JP2015093748A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】用紙の残量確認を簡便に行うことができるとともに用紙のプレヒートを実行可能であり、かつ大型化を抑制できるようにする。【解決手段】給紙装置20は、給紙トレイ211、外装部、及び窓部71を備える。給紙トレイ211は、用紙P1を収容する。外装部は、給紙トレイ211を内蔵する。窓部71は、外装部に設けられる。窓部71は、給紙トレイ211に収容された用紙P1を外部から視認自在にする。窓部71の少なくとも一部は、透明な板体及び板体を加熱する加熱体を含む発熱体で構成される。【選択図】図1

Description

この発明は、主装置へ供給するための用紙を収容する給紙装置及びそれを備えた画像形成装置に関する。
用紙に画像形成処理を行う画像形成装置は、装置本体内又は装置本体外の少なくとも何れかに、給紙装置を備えている。給紙装置は、用紙を収容し、画像形成処理を行う画像形成部へ用紙を供給する。このような給紙装置の中には、センサによって用紙切れが検出され、検出結果が表示部に表示されることで、ユーザが用紙切れを認識できるものがある。一方、用紙の残量確認をより簡便に行うことができるように、開閉扉に透明窓を備えた給紙装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、電子写真方式の画像形成装置では、用紙に担持された現像剤像が加熱されることで現像剤像が用紙に定着する。このため、給紙装置の周辺温度が低い環境では、給紙装置に収容された用紙の温度も低くなり、現像剤像を用紙に定着させる際に、定着熱が用紙に奪われ、現像剤像の用紙への定着性が低下する虞があるという問題がある。そこで、給紙トレイの直下にヒータを備え、用紙を予め温めておくプレヒートを実行可能な給紙装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
特開2003−140530号公報 特開2001−225976号公報
しかし、用紙の簡便な残量確認とプレヒートとの両方を可能にするために、特許文献1に記載の従来技術と特許文献2に記載の従来技術とを組み合わせたとしても、透明窓とヒータとをそれぞれ別個に備えることとなり、給紙装置が大型化してしまう虞がある。
この発明の目的は、用紙の残量確認を簡便に行うことができるとともに用紙のプレヒートを実行可能であり、かつ大型化を抑制できる給紙装置及びそれを備えた画像形成装置を提供することにある。
この発明の給紙装置は、用紙収容部、外装部、及び窓部を備える。用紙収容部は、用紙を収容する。外装部は、用紙収容部を内蔵する。窓部は、外装部に設けられる。窓部は、用紙収容部に収容された用紙を外部から視認自在にする。窓部の少なくとも一部は、透明な板体及び板体を加熱する加熱体を含む発熱体で構成される。
この構成では、窓部を通して外部の光が外装部の内部に入り、外装部を取り外し又は開放することなく、窓部を通して用紙収容部に収容された用紙を外部から視認することができる。このため、用紙の残量確認を簡便に行うことができる。また、窓部の少なくとも一部が発熱することで、用紙収容部に収容された用紙を予め温めるプレヒートを実行することができる。さらに、窓部が発熱可能なので、ヒータを別個に備える必要がない。このため、部品点数の増加を抑制できる。
上述の構成において、環境情報を検出する検出部と、検出部の検出結果に基づいて発熱体の発熱量を制御する制御部と、をさらに備えることが好ましい。
この構成では、温度や湿度等の環境情報を検出することで、温度が低い場合や湿度が高い場合等、用紙を予め温めておく必要性が高い場合にプレヒートを実行するようにすることができる。これによって、用紙収容部に収容された用紙の温度や湿度等の状態をより適正に調整することができるとともに、無駄な発熱を抑えることで省エネ化を図ることができる。
また板体は、複数層の板部材で構成されることが好ましい。
この構成では、板体が単層である場合と比較して、窓部の断熱性が向上し、外気温が低い場合でも外気温の影響を受けにくく、用紙を容易に温めることができる。
さらに、加熱体は、複数層の板部材のうち最も外側の板部材以外の板部材を加熱することが好ましい。
この構成では、最も外側の板部材を加熱する場合と比較して、内部の加熱効率を向上できるとともに、外気温の影響を受けにくくなるので、用紙を容易に温めることができる。
また、板体はガラス体であり、発熱体は発熱体ガラスであるように構成することができる。
この構成では、窓部の少なくとも一部を発熱体ガラスで構成することで、窓部を通して用紙収容部に収容された用紙を外部から視認することができるようになるとともに、用紙収容部に収容された用紙を温めることが可能になる。このように、外部から内部の用紙を視認自在かつ発熱可能な窓部を容易に構成することができる。
さらに、外装部の内部に気流を発生させる気流発生装置をさらに備えることが好ましい。
この構成では、外装部の内部において窓部から発せられた熱によって温められた空気とその他の空気とを循環させることで、内部の空気を早く温めることができ、これによって用紙を短時間で温めることができる。
また、窓部の一部の面のみが発熱体で構成されるように構成することができる。
この構成では、用紙の残量確認のためには窓部は大きい方が好ましいが、窓部の全面ではなく一部の面のみを発熱体で構成し、発熱体の面積を小さくすることで、低コスト化を図ることができる。窓部のうちの一部の面のみを発熱体で構成する場合は、窓部のうちできるだけ用紙に近い箇所を発熱体で構成することが好ましい。
さらに、窓部は、複数備えられるように構成することができる。
この構成では、窓部の面積が大きい場合は窓部が破損しやすくなるが、窓部を大きくせずに複数備えることで、破損を抑制しつつ用紙の残量確認を容易化することができる。
この発明の画像形成装置は、上述のいずれかの構成の給紙装置と、給紙装置から給紙された用紙に画像を形成する画像形成部と、を備える。
この構成では、窓部を通して用紙収容部に収容された用紙を外部から視認することができる。このため、用紙の残量確認を簡便に行うことができる。また、窓部が発熱することで、用紙収容部に収容された用紙のプレヒートを実行することができる。さらに、窓部が発熱可能なので、ヒータを別個に備える必要がない。このため、部品点数の増加を抑制できる。
この発明によれば、用紙の残量確認を簡便に行うことができるとともに用紙のプレヒートを実行可能であり、かつ大型化を抑制することができる。
この発明の第1実施形態に係る給紙装置を備えた画像形成装置の外観構成を示す正面上方側からの斜視図である。 窓部の上部を切り欠いた状態を内部側から見た斜視図である。 窓部の一部を正面側から見た斜視図である。 画像形成装置の概略構成を示すブロック図である。 制御部の処理手順を示すフローチャートである。 第3実施形態に係る給紙装置を備えた画像形成装置の正面図である。 第4実施形態に係る給紙装置を備えた画像形成装置の正面図である。
図1に示すように、この発明の第1実施形態に係る給紙装置20を備えた画像形成装置10は、画像形成装置本体30、用紙後処理部40、排紙部50、第1操作部61、及び第2操作部62をさらに備えている。この第1実施形態では、給紙装置20は、画像形成装置本体30とは別個に備えられる大容量給紙装置である。
給紙装置20、画像形成装置本体30、用紙後処理部40、及び排紙部50は、水平面に沿った一方向に横並びに配置されている。給紙装置20、画像形成装置本体30、用紙後処理部40、及び排紙部50は、用紙搬送方向X1においてこの順序で配置されている。即ち、画像形成装置本体30と排紙部50との間に、用紙後処理部40が配置されている。この実施形態では、給紙装置20、画像形成装置本体30、用紙後処理部40、及び排紙部50は、互いに異なる筐体で構成されている。
給紙装置20は、複数の給紙カセット21,22,23及び手差しトレイ24を有している。給紙カセット21は、給紙トレイ211を有している。給紙カセット21は、給紙装置20の本体部に対して引き出し自在に収納されている。給紙カセット21は、本体部に収納された状態において把手を有する前板の部分が本体部の外部に露出して外装部を構成しており、この給紙カセット21の外装部は給紙装置20の外装部の一部をも構成している。給紙カセット21が本体部に収納された状態において、給紙トレイ211は、給紙装置20の外装部に内蔵されている。同様に、給紙カセット22は、給紙トレイ221を有している。給紙カセット23は、給紙トレイ231を有している。給紙カセット22,23は、サイズを除いて給紙カセット21と実質的に同様に構成されている。
給紙トレイ211,221,231のそれぞれの上に、画像形成用の多数の用紙P1が収容される。給紙トレイ211,221,231のそれぞれは、用紙収容部である。給紙装置20は、給紙カセット21〜23及び手差しトレイ24のうち選択されたいずれかのトレイから、用紙P1を1枚ずつ画像形成装置本体30へ供給する。
給紙装置20は、給紙カセット21,22,23のそれぞれの外装部に、窓部71,72,73を有している。窓部71〜73の詳細な構成については後述する。なお、上述のように、給紙カセット22,23は、サイズを除いて給紙カセット21と実質的に同様に構成されているので、以下では、主として給紙カセット21について説明する。
画像形成装置本体30は、画像形成部31、及び画像読取部32を備えている。
画像読取部32は、画像形成部31の上に配置され、原稿の画像を読み取って画像データを生成する。画像読取部32は、スキャナ部321及び自動原稿搬送装置322を含む。自動原稿搬送装置322は、原稿載置トレイに収容された原稿を、所定の画像読取位置を経由するように1枚ずつ搬送し、原稿排紙トレイへ排出する。スキャナ部321は、画像読取位置を搬送される原稿の画像を読み取る。
第1操作部61は、画像形成装置本体30の上部に設置されている。第1操作部61は、画像形成処理条件の設定や処理実行指示等の動作指示の入力操作の受け付け、及び、種々の情報の表示を行うことができる。例えば、第1操作部61に表示される情報として、単一の用紙又は連続して搬送される複数の用紙に画像形成処理を行う印刷ジョブの進行状況に関する情報や、エラー表示が挙げられる。
画像形成部31は、本体給紙部33、及び画像形成ステーション34を有している。
本体給紙部33は、画像形成用の用紙を収容可能に構成されている。画像形成部31では、給紙装置20又は本体給紙部33のいずれかから選択的に、用紙が1枚ずつ画像形成ステーション34へ供給される。
画像形成ステーション34は、外部から入力した画像データ又は画像読取部32から入力した画像データに基づいて、用紙に画像形成処理を行う。一例として、画像形成ステーション34は、電子写真方式の画像形成処理を行う。画像形成処理済みの用紙は、用紙後処理部40へ搬送される。
用紙後処理部40は、少なくとも1個の用紙後処理装置を含む。この実施形態では、用紙後処理部40は、インサータユニット41、紙折りユニット42、及びサドルユニット43を含む。一例として、インサータユニット41、紙折りユニット42、及びサドルユニット43は、用紙搬送方向X1に沿って、この順序で横並びに配置されている。
インサータユニット41は、画像形成用の用紙とは別の挿入用の用紙を、挿入用紙供給ユニット411に予め収容している。インサータユニット41は、画像形成装置本体30から紙折りユニット42等の他の用紙後処理装置への用紙搬送路の途中で、画像形成装置本体30から搬送されてきた画像形成処理済みの用紙と用紙との間に、挿入用の用紙を挿入することができる。
紙折りユニット42は、画像形成処理済みの用紙に折り目を付けることができる。サドルユニット43は、画像形成処理済みの用紙束を製本処理することができる。
インサータユニット41、紙折りユニット42、及びサドルユニット43は、画像形成処理条件の設定によって、全てが使用されない場合があり、又はいずれか1以上のユニットが選択的に使用される場合がある。用紙は、用紙後処理部40を経由した後、排紙部50へ搬送される。
排紙部50は、排紙トレイ51を有している。一例として、排紙部50は、ステープルユニット、パンチユニット、及びフィニッシャをさらに有している。
ステープルユニットは、複数の用紙をステープル針で留めるステープル処理を行うことができる。パンチユニットは、用紙の所定位置にパンチ孔を開けるパンチ処理を行うことができる。フィニッシャは、複数の用紙の両端部を整合する整合処理を行うことができる。画像形成処理済みの用紙は、排紙トレイ51へ排出されて収容される。
第2操作部62は、排紙部50の近傍に設置される。一例として、第2操作部62は、排紙部50の上部に設置されている。第2操作部62は、種々の入力操作の受け付け、及び印刷ジョブの進行状況に関する情報やエラー表示等の種々の情報の表示を行うことができる。
図2は、窓部71の上部を切り欠いた状態を給紙装置20の内部I側から見た斜視図である。図3は、窓部71の一部を正面F側から見た斜視図である。
図2及び図3に示すように、給紙カセット21の窓部71の少なくとも一部は、透明な板体80及び加熱体90を含む発熱体100で構成されている。この第1実施形態では、窓部71の全面に板体80が設けられている。板体80は、複数層の板部材81,82で構成されている。一例として、板体80は、2層の板部材81,82で構成されているが、3層以上の板部材で構成することもできる。具体例として、板部材81,82のそれぞれはフロートガラス等の板ガラスであり、板体80はガラス体である。
給紙装置20の外装部に窓部71が設けられているので、窓部71を通して外部の光が外装部の内部に入り、給紙カセット21を引き出すことなく、窓部71を通して給紙トレイ211に収容された用紙P1を外部から視認することができる。このため、用紙の残量確認を簡便に行うことができる。
加熱体90は、板体80を加熱する導電膜91、及び電極92,93を含む。導電膜91は、複数層の板部材81,82のうち最も外側の板部材82以外の板部材81を加熱する。導電膜91は、内部I側の板部材81の外部側の面に形成されている。この第1実施形態では、加熱体90、及び加熱体90によって加熱される内部I側の板部材81が、発熱体100を構成している。発熱体100は、発熱体ガラスである。なお、図3では、説明の便宜上、導電膜91及び電極92,93にハッチングを付している。
一例として、導電膜91は、ITO(Indium-Tin-Oxide)膜上にクロム及びクロム酸化物の保護膜をスパッタリング等によって形成されたものであり、導電性を有する透明膜である。電極92,93は、導電膜91の上辺及び下辺に沿ってそれぞれ形成されている。電極92,93は、Agペーストを印刷して焼成することで形成されている。電極92,93に電気を流すことで、導電膜91が発熱し、板部材81が加熱される。
図4に示すように、画像形成装置10は、制御部110、記憶部111、送受信部112、及び検出部113をさらに備えている。
送受信部112には、1以上の外部のPC端末装置121,122,123がネットワーク接続されている。PC端末装置121〜123から入力した印刷ジョブは、送受信部112を介して記憶部111に退避される。送受信部112は、印刷ジョブが入力する入力部を構成している。また、各種のメッセージが、送受信部112を介して各PC端末装置121〜123へ送信される。
画像読取部32は、原稿の画像内容に応じて取得されたレッド,グリーン,ブルーのRGBアナログ画像信号をデジタル処理し、シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラックのCMYKデジタル信号に変換して画像データとして出力する。記憶部111は、制御プログラム、及び画像データ等を記憶する。
第1操作部61は、第1表示部611及び第1入力操作部612を含む。一例として、第1操作部61は、液晶タッチパネルで構成される。第1入力操作部612は、画像形成処理条件の設定や処理実行指示等の動作指示の入力操作を受け付ける。第1表示部611は、印刷ジョブの進行状況に関する情報やエラー表示等の種々の情報の表示を行う。
制御部110は、印刷ジョブが入力すると、記憶部111に画像データを一旦退避させ、給紙装置20又は本体給紙部33から用紙を画像形成ステーション34へ供給し、第1操作部61から入力された動作指示に従い、記憶部111から画像データを読み出して画像形成ステーション34へ出力し、画像形成ステーション34において画像データに基づく画像形成処理を行わせる。また、制御部110は、必要に応じて用紙後処理部40に後処理を行わせた後、排紙部50の排紙トレイ51へ用紙を排出させる。
第2操作部62は、第2表示部621及び第2入力操作部622を含む。一例として、第2操作部62は、液晶タッチパネルで構成される。第2入力操作部622は、画像形成処理条件の設定や処理実行指示等の動作指示の入力操作を受け付ける。第2表示部621は、印刷ジョブの進行状況に関する情報やエラー表示等の種々の情報の表示を行う。
検出部113は、給紙装置20の環境情報を検出する。例えば、環境情報として、温度、及び湿度が挙げられる。検出部113は、給紙装置20の内部及び外部のうち少なくとも何れか一方の環境情報を検出する。制御部110は、検出部113の検出結果に基づいて発熱体100の発熱量を制御する。
図5に示すように、制御部110は、検出部113が気温を検出すると(S1)、検出した気温が予め設定された閾値温度以下であるか否かを判定する(S2)。制御部110は、検出した気温が閾値温度以下である場合、加熱体90を駆動して発熱体100の温度を上昇させる(S3)。また、制御部110は、検出した気温が閾値温度より高い場合、加熱体90の駆動を停止させる(S4)。
なお、温度に加えて湿度にも基づいて加熱体90の駆動を制御するように構成することもできる。また、温度に代えて湿度に基づいて加熱体90の駆動を制御するように構成することもできる。
給紙装置20によれば、窓部71の少なくとも一部が発熱することで、給紙トレイ211上に収容されている用紙P1を画像形成処理に先立って予め温めておくプレヒートを実行することができる。また、窓部71が発熱可能なので、ヒータを別個に備える必要がない。このため、部品点数の増加を抑制できる。したがって、用紙P1の残量確認を簡便に行うことができるとともに用紙P1のプレヒートを実行可能であり、かつ大型化を抑制することができる。また、低コスト化を図ることもできる。
さらに、窓部71の少なくとも一部の面が発熱体ガラスで構成されるので、窓部71の曇りを抑制することができる。
また、検出部113の検出結果に基づいて発熱体90の発熱量を制御するように構成することで、温度が低い場合や湿度が高い場合等、用紙を予め温めておく必要性が高い場合にプレヒートを実行するようにすることができる。これによって、給紙トレイ211上に収容された用紙P1の温度や湿度等の状態をより適正に調整することができるとともに、無駄な発熱を抑えることで省エネ化を図ることができる。
さらに、板体80は複数層の板部材81,82で構成されるので、板体80が単層である場合と比較して、窓部71の断熱性が向上し、外気温が低い場合でも外気温の影響を受けにくく、用紙P1を容易に温めることができる。
また、加熱体90は、複数層の板部材81,82のうち最も外側の板部材82以外の板部材81を加熱するように構成されることで、最も外側の板部材82を加熱する場合と比較して、内部の加熱効率を向上できるとともに、外気温の影響を受けにくくなるので、用紙P1を容易に温めることができる。
さらに、窓部71の少なくとも一部を発熱体ガラスで構成することで、窓部71を通して給紙トレイ211上に収容された用紙P1を外部から視認することができるようになるとともに、給紙トレイ211上に収容された用紙P1を温めることが可能になる。このように、外部から内部の用紙P1を視認自在かつ発熱可能な窓部71を、容易に構成することができる。
第2実施形態に係る給紙装置20として、気流発生装置114(図4参照)をさらに備えるように構成することもできる。気流発生装置114は、給紙装置20の外装部の内部に気流を発生させる。例えば、気流発生装置114として、ファンが挙げられる。一例として、気流発生装置114と加熱体90とは同期して駆動する。即ち、加熱体90が駆動されると気流発生装置114も駆動され、加熱体90が駆動停止されると気流発生装置114も駆動停止される。外装部の内部において窓部71から発せられた熱によって温められた空気とその他の空気とを循環させることで、内部の空気を早く温めることができ、これによって用紙P1を短時間で温めることができる。
なお、窓部71の全面ではなく、一部の面のみが発熱体100で構成されるように構成することもできる。用紙P1の残量確認のためには窓部71は大きい方が好ましいが、窓部71の全面ではなく一部の面のみを発熱体100で構成し、発熱体100の面積を小さくすることで、低コスト化を図ることができる。窓部71のうちの一部の面のみを発熱体100で構成する場合は、窓部71のうちできるだけ用紙に近い箇所を発熱体100で構成することが好ましい。
図6に示すように、第3実施形態に係る給紙装置20として、1個の給紙カセット23に複数の窓部731,732,733を備えるように構成することもできる。
1個の窓部の面積が大きい場合は窓部が破損しやすくなるが、1個の窓部を大きくせずに複数個備えることで、破損を抑制しつつ用紙P1の残量確認を容易化することができる。
図7に示すように、第4実施形態に係る給紙装置として、画像形成装置本体30に備えられた本体給紙部33にこの発明を適用することもできる。本体給紙部33の外装部に、用紙P1を外部から視認自在な窓部331を設け、窓部の少なくとも一部を発熱体で構成した場合にも、用紙P1の残量確認を簡便に行うことができるとともに用紙P1のプレヒートを実行可能であり、かつ大型化を抑制することができるという効果を奏することができる。
なお、加熱体90は、内部I側の板部材81の外部側の面に形成されていることが好ましいが、これに限定されず、内部I側の面に形成することもでき、この場合にも、用紙P1の残量確認を簡便に行うことができるとともに用紙P1のプレヒートを実行可能であり、かつ大型化を抑制することができるという効果を奏することができる。
加熱体90は、複数層の板部材81,82のうち最も外側の板部材82以外の板部材81を加熱するように構成されることが好ましいが、これに限定されず、外側の板部材82や、3層以上の板部材で構成される場合に中間に位置する板部材を加熱するように構成することもできる。
板体80は、複数層の板部材で構成されることに限定されず、単層で構成された場合にも、この発明を適用することで、用紙P1の残量確認を簡便に行うことができるとともに用紙P1のプレヒートを実行可能であり、かつ大型化を抑制することができるという効果を奏することができる。
窓部71は、全面が透明部材で覆われていることが好ましいが、これに限定されず、少なくとも一部の面が透明部材で覆われて他の部分が開口しているものであってもよく、さらに透明部材のうちの一部の面のみが発熱体であるものでもよい。
窓部は、複数の給紙カセット21〜23のうち全ての給紙カセットに設けられることに限定されない。
検出部113の検出結果に基づいて発熱体90の発熱量を、段階的に制御するように構成することもできる。
本発明は、画像形成装置10に搭載される給紙装置20や本体給紙部33に適用することに限定されず、画像形成装置10以外の装置に搭載される給紙装置に適用することもできる。給紙装置が搭載される主装置は、用紙に対して加熱を含む処理を行う装置である場合に、本発明の給紙装置の効果がより顕著となるので好ましい。
上述の実施形態のそれぞれの技術的特徴を互いに組み合わせることで、新たな実施形態を構成することが考えられる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
10…画像形成装置
20…給紙装置
21〜23…給紙カセット
211,221,231…給紙トレイ(用紙収容部)
30…画像形成装置本体
33…本体給紙部
71〜73…窓部
80…板体
81,82…板部材
90…加熱体
91…導電膜
92,93…電極
100…発熱体
113…検出部
114…気流発生装置
P1…用紙
I…内部
F…正面
X1…用紙搬送方向

Claims (9)

  1. 用紙を収容する用紙収容部と、
    前記用紙収容部を内蔵する外装部と、
    前記外装部に設けられた窓部であって前記用紙収容部に収容された用紙を外部から視認自在にする窓部と、を備え、
    前記窓部の少なくとも一部は、透明な板体及び前記板体を加熱する加熱体を含む発熱体で構成される、給紙装置。
  2. 環境情報を検出する検出部と、
    前記検出部の検出結果に基づいて前記発熱体の発熱量を制御する制御部と、をさらに備える請求項1に記載の給紙装置。
  3. 前記板体は、複数層の板部材で構成される、請求項1又は2に記載の給紙装置。
  4. 前記加熱体は、複数層の前記板部材のうち最も外側の板部材以外の板部材を加熱する、請求項3に記載の給紙装置。
  5. 前記板体は、ガラス体であり、
    前記発熱体は、発熱体ガラスである、請求項1から4のいずれかに記載の給紙装置。
  6. 前記外装部の内部に気流を発生させる気流発生装置をさらに備える、請求項1から5のいずれかに記載の給紙装置。
  7. 前記窓部の一部の面のみが前記発熱体で構成される、請求項1から6のいずれかに記載の給紙装置。
  8. 前記窓部は、複数備えられる、請求項1から7のいずれかに記載の給紙装置。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載の給紙装置と、
    前記給紙装置から給紙された用紙に画像を形成する画像形成部と、を備える画像形成装置。
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