JP2015065996A - 義肢および義手 - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザーが容易に使いこなせることができる義肢を提供する。【解決手段】義手1は、ユーザーMに装着される本体部2と、本体部2に対して回転可能に連結された先端部3と、先端部3を回転駆動する回転駆動部4と、を備える。また、義手1は、ユーザーMの肢体のうち予め設定された特定部位の回転角度を検知する検知部6と、検知部6の検知に基づいて回転駆動部4の作動を制御する制御部7と、を備える。制御部7は、ユーザーMの肢体が回転すると、検知部6が検知した回転角度に基づいて算出される駆動角度で回転駆動部4を作動させることにより先端部3を本体部2に対して回転駆動する。【選択図】図1

Description

本明細書に開示の技術は、事故等によって失われた手や足の機能を補うために装着される義肢(例えば、義手、義足等)に関する。
従来から身体の一部を失った人が使用する義肢が知られている。義肢としては、腕の一部を失った人が使用する義手や、脚の一部を失った人が使用する義足がある。例えば特許文献1には腕に装着する義手が開示されている。義手としては、筋肉が活動するときに発生する活動電位を利用する筋電義手が知られている。筋電義手では、腕の一部を失った人(ユーザー)が腕の残存部分の筋肉を収縮させ、その収縮時の活動電位を利用して対象物を把持したり放したりする。
特開2012−250048号公報
しかしながら、筋電義手のように筋肉の活動電位を利用してアクチュエータを駆動する義肢では、ユーザーが残存部分の筋肉の収縮活動を調整しなければならず、筋収縮の調整が難しいので上手く使いこなせないという問題があった。
例えば、義手により対象物を把持する場合、まず、手首の角度を調整して義手と対象物との角度を調整し、次いで、指を駆動して対象物を把持する必要がある。これらの一連の行為を従来の筋電義手により行おうとすると、まず、残存筋肉の一部を収縮させて手首を駆動し、次いで、残存筋肉の他の一部を収縮させて指を駆動しなければならない。このため、残存筋肉を適切に収縮させることが難しく、対象物を上手く把持することができないという問題があった。
そこで本明細書は、ユーザーが容易に使いこなせることができる義肢を提供することを目的とする。
本明細書に開示する義肢は、ユーザーに装着される本体部と、本体部に対して回転可能に連結された先端部と、先端部を回転駆動する回転駆動部と、を備えている。また、義肢は、ユーザーの肢体のうち予め設定された特定部位の回転角度を検知する検知部と、検知部の検知に基づいて回転駆動部の作動を制御する制御部と、を備えている。制御部は、ユーザーの肢体のうち特定部位が回転すると、検知部が検知した回転角度に基づいて算出される駆動角度で回転駆動部を作動させることにより先端部を本体部に対して回転駆動する。
このような構成によれば、ユーザーが肢体の特定部位を動かすと、その動きに応じて算出される駆動角度により先端部が回転駆動される。これにより、先端部の角度をユーザーの肢体の特定部位の動きに応じて調整することができる。したがって、ユーザーの姿勢と先端部の角度が調和するので、ユーザーが義肢を容易に使いこなすことができる。
また、上記の義肢において、検知部は、複数の自由度において肢体の特定部位の回転角度を検知することができる。また、制御部は、それぞれの自由度における回転角度に対して重みづけをし、重みづけされた回転角度に基づいて算出される角度基準値と、係数とに基づいて算出される駆動角度で回転駆動部を作動させると共に、角度基準値と閾値との比較に基づいて係数を修正することができる。
あるいは、上記の義肢において、制御部は、検知部で検知した回転角度および係数に基づいて算出される駆動角度で回転駆動部を作動させると共に、検知部で検知した回転角度に基づいて算出される角度基準値が予め設定された閾値の範囲内にない場合は、ユーザーの肢体の特定部位の回転角度に基づいて算出される角度基準値が閾値の範囲内となるように係数を修正することができる。
また、上記の各義肢は、ユーザーの腕に装着される義手として用いることができる。この場合、先端部は、対象物を把持可能な把持部を備えることができる。また、検知部は、義手が装着される腕側の肩の3自由度における回転角度および肘の1自由度における回転角度を検知することができる。
実施形態に係る義手をユーザーに装着した状態を示す図である。 実施形態に係る義手の側面図である。 実施形態に係る義手の要部を拡大して示す側面図である。 実施形態に係る義手の要部を拡大して示す断面図である。 実施形態に係る義手の構成要素のブロック図である。 実施形態に係る義手を装着したユーザーが対象物を把持しようとする状態を示す図である(1)。 実施形態に係る義手を装着したユーザーが対象物を把持しようとする状態を示す図である(2)。
以下、実施形態について添付図面を参照して説明する。実施形態に係る義肢は、ユーザーMの腕に装着される義手である。ユーザーMは、例えば交通事故等により腕の一部を失った人である。図1および図2に示すように、義手1(義肢の一例)は、ユーザーMの腕に装着される本体部2と、本体部2に対して回転可能に連結された先端部3と、先端部3を回転駆動する回転駆動部4とを備えている。また、義手1は、ユーザーMの肢体のうち予め設定された特定部位(肩および肘)の回転角度を検知する検知部6(肩検知センサ61および肘検知センサ62)と、検知部6の検知に基づいて回転駆動部4の作動を制御する制御部7とを備えている。
本体部2は、例えばシリコン樹脂から形成されており、ユーザーMの腕と同様の形状に形成されている。本体部2は、装着バンド21によってユーザーMの腕に固定されている。装着バンド21は、ユーザーMの胴部に巻かれ、本体部2を支持している。
先端部3は、連結部32および把持部5を備えている。連結部32は後述の回転駆動部4の回転軸44に固定されている。回転軸44が回転することにより先端部3が本体部2に対して回転する。
把持部5は、図3に示すように、固定部54と、固定部54に回転可能に取り付けられた回転部53とを備えている。また、把持部5は、互いに対向する第1指部51および第2指部52を備えている。固定部54は、連結部32に対して所定の角度で傾斜した状態で固定されている。回転部53は、ステッピングモータ(図示せず)に接続されており、ステッピングモータの作動により所定の回転角度で正回転あるいは逆回転する。ステッピングモータは、パルス電力によって一定のステップ角単位で回転するモータであり、回転角度を制御可能な公知のモータである。ステッピングモータの回転は制御部7により制御可能である。第1指部51および第2指部52は回転部53に連結されている。第1指部51は、第1連結部材511を介して回転部53の一方側に連結されている。第2指部52は、第2連結部材512を介して回転部53の他方側に連結されている。ステッピングモータによって回転部53が回転することにより第1指部51と第2指部52が開閉する。把持部5は、第1指部51と第2指部52が開閉することにより、対象物を把持したり放したりすることができる。なお、第1指部51と第2指部52の開閉動作(すなわち、ステッピングモータの駆動)は、ユーザーMによるスイッチ操作(ユーザーMの左手による義手1への入力操作)や、ユーザーMの活動電位(所定の残存筋肉の収縮動作)により行うことができる。なお、ユーザーMの活動電位を利用して第1指部51と第2指部52の開閉動作を行ったとしても、開閉動作のみを制御するだけでよいため、ユーザーMは義手1を容易に使いこなすことができる。
回転駆動部4としては、例えばステッピングモータを用いることができる。本実施形態の回転駆動部4は、図4に示すように、基部41と、基部41に対して回転する回転軸44とを備えている。また、回転駆動部4は、ステータ42と、ステータ42に対して回転するロータ43とを備えている。基部41は本体部2に固定されている。ステータ42およびロータ43は基部41の内部に配置されており、ステータ42は基部41に固定されている。回転軸44は、ロータ43に固定されており、ロータ43の回転により回転する。回転軸44は、1自由度、すなわちc軸回りに回転し、所定の回転角度で正回転あるいは逆回転する。また、回転軸44は先端部3の連結部32に連結されており、回転軸44の回転により先端部3が回転する。このようにして回転駆動部4は先端部3を回転駆動することができる。また、回転駆動部4は、制御部7の制御により回転軸44の回転角度を制御可能である。回転軸44は、制御された所定の回転角度で回転する。
検知部6としては、例えばロータリエンコーダを用いることができる。ロータリエンコーダは、回転量を電気信号に変換して、この電気信号を処理して角度を検知する公知のセンサである。検知部6は、ユーザーMの肢体うち予め設定された特定部位(本実施形態では肩および肘)に配置されている。本実施形態の検知部6は、ユーザーMの肩の回転角度を検知する肩検知センサ61と、ユーザーMの肘の回転角度を検知する肘検知センサ62とを備えており、ユーザーMの肩および肘の回転角度を同時に検知することができる。図1に示すように、肩検知センサ61は、ユーザーMの肩の近傍に配置されている。また、肘検知センサ62は、ユーザーMの肘の近傍に配置されている。検知部6は、肩については、3自由度、すなわちx軸、y軸、z軸回りの回転角度を検知する。また、肘については、1自由度、すなわちv軸回りの回転角度を検知する。x軸、y軸、およびz軸は、それぞれ互いに直交している。v軸は、x軸、y軸、およびz軸から独立した軸である。x軸は、ユーザーMの肩を通り、鉛直方向に延びる軸である。y軸は、ユーザーMの肩を通り、ユーザーMの両肩が並ぶ方向に沿って水平に延びる軸である。z軸は、ユーザーMの肩を通り、x軸およびy軸に直交する軸である。v軸は、ユーザーMの肘を通り、肘の回転方向(屈曲方向)に直交する軸である。検知部6は、所定の検知周期TでユーザーMの肢体(肩および肘)の回転角度を検知する。検知周期Tは、例えば10ミリ秒(ms)〜50ミリ秒(ms)が好ましい。回転角度は、初期の姿勢と検知時点における姿勢とのなす角度である。初期の姿勢は、任意に設定することができる。本実施形態では、初期の姿勢は、ユーザーMが肘を延ばして腕を鉛直下方に下し、自然体で起立した状態としている。すなわち、x軸、y軸、z軸、およびv軸回りの回転角度がそれぞれ0°の状態を初期の姿勢としている。
制御部7は、本体部2の内部に配置されている。制御部7は、CPUおよびメモリ(いずれも図示せず)を備えており、情報の記憶や演算を行うことができる。制御部7は、図5のブロック図に示すように、検知部6の検知に基づいて回転駆動部4および把持部5の作動を制御する。制御部7による制御については以下に詳細に説明する。
次に、義手により対象物を把持する方法について説明する。義手1により対象物Pを把持する場合、制御部7は、ユーザーMの肢体のうち予め設定された特定部位(肩および肘)が回転すると、検知部6が検知した肢体の回転角度に基づいて回転駆動部4の駆動角度を算出し、算出した駆動角度で回転駆動部4を作動させる。これにより先端部3が本体部2に対して回転する。この制御について、以下により詳細に説明してゆく。
まず、義手1を装着したユーザーMが、図6に示すように、初期の姿勢から、対象物Pを把持するために腕を動かす。ユーザーMが腕を動かすと、ユーザーMの肢体(肩および肘)が回転する。肩は3自由度、すなわちx軸、y軸、z軸回りに回転する。また、肘は1自由度、すなわちv軸回りに回転する。このとき、対象物Pの位置に応じて肢体(肩および肘)の回転角度が異なる。例えば、高い位置にある対象物Pを把持する場合は肩および肘の回転角度が大きくなる。また、ユーザーMの近くにある対象物Pを把持する場合は肩および肘の回転角度が小さくなる。
次に、検知部6がユーザーMの肢体の特定部位(肩および肘)の回転角度を検知する。検知部6は、義手1が装着される腕側の肩および肘の回転角度を検知する。例えば、ある時刻tにおいて、x軸、y軸、z軸回りの肩の回転角度がそれぞれx、y、zであり、v軸回りの肘の回転角度がvであるとすると、検知部6がこの回転角度(x、y、z、v)を検知する。このように検知部6は、複数の自由度(肩に関する3自由度および肘に関する1自由度)において、ユーザーMの肢体(肩および肘)の回転角度を検知する。なお、時刻tにおける回転角度は、初期の姿勢と時刻tの姿勢とがなす角度である。また、検知部6は所定の検知周期Tで回転角度を検知している。検知された回転角度の情報は、検知部6から制御部7に送られる。
次に、検知部6が検知した肢体の回転角度(x、y、z、v)に基づいて、制御部7が回転駆動部4の駆動角度を算出する。より詳細には、制御部7はまず、時刻tにおいて検知されたそれぞれの自由度における回転角度(x、y、z、v)に対して重みづけをする。例えば、各自由度の回転角度(x、y、z、v)に対する重みをそれぞれw、w、w、wとし、この重みを回転角度に掛け合わせる。重み(w、w、w、w)の具体的な値は、実験的または解剖学的な知見に基づいて予め設定されている。例えば、被験者に義手1を装着し、被験者が腕を動かす実験を行い、その実験に基づいて適切な重みを決定することができる。例えば、重み(w、w、w、w)=(0.12、0.20、1.0、0.05)とすることができる。
次に制御部7は、重みづけされた回転角度(w・x、w・y、w・z、w・v)に基づいて角度基準値を算出する。具体的には、下記の式(1)に示すように、重みづけされた回転角度(w・x、w・y、w・z、w・v)を全て足し合わせて角度基準値fを算出する。
Figure 2015065996
次に制御部7は、下記の式(2)に示すように、算出した角度基準値fに所定の係数A=αを掛け合わせて駆動角度θを算出する。初期の係数A=αの具体的な値は、実験的または解剖学的な知見に基づいて任意の値が予め設定されている。例えば、初期の係数A=1.0とすることができる。
Figure 2015065996
続いて制御部7は、算出した駆動角度θに基づいて回転駆動部4を作動させる。制御部7が算出した駆動角度θの情報を回転駆動部4に送ると、回転駆動部4の回転軸44が初期の姿勢から駆動角度θで回転する。回転軸44が回転すると、回転軸44に連結された先端部3が回転する。このようにして、回転駆動部4が先端部3を初期の姿勢から駆動角度θで回転駆動する。
また、制御部7は、角度基準値fを算出した後、この角度基準値fが予め設定された所定の閾値を越えている場合は係数Aを修正する。より詳細には、制御部7はまず、算出した角度基準値fと所定の閾値(f、−f)とを比較し、角度基準値fが閾値(f、−f)の範囲内にあるか否かを判断する。そして、角度基準値fが閾値(f、−f)の範囲内にない場合は、所定の修正値αに基づいて係数Aを修正し、修正された係数A=α±αを算出する。具体的には、制御部7は、下記の式(3)に示すように、角度基準値fが上限の閾値f以上である場合は、初期の係数A=αに修正値αを足し合わせて、修正後の係数A=α+αを算出する。一方、制御部7は、下記の式(4)に示すように、角度基準値fが下限の閾値−f以下である場合は、初期の係数A=αから修正値αを引いて、修正後の係数A=α−αを算出する。閾値(f、−f)および修正値αの具体的な値は、実験的または解剖学的な知見に基づいて予め設定されている。例えば、被験者に義手1を装着し、被験者が腕を動かす実験を行い、その実験に基づいて適切な閾値および修正値を決定することができる。例えば、閾値(f、−f)=(0.5、−0.5)とすることができる。また、例えば、修正値α=0.001とすることができる。また、修正後の係数A=α+αまたは係数A=α−αは、次の時刻t+Tにおける駆動角度θt+Tの算出に用いられる。
Figure 2015065996
Figure 2015065996
以上より、時刻tにおける制御が終了したときには、ユーザーMの肢体(肩および肘)が回転角度(x、y、z、v)で回転すると共に、先端部3が駆動角度θで回転した状態になっている。また、駆動角度を算出するための係数Aは、A=α+αまたはA=α−αに修正されている。
次にユーザーMは、先端部3が駆動角度θで回転した状態で把持部5が対象物Pを把持できる場合は、把持部5を駆動して対象物Pを把持する。すなわち、ユーザーMは、スイッチ操作又は所定の残存筋肉を収縮させること等によって、制御部7に第1指部51と第2指部52の開閉動作を指示する。これによって、制御部7はステッピングモータを駆動して第1指部51と第2指部52に開閉動作を行わせ、第1指部51と第2指部52の間に対象物Pを把持する。この際、先端部3が駆動角度θで回転しているため、その分だけユーザーMの腕の姿勢は、ユーザーMにとって修正前の姿勢よりも対象物Pを把持するために快適な姿勢(自然な姿勢)になっている。一方、把持部5が対象物Pを把持できない場合(例えば、把持部5と対象物Pの位置が離れている場合や、第1指部51および第2指部52の角度が対象物Pを把持する角度に調整されていない場合等)には、ユーザーMは、対象物Pを把持できるように自分の腕をさらに動かす。ユーザーMが腕を動かすとユーザーMの肢体(肩および肘)が回転する。これにより、ユーザーMの肢体(肩および肘)は、修正後の新たな回転角度で回転した状態になる。
続いて、上述の時刻tから検知部6の検知周期Tが経過した時刻t+Tにおいも、上述の時刻tの場合と同様の制御が行われる。すなわち、時刻t+Tにおいて、時刻tと同様に、検知部6がユーザーMの肢体(肩および肘)の回転角度(xt+T、yt+T、zt+T、vt+T)を検知する。時刻t+Tにおける回転角度は、時刻tと同様に、初期の姿勢と時刻t+Tの姿勢とがなす角度である。
次に制御部7は、上述の時刻tと同様に、検知部6が検知した肢体の回転角度(xt+T、yt+T、zt+T、vt+T)に対して重みづけをする。また、制御部7は、重みづけされた回転角度(w・xt+T、w・yt+T、w・zt+T、w・vt+T)に基づいて時刻t+Tにおける角度基準値ft+Tを算出する。
また、制御部7は、下記の式(5)に示すように、時刻t+Tにおける角度基準値ft+Tに対して、前の時刻tにおいて修正した係数A=α+αまたはA=α−αを掛け合わせて、時刻t+Tにおける駆動角度θt+Tを算出する。なお、本実施形態では、時刻tにおいて修正した係数A(すなわち、時刻t+Tにおける係数A)がα+αであるとして説明する。
Figure 2015065996
次に制御部7は、時刻tにおける駆動角度θおよび時刻t+Tにおける駆動角度θt+Tに基づいて補正角度θrt+Tを算出する。具体的には、下記の式(6)に示すように、時刻t+Tにおける駆動角度θt+Tから時刻tにおける駆動角度θを引いて、補正角度θrt+Tを算出する。
Figure 2015065996
続いて制御部7は、算出した補正角度θrt+Tに基づいて回転駆動部4を作動させる。すなわち制御部7は、駆動角度が時刻t+Tにおける駆動角度θt+Tになるように、補正角度θrt+Tで回転駆動部4を作動させる。制御部7が算出した補正角度θrt+Tの情報を回転駆動部4に送ると、回転駆動部4の回転軸44が補正角度θrt+Tで回転する。これにより、回転軸44が初期の姿勢から駆動角度θt+Tで回転した状態になる。回転軸44が回転すると、回転軸44に連結された先端部3が回転する。このようにして、回転駆動部4が先端部3を補正角度θrt+Tで回転駆動し、初期の姿勢から駆動角度θt+Tで回転した状態にする。
また、制御部7は、上述の時刻tと同様に、下記の式(7)に示すように、時刻t+Tにおける角度基準値ft+Tが上限の閾値f以上である場合は、時刻t+Tにおける係数A(本実施形態ではA=α+α)に修正値αを足し合わせて、修正後の係数A(本実施形態ではA=α+2α)を算出する。一方、下記の式(8)に示すように、制御部7は、角度基準値ft+Tが下限の閾値−f以下である場合は、時刻t+Tにおける係数A(本実施形態ではA=α+α)から修正値αを引いて、修正後の係数A(本実施形態ではA=α)を算出する。時刻t+Tにおける修正後の係数(本実施形態ではA=α+2αまたはA=α)は、次の時刻t+2Tにおける角度基準値ft+2Tの算出に用いられる。
Figure 2015065996
Figure 2015065996
以上より、時刻t+Tにおける制御が終了したときには、ユーザーMの肢体(肩および肘)が回転角度(xt+T、yt+T、zt+T、vt+T)で回転すると共に、先端部3が初期の姿勢から駆動角度θt+Tで回転した状態になっている。また、角度基準値を算出するための係数Aが修正されている(本実施形態では、係数Aがα+2αまたはA=αに修正されている。)。
また、ユーザーMは、上述の時刻tの場合と同様に把持部5が対象物Pを把持できる場合は、把持部5を駆動して対象物Pを把持する。この際、先端部3が駆動角度θt+Tでさらに回転しているため、その分だけ時刻tと比較してユーザーMの腕の姿勢は、ユーザーMにとって修正前の姿勢よりも対象物Pを把持するために快適な姿勢になっている。一方、把持部5が対象物Pを把持できない場合、ユーザーMは、対象物Pを把持できるように自分の腕をさらに動かす。ユーザーMが腕を動かすとユーザーMの肢体(肩および肘)が回転する。これにより、ユーザーMの肢体(肩および肘)は、修正後の新たな回転角度で回転した状態になる。
続いて、上述の時刻t+Tから検知部6の検知周期Tが経過した時刻t+2Tにおいも上述の時刻tおよび時刻t+Tの場合と同様の制御が行われる。また、その後も同様の制御が連続的に行われる。このようにして、ユーザーMの肢体(肩および肘)の回転角度、すなわち、ユーザーMの腕の姿勢が順次修正されてゆく。それと同時に先端部3の駆動角度θが調整され、また、ユーザーMの腕の姿勢に応じて係数Aが修正されてゆく。したがって、ユーザーMが対象物Pの把持動作を繰り返し実行することで、義手1が対象物Pの把持動作を学習し、係数Aが適切な値に修正されてゆく。これによって、ユーザーMはより自然な姿勢で対象物Pを把持することが可能となる。
続いて、上述の修正が進行してゆき、時刻t+nT(nは自然数)における角度基準値ft+nTが閾値(f、−f)の範囲内に収まった場合には、制御部7は、係数Aを修正しない。より詳細には、角度基準値ft+nTが上限の閾値f以下であり、かつ、下限の閾値−f以上である場合は、制御部7は、係数Aを修正しない。したがって、時刻t+nTと次の時刻t+(n+1)Tでは、駆動角度θt+nTとθt+(n+1)Tを算出するために同じ係数Aを用いることになる。これにより係数Aの修正が収束する。すなわち、腕の動き(詳細には、肩及び肘)の動きに応じた適切な駆動角度θを算出するための係数Aが確定する。上述したように、係数Aの値が収束する状態では、角度基準値ft+nTが閾値(f、−f)の範囲内に収まり、ユーザーMの肢体(肩および肘)の回転角度が適切な範囲内に入っている。すなわち、ユーザーMの腕の姿勢は、ユーザー毎に、ユーザーMの動き(癖)に応じた自然な姿勢となっている。また、係数Aの値が収束しているため、ユーザーMの肢体の動きに応じて先端部3がリニアに駆動され、ユーザーMの意図通りに先端部3が回転することとなる。
上述の説明から明らかなように、ユーザーMの肢体が回転すると、検知部6が検知した回転角度に基づいて制御部7が回転駆動部4の駆動角度を算出し、算出した駆動角度で回転駆動部4が先端部3を回転駆動するので、ユーザーMの動きに合わせて先端部3の角度を調整することができる。これにより、ユーザーMの動きと先端部3の角度が整合するので、ユーザーMが義手1を容易に使いこなすことができる。また、ユーザーMに学習動作を行わせることで係数Aが修正され、ユーザーMの肢体(肩および肘)の動きに対する先端部3の駆動角度が適切な角度となる。このため、本実施形態の義手1は、ユーザー毎に、ユーザーの動きの癖に応じて先端部3が回転駆動されるため、ユーザーMは極めて容易に義手1を使いこなすことができる。
また、上記の構成によれば、複数の自由度における回転角度に重みづけをし、重みづけした回転角度に基づいて角度基準値を算出している。また、角度基準値と係数Aから駆動角度を算出し、算出した駆動角度で回転駆動部4を作動させている。また、角度基準値と閾値を比較して係数Aを修正している。これにより、ユーザーMの動きに対して、複数の自由度における回転角度に基づいて先端部3の駆動角度を算出できる。その結果、先端部3の駆動角度をユーザーMの動きに対して正確に算出できる。また、駆動角度を算出するための係数を修正するので駆動角度をユーザーMの動きに合わせて修正できる。これにより、先端部3の角度を修正でき、ユーザーMの動きに応じて対象物Pに対する先端部3の角度を整合させることができる。したがって、ユーザーMの動きと先端部3の角度が調和するので、ユーザーMが義手1を容易に使いこなすことができる。また、対象物Pに対する先端部3の角度が調和するので、対象物Pを把持部5によって把持するときに容易に把持することができる。
人の上肢では通常、前腕に高い回旋自由度を有することで、上肢は最小の肩関節および肘関節の動きで対象物の把持に最適な位置に手を運ぶことができる。前腕の回旋運動により、対象物を把持するときに上肢をあまり動かさなくてもよく、上肢の駆動エネルギー消費を効率化している。本明細書に開示の技術は、上肢帯近位部の運動を最小化する様に前腕回旋角度が自動調整される。本明細書に開示の技術では、ユーザー毎の体の使い方の違いも反映して,ユーザーが最も楽に対象物を把持できると感じる状況に補正されていくことによりダイナミックな調整となる。ユーザーが対象物を視認しているので、対象物に対する義手の角度が悪いときには、ユーザーは、自分で制御可能な肩関節や肘関節を動かして義手のポジションを変更しようとする。その動きを検知部が感知し,対象物に対する義手の角度を最適化する方向に義手の回転駆動部の回転を補正する。補正が大きすぎるとユーザーは行き過ぎと判断して逆方向に補正を掛けようとする。すると義手はその動きを不要とする方向に補正を掛けようとする。全体としては、ユーザーと義手の角度のズレを最小化する方向へと補正してゆく。このように本明細書に開示の技術では、制御部による制御と、ユーザー自身による調整とを双方向的に繰り返すことにより、対象物に対する義手の角度を適切な状態に近づけると共に、ユーザーの姿勢を楽な状態に近づけることができる。
以上、一実施形態について説明したが、具体的な態様は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記実施形態では、義肢の一例として義手について説明したが、この構成に限定されず、義手の他に例えば義足などであってもよい。また、上記実施形態では、ユーザーMの肩の動きを3自由度で検出すると共に肘の動きを1自由度で検出し、これらの検出値に基づいて義手1の先端部3を回転させたが、ユーザーMの肩の動きのみを検出し、この検出値に基づいて義手1の先端部3を回転させてもよい。すなわち、対象物Pを把持する際に、その動作と関連の大きい部分の動き(例えば、上腕の回転角度)のみに基づいて義手1を駆動してもよい。このような構成によると、検知対象となるユーザーMの回転運動が減るため、義手1の構成を簡易にすることができる。さらには、義肢に行わせたい行動に応じて検知対象となる部位を変更すると共に、その係数を変更するようにしてもよい。このように構成することによって、義肢に行わせたい行動に応じて適切に義肢が駆動され、ユーザーは自然な姿勢で所望の行動を行うことができる。なお、義肢による行動の切換えは、ユーザーがスイッチ等を操作することで切換えるようにすればよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示に過ぎず、特許請求の範囲を限定するものではない。特許請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。本明細書または図面に説明した技術要素は、単独であるいは各種の組合せによって技術的有用性を発揮するものであり、出願時請求項記載の組合せに限定されるものではない。また、本明細書または図面に例示した技術は複数目的を同時に達成し得るものであり、そのうちの一つの目的を達成すること自体で技術的有用性を持つものである。
1;義手
2;本体部
3;先端部
4;回転駆動部
5;把持部
6;検知部
7;制御部
21;装着バンド
32;連結部
41;基部
42;ステータ
43;ロータ
44;回転軸
51;第1指部
52;第2指部
53;回転部
54;固定部
61;肩検知センサ
62;肘検知センサ
511;第1連結部材
512;第2連結部材
M;ユーザー
P;対象物

Claims (4)

  1. ユーザーに装着される本体部と、
    本体部に対して回転可能に連結された先端部と、
    先端部を回転駆動する回転駆動部と、
    ユーザーの肢体のうち予め設定された特定部位の回転角度を検知する検知部と、
    検知部の検知に基づいて回転駆動部の作動を制御する制御部と、を備え、
    制御部は、ユーザーの肢体のうち特定部位が回転すると、検知部が検知した回転角度に基づいて算出される駆動角度で回転駆動部を作動させることにより先端部を本体部に対して回転駆動する、義肢。
  2. 検知部は、複数の自由度において肢体の特定部位の回転角度を検知し、
    制御部は、それぞれの自由度における回転角度に対して重みづけをし、重みづけされた回転角度に基づいて算出される角度基準値と、係数とに基づいて算出される駆動角度で回転駆動部を作動させると共に、角度基準値と閾値との比較に基づいて係数を修正する、請求項1に記載の義肢。
  3. 制御部は、検知部で検知した回転角度および係数に基づいて算出される駆動角度で回転駆動部を作動させると共に、検知部で検知した回転角度に基づいて算出される角度基準値が予め設定された閾値の範囲内にない場合は、ユーザーの肢体の特定部位の回転角度に基づいて算出される角度基準値が閾値の範囲内となるように係数を修正する、請求項1に記載の義肢。
  4. ユーザーの腕に装着される義手として用いられる請求項1〜3のいずれかに記載の義肢であり、
    先端部は、対象物を把持可能な把持部を備え、
    検知部が義手が装着される腕側の肩の3自由度における回転角度および肘の1自由度における回転角度を検知する、義肢。
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