JP2015070709A - 充電時間推定システム - Google Patents

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英則 村田
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Abstract

【課題】バッテリの充電時間の推定精度を高めた充電時間推定システムを提供する。
【解決手段】走行履歴情報、バッテリ14、24、34の諸元と設置環境の少なくともいずれか一方を示すバッテリ情報、及び、バッテリ14、24、34の充電状態と充電時間と示す充電情報を、複数の第1車両から受信し、走行履歴情報及びバッテリ情報を第2車両から受信し、受信した複数の第1車両の情報を、車両毎に、走行履歴情報、バッテリ情報、及び充電情報の各情報で分類した上で記録手段に記録し、記録手段に記録された情報から、第2車両の走行履歴情報及びバッテリ情報と対応した走行履歴情報及びバッテリ情報をもつ第1車両を特定し、記録手段に記録された情報のうち、特定された第1車両の充電情報に含まれる充電時間を用いて、第2車両のバッテリの充電時間を、推定充電時間として推定し、推定充電時間の情報を、通信器101により第2車両に送信する。
【選択図】図1

Description

本発明は、充電時間推定システムに関するものである。
車両の現在のバッテリが寿命に到達していると判定されたときには、バッテリの使用環境と使用状態情報とを関連付けて寿命情報のデータベースの一部として、管理サーバのハードディスクドライブに記憶させて、寿命情報のデータベースを用いて未到達バッテリの余寿命を診断する情報管理システムが開示されている(特許文献1)。
特開2011−69693号公報
しかしながら、上記の情報管理システムは、バッテリの寿命情報をデータベースで管理しているだけであったため、バッテリの劣化等により充電時間を精度よく算出できず、ユーザが充電時間を正確に知ることが困難である、という問題があった。
本発明が解決しようとする課題は、バッテリの充電時間の推定精度を高めた充電時間推定システムを提供することである。
本発明は、車両の走行履歴情報、車両のバッテリ情報、及び、バッテリの充電情報を、複数の第1車両から受信し、当該走行履歴情報及び当該バッテリ情報を第2車両から受信し、通信器で受信した複数の第1車両の情報を、車両毎に、走行履歴情報、バッテリ情報、及び充電情報の各情報で分類した上で記録手段に記録し、記録手段に記録された情報から、第2車両の走行履歴情報及びバッテリ情報と対応した走行履歴情報及びバッテリ情報をもつ第1車両を特定し、記録手段に記録された情報のうち、特定された第1車両の充電情報に含まれる充電時間を用いて、第2車両の充電時間を推定し、推定した充電時間の情報を第2車両に送信することによって上記課題を解決する。
本発明は、自車両の走行履歴情報及びバッテリ情報と、他車両の走行履歴情報及びバッテリ情報とを対応させて上で、他車両のバッテリの充電時間の情報を用いて、自車両の充電時間を推定しているため、自車両のバッテリの充電時間情報のみを用いて充電時間を演算する場合と比較して、充電時間の推定精度を高めることができる。
本発明の実施形態に係る充電時間予測システムのブロック図である。 図1のデータベースに記録されるデータを説明するための表である。 図1のデータベースに記録されるデータを説明するための表である。 図1のセンタ側のコントローラの制御フローを示す概要図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る充電時間推定システムのブロック図である。本例の充電時間推定システムは、複数の車両10、20、30とセンタ100との間で、情報を送受信し、車両から送信された情報を管理している。また、センタ100は、車両10、20、30からの情報の取得の要求に対して、要求に応じた情報を送信する。本例の充電時間推定システムにおいて、管理対象となる車両は、主に電気自動車又はプラグインハイブリッド自動車など、外部の充電装置により、車両のバッテリを充電できる車両である。以下、本例では、電気自動車を例にして、システムを説明するが、本例のシステムは、電気自動車以外の他の車両にも適用可能である。また、管理対象となる車両の台数は、図1に示すように3台に限らず、複数の台数であってもよい。
図1に示すように、本例の充電時間推定システムは、車両10、20、30と、センタ100とを備えている。車両10は、通信器11と、パワースイッチ12と、バッテリ13と、メモリ14と、コントローラ15とを備えている。なお、車両10は、図1に示す構成に限らず、モータなど他の構成も備えている。
通信器11は、センタ100の通信器101と無線により通信を行うことで、車両で管理する情報を信号でセンタ100に送信し、またセンタ100から送信される信号を受信する。
パワースイッチ12は、ユーザの操作により、車両10の状態を切り替えるためのスイッチである。車両の状態には、アクセサリスイッチのオン状態、Raedy状態、及びオフ状態がある。アクセサリスイッチのオン状態及びRaedy状態では、パワースイッチ12はオンの状態である。
アクセサリスイッチのオン状態は、ユーザによりブレーキペダルを踏んでいない状態で、パワースイッチ12のオン操作に切り替えることで遷移される状態である。アクセサリスイッチのオン状態では、コントローラ15及び通信機11は起動し、車両10の補機類(ナビゲーションシステムなど)が動作可能な状態であり、また外部の充電装置200によりバッテリ14を充電可能な状態である。一方、モータとバッテリ14との間は電気的に遮断された状態になっている。そのため、車両10は、アクセサリスイッチのオン状態では、センサ100通信を行うことができ、また外部充電装置200によりバッテリ14を充電可能な状態になっている。
Ready状態は、ブレーキペダルを踏んだ状態で、パワースイッチ12のオン操作により、遷移した状態を示す。Ready状態では、コントローラ15及び通信機11は起動し、モータとバッテリ14との間は電気的に導通状態となる。Ready状態では、車両1を走行させ、かつ、センサ100と通信を行うことはできるが、外部充電装置200によりバッテリ24を充電できる状態ではない。
オフ状態では、パワースイッチ12のオフ操作により遷移した状態である。オフ状態では、コントローラ15及び通信機11は停止し、モータとバッテリ14との間の電流経路、及び、バッテリ14から外部充電装置200への電流経路は遮断状態である。なお、オフ状態であっても、例えばタイマー機能等を用いて、コントローラ15及び通信機11を動作状態としてもよく、外部充電装置200によりバッテリ14を充電可能な状態としてもよい。
メモリ13は、車両10で管理するための情報を記録する記録媒体である。メモリ13に記録される情報には、車両の走行の履歴を示す走行履歴情報、バッテリ14の諸元と車両10におけるバッテリ14の設置環境の少なくともいずれか一方を示すバッテリ情報、及び、バッテリ14の充電状態とバッテリの充電時間とを示す充電情報が含まれる。また、メモリ13に記録される情報には、車両10毎に予め付与されている識別情報(ID)、車格(普通乗用車、貨物車等)の情報も含まれている。
走行履歴情報には、車両10の走行距離、走行時間、及び走行場所が含まれる。走行距離は、車速、モータの回転速度、又は駆動輪の回転数等により算出される。走行時間は、駆動輪が回転している状態の時間、又は、モータの駆動時間である。
走行場所は、車両の主に走行している場所であり、例えば、市街地、郊外、高速道路等で分類される。車両10のナビゲーションシステムは、車両10のこれまでの走行履歴を管理している。そのため、走行場所は、走行履歴と地図データとを参照することで、特定される。すなわち、走行履歴情報は、どのような走行環境で、バッテリ14に対して負荷を加えているか、を示す情報でもある。
バッテリ14の諸元を示すバッテリ情報は、車両10の設計段階で予め決まっているバッテリの仕様又は性能を示す情報である。バッテリ14の諸元を示す情報には、バッテリ14の容量、バッテリ14の重量、及び、バッテリ14に使用される電池の種類が含まれる。バッテリ14の容量は、バッテリ14の体積にも相当する。バッテリ14の重量はバッテリ14の重さである。バッテリ14の種類は、リチウムイオン電池、ニッケル水素電池等である。バッテリ14の諸元には、上記の他に、バッテリ14の最大充電量、最大出力電流又は電圧、耐用年数等を含めてもよい。
バッテリ14の設置環境を示すバッテリ情報は、主にバッテリ14の設置位置と、設置位置の周囲である外部環境を示す情報である。バッテリ14の設置環境の情報には、バッテリ14の位置、バッテリ14の外気温、及びバッテリ温調が含まれる。バッテリ14の位置は、車両10において設置される位置を示しており、例えば、床下、トランク、シート下等で分類されている。
バッテリ14の外気温は、バッテリ14の外気の温度であり、センサ等により検出される。バッテリ温調は、バッテリ14を冷却するための冷却機能の有無と、冷却機構の種類を示している。冷却機構には、ファン等を用いた空冷式と、流路を用いた液体の循環による水冷式とがある。
充電情報は、充電開始時刻、バッテリ14の容量維持率(SOC:State of Charge)、バッテリ温度、温度変化量、演算充電時間、及び実充電時間を含む。これらの情報のうち、時間要素の情報以外である、バッテリ14の容量維持率、バッテリ温度、及び温度変化量の情報は、バッテリ14の充電状態に相当する。充電開始時刻は、外部充電装置200を用いてバッテリ14の充電を開始した時刻である。
充電量は、バッテリ14の充電により増加した電池容量の増加分を示しており、バッテリ14の容量維持率(SOC:State of Charge)の変化量又は電力量の変化量で示される。なお、バッテリ14の容量維持率は、SOCを用いた場合には、パーセントで示され、100%で満充電の状態を表す指標である。バッテリ温度は、バッテリ14の付近に設定されたセンサの検出値であり、例えば充電中のバッテリ14の平均温度、充電開始時又は終了時のバッテリ温度である。
温度変化量は、バッテリ14の温度の変化量を示している。温度変化量は、例えば、前回の充電開始時の温度と今回の充電開始時の温度との変化量、又は、充電中のバッテリ温度の変化量(充電中における最高のバッテリ温度と最低のバッテリ温度との差)で示される。
演算充電時間は、コントローラ15により演算されるバッテリ14の充電時間の演算値である。実充電時間は、目標値までバッテリ14を充電する際に、実際にかかった時間を示している。
充電情報は、外部充電装置200による1回の充電毎に蓄積される情報である。また図2に示すように、充電情報に含まれる各情報は、1回の充電毎で、対応させた上で、メモリ13に記録されている。言い換えると、充電開始時刻毎で、各情報を対応付けた上でメモリ13に記録されている。図2は、メモリ13に記録される充電情報を説明するための表である。例えば、充電開始時刻「8月1日 14時05分」の充電について、充電量が60%(ただし容量維持率で表示)であり、バッテリ温度が17度であり、温度変化量が15度であり、演算充電時間が300分であり、実充電時間が320分である。
なお、充電情報に含まれる各情報を対応づけるためには、充電開始時刻に限らず、例えば充電回数、又は充電終了時刻等であってもよい。
図1に戻り、バッテリ14は、車両に設けられ、複数の二次電池を備えている。バッテリ14は、モータを駆動させるための動力源となり、インバータ等を介してモータに接続されている。また、バッテリ14は、外部充電装置200により充電可能な電池である。
ここで、外部充電装置200及び交流電源300について説明する。外部充電装置200は、自宅、公共施設、又はショッピング施設等の商業施設における所定の駐車スペースに設置される充電施設である。例えば、ユーザが外部充電装置200と車両10とを充電用のケーブルで接続することで、バッテリ14が充電可能な状態となる。外部充電装置200は、家庭用の交流電源300の出力電力を、充電用の電力に変換し、バッテリ14に供給するための装置である。
なお、バッテリ14の充電は、必ずしも外部充電装置200により行わなくてもよく、例えば、車両10内の充電器を、専用のケーブルを介して交流電源300に接続することで、行ってもよい。また外部充電装置200の充電方式は、ケーブルを用いた接触型にかぎらず、例えばコイル等を用いた磁気的な結合による非接触給電型であってもよい。
コントローラ15は、通信器11、パワースイッチ12、メモリ13、及びバッテリ14を制御する制御部である。コントローラ15は、通信部11を制御することで、メモリ14に記録されている走行履歴情報、バッテリ情報、及び充電情報をセンタ100に送信する。またコントローラ15は、通信部11によりセンタ100から送信された充電情報を、メモリ13に記録する。
コントローラ15は、バッテリ14の充電制御も行っている。まず、コントローラ15は、ユーザによる操作などの外部入力に基づいて、バッテリ14の充電の目標値を決定する。目標値は、SOC又は電力量で規定される。コントローラ15は、センサを用いて、充電直前のバッテリ14の状態(SOCや開放電圧など)を検出した上で、目標値まで充電するためにバッテリ14に適した充電電力を演算する。
コントローラ15は、現在のバッテリの状態(温度、電圧、SOC等)に応じて、バッテリ14を目標値まで充電するまでの充電時間を演算している。ここで、コントローラ15で演算される充電時間(以下、演算充電時間とも称す。)について説明する。演算充電時間は、コントローラ15の演算処理により求まる時間であるため、実際にかかった充電時間(以下、実充電時間とも称す。)とは異なる。
また、バッテリ14が劣化した場合、又は、バッテリ14の温度変化が大きい場合には、バッテリ14の演算充電時間は、実際の充電時間と大きく異なる。バッテリ14は、車両の走行によって、電池に充電可能な容量が徐々に減少する。そして、このようなバッテリ14の劣化は、車両の走行条件等によっても変わるため、バッテリ14の劣化状態を正確に把握することは難しい。
さらに、バッテリ14の劣化が進んだ場合には、バッテリ14の電池内で電解液の分解等により、電解液組成の安定性が低くなる。このような状態で、温度が大きく変化した場合には、電池内における熱容量の均一性が保たれず、センサで検出しているバッテリ温度と実際の電池の中央部の温度の乖離が大きくなる。すなわち、バッテリ14の劣化が進んだ場合、又は、バッテリ14の温度変化が大きい場合には、コントローラ15の演算処理で演算されるバッテリ14の充電時間が、実際の充電時間と異なってしまう。
コントローラ15は、上記のように演算充電時間を演算し、バッテリ14に適した充電電力を演算すると、充電電力の指令値を外部充電装置200に出力して、バッテリ14の充電を開始する。
コントローラ15は、バッテリ14の充電中、バッテリ14の温度、電圧及び電流を検出することで、バッテリ14の状態を管理している。そして、バッテリ14の充電容量が目標値に達すると、コントローラ15は、外部充電装置200に対して、充電を停止するための指令を送信する。コントローラ15は、充電開始時刻から、充電終了時刻までの充電時間を、実際の充電時間として計測している。そして、コントローラ15は、バッテリ14の充電中に取得したバッテリ情報を、メモリ13に記録する。
車両20及び車両30は、車両10と同様に、通信器21、31と、パワースイッチ22、32と、バッテリ23、33と、メモリ24、35と、コントローラ25、35とを備えている。なお、車両20、30の各構成は、車両10の各構成と同様であるため、説明を省略する。
センタ100は、通信器101、データベース102、及びコントローラ103を備えている。
通信器101は、複数の車両10、20、30と通信を行い、車両10、20、30から送信される走行履歴情報、バッテリ情報、及び充電情報を、車両10、20、30の情報として受信する。
データベース102は、通信器101で受信した複数の車両10、20、30の情報を、車両毎に、走行履歴情報、バッテリ情報、及び充電情報の各情報で分類した上で記録している。図3は、データベース102に記録されたデータの分類表を示す。
図3に示すように、各車両に対して、走行履歴情報及びバッテリ情報に含まれる各種の情報を対応づけた上で、データベース102に記録している。また、分類する際に、走行距離、走行時間、外気温、容量、及び重量の各情報は、情報により示される値を含んだ所定の範囲で記録される。例えば、走行距離の場合には、1000km刻みで範囲が区切られている。同様に、走行時間は、500km毎に、外気温は5度毎に、容量は20リットル毎に、重量は20kg毎に区切られている。
コントローラ103は、通信器101及びデータベース102を制御する。コントローラ103は、通信器101により、複数の車両10、20、30から、走行履歴情報、バッテリ情報、及び充電情報を受信すると、受信した各情報を情報の種類に応じて分類した上で、車両毎に、データベース102記録する。例えば、車両Aから受信した情報について、一例として、走行距離が750kmであり、走行時間が450時間であり、走行場所が市街地であり、外気温が9度であり、容量が75リットルであり、重量が70kgであり、バッテリの種類がリチウムイオン電池であり、バッテリ位置が床下であり、バッテリ温調が無し、とする。
コントローラ103は、受信した走行履歴情報及びバッテリ情報のうち、所定の毎に区分けされている情報については、情報に応じて区分けを設定する。例えば、走行距離が750kmである場合には、走行距離は1000km刻みで区切られているため、車両Aの走行距離の情報は、0〜1000(km)の情報として記録される。同様に、走行時間は、0〜500(hr:時間)の情報として記録され、外気温は5〜10度の情報として記録され、容量は60〜80リットルの情報として、重量は60〜80kgの情報として記録される。コントローラ103は、車両Aの走行履歴情報等を記録した後に、新たに走行履歴情報等を記録した場合には、データベース102に上書きすることで、情報を更新する。
また、コントローラ103は、車両Aから走行履歴情報及びバッテリ情報を送信された際に、同じ車両Aから充電情報を送信されている場合には、充電情報についても、走行履歴情報及びバッテリ情報と同様に、バッテリ情報の各情報を種類に応じて分類した上で、車両毎に、データベース102記録する。データベース102における、バッテリ情報の記録の形態は、車両10のメモリ13と同様であり、図2と同様の記録の形態である。
通信器101が車両Aから複数の充電情報を受信した場合には、コントローラ103は、充電情報を、充電開始時刻の順でデータベース102に記録する。そして、記録された充電情報の履歴が、図2の表のように表される。他の車両の充電情報についても、コントローラ103は、充電情報の履歴を記録する。
コントローラ103は、車両A以外の他の車両10、20、30についても、同様に、走行履歴情報、バッテリ情報、及び充電情報を区分けした上で、データベース102に記録する。
コントローラ103は、車両10からバッテリ14の充電時間を推定する旨の信号を受信した場合には、データベース102から、車両10の走行履歴情報及びバッテリ情報と対応した走行履歴情報及びバッテリ情報をもつ他車両20、30を特定する。そして、コントローラ103は、データベース102から、特定された他車両の充電情報に含まれる充電時間を用いて、車両10のバッテリ14の充電時間を推定する。また、コントローラ103は、推定した充電時間の情報を、車両10に送信する。
次に、図1〜図4を用いて、車両10側のコントローラと、センタ100側のコントローラの各制御について説明する。なお、車両側の制御として、車両10のコントローラ15の制御を以下に説明するが、他の車両20、30のコントローラ25、34についても、同様の制御を行うため説明を省略する。
まず、車両側の制御について説明する。パワースイッチ12の状態がオフからオンに切り替わり、通信部11及びコントローラ15が起動される。車両側のシステムの起動後に、コントローラ15は、メモリ13の記録情報にアクセスして、メモリ13に記録されている走行履歴情報、バッテリ情報、及び充電情報を、通信器11を制御して、センタ100に送信する。また、パワースイッチ12の状態がオンからオフに切り替わると、コントローラ15はシステムを停止する前に、走行履歴情報、バッテリ情報、及び充電情報をセンタ100に送信する。
このように通信器11は、コントローラ15の制御に基づき、メインスイッチ12のオン及びオフの切り替えのタイミングに合わせて、走行履歴情報、バッテリ情報、及び充電情報を、センタ20に送信する。これによって、本例は、車両10の使用時に合わせて漏れなくデータをセンタ100側にアップできる。なお、走行履歴情報等の情報の送信は、メインスイッチ12のオンからオフへの切り替え、及び、オフからオンへの切り替えのうち、いずれか一方の切り替えのタイミングと合わせればよい。
コントローラ15は、外部充電装置200を用いてバッテリ14の充電を開始する際には、通信器11を制御して、メモリ14に記録されているバッテリ情報及び走行履歴情報をセンタ100に送信しつつ、センタ100から充電時間の情報を取得する旨の信号を送信する。
また、コントローラ15は、バッテリ14の充電を開始する際に、充電情報もセンタ100に送信する。このとき送信される充電情報は、充電開始時にコントローラ15により設定された目標値に基づく充電量、充電開始時のバッテリ温度、充電中に予想される温度変化量を含む。充電量は、現在の電池容量と目標値と差に相当する。充電開始時のバッテリ温度は、センサの検出値に相当する。温度変化量は、充電場所の環境(天候、外気温、充電の時間帯)に応じて、予め予想される変化量である。
上記のように、バッテリ14の性質によって、バッテリ14の劣化が進んだ場合、又は、バッテリ14の温度変化が大きい場合には、演算上の充電時間と実際の充電時間との間の乖離が大きくなる。例えば、バッテリ14の充電中、バッテリ14の環境温度が高温から低温に変化した場合は、実際の充電時間が、充電開始時に演算した充電時間よりも長くなる。そのため、バッテリが劣化した場合、又は、バッテリの温度変化が大きい場合には、車両10(自車両)のバッテリ14の情報のみでは、充電時間を高い精度で推定することが困難であり、ユーザは正確な充電時間を把握できないという問題もある。
そのため、本例では、自車両のバッテリ14の情報のみとせず、他の車両のバッテリ25、35の情報等を用いて、センタ100側で統計処理により、充電時間を推定している。以下、センタ100側の制御について、説明する。なお、以下の説明において、車両10を自車両として、車両10以外の車両20、30を他車両とする。
センタ100は、自車両(車両10)から、充電時間の情報を取得したい旨の信号を通信部201により受信した場合には、自車両の走行履歴情報及びバッテリ情報と対応した走行履歴情報及びバッテリ情報をもつ他車両を、データベース102の記録データから特定する。
走行履歴情報及びバッテリ情報が対応するか否かは、自車両側の情報と、他車両側の情報との合致する程度(一致度)によって判定される。本例では、各情報の対応関係を示す指標として、走行履歴情報に含まれる項目の一致する数で規定している。例えば、自車両の走行履歴情報に含まれる3項目(走行距離、走行時間、走行場所)のうち、2項目以上の情報が、他車両の走行履歴情報の区分に入る、又は、他車両の情報と一致する場合に、自車両の走行履歴情報と他車両の走行履歴情報が対応している、とする。
バッテリ情報についても、同様に、例えば、自車両のバッテリ情報に含まれる6項目(外気温、容量、重量、種類、バッテリ位置、バッテリ温調)のうち、4項目以上の情報が、他車両の走行履歴情報の区分に入る、又は、他車両の情報と一致する場合に、自車両のバッテリ情報と他車両のバッテリ情報が対応している、とする。そして、バッテリ情報の対応がとれており、かつ、走行履歴情報の対応がとれている場合に、自車両のバッテリ情報と走行履歴情報を含む情報が、他車両のバッテリ情報と走行履歴情報を含む情報と対応している、とする。
例えば、他車両の走行履歴情報及びバッテリ情報が、図3の(a)に示すような情報であった、とする。また自車両の走行履歴情報及びバッテリ情報が、図3の(b)に示すような情報であった、とする。
図3に示すような場合は、自車両の走行履歴情報のうち走行距離及び走行時間が、他車両Bの走行距離及び走行時間とそれぞれ対応する。また、自車両のバッテリ情報のうち、外気温、容量、種類、及びバッテリ位置が、他車両Bの自車両の外気温、容量、種類、及びバッテリ位置と対応する。
自車両の走行履歴情報のうち走行時間及び走行場所が、他車両Dの走行時間及び走行場所と対応する。また、自車両のバッテリ情報のうち、外気温、容量、重量、及び種類が、他車両Dの自車両の外気温、容量、重量、及び種類と対応する。
他車両B及び他車両Dは、走行履歴情報の2項目で合致し、バッテリ情報の4項目で合致する。一方、他車両A、C、Eは、走行履歴情報の2項目以上で合致せず、バッテリ情報の4項目以上で合致しない。
すなわち、コントローラ103は、受信した自車両のバッテリ情報及び走行履歴情報と、他車両のバッテリ情報及び走行履歴情報とを比較することで、各情報の対応関係を把握し、他車両B、Dを、自車両と対応した車両として特定する。
次に、コントローラ103は、特定された他車両B、Dの充電情報のうち、自車両のバッテリ14の充電状態の情報と対応する情報を特定する。コントローラ103は、充電時間以外の情報を示す充電状態の情報(バッテリ14の容量維持率、バッテリ温度、及び温度変化量の情報)から、自車両の充電情報と、他車両との充電情報との対応関係を判定している。この対応関係の判定は、自車両のバッテリ14の充電環境と近いデータを選択するために行っている。
充電環境の近さは、充電による充電量の変化量、バッテリ温度、及び充電中の温度変化量で規定される。コントローラ103は、自車両の充電情報に含まれる充電量と、他車両B、Dの充電情報に含まれる充電量とを比較する。このとき、自車両の充電情報は、通信部101で受信された情報であり、他車両の充電情報はデータベース102に記録されているデータである。
そして、コントローラ103は、自車両の充電量に対して所定の範囲に含まれる、他車両の充電量を、対応する充電量として特定する。所定の範囲は、予め決まっている範囲である。また、コントローラ103は、データベース102に記録されているデータ数が多いほど、当該所定の範囲を狭めてもよい。データ数が多い場合には、近い充電量のデータ数も多くなるため、所定の範囲を狭めることで、演算の処理精度が高まる。コントローラ103は、バッテリ温度及び温度変化量についても、充電量と同様に、自車両の情報と他車両の情報との間で比較し、対応するバッテリ温度及び対応する温度変化量を特定する。
コントローラ103は、充電量、バッテリ温度及び温度変化量について、全ての項目で対応する場合に、特定された車両の充電情報と、自車両の充電状態とが対応していると判定する。例えば、図2の例では、充電開始時刻(8月1日14時05分、及び、8月5日 10時10分)の充電情報について、自車両の充電状態と対応する場合には、図2に示す充電情報のうち、上から1行目の情報及び上か3行目の情報が、対応する充電情報となる。
コントローラ103は、特定された他車両の充電情報のうち、自車両の充電状態の情報との対応関係を判定した後に、対応する他車両の充電情報の中から、充電時間の情報を選択する。そして、この選択された充電時間の情報が、充電時間の推定に用いられる情報となる。
ここまでの制御処理のフローを、図4を用いて説明する。図4は、センタ100側の制御フローのうち、データベース102の記録データから、充電時間の推定に用いられるデータの選択までの制御フローを示している。なお、図4に示すTは演算充電時間を示し、Tは実充電時間を示す。また、B1〜B6は、他車両Bに関するデータであることを示している。同様に、D1〜D6は、他車両Dに関するデータであることを示している。1〜6の数字はデータの順番を示す。
まず、ステップS1にて、コントローラ103は、受信した自車両のバッテリ情報及び走行履歴情報と他車両のバッテリ情報及び走行履歴情報とを比較することで、対応する他車両を選択する。上記の一例では、他車両A〜Eの中から、他車両B及び他車両Dが特定される。
ステップS2にて、コントローラ103は、他車両B、Dのバッテリ情報と、自車両のバッテリ情報とを比較することで、自車両のバッテリ14の充電状態と対応する、他車両B、Dのバッテリ情報を特定する。図4の他車両B、Dのデータベース102のデータのうち、実線の四角で囲った部分が、特定されたバッテリ情報に相当する。そして、ステップS3にて、コントローラ103は、特定されたバッテリ情報のうち、充電時間の情報を選択する。
すなわち、図4を参照し、他車両Bのバッテリ情報に含まれる充電時間のデータを、T(B1)、T(B1)、T(B2)、T(B2)、T(B3)、T(B3)、T(B4)、T(B4)、T(B5)、T(B5)、T(B6)、T(B6)とした場合には、T(B1)、T(B1)及びT(B5)、T(B5)がコントローラ103により選択される。
また、図4を参照し、他車両Dのバッテリ情報に含まれる充電時間のデータを、T(D1)、T(D1)、T(D2)、T(D2)、T(D3)、T(D3)、T(D4)、T(D4)、T(D5)、T(D5)、T(D6)、T(D6)とした場合には、T(D2)、T(D2)、T(D3)、T(D3)、及びT(D6)、T(D6)がコントローラ103により選択される。
次に、コントローラ103は、選択された他車両B、Dの演算充電時間から、充電時間の平均値である平均演算充電時間(TL(ave))を算出する。平均充電時間は、例えば、式(1)に示すように、相加平均処理を用いて演算される。
Figure 2015070709
なお、式(1)はn個のデータを平均化する場合の一般式である。
図4の例では、平均演算充電時間(TL(ave))は、以下の式(2)で演算される。
Figure 2015070709
またコントローラ103は、選択された他車両B、Dの実充電時間から、充電時間の平均値である平均実充電時間(TR(ave))を算出する。平均充電時間は、例えば、式(3)に示すように、相加平均処理を用いて演算される。
Figure 2015070709
なお、式(3)はn個のデータを平均化する場合の一般式である。
図4の例では、平均実充電時間(TR(ave))は、以下の式(4)で演算される。
Figure 2015070709
また、コントローラ103は、上記のように演算した2種類の平均時間のうち、どちらの時間を、推定充電時間とするか選択するために、以下に説明するように、実充電時間と演算充電時間との乖離度(D)を演算している。コントローラ103は、平均実充電時間(TR(ave))と平均実充電時間(TR(ave))とを用いて、式(5)により、乖離度(D)を演算する。
Figure 2015070709
ただし、乖離度Dは%で示され、式(5)中のTはTR(ave)に相当し、TはTL(ave)に相当する。
すなわち、乖離度は、車両側のコントローラ15で演算された充電時間が、実際にかかった充電時間に対して、どの程度、離れているかを示す指標である。言い換えると、乖離度は、データベース102に記録されている演算充電時間の信頼度(精度)に相当する。
そして、コントローラ103は、演算した乖離度と、所定の閾値とを比較する。所定の閾値は予め設定された値であって、平均実充電時間(TR(ave))と平均推定充電時間(TL(ave))とのいずれの時間を、推定充電時間とするか判定するための閾値である。
演算した乖離度が所定の閾値以上である場合には、演算充電時間と実充電時間との乖離が大きく、演算充電時間の精度が低いことになる。そのため、このような場合には、コントローラ103は、平均実充電時間(TR(ave))を、推定充電時間として、推定する。
一方、演算した乖離度が所定の閾値未満である場合には、演算充電時間と実充電時間との乖離が小さく、演算充電時間の精度が高いことになる。そのため、このような場合には、コントローラ103は、平均演算充電時間(TL(ave))を、推定充電時間として、推定する。
そして、コントローラ103は、推定した充電時間の情報を自車両に送信する。自車両である車両10は、推定充電時間の情報を受信することで、充電の開始直後に、充電終了までに要する時間を推定できる。また、車両側では情報の送受信のみで、充電時間を推定できるため、推定のための処理時間も短縮できる。
上記のように、本例は、通信器101で受信した複数の他車両の情報を、車両毎に、走行履歴情報、前記バッテリ情報、前記充電情報の各情報で分類した上でデータベース102に記録し、記録された情報から、自車両の走行履歴情報及びバッテリ情報と対応した、走行履歴情報及びバッテリ情報をもつ他車両を特定する。そして、本例は、データベース102に記録された情報のうち、特定された他車両の充電情報に含まれる充電時間を用いて、自車両のバッテリの充電時間を、推定充電時間として推定し、当該推定充電時間の情報を、通信器101により自車両に送信する。これにより、本例は、複数の他車両からの情報を収集し、収集したデータに基づき統計解析することで、自車両の充電時間を高精度に推定できる。また、本例は、データを収集する際には、自車両のバッテリ等の状態と近いデータを、他車両のデータから抽出しているため、自車両の充電時間を高精度に推定できる。
また本例は、特定された他車両の充電情報のうち、自車両の充電情報に含まれる充電状態と対応した充電情報を、対応充電情報として特定し、当該対応充電情報に含まれる充電時間を用いて、推定充電時間を推定する。これにより、自車両のバッテリ14を充電する際に、バッテリ14の状態と近いデータを特定しているため、自車両の充電時間を高精度に推定できる。
また本例は、充電時間の平均値である平均充電時間を、推定充電時間として推定する。これにより、自車両の充電時間を高精度に推定できる。
また本例は、実充電時間と演算充電時間との乖離度を演算し、演算された乖離度に応じて、実充電時間又は演算充電時間を選択充電時間として選択し、選択充電時間を用いて、推定充電時間を推定する。これにより、演算充電時間の精度に応じて、推定充電時間を選択しているため、自車両の充電時間を高精度に推定できる。
また本例において、車両側の通信器11は、メインスイッチ12のオン及びオフの切り替えのタイミングに合わせて、走行履歴情報、バッテリ情報、及び充電情報を通信器11に送信する。これにより、車両10の使用時に合わせて漏れなくデータをセンタ100側にアップできる。
また本例において、車両側の通信器11は、コントローラ15の制御によりバッテリ14の充電を行う場合、走行履歴情報及びバッテリ情報を通信器101に送信し、かつ、通信器101から推定充電時間の情報を受信する。これにより、車両側において、充電の開始直後に、充電終了までに要する時間を推定できる。また、車両側では情報の送受信のみで、充電時間を推定できるため、推定のための処理時間も短縮できる。
なお、本例では、他車両の充電時間の情報を特定する際に、自車両の充電情報を用いたが、例えば、センタ100側で推定される充電時間を、所定の充電量あたりの充電時間とした充電時間の単位として推定する場合には、センサ200の推定において、自車両の充電情報を用いなくてもよい。
上記のデータベース102が本発明の「記録手段」に相当し、車両側のコントローラ10が本発明の「充電コントローラ」に相当する。
10、20、30…車両
11、21、31…通信器
12、22、32…パワースイッチ
13、23、33…メモリ
14、24、34…バッテリ
15、25、35…コントローラ
100…センタ
101…通信器
102…データベース
103…コントローラ

Claims (6)

  1. 複数の車両と通信を行う通信器と、
    情報を記録する記録手段と、
    前記通信器及び前記記録手段を制御するコントローラとを備えた充電時間推定システムにおいて、
    前記通信器は、
    前記車両の走行の履歴を示す走行履歴情報、前記車両に設けられたバッテリの諸元と前記車両における前記バッテリの設置環境の少なくともいずれか一方を示すバッテリ情報、及び、前記バッテリの充電状態と前記バッテリの充電時間とを示す充電情報を、複数の第1車両から受信し、
    前記走行履歴情報及び前記バッテリ情報を第2車両から受信し、
    前記コントローラは、
    前記通信器で受信した前記複数の前記第1車両の情報を、前記車両毎に、前記走行履歴情報、前記バッテリ情報、及び前記充電情報の各情報で分類した上で前記記録手段に記録し、
    前記記録手段に記録された情報から、前記第2車両の前記走行履歴情報及び前記バッテリ情報と対応した前記走行履歴情報及び前記バッテリ情報をもつ前記第1車両を特定し、
    前記記録手段に記録された情報のうち、特定された前記第1車両の前記充電情報に含まれる前記充電時間を用いて、前記第2車両のバッテリの充電時間を、推定充電時間として推定し、
    前記推定充電時間の情報を、前記通信器により前記第2車両に送信する
    ことを特徴とする充電時間推定システム。
  2. 請求項1記載の充電時間推定システムにおいて、
    前記通信器は前記充電情報を前記第2車両から受信し、
    前記コントローラは、
    特定された前記第1車両の前記充電情報のうち、前記第2車両の前記充電情報に含まれる前記充電状態と対応した充電情報を、対応充電情報として特定し、
    前記対応充電情報に含まれる前記充電時間を用いて、前記推定充電時間を推定する
    ことを特徴とする充電時間推定システム。
  3. 請求項1又は2記載の充電時間推定システムにおいて、
    前記コントローラは、
    前記充電時間の平均値である平均充電時間を、前記推定充電時間として推定する
    ことを特徴とする充電時間推定システム。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の充電時間推定システムにおいて、
    前記充電時間は、
    前記バッテリの実際の充電時間を示す実充電時間と、車両側コントローラによる充電時間の演算処理によって求められた演算充電時間とを含み、
    前記コントローラは、
    前記特定された前記第1車両の前記充電時間に含まれる前記実充電時間と前記演算充電時間との乖離度を演算し、
    演算された前記乖離度に応じて、前記実充電時間又は前記演算充電時間の何れか一方を選択充電時間として選択し、
    前記選択充電時間を用いて、前記推定充電時間を推定する
    ことを特徴とする充電時間推定システム。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の充電時間推定システムにおいて、
    前記第1車両に設けられた前記車両のメインスイッチと、
    前記第1車両に設けられ、前記通信器と通信を行う車両側通信器とをさらに備え、
    前記車両側通信器は、
    前記メインスイッチのオン及びオフの切り替えのタイミングに合わせて、前記走行履歴情報、前記バッテリ情報、及び前記充電情報を前記通信器に送信する
    ことを特徴とする充電時間推定システム。
  6. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の充電時間推定システムにおいて、
    前記第2車両に設けられ、前記第2車両の前記バッテリの充電を制御する充電コントローラと、
    前記第2車両に設けられ、前記通信器と通信を行う車両側通信器とをさらに備え、
    前記車両側通信器は、
    前記充電コントローラの制御により前記バッテリの充電を行う場合に、前記走行履歴情報及び前記バッテリ情報を前記通信器に送信し、かつ、前記通信器から前記推定充電時間の情報を受信する
    ことを特徴とする充電時間推定システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2022138095A1 (ja) * 2020-12-25 2022-06-30 株式会社日立製作所 状態予測システム、状態予測方法、及びプログラム

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