JP2015116637A - 研削方法 - Google Patents

研削方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2015116637A
JP2015116637A JP2013261475A JP2013261475A JP2015116637A JP 2015116637 A JP2015116637 A JP 2015116637A JP 2013261475 A JP2013261475 A JP 2013261475A JP 2013261475 A JP2013261475 A JP 2013261475A JP 2015116637 A JP2015116637 A JP 2015116637A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grinding
thickness
workpiece
chuck table
wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013261475A
Other languages
English (en)
Inventor
文 中村
Fumi Nakamura
文 中村
善浩 桜井
Yoshihiro Sakurai
善浩 桜井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Disco Corp
Original Assignee
Disco Abrasive Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Disco Abrasive Systems Ltd filed Critical Disco Abrasive Systems Ltd
Priority to JP2013261475A priority Critical patent/JP2015116637A/ja
Publication of JP2015116637A publication Critical patent/JP2015116637A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Constituent Portions Of Griding Lathes, Driving, Sensing And Control (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

【課題】 研削中のウエーハ等の被加工物の厚さ判定をより確実なものとすることが可能な研削方法を提供することである。【解決手段】 被加工物を所定の仕上がり厚さに研削する研削方法であって、チャックテーブルに保持された被加工物を研削する研削工程と、研削工程におけるチャックテーブルの回転数を検出する回転数検出工程と、チャックテーブルが一回転するのに要する時間を算出する測定時間算出工程と、測定時間算出工程で算出された時間の間被加工物の厚さを連続的に測定する厚さ測定工程とを含む。そして、厚さ測定工程で測定した測定データを予め記憶手段に記憶された被加工物の仕上がり厚さと比較して被加工物が仕上がり厚さに研削されたか否かを判定し、肯定判定の場合には研削を終了し、否定判定の場合には研削を継続する。【選択図】図7

Description

本発明は、半導体ウエーハ等の被加工物を所定の厚さに研削する研削方法に関する。
IC、LSI等の数多くのデバイスが表面に形成され、且つ個々のデバイスが分割予定ライン(ストリート)によって区画された半導体ウエーハは、研削装置によって裏面が研削されて所定の厚みに加工された後、切削装置によって分割予定ラインを切削して個々のデバイスチップに分割され、分割されたデバイスチップは携帯電話、パソコン等の各種電子機器に広く利用されている。
ウエーハ等の被加工物の裏面を研削する研削装置は、ウエーハを保持するチャックテーブルと、該チャックテーブルに保持されたウエーハを研削する研削砥石が固着された研削ホイールが回転可能に装着された研削ユニットとを備えていて、ウエーハを高精度に所望の厚みに研削できる。
研削装置によるウエーハの研削工程では、ウエーハをデバイスの仕上げ厚さに高精度に研削するために、例えば、特開2001−009716号公報に記載された接触式厚さ測定器(プローブ)等により、研削時のウエーハの残留厚さを測定しながら研削を実施している。
研削装置によるウエーハの研削では、ウエーハを保持したチャックテーブルを回転させるとともに複数の研削砥石が装着された研削ホイールを回転させて所定の研削送り速度で研削ホイールを研削送りしていくが、その際に研削砥石は摩耗し新規の砥粒を露呈させる自生発刃を繰り返しながらウエーハを研削していく。
その為、研削ホイールの移動量と実際の研削除去量とが厳密には合致せず、研削砥石の摩耗量分に対応した差が発生する。それ故に、仕上げ厚さになるまでウエーハの残留厚さを測定しながら研削ホイールの移動量の制御を行っている。
一方、昨今のデバイスの顕著な薄型化に応じてウエーハは一層薄く加工される傾向にあり、ウエーハにプローブ等を接触させることなく厚さを測定可能な非接触式厚さ測定器がウエーハを傷つけず抗折強度を低下させない点では有利とされる。
非接触式の厚さ測定器としては、レーザー光を利用したものが挙げられる。特許第3491337号公報には、所定波長のレーザー光をウエーハに向けて照射し、レーザー光のウエーハの表面からの反射波と裏面からの反射波との干渉波の波形から厚さを測定する形式の非接触式厚さ測定器が記載されている。
特開2001−009716号公報 特許第3491337号公報
非接触式厚さ測定器では、上述したようにウエーハの表面からの反射波と裏面からの反射波とを利用するため、ウエーハの裏面に貼着された保護テープの厚さのばらつきの影響により発生した研削中のウエーハの厚さばらつきを測定値として取得することになる。
即ち、保護テープが裏面に貼着されたウエーハの研削では、保護テープ+ウエーハの総厚は一様に研削されるが、保護テープに厚さばらつきがあるとウエーハはその厚さばらつきに応じて研削されることになるため、ウエーハの厚さを一様に研削することは出来ない。
また、一般に非接触式厚さ測定器での測定は、研削装置の制御手段(コントローラ)が制御しているが、制御手段はウエーハの厚さ測定以外にも研削装置の多くの動きを制御しているため、厚さ測定器の測定を一定間隔で行うことは難しく、結果的にランダムな間隔でウエーハの厚さ測定が行われており、測定タイミングによってはウエーハの厚さが偏ったデータで判定されてしまう危険性があった。
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、研削中のウエーハ等の被加工物の厚さ判定をより確実なものとすることが可能な研削方法を提供することである。
本発明によると、被加工物を保持する保持面を有するチャックテーブルと、該チャックテーブルを回転させるモータと、該チャックテーブルに保持された被加工物を研削する研削手段と、該チャックテーブルに保持された被加工物の研削中の厚さを測定する非接触式厚さ測定手段と、該チャックテーブルの回転数を検出する回転数検出手段と、該回転数検出手段が検出した回転数と該非接触式厚さ測定手段が測定した測定厚さと被加工物の仕上がり厚さの値とを記憶する記憶手段を有するとともに、該非接触式厚さ測定手段及び該研削手段を制御する制御手段と、を具備した研削装置を用いて被加工物を所定の仕上がり厚さに研削する研削方法であって、被加工物を該チャックテーブルの保持面で保持する保持工程と、該チャックテーブルに保持された被加工物を該研削手段によって研削する研削工程と、該研削工程における該チャックテーブルの回転数を該回転数検出手段によって検出する回転数検出工程と、該回転数検出工程で検出された回転数から当該回転数において該チャックテーブルが1回転するのに要する時間tを該制御手段によって算出する測定時間算出工程と、該測定時間算出工程で算出された時間tの間、該非接触式厚さ測定手段によって連続的に被加工物の厚さを測定する厚さ測定工程と、該厚さ測定工程で測定した測定データを該記憶手段に記憶された被加工物の仕上がり厚さと比較して被加工物が仕上がり厚さに研削されたか否かを該制御手段において判定し、被加工物が該仕上がり厚さに研削されていないと判定された場合には該研削工程を継続し、被加工物が該仕上がり厚さに研削されたと判定された場合には研削工程を終了するように制御する判定工程と、を含むことを特徴とする研削方法が提供される。
好ましくは、前記判定工程において、該制御手段は該時間tの間に該厚さ測定手段が測定した測定データの中間値を被加工物の厚さとして認識し、該中間値が該記憶手段に記憶された該仕上がり厚さ以下になった場合に該研削工程を終了する。
本発明の研削方法によると、チャックテーブルに保持された被加工物が一回転する間の厚さデータを確実に取得し、予め記憶されている仕上がり厚さと比較するため、保護テープに厚さばらつきがあっても被加工物を仕上がり厚さにより近い厚さに研削することができる。
本発明の研削方法を実施するのに適した研削装置の斜視図である。 半導体ウエーハの表面に保護テープを貼着する様子を示す斜視図である。 厚さ測定工程を示す断面図である。 本発明の研削方法の各工程を示すフローチャートである。 非接触式の厚さ測定手段及び回転数検出手段と制御手段との関係を示すブロック図である。 非接触式厚さ測定手段の測定軌跡を示す模式図である。 制御手段の構成を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態を図面を参照して詳細に説明する。図1を参照すると、本発明の研削方法を実施するのに適した研削装置2の斜視図が示されている。4は研削装置2のベースであり、ベース4の後方には2つのコラム6a,6bが垂直に立設されている。
コラム6aには、上下方向に伸びる一対のガイドレール(一本のみ図示)8が固定されている。この一対のガイドレール8に沿って粗研削ユニット10が上下方向に移動可能に装着されている。粗研削ユニット10は、そのハウジング20が一対のガイドレール8に沿って上下方向に移動する移動基台12に取り付けられている。
粗研削ユニット10は、ハウジング20と、ハウジング20中に回転可能に収容された図示しないスピンドルと、スピンドルを回転駆動するサーボモータ22と、スピンドルの先端に固定されたホイールマウントと、ホイールマウントに着脱可能に装着された研削ホイール24を含んでいる。研削ホイール24は、環状基台の下端部外周に複数の粗研削用の研削砥石26が環状に固着されて構成されている。
粗研削ユニット10は、粗研削ユニット10を一対の案内レール8に沿って上下方向に移動するボールねじ14とパルスモータ16とから構成される粗研削ユニット移動機構18を備えている。パルスモータ16をパルス駆動すると、ボールねじ14が回転し、移動基台12が上下方向に移動される。
他方のコラム6bにも、上下方向に伸びる一対のガイドレール(一本のみ図示)48が固定されている。この一対のガイドレール48に沿って仕上げ研削ユニット28が上下方向に移動可能に装着されている。
仕上げ研削ユニット28は、そのハウジング36が一対のガイドレール48に沿って上下方向に移動する図示しない移動基台に取り付けられている。仕上げ研削ユニット28は、ハウジング36と、ハウジング36中に回転可能に収容された図示しないスピンドルと、スピンドルを回転駆動するサーボモータ38と、スピンドルの先端に固定された仕上げ研削用の研削砥石42を有する研削ホイール40を含んでいる。
仕上げ研削ユニット28は、仕上げ研削ユニット28を一対の案内レール48に沿って上下方向に移動するボールねじ30とパルスモータ32とから構成される仕上げ研削ユニット移動機構34を備えている。パルスモータ32を駆動すると、ボールねじ30が回転し、仕上げ研削ユニット28が上下方向に移動される。
研削装置2は、コラム6a,6bの前側においてベース4の上面と略面一となるように配設されたターンテーブル44を具備している。ターンテーブル44は比較的大径の円盤状に形成されており、図示しない回転駆動機構によって矢印45で示す方向に回転される。
ターンテーブル44には、互いに円周方向に120°離間して3個のチャックテーブル(保持テーブル)46が水平面内でモータにより回転可能に配置されている。チャックテーブル46は、ポーラスセラミック材によって円盤状に形成された吸引保持部を有しており、吸引保持部の保持面上に載置されたウエーハを真空吸引手段を作動することにより吸引保持する。
ターンテーブル44に配設された3個のチャックテーブル46は、ターンテーブル44が適宜回転することにより、ウエーハ搬入・搬出領域(ウエーハ着脱領域)A、粗研削加工領域B、仕上げ研削加工領域C、及びウエーハ搬入・搬出領域Aに順次移動される。
ベース4の前側部分には、ウエーハカセット50と、ハンド52を有するウエーハ搬送ロボット54と、複数の位置決めピン58を有する位置決めテーブル56と、ウエーハ搬入機構(ローディングアーム)60と、ウエーハ搬出機構(アンローディングアーム)62と、研削されたウエーハをスピン洗浄及びスピン乾燥するスピンナ洗浄装置64と、スピンナ洗浄装置64で洗浄及びスピン乾燥された研削後のウエーハを収容する収容カセット66が配設されている。
スピンナ洗浄装置64には、研削された半導体ウエーハ11を吸引保持して回転する半導体ウエーハ11より小径のスピンナテーブル68が装着されている。70はスピンナ洗浄装置64のカバーである。
粗研削加工領域Bに位置付けられたチャックテーブル46に隣接して、接触式厚さ測定器72がベース4に配設されており、仕上げ研削加工領域Cに位置付けられたチャックテーブル46に隣接して、非接触式厚さ測定器74がベース4上に配設されている。接触式厚さ測定器72は、チャックテーブル上面高さ位置検出針72aと被加工物上面高さ位置検出針72bを有している。
図2を参照すると、本発明の研削方法の検索対象となる半導体ウエーハ(以下、単にウエーハと略称することがある)11の表面側斜視図が示されている。半導体ウエーハ11の表面11aには、複数の分割予定ライン(ストリート)13が格子状に形成されており、分割予定ライン13によって区画された各領域にIC、LSI等のデバイス15が形成されている。
このように構成されたウエーハ11は、複数のデバイス15が形成されたデバイス領域17と、デバイス領域17を囲繞する外周余剰領域19をその表面11aに有している。ウエーハ11は例えば厚さ700μmのシリコンウエーハからなっており、その外周にはシリコンの結晶方位を示すノッチ21が形成されている。
ウエーハ11の裏面11bの研削に先立って、ウエーハ11の表面11aには表面に形成されたデバイス15を保護するために保護テープ23が貼着される。そして、ウエーハ11の研削時には図3に示すように、研削装置のチャックテーブル46により保護テープ23側が吸引保持されてウエーハ11の裏面11bが露出される。
次に、図3乃至図7を参照して、本発明実施形態に係る研削方法について詳細に説明する。まず図3を参照して、非接触式厚さ測定器74によるウエーハ11の厚さ測定工程について説明する。
76は非接触式厚さ測定器74のアームであり、このアーム76はチャックテーブル46に保持されたウエーハ11上の測定位置とウエーハ上から外れた待避位置との間で回動可能にベース4に配設されている。
アーム76の先端部は屈曲されて支持板78とガラス版86が取り付けられている。赤外光照射ヘッド80が支持板78に支持されており、支持板78及びガラス板86を貫通して給水管84が取り付けられている。
赤外光照射ヘッド80は厚み測定ユニット82に接続されている。厚み測定ユニット82は例えば特許文献2に開示されたような公知の構成であり、内部に赤外線を出射する赤外線レーザーと、ウエーハ11の表裏両面で反射された反射光からウエーハ11の厚さを検出する検出回路を備えている。赤外線レーザーは例えば波長1300nmの赤外線を発振する。
給水管84は図示しない電磁弁を介して水供給源88に接続されており、ウエーハ11の裏面11b研削時には電磁弁を開いて給水管84から連続的に水を供給して、アーム76の先端から純水等の水90をオーバーフローさせながら厚み測定ユニット82でウエーハ11の厚みを測定する。アーム76の先端76aとウエーハ11との間の距離は0.5〜1mm程度が好ましい。
厚み測定ユニット82の赤外線レーザーから出射された赤外光は赤外光照射ヘッド80からチャックテーブル46に保持されたウエーハ11に対して垂直に照射される。照射された赤外光の一部はウエーハ11の上面(裏面)11bで反射され、一部は内部を透過して底面(表面)11aで反射されて赤外光照射ヘッド80を介して厚み測定ユニット82の厚み測定回路に入力される。
厚み測定回路では、ウエーハ11の上面(裏面)11bからの反射光と底面(表面)11aからの反射光との干渉光の波形を検出し、干渉光の波形からウエーハ11の厚さを検出する。
研削中のウエーハ11の厚み測定を純水等の水90を供給しながら実施するのは、ウエーハの研削時には研削水を供給しながらウエーハ11の研削を実施するため、清浄な水90でこの研削水を押しのけて透明度の高い条件下でウエーハ11の厚みを検出するためである。
次に、ウエーハカセット50内に収容されているウエーハ11の研削方法について説明する。ウエーハ搬送ロボット54によりウエーハカセット50から取り出されたウエーハ11は位置決めテーブル56でセンタリングされて位置決めされた後、ローディングアーム60で吸着されてウエーハ搬入・搬出領域Aに位置付けられたチャックテーブル46に載置される。
チャックテーブル46で保護テープ26側が吸引保持されたウエーハ11は、ターンテーブル44を矢印45方向に120°回転して、ウエーハ11を保持したチャックテーブル46を粗研削加工領域Bに位置付ける。
次いで、ウエーハ11を保持したチャックテーブル46を例えば300rpmで回転しつつ、研削ホイール24をチャックテーブル46と同一方向に例えば6000rpmで回転させるとともに、粗研削ユニット移動機構18を作動して粗研削用の研削砥石26をウエーハ11の裏面に接触させる。
そして、研削ホイール24を所定の研削送り速度で下方に移動して研削砥石26でウエーハ11を押圧しながらウエーハ11の粗研削を実施する。この粗研削では、接触式厚さ測定器72のチャックテーブル上面高さ位置検出針72aをチャックテーブル46の保持面に当接させ、被加工物上面高さ位置検出針72bをウエーハ11の裏面11bに当接させながら研削を実施し、ウエーハ11を所望の厚みに粗研削する。
粗研削終了後、ターンテーブル44を矢印45方向にさらに120°回転して粗研削済みのウエーハ11を仕上げ研削加工領域Cに位置付ける。そして、仕上げ研削ユニット28によるウエーハ11の仕上げ研削を実施する。
この仕上げ研削に適用される本発明の研削方法を図4乃至図7を参照して説明する。まず、図4のステップS10で仕上げ研削を開始する。この仕上げ研削では、ウエーハ11を保持したチャックテーブル46を図6で矢印A方向に回転させながら、研削ホイール40をチャックテーブル46と同一方向に例えば6000rpmで回転させるとともに、仕上げ研削移動機構34を作動して仕上げ研削用の研削砥石42をウエーハ11の裏面に接触させ、研削ホイール40を所定の研削送り速度で下方に移動して研削砥石42でウエーハ11の仕上げ研削を実施する。
そして、図5に示した回転数検出手段92でチャックテーブル46の回転数を検出する(ステップS11)。回転数検出手段92で検出されたチャックテーブル46の回転数は図7に示す制御手段94の記憶部96に入力され、記憶部96のRAMに格納される。
測定時間算出部98で、記憶部96に記憶されているチャックテーブルの回転数から、当該回転数においてチャックテーブル46が一回転するのに要する時間tを算出する(ステップS12、測定時間算出工程)。図6において、75は非接触厚さ測定器74の厚さ測定軌跡である。
次いで、ステップS13において、非接触式厚さ測定器74で時間tの間ウエーハ11の厚さを測定し、測定厚さのデータを記憶手段94の記憶部96に入力し、記憶部96のRAMに格納する。
ステップS13のウエーハ11の厚さ測定は時間tの間に複数回実施される。この複数回測定したウエーハ11の厚みデータの中から、中間値算出部100で厚みデータの中間値を算出してこれをウエーハ11の代表厚みとする。
厚みデータの中間値を採用するのは、複数の測定データの内から極端に離れているデータを削除するためであり、厚みデータの平均値を採用する場合に比べてウエーハ11の厚みをより正確に測定することができる。厚みデータが偶数個の場合には、2つの中間値の平均を算出してこれをウエーハ11の代表厚みとする。
中間値算出部100で厚みデータの中間値を算出したならば、この中間値を判定部102に入力し、記憶部96のROMに予め記憶されているウエーハ11の仕上がり厚さと比較して、ウエーハ11が仕上がり厚さに研削されたか否かを判定する(ステップS14)。
ウエーハ11が所定の仕上がり厚さに研削されていないと判定された場合には制御信号を出力して仕上げ研削を継続し、ウエーハ11が所定の仕上がり厚さに研削されたと判定された場合には、制御信号を出力して仕上げ研削を終了する。
本実施形態の研削方法では、仕上げ研削工程では被接触式厚さ測定器74でウエーハ11の厚さを測定しながら仕上げ研削を遂行するため、ウエーハ11を傷つけることがなく抗折強度を低下させることがない。
また、チャックテーブル46の一回転の間複数回ウエーハ11の厚みを測定してその中間値をウエーハ11の厚みの代表値としているため、ウエーハ11の表面11aに貼着された保護テープ23の厚さばらつきの影響が多少あるとしても、複数点の測定であるためその影響を最小限に抑えることができる。これにより、従来の測定方法で問題となっていた測定タイミングによってウエーハの厚さが偏ったデータで判定されてしまうことを防止できる。
上述した実施形態では、本発明の研削方法を半導体ウエーハ11に適用した例について説明したが、被加工物は半導体ウエーハ11に限定されるものではなく、本発明は一般的な板状の被加工物の研削方法にも同様に適用することができる。
2 研削装置
10 粗研削ユニット
24 粗研削ホイール
28 仕上げ研削ユニット
40 仕上げ研削ホイール
44 ターンテーブル
46 チャックテーブル
72 接触式厚さ測定器
74 非接触式厚さ測定器
80 赤外光照射ヘッド
82 厚み測定ユニット
84 給水管
94 制御手段
96 記憶部
98 測定時間算出部
100 中間値算出部
102 判定部

Claims (2)

  1. 被加工物を保持する保持面を有するチャックテーブルと、該チャックテーブルを回転させるモータと、該チャックテーブルに保持された被加工物を研削する研削手段と、該チャックテーブルに保持された被加工物の研削中の厚さを測定する非接触式厚さ測定手段と、該チャックテーブルの回転数を検出する回転数検出手段と、該回転数検出手段が検出した回転数と該非接触式厚さ測定手段が測定した測定厚さと被加工物の仕上がり厚さの値とを記憶する記憶手段を有するとともに、該非接触式厚さ測定手段及び該研削手段を制御する制御手段と、を具備した研削装置を用いて被加工物を所定の仕上がり厚さに研削する研削方法であって、
    被加工物を該チャックテーブルの保持面で保持する保持工程と、
    該チャックテーブルに保持された被加工物を該研削手段によって研削する研削工程と、
    該研削工程における該チャックテーブルの回転数を該回転数検出手段によって検出する回転数検出工程と、
    該回転数検出工程で検出された回転数から当該回転数において該チャックテーブルが1回転するのに要する時間tを該制御手段によって算出する測定時間算出工程と、
    該測定時間算出工程で算出された時間tの間、該非接触式厚さ測定手段によって連続的に被加工物の厚さを測定する厚さ測定工程と、
    該厚さ測定工程で測定した測定データを該記憶手段に記憶された被加工物の仕上がり厚さと比較して被加工物が仕上がり厚さに研削されたか否かを該制御手段において判定し、被加工物が該仕上がり厚さに研削されていないと判定された場合には該研削工程を継続し、被加工物が該仕上がり厚さに研削されたと判定された場合には研削工程を終了するように制御する判定工程と、
    を含むことを特徴とする研削方法。
  2. 前記判定工程において、該制御手段は該時間tの間に該非接触式厚さ測定手段が測定した測定データの中間値を被加工物の厚さとして認識し、該中間値が該記憶手段に記憶された該仕上がり厚さ以下になった場合に該研削工程を終了することを特徴とする請求項1記載の研削方法。
JP2013261475A 2013-12-18 2013-12-18 研削方法 Pending JP2015116637A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013261475A JP2015116637A (ja) 2013-12-18 2013-12-18 研削方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013261475A JP2015116637A (ja) 2013-12-18 2013-12-18 研削方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015116637A true JP2015116637A (ja) 2015-06-25

Family

ID=53529858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013261475A Pending JP2015116637A (ja) 2013-12-18 2013-12-18 研削方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015116637A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017013144A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 株式会社ディスコ 研削装置
CN112123063A (zh) * 2019-06-24 2020-12-25 株式会社迪思科 被加工物的加工方法
JPWO2022054605A1 (ja) * 2020-09-10 2022-03-17
CN117140340A (zh) * 2023-10-27 2023-12-01 迈为技术(珠海)有限公司 一种晶圆研磨控制方法、装置、设备及介质
JP7460411B2 (ja) 2020-03-24 2024-04-02 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置及び基板処理方法

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02224968A (ja) * 1989-02-23 1990-09-06 Speedfam Co Ltd 平面研磨装置における定寸方法及び装置
JP2005081518A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Ebara Corp 研磨状態監視装置及び該装置を用いた研磨装置
JP2008062353A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Disco Abrasive Syst Ltd 研削加工方法および研削加工装置
JP2011235388A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Disco Corp 研削された被加工物の厚み計測方法および研削装置
JP2013531227A (ja) * 2010-05-18 2013-08-01 マーポス、ソチエタ、ペル、アツィオーニ 物体の厚さを干渉法により光学的に計測する方法及び装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02224968A (ja) * 1989-02-23 1990-09-06 Speedfam Co Ltd 平面研磨装置における定寸方法及び装置
JP2005081518A (ja) * 2003-09-10 2005-03-31 Ebara Corp 研磨状態監視装置及び該装置を用いた研磨装置
JP2008062353A (ja) * 2006-09-08 2008-03-21 Disco Abrasive Syst Ltd 研削加工方法および研削加工装置
JP2011235388A (ja) * 2010-05-10 2011-11-24 Disco Corp 研削された被加工物の厚み計測方法および研削装置
JP2013531227A (ja) * 2010-05-18 2013-08-01 マーポス、ソチエタ、ペル、アツィオーニ 物体の厚さを干渉法により光学的に計測する方法及び装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017013144A (ja) * 2015-06-26 2017-01-19 株式会社ディスコ 研削装置
CN112123063A (zh) * 2019-06-24 2020-12-25 株式会社迪思科 被加工物的加工方法
JP7460411B2 (ja) 2020-03-24 2024-04-02 株式会社Screenホールディングス 基板処理装置及び基板処理方法
JPWO2022054605A1 (ja) * 2020-09-10 2022-03-17
CN117140340A (zh) * 2023-10-27 2023-12-01 迈为技术(珠海)有限公司 一种晶圆研磨控制方法、装置、设备及介质
CN117140340B (zh) * 2023-10-27 2024-01-02 迈为技术(珠海)有限公司 一种晶圆研磨控制方法、装置、设备及介质

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI443728B (zh) 晶圓研磨裝置
JP2006021264A (ja) 研削装置
JP6300654B2 (ja) 研削方法
KR102234882B1 (ko) 피가공물의 연삭 방법
KR20170123247A (ko) 디바이스의 제조 방법 및 연삭 장치
JP2009050944A (ja) 基板の厚さ測定方法および基板の加工装置
JP2015116637A (ja) 研削方法
JP2008155292A (ja) 基板の加工方法および加工装置
JP6618822B2 (ja) 研削砥石の消耗量検出方法
JP2012135853A (ja) 研削装置
JP2011224758A (ja) 研磨方法
JP2019033189A (ja) 切削装置及びウェーハの加工方法
JP5357477B2 (ja) 研削方法および研削装置
JP2016010838A (ja) 研削方法
TWI783054B (zh) 磨削裝置
JP2010034249A (ja) 半導体ウエーハの加工装置
JP2013202704A (ja) 研削装置及び研削方法
JP2011235388A (ja) 研削された被加工物の厚み計測方法および研削装置
JP2009160705A (ja) ウェーハの研削方法および研削加工装置
JP2009099870A (ja) ウェーハの加工方法
JP5384246B2 (ja) 研削装置
JP2011143516A (ja) 加工装置
JP2015178139A (ja) 被加工物の研削方法
JP2009302369A (ja) 板状物の加工方法及び加工装置
CN116230510A (zh) 晶片的制造方法和磨削装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20161017

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20170719

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170725

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180306