JP2015110434A - 飲料水ディスペンサー - Google Patents

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剛 湯川
順活 松下
Yoshikazu Matsushita
順活 松下
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Abstract

【課題】飲料水供給容器に収容された飲料水を無駄なく利用することができ、また、冷水タンクに収容された飲料水の温度の上昇(冷却効率の低下)を抑制することができる飲料用ディスペンサーを提供する。
【解決手段】飲料水ディスペンサー100は飲料水供給容器110を載置する容器載置部1と、その下方に配置された冷水タンク2と、冷水タンク2を冷却する冷却機構13と、冷水タンク2の下方に設置されている温水タンク5と、冷水タンク2と温水タンク5とを接続する給水管7と、温水タンクを加熱する加熱手段6とを備えている。温水タンク2内で発生した蒸気を、第3流路8を通って、冷水タンク2に収容された飲料水の水面よりも上方の空間に凝縮し、水滴として還流させることにより、飲料水供給容器110に収容された飲料水を無駄なく利用することができる飲料水ディスペンサー100を提供する。
【選択図】図2

Description

本発明は、飲料水供給容器に収容された飲料水の温度を調整し吐出することができる飲料水ディスペンサーに関する。
従来から飲料水ディスペンサーが知られている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1の飲料水ディスペンサーは、冷水タンクと、冷水タンクを冷却する冷却機構と、冷水タンクの下方に設置されている温水タンクと、冷水タンクと温水タンクとを接続する給水管と、温水タンクを加熱する加熱手段と、を備えている。これによって、冷水タンクから給水管を通って温水タンクに流入した飲料水を加熱手段が加熱する。
また、特許文献2の飲料水ディスペンサーは、蒸気抜き弁を備えた温水タンクと、温水タンクを加熱する電磁誘導加熱装置とを備えている。これによって、電磁誘導加熱装置が温水タンクを加熱することによって、温水タンクに収容された飲料水を加熱する。
特開2008−56338号公報 特開2009−249033号公報
しかし、特許文献1に記載の飲料水ディスペンサーは、温水タンクに流入した飲料水を加熱手段が加熱することによって発生する水蒸気は、給水管を通って冷水タンクの飲料水中に流入するため、冷水タンクの冷却効率が低下するという問題があった。
一方、特許文献2に記載の飲料水ディスペンサーは、電磁誘導加熱装置が温水タンクを加熱することによって、温水タンクに収容された飲料水が加熱されて水蒸気が発生すると、この水蒸気は蒸気抜き弁から排出されるようになっており、飲料水が無駄になるという問題があった。
上記課題を解決するため、本発明のある態様に係る飲料水ディスペンサーは、飲料水供給容器を載置する容器載置部と、前記容器載置部の下方に配置された冷水タンクと、前記容器載置部に載置された前記飲料水供給容器の内部空間と前記冷水タンクの内部空間とを連通する第1流路と、前記第1流路を流れる前記飲料水の流量を調整し、前記冷水タンクの内部空間の水位を所定の水位に保つ調整弁と、前記冷水タンクの下方に配置された温水タンクと、前記温水タンクに収容された前記飲料水を加熱する温水タンク加熱機構と、前記水位よりも下方の前記冷水タンクの内部空間と前記温水タンクの内部空間とを連通する第2流路と、前記温水タンクの内部空間と前記水位よりも上方の前記冷水タンクの内部空間とを連通する第3流路と、を備え、前記第3流路は、前記水位よりも上方の高さ位置に該第3流路の平均断面積に対して1/2以下の断面積を有する狭窄部を含むよう構成されている。
この構成によれば、温水タンク加熱機構が温水タンクに収容された飲料水を加熱することによって発生した水蒸気は第3流路を通って、冷水タンクに収容された飲料水の水面よりも上方の空間に流入する。そして、この空間において水蒸気は凝縮されて水滴となり、飲料水と混ざり合う。したがって、飲料水供給容器に収容された飲料水を無駄なく利用することができる。
そして、狭窄部が第3流路の狭窄部よりも温水タンク側の部分から冷水タンク側の部分への伝熱を有効に抑制しているので、冷水タンクに収容された飲料水の温度の上昇(冷却効率の低下)を抑制することができる。
本発明は、飲料水供給容器に収容された飲料水を無駄なく利用することができ、また、冷水タンクに収容された飲料水の温度の上昇(冷却効率の低下)を抑制することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態に係る飲料水ディスペンサーの構成例を示す斜視図である。 図1の飲料水ディスペンサーの構成例を示す一部破断側面図である。 図1の飲料水ディスペンサーの狭窄部の構成例を示す斜視図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。また、以下では、全ての図を通じて、同一又は相当する要素には同一の参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る飲料水ディスペンサー100の構成例を示す斜視図である。図2は飲料水ディスペンサー100の構成例を示す一部破断側面図である。
飲料水ディスペンサー100は、飲料水供給容器110に収容された飲料水を所定温度に冷却又は所定温度に加熱して、これを吐出する装置である。
本実施の形態において、飲料水供給容器110は、全体が筒状に形成され、上端が開口し、下端が閉塞されている。そして、飲料水供給容器110の上端側の部分は、絞られて、首部111を構成している。
図1及び図2に示すように、飲料水ディスペンサー100は、飲料水供給容器110が載置される容器載置部1と、容器載置部1の下方に配置されている冷水タンク2と、第1流路C1を構成する給水管3と、調整弁4と、冷水タンク2の下方に配置された温水タンク5と、温水タンク加熱機構6と、第2流路C2を構成する接続管7と、第3流路C3を構成する蒸気抜き管8と、を備える。また、本実施の形態において、飲料水ディスペンサー100は、冷水吐出口9と、冷水吐出管10と、温水吐出口11と、温水吐出管12と、冷水タンク冷却機構13と、冷水タンク2の内部に設けられた仕切板16と、各構成要素を所定の位置関係に配置する枠体14と、各構成要素を内部に収める筐体15と、を備える。
容器載置部1は、飲料水ディスペンサー100の頂部に設けられている。そして、容器載置部1は、飲料水供給容器110の首部111が差し込まれ、首部111と係合するように形成された凹部20を有する。したがって、飲料水供給容器110は、容器載置部1に倒立状態で載置される。よって、容器載置部1に載置された飲料水供給容器110に収容されている飲料水は、重力によって、飲料水供給容器110から流出し、後述する給水管3に流入するようになっている。
冷水タンク2は、例えば樹脂製の中空の容器であり、枠体14に支持されている。冷水タンク2は、例えば周囲が断熱材によって覆われている。これによって、冷水タンク冷却機構13による冷水タンク2に収容された飲料水の冷却効率を向上することができる。
給水管3は、容器載置部1に載置された飲料水供給容器110の内部空間と冷水タンク2の内部空間とを連通する第1流路C1を構成するように、容器載置部1と冷水タンク2とを接続している。
調整弁4は、給水管3の開放及び閉鎖を行う。調整弁4は、例えば飲料水よりも比重の小さい浮き部(図示せず)と、冷水タンク2内の飲料水の水位の上昇に基づく浮きの上昇に連動して給水管3の第1流路C1の閉鎖を行い、且つ、冷水タンク2内の飲料水の水位の下降に基づく浮き部の下降に連動して給水管3の第1流路C1の開放を行う弁部(図示せず)とを有する。そして、調整弁4は、冷水タンク2の水位が水位Lを超えると給水管3の第1流路C1を閉鎖し、冷水タンク2の水位が水位L以下になると給水管3の第1流路C1を開放するように構成されている。したがって、調整弁4は、冷水タンク2の水位が水位Lを維持するように調整している。
なお、本実施の形態において、水位Lとは、飲料水ディスペンサー100の載置面を基準面とし、当該基準面に対する水面の高さ位置をいう。
冷水タンク冷却機構13は、冷水タンク2に収容された飲料水のうち、下側の飲料水を冷却する機構である。冷水タンク冷却機構13がこの下側の飲料水を冷却しても上側の飲料水との間で対流は起きないため、冷水タンク冷却機構13は、冷水タンク2に収容された飲料水のうち、下側の飲料水を選択的に冷却することができる。冷水タンク冷却機構13は、例えば周知のヒートポンプ機構によって構成されているので、これ以上の詳細な説明を省略する。
温水タンク5は、例えば金属製の円筒形の中空の容器であり、枠体14に支持されている。
温水タンク加熱機構6は、温水タンク5に収容された飲料水を加熱する機構である。本実施の形態において、温水タンク加熱機構6は、温水タンク5の周壁の下部に巻回されたバンドヒータである。温水タンク加熱機構6が温水タンク5の下部を加熱すると、温水タンク5に収容された飲料水のうち下側の飲料水と、温水タンク5に収容された飲料水のうち上側の飲料水との間で対流が発生するので、温水タンク5に収容された飲料水全体が加熱されるようになっている。そして、温水タンク加熱機構6は、温水タンク5の温度を検知するセンサを有しており、このセンサが温水タンク5の温度が所定温度以上になったことを検知すると、温水タンク加熱機構6は加熱を停止するように構成されている。これによって、温水タンク5の空焚きを防止することができる。
接続管7は、水位Lよりも下方の冷水タンク2の内部空間と、温水タンク5の内部空間とを連通する第2流路C2を構成するように、冷水タンク2と温水タンク5とを接続している。接続管7は、例えば樹脂製のホースである。
接続管7の冷水タンク2側の端部は、冷水タンク2の周壁の水位Lよりも下方に取り付けられている。上述の通り、温水タンク5は冷水タンク2よりも下方に配置されているので、冷水タンク2に収容されている飲料水は、自然に接続管7を通って温水タンク5に流入するようになっている。そして、温水タンク5は、後述する通り、使用時には常時飲料水で満たされた状態となる。なお、接続管7の冷水タンク2側の端部は、冷水タンク2に収容された飲料水のうち上側の飲料水が接続管7に流入するように冷水タンク2に取り付けられることが好ましい。これによって、冷水タンク2に収容された飲料水のうち冷水タンク冷却機構13によって冷却された下側の飲料水が温水タンク5に流入して温水タンク加熱機構6による温水タンク5の加熱効率が低下することを抑制することができる。
また、接続管7の温水タンク5側の端部は、温水タンク5の周壁の下部に取り付けられている。これによって、温水タンク5の内部空間の下部に供給された飲料水は、温水タンク加熱機構6によって加熱され、対流によって温水タンク加熱機構6の上部に上昇する。
更に、接続管7は逆止弁21を有する。この逆止弁21は、接続管7内を流れる飲料水を冷水タンク2側から温水タンク5側に向かう方向にのみ通すように構成されている。これによって、温水タンク加熱機構6によって温められた飲料水が接続管7を逆流して冷水タンク2に流入し、冷水タンク2に収容された飲料水を加熱することを防ぐことができる。したがって、冷水タンク冷却機構13による冷水タンク2に収容された飲料水の冷却効率を向上させることができる。
蒸気抜き管8は、温水タンク加熱機構6が温水タンク5に収容された飲料水を加熱することによって発生した水蒸気を温水タンク5から排出し、温水タンク5の空焚きを防止することができるものである。蒸気抜き管8は、温水タンク5の内部空間と、冷水タンク2の前記水位Lよりも上方の冷水タンク2の内部空間とを連通する第3流路C3を構成するように、温水タンク5と冷水タンク2とを接続している。蒸気抜き管8は、例えば樹脂製のホースである。
蒸気抜き管8の温水タンク5側の端部は、温水タンク5の天板に取り付けられている。これによって、温水タンク5内で発生した水蒸気は、温水タンク5に収容されている飲料水中を上昇し、蒸気抜き管8に流入するようになっている。
また、蒸気抜き管8の冷水タンク2側の端部は、冷水タンク2の周壁の水位Lよりも上方に取り付けられている。これによって、蒸気抜き管8に流入した水蒸気は、蒸気抜き管8を通って、冷水タンク2に収容された飲料水の水面よりも上方の空間に流入する。そして、この空間において水蒸気は凝縮されて水滴となり、冷水タンク2に収容された飲料水と混ざり合う。したがって、飲料水供給容器110から冷水タンク2に給水された飲料水を無駄なく利用することができる。
そして、上述の通り、冷水タンク2、接続管7、温水タンク5及び蒸気抜き管8が構成する流路は、隙間の無い両端が開放された管構造となっているので、冷水タンク2から温水タンク5に飲料水が流入して温水タンク5が満水になると、飲料水は温水タンク5から蒸気抜き管8に流入し、蒸気抜き管8の水位は、冷水タンク2の水位と同一の水位Lとなる。したがって、温水タンク5から蒸気抜き管8に流入した水蒸気は、蒸気抜き管8の水面までは蒸気抜き管8内を気泡の形態で上昇する。
図3は、狭窄部22の構成例を示す斜視図である。
狭窄部22は、第3流路C3に設けられ、水位Lよりも上方の高さ位置に第3流路C3の平均断面積に対して1/2以下の断面積を有するように構成された部分である。
本実施の形態において、狭窄部22は、図3に示すように、例えば蒸気抜き管8に円筒体23が挿入されることによって構成されている。円筒体23は、例えば、シリコーン樹脂製であり、一端から他端まで延在するように形成された貫通孔24を有する肉厚の円筒体である。そして、円筒体23の外径は、蒸気抜き管8の内径と同一又は蒸気抜き管8の内径よりも若干大きく形成され、円筒体23の外周面が蒸気抜き管8の内面に密着するように構成されている。したがって、第3流路C3は、円筒体23が位置する部分で狭くなっている。この部分の断面積は、第3流路C3の平均断面積に対して1/2以下の断面積になるように構成されている。これによって、蒸気抜き管8の円筒体23(狭窄部22)よりも温水タンク5側(上流側)の部分から円筒体23(狭窄部22)よりも冷水タンク2側(下流側)の部分への伝熱を有効に抑制することができる。すなわち、高温である温水タンク5側から低温である冷水タンク2側への伝熱を有効に減少させることができ、冷水タンク2に収容された飲料水の温度の上昇(冷却効率の低下)を低減することができる。
冷水吐出口9は、冷水タンク2に収容された飲料水を吐出するための水道栓である。冷水吐出口9は、図示しない吐出ボタンを有し、この吐出ボタンを押し下げることによって、冷水吐出口9が開放され、冷水タンク2に収容された飲料水が吐出されるように構成されている。また、この吐出ボタンを放すと、冷水吐出口9が閉鎖され、冷水タンク2に収容された飲料水の吐出が中止されるように構成されている。なお、この吐出ボタンの操作による冷水吐出口9の開放及び閉鎖は例示であり、これに限られるものではない。冷水吐出口9は、水位Lよりも下方の高さ位置において、図1に示すように筐体15の前面から突出するように設けられている。
冷水吐出管10の一端は、接続管7と冷水タンク2との接続位置よりも下方において冷水タンク2に接続されている。そして、冷水吐出管10の一端は、冷水タンク2に収容された飲料水のうち下側の飲料水が接続管7に流入するように冷水タンク2に取り付けられることが好ましい。これによって、冷水タンク冷却機構13によって冷却された飲料水が冷水吐出管10に流入するように構成することができる。また、冷水吐出管10の他端は、冷水吐出口9に接続されている。
このように、冷水タンク2の水位Lと冷水吐出口9との間には高低差が設けられているので、冷水吐出口9を開くことによって、冷水タンク2に収容されている飲料水のうち下側の飲料水は、冷水タンク冷却機構13(詳細は後述)によって冷却され、冷水タンク2の内部空間と冷水吐出口9とを連通する流路を通って冷水吐出口9から自然に吐出される。
温水吐出口11は、温水タンク5に収容された飲料水を吐出するための水道栓である。温水吐出口11は、図示しない吐出ボタンを有し、この吐出ボタンを押し下げることによって、温水吐出口11が開放され、温水タンク5に収容された飲料水が吐出されるように構成されている。また、この吐出ボタンを放すと、温水吐出口11が閉鎖され、温水タンク5に収容された飲料水の吐出が中止されるように構成されている。なお、この吐出ボタンの操作による温水吐出口11の開放及び閉鎖は例示であり、これに限られるものではない。温水吐出口11は、水位Lよりも下方の高さ位置において、図1に示すように筐体15の前面から突出するように設けられている。
温水吐出管12の一端は、温水タンク5の天板又はその近傍に接続されている。これによって、温水タンク加熱機構6によって温められた温水が温水吐出管12に流入するようになっている。また、温水吐出管12の他端は、温水吐出口11に接続されている。
このように、冷水タンク2の水位Lと温水吐出口11との間には高低差が設けられているので、温水吐出管12を開くことによって、冷水タンク2に収容された飲料水のうち上側の飲料水は、冷水タンク2の内部空間と温水吐出口11とを連通する流路を通って温水吐出口11から自然に吐出される。即ち、冷水タンク2に収容された飲料水のうち上側の飲料水は、接続管7を通り、温水タンク5に流入し、温水タンク加熱機構6によって加熱される。そして、温水吐出管12を通り、温水吐出口11から吐出される。
仕切板16は、板状体であり、冷水タンク2の内部空間を接続管7の冷水タンク2側の端部が位置する第1領域A1と、冷水吐出管10の冷水タンク2側の端部が位置する第1領域A1の下方の第2領域A2とに区画している。これによって、第1領域A1に位置する飲料水と第2領域A2に位置する飲料水との間の伝熱を抑制することができ、第2領域A2に位置する飲料水の冷却効率を向上させることができる。
そして、仕切板16は、第1領域A1と第2領域とを連通する連通孔30を有する。したがって、第1領域A1に位置する飲料水は、連通孔30を介して第2領域A2に流入する。そして、連通孔30は、上下方向から見て、冷水タンク2の中心軸Cを対称軸として、冷水吐出管10の冷水タンク2側の端部の位置に対して大略180度対称位置に形成されている。したがって、冷水吐出管10の冷水タンク2側の端部と連通孔30とは離れて位置しているので、第1領域A1から第2領域A2に流入した飲料水が冷水タンク冷却機構13によって十分に冷却されずに冷水吐出管10に流入することを防止することができる。なお、仕切板16には、連通孔30よりも小さい他の連通孔が形成されていてもよい。
[使用例]
次に、飲料水ディスペンサー100の使用例を説明する。
まず、飲料水供給容器110に収容された飲料水は、給水管3を通り、冷水タンク2に流入する。そして、調整弁4は、第1流路C1の開放及び閉鎖を行い、冷水タンク2の水位が水位Lを維持するように調整する。
次に、冷水タンク2に収容された飲料水のうち下側の飲料水は、冷水タンク冷却機構13によって冷却される。
次に、使用者が冷水吐出口9を開放すると、冷水タンク冷却機構13によって冷却された飲料水は、冷水吐出管10を通って、冷水吐出口9から吐出される。
その一方で、冷水タンク2に収容された飲料水のうち上側の飲料水は、接続管7を通って、温水タンク5に流入する。
次に、温水タンク5に流入した飲料水は、温水タンク加熱機構6によって加熱され、対流によって温水タンク5内を上昇する。
次に、使用者が温水吐出口11を開放すると、温水タンク加熱機構6によって加熱された飲料水は、温水吐出管12を通って、温水吐出口11から吐出される。
また、温水タンク加熱機構6が温水タンク5に収容された飲料水を加熱することによって発生した水蒸気は、蒸気抜き管8に流入し、蒸気抜き管8内の飲料水中を気泡の形態で上昇する。そして、この水蒸気は、水位Lに位置する蒸気抜き管8の水面から蒸気抜き管8内の空気中に放出される。そして、狭窄部22を通って、冷水タンク2の水位Lよりも上方の内部空間に流入する。そして、冷水タンク2の水位Lよりも上方の内部空間に流入した水蒸気は、冷水タンク2内において凝縮されて水滴となり、冷水タンク2に収容された飲料水と混ざりあう。したがって、飲料水供給容器110に収容された飲料水を無駄なく利用することができる。
このように、本実施の形態において、飲料水ディスペンサー100は、飲料水供給容器110に収容された飲料水を冷却及び加熱し、それぞれ冷水吐出口9及び温水吐出口11から吐出することができる。
以上に説明したように、温水タンク加熱機構6が温水タンク5に収容された飲料水を加熱することによって発生した水蒸気は、蒸気抜き管8に流入し、蒸気抜き管8内の飲料水中を気泡の形態で上昇する。そして、この水蒸気は、水位Lに位置する蒸気抜き管8の水面から蒸気抜き管8内の空気中に放出される。そして、狭窄部22を通って、冷水タンク2の水位Lよりも上方の内部空間に流入する。そして、冷水タンク2の水位Lよりも上方の内部空間に流入した水蒸気は、冷水タンク2内において凝縮されて水滴となり、冷水タンク2に収容された飲料水と混ざりあう。したがって、飲料水供給容器110に収容された飲料水を無駄なく利用することができる。
また、本発明の飲料水ディスペンサー100の第3流路C3は、円筒体23が設けられている部分で狭くなっており、断面積が、第3流路C3の平均断面積に対して1/2以下の断面積になっている。これによって、第3流路C3の蒸気抜き管8の円筒体23(狭窄部22)よりも温水タンク5側の部分と、蒸気抜き管8の円筒体23(狭窄部22)よりも冷水タンク2側の部分との接触を減少させることができる。よって、高温である蒸気抜き管8の狭窄部22よりも上流側の部分から低温である蒸気抜き管8の狭窄部22よりも下流側の部分への伝熱を有効に抑制することができ、冷水タンク2に収容された飲料水の温度の上昇(冷却効率の低下)を抑制することができる。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本件発明は、飲料水供給容器に収容された飲料水の温度を調整し吐出することができる飲料水ディスペンサーに適用することができる。
1 容器載置部
2 冷水タンク
3 給水管
4 調整弁
5 温水タンク
6 温水タンク加熱機構
7 接続管
8 蒸気抜き管
21 逆止弁
22 狭窄部
23 円筒体
24 貫通孔
100 飲料水ディスペンサー
110 飲料水供給容器

Claims (1)

  1. 飲料水供給容器を載置する容器載置部と、
    前記容器載置部の下方に配置された冷水タンクと、
    前記容器載置部に載置された前記飲料水供給容器の内部空間と前記冷水タンクの内部空間とを連通する第1流路と、
    前記第1流路を流れる前記飲料水の流量を調整し、前記冷水タンクの内部空間の水位を所定の水位に保つ調整弁と、
    前記冷水タンクの下方に配置された温水タンクと、
    前記温水タンクに収容された前記飲料水を加熱する温水タンク加熱機構と、
    前記水位よりも下方の前記冷水タンクの内部空間と前記温水タンクの内部空間とを連通する第2流路と、
    前記温水タンクの内部空間と前記水位よりも上方の前記冷水タンクの内部空間とを連通する第3流路と、を備え、
    前記第3流路は、前記水位よりも上方の高さ位置に該第3流路の平均断面積に対して1/2以下の断面積を有する狭窄部を含む、飲料水ディスペンサー。
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