JP2015090217A - Eme防止を提供する締め具システム - Google Patents

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Abstract

【課題】締め具を部材のスタックに挿入すること、及び電磁効果(EME)を防止するために、乾燥誘電体コーティング及び乾燥誘電体シールのうちの少なくとも一つを選択位置に有する部品で、締め具を終端する。【解決手段】締め具1640は、部材のスタック1620に挿入され、電磁効果(EME)を防止するために、乾燥誘電体コーティング1642及び内側乾燥誘電体シールのうちの少なくとも一つを選択位置に有する部品で終端される。【選択図】図16

Description

これは、2012年3月29日出願の米国一部継続出願番号13/434,835である。
軽量の複合材料は、航空機産業に有望である。繊維複合材料は、従来の金属合金に関して特定の強度及び剛性を大幅に改良する。改良された特定の強度と剛性は、軽量化へ、さらに燃料節約と作業コストの削減につながる。さらに、複合材料は、アルミのように腐食せず、疲労に対してより耐性がある。
複合航空機構造は、落雷により生成される極端な電気電流及び電磁力を容易に取り去ることはない。
落雷からの電磁効果(EME)の防止を装備する複合航空機構造を構成することができる。例えば、導電性媒体は、雷電流を下層の金属締め具システムからそらすために、表面に設けることができる。また、締め具部品間の間隙、及び締め具部品と構造部材との間の間隙は、誘電体シール材で充填することができる。たとえ一部の電流が方向を変えなくても、シール材が、間隙全域でアーク放電及び火花発生を防止する。
本発明の一つの実施形態によれば、方法は、締め具を部材のスタックに挿入すること、及び電磁効果(EME)を防止するために、乾燥誘電体コーティング及び乾燥誘電体シールのうちの少なくとも一つを選択位置に有する部品で、前記締め具を終端することを含む。
本発明の別の実施形態によれば、方法は、締め具を部材のスタックに挿入すること、及びシール材を使用せずに電磁効果(EME)を防止するために、乾燥誘電体コーティング及び乾燥誘電体シールの組み合わせを選択位置に有する部品で、前記締め具を終端することを含む。
本発明の別の実施形態によれば、締め具を終端するための部品は、中央開口部を有する締め具終端本体、及びEMEを防止するための少なくとも一つの特徴を備える。前記少なくとも一つの特徴は、選択位置で前記中央開口部を部分的に覆う、誘電体コーティング及び誘電体シールのうちの少なくとも一つを含む。前記シールは、前記本体に固定される。前記コーティング及び前記シールは、雷電流を抑制するための厚さ及び組成を有する。前記選択位置は、遠位位置及び近位位置のうちの少なくとも一つを含む。
本発明の別の実施形態では、締め具システムは、締め具、少なくとも一つの締め具終端部品、並びに前記締め具及び各締め具終端部品のためのEME防止特徴を備える。前記EME防止特徴は、前記締め具のシャフト上の導電性樹脂コーティング、前記締め具のヘッド上の連結誘電体カバー、前記締め具ヘッドの近位位置上の内側誘電体シール、前記終端部品の遠位位置上の誘電体シール、前記終端部品の近位位置上の誘電体シール、前記終端部品の遠位位置上の誘電体コーティング、及び前記終端部品の近位位置上の誘電体コーティングから構成されているグループから得られる。
これらの特徴および機能は、種々の実施形態において単独で達成することも、他の実施形態において組み合わせることもできる。実施形態のさらなる詳細は、下記の説明及び図面を参照することによって理解することができる。
部材のスタックを締結する方法の図である。 民間航空機の図である。 EME防止締め具の第1の実施形態の図である。 EME防止締め具の第1の実施形態の図である。 EME防止締め具の第2の実施形態の図である。 EME防止締め具の第2の実施形態の図である。 EME防止締め具の他の実施形態の図である。 EME防止締め具の他の実施形態の図である。 複合部材及び導電層を含むスタックの図である。 ナット上の選択されたEME防止位置の図である。 EME防止特徴を有するワッシャー及びナットの組み合わせの図である。 EME防止特徴を有するワッシャー及びナットの組み合わせの図である。 EME防止特徴を有するワッシャー及びナットの組み合わせの図である。 EME防止特徴を有するワッシャー及びナットの組み合わせの図である。 座ぐり及び外側近位シールを有するナットの図である。 金属裏打ちを含まない外側近位シールの図である。 金属裏打ちを含む外側近位シールの図である。 航空機構造の図である。
二つ以上の部材のスタックを締結する方法を示す図1を参照する。いくつかの実施形態では、スタックの部材すべてが、金属(例えば、アルミニウム、チタン)から形成される。他の実施形態では、スタックの部材のうちの少なくとも一つは、複合材料から形成される。例えば、外側部材は、複合材料から形成され、内側部材は、金属から形成される。他の実施形態では、スタックの部材すべてが、複合材料から形成されてもよい。
方法は、締め具をスタックに挿入すること(ブロック110)を含む。いくつかの実施形態では、締め具は、スタックのあらかじめ形成された貫通穴に挿入される。他の実施形態では、締め具は、穴を開けずに挿入される。締め具は、外面が空気力学的な滑らかさ(例えば、航空機外板)を必要とする外側部材に、座ぐり加工することができる。締め具は、締め具ヘッドの上面に連結された乾燥誘電体層、及び締め具ヘッドの下面に乾燥誘電体シールを含むEME防止特徴を有することができる。
方法は、EME防止特徴を有する部品で締め具を終端することをさらに含む。終端部品のためのEME防止特徴は、乾燥誘電体コーティング及び乾燥誘電体シール(例えば、誘電体スリーブ)を選択位置に含む(ブロック120)。
これらのEME防止特徴がなければ、アーク放電及び火花発生が起こるかもしれない。アーク放電は、二つの部品がほぼ接触し、媒体の誘電体特性が、部品間を流れる高電流が原因で破壊されると、発生する。火花発生は、高電流が、空気を二つの部品間の間隙でイオン化し、空気が分解され、電流が間隙全域に流れると、発生する。ホットパーティクル放出は、複合部品の高電流により、複合材料が化学的に分解され、高温の膨張ガスが生成されると、発生する。
誘電体コーティング及び誘電体シールの両方が、部品間の電気接続経路を遮断することにより、アーク放電及び火花発生を防止する。誘電体コーティング及び誘電体シールは、単独で及び組み合わせて、締め具部品間の間隙(例えば、締め具とナットとの間の間隙、ワッシャーとナットとの間の間隙)全域で、及び締め具部品と構造との間の間隙(例えば、締め具と構造との間、ナットと構造との間、及びワッシャーと構造との間の間隙)全域で、アーク放電及び火花発生を抑制する。誘電体シールは、高温ガスの間隙全域への放出を防止し、及びガスを締結システム内に維持する追加の機能を実行する。
さらに又はその代わりに、締め具のいくつかの実施形態は、電気接続経路を改良することにより、アーク放電、火花発生及びホットパーティクル放出を減らすことができる。これらの実施形態では、締め具のシャフトが導電性コーティング(例えば、導電性樹脂)でコーティングされ、締め具とスタックとの間の電気接続を改良し、それにより接触抵抗を減らすことができる。いくつかの実施形態では、締め具は、穴に適合される遊隙(clearance)とすることができる。他の実施形態では、締め具は、穴に締りばめ加工することができる(may be interference−fitted into the holes)。締りばめは、締め具とスタックとの間の電気接続を(表面接触面積を増加させることにより)改良し、これにより電流密度が減り、全体の経路抵抗が低下する。
締め具システムの部品への乾燥誘電体コーティング及びシールの使用は、間隙を充填するためのシール材の使用に関するいくつかの利益を提供する。利益は、設置の容易さ及び速度を含む。乾燥誘電体シールは、締結中に、締め具が設置されることだけが必要となるように、設置に先立ち、締め具部品上にコーティングすることができる。例えば、スタックの部品を遮蔽すること、シール材を注入すること、及びシール材を硬化させることなどの余分なステップは、削除される。
別の利益は、重量の削減である。乾燥誘電体コーティング及びシールは、シール材の層よりも薄くすることができる。いくつかの実施形態では、誘電体コーティング又はシールの厚さは、30ミル±10ミルとすることができる。さらに、締め具部品の表面全体が、乾燥誘電体コーティング又は乾燥誘電体シールで覆われていない場合、ほとんどの表面積は覆われていない。
別の利益は、重複するEME防止である。締め具の種々の実施形態は、多数レベルのEME防止を提供するために、終端部品(例えば、ナット及びワッシャー)の種々の実施形態と組み合わせて使用することができる。
これらの利益は、図2に示される民間航空機200などの民間航空機に対してかなり大きい。航空機200は、胴体210、翼アセンブリ220、尾翼230、及び着陸装置アセンブリ240を含む。この民間航空機200において、100万個の締め具システムが、様々なコンポーネント210〜240及びそれらのサブコンポーネントを締結するために使用されているかもしれない。
航空機200のある位置では、EME防止が望ましい。例えば、EME防止は、翼アセンブリ及び他の構造にとって望ましい。EME防止を提供するために、翼アセンブリ220は、本発明の方法による2万個もの締め具で組み立てられることがある。軽量化、並びにこれら2万個の締め具の設置時間及び設置しやすさにより実現される恩恵は、かなり大きい。
以下の段落では、様々な種類のEME防止締め具部品について述べられる。これらの締め具部品は、締め具、及び締め具を終端する部品(例えば、ナット及びワッシャー)を含む。これらの締め具部品は、EMEを防止するために、乾燥誘電体コーティング及び/又は乾燥誘電体シールを選択位置に有することができる。
まず、EME防止締め具について述べる。締め具の例は、ボルト及びリベットを含むが、これらに限定されない。
ここで図3A及び図3Bが参照されるが、それらは、EME防止締め具310の第1の実施形態を示す。図3Bは、図3Aの線3B−3Bに沿った断面図である。締め具310は、ヘッド320、シャフト330及び乾燥誘電体層340を含む。締め具ヘッド320の上面322は、誘電体層340を保持するように構成される、多数の機械的な連結サイトを有する。各連結サイトは、上面322から上に向かって延びる突出部324を含む。突出部324は、上面322に近接するアンダーカット(undercut)部分326を有する。図3A及び図3Bの実施形態では、突出部324は、放射状に外に向かって延び、逆三角形の断面を有するスポーク324として構成することができる。
誘電体層340は、締め具ヘッド320を覆う。誘電体層340は、任意の特定の誘電体材料に限定されない。例として、熱硬化性樹脂、熱可塑性プラスチック、ゴム、セラミック、エラストマーが含まれるが、これらに限定されない。
誘電体層340は、アンダーカット部分、及び突出部324間の他のすべての空間を充填する。誘電体層340はまた、上面322及び突出部324に密着している。
いくつかの実施形態では、誘電体層340は、誘電体材料を締め具ヘッド320上に流すことにより、形成することができる。誘電体材料は、表面322上に流れると、アンダーカット部分326、及び突出部324間のすべての空間を充填する。誘電体材料は、いったん硬化すると、突出部324と連結し、ゆえに締め具ヘッド320に固定される。他の実施形態では、誘電体層340は、粉末コーティング、塗装、メッキ、吹き付け、スパッタリング、堆積、又は誘電体材料がアンダーカット部分326を充填できる任意の他のプロセスにより、形成することができる。
このように、誘電体層340は、締め具設置に先立ち、連結サイトと機械的に連結する。誘電体層340を含む締め具310は、ヘッド320にあらかじめ設置される。
誘電体層340の締め具ヘッド320への連結は、落雷に特に有利である。連結により、誘電体層340が、落雷事故中及び事故後に、締め具ヘッド320との密着を維持することが確実になる。
誘電体層340の保持を強化することができる。第1の例として、表面322は、誘電体層340への保持を強化するための粗さを有することができる。第2の例として、誘電体層340は、表面322に付着する材料(例えば、粘着テープ)から形成することができる。
EME防止締め具の他の実施形態では、連結サイトは、他の断面を有することができ、他のパターンで配置することができる。他の断面の例には、正方形及び円形の断面が含まれるが、これらに限定されない。高応力が集中する領域(例えば、角)を有する断面は、好ましくない。丸い形の断面は、より優れた機械的な特性を提供する。
本明細書中のEME防止締め具は、任意の具体的な数の連結サイトに限定されない。しかし、5〜9の範囲の連結サイトが、連結強度(誘電体層を含む)と締め具の締め付け強度との間によいバランスを提供することが分かっている。
ここで図4A及び図4Bが参照されるが、それらは、EME防止締め具410の第2の実施形態を示す。EME防止締め具410は、格子状に配置された連結サイト420を含む。各連結サイト420は、締め具ヘッド412の上面414から上に向かって延びるポスト422を含む。ポスト422は、ノブ424で終端する。ポスト422、及びノブ424と締め具ヘッド412との間の表面は、アンダーカット部分426を画定する。
ここで図5及び図6を参照するが、それらは、ヘッド512及び612、並びに誘電体シール520及び620を含む締め具510及び610の実施形態を示す。シール520及び620は、締め具ヘッド512及び612に機械的に装着することができる。シール520及び620は、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのポリマー材料、又はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)及びポリアミドイミドなどの熱可塑性ポリマーで形成することができる。締め具510または610がスタックに挿入され終端されると、そのシール520又は620は、スタックと圧縮接触する。
図5の締め具510では、シール520が、締め具ヘッド512の外縁周辺に適合する。シール520は、締め具ヘッド512の溝に適合するリッジ522を有することができる。シール520は、アーク放電及び火花発生を締め具ヘッド512のエッジで抑制し、ヘッド512下の高温膨張ガスの漏れを阻止する。
図6の締め具610では、シール620が、Oリングの形状を有し、締め具ヘッド612の下側の溝に適合する。シール620は、アーク放電及び火花発生を抑制し、スタックと締め具のシャフト614との間の任意の高温膨張ガスの漏れを阻止する。締め具ヘッド612の上面及び側面は、アーク放電及び火花発生を締め具ヘッド612のエッジで防止するために、誘電体コーティング630でコーティングすることができる。
ここで図7を参照するが、図7は、複合部材710、及び複合部材710を覆う導電層720(例えば、金属片、拡張箔(expanding foil))を含むスタック700を示す。EME防止締め具750は、複合部材710の貫通穴730に挿入され、導電層720に座ぐり加工される。締め具のヘッド754上の誘電体層752は、導電層720と同一平面である。
いくつかの実施形態では、締め具のシャフト758のねじのない部分全体は、ポリマーマトリックスに分散された導電性粒子を有する、乾燥誘電体樹脂コーティング756(灰色で陰がつけられている)でコーティングすることができる。導電性粒子の例には、金属粒子、及びナノチューブが含まれるが、これらに限定されない。樹脂は、締りばめと組み合わされており、締め具750と複合部材710との間の電気接続経路を改良することが分かっている。樹脂は、締め具シャフト758と複合部材710との間の空隙を充填する。そうすることによって、樹脂は、複合部材710の繊維との有効接触面積を増加させる。
締め具750は、貫通穴730内での回転、及び終端されているとき(例えば、ナットが締め具750上でねじって回されているとき)の誘電体層752への損傷を防ぐ回り止め特徴を有することができる。回転防止測定の例として、締りばめ(摩擦適合)を締め具シャフト758と部材710との間に作成すること、回転を防止する断面形状(例えば、シャフト及び貫通穴用の六角形)を有するシャフト758を提供すること、及びシャフト758を部材710に鍵かけする(keying)ことが含まれるが、これらに限定されない。
本明細書中の締め具は、航空機のどこにでも使用することができる。例えば、本明細書中の締め具は、ドア外周部、電気機器の筐体、及び地絡電流に曝される部品で使用することができる。本明細書中の締め具は、標準部品(例えば、標準ナット)で終端することができ、本明細書中のEME防止部品で終端することができる。
以下の段落では、様々な種類のEME防止締め具終端部品について述べられる。これらの部品は、カラー及びワッシャーを含む。以下の段落で説明されるカラーの種類は、設置及び除去を可能にするねじ回し特徴を有するナットである。しかしながら、本発明におけるカラーは、壊れやすいねじ回し特徴を有することがあり、またはしっかりとかしめられる(be swaged on)こともある。
ここで図8を参照するが、図8は、スタック800の部材を通って延びる締め具830、並びに締め具830を終端するワッシャー810及びナット820を示す。図8はまた、EMEを防止するために、乾燥誘電体コーティング又は誘電体シールで覆うことができるワッシャー810及びナット820の様々な位置も示す。ナット820上の位置は、内側遠位位置840、外側近位位置850、及び内側近位位置860を含む。ワッシャー810上の位置は、内側近位位置870及び内側遠位位置880を含む。「近位」及び「遠位」という用語は、スタック800からの距離を指す。例えば、ナット820の近位位置は、遠位位置よりもスタック800に近い。「内側」及び「外側」という用語は、締め具シャフトからの距離を指す。
EMEを防止するためにワッシャー810及びナット820全体をシール材で覆う代わりに、これらの位置840〜880のうちの一又は複数のみが、乾燥誘電体材料でコーティング又は密閉されてもよい。
シールは、締め具終端部品の本体から軸方向に突出している。いくつかの実施形態では、シールは、本体から少なくとも7ミル突出する。シールは、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのポリマー材料、又はポリエーテルエーテルケトン(PEEK)及びポリアミドイミドなどの熱可塑性ポリマーで形成することができる。シールは、ポリマー材料をアンダーカットに流すことができる突出部及びアンダーカットを使用することにより、機械的に装着することができる。
いくつかの実施形態では、本体の外面は、誘電体コーティングでコーティングされる。誘電体コーティングの組成物の例として、熱硬化性樹脂、熱可塑性プラスチック、セラミック、ガラス、及びエラストマーが含まれるが、これらに限定されない。誘電体コーティングは、電気化学的な表面の化成処理である、陽極化成コーティング(例えば、プラズマ電解酸化)などのプロセスにより適用することができる。誘電体を適用するための他のプロセスには、粉末コーティング、吹き付け、メッキ、スパッタリング、及び堆積が含まれるが、これらに限定されない。
図9を参照するが、図9は、シール920を内側近位位置に有するワッシャー910を含む組み合わせを示す。遠位位置は、覆われていない。ワッシャー910の外面は、誘電体材料でコーティングされる。
組み合わせはまた、外側近位位置にシール960、内側近位位置にシール970、遠位位置に誘電体コーティング980を有するナット950を含む。ナット950の外面には、誘電体コーティングがない。
ナット950及びワッシャー910がスタックと噛合すると、ワッシャー910の内側近位シール920は、スタックに押しつけられ、ナット950の内側近位シール970は、ワッシャー910の中央開口部で受けられる。ナット950が堅く締められる間に、ワッシャーシール920は、折り返され(folds back)、スタックに押し付けられ、ゆえに、ワッシャー910とスタックとの間のいかなる空隙もが充填される。
図10を参照するが、図10は、内側近位位置にシール1020を有するワッシャー1010、並びに内側近位位置にシール1060、遠位位置に誘電体コーティング1070、外面に誘電体コーティング1080(外側近位位置のシールの代わりに)を有するナット1050を含む組み合わせを示す。
図11を参照するが、図11は、内側近位位置にシール1120を有するワッシャー1110、及びワッシャー1110の外縁に形成された同心円状のリッジ1130を含む組み合わせを示す。組み合わせはまた、内側近位位置にシール1160、外面に誘電体コーティング1170(外側シール位置のシールの代わりに)、及び内側遠位位置にシール1180を有するナット1150も含む。
ナット1150及びワッシャー1110がスタックと噛合すると、ワッシャー1110の内側近位シール1120及びリッジ1130は、スタックに押しつけられ、ナット1150の内側近位シール1160は、ワッシャー1110の中央開口部で受けられる。ナット1150が堅く締められる間に、ワッシャー1110の内側近位シール1120は、折り返され、スタックに押し付けられる。同心円状のリッジ1130はまた、たとえワッシャー1110の近位面がスタックの底面と平行でなくても、シールをワッシャー1110とスタックとの間で維持する。
ここで図12を参照するが、図12は、内側近位位置及び遠位位置にシール1220及び1230を有するワッシャー1210を含む組み合わせを示す。これらのシール1220と1230との間には、間隙がある。組み合わせは、外面全体に誘電体コーティング1270を、及び内側近位位置にコーティング1260を有するナット1250をさらに含む。
ナット1250及びワッシャー1210がスタックと噛合すると、ワッシャー1210の内側近位シール1220は、スタックに押しつけられ、ワッシャー1210の遠位シール1230は、ナット1250の内側近位位置で受けられる。ナット1250が堅く締められる間に、ワッシャー1210の近位シール1220は、折り返され、スタックに押し付けられ、ワッシャー1210の遠位シール1230は、折り返され、ナット1250に押し付けられる。
同心円状のリッジは、本明細書中のワッシャーの外縁に限定されない。ワッシャーの他の実施形態は、同心円状のリッジを、ワッシャーの上面の中間部分及び内側部分に有することができる。いくつかの実施形態は、同心円状のリッジを両面に有することができる。
いくつかの実施形態では、同心円状のリッジは、同心円状の溝をワッシャーにスタンプし(stamping)、溝を誘電体リングで充填することにより、形成することができる。他の実施形態では、金属リッジが、ワッシャーにスタンプされてもよい。
図9〜12は両端部で開くナット950、1050、1150、1250を示すが、本発明のナットは、それらに限定されない。例えば、本明細書中のナットの1つの端部は、キャップを形成するように閉じられてもよい。キャップは、誘電体材料から形成されてもよく、又はその内面が誘電体材料でコーティングされた金属から形成されてもよい。そのようなキャップは、遠位アーク放電及び火花発生の追加的防止を提供するだろう。
図9〜12のナット950、1050、1150、1250は、座ぐりを有していない。しかしながら、本発明のナットは、座ぐりを有してもよい。
ここで図13を参照するが、図13は、座ぐり1320及び座ぐり1320内に内側近位シール1330を有するナット1310を示す。ナット1310はまた、締め具のねじを係合するためのねじ部分1340、及びねじ部分1340の遠位端部にねじロック特徴1350を有する。ナット1310はまた、外側近位シール1360も有する。ナット1310は、誘電体コーティングで完全にコーティングすることができる。
出願人は、異なる寸法の座ぐり1320を有するナット1310に落雷試験を行い、特に効果的なEME防止を提供する座ぐりの高さ(hcb)及び直径(dcb)の範囲を発見した。落雷試験は、約0.45インチの高さ及び約0.51インチの外径を有するナット1310で行われた。試験中に、高電流が締め具及びナット1310によりまとめて締められたクーポン(coupons)を介して注入され、他方で、アーク放電及び火花発生が観察された。試験は、0.014インチ〜0.264インチの範囲の座ぐり高さ(hcb)及び0.260インチ〜0.400インチの範囲の座ぐり直径(dcb)が、0.300インチの座ぐりに関して293%kAパーセントの性能増加、又はアーク放電及び火花発生の形態での障害が観察される前に18kAの増加を示すことを明らかにした。
この直径(dcb)の範囲は、電気的導通が雷電流をナット1310に追い込むことを許す偶発的な接触を防止するために、ナット1310と締め具との間に遊隙を提供すると考えられる。その結果、エッジ及び/又はピンテールのアーク放電が防止される。この高さ(hcb)の範囲は、電気的導通が雷電流をナットに追い込むことを許す偶発的な接触を防止するために、締め具ピンと締め具スリーブとの間に遊隙を作成すると考えられる。その結果、エッジ及び/又はピンテールのアーク放電が防止される。
これらの試験結果は、異なるサイズのナット1310に適用される。出願人は、ナットの高さ(hn)の約3.1%〜59.0%の座ぐりの高さ(hcb)、及びナットの直径(dn)の51.4%〜79.05%の座ぐりの直径(dcb)がEME防止において類似の増加を提供することを発見した。
さらに、図14が参照される。外側近位シール1360は、hsにより示される高さ、及びtsにより示される厚さを有する。
出願人は、異なる寸法の外側近位シール1360を有するナット1310に落雷試験を行い、特に効果的なEME防止を提供する高さ(hs)及び厚さ(ts)の範囲を発見した。落雷試験は、約0.45インチの高さ及び約0.51インチの外径を有するナット1310で行われた。試験下のナット1310は、誘電体コーティングで完全にコーティングされ、座ぐり、内側近位シール、及び内側遠位シールを有していた。試験下の外側近位シール1360は、トーロン(登録商標)ポリアミドイミドで形成された。試験中に、高電流が締め具及びナット1310によりまとめて締められたクーポン(coupons)を介して注入され、他方で、アーク放電及び火花発生が観察された。試験は、0.010インチ〜0.075インチの範囲の厚さ(ts)、及び0.010インチ〜0.100インチの範囲の高さ(hs)を有する外側近位シール1360が、シールのない基線構成に関して3500%kAパーセントの性能増加、又はアーク放電及び火花発生の形態での障害が観察される前に44kAの増加を示すことを明らかにした。
これらの試験結果は、異なるサイズのナットに適用される。出願人は、ナットの直径(dn)の約2.0%〜15.0%の外側シールの厚さ(ts)、及びナットの高さ(hn)の2.2%〜22.3%の外側シールの高さ(hs)が、EME防止において類似の増加を提供することを発見した。
図13〜15はまた、外側近位シール1360を保持するための保持チャネル1420を図示する。外側近位シール1360は、保持チャネル1420を充填する部分1412を除けば、略矩形である。
ここで図15を参照する。いくつかの実施形態では、外側近位シール1360はまた、シール1360上に金属裏打ち1510を有することができる。金属裏打ち1510は、落雷事故の間、外側近位シール1360を無傷の状態に維持することができ、シール1360の破損を減らすことが発見された。
本明細書中の締結システムは、上で述べられた締め具、ナット及びワッシャーの組み合わせに限定されない。多様なEME防止特徴が、混合され、適合されてもよい。種々の特徴を有する多数の部品が、使用されてもよい。例えば、EME防止特徴は、締め具のシャフト上の導電性樹脂コーティング、締め具のヘッド上の連結誘電体カバー、締め具ヘッドの近位位置上の誘電体シール、終端部品の遠位位置上の誘電体シール、終端部品の近位位置上の誘電体シール、終端部品の遠位位置上の誘電体コーティング、及び終端部品の近位位置上の誘電体コーティングから構成されているグループから得ることができる。
ここで図16を参照するが、図16は、航空機の翼1610の一部を示す。翼1610は、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などの複合材料から形成された外板1620を含む。外板1620は、締め具部品1640、1680及び1690により、下部構造(ブラケットにより示される)1630に締結することができる。外板1620は、雷の影響を受けやすい領域1650を画定する。
各締め具1640は、締め具ヘッド1644と連結される誘電体層1642を有する。各締め具1640は、導電性樹脂コーティングをそのシャフト1646上に有することができる。
各締め具1640は、外板1620に座ぐり加工される。誘電体層1642は、外板1620の上面と同一平面である。金属箔1660は、外板1620を覆い、EME電流を消費する。表面フィルム(例えば、ガラスエポキシ層)1665は、外板1620上に適用され、表面フィルム1665は、塗料(paint)1670で覆われる。
各締め具1640は、ワッシャー1680及びナット1690で終端される。ワッシャー1680及びナット1690は、種々のEME防止特徴を有する。
翼1610には、何万もの締め具1640、ワッシャー1680、及びナット1690が存在するかもしれない。シール材注入の代わりに、本明細書中のEME防止特徴を使用することにより、設置時間がかなり節約される。重量もまた、かなり低減される。
図16は、わずかにずらされたワッシャー1680及びブラケット1630の表面を示す。ワッシャー1680が上面の上側スリーブ又は同心円状のリッジに提供される場合に、ワッシャー1680とブラケット1630との間の任意の間隙は、誘電体材料で充填され、密閉されるだろう。
同様に、ナット1690がワッシャー1680に対してわずかにずらされる場合に、又はワッシャー1680が使用されずにナット1690が上面に対してわずかにずらされる場合に、ナット1690とワッシャー1680との間又はナット1690とスタックとの間の任意の間隙は、誘電体材料で充填され、密閉されるだろう。
本発明の一つの態様によれば、締め具を部材のスタックに挿入すること、及び電磁効果(EME)を防止するために、乾燥誘電体コーティング及び内側乾燥誘電体シールのうちの少なくとも一つを選択位置に有する部品で、締め具を終端することを含む方法が提供される。有利には、締め具のうちの少なくともいくつかは、ワッシャー及びナットの組み合わせで終端され、ワッシャーは、外側及び内側近位シールを有し、ナットは、外側誘電体コーティング及び内側近位コーティングを有する。有利には、シールは、アーク放電、火花発生、及びホットパーティクル放出を防止するために使用され、コーティングは、アーク放電及び火花発生を防ぐために使用される。有利には、部材は、少なくともその一つが複合材料から形成される航空機部材である。有利には、部材は、航空機外板及び金属部材を含む。有利には、締め具のうちの少なくともいくつかは、ワッシャー及びナットの組み合わせで終端され、ワッシャーは、内側近位シール及び誘電体コーティングでコーティングされた外面を有し、ナットは、外側近位シール、内側近位シール、及び内側遠位誘電体コーティングを有する。
本発明の一つの態様によれば、中央開口部を有する締め具終端本体、及びEMEを防止するための少なくとも一つの特徴を備える締め具を終端するための部品が提供され、前記少なくとも一つの特徴は、選択位置で前記中央開口部を部分的に覆う、乾燥誘電体コーティング及び誘電体シールのうちの少なくとも一つを含み、前記シールは、前記本体に固定され、前記コーティング及び前記シールは、雷電流を抑制するための厚さ及び組成を有し、前記選択位置は、遠位位置及び近位位置のうちの少なくとも一つを含む。有利には、部品はカラーである。有利には、部品はワッシャーである。有利には、前記誘電体シールは、前記カラー上の遠位位置にある。有利には、カラーは、外側近位シールを保持するための保持チャネル、及びシール外の金属裏打ちを有する。
本発明の一つの態様では、締め具、少なくとも1つの締め具終端部品、並びに締め具及び各締め具終端部品のためのEME防止特徴を含む締結システムであって、EME防止特徴は、締め具のシャフト上の導電性樹脂コーティング、締め具のヘッド上の連結誘電体カバー、締め具ヘッドの近位位置上の内側誘電体シール、終端部品の遠位位置上の誘電体シール、終端部品の近位位置上の誘電体シール、終端部品の遠位位置上の誘電体コーティング、及び終端部品の近位位置上の誘電体コーティングから構成されているグループから得られる、締結システムが提供される。有利には、前記誘電体シールは、アーク放電、火花発生、及びホットパーティクル放出を防止するために使用され、前記誘電体コーティングは、アーク放電及び火花発生を防ぐために使用される。
ゆえに、EME防止特徴は、構造が形状次第で決まらないという追加的利益を提供する。たとえ終端部品の噛合表面が完全に同一平面でなくても、EME防止がなおも提供される。
200 航空機
210、220、230、240 コンポーネント
310 締め具
320 ヘッド
322 表面
324 突出部
326 アンダーカット部分
330 シャフト
340 誘電体層
410 EME防止締め具
412 ヘッド
414 上面
420 連結サイト
422 ポスト
424 ノブ
426 アンダーカット部分
510 締め具
512 ヘッド
520 誘電体シール
522 リッジ
610 締め具
612 ヘッド
614 シャフト
620 誘電体シール
630 誘電体コーティング
700 スタック
710 複合部材
720 導電層
730 貫通穴
750 EME防止締め具
752 誘電体層
754 ヘッド
756 乾燥誘電体樹脂コーティング
758 シャフト
800 スタック
810 ワッシャー
820 ナット
830 締め具
840 内側遠位位置
850 外側近位位置
860 内側近位位置
870 内側近位位置
880 内側遠位位置
910 ワッシャー
920 シール
950 ナット
960、970 シール
980 誘電体コーティング
1010 ワッシャー
1020 シール
1050 ナット
1060 シール
1070、1080 誘電体コーティング
1110 ワッシャー
1120 シール
1130 リッジ
1150 ナット
1160 シール
1170 誘電体コーティング
1180 シール
1210 ワッシャー
1220、1230 シール
1250 ナット
1260 コーティング
1270 誘電体コーティング
1310 ナット
1320 座ぐり
1330 内側近位シール
1340 ねじ部分
1350 ねじロック特徴
1360 外側近位シール
1412 部分
1420 保持チャネル
1510 金属裏打ち
1610 航空機の翼
1620 外板
1630 下部構造
1640、1680、1690 締め具部品
1642 誘電体層
1644 ヘッド
1646 シャフト
1650 雷の影響を受けやすい領域
1660 金属箔
1665 表面フィルム
1670 塗料

Claims (18)

  1. 締め具(310)を部材のスタック(700)に挿入すること、及び電磁効果(EME)を防止するために、乾燥誘電体コーティング及び内側乾燥誘電体シールのうちの少なくとも一つを選択位置に有する部品で、前記締め具(310)を終端することを含む、方法。
  2. 前記締め具(310)のうちの少なくとも一つは、前記スタック(700)の貫通穴に締りばめ加工される、請求項1に記載の方法。
  3. 前記締め具(310)を終端することは、中央開口部並びに乾燥誘電体コーティング及び乾燥内側誘電体シールを含む少なくとも一つのEME防止特徴を有する少なくとも一つの部品を使用することを含み、前記シールは、前記中央開口部に固定され、前記中央開口部から軸方向に突出する、請求項1又は2に記載の方法。
  4. 前記締め具(310)のうちの少なくともいくつかは、ワッシャー(1010)及びナット(1050)の組み合わせで終端され、前記ワッシャー(1010)は、内側近位シール(1020)を有し、前記ナット(1050)は、内側近位シール(1060)、内側遠位誘電体コーティング(1070)、及び外側誘電体コーティング(1080)を有する、請求項1から3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記締め具(310)のうちの少なくともいくつかは、ワッシャー(1110)及びナット(1120)の組み合わせで終端され、前記ワッシャー(1110)は、内側近位シール(1120)及び前記ワッシャー(1110)の外縁に同心円状のリッジ(1130)を有し、前記ナット(1120)は、内側近位シール(1120)、内側遠位シール(1180)、及び外側誘電体コーティング(1170)を有する、請求項1から4のいずれか一項に記載の方法。
  6. 前記締め具(310)のうちの少なくともいくつかは、座ぐりを有するナット(820)で終端され、前記座ぐりの高さは、前記ナット(820)の高さの約3.1%〜59.0%であり、前記座ぐりの直径は、前記ナット(820)の直径の約51.4%〜79.05%である、請求項1から5のいずれか一項に記載の方法。
  7. 前記締め具(310)のうちの少なくともいくつかは、外側誘電体シールを近位位置に有するナット(820)で終端され、前記シールは、前記ナット(820)の直径の約2.0%〜15.0%の厚さ、及び前記ナット(820)の高さの約2.2%〜22.3%の高さを有する、請求項1から6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 締め具を終端するための部品であって、前記部品は、
    中央開口部を有する締め具終端本体、並びに
    EMEを防止するための少なくとも一つの特徴であって、前記少なくとも一つの特徴は、選択位置で前記中央開口部を部分的に覆う乾燥誘電体コーティング及び誘電体シールのうちの少なくとも一つを含み、前記シールは、前記本体に固定され、前記コーティング及び前記シールは、雷電流を抑制するための厚さ及び組成を有し、前記選択位置は、遠位位置及び近位位置のうちの少なくとも一つを含む、少なくとも一つの特徴、
    を含む、部品。
  9. 前記シールは、前記本体から軸方向に少なくとも7ミル突出する、請求項8に記載の部品。
  10. 前記本体の外面を完全に覆う誘電体コーティングをさらに含む、請求項8又は9に記載の部品。
  11. 前記部品はカラーである、請求項8から10のいずれか一項に記載の部品。
  12. 前記カラーの本体は座ぐりをさらに有し、前記座ぐりの高さは、前記カラーの高さの約3.1%〜59.0%であり、前記座ぐりの直径は、前記カラーの直径の約51.4%〜79.05%である、請求項11に記載の部品。
  13. 前記本体の外側誘電体シールを近位位置にさらに含み、前記シールは、前記カラーの直径の約2.0%〜15.0%の厚さ、及び前記カラーの高さの約2.2%〜22.3%の高さを有する、請求項11又は12に記載の部品。
  14. 前記少なくとも一つの特徴は、前記誘電体コーティング及び前記誘電体シールの両方を含む、請求項11から13のいずれか一項に記載の部品。
  15. 前記部品はワッシャー(1210)である、請求項8から10のいずれか一項に記載の部品。
  16. 前記少なくとも一つの特徴は、前記ワッシャーの近位位置で前記中央開口部を部分的に覆う前記誘電体シール(1220)を含む、請求項15に記載の部品。
  17. 前記少なくとも一つの特徴は、前記ワッシャー(1210)の遠位位置で前記中央開口部を覆う第二のシール(1230)をさらに含み、前記シールは、間隙により分離される、請求項16に記載の部品。
  18. 誘電体コーティングを前記ワッシャー(1210)の外面にさらに含む、請求項15から17のいずれか一項に記載の部品。
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