JP2015090078A - Electric vacuum pump - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、自動車等の車両のブレーキブースタで用いる負圧を生成する電動バキュームポンプに関するものである。 The present invention relates to an electric vacuum pump that generates negative pressure used in a brake booster of a vehicle such as an automobile.
自動車用のブレーキ装置は、エンジンの吸気管負圧を利用して制動力を増幅するブレーキブースタを備えている。近年、低燃費の要求から、ポンピングロスの低減がなされており、このため、吸気管負圧が減少する傾向にある。また、ハイブリッド車両や電気自動車、あるいはアイドリングストップ機能付きの車両の場合には、エンジンの吸気管負圧を得られない場合がある。 BACKGROUND ART A brake device for an automobile includes a brake booster that amplifies a braking force using an intake pipe negative pressure of an engine. In recent years, pumping loss has been reduced due to the demand for low fuel consumption, and therefore the intake pipe negative pressure tends to decrease. Further, in the case of a hybrid vehicle, an electric vehicle, or a vehicle with an idling stop function, the engine intake pipe negative pressure may not be obtained.
そのため、ブレーキブースタへ供給する負圧を、電動バキュームポンプを用いて生成することが行われている。また、吸気管負圧が発生しないディーゼルエンジンを搭載する車両でも、電動バキュームポンプを用いて負圧を生成している。 Therefore, the negative pressure supplied to the brake booster is generated using an electric vacuum pump. Even in a vehicle equipped with a diesel engine that does not generate intake pipe negative pressure, negative pressure is generated using an electric vacuum pump.
ここで、バキュームポンプに関して、例えば、特許文献1には、真空ポンプの消音器が開示されている。そして、特許文献1の真空ポンプの消音器は、消音器の排気口が外気に開放されており、真空ポンプから排出される気体の騒音を効率良く低減させようとしている。
Here, regarding the vacuum pump, for example,
前記のように特許文献1の真空ポンプの消音器において、消音器の排気口は外気に開放されている。しかしながら、真空ポンプを自動車等の車両のブレーキブースタで用いる場合には、エンジンの吸入系における吸引作用により発生する負圧のアシストを得るために、消音器の排気口は、エンジンの吸入系に接続されることも考えられる。そうすると、消音器内が負圧になるので、消音器を形成するハウジングや蓋部材などは、変形したり、耐久性が低下したりするおそれがある。特に、消音器を形成するハウジングや蓋部材などが樹脂で形成されている場合には、消音器を形成するハウジングや蓋部材などは、より一層変形し易くなってしまう。
As described above, in the silencer of the vacuum pump of
そこで、本発明は上記した問題点を解決するためになされたものであり、消音効果を得るための内部空間を備える蓋部材の強度を向上させることができる電動バキュームポンプを提供することを目的とする。 Then, this invention was made | formed in order to solve the above-mentioned problem, and it aims at providing the electric vacuum pump which can improve the intensity | strength of the cover member provided with the interior space for obtaining a silencing effect. To do.
上記課題を解決するためになされた本発明の一形態は、流体の吸入と吐出により負圧を発生させるポンプ部と、前記ポンプ部を収容するケースと、前記ケースを閉塞する蓋部材とを有する電動バキュームポンプにおいて、前記蓋部材は、当該蓋部材の内部空間であって前記ポンプ部における前記流体の吐出口に連通するサイレンサ部と、前記流体を吸入するための蓋部材吸入口と、前記蓋部材吸入口の周囲の部分から前記ポンプ部側に形成される筒状の蓋部材筒状部とを備え、前記ポンプ部は、前記蓋部材吸入口にて吸入される前記流体をポンプ室内に吸入するためのポンプ部吸入口と、前記ポンプ部吸入口の周囲の部分から前記蓋部材側に形成される筒状のポンプ部筒状部とを備え、前記蓋部材筒状部と前記ポンプ部筒状部は、嵌合されていること、を特徴とする。 One aspect of the present invention made to solve the above problems includes a pump section that generates negative pressure by suction and discharge of fluid, a case that houses the pump section, and a lid member that closes the case. In the electric vacuum pump, the lid member is an inner space of the lid member, which is a silencer portion communicating with the fluid discharge port in the pump portion, a lid member suction port for sucking the fluid, and the lid A cylindrical lid member cylindrical portion formed on the pump portion side from a portion around the member inlet, and the pump portion sucks the fluid sucked in the lid member inlet into the pump chamber And a pump part cylindrical part formed on the lid member side from a portion around the pump part suction port, the lid member cylindrical part and the pump part cylinder The shape part is fitted Rukoto, characterized by.
この態様によれば、サイレンサ部の内部にて圧力変化が生じても、蓋部材筒状部とポンプ部筒状部が嵌合する部分により、蓋部材は変形し難くなる。そのため、消音効果を得るための内部空間であるサイレンサ部を備える蓋部材の強度を向上させることができる。 According to this aspect, even if a pressure change occurs inside the silencer portion, the lid member is hardly deformed by the portion where the lid member tubular portion and the pump portion tubular portion are fitted. Therefore, it is possible to improve the strength of the lid member provided with the silencer portion that is an internal space for obtaining a silencing effect.
また、蓋部材筒状部とポンプ部筒状部は接触しているので、ポンプ部にて発生する熱は、ポンプ部筒状部から蓋部材筒状部を介して蓋部材に伝達された後、蓋部材から放出される。そのため、電動バキュームポンプの放熱性が向上する。 Also, since the lid member cylindrical portion and the pump portion cylindrical portion are in contact, the heat generated in the pump portion is transferred from the pump portion cylindrical portion to the lid member via the lid member cylindrical portion. And released from the lid member. Therefore, the heat dissipation of the electric vacuum pump is improved.
上記の態様においては、前記ポンプ部筒状部は、前記蓋部材筒状部の内周面の内側に挿入されていること、が好ましい。 In said aspect, it is preferable that the said pump part cylindrical part is inserted inside the inner peripheral surface of the said cover member cylindrical part.
この態様によれば、より確実に、蓋部材の強度を向上させることができる。 According to this aspect, the strength of the lid member can be improved more reliably.
上記の態様においては、前記蓋部材筒状部は、前記ポンプ部筒状部の内周面の内側に挿入されていること、が好ましい。 In said aspect, it is preferable that the said cover member cylindrical part is inserted inside the inner peripheral surface of the said pump part cylindrical part.
この態様によれば、より確実に、蓋部材の強度を向上させることができる。 According to this aspect, the strength of the lid member can be improved more reliably.
上記の態様においては、前記蓋部材筒状部と前記ポンプ部筒状部の嵌合部分にて、前記蓋部材筒状部と前記ポンプ部筒状部の径方向の間にリング状の弾性部材が配置されていること、が好ましい。 In the above aspect, the ring-shaped elastic member between the lid member tubular portion and the pump portion tubular portion in the radial direction at the fitting portion between the lid member tubular portion and the pump portion tubular portion. Is preferably arranged.
この態様によれば、リング状の弾性部材を介して蓋部材筒状部とポンプ部筒状部の接合状態が確保される。そのため、蓋部材筒状部とポンプ部筒状部との間の密閉性が確保される。 According to this aspect, the joining state of the lid member cylindrical portion and the pump portion cylindrical portion is ensured via the ring-shaped elastic member. Therefore, the airtightness between the lid member tubular portion and the pump portion tubular portion is ensured.
上記の態様においては、前記蓋部材筒状部と前記ポンプ部筒状部の嵌合部分にて、前記蓋部材筒状部と前記ポンプ部筒状部は圧入により結合されていること、が好ましい。 In said aspect, it is preferable that the said cover member cylindrical part and the said pump part cylindrical part are couple | bonded by press injection in the fitting part of the said cover member cylindrical part and the said pump part cylindrical part. .
この態様によれば、蓋部材筒状部とポンプ部筒状部とが圧入により結合されている部分にて、蓋部材筒状部とポンプ部筒状部の接合状態が確保される。そのため、蓋部材筒状部とポンプ部筒状部との間の密閉性が確保される。 According to this aspect, the joining state of the lid member tubular portion and the pump portion tubular portion is ensured at the portion where the lid member tubular portion and the pump portion tubular portion are joined by press fitting. Therefore, the airtightness between the lid member tubular portion and the pump portion tubular portion is ensured.
本発明に係る電動バキュームポンプによれば、消音効果を得るための内部空間を備える蓋部材の強度を向上させることができる。 According to the electric vacuum pump of the present invention, it is possible to improve the strength of the lid member having an internal space for obtaining a silencing effect.
以下、本発明の電動バキュームポンプを具体化した実施の形態について、図面に基づき詳細に説明する。本実施の形態では、本発明の電動バキュームポンプをブレーキシステムに適用した場合について説明する。 DESCRIPTION OF EMBODIMENTS Hereinafter, an embodiment embodying an electric vacuum pump of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. In the present embodiment, a case where the electric vacuum pump of the present invention is applied to a brake system will be described.
そこでまず、ブレーキシステムについて、図1、図2を参照しながら説明する。図1は、実施の形態に係る電動バキュームポンプを含むブレーキシステムの概略構成を示す図である。図2は、実施の形態に係る電動バキュームポンプを含むブレーキシステムの制御系を示すブロック図である。
First, the brake system will be described with reference to FIGS.
本実施の形態におけるブレーキシステム1は、図1、図2に示すように、ブレーキペダル10と、ブレーキブースタ12と、マスターシリンダ14と、負圧センサ16と、電動バキュームポンプ18(図中「電動VP」と表記)と、第1逆止弁20と、第2逆止弁22と、ECU24と、吸気管圧力検出手段26などを有する。
As shown in FIGS. 1 and 2, the
ブレーキブースタ12は、図1に示すように、ブレーキペダル10とマスターシリンダ14との間に設けられている。このブレーキブースタ12は、ブレーキペダル10の踏力に対して所定の倍力比でアシスト力を発生させる。
As shown in FIG. 1, the
ブレーキブースタ12は、その内部がダイアフラム(不図示)にて区画されており、マスターシリンダ14側に区画される負圧室(不図示)と、大気を導入可能な変圧室(不図示)とが設けられている。そして、ブレーキブースタ12の負圧室は、第1通路L1を介してエンジンの吸気管32に接続する。すなわち、第1通路L1は、ブレーキブースタ12の負圧室と吸気管32とに接続する。これにより、ブレーキブースタ12の負圧室には、エンジンの駆動時にスロットルバルブ34の開度に応じて吸気管32内にて発生する負圧が、第1通路L1を介して供給される。
The inside of the
マスターシリンダ14は、ブレーキブースタ12の動作によりブレーキ本体(不図示)の油圧を高めて、ブレーキ本体において制動力を発生させる。負圧センサ16は、ブレーキブースタ12の負圧室内の負圧を検出する。
The
電動バキュームポンプ18は、図1に示すように、第2通路L2に接続されている。つまり、電動バキュームポンプ18の吸入ポート151が第2通路L2と第1通路L1とを介してブレーキブースタ12の負圧室に接続している。なお、電動バキュームポンプ18の排出ポート152は、第2逆止弁22より吸気管32側にて第1通路L1に接続している。ここで、第2通路L2は、第1通路L1上にて第1逆止弁20と第2逆止弁22との間の位置から第1通路L1と分岐する通路である。
The
また、電動バキュームポンプ18は、図2に示すように、リレー36を介してECU24に接続している。そして、電動バキュームポンプ18の駆動は、ECU24によるリレーのオン・オフ動作により制御される。
The
第1逆止弁20は、第1通路L1において、第2通路L2との分岐部分とブレーキブースタ12との間の位置に設けられている。また、第2逆止弁22は、第1通路L1において、第1逆止弁20よりも吸気管32側の位置であって第2通路L2との分岐部分と吸気管32との間の位置に設けられている。この第1逆止弁20と第2逆止弁22は、ともに、吸気管32側の負圧がブレーキブースタ12の負圧室側の負圧より高い場合のみ開弁状態になるように構成されており、ブレーキブースタ12の負圧室側から吸気管32側への流体の流れのみを許容する。このようにして、ブレーキシステム1は、第1逆止弁20と第2逆止弁22により、ブレーキブースタ12の負圧室内に負圧を封じ込めることができる。
The
ECU24は、例えばマイクロコンピュータによって構成されており、制御プログラムを格納するROM、演算結果等を格納する読書き可能なRAM、タイマ、カウンタ、入力インタフェース、及び出力インタフェースを備えている。このECU24には、図2に示すように、負圧センサ16や電動バキュームポンプ18や吸気管圧力検出手段26やリレー36などが接続されている。
The
次に、電動バキュームポンプ18について説明する。
Next, the
<実施例1>
電動バキュームポンプ18は、円筒形状をなしており、図3に示すように、その上端に吸入ポート151と排出ポート152が設けられている。この電動バキュームポンプ18は、モータ部110と、ポンプ部120と、軸受130と、樹脂製のケース140と、樹脂製の上蓋150と、樹脂製の下蓋160などを有している。そして、図3に示すように、モータ部110とポンプ部120は、ケース140の内部空間内に配置されている。また、ケース140は、上蓋150と下蓋160により閉塞されている。
<Example 1>
The
モータ部110は、電動モータ112と、コミュテータ(整流子)113と、金属製のモータケース114と、ブラシ115と、シャフト116などを備えている。電動モータ112は、モータケース114内に収容されており、アーマチャ(回転子)112aと磁石(固定子)112bを備えている。磁石112bは、モータケース114に固定されている。そして、磁石112bの内側に、アーマチャ112aが隙間を空けて回転可能に配置されている。シャフト116は、アーマチャ112aとコミュテータ113と一体に取り付けられている。
The
モータ部110では、外部電源により電動モータ112が駆動されて、シャフト116が回転駆動されるようになっている。なお、シャフト116は、モータケース114に固定された軸受130により回転可能に支持されている。
In the
コミュテータ113は、シャフト116に取り付けられている。ブラシ115は、コミュテータ113の外周面の外側に配置されている。そして、ブラシ115は、コミュテータ113に対して相対的に摺動接触しながら通電をする。
The
ポンプ部120は、ベーン式バキュームポンプにより構成され、ケース140内においてモータ部110の上部に配置されている。そして、ポンプ部120は、モータ部110に連動して駆動する。ここで、ベーン式バキュームポンプは、円柱形状をなすポンプ室内に偏心状態で配設されたロータに溝を設け、この溝に複数枚のベーンがロータ径方向に移動可能に挿入された構造を有している。ロータが回転すると、遠心力によりベーンが溝から突出し、ベーンがポンプ室内周面と摺接することにより、隣り合うポンプ室間の気密が維持される。これとともに、ベーンにより区画された閉塞空間の容積が増減することで、気体(例えば、空気)の吸入、圧縮、排出(吐出)が行われ、ポンプ室内に負圧が発生するようになっている。
The
具体的に、ポンプ部120は、内周面が略円筒形状に形成されたハウジング121を備える。なお、内周面が略円筒形状とは、ハウジング121の断面が、真円形や楕円形であることに限られず、曲線で囲まれた円形であることを意味する。ハウジング121の両端は円形状のカバー部材122aとカバー部材122bで塞がれており、ハウジング121の内周面およびカバー部材122aとカバー部材122bによってポンプ室123が形成されている。そして、ハウジング121は、ケース140に固定されている。
Specifically, the
ポンプ室123の内部には、円柱形のロータ124が、ポンプ室123の中心軸に対して偏心された軸を中心軸として回転自在に収容されている。このロータ124は、電動モータ112のシャフト116に接続している。これにより、ロータ124は、シャフト116を介して電動モータ112の回転駆動に連動して回転するようになっている。
A
そして、ロータ124は、複数のベーン溝を有している。各ベーン溝には、平板形状に形成されたベーン125が、進退するように摺動自在に嵌合されている。ベーン125の端部は、ロータ124の回転時にベーン125に付与される遠心力によってハウジング121の内周面に摺接するようになっている。ベーン125の上下端面は、それぞれカバー部材122aとカバー部材122bと接触している。このようにして、ベーン125が、ポンプ室123内を区画している。
The
ポンプ室123は、吸入口126および吐出口127によって外部と連通している。吸入口126は、ポンプ室123に連通するようにカバー部材122aに設けられている。吸入口126は、ポンプ外部の空気がポンプ内部に引き込まれる部分である。吐出口127は、ポンプ室123に連通するようにカバー部材122aに設けられている。そして、吐出口127からの排気は、排出ポート152を介してポンプ外部へ排出されるようになっている。
The
軸受130は、モータ部110とポンプ部120の間に配置されている。そして、軸受130は、シャフト116が回転可能な状態で当該シャフト116を支持する。
The
上蓋150は、上記のモータ部110及びポンプ部120を収容するケース140の上部開口端を閉塞する樹脂部材である。つまり、上蓋150は、ポンプ部側からケース140を閉鎖している。
The
上蓋150は、ポンプ部120に空気をポンプ外部から吸入するための吸入ポート151と、ポンプ部120の吐出口127に連通する空間が設けられたサイレンサ部153と、ポンプ部120から排出された排気をポンプ外部へ排出する排出ポート152などを備えている。なお、上蓋150は、本発明における「蓋部材」の一例である。
The
そして、サイレンサ部153は、上蓋150の内部空間に形成されている。これにより、ポンプ部120の吐出口127から吐出された排気は、サイレンサ部153を通過した後、排出ポート152を流れてポンプ外部へと排出される。
下蓋160は、上記のモータ部110及びポンプ部120を収容するケース140の下部開口端を閉塞する樹脂部材であり、モータ部側からケース140を閉鎖している。
The
このような構成を有する電動バキュームポンプ18は、外部からの給電により電動モータ112が回転駆動されると、それに連動してロータ124が回転する。そうすると、遠心力によりベーン125がベーン溝に沿って摺動して、ベーン125の端面がハウジング121の内周面に当接し、その状態を保ちながらハウジング121の内周面に沿って回転する。このロータ124の回転に伴い各ポンプ室123の体積が膨張または圧縮されることによって、吸入口126からポンプ室123内に空気が吸入されるとともに、吐出口127からポンプ室123内の空気が吐出される。この動作により、ポンプ室123内に負圧が作り出される。
In the
すなわち、ブレーキシステム1において、電動バキュームポンプ18は、ECU24からの駆動開始信号に基づいてリレー36がオンされ駆動を開始して、吸入ポート151から第2通路L2と第1通路L1とを介してブレーキブースタ12の負圧室内に負圧を供給する。また、電動バキュームポンプ18は、ECU24からの駆動停止信号に基づいてリレー36がオフされ駆動を停止して、吸入ポート151から第2通路L2と第1通路L1とを介してブレーキブースタ12の負圧室内に負圧を供給することを停止する。
In other words, in the
そして、ブレーキシステム1では、エンジンが稼働しており、吸気管負圧が発生している場合には、第1通路L1を介して吸気管32内の負圧がブレーキブースタ12の負圧室内に供給されて、ブレーキブースタ12の負圧室内の負圧を調整することができる。また、エンジンが停止した場合や負圧が不足しているとECU24がした場合には、ECU24がリレーをオンすることにより、電動バキュームポンプ18を駆動させて第2通路L2と第1通路L1とを介して負圧をブレーキブースタ12の負圧室内に供給して、ブレーキブースタ12の負圧室内の負圧を調整することができる。
In the
本実施例において、図3と図4に示すように、上蓋150は、吸入ポート151から吸入された空気が流れる吸入通路170を備えている。吸入通路170は、当該吸入通路170のポンプ部120側の端部に、吸入口172を備えている。そして、外部の空気は、吸入ポート151から、吸入通路170と吸入口172を介して、電動バキュームポンプ18の内部に、吸入される。なお、吸入口172は、本発明における「蓋部材吸入口」の一例である。
In the present embodiment, as shown in FIGS. 3 and 4, the
そして、上蓋150は、吸入口172の周囲の部分からポンプ部120側に向かって形成される筒状の筒状部174を備えている。筒状部174は、ポンプ部120側に開口するようにして、凹形状に形成されている。なお、筒状部174は、本発明における「蓋部材筒状部」の一例である。
The
また、ポンプ部120のカバー部材122aは、吸入口126の周囲の部分から上蓋150側に向かって形成される筒状の筒状部176を備えている。筒状部176は、上蓋150側に突出するようにして、凸形状(柱状)に形成されている。筒状部176は、その内周面176aの内側に、吸入口126に連通する吸入通路178を備えている。そして、上蓋150の吸入口172から吸入される空気は、吸入通路178を通って、吸入口126に向かって流れる。なお、吸入口126は、本発明における「ポンプ部吸入口」の一例である。また、筒状部176は、本発明における「ポンプ部筒状部」の一例である。
Further, the
上蓋150の筒状部174とポンプ部120の筒状部176は、筒状部176における上蓋150側の端部が筒状部174の内周面174aの内側に挿入されるようにして、嵌合されている。このように筒状部174と筒状部176は嵌合されているので、上蓋150は筒状部176に支えられることになり、上蓋150は変形し難くなる。そのため、吸気管における吸引作用によりサイレンサ部153内が負圧になったとしても、上蓋150は、その中央部分が凹み難くなり、吸入ポート151と排出ポート152が内側に倒れ込み難くなる。そのため、電動バキュームポンプ18の耐久性は、維持される。
The
また、筒状部174と筒状部176の嵌合部分にて、筒状部174と筒状部176の径方向の間に、リング状の弾性部材であるOリング180が配置されている。すなわち、Oリング180は、筒状部174の内周面174aと筒状部176の外周面176bの間にて、筒状部176の外周面176bに形成された溝部に挿入されるようにして、配置されている。これにより、電動バキュームポンプ18の径方向(図4の左右方向)について、Oリング180を介して筒状部174と筒状部176の接合状態は確保される。そのため、筒状部174と筒状部176の間の気密性は、確保される。
Further, an O-
以上、詳細に説明したように、本実施例において、上蓋150は、当該上蓋150の内部空間であってポンプ部120における空気の吐出口127に連通するサイレンサ部153と、空気を吸入するための吸入口172と、吸入口172の周囲の部分からポンプ部120側に形成される筒状の筒状部174とを備え、ポンプ部120は、吸入口172にて吸入される空気をポンプ部120のポンプ室123内に吸入するための吸入口126と、吸入口126から上蓋150側に形成される筒状の筒状部176とを備え、筒状部174と筒状部176は、嵌合されている。
As described above in detail, in the present embodiment, the
これにより、サイレンサ部153内部が負圧になるなどサイレンサ部153内部にて圧力変化が生じても、筒状部174と筒状部176とが嵌合されているので、上蓋150は筒状部176に支えられることから、上蓋150は変形し難くなる。そのため、サイレンサ部153を備える上蓋150の強度を向上させることができる。
Thereby, even if a pressure change occurs inside the
また、筒状部174と筒状部176は接触しているので、ポンプ部120にて発生する熱は、筒状部176から筒状部174を介して上蓋150に伝達された後、上蓋150から放出される。そのため、電動バキュームポンプ18の放熱性が向上する。
Further, since the
<実施例2>
次に、実施例2について説明するが、実施例1と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に述べる。
<Example 2>
Next, the second embodiment will be described. The same components as those of the first embodiment are denoted by the same reference numerals, the description thereof will be omitted, and different points will be mainly described.
本実施例では、図5に示すように、ポンプ部120の筒状部176における上蓋150側の端部は、上蓋150の筒状部174の内周面174aの内側に圧入されている。このようにして、筒状部174と筒状部176の嵌合部分にて、筒状部174と筒状部176は圧入により結合されている。これにより、筒状部174と筒状部176は圧入により結合されている部分にて、電動バキュームポンプ18の軸方向および径方向(図5の上下方向および左右方向)について、筒状部174と筒状部176の接合状態は確保される。そのため、筒状部174と筒状部176との間の密閉性は、確保される。
In the present embodiment, as shown in FIG. 5, the end portion on the
<実施例3>
次に、実施例3について説明するが、実施例1や実施例2と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に述べる。
<Example 3>
Next, the third embodiment will be described. Components that are the same as those in the first and second embodiments are denoted by the same reference numerals, description thereof will be omitted, and different points will be mainly described.
本実施例において、図6に示すように、上蓋150は、吸入口172の周囲の部分からポンプ部120側に向かって形成される筒状の筒状部182を備えている。この筒状部182は、ポンプ部120側に突出するようにして、凸形状(柱状)に形成されている。また、筒状部182は、その内周面182aの内側に、吸入口172に連通する吸入通路184を備えている。そして、吸入口172から吸入される空気は、吸入通路184を通って、ポンプ部120の吸入口126に向かって流れる。なお、筒状部182、本発明における「蓋部材筒状部」の一例である。
In the present embodiment, as shown in FIG. 6, the
また、ポンプ部120のカバー部材122aは、吸入口126の周囲の部分から上蓋150側に向かって形成される筒状の筒状部186を備えている。筒状部186は、上蓋150側に開口するようにして、凹形状に形成されている。なお、筒状部186は、本発明における「ポンプ部筒状部」の一例である。
Further, the
上蓋150の筒状部182とポンプ部120の筒状部186は、筒状部182が筒状部186の内周面186aの内側に挿入されるようにして、嵌合されている。このように筒状部182と筒状部186は嵌合されているので、上蓋150は筒状部186に支えられることになり、上蓋150は変形し難くなる。そのため、吸気管における吸引作用によりサイレンサ部153内が負圧になったとしても、上蓋150は、その中央部分が凹み難くなり、吸入ポート151と排出ポート152が内側に倒れ込み難くなる。そのため、電動バキュームポンプ18の耐久性は、維持される。
The
また、筒状部182と筒状部186の嵌合部分にて、筒状部182と筒状部186の径方向の間に、リング状の弾性部材であるOリング180が配置されている。すなわち、筒状部182の外周面182bと筒状部186の内周面186aの間にて、Oリング180は、筒状部186の内周面186aに形成された溝部に挿入されるようにして、配置されている。これにより、電動バキュームポンプ18の径方向(図6の左右方向)について、Oリング180を介して筒状部182と筒状部186の接合状態は確保される。そのため、筒状部182と筒状部186の間の気密性は、確保される。
In addition, an O-
<実施例4>
次に、実施例4について説明するが、実施例1〜実施例3と同等の構成要素については、同一の符号を付して説明を省略し、異なった点を中心に述べる。
<Example 4>
Next, the fourth embodiment will be described. The same components as those in the first to third embodiments are denoted by the same reference numerals, the description thereof will be omitted, and different points will be mainly described.
本実施例では、図7に示すように、上蓋150の筒状部182は、カバー部材122aの筒状部186の内周面186aの内側に圧入されている。このようにして、筒状部182と筒状部186の嵌合部分にて、筒状部182と筒状部186は圧入により結合されている。これにより、筒状部182と筒状部186とが圧入により結合されている部分にて、電動バキュームポンプ18の軸方向および径方向(図7の上下方向および左右方向)について、筒状部182と筒状部186の接合状態は確保される。そのため、筒状部182と筒状部186との間の密閉性は、確保される。
In the present embodiment, as shown in FIG. 7, the
なお、上記した実施の形態は単なる例示にすぎず、本発明を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能であることはもちろんである。 It should be noted that the above-described embodiment is merely an example and does not limit the present invention in any way, and various improvements and modifications can be made without departing from the scope of the invention.
1 ブレーキシステム
12 ブレーキブースタ
18 電動バキュームポンプ
110 モータ部
112 電動モータ
120 ポンプ部
122a カバー部材
126 吸入口
127 吐出口
140 ケース
150 上蓋
151 吸入ポート
153 サイレンサ部
170 吸入通路
172 吸入口
174 筒状部
174a 内周面
176 筒状部
176a 内周面
176b 外周面
178 吸入通路
180 Oリング
182 筒状部
182a 内周面
182b 外周面
184 吸入通路
186 筒状部
186a 内周面
DESCRIPTION OF
Claims (5)
前記蓋部材は、当該蓋部材の内部空間であって前記ポンプ部における前記流体の吐出口に連通するサイレンサ部と、前記流体を吸入するための蓋部材吸入口と、前記蓋部材吸入口の周囲の部分から前記ポンプ部側に形成される筒状の蓋部材筒状部とを備え、
前記ポンプ部は、前記蓋部材吸入口にて吸入される前記流体をポンプ室内に吸入するためのポンプ部吸入口と、前記ポンプ部吸入口の周囲の部分から前記蓋部材側に形成される筒状のポンプ部筒状部とを備え、
前記蓋部材筒状部と前記ポンプ部筒状部は、嵌合されていること、
を特徴とする電動バキュームポンプ。 In an electric vacuum pump having a pump part that generates negative pressure by suction and discharge of fluid, a case that houses the pump part, and a lid member that closes the case,
The lid member is an inner space of the lid member and communicates with the fluid discharge port in the pump unit, a lid member suction port for sucking the fluid, and a periphery of the lid member suction port A cylindrical lid member cylindrical part formed on the pump part side from the part,
The pump portion includes a pump portion suction port for sucking the fluid sucked in the lid member suction port into a pump chamber, and a cylinder formed on the lid member side from a portion around the pump portion suction port. A pump-shaped cylindrical part,
The lid member tubular part and the pump part tubular part are fitted,
Electric vacuum pump characterized by
前記ポンプ部筒状部は、前記蓋部材筒状部の内周面の内側に挿入されていること、
を特徴とする電動バキュームポンプ。 The electric vacuum pump according to claim 1,
The pump part cylindrical part is inserted inside the inner peripheral surface of the lid member cylindrical part;
Electric vacuum pump characterized by
前記蓋部材筒状部は、前記ポンプ部筒状部の内周面の内側に挿入されていること、
を特徴とする電動バキュームポンプ。 The electric vacuum pump according to claim 1,
The lid member tubular portion is inserted inside the inner peripheral surface of the pump portion tubular portion;
Electric vacuum pump characterized by
前記蓋部材筒状部と前記ポンプ部筒状部の嵌合部分にて、前記蓋部材筒状部と前記ポンプ部筒状部の径方向の間にリング状の弾性部材が配置されていること、
を特徴とする電動バキュームポンプ。 The electric vacuum pump according to any one of claims 1 to 3,
A ring-shaped elastic member is disposed between the lid member tubular portion and the pump portion tubular portion in the radial direction at the fitting portion between the lid member tubular portion and the pump portion tubular portion. ,
Electric vacuum pump characterized by
前記蓋部材筒状部と前記ポンプ部筒状部の嵌合部分にて、前記蓋部材筒状部と前記ポンプ部筒状部は圧入により結合されていること、
を特徴とする電動バキュームポンプ。 The electric vacuum pump according to any one of claims 1 to 3,
The lid member tubular part and the pump part tubular part are joined by press fitting at the fitting part of the cover member tubular part and the pump part tubular part,
Electric vacuum pump characterized by
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013229142A JP2015090078A (en) | 2013-11-05 | 2013-11-05 | Electric vacuum pump |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013229142A JP2015090078A (en) | 2013-11-05 | 2013-11-05 | Electric vacuum pump |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=53193743
Family Applications (1)
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Country | Link |
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JP (1) | JP2015090078A (en) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5004410A (en) * | 1988-02-04 | 1991-04-02 | Empresa Brasileira De Compressores-S/A-Embraco | High frequency noise suppressor for hermetic rotary compressors |
-
2013
- 2013-11-05 JP JP2013229142A patent/JP2015090078A/en active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US5004410A (en) * | 1988-02-04 | 1991-04-02 | Empresa Brasileira De Compressores-S/A-Embraco | High frequency noise suppressor for hermetic rotary compressors |
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