JP2015085053A - 注射器用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】注射器から排出される流体を安全に収容可能であって、且つ、製造コストの低減が可能な注射器用容器を提供すること。
【解決手段】注射器用容器1は、注射器100の注射針112を挿入可能に形成された連通孔33を備える基部21と、基部21に気密に設けられた容器11と、基部21に設けられ、連通孔33及び容器11内と接続された空間44を形成する空間形成部41と、連通孔33及び空間44の間に設けられ、空間44から連通孔33への流体の移動を規制する第1弁部42と、空間44及び容器11内との間に設けられ、容器11内から空間44への移動を規制する第2弁部43と、を備える構成とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、注射器から排出される薬液又は気体を収容する注射器用容器に関する。
注射器にアンプルから薬液を吸引する場合、注射器のバレルにプランジャを下死点まで挿入し、アンプル内に注射針を挿入する。この状態で、プランジャを上死点まで移動させることで注射器内のバレル及びプランジャにより形成される空間に薬液が吸引される。このとき、アンプル内の空気も合わせて吸引されることがある。
また、注射器にバイアルから薬液を抜き取る場合、先ず、注射器内にバイアルから抜き取る薬液の体積と同じ体積の空気を吸い込み、次にバイアルの弾性キャップに注射針を穿刺する。
次に、注射器のプランジャを往復動させて、注射器内の空気とバイアル内の薬液を置換させる。このとき、少量の空気が注射器内に入り込む。また、所望の薬液の量よりも多く入り込むこともある。
この空気を抜き取り、所望の量の薬液とするためには、注射針を上方に向け、空気を注射器内の空間の上方に配置させてプランジャを下死点に向って押し込むことで、注射器内から空気及び余分な薬液を抜く作業を行う。
このような、注射器内から空気及び余分な薬液を抜く作業を行う場合、注射器内から空気、及び、少量の薬液又は薬液を含むガスが吐出され、作業者に付着する虞や周囲に飛散する虞があり、周囲の汚染の原因となる。また、薬液が毒性を有するものである場合には、作業者の健康被害を引き起こす虞がある。
そこで、空気を抜く作業において、周囲の汚染を防止して注射器内の空気を抜くことが可能な空気抜き装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この空気抜き装置は、容器内に薬液を貯留する空間部と、当該空間部の空気を通気可能なフィルタ部と、を備え、フィルタ部で空気中に含まれる薬液を捕捉可能に形成されている。また、空気抜き装置は、空間部及びフィルタ部の間を連結する連通管を、空間部の内面から突起させることで、容器が傾斜等しても、薬液が外部に移動することを防止可能に形成されており、注射器内の空気を抜く作業を行っていても、薬液による周囲の汚染を防止することが可能に構成される。
特開2007−275293号公報
上述した空気抜き装置では、以下の問題があった。即ち、上述した空気抜き装置は、構造が複雑となる。特に、空気抜き装置は、使用後は廃棄されるとともに、異なる薬液を取り扱う場合には、空気抜き作業毎に空気抜き装置を交換する必要がある。このため、注射器内の排出される空気、薬液を含む空気又は薬液の一部等の流体を収納可能であって、且つ、安価な容器の要望があった。
そこで、本発明は、注射器から排出される流体を安全に収容可能であって、且つ、製造コストの低減が可能な注射器用容器を提供することを目的とする。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の注射器用容器は、次のように構成されている。
本発明の一態様として、注射器の注射針を挿入可能に形成された連通孔を備える基部と、前記基部に気密に設けられた容器と、前記基部に設けられ、前記連通孔及び前記容器内と接続された空間を形成する空間形成部と、前記連通孔及び前記空間の間に設けられ、前記空間から前記連通孔への流体の移動を規制する第1弁部と、前記空間及び前記容器内との間に設けられ、前記容器内から前記空間への移動を規制する第2弁部と、を備える。
本発明によれば、注射器から排出される薬液又は気体を収容可能であって、且つ、簡素な構造の注射器用容器を提供することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る注射器用容器の構成を示す斜視図。 同注射器用容器の構成を示す断面図。 同注射器用容器の要部構成を示す断面図。 同注射器用容器の使用の一例を示す斜視図。 同注射器用容器の要部構成の使用の一例を示す断面図。 同注射器用容器の要部構成の使用の一例を一部断面で示す側面図。 同注射器用容器の要部構成の使用の一例を一部断面で示す側面図。 同注射器用容器に用いられる注射器の注射針の構成を示す側面図。 本発明の第2の実施形態に係る注射器用容器の構成を示す断面図。 同注射器用容器の要部構成を示す断面図。 同注射器用容器の使用の一例を示す断面図。 本発明の第3の実施形態に係る注射器用容器の構成を示す断面図。 同注射器用容器の要部構成を示す断面図。
(第1の実施形態)
以下、本発明の第1の実施形態に係る注射器用容器1の構成を、図1乃至図5を用いて説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る注射器用容器1の構成を示す斜視図、図2は、注射器用容器1の構成を示す断面図、図3は、注射器用容器1の要部構成、具体的には、スパウト部10の構成を示す断面図、図4は、注射器用容器1の使用の一例、具体的には、注射器100の空気抜き作業を示す斜視図、図5は、注射器用容器1の注射器100の空気抜き作業におけるスパウト部10の構成を示す断面図、図6は、スパウト部10に注射針112を挿入した時の一例を一部断面で示す側面図、図7は、スパウト部10に注射針112を挿入したときの一例を一部断面で示す側面図、図8は、注射器100に用いられる注射針112の構成を示す側面図である。
注射器用容器1は、注射器100内に薬液を吸引した場合において薬液に含まれる空気を注射器100内から押し出すときに、当該空気、薬液が含まれた空気(ガス)又は薬液の一部を収容するために用いられる。
なお、注射器用容器1に用いられる注射器100は、例えば、図4乃至図8に示すように、円筒状に形成され、一端が縮径するバレル110と、バレル110に挿入されるプランジャ111と、バレル110の縮径する先端に設けられる注射針112と、を備えている。
プランジャ111は、バレル110内を往復動可能なピストンであって、バレル110とともに、注射器100内に、薬液を貯留可能な空間を形成する。注射針112は、バレル110に着脱自在に設けられる。図5乃至図8に示すように、注射針112は、金属材料又は樹脂材料で形成され、バレル110に固定される連結部121と、連結部121に設けられた針部122と、を備えている。
連結部121は、異なる複数の外径及び縮径する内径を有する筒状に形成され、縮径されたバレル110の先端に嵌合可能に形成されている。また、連結部121は、その内周面に針部122が密着して固定される。連結部121は、例えば、その外周面の一部に、その長手方向に反って延設されるとともに、その軸心に対して傾斜する外面を有する複数の突起部123を複数備えている。
複数の突起部123は、例えば、連結部121の外周面の4箇所に等間隔に配置される。針部122は、内部を流体が移動可能な円筒状に形成されるとともに、穿刺可能に先端が鋭角に形成される。
図1乃至図3に示すように注射器用容器1は、スパウト部10と、容器11と、蓋部12と、を備えている。注射器用容器1は、例えば、容器11として可撓性を有するパウチが用いられた、所謂スパウトパウチ形態である。
スパウト部10は、円筒状に形成された基部21と、基部21の端部に設けられた弁部22と、を備えている。基部21は、一方が開口して容器11の外部に露出されるとともに、他方が容器11内に配置される。また、基部21は、他方の端部に弁部22が設けられる。
具体的には、基部21は、一方の端部に設けられた第1開口部31と、他方の端部に設けられた第2開口部32と、第1開口部31及び第2開口部32を連続させる連通孔33と、を備えている。また、基部21は、その外部に、容器11を取り付ける取付部34を備えている。
第1開口部31は、基部21の一方の端部を構成する。第1開口部31は、基部21の一方の端部から他方に向って、換言すると第2開口部32に向って、その内径が漸次縮径して形成される。即ち、第1開口部31は、円錐台形状に開口する。第1開口部31は、その傾斜角度及び内径が、注射針112の連結部121に設けられる突起部123の外面の傾斜角度及び相対する一対の突起部123間の幅と略同一形状に形成されている。また、第1開口部31は、その内周面に、内周面の傾斜方向に沿って複数設けられた突起部36を備えている。
突起部36は、第1開口部31の内周面に等間隔に設けられる。突起部36は、その側面が連結部121に設けられた突起部123の側面と当接可能に形成されている。換言すると、突起部36は、周方向で連結部121に設けられた突起部123と干渉可能に形成されている。
第2開口部32は、基部21の他方の端部を構成する。第2開口部32は、その内周面が、連通孔33の内周面よりも大径に形成されている。第2開口部32は、その一部に、複数の開口37が周方向に沿って等間隔に形成されている。
第2開口部32は、その内周面の一部、例えば、複数の開口37よりも端部側の内周面に、円環状の凹部38が形成されている。凹部38は、例えば、その断面形状が、半円状に形成されている。また、第2開口部32の外周面32aは、基部21の他部よりもその外径が若干小径に形成される。
連通孔33は、同一径に形成される。連通孔33は、注射針112の連結部121から突出する針部122の長さよりも短く形成される。
取付部34は、容器11を気密に固定可能に形成されている。取付部34は、例えば、容器11と溶着させることで、容器11に固定可能に形成される。
弁部22は、第2開口部32に固定される固定部41と、第1弁部42と、第2弁部43と、を備えている。弁部22は、基部21の端部に設けられた逆止弁である。また、弁部22は、連通孔33と容器11との間に、密封され、且つ、連通孔33及び容器11と連通される空間44を形成する。
固定部41は、一端が閉塞するカップ状に形成されるとともに、その開口する端部が第2開口部32に固定される。例えば、固定部41は、異なる複数の外径を有して形成される。具体的には、固定部41は、その開口端側に形成され、外径が第2開口部32の内径と同一径に形成された第1固定部46と、その閉塞端側に形成され、その第1固定部46に隣接する部位の外径が、第2開口部32の外径と同一径に形成された第2固定部47と、を備えている。固定部41は、内部に、弁部42とともに空間44を形成する空間形成部である。
第1固定部46は、その一部に、複数の開口49が周方向に沿って等間隔に形成されている。この開口49は、固定部41を第2開口部32に固定したときに、第2開口部32の開口37と、少なくとも一部で対向可能、且つ、連通可能に形成されている。
第1固定部46は、その外周面の一部、例えば、複数の開口49よりも閉塞端側、換言すると第2固定部47側の外周面に、円環状の凸部48が形成されている。凸部48は、例えば、その断面形状が、半円状に形成されている。凸部48は、固定部41を第2開口部32に固定したときに、第2開口部32の凹部38と嵌合可能に形成されている。また、第1固定部46は、軸心方向の長さが、第2開口部32の端部から連通孔33までの長さよりも短く形成されている。
第2固定部47は、その固定部41の閉塞端側の外径が、第1固定部46に隣接する、第2開口部32の外径と同一径に形成されている。この第2固定部47の外周面47aは、第2開口部32の外周面32aとともに、第2弁部43を固定可能に形成された円環状の溝部を形成する。
第1弁部42は、弾性変形可能な樹脂材料で形成され、外径の異なる円柱状に形成される。第1弁部42は、注射針112を穿刺可能、且つ、注射針112を穿刺後、穿刺により形成された孔を閉塞可能に形成された弾性体で形成された栓であり、所謂ゴム栓である。
第1弁部42は、その外径が、第2開口部32の内径と略同一径又は若干大径に形成された、円板状の第1部位51と、その外径が第1固定部46の内径と略同一径又は若干大径に形成された円柱状の第2部位52と、を備えている。
第1部位51は、その軸心方向の長さが、第2開口部32の端部から連通孔33までの長さ及び第1固定部46の長さの差よりも若干長く形成される。第1部位51は、第2開口部32及び第1固定部46間に介在することで、第2開口部32及び第1固定部46により挟まれて、気密に固定される。
第2部位52は、その軸心方向の長さが、第1固定部46の端部から開口49までの長さと略同一長さに形成される。第2部位52は、その端面と固定部41の内面により、固定部41の内部に空間44を形成する。
第2弁部43は、可撓性を有する樹脂材料等により円筒状に形成されている。より具体的には、第2弁部43は、管状に形成され、その内径が、第2開口部32及び第2固定部47の外周面32a,47aの外径よりも若干小径に形成される。
第2弁部43は、第2開口部32及び第2固定部47の外周面32a,47aにより形成される溝部に配置されることで、その内周面が、外周面32a,47aに密着する。第2弁部43は、当該溝部に設けられることで、その内周面により、開口37,49、並びに、第2開口部32及び第2固定部47間の隙間を密封可能に形成される。
容器11は、可撓性を有する樹脂材料により形成されたフィルムを張り合わせて形成された、所謂パウチである。容器11は、その周囲が接着されるとともに、基部21に気密に固定されることで、内部が密封されて形成される。
蓋部12は、基部21の第1開口部31を閉塞可能に形成されている。蓋部12は、第1開口部31の端面に接着されることで、第1開口部31の開口を閉塞する。蓋部12を接着し、第1開口部31を閉塞した後、例えば、放射線殺菌等で容器全体を殺菌することで、蓋部12は、蓋部12が剥されるまで、容器11の内部を無菌の状態に保つことが可能に形成される。
次に、構成された注射器用容器1の使用方法を説明する。
先ず、注射器100に薬液を充填する。具体的には、注射器100にアンプルから薬液を吸引する場合には、作業者は、注射器100のバレル110にプランジャ111を下死点まで挿入し、アンプル内に注射針を挿入する。この状態で、プランジャ111を上死点まで移動させることで注射器100内のバレル110及びプランジャ111により形成される空間に薬液が吸引される。薬液の吸引において注射器100内に空気も吸引された場合には、先ず、第1開口部31から蓋部12を取りはずす。
次に、図6に示すように、注射針112を、連結部121の突起部123がスパウト部10の第1開口部31の内周面と当接するまでスパウト部10に挿入する。これにより、注射針112は、連通孔33を通過して第1弁部42に穿刺される。このとき、針部122の先端は、第1弁部42を貫通し、空間44内に位置する。
次に、注射針112が上方に位置するように、注射器用容器1及び注射器100を傾ける。即ち、注射器100が注射器用容器1の重力方向に沿って下側に移動するように、注射器用容器1及び注射器100を配置する。これにより、注射器100内の空気は、注射針112側に移動する。
次に、作業者は、プランジャ111をバレル110内に押し込み、注射器100内の空気を注射針112から吐出させる。これにより、空間44に空気、薬液が含まれた空気(ガス)又は薬液の一部(空気等)が空間44内に吐出される。空間44内に空気等が移動すると、空間44内の圧力が増加し、この圧力の増加によって、開口37,49を介して第2弁部43が押圧されて、第2弁部43が外周面32a,47aから離間し、空間44と容器11内とが連通する。空間44内の圧力が容器11内の圧力と等圧になるまで、空間44内の空気等は、容器11内に移動する。空間44内の空気等が容器11内に移動すると、第2弁部43がその復元力によって開口37,49を密封し、空間44と容器11内が遮断される。
次に作業者は、注射器100を注射器用容器1から取り外す。これにより、第1弁部42は、自身の復元力によって、注射針112の穿刺により形成された孔を閉塞し、空間44は、連通孔33と遮断される。これにより、注射器100の空気抜き作業が完了する。
このように構成された注射器用容器1によれば、注射器100の空気抜き作業によって、注射器100内の空気が容器11に排出され、注射器100内から空気を抜くことが可能となる。また、排出された空気に、薬液が含まれる場合や、空気を排出するときに薬液が一緒に排出されても、空間44から容器11内に移動して、容器11内に排出することが可能となる。また、空間44に排出された空気等の一部が、容器11内に移動せず、空間44に残存しても、第1弁部42が空間44と連通孔33とを遮断することから、空気等が外部に漏洩する虞がない。
このように、注射器用容器1は、排出した空気等を漏洩させることなく、安全、且つ、確実に、注射器100内に薬液とともに吸い込まれた空気を注射器100から排出可能となる。このため薬液の漏洩等による、作業者への影響や、周囲の汚染を防止することが可能となる。
注射器用容器1は、第1弁部42を弾性体で形成した栓とすることで、空間44と連通孔33を遮断するために、針部122の穿刺により形成された孔を別途閉塞する必要がない。このため、注射器用容器1は作業性がよい。
また、注射器100の空気抜き後に注射器100から注射針112を取り外して注射針112を廃棄することが可能な場合に、注射器用容器1は、注射針112と一体で廃棄することが可能となる。具体的に説明すると、図7に示すように、注射針112をさらに第1開口部31に挿入する。この挿入によって、突起部123が弾性変形する。その後、注射器100を回転させることで、連結部121の突起部123と第1開口部31の突起部36が係合し、連結部121の回転方向の移動が規制される。このとき、針部122は、第1弁部42の復元力によって所定の保持力で保持されており、また、突起部123は第1開口部31内に嵌合される。結果、バレル110及び連結部121の係合がはずれるが、注射針112が第1弁部42に固定された状態が維持され、注射針112が注射器用容器1に一体に固定されることから、注射針112を注射器用容器1とともに廃棄することが可能となる。
なお、この場合には、針部122の穴により空間44が外部と連通する状態となるが、空間44は、第2弁部43により容器11内と遮断されており、容器11内の圧力が空間44内にかかることは無く、空間44内のガス及び薬液が外部に漏れ出すことはない。
また、この場合に、連結部121が第1開口部32内に収容されるように、第1開口部32の形状を設定することで、取り外した注射針112を基部21内に配置した状態で、蓋部12や図示しないキャップ等により第1開口部32を閉塞することが可能となる。これにより、注射針112を含む注射器用容器1を廃棄するときであっても、注射針112が外部に露出することも防止できる。さらに、薬剤の毒性が強く、空間44及び注射針112内の薬剤の外界への露出が少しも許容されない場合には、注射器100内の薬剤を使用した後に、注射器用容器1へ再び注射器100を装着することが可能となる。これにより、注射器100及び注射器用容器1を一緒に安全に廃棄することが可能となる。
また、注射器用容器1は、弾性変形可能な第1弁部42及び第2弁部43を、空間44の一次側及び二次側に設ける簡単な構成でよい。このため、注射器用容器1の製造コストを低減することも可能となる。特に、注射器用容器1は、使用後に廃棄されるものであることから、医療現場等において使用する場合のランニングコストを低減することが可能となる。
また、注射器100から排出された空気等は、容器11に収容され、外部とは、二つの弁部42,43により容器11内が外部と遮断されることから、高い安全性を確保することも可能となる。
上述したように本発明の第1の実施形態に係る注射器用容器1によれば、注射器100から排出される空気等の流体を容器11内に安全に収容可能であって、且つ、製造コストの低減が可能となる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態に係る注射器用容器1Aの構成を、図9乃至図11を用いて説明する。
図9は、本発明の第2の実施形態に係る注射器用容器1Aの構成を示す断面図、図10は、注射器用容器1Aの構成を示す断面図、図11は、注射器用容器1Aの要部構成、具体的には、スパウト部10Aに用いられる弁部22Aの構成を示す断面図である。第2の実施形態に係る注射器用容器1Aの構成のうち、上述した第1の実施形態に係る注射器用容器1の構成と同等の構成には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
注射器用容器1Aは、上述した注射器用容器1と同様に、注射器100内に薬液を吸引した場合において薬液に含まれる空気を注射器100内から押し出すときに、空気等を収容するために用いられる。
図9乃至図11に示すように注射器用容器1Aは、スパウト部10Aと、容器11Aと、蓋部12と、を備えている。
スパウト部10Aは、円筒状に形成された基部21Aと、基部21Aの端部に設けられた弁部22Aと、を備えている。基部21Aは、一方が開口して容器11Aの外部に露出されるとともに、他方が容器11A内に配置される。また、基部21Aは、他方の端部に弁部22Aが設けられる。
具体的には、基部21Aは、一方の端部に設けられた第1開口部31と、他方の端部に設けられた第2開口部32Aと、第1開口部31及び第2開口部32Aを連続させる連通孔33と、を備えている。また、基部21Aは、その外部に、容器11を取り付ける取付部34Aを備えている。
第2開口部32Aは、基部21Aの他方の端部を構成する。第2開口部32Aは、その内周面が、連通孔33の内周面よりも大径に形成されている。第2開口部32Aは、その内周面の一部に、円環状の凹部38が形成されている。
取付部34Aは、容器11Aを気密に固定可能に形成されている。取付部34Aは、例えば、円環状の突起により形成されるフランジであって、容器11Aを接着又は溶着させることで、スパウト部10A及び容器11Aを固定する。
弁部22Aは、第2開口部32Aに固定される固定部41Aと、第1弁部42と、第2弁部43Aと、を備えている。弁部22Aは、基部21Aの端部に設けられた逆止弁である。また、弁部22Aは、連通孔33と容器11Aとの間に、密封され、且つ、連通孔33及び容器11Aと連通される空間44を形成する。
固定部41Aは、その外径が第2開口部32Aの内径と同一径の、両端が開口する円筒状に形成される。固定部41Aは、その外周面の一部に凸部48が形成され、第2開口部32Aに挿入されることで固定される。また、固定部41Aは、その内周面に、円環状であって、その一部に複数の開口50aが形成された支持部50を備えている。
支持部50は、その中心の開口に第2弁部43Aを固定可能に形成されている。また、支持部50は、開口50aによって、空間44及び容器11Aを連通可能に形成されている。
第1弁部42は、弾性変形可能な樹脂材料で形成され、外径の異なる円柱状に形成に形成される。第1弁部42は、例えば、図9乃至図11に示すように、その一方の端面の一部が切欠する構成であってもよい。第1弁部42は、注射針112を穿刺可能、且つ、注射針112を穿刺後、穿刺により形成された孔を閉塞可能に形成された弾性体で形成された栓であり、所謂ゴム栓である。
第1弁部42は、その外径が、第2開口部32Aの内径と略同一径又は若干大径に形成された、円板状の第1部位51と、その外径が固定部41Aの内径と略同一径又は若干大径に形成された円柱状の第2部位52と、を備えている。
第1部位51は、第2開口部32A及び固定部41Aに挟まれることで固定され、第2開口部32A及び固定部41A間を密封する。
第2弁部43Aは、円盤状の弁体43aと、弁体43aの中心に設けられた円柱状の被支持部43bと、を備えている。第2弁部43Aは、弁体43aが変形可能に、樹脂材料等により形成され、弁体43a及び被支持部43bが一体に形成されている。
弁体43aは、その外径が固定部41Aの内径よりも若干大径に形成されている。被支持部43bは、支持部50の中心の開口と嵌合することで、支持部50に支持される。このような第2弁部43Aは、支持部50に被支持部43bが支持されることで、弁体43aが固定部41Aの内周面と当接して当該内周面に密着し、固定部41Aの開口を閉塞する。また、第2弁部43Aは、空間44Aの圧力が容器11A内の圧力よりも高くなったときに、弁体43aが容器11A側に移動することで、固定部41Aの開口を開放し、空間44A及び容器11Aを、支持部50の開口50aを介して連通可能に形成されている。
容器11Aは、基部21Aに気密に固定される。例えば、容器11Aは、可撓性を有さない、剛体の有底円筒状のカップが用いられる。
このように構成された注射器用容器1Aによれば、注射器用容器1と同様の機能及び効果を有し、注射器100の空気抜き作業によって注射器100内の空気を容器11Aに排出可能となり、注射器100内の空気を抜くことが可能となる。具体的には、図11に示すように、注射針112を、連結部121の突起部123が第1開口部31の内周面と当接するまでスパウト部10Aに挿入し、針部122の先端を空間44内に位置させる。
次に、注射針112が上方に位置するように、注射器用容器1及び注射器100を傾け、プランジャ111をバレル110内に押し込み、注射器100内の空気を注射針112から吐出させる。これにより、空間44に空気等が空間44内に吐出されることで、空間44内の圧力が増加し、弁体43aが押圧されて、第2弁部43Aが開状態となる。これにより、空間44と容器11A内とが連通し、空間44内の圧力が容器11A内の圧力と等圧になるまで、空間44内の空気等が容器11A内に移動する。空間44内の空気等が容器11A内に移動すると、第2弁部43がその復元力によって開口50aを密封し、空間44と容器11A内が遮断される。このように、注射器用容器1Aは、注射器100内の空気等を容器11A内に排出することが可能となる。
このように注射器用容器1Aは、簡単な構成で、注射器100から排出した空気等を漏洩させることなく、安全、且つ、確実に、注射器100に薬液とともに吸い込まれた空気を注射器100から排出することが可能となる。このため薬液の漏洩等による、作業者への影響や、周囲の汚染を防止することが可能となる。
上述したように本発明の第2の実施形態に係る注射器用容器1Aによれば、注射器100から排出される空気等の流体を容器11A内に安全に収容可能であって、且つ、製造コストの低減が可能となる。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態に係る注射器用容器1Bの構成を、図12及び図13を用いて説明する。
図12は、本発明の第3の実施形態に係る注射器用容器1Bの構成を示す断面図、図13は、注射器用容器1Bの要部構成を示す断面図である。第3の実施形態に係る注射器用容器1Bの構成のうち、上述した第1の実施形態に係る注射器用容器1及び第2の実施形態に係る注射器用容器1Aの構成と同等の構成には、同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
注射器用容器1Bは、上述した注射器用容器1,1Aと同様に、注射器100内に薬液を吸引した場合において薬液に含まれる空気を注射器100内から押し出すときに、空気等を収容するために用いられる。
図12及び図13に示すように注射器用容器1Bは、スパウト部10Bと、容器11Aと、図12及び図13には示さない蓋部12と、を備えている。
スパウト部10Bは、円筒状に形成された基部21Aと、基部21Aの端部に設けられた弁部22Bと、を備えている。基部21Aは、他方の端部に弁部22Bが設けられる。
弁部22Bは、第2開口部32Aに固定される固定部41Bと、第1弁部42と、第2弁部43Bと、を備えている。弁部22Bは、基部21Aの端部に設けられた逆止弁である。また、弁部22Bは、連通孔33と容器11Aとの間に、密封され、且つ、連通孔33及び容器11Aと連通される空間44を形成する。
固定部41Bは、異なる2つの外径及び内径を有し、両端が開口する円筒状に形成される。固定部41Bは、外径が第2開口部32Aの内径と同一径に形成された第1固定部46Bと、その内径及び外径が第1固定部46Bよりも小径に形成された第2固定部47Bと、を備えている。第1固定部46Bは、外周面の一部に、円環状の凸部48が形成されている。
第2固定部47Bは、その内周面に、第2弁部43Bと当接する円環状の座面を有する座面部47bと、その内周面に設けられ、第2弁部43Bの移動を規制する複数の突起47cと、を備えている。第2固定部47Bは、第1固定部46Bから座面部47bまでの内径が、座面部47bから端部までの内径よりも小径に形成されている。複数の突起47cは、互いに所定の間隔を有して配置され、第2弁部43Bの移動を規制したときに、第2弁部43Bの外面と第2固定部47Bの内周面との間に隙間を形成する。
第1弁部42は、その外径が、第2開口部32Aの内径と略同一径又は若干大径に形成された、円板状の第1部位51と、その外径が第1固定部46Bの内径と略同一径又は若干大径に形成された円柱状の第2部位52と、を備えている。
第2弁部43Bは、樹脂材料又は金属材料により、第2固定部47Bの座面部47bから端部までの内径よりも小径の球体に形成されている。第2弁部43Bは、突起47cと当接することで、容器11A側の移動が規制される。
第2弁部43Bは、座面部47bに円環状に接触することで、第2固定部47Bの開口を閉塞する。また、第2弁部43Bは、空間44の圧力が容器11A内の圧力よりも高くなったときに、容器11A側に移動することで、第2固定部47Bの開口を開放し、空間44及び容器11Aを、その外面及び第2固定部47Bの内周面の間の隙間を介して連通可能に形成されている。
このように構成された注射器用容器1Bによれば、注射器用容器1と同様の機能及び効果を有し、注射器100の空気抜き作業によって弁部22Bが開状態となることで、注射器100内の空気を容器11Aに排出可能となり、注射器100内の空気を抜くことが可能となる。具体的には、注射器用容器1Bを、第2弁部43Bが座面部47bに当接するように直立させた状態で、図11に示すように、スパウト部10Bに注射針112を挿入し、針部122の先端を空間44内に位置させる。
次に、プランジャ111をバレル110内に押し込み、注射器100内の空気を注射針112から吐出させることで、空気等が空間44内に吐出され、空間44内の圧力が増加し、第2弁部43Bが押圧されて第2弁部43Bが開状態となる。これにより、空間44と容器11A内とが連通し、空間44内の圧力が容器11内の圧力と等圧になるまで、空間44内の空気等が容器11内に移動する。空間44内の空気等が容器11A内に移動すると、第2弁部43Bがその自重によって座面部47bと当接し、空間44と容器11A内が遮断される。このように、注射器用容器1Bは、注射器100内の空気等を容器11A内に排出することが可能となる。
このように注射器用容器1Bは、簡単な構成で、注射器100から排出した空気等を漏洩させることなく、安全、且つ、確実に、注射器100に薬液とともに吸い込まれた空気を注射器100から排出することが可能となる。このため薬液の漏洩等による、作業者への影響や、周囲の汚染を防止することが可能となる。
上述したように本発明の第3の実施形態に係る注射器用容器1Bによれば、注射器100から排出される空気等の流体を容器11A内に安全に収容可能であって、且つ、製造コストの低減が可能となる。
なお、本発明は上述した本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。上述した例では、注射器100は、アンプルから薬液が供給される構成を説明したがこれに限定されず、バイアル瓶から薬液が供給される構成であってもよい。
また、上述した例では、第1開口部31に突起部36が設けられる構成を説明したがこれに限定されず、注射器100の注射針112に突起部123を有さない構成である場合には、第1開口部31は突起部36有さない構成であってもよい。
また、上述した例では、第2弁部43を管状とする構成を、第2弁部43Bを円盤状とする構成を、第2弁部43Bを球体とする構成をそれぞれ説明したがこれに限定されず、空間44及び容器11,11A間を密封可能であれば、板状等の他の形状であってもよい。
ただし、第2弁部43,43A,43Bの上述の構成は、組立てが容易であって、且つ、構成が単純となることから望ましい。
また、空間44の容積については、特に説明はしないものの、第2弁部43の開閉を考慮すると、容積が小さいほうが好ましく、空間44は、第1弁部42を貫通した針部122の先端を配置可能であって、極力小さい形状に適宜設定することが可能である。また、上述の第2の実施形態における空間44においては、その容積を小さくするために軸心方向に短くすることで、容積を低減させるだけではなく、注射針112を注射器用容器1Bと共に廃棄するときに、注射針112の先端が第2弁部43Aの被支持部43b内に挿入されることで、空間44内が注射針112を介して外気と連通することを防止可能となる。
また、上述した例では、第1弁部42は、円柱状に形成される構成を説明したが、例えば、注射針112の針部122の穿刺を案内するための、通常時は閉塞する孔部を有する構成であってもよい。
さらに、上述した例では、注射器用容器1には、可撓性を有する容器11を用いた構成を、また、注射器用容器1A,1Bには可撓性を有さない容器11Aを用いた構成をそれぞれ説明したがこれに限定されない。注射器用容器1に容器11Aを用いる構成であってもよく、また、注射器用容器1A,1Bに容器11を用いる構成であってもよい。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能である。
1,1A,1B…注射器用容器、10,10A,10B…スパウト部、11,11A…容器、12…蓋部、21,21A…基部、22,22A,22B…弁部、31…第1開口部、32,32A…第2開口部、33…連通孔、34…取付部、37…開口、41,41,A,41B…固定部(空間形成部)、42…第1弁部、43,43A,43B…第2弁部、44…空間、49…開口、100…注射器、110…バレル、111…プランジャ、112…注射針。

Claims (6)

  1. 注射器の注射針を挿入可能に形成された連通孔を備える基部と、
    前記基部に気密に設けられた容器と、
    前記基部に設けられ、前記連通孔及び前記容器内と接続された空間を形成する空間形成部と、
    前記連通孔及び前記空間の間に設けられ、前記空間から前記連通孔への流体の移動を規制する第1弁部と、
    前記空間及び前記容器内との間に設けられ、前記容器内から前記空間への移動を規制する第2弁部と、
    を備えることを特徴とする注射器用容器。
  2. 前記空間形成部は、一端が閉塞する円筒状に形成されるとともに、その外周面の一部に開口を有し、
    前記第1弁部は、前記連通孔及び前記空間の開口を閉塞する、前記注射針により穿刺可能な樹脂材料で形成された栓であり、
    前記第2弁部は、前記開口を閉塞可能であって、且つ、前記空間の圧力が前記容器内の圧力よりも高いときに、前記開口を開放可能に形成された逆止弁である、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の注射器用容器。
  3. 前記基部は、その端部に前記空間形成部を挿入可能に形成された開口部、及び、その外周面に、前記空間形成部の前記開口と対向する開口を備え、
    前記第2弁部は、弾性変形が可能な管状に形成され、前記基部に挿入されることで、前記基部の前記開口及び前記空間形成部の前記開口を覆うことを特徴とする請求項2に記載の注射器用容器。
  4. 前記空間形成部は、両端が開口する円筒状に形成され、
    前記第1弁部は、前記空間形成部の一端側の開口を閉塞する、前記注射針により穿刺可能な樹脂材料で形成された栓であり、
    前記第2弁部は、前記空間形成部の他端側の開口を閉塞可能であって、且つ、前記空間の圧力が前記容器内の圧力よりも高いときに、前記開口を開放可能に形成された逆止弁である、
    ことを特徴とする、請求項1に記載の注射器用容器。
  5. 前記注射針は、円錐台形状に形成された連結部及び前記連結部に接続された針部を備え、
    前記基部は、前記連結部の外面の傾斜角度と略同一の傾斜角度に形成された、前記注射針が挿入される第1開口部を備えることを特徴とする、請求項1に記載の注射器用容器。
  6. 前記基部は、その内周面に、その傾斜方向に沿って突出して形成され、前記注射針の前記連結部の外面に形成された前記第1開口部の前記傾斜角度と同一の傾斜角度を有する突起と周方向で干渉可能な突起部を備えることを特徴とする請求項5に記載の注射器用容器。
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