JP2015073691A - 医療用デバイス - Google Patents
医療用デバイス Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015073691A JP2015073691A JP2013211153A JP2013211153A JP2015073691A JP 2015073691 A JP2015073691 A JP 2015073691A JP 2013211153 A JP2013211153 A JP 2013211153A JP 2013211153 A JP2013211153 A JP 2013211153A JP 2015073691 A JP2015073691 A JP 2015073691A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cross
- sectional area
- blood vessel
- flow velocity
- measuring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B5/00—Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
- A61B5/02—Detecting, measuring or recording pulse, heart rate, blood pressure or blood flow; Combined pulse/heart-rate/blood pressure determination; Evaluating a cardiovascular condition not otherwise provided for, e.g. using combinations of techniques provided for in this group with electrocardiography or electroauscultation; Heart catheters for measuring blood pressure
- A61B5/026—Measuring blood flow
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B8/00—Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
- A61B8/06—Measuring blood flow
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B8/00—Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves
- A61B8/12—Diagnosis using ultrasonic, sonic or infrasonic waves in body cavities or body tracts, e.g. by using catheters
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B18/04—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating
- A61B18/12—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body by heating by passing a current through the tissue to be heated, e.g. high-frequency current
- A61B18/14—Probes or electrodes therefor
- A61B18/1492—Probes or electrodes therefor having a flexible, catheter-like structure, e.g. for heart ablation
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B2017/00017—Electrical control of surgical instruments
- A61B2017/00022—Sensing or detecting at the treatment site
- A61B2017/00106—Sensing or detecting at the treatment site ultrasonic
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B2018/00053—Mechanical features of the instrument of device
- A61B2018/00214—Expandable means emitting energy, e.g. by elements carried thereon
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B2018/00315—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body for treatment of particular body parts
- A61B2018/00345—Vascular system
- A61B2018/00404—Blood vessels other than those in or around the heart
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B2018/00315—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body for treatment of particular body parts
- A61B2018/00434—Neural system
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B2018/00315—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body for treatment of particular body parts
- A61B2018/00505—Urinary tract
- A61B2018/00511—Kidney
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B18/00—Surgical instruments, devices or methods for transferring non-mechanical forms of energy to or from the body
- A61B2018/00636—Sensing and controlling the application of energy
- A61B2018/00773—Sensed parameters
- A61B2018/00863—Fluid flow
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Surgery (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Public Health (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Biomedical Technology (AREA)
- Heart & Thoracic Surgery (AREA)
- Medical Informatics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Pathology (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Radiology & Medical Imaging (AREA)
- Hematology (AREA)
- Cardiology (AREA)
- Physiology (AREA)
- Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)
- Plasma & Fusion (AREA)
- Otolaryngology (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Abstract
【課題】冷却食塩水を血管に注入する注入操作を必要とせず、血管内の血流量を取得可能な医療用デバイスを提供する。【解決手段】血管内に挿入される長尺部材2と、長尺部材の遠位端部6のうち遠位端7に設けられた、血流の流速を測定するための流速測定用部材3と、長尺部材の側面のうち遠位端部における側面に設けられた、血管の内腔の断面積を測定するための断面積測定用部材4と、流速測定用部材及び前記断面積測定用部材により検出された検出値を用いて血流量を取得する取得装置5と、を備える。【選択図】図1
Description
本発明は、医療用デバイスに関し、特に、血流量を取得可能な医療用デバイスに関する。
近年、医療において、カテーテルと呼ばれる細長い中空管を用いて様々な形態の治療や検査が行われている。このような治療方法としては、カテーテルを通じて直接患部に薬剤を投与する方法、拡張するバルーンを先端に取り付けたカテーテルを用いて体腔内の狭窄部を押し広げて開く方法、先端部にカッターが取り付けられたカテーテルを用いて患部を削り取って開く方法などがある。
これらカテーテルを用いた治療のうち、心臓に係わる臨床や手術においては、治療中の患者の容態を監視するために、心内各部位での血流速度又は血流量が計測されることがある。
特許文献1には、外径が0.3乃至1.1mmで、内腔を有するステンレス製のガイドワイヤーにおいて、その先端の丸み部を含む長さ10乃至30mmがX線不透過の白金製微細ワイヤーを密に巻いて成る螺旋形の管状コイルであって、ガイドワイヤーの内腔には外部機器とガイドワイヤー開口部に設けられている温度感知部材とを結ぶ微細配線を内在し、且つ開口部の温度感知部で、可撓性の細管を通して注入された冷却生理食塩水によって熱希釈された血流の温度を感知し、外部機器に自記記録されたこの血流の温度変化曲線図から血流速度及び血流量を計測するガイドワイヤー型血流計が開示されている。
しかしながら、特許文献1に開示のガイドワイヤー型血流計では、冷却食塩水を血管に注入させて血流を熱希釈させる注入操作が必要となり、血管内の血流量を即座に測定することが困難である。
本発明の目的は、冷却食塩水を血管に注入する注入操作を必要とせず、血管内の血流量を取得可能な医療用デバイスを提供することである。
本発明の1つの態様としての医療用デバイスは、血管内に挿入される長尺部材と、前記長尺部材の遠位端部のうち遠位端に設けられた、血流の流速を測定するための流速測定用部材と、前記長尺部材の側面のうち前記遠位端部における側面に設けられた、前記血管の内腔の断面積を測定するための断面積測定用部材と、前記流速測定用部材及び前記断面積測定用部材により検出された検出値を用いて血流量を取得する取得装置と、を備えるものである。
本発明の1つの実施形態として、前記流速測定用部材は流速測定用振動子を備えることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記流速測定用振動子は、前記血管内の血流方向と平行な方向に超音波を発するように前記長尺部材の前記遠位端に取り付けられていることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記断面積測定用部材は、前記長尺部材の前記側面を周方向に囲む一対の環状電極を備え、前記一対の環状電極は、前記長尺部材の延在方向において離れて配置されていることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記断面積測定用部材は、前記長尺部材の延在方向に略直交する方向に超音波を発生する断面積測定用振動子を備え、前記断面積測定用振動子は、前記長尺部材の前記側面の周方向において複数設けられていることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記血管内における前記長尺部材の前記遠位端部の位置を安定化させる安定化部材を備え、前記安定化部材は、前記血管内の所定位置で拡張して前記血管の内壁と接触する拡張部材であることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記断面積測定用部材は、前記長尺部材の延在方向に略直交する方向に超音波を発生する断面積測定用振動子を備え、前記長尺部材が回転することによって、前記血管の内壁の周方向全域に向かって超音波を発生可能であることが好ましい。
本発明の1つの実施形態として、前記血管内における前記長尺部材の前記遠位端部の位置を安定化させる安定化部材を備え、前記安定化部材は、天面と底面とを貫通する中空部が区画された略円錐台状の外形を有し、前記長尺部材は前記中空部を貫通して延在しており、前記安定化部材は、前記長尺部材の前記延在方向の前記遠位端側に向かって前記延在方向に直交する断面の外径が漸増するように、前記長尺部材の前記側面に取り付けられていることが好ましい。
本発明に係る医療用デバイスによると、血管内の血流速度を測定するための流速測定用部材及び前記血管の断面積を測定するための断面積測定用部材を前記血管内の所定位置まで導入する工程と、前記血管の外壁の近傍に位置する神経の神経活動を停止させる神経活動停止デバイスを、前記血管内において前記所定位置の近傍まで導入する工程と、前記神経活動停止デバイスによる神経活動を停止させる操作を開始し、前記操作中において前記流速測定用部材及び前記断面積測定用部材により検出される検出値を用いて取得される血流量をモニタリングする工程と、モニタリングされた前記血流量に応じて前記神経活動停止デバイスによる前記操作の完了を判断する工程と、を含む治療方法を実現することができる。
前記治療方法では、前記血流量は、前記流速測定用部材及び前記断面積測定用部材により検出される検出値を用いて取得装置により算出されることが好ましい。
前記治療方法では、モニタリングされる前記血流量が、所定量以上になった場合に、前記神経活動停止デバイスによる前記操作を完了することが好ましい。
前記治療方法では、前記血流量のモニタリングに加えて、血圧をモニタリングすることが好ましい。
前記治療方法では、前記流速測定用部材を遠位端部の遠位端に備えると共に、前記断面積測定用部材を前記遠位端部の側面に備える長尺部材の前記遠位端部を、前記血管内の前記所定位置まで導入することが好ましい。
前記治療方法では、前記神経活動停止デバイスによる前記操作が完了した後に、前記神経活動停止デバイス及び前記長尺部材を前記血管内から体外へと抜去する工程を含むことが好ましい。
本発明に係る医療用デバイスによると、冷却食塩水を血管に注入する注入操作を必要とせず、血管内の血流量を取得することができる。
以下、本発明に係る医療用デバイスの実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。なお、各図において共通の部材には、同一の符号を付している。
図1、図2、及び図3は、本発明に係る医療用デバイスの第1、第2、及び第3の実施形態である医療用デバイス1、31、及び41を示す図である。図1、図2、及び図3に示すように、医療用デバイス1、31、及び41はいずれも、長尺部材2と、流速測定用部材3と、断面積測定用部材4と、血流量を取得する取得装置5と、を備える。
具体的に、医療用デバイス1、31、及び41はそれぞれ、血管BV内に挿入される長尺部材2と、この長尺部材の遠位端部6のうち遠位端7に設けられた、血流の流速を測定するための流速測定用部材3と、長尺部材2の側面のうち遠位端部6における側面に設けられた、血管BVの内腔の断面積を測定するための断面積測定用部材4と、流速測定用部材3及び断面積測定用部材4により検出された検出値を用いて血流量を取得する取得装置5と、を備える。
なお、「血流の流速」とは、血管BVの延在方向に流れる血流の速さを意味する。また、「血管の内腔の断面積」とは、血管BVの延在方向に直交する断面における血管BVの内腔の断面積を意味する。更に、「血流量」とは、単位時間当たりに血管BV内を流れる血液の体積を意味し、血流の流速と、血管BVの内腔の断面積と、の積により導出されるものである。
まず、第1〜第3の実施形態において共通する構成について説明する。
長尺部材2は、その遠位端部6が、体外から皮膚を通じて血管BV内に挿入される部材であり、例えば、管状部材としてのカテーテルや、中空部を有さないガイドワイヤなどを用いることができる。なお、図1〜図3では、長尺部材2として、中空部を有さないガイドワイヤを用いたものを示している。
図1〜図3に示すように、流速測定用部材3は、長尺部材2の遠位端部6のうち遠位端7に設けられ、血管BV内の血流の流速を測定するために用いられる部材である。第1、第2、及び第3の実施形態としての医療用デバイス1、31及び41における流速測定用部材3は、流速測定用振動子8を備えている。
流速測定用振動子8は、血管BV内の血流方向Aと平行な方向に超音波を発するように、長尺部材2の遠位端7に取り付けられている。また、流速測定用振動子8は、この流速測定用振動子8から発信され、血液中の赤血球などの血液の成分により反射されることにより長尺部材2の遠位端7に戻ってくる超音波を受信する。このように、流速測定用振動子8は、超音波の発信と受信とを行うことが可能である。なお、流速測定用振動子8は、駆動電源10により、例えば20MHz〜40MHzの周波数の交流電流が流されることによって駆動される。この駆動電源10は、図1に示すように、流速測定用部材3、後述する断面積測定用部材4、及び後述する取得装置5に電力を供給する電源である。
ここで、第1〜第3の実施形態における流速測定用振動子8は、長尺部材2の遠位端7に設けられ、血管BV内の血流方向Aと平行な方向に超音波を発生する。このような構成とすることにより、血液以外の成分(例えば血管BVの内壁)による反射波を低減し、血液中の成分による反射波を使用して、血流の流速を算出することが可能となるため、より正確な血流の流速を算出することが可能となる。更に、流速測定用振動子8は、長尺部材2の遠位端7に取り付けられているため、流速測定用振動子8を長尺部材2の側面に取り付ける構成と比較して、流速測定用振動子8が血管BV断面における略中央部に位置する可能性が高くなり、より安定的な流速測定が可能となる。
血流の流速は、流速測定用振動子8から発信される超音波の周波数と、流速測定用振動子8が受信する超音波の周波数と、音速(340.29m/s)とから、ドップラー効果の公式を利用して取得される。具体的に、図1に示すように、血流の流速を取得する流速取得装置11が体外に設けられ、この流速取得装置11が、流速測定用振動子8から発信される超音波の周波数と、流速測定用振動子8が受信する超音波の周波数と、音速と、から血流の流速を算出する。なお、流速測定用振動子8から発信される超音波の周波数は、流速測定用振動子8の駆動周波数に応じて変化するため、駆動周波数と対応する値として取得することができる。
流速取得装置11は、流速測定用振動子8の駆動周波数に基づき流速測定用振動子8から発信される超音波の周波数データを取得する。また、流速取得装置11は、流速測定用振動子8と配線による有線、又は無線により接続されており、流速測定用振動子8が受信する超音波の周波数データを取得する。流速取得装置11は、これら取得したデータと、音速とを用いて、血流の流速を算出する。なお、図1では、流速取得装置11と流速測定用振動子8とが配線により有線接続されたものを示している。ここで、図2及び図3では、流速取得装置11、及びこの流速取得装置11と流速測定用振動子8とを接続する配線が省略されて描かれているが、実際は、図1に示す医療用デバイス1と同様、医療用デバイス31及び41についても、体外に設けられた流速取得装置11、及びこの流速取得装置11と流速測定用振動子8とを接続する配線を備える構成である。
図1〜図3に示すように、断面積測定用部材4は、長尺部材2の側面のうち遠位端部6における側面に設けられ、血管BVの内腔の断面積を測定するために用いられる部材である。具体的に、断面積測定用部材4は、血管BVの内腔の断面積を取得するために用いられる情報を取得する。図1に示すように、断面積測定用部材4により取得された情報は、体外に設けられた、断面積測定用部材4と有線接続又は無線接続された断面積取得装置12に送信され、この断面積取得装置12により血管BVの内腔の断面積が取得される。断面積測定用部材4の具体的な構成については、第1〜第3の実施形態の各説明において詳述する。なお、図2及び図3では、断面積取得装置12及びこの断面積取得装置12と断面積測定用部材4とを接続する配線が省略されて描かれているが、実際は図1に示す医療用デバイス1と同様、医療用デバイス31及び41についても、体外に設けられた断面積取得装置12及びこの断面積取得装置12と断面積測定用部材4とを接続する配線を備える構成である。
図1に示すように、取得装置5は、流速測定用部材3及び断面積測定用部材4により検出された検出値を用いて血流量を取得する。具体的に、取得装置5は、取得部13と、記憶部14と、受信部15と、出力部16と、制御部17と、を備える。なお、図2及び図3では、取得装置5が省略されて描かれているが、実際は図1に示す医療用デバイス1と同様、医療用デバイス31及び41についても、取得装置5を備える構成である。
取得部13は、流速測定用部材3により検出される検出値を用いて流速取得装置11により算出される血流の流速と、断面積測定用部材4により取得された情報を用いて断面積取得装置12により取得される血管BVの内腔の断面積と、から血管BV内の血流量を算出し、取得する。このように、血管BV内の血流量は、流速測定用部材3及び断面積測定用部材4により検出される検出値から即座に算出可能である。
記憶部14は、図1に示すように、RAM18(「RAM」はRandom Access Memoryの略称)とROM19(「ROM」はRead Only Memoryの略称)とを備えている。RAM18は、流速測定用部材3により取得される超音波の周波数情報、流速取得装置11により算出される血流の流速、断面積測定用部材4により取得される情報、断面積取得装置12により取得される血管BVの内腔の断面積などを一時的に格納する手段である。また、ROM19は、取得装置5全体の制御用プログラム、流速取得装置11の制御用プログラム、断面積取得装置12の制御用プラグラム、流速測定用振動子8に供給する交流電流の周波数、流速測定用振動子8の駆動周波数と流速測定用振動子8から発信される超音波の周波数とが予め対応付けられた対応テーブルなどを格納している。
受信部15は、流速取得装置11が算出した血流の流速のデータ、及び断面積取得装置12が取得した血管BVの内腔の断面積のデータを、流速取得装置11及び断面積取得装置12からそれぞれ受信する。
出力部16は、取得部13が取得した血管BVの血流量を出力するモニタ20を備える。術者などの医療従事者は、患者の血流量をこのモニタ20を通じてモニタリングすることができる。
制御部17は、流速取得装置11、断面積取得装置12、取得部13、記憶部14、受信部15、及び出力部16とそれぞれ接続されており、これらを制御する。
なお、第1〜第3の実施形態では、取得装置5と、流速取得装置11と、断面積取得装置12とを、それぞれ別々に設け、取得装置5及び流速取得装置11、並びに取得装置5及び断面積取得装置12を有線接続する構成としているが、取得装置5及び流速取得装置11、並びに取得装置5及び断面積取得装置12をそれぞれ無線接続する構成としてもよい。また、取得装置5が、流速取得装置11と同様の機能を有する、血管BV内の血流の流速を取得する流速取得部と、断面積取得装置12と同様の機能を有する、血管BVの内腔の断面積を取得する断面積取得部と、を備える構成としてもよい。更に、流速取得装置11及び断面積取得装置12の代わりに、取得装置5における取得部13が、流速測定用部材3での検出値を用いて血流の流速を算出する機能、及び断面積測定用部材4での検出値を用いて血管BVの内腔の断面積を取得する機能を備える構成としてもよい。
また、第1〜第3の実施形態では、取得装置5自体が、モニタ20を備える構成であるが、この構成に限られるものではなく、例えば、取得装置5が送信部を備え、制御部17は、取得部13により取得された血流量のデータを、送信部を通じて、モニタを有する外部装置に送信し、外部装置におけるモニタによって血流量をモニタリングするように構成してもよい。
[第1の実施形態]
ここまでは、第1〜第3の実施形態としての医療用デバイス1、31及び41において共通する構成について説明した。以下、各実施形態において、他の実施形態とは異なる構成に関して主に説明し、他の実施形態と共通する構成に関しては、上述したとおりであるため、ここでは説明を省略する。
ここまでは、第1〜第3の実施形態としての医療用デバイス1、31及び41において共通する構成について説明した。以下、各実施形態において、他の実施形態とは異なる構成に関して主に説明し、他の実施形態と共通する構成に関しては、上述したとおりであるため、ここでは説明を省略する。
具体的には、各実施形態における断面積測定用部材4、及び血管BV内における長尺部材2の遠位端部6の位置を安定化する安定化部材21、について主に説明する。
図1に示すように、第1の実施形態としての医療用デバイス1における断面積測定用部材4は、長尺部材2の側面を周方向Bに囲む一対の環状電極22であって、この一対の環状電極22は、長尺部材2の延在方向Cにおいて離れて配置されている。
一対の電極22は、電極間のコンダクタンスを測定するための電極である。具体的に、一対の電極22には、駆動電源10によって、所定周波数(例えば、数十kHz)の交流電流が流され、この交流電流が流されているときの一対の電極22間のコンダクタンスが測定される。コンダクタンスは、電気抵抗の逆数であって、電流の流れにくさ(流れ易さ)を表す1つの指標となるものである。血管BVの内腔の断面積が大きいと電流は流れ易く、血管BVの内腔の断面積が小さいと電流は流れにくい。従って、コンダクタンスと血管BVの内腔の断面積との対応関係を予め対応付けておけば、一対の電極22間のコンダクタンスを測定することにより、血管BVの内腔の断面積を取得することが可能となる。
本実施形態では、取得装置5のROM19が、一対の電極22間のコンダクタンスの値と、血管BVの断面積とが対応付けられた対応テーブルを格納しており、断面積取得装置12は、一対の電極22間で測定されるコンダクタンスの値を用いて、血管BVの内腔の断面積を取得する。
本実施形態における一対の電極22は、延在方向Cにおいて1mm〜10mmの距離を隔てて配置されている。また、電極22の材料としては、プラチナ、白金、イリジウム等の貴金属系を用いることができる。
なお、本実施形態における各電極22は、長尺部材2の遠位端部6の周面を覆うリング形状を有する。このような形状とすることにより、血管BVの内腔の断面全域に対応したコンダクタンスを取得することができるため、例えば一部に隙間を有するC型形状の電極を用いる場合と比較して、より正確な断面積を導出することができる。
また、本実施形態における一対の電極22を用いた断面積測定用部材4は、後述する、第2及び第3の実施形態における、IVUS(Intravascular ultrasoundの略であり、「血管内超音波」を意味する。)を利用して血管BVの内腔の断面積を取得する断面積測定用部材4と比較して、血管BV内の血栓等による影響を受けにくいため、より正確な血管BVの内腔の断面積を取得することができる。
[第2の実施形態]
図2に示すように、第2の実施形態としての医療用デバイス31における断面積測定用部材4は、長尺部材2の延在方向Cに略直交する方向Dに超音波を発生する単一の断面積測定用振動子23を備え、この断面積測定用振動子23は、長尺部材2が回転することによって、血管BVの内壁の周方向全域に向かって超音波を発生可能である。
図2に示すように、第2の実施形態としての医療用デバイス31における断面積測定用部材4は、長尺部材2の延在方向Cに略直交する方向Dに超音波を発生する単一の断面積測定用振動子23を備え、この断面積測定用振動子23は、長尺部材2が回転することによって、血管BVの内壁の周方向全域に向かって超音波を発生可能である。
具体的に、断面積測定用振動子23は、長尺部材2の遠位端部における側面に設けられ、駆動電源10から所定の駆動周波数により駆動されることにより、長尺部材2の延在方向Cと直交する方向D、又は延在方向C直交する方向Dから近位端側に所定の角度だけ傾斜した方向に振動し、血管BVの内壁に向かって超音波を発信する。また、断面積測定用振動子23は、この断面積測定用振動子23から発信され、血管内壁により反射される超音波(反射波)を受信する。断面積測定用振動子23から超音波が発信されてから、この超音波が血管BVの内壁により反射されて断面積測定用振動子23の位置に戻ってくるまでの時間(往復時間)は、長尺部材2の延在方向Cと直交する方向Dにおける断面積測定用振動子23と血管BVの内壁との距離に応じて異なっており、断面積測定用振動子23は、この往復時間に応じた画素信号を生成する。
本実施形態における断面積測定用振動子23は、長尺部材2を周方向Bに回転させることにより、周方向Bにおける位置毎に、往復時間に応じた画素信号を生成する。
断面積測定用振動子23は、配線によって断面積取得装置12と接続されている(図1参照)。断面積取得装置12は、断面積測定用振動子23が生成する画素信号を受信する。断面積取得装置12は、長尺部材2の周方向Bにおける位置毎の画素信号に基づいて、血管BVの内腔の断面画像を取得する。また、断面積取得装置12は、この断面画像の情報からエッジ検出等の画像処理を用いることにより、血管BVの内腔の断面積を算出し、血管BVの内腔の断面積を取得する。
また、図2に示すように、第2の実施形態としての医療用デバイス31は、血管BV内における長尺部材2の遠位端部6の位置を安定化させる安定化部材21を備える。本実施形態における安定化部材21は、血管BV内の血流により位置を安定化させる中空円錐台状のカバー部材24である。具体的に、安定化部材21としてのカバー部材24は、天面と底面とを貫通する中空部が区画された略円錐台状の外形を有している。長尺部材2は中空部を貫通して延在しており、カバー部材24は、長尺部材2の延在方向Cの遠位端7側に向かって延在方向Cに直交する断面の外径が漸増するように、長尺部材2の側面に取り付けられている。なお、本実施形態におけるカバー部材24は、カバー部材24の内面の一部が長尺部材2の外面と接触する構成であるが、このような構成に限られるものではなく、カバー部材24の内面全域が長尺部材2の外面と接触する構成であってもよい。
カバー部材24は、血管BVの内壁とは非接触な状態で血管BV内に位置している。カバー部材24は、血管BV内の血液が、血流の作用により、長尺部材2の周方向B全域でカバー部材24の外周面と略均一な力で衝突することにより、血管BV断面における中心部付近に止まることができる。
従って、流速測定用振動子8及び断面積測定用振動子23は、長尺部材2を回転させた場合であっても、カバー部材24により、血管BV断面における中心部付近に安定的に位置することが可能となるため、血管BVの内腔の断面内の位置によって、血流の流速の取得値、及び血管BVの内腔の断面積の取得値がばらついてしまうことを抑制することができ、その結果、これら取得値から算出される血管BV内の血流量の算出値の精度を向上させることができる。
[第3の実施形態]
図3に示すように、第3の実施形態としての医療用デバイス41における断面積測定用部材4は、長尺部材2の延在方向Cに略直交する方向Dに超音波を発生する断面積測定用振動子25を備え、この断面積測定用振動子25は、長尺部材2の側面の周方向Bにおいて複数設けられている。
図3に示すように、第3の実施形態としての医療用デバイス41における断面積測定用部材4は、長尺部材2の延在方向Cに略直交する方向Dに超音波を発生する断面積測定用振動子25を備え、この断面積測定用振動子25は、長尺部材2の側面の周方向Bにおいて複数設けられている。
各断面積測定用振動子25は、上述した第2の実施形態における断面積測定用振動子23と同様、長尺部材2の延在方向Cと略直交する方向Dに振動し、血管BVの内壁に向かって超音波を発信すると共に、血管内壁により反射される超音波(反射波)を受信し、長尺部材2の延在方向Cと略直交する方向Dにおける、各断面積測定用振動子25と血管BVの内壁との距離に応じた画素信号を生成する。その後、断面積取得装置12が、各断面積測定用振動子25で生成された画素信号を受信し、血管BVの内腔の断面画像を取得する。また断面積取得装置12は、上述した第2の実施形態と同様、この断面画像の情報からエッジ検出等の画像処理を用いることにより、血管BVの内腔の断面積を算出し、血管の内腔の断面積を取得する。
ここで本実施形態では、長尺部材2の周方向Bに複数の断面積測定用振動子25が設けられているため、長尺部材2を回転させることなく、血管の断面画像を取得することが可能である。そのため、術者は、血管BVの内腔の断面画像を取得するために、長尺部材2を回転させる必要がないため、術者の操作の仕方によって血管BVの断面画像がばらついてしまうことが抑制される。
但し、本実施形態では、断面積取得装置12の制御部により、各断面積測定用振動子25を振動させるタイミングが制御されている。複数の断面積測定用振動子25から同時に超音波が発信されると、どこの断面積測定用振動子25から発信した超音波であるか判別ができなくなり、長尺部材2の延在方向Cに略直交する方向Dにおける断面積測定用振動子25と血管BVの内壁との距離を、正確に測定することができないおそれがあるためである。そのため本実施形態では、断面積取得装置12の制御部により、複数の断面積測定用振動子25が、長尺部材2の周方向Bに沿って順次駆動するように制御されている。
なお、各断面積測定用振動子25を振動させるタイミングの制御は、上述した周方向Bに順次駆動する制御に限らず、使用する断面積測定用振動子25の構成や性能等により適宜変更することが可能である。例えば、隣り合う複数の断面積測定用振動子25を同時に振動させて、これら複数の断面積測定用振動子25のうち1つ断面積測定用振動子25により反射波を受信させることにより、受信信号を強めるように工夫することも可能である。
また、図3に示すように、第3の実施形態としての医療用デバイス41は、血管BV内における長尺部材2の遠位端部6の位置を安定化させる安定化部材21を備える。本実施形態における安定化部材21は、血管内の所定位置で拡張して血管BVの内壁と接触する拡張部材26である。
図3に示すように、拡張部材26は、長尺部材2の外周面を囲むように、長尺部材2の遠位端部6の側面に取り付けられている。拡張部材26は、血管内の所定位置において、長尺部材2の延在方向Cと直交する方向Dに、周方向B全域において略均等に拡張し、図3に示すような略球状の外形へと形状を変化する。拡張部材26は、血管BVの内壁と接触すると共に、血管BVの内壁を押圧する位置まで拡張する。この状態において、拡張部材26は、拡張部材26と血管BVの内壁との摩擦力等によって、血管BV内での位置が固定される。拡張部材26がこのように拡張され、血管BV内の位置が固定されることにより、この拡張部材26が取り付けられている長尺部材2の遠位端部6の位置も、血管BV断面における中心部付近に安定化される。
なお、本実施形態における拡張部材26は、ワイヤ部材により構成されているため、拡張部材26が拡張した状態であっても、拡張部材26の隙間を通じて血流が確保される。
また、本実施形態における拡張部材26は、自己拡張型の拡張部材26を用いている。すなわち、本実施形態における拡張部材26は、長尺部材2の外面と、長尺部材2の周方向Bを囲む外筒部材の内面とに挟まれることにより、各ワイヤ部材が長尺部材2の延在方向Cと略平行に延在するように弾性変形された状態で、血管BV内の所定位置まで挿入される。そしてこの所定位置において、外筒部材を長尺部材2に対して近位端側に引き抜く、又は拡張部材26が取り付けられた長尺部材2を外筒部材に対して遠位端側に押し出すことによって、拡張部材26は、外筒部材から開放され、復元力によって拡張する。
ここで、本実施形態における拡張部材26は、拡張時に略球状の外形となるものを用いているが、このような拡張部材26に限られるものではなく、例えば、長尺部材2の側面に取り付けられ、拡張時において、長尺部材2の延在方向Cと直交する方向Dに、又は延在方向Cに直交する方向Dから遠位端側に所定の角度だけ傾斜した方向に、放射状に延在する複数の線状部材から構成される拡張部材を用いることも可能である。
ワイヤ部材の材料としては、合成樹脂、金属などが挙げられる。合成樹脂としては、例えばポリオレフィン、ポリエステル、フッ素樹脂などが使用可能であり、これら1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。ポリオレフィンとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、などが挙げられる。またポリエステルとしては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、などが挙げられる。同様に、前記フッ素樹脂としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、テトラフルオロエチレンとエチレンとの共重合体(ETFE)、などが挙げられる。なお、その他の特性として、所定の硬度及び弾性を有する樹脂や、生体適合性を有する樹脂であることが好ましい。
また、金属としては、例えばステンレス、タンタルチタン、ニッケルチタン合金、弾性金属などが使用可能であり、これら1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。これらの中でも弾性金属が好ましく、更に超弾性合金がより好ましい。超弾性合金とは、一般的に、形状記憶合金と言われており、少なくとも生体温度(37℃付近)で弾性を示すものである。超弾性合金としては特に制限はないが、49原子%〜53原子%ニッケルのチタン−ニッケル合金が好ましい。
以上のように、本発明としての医療用デバイスは、様々な具体的構成により実現することが可能であり、上述した実施形態で示した構成に限られるものではない。例えば、図1で示す第1の実施形態としての医療用デバイス1は、安定化部材21を備えない構成であるが、第2の実施形態としての医療用デバイス31におけるカバー部材24や、第3の実施形態としての医療用デバイス41における拡張部材26を、医療用デバイス1に設ける構成とすることも可能である。このように、各実施形態で記載される構成を組み合わせて、新たな医療用デバイスを構成することは、本発明の技術的範囲に属するものである。
[医療用デバイス1を用いた腎動脈RAにおける血流量のモニタリング方法]
次に、第1の実施形態としての医療用デバイス1を用いて、血管BVとしての腎動脈RAの血流量をモニタリングする方法について説明する。具体的には、抵抗性高血圧患者に対して腎動脈交感神経NEを不活化させる治療(神経を不活化させることを、以下「除神経」と称する。)において、この除神経治療が完了したか否かを判断するために腎動脈RAの血流量をモニタリングすることについて説明する。
次に、第1の実施形態としての医療用デバイス1を用いて、血管BVとしての腎動脈RAの血流量をモニタリングする方法について説明する。具体的には、抵抗性高血圧患者に対して腎動脈交感神経NEを不活化させる治療(神経を不活化させることを、以下「除神経」と称する。)において、この除神経治療が完了したか否かを判断するために腎動脈RAの血流量をモニタリングすることについて説明する。
腎動脈交感神経NEについての除神経治療に関して、治療中又は治療直後に除神経が確実に行えたか否かの判断手法がなく、治療を行っても効果が現れない患者に対し、追加の治療が必要か否かを判断することが困難であるという問題がある。ここで説明するモニタリング方法は、術者などの医療従事者が、治療中又は治療直後に、除神経が確実に行えたか否かの判断を容易にすることを可能とするものである。
まず、腎動脈交感神経NEと、腎動脈RA内の血流量の関係について説明する。腎臓内には、血液をろ過するための細動脈が多数存在している。この細動脈の径は、腎動脈RAのまわりの腎動脈交感神経NEにより支配されている。具体的に、腎動脈交感神経NEの神経活動が活発になると、この細動脈は硬くなり径が小さくなる(血液の圧力によって血管が変形しにくく、細動脈の内腔が細い状態となる)。そして細動脈の径が小さくなると、腎動脈RAを流れる血流量も減少する。逆に、腎動脈交感神経NEの神経活動が不活化状態にある場合、すなわち除神経された状態にある場合、腎臓内の細動脈は、柔らかくなり、血圧によって柔軟に径を拡げることができる。従って、腎動脈交感神経NEの除神経が完了している場合には、細動脈は血圧によって径が大きくなり、これに伴い腎動脈RAの血流量も増加する。従って、術者などの医療従事者は、腎動脈RAの血流量をモニタリングすることにより、腎動脈交感神経NEの除神経治療が完了したか否かを判断することができる。
図4は、本発明の第1の実施形態としての医療用デバイス1を用いて、腎動脈RAの血流量をモニタリングする方法を示す図である。この方法は、血管BVとしての腎動脈RA内の血流速度(血流の流速)を測定するための流速測定用部材3及び腎動脈RAの断面積を測定するための断面積測定用部材4を腎動脈RA内の所定位置まで導入する工程と、流速測定用部材3及び前記断面積測定用部材4により検出される検出値を用いて取得される血流量をモニタリングする工程と、を含むものである。
具体的に、術者は、後述する腎動脈交感神経NEの除神経治療(図5参照)を行う前に、遠位端部6に流速測定用部材3及び断面積測定用部材4が設けられた長尺部材2としてのガイドワイヤを、患者の大腿動脈FAに挿入し、長尺部材2の遠位端部6を腎動脈RA内の所定位置まで到達させる。
次いで、流速測定用部材3における流速測定用振動子8を用いて腎動脈RA内の所定位置における血流の流速を取得する。また、血流の流速を取得する工程と同時に、又はその工程の前後いずれかに、断面積測定用部材4における一対の電極22を用いて腎動脈RA内の所定位置における内腔の断面積を取得する。血流の流速及び腎動脈RAの内腔の断面積の具体的な取得方法については、第1〜第3の実施形態において説明したため、ここでは説明を省略する。
次いで、取得装置5により、腎動脈RAの所定位置における血流量を取得する。取得装置5による血流量の取得方法についても、第1〜第3の実施形態において説明したため、ここでは説明を省略する。
このように、後述する除神経治療(図5参照)の前後で上述したモニタリングを行うことにより、術者などの医療従事者は、腎動脈交感神経NEの除神経治療が確実に完了したか否かを容易に判断することができる。特に、医療用デバイス1によれば、血流量を即座に取得することが可能であるため、血流量のリアルタイムモニタリングを実現することができる。
なお、ここでは第1の実施形態としての医療用デバイス1を用いて、血流量のモニタリング方法を説明したが、医療用デバイス1の代わりに、第2の実施形態としての医療用デバイス31や、第3の実施形態としての医療用デバイス41を用いることも当然可能である。
[神経活動停止デバイス90による腎動脈交感神経NEの除神経治療]
次に、神経活動停止デバイス90を用いて、腎動脈交感神経NEの除神経を行う治療について説明する。図5は、医療用デバイス1によって腎動脈RAの血流量をモニタリング(図4参照)した後に行う、神経活動停止デバイス90を用いた除神経治療を示す図である。
次に、神経活動停止デバイス90を用いて、腎動脈交感神経NEの除神経を行う治療について説明する。図5は、医療用デバイス1によって腎動脈RAの血流量をモニタリング(図4参照)した後に行う、神経活動停止デバイス90を用いた除神経治療を示す図である。
図5に示す除神経治療は、腎動脈RAの外壁の近傍に位置する腎動脈交感神経NEの神経活動を停止させる神経活動停止デバイス90を、腎動脈RA内において所定位置まで導入する工程と、この神経活動停止デバイス90による神経活動を停止させる操作を実行する工程と、を含むものである。神経活動停止デバイス90としては、例えば、腎動脈交感神経NEを焼灼して神経活動を停止する焼灼デバイスが挙げられる。術者は、ガイディングカテーテル80を通じて焼灼デバイスの遠位端を腎動脈RA内の所定位置まで挿入し、焼灼すべき腎動脈交感神経NEに焼灼用のエネルギー(例えば超音波)を照射し、除神経を行う。焼灼デバイスによる除神経が完了すると、術者は、焼灼デバイスを、ガイディングカテーテル80を通じて体外へ抜去する。
その後、術者は、図4に示すように、医療用デバイス1の遠位端部6を、ガイディングカテーテル80を通じて、神経活動停止デバイス90としての焼灼デバイスにより除神経治療が行われた位置まで再度挿入する。そして、除神経治療前と同様、腎動脈RAの血流量をモニタリングし、除神経治療前後における、腎動脈RA内の血流量を比較する。その結果、腎動脈RA内の血流量が、除神経治療前に比べて増加していれば、術者は、焼灼デバイスによる神経活動の焼灼が完了したと判断することができる。また、除神経治療の前後で血流量に大きな変化が見られない場合には、術者は、再度、焼灼デバイスによる神経活動の焼灼を行うなど、追加の措置の必要性を判断することができる。このように、術者などの医療従事者は、医療用デバイス1を用いて腎動脈RAの血流量をモニタリングすることにより、除神経治療が完了したか否かを容易に判断することができる。
なお、図4に示すように、神経活動停止デバイス90による除神経治療前における、医療用デバイス1による血流量のモニタリングに際して、医療用デバイス1を腎動脈RA内に挿入した直後に、この医療用デバイス1の長尺部材2(ガイドワイヤ)を伝わせてガイディングカテーテル80を腎動脈RA内に挿入しておくようにすることが好ましい。このようにすることにより、除神経治療前に腎動脈RA内の血流量をモニタリングした後に、医療用デバイス1を、ガイディングカテーテル80の中空部を通じて容易に体外へ抜去することができる。更に、医療用デバイス1を体外へと抜去した後に、図5に示す神経活動停止デバイス90の遠位端を腎動脈RA内まで挿入する際においても、神経活動停止デバイス90の遠位端をガイディングカテーテル80の中空部を通じて、容易に挿入することが可能となる。
[腎動脈交感神経NEの除神経治療中における腎動脈RAの血流量のリアルタイムモニタリング]
図4及び図5では、神経活動停止デバイス90による腎動脈交感神経NEの除神経治療の前後に、神経活動停止デバイス90とは別体の医療用デバイス1を腎動脈RA内に挿入し、腎動脈RA内の血流量をモニタリングするものを説明した。ここでは、腎動脈交感神経NEの除神経治療中における腎動脈RAの血流量をリアルタイムでモニタリングする方法について説明する。
図4及び図5では、神経活動停止デバイス90による腎動脈交感神経NEの除神経治療の前後に、神経活動停止デバイス90とは別体の医療用デバイス1を腎動脈RA内に挿入し、腎動脈RA内の血流量をモニタリングするものを説明した。ここでは、腎動脈交感神経NEの除神経治療中における腎動脈RAの血流量をリアルタイムでモニタリングする方法について説明する。
図6は、医療用デバイス1により腎動脈RAの血流量をモニタリングしながら、神経活動停止デバイス90´により、腎動脈交感神経NEの除神経を行う治療を示す図である。なお、神経活動停止デバイス90´は、図5で示す神経活動停止デバイス90としての焼灼デバイスとは異なる形態を有する神経活動停止デバイスである。
具体的に、この治療は、血管BVとしての腎動脈RA内の血流速度を測定するための流速測定用部材3及び腎動脈RAの断面積を測定するための断面積測定用部材4を腎動脈RA内の所定位置まで導入する工程と、腎動脈RAの外壁の近傍に位置する腎動脈交感神経NEの神経活動を停止させる神経活動停止デバイス90´を、腎動脈RA内において上述の所定位置の近傍まで導入する工程と、神経活動停止デバイス90´による神経活動を停止させる操作を開始し、この操作中において流速測定用部材3及び断面積測定用部材4により検出される検出値を用いて取得される血流量をモニタリングする工程と、モニタリングされた血流量に応じて神経活動停止デバイス90´による操作の完了を判断する工程と、を含むものである。以下、各工程について説明する。
血管BVとしての腎動脈RA内の血流速度を測定するための流速測定用部材3及び腎動脈RAの断面積を測定するための断面積測定用部材4を腎動脈RA内の所定位置まで導入する工程の詳細については、上述したためここでは説明を省略する(図4参照)。
次いで、術者は、医療用デバイス1の長尺部材2(ガイドワイヤ)を伝わせながら、ガイディングカテーテル80内を通じて、神経活動停止デバイス90´を、腎動脈RA内の、流速測定用部材3及び断面積測定用部材4が留置された所定位置の近傍まで導入する。より具体的には、神経活動停止デバイス90´を、医療用デバイス1の遠位端部6(図1参照)と、ガイディングカテーテル80の遠位端との間の位置まで導入する。なお、図6に示す神経活動停止デバイス90´は、自己拡張型の拡張体の外表面に腎動脈交感神経NEを焼灼する焼灼用電極が設けられたものである。従って、神経活動停止デバイス90´を医療用デバイス1の遠位端部6と、ガイディングカテーテル80の遠位端との間の位置まで導入する際には、神経活動停止デバイス90´の拡張体を収縮した状態又は折り畳んだ状態で内部に収容する外筒部材を上述の位置まで導入し、この位置で外筒部材のみをガイディングカテーテル80を通じて引き抜くことにより、神経活動停止デバイス90´の拡張体を自己拡張させる。拡張体が拡張すると、拡張体の外表面に設けられた焼灼用電極が腎動脈RAの内壁と接触、更には内壁を押圧し、この焼灼用電極により、腎動脈RAの外壁近傍に位置する腎動脈交感神経NEの焼灼が可能となる。
この状態で、医療用デバイス1により腎動脈RA内の血流量のモニタリングを開始し、する。その後、術者は、医療用デバイス1によるモニタリングを行いながら、神経活動停止デバイス90´により、神経活動を停止させる操作を開始する。なお、腎動脈RA内の血流量は、流速測定用部材3及び断面積測定用部材4により検出される検出値を用いて、取得装置5により算出され、この算出された血流量の値は、取得装置5の出力部16におけるモニタ20を通じてモニタリングされる(図1参照)。
術者は、腎動脈RA内の血流量をモニタリングしながら、神経活動停止デバイス90´を操作することにより、モニタ20を通じてモニタリングされる血流量に応じて神経活動停止デバイス90´による操作の完了、すなわち除神経が完了したか否かを判断する。術者は、例えば、モニタリングされる腎動脈RA内の血流量が、所定量以上になった場合に、神経活動停止デバイス90´による操作を完了することができる。逆に、モニタリングされる腎動脈RA内の血流量が、所定量未満の場合には、術者は、神経活動停止デバイス90´による操作を続行する。この他には、例えば、神経活動停止デバイス90´による除神経治療を行っている最中にモニタリングされる血流量の値と、神経活動停止デバイス90´による除神経治療を行う前にモニタリングされた血流量の値と、の差が、所定量以上となった場合に、術者は神経活動停止デバイス90´による操作を完了するようにしてもよい。
神経活動停止デバイス90´による操作を完了した後に、術者は、神経活動停止デバイス90´及び医療用デバイス1をガイディングカテーテル80を通じて、腎動脈RA内から体外へと抜去する。
なお、腎動脈RAの血流量に加えて、血圧をモニタリングするようにしてもよい。血流量と血圧とから血管の粘弾性を導出することが可能である。粘弾性がわかれば、神経遮断の状態を、より正確に診断することができるため好ましい。
本発明は、医療用デバイスに関し、特に、血流量を取得可能な医療用デバイスに関する。
1、31、41:医療用デバイス
2:長尺部材
3:流速測定用部材
4:断面積測定用部材
5:取得装置
6:遠位端部
7:遠位端
8:流速測定用振動子
10:駆動電源
11:流速取得装置
12:断面積取得装置
13:取得部
14:記憶部
15:受信部
16:出力部
17:制御部
18:RAM
19:ROM
20:モニタ
21:安定化部材
22:電極
23、25:断面積測定用振動子
24:カバー部材
26:拡張部材
80:ガイディングカテーテル
90、90´:神経活動停止デバイス
A:血流方向
B:長尺部材の周方向
C:長尺部材の延在方向
D:長尺部材の延在方向と直交する方向
BV:血管
RA:腎動脈
FA:大腿動脈
NE:神経
2:長尺部材
3:流速測定用部材
4:断面積測定用部材
5:取得装置
6:遠位端部
7:遠位端
8:流速測定用振動子
10:駆動電源
11:流速取得装置
12:断面積取得装置
13:取得部
14:記憶部
15:受信部
16:出力部
17:制御部
18:RAM
19:ROM
20:モニタ
21:安定化部材
22:電極
23、25:断面積測定用振動子
24:カバー部材
26:拡張部材
80:ガイディングカテーテル
90、90´:神経活動停止デバイス
A:血流方向
B:長尺部材の周方向
C:長尺部材の延在方向
D:長尺部材の延在方向と直交する方向
BV:血管
RA:腎動脈
FA:大腿動脈
NE:神経
Claims (8)
- 血管内に挿入される長尺部材と、
前記長尺部材の遠位端部のうち遠位端に設けられた、血流の流速を測定するための流速測定用部材と、
前記長尺部材の側面のうち前記遠位端部における側面に設けられた、前記血管の内腔の断面積を測定するための断面積測定用部材と、
前記流速測定用部材及び前記断面積測定用部材により検出された検出値を用いて血流量を取得する取得装置と、を備えることを特徴とする医療用デバイス。 - 前記流速測定用部材は流速測定用振動子を備えることを特徴とする請求項1に記載の医療用デバイス。
- 前記流速測定用振動子は、前記血管内の血流方向と平行な方向に超音波を発するように前記長尺部材の前記遠位端に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載の医療用デバイス。
- 前記断面積測定用部材は、前記長尺部材の前記側面を周方向に囲む一対の環状電極を備え、
前記一対の環状電極は、前記長尺部材の延在方向において離れて配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の医療用デバイス。 - 前記断面積測定用部材は、前記長尺部材の延在方向に略直交する方向に超音波を発生する断面積測定用振動子を備え、
前記断面積測定用振動子は、前記長尺部材の前記側面の周方向において複数設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の医療用デバイス。 - 前記血管内における前記長尺部材の前記遠位端部の位置を安定化させる安定化部材を備え、
前記安定化部材は、前記血管内の所定位置で拡張して前記血管の内壁と接触する拡張部材であることを特徴とする請求項4又は5に記載の医療用デバイス。 - 前記断面積測定用部材は、前記長尺部材の延在方向に略直交する方向に超音波を発生する断面積測定用振動子を備え、
前記長尺部材が回転することによって、前記血管の内壁の周方向全域に向かって超音波を発生可能であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1つに記載の医療用デバイス。 - 前記血管内における前記長尺部材の前記遠位端部の位置を安定化させる安定化部材を備え、
前記安定化部材は、天面と底面とを貫通する中空部が区画された略円錐台状の外形を有し、
前記長尺部材は前記中空部を貫通して延在しており、
前記安定化部材は、前記長尺部材の前記延在方向の前記遠位端側に向かって前記延在方向に直交する断面の外径が漸増するように、前記長尺部材の前記側面に取り付けられていることを特徴とする請求項4、5、又は7に記載の医療用デバイス。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013211153A JP2015073691A (ja) | 2013-10-08 | 2013-10-08 | 医療用デバイス |
US14/509,600 US20150099989A1 (en) | 2013-10-08 | 2014-10-08 | Blood flow rate measurement device |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013211153A JP2015073691A (ja) | 2013-10-08 | 2013-10-08 | 医療用デバイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015073691A true JP2015073691A (ja) | 2015-04-20 |
Family
ID=52777509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013211153A Pending JP2015073691A (ja) | 2013-10-08 | 2013-10-08 | 医療用デバイス |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US20150099989A1 (ja) |
JP (1) | JP2015073691A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017176579A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 日本ピストンリング株式会社 | 医療器具 |
US10231784B2 (en) | 2016-10-28 | 2019-03-19 | Medtronic Ardian Luxembourg S.A.R.L. | Methods and systems for optimizing perivascular neuromodulation therapy using computational fluid dynamics |
US10368775B2 (en) | 2014-10-01 | 2019-08-06 | Medtronic Ardian Luxembourg S.A.R.L. | Systems and methods for evaluating neuromodulation therapy via hemodynamic responses |
JP2022512786A (ja) * | 2018-10-26 | 2022-02-07 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 処置反応指数の決定 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20200288988A1 (en) * | 2019-03-14 | 2020-09-17 | Abiomed, Inc. | Blood Flow Rate Measurement System |
CN110897710B (zh) * | 2019-11-30 | 2021-08-31 | 杭州堃博生物科技有限公司 | 肺部神经消融***的控制方法、***以及计算机介质 |
US20230008606A1 (en) * | 2021-07-06 | 2023-01-12 | Biosense Webster (Israel) Ltd. | Contact assessment for balloon catheter |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5184621A (en) * | 1991-05-29 | 1993-02-09 | C. R. Bard, Inc. | Steerable guidewire having electrodes for measuring vessel cross-section and blood flow |
US6666862B2 (en) * | 2001-03-01 | 2003-12-23 | Cardiac Pacemakers, Inc. | Radio frequency ablation system and method linking energy delivery with fluid flow |
US7306593B2 (en) * | 2002-10-21 | 2007-12-11 | Biosense, Inc. | Prediction and assessment of ablation of cardiac tissue |
WO2004069030A2 (en) * | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Verimetra, Inc. | Medical and surgical devices with an integrated sensor |
US20070078453A1 (en) * | 2005-10-04 | 2007-04-05 | Johnson Kristin D | System and method for performing cardiac ablation |
JP4810623B2 (ja) * | 2009-08-07 | 2011-11-09 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 医療システム |
JP2013540563A (ja) * | 2010-10-25 | 2013-11-07 | メドトロニック アーディアン ルクセンブルク ソシエテ ア レスポンサビリテ リミテ | 腎臓神経調節のための多電極アレイを有するカテーテル装置、ならびに関連するシステムおよび方法 |
KR101221824B1 (ko) * | 2010-12-28 | 2013-03-05 | 알피니언메디칼시스템 주식회사 | 치료 장치 및 그 장치의 구동 방법 |
US9974477B2 (en) * | 2013-03-15 | 2018-05-22 | St. Jude Medical, Cardiology Division, Inc. | Quantification of renal denervation via alterations in renal blood flow pre/post ablation |
-
2013
- 2013-10-08 JP JP2013211153A patent/JP2015073691A/ja active Pending
-
2014
- 2014-10-08 US US14/509,600 patent/US20150099989A1/en not_active Abandoned
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10368775B2 (en) | 2014-10-01 | 2019-08-06 | Medtronic Ardian Luxembourg S.A.R.L. | Systems and methods for evaluating neuromodulation therapy via hemodynamic responses |
US11311205B2 (en) | 2014-10-01 | 2022-04-26 | Medtronic Ardian Luxembourg S.A.R.L. | Systems and methods for evaluating neuromodulation therapy via hemodynamic responses |
JP2017176579A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | 日本ピストンリング株式会社 | 医療器具 |
US10231784B2 (en) | 2016-10-28 | 2019-03-19 | Medtronic Ardian Luxembourg S.A.R.L. | Methods and systems for optimizing perivascular neuromodulation therapy using computational fluid dynamics |
US11311340B2 (en) | 2016-10-28 | 2022-04-26 | Medtronic Ardian Luxembourg S.A.R.L. | Methods and systems for optimizing perivascular neuromodulation therapy using computational fluid dynamics |
JP2022512786A (ja) * | 2018-10-26 | 2022-02-07 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 処置反応指数の決定 |
JP7479363B2 (ja) | 2018-10-26 | 2024-05-08 | コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ | 処置反応指数を決定するためのデバイス、該デバイスを備えるシステム、該デバイスを制御するためのコンピュータプログラム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US20150099989A1 (en) | 2015-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2015073691A (ja) | 医療用デバイス | |
JP6392424B2 (ja) | 身体組織に対するアブレーション・カテーテルの結合の最適化ならびにカテーテルによって形成される破壊部の評価のためのシステム | |
EP3076881B1 (en) | Guided thrombus dispersal catheter | |
CN105744901B (zh) | 用于血栓疏散的方法和设备 | |
CN104383646B (zh) | 一种超声介入治疗*** | |
US20150359432A1 (en) | Methods and devices for detecting nerve activity | |
US20140058294A1 (en) | Tissue treatment and monitoring by application of energy | |
JP6222778B2 (ja) | アブレーション装置 | |
JP2019516477A5 (ja) | ||
JP2011518583A (ja) | 経皮プローブを備えた医療システム | |
JP2020032241A (ja) | イメージング及び処理デバイス | |
US20140243712A1 (en) | Thrombolysis in retinal vessels with ultrasound | |
JP6001226B1 (ja) | 関節用手術システム | |
JP6548948B2 (ja) | アブレーション中のスチームポップの防止 | |
JP5963505B2 (ja) | 超音波治療装置 | |
JP2015089521A (ja) | アブレーション部位から動きを検出するためのカテーテル位置及び温度測定の使用 | |
US20090264771A1 (en) | Ultrasonic Based Characterization of Plaque in Chronic Total Occlusions | |
EP3074090A1 (en) | Device for ablation and photoacoustics imaging | |
JP2017532084A (ja) | 血管手術中の血管および/または病変のコンプライアンスおよび/またはエラスタンス変化を検知、測定および/または特性化するための方法、デバイス、およびシステム | |
JP4768883B2 (ja) | 超音波手術装置および超音波手術装置のキャリブレーション方法 | |
WO2014068606A1 (ja) | 脈管挿入型デバイス | |
CN111065342B (zh) | 用于诊断成像和治疗的腔内超声设备 | |
WO2021065876A1 (ja) | エネルギー発生装置および焼灼システム | |
US20210401492A1 (en) | Systems and methods for assessing ablation lesions | |
WO2010146532A2 (en) | Imaging system for imaging a viscoelastic medium |