JP2015083925A - 定電位電解式ガスセンサ - Google Patents

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Abstract

【課題】検査対象ガスの組成によらずに高い信頼性でガス検知を行うことのできる定電位電解式ガスセンサを提供すること。【解決手段】定電位電解式ガスセンサは、ケーシング内において、作用極と対極とが電解液を介して設けられ、当該作用極には、一端部が当該ケーシングの外部に導出された作用極用リード部材の他端部が電気的に接続され、当該対極には、一端部が当該ケーシングの外部に導出された対極用リード部材の他端部が電気的に接続されてなる定電位電解式ガスセンサにおいて、前記作用極用リード部材および前記対極用リード部材の少なくとも一方が、金、タングステン、ニオブおよびタンタルから選ばれる金属よりなることを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、定電位電解式ガスセンサに関する。
従来、定電位電解式ガスセンサとしては、電解液を収容するケーシングを備え、当該ケーシングに形成された窓に、検知対象ガスを含む検査対象ガスの透過が可能なガス透過性疎水隔膜が張設されており、ケーシングの内部に、当該ガス透過性疎水隔膜における電解液側に形成された作用極と、この作用極と一定の距離を離間させて配置された対極と、作用極および対極の各々と離間した位置に配置された参照極とを有するものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。この定電位電解式ガスセンサは、例えばポテンショスタットによって、作用極と参照極との間に一定の電位差が生じると共に作用極の電位が還元反応または酸化反応が起こる一定の電位に制御されることにより、検査対象ガス中の検知対象ガスの濃度に対応して作用極と対極との間に流れる電解電流を検出するように構成されている。すなわち、定電位電解式ガスセンサは、参照極の電極電位を基準として検知対象ガスのガス濃度を検出する。
このような定電位電解式ガスセンサにおいては、通常、作用極、対極および参照極の各々に、一端部がケーシングの外部に導出されたリード部材の他端部が電気的に接続されている。これらのリード部材としては、例えば白金(Pt)などの電解液に対して不溶性の貴金属よりなる線材が用いられている。
しかしながら、白金により形成されたリード部材は、例えば水素ガス、アルコールガス(例えばエタノールガス)、一酸化炭素ガス、硫黄化合物ガス(例えば硫化水素ガス)、窒素化合物ガス(例えば一酸化窒素ガス)などの種々のガスに対して活性を示す。そのため、白金により形成されたリード部材を備えた定電位電解式ガスセンサにおいては、検知対象空間における環境雰囲気(検査対象ガス)に含まれる検知対象ガス以外の雑ガスの影響を受けることによって種々の弊害が生じることから、正確なガス感度を得ること、すなわち高い指示精度を得ることができない、という問題がある。
具体的には、例えば作用極に電気的に接続された作用極用リード部材においては、ケーシング内に位置するケーシング内部分が雑ガスに接触することにより、そのケーシング内部分において反応が生じる。そのため、定電位電解式ガスセンサに指示誤差が生じる。
また、参照極に電気的に接続された参照極用リード部材においては、ケーシング内に位置するケーシング内部分が雑ガスに接触することにより、そのケーシング内部分において、当該参照極用リード部材と電解液との界面の状態が変化する。そのため、基準となる参照極の電極電位が変動することから、作用極に対して適正な電圧を印加することができなくなる。
更に、このような定電位電解式ガスセンサにおいては、検知対象ガスの種類によっては、対極において生じる酸化還元反応によって生成ガスが発生する場合や、対極に電気的に接続された対極用リード部材において酸化還元反応が生じて生成ガスが発生する場合がある。そして、作用極用リード部材におけるケーシング内部分に、対極および対極用リード部材の両方または一方において発生する生成ガスが接触することにより、そのケーシング内部分において反応が生じ、それに起因して検知対象ガスが存在しなくても作用極と対極との間に電解電流が流れることとなる。その場合には、指示誤差が生じ、それに起因して高い指示精度を得ることができない。
国際公開WO2010/024076号公報
本発明は、以上のような事情に基づいてなされたものであって、その目的は、検査対象ガスの組成によらずに高い信頼性でガス検知を行うことのできる定電位電解式ガスセンサを提供することにある。
本発明の定電位電解式ガスセンサは、ケーシング内において、作用極と対極とが電解液を介して設けられ、当該作用極には、一端部が当該ケーシングの外部に導出された作用極用リード部材の他端部が電気的に接続され、当該対極には、一端部が当該ケーシングの外部に導出された対極用リード部材の他端部が電気的に接続されてなる定電位電解式ガスセンサにおいて、
前記作用極用リード部材および前記対極用リード部材の少なくとも一方が、金、タングステン、ニオブおよびタンタルから選ばれる金属よりなることを特徴とする。
本発明の定電位電解式ガスセンサにおいては、前記作用極用リード部材が、金、タングステン、ニオブおよびタンタルから選ばれる金属よりなることが好ましい。
本発明の定電位電解式ガスセンサは、ケーシング内において、作用極と対極と参照極とがそれぞれの電極間に電解液を介在した状態で設けられており、当該参照極には、一端部が当該ケーシングの外部に導出された参照極用リード部材の他端部が電気的に接続されており、
前記参照極用リード部材が、金、タングステン、ニオブおよびタンタルから選ばれる金属よりなることを特徴とする。
本発明の定電位電解式ガスセンサにおいては、作用極用リード部材および対極用リード部材の少なくとも一方および/または参照極用リード部材が特定の金属により構成されている。そして、この特定の金属は、電解液に対する不溶性を有すると共に、リード部材に用いた場合において、検知対象空間における環境雰囲気(検査対象ガス)に含まれる検知対象ガス以外の雑ガス、ケーシング内において対極で酸化還元反応が生じることによって発生する生成ガスなどの種々のガスに対して不活性あるいは活性が小さいものである。また、特に対極用リード部材として用いた場合においては、対極に酸化還元反応が生じる電圧条件では同様の酸化還元反応が生じにくいものである。そのため、特定の金属よりなるリード部材がケーシング内において検査対象ガス中に含まれる検知対象ガス以外の雑ガス、および/または対極などで発生する生成ガスに接触した場合であっても、リード部材が雑ガスおよび生成ガスの影響を受けることに起因する、例えば指示誤差の発生などの弊害が生じることが防止あるいは抑制される。また、特定の金属よりなる対極用リード部材においては、酸化還元反応が生じて生成ガスが発生することが殆どないため、対極用リード部材において酸化還元反応が生じることに起因して指示誤差が生じることが抑制される。その結果、正確なガス感度、すなわち高い指示精度が得られる。
従って、本発明の定電位電解式ガスセンサによれば、検査対象ガスの組成によらずに高い信頼性でガス検知を行うことができる。
本発明の定電位電解式ガスセンサの構成の一例の概略を示す説明図である。 本発明の定電位電解式センサの他の例における構成を示す断面図である。 実験例1において用いた実験用装置の構成の概略を示す説明図である。 実験例1において得られた、白金線材の自然電位と、経過時間との関係を示すグラブである。 実験例1において得られた、金線材の自然電位と、経過時間との関係を示すグラブである。 実験例1において得られた、タングステン線材の自然電位と、経過時間との関係を示すグラブである。 実験例1において得られた、タンタル線材の自然電位と、経過時間との関係を示すグラブである。 実験例1において得られた、ニオブ線材の自然電位と、経過時間との関係を示すグラブである。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の定電位電解式ガスセンサの構成の一例を示す説明図である。
この定電位電解式ガスセンサ10は、一端(図1における左端)に、検査対象ガスを導入するためのガス導入用貫通孔12を有すると共に、他端(図1における右端)に、ガス排出用貫通孔13を有する筒状のケーシング11を備えている。このケーシング11には、一端側内面に、ガス導入用貫通孔12を内面側から塞ぐように一端側ガス透過性疎水隔膜15が張設されており、また他端側内面には、ガス排出用貫通孔13を内面側から塞ぐように他端側ガス透過性疎水隔膜16が張設されており、これにより、ケーシング11内に、例えば硫酸よりなる電解液Lが収容される電解液室が液密に形成されている。
また、ケーシング11内には、電解液Lが収容されていると共に、作用極21、対極22および参照極23が、電解液Lに浸漬されて電解液Lと接触した状態とされており、それぞれの電極間に電解液Lが介在した状態で配設されている。具体的には、作用極21は、一端側ガス透過性疎水隔膜15の接液側の内面に設けられており、対極22は、他端側ガス透過性疎水隔膜16の接液側の内面に設けられている。また、参照極23は、作用極21および対極22の各々と離間した位置において、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂よりなるガス透過性多孔質膜17の一面に設けられている。
この図の例において、参照極23は、対極22とは電解液Lを介して対向し、また作用21とは、電解液Lおよび参照極23に係るガス透過性多孔質膜17を介して対向している。
また、定電位電解式ガスセンサ10においては、作用極21、対極22および参照極23は、各々、作用極用リード部材31a、対極用リード部材31bおよび参照極用リード部材31cによって、例えばポテンショスタットよりなる制御手段30に接続されている。なお、制御手段30としてポテンショスタットを用いる場合には、作用極21にポテンショスタットの作用極用接続部を電気的に接続し、対極22にポテンショスタットの対極用接続部を電気的に接続し、また参照極23にポテンショスタットの参照極用接続部を電気的に接続する。
この制御手段30は、作用極21と参照極23との間に一定の電位差が生じると共に作用極21の電位が酸化還元反応が起こる電位となるよう、作用極21に所定の大きさの電圧を印加するものである。
ケーシング11は、例えばポリカーボネート、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリテトラフルオロエチレン等の樹脂などよりなるものである。
一端側ガス透過性疎水隔膜15および他端側ガス透過性疎水隔膜16は、通気性と撥水性を有し、検知対象ガスを含む検査対象ガスおよび対極22において酸化還元反応によって発生する生成ガスなどのガスを透過し、電解液Lを透過しないものである。
一端側ガス透過性疎水隔膜15および他端側ガス透過性疎水隔膜16としては、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂よりなる多孔質膜を用いることができる。
一端側ガス透過性疎水隔膜15および他端側ガス透過性疎水隔膜16を構成する多孔質膜は、ガーレー数が3〜3000秒であるものが好ましく、厚みおよび空隙率などの具体的構成は、ガーレー数が前記数値範囲内となるよう設定することができる。
具体的に、一端側ガス透過性疎水隔膜15および他端側ガス透過性疎水隔膜16を構成する多孔質膜としては、空隙率が10〜70%であって厚みが0.01〜1mmであるものが好ましい。
作用極21は、例えば一端側ガス透過性疎水隔膜15の一面上に形成された、例えば50〜300μmの厚みを有する電極触媒層よりなるものである。
この作用極21を構成する電極触媒層は、例えば白金(Pt)、金(Au)、ルテニウム(Ru)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)などの電解液Lに対して不溶性の金属の微粒子、これらの金属の酸化物の微粒子、これらの金属の合金の微粒子、またはこれらの微粒子の混合物などを、バインダと共に焼成する工程を経ることによって形成される。
対極22は、例えば他端側ガス透過性疎水隔膜16の一面上に形成された、例えば10〜500μmの厚みを有する電極触媒層よりなるものである。
この対極22を構成する電極触媒層としては、作用極21と同様の構成のものが用いられる。すなわち、例えば白金(Pt)、金(Au)、ルテニウム(Ru)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)などの電解液Lに対して不溶性の金属の微粒子、これらの金属の酸化物の微粒子、これらの金属の合金の微粒子、またはこれらの微粒子の混合物などを、バインダと共に焼成する工程を経ることによって形成されたものが用いられる。
参照極23は、電極触媒を含有する電極触媒体よりなるものである。この電極触媒体は、シート状のものであってもよく、また図1に示されているようにガス透過性多孔質膜17の一面上に形成された電極触媒層を構成するものであってもよい。
この参照極23を構成する電極触媒体は、作用極21および対極22と同様の構成のものが用いられる。すなわち、例えば白金(Pt)、金(Au)、ルテニウム(Ru)、パラジウム(Pd)、イリジウム(Ir)などの電解液Lに対して不溶性の金属の微粒子、これらの金属の酸化物の微粒子、これらの金属の合金の微粒子、またはこれらの微粒子の混合物などを、バインダと共に焼成する工程を経ることによって形成されたものが用いられる。
作用極用リード部材31a、対極用リード部材31bおよび参照極用リード部材31cは、各々、一端部がケーシング11における電解液室の液密状態を維持するようにして外部に導出され、制御手段30における作用極用接続部、対極用接続部および参照極用接続部に電気的に接続されている。そして、作用極用リード部材31aの他端部は、作用極21と一端側ガス透過性疎水隔膜15とにより挟みこまれた状態で当該作用極21に電気的に接続されており、対極用リード部材31bの他端部は、対極22と他端側ガス透過性疎水隔膜16とにより挟みこまれた状態で当該対極22に電気的に接続されている。また、参照極用リード部材31cの他端部は、参照極23とガス透過性多孔質膜17とにより挟みこまれた状態で当該参照極23に電気的に接続されている。このようにして、作用極用リード部材31a、対極用リード部材31bおよび参照極用リード部材31cの各々における他端部は、電解液に浸漬され、全体が電解液Lと接触した状態とされている。
これらの作用極用リード部材31a、対極用リード部材31bおよび参照極用リード部材31cとしては、各々、電解液Lに対して不溶性の金属により形成されたものが用いられる。
そして、作用極用リード部材31a、対極用リード部材31bおよび参照極用リード部材31cは、これらの3つのリード部材のいずれかが金(Au)、タングステン(W)、ニオブ(Nb)およびタンタル(Ta)から選ばれる金属(以下、「特定金属」ともいう。)により形成されたものとされる。好ましくは、少なくとも作用極用リード部材31aおよび参照極用リード部材31cの一方が特定金属により形成されたものとされ、更に好ましくは、作用極用リード部材31a、対極用リード部材31bおよび参照極用リード部材31cのいずれもが特定金属により形成されたものとされる。
ここに、作用極用リード部材31a、対極用リード部材31bおよび参照極用リード部材31cが特定金属により形成されたものである場合において、当該作用極用リード部材31a、対極用リード部材31bおよび参照極用リード部材31cは、金、タングステン、ニオブおよびタンタルのうちの1種の金属により形成されたものであってもよく、2種以上の金属により形成されたものであってもよい。
特定金属よりなる作用極用リード部材31aは、検査対象ガス中の雑ガス、ケーシング11内において対極22および/またはリード部材(具体的には対極用リード部材31b)において酸化還元反応が生じることによって発生する生成ガスなどの種々のガスに対して不活性あるいは活性が小さいものである。そのため、ケーシング11内に位置するケーシング内部分に検査対象ガス中の雑ガスが接触した場合において、そのケーシング内部分に反応が生じることが防止あるいは抑制される。また、作用極用リード部材31aにおけるケーシング内部分に、対極22において酸化還元反応によって発生した生成ガス、あるいは対極用リード部材31bにおいて酸化還元反応が生じることによって発生したガスが接触した場合において、そのケーシング内部分に反応が生じることが防止あるいは抑制される。すなわち、作用極用リード部材31aが特定金属よりなることによれば、作用極用リード部材31aが雑ガスおよび生成ガスの影響を受けることによって指示誤差が発生することが防止あるいは抑制される。
特定金属よりなる対極用リード部材31bは、例えば検知対象ガスが対極22において酸化還元反応によって酸素ガスや水素ガスなどの生成ガスが発生されるものであっても、対極22に酸化還元反応が生じる電圧条件下では同様の酸化還元反応が生じにくく、よって酸化還元反応によって生成ガスが発生することが殆どない。そのため、対極用リード部材31bにおいて酸化還元反応が生じることに起因して指示誤差が生じることが防止される。
特定金属よりなる参照極用リード部材31cは、検査対象ガス中に雑ガスとして含まれるような種々のガスに対して不活性あるいは活性が小さいため、ケーシング11内に位置する部分に、検査対象ガス中の雑ガスが接触した場合において、そのケーシング内部分において当該参照極用リード部材31cと電解液Lとの界面の状態に変化が生じることが防止あるいは抑制される。そのため、参照極用リード部材31cと電解液Lとの界面の状態が変化することに起因して参照極23の電極電位が変動することが防止あるいは抑制され、よって作用極21において酸化還元反応を生じさせるために当該作用極21に印加することが必要とされる電圧(過電圧)が、検査対象ガスの組成によらず略一定となる。その結果、定電位電解式ガスセンサに指示誤差が生じることが抑制される。
作用極用リード部材31aを構成する特定金属としては、タングステン、ニオブおよびタンタルが好ましい。
対極用リード部材31bを構成する特定金属としては、金、タングステン、ニオブおよびタンタルが好ましい。
参照極用リード部材31cを構成する特定金属としては、タングステン、ニオブおよびタンタルが好ましい。
これらの作用極用リード部材31a、対極用リード部材31bおよび参照極用リード部材31cにおいては、3つのリード部材のうちの少なくとも1つが特定金属に形成されたものであれば、他のリード部材は、例えば白金などの特定金属以外の金属よりなるものであってもよい。
このような構成を有する定電位電解式ガスセンサ10は、参照極23の電位状態を基準として、作用極21に所定の電圧が印加されて作用極21と参照極23との間に一定の電位差が生じた状態とされることによりガス検知状態とされる。そして、ガス検知状態において、検知対象空間における環境雰囲気の空気などの被検査ガスが、ケーシング11のガス導入用貫通孔12を介して導入され、一端側ガス透過性疎水隔膜15を透過して作用極21に供給されることにより、その検査対象ガス中の検知対象ガスが作用極21において還元または酸化される。そして、作用極21において還元反応または酸化反応が生じることに伴って、作用極21と対極22との間に電解電流が流れ、対極22においては酸化反応または還元反応が生じる。このようにして、作用極21および対極22の各々において酸化還元反応が起こることに起因して作用極21および対極22の両電極間に生ずる電解電流値が測定され、その測定された電解電流値に応じた検査対象ガス中の検知対象ガスの濃度が検出される。
この定電位電解式ガスセンサ10においては、リード部材を構成する特定金属が、電解液Lに対する不溶性を有すると共に、後述の実験例から明らかなように、リード部材に用いた場合に検査対象ガス中の雑ガス、およびケーシング11内において対極22などで発生する生成ガスに対して不活性あるいは活性が小さいものである。そのため、作用極用リード部材31aおよび/または参照極用リード部材31cが特定金属よりなるものであることによれば、ケーシング11内において検査対象ガス中の雑ガス、および/または対極22などで発生する生成ガスに接触した場合であっても、作用極用リード部材31aおよび/または参照極用リード部材31cが雑ガスおよび生成ガスの影響を受けることに起因して指示誤差が生じることが防止あるいは抑制され、よって、正確なガス感度、すなわち高い指示精度が得られる。また、対極用リード部材31bが特定金属よりなるものであることによれば、検知対象ガスが例えば対極22において酸化還元反応によって生成ガス(具体的には、例えば酸素ガスや水素ガス)が発生されるものであっても、酸化還元反応によって生成ガスが発生することが殆どないため、対極用リード部材31bにおいて酸化還元反応が生じることに起因して指示誤差が生じることが防止される。
従って、定電位電解式ガスセンサ10によれば、検査対象ガスの組成によらずに高い信頼性でガス検知を行うことができる。
この定電位電解式ガスセンサ10においては、作用極用リード部材31a、対極用リード部材31bおよび参照極用リード部材31cのいずれかが特定金属よりなるものであればよいが、少なくとも作用極用リード部材31aが特定金属よりなるものであることにより、検査対象ガス中に雑ガスが含まれている場合であっても、また対極22や対極用リード部材31bなどにおいて生成ガスが発生した場合であっても、当該作用極用リード部材31aが雑ガスおよび生成ガスの影響を受けることによって指示誤差が発生することを防止あるいは抑制できる。そのため、対極用リード部材31bまたは参照極用リード部材31cが特定金属よりなるものである場合に比してより大きな指示誤差発生抑制効果を得ることができる。
また、定電位電解式ガスセンサ10においては、作用極用リード部材31aおよび/または参照極用リード部材31cが特定金属よりなるものであることにより、その特定金属よりなるリード部材を、ケーシング内部分が検査対象ガス中の雑ガス、および対極22などで発生する生成ガスなどに接触するように配置することができるため、設計の自由度が大きくなる。すなわち、作用極用リード部材31aおよび/または参照極用リード部材31cと対極22との離間距離、およびリード部材同士の離間距離を小さくすることが可能となる。
また、作用極用リード部材31aおよび/または参照極用リード部材31cと同様に、対極用リード部材31bを特定金属により形成することによれば、この対極用リード部材31bにおいて酸化還元反応によって生成ガスが発生することが殆どない。そのため、対極用リード部材31bと作用極21との離間距離を小さくすることができることから、より大きな設計の自由度が得られ、よってより一層の小型化を図ることができる。
この定電位電解式ガスセンサ10においては、作用極21において還元反応を生じさせ、対極22において酸化反応を生じさせることのできるガス、または作用極21において酸化反応を生じさせ、対極22において還元反応を生じさせることのできるガスを検知対象ガスとして用いることができる。
具体的には、作用極21において還元反応を生じさせ、対極22において酸化反応を生じさせることのできるガスとしては、例えば酸素ガス、二酸化窒素ガス、三フッ化窒素ガス、塩素ガス、フッ素ガス、ヨウ素ガス、三フッ化塩素ガス、オゾンガス、過酸化水素ガス、フッ化水素ガス、塩化水素ガス(塩酸ガス)、酢酸ガスおよび硝酸ガスなどが挙げられる。これらのガスを検知対象ガスとした場合には、対極22において酸化反応が生じることによって酸素ガスが生成される。
また、作用極21において酸化反応を生じさせ、対極22において還元反応を生じさせることのできるガスとしては、例えば一酸化炭素ガス、水素ガス、二酸化硫黄ガス、シランガス、ジシランガス、ホスフィンガス、ゲルマンガスなどが挙げられる。
本発明の定電位電解式ガスセンサは、上記の構成のものに限定されるものではなく、例えば図2に示すような構成のものを用いることができる。
図2は、本発明の定電位電解式センサの他の例における構成を示す断面図である。
この定電位電解式センサ40は、酸素ガスを検知対象ガスとするものであり、電解液が収容される電解液室Sを有する、全体が略箱型形状のケーシング41を備えている。
ケーシング41には、電解液室Sと並んだ位置において、電解液室Sの内部空間と連通孔43を介して連通する上下方向に伸びる略円柱状の貫通孔よりなる感応部形成用空間45が形成されている。この感応部形成用空間45内には、厚み方向に貫通する複数の通孔70Aよりなる流体流通路が形成された上面側保護板50が配置されており、この上面側保護板50の上面側には、例えば濾紙よりなる電解液保持層(図示省略)、作用極55および被検査ガスを導入するピンホール61が貫通して形成された、例えば液晶ポリマーよりなる板状蓋部材(ガス供給制限部材)60が順次に収容されて配置されている。一方、上面側保護板50の下面側においては、その中央位置に、参照極57が、例えば濾紙よりなる電解液保持層(図示省略)が介在された状態で設けられている。
また、感応部形成用空間45内における上面側保護板50の下方位置には、厚み方向に貫通する複数の通孔65Aよりなる流体流通路が形成された下面側保護板65が配置されている。この下面側保護板65の下面側には、例えば濾紙よりなる電解液保持層(図示省略)、対極56および被検査ガスを排出するガス排出用貫通孔70Aが形成されたキャップ部材70が順次に収容されて配置されている。
また、定電位電解式ガスセンサ40においては、作用極55、対極56および参照極57は、各々、作用極用リード部材(図示省略)、対極用リード部材(図示省略)および参照極用リード部材(図示省略)によって、例えばポテンショスタットよりなる制御手段に接続されている。そして、作用極用リード部材、対極用リード部材および参照極用リード部材は、各々、一端部がケーシング41における電解液室Sの液密状態を維持するようにして外部に導出されている。また、作用極用リード部材、対極用リード部材および参照極用リード部材の他端部は、各々、電極と電解液保持層を構成する濾紙とにより挟みこまれた状態で当該電極に電気的に接続されている。
この図の例において、42は、例えばフッ素系樹脂よりなるガス透過性疎水圧力調整膜である。
この定電位電解式ガスセンサ40において、作用極用リード部材、対極用リード部材および参照極用リード部材は、各々、図1に係る定電位電解式ガスセンサ10における作用極用リード部材31a、対極用リード部材31bおよび参照極用リード部材31cと同様の構成を有するものである。
また、参照極57は、例えばポリテトラフルオロエチレン(PTFE)などのフッ素樹脂よりなるガス透過性多孔質膜 (図示省略)の一面上の中央位置に形成された電極触媒層よりなるものである。この参照極57に係る電極触媒層(電極触媒体)は、図1に係る定電位電解式ガスセンサ10における参照極23と同様の構成を有するものである。
作用極55は、ガス透過性多孔質膜(図示省略)の一面上の中央位置に形成された電極触媒層よりなるものである。この作用極55に係る電極触媒層は、図1に係る定電位電解式ガスセンサ10における作用極21と同様の構成を有するものである。
また、対極56は、ガス透過性多孔質膜(図示省略)の一面上の中央位置に形成された電極触媒層よりなるものである。この対極55に係る電極触媒層は、図1に係る定電位電解式ガスセンサ10における対極22と同様の構成を有するものである。
このような構成の定電位電解式ガスセンサ40によれば、図1に係る定電位電解式ガスセンサ10と同様に、作用極用リード部材31a、対極用リード部材31bおよび参照極用リード部材31cのいずれかが特定金属よりなるものであるため、検査対象ガスの組成によらずに高い信頼性でガス検知を行うことができる。
以上において、本発明の定電位電解式ガスセンサを具体的な例を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、特定金属よりなるリード部材を備えたものであればよく、その他の構成部材としては種々のものを用いることができる。
また、定電位電解式ガスセンサは、図1および図2に示されているように作用極、対極および参照極の3つの電極を有するものに限定されず、電極として参照極を有さずに作用極と対極のみを備え、リード部材としては、作用極用リード部材と対極用リード部材とを備えたものであってもよい。このような構成の定電位電解式ガスセンサにおいては、作用極用リード部材31aおよび対極用リード部材31bのいずれか一方が特定金属よりなるものであればよいが、少なくとも作用極用リード部材31aが特定金属よりなるものであることが好ましい。その理由は、作用極用リード部材が特定金属よりなるものであることによれば、検査対象ガス中に雑ガスが含まれている場合であっても、また対極22や対極用リード部材31bなどにおいて生成ガスが発生した場合であっても、当該作用極用リード部材31aが雑ガスおよび生成ガスの影響を受けることによって指示誤差が発生することを防止あるいは抑制できる。そのため、対極用リード部材31bが特定金属よりなるものである場合に比してより大きな指示誤差発生抑制効果を得ることができる。
以下、本発明の実験例について説明する。
〔実験例1〕
図3に示すような構成の実験用装置(以下、「実験用装置(1)」ともいう。)を作製した。
この実験用装置(1)は、側面部82にガス導入用貫通孔およびガス排出用貫通孔が形成された、有底円筒状の容器81を備えてなるものである。この容器81には、開口を閉塞するように、円形状の多孔質PTFE膜(商品名:「FX−030」(住友電工ファインポリマー社製))84が両面テープで貼り付けられている。また、多孔質PTFE膜84の上面(図3における上面)には、一端部が容器81の開口の上方に位置するように5種類の金属線材91a〜91eが配置され、また18Nの硫酸を含浸した、円形状の濾紙85が配設されている。すなわち、5種類の金属線材91a〜91eは、一端部が、多孔質PTFE膜84と濾紙85とに挟まれた状態とされている。また、濾紙85の上面(図3における上面)上には、硫酸水銀電極87が設けられている。そして、5種類の金属線材91a〜91eがエレクトロメーターに接続されており、これらの5種類の金属線材91a〜91eにおける自然電位を同時測定することのできる構成とされている。
この実験用装置(1)において、5種類の金属線材91a〜91eとしては、白金線材、金線材、タングステン線材、タンタル線材およびニオブ線材を用いた。これらの5種類の金属線材91a〜91eは、各々、直径が0.1mmであって長さが5mm程度のものである。
また、容器81におけるガス導入用貫通孔にはガス流路部材が接続されており、このガス流路部材によって形成されるガス流路88に設けられたポンプ89によってガス供給源93から供給されるガス(具体的には空気または後述の試料ガス)が容器81内に供給される。
作製した実験用装置(1)において、30秒間にわたって空気を供給した後、60秒間にわたって試料ガスを供給し、その後、更に30秒間にわたって再び空気を供給し、このように空気、試料ガスおよび空気を供給する間の自然電位変化を測定した。
試料ガスとしては、窒素ガス(濃度99.9%)、低濃度水素ガス(窒素ガスで希釈した濃度2.06%のもの)、高濃度水素ガス(濃度99.9%)、一酸化窒素ガス(窒素ガスで希釈した濃度101ppmのもの)、硫化水素ガス(窒素ガスで希釈した濃度29.7ppmのもの)、一酸化炭素ガス(窒素ガスで希釈した濃度3010ppmのもの)およびエタノールガス(空気で希釈した濃度1%のもの)を用いた。結果を表1に示すと共に、白金線材において自然電位が比較的大きく変化した試料ガスにおける自然電位変化の測定結果を図4〜図8に示す。ここに、図4は、白金線材の自然電位の測定結果を示し、図5は、金線材の自然電位の測定結果を示し、図6は、タングステン線材の自然電位の測定結果を示し、図7は、タンタル線材の自然電位の測定結果を示し、また図8は、ニオブ線材の自然電位の測定結果を示す。また、図4〜図8において、(a)は、試料ガスとして高濃度水素ガスを用いた場合の測定結果を示し、(b)は、試料ガスとして低濃度水素ガスを用いた場合の測定結果を示し、(c)は、試料ガスとして硫化水素ガスを用いた場合の測定結果を示し、また(d)は、試料ガスとして一酸化炭素ガスを用いた場合の測定結果を示す。
Figure 2015083925
表1には、60秒間にわたって試料ガスを供給した場合における、空気を供給したときの電位からの電位変動の最大値を示す。
以上の結果から、ニオブ線材は、窒素ガス、低濃度水素ガス、高濃度水素ガス、一酸化窒素ガス、硫化水素ガス、一酸化炭素ガスおよびエタノールガスのいずれが供給された場合においても、自然電位が変化しない、あるいは自然変位の変化が極めて小さいことが明らかとなった。従って、ニオブ線材は、窒素ガス、水素ガス、一酸化窒素ガスなどの窒素酸化物ガス、硫化水素ガスなどの硫黄化合物ガス、一酸化炭素ガスおよびエタノールガスなどのアルコールガスに対して不活性なものであることが確認された。
また、タングステン線材およびタンタル線材は、高濃度水素ガスが供給された場合においては自然電位が変化するものの、その変化量は小さく、また窒素ガス、低濃度水素ガス、一酸化窒素ガス、硫化水素ガス、一酸化炭素ガスおよびエタノールガスが供給された場合には自然電位が変化しない、あるいは自然変位の変化が極めて小さいことが明らかとなった。従って、タングステン線材およびタンタル線材は、白金線材に比して高濃度水素ガスに対する活性が小さく、また低濃度水素ガス、窒素ガス、一酸化窒素ガスなどの窒素酸化物ガス、硫化水素ガスなどの硫黄化合物ガス、一酸化炭素ガスおよびエタノールガスなどのアルコールガスに対して不活性なものであることが確認された。
また、金線材は、低濃度水素ガス、高濃度窒素ガスおよび硫化水素ガスが供給された場合には自然電位が変化するものの、その変化量は白金線材に比して小さく、また、窒素ガス、一酸化窒素ガス、一酸化炭素ガスおよびエタノールガスが供給された場合には自然電位が変化しない、あるいは自然変位の変化が極めて小さいことが明らかとなった。従って、金線材およびタンタル線材は、白金線材に比して低濃度水素ガス、高濃度水素ガスおよび硫化水素ガスに対する活性が小さく、また窒素ガス、一酸化窒素ガスなどの窒素酸化物ガス、一酸化炭素ガスおよびエタノールガスなどのアルコールガスに対して不活性なものであることが確認された。
一方、白金線材は、窒素ガスおよびエタノールガスが供給された場合には自然電位が変化しない、あるいは自然変位の変化が極めて小さいが、低濃度水素ガス、高濃度水素ガス、一酸化炭素ガスおよび硫化水素ガスが供給された場合において、自然電位が大きく変化することが明らかとなった。
10 定電位電解式ガスセンサ
11 ケーシング
12 ガス導入用貫通孔
13 ガス排出用貫通孔
15 一端側ガス透過性疎水隔膜
16 他端側ガス透過性疎水隔膜
17 ガス透過性多孔質膜
21 作用極
22 対極
23 参照極
30 制御手段
31a 作用極用リード部材
31b 対極用リード部材
31c 参照極用リード部材
40 定電位電解式ガスセンサ
41 ケーシング
42 ガス透過性疎水圧力調製膜
43 連通孔
45 感応部形成用空間
50 上面側保護板
50A 通孔
55 作用極
56 対極
57 参照極
60 板状蓋部材
61 ピンホール
65 下面側保護板
65A 通孔
70 キャップ部材
70A ガス排出用通孔
81 容器
82 側面部
84 多孔質PTFE膜
85 濾紙
87 硫酸水銀電極
88 ガス流路
89 ポンプ
91a,91b,91c,91d,91e 金属線材
93 ガス供給源
L 電解液
S 電解液室

Claims (3)

  1. ケーシング内において、作用極と対極とが電解液を介して設けられ、当該作用極には、一端部が当該ケーシングの外部に導出された作用極用リード部材の他端部が電気的に接続され、当該対極には、一端部が当該ケーシングの外部に導出された対極用リード部材の他端部が電気的に接続されてなる定電位電解式ガスセンサにおいて、
    前記作用極用リード部材および前記対極用リード部材の少なくとも一方が、金、タングステン、ニオブおよびタンタルから選ばれる金属よりなることを特徴とする定電位電解式ガスセンサ。
  2. 前記作用極用リード部材が、金、タングステン、ニオブおよびタンタルから選ばれる金属よりなることを特徴とする請求項1に記載の定電位電解式ガスセンサ。
  3. ケーシング内において、作用極と対極と参照極とがそれぞれの電極間に電解液を介在した状態で設けられており、当該参照極には、一端部が当該ケーシングの外部に導出された参照極用リード部材の他端部が電気的に接続されており、
    前記参照極用リード部材が、金、タングステン、ニオブおよびタンタルから選ばれる金属よりなることを特徴とする定電位電解式ガスセンサ。
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