JP2015118504A - 操作支援制御装置、自動取引装置、操作支援制御システム、操作支援制御方法及びプログラム - Google Patents

操作支援制御装置、自動取引装置、操作支援制御システム、操作支援制御方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015118504A
JP2015118504A JP2013261005A JP2013261005A JP2015118504A JP 2015118504 A JP2015118504 A JP 2015118504A JP 2013261005 A JP2013261005 A JP 2013261005A JP 2013261005 A JP2013261005 A JP 2013261005A JP 2015118504 A JP2015118504 A JP 2015118504A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pressing pressure
information
operation support
display
user
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013261005A
Other languages
English (en)
Inventor
裕子 赤津
Hiroko Akatsu
裕子 赤津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Oki Electric Industry Co Ltd filed Critical Oki Electric Industry Co Ltd
Priority to JP2013261005A priority Critical patent/JP2015118504A/ja
Publication of JP2015118504A publication Critical patent/JP2015118504A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Controls And Circuits For Display Device (AREA)
  • User Interface Of Digital Computer (AREA)
  • Position Input By Displaying (AREA)

Abstract

【課題】ユーザに対して適切な押下圧に関する操作支援情報を表示することが可能な操作支援制御装置、自動取引装置、操作支援制御システム、操作支援制御方法及びプログラムを提供する。【解決手段】ディスプレイ上に設けられたタッチパネルへの入力操作を行うユーザに対して操作支援情報を提供する操作支援制御装置において、入力操作時の押下圧の情報を認識する押下圧情報認識部と、前記ディスプレイ上における前記操作支援情報の表示位置を、予測される次の入力操作に基づいて決定する表示位置決定部と、前記押下圧の情報に対応する前記操作支援情報を決定し、前記表示位置に表示させる制御を行う支援情報表示制御部と、を備える。【選択図】図12

Description

本発明は、操作支援制御装置、自動取引装置、操作支援制御システム、操作支援制御方法及びプログラムに関する。
従来、券売機やATM(Automatic Teller Machine/Automated Teller Machine:現金自動預け払い機)に代表されるように、タッチパネルによる入力操作を行う種々の自動取引装置が公共の場において使用されている。
タッチパネルによる入力操作は、現実のボタンを押下するものではないことから、どの程度の押下圧でタッチパネルを押下すればよいかが分かりにくい。そのために、タッチパネルが反応する適正な押下圧よりも小さい押下圧でユーザが入力操作をしたり、タッチ位置がずれていたりすると、入力エラーが生じることとなる。
入力エラーが重なると、ユーザは、タッチパネルが自らの入力操作に反応していないと考え、タッチパネルを強く押し込もうとするようになる。ユーザによるタッチパネルの押下圧が強くなると、画面のフリーズや、さらなる誤入力を誘発するおそれがある。
これに対して、特許文献1では、ユーザにリアリティのある操作感を感じさせることができるようにしたタッチパネルディスプレイ装置が提案されている。具体的には、特許文献1には、ユーザがディスプレイ上に重ねて設けられた透明電極膜に触れたときに、ユーザの指に装着された不関電極と透明電極膜上の刺激電極との間に電流が流れ、当該電流によってユーザが指への刺激を感じるように構成されたタッチパネルディスプレイ装置が開示されている。
特開2009−187579号公報
特許文献1に記載のタッチパネルディスプレイ装置は、ユーザの指に不関電極を装着して使用することが前提となっている。したがって、券売機やATM等の、公共の場で使用される自動取引装置のすべてを、特許文献1に記載されたような装置とすることは現実的ではない。
これに対して、入力操作時の適切な押下圧をユーザに学習させるようにできれば、自動取引装置の入力操作をスムーズに行えるようになると考えられる。ユーザに対して押下圧に関する支援情報を表示する場合においては、表示する情報の内容や表示の位置が適切でないと、ユーザの情報処理速度が低下してしまい、スムーズな入力操作の観点からは逆効果になることも考えられる。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、ユーザに対して適切な押下圧に関する操作支援情報を表示することが可能な操作支援制御装置、自動取引装置、操作支援制御システム、操作支援制御方法及びプログラムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、ディスプレイ上に設けられたタッチパネルへの入力操作を行うユーザに対して操作支援情報を提供する操作支援制御装置において、入力操作時の押下圧の情報を認識する押下圧情報認識部と、前記ディスプレイ上における前記操作支援情報の表示位置を、予測される次の入力操作に基づいて決定する表示位置決定部と、前記押下圧の情報に対応する前記操作支援情報を決定し、前記表示位置に表示させる制御を行う支援情報表示制御部と、を備えることを特徴とする操作支援制御装置が提供される。
また、前記表示位置決定部は、ユーザの視線位置に基づいて前記表示位置を決定してもよい。
また、前記表示位置決定部は、ユーザの操作パターンに従って予測される入力操作に基づいて前記表示位置を決定してもよい。
また、前記表示位置決定部は、識別情報によって特定される個別のユーザの操作パターンに従って予測される入力操作に基づいて前記表示位置を決定してもよい。
また、前記操作支援情報は、ユーザによる押下圧が適正値となるよう前記ユーザを促すものであってもよい。
また、前記押下圧情報認識部は、複数回の押下圧の情報に基づいて押下圧の傾向を求め、前記支援情報表示制御部は、前記押下圧の傾向に対応する前記操作支援情報を決定して表示させてもよい。
また、前記押下圧情報認識部は、前記複数回の押下圧の加重平均に基づいて、前記押下圧の傾向を求めてもよい。
また、前記押下圧情報認識部は、複数の領域に区分された前記タッチパネルの領域ごとに前記押下圧の傾向を求め、前記支援情報表示制御部は、前記領域ごとに前記操作支援情報を決定して表示させてもよい。
また、前記押下圧の適正値を含む許容範囲が定められており、前記押下圧情報認識部は、前記複数回の押下圧の平均値を求め、前記押下圧の平均値が前記適正値又は前記許容範囲の上限値から所定の閾値以上大きい場合に前記許容範囲の上限値を変更し、または、前記押下圧の平均値が前記適正値又は前記許容範囲の下限値から所定の閾値以上小さい場合に前記許容範囲の下限値を変更する許容範囲変更部を備えてもよい。
また、前記許容範囲変更部は、前記許容範囲の上限値及び下限値を、前記押下圧の平均値に基づいて設定される所定の値を用いて変更させてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、ディスプレイと、前記ディスプレイ上に設けられたタッチパネルと、ユーザによる入力操作時における押下圧を検出する押下圧検出部と、上述したいずれかの操作支援制御装置と、を備えることを特徴とする自動取引装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、自動取引装置と、上述したいずれかの操作支援制御装置とを備えた操作支援制御システムにおいて、前記自動取引装置は、ディスプレイと、前記ディスプレイ上に設けられたタッチパネルと、ユーザによる入力操作時の押下圧を検出する押下圧検出部と、を備えることを特徴とする操作支援制御システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、押下圧情報認識部と、表示位置決定部と、支援情報表示制御部とを備えた操作支援制御装置により、ディスプレイ上に設けられたタッチパネルへの入力操作を行うユーザに対して操作支援情報を提供する操作支援制御方法において、前記押下圧情報認識部により、ユーザによる入力操作時の押下圧の情報を認識するステップと、前記表示位置決定部により、前記ディスプレイ上における前記操作支援情報の表示位置を、予測される次の入力操作に基づいて決定するステップと、前記支援情報表示制御部により、前記押下圧の情報に対応する前記操作支援情報を決定し、前記表示位置に表示させる制御を行うステップと、を備えることを特徴とする操作支援制御方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明のさらに別の観点によれば、コンピュータを、ディスプレイ上に設けられたタッチパネルへの入力操作を行うユーザに対して操作支援情報を提供する操作支援制御装置として機能させるためのプログラムであって、入力操作時の押下圧の情報を認識する機能と、前記ディスプレイ上における前記操作支援情報の表示位置を、予測される次の入力操作に基づいて決定する機能と、前記押下圧の情報に対応する前記操作支援情報を決定し、前記表示位置に表示させる制御を行う機能と、をコンピュータに実現させるためのプログラムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、ユーザに対して適切な押下圧に関する操作支援情報を表示することができる。
本発明の実施形態による自動取引装置の基本構成を示した説明図である。 同実施形態による操作支援制御装置の基本構成を示した説明図である。 同実施形態による操作支援制御処理の基本動作を示したフローチャートである。 第1の実施形態による自動取引装置の全体構成を示した説明図である。 同実施形態による自動取引装置の構成例を示した説明図である。 同実施形態による操作支援制御装置の構成例を示した説明図である。 注視点の特定処理の一例を示した説明図である。 操作支援情報の表示位置の決定処理を示した説明図である。 操作支援情報の一例を示した説明図である。 押下圧のレベルを例示した説明図である。 第1の実施形態による表示位置決定処理の動作を示したフローチャートである。 同実施形態による操作支援制御処理を示した説明図である。 第2の実施形態による操作支援制御装置の構成例を示した説明図である。 同実施形態による押下圧の傾向の求め方の一例を示した説明図である。 同実施形態による押下圧情報認識処理の動作を示したフローチャートである。 同実施形態の変形例を示した説明図である。 第3の実施形態による支援情報制御処理を示した説明図である。 第4の実施形態による操作支援制御装置の全体構成を示した説明図である。 同実施形態による押下圧の許容範囲の変更処理を示した説明図である。 同実施形態による許容範囲変更処理動作を示したフローチャートである。 同実施形態の変形例による押下圧の許容範囲の変更処理を示した説明図である。 第5実施形態による自動取引装置の全体構成を示した説明図である。 同実施形態による操作支援制御装置の全体構成を示した説明図である。 同実施形態による操作パターンの一例を示した説明図である。 同実施形態による表示位置決定処理の動作を示したフローチャートである。 第6実施形態による自動取引装置の全体構成を示した説明図である。 同実施形態による操作支援制御装置の全体構成を示した説明図である。 同実施形態による特定ユーザの操作パターンの予測処理を示した説明図である。 同実施形態による表示位置決定処理の動作を示した説明図である。 ネットワークを介して接続された自動取引装置及び操作支援制御装置を示した説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<<1.自動取引装置の基本構成>>
まず、各実施形態に共通する自動取引装置及び操作支援制御装置の基本構成の概略について説明する。図1は、自動取引装置100の構成例を機能的なブロックで示した図である。図1に示したように、自動取引装置100は、制御装置10と、タッチパネル20と、ディスプレイ30と、押下圧検出部40とを備えている。本実施形態では、制御装置10が、操作支援制御装置としての機能を有している。
<1−1.ディスプレイ>
ディスプレイ30は、ユーザが自動取引装置100の操作等を行う際に必要な情報を表示する。また、本実施形態では、ディスプレイ30は、ユーザに対する操作支援情報を表示する。ディスプレイ30は、制御装置10の指示にしたがって種々の表示を行う。ディスプレイ30は、既知のディスプレイを適宜使用することができる。
<1−2.タッチパネル>
タッチパネル20は、ディスプレイ30上に設けられて、ユーザによる入力操作を受け付ける。タッチパネル20は透明のタッチパネルとして構成され、ユーザは、タッチパネル20を透過してディスプレイ30の表示を視認可能となっている。これにより、ユーザは、ディスプレイ30上に表示された操作位置に合わせてタッチパネル20を押下可能となっている。タッチパネル20は、既知のタッチパネルを適宜使用することができる。例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線等の光学方式、電磁誘導方式、静電容量方式など、種々の方式のタッチパネルを使用することができる。
<1−3.押下圧検出部>
押下圧検出部40は、タッチパネル20の操作時にユーザがタッチパネル20を押下したときの圧力(以下、単に「押下圧」と称する。)を検出し、押下圧の情報を制御装置10に送信する。例えば、タッチパネル20が抵抗膜方式のものである場合、タッチパネル20自体が押下圧検出部40を兼ねることができる。すなわち、抵抗膜方式のタッチパネル20においては、入力操作を検出する二枚一組の抵抗膜間の押下抵抗が押下圧によって変化することから、当該押下抵抗を検出することで、押下圧を求めることができる。
また、タッチパネル20が抵抗膜方式以外の方式によるものである場合、抵抗膜方式と同様の構成の押下圧検出部40をタッチパネル20に設けることができる。あるいは、後述するように、タッチパネル20の複数の領域ごとに、それぞれの領域で押下圧を検出できるように、既知の圧力センサを設けるようにしてもよい。
送信する押下圧の情報は、圧力値そのものである必要はなく、例えば、上述の抵抗膜式の押下圧検出部40の場合には、抵抗値等であってもよい。
<1−5.制御装置(操作支援制御装置)>
図2は、制御装置10の構成のうち、操作支援制御に関連する部分の構成例を機能的なブロックで示した図である。図2に示したように、制御装置10は、基本的に、押下圧情報認識部110と、表示位置決定部120と、支援情報表示制御部130とを備えている。これらの各部は、具体的には、コンピュータによるプログラムの実行により実現される。また、制御装置10は、RAMやROM等の図示しない記憶部を備え、実行するコンピュータプログラムや、検出データ、算出データが記憶されるようになっている。
[1−5−1.押下圧情報認識部]
押下圧情報認識部110は、押下圧検出部40から送信される押下圧の情報を取得する。
[1−5−2.表示位置決定部]
表示位置決定部120は、ディスプレイ30上でユーザに対して表示する操作支援情報の表示位置を決定する。本実施形態では、表示位置決定部120は、ユーザによるタッチパネル20に対する入力操作において、予測される次の入力操作に基づいて表示位置を決定する。
[1−5−3.支援情報表示制御部]
支援情報表示制御部130は、押下圧情報認識部110で取得された押下圧の情報に対応する適切な操作支援情報を決定し、表示位置決定部120で決定されたディスプレイ30上の表示位置に操作支援情報を表示させる制御を行う。押下圧の情報に対応する適切な操作支援情報とは、ユーザに対して、現状の押下圧が適正値よりも強いか弱いか等を示して、適正な押下圧を学習させるための情報である。
<<2.操作支援制御処理の基本動作>>
次に、各実施形態に共通する操作支援制御処理の基本動作の概略について説明する。図3は、操作支援制御処理の基本動作のフローチャートを示している。
図3に示したように、まず、操作支援制御装置10は、あるユーザによる操作開始を検知すると、現在記憶されている押下圧の情報をリセットする(S102)。操作開始は、例えば、キャッシュカードがATMに挿入されたときや、ユーザが取引種別の入力ボタンを押下したとき等、一般的に取引開始時に行われる操作が行われることで判別することができる。
次いで、押下圧情報認識部110は、押下圧検出部40で検出され、送信される押下圧の情報を取得する(S104)。この時取得される押下圧の情報は、ステップS102において押下圧の情報がリセットされた後に行われた入力操作時の押下圧の情報とすることができる。あるいは、ステップS102において、ユーザが取引種別の入力ボタンを押下したときに押下圧の情報をリセットした場合には、そのときに検出した押下圧の情報をステップS104で取得する押下圧の情報としてもよい。
次いで、支援情報表示制御部130は、取得された押下圧の情報に対応する操作支援情報を決定する(S106)。
次いで、表示位置決定部120は、ユーザによるタッチパネル20に対する入力操作において、予測される次の入力操作に基づいて、操作支援情報の適切な表示位置を決定する(S108)。
次いで、支援情報表示制御部130は、決定した操作支援情報を、表示位置決定部120で決定された表示位置に表示させる(S110)。
次いで、支援情報表示制御部130は、ユーザが入力操作を行ったか否かを判別する(S112)。ユーザが入力操作を行っていない場合(S112:No)には、ステップS108に戻り、ユーザが次の入力操作を行うまで、表示位置を調節しながら、操作支援情報を表示させる(S108〜S112)。
一方、ユーザが入力操作を行った場合(S112:Yes)には、操作支援制御装置10は、取引が終了したか否かを判別する(S114)。取引の終了は、例えば、現金の支払い手続きや預け入れの手続き、中止ボタンの押下等が行われることで判別することができる。
取引が終了していない場合(S114:No)には、ステップS104に戻り、操作支援制御装置10は、上述した手順に沿って、操作支援制御処理の動作を繰り返す。一方、取引が終了した場合(S114:Yes)には、操作支援制御処理の動作を終了する。
<<3.各実施形態の詳細な説明>>
以上、各実施形態に共通する自動取引装置及び操作支援制御装置の基本構成及び基本動作について説明した。続いて、各実施形態について詳細に説明する。
<3−1.第1の実施形態>
第1の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置は、ユーザによるタッチパネル20に対する入力操作において、ユーザの視線が向く位置(以下「視線位置」という。)を検出して、当該視線位置から予測される次の入力操作に基づいて、操作支援情報の表示位置を決定するように構成したものである。
[3−1−1.自動取引装置の全体構成]
図4は、第1の実施形態による自動取引装置100Aの全体構成を機能的なブロックで示した図であり、図5は、第1の実施形態による自動取引装置100Aの構成を説明するために示す概略図である。
図4及び図5に示したように、第1の実施形態による自動取引装置100Aは、操作支援制御装置10Aと、タッチパネル20と、ディスプレイ30と、押下圧検出部40と、視線測定部50とを備えている。タッチパネル20、ディスプレイ30、押下圧検出部40は、それぞれ上述の自動取引装置100の基本構成によるタッチパネル20、ディスプレイ30、押下圧検出部40と同様の構成とすることができる。
(3−1−1−1.視線測定部)
視線測定部50は、ユーザの視線を測定し、当該視線の情報を操作支援制御装置10Aに送信する。視線の測定は、角膜反射法等の、既知の視線測定技術を適宜採用することができる。
[3−1−2.操作支援制御装置]
図6は、第1の実施形態による操作支援制御装置10Aの構成のうち、操作支援制御に関連する部分を機能的なブロックで示した図である。操作支援制御装置10Aは、押下圧情報認識部210と、表示位置決定部220と、支援情報表示制御部230と、視線認識部240とを備えている。押下圧情報認識部210は、上述した制御装置10の基本構成による押下圧情報認識部110と同様の構成とすることができる。
(3−1−2−1.視線認識部)
視線認識部240は、視線測定部50から送信されるユーザの視線の情報を取得し、当該視線の情報に基づいて、ディスプレイ30上でのユーザの注視点を特定する。本実施形態では、図7に示したように、視線認識部240は、ディスプレイ30の表示領域における複数の領域の区分に対応してタッチパネル20の操作領域を複数の領域に区分し、取得されるユーザの視線の情報から、表示領域における注視点Pの座標位置を特定する。図7に示した例では、ユーザの注視点Pの座標位置はB3と特定されている。
(3−1−2−2.表示位置決定部)
表示位置決定部220は、視線認識部240によって特定されたユーザの視線の注視点Pに基づき、ディスプレイ30上での操作支援情報の表示位置を決定する。操作支援情報の表示位置は、ユーザの視線に留まる位置であれば特に制限されない。また、表示位置は、一箇所であってもよいし、二箇所以上としてもよい。ユーザの視線に留まる位置に操作支援情報を表示させることにより、適切な位置に操作支援情報が表示され、ユーザの取引操作の処理速度が遅れるおそれを低減することができる。
本実施形態では、図8(a)〜(b)に示したように、特定された注視点Pを中心に所定の範囲内に存在する入力ボタンに付随する位置が操作支援情報の表示位置として決定される。この所定の範囲は、例えば、視線が注視点Pに向いているときの周辺視の範囲とすることができる。図8(a)〜(b)に示した例において、所定の範囲内とは所定の長軸と短軸を有する楕円の範囲内に該当し、特定された注視点Pは当該楕円の長軸と短軸の交点に該当する。以降の説明において、所定の範囲内に存在する入力ボタンとはユーザの注視点Pにおいて周辺視に入る入力ボタンを意味している。周辺視の範囲に存在する入力ボタンを対象とすることにより、ユーザによって次の入力操作が行われる可能性が高い入力ボタンに付随して、操作支援情報を表示させることができる。なお、注視点Pの周辺視の範囲に入力ボタンが存在するかどうかは、既知のプログラミング技術を用いて、例えば注視点Pを中心とする所定の範囲に対応する楕円の領域が、予め設定されるボタンの領域、例えば矩形の領域に重なるか否かを判定することによって、判定することができる。
(3−1−2−3.支援情報表示制御部)
支援情報表示制御部230は、押下圧情報認識部210で取得した押下圧の情報に基づいて、表示する操作支援情報を決定し、表示位置決定部220で決定された表示位置に操作支援情報を表示させる制御を行う。支援情報表示制御部230は、リアルタイムで測定された、ユーザの入力操作時の押下圧に基づいて、適切な操作支援情報を表示させることができる。
図9(a)〜(g)は、本実施形態による操作支援制御装置10Aが表示する操作支援情報の一例を示している。本実施形態では、図10に示したように、押下圧がレベルA〜Gに区分されるとともに、押下圧のレベルA〜Gにより適正値及び許容範囲が設定されている。支援情報表示制御部230は、押下圧が属するレベルA〜Gに対応して操作支援情報を選択する。「押下圧の適正値」は、実際には押下圧における所定の上限値及び下限値からなる幅を有する圧力適正範囲を意味する場合もある。
図9(a)〜(g)に例示した操作支援情報は、現状のユーザの押す力の表示と、ユーザの押下圧が許容範囲に入るようにユーザを促すメッセージの表示とを含む。現状の押す力の表示において、五つの丸(図9中の○印。以下「丸(○)」と記載する。)は許容範囲を五段階で表示するものである。このうち、中央の二重丸(図9中の◎印。以下「二重丸(◎)」と記載する。)が押下圧の適正値を示しており、適正値を意味するものであることを示す表示がされる。押下圧が許容範囲内にある場合、押下圧の段階に応じて丸が黒丸(図9中の●印。以下「黒丸(●)」と記載する。)で表示される。
例えば、図9(a)は、押下圧が、図10に示すレベルAに属する場合に表示される操作支援情報を示す。すなわち、押下圧が許容範囲を下回る場合には、現状の押す力はすべて白丸(○)で表示され、「もっと強く押してください」とのメッセージが表示される。
また、図9(b)は、押下圧が、図10に示すレベルBに属する場合に表示される操作支援情報を示す。すなわち、押下圧が許容範囲内ではあるものの、適正値よりもかなり小さい場合には、現状の押す力は、最も左の丸のみが黒丸(●)で表示される。このとき、文字のメッセージは表示されなくてもよく、ユーザは、黒丸の表示により、押下圧が適正値よりも弱いことを認識する。
また、図9(c)は、押下圧が、図10に示すレベルCに属する場合に表示される操作支援情報を示す。すなわち、押下圧が許容範囲内ではあるものの、適正値よりもやや小さい場合には、現状の押す力は、左から二つ目までの丸が黒丸(●)で表示される。このとき、文字のメッセージは表示されなくてもよく、ユーザは、黒丸の表示により、押下圧が適正値よりもやや弱いことを認識する。
また、図9(d)は、押下圧が、図10に示すレベルDに属する場合に表示される操作支援情報を示す。すなわち、押下圧が適正値である場合には、現状の押す力は、左から三つ目の二重丸までが黒丸(●)で表示され、「適正な強さで押されています」とのメッセージが表示される。
また、図9(e)は、押下圧が、図10に示すレベルEに属する場合に表示される操作支援情報を示す。すなわち、押下圧が許容範囲内ではあるものの、許容範囲よりもやや大きい場合には、現状の押す力は、最も右の丸以外すべて黒丸(●)で表示される。このとき、文字のメッセージは表示されなくてもよく、ユーザは、黒丸の表示により、押下圧が適正値よりもやや強いことを認識する。
また、図9(f)は、押下圧が、図10に示すレベルFに属する場合に表示される操作支援情報を示す。すなわち、押下圧が許容範囲内ではあるものの、許容範囲よりも相当大きい場合には、現状の押す力はすべて黒丸(●)で表示される。このとき、文字のメッセージは表示されなくてもよく、ユーザは、黒丸の表示により、押下圧が適正値よりも強いことを認識する。
また、図9(g)は、押下圧が、図10に示すレベルGに属する場合に表示される操作支援情報を示す。すなわち、押下圧が許容範囲を上回る場合には、現状の押す力はすべて黒丸(●)で表示されるとともにすべての黒丸(●)が点滅して表示され、「もっと弱く押してください」とのメッセージが表示される。
例示したような操作支援情報が表示されると、ユーザは、自身の入力操作時の押下圧が、適正値を基準にして強いか弱いか、あるいは、許容範囲内か許容範囲外かを認識することができ、次の操作時の押下圧を調節するようになる。このため、ユーザは、入力操作を繰り返し行うことによって、適切な押圧力を学習することができる。
なお、図9(a)〜(g)に示した操作支援情報の表示はあくまでも一例であり、表示の内容は適宜設定することができる。また、本実施形態では、支援情報表示制御部230は、押下圧が適正値となっていても操作支援情報を表示することとしているが、押下圧が適正値の場合には、操作支援情報を表示しないようにしてもよい。
[3−1−3.処理動作]
以上、第1の実施形態による構成について説明した。続いて、第1の実施形態による動作について説明する。第1の実施形態による動作は、図3に示したフローチャートのうちの表示位置決定のステップ(S108)に特徴を有する。以下、第1の実施形態による表示位置決定処理の動作について説明する。なお、ここでは、自動取引装置としてATMを例にとって、表示位置決定処理の動作の一例について説明する。
図11は、第1の実施形態による表示位置決定処理の動作を示したフローチャートである。図11に示したように、まず、操作支援制御装置10Aの表示位置決定部220は、視線測定部50で測定され、視線測定部50から送信される視線の情報を取得する(S202)。
次いで、表示位置決定部220は、取得された視線の情報に基づいて、ディスプレイ30上におけるユーザの注視点を特定する(S204)。本実施形態では、表示位置決定部220は、ユーザの注視点Pの座標位置を特定する。
次いで、表示位置決定部220は、特定されたユーザの注視点に基づいて、ディスプレイ30上における、操作支援情報の表示位置を決定する(S206)。本実施形態では、表示位置決定部220は、ユーザの注視点Pの座標位置に基づき、ユーザの注視点Pにおいて周辺視に入る入力ボタンが操作されるものと予測して、当該入力ボタンに付随する位置を表示位置として決定する。
これ以外の操作支援制御処理の動作は、すでに説明した基本動作にしたがって実施することができる。
第1の実施形態による操作支援制御処理を、ディスプレイ表示を例示して説明する。まず、図12(a)に示したように、例えば、ユーザが「お取引を開始する」の入力ボタンを押下すると、操作支援制御装置10Aの押下圧情報認識部210は、このときの押下圧の情報を取得する(図3のS104)。また、支援情報表示制御部230は、取得された押下圧の情報に基づいて、表示する操作支援情報を決定する(図3のS106)。
次いで、図12(b)に示したように、ユーザが「お引き出し」の入力ボタンに視線を向けている場合、表示位置決定部220は、視線の情報を取得し(図11のS202)、注視点Pの座標位置を特定して(図11のS204)、注視点Pから次の入力操作として予測される「お引き出し」の入力ボタンに付随する位置を、操作支援情報の表示位置に決定する(図3のS108、図11のS206)。
次いで、図12(c)に示したように、支援情報表示制御部230は、決定した操作支援情報を、表示位置決定部220で決定された表示位置に表示させる(図3のS110)。
[3−1−4.第1の実施形態による効果]
以上、図4〜図12を参照して説明したように、第1の実施形態による自動取引装置100A及び操作支援制御装置10Aは、ユーザによる入力操作時の押下圧の情報に基づいて、押下圧が適正値となるように促す操作支援情報を決定する。また、自動取引装置100A及び操作支援制御装置10Aは、ユーザの視線に基づいて次の入力操作を予測し、適切な位置に操作支援情報を表示させる。したがって、適切な押下圧に関する操作支援情報が適切な位置に表示され、ユーザは、取引に著しい遅延を生じることなく、適切な押下圧を学習することが可能となる。
<3−2.第2の実施形態>
第2の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置は、表示する操作支援情報を決定する際の押下圧の情報が、第1の実施形態による自動取引装置100A及び操作支援制御装置10Aの場合と異なっている。具体的には、第1の実施形態では、支援情報表示制御部230は、ユーザによる直前の入力操作時の押下圧の情報に基づいて、表示させる操作支援情報を決定していた。これに対して、第2の実施形態では、支援情報表示制御部230は、ユーザによる複数回の入力操作時の押下圧の情報から得られる押下圧の傾向に基づいて、表示させる操作支援情報を決定する。
第2の実施形態による自動取引装置の全体構成は、操作支援制御装置の構成以外は、第1の実施形態による自動取引装置100Aと同様に構成することができる。以下、本実施形態による操作支援制御装置について、第1の実施形態と異なる点を中心に説明する。
[3−2−1.操作支援制御装置]
図13は、第2の実施形態による操作支援制御装置10Bの構成のうち、操作支援制御に関連する部分を機能的なブロックで示した図である。操作支援制御装置10Bは、押下圧情報認識部210と、表示位置決定部220と、支援情報表示制御部230と、視線認識部240と、押下圧情報蓄積部250とを備えている。このうち、表示位置決定部220は、第1の実施形態による操作支援制御装置10Aの表示位置決定部220と同様の構成とすることができる。
(3−2−1−1.押下圧情報蓄積部)
押下圧情報蓄積部250は、押下圧情報認識部210が取得した押下圧の情報を記憶し、蓄積する。具体的に、押下圧情報蓄積部250は、RAM等の記憶部により構成される。
(3−2−1−2.押下圧情報認識部)
押下圧情報認識部210は、押下圧検出部40により検出され、送信された押下圧の情報を取得し、押下圧情報蓄積部250に記憶する。また、押下圧情報認識部210は、押下圧情報蓄積部250に蓄積された直近の複数回の押下圧の情報に基づいて、ユーザの押下圧の傾向を求める。
図14は、複数回の押下圧の情報に基づいて、ユーザの押下圧の傾向を求める例を説明するための図である。図14は、上段に、直近の5回の入力操作を古いものから順に1,2,3,4,5と表記し、下段に、それぞれの入力操作時の押下圧を7段階で表記したものである。7段階に区分した押下圧は、図10に示した押下圧のレベルA〜Gに対応している。
図14に示した例では、押下圧情報認識部210は、直近の5回の入力操作時の押下圧の情報から押下圧の平均値を求め、押下圧の傾向とする。すなわち、この例では、1回目の押下圧がF、2回目の押下圧がE、3〜5回目の押下圧がFとなっており、押下圧情報認識部210は、ユーザの押下圧の平均値がレベルFに属すると判断する。
なお、ユーザが自動取引装置100の操作を開始してからの操作回数が5回に到達するまでは、それまでの入力操作時の押下圧の平均値を求めるようにしてもよいし、直前の入力操作時の押下圧をそのまま用いるようにしてもよい。また、図14に示した例では、押下圧の傾向として押下圧の平均値を求めることとしているが、これ以外にも、複数回の入力操作時の押下圧のうちの最大値又は最小値を求める等、他の方法であってもよい。さらに、押下圧の傾向を求める際の押下圧の情報の数は適宜設定することができる。
(3−2−1−3.支援情報表示制御部)
支援情報表示制御部230は、押下圧情報認識部210により求められたユーザの押下圧の平均値に基づいて、表示する操作支援情報を決定し、表示位置決定部220で決定された表示位置に操作支援情報を表示させる制御を行う。表示する操作支援情報を決定する際に、ユーザの押下圧の平均値を用いる点以外は、第1の実施形態による操作支援制御装置10Aの支援情報表示制御部230と同様に制御が行われる。
すなわち、第2の実施形態では、押下圧情報認識部210が、ユーザの押下圧の平均値を7段階のレベルに分けて求めるようになっており、支援情報表示制御部230は、図9(a)〜(g)に例示される操作支援情報の中から、ユーザの押下圧の平均値に対応する操作支援情報を選択すればよい。例えば、図14に示した例では、ユーザの押下圧の平均値がレベルFに属すると判断されるため、支援情報表示制御部230は、図9(a)〜(g)に例示される操作支援情報の中から、図9(f)に示す操作支援情報を選択する。
[3−2−2.処理動作]
以上、第2の実施形態による構成について説明した。続いて、第2の実施形態による動作について説明する。第2の実施形態による動作は、図3に示したフローチャートのうちの押下圧情報認識のステップ(S104)に特徴を有する。以下、押下圧情報認識処理の動作について説明する。
図15は、第2の実施形態による押下圧情報認識処理の動作を示したフローチャートである。図15に示したように、また、操作支援制御装置10Bの押下圧情報認識部210は、押下圧検出部40が検出し、送信する押下圧の情報を取得し、押下圧情報蓄積部250に記憶させる(S302)。
次いで、押下圧情報認識部210は、押下圧情報蓄積部250に記憶された直近の複数回の入力操作時の押下圧の情報に基づき、押下圧の傾向を求める(S304)。本実施形態の例では、押下圧情報認識部210は、直近の5回の入力操作時の押下圧の平均値を、ユーザの押下圧の傾向として求める。
これ以外の操作支援制御処理の動作は、すでに説明した基本動作にしたがって実施することができる。
[3−2−3.変形例]
以上、第2の実施形態による操作支援制御装置10Bについて説明した。上述した操作支援制御装置10Bは、直近の複数回の入力操作時の押下圧の平均値を用いて操作支援情報を選択するように構成されていたが、直近の複数回の入力操作時の押下圧を加重平均した値を用いて操作支援情報を選択するように構成してもよい。
図16は、複数回の押下圧の加重平均値を求める例を説明するための図であり、図14に相当する図である。図16に示した例では、1〜3回目の押下圧がGであり、押下圧が強い傾向が見られたが、直近の2回、つまり、4,5回目の押下圧が適正値を示すDとなっている。この場合、直近2回、つまり、4,5回目の入力の重みを重視して加重平均を求め、5回の加重平均をレベルDと求めたうえで、ユーザが押下圧を学習して押下圧を修正したと判断されることが望ましい。
したがって、押下圧情報認識部210は、入力操作が新しいものほど大きく評価されるように重み付けをして、複数回の押下圧の加重平均を求める。各入力操作時の押下圧に対する重みは、直近の入力操作時の押下圧をどれだけ重視するかによって、適宜設定することができる。
[3−2−4.第2の実施形態による効果]
以上、図13〜図15を参照して説明したように、第2の実施形態による操作支援制御装置10Bは、直近の複数回の入力操作時の押下圧の情報に基づいて、ユーザの押下圧の傾向として押下圧の平均値を求める。また、操作支援制御装置10Bは、当該押下圧の平均値に基づいて、押下圧が適正値となるように促す操作支援情報を決定し、ディスプレイ30に表示させる。したがって、ユーザの入力操作の特徴を反映させて、より適切な操作支援情報を表示させることができる。
また、図16を参照して説明したように、ユーザの押下圧の傾向を求めるに当たり、新しい入力操作時の押下圧を重視した押下圧の傾向として、押下圧の加重平均値を求めることにより、ユーザの押下圧の学習状況を反映して、より適切な操作支援情報を表示させることができる。
<3−3.第3の実施形態>
第3の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置では、ディスプレイ30の表示領域における複数の領域の区分に対応して、タッチパネル20の操作領域が複数の領域に区分され、押下圧の情報又は押下圧の傾向が、区分されたタッチパネル20の領域ごとに得られ、表示する操作支援情報の決定が、タッチパネル20の領域ごとに決定される。
第3の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置の全体構成は、第2の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置と同様とすることができる。以下、便宜上、図13を参照して第3の実施形態による操作支援制御装置10Cについて説明する。
操作支援制御装置10Cのうち、表示位置決定部220、視線認識部240、押下圧情報蓄積部250については、第2の実施形態による操作支援制御装置10Bと同様に構成される。
[3−3−1.押下圧情報認識部]
押下圧情報認識部210は、押下圧検出部40で検出され、送信された押下圧の情報を取得し、押下された領域の情報と併せて、押下圧情報蓄積部250に記憶させる。例えば、図17に示したように、タッチパネル20(ディスプレイ30)上には、縦三列×横三行の九つの領域A1〜C3が設定される。区分される領域の数や大きさ、形状は適宜設定可能である。押下圧情報認識部210は、取得された押下圧の情報を、押下された領域A1〜C3の情報と併せて、押下圧情報蓄積部250に記憶する。
[3−3−2.支援情報表示制御部]
支援情報表示制御部230は、表示位置決定部220で操作支援情報の表示位置が決定されると、当該表示位置が属する領域A1〜C3を特定し、特定された領域A1〜C3で前回入力操作が行われた時の押下圧の情報を読み出す。支援情報表示制御部230は、読み出された押下圧の情報に対応する操作支援情報を決定し、所定の表示位置に操作支援情報を表示させる。
図9(a)〜(g)に示した支援情報表示制御を例にとって具体的に説明する。図17に示した例において、まず、ユーザが領域A1内の入力操作をレベルCに属する押下圧で行い、次いで、領域B2内の入力操作をレベルFに属する押下圧で行い、さらに、領域C3内の入力操作をレベルD、すなわち、適正な押下圧で行ったとする。
次に、ユーザが領域B2内の入力操作をしようとする場合、表示位置決定部220がユーザの視線の情報に基づいて領域B2内の入力ボタンに付随する位置を操作支援情報の表示位置として決定する。支援情報表示制御部230は、ユーザが領域B2内で前回行った入力操作の押下圧のレベルFを読み出し、押下圧のレベルFに対応する操作支援情報を決定する(図9(f)参照)。支援情報表示制御部230は、決定した操作支援情報を、所定の表示位置に表示させる。
表示する操作支援情報を決定するための、それぞれの領域での押下圧のレベルは、第1の実施形態で説明したように、それぞれの領域内での直前の入力操作時の押下圧のレベルとしてもよい。あるいは、第2の実施形態で説明したように、それぞれの領域内での直近の複数回の入力操作時の押下圧の傾向から得られるレベルとしてもよい。
[3−3−4.第3の実施形態による効果]
以上、図13及び図17を参照して説明したように、第3の実施形態による操作支援制御装置10Cは、タッチパネル20を複数の領域に区分し、それぞれの領域ごとに押下圧の情報を蓄積する。また、操作支援制御装置10Cは、操作支援情報の表示位置を決定すると、当該表示位置が属する領域内での入力操作の押下圧に基づいて、表示する操作支援情報を決定する。したがって、タッチパネル20の領域に応じたユーザの入力操作の特徴を反映させて、より適切な操作支援情報を表示させることができる。このことは、特に、ユーザが腕にバッグを抱えながら入力操作をする場合等、入力操作のしやすさが領域によって変わるような状況において、特に有効である。
<3−4.第4の実施形態>
第4の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置は、基本的に、すでに説明した第2の実施形態の自動取引装置及び操作支援制御装置と同様に構成されるが、押下圧の許容範囲が、ユーザの押下圧の傾向に応じて変更可能となっている点で、第1〜第3の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置とは異なる。以下、押下圧の許容範囲の変更に関連する部分を中心に説明する。
[3−4−1.操作支援制御装置]
図18は、第4の実施形態による操作支援制御装置10Dの構成のうち操作支援制御に関連する部分を機能的なブロックで示している。図18に示したように、第4の実施形態による操作支援制御装置10Dは、押下圧情報認識部210と、表示位置決定部220と、支援情報表示制御部230と、視線認識部240と、押下圧情報蓄積部250と、許容範囲変更部260とを備えている。このうち、押下圧情報認識部210、表示位置決定部220、支援情報表示制御部230、視線認識部240、押下圧情報蓄積部250は、第2の実施形態による操作支援制御装置10Bと同様の構成となっている。
(3−4−1−1.許容範囲変更部)
許容範囲変更部260は、押下圧情報認識部210によって求められる押下圧の平均値PLが押下圧の許容範囲の上限値Paを超える場合に、押下圧の平均値PLと、押下圧の適正値Pc、あるいは、許容範囲の上限値Paとの差分ΔP1を求める。図19(a)では、差分ΔP1の一例として、押下圧の平均値PL1と押下圧の適正値Pcとの差分が示されている。そして、許容範囲変更部260は、求められた差分ΔP1が、あらかじめ設定した閾値Xよりも大きい場合には、許容範囲の上限値Paがさらに大きくなるように変更する。
また、許容範囲変更部260は、押下圧の平均値PLが押下圧の許容範囲の下限値Pbを下回る場合に、押下圧の平均値PLと、押下圧の適正値Pc、あるいは、許容範囲の下限値Pbとの差分ΔP2を求める。図19(b)では、差分ΔP2の一例として、押下圧の適正値Pcと押下圧の平均値PL2との差分が示されている。そして、許容範囲変更部260は、求められた差分ΔP2が、あらかじめ設定した閾値Yよりも大きい場合には、許容範囲の下限値Pdがさらに小さくなるように変更する。閾値Yは、閾値Xと同じであっても、異なっていてもよい。
図19(a)は、押下圧が比較的強いユーザによる入力操作時に押下圧の許容範囲が変更される様子を示している。なお、図19(a)において押下圧の許容範囲とは、図19(a)の縦軸に示す押下圧レベルFの上限値と同一である許容範囲の上限値Paと、図19(a)の縦軸に示す押下圧レベルBの下限値と同一である許容範囲の下限値Pbによって定められる範囲である。この押下圧の許容範囲内において、後述するタッチパネル20に設けられる押下圧検出部40を構成する圧力センサの出力特性(電圧特性)は線形を示す。図19(a)に示したように、例えば、直近の5回の入力操作時の押下圧が、古いものから順にP1〜P5であり、この5回の入力操作時の押下圧の平均値がPL1であったとする。この押下圧の平均値PL1は、押下圧の許容範囲の上限値Paを超えている。
このとき、押下圧の平均値PL1と押下圧の適正値Pcとの差分ΔP1が閾値Xを超えている場合には、許容範囲変更部260は、許容範囲の上限値Paを、さらに大きい値へと変更する。その結果、次の入力操作時において、ユーザの押下圧が変更前の許容範囲を超えている場合であっても、変更後の許容範囲内であれば、文字による「もっと弱く押してください」等の表示がされなくなる。ただし、図9(f)のような操作支援情報が表示されていれば、ユーザは、自身の押下圧が適正値よりも強いことを認識できる。
図19(b)は、押下圧が比較的弱いユーザによる入力操作時に押下圧の許容範囲が変更される様子を示している。なお、図19(b)において押下圧の許容範囲とは、前述した図19(a)における圧力の許容範囲と同一であり、この押下圧の許容範囲内において、後述するタッチパネル20に設けられる押下圧検出部40を構成する圧力センサの出力特性(電圧特性)は線形を示す。図19(b)に示したように、例えば、直近の5回の入力操作時の押下圧が、古いものから順にP6〜P10であり、この5回の入力操作時の押下圧の平均値がPL2であったとする。この押下圧の平均値PL2は、押下圧の許容範囲の下限値Pbを下回っている。
このとき、押下圧の適正値Pcと押下圧の平均値PL2との差分ΔP2が閾値Yを超えている場合には、許容範囲変更部260は、許容範囲の下限値Pbを、さらに小さい値へと変更する。その結果、次の入力操作時において、ユーザの押下圧が変更前の許容範囲を下回っている場合であっても、変更後の許容範囲内であれば、文字による「もっと強く押してください」等の表示がされなくなる。ただし、図9(b)のような操作支援情報が表示されていれば、ユーザは、自身の押下圧が適正値よりも弱いことを認識できる。
許容範囲の上限値Pa又は下限値Pbを変更する際の変更幅は適宜設定可能であるが、極端に大きく変更することは、ユーザによる押下圧の学習の目的に相反することになるため、適度の変更幅とすることが好ましい。例えば、図10に示したように押下圧のレベルが区分されている場合には、許容範囲の上限値Pa又は下限値Pbを変更するに当たり、レベルB又はレベルFの幅の2分の1から1倍程度の幅で変更するとよい。
例えば、許容範囲の上限値を変更する場合、「変更後の許容範囲の上限値」=「変更前の許容範囲の上限値」+「レベルFの幅の2分の1に相当する値」から「変更後の許容範囲の上限値」=「変更前の許容範囲の上限値」+「レベルFの幅に相当する値」間での値とすることができる。また、許容範囲の下限値を変更する場合、「変更後の許容範囲の下限値」=「変更前の許容範囲の下限値」+「レベルBの幅の2分の1に相当する値」から「変更後の許容範囲の上限値」=「変更前の許容範囲の上限値」+「レベルB幅に相当する値」間での値とすることができる。操作支援制御装置10Dにおいて、許容範囲変更部260が追加されることにより、支援情報表示制御部230で判断される押下圧の許容範囲が、ユーザの押下圧の傾向に応じて変更可能となる。
なお、変更された許容範囲は、一回の取引の終了時にはリセットされる。したがって、同じユーザが次回の取引を行う際には、再び押下圧に関する操作支援情報が提示されるようになる。また、以上の説明においては、複数回の押下圧の平均値PL1と押下圧の適正値Pcとの差分ΔP1、及び、複数回の押下圧の平均値PL2と押下圧の適正値Pcとの差分ΔP2を求めているが、押下圧の平均値PL1と押下圧の許容範囲の上限値Pa又は押下圧の平均値PL2と押下圧の許容範囲の下限値Pbとの差分を求めるようにしてもよい。
[3−4−2.処理動作]
以上、第4の実施形態による構成について説明した。続いて、第4の実施形態による動作について説明する。図20は、第4の実施形態による押下圧の許容範囲変更処理の動作を示したフローチャートである。
図20に示したように、まず、操作支援制御装置10Dの許容範囲変更部260は、直近の複数回の入力操作時の押下圧の平均値PLを読み出す(S402)。例えば、第2の実施形態による押下圧の平均値PLを求める処理が行われていれば、その算出結果を読み出すようにしてもよく、その都度、押下圧の平均値PLを算出するようにしてもよい。
次いで、許容範囲変更部260は、押下圧の平均値PLが押下圧の許容範囲の上限値Paを上回っているか否かを判別する(S404)。押下圧の平均値PLが許容範囲の上限値Paを上回っている場合には(S404:Yes)、許容範囲変更部260は、押下圧の平均値PLと押下圧の適正値Pcとの差分ΔP1が閾値Xよりを超えているか否かを判別する(S406)。
差分ΔP1が閾値Xを超えていれば(S406:Yes)、許容範囲変更部260は、許容範囲の上限値Paを、さらに大きい値へと変更する(S408)(例えば、図19(a)の「今回」に記載された「新たな許容範囲」の上向き矢印に該当する値を参照。)。一方、差分ΔP1が閾値X以下の場合には(S406:No)、そのまま処理を終了させる。
一方、押下圧の平均値PLが許容範囲の上限値Pa以下である場合(S404:No)、許容範囲変更部260は、押下圧の平均値PLが許容範囲の下限値Pbを下回っているか否かを判別する(S410)。押下圧の平均値PLが許容範囲の下限値Pb以上となっていれば(S410:No)、許容範囲変更部260は、そのまま処理を終了させる。
一方、押下圧の平均値PLが許容範囲の下限値Pbを下回っている場合(S410:Yes)、許容範囲変更部260は、押下圧の適正値Pcと押下圧の平均値PLとの差分ΔP2が閾値Yを超えているか否かを判別する(S412)。差分ΔP2が閾値Y以下であれば(S412:No)、許容範囲変更部260はそのまま処理を終了させる一方、差分ΔP2が閾値Yを下回っていれば(S412:Yes)、許容範囲変更部260は、許容範囲の下限値Pbを、さらに小さい値へと変更する(S414)(例えば、図19(b)の「今回」に記載される「新たな許容範囲」の下向き矢印に該当する値を参照。)。
[3−4−3.変形例]
以上説明した実施形態では、許容範囲の上限値Pa又は下限値Pbを変更していたが、許容範囲がより大きい圧力範囲又はより小さい範囲となるように許容範囲自体をシフトさせてもよい。
図21(a)〜(b)は、第4の実施形態の操作支援制御装置の変形例による許容範囲の変更処理を示している。図21(a)は、タッチパネル20に設けられる押下圧検出部40を構成する圧力センサの出力特性(電圧特性)を示している。図21(a)に実線で示したように、圧力センサの出力特性が線形を示す領域が、押下圧の許容範囲に相当する。すなわち、出力特性が線形を示す領域において、押下圧のレベルが五段階に区分されている。
許容範囲変更部260は、押下圧の平均値PLと適正値Pcとの差分ΔPが所定の閾値X,Yを上回る場合に、圧力センサの出力特性をシフトさせる。すなわち、ユーザの押下圧の平均値PL1が許容範囲の上限値Paを超える場合には、許容範囲変更部260は、図21(b)に一点鎖線で示したように、圧力センサの出力特性が線形を示す領域が、より大きい押下圧の範囲で現れるように出力特性をシフトさせる。その結果、押下圧の許容範囲が上方にシフトする。例えば、変更後の許容範囲の上限値1が、押下圧の平均値PL1と適正値Pcとの差分ΔP1を現在の上限値Paに加算した値となるように、出力特性をシフトさせるとよい。同様に、変更後の許容範囲の下限値1が、押下圧の平均値PL1と適正値Pcとの差分ΔP1を現在の下限値Pbに加算した値となるように、出力特性をシフトさせるとよい。
図9(a)〜(g)に示した操作支援情報を用いる場合、押下圧の許容範囲がシフトされると、表示する操作支援情報のうち、現状の押す力を示す5個の丸による表示は、シフトされた後の許容範囲による押下圧の区分にしたがって行われる。一方、文字のメッセージは、押下圧の許容範囲がシフトされた状態となっていることをユーザに認識させるために、常時「もっと弱く押してください」と表示される。この場合、許容範囲をシフトさせていない状態と区別できるように、文字の色を変更するなどしてもよい。
また、ユーザの押下圧の平均値PLが許容範囲の下限値Pbを下回る場合には、許容範囲変更部260は、図21(b)に破線で示したように、圧力センサの出力特性が線形を示す領域が、より小さい押下圧の範囲で現れるように出力特性をシフトさせる。その結果、押下圧の許容範囲が下方にシフトする。例えば、変更後の許容範囲の上限値2が、適正値Pcと押下圧の平均値PL2との差分ΔP2を現在の上限値Paから減算した値となるように、出力特性をシフトさせるとよい。同様に、変更後の許容範囲の下限値2が、押下圧の適正値Pcと押下圧の平均値PL2との差分ΔP2を現在の下限値Pbから減算した値となるように、出力特性をシフトさせるとよい。
図9(a)〜(g)に示した操作支援情報を用いる場合、押下圧の許容範囲がシフトされると、表示する操作支援情報のうち、現状の押す力を示す5個の丸による表示は、シフトされた後の許容範囲による押下圧の区分にしたがって行われる。一方、文字のメッセージは、押下圧の許容範囲がシフトされた状態となっていることをユーザに認識させるために、常時「もっと強く押してください」と表示される。この場合、許容範囲をシフトさせていない状態と区別できるように、文字の色を変更するなどしてもよい。
[3−4−4.第4の実施形態による効果]
以上、図18〜図21を参照して説明したように、第4の実施形態による操作支援制御装置10Dは、ユーザによる一回の取引操作中において、複数回の押下圧の平均値PL1と適正値Pcとの差分ΔP1が所定の閾値Xを超えた場合に、押下圧の許容範囲の上限値Paを変更し、又は許容範囲自体をシフトする。また、適正値Pcと複数回の押下圧の平均値PL2との差分ΔPが所定の閾値Yを超えた場合に、押下圧の許容範囲の下限値Pbを変更し、又は許容範囲自体をシフトする。したがって、「強く押してください」や「弱く押してください」等の支援情報が繰り返し表示される機会が減り、ユーザへのストレスを低減することができる。
<3−5.第5の実施形態>
第5の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置は、不特定のユーザの一般的な操作パターンに基づいてユーザの次の入力操作を予測し、操作支援情報の表示位置を決定するように構成したものである。
[3−5−1.自動取引装置の全体構成]
図22は、第5の実施形態による自動取引装置100Bの全体構成を機能的なブロックで示した図である。図22に示したように、第5の実施形態による自動取引装置100Bは、タッチパネル20と、ディスプレイ30と、押下圧検出部40と、操作支援制御装置10Eとを備えている。操作支援制御装置10E以外は、それぞれ上述の自動取引装置の基本構成と同様の構成とすることができる。
[3−5−2.操作支援制御装置]
図23は、第5の実施形態による操作支援制御装置10Eの構成のうち、操作支援制御に関連する部分を機能的なブロックで示した図である。図23に示したように、操作支援制御装置10Eは、押下圧情報認識部310と、表示位置決定部320と、支援情報表示制御部330と、入力操作認識部340と、操作パターン記憶部350とを備えている。これらの各部のうち、押下圧情報認識部310、表示位置決定部320、支援情報表示制御部330、入力操作認識部340は、具体的には、コンピュータによるプログラムの実行により実現される。
このうち、押下圧情報認識部310及び支援情報表示制御部330は、これまで説明した第1〜第4の実施形態による操作支援制御装置における押下圧情報認識部210及び支援情報表示制御部230のいずれかによって構成することができる。
(3−5−2−1.操作パターン記憶部)
操作パターン記憶部350は、例えばRAM等によって構成され、不特定のユーザがある取引を行う際に操作する入力操作の一般的な操作パターンをあらかじめ記憶する。ここでいう操作パターンとは、特定のユーザに限らず、一般的なユーザがある取引を行う際の入力操作のパターンを意味する。
例えば、図24に示したように、ユーザがATMで現金を引き出す場合には、まず、「お引き出し」ボタンを押下した後に、金額を指定するためにテンキーを押下し、さらに、「千」や「万」等の単位指定ボタンを押下する。その後、「確認」ボタンを押下することによって、ATMによる現金の支払いが実行され、取引は終了する。このように、操作パターン記憶部350には、すべての、あるいは、頻繁に使用される取引を実行する際の操作パターンが記憶される。
操作パターンは、あらかじめ操作パターン記憶部350に記憶されるものであってよいが、これ以外に、不特定のユーザの入力操作の学習を積み重ねて操作パターンを形成してもよい。
(3−5−2−2.入力操作認識部)
入力操作認識部340は、ユーザがタッチパネル20に対する入力操作においていずれの入力操作を行ったかを認識する。
(3−5−2−3.表示位置決定部)
表示位置決定部320は、入力操作認識部340で認識された取引開始時のユーザの入力操作に基づいて、操作パターン記憶部350に記憶された操作パターンの中から、対応する操作パターンを選択する。また、表示位置決定部320は、選択した操作パターンにしたがって、予測されるユーザの次の入力操作を決定し、操作支援情報の表示位置とする。
[3−5−3.処理動作]
以上、第5の実施形態による構成について説明した。続いて、第5の実施形態による動作について説明する。第5の実施形態による動作は、図3に示したフローチャートのうちの表示位置決定のステップ(S108)に特徴を有する。以下、第5の実施形態による表示位置決定処理の動作について説明する。
図25は、第5の実施形態による表示位置決定処理の動作を示したフローチャートである。図25に示したように、まず、操作支援制御装置10Eの表示位置決定部320は、入力操作認識部340で認識された入力操作に基づき、ユーザが実行しようとしている取引を認識する(S502)。
次いで、表示位置決定部320は、認識した取引に対応する一般的な操作パターンを、操作パターン記憶部350に記憶された操作パターンの中から選択する(S504)。例えば、ユーザが「お引き出し」ボタンを押下した場合、表示位置決定部320は、現金引き出しの操作パターンを選択する。
次いで、表示位置決定部320は、選択した操作パターンにしたがって、ユーザによる次の入力操作を予測する(S506)。例えば、ユーザが「お引き出し」ボタンを押下した後の次の入力操作はテンキーの入力操作であると予測される。
次いで、表示位置決定部320は、予測した次の入力操作で使用するボタンを、操作支援情報の表示位置として決定する(S508)。例えば、テンキーに隣接する位置が表示位置とされる。
次いで、表示位置決定部320は、ユーザによる入力操作が行われたか否かを判定する(S510)。表示位置決定部320は、ユーザによる入力操作が行われるまで待機する(S510:No)。
ユーザによる入力操作が行われると(S510:Yes)、表示位置決定部320は、入力操作の内容に基づいて、取引が終了したか否かを判別する(S512)。例えば、現金引き出し時においては、現金の支払い処理が行われる前には「確認」ボタンが押下されるため、ユーザが「確認」ボタンを押下したときに、取引終了と判定することができる。あるいは、ユーザが「取引中止」ボタンを押下したときに、取引終了と判定することができる。
取引が終了していない場合(S512:No)、表示位置決定部320は、取引が終了するまで、操作パターンにしたがって次の入力操作を予測しながら、操作支援情報の表示位置の決定を繰り返し行う(S506〜S512)。一方、取引が終了した場合(S512:Yes)、表示位置決定部320は、表示位置決定処理を終了する。
[3−5−4.第5の実施形態による効果]
以上、図22〜図25を参照して説明したように、第5の実施形態による自動取引装置100B及び操作支援制御装置10Eは、実行される取引に応じた、不特定のユーザによる一般的な操作パターンにしたがって、ユーザによる次の入力操作を予測し、適切な位置に操作支援情報を表示させる。したがって、適切な押下圧に関する操作支援情報が適切な位置に表示され、ユーザは、取引に著しい遅延を生じることなく、適切な押下圧を学習することが可能となる。
<3−6.第6の実施形態>
第6の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置は、個別のユーザの操作パターンに基づいてユーザの次の入力操作を予測し、操作支援情報の表示位置を決定するように構成したものである。
[3−6−1.自動取引装置の全体構成]
図26は、第6の実施形態による自動取引装置100Cの全体構成を機能的なブロックで示した図である。図26に示したように、第6の実施形態による自動取引装置100Cは、タッチパネル20と、ディスプレイ30と、押下圧検出部40と、操作支援制御装置10Fとを備えている。操作支援制御装置10F以外は、それぞれ上述の自動取引装置の基本構成と同様の構成とすることができる。
[3−6−2.操作支援制御装置]
図27は、第6の実施形態による操作支援制御装置10Fの構成のうち、操作支援制御に関連する部分を機能的なブロックで示した図である。図27に示したように、操作支援制御装置10Fは、押下圧情報認識部410と、表示位置決定部420と、支援情報表示制御部430と、ユーザ特定部440と、入力操作認識部450と、操作パターン記憶部460とを備えている。これらの各部のうち、押下圧情報認識部410、表示位置決定部420、支援情報表示制御部430、ユーザ特定部440、入力操作認識部450は、具体的には、コンピュータによるプログラムの実行により実現される。
このうち、押下圧情報認識部410及び支援情報表示制御部430は、これまで説明した第1〜第5の実施形態による操作支援制御装置におけるいずれかの支援情報表示制御部(第1〜第4の実施形態では支援情報表示制御部230、第5の実施形態では支援情報表示制御部330)によって構成することができる。また、入力操作認識部450は、第5の実施形態による操作支援制御装置の入力操作認識部340と同様の構成とすることができる。
(3−6−2−1.操作パターン記憶部)
操作パターン記憶部460は、例えばRAM等によって構成され、個別のユーザが行った取引の種類に関する情報を、そのユーザ情報と併せて記憶する。また、本実施形態の例による操作支援制御装置10Fの操作パターン記憶部460には、第5の実施形態の操作パターン記憶部350で説明したように、不特定のユーザがある取引を行う際に操作する入力操作の一般的な操作パターンも記憶されている。ただし、入力操作の一般的な操作パターンを記憶するのではなく、個別のユーザによる入力操作を順序とともに記憶することとしてもよい。
本実施形態において、「操作パターン」とは、入力操作の順序に関する情報だけでなく、個別のユーザが多用する取引の種類の情報も含む用語として用いる。
(3−6−2−2.ユーザ特定部)
ユーザ特定部440は、自動取引装置100Cで取引をしようとしているユーザを特定する。例えば、自動取引装置100CがATMである場合には、挿入されるキャッシュカードの識別情報によってユーザを特定可能である。これ以外にも、挿入されるカードの識別情報や入力される識別番号等によりユーザを特定してもよい。さらには、指紋認証や網膜認証等の生体認証によりユーザを特定してもよい。
(3−6−2−3.入力操作認識部)
入力操作認識部450は、ユーザにより行われた入力操作を認識し、ユーザ特定部440で特定されたユーザの情報とともに操作パターン記憶部460に記憶する。ユーザ情報及び入力操作の情報を蓄積することにより、個別のユーザが多用する取引の情報が形成される。また、個々の入力操作の情報を、特定されたユーザの情報とともに蓄積することにより、個別のユーザの入力操作の順序の情報についても形成することができる。
(3−6−2−4.表示位置決定部)
表示位置決定部420は、取引開始時においては、ユーザ特定部440で特定されたユーザの情報に基づき、操作パターン記憶部460に記憶された操作パターンの情報を参照して、当該ユーザが実行しようとしている取引を推定し、次の入力操作を予測する。例えば、自動取引装置100CがATMの場合、ATMに挿入されたキャッシュカードのID情報に基づき、ユーザごとの過去の操作履歴を読み込み、個別のユーザが多用している取引が実行されるものとして、次の入力操作を予測する。
具体的には、図28に示したように、「お引き出し」を多用するユーザAの場合には、ユーザAのID:123456789に基づき現金引き出し操作が行われるものと推定して、「お引き出し」ボタンが押下されると予測する。同様に、「お振込み」を多用するユーザBの場合には、ユーザBのID:abcdefghiに基づき振り込み操作が行われるものと推定して、「お振込み」ボタンが押下されると予測する。また、「外貨預金」を多用するユーザCの場合には、ユーザCのID:12345wxyzに基づき外貨預金に関連する操作が行われるものと推定して、「外貨預金」ボタンが押下されると予測する。
また、表示位置決定部420は、取引開始後においては、直前に行われたユーザの入力操作に基づき、操作パターン記憶部460に記憶された操作パターンの情報を参照して、次の入力操作を予測する。そして、表示位置決定部420は、予測した次の入力操作の操作位置を、操作支援情報の表示位置とする。
[3−6−3.処理動作]
以上、第6の実施形態による構成について説明した。続いて、第6の実施形態による動作について説明する。第6の実施形態による動作は、第5の実施形態と同様に、図3に示したフローチャートのうちの表示位置決定のステップ(S108)に特徴を有する。以下、第6の実施形態による表示位置決定処理の動作について説明する。
図29は、第6の実施形態による表示位置決定処理の動作を示したフローチャートである。図29に示したように、まず、操作支援制御装置10Fのユーザ特定部440は、挿入されたカードの識別情報や入力された識別番号等に基づいて、自動取引装置100Cを利用するユーザを特定する(S602)。
次いで、表示位置決定部420は、操作パターン記憶部460に記憶された情報を参照し、特定されたユーザが実行しようとしている取引を推定し、対応する操作パターンを選択する(S604)。
次いで、表示位置決定部420は、選択した操作パターンに基づいて、ユーザによる次の入力操作を予測する(S606)。例えば、取引開始時においては、表示位置決定部420は、ユーザが多用する取引を実行するにあたって行われる入力操作を予測する。また、取引開始後においては、表示位置決定部420は、一般的な操作パターン又は個別のユーザの操作パターンにしたがって、次の入力操作を予測する。
次いで、表示位置決定部420は、予測した次の入力操作で使用するボタンを、操作支援情報の表示位置として決定する(S608)。
次いで、表示位置決定部420は、ユーザによる入力操作が行われたか否かを判定する(S610)。表示位置決定部420は、ユーザによる入力操作が行われるまで待機する(S610:No)。以降は、第5の実施形態と同様の手順で、取引が終了したと判定されるまで、操作支援情報の表示位置の決定を繰り返し行う(S606〜S612)。すなわち、ユーザによる入力操作が行われると(S610:Yes)、表示位置決定部420は、入力操作の内容に基づいて、取引が終了したか否かを判別する(S612)。例えば、現金引き出し時においては、現金の支払い処理が行われる前には「確認」ボタンが押下されるため、ユーザが「確認」ボタンを押下したときに、取引終了と判定することができる。あるいは、ユーザが「取引中止」ボタンを押下したときに、取引終了と判定することができる。取引が終了していない場合(S612:No)、表示位置決定部420は、取引が終了するまで、操作パターンにしたがって次の入力操作を予測しながら、操作支援情報の表示位置の決定を繰り返し行う(S606〜S612)。一方、取引が終了した場合(S612:Yes)、表示位置決定部420は、表示位置決定処理を終了する。
[3−6−4.第6の実施形態による効果]
以上、図26〜図29を参照して説明したように、第6の実施形態による自動取引装置100C及び操作支援制御装置10Fは、個別のユーザによる操作パターンにしたがって、ユーザによる次の入力操作を予測し、適切な位置に操作支援情報を表示させる。したがって、適切な押下圧に関する操作支援情報が適切な位置に表示され、各ユーザは、取引に著しい遅延を生じることなく、適切な押下圧を学習することが可能となる。
<<4.変形例>>
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、これまでに説明した実施形態では、自動取引装置自体が操作支援制御装置を備えていたが、かかる例に限定されない。例えば、図30に示したように、複数の自動取引装置500がネットワーク520を介してメインサーバ510に接続されたシステムにおいて、メインサーバ510が操作支援制御装置として機能するように操作支援制御システムを構成してもよい。特に、第6の実施形態で説明したように、個別のユーザの操作パターンにしたがって入力操作を予測し、操作支援情報を表示させる場合には、メインサーバを操作支援制御装置として機能させることで、ネットワーク上のすべての自動取引装置において、個別のユーザの操作パターンにしたがって操作支援情報を表示させることができる。
また、これまでに説明した実施形態では、個々の実施形態ごとに自動取引装置及び操作支援制御装置について説明したが、それぞれの実施形態にかかる自動取引装置及び操作支援制御装置を適宜組み合わせて実施することも可能である。
10,10A,10B,10C,10D,10E,10F 操作支援制御装置
20 タッチパネル
30 ディスプレイ
40 押下圧検出部
50 視線測定部
100,100A,100B,100C 自動取引装置
110,210,310,410 押下圧情報認識部
120,220,320,420 表示位置決定部
130,230,330,430 支援情報表示制御部
240 視線認識部
250 押下圧情報蓄積部
260 許容範囲変更部
340,450 入力操作認識部
350,460 操作パターン記憶部
440 ユーザ特定部

Claims (14)

  1. ディスプレイ上に設けられたタッチパネルへの入力操作を行うユーザに対して操作支援情報を提供する操作支援制御装置において、
    入力操作時の押下圧の情報を認識する押下圧情報認識部と、
    前記ディスプレイ上における前記操作支援情報の表示位置を、予測される次の入力操作に基づいて決定する表示位置決定部と、
    前記押下圧の情報に対応する前記操作支援情報を決定し、前記表示位置に表示させる制御を行う支援情報表示制御部と、
    を備えることを特徴とする操作支援制御装置。
  2. 前記表示位置決定部は、ユーザの視線位置に基づいて前記表示位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の操作支援制御装置。
  3. 前記表示位置決定部は、ユーザの操作パターンに従って予測される入力操作に基づいて前記表示位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の操作支援制御装置。
  4. 前記表示位置決定部は、識別情報によって特定される個別のユーザの操作パターンに従って予測される入力操作に基づいて前記表示位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の操作支援制御装置。
  5. 前記操作支援情報は、ユーザによる押下圧が適正値となるよう前記ユーザを促すものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の操作支援制御装置。
  6. 前記押下圧情報認識部は、複数回の押下圧の情報に基づいて押下圧の傾向を求め、
    前記支援情報表示制御部は、前記押下圧の傾向に対応する前記操作支援情報を決定して表示させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の操作支援制御装置。
  7. 前記押下圧情報認識部は、前記複数回の押下圧の加重平均に基づいて、前記押下圧の傾向を求めることを特徴とする請求項6に記載の操作支援制御装置。
  8. 前記押下圧情報認識部は、複数の領域に区分された前記タッチパネルの領域ごとに前記押下圧の傾向を求め、
    前記支援情報表示制御部は、前記領域ごとに前記操作支援情報を決定して表示させることを特徴とする請求項6又は7に記載の操作支援制御装置。
  9. 前記押下圧の適正値を含む許容範囲が定められており、
    前記押下圧情報認識部は、前記複数回の押下圧の平均値を求め、
    前記押下圧の平均値が前記適正値又は前記許容範囲の上限値から所定の閾値以上大きい場合に前記許容範囲の上限値を変更し、または、前記押下圧の平均値が前記適正値又は前記許容範囲の下限値から所定の閾値以上小さい場合に前記許容範囲の下限値を変更する許容範囲変更部を備えることを特徴とする請求項6に記載の操作支援制御装置。
  10. 前記許容範囲変更部は、前記許容範囲の上限値及び下限値を、前記押下圧の平均値に基づいて設定される所定の値を用いて変更させることを特徴とする請求項9に記載の操作支援制御装置。
  11. ディスプレイと、
    前記ディスプレイ上に設けられたタッチパネルと、
    ユーザによる入力操作時における押下圧を検出する押下圧検出部と、
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の操作支援制御装置と、
    を備えることを特徴とする自動取引装置。
  12. 自動取引装置と、請求項1〜10のいずれか一項に記載の操作支援制御装置とを備えた操作支援制御システムにおいて、
    前記自動取引装置は、
    ディスプレイと、
    前記ディスプレイ上に設けられたタッチパネルと、
    ユーザによる入力操作時の押下圧を検出する押下圧検出部と、
    を備えることを特徴とする操作支援制御システム。
  13. 押下圧情報認識部と、表示位置決定部と、支援情報表示制御部とを備えた操作支援制御装置により、ディスプレイ上に設けられたタッチパネルへの入力操作を行うユーザに対して操作支援情報を提供する操作支援制御方法において、
    前記押下圧情報認識部により、ユーザによる入力操作時の押下圧の情報を認識するステップと、
    前記表示位置決定部により、前記ディスプレイ上における前記操作支援情報の表示位置を、予測される次の入力操作に基づいて決定するステップと、
    前記支援情報表示制御部により、前記押下圧の情報に対応する前記操作支援情報を決定し、前記表示位置に表示させる制御を行うステップと、
    を備えることを特徴とする操作支援制御方法。
  14. コンピュータを、ディスプレイ上に設けられたタッチパネルへの入力操作を行うユーザに対して操作支援情報を提供する操作支援制御装置として機能させるためのプログラムであって、
    ユーザによる入力操作時の押下圧の情報を認識する機能と、
    前記ディスプレイ上における前記操作支援情報の表示位置を、予測される次の入力操作に基づいて決定する機能と、
    前記押下圧の情報に対応する前記操作支援情報を決定し、前記表示位置に表示させる制御を行う機能と、
    をコンピュータに実現させるためのプログラム。
JP2013261005A 2013-12-18 2013-12-18 操作支援制御装置、自動取引装置、操作支援制御システム、操作支援制御方法及びプログラム Pending JP2015118504A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013261005A JP2015118504A (ja) 2013-12-18 2013-12-18 操作支援制御装置、自動取引装置、操作支援制御システム、操作支援制御方法及びプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013261005A JP2015118504A (ja) 2013-12-18 2013-12-18 操作支援制御装置、自動取引装置、操作支援制御システム、操作支援制御方法及びプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015118504A true JP2015118504A (ja) 2015-06-25

Family

ID=53531180

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013261005A Pending JP2015118504A (ja) 2013-12-18 2013-12-18 操作支援制御装置、自動取引装置、操作支援制御システム、操作支援制御方法及びプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015118504A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3624437A1 (en) 2018-09-11 2020-03-18 Canon Kabushiki Kaisha Electronic apparatus and method for controlling the same
JP2020042596A (ja) * 2018-09-11 2020-03-19 キヤノン株式会社 電子機器及びその制御方法
JP2020129269A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および表示制御方法
JP2021086390A (ja) * 2019-11-27 2021-06-03 株式会社 ゆうちょ銀行 被照会金額表示装置、被照会金額表示方法および被照会金額表示プログラム

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001202192A (ja) * 2000-01-18 2001-07-27 Sony Corp 情報処理装置及びその方法並びにプログラム格納媒体
JP2004086733A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Hitachi Ltd タッチパネルを備えた表示装置
JP2006146681A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Denso Corp タッチパネル装置及び操作案内装置
JP2010152798A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Oki Electric Ind Co Ltd 視線認識に応じた自動処理装置、自動処理方法及び自動処理プログラム
JP2012043267A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Sony Corp 情報処理装置、プログラム及び操作制御方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001202192A (ja) * 2000-01-18 2001-07-27 Sony Corp 情報処理装置及びその方法並びにプログラム格納媒体
JP2004086733A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Hitachi Ltd タッチパネルを備えた表示装置
JP2006146681A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Denso Corp タッチパネル装置及び操作案内装置
JP2010152798A (ja) * 2008-12-26 2010-07-08 Oki Electric Ind Co Ltd 視線認識に応じた自動処理装置、自動処理方法及び自動処理プログラム
JP2012043267A (ja) * 2010-08-20 2012-03-01 Sony Corp 情報処理装置、プログラム及び操作制御方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP3624437A1 (en) 2018-09-11 2020-03-18 Canon Kabushiki Kaisha Electronic apparatus and method for controlling the same
JP2020042596A (ja) * 2018-09-11 2020-03-19 キヤノン株式会社 電子機器及びその制御方法
JP7080777B2 (ja) 2018-09-11 2022-06-06 キヤノン株式会社 電子機器及びその制御方法
US11509829B2 (en) 2018-09-11 2022-11-22 Canon Kabushiki Kaisha Electronic apparatus and method for controlling the same and storage medium
JP2020129269A (ja) * 2019-02-08 2020-08-27 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置および表示制御方法
JP2021086390A (ja) * 2019-11-27 2021-06-03 株式会社 ゆうちょ銀行 被照会金額表示装置、被照会金額表示方法および被照会金額表示プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR101436226B1 (ko) 사용자 손가락 사이즈에 대해 가상 키보드 치수들을 동적으로 상관시키는 장치 및 방법
CN105339866B (zh) 延迟扭曲凝视交互
KR101542625B1 (ko) 제스처를 수행함으로써 사용자 인터페이스 내 오브젝트를 선택하기 위한 방법 및 장치
KR102143574B1 (ko) 근접 터치를 이용한 온라인 서명 인증 방법 및 이를 위한 장치
CN103052937B (zh) 用于调整显示内容的方法和***
JP5393377B2 (ja) 入力装置
JP5314795B1 (ja) 情報処理装置、電子機器およびプログラム
US20190238755A1 (en) Method and apparatus for push interaction
CN109891491A (zh) 交互式显示器
US20090066659A1 (en) Computer system with touch screen and separate display screen
CN105980965A (zh) 用于非接触式打字的***、设备和方法
JP2015118504A (ja) 操作支援制御装置、自動取引装置、操作支援制御システム、操作支援制御方法及びプログラム
CN102713822A (zh) 信息输入装置、信息输入方法以及程序
CN103294257B (zh) 对于手写识别用于引导手写输入的装置和方法
CN105556438A (zh) 用于使用关于状态变化的信息来提供对用户输入的响应并预测未来用户输入的***和方法
JP2015507280A (ja) タッチスクリーン用に組み合わされた無線識別及びタッチ入力
CN102414648A (zh) 输入装置
US10248231B2 (en) Electronic device with fingerprint detection
US8436828B1 (en) Smart touchscreen key activation detection
US20140218315A1 (en) Gesture input distinguishing method and apparatus in touch input device
EP3029555B1 (en) Method for processing input from capacitive input pad and related computer program and system
CN110476180A (zh) 用于提供基于文本阅读的奖励型广告服务的方法及用于实行该方法的用户终端
CN106293128B (zh) 盲式文字输入方法、盲式文字输入装置和计算装置
US10921891B2 (en) Systems and methods for authentication code entry in touch-sensitive screen enabled devices
JP2019507435A (ja) 空間分割セグメントに対する動的移動追跡基盤手記署名認証システムおよび方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20160816

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170529

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170606

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170726

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171024

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180417