JP2015102556A - 学習支援プログラムおよび学習支援装置 - Google Patents

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孝昭 三浦
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清高 吉田
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恵司 早川
裕貴 安藤
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裕貴 安藤
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文 駒瀬
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Abstract

【課題】容易かつ確実に、各学習対象者に対して、最適な内容の学習を効率よくおこなわせること。
【解決手段】通信教育システム100を構成するサーバ110を実現するコンピュータ装置に、操作端末120から取得した学習対象者の識別情報に基づいて、当該学習対象者が使用する教材を特定するとともに当該学習対象者の学習の進捗状況を特定し、特定した教材に該当する講座ごとに、特定した進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出し、抽出した問題コンテンツを操作端末120において再生させる学習コンテンツを、学習対象者の識別情報の送信元となる操作端末120に送信する、処理を実行させるようにした。
【選択図】図6

Description

この発明は、中学生や高校生などの学習対象者の学習を支援する学習支援プログラムおよび学習支援装置に関する。
従来、校外学習の方法として、たとえば、学校の授業において使用している教科書などの教材に応じた内容の教材を用いて、学校の授業にあわせた学習をおこなわせるようにした通信教育型の校外学習方法があった。校外学習方法の一つである通信教育型の学習は、教師や講師などが学習対象者に対して直接指導をおこなう方法とは異なり、たとえば、郵便や通信などを利用して間接的に教育を受けることができる。
また、従来、学習対象者が操作する端末装置において再生される学習コンテンツを教材として、学習対象者の学習を支援する校外学習方法があった。このような校外学習方法による学習に用いる端末装置には、たとえば、学習コンテンツを再生することによって提示される問題に対する解答を、学習コンテンツにおいてあらかじめ設定した選択肢の中から選択させることによって、学習を進めるようにしたものがあった。
また、端末装置を用いる校外学習方法として、具体的には、従来、ユーザから受け付けた問に対する手書きの解をベクトルデータとして記憶し、記憶した手書きの解のベクトルデータのパターン認識をおこない、パターン認識された解の正誤を判定した判定結果を表示する学習システムを用いた校外学習方法があった(たとえば、下記特許文献1を参照。)。
特開2008−241736号公報
しかしながら、上述した従来の校外学習方法は、同一の教科書を用いて学習する学習対象者であっても、学習内容に対する理解度などの学習の進捗状況が学習対象者に応じて異なるにも拘わらず、紙媒体を用いる校外学習方法であっても端末装置を用いる校外学習方法であっても学習に用いる教材の内容を教科書などの教材の内容にあわせるだけであり、学習対象者の学習の進捗状況にあわせた細やかな学習をおこなわせることが難しいという問題があった。
また、上述した従来の通信教育方法は、一人の学習対象者に関する学習の進捗状況が、教科や科目によって異なるにも拘わらず、学習に用いる教材の内容を教科書などの教材の内容にあわせるだけであるため、各学習対象者の学習の進捗状況にあわせた細やかな学習をおこなわせることが難しいという問題があった。
仮に、上述した従来の通信教育方法において、学習対象者の学習の進捗状況にあわせた内容の教材を用いる場合、学習の進捗状況にあわせて教材の内容を決定して学習対象者ごとに教材を準備し、準備したした教材を各学習対象者に配布しなければならず煩わしい。また、各学習対象者の学習の進捗状況にあわせた教材を準備する場合、教材の準備にかかる負担が大きく、迅速性に劣るという問題があった。
また、学習の計画を立てることや学習の範囲や内容を適切に定めることが不得手な学習対象者にとっては、学習の計画を立てる作業や学習の範囲や内容を定める作業自体が大きな負担となり、効率的に学習をおこなうことが難しいという問題があった。そして、上述した従来の通信教育方法は、教科書などの教材の内容にあわせた内容の教材の中から、学習対象者が学習の範囲や内容を定め、当該学習対象者自らが計画して学習をおこなわなくてはならない。
このため、上述した従来の通信教育方法は、効率的に学習をおこなうことが難しいという問題があった。特に、苦手教科など、試験前に学習すべき内容が多い場合、学習対象者は、試験前の限られた時間においてどの内容をどの程度理解するまで学習すればよいかを適切に判断することが難しく、定期テストなどの試験前の学習のような限られた時間を有効に使うことができず、効率的に学習をおこなうことが難しいという問題があった。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するため、容易かつ確実に、各学習対象者に対して、最適な内容の学習を効率よくおこなわせることができる学習支援プログラムおよび学習支援装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明にかかる学習支援プログラムは、コンピュータに、学習対象者の端末装置から、当該学習対象者の識別情報を取得し、前記学習対象者が使用する教材に関する情報と前記識別情報とを関連付けて記憶する第1の記憶部を参照して、取得した識別情報によって識別される学習対象者が使用する教材を特定し、前記教材に編集された単元に基づいて分けられた講座ごとの学習の進捗状況に関する情報と前記識別情報とを関連付けて記憶する第2の記憶部を参照して、取得した識別情報によって識別される学習対象者の学習の進捗状況を特定し、前記講座ごとに当該講座の内容に関する難易度または重要度の異なる複数の問題コンテンツを前記教材別に分類して記憶する第3の記憶部を参照して、特定した教材に該当する前記講座ごとに、特定した進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出し、抽出した問題コンテンツを前記端末装置において再生させる学習コンテンツを、前記識別情報の送信元となる端末装置に送信する、処理を実行させることを特徴とする。
また、この発明にかかる学習支援プログラムは、上記の発明において、前記コンピュータに、前記端末装置から、試験実施日に関する情報および試験教科または試験科目に関する情報を取得し、前記識別情報を取得した場合、前記試験教科ごとまたは前記試験科目ごとに、当該識別情報を取得した日付が、取得した試験実施日から所定日数前までの試験対策期間に含まれるか否かを判断する、処理を実行させ、前記問題コンテンツを抽出する処理は、前記識別情報を取得した日付が前記試験対策期間に含まれる試験教科または試験科目がある場合、当該試験教科または当該試験科目にかかる前記講座ごとに、前記特定した進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出することを特徴とする。
また、この発明にかかる学習支援プログラムは、上記の発明において、前記コンピュータに、前記端末装置から、前記教材における試験範囲に関する情報を前記試験教科または前記試験科目ごとに取得する、処理を実行させ、前記問題コンテンツを抽出する処理が、前記識別情報を取得した日付が前記試験対策期間に含まれる場合、取得した試験範囲に関する情報に基づいて、当該試験範囲に該当する講座ごとに、前記特定した進捗状況に応じた難易度の問題コンテンツを抽出することを特徴とする。
また、この発明にかかる学習支援プログラムは、上記の発明において、前記コンピュータに、前記識別情報を取得した日付が前記試験対策期間に含まれる場合、前記講座ごとに当該講座の内容に関する理解度の判定に用いる判定用の問題コンテンツを記憶する第4の記憶部を参照して、前記試験範囲に該当する講座にかかる判定用の問題コンテンツを抽出し、抽出した判定用の問題コンテンツを前記識別情報の送信元となる端末装置に送信し、前記端末装置から、当該端末装置に送信した判定用の問題コンテンツに対する解答に関する情報を取得し、取得した解答に関する情報に基づいて、前記判定用の問題コンテンツに対する解答の正誤を判定する、処理を実行させ、前記学習コンテンツを送信する処理が、誤答と判定した前記判定用の問題コンテンツに該当する講座を前記端末装置において強調して再生させる学習コンテンツを前記識別情報の送信元となる端末装置に送信することを特徴とする。
また、この発明にかかる学習支援プログラムは、上記の発明において、前記コンピュータに、前記識別情報を取得した場合、当該識別情報を取得した日付が、取得した試験実施日から前記所定日数よりも少ない特定日数前までの集中対策期間に含まれるか否かを判断する、処理を実行させ、前記問題コンテンツを抽出する処理が、前記識別情報を取得した日付が前記集中対策期間に含まれる場合、前記特定した進捗状況に基づいて、所定の閾値に達していない講座にかかる前記問題コンテンツを抽出することを特徴とする。
また、この発明にかかる学習支援装置は、外部装置との間で通信をおこなう通信手段を用いて、学習対象者の端末装置から、当該学習対象者の識別情報を取得し、前記学習対象者が使用する教材に関する情報と前記識別情報とを関連付けて記憶する第1の記憶部を参照して、取得した識別情報によって識別される学習対象者が使用する教材を特定し、前記教材を用いる学習の単元に基づいて分けられた講座ごとの当該学習の進捗状況に関する情報と前記識別情報とを関連付けて記憶する第2の記憶部を参照して、取得した識別情報によって識別される学習対象者の学習の進捗状況を特定し、前記講座ごとに当該講座の内容に関する難易度または重要度の異なる複数の問題コンテンツを記憶する第3の記憶部を参照して、前記講座ごとに、特定した進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出し、前記通信手段を用いて、抽出した問題コンテンツを前記端末装置において再生させる学習コンテンツを、前記識別情報の送信元となる端末装置に送信する、制御部を備えたことを特徴とする。
この発明にかかる学習支援プログラムおよび学習支援装置によれば、容易かつ確実に、各学習対象者に対して、最適な内容の学習を効率よくおこなわせることができるという効果を奏する。
この発明にかかる実施の形態の通信教育システムのシステム構成を示す説明図である。 サーバを実現するコンピュータ装置のハードウエア構成の一例を示す説明図である。 操作端末を実現するコンピュータ装置のハードウエア構成の一例を示す説明図である。 携帯型情報端末装置のハードウエア構成を示すブロック図である。 教材データベースの一例を示す説明図である。 加入者データベースの一例を示す説明図である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その1)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その2)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その3)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その4)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その5)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その6)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その7)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その8)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その9)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その10)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その11)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その12)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その13)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その14)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その15)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その16)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その17)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その18)である。 操作端末が表示する表示画面例を示す説明図(その19)である。 特定の携帯型情報端末装置を実現する操作端末を用いた学習方法を示す説明図である。 この発明にかかる実施の形態の通信教育システムにおけるサーバの機能的構成を示す説明図である。 サーバの処理手順を示すフローチャートである。 操作端末が表示する別の表示画面例を示す説明図(その1)である。 操作端末が表示する別の表示画面例を示す説明図(その2)である。 操作端末が表示する別の表示画面例を示す説明図(その3)である。 操作端末が表示する別の表示画面例を示す説明図(その4)である。 操作端末が表示する別の表示画面例を示す説明図(その5)である。 操作端末が表示する別の表示画面例を示す説明図(その6)である。 操作端末が表示する別の表示画面例を示す説明図(その7)である。 操作端末が表示する別の表示画面例を示す説明図(その8)である。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる学習支援プログラムおよび学習支援装置の好適な実施の形態を詳細に説明する。
(通信教育システムのシステム構成)
まず、この発明にかかる実施の形態の通信教育システムのシステム構成について説明する。図1は、この発明にかかる実施の形態の通信教育システムのシステム構成を示す説明図である。
図1において、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100は、サーバ110と、複数の学習対象者の操作端末120と、操作端末120Aと、親の端末装置130と、によって構成される。サーバ110と各操作端末120、サーバ110と各操作端末120A、および、サーバ110と親の端末装置130とは、インターネットなどのネットワーク140を介して、相互に通信可能に接続されている。サーバ110と各操作端末120とは、たとえば、Wi−Fiなどによって相互接続性が保証されている。
サーバ110は、この発明にかかる学習支援装置を実現する。サーバ110は、通信教育システム100の運用者(管理者)などによって管理される。サーバ110は、たとえば、パーソナルコンピュータなどの汎用的なコンピュータ装置によって実現することができる(図2−1を参照)。サーバ110は、この発明にかかる学習支援プログラムを実行することにより、この発明にかかる学習支援装置としての機能を実現する。
操作端末120は、たとえば、タブレットコンピュータやタブレット端末などと称される、ディスプレイとタッチパネルとを備えた可搬性のコンピュータ装置(携帯端末装置)によって実現することができる(図2−2を参照)。操作端末120は、通信教育システム100の運用に際し、当該通信教育システム100の加入者であって学習対象者である子供(たとえば中学生)などに対して、あらかじめ配布した、専用のタブレット端末によって実現することができる。操作端末120は、この発明にかかる学習対象者の端末装置を実現する。
操作端末120Aは、たとえば、学習対象者が個人で所有する、スマートフォン、携帯型電話機、PHS(Personal Handy−phone System)などの携帯性を備えた携帯型情報端末装置によって実現することができる(図2−3を参照)。操作端末120Aに搭載される機能は、専用のタブレット端末が実現する機能と比較して、一部制限するようにしてもよい。
親の端末装置130は、たとえば、親などの保護者が個人で所有し、スマートフォン、携帯型電話機、PHSなどの携帯性を備えた携帯型情報端末装置によって実現することができる(図2−3を参照)。また、親の端末装置130は、たとえば、親などの保護者が個人で所有し、インターネットに接続されたパーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置によって実現することができる。パーソナルコンピュータなどのコンピュータ装置は、公知の技術を用いて容易に実現することができるため説明を省略する。
(サーバ110を実現するコンピュータ装置のハードウエア構成)
図2−1は、サーバ110を実現するコンピュータ装置のハードウエア構成の一例を示す説明図である。図2−1において、サーバ110を実現するコンピュータ装置は、CPU211と、ROM212と、RAM213と、HDD214と、HD215と、ネットワークインターフェース(I/F)216と、を備えている。また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100においてサーバ110を実現するコンピュータ装置が備える各部211〜216は、バス210によってそれぞれ接続されている。
CPU211は、サーバ110を実現するコンピュータ装置全体の制御をつかさどる。また、CPU211は、日時を計時するタイマ機能を備えている。ROM212は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM213は、CPU211のワークエリアとして使用される。HDD214は、CPU211の制御にしたがってHD215に対するデータのリード/ライトを制御する。HD215は、HDD214の制御で書き込まれたデータを記憶する。HD215は、たとえば、教材データベースや加入者データベースなどの各種データベースを記憶する。
ネットワークI/F216は、インターネットなどのネットワーク140に接続され、当該ネットワーク140を介して、操作端末120などの外部装置に接続される。そして、ネットワークI/F216は、ネットワーク140とサーバ110を実現するコンピュータ装置の内部とのインターフェースをつかさどり、サーバ110を実現するコンピュータ装置と外部装置との間におけるデータの入出力を制御する。ネットワークI/F216は、この発明にかかる通信手段を実現する。
(操作端末120を実現するコンピュータ装置のハードウエア構成)
図2−2は、操作端末120を実現するコンピュータ装置のハードウエア構成の一例を示す説明図である。図2−2において、操作端末120を実現するコンピュータ装置は、CPU221と、ROM222と、RAM223と、メモリ224と、ネットワークI/F225と、タイマ226と、ディスプレイ227と、タッチパネル228と、マイク229と、スピーカー230と、カメラ231と、電源スイッチ232と、を備えている。また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100において操作端末120を実現するコンピュータ装置が備える各部221〜232は、バス220によってそれぞれ接続されている。
CPU221は、操作端末120全体の制御をつかさどる。ROM222は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM223は、CPU221のワークエリアとして使用される。ネットワークI/F225は、インターネットなどのネットワーク140を介して、当該ネットワーク140に接続されたサーバ110などの外部装置との間におけるデータの入出力を制御する。
ディスプレイ227は、たとえば、操作端末120が実行可能なメニューを示すアイコンなどを表示する。ディスプレイ227は、たとえば、主に液晶ディスプレイや有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどによって実現することができる。タッチパネル228は、ディスプレイ227に積層され、操作位置に応じた信号をCPU221に対して出力する。タッチパネル228は、たとえば電磁誘導方式、抵抗膜方式や静電容量方式、音響パルス認識方式、超音波表面弾性波方式、赤外遮光方式、画像認識方式など公知の各種の方式によってタッチパネルに対する筆記部材の接触位置を検出し、検出した接触位置に応じた電気信号を、CPU221に対して出力する。電磁誘導方式を採用する場合、電子ペンなどと称される専用の筆記部材を用いる。
マイク229は、アナログデータとして入力された話者の声をアナログ/デジタル変換し、デジタル形式の音声データを生成する。スピーカー230は、たとえば、音読メニューの実行時に、デジタル形式の音声データをデジタル/アナログ変換し、アナログ形式の音声データに基づいてスピーカーコーンにおけるコイルに通電するなどして音声を出力する。カメラ231は、タッチパネル228の操作によって撮像対象を撮像し、画像データを生成する。生成された画像データは、RAM223などに記憶される。ネットワークI/F225は、インターネットなどのネットワーク140に接続され、当該ネットワーク140と利用者の操作端末120を実現するスマートフォンの内部とのインターフェースをつかさどる。
電源スイッチ232は、図示を省略する電源から操作端末120の各部までの電力供給にかかるON/OFFの切り換えをおこなう。電源スイッチ232は、図示を省略する電源から操作端末120の各部に至る電力路における、もっとも電源側(最上流側)において、電力供給にかかるON/OFFの切り換えをおこなう。電源スイッチ232は、受け付けた操作に応じて、CPU221に対してON/OFF信号を出力する。電源スイッチ232は、電源路の最上流側において、電源による電力の供給を停止したり解除したりすることによって電力供給にかかるON/OFFの切り換えをおこなうものであってもよい。
(携帯型情報端末装置のハードウエア構成)
つぎに、携帯型情報端末装置のハードウエア構成について説明する。図2−3は、携帯型情報端末装置のハードウエア構成を示すブロック図である。図2−3においては、端末装置130を実現する携帯型情報端末装置として、スマートフォンやタブレット型コンピュータのハードウエア構成を示している。図2−3に構成を示す携帯型情報端末装置は、操作端末120Aも実現する。
図2−3において、携帯型情報端末装置を実現するスマートフォンは、CPU241と、ROM242と、RAM243と、通信I/F244と、ディスプレイ245と、操作部246と、マイク247と、スピーカー248と、カメラ249と、を備えている。また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100を構成する共有者の端末装置130である携帯型情報端末装置を実現するスマートフォンが備える各構成部241〜249は、バス240によってそれぞれ接続されている。
CPU241は、スマートフォン全体の制御をつかさどる。また、CPU241は、日時を計時するタイマ機能を備えていてもよい。ROM242は、ブートプログラムなどのプログラムを記憶している。RAM243は、CPU241のワークエリアとして使用される。通信I/F244は、インターネットなどのネットワーク140を介して、当該ネットワーク140に接続されたサーバー110を含む他のコンピュータ装置や別のスマートフォンとの間におけるデータの入出力を制御する。また、通信I/F244は、電話回線網に接続されており、別のスマートフォン(あるいは携帯型電話機やPHS)などの通信端末装置や、固定型電話機との間における音声による通話を実現する。
ディスプレイ245は、たとえば、スマートフォンを携帯型電話機(あるいはPHS)として利用する場合における設定中のモード(マナーモードやドライブモードなど)や電波の受信状態を示す各種のマーク、アイコンあるいはツールボックスなどを表示する。ディスプレイ245は、たとえば、主に液晶ディスプレイや有機ELディスプレイなどによって実現することができる。
操作部246は、文字、数値、各種指示などの入力のためのキーを備え、データ入力をおこなう。操作部246は、たとえば、タッチパネルやキーボードなどによって実現することができる。タッチパネルやキーボードなどによって実現される操作部246は、当該操作部246に対する入力操作に応じた信号をCPU241に対して出力する。操作部246をタッチパネルによって実現する場合、当該タッチパネルは、ディスプレイ245の表示面側に積層される。
マイク247は、アナログデータとして入力された話者の声をアナログ/デジタル変換し、デジタル形式の音声データを生成する。スピーカー248は、通話相手側から送信されたデジタル形式の音声データをデジタル/アナログ変換し、アナログ形式の音声データに基づいてスピーカーコーンにおけるコイルに通電するなどして音声を出力する。カメラ249は、操作部246の操作によって撮像対象を撮像し、画像データを生成する。生成された画像データは、RAM243などに記憶される。通信I/F244は、インターネットなどのネットワーク140に接続され、当該ネットワーク140と共有者の端末装置130を実現するスマートフォンの内部とのインターフェイスをつかさどる。
(データベース)
つぎに、通信教育システム100が備える各種のデータベースについて説明する。通信教育システム100は、教材データベース(図3−1を参照)、加入者データベース(図3−2を参照)などの各種のデータベースを備える。通信教育システム100が備える各種のデータベースは、たとえば、サーバ110を実現するコンピュータ装置が備えるHD215に設けることができる。
通信教育システム100が備える各種のデータベースは、サーバ110を実現するコンピュータ装置が備えるHD215に限らず、たとえば、サーバ110を実現するコンピュータ装置とは別のコンピュータ装置や記憶装置が備えていてもよい。また、通信教育システム100が備える各種のデータベースは、同一のコンピュータ装置あるいは記憶装置が備えるものに限らず、それぞれ別のコンピュータ装置あるいは記憶装置が備えていてもよく、一部のデータベースを別のコンピュータ装置あるいは記憶装置が備えていてもよい。
(教材データベース)
図3−1は、教材データベースの一例を示す説明図である。図3−1において、教材データベース310は、教科ごとに、学習コンテンツを記憶する。図3−1においては、数学の教材データベース310を例示している。教材データベース310は、教科ごとに分類された学習コンテンツを、さらに、学習対象者が学校の授業などにおいて使用する教材別に分類して記憶する。教材は、たとえば、学習対象者が学校の授業において使用している教科書などによって実現することができる。
教材データベース310は、教材別に分類された学習コンテンツを、さらに、講座ごとに分類して記憶する。講座は、教材に編集された単元などに基づいて分けられ、学習内容の区分として一定のまとまりを有する。教材データベース310における各講座は、教科書などの教材の内容に準じて分類されている。講座は、基本的に、教材に編集された単元と同一であり、同一単元における学習量が多く、同一単元の学習コンテンツを一つにまとめると当該学習コンテンツ1つあたりの再生時間が極端に長くなる学習内容の場合に、同じ単元に対して複数設定してもよい。
また、教材データベース310は、学習コンテンツにおける、単元(講座)に関する情報と、当該単元(講座)ごとのテーマと、当該単元(講座)における学習内容に関する情報と、を関連付けて記憶する。また、教材データベース310は、単元(講座)ごとに、各学習コンテンツの履修学年に関する情報を関連付けて記憶する。履修学年は、各学習コンテンツの内容の学習を学校において履修する学年を示す。
教材は学習対象者の学年別に編集されているため、教材データベース310における学習コンテンツは、学年別に編集されている教材ごとに分類することにより、学習対象者の学年(階層)ごとに分類して記憶されている。学習対象者の階層は、たとえば、学習対象者の学年の他に、級位や年齢によって実現してもよい。
さらに、教材データベース310は、単元(講座)ごとに、各学習コンテンツの履修月に関する情報を関連付けて記憶してもよい。履修月は、学校において各学習コンテンツの内容の学習を履修する月(予定の月)を示す。履修月は、教科書などの教材において編集されている順序などにしたがって、当該教材の先頭から順次割り振ることができる。
通信教育システム100においては、たとえば、「社会」などのように、履修内容が単元ごとにまとまりを持ち、他の単元との間で履修の順序を調整する必要性が高くない教科について履修月は、後述する加入者データベースの設定内容を優先して決定する。また、通信教育システム100においては、たとえば、「数学」や「理科」などのように、知識の積み重ねが必要な教科の履修月は、教科に対応する教科書などの教材において編集されている順序などにしたがって一意に割り振る。
単元(講座)ごとに分けられた各学習コンテンツは、操作端末120にインストールされている講座再生アプリケーションを用いて再生可能なフォーマットであって、文字(テキスト)、静止画、音声などの各種のデータによって構成されている。各学習コンテンツは、映像(動画)データを含んでいてもよい。
具体的に、この発明にかかる実施の形態の各学習コンテンツは、たとえば、「問題・解答」コンテンツによって構成することができる。問題および解答コンテンツは、各学習コンテンツにおいて学習する内容に関する問題、および、当該問題の解答を示すテキストデータやイメージデータによって実現することができる。
教材データベース310は、講座ごとに、当該講座の内容に関する問題コンテンツを記憶する。教材データベース310は、講座ごとに、難易度や重要度の異なる複数の問題コンテンツを記憶する。難易度は、難しさの程度をあらわし、たとえば、数学や理科などの教科の問題の場合、解答率(正答率)に基づいて設定することができる。通信教育システム100において、難易度は、たとえば、過去におこなわれた全国統一テストの結果などに基づいて、通信教育システム100の管理者などが任意に設定することができる。
具体的には、たとえば、「数学」の問題コンテンツは、対応する教科書(講座)において最低限理解すべき難易度の問題を基準として、当該基準となる難易度の問題(標準問題)、当該基準となる難易度の問題より難易度の高い問題(発展問題)、当該基準となる難易度の問題より難易度の低い問題(基礎問題)などのように難易度の異なる複数の問題にかかる内容とすることができる。より具体的には、たとえば、数学の問題において、単純な計算問題を難易度の低い問題(基礎問題)とし、基本的な公式を用いて解答する文章問題を基準となる難易度の問題(標準問題)とし、複数の公式を組み合わせて解答する文章問題を難易度の高い問題(発展問題)とすることができる。
また、具体的には、たとえば、「社会(歴史)」の問題コンテンツは、歴史的事実の年号のうち暗記が必須の歴史的事実やその年号を問う問題の重要度を基準として、当該基準となる重要度の問題(標準問題)、当該問題よりさらに詳細な内容を問う問題の重要度をより重要度の低い問題(発展問題)、当該基準となる重要度の問題のうち試験における出題頻度が高い問題(基礎問題)などのように重要度の異なる複数の問題にかかる内容とすることができる。
また、具体的には、たとえば、「英語」の問題コンテンツは、対応する教科書に登場する単語について問う問題の重要度を基準として、当該単語以外の単語が登場する問題や英文での解答を問う問題より重要度の低い問題(発展問題)、当該基準となる重要度の問題のうち試験における出題頻度が高い問題(基礎問題)などのように重要度の異なる複数の問題にかかる内容とすることができる。
各学習コンテンツは、学習対象者が各学習コンテンツにおいて学習する内容に対する理解を深めることを目的とする「ワーク」コンテンツを含んでいてもよい。「ワーク」コンテンツは、各学習コンテンツにおいて学習する内容を解説するテキストデータやイメージデータによって実現することができる。
また、教材データベース310は、講座ごとに、当該講座の内容に関する理解度の判定に用いる判定用の問題コンテンツを記憶する。判定用の問題コンテンツは、基準となる難易度または重要度の問題に対する理解度を問う内容のコンテンツであって、講座ごとに所定数ずつ設定されている。判定用の問題コンテンツは、各講座に設定された、基準となる難易度または重要度の問題(標準問題)の問題コンテンツによって実現してもよい。
各単元(講座)の学習は、操作端末120にインストールされている講座再生アプリケーションを用いて、1つの学習コンテンツの再生が完了した場合に完了する。1つの学習コンテンツの1回あたりの再生時間は、学習対象者の集中力などを考慮し、通信教育システム100の管理者(サービス提供者)などが事前に設定することができる。
具体的には、各学習コンテンツは、たとえば、1回あたりの再生時間が所定時間(たとえば20分程度)以内になるように構成することができる。各学習コンテンツの1回あたりの再生時間を、学習対象者の集中力を考慮した長さ(たとえば20分程度)に設定することにより、学習対象者を学習中に飽きさせることなく、講座ごとの学習を確実におこなわせることができる。
「ワーク」コンテンツ、「問題」コンテンツおよび「解答」コンテンツからなる学習コンテンツの場合、たとえば、「ワーク」コンテンツの1回あたりの再生時間を10分程度になるように設定してもよい。これにより、問題に解答する時間に制限が生じず、学習対象者の能力に応じて問題に取り組むことができる。
また、教材データベース310は、問題に解答することを中心とする演習問題の学習コンテンツを記憶する。具体的には、演習問題の学習コンテンツは、たとえば、漢字の読み書きの理解度を問う「漢検ドリル」や、英単語、社会(歴史)の年号、社会(地理)の地名など、暗記内容を問う「暗記カード」などによって実現することができる。演習問題の学習コンテンツは、ワークを含まず、問題および当該問題の解答によって構成することができる。
(加入者データベース)
図3−2は、加入者データベースの一例を示す説明図である。図3−2において、加入者データベース320は、講座ごとの当該学習の進捗状況に関する情報と、学習対象者の識別情報とを関連付けて記憶する。すなわち、加入者データベース320は、学習対象者の識別情報ごとに、講座ごとの当該学習の進捗状況に関する情報を関連付けて記憶する。
学習対象者の識別情報は、学習対象者ごとに固有の情報であって、たとえば、任意の桁数のアルファベットや数字などの文字列によって構成される会員番号などによって実現することができる。学習の進捗状況に関する情報は、学習の進捗状況をあらわし、たとえば、学習コンテンツの再生履歴に関する情報によって実現することができる。学習コンテンツの再生履歴は、たとえば、再生した学習コンテンツの識別情報、当該学習コンテンツの再生日時に関する情報によって実現することができる。
学習コンテンツの再生履歴は、各学習コンテンツを、「はじめから終わりまで通して再生したか否か」、「途中までであればどこまで再生したか」などをあらわす情報や、再生した日時に関する情報を含んでいてもよい。また、学習コンテンツの再生履歴は、各学習コンテンツを再生したことがあるか否かのみを示すものであってもよい。
また、学習の進捗状況に関する情報は、たとえば、講座ごとの理解度(成績)をあらわすものであってもよい。講座ごとの理解度は、たとえば、各講座の学習コンテンツを再生することによって学習対象者に出題された問題に対する、各学習対象者の解答率(正答率)をあらわす情報によって実現することができる。
同じ学習コンテンツを複数回再生した場合、加入者データベース320は、直近に再生された学習コンテンツの理解度(成績)を記憶する。同じ学習コンテンツを複数回再生した場合、加入者データベース320は、学習コンテンツの再生日時ごとに、当該学習コンテンツの理解度(成績)を記憶してもよい。
また、加入者データベース320は、学習対象者が使用する教材に関する情報と、学習対象者の識別情報と、を関連付けて記憶する。学習対象者が使用する教材に関する情報は、たとえば、教材の識別情報によって実現することができる。教材の識別情報は、教材ごとに固有の情報であって、たとえば、学習対象者の識別情報とは異なる、任意の桁数のアルファベットや数字などの文字列によって実現することができる。これにより、学習対象者の学校における修学内容にあわせた学習コンテンツを提供することが可能になる。
学習対象者が使用する教材に関する情報は、たとえば、操作端末120において所定の入力操作をおこなうことにより、操作端末120を介して設定することができる。あるいは、学習対象者が使用する教材に関する情報は、たとえば、通信教育システム100への入会時に申請を受け付け、通信教育システム100の管理者などが設定してもよい。
学習対象者が使用する教材に関する情報は、たとえば、学習対象者の通学する学校名に関する情報(あるいは学校の識別情報)や、学習対象者の通学する学区に関する情報(あるいは学区の識別情報)であってもよい。この場合、通信教育システム100は、加入者データベース320に加えて、学校名に関する情報(あるいは学校の識別情報)または学区に関する情報(あるいは学区の識別情報)と、学習対象者が使用する教材に関する情報と、を関連付けて記憶するデータベースを備える。
加入者データベース320は、履修月に関する情報を記憶していてもよい。加入者データベース320は、履修月に関する情報と、タイトルに関する情報と、を関連付けて記憶する。タイトルに関する情報は、教材に関する情報によって特定される教科書などの教材ごとに、当該教材において編集されている章や編のタイトルを示す。
加入者データベース320は、タイトルに関する情報に加えて、あるいは、タイトルに関する情報に代えて、章や編が編集されているページ数に関する情報を記憶していてもよい。この場合、加入者データベース320は、章や編が編集されているページ数に関する情報は、たとえば、各章や各編の開始ページおよび最終ページを示す情報によって実現することができる。あるいは、この場合、加入者データベース320は、章や編が編集されているページ数に関する情報は、たとえば、各章や各編の開始ページおよび該当する章や編の分量(何ページ分の章または編か)を示す情報によって実現してもよい。
履修月に関する情報は、たとえば、「社会」などのように、履修内容が単元ごとにまとまりを持ち、他の単元との間で履修の順序を調整する必要性が高くない教科に関して設定することができる。加入者データベース320において設定されている履修月に関する情報は、教材データベース310が記憶する履修月に関する情報よりも優先される。
履修月に関する情報は、学習対象者からの申請などによって、適宜更新することができる。具体的には、たとえば、操作端末120において、該当する月に学習する単元(あるいは分野)を指定する所定の入力操作をおこなわせ、当該操作端末120から指定された単元(あるいは分野)に関する情報を取得し、取得した情報に基づいて、加入者データベース320において履修月に関する情報を設定することができる。通信教育システム100においては、たとえば、「数学」や「理科」などのように、知識の積み重ねが必要な教科の履修月に関する情報は、学習対象者による設定は受け付けない。
また、加入者データベース320は、教科ごとに、試験実施日や試験範囲に関する情報を記憶する。試験実施日や試験範囲に関する情報は、具体的には、たとえば、操作端末120において教科ごとに試験実施日や試験範囲の指定にかかる所定の入力操作をおこなわせ、当該操作端末120から教科ごとの試験実施日や試験範囲に関する情報を取得し、取得した情報に基づいてサーバ110が加入者データベース320を更新することにより記憶させることができる。
また、加入者データベース320は、学習対象者の識別情報ごとに、当該学習対象者が使用する操作端末120の識別情報を関連付けて記憶する。操作端末120の識別情報は、各操作端末120に固有の情報であって、たとえば、操作端末120の製造番号などによって実現することができる。操作端末120の識別情報によって上記の学習対象者の識別情報を実現してもよい。
また、加入者データベース320は、通信教育システム100に加入する加入者である学習対象者の氏名(会員氏名)、学年、生年月日、通信教育システム100により実現されるサービスへの加入月(入会月)に関する情報を記憶していてもよい。また、加入者データベース320は、学習対象者の親などの保護者に関する情報を含んでいてもよい。
保護者に関する情報は、具体的には、たとえば、当該保護者の氏名、住所、連絡先に関する情報などによって実現することができる。また、保護者の情報は、たとえば、保護者である親の端末装置130に割り当てられた電子メールアドレスなどを含んでいてもよい。これにより、操作端末120を用いておこなった当日の学習内容を報告する学習結果報告情報(親への報告メール)を、親などの保護者の端末装置に送信することができる。
(通信教育システム100の概要)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100の概要について説明する。この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100において、操作端末120は、電源スイッチ232が操作された場合に起動する。操作端末120は、学習対象者などによる入力操作を受け付けた場合に起動する。
操作端末120は、起動すると、あらかじめインストールされているプログラムを実行することにより、まずサーバ110との間で通信をおこない、サーバ110に対して起動通知を送信する。起動通知は、当該起動通知の送信元となる操作端末120を使用する学習対象者の識別情報を含む。これにより、サーバ110は、いずれの学習対象者が使用する操作端末120が起動されたのかを判断することができる。また、起動通知は、当該起動通知の送信元となる操作端末120に割り当てられたIPアドレスを含んでいてもよい。
サーバ110は、操作端末120から送信された起動通知を取得(受信)すると、取得した起動通知に含まれる学習対象者の識別情報を特定する。学習対象者の識別情報を特定することにより、加入者データベース320を参照して、学習対象者を特定することができる。サーバ110は、加入者データベース320を参照して、特定した学習対象者の識別情報に関連付けて記憶されている教材に関する情報を特定する。これにより、当該学習対象者が使用する教材を特定することができる。
つぎに、サーバ110は、加入者データベース320を参照して、起動通知を取得した日付において、試験実施日が指定されているか否かを判断する。サーバ110は、試験実施日が指定されている場合は、指定された試験実施日まで所定日数以上の日数があるか否か、すなわち、起動通知を取得した日付が、指定された試験実施日までの日数が所定日数より少なくなる期間(以下「試験対策期間」という)に含まれるかを判断する。
サーバ110は、起動通知を取得した日付において、試験実施日が指定されていない場合、あるいは、指定された試験実施日まで所定日数以上の日数がある(起動通知を取得した日付が試験対策期間に含まれない)場合、教材データベース310を参照して、特定した教材に分類されている講座の中から、起動通知を取得した月に該当する講座にかかる問題コンテンツを抽出する。
サーバ110は、起動通知を取得した日付において、試験実施日が指定されていない場合、あるいは、指定された試験実施日まで所定日数以上の日数がある場合は、教材データベース310を参照して、特定した教材に分類されている講座の中から、基準となる難易度の問題(標準問題)を含む問題コンテンツを抽出する。
加入者データベース320において履修月に関する情報が設定されている場合、サーバ110は、教材データベース310が記憶する履修月に関する情報よりも、加入者データベース320に設定された履修月に関する情報を優先して、該当する履修月にかかる講座の問題コンテンツを抽出する。これにより、学習対象者の学校などにおける学習の進捗に沿った問題コンテンツを抽出することができる。
サーバ110は、問題コンテンツの抽出に際して、加入者データベース320を参照して、特定した学習対象者の識別情報に関連付けて記憶されている、学習の進捗状況に関する情報を講座ごとに抽出する。具体的には、たとえば、起動通知を取得した月に該当する問題コンテンツの再生すなわち当該問題コンテンツに該当する講座の内容についての学習が完了しているか、途中であるか、未着手であるか、などのように、当該学習対象者の学習の進捗状況を特定することができる。
つぎに、サーバ110は、抽出した問題コンテンツを含む学習コンテンツを生成する。サーバ110は、たとえば、ワークコンテンツ、問題コンテンツおよび解答コンテンツによって構成される学習コンテンツを生成する。あるいは、サーバ110は、ワークコンテンツを含まず、問題コンテンツおよび解答コンテンツのみによって構成される学習コンテンツを生成してもよい。
その後、生成した学習コンテンツを、起動通知の送信元となる操作端末120に送信する。サーバ110は、たとえば、取得した起動通知の送信元となる操作端末120に割り当てられたIPアドレスを宛先として、生成した学習コンテンツを操作端末120に送信する。また、サーバ110は、学習の進捗状況に関する情報をあわせて送信してもよい。これにより、操作端末120に対して、学習対象者の教材の内容に応じた学習コンテンツ、および、当該学習コンテンツの再生状況すなわち学習の進捗状況を送信することができる。
操作端末120は、学習コンテンツを受信すると、受信した学習コンテンツに基づいて、操作端末120において学習可能な講座の一覧を、教科ごとに、ディスプレイ227に表示する(図4−1などを参照)。操作端末120は、ディスプレイに表示した一覧の中から、学習対象者などによって講座を選択する入力操作を受け付けた場合、あらかじめインストールされているプログラムを実行することにより、選択された講座の学習コンテンツを再生する。
操作端末120は、再生する学習コンテンツに含まれる問題コンテンツの再生に際しては、再生した問題に対する解答の入力を受け付けることができる。通信教育システム100の運用上、学習対象者は、提示された問題の解答を当該問題に対応する入力欄に入力する。解答の入力は、たとえば、学習対象者の手指の他、タッチペンや電子ペンなどのポインティングデバイスを用いておこなうことができる。
操作端末120は、解答を入力する操作を受け付けた後、「答え合わせ」キー(図4−4を参照)を選択する操作を受け付けた場合、入力を受け付けた解答の正誤を判定し、判定結果を表示する。これにより、学習対象者に対して、入力された解答の正誤を即時報知することができる。
この場合、たとえば、手書きによって入力された解答の正誤の判定は、まず、学習対象者の手指やポインティングデバイスがタッチパネル228に接触した軌跡を示すストロークデータを、解答の入力欄ごとに取得する(手書きの解答をデジタイズする)。そして、取得したストロークデータと比較用のテキストデータ群とを比較し、テキストデータ群の中から、取得したストロークデータに近似するテキストデータを特定し、解答の入力欄に入力された手書きの解答を特定したテキストデータに置換する。
比較用のテキストデータ群は、たとえば、あらかじめ操作端末120にダウンロードされた内部辞書や、サーバ110などの外部装置から取得した外部辞書によって実現することができる。内部辞書や外部辞書は、たとえば、テキストデータによって構成された国語辞書、和英辞書、英和辞書などによって実現することができる。
つぎに、教材データベース310を参照して、解答の入力欄ごとに当該入力欄に対応する問題の正答を示すテキストデータを取得し、取得した正答を示すテキストデータと置換したテキストデータとが一致するか否かを判定することによって、入力された解答の正誤を判定する。その後、判定結果に基づいて、各入力欄に、正誤を示す記号や問題コンテンツの解答を表示する。たとえば、正答に対しては赤色の「○」印を正誤を示す記号とし、誤答に対しては赤色の「×(あるいはチェックマーク)」印を正誤を示す記号とすることができる。これにより、学習対象者に対して、入力された解答の正誤を即時報知することができる。
通信教育システム100においては、入力を受け付けた解答の正誤の判定を、学習対象者自身におこなわせるようにしてもよい。この場合、操作端末120は、解答を入力する操作を受け付けた後、「答え合わせ」キー(図4−4を参照)を選択する操作を受け付けると、解答の入力欄ごとに、当該入力欄に該当する正答を表示する。操作端末120は、正答を表示する入力欄の指定を受け付け、当該指定を受け付けた場合に指定された入力欄に該当する正答のみを表示するようにしてもよい。この場合、操作端末120は、該当する入力欄の近傍など、該当する入力欄に対応した位置に正答を表示することが好ましい。
そして、学習対象者は、入力欄ごとに表示された正答を見て、自身の解答の正誤を判定し、入力欄ごとに判定結果を入力する。判定結果は、たとえば、ディスプレイ227の一部に「○」印および「×(あるいはチェックマーク)」印を入力させるキーを表示し、指定された入力欄ごとに、「○」印または「×(あるいはチェックマーク)」印を選択させることによって入力することができる。操作端末120は、入力された判定結果に基づいて採点をおこない、採点結果をディスプレイ227に表示する。これにより、学習対象者に対して、入力された解答の正誤を即時報知することができる。
手書きによる解答の正誤の判定を自動でおこなう(デジタイズした解答と正答とを比較して操作端末120が正誤を判定する)か、学習対象者の判断によっておこなう(学習対象者が正誤を判定して正誤を示す記号を入力する)か、は適宜設定することができる。たとえば、解答が、提示された複数の選択肢の(たとえば「A」、「B」、「C」など)中から正答と判断した選択肢(たとえば「A」など)である場合、学習対象者は解答の正誤の判定を自動でおこなうように設定することにより、解答の判定にかかる負担軽減を図ることができる。また、たとえば、数学の証明問題などの場合、学習対象者の判断によって解答の正誤の判定をおこなうように設定することができる。
操作端末120は、選択された学習コンテンツを最後まで再生した場合に、当該学習コンテンツに含まれる問題に対して入力を受け付けた解答の判定結果を表示してもよい。これにより、1つの学習コンテンツを最後まで再生するごと、すなわち、1つの講座を学習するごとに、学習対象者に対して、当該学習の結果(成績)を報知することができる。そして、これにより、1つの講座を学習するごとに、学習対象者に対して達成感を与えることができ、自発的かつ継続して問題に取り組ませることが期待できる。
操作端末120は、サーバ110から受信した学習コンテンツを記憶する。操作端末120は、サーバ110から受信した学習コンテンツのうち、たとえば、操作端末120の起動日を含む月の学習コンテンツのみを記憶するようにしてもよい。この場合、各月におけるはじめての起動に際しては、操作端末120の起動日を含む月の前月以前の学習コンテンツを削除し、操作端末120の起動日を含む月の学習コンテンツのみを記憶する。この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100においては、加入月以降から起動日を含む月までの学習コンテンツであれば、起動日を含む月以外の月であっても、また、削除した学習コンテンツであっても、複数回ダウンロードすることができる。
通信教育システム100において、サーバ110は、起動通知を取得した日付が試験対策期間に含まれる場合、加入者データベース320を参照して、試験範囲が指定されているか否かを判断する。サーバ110は、試験範囲が指定されている場合、加入者データベース320を参照して、教科ごとに試験範囲を特定する。
つぎに、サーバ110は、加入者データベース320を参照して、特定した学習対象者の識別情報に関連付けて記憶されている、学習の進捗状況に関する情報を講座ごとに抽出する。これにより、当該学習対象者の学習の進捗状況を特定することができる。そして、サーバ110は、教材データベース310を参照して、特定した教材に該当する試験範囲に該当する講座の学習コンテンツに該当する問題コンテンツの中から、特定した進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを、講座ごとに抽出する。
つぎに、サーバ110は、抽出した問題コンテンツを、対象となる操作端末120において再生させる学習コンテンツを生成する。具体的には、サーバ110は、抽出した問題コンテンツと、当該問題コンテンツに対応する解答コンテンツと、を含む学習コンテンツを生成する。これにより、試験対策期間において、学習対象者の教材の内容に応じて、当該学習対象者の学習の進捗状況にあわせた難易度または重要度の問題コンテンツを含む学習コンテンツを生成することができる。
起動通知を取得した日付が試験対策期間に含まれる場合にサーバ110が抽出する学習コンテンツは、ワークコンテンツを含まず、問題コンテンツおよび解答コンテンツのみによって構成することができる。これにより、学習対象者に対して、ワークコンテンツの再生に要する時間を問題コンテンツによる問題に解答させる時間とさせ、試験対策期間中の限られた時間を有効に活用させ、効率よく学習をおこなわせることができる。
起動通知を取得した日付が試験対策期間に含まれる場合にサーバ110が抽出する学習コンテンツは、ワークコンテンツを含んでいてもよい。学習コンテンツにワークコンテンツを含むか否かは、学習の進捗状況に応じて適宜決定してもよい。具体的には、たとえば、基準となる難易度または重要度の問題(標準問題)の解答率(正答率)が所定の閾値に満たない場合に、ワークコンテンツを含む学習コンテンツを生成するようにしてもよい。
操作端末120は、試験対策期間においてサーバ110から送信された学習コンテンツを受信すると、受信した学習コンテンツに基づいて、操作端末120において試験実施日までに優先して学習すべき講座の一覧を、教科ごとに、ディスプレイに表示する。操作端末120は、試験対策期間外の日に学習コンテンツを受信した場合と同様に、ディスプレイに表示した一覧の中から、学習対象者などによって講座を選択する入力操作を受け付けると、あらかじめインストールされているプログラムを実行することにより、選択された講座の学習コンテンツを再生する。
サーバ110は、起動通知を取得した場合に、当該起動通知を取得した日付が、試験実施日までの日数が試験対策期間よりも少ない期間(以下「集中対策期間」という)に含まれるか否かを判断してもよい。集中対策期間は、指定された試験実施日から特定日数前までの期間であって、試験対策期間よりも短い。特定日数は、指定された試験実施日からの日数が、試験対策期間を定める所定日数よりも少ない。
起動通知を取得した日付が集中対策期間に含まれる場合、教材データベース310を参照して、判定用の問題コンテンツを抽出する。判定用の問題コンテンツは、試験範囲に該当するすべての講座の内容に関する理解度を判定するため、講座ごとにそれぞれ抽出することが好ましい。そして、サーバ110は、抽出した判定用の問題コンテンツを、起動通知の送信元となる操作端末120に送信する。
操作端末120は、サーバ110から送信された判定用の問題コンテンツを受信すると、当該判定用の問題コンテンツを再生し、当該判定用の問題コンテンツに対する解答の入力を受け付ける。操作端末120は、解答の入力を受け付けると、入力を受け付けた解答に関する情報をサーバ110に送信する。
サーバ110は、操作端末120から、当該操作端末120に送信した判定用の問題コンテンツに対する解答に関する情報を取得し、取得した解答に関する情報に基づいて、判定用の問題コンテンツに対する解答の正誤を判定する。判定用の問題コンテンツに対する解答の正誤の判定については、サーバ110においておこなうものに限らず、操作端末120においておこなってもよい。この場合、操作端末120は、入力を受け付けた解答、および、当該解答の正誤の判定結果に関する情報を、サーバ110に送信する。
サーバ110は、集中対策期間においては、試験対策期間において送信する学習コンテンツに加えて、当該学習コンテンツのうち、誤答と判定した判定用の問題コンテンツに該当する講座を操作端末120において強調して再生させる学習コンテンツを、起動通知の送信元となる操作端末120に送信する。
操作端末120は、集中対策期間に受信した学習コンテンツのうち、誤答と判定した判定用の問題コンテンツに該当する講座を強調して再生する。具体的に、操作端末120は、該当する講座のアイコンを、他の講座のアイコンよりも強調して表示する。これにより、集中対策期間中であれば、操作端末120において、優先して学習すべき講座を、学習対象者に対して分かりやすく案内することができる。
(操作端末120の表示画面例)
つぎに、操作端末120が表示する各種の表示画面例について説明する。図4−1、図4−2、図4−3、図4−4、図4−5、図4−6、図4−7、図4−8、図4−9、図4−10、図4−11、図4−12、図4−13、図4−14、図4−15、図4−16、図4−17、図4−18および図4−19は、操作端末120が表示する表示画面例を示す説明図である。図4−1〜図4−19に示した表示画面は、操作端末120を実現するコンピュータ装置が備えるディスプレイ227に表示される。
(単元選択画面・その1)
図4−1においては、「数学」や「理科」などのように、教科に対応する教科書などの教材において編集されている順序などにしたがって履修月が一意に割り振られる教科に対応する単元選択画面の一例を示している。操作端末120は、起動時などにホーム画面(図示を省略する)を表示している状態において、当該ホーム画面が表示する教科の一覧の中のいずれかの教科を選択する操作を受け付けた場合に、選択された教科の単元選択画面(講座選択画面)を表示する。図4−1においては、起動日が9月であって、教科として「数学」が選択された場合の単元選択画面401を示している。
操作端末120は、単元選択画面401において、起動日を含む月に履修する講座の一覧401Aを表示する。上記のように、サーバ110から、履修月に応じた学習コンテンツを送信することによって、教科書などの教材および当該教材を用いた授業の進捗に合わせた内容の講座の一覧401Aを、操作端末120において表示することができる。
操作端末120は、講座の一覧401Aにおいて、当該一覧401Aを構成する各講座を示すアイコン401aを表示する。また、操作端末120は、各アイコン401aにおいて、当該アイコン401aが該当する講座のタイトルをそれぞれ表示する。各アイコン401aは、それぞれランチャーの機能を備える。操作端末120は、単元選択画面401において、1のアイコン401aを選択する操作を受け付けた場合、講座再生アプリケーションを起動し、当該講座再生アプリケーションによって該当する講座の学習コンテンツを再生する。
操作端末120は、単元選択画面401において、講座ごとに、当該講座にかかる学習の進捗状況に関する情報を表示する。単元選択画面401においては、たとえば、講座に含まれる問題コンテンツに対してすべて正答した場合、該当する講座のアイコン401aを、学習前の講座のアイコン401aとは異なる色で表示するとともに、当該アイコン401aに対応付けて「100%」、「PERFECT」などのコメント401bを表示する。
また、操作端末120は、単元選択画面401において、たとえば、講座に含まれる問題コンテンツに対する正答率が所定の閾値に達した場合、該当する講座のアイコン401aを、学習前の講座のアイコン401aとは異なる色で表示するとともに、当該アイコン401aに対応付けて「GOOD」などのコメント401bを表示する。操作端末120は、起動時に操作端末120からサーバ110に送信した起動要求に応じて、当該サーバ110から送信された学習の進捗状況に関する情報に基づいてコメント401bを表示する。
このように、理解度が所定の閾値以上となった講座のアイコン401aを学習前の講座のアイコン401aとは異なる色で表示したり、理解度が所定の閾値以上となったことを示すコメント401bを表示したりすることにより、学習対象者に対して達成感を与えることができ、自発的かつ継続して問題に取り組ませることが期待できる。
また、操作端末120は、単元選択画面401において、単元選択画面401における未修了の講座のうち、優先して学習することが望ましい講座を案内する情報を表示する。具体的には、たとえば、優先して学習することが望ましい講座のアイコン401aの近傍に「今日はここからはじめてみる?」などのコメント401cを表示する。
操作端末120は、起動時に操作端末120からサーバ110に送信した起動要求に応じて、当該サーバ110から送信された学習の進捗状況に関する情報に基づいてコメント401cを表示する。このようなコメント401cを表示して優先して学習することが望ましい講座のアイコン401aを目立たせることによって、学習対象者に格別意識させることなく、学習を効率的な順序でおこなわせることができる。
操作端末120は、単元選択画面401において、表示中の月の前月の単元選択画面401や、表示中の月の次月の単元選択画面401を表示させる操作キー401dを表示する。操作端末120は、操作キー401dを選択する操作を受け付けた場合、表示中の単元選択画面401を、当該単元選択画面401が示す教科と同一の教科であって、表示中の月の前月または表示中の月の次月の単元選択画面401に切り換えて表示する。
操作端末120は、単元選択画面401において、学習する教科を選択する教科キー401eを表示する。図4−1においては、「数学」、「英語」、「国語」、「理科」、「社会」、「漢検ドリル」および「暗記カード」を選択する教科キー401eを表示した単元選択画面401を示している。操作端末120は、いずれかの教科キー401eを選択する操作を受け付けた場合に、選択された教科キー401eに応じた教科あるいは演習問題の、該当する月における講座の一覧401Aを表示する。
上記においては、学習教科における任意の教科が選択された場合を例にして説明したが、操作端末120は、「漢検ドリル」あるいは「暗記カード」の教科キー401eを選択する操作を受け付けた場合も、学習教科における任意の教科が選択された場合と同様に動作する。操作端末120は、ホーム画面や各学習教科の単元選択画面401を表示している状態において、学習教材における「漢検ドリル」や「暗記カード」を選択する教科キー401eの操作を受け付けた場合、上記の学習教科についての単元選択画面401と同様の単元選択画面401を表示する。学習教材の単元選択画面401は、上記の学習教科の単元選択画面401と同様に、該当する教材の1ヶ月分の問題を示すアイコン401aを並べた一覧401Aを表示する。
操作端末120は、単元選択画面401にアイコン401aを表示している講座のうち、所定のアイコン401aの近傍に、「理解を深める」あるいは「定着させよう」などのコメントの入ったマーク401fを表示してもよい。操作端末120は、各講座の学習の進捗状況に応じて、マーク401fを表示する。
「理解を深める」というコメントの入ったマーク401fは、類題を解くことにより、内容についての理解を深めることが好ましい講座のアイコン401aの近傍に表示する。操作端末120は、「理解を深める」というコメントの入ったマーク401fが表示されたアイコン401aを選択する操作を受け付けた場合、該当する講座の問題コンテンツのうち、既に解答した問題の類題を出題する問題提示画面(図4−4を参照)を表示する。
「定着させよう」というコメントの入ったマーク401fは、過去の問題にさかのぼって理解を定着させることが好ましい講座のアイコン401aの近傍に表示する。操作端末120は、「定着させよう」というコメントの入ったマーク401fが表示されたアイコン401aを選択する操作を受け付けた場合、該当する講座の既出の問題を出題する問題提示画面(図4−4を参照)を表示する。
具体的には、操作端末120は、たとえば、学習の進捗状況に関する情報に基づいて、正答率が所定の閾値に達していない講座のアイコン401aの近傍にマーク401fを表示する。この所定の閾値は、複数段階設けることができ、操作端末120は、前回までの学習においていずれの段階の閾値に達しているか否かに応じて、それぞれ該当するマーク401fを表示する。
このように、マーク401fを用いて学習対象者ごとに、当該学習対象者が学習する必要のある内容(苦手な内容)を、当該内容に該当する講座ごとに教科別に提案することができる。操作端末120は、該当する学習コンテンツを途中まで再生したものの途中で停止した講座や、一部の問題コンテンツに対して解答したもののすべての問題コンテンツに対しては解答していない講座のアイコン401aの近傍にマーク401fを表示する。あるいは、操作端末120は、すべての問題コンテンツに対して解答したものの、採点結果が所定の閾値に達していない講座のアイコン401aの近傍にマーク401fを表示してもよい。
(単元選択画面・その2)
図4−2においては、他の単元との間で履修の順序を調整する必要性が高くない教科に対応する単元選択画面の一例を示している。図4−2においては、起動日が9月であって、教科として「社会」が選択された場合の単元選択画面402を示している。操作端末120は、単元選択画面402において、単元選択画面401と同様に、起動日を含む月に履修する講座の一覧401Aを表示する。
操作端末120は、単元選択画面402において、学習する単元(分野)の指定を受け付ける「講座を受け取る」キー402aを表示する。操作端末120は、一覧401Aにおけるアイコン401aがなす列の末尾に、「講座を受け取る」キー402aを表示する。
(分野選択画面)
図4−3においては、分野選択画面の一例を示している。図4−3においては、図4−2に示した単元選択画面402における「講座を受け取る」キー402aを選択する操作を受け付けた場合の分野選択画面403を示している。操作端末120は、単元選択画面402における「講座を受け取る」キー402aを選択する操作を受け付けた場合、サーバ110に対して、当該操作端末120が受信可能な単元(分野)の候補の送信要求を送信する。サーバ110は、単元(分野)の候補の送信要求を受け付けると、該当する単元(分野)の候補に関する情報を、当該送信要求の送信元となる操作端末120に送信(配信)する。
操作端末120は、サーバ110から送信(配信)された情報に基づいて、分野選択画面403において、サーバ110から操作端末120に送信(配信)する学習コンテンツの分野の候補を表示する。操作端末120は、「講座を受け取る」キー402aを選択する操作を受け付けた単元選択画面402の上に重なるように、分野選択画面403を表示する。
教科が「社会」である場合、操作端末120は、分野選択画面403において、たとえば「地理」、「日本史」、「世界史」、「公民」などを分野の候補として表示する。また、操作端末120は、分野選択画面403において、分野ごとの細分類項目を表示する。操作端末120は、分野選択画面403において、たとえば、対応する教科書に編集されている章や編のタイトルを細分類項目として表示する。
操作端末120は、分野選択画面403において、たとえば、「第1章 世界のすがた」や「第2章 世界各地の人々の生活」などの章のタイトルを、「第1編 世界のさまざまな地域」によってあらわされる編をさらに細分類した項目として表示する。また、操作端末120は、分野選択画面403において、各タイトルの近傍に、それぞれのタイトルを選択するかしないかを指定するチェックボックス403aを表示する。また、操作端末120は、分野選択画面403において、分野の候補の選択を確定する「OK」キー403bや、分野の候補の選択を中断する「キャンセル」キー403cを表示する。
(問題提示画面・その1)
操作端末120は、単元選択画面401、402において表示した一覧401Aの中から1のアイコン401aを選択する操作を受け付けた場合、単元選択画面401、402に切り換えて問題提示画面を表示する。図4−4においては、「理科」の教科についての講座が選択された場合に表示される問題提示画面404の一例を示している。
操作端末120は、問題提示画面404において、問題404aと解答欄404bとを表示する。問題提示画面404において、解答欄404bに対しては、当該解答欄404bをタップするなどして選択した場合に、解答を入力することができる。操作端末120は、問題提示画面404の解答欄404bにおいて、解答として手書きの文字の入力を要求する四角い枠線によって入力範囲を示している。手書きによって入力された入力内容の検出方法や認識方法については、公知の技術を用いて実現可能であるため説明を省略する。
中学生の勉強においては、書いて覚えることが重要となることが多く、タブレット端末を用いた学習に際しても、ノートを用いる学習と同様に手書きにより解答を表現することが好ましい。通信教育システム100においては、操作端末120において手書きによる解答の入力を受け付けることを可能としているため、乱雑に書いた解答の場合は誤認識されて誤答と採点される。このため、学習対象者本人が書いた解答に責任を持たせ、丁寧かつ正確な解答を促すことができる。
操作端末120は、問題提示画面404において、「答え合わせ」キー404cを表示する。操作端末120は、問題提示画面404において、「答え合わせ」キー404cに対する操作を受け付けた場合、該当する解答コンテンツを参照して、解答欄404bに入力された解答の採点をおこなう。
(採点結果画面・その1)
図4−5においては、採点結果画面405の一例を示している。操作端末120は、問題提示画面404において、「答え合わせ」キー404cに対する操作を受け付けて採点をおこなった後、当該採点の結果(採点結果)405aを採点結果画面405に表示する。操作端末120は、採点結果画面405において、最新の採点結果405aに加えて、同じ問題に対する前回の採点結果405bを表示してもよい。採点結果405a、405bは、正答率であらわしてもよく、点数によってあらわしてもよい。
また、操作端末120は、採点結果画面405において、理解を定着させるために学習すべき講座を案内する学習ガイド405cを表示する。学習ガイド405cは、選択された場合に該当する講座の学習コンテンツの再生を開始するアイコンであってもよい。また、操作端末120は、採点結果画面405において、採点された解答における間違い直しの実行を指示する「間違い直し」キー405dや、採点をおこなった講座の学習を終了する「終わる」キー405eなどを表示する。
操作端末120は、採点結果画面405における「間違い直し」キー405dの近傍に、「もう一度」などのコメントの入ったマーク401fと同様のマークを表示してもよい。操作端末120は、「もう一度」というコメントが入ったマークを「間違い直し」キー405dの近傍に表示している状態で、「間違い直し」キー405dを選択する操作を受け付けた場合、採点結果画面405における採点対象の講座の学習コンテンツを再度再生する。これにより、間違えた問題を、直ちに解き直すことができ、間違えた問題を学習対象者に繰り返しておこなわせ、学習の内容を学習対象者に定着させることが期待できる。
(問題提示画面・その2)
図4−6においては、「社会」の教科についての講座が選択された場合に表示される問題提示画面406の一例を示している。操作端末120は、問題提示画面404において、上記の問題提示画面404の場合と同様に、問題404aと解答欄404bとを表示する。
操作端末120は、1つの講座において複数の問題を出題する(複数の問題コンテンツを再生する)場合、講座全体で出題する総問題数、および、当該総問題数のうち現在表示している問題が何問目の問題であるかを示すゲージ406aを表示する。図4−6においては、1つの講座において10題出題し、現在表示している問題が2問目の問題であることを示すゲージ406aを示している。
操作端末120は、複数の問題を出題する(複数の問題コンテンツを再生する)講座の問題提示画面404は、問題ごとに「答え」キー406bを表示する。操作端末120は、「答え」キー406bを選択する操作を受け付けた場合、つぎの問題を出題する(つぎの問題コンテンツを再生する)。
(採点結果画面・その2)
図4−7においては、採点結果画面407の一例を示している。操作端末120は、問題提示画面406において、「答え」キー406bに対する操作を受け付けて採点をおこなった後、当該採点の結果(採点結果)407aを採点結果画面407に表示する。複数の暗記した内容を問う教科の採点結果画面407は、「○」または「×」で示す採点結果407aに加えて、該当する講座において出題した問題(再生した問題コンテンツ)の解答(正答)を示す一覧407bを表示する。
また、操作端末120は、採点結果画面407において、「もう一度解く」キー407cや「ポータルへ」キー407dを表示する。操作端末120は、採点結果画面407において、「もう一度解く」キー407cを選択する操作を受け付けた場合、該当する講座の学習コンテンツの再生を再度おこなう。
操作端末120は、採点結果画面407において、「ポータルへ」キー407dを選択する操作を受け付けた場合、加入者データベース320を参照して、学習対象者の所有するスマートフォンなどの特定の携帯型情報端末装置に対して、当該携帯型情報端末装置において該当する問題コンテンツを再生するための学習コンテンツを送信する。これにより、特定の携帯型情報端末装置において、問題提示画面406において出題した問題の問題コンテンツを再生することができる(図5を参照)。学習コンテンツは、たとえば、講座単位で送信することができる。
(日程指定画面)
図4−8は、日程指定画面408の一例を示している。操作端末120は、ホーム画面などの表示中に所定の入力操作を受け付けた場合、日程指定画面408を表示する。日程指定画面408は、カレンダー408aや、カレンダー408aに表示させる月を切り換える切り換えキー408bなどを表示する。学習対象者は、カレンダー408aにおいて試験実施日を選択することにより、当該試験実施日を指定することができる。操作端末120においては、試験実施日が複数日にわたる場合、複数日を試験実施日として指定することができる。
操作端末120は、日程指定画面408において、カレンダー408aの近傍に、当該カレンダー408aを用いて指定された試験実施日408cを表示する。また、操作端末120は、日程指定画面408において、試験実施日の選択を確定する「保存」キー408dや、試験実施日の選択を中断する「キャンセル」キー408eを表示する。操作端末120は、「保存」キー408dが操作された場合、日程指定画面408において指定された試験実施日に関する情報を、該当する学習対象者の識別情報とともにサーバ110に送信する。
(教科指定画面)
図4−9は、教科指定画面409の一例を示している。操作端末120は、日程指定画面408において「保存」キー408dを選択する操作を受け付けた場合に、教科指定画面409を表示する。操作端末120は、教科指定画面409において、日程指定画面408において指定された試験実施日ごとの入力欄409aと、試験教科となりうる教科のアイコン409bと、を表示する。また、操作端末120は、教科指定画面409において、「各教科を、テストを行う日にドロップしてください」などの、試験教科の指定方法を案内するコメント409cを表示する。
学習対象者は、教科指定画面409に表示された各教科のアイコン409bのうち、該当するアイコン409bを、ドラッグアンドドロップによって該当する試験実施日に対応する入力欄409aに移動させる。操作端末120は、ドラッグアンドドロップによって各入力欄409aに移動されたアイコン409bと、当該入力欄409aに対応する日付と、に基づいて各試験実施日に実施予定の教科を識別し、識別結果を加入者データベース320に記憶する。
また、操作端末120は、教科指定画面409から抜けるための「スキップ」キー409dを表示する。操作端末120は、教科指定画面409において、「スキップ」キー409dを選択する操作を受け付けた場合に、教科指定画面409に切り換えて、範囲指定画面(図4−10を参照)を表示する。
(範囲指定画面)
図4−10においては、範囲指定画面410の一例を示している。操作端末120は、範囲指定画面410において、教科ごとに試験範囲の指定を受け付ける。範囲指定画面410において、試験範囲は、教科書などの教材におけるページを特定することによって指定する。
操作端末120は、指定された試験範囲に該当するページ数を示す入力枠410aを表示する。試験範囲に該当するページ数は、当該試験範囲の開始ページのページ数と、終了ページのページ数とを特定することによって指定することができる。また、操作端末120は、範囲指定画面410において、指定を受け付けたページ数が、どの教科書におけるページ数であるかを示す教科書名410bを表示する。
教科書名410bは、「教科書を変更する」キー410cによって変更することができる。操作端末120は、範囲指定画面410において、「教科書を変更する」キー410cを選択する操作を受け付けた場合、あらかじめ登録された教科書一覧(図示を省略する)を表示する。通信教育システム100においては、対応する教材の提供が可能な教科書が、あらかじめ登録されている。通信教育システム100の運用上、学習対象者は、教科書を変更する場合は、「教科書を変更する」キー410cを選択することによって表示された教科書一覧の中から該当する教科書を指定することによって、任意の教科書を試験範囲の指定に用いることができる。
操作端末120は、範囲指定画面410において、「追加」キー410dを表示する。操作端末120は、範囲指定画面410において、「追加」キー410dを選択する操作を受け付けた場合、受け付けるごとに入力枠410aを増やして表示する。これにより、教科書において連続していない複数の単元が試験範囲となる場合にも、正確な試験範囲を指定することができる。操作端末120は、範囲指定画面410において、入力枠410aごとに教科書名410bを表示する。
また、操作端末120は、範囲指定画面410において、教科書などの教材における各単元のタイトルと、当該タイトルに該当する内容が記載された範囲の開始ページの数と、を示す目次410eを表示する。範囲指定画面410において、試験範囲は、たとえば、目次410eが示す各単元のタイトルを特定することによって指定することができる。操作端末120は、範囲指定画面410において、入力枠410aごとの教科書名410bに応じて目次410eを切り換えて表示する。
試験範囲の指定は、教科ごとにおこなうことができる。操作端末120において、試験範囲を指定する教科の切り換えは、タブ410fの操作によっておこなうことができる。また、操作端末120は、範囲指定画面410において、「ページを入力するか、もくじをタップして、出題範囲を選択します」などの、試験範囲の指定方法を案内するコメント410gを表示する。
また、操作端末120は、範囲指定画面410において、指定した試験範囲を確定する「保存」キー410hを表示する。操作端末120は、「保存」キー410hが操作された場合、範囲指定画面410において指定された試験範囲に関する情報を、該当する学習対象者の識別情報とともにサーバ110に送信する。
(試験実施日通知画面)
図4−11は、試験実施日通知画面411の一例を示している。操作端末120は、起動された日付が、日程指定画面408において指定された試験実施日に対する試験対策期間に含まれる場合、試験実施日通知画面411を表示する。試験実施日として複数の日付が指定されている場合、操作端末120は、該当する教科の単元選択画面401、402を表示する際に、試験実施日通知画面411を表示してもよい。操作端末120は、単元選択画面401、402など、直前に表示している表示画面の上に重なるように、試験実施日通知画面411を表示する。
また、操作端末120は、試験実施日通知画面411において、「テストまで残り少なくなりました」などのコメント411aとともに、試験実施日(テスト)までの残り日数411bや、日程指定画面408において指定された試験実施日(テスト予定日)411cなどを表示する。さらに、操作端末120は、試験実施日通知画面411において、「テスト日程を修正する」キー411dや、「定期テストモードへ」キー411eを表示する。
操作端末120は、試験実施日通知画面411において、「テスト日程を修正する」キー411dを選択する操作を受け付けた場合、日程指定画面408を表示する。操作端末120は、試験実施日通知画面411において、「定期テストモードへ」キー411eを選択する操作を受け付けた場合、優先チェック導入画面(図4−12を参照)を表示する。
(優先チェック導入画面・その1)
図4−12においては、優先チェック導入画面412の一例を示している。操作端末120は、試験実施日通知画面411において、「定期テストモードへ」キー411eを選択する操作を受け付けた場合に、優先チェック導入画面412を表示する。
通信教育システム100においては、試験対策期間において、操作端末120を介して、判定用の問題コンテンツを再生し、当該問題コンテンツを再生することによって出題した問題に対する解答の正誤に基づいて、指定された試験実施日までに優先して学習する講座を特定する「優先チェック」をおこなう。
操作端末120は、優先チェック導入画面412において、「15分の簡単なチェックで優先を見つけよう」などのコメント412aを表示する。また、操作端末120は、優先チェック導入画面412において、コメント412aに記載された「優先」が何であるかを案内するイラスト412bを表示する(図4−13を参照)。
また、操作端末120は、優先チェック導入画面412において、優先チェックの開始を指示する「優先チェックスタート」キー412cを表示する。操作端末120は、「優先チェックスタート」キー412cを選択する操作を受け付けた場合、優先チェックを開始する。
具体的には、操作端末120は、「優先チェックスタート」キー412cを選択する操作を受け付けた場合、サーバ110から、判定用の問題コンテンツを取得し、取得した問題コンテンツを再生し、判定用の問題コンテンツに対する解答の入力を受け付ける。そして、操作端末120は、入力を受け付けた解答に関する情報をサーバ110に送信する。
優先チェックに際して判定用の問題コンテンツを再生する教科は、指定された試験実施日に応じて決定される。たとえば、試験実施日の14日前に優先チェックをおこなう場合、試験実施日の14日前に達した教科のみ優先チェックをおこなう。具体的には、たとえば、試験実施日が3日間にわたる場合であって、初日に数学の試験が実施され、3日目に英語の試験が実施される場合、操作端末120においては、数学の優先チェック導入画面412を表示してから2日後に、英語の優先チェック導入画面412を表示する。
(単元選択画面・その3)
図4−13においては、試験対策用の単元選択画面413の一例を示している。操作端末120は、試験対策用の単元選択画面413において、試験範囲に含まれる講座(単元)の一覧413Aを表示する。これにより、学習対象者に対して、試験実施日までに学習する内容および学習量を、容易かつ正確に把握させることができる。
操作端末120は、起動した日付が試験対策期間に含まれる場合、学習する単元を選択する単元選択画面を、単元選択画面401、402に示した「通常学習モード」から、単元選択画面413に示した「試験対策(定期テスト)モード」に切り換える。このように、起動した日付が試験対策期間に含まれる場合は、上述した単元選択画面401、402とは異なる表示態様の単元選択画面413を表示することにより、試験対策期間内であること、試験実施日が近づいていることを確実に認識させることができる。
また、操作端末120は、試験対策用の単元選択画面413において、教科ごとに、試験実施日までに暗記すべき項目の数と、当該暗記すべき項目のうち暗記が完了した項目の数と、を示す暗記カード413Bを表示する。教科ごとに暗記カード413Bを表示することにより、学習対象者に対して、試験実施日までに暗記する項目の数および暗記にかかる進捗状況を、容易かつ迅速に把握させることができる。
また、操作端末120は、試験対策用の単元選択画面413において、一覧413Aを構成する各講座を示すアイコン413aのうち、優先チェックの結果に基づいて特定された講座のアイコン413aに「優先」マーク413bを表示する。これにより、学習対象者に対して、試験実施日までに優先して学習する講座を、容易かつ正確に把握させることができる。
また、操作端末120は、試験対策用の単元選択画面413において、「優先から潰そう!」などのコメント413cを表示する。これにより、「勉強の方法がわからない」、「どこから着手すればよいのかわからない」などの不安を持つ学習対象者に、学習に着手しやすい環境を提供することができる。また、操作端末120は、試験対策用の単元選択画面413において、試験実施日までの残り日数を案内するガイド413dを表示する。ガイド413dは、たとえば、もっとも直近に到来する試験実施日までの残り日数を示す。
(試験対策画面・その1)
図4−14においては、試験対策画面414の一例を示している。図4−14においては、指定された試験範囲に該当する内容のうち、指定された試験実施日までに理解しておくべき内容にかかる問題コンテンツの再生の開始を指示する試験対策画面414を示している。操作端末120は、単元選択画面413においてアイコン413aを選択する操作を受け付けた場合に、選択された講座に該当する試験対策画面414を表示する。
操作端末120は、試験対策画面414において、教科414a、当該教科414aの中で学習すべき内容のタイトル414b、当該タイトル414bが示す内容の問題コンテンツを解答するために要する「めやす時間」414c、および、当該問題コンテンツの再生の開始を指示する「始める」キー414dなどを表示する。また、操作端末120は、試験対策画面414において、タイトル414bが示す内容の問題コンテンツを解答するにあたって自信がない場合など、当該問題コンテンツの解答に先立って理解しておくべき内容の講座のタイトルなどを案内する学習ガイド414eを表示する。学習ガイド414eは、選択された場合に該当する講座の学習コンテンツの再生を開始するアイコンであってもよい。
(試験対策画面・その2)
図4−15においては、試験対策画面415の一例を示している。操作端末120は、試験対策画面414における「始める」キー414dを選択する操作を受け付け、該当する問題コンテンツを再生し、その後入力された解答の採点をおこなった場合に、採点結果に応じて試験対策画面415を表示する。操作端末120は、解答の採点をおこなった画面415aの上に重なるように、試験対策画面415を表示する。
操作端末120は、試験対策画面415において、直前に解答した問題よりも難易度あるいは重要度の高い問題(以下「チャレンジ問題」という)の再生の開始を指示する「挑戦する」キー415bを表示する。操作端末120は、試験対策画面415において、「挑戦する」キー415bを選択する操作を受け付けた場合、チャレンジ問題の問題コンテンツを再生する。そして、操作端末120は、チャレンジ問題に該当する問題コンテンツを再生した後、入力された解答の採点をおこない、その採点結果を表示する。
また、操作端末120は、試験対策画面415において、チャレンジ問題に取り組むことにより、所定の特典を得るためのポイントが得られることを案内するコメント415cを表示してもよい。これにより、学習対象者が学習に取り組む意欲を高め、該当する内容についての理解をより深めさせることができる。
また、操作端末120は、試験対策画面415において、チャレンジ問題へは取り組まない場合に操作させる「挑戦しない」キー415dを表示する。これにより、学習対象者の意思により、チャレンジ問題に取り組ませたり、チャレンジ問題に取り組まずに別の内容の勉強をさせたりすることができ、学習の自由度を高めることができる。
(単元選択画面・その4)
図4−16においては、試験対策用の単元選択画面416の一例を示している。操作端末120は、上記の単元選択画面413よりも試験実施日に近づいた場合に、試験対策用の単元選択画面416を表示する。
試験対策用の単元選択画面416においては、単元選択画面413において示された講座の一覧413Aを構成するアイコン413aのうち、学習が済んでいる講座のアイコン416aを、当該講座と同じ教科の他の講座のアイコン413aとは区別して表示する。具体的には、操作端末120は、たとえば、同じ教科のアイコン413aとアイコン416aとを、同系色であって異なる色で表示することにより区別することができる。これにより、学習対象者に対して、試験実施日までに学習する内容および学習量を容易かつ正確に把握させるとともに、試験対策期間中の学習の進捗状況を容易かつ正確に把握させることができる。
操作端末120は、試験対策用の単元選択画面416において、残り日数を示す数字の背景を、単元選択画面413におけるガイド413dと比較して、メーターあるいはゲージの目盛りの指示値が変化したような背景としたガイド413dを表示してもよい。これにより、単元選択画面413よりも試験実施日に近づいたことを直感的に案内することができる。
また、操作端末120は、試験対策用の単元選択画面416において、「暗記からはじめよう」などのコメント416bを表示する。このように、試験実施日までの日数に応じて異なるコメント413c、416bを表示することにより、学習対象者に対して、試験実施日までの間の適切な時期に、学習する内容を案内することができる。これにより、学習対象者に学習の計画のための負担をかけることなく、最適な内容の学習を効率よくおこなわせることができる。
(単元選択画面・その5)
図4−17においては、試験対策用の単元選択画面417の一例を示している。操作端末120は、上記の単元選択画面416よりもさらに試験実施日に近づいた場合(図4−17においては、試験実施日の1日前になった場合)に、試験対策用の単元選択画面417を表示する。
(単元選択画面・その6)
図4−18においては、試験対策用の単元選択画面418の一例を示している。操作端末120は、試験実施日の1日前になった場合、試験対策用の単元選択画面417を表示した後に、試験対策用の単元選択画面418を表示する。あるいは、操作端末120は、試験実施日の1日前になった場合に、試験対策用の単元選択画面417に代えて、試験対策用の単元選択画面418を表示してもよい。
操作端末120は、試験対策用の単元選択画面418において、翌日実施される試験までに優先して学習する内容を特定する「やりのこしスピードチェック」をおこなう必要がある教科ごとに、スピードチェック用のアイコン418aを表示する。操作端末120は、スピードチェック用のアイコン418aを選択する操作を受け付けた場合、翌日実施される試験までに優先して学習する内容に関する判定用の問題コンテンツを再生し、当該問題コンテンツを再生する。そして、操作端末120は、出題した問題に対する解答の正誤に基づいて、翌日実施される試験までに優先して学習する内容を特定する。
試験対策用の単元選択画面418においては、「やりのこしスピードチェック」をおこなう必要がある教科については、スピードチェック用のアイコン418aによって示される学習以外の学習ができないよう、スピードチェック用のアイコン418a以外のアイコン413a、416aが選択できない。「やりのこしスピードチェック」をおこなう必要がない教科は、単元選択画面417、418と同様のアイコン413a、416aを、選択可能に表示する。
(単元選択画面・その7)
図4−19においては、試験対策用の単元選択画面419の一例を示している。操作端末120は、試験対策用の単元選択画面418におけるスピードチェック用のアイコン418aが選択されることにより、該当する教科の「やりのこしスピードチェック」をおこなった後に、試験対策用の単元選択画面419を表示する。
操作端末120は、試験対策用の単元選択画面419において、試験実施日の1日前に学習する必要がある講座のアイコン413a、416a、418aのうち、優先して学習すべき内容にかかる講座のアイコン419aを目立たせるように強調して表示する。操作端末120は、試験対策用の単元選択画面419において、試験実施日の1日前に学習する必要がある項目がある暗記カード419bを、それ以外の暗記カード413Bよりも目立たせるように強調して表示する。これにより、学習対象者に対して、試験実施日の1日前すなわち試験直前に必要な学習の内容および学習量を、容易かつ正確に把握させることができる。
通信教育システム100においては、一部の問題コンテンツを、学習対象者の所有するスマートフォンなどの特定の携帯型情報端末装置において再生することができる。具体的には、たとえば、上記の採点結果画面407における「ポータルへ」キー407dが操作された場合に、該当する講座の問題コンテンツをサーバ110から携帯型情報端末装置に送信する。特定の携帯型情報端末装置は、加入者データベース320を参照して、学習対象者ごとに特定することができる。
通信教育システム100においては、サーバ110から送信された問題コンテンツを再生するアプリケーションを特定の携帯型情報端末装置にインストールしておくことで、サーバ110から特定の携帯型情報端末装置に送信された問題コンテンツを、当該携帯型情報端末装置において再生することができる。
図5は、特定の携帯型情報端末装置を実現する操作端末120Aを用いた学習方法を示す説明図である。図5において、サーバ110から送信された問題コンテンツは、ディスプレイ245において、カードに記載された形式で表示される。学習対象者は、携帯型情報端末装置のディスプレイ245に表示された問題コンテンツを視認し、当該問題コンテンツが記載されたカードを、理解度に応じて左右に振り分けるように操作する。
具体的には、たとえば、既に暗記している場合、あるいは、解答に自信がある場合は、問題コンテンツが記載されたカードをディスプレイ245の右側に振り分けるように、右側にフリックする(図5における矢印Aを参照)。また、具体的には、たとえば、暗記していない場合、あるいは、解答に自信がない場合は、問題コンテンツが記載されたカードをディスプレイ245の左側に振り分けるように、左側にフリックする(図5における矢印Bを参照)。
携帯型情報端末装置は、たとえば、該当するアプリケーションを終了する操作を受け付けた場合に、当該携帯型情報端末装置において問題コンテンツの振り分けがおこなわれた振り分け結果に関する情報を、サーバ110に出力する。サーバ110は、振り分け結果に関する情報を受信すると、受信した振り分け結果に関する情報の送信元となる携帯型情報端末装置のアドレスなどに基づいて学習対象者を特定し、振り分け結果に関する情報に基づいて、特定された学習対象者の識別情報に関連付けて記憶されている進捗状況に関する情報を更新する。
このように、通信教育システム100においては、一部の問題コンテンツを特定の携帯型情報端末装置において再生し、再生結果に応じて進捗状況に関する情報を更新することにより、携帯型情報端末装置を用いておこなった学習と操作端末120を用いておこなった学習とを連動させることができる。これにより、学習対象者は、教科書などの教材に沿った勉強を、自身の生活スタイルにあわせて携帯型情報端末装置と操作端末120とを自由に使い分けておこなうことができる。また、通信教育システム100においては、自身の生活スタイルにあわせて携帯型情報端末装置と操作端末120とを自由に使い分けさせながら、常に共通の教材を用いた学習をおこなわせることができる。
(サーバ110の機能的構成)
つぎに、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100におけるサーバ110の機能的構成について説明する。図6は、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100におけるサーバ110の機能的構成を示す説明図である。
図6において、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100におけるサーバ110は、記憶部600、取得部601、教材特定部602、進捗状況特定部603、判断部604、抽出部605、送信情報生成部606、送信部607、判定部608、理解度算出部609、通信制御部610および応答情報抽出部611を備える。サーバ110の各機能を実現する各部600〜611は、サーバ110を実現するコンピュータ装置が備える各部によって実現することができる。
記憶部600は、教材データベース310や加入者データベース320などの各種のデータベースを格納している。通信教育システム100においては、加入者データベース320によって、この発明にかかる第1の記憶部および第2の記憶部を実現することができる。通信教育システム100においては、教材データベース310によって、この発明にかかる第3の記憶部および第4の記憶部を実現することができる。
取得部601は、操作端末120から、当該学習対象者の識別情報を取得する。取得部601は、たとえば、操作端末120から送信された起動通知を受信した場合に、当該起動通知に含まれる学習対象者の識別情報を抽出することによって、学習対象者の識別情報を取得する。また、取得部601は、操作端末120から、試験実施日に関する情報および試験教科または試験科目に関する情報を取得する。
取得部601は、たとえば、日程指定画面408における「保存」キー408dが操作された場合に操作端末120から送信された試験実施日に関する情報を受信することによって試験実施日に関する情報を取得する。また、取得部601は、たとえば、範囲指定画面410における「保存」キー410hが操作された場合に操作端末120から送信された試験範囲に関する情報を受信することによって試験実施日に関する情報を取得する。取得部601は、操作端末120から、教材における試験範囲に関する情報を前記試験教科または前記試験科目ごとに取得する。取得部601は、具体的には、たとえば、ネットワークI/F216によって実現することができる。
教材特定部602は、記憶部600における加入者データベース320(第1の記憶部)を参照して、取得部601が取得した識別情報によって識別される学習対象者が使用する教材を特定する。教材特定部602は、たとえば、加入者データベース320において、取得部601が取得した学習対象者の識別情報に関連付けて記憶されている教材の識別情報を特定することにより、学習対象者が使用する教材を特定する。
進捗状況特定部603は、記憶部600における加入者データベース320(第2の記憶部)を参照して、取得部601が取得した識別情報によって識別される学習対象者の学習の進捗状況を特定する。進捗状況特定部603は、たとえば、加入者データベース320において、取得部601が取得した学習対象者の識別情報に関連付けて記憶されている学習の進捗状況に関する情報を特定することにより、学習対象者が使用する教材を特定する。
判断部604は、取得部601が学習対象者の識別情報を取得した場合、当該学習対象者の識別情報を取得した日付が、試験対策期間に含まれるか否かを、試験教科ごとまたは試験科目ごとに判断する。判断部604は、たとえば、取得部601が起動通知を取得した場合に、当該起動通知を取得した日付が試験対策期間に含まれるか否かを、試験教科ごとまたは試験科目ごとに判断する。
さらに、判断部604は、取得部601が学習対象者の識別情報を取得した場合、当該識別情報を取得した日付が、集中対策期間に含まれるか否かを判断してもよい。判断部604は、たとえば、取得部601が起動通知を取得した場合、当該起動通知を取得した日付が、集中対策期間に含まれるか否かを判断する。
抽出部605は、記憶部600における教材データベース310(第3の記憶部)を参照して、教材特定部602が特定した教材に該当する講座ごとに、進捗状況特定部603が特定した進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出する。抽出部605は、教材特定部602が特定した教材にかかる問題コンテンツの中から、進捗状況特定部603が特定した進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出する。
判断部604の判断結果に基づいて、取得部601が学習対象者の識別情報を取得した日付が試験対策期間に含まれる試験教科または試験科目がある場合、抽出部605は、当該試験教科または当該試験科目にかかる前記講座ごとに、進捗状況特定部603が特定した進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出する。
判断部604の判断結果に基づいて、取得部601が学習対象者の識別情報を取得した日付が試験対策期間に含まれる場合、抽出部605は、取得した試験範囲に関する情報に基づいて、当該試験範囲に該当する講座ごとに、進捗状況特定部603が特定した進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出する。
取得部601が学習対象者の識別情報を取得した日付が試験対策期間に含まれる場合、抽出部605は、記憶部600における教材データベース310(第4の記憶部)を参照して、試験範囲に該当する講座にかかる判定用の問題コンテンツを抽出する。取得部601が学習対象者の識別情報を取得した日付が試験対策期間に含まれる場合、抽出部605は、当該試験範囲に該当する講座にかかる判定用の問題コンテンツを抽出する。
判断部604の判断結果に基づいて、取得部601が学習対象者の識別情報を取得した日付が集中対策期間に含まれる場合、抽出部605は、進捗状況特定部603特定した進捗状況に基づいて、所定の閾値に達していない講座にかかる問題コンテンツを抽出する。
送信情報生成部606は、抽出部605が抽出した問題コンテンツに基づいて、該当する操作端末120に対して送信する送信情報を生成する。送信情報生成部606は、具体的には、抽出部605が抽出した問題コンテンツを操作端末120において再生させる学習コンテンツを生成する。抽出部605が判定用の問題コンテンツを抽出した場合、送信情報生成部606は、抽出した判定用の問題コンテンツを操作端末120において再生させる学習コンテンツを生成する。
送信部607は、抽出部605が抽出した問題コンテンツを操作端末120において再生させる学習コンテンツを、学習対象者の識別情報を含む起動通知の送信元となる操作端末120に送信する。送信部607は、送信情報生成部606が生成した学習コンテンツを、該当する操作端末120に送信する。上記の取得部601は、操作端末120から、送信部607が送信した学習コンテンツに含まれる問題コンテンツによって出題される問題に対する解答に関する情報を取得する。
抽出部605が判定用の問題コンテンツを抽出した場合、送信部607は、抽出した判定用の問題コンテンツを含む学習コンテンツを、学習対象者の識別情報の送信元となる操作端末120に送信する。送信部607は、たとえば、抽出した判定用の問題コンテンツを、学習対象者の識別情報を含む起動通知の送信元となる操作端末120に送信する。
操作端末120は、送信部607が送信した判定用の問題コンテンツを受信した場合に、上記の試験対策用の単元選択画面418を表示する。そして、学習対象者などによる所定の入力操作を受け付けた場合に、当該判定用の問題コンテンツを再生し、解答の入力を受け付けることによって「やりのこしスピードチェック」をおこなう。操作端末120は、「やりのこしスピードチェック」の解答に関する情報を、当該判定用の問題コンテンツの送信元となる操作端末120に送信する。
上記の取得部601は、送信部607が判定用の問題コンテンツを送信した結果、該当する操作端末120から、当該操作端末120に送信した判定用の問題コンテンツに対する解答に関する情報を取得する。判定部608は、取得部601が取得した解答に関する情報に基づいて、判定用の問題コンテンツに対する解答の正誤を判定する。判定部608は、「優先チェック」や「やりのこしスピードチェック」にかかる解答の正誤を判定する。
送信部607は、判定部608の判定結果に基づいて、誤答と判定した判定用の問題コンテンツに該当する講座を操作端末120において強調して再生させる学習コンテンツを、学習対象者の識別情報の送信元となる操作端末120に送信する。これにより、試験対策期間においては、操作端末120に、優先して学習すべき講座を強調して表示させることができる。
操作端末120は、学習対象者などによる所定の入力操作を受け付けた場合に、サーバ110から送信された問題コンテンツを含む学習コンテンツを再生する。操作端末120は、たとえば、学習対象者などによって講座の指定と、指定した講座にかかる学習コンテンツの再生指示を受け付けた場合に、サーバ110から送信された学習コンテンツの中から該当する学習コンテンツを再生する。
さらに、操作端末120は、学習コンテンツの再生中に、問題に対する解答の入力を受け付ける。操作端末120は、たとえば、学習コンテンツの中の問題コンテンツを再生することによって表示される問題提示画面406において、解答欄404bを選択する操作を受け付けた場合などに、問題に対する解答の入力を受け付ける。また、操作端末120は、たとえば、「優先チェック」や「やりのこしスピードチェック」にかかる解答の入力を受け付ける。
また、操作端末120は、学習対象者などによる所定の入力操作を受け付けた場合に、再生した学習コンテンツの内容および当該学習コンテンツにおける問題に対する解答の内容に関する情報を送信する。具体的には、操作端末120は、たとえば、1つの講座の学習コンテンツの再生が完了し、当該講座にかかる問題に対する採点をおこなうごとに、再生した学習コンテンツの内容および当該学習コンテンツに対する理解度に関する報告情報の送信指示を受け付ける。
理解度算出部609は、操作端末120から送信された報告情報を受信するごとに、当該報告情報に基づいて、操作端末120において再生した学習コンテンツ、すなわち講座の内容に対する理解度を算出する。理解度は、具体的には、たとえば、基準となる難易度の問題(標準問題)の正答率(あるいは誤答率)によってあらわすことができる。あるいは、理解度は、具体的には、たとえば、理解度の判断に用いる特定の問題が正答しているかどうかによってあらわすようにしてもよい。
上記の記憶部600は、理解度算出部609が算出した理解度を、学習対象者の識別情報ごとに分類して、講座ごとに記憶する。また、記憶部600は、理解度算出部609が算出した理解度を、操作端末120においてが学習コンテンツを再生した日時ごとに記憶する。
通信制御部610は、親の端末装置130との間で通信をおこなう。通信制御部610は、たとえば、親の端末装置130から送信された閲覧要求を受信する。閲覧要求は、学習対象者の識別情報を含む。親の端末装置130は、所定の入力操作を受け付けた場合に、親の端末装置130にあらかじめインストールされているアプリケーションを用いて閲覧要求を生成し、生成した閲覧要求をサーバ110に送信する。
応答情報抽出部611は、通信制御部610が親の端末装置130から閲覧要求を受信した場合に、記憶部600における加入者データベースを参照して、該当する学習対象者の識別情報に関連付けて記憶されている当該学習対象者の学習の進捗状況に関する情報を、応答情報として抽出する。抽出した応答情報は、通信制御部610により、閲覧要求の送信元となる親の端末装置130へ送信される。
(サーバ110の処理手順)
つぎに、サーバ110の処理手順について説明する。図7は、サーバ110の処理手順を示すフローチャートである。図7のフローチャートにおいて、まず、操作端末120から送信された起動通知を受信するまで待機する(ステップS701:No)。ステップS701において、起動通知を受信した場合(ステップS701:Yes)、受信した起動通知に含まれる学習対象者の識別情報を取得する(ステップS702)。
つぎに、ステップS702において取得した学習対象者の識別情報に基づいて、教材を特定する(ステップS703)とともに、学習の進捗状況を特定する(ステップS704)。ステップS703においては、たとえば、加入者データベース320を参照して、ステップS702において取得した学習対象者の識別情報に関連付けて記憶されている教材に関する情報を特定することによって教材を特定する。ステップS704においては、たとえば、加入者データベース320を参照して、ステップS702において取得した学習対象者の識別情報に関連付けて記憶されている学習の進捗状況に関する情報を特定することによって、該当する学習対象者の学習の進捗状況を特定する。
つぎに、ステップS701:Yesにおいて受信した起動通知から、ステップS702において学習対象者の識別情報を取得した日時が、試験対策期間に含まれるか否かを判断する(ステップS705)。ステップS705においては、たとえば、加入者データベース320を参照して、ステップS702において取得した学習対象者の識別情報に関連付けて記憶されている試験実施日に関する情報を抽出して、当該試験実施日に基づいて試験対策期間を算出する。そして、ステップS702において学習対象者の識別情報を取得した日時が、算出した試験対策期間に含まれるか否かを判断する。
ステップS705において、学習対象者の識別情報を取得した日付が試験対策期間に含まれない場合(ステップS705:No)、教材データベース310を参照して、問題コンテンツを抽出する(ステップS706)。ステップS706においては、たとえば、加入者データベース320を参照し、ステップS702において取得した学習対象者の識別情報に基づいて、該当する学習対象者の学年を算出する。そして、教材データベース310を参照して、ステップS703において特定した教材にかかる講座のうち算出した学年に該当する講座の中から、ステップS702において学習対象者の識別情報を取得した日付に応じた履修月の講座を特定する。そして、特定した講座にかかる問題コンテンツを抽出する。
ステップS706においては、たとえば、特定した講座にかかる問題コンテンツのうち、基準となる難易度または重要度の問題(標準問題)にかかる問題コンテンツを抽出する。あるいは、ステップS706においては、特定した講座にかかる問題コンテンツの中から、ステップS704において特定した学習の進捗状況に基づいて特定される難易度または重要度に応じた問題コンテンツを抽出してもよい。
つぎに、ステップS706において抽出した問題コンテンツを含む学習コンテンツを生成し(ステップS707)、ステップS701:Yesにおいて受信した起動通知の送信元となる操作端末120に対して、ステップS707において生成した学習コンテンツを送信して(ステップS708)、一連の処理を終了する。
ステップS705において、学習対象者の識別情報を取得した日付が試験対策期間に含まれる場合(ステップS705:Yes)、当該日付が集中対策期間に含まれるか否かを判断する(ステップS709)。ステップS709においては、たとえば、加入者データベース320を参照して、ステップS702において取得した学習対象者の識別情報に関連付けて記憶されている試験実施日に関する情報を抽出して、当該試験実施日に基づいて集中対策期間を算出する。そして、ステップS702において学習対象者の識別情報を取得した日時が、算出した集中対策期間に含まれるか否かを判断する。
ステップS709において、学習対象者の識別情報を取得した日付が集中対策期間に含まれない場合(ステップS709:No)、教材データベース310を参照して、「優先チェック」にかかる判定用の問題コンテンツを抽出し(ステップS710)、ステップS707へ移行する。ステップS710においては、たとえば、加入者データベース320を参照し、ステップS702において取得した学習対象者の識別情報に基づいて、試験範囲を特定する。そして、特定した試験範囲に該当する判定用の問題コンテンツを抽出する。
ステップS709において、学習対象者の識別情報を取得した日付が集中対策期間に含まれる場合(ステップS709:Yes)、教材データベース310を参照して、「スピードチェック」にかかる判定用の問題コンテンツを抽出し(ステップS711)、ステップS707へ移行する。ステップS711においては、ステップS710と同様に、たとえば、加入者データベース320を参照し、ステップS702において取得した学習対象者の識別情報に基づいて、試験範囲を特定する。そして、特定した試験範囲に該当する判定用の問題コンテンツを抽出する。
ステップS710やステップS711においては、たとえば、試験範囲に該当する判定用の問題コンテンツのうち、基準となる難易度または重要度の問題(標準問題)にかかる判定用の問題コンテンツを抽出する。これにより、「優先チェック」あるいは「スピードチェック」にかかる判定用の問題コンテンツの抽出にかかる負担を低減し、処理を迅速におこなうことができる。
あるいは、ステップS710やステップS711においては、試験範囲に該当する判定用の問題コンテンツの中から、ステップS704において特定した学習の進捗状況に基づいて特定される難易度または重要度に応じた判定用の問題コンテンツを抽出してもよい。これにより、学習対象者の理解度をより詳細に判定することができる。
ステップS710やステップS711において抽出した判定用の問題コンテンツに基づいて生成する学習コンテンツは、ワークを含まず、問題コンテンツと解答コンテンツのみによって構成することができる。これにより、操作端末120においておこなう「優先チェック」や「スピードチェック」にかかる時間を短くし、当該チェック結果に応じた学習の時間を確保することができる。
通信教育システム100においては、教科書などの教材のすべてのページを試験範囲として指定することによって、定期試験のように試験範囲が限定された試験以外の、たとえば進学する学校への入学試験(入試)のための学習をすることができる。具体的には、通信教育システム100は、たとえば、高校受験をする中学生の場合、中学1年から中学3年までのすべての教科書のすべてのページを試験範囲として指定することにより、中学校の授業で学習した範囲のうちの苦手な内容を見つけ、高校入試までに当該苦手な内容を理解するなどの方法で用いることもできる。
(操作端末120の別の表示画面例)
つぎに、操作端末120が表示する別の表示画面例について説明する。操作端末120が表示する表示画面のレイアウトは、図4−1〜図4−19に例示した表示画面のレイアウトに限るものではない。図8−1、図8−2、図8−3、図9−1、図9−2、図9−3、図9−4および図9−5は、操作端末120が表示する別の表示画面例を示す説明図である。
(単元選択画面・その8)
図8−1においては、上述した単元選択画面401の別の一例を示している。図8−1において、操作端末120は、上述した単元選択画面401におけるマーク401fとは異なる表示態様のマーク801aを含む単元選択画面801を表示する。操作端末120は、単元選択画面801にアイコン401aを表示している講座のうち、所定のアイコン401aに重ねるようにして、「類題」、「過去講座へジャンプ」、「見直そう」などのコメントの入ったマーク801aを表示する。操作端末120は、各講座の学習の進捗状況に応じて、マーク801aを表示する。
操作端末120は、上記の単元選択画面401における「理解を深める」401fと同様に、類題を解くことにより、内容についての理解を深めることが好ましい講座の有無を判断し、判断結果に基づいて、該当する講座のアイコン401aに重ねるようにして、「類題」というコメントの入ったマーク801aを表示する。操作端末120は、内容についての理解が万全な状態ではなく、追加問題を解いた方がよいと判断される講座の有無を判断し、判断結果に基づいて、該当する講座のアイコン401aに重ねるようにして、「類題」というコメントの入ったマーク801aを表示する。操作端末120は、「類題」というコメントの入ったマーク801a、あるいは、当該マーク801aが表示されたアイコン401aを選択する操作を受け付けた場合、当該講座の内容に分類され、すでに解答の入力を受け付けた問題とは別の問題(以下、適宜「類題」という)を出題する問題コンテンツを再生する。
操作端末120は、学習(履修)した講座について、当該講座の学習をおこなう前提となる内容を理解していないと判断される講座の有無を判断し、判断結果に基づいて、該当する講座のアイコン401aに重ねるようにして、「過去講座へジャンプ」というコメントの入ったマーク801aを表示する。操作端末120は、「過去講座へジャンプ」というコメントの入ったマーク801a、あるいは、当該マーク801aが表示されたアイコン401aを選択する操作を受け付けた場合、当該講座の学習をおこなう前提となる内容の講座の学習コンテンツを再生する。
操作端末120は、内容についての理解を深めることが好ましい講座の有無を判断し、判断結果に基づいて、該当する講座のアイコン401aに重ねるようにして、「見直そう」というコメントの入ったマーク801aを表示する。操作端末120は、内容についての理解が不足していると判断される講座の有無を判断し、判断結果に基づいて、該当する講座のアイコン401aに重ねるようにして、講座の再履修を促す「見直そう」というコメントの入ったマーク801aを表示する。操作端末120は、「見直そう」というコメントの入ったマーク801a、あるいは、当該マーク801aが表示されたアイコン401aを選択する操作を受け付けた場合、当該講座の学習コンテンツを再生する。これにより、学習対象者に対して、理解が不足している内容の講座を再履修させることができる。
(優先チェック導入画面・その2)
図8−2においては、優先チェック導入画面の一例を示している。操作端末120は、試験実施日通知画面411において、「定期テストモードへ」キー411eを選択する操作を受け付けた場合に、優先チェック導入画面412に代えて優先チェック導入画面802を表示してもよい。
操作端末120は、優先チェック導入画面802において、「1教科 5分で簡単チェック!」などのコメント802aを表示する。また、操作端末120は、優先チェック導入画面802において、「テスト範囲の中から、あなたが優先して取り組むべき問題を発見することができます。」などのコメント802bや、学習対象者が試験対策期間において優先して取り組むべき問題を見つけるための優先問題(講座であってもよい)を特定する「優先チェック」の開始を指示する「優先問題を見つける」キー802cを表示する。操作端末120は、「優先問題を見つける」キー802cを選択する操作を受け付けた場合、上記の「優先チェック」をおこない、学習対象者が試験対策期間において優先して取り組むべき問題を特定する。
(単元選択画面・その9)
図8−3においては、試験対策用の単元選択画面803の一例を示している。図8−3において、操作端末120は、上述した試験対策用の単元選択画面413に代えて、試験対策用の単元選択画面803を表示してもよい。操作端末120は、試験対策用の単元選択画面803において、試験実施日までの残り日数413dや、操作端末120の起動当日に学習する講座の数などを示す。操作端末120の起動当日に学習する講座の数は、たとえば、「今日の目標講座」などのガイド803aとともに、操作端末120の起動当日に学習する講座の数を示す「3」などの数字803bを表示する。これにより、学習対象者は、自身の進捗と試験実施日および試験範囲に応じて、最適な内容および量の学習をおこなうことができる。
(解答入力画面)
つぎに、操作端末120において、出題された問題に対して解答を入力した場合に表示される解答入力画面について説明する。図9−1、図9−2、図9−3、図9−4および図9−5においては、手書きによる解答の正誤の判定を自動でおこなう設定下において、操作端末120が表示する解答入力画面例を示している。
図9−1において、解答入力画面901は、「英語」の教科が選択され、解答入力画面901において出題した問題901aに該当する単語の入力を促す解答入力欄901bを表示する。学習対象者は、該当する各解答入力欄901bに手書きによって解答を入力した後、「答え合わせ」キー404cを操作する。
解答入力画面901において、答え合わせモード切り換えキー901cが、「変換OFF」の表示になっている場合は、操作端末120が、手書きによる解答の正誤の判定を学習対象者の判断によっておこなう(学習対象者が正誤を判定して正誤を示す記号を入力する)モードになっていることを示す。このモードの設定下において、操作端末120は、「答え合わせ」キー404cを選択する操作を受け付けると、解答入力画面902に示すように、解答入力欄901bごとに、当該解答入力欄901bに該当する正答902aを表示する。
学習対象者は、解答入力欄901bごとに表示された正答を見て、自身の解答の正誤を判定し、解答入力欄901bごとに「○」印および「×(あるいはチェックマーク)」印を入力させるキー902cを操作して、判定結果を入力する。操作端末120は、すべての解答入力欄901bに対して、キー902cの操作による判定結果の入力が完了すると、解答入力画面903に示すように、解答入力画面901に判定結果にしたがった「○」印(または「×(あるいはチェックマーク)」印)903aと、解答に対する解説903bと、を重ね合わせて表示する。
一方、解答入力画面901において、答え合わせモード切り換えキー901cが、「変換ON」の表示になっている場合は、操作端末120が、手書きによる解答の正誤の判定を自動でおこなう(デジタイズした解答と正答とを比較して操作端末120が正誤を判定する)モードになっていることを示す。このモードの設定下において、操作端末120は、「答え合わせ」キー404cを選択する操作を受け付けると、ポインティングデバイスがタッチパネル228に接触した軌跡を示すストロークデータを、解答の入力欄ごとに取得する(手書きの解答をデジタイズする)。そして、解答入力画面904に示すように、取得したストロークデータと比較用のテキストデータ群とを比較し、テキストデータ群の中から、取得したストロークデータに近似するテキストデータを特定し、解答の入力欄に入力された手書きの解答を特定したテキストデータに置換して、置換したテキストデータ904aを表示する。
そして、教材データベース320を参照して、正答を示すテキストデータと置換したテキストデータ904aとが一致するか否かを判定することによって、入力された解答の正誤を判定する。その後、解答入力画面905に示すように、判定結果にしたがった「○」印(または「×(あるいはチェックマーク)」印)905aと、解答に対する解説903bと、を重ね合わせて表示する。これにより、学習対象者に対して、入力された解答の正誤を即時報知することができる。
通信教育システム100においては、入力を受け付けた解答の正誤の判定を、学習対象者自身におこなわせるようにしてもよい。この場合、操作端末120は、解答を入力する操作を受け付けた後、「答え合わせ」キー404c(図4−4を参照)を選択する操作を受け付けると、解答の入力欄ごとに、当該入力欄に該当する正答を表示する。操作端末120は、正答を表示する入力欄の指定を受け付け、当該指定を受け付けた場合に指定された入力欄に該当する正答のみを表示するようにしてもよい。この場合、操作端末120は、該当する入力欄の近傍など、該当する入力欄に対応した位置に正答を表示することが好ましい。
そして、学習対象者は、入力欄ごとに表示された正答を見て、自身の解答の正誤を判定し、入力欄ごとに判定結果を入力する。判定結果は、たとえば、ディスプレイ227の一部に「○」印および「×(あるいはチェックマーク)」印を入力させるキーを表示し、指定された入力欄ごとに、「○」印または「×(あるいはチェックマーク)」印を選択させることによって入力することができる。操作端末120は、入力された判定結果に基づいて採点をおこない、採点結果をディスプレイ227に表示する。これにより、学習対象者に対して、入力された解答の正誤を即時報知することができる。
手書きによる解答の正誤の判定を自動でおこなう(デジタイズした解答と正答とを比較して操作端末120が正誤を判定する)か、学習対象者の判断によっておこなう(学習対象者が正誤を判定して正誤を示す記号を入力する)か、は適宜設定することができる。たとえば、解答が、提示された複数の選択肢の(たとえば「A」、「B」、「C」など)中から正答と判断した選択肢(たとえば「A」など)である場合、学習対象者は解答の正誤の判定を自動でおこなうように設定することにより、解答の判定にかかる負担軽減を図ることができる。また、たとえば、数学の証明問題などの場合、学習対象者の判断によって解答の正誤の判定をおこなうように設定することができる。
通信教育システム100においては、操作端末120を用いておこなった学習量に応じて、学習対象者に対してポイントを発行してもよい。具体的には、たとえば、操作端末120において、指定された講座の学習コンテンツを最後まで再生した場合、あるいは、当該学習コンテンツに含まれる問題に対する解答の入力を受け付けた場合、あるいは、当該解答の判定結果などに基づいて、学習対象者に対して発行するポイントを算出することができる。試験対策用の単元選択画面803においては、たとえば、「音楽」や「美術」などのように、格別な試験対策をおこなわない教科の試験実施日までの残り日数803cを表示してもよい。
この場合、通信教育システム100においては、獲得したポイントの数に応じて、所定の特典を享受することができるようにしてもよい。特典は、具体的には、たとえば、操作端末120を用いておこなうゲームや、インターネット上に開設されたWEBサイトの閲覧などによって実現することができる。通信教育システム100においては、たとえば、獲得したポイントの数に応じて、操作端末120においておこなうことができるゲームの時間やWEBサイトの閲覧時間の長さを調整する。これによって、獲得したポイントの数に応じた特典を享受させることができる。
学習対象者に対して発行されたポイントは、たとえば、「学習当日限り」などのように有効期限を設けてもよい。このように、学習対象者が獲得したポイントに有効期限を設けることにより、特典を享受できる時間すなわちゲームで遊ぶことができる時間に制限を設けることができる。これにより、学習対象者が、長時間ゲームに熱中する状況が生じることを抑制できる。
また、通信教育システム100においては、たとえば、操作端末120において、学習対象者に対して発行されたポイントに応じた利用時間が残り少なくなった場合に、その旨の警告を表示し、利用時間がなくなると再起動のためのシャットダウンをおこなうようにしてもよい。これにより、学習対象者が、長時間ゲームに熱中する状況が生じることを抑制できる。
通信教育システム100においては、ポイントの発行に関し、たとえば、「1回の解答によって好成績を獲得した場合と、複数回の解答によって好成績を獲得した場合は、同じだけポイントを付与する。講座の履修段階が各段階を通過するごとにポイントを付与する」という運用をおこなうことにより、1回の解答によって好成績を取ることに加えて、学習を継続しようとする努力に報いることができる。また、通信教育システム100においては、通常講座の各教科に関して、その月に配信された講座をすべて履修した場合、履修状態にかかわらず、全履修ボーナスとして所定数のポイントを追加して付与するようにしてもよい。
上述したように、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100においては、所定の筆記部材を用いることにより、解答をペン入力で手書きにより入力することができる。これにより、学習内容をしっかり覚えることができる。また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100においては、定期テストや入試などの試験において問われるような、「漢字で解答する」、「数式で解答する」など様々な手書きによる入力方法に対応することができる、「本物の記述力」を身につけることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100においては、サーバ110と通信をおこなった操作端末120において、クラウドに管理する学習履歴から苦手を分析し、定期テスト範囲と突き合わせて、各学習対象者にあわせたいわゆるオーダーメイド型学習教材を提供することができる。これにより、学習対象者は、「いつ」、「なにを」、「どうやるか」を容易かつ明確に理解することができる。具体的には、たとえば、「毎日の予習・復習」、「定期テスト前」、「定期テスト直前」など、操作端末120を用いた学習をおこなう時期が「いつ」に該当する。また、「通常学習」、「定期テスト対策」、「暗記重視」などが「なにを」に該当する。また、「ワーク・振り返り・類題で力を付ける」「苦手と理解不足の箇所を優先して定期テスト対策講座を解く」、「テストに良く出る重要語の最終確認」が、「どうやるか」に該当する。
また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100においては、試験対策期間(定期テスト対策期間)に入ると、ポータルを通常学習モード(図4−1などを参照)から定期テスト対策モード(図4−13などを参照)に切り替えて、試験対策期間(定期テスト対策期間)に入ったことを宣言することにより、学習対象者(履修者)の気持ちの切り替えを促すことができる。
また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100においては、試験対策(定期テスト対策)として、上記のように、操作端末120において、学習対象者の学習履歴や成績に応じた表示画面を表示し、学習の内容や量などを案内することにより、試験(定期テストなど)において、学習対象者の点数がアップするよう当該学習対象者の学習の方向性を導くことができる。また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100においては、学習対象者の点数が最も効率よくアップする、いわゆる「成績アップへの最短ルート」を案内することができる。
具体的には、たとえば、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100は、学校の先生などが発表した試験範囲(定期テスト範囲)や試験実施日および教科などを教科書の目次やページによって指定させるだけで、学習対象者に面倒な準備をおこわせることなく、該当する試験範囲の内容に絞り込んだ対策講座を選定することができる。
また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100は、たとえば、学校の先生が定期テスト範囲を発表する前に、自分で決めたおおよそのテスト範囲を設定するという利用方法によって、試験実施日や試験範囲が開示されるよりも先に試験対策のための学習を開始しておき、先生が試験範囲(定期テスト範囲)を発表した後に、あらためて試験範囲(テスト範囲)を再設定することができる。通信教育システム100においては、この場合、試験範囲(テスト範囲)を再設定しても、それまでに履修した試験対策(定期テスト対策)のための講座の履修状態は維持することが好ましい。
また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100は、たとえば、試験対策(定期テスト対策)のために学習する講座を特定する際に、通常学習モードの学習履歴と、定期テスト対策開始時(図4−12を参照)の優先診断の結果によって、試験対策のために学習する講座の個々の難易度を「基本〜標準」、「標準」に分類し、分類に応じて出題する問題の内容や難易度を仕分けて、習熟度別に出題することができる。
具体的には、たとえば、成績がよくない学習対象者に対しては基本問題を解かせることにより基礎固めを重点的におこなわせ、成績がよい学習対象者に対しては基本問題をスキップして基本問題よりも難易度の高い問題や重要度の低い(より詳細な内容の)問題を解かせることによって無駄を省くことができる。上記のように、「基本〜標準」として出題する講座には、ポータルに「優先」マークを付与することで履修を促すことができる。通信教育システム100によれば、基礎が固まっていない状態から固まっている状態に導くことにより、得点アップの効果を期待することができる。
通信教育システム100において、習熟度は、教科の単元(講座)ごとに判定する。具体的には、たとえば、数学の中でも連立方程式は苦手だが空間図形は得意な学習対象者の場合、連立方程式は基本的な問題から出題し、空間図形は標準的な問題から出題する、というように、単元(講座)ごとに出題する問題の難易度や重要度を仕分けて調整することができる。さらに、通信教育システム100においては、対策講座の問題を解いた結果、成績が良好な学習対象者に対しては、さらに難易度の高い、チャレンジ問題を追加で出題することができる。これにより、初回の履修で、理解度(習熟度)が所定の閾値を超える得点が出ない単元(講座)であっても、繰り返して解き直しをおこなった結果として閾値を超えた学習対象者に対してチャレンジ問題を出題し、解かせることができる。
また、通信教育システム100における試験対策(定期テスト対策)では、点数アップの近道としての暗記を特に重視した学習をおこなうことができる。具体的には、操作端末120において、たとえば、試験範囲(テスト範囲)の用語の暗記問題を、重要度付きで出題することができ、また、間違えた用語は覚えるまで繰り返し出題することにより、暗記対策の推進を図ることができる。
また、通信教育システム100における試験対策(定期テスト対策)では、苦手対策として、過去に解けなかった(正答していない)問題を苦手として記録し、必要な対策を立てて、操作端末120を介して苦手な単元(講座)を克服するためのサジェストをすることができる。通信教育システム100が提供するサジェストは、問題の結果画面と、「通常学習モード」において表示することによっておこなうことができる。また、通信教育システム100においては、再度履修することを促すことができる。具体的には、たとえば、通信教育システム100は、理解度が不足していると判定した単元(講座)に関して、講座の履修し直しを促すことができる。これにより、学習内容に対する理解を深め、理解した学習内容を定着させることができる。
以上説明したように、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100は、サーバ110を実現するコンピュータ装置に学習支援プログラムを実行させることにより、操作端末120から取得した学習対象者の識別情報に基づいて、当該学習対象者が使用する教材を特定するとともに当該学習対象者の学習の進捗状況を特定し、特定した教材に該当する講座ごとに、特定した進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出し、抽出した問題コンテンツを操作端末120において再生させる学習コンテンツを、学習対象者の識別情報の送信元となる操作端末120に送信する、処理を実行させることを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の学習支援プログラムによれば、学習対象者が学校の授業などにおいて使用する教材(学習対象者の教材)の内容に応じて、当該学習対象者の学習の進捗状況にあわせた難易度または重要度の問題コンテンツを、当該学習対象者の操作端末120において再生させることができる。これにより、人手を介した管理をおこなうことなく、学習対象者ごとに適した問題コンテンツ、いわゆる学習対象者ごとにオーダーメイドの問題コンテンツを、容易かつ確実に提供することができる。
このように、この発明にかかる実施の形態の学習支援プログラムによれば、人手を介することなく、学習対象者ごとに学習の進捗状況を分析し、分析結果に基づいて学習対象者ごとに必要な対策を検討し、各学習対象者に適した学習内容を提案することができる。これにより、容易かつ確実に、各学習対象者に対して、最適な内容の学習を効率よくおこなわせることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の学習支援プログラムによれば、たとえば、学習の計画を立てることが苦手な学習対象者や学習の計画を立てても計画通りに学習を進めることが苦手な学習対象者に対して、学習の計画のための負担をかけることなく、各自の学習の進捗状況にあわせた難易度または重要度の問題をおこなわせることができ、効率よく学習させることができる。すなわち、この発明にかかる実施の形態の学習支援プログラムによれば、学習対象者は、操作端末120において再生される問題コンテンツに取り組むだけで、最適な内容の学習を効率よくおこなうことができる。
また、この発明にかかる実施の形態の学習支援プログラムによれば、学習対象者の学習の進捗状況にあわせた難易度または重要度の問題をおこなわせることにより、学習対象者が十分に理解や暗記している内容(講座、単元、教科、科目)の学習をおこなわせることなく、あらたに理解や暗記すべき内容(講座、単元、教科、科目)の学習に専念させることができる。これにより、学習対象者に対して、十分に理解や暗記している内容(講座、単元、教科、科目)、すなわち、あらためて学習する必要性の低い学習をおこなわせることによって負担をかけることなく、効率よく学習させることができる。
具体的に、この発明にかかる実施の形態の学習支援プログラムによれば、たとえば、社会などのように暗記を要する教科(科目)を学習する場合、操作端末120において、既に正答している内容を問う問題コンテンツを再生せず、正答していない内容を問う問題コンテンツを再生することができる。これにより、理解している内容にかかる問題に取り組ませる時間を、理解の不十分な内容にかかる問題に取り組ませる時間に配分することができ、効率よく学習させることができる。
また、具体的に、この発明にかかる実施の形態の学習支援プログラムによれば、たとえば、数学や理科などのように積み上げた知識を利用して問題を解く教科(科目)を学習する場合、操作端末120において、既に知識として理解している(積み上げている)内容を問う問題コンテンツを再生せず、知識として理解した内容を発展させた内容を問う問題コンテンツを再生することができる。これにより、理解している内容にかかる問題に取り組ませる時間を、発展内容にかかる問題に取り組ませる時間に配分することができ、効率よく学習させることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100は、サーバ110を実現するコンピュータ装置に学習支援プログラムを実行させることにより、操作端末120から、試験実施日に関する情報および試験教科または試験科目に関する情報を取得し、学習対象者の識別情報を取得した場合、試験教科ごとまたは試験科目ごとに、当該学習対象者の識別情報を取得した日付が、取得した試験実施日から所定日数前までの試験対策期間に含まれるか否かを判断し、試験対策期間に含まれる試験教科または試験科目がある場合、当該試験教科または当該試験科目にかかる講座ごとに、学習の進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の学習支援プログラムによれば、試験実施日より前に、試験実施日と、試験教科または試験科目と、を学習対象者に指定させておくことによって、学習対象者が試験対策期間に端末装置を起動した場合は、試験教科ごとまたは試験科目ごとに、学習対象者の学習の進捗状況にあわせた難易度または重要度の問題コンテンツを、当該学習対象者の操作端末120において再生させることができる。
これにより、学習対象者に対して、学習の計画のための負担をかけることなく、試験教科ごとまたは試験科目ごとの試験実施日に合わせて、計画的に学習をおこなわせることができる。これにより、試験実施日に合わせて、試験教科ごとまたは試験科目ごとの学習を効率よくおこなわせることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100は、サーバ110を実現するコンピュータ装置に学習支援プログラムを実行させることにより、操作端末120から、教材における試験範囲に関する情報を試験教科または試験科目ごとに取得し、学習対象者の識別情報を取得した日付が試験対策期間に含まれる場合、取得した試験範囲に関する情報に基づいて、当該試験範囲に該当する講座ごとに、学習対象者の進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の学習支援プログラムによれば、学習対象者に対して、試験実施日より前に、試験実施日および試験範囲を試験教科ごとまたは試験科目ごとに指定させておくことによって、学習対象者が試験対策期間に操作端末120を起動した場合は、試験教科ごとまたは試験科目ごとに、指定された試験範囲に含まれる内容の中から、学習対象者の学習の進捗状況にあわせた難易度または重要度の問題コンテンツを、当該学習対象者の端末装置において再生させることができる。
これにより、学習対象者に対して、試験実施日および試験範囲を考慮した学習の計画のための負担をかけることなく、試験教科ごとまたは試験科目ごとの試験実施日および試験範囲に合わせて、計画的に学習をおこなわせることができる。これにより、試験実施日および試験範囲に合わせて、試験教科ごとまたは試験科目ごとの学習を効率よくおこなわせることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100は、サーバ110を実現するコンピュータ装置に学習支援プログラムを実行させることにより、学習対象者の識別情報を取得した日付が試験対策期間に含まれる場合、「優先チェック」にかかる判定用の問題コンテンツを抽出し、抽出した判定用の問題コンテンツを学習対象者の識別情報の送信元となる操作端末120に送信し、送信した判定用の問題コンテンツに対する解答に関する情報を取得して判定用の問題コンテンツに対する解答の正誤を判定する。そして、誤答と判定した判定用の問題コンテンツに該当する講座を操作端末120において強調して再生させる学習コンテンツを学習対象者の識別情報の送信元となる操作端末120に送信することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の学習支援プログラムによれば、試験対策期間に操作端末120を起動した場合は、学習対象者に対して、判定用のコンテンツに対して解答させ、当該解答の正誤に応じて、操作端末120において試験実施日までに学習の必要がある講座を強調して再生(表示)させることにより、試験実施日までに重点的に学習すべき内容を案内することができる。これにより、学習対象者に対して、重点的に学習すべき内容を判断させたり、当該内容を重点的に学習するような計画のための負担をかけることなく、試験教科ごとまたは試験科目ごとの試験実施日や試験範囲に合わせて、計画的に学習をおこなわせることができる。これにより、試験実施日や試験範囲に合わせて、試験教科ごとまたは試験科目ごとの学習を効率よくおこなわせることができる。
また、この発明にかかる実施の形態の通信教育システム100は、サーバ110を実現するコンピュータ装置に学習支援プログラムを実行させることにより、学習対象者の識別情報を取得した日付が集中対策期間に含まれる場合、学習の進捗状況に基づいて、所定の閾値に達していない講座にかかる前記問題コンテンツを抽出することを特徴としている。
この発明にかかる実施の形態の学習支援プログラムによれば、集中対策期間に操作端末120を起動した場合は、学習対象者に対して、所定の閾値に達していない講座の内容の学習をおこなわせることができる。これにより、学習対象者に対して、試験実施日が近づいた集中対策期間において重点的に学習すべき内容を判断させたり、当該内容を重点的に学習するような計画のための負担をかけることなく、試験教科ごとまたは試験科目ごとの試験実施日や試験範囲に合わせて、計画的に学習をおこなわせることができる。これにより、試験実施日直前の限られた時間を有効に活用し、試験実施日や試験範囲に合わせて、試験教科ごとまたは試験科目ごとの学習を効率よくおこなわせることができる。
なお、この実施の形態で説明した学習支援方法は、あらかじめ用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することにより実現することができる。このプログラムは、ハードディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、MO、DVDなどのコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録され、コンピュータによって記録媒体から読み出されることによって実行される。またこのプログラムは、インターネットなどのネットワークを介して配布することが可能な伝送媒体であってもよい。
以上のように、この発明にかかる学習支援プログラムおよび学習支援装置は、通信教育を利用した学習を支援する学習支援プログラムおよび学習支援装置に有用であり、特に、中学生や高校生などの学習対象者の学習をする学習支援プログラムおよび学習支援装置に適している。
100 通信教育システム
110 サーバ
120、120A 操作端末
130 端末装置
310 教材データベース
320 加入者データベース

Claims (6)

  1. コンピュータに、
    学習対象者の端末装置から、当該学習対象者の識別情報を取得し、
    前記学習対象者が使用する教材に関する情報と前記識別情報とを関連付けて記憶する第1の記憶部を参照して、取得した識別情報によって識別される学習対象者が使用する教材を特定し、
    前記教材に編集された単元に基づいて分けられた講座ごとの学習の進捗状況に関する情報と前記識別情報とを関連付けて記憶する第2の記憶部を参照して、取得した識別情報によって識別される学習対象者の学習の進捗状況を特定し、
    前記講座ごとに当該講座の内容に関する難易度または重要度の異なる複数の問題コンテンツを前記教材別に分類して記憶する第3の記憶部を参照して、特定した教材に該当する前記講座ごとに、特定した進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出し、
    抽出した問題コンテンツを前記端末装置において再生させる学習コンテンツを、前記識別情報の送信元となる端末装置に送信する、
    処理を実行させることを特徴とする学習支援プログラム。
  2. 前記コンピュータに、
    前記端末装置から、試験実施日に関する情報および試験教科または試験科目に関する情報を取得し、
    前記識別情報を取得した場合、前記試験教科ごとまたは前記試験科目ごとに、当該識別情報を取得した日付が、取得した試験実施日から所定日数前までの試験対策期間に含まれるか否かを判断する、処理を実行させ、
    前記問題コンテンツを抽出する処理は、前記識別情報を取得した日付が前記試験対策期間に含まれる試験教科または試験科目がある場合、当該試験教科または当該試験科目にかかる前記講座ごとに、前記特定した進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出することを特徴とする請求項1に記載の学習支援プログラム。
  3. 前記コンピュータに、
    前記端末装置から、前記教材における試験範囲に関する情報を前記試験教科または前記試験科目ごとに取得する、処理を実行させ、
    前記問題コンテンツを抽出する処理は、前記識別情報を取得した日付が前記試験対策期間に含まれる場合、取得した試験範囲に関する情報に基づいて、当該試験範囲に該当する講座ごとに、前記特定した進捗状況に応じた難易度の問題コンテンツを抽出することを特徴とする請求項2に記載の学習支援プログラム。
  4. 前記コンピュータに、
    前記識別情報を取得した日付が前記試験対策期間に含まれる場合、前記講座ごとに当該講座の内容に関する理解度の判定に用いる判定用の問題コンテンツを記憶する第4の記憶部を参照して、前記試験範囲に該当する講座にかかる判定用の問題コンテンツを抽出し、
    抽出した判定用の問題コンテンツを前記識別情報の送信元となる端末装置に送信し、
    前記端末装置から、当該端末装置に送信した判定用の問題コンテンツに対する解答に関する情報を取得し、
    取得した解答に関する情報に基づいて、前記判定用の問題コンテンツに対する解答の正誤を判定する、処理を実行させ、
    前記学習コンテンツを送信する処理は、誤答と判定した前記判定用の問題コンテンツに該当する講座を前記端末装置において強調して再生させる学習コンテンツを前記識別情報の送信元となる端末装置に送信することを特徴とする請求項3に記載の学習支援プログラム。
  5. 前記コンピュータに、
    前記識別情報を取得した場合、当該識別情報を取得した日付が、取得した試験実施日から前記所定日数よりも少ない特定日数前までの集中対策期間に含まれるか否かを判断する、処理を実行させ、
    前記問題コンテンツを抽出する処理は、前記識別情報を取得した日付が前記集中対策期間に含まれる場合、前記特定した進捗状況に基づいて、所定の閾値に達していない講座にかかる前記問題コンテンツを抽出することを特徴とする請求項2〜4のいずれか一つに記載の学習支援プログラム。
  6. 外部装置との間で通信をおこなう通信手段を用いて、学習対象者の端末装置から、当該学習対象者の識別情報を取得し、
    前記学習対象者が使用する教材に関する情報と前記識別情報とを関連付けて記憶する第1の記憶部を参照して、取得した識別情報によって識別される学習対象者が使用する教材を特定し、
    前記教材を用いる学習の単元に基づいて分けられた講座ごとの当該学習の進捗状況に関する情報と前記識別情報とを関連付けて記憶する第2の記憶部を参照して、取得した識別情報によって識別される学習対象者の学習の進捗状況を特定し、
    前記講座ごとに当該講座の内容に関する難易度または重要度の異なる複数の問題コンテンツを記憶する第3の記憶部を参照して、前記講座ごとに、特定した進捗状況に応じた難易度または重要度の問題コンテンツを抽出し、
    前記通信手段を用いて、抽出した問題コンテンツを前記端末装置において再生させる学習コンテンツを、前記識別情報の送信元となる端末装置に送信する、制御部を備えたことを特徴とする学習支援装置。
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