JP2015118504A - 操作支援制御装置、自動取引装置、操作支援制御システム、操作支援制御方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
まず、各実施形態に共通する自動取引装置及び操作支援制御装置の基本構成の概略について説明する。図1は、自動取引装置100の構成例を機能的なブロックで示した図である。図1に示したように、自動取引装置100は、制御装置10と、タッチパネル20と、ディスプレイ30と、押下圧検出部40とを備えている。本実施形態では、制御装置10が、操作支援制御装置としての機能を有している。
ディスプレイ30は、ユーザが自動取引装置100の操作等を行う際に必要な情報を表示する。また、本実施形態では、ディスプレイ30は、ユーザに対する操作支援情報を表示する。ディスプレイ30は、制御装置10の指示にしたがって種々の表示を行う。ディスプレイ30は、既知のディスプレイを適宜使用することができる。
タッチパネル20は、ディスプレイ30上に設けられて、ユーザによる入力操作を受け付ける。タッチパネル20は透明のタッチパネルとして構成され、ユーザは、タッチパネル20を透過してディスプレイ30の表示を視認可能となっている。これにより、ユーザは、ディスプレイ30上に表示された操作位置に合わせてタッチパネル20を押下可能となっている。タッチパネル20は、既知のタッチパネルを適宜使用することができる。例えば、抵抗膜方式、表面弾性波方式、赤外線等の光学方式、電磁誘導方式、静電容量方式など、種々の方式のタッチパネルを使用することができる。
押下圧検出部40は、タッチパネル20の操作時にユーザがタッチパネル20を押下したときの圧力(以下、単に「押下圧」と称する。)を検出し、押下圧の情報を制御装置10に送信する。例えば、タッチパネル20が抵抗膜方式のものである場合、タッチパネル20自体が押下圧検出部40を兼ねることができる。すなわち、抵抗膜方式のタッチパネル20においては、入力操作を検出する二枚一組の抵抗膜間の押下抵抗が押下圧によって変化することから、当該押下抵抗を検出することで、押下圧を求めることができる。
図2は、制御装置10の構成のうち、操作支援制御に関連する部分の構成例を機能的なブロックで示した図である。図2に示したように、制御装置10は、基本的に、押下圧情報認識部110と、表示位置決定部120と、支援情報表示制御部130とを備えている。これらの各部は、具体的には、コンピュータによるプログラムの実行により実現される。また、制御装置10は、RAMやROM等の図示しない記憶部を備え、実行するコンピュータプログラムや、検出データ、算出データが記憶されるようになっている。
押下圧情報認識部110は、押下圧検出部40から送信される押下圧の情報を取得する。
表示位置決定部120は、ディスプレイ30上でユーザに対して表示する操作支援情報の表示位置を決定する。本実施形態では、表示位置決定部120は、ユーザによるタッチパネル20に対する入力操作において、予測される次の入力操作に基づいて表示位置を決定する。
支援情報表示制御部130は、押下圧情報認識部110で取得された押下圧の情報に対応する適切な操作支援情報を決定し、表示位置決定部120で決定されたディスプレイ30上の表示位置に操作支援情報を表示させる制御を行う。押下圧の情報に対応する適切な操作支援情報とは、ユーザに対して、現状の押下圧が適正値よりも強いか弱いか等を示して、適正な押下圧を学習させるための情報である。
次に、各実施形態に共通する操作支援制御処理の基本動作の概略について説明する。図3は、操作支援制御処理の基本動作のフローチャートを示している。
以上、各実施形態に共通する自動取引装置及び操作支援制御装置の基本構成及び基本動作について説明した。続いて、各実施形態について詳細に説明する。
第1の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置は、ユーザによるタッチパネル20に対する入力操作において、ユーザの視線が向く位置(以下「視線位置」という。)を検出して、当該視線位置から予測される次の入力操作に基づいて、操作支援情報の表示位置を決定するように構成したものである。
図4は、第1の実施形態による自動取引装置100Aの全体構成を機能的なブロックで示した図であり、図5は、第1の実施形態による自動取引装置100Aの構成を説明するために示す概略図である。
視線測定部50は、ユーザの視線を測定し、当該視線の情報を操作支援制御装置10Aに送信する。視線の測定は、角膜反射法等の、既知の視線測定技術を適宜採用することができる。
図6は、第1の実施形態による操作支援制御装置10Aの構成のうち、操作支援制御に関連する部分を機能的なブロックで示した図である。操作支援制御装置10Aは、押下圧情報認識部210と、表示位置決定部220と、支援情報表示制御部230と、視線認識部240とを備えている。押下圧情報認識部210は、上述した制御装置10の基本構成による押下圧情報認識部110と同様の構成とすることができる。
視線認識部240は、視線測定部50から送信されるユーザの視線の情報を取得し、当該視線の情報に基づいて、ディスプレイ30上でのユーザの注視点を特定する。本実施形態では、図7に示したように、視線認識部240は、ディスプレイ30の表示領域における複数の領域の区分に対応してタッチパネル20の操作領域を複数の領域に区分し、取得されるユーザの視線の情報から、表示領域における注視点Pの座標位置を特定する。図7に示した例では、ユーザの注視点Pの座標位置はB3と特定されている。
表示位置決定部220は、視線認識部240によって特定されたユーザの視線の注視点Pに基づき、ディスプレイ30上での操作支援情報の表示位置を決定する。操作支援情報の表示位置は、ユーザの視線に留まる位置であれば特に制限されない。また、表示位置は、一箇所であってもよいし、二箇所以上としてもよい。ユーザの視線に留まる位置に操作支援情報を表示させることにより、適切な位置に操作支援情報が表示され、ユーザの取引操作の処理速度が遅れるおそれを低減することができる。
支援情報表示制御部230は、押下圧情報認識部210で取得した押下圧の情報に基づいて、表示する操作支援情報を決定し、表示位置決定部220で決定された表示位置に操作支援情報を表示させる制御を行う。支援情報表示制御部230は、リアルタイムで測定された、ユーザの入力操作時の押下圧に基づいて、適切な操作支援情報を表示させることができる。
以上、第1の実施形態による構成について説明した。続いて、第1の実施形態による動作について説明する。第1の実施形態による動作は、図3に示したフローチャートのうちの表示位置決定のステップ(S108)に特徴を有する。以下、第1の実施形態による表示位置決定処理の動作について説明する。なお、ここでは、自動取引装置としてATMを例にとって、表示位置決定処理の動作の一例について説明する。
以上、図4〜図12を参照して説明したように、第1の実施形態による自動取引装置100A及び操作支援制御装置10Aは、ユーザによる入力操作時の押下圧の情報に基づいて、押下圧が適正値となるように促す操作支援情報を決定する。また、自動取引装置100A及び操作支援制御装置10Aは、ユーザの視線に基づいて次の入力操作を予測し、適切な位置に操作支援情報を表示させる。したがって、適切な押下圧に関する操作支援情報が適切な位置に表示され、ユーザは、取引に著しい遅延を生じることなく、適切な押下圧を学習することが可能となる。
第2の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置は、表示する操作支援情報を決定する際の押下圧の情報が、第1の実施形態による自動取引装置100A及び操作支援制御装置10Aの場合と異なっている。具体的には、第1の実施形態では、支援情報表示制御部230は、ユーザによる直前の入力操作時の押下圧の情報に基づいて、表示させる操作支援情報を決定していた。これに対して、第2の実施形態では、支援情報表示制御部230は、ユーザによる複数回の入力操作時の押下圧の情報から得られる押下圧の傾向に基づいて、表示させる操作支援情報を決定する。
図13は、第2の実施形態による操作支援制御装置10Bの構成のうち、操作支援制御に関連する部分を機能的なブロックで示した図である。操作支援制御装置10Bは、押下圧情報認識部210と、表示位置決定部220と、支援情報表示制御部230と、視線認識部240と、押下圧情報蓄積部250とを備えている。このうち、表示位置決定部220は、第1の実施形態による操作支援制御装置10Aの表示位置決定部220と同様の構成とすることができる。
押下圧情報蓄積部250は、押下圧情報認識部210が取得した押下圧の情報を記憶し、蓄積する。具体的に、押下圧情報蓄積部250は、RAM等の記憶部により構成される。
押下圧情報認識部210は、押下圧検出部40により検出され、送信された押下圧の情報を取得し、押下圧情報蓄積部250に記憶する。また、押下圧情報認識部210は、押下圧情報蓄積部250に蓄積された直近の複数回の押下圧の情報に基づいて、ユーザの押下圧の傾向を求める。
支援情報表示制御部230は、押下圧情報認識部210により求められたユーザの押下圧の平均値に基づいて、表示する操作支援情報を決定し、表示位置決定部220で決定された表示位置に操作支援情報を表示させる制御を行う。表示する操作支援情報を決定する際に、ユーザの押下圧の平均値を用いる点以外は、第1の実施形態による操作支援制御装置10Aの支援情報表示制御部230と同様に制御が行われる。
以上、第2の実施形態による構成について説明した。続いて、第2の実施形態による動作について説明する。第2の実施形態による動作は、図3に示したフローチャートのうちの押下圧情報認識のステップ(S104)に特徴を有する。以下、押下圧情報認識処理の動作について説明する。
以上、第2の実施形態による操作支援制御装置10Bについて説明した。上述した操作支援制御装置10Bは、直近の複数回の入力操作時の押下圧の平均値を用いて操作支援情報を選択するように構成されていたが、直近の複数回の入力操作時の押下圧を加重平均した値を用いて操作支援情報を選択するように構成してもよい。
以上、図13〜図15を参照して説明したように、第2の実施形態による操作支援制御装置10Bは、直近の複数回の入力操作時の押下圧の情報に基づいて、ユーザの押下圧の傾向として押下圧の平均値を求める。また、操作支援制御装置10Bは、当該押下圧の平均値に基づいて、押下圧が適正値となるように促す操作支援情報を決定し、ディスプレイ30に表示させる。したがって、ユーザの入力操作の特徴を反映させて、より適切な操作支援情報を表示させることができる。
第3の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置では、ディスプレイ30の表示領域における複数の領域の区分に対応して、タッチパネル20の操作領域が複数の領域に区分され、押下圧の情報又は押下圧の傾向が、区分されたタッチパネル20の領域ごとに得られ、表示する操作支援情報の決定が、タッチパネル20の領域ごとに決定される。
押下圧情報認識部210は、押下圧検出部40で検出され、送信された押下圧の情報を取得し、押下された領域の情報と併せて、押下圧情報蓄積部250に記憶させる。例えば、図17に示したように、タッチパネル20(ディスプレイ30)上には、縦三列×横三行の九つの領域A1〜C3が設定される。区分される領域の数や大きさ、形状は適宜設定可能である。押下圧情報認識部210は、取得された押下圧の情報を、押下された領域A1〜C3の情報と併せて、押下圧情報蓄積部250に記憶する。
支援情報表示制御部230は、表示位置決定部220で操作支援情報の表示位置が決定されると、当該表示位置が属する領域A1〜C3を特定し、特定された領域A1〜C3で前回入力操作が行われた時の押下圧の情報を読み出す。支援情報表示制御部230は、読み出された押下圧の情報に対応する操作支援情報を決定し、所定の表示位置に操作支援情報を表示させる。
以上、図13及び図17を参照して説明したように、第3の実施形態による操作支援制御装置10Cは、タッチパネル20を複数の領域に区分し、それぞれの領域ごとに押下圧の情報を蓄積する。また、操作支援制御装置10Cは、操作支援情報の表示位置を決定すると、当該表示位置が属する領域内での入力操作の押下圧に基づいて、表示する操作支援情報を決定する。したがって、タッチパネル20の領域に応じたユーザの入力操作の特徴を反映させて、より適切な操作支援情報を表示させることができる。このことは、特に、ユーザが腕にバッグを抱えながら入力操作をする場合等、入力操作のしやすさが領域によって変わるような状況において、特に有効である。
第4の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置は、基本的に、すでに説明した第2の実施形態の自動取引装置及び操作支援制御装置と同様に構成されるが、押下圧の許容範囲が、ユーザの押下圧の傾向に応じて変更可能となっている点で、第1〜第3の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置とは異なる。以下、押下圧の許容範囲の変更に関連する部分を中心に説明する。
図18は、第4の実施形態による操作支援制御装置10Dの構成のうち操作支援制御に関連する部分を機能的なブロックで示している。図18に示したように、第4の実施形態による操作支援制御装置10Dは、押下圧情報認識部210と、表示位置決定部220と、支援情報表示制御部230と、視線認識部240と、押下圧情報蓄積部250と、許容範囲変更部260とを備えている。このうち、押下圧情報認識部210、表示位置決定部220、支援情報表示制御部230、視線認識部240、押下圧情報蓄積部250は、第2の実施形態による操作支援制御装置10Bと同様の構成となっている。
許容範囲変更部260は、押下圧情報認識部210によって求められる押下圧の平均値PLが押下圧の許容範囲の上限値Paを超える場合に、押下圧の平均値PLと、押下圧の適正値Pc、あるいは、許容範囲の上限値Paとの差分ΔP1を求める。図19(a)では、差分ΔP1の一例として、押下圧の平均値PL1と押下圧の適正値Pcとの差分が示されている。そして、許容範囲変更部260は、求められた差分ΔP1が、あらかじめ設定した閾値Xよりも大きい場合には、許容範囲の上限値Paがさらに大きくなるように変更する。
以上、第4の実施形態による構成について説明した。続いて、第4の実施形態による動作について説明する。図20は、第4の実施形態による押下圧の許容範囲変更処理の動作を示したフローチャートである。
以上説明した実施形態では、許容範囲の上限値Pa又は下限値Pbを変更していたが、許容範囲がより大きい圧力範囲又はより小さい範囲となるように許容範囲自体をシフトさせてもよい。
以上、図18〜図21を参照して説明したように、第4の実施形態による操作支援制御装置10Dは、ユーザによる一回の取引操作中において、複数回の押下圧の平均値PL1と適正値Pcとの差分ΔP1が所定の閾値Xを超えた場合に、押下圧の許容範囲の上限値Paを変更し、又は許容範囲自体をシフトする。また、適正値Pcと複数回の押下圧の平均値PL2との差分ΔPが所定の閾値Yを超えた場合に、押下圧の許容範囲の下限値Pbを変更し、又は許容範囲自体をシフトする。したがって、「強く押してください」や「弱く押してください」等の支援情報が繰り返し表示される機会が減り、ユーザへのストレスを低減することができる。
第5の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置は、不特定のユーザの一般的な操作パターンに基づいてユーザの次の入力操作を予測し、操作支援情報の表示位置を決定するように構成したものである。
図22は、第5の実施形態による自動取引装置100Bの全体構成を機能的なブロックで示した図である。図22に示したように、第5の実施形態による自動取引装置100Bは、タッチパネル20と、ディスプレイ30と、押下圧検出部40と、操作支援制御装置10Eとを備えている。操作支援制御装置10E以外は、それぞれ上述の自動取引装置の基本構成と同様の構成とすることができる。
図23は、第5の実施形態による操作支援制御装置10Eの構成のうち、操作支援制御に関連する部分を機能的なブロックで示した図である。図23に示したように、操作支援制御装置10Eは、押下圧情報認識部310と、表示位置決定部320と、支援情報表示制御部330と、入力操作認識部340と、操作パターン記憶部350とを備えている。これらの各部のうち、押下圧情報認識部310、表示位置決定部320、支援情報表示制御部330、入力操作認識部340は、具体的には、コンピュータによるプログラムの実行により実現される。
操作パターン記憶部350は、例えばRAM等によって構成され、不特定のユーザがある取引を行う際に操作する入力操作の一般的な操作パターンをあらかじめ記憶する。ここでいう操作パターンとは、特定のユーザに限らず、一般的なユーザがある取引を行う際の入力操作のパターンを意味する。
入力操作認識部340は、ユーザがタッチパネル20に対する入力操作においていずれの入力操作を行ったかを認識する。
表示位置決定部320は、入力操作認識部340で認識された取引開始時のユーザの入力操作に基づいて、操作パターン記憶部350に記憶された操作パターンの中から、対応する操作パターンを選択する。また、表示位置決定部320は、選択した操作パターンにしたがって、予測されるユーザの次の入力操作を決定し、操作支援情報の表示位置とする。
以上、第5の実施形態による構成について説明した。続いて、第5の実施形態による動作について説明する。第5の実施形態による動作は、図3に示したフローチャートのうちの表示位置決定のステップ(S108)に特徴を有する。以下、第5の実施形態による表示位置決定処理の動作について説明する。
以上、図22〜図25を参照して説明したように、第5の実施形態による自動取引装置100B及び操作支援制御装置10Eは、実行される取引に応じた、不特定のユーザによる一般的な操作パターンにしたがって、ユーザによる次の入力操作を予測し、適切な位置に操作支援情報を表示させる。したがって、適切な押下圧に関する操作支援情報が適切な位置に表示され、ユーザは、取引に著しい遅延を生じることなく、適切な押下圧を学習することが可能となる。
第6の実施形態による自動取引装置及び操作支援制御装置は、個別のユーザの操作パターンに基づいてユーザの次の入力操作を予測し、操作支援情報の表示位置を決定するように構成したものである。
図26は、第6の実施形態による自動取引装置100Cの全体構成を機能的なブロックで示した図である。図26に示したように、第6の実施形態による自動取引装置100Cは、タッチパネル20と、ディスプレイ30と、押下圧検出部40と、操作支援制御装置10Fとを備えている。操作支援制御装置10F以外は、それぞれ上述の自動取引装置の基本構成と同様の構成とすることができる。
図27は、第6の実施形態による操作支援制御装置10Fの構成のうち、操作支援制御に関連する部分を機能的なブロックで示した図である。図27に示したように、操作支援制御装置10Fは、押下圧情報認識部410と、表示位置決定部420と、支援情報表示制御部430と、ユーザ特定部440と、入力操作認識部450と、操作パターン記憶部460とを備えている。これらの各部のうち、押下圧情報認識部410、表示位置決定部420、支援情報表示制御部430、ユーザ特定部440、入力操作認識部450は、具体的には、コンピュータによるプログラムの実行により実現される。
操作パターン記憶部460は、例えばRAM等によって構成され、個別のユーザが行った取引の種類に関する情報を、そのユーザ情報と併せて記憶する。また、本実施形態の例による操作支援制御装置10Fの操作パターン記憶部460には、第5の実施形態の操作パターン記憶部350で説明したように、不特定のユーザがある取引を行う際に操作する入力操作の一般的な操作パターンも記憶されている。ただし、入力操作の一般的な操作パターンを記憶するのではなく、個別のユーザによる入力操作を順序とともに記憶することとしてもよい。
ユーザ特定部440は、自動取引装置100Cで取引をしようとしているユーザを特定する。例えば、自動取引装置100CがATMである場合には、挿入されるキャッシュカードの識別情報によってユーザを特定可能である。これ以外にも、挿入されるカードの識別情報や入力される識別番号等によりユーザを特定してもよい。さらには、指紋認証や網膜認証等の生体認証によりユーザを特定してもよい。
入力操作認識部450は、ユーザにより行われた入力操作を認識し、ユーザ特定部440で特定されたユーザの情報とともに操作パターン記憶部460に記憶する。ユーザ情報及び入力操作の情報を蓄積することにより、個別のユーザが多用する取引の情報が形成される。また、個々の入力操作の情報を、特定されたユーザの情報とともに蓄積することにより、個別のユーザの入力操作の順序の情報についても形成することができる。
表示位置決定部420は、取引開始時においては、ユーザ特定部440で特定されたユーザの情報に基づき、操作パターン記憶部460に記憶された操作パターンの情報を参照して、当該ユーザが実行しようとしている取引を推定し、次の入力操作を予測する。例えば、自動取引装置100CがATMの場合、ATMに挿入されたキャッシュカードのID情報に基づき、ユーザごとの過去の操作履歴を読み込み、個別のユーザが多用している取引が実行されるものとして、次の入力操作を予測する。
以上、第6の実施形態による構成について説明した。続いて、第6の実施形態による動作について説明する。第6の実施形態による動作は、第5の実施形態と同様に、図3に示したフローチャートのうちの表示位置決定のステップ(S108)に特徴を有する。以下、第6の実施形態による表示位置決定処理の動作について説明する。
以上、図26〜図29を参照して説明したように、第6の実施形態による自動取引装置100C及び操作支援制御装置10Fは、個別のユーザによる操作パターンにしたがって、ユーザによる次の入力操作を予測し、適切な位置に操作支援情報を表示させる。したがって、適切な押下圧に関する操作支援情報が適切な位置に表示され、各ユーザは、取引に著しい遅延を生じることなく、適切な押下圧を学習することが可能となる。
なお、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
20 タッチパネル
30 ディスプレイ
40 押下圧検出部
50 視線測定部
100,100A,100B,100C 自動取引装置
110,210,310,410 押下圧情報認識部
120,220,320,420 表示位置決定部
130,230,330,430 支援情報表示制御部
240 視線認識部
250 押下圧情報蓄積部
260 許容範囲変更部
340,450 入力操作認識部
350,460 操作パターン記憶部
440 ユーザ特定部
Claims (14)
- ディスプレイ上に設けられたタッチパネルへの入力操作を行うユーザに対して操作支援情報を提供する操作支援制御装置において、
入力操作時の押下圧の情報を認識する押下圧情報認識部と、
前記ディスプレイ上における前記操作支援情報の表示位置を、予測される次の入力操作に基づいて決定する表示位置決定部と、
前記押下圧の情報に対応する前記操作支援情報を決定し、前記表示位置に表示させる制御を行う支援情報表示制御部と、
を備えることを特徴とする操作支援制御装置。 - 前記表示位置決定部は、ユーザの視線位置に基づいて前記表示位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の操作支援制御装置。
- 前記表示位置決定部は、ユーザの操作パターンに従って予測される入力操作に基づいて前記表示位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の操作支援制御装置。
- 前記表示位置決定部は、識別情報によって特定される個別のユーザの操作パターンに従って予測される入力操作に基づいて前記表示位置を決定することを特徴とする請求項1に記載の操作支援制御装置。
- 前記操作支援情報は、ユーザによる押下圧が適正値となるよう前記ユーザを促すものであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の操作支援制御装置。
- 前記押下圧情報認識部は、複数回の押下圧の情報に基づいて押下圧の傾向を求め、
前記支援情報表示制御部は、前記押下圧の傾向に対応する前記操作支援情報を決定して表示させることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の操作支援制御装置。 - 前記押下圧情報認識部は、前記複数回の押下圧の加重平均に基づいて、前記押下圧の傾向を求めることを特徴とする請求項6に記載の操作支援制御装置。
- 前記押下圧情報認識部は、複数の領域に区分された前記タッチパネルの領域ごとに前記押下圧の傾向を求め、
前記支援情報表示制御部は、前記領域ごとに前記操作支援情報を決定して表示させることを特徴とする請求項6又は7に記載の操作支援制御装置。 - 前記押下圧の適正値を含む許容範囲が定められており、
前記押下圧情報認識部は、前記複数回の押下圧の平均値を求め、
前記押下圧の平均値が前記適正値又は前記許容範囲の上限値から所定の閾値以上大きい場合に前記許容範囲の上限値を変更し、または、前記押下圧の平均値が前記適正値又は前記許容範囲の下限値から所定の閾値以上小さい場合に前記許容範囲の下限値を変更する許容範囲変更部を備えることを特徴とする請求項6に記載の操作支援制御装置。 - 前記許容範囲変更部は、前記許容範囲の上限値及び下限値を、前記押下圧の平均値に基づいて設定される所定の値を用いて変更させることを特徴とする請求項9に記載の操作支援制御装置。
- ディスプレイと、
前記ディスプレイ上に設けられたタッチパネルと、
ユーザによる入力操作時における押下圧を検出する押下圧検出部と、
請求項1〜10のいずれか一項に記載の操作支援制御装置と、
を備えることを特徴とする自動取引装置。 - 自動取引装置と、請求項1〜10のいずれか一項に記載の操作支援制御装置とを備えた操作支援制御システムにおいて、
前記自動取引装置は、
ディスプレイと、
前記ディスプレイ上に設けられたタッチパネルと、
ユーザによる入力操作時の押下圧を検出する押下圧検出部と、
を備えることを特徴とする操作支援制御システム。 - 押下圧情報認識部と、表示位置決定部と、支援情報表示制御部とを備えた操作支援制御装置により、ディスプレイ上に設けられたタッチパネルへの入力操作を行うユーザに対して操作支援情報を提供する操作支援制御方法において、
前記押下圧情報認識部により、ユーザによる入力操作時の押下圧の情報を認識するステップと、
前記表示位置決定部により、前記ディスプレイ上における前記操作支援情報の表示位置を、予測される次の入力操作に基づいて決定するステップと、
前記支援情報表示制御部により、前記押下圧の情報に対応する前記操作支援情報を決定し、前記表示位置に表示させる制御を行うステップと、
を備えることを特徴とする操作支援制御方法。 - コンピュータを、ディスプレイ上に設けられたタッチパネルへの入力操作を行うユーザに対して操作支援情報を提供する操作支援制御装置として機能させるためのプログラムであって、
ユーザによる入力操作時の押下圧の情報を認識する機能と、
前記ディスプレイ上における前記操作支援情報の表示位置を、予測される次の入力操作に基づいて決定する機能と、
前記押下圧の情報に対応する前記操作支援情報を決定し、前記表示位置に表示させる制御を行う機能と、
をコンピュータに実現させるためのプログラム。
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