JP2015084085A - 画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム - Google Patents

画像形成装置、画像形成方法、およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】記録媒体に複数回の印刷を行う場合にも、効率的に画像を形成する。
【解決手段】取得部110Eは、第1クリアトナー版データを含む第1画像データ、および、有色版データと第2クリアトナー版データとを含む第2画像データ、の少なくとも一方を含む出力データを取得する。第1出力部110Cは、出力データに第1画像データが含まれる場合、クリアトナー未付与の第1記録媒体への画像形成指示を示す第1識別情報を含む第1印刷データを画像形成部へ出力する。第2出力部110Dは、出力データに第1画像データおよび第2画像データが含まれる場合、クリアトナーの付与された第2記録媒体への画像形成指示を示す第2識別情報を含む第2印刷データを画像形成部へ出力する。第2出力部110Dは、出力データに第1画像データが含まれずかつ第2画像データが含まれる場合、第1識別情報を含む第3印刷データを画像形成部へ出力する。
【選択図】図9

Description

本発明は、画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムに関する。
紙面にシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの4色のトナーと、クリアトナーとを重ねて印刷することにより、画像の光沢度を上げる技術が知られている。例えば、1枚の用紙に2回印刷を行って画像形成を完成させる技術(以下、2パス印刷と呼ぶ)がある。
また、特許文献1には、印刷データに含まれるページそれぞれの情報を取得し、印刷データに含まれるページそれぞれの印刷にて、第一の画像形成装置および第二の画像形成装置いずれの給紙カセットから給紙するかを決定し、選択された給紙カセットから給紙を行い印刷データの印刷を行う印刷システムが開示されている。
しかしながら、従来の技術では、1台の画像形成装置によって2パス印刷を実行するには、1回目の印刷が不要な用紙に対しても、2回印刷を行っていたので、1回目の印刷が不要な用紙に対し印刷していた分の時間が無駄になるという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、記録媒体に複数回の印刷を行う場合にも、効率的に画像を形成することができる画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、特色トナーを未付与の第1記録媒体に対して前記特色トナーを付与する特色領域を規定した第1クリアトナー版データを含む第1画像データ、および、前記第1記録媒体または前記特色トナーの付与された第2記録媒体に対して有色トナーを付与する有色領域を規定した有色版データと、前記第1記録媒体または前記第2記録媒体に対して前記特色トナーを付与する特色領域を規定した第2クリアトナー版データと、を含む第2画像データ、の少なくとも一方を含む出力データを取得する取得部と、前記出力データに前記第1画像データが含まれる場合、前記第1クリアトナー版データと、前記第1記録媒体を貯留した第1給紙トレイに貯留された該第1記録媒体への画像形成指示を示す第1識別情報と、を含む第1印刷データを画像形成部へ出力する第1出力部と、前記出力データに前記第1画像データおよび前記第2画像データが含まれる場合、前記第2クリアトナー版データと、前記有色版データと、前記第2記録媒体を貯留した第2給紙トレイに貯留された該第2記録媒体への画像形成指示を示す第2識別情報と、を含む第2印刷データを前記画像形成部へ出力し、前記出力データに前記第1画像データが含まれずかつ前記第2画像データが含まれる場合、前記第2クリアトナー版データと、前記有色版データと、前記第1識別情報と、を含む第3印刷データを前記画像形成部へ出力する第2出力部と、を有する。
本発明によれば、記録媒体に複数回の印刷を行う場合にも、効率的に画像を形成することができるという効果を奏する。
図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置の概略構成例を示すブロック図である。 図2は、有色版データの一例を示す説明図である。 図3は、表面効果の説明図である。 図4は、光沢制御版データの一例を示す説明図である。 図5は、濃度値選択テーブルの一例を示す図である。 図6は、描画オブジェクト、座標、濃度値との対応関係を示す図である。 図7は、原稿データの構成例を概念的に示す模式図である。 図8は、プリンタ機の構成を示す模式図である。 図9は、DFEの構成を例示する図である。 図10は、用紙情報のデータ構造の一例を示す図である。 図11は、表面効果選択テーブルのデータ構成を例示する図である。 図12は、印刷設定の入力画面の一例を示す図である。 図13は、出力データの一例を示す図である。 図14は、シート情報の一例を示す図である。 図15は、印刷データのデータ構成の一例を示す図である。 図16は、クリアトナー版生成処理の手順を示すフローチャートである。 図17は、第1出力部の出力指示受信時の処理手順を示すフローチャートである。 図18は、第2出力部の出力指示受信時の処理手順を示すフローチャートである。 図19は、第2の実施形態に係る画像形成システムの構成を例示する図である。 図20は、第2の実施形態にかかるサーバ装置の機能的構成を示すブロック図である。 図21は、第2の実施形態にかかる出力処理の流れを示すシーケンス図である。 図22は、クラウド上に2つのサーバ装置を設けたネットワーク構成図である。 図23は、PC、DFE、サーバ装置のハードウェア構成図である。
以下に添付図面を参照して、実施形態に係る画像形成装置、画像形成方法、およびプログラムを詳細に説明する。
(第1の実施形態)
まず、第1の実施形態に係る画像形成装置(画像形成システム)の構成例について図1を用いて説明する。図1は、第1の実施形態に係る画像形成装置100の概略構成例を示すブロック図である。図1に示すように、画像形成装置100は、制御装置(DFE:Digital Front End)10と、インタフェースコントローラ(MIC:Mechanism I/F Controller)20と、プリンタ機(画像形成部)30とが接続されて構成される。
DFE10は、MIC20を介してプリンタ機30と通信を行い、プリンタ機30での画像の形成を制御する。また、DFE10には、PC(Personal Computer)40が接続される(ネットワークを介した接続でもよい)。PC40は、予めインストールされたアプリケーションにより、PDLなどの言語で記述された原稿データを作成し、DFE10に送信する。
そして、DFE10は、原稿データを、1回目の画像形成用と2回目の画像形成用に分けて、ページ単位で、印刷データ(詳細後述)を、MIC20を介してプリンタ機30へ送信する。
DFE10は、ff構成として、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)と、各種データや各種プログラムを記憶するROMやRAMなどの主記憶部と、各種データや各種プログラムを記憶するHDDなどの補助記憶部とを備えている。DFE10における各種処理は、DFE10のCPUが主記憶部や補助記憶部に記憶されている各種プログラムを実行することにより実現されるものである。なお、これに限らず、これらの機能は、個別の回路(ハードウェア)により実現されてもよい。
MIC20は、タイミングを合わせてプリンタ機30に印刷データを出力する。プリンタ機30には、CMYKの有色トナーおよび特色トナーが搭載されており、各トナーに対して感光体、帯電器、現像器および感光体クリーナーを含む作像ユニット、露光器および定着器(以下、画像形成機構と呼ぶ)が各々搭載されている。
ここで、特色トナーとは、特色を表現するためのトナーである。特色トナーは、例えば、クリアトナー、メタリックトナー、または、白色トナーである。クリアトナーとは、色材を含まない透明な(無色の)トナーである。なお、透明(無色)とは、例えば、透過率が70%以上であることを示す。メタリックトナーとは、金色や銀色などの光沢度の高いトナーである。なお、本実施形態では、特色トナーとしてクリアトナーを用いる場合を、一例として説明する。
プリンタ機30は、MIC20を介してDFE10から送信された印刷データに応じて、露光器から光ビームを照射して各色のトナー像を感光体上に形成する。そして、プリンタ機30は、感光体上に形成された各色のトナー像を重ね合わせながら記録媒体に転写する。記録媒体に転写されたトナー像は、定着装置により熱と圧力で定着される。これにより、記録媒体に画像が形成されて印刷物50が得られる。
記録媒体は、画像形成可能な媒体である。記録媒体は、例えば、紙媒体、合成紙、ビニール紙などである。
ここで、PC40からDFE10に送信される原稿データについて説明する。PC40は、予めインストールされた画像処理アプリケーションにより原稿データを生成し、DFE10に送信する。このような画像処理アプリケーションでは、RGB版やCMYK版などの各色版における各色の濃度の値(濃度値という)を画素毎に規定した有色版データに対して、特色版データを取り扱うことが可能である。特色版データとは、CMYKやRGBなどの基本的なカラーの他に、白、金、銀といった特殊なトナーやインクを付着させるための画像データであり、このような特殊なトナーやインクを搭載したプリンタ向けのデータである。特色版データには、色再現性を向上させるためにCMYKの基本カラーにRを追加することや、RGBの基本カラーにYを追加することもある。通常、クリアトナーも特色の1つとして取り扱われていた。
本実施形態では、この特色トナーとしてのクリアトナーを、記録媒体に付与する視覚的または触覚的な効果である表面効果を与えるために用いる。
PC40の画像処理アプリケーションは、入力された画像データに対して、有色版の画像データ(以下、「有色版データ」と称する)の他、特色版の画像データとして、ユーザの指定により、光沢制御版の画像データ(以下、「光沢制御版データ」と称する)を生成する。
有色版データとは、有色トナーを付与する有色領域を規定した画像データである。具体的には、有色版データは、画素毎にRGBやCMYK等の有色の濃度値を規定した画像データである。PC40が生成する有色版データは、1画素を8ビットで表現したものである。図2は、有色版データの一例を示す説明図である。図2において、「A」、「B」、「C」等の描画オブジェクトごとにユーザが画像処理アプリケーションで指定した色に対応する濃度値が付与される。
光沢制御版データとは、記録媒体に付与する視覚的または触覚的な効果である表面効果に応じたクリアトナーを付着させる制御を行うため、当該表面効果の与えられる領域および当該表面効果の種類を特定した画像データである。
光沢制御版データは、RGBやCMYK等の有色版データと同様に画素毎に8ビットで「0」〜「255」の範囲の濃度値で表され、この濃度値に、表面効果の種類が対応付けられる(濃度値は16ビットや32ビット、または0〜100%で表してもよい)。また、同一の表面効果を与えたい範囲には実際に付着するクリアトナーの濃度と関係なく同一の値が設定される。このため、領域を示すデータがなくとも、必要に応じて光沢制御版データから、表面効果を与える領域を容易に特定できる。すなわち、光沢制御版データによって、表面効果の種類と、表面効果を与える領域とが表される(領域を表すデータを別途付与してもよい)。
PC40は、ユーザが画像処理アプリケーションにより指定した描画オブジェクトに対する表面効果の種類を、描画オブジェクトごとに濃度値として設定し、ベクタ形式の光沢制御版データを生成する。
光沢制御版データを構成する各画素は、有色版データの各画素に対応する。なお、光沢制御版データおよび有色版データにおいては、各画素の表す濃度値が画素値となる。また、有色版データおよび光沢制御版データは、共にページ単位で構成される。
表面効果の種類としては、大別して、光沢の有無に関するものや、表面保護や、情報を埋め込んだ透かしや、テクスチャなどがある。光沢の有無に関する表面効果については、図3に例示されるように、大別して4種類あり、光沢の度合い(光沢度)の高い順に、鏡面光沢(PG:Premium Gloss)、ベタ光沢(G:Gloss)、網点マット(M:Matt)およびつや消し(PM:Premium Matt)等の各種類がある。これ以降、鏡面光沢を「PG」、ベタ光沢を「G」、網点マットを「M」、つや消しを「PM」と呼ぶ場合がある。
鏡面光沢やベタ光沢は、光沢を与える度合いが高く、逆に、網点マットやつや消しは、光沢を抑えるためのものであり、特に、つや消しは、通常の用紙が有する光沢度より低い光沢度を実現するものである。図3中において、鏡面光沢はその光沢度Gsが80以上、ベタ光沢は一次色あるいは二次色のなすベタ光沢度、網点マットは一次色、かつ網点30%の光沢度、つや消しは光沢度10以下を表している。また、光沢度の偏差をΔGsで表し、10以下とした。このような表面効果の各種類に対して、光沢を与える度合いが高い表面効果に高い濃度値が対応付けられ、光沢を抑える表面効果に低い濃度値が対応付けられる。その中間の濃度値には、透かしやテクスチャなどの表面効果が対応付けられる。透かしとしては、例えば、文字や地紋などが用いられる。テクスチャは、文字や模様を表すものであり、視覚的効果の他、触覚的効果を与えることが可能である。例えば、ステンドグラスのパターンをクリアトナーによって実現することができる。表面保護は、鏡面光沢やベタ光沢で代用される。
なお、処理対象の画像データによって表される画像のどの領域に表面効果を与えるのかや、その領域にどの種類の表面効果を与えるのか、については、画像処理アプリケーションを介してユーザにより指定される。画像処理アプリケーションを実行するPC40は、ユーザにより指定された領域を構成する描画オブジェクトについて、ユーザによって指定された表面効果に対応する濃度値をセットすることにより、光沢制御版データを生成する。濃度値と表面効果の種類との対応関係については後述する。
図4は、光沢制御版データの一例を示す説明図である。図4の例では、ユーザにより、描画オブジェクト「ABC」に表面効果「PG(鏡面光沢)」が付与され、描画オブジェクト「(長方形の図形)」に表面効果「G(ベタ光沢)」が付与され、描画オブジェクト「(円形の図形)」に表面効果「M(網点マット)」が付与された例を示している。なお、各表面効果に設定された濃度値は、後述の濃度値選択テーブルで、表面効果の種類に対応して定められた濃度値である。
このように、光沢制御版データは、PC40の画像処理アプリケーションにより、有色版データとは別のプレーン(版)で生成される。また、有色版データ、光沢制御版データ、の各形式は、PDF(Portable Document Format)形式が用いられ、各版のPDFの画像データを統合した原稿データとして生成される。なお、各版の画像データ(有色版データ、光沢制御版データ)のデータ形式は、PDFに限定されるものではなく、任意の形式を用いることができる。
ここで、PC40の画像処理アプリケーションは、ユーザが指定した表面効果の種類を、濃度値に変換して、光沢制御版データを生成する。かかる変換は、PC40の記憶部に予め記憶された濃度値選択テーブルを参照して行われる。濃度値選択テーブルは、表面効果の種類と、当該表面効果の種類に対応する光沢制御版の濃度値とを対応付けたテーブルデータである。
図5は、濃度値選択テーブルの一例を示す図である。図5の例では、ユーザにより「PG」(鏡面光沢)が指定された領域に対応する光沢制御版の濃度値は「98%」に相当する画素値であり、「G」(ベタ光沢)が指定された領域に対応する光沢制御版の濃度値は「90%」に相当する画素値であり、「M」(網点マット)が指定された領域に対応する光沢制御版の濃度値は「16%」に相当する画素値であり、「PM」(つや消し)が指定された領域に対応する光沢制御版の濃度値は「6%」に相当する画素値である。
この濃度値選択テーブルは、DFE10で記憶している表面効果選択テーブル(後述)と同一のデータであり、PC40の制御部が所定のタイミングで表面効果選択テーブルを取得して、取得した表面効果選択テーブルから生成して(コピーして)記憶部に保存する。ここで、図5では、濃度値選択テーブルの例を簡略化して示しているが、実際は、濃度値選択テーブルは、後述する表面効果選択テーブルと同一のテーブルとなっている。なお、インターネット等のネットワーク上のストレージサーバ(クラウド)に表面効果選択テーブルを保存しておき、当該サーバから表面効果選択テーブルを取得して、取得した表面効果選択テーブルから生成(コピー)するように構成してもよい。ただし、DFE10で記憶している表面効果選択テーブルとPC40に記憶されている濃度値選択テーブルとは同じデータである必要がある。
具体的には、PC40の画像処理アプリケーションは、図5に示す濃度値選択テーブルを参照しながら、ユーザにより所定の表面効果が指定された描画オブジェクトの濃度値(光沢制御値)を、当該表面効果の種類に応じた値に設定することで、光沢制御版データを生成する。例えばユーザにより、図2に示した有色版データである対象画像のうち、「ABC」と表示される領域に「PG」、長方形の領域に「G」、円形の領域に「M」を与えることが指定された場合を想定する。この場合、PC40は、濃度値選択テーブルを参照して、ユーザにより「PG」が指定された描画オブジェクト(「ABC」)の濃度値を「98%」に相当する画素値に設定し、「G」が指定された描画オブジェクト(「長方形」)の濃度値を「90%」に相当する画素値に設定し、「M」が指定された描画オブジェクト(「円形」)の濃度値を「16%」に相当する画素値に設定することで、光沢制御版データを生成する。PC40で生成された光沢制御版データは、点の座標と、それを結ぶ線や面の方程式のパラメータ、および、塗り潰しや特殊効果などを示す描画オブジェクトの集合として表現されるベクタ形式のデータである。図4は、この光沢制御版データをイメージとして示した図であり、図6は、図4の光沢制御版データにおいて、描画オブジェクト、座標、濃度値との対応関係を示す図である。
そして、PC40は、光沢制御版データと、有色版データと、印刷属性情報と、を含む原稿データを生成する。印刷属性情報は、ジョブの開始および終了、片面/両面印刷、印刷対象面(表、または、裏)、用紙名、用紙サイズ、給紙トレイ、排紙トレイ、などの各情報を含む。そして、PC40は、原稿データをDFE10へ出力する。
図7は、原稿データの構成例を概念的に示す模式図である。図7の例では、印刷属性情報として、JDF(Job Definition Format)が用いられているが、これに限られるものではない。また、原稿データは、PostScriptのようなページ記述言語(PDL)に変換されてもよいし、DFE10が対応していれば、PDF形式のままでもよい。
図1に戻り説明を続ける。DFE10は、PC40から原稿データを受け付け、後述する各種処理を行った後に、印刷データをMIC20を介してプリンタ機30へ出力する。DFE10の詳細については後述する。
図8は、プリンタ機30の構成を示す模式図である。プリンタ機30は、電子写真方式の複数の感光体30A、感光体30A上に形成されたトナー像を転写される転写ベルト、転写ベルト上のトナー像を記録媒体Pに転写する転写装置、および記録媒体P上のトナー像を該記録媒体Pに定着させる定着器30Bを備える。電子写真方式によって、各感光体30Aの各々に形成された静電潜像は、C、M、Y、Kの有色トナー、およびクリアトナーの各々によって現像される。現像により生成されたトナー像は、記録媒体Pに転写され、定着器30Bによって記録媒体Pに定着される。
また、プリンタ機30は、第1給紙トレイ30C、および第2給紙トレイ30Dを備える。
ここで、本実施形態では、記録媒体Pは、第1記録媒体P1、および第2記録媒体P2を含む。第1記録媒体P1は、クリアトナーなどの各色のトナーの未付与の記録媒体Pである。第2記録媒体P2は、クリアトナーの付与された記録媒体Pである。すなわち、第1記録媒体P1は、トナーによる画像未形成の記録媒体Pである。また、第2記録媒体P2は、トナーによって画像の形成された記録媒体Pである。
第1給紙トレイ30Cは、第1記録媒体P1を貯留するためのトレイである。第2給紙トレイ30Dは、第2記録媒体P2を貯留するためのトレイである。第2給紙トレイ30Dは、例えば、手差しトレイである。なお、プリンタ機30は、複数の第1給紙トレイ30Cを備えた構成であってもよい。
また、プリンタ機30は、プリンタ機30を制御する制御部30Eを備える。制御部30Eは、DFE10からMIC20を介して受信した印刷データに応じて、記録媒体Pに画像を形成するように、装置各部を制御する(詳細後述)。
制御部30Eは、印刷データに含まれる、識別情報(第1識別情報、第2識別情報)によって識別される第1給紙トレイ30Cまたは第2給紙トレイ30Dから、第1記録媒体P1または第2記録媒体P2を搬送路30Fへ搬送するように図示を省略する搬送部を制御する。また、制御部30Eは、搬送した記録媒体P(第1記録媒体P1または第2記録媒体P2)に、印刷データに含まれる画像データ(第1クリアトナー版データ、第2クリアトナー版データ、有色版データ)に応じたトナー(有色トナー、クリアトナー)を付与して画像を形成するように、プリンタ機30の装置各部を制御する。
次に、DFE10の機能的構成について説明する。
図9は、DFE10の構成を例示する図である。DFE10は、図9に例示されるように、レンダリングエンジン101と、si1部102と、カラープロセッシング103と、si2部104と、ハーフトーンエンジン105と、クリアプロセッシング106と、si3部107と、課金算出部111と、出力制御部110と、を含む。また、DFE10には、入力部109Bと、表示部109Aと、が信号授受可能に接続されている。
レンダリングエンジン101と、si1部102と、カラープロセッシング103と、si2部104と、ハーフトーンエンジン105と、クリアプロセッシング106と、si3部107と、課金算出部111と、出力制御部110と、は、DFE10の制御部が主記憶部や補助記憶部に記憶されている各種プログラムを実行することにより実現される。si1部102、si2部104、およびsi3部107は、いずれも、画像データを分離する(separate)機能と、画像データを統合する(integrate)機能とを有する。
入力部109Bは、キーボードやマウス等の入力デバイスである。表示部109Aは、ディスプレイ装置等の表示デバイスである。
レンダリングエンジン101は、PC40で作成された原稿データ(図7参照)に対し、ベクタ形式をラスタ形式に変換すると共に、RGB形式等で表現された色空間をCMYK形式の色空間に変換して、CMYKの各8ビットの有色版データおよび8ビットの光沢制御版データを出力する。
si1部102は、CMYKの各8ビットの有色版データと、原稿データに含まれる印刷属性情報と、をカラープロセッシング103に出力する。また、Si部102は、8ビットの光沢制御版データと、該印刷属性情報と、をクリアプロセッシング106に出力する。すなわち、レンダリングエンジン101は、PC40から出力されたベクタ形式の光沢制御版データをラスタ形式の光沢制御版データに変換する。すなわち、レンダリングエンジン101は、ユーザにより指定された描画オブジェクトに対する表面効果の種類を、画素を単位として濃度値として設定した光沢制御版データに変換する。そして、レンダリングエンジン101は、ラスタ形式の光沢制御版データをクリアプロセッシング106へ出力する。
カラープロセッシング103には、si1部102を介してCMYKの各8ビットの有色版データと、印刷属性情報と、が入力される。カラープロセッシング103には、入力された有色版データに対してキャリブレーションにより生成された1D_LUTのガンマカーブでガンマ補正を行う。画像処理としては、ガンマ補正の他にトナーの総量規制等がある。総量規制とは記録媒体上の1画素において、プリンタ機30で付与することの可能なトナー量に限界があるため、ガンマ補正後のCMYK各8ビットの有色版データを制限する処理である。ちなみに、総量規制を越えて印刷した場合、転写不良や定着不良により画質が劣化してしまう。本実施形態では関連するガンマ補正のみを取り上げて説明している。
si2部104は、カラープロセッシング103でガンマ補正されたCMYKの各8ビットの有色版データを、インバースマスク(後述する)を生成するためのデータとしてクリアプロセッシング106へ出力する。ハーフトーンエンジン105には、si2部104を介してガンマ補正後のCMYKの各8ビットの有色版データと、印刷属性情報と、が入力される。ハーフトーンエンジン105は、ガンマ補正されたCMYKの各8ビットの有色版データを、プリンタ機30に出力するための、例えばCMYKの各2ビット等の有色版データのデータ形式に変換するハーフトーン処理を行う。そして、ハーフトーンエンジン105は、ハーフトーン処理後のCMYK各2ビット等の有色版データと、印刷属性情報と、をsi3部107へ出力する。なお、2ビットは一例であり、これに限定されるものではない。
si3部107は、印刷属性情報と、ハーフトーンエンジン105がハーフトーン処理した、CMYKの2ビットの有色版データと、後述するクリアプロセッシング106が生成したクリアトナー版データ(第1クリアトナー版データ、第2クリアトナー版データ)と、複数回定着するか否かを示す定着指定情報と、印刷属性情報と、を含む出力データを、出力制御部110へ出力する(詳細後述)。
次に、クリアプロセッシング106について詳述する。
クリアプロセッシング106は、8ビットの光沢制御版データと、印刷属性情報と、をsi1部102から受信する。また、クリアプロセッシング106は、ガンマ補正されたCMYKの各8ビットの有色版データを、si2部104から受信しうる。
クリアプロセッシング106は、表面効果選択テーブル記憶部106Bと、光沢制御版記憶部106Aと、クリアトナー版生成部106Cと、用紙情報記憶部106Dと、定着条件判定部106Eと、入出力制御部108と、を主に備えている。
光沢制御版記憶部106Aは、入力された8ビットの光沢制御版データを記憶する。用紙情報記憶部106Dは、各記録媒体の各々の用紙情報を記憶する。
用紙情報記憶部106Dは、用紙情報によって特定される記録媒体の識別情報と、用紙情報と、を対応づけて記憶する。図10は、用紙情報のデータ構造の一例を示す図である。用紙情報は、記録媒体の識別情報である「Index」ごとに対応づけられ、「用紙名」、「用紙サイズ」、「紙厚」、「定着可能回数」などを含む。「定着可能回数」は、記録媒体に定着可能な定着回数である。
図9に戻り、表面効果選択テーブル記憶部106Bは、表面効果選択テーブルを記憶する。
定着条件判定部106Eは、ユーザが入力する印刷設定および用紙情報記憶部106Dが記憶する用紙情報から、画像形成対象の記録媒体に対するトナーの定着条件を決定する。
クリアトナー版生成部106Cは、光沢制御版記憶部106Aが記憶した8ビットの光沢制御版データ、表面効果選択テーブル記憶部106Bが記憶した表面効果選択テーブルおよび定着条件判定部106Eが決定した定着条件を参照し、2ビットのクリアトナー版データを生成する(8bitのクリアトナー版を2bitへ中間調処理する機能はこのクリアトナー生成部106Cに含まれる)。
具体的には、クリアトナー版生成部106Cは、光沢制御版データを構成する各画素の表す濃度値(画素値)に対する表面効果を判断する。そして、クリアトナー版生成部106Cは、当該判断に応じて、入力されたCMYKの各8ビットの有色版データを用いてインバースマスクやベタマスクを適宜生成することにより、クリアトナーを付着させるための特色領域を規定した、2ビットのクリアトナー版データを適宜生成する。
このとき、クリアトナー版生成部106Cは、定着条件に応じて、クリアトナー版データとして、第1クリアトナー版データ、および第2クリアトナー版データの少なくとも一方を生成する(詳細後述)。なお、本実施形態では、第1クリアトナー版データおよび第2クリアトナー版データを総称して説明する場合には、単に、クリアトナー版データと称して説明する。
第1クリアトナー版データは、第1記録媒体P1(クリアトナーを未付与の第1記録媒体)に対して、クリアトナーを付与する特色領域を規定した、クリアトナー版データである。プリンタ機30が複数回(例えば2回)の画像形成処理(定着処理とも称する)を繰り返すことで画像を形成する2パス方式の画像形成を行う場合、第1クリアトナー版データは、1回目(1パス目)の定着処理において、第1記録媒体P1にクリアトナーを付与する特色領域を規定したデータである。
第2クリアトナー版データは、第1記録媒体P1または第2記録媒体P2に対して、クリアトナーを付与する特色領域を規定した、クリアトナー版データである。すなわち、プリンタ機30が複数回(例えば2回)の画像形成処理(定着処理とも称する)を繰り返すことで画像を形成する2パス方式の画像形成を行う場合、1回目(1パス目)の定着処理、または2回目(2パス目)の定着処理において、記録媒体P(第1記録媒体P1または第2記録媒体P2)にクリアトナーを付与する特色領域を規定したデータである。
ここで、インバースマスクとは、表面効果を与える対象の領域を構成する各画素上のCMYKの有色トナーおよびクリアトナーを合わせた総付着量が均一になるようにするためのものである。具体的には、CMYKの有色版データにおいて、当該対象の領域を構成する画素の表す濃度値を全て加算し、その加算値を所定値から差し引いた画像データがインバースマスクとなる。例えば、インバースマスクは以下の式(1)で表される。
Clr=100−(C+M+Y+K) 但し、Clr<0となる場合、Clr=0
・・・式(1)
式(1)において、Clr,C,M,Y,Kは、クリアトナーおよびC,M,Y,Kの有色トナーのそれぞれについて、各画素における濃度値から換算される濃度率を表すものである。すなわち、式(1)によって、C,M,Y,Kの各有色トナーの総付着量にクリアトナーの付着量を加えた総付着量を、表面効果を与える対象の領域を構成する全ての画素について100%にする。なお、C,M,Y,Kの各トナーの総付着量が100%以上である場合には、クリアトナーは付着させずに、その濃度率は0%にする。これは、C,M,Y,Kの各有色トナーの総付着量が100%を超えている部分は、定着により平滑化されるためである。このように、表面効果を与える対象の領域を構成する全ての画素上の総付着量を100%以上にすることで、当該対象の領域においてトナーの総付着量の差による表面の凸凹がなくなり、この結果、光の正反射による光沢が生じるのである。但し、インバースマスクには、式(1)以外により求められるものがあり、インバースマスクの種類は複数有り得る。
次に、表面効果選択テーブル記憶部106Bに記憶されている表面効果選択テーブルについて説明する。
図11は、表面効果選択テーブルのデータ構成を例示する図である。表面効果選択テーブルは、濃度値および表面効果の種類の対応関係を示すと共に、プリンタ機30で用いるクリアトナー版データとの対応関係を示すテーブルである。
図11に示される表面効果の種類および濃度値の対応関係においては、濃度値の範囲毎に表面効果の各種類が対応付けられている。また、その濃度値の範囲の代表となる値(代表値)から換算される濃度の割合(濃度率)に対して2%単位で表面効果の各種類が対応付けられている。具体的には、濃度率が84%以上となる濃度値の範囲(「212」〜「255」)に対して光沢を与える表面効果(鏡面光沢およびベタ光沢)が対応付けられている。また、濃度率が16%以下となる濃度値の範囲(「1」〜「43」)に対して光沢を抑える表面効果(網点マットおよびつや消し)が対応付けられている。また、濃度率が20%〜80%となる濃度値の範囲には、テクスチャや地紋透かしなどの表面効果が対応付けられている。
より具体的には、例えば、「238」〜「255」の画素値に対しては表面効果として鏡面光沢(PG:Premium Gross)が対応付けられており、このうち、「238」〜「242」の画素値、「243」〜「247」の画素値および「248」〜「255」の画素値の3つの範囲に対して各々異なるタイプの鏡面光沢が対応付けられている。また、「212」〜「232」の画素値に対しては、ベタ光沢(G:Gross)が対応付けられており、このうち、「212」〜「216」の画素値、「217」〜「221」の画素値、「222」〜「227」の画素値および「228」〜「232」の画素値の4つの範囲に対して各々異なるタイプのベタ光沢が対応付けられている。
また、「23」〜「43」の画素値に対しては、網点マット(M:Matt)が対応付けられており、このうち、「23」〜「28」の画素値、「29」〜「33」の画素値、「34」〜「38」の画素値および「39」〜「43」の画素値の4つの範囲に対して各々異なるタイプの網点マットが対応付けられている。
また、「1」〜「17」の画素値に対しては、つや消し(PM:Premium Matt)が対応付けられており、このうち、「1」〜「7」の画素値、「8」〜「12」の画素値および「13」〜「17」の画素値の3つの範囲に対して各々異なるタイプのつや消しが対応付けられている。
これらの同一の表面効果の異なるタイプはプリンタ機30や図示しない低温定着器で使用するクリアトナー版データを求める式に違いがあり、プリンタ機30本体の動作は同じである。なお、「0」の濃度値には、表面効果を与えないことが対応付けられている。
また、濃度値が「228」〜「232」であり表面効果がベタ光沢である場合、プリンタ機30で用いるクリアトナー版データは、インバースマスクmである。また、表面効果が網点マットである場合、プリンタ機30で用いるクリアトナー版データは、ハーフトーン(網点)を表すものである。
クリアプロセッシング106は、表面効果選択テーブルを参照して、光沢制御版データによって示される各画素値に対応付けられている表面効果を判断すると共に、プリンタ機30でどのようなクリアトナー版データを用いるかを判断する。そして、上述したように、クリアプロセッシング106は、当該判断の結果に応じて、クリアトナー版データを生成して出力する(詳細後述)。
図9に戻り、入出力制御部108は、表示部109Aに対する印刷設定の入力画面等の各種画面の表示制御、および入力部109Bからの印刷設定の入力画面を介した印刷設定等、各種指定の入力制御を行う。
図12は、印刷設定の入力画面の一例を示す図である。印刷設定の入力画面は、画像形成で優先する項目として、「画質優先」と「パフォーマンス優先」のいずれかをユーザに選択可能に表示する。また、記録媒体毎に印刷設定を選択できるように印刷設定の入力画面を構成し、印刷設定の入力画面で設定された設定内容を、図10に示す用紙情報に登録してもよい。
図9に戻り、si3部107は、ハーフトーン処理後のCMYKの各2ビットの有色版データと、クリアプロセッシング106が生成したクリアトナー版データ(第1クリアトナー版データ、第2クリアトナー版データ)と、複数回定着するか否かを示す定着指定情報と、印刷属性情報と、を含む出力データを、出力制御部110へ出力する。
図13は、出力データの一例を示す図である。
si3部107は、クリアプロセッシング106から受け付けたクリアトナー版データが、第1クリアトナー版データと、第2クリアトナー版データと、の双方を含む場合、第1画像データと、第2画像データと、複数回定着することを示す定着指定情報(「オン(ON)」と、印刷属性情報と、を含む出力データ(図13(A)参照)を、出力制御部110へ出力する。
第1画像データは、第1クリアトナー版データを含む。ここで、上述したように、第1クリアトナー版データは、1回目(1パス目)の定着処理において第1記録媒体P1にクリアトナーを付与する特色領域を規定したデータである。このため、言い換えれば、第1画像データは、1回目(1パス目)の定着処理において、第1記録媒体P1にクリアトナーを付与するために用いるデータである。
第2画像データは、第2クリアトナー版データと、ハーフトーンエンジン105から受け付けた有色版データと、を含む。ここで、上述したように、第2クリアトナー版データは、1回目(1パス目)の定着処理、または2回目(2パス目)の定着処理において、記録媒体P(第1記録媒体P1または第2記録媒体P2)にクリアトナーを付与する特色領域を規定したデータである。このため、言い換えれば、第2画像データは、1回目(1パス目)の定着処理において、第1記録媒体P1にクリアトナーおよび有色トナーを付与するために用いるデータ、または、2回目(2パス目)の定着処理において、第2記録媒体P2にクリアトナーおよび有色トナーを付与するために用いるデータである。
ここで、出力データに、第1画像データと第2画像データの双方が含まれる場合には、si3部107は、複数回定着すると判断し、複数回定着することを示す定着指定情報(「オン(ON)」を含む出力データを、出力制御部110へ出力する。このため、出力データに、第1画像データと第2画像データの双方が含まれる場合には、該第2画像データは、2回目(2パス目)の定着処理において、第2記録媒体P2にクリアトナーおよび有色トナーを付与するために用いるデータである。
一方、si3部107は、クリアプロセッシング106から受け付けたクリアトナー版データが、第1クリアトナー版データを含まず、かつ、第2クリアトナー版データを含む場合、第2画像データと、複数回定着しないことを示す定着指定情報(「オフ(OFF)」と、印刷属性情報と、を含む出力データ(図13(B)参照)を、出力制御部110へ出力する。なお、定着指定情報は、クリアプロセッシング106または出力制御部110で付与してもよい。
すなわち、si3部107は、第1画像データ、および、第2画像データ、の少なくとも一方を含む出力データを、出力制御部110へ出力する。
ここで、出力データに、第1画像データが含まれず、かつ第2画像データが含まれる場合には、si3部107は、1回定着すると判断し、複数回定着しない(1回の定着処理(1パス)のみである)ことを示す定着指定情報(「オフ(OFF)」を含む出力データを、出力制御部110へ出力する。このため、出力データに、第1画像データが含まれず、かつ第2画像データが含まれる場合には、該第2画像データは、クリアトナーの付与されていない第1記録媒体P1に、クリアトナーおよび有色トナーを付与するために用いるデータである。
なお、si3部107は、ページ単位(すなわち、同じページに記録する画像単位)ごとに、上記出力データを出力制御部110へ出力する。
図9に戻り、次に、出力制御部110について詳述する。
出力制御部110は、取得部110Eと、検出部110Aと、出力部110Fと、シート情報記憶部110Bと、を含む。
取得部110Eは、出力データをsi3部107から取得する。
検出部110Aは、取得した出力データに、第1クリアトナー版データが含まれず、かつ、第2クリアトナー版データが含まれているかを検出する。また、検出部110Aは、取得した出力データのページごとに、ページを識別するページ識別番号に対応づけて、該出力データに含まれる有色版データ、クリアトナー版データ(第1クリアトナー版データ、第2クリアトナー版データ)をシート情報記憶部110Bに記憶する。
また、検出部110Aは、取得した出力データのページごとに、ページを識別するページ識別番号に対応づけて、シート情報を生成し、シート情報記憶部110Bに記憶する。
図14は、シート情報の一例を示す図である。シート情報は、定着情報と、印刷属性情報と、課金情報と、を含む。定着情報は、定着指定情報と、クリアトナー版1回目(表)と、クリアトナー版1回目(裏)と、を含む。
クリアトナー版1回目(表)は、1回目の定着処理によって記録媒体P(第1記録媒体P1)の表面に形成するための第1クリアトナー版データが出力データに含まれているか否か(「あり」または「なし」)を示す。クリアトナー版1回目(裏)は、1回目の定着処理によって記録媒体P(第1記録媒体P1)の裏面に形成するための第1クリアトナー版データが出力データに含まれているか否か(「あり」または「なし」)を示す。
課金情報は、課金情報の算出に用いる課金カウント値を示す。本実施形態では、課金情報は、モノクロ用の課金カウント値、カラー用の課金カウント値、および、クリアトナー用の課金カウント値を含む。定着指定情報と、印刷属性情報は、上述したため、ここでは説明を省略する。
シート情報記憶部110Bは、シート情報をリスト化して保存する。検出部110Aは、si3部107からページごとの出力データを受け付ける度に、シート情報を生成し、リストの末尾に追加する。なお、シート情報の削除は、後述する第2出力部110Dが行う。
検出部110Aは、si3部107からページごとの出力データを取得する度に、ページ識別番号の値を1つずつインクリメントする。そして、検出部110Aは、出力データに含まれる定着指定情報「オン(ON)」または「オフ(OFF)」を、対応するページ識別番号の定着指定情報として登録する。また、検出部110Aは、出力情報に含まれる印刷属性情報を、対応するページ識別番号の印刷属性情報として登録する。
また、検出部110Aは、出力データに第1クリアトナー版データが含まれない場合には、定着情報のクリアトナー版1回目(表)と、クリアトナー版1回目(裏)と、の各々に「なし」を設定する。
また、検出部110Aは、出力データに第1クリアトナー版データが含まれる場合には、定着情報のクリアトナー版1回目(表)またはクリアトナー版1回目(裏)に「あり」を設定する。検出部110Aは、定着情報のクリアトナー版1回目(裏)については、初期値では「なし」を設定してもよい。
また、課金情報に含まれる各課金カウント値については、検出部110Aは、初期値として「0」を設定する。課金カウント値は、課金算出部111によって更新される。
また、検出部110Aは、上述したように、取得した出力データのページごとに、ページを識別するページ識別番号に対応づけて、該出力データに含まれる有色版データ、クリアトナー版データ(第1クリアトナー版データ、第2クリアトナー版データ)をシート情報記憶部110Bに記憶する。このとき、検出部110Aは、各版の色名を取り入れたあらかじめ決められた形式の名前のファイル名、あるいはディレクトリ名を付与して、有色版データ、クリアトナー版データをシート情報記憶部110Bに記憶してもよい。
図9に戻り、出力部110Fは、取得部110Eで取得した出力データから、印刷データを生成し、MIC20を介してプリンタ機30へ出力する。
図15は、印刷データのデータ構成の一例を示す図である。印刷データは、第1印刷データ、第2印刷データ、および第3印刷データの総称である。
第1印刷データは、第1クリアトナー版データと、第1記録媒体P1を貯留した第1給紙トレイ30Cに貯留された該第1記録媒体P1への画像形成指示を示す第1識別情報と、を含む(図15(A)参照)。また、第1印刷データは、印刷属性情報を含んでいてもよい。この場合、第1印刷データにおける印刷属性情報は、第1識別情報を含む。また、第1印刷データは、後述する定着指定情報を更に含んでいてもよい。
第2印刷データは、第2クリアトナー版データと、有色版データと、第2記録媒体P2を貯留した第2給紙トレイ30Dに貯留された該第2記録媒体P2への画像形成指示を示す第2識別情報と、を含む(図15(B)参照)。また、第2印刷データは、印刷属性情報を含んでいてもよい。この場合、第2印刷データにおける印刷属性情報は、第2識別情報を含む。また、第2印刷データは、後述する定着指定情報を更に含んでいてもよい。
第3印刷データは、第2クリアトナー版データと、有色版データと、第1記録媒体P1を貯留した第1給紙トレイ30Cに貯留された第1記録媒体P1への画像形成指示を示す第1識別情報と、を含む(図15(C)参照)。また、第3印刷データは、印刷属性情報を含んでいてもよい。この場合、第3印刷データにおける印刷属性情報は、第1識別情報を含む。また、第3印刷データは、後述する定着指定情報を更に含んでいてもよい。
図9に戻り、出力部110Fは、第1出力部110Cと、第2出力部110Dと、を含む。
第1出力部110Cは、si3部107から取得した出力データに第1画像データが含まれる場合、第1画像データに含まれる第1クリアトナー版データと、第1記録媒体P1を貯留した第1給紙トレイ30Cに貯留された該第1記録媒体P1への画像形成指示を示す第1識別情報と、を含む第1印刷データをプリンタ機30(画像形成部)へ出力する。
すなわち、第1出力部110Cは、シート情報記憶部110Bに記憶されているシート情報を参照し、検出部110Aによって指定された(シート情報記憶部110Bに記憶されている最も古い)ページ識別番号に対応する定着情報から、第1クリアトナー版データの第1記録媒体P1への出力の要否を判定する。第1出力部110Cは、第1クリアトナー版データの第1記録媒体P1への出力要と判定すると、該ページ識別情報に対応する印刷属性情報と、該ページ識別情報に対応する第1クリアトナー版データと、を含む上記第1印刷データを、プリンタ機30へ出力する。
なお、本実施形態では、印刷属性情報に含まれる「給紙トレイ」を示す情報(例えば、トレイ1)は、第1給紙トレイ30Cに貯留された第1記録媒体P1への画像形成指示を示す第1識別情報に相当する。
また、第1出力部110Cは、後述する処理により、表示部109Aへ表示指示を送信、または、第2出力部110Dへ該ページ識別情報および出力指示を送信する。
第2出力部110Dは、取得部110Eで取得した出力データに第1画像データおよび第2画像データが含まれる場合、第2印刷データをプリンタ機30へ出力する。
また、第2出力部110Dは、出力データに第1画像データが含まれずかつ第2画像データが含まれる場合、第3印刷データを、プリンタ機30へ出力する。
すなわち、第2出力部110Dは、出力データに第1画像データが含まれずかつ第2画像データが含まれる場合、シート情報記憶部110Bに記憶されている最も古いページ識別情報(次に画像形成する対象のページ識別情報)に対応する印刷属性情報に含まれる「給紙トレイ」を示す情報(例えば、トレイ1)を、第2識別情報に変更する。そして、該第2識別情報と、該ページ識別情報に対応する第2クリアトナー版データと、該ページ識別情報に対応する有色版データと、を含む第3印刷データを、プリンタ機30へ出力する。そして、該出力後に、第2出力部110Dは、該ページ識別情報、および該ページ識別情報に対応するシート情報(図14参照)を、シート情報記憶部110Bから削除する。
課金算出部111は、出力データに含まれる、第1クリアトナー版データ、有色版データ、および第2クリアトナー版データの少なくとも1つに応じて、課金情報の算出に用いる課金カウント値を決定する。詳細には、課金算出部111は、ページごとに検出部110Aからページ識別番号と、各版の画像データ(第1クリアトナー版データ、第2クリアトナー版データ、CMYKの各々の有色版データ)の有無を示す有無情報と、を受信する。課金算出部111は、各版の画像データの有無情報を基に、各課金カウント値の判定をし、ページ識別番号に対応するシート情報の課金カウント値をインクリメントする。そして、課金算出部111は、シート情報記憶部110Bに記憶されているシート情報における、課金情報を更新する。
課金算出部111は、課金カウント値の判定時の判定条件、対象課金カウント値、および、インクリメント値を、次のように処理する。課金算出部111は、出力データにおける、算出対象のページ識別情報に対応するページに、K(ブラック)の有色版データが存在する場合、対応する課金カウント値(モノクロ)を「1」インクリメントする。課金算出部111は、該ページに、Y(イエロー)、M(マゼンタ)およびC(シアン)の各々の有色版データのうち少なくとも一つが存在する場合、対応する課金カウント値(カラー)を「1」インクリメントする。また、該ページに、第1クリアトナー版データ、および、第2クリアトナー版データの少なくとも一方が存在する場合、課金算出部111は、対応する課金カウント値(クリア)を、例えば、予め定めた設定に応じて「1」インクリメントする。なお、課金算出部111は、例えば、クリアトナー版データを用いた、1回(1パス)または2回(2パス)の画像形成に対して、1回の課金を設定することも可能である。そして、課金算出部111は、算出結果をシート情報記憶部110Bに記憶する。
図1に戻り、DFE10は、出力制御部110で生成した印刷データ(第1印刷データ、第2印刷データ、または第3印刷データ)を、MIC20を介してプリンタ機30へ出力する。
図8に示すように、プリンタ機30の制御部30Eは、印刷データを受信する。そして、制御部30Eは、受信した印刷データに応じて、プリンタ機30の装置各部を制御する。
具体的には、プリンタ機30の制御部30Eは、第1印刷データを受信したときに、第1給紙トレイ30Cに貯留された第1記録媒体P1における、該第1印刷データに含まれる第1クリアトナー版データに規定された特色領域に、クリアトナーを付与するように装置各部を制御する。このため、プリンタ機30は、第1印刷データを受信した場合には、第1印刷データに含まれる第1識別情報によって示される画像形成指示に応じて、第1給紙トレイ30Cに貯留された第1記録媒体P1を搬送路30Fへ搬送する。そして、プリンタ機30の制御部30Eは、感光体30Aなどを制御することで、該第1記録媒体P1における、該第1印刷データに含まれる第1クリアトナー版データによって規定される特色領域にクリアトナーを付与する。このため、クリアトナー未付与の第1記録媒体P1に、クリアトナーが付与され、定着される。
クリアトナーの付与された第1記録媒体P1は、ユーザによって第2給紙トレイ30Dにセットされる。これによって、第2給紙トレイ30Dには、クリアトナーの付与された第1記録媒体P1、すなわち、第2記録媒体P2が貯留されることとなる。
一方、プリンタ機30の制御部30Eは、第2印刷データを受信したときに、第2給紙トレイ30Dに貯留された第2記録媒体P2における、第2クリアトナー版データに規定された特色領域にクリアトナーを付与すると共に、有色版データに規定された有色領域に有色トナーを付与する。
このため、プリンタ機30は、第2印刷データを受信した場合には、第2印刷データに含まれる第2識別情報によって示される画像形成指示に応じて、第2給紙トレイ30Dに貯留された、クリアトナーによる画像形成済の第2記録媒体P2を、搬送路30Fへ搬送する。そして、プリンタ機30の制御部30Eは、感光体30Aなどを制御することで、該第2記録媒体P2における、該第2印刷データに含まれる第2クリアトナー版データによって規定される特色領域にクリアトナーを付与する。また、プリンタ機30の制御部30Eは、感光体30Aなどを制御することで、該第2記録媒体P2における、該第2印刷データに含まれる有色版データによって規定される有色領域に有色トナーを付与する。
すなわち、この場合、記録媒体Pには、1回目(1パス目)の定着処理(画像形成処理)によってクリアトナーが付与され、2回目(2パス目)の定着処理(画像形成処理)によって、さらに、クリアトナーおよび有色トナーが付与される。
さらに、プリンタ機30の制御部30Eは、第3印刷データを受信したときに、第1給紙トレイ30Cに貯留された第1記録媒体P1における、第2クリアトナー版データに規定された特色領域に、クリアトナーを付与すると共に、有色版データに規定された有色領域に、有色トナーを付与する。
このため、プリンタ機30は、第3印刷データを受信した場合には、第3印刷データに含まれる第1識別情報によって示される画像形成指示に応じて、クリアトナー未付与の第1記録媒体P1を貯留した第1給紙トレイ30Cに貯留された第1記録媒体P1を、搬送路30Fへ搬送する。そして、プリンタ機30の制御部30Eは、感光体30Aなどを制御することで、該第1記録媒体P1における、該第3印刷データに含まれる第2クリアトナー版データによって規定される特色領域にクリアトナーを付与する。また、プリンタ機30の制御部30Eは、感光体30Aなどを制御することで、該第1記録媒体P1における、該第3印刷データに含まれる有色版データによって規定される有色領域に有色トナーを付与する。
このため、本実施形態のDFE10では、1枚の記録媒体Pに対して、2回の定着処理(2回の画像形成処理、2パス方式と称される場合もある)を行う場合において、1回目のクリアトナーによる画像形成処理が不要な場合、第2記録媒体P2を貯留した第2給紙トレイ30Dではなく、第1給紙トレイ30Cに貯留されている第1記録媒体P1に対して画像を形成することができる。このため、1回目の画像形成処理が不要な記録媒体Pに対しては、1回目の画像形成処理を行わないように制御することができる。
ここで、従来では、1回目の画像形成処理が不要な記録媒体Pに対しても、プリンタ機30側で不要に記録媒体Pを搬送する1回目の定着処理を行う必要があった。そして、不要な1回目の定着処理を行った記録媒体Pをユーザが第2給紙トレイ30Dにセットし、2回目の画像形成処理を行っていた。このため、従来では、1回目の画像形成処理が不要な記録媒体Pに対しても、2パス分の時間(1回目の画像形成処理と2回目の画像形成処理の合計時間)を要していた。一方、本実施形態のDFE10では、1回目の画像形成処理が不要な記録媒体Pに対しては、1回目の画像形成処理を行わないように制御することができる。よって、画像形成時間の短縮を図ることができる。
次に、クリアトナー版生成処理の手順について説明する。図16は、クリアトナー版生成処理の手順を示すフローチャートである。
クリアトナー版生成部106Cは、表面効果選択テーブル記憶部106Bから表面効果選択テーブルを取得する(ステップS601)。また、クリアトナー版生成部106Cは、入力された光沢制御版データを、光沢制御版記憶部106Aに記憶する(ステップS602)。
次に、定着条件判定部106Eが、入出力制御部108からユーザによる印刷設定(「画質優先」または「パフォーマンス優先」)を取得し(ステップS603)、ユーザの印刷設定を判断する(ステップS604)。ユーザの印刷設定が「画質優先」の場合、ステップS605へ進む。そして、定着条件判定部106Eは、用紙情報記憶部106Dから画像形成対象の用紙情報(用紙名・定着可能回数)を取得する(ステップS605)。例えば、定着条件判定部106Eは、si1部102から取得した印刷属性情報に含まれる、用紙名、および用紙サイズを読取る。そして、定着条件判定部106Eは、読取った用紙名、および用紙サイズに対応する定着可能回数を、用紙情報(図10参照)から読取ることで、用紙情報を取得する。
次に、定着条件判定部106Eは定着可能回数を判断する(ステップS606)。ステップS605で取得した定着可能回数が「2回以上」の場合、定着条件判定部106Eは、クリアトナー版生成部106Cに判定結果(定着回数:2回以上)を通知する。クリアトナー版生成部106Cは、定着条件判定部106Eからの通知を受けると、光沢制御版データにグロス指定の領域が存在するかを確認する(ステップS607)。
ここで、光沢制御版データにおける、ステップS601で取得した表面効果選択テーブルにおける、「鏡面光沢タイプA〜C」に対応する濃度値(238〜255、濃度(%)=94%、96%、98%)の設定された領域が、グロス指定の領域である。濃度値(212〜232、濃度(%)=84%、86%、88%、90%)の設定された領域を、グロス指定の領域に含めてもよい。このため、クリアトナー版生成部106Cは、光沢制御版データにおいて、当該濃度値の設定された領域がある場合に、光沢制御版データにグロス指定の領域が存在すると判断する。
光沢制御版データにグロス指定の領域が存在する場合(ステップS608:Yes)、クリアトナー版生成部106Cは、まず、「鏡面光沢タイプA〜C」に対応する濃度値が設定されたグロス指定の領域のみのクリアトナー版データを、第1クリアトナー版データとして生成する(ステップS609)。この第1クリアトナー版データは、グロス指定の領域にクリアトナーのみを付与するためのものである。次に、クリアトナー版生成部106Cは、グロス指定領域、および、グロス指定以外の領域を含んだクリアトナー版データを、第2クリアトナー版データとして生成する(ステップS610)。第2クリアトナー版データは、記録媒体Pの全領域に、光沢制御版データに規定された表面効果の種類に応じたクリアトナーを付与するためのデータである。
このように、クリアトナー版生成部106Cが、ステップS609でグロス指定の領域のみの第1クリアトナー版データ、ステップS610でグロス指定の領域およびグロス指定以外の領域を含んだ第2クリアトナー版データ、という2つのクリアトナー版データを生成しているのは、以下の理由による。
ステップS609で、グロス指定の領域のみの第1クリアトナー版データを生成することで、プリンタ機30は、ステップS609で生成した第1クリアトナー版データを基に、1回目の定着処理(1パス目)において、記録媒体P(具体的には第1記録媒体P1)の凹凸を吸収するためのクリアトナー像を形成することができる。グロスの表面効果を施すためには、記録媒体Pの表面が平滑である必要があるため、前述の処理を行うことで、第1記録媒体P1に対して、グロスの表面効果を得られるようにする。
そして、ステップS610で第2クリアトナー版データを生成する。このため、プリンタ機30は、2回目の定着処理(2パス目)において、第1記録媒体P1の凹凸が吸収されて平滑化された記録媒体P(すなわち、クリアトナーの付与された第2記録媒体P2)に、グロス指定の領域とグロス指定以外の領域の双方を含む第2クリアトナー版データに応じたクリアトナー像を形成することができる。このため、プリンタ機30では、グロス処理による鏡面光沢の光沢度を向上させて、鏡面光沢の表面効果を施すことが可能となる。
一方、上記ステップS604において、ユーザの印刷設定が「パフォーマンス優先」であると判断した場合、または、上記ステップS606で、定着可能回数が「1回」の場合、定着条件判定部106Eは、クリアトナー版生成部106Cに判定結果(定着回数:1回)を通知する。
クリアトナー版生成部106Cは、定着条件判定部106Eからの通知を受け、光沢制御版データと有色版データとから、第2クリアトナー版データを生成する(ステップS611)。この場合、クリアトナー版生成部106Cは、ステップS609とステップS610のように2つのクリアトナー版データ(第1クリアトナー版データ、第2クリアトナー版データ)を生成するのではなく、単一の第2クリアトナー版データを生成する。第2クリアトナー版データは、上述したように、記録媒体Pの全領域に、光沢制御版データに規定された表面効果の種類に応じたクリアトナーを付与するためのデータである。
また、ステップS608で、光沢制御版データにグロス指定の領域がない場合(ステップS608:No)、クリアトナー版生成部106Cは、光沢制御版データから単一の第2クリアトナー版データを生成する(ステップS611)。
クリアプロセッシング106でクリアトナー版データが生成されると、si3部107は、ステップS609、ステップS610またはステップS611で生成されたクリアトナー版データ(第1クリアトナー版データ、第2クリアトナー版データ)と、ハーフトーン処理後のCMYKの各2ビットの有色版データと、複数回定着するか否かを示す定着指定情報と、印刷属性情報と、を含む出力データを、出力制御部110へ出力する。
ここで、si3部107は、ユーザからの印刷設定が「画質優先」、かつ定着可能回数が「2回以上」の場合、定着指定情報を「オン(ON)」に設定する。また、si3部107は、ユーザからの印刷設定が「パフォーマンス優先」、またはユーザからの印刷設定が「画質優先」で定着可能回数が「1回」の場合、定着指定情報を「オフ(OFF)」に設定する。
次に、第1出力部110Cの処理手順について説明する。図17は、第1出力部110Cの出力指示受信時の処理手順を示すフローチャートである。まず、第1出力部110Cは、検出部110Aから、画像形成対象のページのページ識別番号と出力指示を受信する。なお、検出部110Aは、シート情報記憶部110Bに記憶されているページ識別情報の内、先頭の(最も古い、最も先に登録された)シート情報に対応するページ識別情報を、第1出力部110Cへ送信する。そして、第1出力部110Cは、受信したページ識別番号に対応するシート情報をシート情報記憶部110Bから取得する(ステップS701)。
第1出力部110Cは、取得したシート情報のクリアトナー版1回目(表)およびクリアトナー版1回目(裏)の値により、記録媒体Pに対する1回目(1パス目)の定着処理の要否(出力要否)を判定する(ステップS702)。ステップS702において、第1出力部110Cは、取得したシート情報における、クリアトナー版1回目(表)およびクリアトナー版1回目(裏)の双方の値が「なし」の場合には、「出力不要」(すなわち、1回目(1パス目)の定着処理不要)と判定し、少なくとも一方が「あり」の場合、「出力要」(すなわち、1回目(1パス目)の定着処理必要)と判定する。なお、第1出力部110Cは、取得したシート情報に含まれる定着指定情報が「オフ(OFF)」である場合に、「出力不要」と判定し、「オン(ON)」である場合に、「出力要」と判定してもよい。
第1出力部110Cは、「出力要」と判定した場合、ステップS701で取得したシート情報を基に、第1印刷データをMIC20に送信する。上述したように、第1印刷データは、第1クリアトナー版データと、印刷属性情報と、を含む。
すなわち、第1出力部110Cは、ステップS701で取得したシート情報に対応する第1クリアトナー版データと、ステップS701により取得したシート情報に含まれる印刷属性情報と、を含む第1印刷データを、MIC20に送信する(ステップS703)。具体的には、印刷属性情報は、第1記録媒体P1を貯留した第1給紙トレイ30Cに貯留された該第1記録媒体P1への画像形成指示を示す第1識別情報を含む。また、上述したように、本実施形態では、印刷属性情報に含まれる「給紙トレイ」を示す情報(例えば、トレイ1)は、第1給紙トレイ30Cに貯留された第1記録媒体P1への画像形成指示を示す第1識別情報に相当する。
次に、第1出力部110Cは、ステップS701で取得したシート情報に印刷属性情報として含まれるジョブ開始/終了の値を参照し、「終了」の場合、「ジョブ終了」と判定する。それ以外の場合、第1出力部110Cは、「ジョブ継続」と判定する(ステップS704)。第1出力部110Cは、「ジョブ継続」と判定した場合、本ルーチンを終了する。また、第1出力部110Cは、「ジョブ終了」と判定した場合、ステップS705へ進む。
なお、第1出力部110Cは、ステップS701で取得したシート情報を起点とし、1つ前のシート情報を取得する処理を新たに取得したシート情報のジョブ開始/終了の値が「開始」になるまで繰り返す。これにより、1ジョブ分のシート情報を取得できる。そして、次のステップS705において、1ジョブ分の全てのシート情報のクリアトナー版1回目(表)およびクリアトナー版1回目(裏)の値を参照し、1回目の出力判定を行う。すなわち、第1出力部110Cは、1ジョブ内に1回目(1パス目)の定着処理(画像形成処理)に必要なページが含まれるか否かを判定する。このため、第1出力部110Cは、ジョブ単位で、1回目の画像形成処理の有無を判定することができる。
第1出力部110Cは、参照した全てのシート情報のクリアトナー版1回目(表)およびクリアトナー版1回目(裏)の値が「なし」の場合、「出力なし」と判定し、それ以外の場合は、「出力あり」と判定する(ステップS705)。第1出力部110Cは、「出力なし」と判定した場合、第2出力部110Dに対し、検出部110Aから受信したページ識別情報と、出力指示と、を送信する(ステップS706)。これにより、画像形成装置100は、ジョブ内に1回目(1パス目)の定着処理に必要なページが含まれない場合、ユーザの介入なしで、2回目(2パス目)の定着処理(画像形成処理)を開始させることができる。
ステップS705において「出力あり」と判定された場合、第1出力部110Cは、表示部109Aに、1回目の定着処理(画像形成処理)によりクリアトナーの付与された記録媒体P(すなわち、第2記録媒体P2)を、手差しトレイなどの第2給紙トレイ30Dにセットさせることを促すメッセージ、および、2回目の定着処理(画像形成処理)の実行を指示するための指示ボタンを表示する(ステップS707)。そして、本ルーチンを終了する。ユーザは、表示部109Aに表示されたメッセージを確認し、1回目の定着処理によりクリアトナーの付与された記録媒体P(すなわち第2記録媒体P2)を、手差しトレイなどの第2給紙トレイ30Dにセットし、入力部109Bの操作により該指示ボタンを指示する。該指示ボタンによる指示が入力されると、出力制御部110は、検出部110Aから受信したページ識別情報と、出力指示と、を第2出力部110Dへ送信する。
次に、第2出力部110Dの処理手順について説明する。図18は、第2出力部110Dの処理手順を示すフローチャートである。
第2出力部110Dは、入力部109B、または第1出力部110Cから、ページ識別番号と、出力指示と、を受信する。そして、第2出力部110Dは、シート情報記憶部110Bに記憶されているシート情報における、該受信したページ識別番号に対応するシート情報を取得する(ステップS801)。
第2出力部110Dは、取得したシート情報のクリアトナー版1回目(表)およびクリアトナー版1回目(裏)の値により、記録媒体Pに対する1回目(1パス目)の定着処理がなされたかを判定する(1回目の出力判定)(ステップS802)。ステップS802において、第2出力部110Dは、取得したシート情報における、クリアトナー版1回目(表)およびクリアトナー版1回目(裏)の双方の値が「なし」の場合には、「出力なし」(すなわち、1回目(1パス目)の定着処理がなされない)と判定し、それ以外の場合、「出力あり」(すなわち、1回目(1パス目)の定着処理あり)と判定する。なお、第2出力部110Dは、取得したシート情報に含まれる定着指定情報が「オフ(OFF)」である場合に、「出力なし」と判定し、「オン(ON)」である場合に、「出力あり」と判定してもよい。
第2出力部110Dは、ステップS802で「出力あり」と判定した場合、ステップS803に進み、取得したシート情報に含まれる印刷属性情報における、給紙トレイの値を、第2給紙トレイ30D(例えば、「手差しトレイ」)に変更する(ステップS803)。そして、ステップS804へ進む。
一方、第2出力部110Dは、ステップS802で「出力なし」と判定した場合、ステップS804へ進む。
次に、第2出力部110Dは、ステップS801で取得したシート情報を基に、第2印刷データまたは第3印刷データを生成し、MIC20に送信する。
第2出力部110Dは、ステップS802で「出力あり」と判定すると、第2印刷データを、MIC20へ送信する。第2出力部110Dは、ステップS802で「出力なし」と判定すると、第3印刷データをMIC20へ送信する(ステップS804)。
上述したように、第2印刷データは、第2クリアトナー版データと、有色版データと、給紙トレイの値を第2識別情報に変更された印刷属性情報と、を含む。第2印刷データは、更に、該シート情報に含まれる課金情報を含んでいてもよい。この第2識別情報は、第2給紙トレイ30D(手差しトレイ)に貯留された第2記録媒体P2への画像形成指示を示す。
すなわち、ステップS802で「出力あり」と判定すると、第2出力部110Dは、ステップS801で取得したシート情報に対応する第2クリアトナー版データと、該シート情報に対応する有色版データと、ステップS801で取得したシート情報に含まれる印刷属性情報における「給紙トレイ」を上記第2識別情報に変更した印刷属性情報と、を含む第2印刷データを、MIC20を介してプリンタ機30へ送信する。
また、第3印刷データは、第2クリアトナー版データと、有色版データと、第1識別情報を含む印刷属性情報と、を含む。第3印刷データは、さらに、課金情報を含んでいてもよい。第1識別情報は、第1記録媒体P1を貯留した第1給紙トレイ30Cに貯留された第1記録媒体P1への画像形成指示を示し、印刷属性情報に含まれる「給紙トレイ」に示される値に相当する。
すなわち、ステップS802で「出力なし」と判定すると、第2出力部110Dは、ステップS801で取得したシート情報に対応する第2クリアトナー版データと、該シート情報に対応する有色版データと、ステップS801で取得したシート情報に含まれる印刷属性情報(第1識別情報を含む)と、を含む第3印刷データを、MIC20を介してプリンタ機30へ送信する。
次に、第2出力部110Dは、ステップS801で取得したシート情報、該シート情報に対応するページ識別番号、該ページ識別番号に対応づけられている全ての画像データ(第1クリアトナー版データ、第2クリアトナー版データ、有色版データ)を、シート情報記憶部110Bから削除する(ステップS805)。以上により、本処理を終了する。
なお、第2記録媒体P2を貯留する第2給紙トレイ30Dは、ユーザが入力部109Bを介して選択または変更可能としてもよい。この場合、DFE10は、プリンタ機30に搭載されている給紙トレイの一覧を選択可能に表示部109Aに表示すればよい。そして、ユーザは、入力部109Bを操作することで、表示部109Aに表示された給紙トレイの一覧から、クリアトナーの付与された第2記録媒体P2を載置する給紙トレイを選択すればよい。DFE10では、選択された給紙トレイを、第2給紙トレイ30Dとし、該第2給紙トレイ30Dに貯留された第2記録媒体P2への画像形成指示を示す第2識別情報として用いればよい。
また、出力部110Fが図17および図18に示す出力処理を実行すると、第1出力部110Cは、ページ識別番号「10001」、「10003」および「10004」によって識別される各ページについては、1回目の定着処理(1パス目)において、第1給紙トレイ30C(トレイ1)に貯留された第1記録媒体P1にクリアトナーを付与するように、プリンタ機30を制御することとなる。
プリンタ機30による1回目(1パス目)の画像形成完了後、ユーザは、表示部109Aの表示に従って記録媒体P(すなわち第2記録媒体P2)を、第2給紙トレイ30D(例えば、手差しトレイ)にセットする。そして、ユーザが入力部109Bを操作して2回目の画像形成の実行を指示すると、プリンタ機30において、2回目(2パス目)の画像形成処理(定着処理)が開始される。2回目の画像形成処理において、第2出力部110Dは、ページ識別番号が10001であるページに対しては第2給紙トレイ30D(例えば、手差しトレイ)から、ページ識別番号が10002であるページに対しては第1給紙トレイ30C(トレイ1)から、ページ識別番号が10003であるページに対しては第2給紙トレイ30D(手差しトレイ)から、ページ識別番号が10004であるページに対しては第2給紙トレイ30D(手差しトレイ)から、ページ識別番号が10005であるシートに対しては第1給紙トレイ30C(トレイ1)から、記録媒体P(第1記録媒体P1または第2記録媒体P2)を搬送し、該記録媒体Pへ画像形成するように、プリンタ機30を制御することとなる。
そして、プリンタ機30の制御部30Eは、第1印刷データを受信したときに、第1給紙トレイ30Cに貯留された第1記録媒体P1における、該第1印刷データに含まれる第1クリアトナー版データに規定された特色領域に、クリアトナーを付与するように装置各部を制御する。また、プリンタ機30の制御部30Eは、第2印刷データを受信したときに、第2給紙トレイ30Dに貯留された第2記録媒体P2における、第2クリアトナー版データに規定された特色領域にクリアトナーを付与すると共に、有色版データに規定された有色領域に有色トナーを付与する。また、プリンタ機30の制御部30Eは、第3印刷データを受信したときに、第1給紙トレイ30Cに貯留された第1記録媒体P1における、第2クリアトナー版データに規定された特色領域に、クリアトナーを付与すると共に、有色版データに規定された有色領域に、有色トナーを付与する。
このため、本実施形態の画像形成装置100では、1枚の記録媒体Pに対して、2回の定着処理(2回の画像形成処理、2パス方式と称される場合もある)を行う場合において、1回目のクリアトナーによる画像形成処理が不要である場合、第2記録媒体P2を貯留した第2給紙トレイ30Dではなく、第1給紙トレイ30Cに貯留されている第1記録媒体P1に対して画像を形成することができる。
ここで、従来では、プリンタ機30で2パス方式の画像形成処理を実行する場合には、1回目の画像形成処理が不要な記録媒体Pに対しても、2回の画像形成処理を行っていた。このため、1回目の画像形成処理が不要な記録媒体Pに対する画像形成処理に要する時間が無駄になっていた。
一方、本実施形態の画像形成装置100では、2回の定着処理を行う場合において、1回目のクリアトナーによる画像形成が不要な場合、第2記録媒体P2を貯留した第2給紙トレイ30Dではなく、第1給紙トレイ30Cに貯留されている第1記録媒体P1に対して画像を形成する。このため、1回目の画像形成が不要な記録媒体Pに対しては、1回目の画像形成を行わないように制御することができる。よって、画像形成時間の短縮を図ることができる。
具体的には、図14に示すシート情報がシート情報記憶部110Bに記憶されている場合、ページ識別番号が「10002」および「10005」であるページに対しては、1回目の画像形成処理を実行しないので、その分の印刷時間を従来に比べ短縮できる。
従って、本実施形態の画像形成装置100では、記録媒体に複数回の印刷を行う場合にも、効率的に画像を形成することができる。
すなわち、プリンタ機30は、第2印刷データまたは第3印刷データに含まれる第2クリアトナー版データ、有色版データ、および印刷属性情報(第1識別情報または第2識別情報を含む)に応じて、クリアトナーを付与された第2記録媒体P2と、クリアトナーの未付与の第1記録媒体P1と、を切替えて、画像を形成する。
プリンタ機30による2回目の画像形成処理の完了により、ユーザは所望の画像の形成された記録媒体Pを得ることができる。
また、クリアトナーに代えて、上述したメタリックトナーを用いてもよい。画像形成装置100を利用して所望の画像を得るため、メタリックトナーにより画像を形成して下地を作成した上に、CMYKの有色トナーおよびメタリックトナーのうち1つ以上のトナーを使用して画像を形成する場合についても同様に、2回の画像形成処理が必要になる。このように、1回目の画像形成処理においてメタリックトナーにより画像を形成し、2回目の画像形成処理においてCMYKの有色トナーおよびメタリックトナーのうち1つ以上のトナーにより画像を形成する画像形成方式においては、ジョブ中に1回目の画像形成処理の不要なページが含まれる場合、上述した出力制御部110を適用することにより、当該ジョブの所要時間を従来に比べ短縮できる。
さらに、特色トナーは、白色トナーであってもよい。特色トナーが白色トナーである場合、例えば記録媒体Pが濃い色である場合であっても、カラー画像の色を適切に再現可能となる。
(第2の実施形態)
第1の実施形態では、DFE10で、印刷データの生成処理を行うように構成したが、これに限定されるものではない。
すなわち、一の装置で行っていた複数の処理のいずれかを、一の装置とネットワークを介して接続する1以上の他の装置で行う構成にしてもよい。
その一例として、第2の実施形態の画像形成システムでは、DFEの機能の一部を、ネットワーク上のサーバ装置上に実装している。
図19は、第2の実施形態に係る画像形成システムの構成を例示する図である。図19に示すように、第2の実施形態の画像形成システムは、PC40と、DFE3050と、MIC20と、プリンタ機30と、クラウド上のサーバ装置3060とを備えている。
第2の実施形態では、DFE3050とサーバ装置3060とがインターネット等のネットワークを介して接続されている。また、第2の実施形態では、第1の実施形態のDFE10の出力制御部110の一部の機能を、サーバ装置3060に設けた構成となっている。
ここで、PC40、DFE3050、MIC20、プリンタ機30、の接続構成は、第1の実施形態と実質的に同様である。
すなわち、具体的には、第2の実施形態では、DFE3050がインターネット等のネットワーク(クラウド)を介して、単一のサーバ装置3060に接続し、サーバ装置3060で、印刷データの生成処理を行うように構成している。
図20は、第2の実施形態にかかるサーバ装置3060の機能的構成を示すブロック図である。サーバ装置3060は、図20に示すように、記憶部3070と、取得部3062と、検出部3063と、出力部3066と、通信部3065とを主に備えている。
記憶部3070は、HDDやメモリ等の記憶媒体であり、シート情報記憶部3069を含む。シート情報記憶部3069は、図9のシート情報記憶部110Bに相当する。
通信部3065は、DFE3050との間で各種データや要求の送受信を行う。取得部3062、検出部3063、および出力部3066は、図9の取得部110E、検出部110A、および出力部110Fと各々同様である。
図19に戻り、DFE3050は、出力制御部110をサーバ装置3060に備えた構成である以外は、第1の実施形態のDFE10と同様の構成である。
次に、以上のように構成された第2の実施形態に係る画像形成システムによる出力処理について説明する。図21は、第2の実施形態にかかる出力処理の流れを示すシーケンス図である。
まず、DFE3050が、第1の実施形態のDFE10と同様にして、CMYKの各2ビットの有色版データ、および2ビットのクリアトナー版データ(第1クリアトナー版データ、第2クリアトナー版データ)を生成する(ステップS3201)。次に、DFE3050は、CMYKの各2ビットの有色版データと、クリアトナー版データ(第1クリアトナー版データ、第2クリアトナー版データ)と、複数回定着するか否かを示す定着指定情報と、印刷属性情報と、を含む出力データを、サーバ装置3060へ送信する(ステップS3202)。
サーバ装置3060では、取得部3062、検出部3063、出力部3066、シート情報記憶部3069の各々が、第1の実施形態における取得部110E、検出部110A、出力部110F、およびシート情報記憶部110Bと同様の機能を備え、第1の実施形態と同様の処理を行い、印刷データを生成する(ステップS3203)。そして、サーバ装置3060は、生成した印刷データを、DFE3050へ送信する(ステップS3204)。
DFE3050は、受信した印刷データを、第1の実施形態と同様にして、MIC20を介してプリンタ機30へ出力する出力制御を行う(ステップS3205)。そして、本処理を終了する。
このように第2の実施形態では、印刷データの生成処理を、クラウド上のサーバ装置3060で行っているので、第1の実施形態の効果の他、複数のDFE3050が存在する場合でも、印刷データの生成を一括して行うことができる。
なお、第2の実施形態では、クラウド上の単一のサーバ装置3060に、取得部3062、検出部3063、出力部3066、およびシート情報記憶部3069を設け、印刷データの生成処理を行うように構成したが、これに限定されるものではない。
例えば、クラウド上に2以上のサーバ装置を設け、上記各処理を、2以上のサーバ装置で分散させて実行するように構成してもよい。
図22は、クラウド上に2つのサーバ装置(第1サーバ装置3860と第2サーバ装置3861)を設けたネットワーク構成図である。図22の例では、第1サーバ装置3860と第2サーバ装置3861とで、印刷データの生成処理を分散して行うように構成する。なお、各処理の各サーバ装置への分散の形態は、任意に行うことができる。
すなわち、DFE3050に最低限の構成を設ければ、取得部3062、検出部3063、出力部3066、およびシート情報記憶部3069の一部または全部をクラウド上の一つのサーバ装置に集中して設けたり、複数のサーバ装置に分散させて設けたりすることは任意に行うことができる。
言い換えると、上述の例のように、一の装置で行っていた複数の処理のいずれかを、一の装置とネットワークを介して接続する1以上の他の装置で行う構成にすることができる。
また、上記の「一の装置とネットワークを介して接続する1以上の他の装置で行う構成」の場合、一の装置で行われた処理で発生したデータ(情報)を一の装置から他の装置に出力する処理、そのデータを他の装置が入力する処理等、一の装置と他の装置間、さらには、他の装置間同士で行われるデータの入出力処理を含むような構成となる。
つまり、他の装置が1つの場合では、一の装置と他の装置間で行われるデータの入出力処理を含むような構成となり、他の装置が2以上の場合では、一の装置と他の装置間、および、第一の他の装置・第二の他の装置間のように他の装置間同士でデータの入出力処理を含むような構成となる。
また、第2の実施形態では、サーバ装置3060、あるいは第1サーバ装置3860および第2サーバ装置3861などの複数のサーバ装置を、クラウド上に設けているが、これに限定されるものではない。例えば、サーバ装置3060、あるいは第1サーバ装置3860および第2サーバ装置3861などの複数のサーバ装置を、イントラネット上に設ける等、あらゆるネットワーク上に設けた構成としてもよい。
上述した実施形態のPC40、DFE10、3050、サーバ装置3060、第1サーバ装置3860、第2サーバ装置3861のハードウェア構成について説明する。図23は、PC40、DFE10、3050、サーバ装置3060、3860、3861のハードウェア構成図である。PC40、DFE10、3050、サーバ装置3060、3860、3861は、ハードウェア構成として、装置全体を制御するCPUなどの制御装置2901と、各種データや各種プログラムを記憶するROMやRAMなどの主記憶装置2902と、各種データや各種プログラムを記憶するHDDなどの補助記憶装置2903と、キーボードやマウス等の入力装置2905と、ディスプレイ装置等の表示装置2904とを主に備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
上記実施形態のDFE10、3050、サーバ装置3060、3860、3861で実行される各種処理を実行するためのプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記憶媒体に記録されてコンピュータプログラムプロダクトとして提供される。
また、上記実施形態のDFE10、3050、サーバ装置3060、3860、3861で実行される各種処理を実行するためのプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上記実施形態のDFE10で実行される各種処理を実行するためのプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。
また、上記実施形態のDFE10、3050、サーバ装置3060、3860、3861で実行される各種処理を実行するためのプログラムを、ROM等に予め組み込んで提供するように構成してもよい。
上記実施形態のDFE10、3050、サーバ装置3060、3860、3861で実行される各種処理を実行するためのプログラムは、上述した各部(取得部、検出部、出力部(第1出力部、第2出力部))を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、取得部、検出部、出力部(第1出力部、第2出力部)が主記憶装置上に生成されるようになっている。
また、上記実施形態のDFE10、3050、サーバ装置3060、3860、3861で実行される各種処理は、ハードウェアで実現する他、ソフトウェアとしてのプログラムで実現してもよい。この場合において、上記実施形態のDFE10、3050、サーバ装置3060、3860、3861で実行される各種処理を実行するためのプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
なお、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。
上述した実施形態において、画像形成システムは、PC、DFE、MIC、プリンタ機を備えるように構成したが、これに限らない。例えば、更に、他の装置を備えた画像形成装置として形成するようにしてもよい。
なお、上述した実施形態の画像形成システムは、MIC20を備えた構成としているが、これに限定されるものではない。上述したMIC20が行う処理、機能をDFE10等の他の装置にもたせて、MIC20を設けない構成としてもよい。
10 DFE
20 MIC
30 プリンタ機
40 PC
100 画像形成装置
110 出力制御部
110A 検出部
110B シート情報記憶部
110C 第1出力部
110D 第2出力部
110F 出力部
111 課金算出部
3060、3860、3861 サーバ装置
特開2012−150361号公報

Claims (6)

  1. 特色トナーを未付与の第1記録媒体に対して前記特色トナーを付与する特色領域を規定した第1クリアトナー版データを含む第1画像データ、および、前記第1記録媒体または前記特色トナーの付与された第2記録媒体に対して有色トナーを付与する有色領域を規定した有色版データと、前記第1記録媒体または前記第2記録媒体に対して前記特色トナーを付与する特色領域を規定した第2クリアトナー版データと、を含む第2画像データ、の少なくとも一方を含む出力データを取得する取得部と、
    前記出力データに前記第1画像データが含まれる場合、前記第1クリアトナー版データと、前記第1記録媒体を貯留した第1給紙トレイに貯留された該第1記録媒体への画像形成指示を示す第1識別情報と、を含む第1印刷データを画像形成部へ出力する第1出力部と、
    前記出力データに前記第1画像データおよび前記第2画像データが含まれる場合、前記第2クリアトナー版データと、前記有色版データと、前記第2記録媒体を貯留した第2給紙トレイに貯留された該第2記録媒体への画像形成指示を示す第2識別情報と、を含む第2印刷データを前記画像形成部へ出力し、前記出力データに前記第1画像データが含まれずかつ前記第2画像データが含まれる場合、前記第2クリアトナー版データと、前記有色版データと、前記第1識別情報と、を含む第3印刷データを前記画像形成部へ出力する第2出力部と、
    を備えた画像形成装置。
  2. 前記画像形成部は、
    前記第1印刷データを受信したときに、前記第1給紙トレイに貯留された前記第1記録媒体における、前記第1クリアトナー版データに規定された前記特色領域に前記特色トナーを付与し、
    前記第2印刷データを受信したときに、前記第2給紙トレイに貯留された前記第2記録媒体における、前記第2クリアトナー版データに規定された前記特色領域に前記特色トナーを付与すると共に、前記有色版データに規定された前記有色領域に前記有色トナーを付与し、
    前記第3印刷データを受信したときに、前記第1給紙トレイに貯留された前記第1記録媒体における、前記第2クリアトナー版データに規定された前記特色領域に前記特色トナーを付与すると共に、前記有色版データに規定された前記有色領域に前記有色トナーを付与する、
    請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記特色トナーは、
    クリアトナー、メタリックトナー、または、白色トナーである、
    請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記出力データに含まれる、前記第1クリアトナー版データ、前記有色版データ、および前記第2クリアトナー版データの少なくとも1つに応じて、課金情報の算出に用いる課金カウント値を決定する課金算出部と、
    を更に備えた、
    請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
  5. 特色トナーを未付与の第1記録媒体に対して前記特色トナーを付与する特色領域を規定した第1クリアトナー版データを含む第1画像データ、および、前記第1記録媒体または前記特色トナーの付与された第2記録媒体に対して有色トナーを付与する有色領域を規定した有色版データと、前記第1記録媒体または前記第2記録媒体に対して前記特色トナーを付与する特色領域を規定した第2クリアトナー版データと、を含む第2画像データ、の少なくとも一方を含む出力データを取得し、
    前記出力データに前記第1画像データが含まれる場合、前記第1クリアトナー版データと、前記第1記録媒体を貯留した第1給紙トレイに貯留された該第1記録媒体への画像形成指示を示す第1識別情報と、を含む第1印刷データを画像形成部へ出力し、
    前記出力データに前記第1画像データおよび前記第2画像データが含まれる場合、前記第2クリアトナー版データと、前記有色版データと、前記第2記録媒体を貯留した第2給紙トレイに貯留された該第2記録媒体への画像形成指示を示す第2識別情報と、を含む第2印刷データを前記画像形成部へ出力し、前記出力データに前記第1画像データが含まれずかつ前記第2画像データが含まれる場合、前記第2クリアトナー版データと、前記有色版データと、前記第1識別情報と、を含む第3印刷データを前記画像形成部へ出力する、
    画像形成方法。
  6. 特色トナーを未付与の第1記録媒体に対して前記特色トナーを付与する特色領域を規定した第1クリアトナー版データを含む第1画像データ、および、前記第1記録媒体または前記特色トナーの付与された第2記録媒体に対して有色トナーを付与する有色領域を規定した有色版データと、前記第1記録媒体または前記第2記録媒体に対して前記特色トナーを付与する特色領域を規定した第2クリアトナー版データと、を含む第2画像データ、の少なくとも一方を含む出力データを取得するステップと、
    前記出力データに前記第1画像データが含まれる場合、前記第1クリアトナー版データと、前記第1記録媒体を貯留した第1給紙トレイに貯留された該第1記録媒体への画像形成指示を示す第1識別情報と、を含む第1印刷データを画像形成部へ出力するステップと、
    前記出力データに前記第1画像データおよび前記第2画像データが含まれる場合、前記第2クリアトナー版データと、前記有色版データと、前記第2記録媒体を貯留した第2給紙トレイに貯留された該第2記録媒体への画像形成指示を示す第2識別情報と、を含む第2印刷データを前記画像形成部へ出力し、前記出力データに前記第1画像データが含まれずかつ前記第2画像データが含まれる場合、前記第2クリアトナー版データと、前記有色版データと、前記第1識別情報と、を含む第3印刷データを前記画像形成部へ出力するステップと、
    をコンピュータに実行させる、プログラム。
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