JP2015116757A - ネットワーク端末からの操作が可能な射出成形機 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストが小さく、安全に遠隔からの操作が可能な射出成形機を提供する。
【解決手段】 ネットワーク(2)に接続された射出成形機(1)として構成し、ネットワーク端末(5)からの要求を受けて認証により遠隔操作モードに移行する。遠隔操作モードでは、ネットワーク端末(5)に、射出成形機(1)の画面を表示でき、射出成形機(1)の操作を許可する。射出成形機(1)とネットワーク端末(5)の通信状態に異常があれば、遠隔操作モードを解除する。もしくは成形サイクルを停止して安全を確保する。射出成形機(1)からネットワーク端末(5)への画面の表示は、WEBサーバ(8)により、あるいは画面転送プロトコルが実装された画面転送処理(27)によって実施される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ネットワーク端末から各種の操作が可能な射出成形機に関するものであり、具体的にはパーソナルコンピュータやタブレット端末から操作が可能な射出成形機に関するものである。
従来周知のように、金型を型締めする型締装置、溶融樹脂を射出する射出装置、等からなる射出成形機には、これらの各装置を制御するコントローラと、画面を表示するモニタとが設けられている。モニタには、樹脂温度や射出圧力等の各種データを表示する画面、成形条件を設定するための画面等、射出成形機を操作・監視するための各種の画面が表示されるようになっている。従って、射出成形機の状態を確認したり、操作をする場合には、オペレータは直接射出成形機の所に行ってモニタにおいて画面を表示し、操作する必要がある。
特開2002−370271号公報 特開2002−86531号公報
特許文献1には、オペレータが射出成形機から離れた場所にいても、射出成形機に発生した異常通知を受けることができる、所定の装置を備えた射出成形機が記載されている。この装置は射出成形機の異常を監視し、異常が発生すると公衆回線網を介してあらかじめ登録されたオペレータのアドレスに向けて電子メールを送信する。そうするとオペレータは射出成形機から離れていても、携帯電話等の端末で電子メールを受信して射出成形機に異常が発生したことを知ることができる。
特許文献2には、射出成形機の各種情報を携帯電話等の端末に表示することができるシステムが記載されている。このシステムにおいては、射出成形機と関連して上位コンピュータが設けられ、上位コンピュータは射出成形機のコントローラから情報を得たり、コントローラに指令を出して射出成形機を操作することができる。この上位コンピュータはインターネットに接続されており、携帯電話等の端末と通信できるようになっている。そして携帯電話に射出成形機の状態を表示したり、携帯電話から射出成形機に所定の指令を送ることができるようになっている。
従来の射出成形機においては、射出成形機の状態を監視したり射出成形機を操作しようとする場合には、オペレータが射出成形機の所に行き、直接モニタを操作する必要がある。そうすると1人のオペレータが対応できる射出成形機の台数にも制限があり、管理の自由度が小さい。これに対して、特許文献1、2に記載の射出成形機のように、オペレータが射出成形機から離れていても射出成形機の異常を知ることができたり、射出成形機の状態を確認したり操作できれば管理の自由度が高くなる。すなわち1人のオペレータが対応できる射出成形機の台数が増える。また遠隔エリアからの監視も可能になる。従って特許文献1、2に記載の射出成形機は、管理の自由度が大きく優れていると言える。しかしながらこのような射出成形機については解決すべき問題も見受けられる。
例えば、これらの文献に記載されている射出成形機においては、オペレータが実施する内容として想定されていることは、携帯端末において異常通知等の簡単な情報を受け取ることに限られており、射出成形機のモニタにおいて可能な複雑な操作は想定されていないと考えられる。すなわち情報が表示される携帯端末は携帯電話であるので表示できる情報量が少なくオペレータに提供できる情報に制約があるし、通信が切断されたときの安全性も検討されていないからである。従ってこれらの文献に記載されている射出成形機では、携帯端末に簡単な情報を表示することはできるが、あくまでも補助的な使用に過ぎず、実質的な監視や操作は射出成形機のモニタで実施するしかない。もっとも特許文献2には携帯端末から射出成形機に指令を送ることもあるようには記載されているが、この射出成形機も使用されている端末が携帯電話である以上、表示できる情報量が少ない点と、通信切断時の安全性の問題は解決されていない。つまり、射出成形機のモニタと同等の操作は実質的に不可能であると言える。さらにはこれらの問題が解決されたとしても、射出成形機のモニタにおいて直接射出成形機を操作しているときに、携帯端末から指令が送られることも想定されるし、携帯端末が複数ある場合に複数端末から指令が送られることも考えられるが、このような場合にどれを優先すべきかについても考慮されていない。そうすると、これらの文献に記載の射出成形機においては、携帯端末から指令を送ることができるようになっているとしても、ごく一部の簡単な指令に制限されていると考えられる。
これらの文献に記載されている射出成形機やシステムにおいては、射出成形機に付属しているモニタに表示する画面の他に格別に携帯端末に表示する専用画面を用意しなければならないという問題もある。すなわち前記したように携帯電話は射出成形機のモニタよりも情報量が少ないので、モニタに表示している画面とは異なる画面を携帯端末用に用意しなければならない。そうするとコストがかさんでしまう。また特許文献2に記載のシステムのように通信をするために格別に専用機器として上位コンピュータを設けなければならない問題もある。上位コンピュータは、射出成形機のプロセスコントローラと通信する必要があるので、専用のソフトをインストールしておかなければならないし、射出成形機のプロセスコントローラのバージョンが上がれば、その都度上位コンピュータ側のソフトもバージョンアップしなければならずコストがかさんでしまう。
したがって、本発明は上記の課題を解決した、ネットワーク端末からの操作が可能な射出成形機を提供することを目的とし、具体的には、射出成形機のモニタで操作するのと実質的に同様にネットワーク端末において表示・操作することができ、従って遠隔でも射出成形機のところにいるのと同様に射出成形機を操作をすることができ、このような操作が安全に実施できる、ネットワーク端末からの操作が可能な射出成形機を提供することを目的としている。そして、このような射出成形機は、この機能を実現するためのコストは小さく格別に専用機器を用意する必要がないことも発明の目的としている。
本発明は、上記目的を達成するために、ネットワークに接続された射出成形機として構成し、ネットワーク上のパーソナルコンピュータやタブレット端末からなるネットワーク端末からの要求を受けて認証により遠隔操作モードに移行する。遠隔操作モードは、ネットワーク端末に、射出成形機の画面を表示し、そしてこの画面上の操作によって射出成形機の操作を許可するモードである。この遠隔操作モード中は、射出成形機とネットワーク端末の通信状態を監視し、通信が切断されたときは、遠隔操作モードを解除する。もしくは射出成形機における成形サイクルを停止するように構成する。なお、射出成形機は、遠隔操作モードに移行していない状態において、射出成形機の操作が禁止された状態で、ネットワーク端末において射出成形機の画面を表示できるようになっている。
すなわち、請求項1に記載の発明は、上記目的を達成するために、ネットワークに接続された射出成形機であって、該射出成形機は前記ネットワーク上のパーソナルコンピュータやタブレット端末からなるネットワーク端末からの要求を受けて認証により遠隔操作モードに移行し、該遠隔操作モードは、前記ネットワーク端末に前記射出成形機の画面を表示すると共に該画面上の操作によって前記射出成形機の操作を許可するモードであり、前記遠隔操作モード中は、前記射出成形機と前記ネットワーク端末の通信状態を監視し、通信が切断されたときは、前記遠隔操作モードを解除し、もしくは前記射出成形機における成形サイクルを停止することを特徴とする射出成形機として構成される。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の射出成形機において、前記射出成形機は前記遠隔操作モードに移行していない状態において、射出成形機の操作が禁止された状態で、前記ネットワーク端末に前記射出成形機の画面を表示できるようになっていることを特徴とする射出成形機として構成される。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の射出成形機において、前記射出成形機はWEBサーバーを備え、前記射出成形機が備えるモニタと前記ネットワーク端末はWEBブラウザによって画面が表示されるようになっていることを特徴とする射出成形機として構成される。
請求項4に記載の発明は、請求項1に記載の射出成形機において、前記ネットワーク端末には前記射出成形機が備えるモニタをエミュレーションした仮想モニタが表示されるようになっており、前記射出成形機が前記遠隔操作モードに移行すると、前記モニタに表示される画面と同じ画面が前記仮想モニタ上に表示されるようになっていることを特徴とする射出成形機として構成される。
以上のように、本発明は、ネットワークに接続された射出成形機であって、該射出成形機はネットワーク上のパーソナルコンピュータやタブレット端末からなるネットワーク端末からの要求を受けて認証により遠隔操作モードに移行し、該遠隔操作モードは、ネットワーク端末に射出成形機の画面を表示すると共に該画面上の操作によって射出成形機の操作を許可するモードであるように構成されている。つまりネットワーク接続されたネットワーク端末から、遠隔で射出成形機を操作をすることができるが、ネットワーク端末に射出成形機の画面を表示して操作できるので、実質的に射出成形機の所で操作するのと同等の操作をすることが可能になる。そしてこの遠隔操作モードは、認証によって移行するので、操作の資格を持ったオペレータしか操作することができないようになっている。そして認証により遠隔操作モードに移行するので、同時に操作できる端末数を1台に制限することも可能であり、完全にセキュリティが確保されている。そして本発明によると、遠隔操作モード中は、射出成形機とネットワーク端末の通信状態を監視し、通信が切断されたときは、遠隔操作モードを解除し、もしくは射出成形機における成形サイクルを停止するように構成されている。これによって通信異常が発生しても、遠隔操作モードを解除してネットワーク端末から操作ができないようにして誤作動を防止できるし、あるいは成形サイクルを停止して安全を確保することができる。他の発明によると、射出成形機は遠隔操作モードに移行していない状態において、射出成形機の操作が禁止された状態で、ネットワーク端末に射出成形機の画面を表示できるように構成されている。つまり、いわゆる表示専用で、射出成形機の画面をネットワーク端末に表示することができ、遠隔から射出成形機の状態を監視することもできる。さらには他の発明によると、射出成形機はWEBサーバーを備え、射出成形機が備えるモニタとネットワーク端末はWEBブラウザによって画面が表示されるように構成されている。そうすると、射出成形機のモニタに表示する画面も、ネットワーク端末に表示する画面も、すべてWEB画面として共通化することができ、画面開発に要するコストを小さくすることができる。また他の発明によると、ネットワーク端末には射出成形機が備えるモニタをエミュレーションした仮想モニタが表示されるようになっており、射出成形機が遠隔操作モードに移行すると、モニタに表示される画面と同じ画面が仮想モニタ上に表示されるように構成されている。従ってこの発明においても、射出成形機のモニタに表示する画面を、そのままネットワーク端末上に表示できるので、画面を開発するコストを小さくすることができる。
ネットワークに接続されている、複数台の本発明の実施の形態に係る射出成形機とネットワーク端末とを示す、システム構成図である。 ネットワーク端末において表示される、本発明の実施の形態に係る射出成形機の画面を示す図で、その(ア)〜(ウ)は、それぞれユーザー認証画面、モード選択画面、射出条件設定画面を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る射出成形機と、ネットワーク端末におけるそれぞれの処理を模式的に示すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態に係る射出成形機について説明する。本実施の形態に係る射出成形機1、1、…はネットワークインターフェスを備え、図1に示されているように、ネットワーク2に接続されている。これらの射出成形機1、1、…も従来の射出成形機と同様に、型締装置、射出装置、突出装置等の各種装置と、これらの装置を制御するコントローラと、コントローラに付属しているモニタ3とから構成されている。そして従来の射出成形機と同様に、モニタ3において各種画面を表示して、データを表示したり射出成形機を操作することができるようになっている。
本発明の実施の形態に係る射出成形機1は、射出成形機1と同様にネットワーク2に接続されているネットワーク端末5に画面を表示し、このネットワーク端末5から操作できるようになっている。ネットワーク端末5として、パーソナルコンピュータが利用することができ、パーソナルコンピュータには、デスクトップパソコンやノートパソコンがある。また、ネットワーク端末5として、無線LAN接続される、いわゆるタブレット端末も利用できる。タブレット端末は、同時に複数の画面を表示できるマルチウィンドウタイプのものもあるし、単一のウィンドウの表示しか許可されないタイプのものもあるが、いずれのタイプにおいてもタッチパネルにグラフィック画面を表示することができ、画面上のオブジェクト、例えばボタンを画面からのクリックで操作できるようになっている。本実施の形態においては、ネットワーク2には無線通信局6が設けられ、この無線通信局6との無線通信によってネットワーク接続されているタブレット端末が、ネットワーク端末5として採用されている。
図1には、1台の射出成形機1のコントローラ内における画面処理がブロック図として示されているが、コントローラ内には、WEBサーバ8が設けられている。射出成形機1のデータを表示する画面や、操作する設定する画面は、1画面ずつ画面アプリケーション9、9、…がコントローラ内に用意されている。射出成形機1のモニタ3は、コントローラ内で実行されるWEBブラウザ10によって画面を表示するようになっており、WEBブラウザ10から画面表示要求を行うと、WEBサーバ8が要求された画面アプリケーション9を呼び出してWEBブラウザ10に送り、モニタ3上に所望の画面を表示することができる。モニタ3上に表示されている画面において操作をすると画面アプリケーション9を介して制御処理11を操作することができる。つまり射出成形機1を操作することができる。
本実施の形態に係る射出成形機1は、このWEBサーバ8によって、ネットワーク端末5上のWEBブラウザ13からの要求を受けてネットワーク端末5上に画面を提供できるようになっている。ただしネットワーク端末5で射出成形機1の画面を表示するには第1の認証を受ける必要があり、さらにネットワーク端末5から射出成形機1を自由に操作できるようにするには第2の認証を受ける必要がある。図2の(ア)には、ネットワーク端末5でWEBブラウザ13を開いて、射出成形機1のWEBサーバ8に画面表示要求を行ったときに、最初に表示される認証画面が示されている。画面において、ウィンドウ枠の上枠14には射出成形機1に対してあらかじめ定義されている名称、この例においては「2号機射出成形機」が表示されている。本実施の形態においては、ネットワーク端末5からは、複数の射出成形機1、1、…のうち、任意の射出成形機1を選択してネットワーク端末5上に表示できるようになっているので、どの射出成形機1の画面が表示されているのかが分かるようにこのようになっている。このような認証画面内には第1の認証用の第1のパスワード入力欄15と認証ボタン16が表示されている。第1のパスワード入力欄15にあらかじめ登録されている第1のパスワードを入力して認証ボタン16をクリックすると、射出成形機1側では、認証情報ファイル18が参照されてパスワードが有効なものであるか否かが確認され、有効であれば第1の認証を完了する。そうするとネットワーク端末5のWEBブラウザ13には図2の(イ)に示されているモード選択画面が表示される。このモード選択画面において、閲覧モードボタン19をクリックすると、以後ネットワーク端末5上において、表示専用で射出成形機1の画面が表示できるようになる。すなわちネットワーク端末5上に画面を表示して各種データを監視することはできるが、画面からデータを入力したり操作することは制限される。このモードにおいては射出成形機1はネットワーク端末5における操作の影響を受けることがなく安全が確保されているので、同時に複数台のネットワーク端末5に対して画面を提供することができる。つまり複数台のネットワーク端末5から同時に射出成形機1を監視することが可能になる。
ネットワーク端末5から射出成形機1の操作を可能にするには、第2の認証を受ける必要がある。第1の認証が完了して、図2の(イ)に示されているモード選択画面が表示された状態で、第2のパスワード入力欄21に第2のパスワードを入力し、遠隔操作モードボタン22をクリックする。そうすると射出成形機1側において、認証情報ファイル18が参照されてパスワードが有効であるか否かが確認され、有効であれば射出成形機1は遠隔操作モードに移行する。遠隔操作モードに移行すると、ネットワーク端末5のWEBブラウザ13には、図2の(ウ)に示されているように、射出成形機1のモニタ3上に表示されるときと同じ状態で画面が表示される。すなわちデータの表示だけでなく、データの変更、操作が可能な状態になる。つまりこのモードにおいてはネットワーク端末5から射出成形機1が操作可能になる。本実施の形態に係る射出成形機1においては、遠隔操作モードに移行すると、他のネットワーク端末5からは、第2の認証を受け付けない状態になる。これによって、射出成形機1を操作可能なネットワーク端末5が同時に複数台存在するような事態になることを防止する。なお、遠隔操作モードに移行しても、射出成形機1は第1の認証は受け付けるので、他のネットワーク端末は、引き続き表示専用で射出成形機1の画面を表示することはできる。
本実施の形態に係る射出成形機1は、遠隔操作モードに移行すると、射出成形機1はネットワーク端末5との通信状態を監視するようになっている。具体的には、ネットワーク端末5は、第2の認証が完了したらキープアライブ処理24によって定周期で、例えば5秒周期で所定のパケットを射出成形機1に送信する。射出成形機1のコントローラでは端末監視25で、このパケットが滞りなく受信できるか否かを監視する。キープアライブ処理24は、ネットワーク端末5内にあらかじめインストールされたプログラムであってもよいし、第2の認証の完了と同時に射出成形機1のWEBサーバ8からネットワーク端末5に読み込まれるWEBアプレットであってもよい。端末監視25でパケットが正常に受信されている場合には、ネットワーク端末5および通信が正常であると判断して、遠隔操作モードを維持する。一定期間、例えば10秒以上パケットが受信できなくなったら、端末監視25は異常が発生したものと判断する。この場合に実施する処理は、あらかじめ選択して設定しておくことができ、次のいずれかの処理が実施される。
(1)成形サイクルの停止
成形サイクルを停止しても安全な工程で、成形サイクルを停止する。例えば射出工程中に端末監視25が異常を検出すると、射出工程、保圧工程、型開工程、突出工程が完了した時点で成形サイクルを停止する。
(2)遠隔監視モードの解除
遠隔監視モードを解除して、射出成形機1のモニタ3からのみ射出成形機1の操作が可能な状態に戻す。成形サイクルは継続する。
図3には、第2の実施の形態に係る射出成形機1’のコントローラの処理が示されている。第2の実施の形態においては、コントローラにはWEBサーバは設けられていない。この射出成形機1’においては、RDP、ICA等のいわゆる画面転送プロトコルが実装された画面転送処理27が設けられている。一方、ネットワーク端末5’には、射出成形機1’のモニタ3をエミュレーションすると共に画面転送プロトコルが実装されたプログラム、すなわち仮想モニタ28が設けられている。これらの画面転送処理27と仮想モニタ28とによって、ネットワーク端末5’上に射出成形機1’の画面を表示できるようになっている。なお、第2の実施の形態においては、認証は1段階だけとなっている。すなわちネットワーク端末5’において仮想モニタ28を動作させて射出成形機1’へアクセスすると、パスワードが要求される。ここでパスワードを入力すると射出成形機1’では認証情報ファイル18が確認されてパスワードが有効であれば遠隔操作モードに移行する。そうすると射出成形機1のモニタ3に表示されている画面と同じ画面が、同時にネットワーク端末5’の仮想モニタ28に表示される。仮想モニタ28上に表示されている画面を操作すると、モニタ3上に表示されている画面も操作される。これによって射出成形機1’を操作することができる。第2の実施の形態においては、画面転送処理27が同時に通信できるネットワーク端末5’は1台だけになっているので、安全は確保される。第2の実施の形態においても、キープアライブ処理24と端末監視25とで通信状態が監視され、異常が発生したら成形サイクルを停止したり、遠隔監視モードが解除されたりするようになっている。
1 射出成形機 2 ネットワーク
3 モニタ 5 ネットワーク端末
6 無線通信局 8 WEBサーバ
10 WEBブラウザ 11 制御処理
13 WEBブラウザ 15 第1のパスワード入力欄
16 認証ボタン 18 認証情報ファイル
19 閲覧モードボタン 21 第2のパスワード入力欄
22 遠隔操作モードボタン 24 キープアライブ処理
25 端末監視 27 画面転送処理
28 仮想モニタ

Claims (4)

  1. ネットワークに接続された射出成形機であって、該射出成形機は前記ネットワーク上のパーソナルコンピュータやタブレット端末からなるネットワーク端末からの要求を受けて認証により遠隔操作モードに移行し、
    該遠隔操作モードは、前記ネットワーク端末に前記射出成形機の画面を表示すると共に該画面上の操作によって前記射出成形機の操作を許可するモードであり、
    前記遠隔操作モード中は、前記射出成形機と前記ネットワーク端末の通信状態を監視し、通信が切断されたときは、前記遠隔操作モードを解除し、もしくは前記射出成形機における成形サイクルを停止することを特徴とする射出成形機。
  2. 請求項1に記載の射出成形機において、前記射出成形機は前記遠隔操作モードに移行していない状態において、射出成形機の操作が禁止された状態で、前記ネットワーク端末に前記射出成形機の画面を表示できるようになっていることを特徴とする射出成形機。
  3. 請求項1または2に記載の射出成形機において、前記射出成形機はWEBサーバーを備え、前記射出成形機が備えるモニタと前記ネットワーク端末はWEBブラウザによって画面が表示されるようになっていることを特徴とする射出成形機。
  4. 請求項1に記載の射出成形機において、前記ネットワーク端末には前記射出成形機が備えるモニタをエミュレーションした仮想モニタが表示されるようになっており、前記射出成形機が前記遠隔操作モードに移行すると、前記モニタに表示される画面と同じ画面が前記仮想モニタ上に表示されるようになっていることを特徴とする射出成形機。
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