10-23を経由する迂回路42251が見つかったとする(点線で図示)。迂回路42251の収容可能な通信帯域が大きく、3600本めまでのパス42231-3600も迂回路42251に収容可能とする(S-1003)。パス管理部4222はコマンド管理テーブル4224のパスID42241-1で示されるコマンド名「転送設定変更」のコマンドについて、通信装置10-12、通信装置10-17、通信装置10-18それぞれの応答時間を応答時間42243に登録されている1000msつまり1秒と見積もる(S-1004)。次にパス管理部4222はこの1秒を、3599本めまでのパスの復旧に要する時間 3599×1000ms=3599秒に加算して、それぞれの通信装置において3600本全てのパスの経路変更に必要なトータルの復旧時間を3600秒と算出する(S-1005)。
パス管理部4222は、算出した3600秒と、装置管理テーブル4221の復旧時間上限値42213に登録された時間とを比較する。通信装置10の復旧時間上限値が図5のように1時間(3600秒)とすると、算出した時間がテーブルに登録されている時間を越えていないため、パス管理部はパス42231-3600の迂回路として通信経路42251を採用し、新たなパス42251-3600を設定する。
次に、パス42231-3601については同じ迂回路42251でのトータルの復旧時間が3600+1=3601秒と計算され、テーブルに登録されている3600秒を超えるため、S-1006の条件分岐でS-1003に戻り、迂回路42251とは別の迂回路が探索される。この別の迂回経路の探索も上述した一般的な経路探索手法を用いることができ、またパスの収容可能な帯域を考慮に入れて迂回路を決定して良い。
ここではパス42231-3601の迂回路として通信装置10-7、通信装置10-6、通信装置10-11、通信装置10-16、通信装置10-21、通信装置10-22、通信装置10-23を経由する迂回路42261が見つかったとする(点線で図示)。迂回路42261についても収容可能な帯域が大きく、パス42231の残りの400本のパス42231-3601〜4000を全て収容できたとする。この場合、最後にS-1002において通信装置10-13の故障に際し救済すべきパスが存在しなくなり、パス管理部4222は決定された迂回パス42231-1〜3600および42251-3601〜4000を転送管理部4215に指示し、転送管理部4215から各迂回パス上の経路設定が必要な通信装置10に対しコマンドが送信される(S-1008)。
本実施例では、複数の通信装置と、前記各通信装置に接続される網管理装置とを備える通信システムにおいて、各通信装置がメッシュ状のネットワークを構成し、メッシュ状のネットワークに設定される現用パス群を含む。通信網管理装置は、プロセッサとメモリとインターフェースとを備え、前記通信装置を識別する情報と、現用パス群を識別する情報と、現用パス群が通過する複数の通信装置を示す情報と、通信装置を操作するコマンドを識別する情報と、通信装置の障害を示す情報と、通信装置が許容する復旧時間を示す情報とを、メモリに保持する。障害情報と、現用パス群が通過する複数の通信装置の情報に基づいて、現用パス群に対し迂回経路を計算する必要がある場合、隣接する通信装置を始点終点とする現用パス群を迂回するパスを決定し、コマンドの処理時間が復旧時間の範囲内かを判定する。
判定の結果、コマンドの処理時間が復旧時間を超過すると判定された場合、別の通信装置を始点終点とする現用パス群を迂回するパスを決定し、前記の判定処理を、迂回対象となる現用パスが存在しなくなるか、もしくは、う回路の候補が存在しなくなるまで繰り返す。これにより、通信装置への各設定時間を分散することで設定反映時間を短縮し、もしくはユーザが設定した時間制限を満足する迂回経路を決定して、通信断時間を削減する。
本実施例によれば、コマンド応答時間を考慮した迂回経路の計算を行うことで、各通信装置の経路変更に必要な設定時間を分散することにより、復旧時間をユーザの要求時間内に収めることが可能となる。
10 通信装置
20 通信網
30 管理網
40 網管理装置
4212 装置管理部
4214 パス管理部
4215 転送管理部
4216 コマンド管理部
4217 死活監視部
4218 送受信部
4221 装置管理テーブル
4223 パス管理テーブル
4224 コマンド管理テーブル
50 通信フレーム
60 外部通信装置

Claims (5)

  1. パスの通信経路を管理するパス管理部と、
    通信経路の変更に必要な処理を通信経路上の通信装置に依頼するコマンドを、前記パス毎に作成するコマンド管理部と、を有し、
    前記パス管理部は、
    複数のパスの通信経路の少なくとも一部を別の通信経路に変更するときに、通信経路を変更する設定が必要な通信装置のうちの少なくとも1台が前記パス毎の複数のコマンドの処理に要する時間を算出し、
    当該算出した複数のコマンドの処理に要する時間が予め定められた上限値を超えないかどうか判定することを特徴とする網管理装置。
  2. 請求項1に記載の網管理装置において、
    前記パス管理部は、
    前記算出したコマンドの処理に要する時間が前記予め定められた上限値を超えない場合は、前記新たな通信経路を採用し、
    前記算出したコマンドの処理に要する時間が前記予め定められた上限値を超える場合は、前記別の通信経路に代わる他の通信経路を探すことを特徴とする網管理装置。
  3. 請求項1に記載の網管理装置において、
    前記パス管理部は、前記通信経路を変更する設定が必要な通信装置が複数ある場合に、それぞれの当該通信装置について、パス毎の前記コマンドの処理に要する時間を加算して複数のパスの通信経路の変更に必要な前記コマンドの処理時間を算出して前記予め定められた上限値と比較することを特徴とする網管理装置。
  4. 請求項1に記載の網管理装置において、
    複数のコマンドの種類それぞれに対応付けて、前記通信装置がそれぞれのコマンドの処理に要する時間を記憶するコマンド管理テーブルを有することを特徴とする網管理装置。
  5. 請求項1に記載の網管理装置において、
    前記通信装置ごとに、前記コマンドの処理に許容される時間である前記上限値を記憶する装置管理テーブルを有することを特徴とする網管理装置。
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