JP2015109246A - スイッチ部材およびスイッチ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】厚さが一定の金属板によって、適正な弾性を有する弾性板部と、強度の高い接続端子部とを形成することのできるスイッチ部材およびスイッチ装置を提供すること。
【解決手段】スイッチ部材50において、可動接点板51は、部分的に折り重ねた金属板55を有し、金属板55の折り重ね部分550によって接続端子部510が構成され、金属板55の一重部分552によって弾性板部512が構成されている。スイッチ部材50は、金属板55のうち、折り重ね部分550で互いに重なる部分同士を結合する結合部材59を有しており、結合部材59は、2枚の可動接点板51、52(2枚の金属板55)を結合している。結合部材59は、金属板55とのインサート成形により形成された樹脂部分である。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気的なスイッチングに用いられるスイッチ部材および当該スイッチ部材を用いたスイッチ装置に関するものである。
スイッチ装置として、板状のスイッチ部材を用いた装置が提案されており、かかるスイッチ部材は、1枚の金属板の一方側端部に外部との電気的な接続が行われる接続端子部を備え、他方側端部に接点を有している(特許文献1参照)。
特開2002−279879号公報
特許文献1に記載のスイッチ部材では、接点部が設けられる部分が弾性を有することが求められる。このため、スイッチ部材としては、薄い金属板が用いられるため、接続端子部も弾性を有することになってしまい、接続端子部での電気的な接続方法が限定される等の問題点がある。このように、従来のスイッチ部材では、接続端子部等の強度アップと、接点部が設けられる部分での弾性の確保とは、一方を満たせば、他方に支障が発生するという二律背反の関係にある。
そこで、部分的に厚さが異なる金属板を用い、厚い部分を電気的な接続が行われる接続端子部やケース等により保持される部分とし、薄い部分を接点部が設けられる部分とすることが考えられるが、かかる金属板は特殊な加工を行う必要があるため、コストが高い。
以上の問題点に鑑みて、本発明の課題は、厚さが一定の金属板によって、適正な弾性を有する弾性板部と、強度の高い接続端子部とを形成することのできるスイッチ部材、および当該スイッチ部材を用いたスイッチ装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明は、接続端子部および弾性板部を備えたスイッチ部材であって、部分的に折り重ねた金属板を有し、前記金属板の折り重ね部分によって前記接続端子部が構成され、前記金属板の一重部分によって前記弾性板部が構成されていることを特徴とする。
本発明を適用したスイッチ部材は、部分的に折り重ねた金属板を有し、金属板の折り重ね部分によって接続端子部が構成され、金属板の一重部分によって弾性板部が構成されている。このため、厚さが一定の金属板を用いた場合でも、適正な弾性を有する弾性板部と、強度の高い接続端子部とを形成することができる。
本発明において、前記金属板は、長手方向の一方側端部が他方側端部に向けて折り重ねられていることが好ましい。かかる構成によれば、金属板を幅方向で折り重ねた構成等に比較して、スイッチ部材の製造が容易である。また、接続端子部の端部は、折り重ね部分の屈曲部からなるため、バリやエッジ等が発生しにくい。それ故、接続端子部にコネクタを結合させる際に引っ掛かり等が発生しにくい。
本発明において、前記折り重ね部分のうち、外側の2枚が前記弾性板部とは反対側の端部で繋がっていることが好ましい。かかる構成によれば、折り重ね部分の弾性板部とは反対側の端部にバリやエッジ等が発生しにくい。それ故、接続端子部にコネクタを結合させる際に引っ掛かり等が発生しにくい。
本発明において、前記折り重ね部分のうち、前記弾性板部とは反対側の端部では、当該端部で屈曲している屈曲部の幅が、該屈曲部と隣り合う部分の幅より狭くなっていることが好ましい。かかる構成によれば、屈曲部にバリ等が発生しにくい。
本発明において、前記金属板のうち、前記折り重ね部分で互いに重なる部分同士を結合する結合部材を有していることが好ましい。かかる構成によれば、折り重ねた部分が開くことを防止することができる。
本発明において、前記結合部材は、前記折り重ね部分のうち、前記弾性板部側の端部に設けられていることが好ましい。かかる構成によれば、折り重ねた部分が開くことを確実に防止することができる。
本発明において、前記結合部材は、前記金属板とのインサート成形により形成された樹脂部分であることが好ましい。
本発明において、前記金属板を複数有し、当該複数の金属板は、前記樹脂部分によって結合されていることが好ましい。かかる構成によれば、複数の金属板を一体に取り扱うことができる。また、金属板同士の位置精度を高めることができる。
本発明において、前記樹脂部分の前記折り重ね部分に厚さ方向の両側で重なる部分には、前記折り重ね部分の厚さ方向に向かって開口する開口部が形成されていることが好ましい。かかる構成によれば、インサート成形時、金型によって折り重ね部分を押さえておくことができるので、インサート成形が終了するまで、折り重ね部分が開くことがない。
本発明を適用したスイッチ部材は各種スイッチ装置に用いられる。この場合、スイッチ装置は、前記折り重ね部分を介して前記スイッチ部材を保持する保持部材を有していることが好ましい。かかる構成によれば、強度が高い部分でスイッチ部材を保持するので、スイッチ部材を適正に配置することができる。
本発明を適用したスイッチ装置において、スイッチ部材が前記結合部材を有している場合、スイッチ装置は、前記結合部材を介して前記スイッチ部材を保持する保持部材を有していることが好ましい。かかる構成によれば、強度が高い部分でスイッチ部材を保持するので、スイッチ部材を適正に配置することができる。
本発明を適用したスイッチ装置において、前記接続端子部に結合されたコネクタを有していることが好ましい。かかる構成で、接続端子部がコネクタ接続用として用いられるが、本発明によれば、接続端子部の強度が高いので、接続端子部は、コネクタの脱着に耐えることができる。
本発明を適用したスイッチ部材は、部分的に折り重ねた金属板を有し、金属板の折り重ね部分によって接続端子部が構成され、金属板の一重部分によって弾性板部が構成されている。このため、厚さが一定の金属板を用いた場合でも、適正な弾性を有する弾性板部と、強度の高い接続端子部とを形成することができる。
本発明を適用したスイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。 本発明を適用したスイッチ装置の要部を示す平面図である。 本発明を適用したスイッチ部材の説明図である。 図3に示すスイッチ部材に用いた金属板の説明図である。 図4に示す金属板に結合部材を設けた後の製造途中品の説明図である。 図5に示す結合部材をインサート成形により形成する様子を模式的に示す説明図である。 本発明を適用した別のスイッチ部材の説明図である。
以下、図面を参照して、本発明を適用したスイッチ部材およびスイッチ装置を説明する。
(スイッチ装置の構成)
図1は、本発明を適用したスイッチ装置の構成を示す分解斜視図である。図2は、本発明を適用したスイッチ装置の要部を示す平面図である。なお、図1および図2に示すスイッチ装置の基本的な構成は、特開2002−279879等に記載のタイムスイッチと同様であるため、以下の説明では、その概要のみを説明する。
図1および図2において、スイッチ装置1は、タイムスイッチであり、機構部を収納して支持する樹脂製の第1ケース11と、駆動源となるゼンマイ(図示せず)を収納する香箱13が形成された第2ケース14とを有している。スイッチ装置1では、第1ケース11と第2ケース14とボルト120等によって結合することにより、ケース12が構成されている。
第1ケース11の中央には、主軸15を支持する軸受孔116が形成されている。主軸15の一方の端部150は、軸受孔116を貫通して第1ケース11から外部に突出し、時間設定用の摘み(図示しない)が装着されている。主軸15の他方の端部は第2ケース14に支持されており、この端部近傍に樹脂製の主歯車17が摩擦結合されている。このため、主軸15と主歯車17との間には摩擦クラッチが構成されている。なお、主歯車17と第1ケース11との間には、動作の停止を制御する停止カムや離間カム等が設けられている。
主歯車17に噛合するピニオン18は、ラチェット爪がピニオン18と同軸の樹脂製の大歯車19のラチェット内歯に係合して一方向クラッチを形成している。このため、主軸15でゼンマイを巻き込んで蓄勢するときは、ピニオン18の回転力は大歯車19に伝達されず、ゼンマイの付勢力で主軸15を逆向きに回転させるときは、ピニオン18の回転力は大歯車19に伝達される。
ゼンマイの蓄勢力が主歯車17を介してピニオン18をゼンマイの巻き込み方向とは逆向きにゆっくり回転駆動するときは、増速歯車列20を介して樹脂製のガンギ車22を高速回転させる。ガンギ車22のラチェットには、慣性振子23と一体のアンクル24が係合している。慣性振子23は、ガンギ車22の一方向への回転により往復回転させられ、増速歯車列20および主軸15がゼンマイの巻き戻り方向に回転する速度を一定に調節する。このようにして、大歯車19、増速歯車列20、ガンギ車22および慣性振子23によってタイマー機構25が構成されている。
大歯車19が噛合する増速歯車列20の歯車201には、動作カム26が同軸上で連結され、歯車201と一体で回転する。動作カム26は、外周に各々異なった高低パターン
をもつ四層の円筒カムが軸方向に積層された多層カムである。かかる円筒カムには、位相をずらした第1円筒カム対と、位相をずらした第2円筒カム対とが含まれている。
第1ケース11には、可動接点板51、52および固定接点板29が固定されている。固定接点板29の先端部は、可動接点板51、52を幅方向に横切る向きに直角に曲げられ、可動接点板51、52と対向する位置に2つの固定接点291が設けられている。可動接点板51、52の先端部には、2つの固定接点291の各々と接触可能な接点511、521が設けられている。
固定接点板29の基端部には、外部接続用の接続端子部290が形成されている。可動接点板51、52の基端部には、外部接続用の接続端子部510、520が形成されている。可動接点板51、52は、並列して延在しており、可動接点板51、52の接続端子部510、520は隣り合っている。本形態では、接続端子部510、520に対して電気的な接続を行う際、接続端子部510、520に対してコネクタ60が結合される。かかる可動接点板51、52の詳細な構成は、図3等を参照して後述する。
動作カム26のいずれかの円筒カムにはスイッチレバー30の従動部が摺接し、他の円筒カムにはスイッチレバー31の従動部が摺接する。スイッチレバー30、31は、基部に形成した軸孔が第1ケース11に立設したレバー軸119に嵌っており、動作カム26の回転に従動してレバー軸119を中心に回転する。スイッチレバー30、31には、接点板操作部303、313が形成されており、スイッチレバー30、31が動作カム26に従動して揺動するとき、接点板操作部303、313が可動接点板51、52を押圧する。
次に、スイッチ装置1の動作について簡単に説明する。まず、摘み(図示せず)の操作により主軸15を回転させてゼンマイを十分に巻き上げてから、摘みを戻しながら目盛に合せて所要の時限を設定する。この時、主歯車17が回転するとともに、主軸15が回転し、原位置からの変位角度が設定時限となる。そして、主軸15は設定された角度範囲をゼンマイによって駆動され、原位置に復帰する。
この過程において、ゼンマイの蓄勢力が増速歯車列20を回転駆動し、タイマー機構25の作動によって主軸15はゼンマイ巻き上げ方向と逆の方向に定速で回転駆動される。また、スイッチレバー30、31は、スイッチレバー30、31を介して、動作カム26に追動する。その結果、接点511と固定接点291とは、所定のタイミングで接触した状態と離間した状態とに切り換わるとともに、接点521と固定接点292とは、所定のタイミングで接触した状態と離間した状態とに切り換わる。従って、接続端子部510、520の電位は所定のタイミングで切り換わる。それ故、洗濯機等の電気機器では、接続端子部510、520の電位変化に基づいて、所定の動作が自動的に実行される。
(スイッチ部材(可動接点板51、52)の構成)
図3は、本発明を適用したスイッチ部材50の説明図であり、図3(a)、(b)、(c)、(d)は、スイッチ部材50の斜視図、平面図、側面図、および接続端子部を拡大して示す説明図である。
図1および図2を参照して説明した可動接点板51、52は、図3に示すスイッチ部材50として構成されている。図3に示すように、スイッチ部材50において、可動接点板51は、接続端子部510が構成された基端側から、接点511が形成された先端側に向けて延在する1枚の金属板55からなり、接点511が形成されている部分は弾性板部512になっている。可動接点板52も、可動接点板51と同様、接続端子部520が構成された基端側から、接点521が形成された先端側に向けて延在する1枚の金属板55か
らなり、接点521が形成されている部分は弾性板部522になっている。本形態において、金属板55は銅合金からなり、厚さが一定である。
可動接点板51では、金属板55の基端側が部分的に2重に折り重ねられた構造になっており、かかる2重の折り重ね部分550の端部によって接続端子部510が構成されている。また、金属板55の一重部分552によって弾性板部512が構成されている。
本形態において、可動接点板51を構成する金属板55は、長手方向の一方側端部が他方側端部に向けて折り重ねられている。このため、接続端子部520の端部は、折り重ね部分550の外側の2枚が繋がった屈曲部555からなる。可動接点板51を構成する金属板55では、折り重ね部分550(接続端子部510)に貫通穴553が構成されており、かかる貫通穴553は、例えば、リード線を接続する場合や、コネクタ60を接続した際の抜け止め用に利用される。可動接点板51は、折り重ね部分550のうち、弾性板部512とは反対側の端部では、屈曲部555の側部が斜めに切断されており、屈曲部555の幅は、屈曲部555と隣り合う部分の幅より狭くなっている。
また、可動接点板52も、可動接点板51と同様、厚さが一定の金属板55の基端側が部分的に2重に折り重ねられた構造になっており、かかる2重の折り重ね部分550によって接続端子部520が構成されている。また、金属板55の一重部分552によって弾性板部522が構成されている。本形態において、可動接点板52を構成する金属板55は、長手方向の一方側端部が他方側端部に向けて折り重ねられている。このため、接続端子部520の端部は、折り重ね部分550の外側の2枚が繋がった屈曲部555からなる。可動接点板52を構成する金属板55では、折り重ね部分550(接続端子部520)に貫通穴553が構成されており、かかる貫通穴553は、例えば、リード線を接続する場合や、コネクタ60を接続した際の抜け止め用に利用される。可動接点板52は、折り重ね部分550のうち、弾性板部522とは反対側の端部では、屈曲部555の側部が斜めに切断されており、屈曲部555の幅は、屈曲部555と隣り合う部分の幅より狭くなっている。
ここで、可動接点板51では、金属板55のうち、折り重ね部分550で互いに重なる部分同士を結合する結合部材59が設けられており、結合部材59は、折り重ね部分550のうち、弾性板部512側の端部に設けられている。このため、可動接点板51において、折り重ね部分550が開くことがない。また、結合部材59は、可動接点板52にも被さっており、可動接点板51と可動接点板52とを結合している。なお、結合部材59は、可動接点板52でも、折り重ね部分550のうち、弾性板部522側の端部において、折り重ね部分550で互いに重なる部分同士を結合している。このため、可動接点板52において、折り重ね部分550が開くことがない。
従って、本形態のスイッチ部材50では、可動接点板51および可動接点板52が結合部材59によって一体化されており、可動接点板51および可動接点板52はいずれも、接点511、521を、図1および図2に示す固定接点291の側に向けて並列している。本形態のスイッチ部材50において、可動接点板51および可動接点板52のいずれにおいても、弾性板部512、522は、一重部分552(弾性板部512、522)が折り重ね部分550(接続端子部510、520)に対して、接点511、521が向いている側と反対側に向けて斜めに折れ曲がっている。
結合部材59は、金属板55とのインサート成形により形成された樹脂部分であり、可動接点板51の両面および可動接点板52の両面を覆っている。本形態において、結合部材59は、ポリアセタール樹脂やポリブチレンテレフタレート等からなる。また、結合部材(樹脂部分)は、可動接点板51と可動接点板52とに跨る連結部591と、連結部5
91から可動接点板51の折り重ね部分550を部分的に覆うように基端側に向けて突出した突部592と、連結部591から可動接点板52の折り重ね部分550を部分的に覆うように基端側に向けて突出した突部593とを有している。また、結合部材(樹脂部分)は、連結部591から可動接点板51の一重部分552を部分的に覆うように先端側に向けて突出した突部594と、連結部591から可動接点板52の一重部分552を部分的に覆うように先端側に向けて突出した突部595とを有している。また、連結部591の側面には厚さ方向に延在する溝596が形成されている。また、結合部材59の折り重ね部分550に厚さ方向の両側で重なる部分には、折り重ね部分550の厚さ方向に向かって開口する開口部が形成されている。より具体的には、突部592には、折り重ね部分550の厚さ方向の両面側で開口する開口部597が形成され、突部592にも、折り重ね部分550の厚さ方向の両面側で開口する開口部598が形成されている。
(スイッチ部材50の製造方法)
図4は、図3に示すスイッチ部材50に用いた金属板55の説明図であり、図4(a)、(b)、(c)は、金属板55の斜視図、平面図、および接続端子部510、520を拡大して示す説明図である。図5は、図4に示す金属板55に結合部材59を設けた後の製造途中品の説明図であり、図5(a)、(b)は、製造途中品の斜視図および平面図である。図6は、図5に示す結合部材59をインサート成形により形成する様子を模式的に示す説明図であり、図6(a)、(b)金型内部の説明図、および開口部597、598の説明図である。
図3を参照して説明したスイッチ部材50を製造するには、一定厚の金属板55を部分的に折り重ねた後、プレス加工を行い、図4に示すように、打ち抜く。その際、可動接点板51を構成する部分と可動接点板52を構成する部分とを連結板部57、58で連結しておく。また、折り重ね部分550のうち、一重部分552とは反対側の端部では、屈曲部555の側部を斜めに切断し、屈曲部555の幅を屈曲部555と隣り合う部分の幅より狭くする。また、折り重ね部分550には、貫通穴553を形成するとともに、貫通穴553より一重部分552の側に折り重ね部分550を貫通する穴556を形成する。また、一重部分552の先端側に貫通穴554を形成する。
次に、金属板55を金型にセットしてインサート成形を行い、図5に示すように、結合部材59(樹脂部分)を形成する。その際、図6(a)に示すように、金型91、92のピン93、94を金属板55の穴556に位置合わせし、ピン93を穴556に嵌める。金属板55において結合部材59(樹脂部分)が設けられた部分には穴556が形成され、結合部材59(樹脂部分)には、図6(b)に示すように、穴556に連通する開口部597、598が形成された構成となる。
ここで、ピン93は段付きのピンであり、ピン94は、穴556よりわずかに大径である。このため、金属板55の折り重ね部分550は、ピン93、94によって両側から押されるので、インサート成形が終了するまで、折り重ね部分550が開くことがない。かかる構成を採用した結果、図6(b)に示すように、開口部597、598は、穴556より内径が大である。このため、開口部597、598では、折り重ね部分550のうち、穴556の縁に相当する部分が露出した状態となる。
なお、金型91、92の内側で金属板55を位置決めするにあたっては、金属板55の外縁で位置決めしてもよい。また、インサート成形時、折り重ね部分550の開きを防止するにあたって、穴556を形成せずに、ピン93、94が折り重ね部分550を両側から押圧する構成を採用してもよい。また、折り重ね部分550が一定以上、開くことを防止すればよい場合、ピン93、94と折り重ね部分550とが隙間を介して対向している構成でもよく、この場合、結合部材59(樹脂部分)においてピン93、94によって形
成された開口部の底部で折り重ね部分550が露出しない構成となる。
次に、金属板55の貫通穴554に対して、図3に示すリベット状の接点511、521を加締め等により取り付けた後、連結板部57、58を除去すれば、スイッチ部材50が完成する。その際、可動接点板51、52(2枚の金属板55)は、連結部591で結合しているため、接点511、521を取り付ける工程を効率よく行うことができる。
そして、スイッチ部材50を、図1に示すスイッチ装置1に組み込む際には、第1ケース11をスイッチ部材50を保持する保持部材として利用する。その際、第1ケース11は、スイッチ部材50の折り重ね部分550を保持する。より詳しくは、第1ケース11は、スイッチ部材50の結合部材59を保持する。また、スイッチ部材50に対する電気的な接続を行う際には、スイッチ部材50の可動接点板51、52の接続端子部510、520にコネクタ60を結合させる。
(本形態の主な効果)
以上説明したように、本形態のスイッチ部材50において、可動接点板51は、部分的に折り重ねた1枚の金属板55を有し、金属板55の折り重ね部分550によって接続端子部510が構成され、金属板55の一重部分552によって弾性板部512が構成されている。また、可動接点板52は、可動接点板51と同様、部分的に折り重ねた1枚の金属板55を有し、金属板55の折り重ね部分550によって接続端子部520が構成され、金属板55の一重部分552によって弾性板部522が構成されている。このため、厚さが一定の金属板55を用いた場合でも、適正な弾性を有する弾性板部512、522と、強度の高い接続端子部510、520とを形成することができる。また、接続端子部510、520の強度が高いので、接続端子部510、520は、コネクタ60との結合用に用いることができる。また、コネクタ60に代えて、接続端子部510、520にリード線を接続する場合でも、接続端子部510、520が変形しにくい。
また、金属板55は、長手方向の一方側端部が他方側端部に向けて折り重ねられている。このため、金属板55を幅方向で折り重ねた構成等に比較して、スイッチ部材50の製造が容易である。また、接続端子部520の端部は、折り重ね部分550の外側の2枚が繋がった屈曲部555からなるため、バリやエッジ等が発生しにくい。それ故、接続端子部510、520にコネクタ60を結合させる際に引っ掛かり等が発生しにくい。
また、折り重ね部分550のうち、弾性板部512、522とは反対側の端部(接続端子部510、520側の端部)では、端部で屈曲している屈曲部555の幅が狭くなっているため、屈曲部555の両端にバリ等が発生しにくい。それ故、接続端子部510、520にコネクタ60を結合させる際に引っ掛かり等が発生しにくい。
また、スイッチ部材50は、金属板55のうち、折り重ね部分550で互いに重なる部分同士を結合する結合部材59を有している。しかも、結合部材59は、折り重ね部分550のうち、弾性板部512、522側の端部に設けられている。このため、折り重ね部分550が開くことを確実に防止することができる。また、折り重ね部分550の途中部分に結合部材59を設けた場合に比して、折り重ね部分550に十分な長さ寸法の接続端子部510、520を設けることができる。
また、結合部材59は、金属板55とのインサート成形により形成された樹脂部分であり、2枚の可動接点板51、52(2枚の金属板55)を結合している。このため、可動接点板51、52を一体のスイッチ部材50として取り扱うことができる。また、可動接点板51、52同士(2枚の金属板55同士)の位置精度を高めることができる。ここで、金属板55において樹脂部分(結合部材59)が設けられた部分には、金型内での位置
決め用の穴556が形成され、樹脂部分には、穴556に連結する開口部597、598が形成されている。このため、図6を参照して説明したように、金型91、92内で金属板を位置決めすることができる。
また、スイッチ部材50をスイッチ装置1に組み込む際には、第1ケース11(保持部材)は、スイッチ部材50の折り重ね部分550を保持して固定する。特に、第1ケース11(保持部材)は、スイッチ部材50の結合部材59を保持して固定する。このため、第1ケース11は、スイッチ部材50を確実に保持することができる。
(別の実施の形態)
図7は、本発明を適用した別のスイッチ部材50の説明図である。上記実施の形態では、折り重ね部分550が2重であったが、図7に示すように、折り重ね部分550が3重であってもよい。この場合、金属板55の端部559が折り重ね部分550の内側に位置することが好ましい。かかる構成によれば、接続端子部520の端部は、折り重ね部分550の外側の2枚が繋がった屈曲部555からなるため、接続端子部520の端部にバリやエッジ等が発生しにくい。
(他の実施の形態)
上記実施の形態では、結合部材59として、インサート成形によって形成した樹脂部分であったが、バンド、リベット等の部材やはんだ等の接合材を用いてもよい。
上記実施の形態では、金属板55を長手方向の一方側端部を他方側端部に向けて折り重ねたが、金属板55を幅方向で折り重ねて折り重ね部分550を形成してもよい。
上記実施の形態では、2枚の金属板55が結合部材59で結合されていたが、3枚以上の金属板55が結合部材59で結合されている形態や、1枚の金属板55によってスイッチ部材50が構成されている形態を採用してもよい。
上記実施の形態では、タイムスイッチ用のスイッチ部材50に本発明を適用したが、タイムスイッチ以外のスイッチ装置に用いられるスイッチ部材50に本発明を適用してもよい。
1・・スイッチ装置
11・・第1ケース
50・・スイッチ部材
51、52・・可動接点板
55・・金属板
59・・結合部材
60・・コネクタ
510、520・・接続端子部
512、522・・弾性板部
550・・折り重ね部分
552・・一重部分
555・・屈曲部
556・・穴
597、598・・開口部

Claims (13)

  1. 接続端子部および弾性板部を備えたスイッチ部材であって、
    部分的に折り重ねた金属板を有し、
    前記金属板の折り重ね部分によって前記接続端子部が構成され、
    前記金属板の一重部分によって前記弾性板部が構成されていることを特徴とするスイッチ部材。
  2. 前記金属板は、長手方向の一方側端部が他方側端部に向けて折り重ねられていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ部材。
  3. 前記折り重ね部分のうち、外側の2枚が前記弾性板部とは反対側の端部で繋がっていることを特徴とする請求項2に記載のスイッチ部材。
  4. 前記折り重ね部分のうち、前記弾性板部とは反対側の端部では、当該端部で屈曲している屈曲部の幅が、該屈曲部と隣り合う部分の幅より狭くなっていることを特徴とする請求項3に記載のスイッチ部材。
  5. 前記金属板のうち、前記折り重ね部分で互いに重なる部分同士を結合する結合部材を有していることを特徴とする請求項2乃至4の何れか一項に記載のスイッチ部材。
  6. 前記結合部材は、前記折り重ね部分のうち、前記弾性板部側の端部に設けられていることを特徴とする請求項5に記載のスイッチ部材。
  7. 前記結合部材は、前記金属板とのインサート成形により形成された樹脂部分であることを特徴とする請求項5または6に記載のスイッチ部材。
  8. 前記金属板を複数有し、
    当該複数の金属板は、前記樹脂部分によって結合されていることを特徴とする請求項7に記載のスイッチ部材。
  9. 前記樹脂部分の前記折り重ね部分に厚さ方向の両側で重なる部分には、前記折り重ね部分の厚さ方向に向かって開口する開口部が形成されていることを特徴とする請求項7または8に記載のスイッチ部材。
  10. 請求項1乃至9の何れか一項に記載のスイッチ部材を有することを特徴とするスイッチ装置。
  11. 前記折り重ね部分を介して前記スイッチ部材を保持する保持部材を有していることを特徴とする請求項10に記載のスイッチ装置。
  12. 請求項5乃至9の何れか一項に記載のスイッチ部材を有するスイッチ装置であって、
    前記結合部材を介して前記スイッチ部材を保持する保持部材を有していることを特徴とするスイッチ装置。
  13. 前記接続端子部に結合されたコネクタを有していることを特徴とする請求項10乃至12の何れか一項に記載のスイッチ装置。
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