JP2015063337A - 軟包体の結束構造 - Google Patents

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【課題】集積包装用の外袋を用いずに結束ラベルで結束する構成において、内容物取り出し口が店頭等において不用意に開封されることを容易に防止することができる軟包体の結束構造を提供する。【解決手段】第一面に内容物取り出し口を有する軟包体1が所定方向に複数重ね合わせられた軟包集合体と、前記複数の軟包体1同士を結束するための結束ラベル2とを備えた軟包体の結束構造であって、複数の軟包体1はその第一面が隣の軟包体1側を向くようにして重ね合わせられている。【選択図】図1

Description

本発明は、内容物を取り出すための内容物取り出し口を有する複数の軟包体が結束ラベルによって結束された軟包体の結束構造に関する。
従来、被包装物が包装袋によって包装された軟包体を複数個一括して販売する場合、この軟包体を複数重ね合わせてその全体を外袋で更に覆い包むようにした集積包装形態が採用されている。
しかしながら、個別の包装袋とは別に更に集積包装用の外袋も必要になることから過剰包装という感覚を消費者に持たれることもある。そこで、下記特許文献1のように、外袋に代えて、重ね合わせられた複数の軟包体の重ね合わせの方向に対して直交する方向に対向した一対の側面部分にそれぞれ結束ラベルを貼着し、その結束ラベルによって複数の軟包体を結束一体化するという包装形態も提案されている。
一方、例えばウエットティッシュのように薬剤やアルコール等の液体が含浸された液体含浸物を包装袋で密封包装した軟包体においては、包装袋の上面に内容物取り出し口が形成されると共にその内容物取り出し口を覆うように開封ラベルが剥離可能に貼着されたものがある。例えば、ウエットティッシュ包装体では、開封ラベルを包装袋から剥離することで内容物取り出し口が開口し、その内容物取り出し口から内容物であるウエットティッシュを取り出して使用する。
下記特許文献1においても、上面に開封ラベルが貼着されたウエットティッシュ包装体を上下に二つ積み重ねて、その対向する一対の側面部分にそれぞれ矩形の結束ラベルを貼着して結束した構成が開示されている(下記特許文献1の図14)。
しかしながら、集積包装用の外袋を使用せずに結束ラベルのみで結束している構成であるため、上下二つのウエットティッシュ包装体のうち上側のウエットティッシュ包装体における開封ラベルが上を向いて露出した状態にあり、例えば、輸送中や陳列作業中等に開封ラベルが他の部材等に引っかかって剥がれる可能性があり、また、店頭等において悪戯によって開封ラベルが剥がされる可能性もある。同様のことは、開封ラベルが貼着されていない内容物取り出し口の場合にも言えることであって、何れにしても店頭等において内容物取り出し口が不用意に開封されるおそれがある。
特開2012−30874号公報
それゆえに本発明は上記従来の問題点に鑑みてなされ、集積包装用の外袋を用いずに結束ラベルで結束する構成において、内容物取り出し口が店頭等において不用意に開封されることを容易に防止することができる軟包体の結束構造を提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を解決すべくなされたものであって、本発明に係る軟包体の結束構造は、第一面に内容物取り出し口を有する軟包体が所定方向に複数重ね合わせられた軟包集合体と、前記複数の軟包体同士を結束するための結束ラベルとを備えた軟包体の結束構造であって、複数の軟包体はその第一面が隣の軟包体側を向くようにして重ね合わせられていることを特徴とする。
該構成の軟包体の結束構造にあっては、第一面に内容物取り出し口を有する軟包体が所定方向に複数重ね合わせられて軟包集合体を構成しているが、全ての軟包体の第一面は隣の軟包体と重なり合っている。即ち、重ね合わせ方向の両端に位置する軟包体においても、その第一面は外側を向いているのではなく内側を向いた状態にあり、第一面とは反対側の第二面が外側を向いており、該第二面が軟包集合体の重ね合わせ方向の端面となっている。従って、全ての軟包体の内容物取り出し口は隣の軟包体と重なり合っているので外側には露出しない。
特に、結束ラベルは、軟包集合体の全周を構成する四面のうち、少なくとも重ね合わせ方向の一端面と重ね合わせ方向と直交する方向に対向した一対の側面とからなる三面にコの字状に連続して貼着されていることが好ましい。軟包集合体の重ね合わせ方向の一端に位置する軟包体においてもその第一面は内側を向いていて隣の軟包体に重なり合っており、軟包集合体の重ね合わせ方向の一端面は軟包体の第二面により構成されている。仮に、軟包集合体の重ね合わせ方向の一端面が第一面から構成されていてそこに内容物取り出し口が存在している場合において、結束ラベルを重ね合わせ方向の一端面と一対の側面とからなる三面にコの字状に連続して貼着してその結束ラベルによって内容物取り出し口を覆って保護しようとすると、結束ラベルの幅を内容物取り出し口の大きさに合わせて幅広のものとすることが必要で結束ラベルのコストが大幅にアップすることになる。これに対して、本発明においては軟包集合体の重ね合わせ方向の一端面は軟包体の第二面であって内容物取り出し口は存在していないので、結束ラベルを幅広にする必要がなく、コストアップを抑制することができる。しかも、軟包集合体の少なくとも三面に結束ラベルを貼着することにより、軟包集合体の結束状態をしっかりと安定させることができる。
尚、結束ラベルを三面に貼着している場合には、軟包集合体の重ね合わせ方向の一端面上に位置する結束ラベルの部分に、軟包集合体に関する表示部を設けることが好ましい。また、結束ラベルを四面全周に貼着している場合には、軟包集合体の重ね合わせ方向の一端面上に位置する結束ラベルの部分と、軟包集合体の重ね合わせ方向の他端面上に位置する結束ラベルの部分のうち、少なくとも一方の部分に軟包集合体に関する表示部を設けることが好ましい。無論、軟包集合体の側面に位置する結束ラベルの部分に同様の表示部を設けてもよい。
また、軟包体の第一面に内容物取り出し口を覆うように開封ラベルが剥離可能に貼着されている場合には、特に、開封ラベルを隣の軟包体によって容易に保護することができる。
以上のように本発明に係る軟包体の結束構造にあっては、軟包体の内容物取り出し口が隣の軟包体と重なり合っていて外側には露出しておらず、特に、重ね合わせ方向の両端に位置する軟包体においてもその内容物取り出し口が内側に隣接している軟包体と重なり合っていて外側には露出していないので、集積包装用の外袋を使用しない簡易包装であっても、内容物取り出し口の不用意な開封を簡単な構成で防止することができる。
本発明の一実施形態における軟包体の結束構造を示す斜視図。 同軟包体を上面側から見た斜視図。 同軟包体を底面側から見た斜視図。 本発明の他の実施形態における軟包体の結束構造を示す斜視図。
以下、本発明の一実施形態に係る軟包体の結束構造について図1〜図3を参酌しつつ説明する。本実施形態における軟包体の結束構造は、所定方向に重ね合わせられた複数の軟包体1から構成される軟包集合体と、該複数の軟包体1を互いに連結すべく軟包集合体の所定の面に貼着された結束ラベル2とを備えたものである。具体的には、三個の軟包体1が上下に積み重ねられていて結束ラベル2は三個の軟包体1を上下に連結している。尚、図1において結束ラベル2には多数のドットを付して示しており、後述する図4においても同様である。
軟包体1は、各種の被包装物が軟質包装材によって包装されたものであればよく、包装形態や種類、形状等は特には限定されないが、本実施形態ではその一例として、図2及び図3に示すようにウエットティッシュが包装袋によって密封包装されたウエットティッシュ包装体である場合について説明する。
軟包体1の包装形態はピロー包装であるがこれに限らず種々の包装形態であってよい。内容物であるウエットティッシュ(ウエットシート)は略矩形に形成されて多数枚積層されており、従って、ウエットティッシュの積層体は略直方体形状となり、それがピロー包装されて形成された軟包体1もまた略直方体形状となる。従って、軟包体1は略長方形の上面10とそれと対向した底面11と、二対の側面12,13とを有している。本実施形態において上面10が第一面であり、底面11が第二面である。二対の側面12,13のうち、一方は略長方形の上面10及び底面11の長辺側に位置し他方は短辺側に位置する。図1〜図4において矢印αで示す方向が長辺に沿った方向であり、矢印βで示す方向が短辺に沿った方向である。短辺側の両側面13にはそれぞれ横シール部14が形成され、該横シール部14は側方に突出した状態にある。また、底面11には、図1及び図3のように、矢印αで示す長辺の方向に沿って背貼り部15(センターシール部)が全長に亘って形成されている。
軟包体の上面10には内容物を取り出すための内容物取り出し口16が形成され、該内容物取り出し口16を覆うように上面10には開封ラベル17が剥離可能に且つ再貼着可能に貼着されている。内容物取り出し口16は種々の構成であってよく、予め上面の一部を切り欠いて開口している構成であってもよいが、本実施形態においては開封ラベル17を剥離することによって内容物取り出し口16が開口する構成である。具体的には、上面10の略中央部における包装袋に例えば円形状や楕円形状、矩形状、コの字状等の切り込み線が内容物取り出し口16として形成され、開封ラベル17を剥離することによって切り込み線で囲まれた内側領域が開封ラベル17に貼着しつつ包装袋の他の部分から切離して切り込み線の形状に対応した内容物取り出し口16が開口する構成である。開封ラベル17は内容物取り出し口16よりも大きく、従って、開封ラベル17の周縁部は上面10即ち内容物取り出し口16の周囲の部分に剥離可能に貼着されていて、その部分から剥離すると共にその部分に再貼着可能であり、開封ラベル17を再貼着することで内容物取り出し口16を閉じることができる。
尚、開封ラベル17を再貼着することで内容物取り出し口16を再封する構成の他、開封後に内容物取り出し口16を密閉可能な開閉蓋を有する密封部材を上面10に装着する構成であってもよい。この構成では、開封ラベル17を上面10から剥離して開封すると、上述したものと同様に開封ラベル17の剥離動作によって切り込み線で囲まれた内側領域が切離して内容物取り出し口16が開口するのであるが、開封ラベル17を剥離した後の内容物取り出し口16の周囲の部分には開封ラベル17の粘着層が残存する。その残存した粘着層を利用して内容物取り出し口16の周囲の部分に開閉蓋を有する密封部材を取り付けるのである。このような開閉蓋を有する密封部材を開封後に装着する構成では、開閉蓋によって確実に内容物取り出し口16を密閉することができるので、繰り返しの開閉によっても密閉状態を持続することができ、特に、液体としてアルコール等の揮発成分を有する場合において効果が大きい。前者、後者、何れの構成であっても、仮に悪戯によって開封ラベル17が一旦剥離されたり、保管中や輸送中に開封ラベル17が他の部材等に引っかかったりして剥離したとすると、上面10における包装袋の所定部分が他の部分から切離することになるので、商品価値はなくなる。
また、開封ラベル17の剥離方向も任意であるが、軟包体1の長辺方向(矢印αで示す方向)を剥離方向とすることが好ましく、その剥離方向の一端部には開封起点となる摘み部17aを形成しておくことが好ましい。また、開封ラベル17の形状も任意であって内容物の種類や形態等によって適宜設定されてよいが、例えば、剥離方向に沿って長い形状、例えば略長方形状とすることができる。尚、軟包体1の包装袋の長辺方向(矢印αで示す方向)の全長A(両横シール部14間の寸法)に対する、長辺方向の開封ラベル17の全長Bの比率(B/A)は、20%以上であって、好ましくは25%以上、より好ましくは30%以上である。
このような軟包体1が所定方向に縦横整列された状態で重ね合わせられて軟包集合体が構成される。上述したウエットティッシュ包装体のような場合にはその厚さないし高さ(上面10と底面11との間の寸法)が最も小さいことから、上下に重ねていくと安定性がよい。重ね合わせる数も任意であるが、三個〜五個とすることが好ましい。本実施形態では上段の軟包体1a、中段の軟包体1b、下段の軟包体1cと、軟包体1が上下に三個積み重ねられて軟包集合体が構成されている。
通常、軟包体1はその上面10が上を向くようにして重ねられるのであるが、上段の軟包体1aについては上面10が逆に下を向くようにして重ねられている。即ち、下段の軟包体1cはその上面10が上を向いた状態にあり、中段の軟包体1bはその上面10が上を向いた状態としてもよいし、また、逆に下を向いた状態としてもよいが、上段の軟包体1aについては通常とは逆に上面10が下を向いた裏向きの状態で重ねられており、従って、上段の軟包体1aはその底面11が上を向き、上面10が中段の軟包体1bの上面10あるいは底面11と重なり合った状態にある。このように三つの軟包体1の全てにおいて、その上面10は隣の軟包体1と対峙して重なり合った状態にあり、従って、各軟包体1の開封ラベル17もまた隣の軟包体1と対峙した状態にある。
該軟包集合体は、重ね合わせ方向が上下方向であるが、その上下方向の両端面を構成している上面及び底面と二対の側面とを有する略立方体形状である。従って、軟包集合体の上面は上段の軟包体1aの底面11となり、軟包集合体の底面は下段の軟包体1cの底面11となる。また、軟包集合体の二対の側面のうち、一方は三つの軟包体1の長辺側の側面12が上下に並んで構成されたものであり、他方は三つの軟包体1の短辺側の側面13が上下に並んで構成されたものである。
そして、軟包集合体の長辺側の一対の側面と上面の三面に結束ラベル2がコの字状に連続して貼着されている。即ち、結束ラベル2は、一定幅の帯状であって、軟包集合体の長辺側の一方の側面から上面を経由して長辺側の他方の側面まで連続的に貼着されている。
ここで、結束ラベル2は、ラベル基材と該ラベル基材の裏面に積層された粘着剤層とを有する。ラベル基材は、柔軟なシートであればその材質等は特には限定されず、種々の公知のものを用いることができる。ラベル基材としては、例えば、紙、不織布、合成紙、プラスチックフィルム等が挙げられ、単層構造であってもよいし、二層以上の多層構造であってもよい。特に、機械的強度に優れていて柔軟性も併せ持つことから、合成紙若しくはプラスチックフィルムの単層、又は合成紙若しくはプラスチックフィルムを含む積層体が好ましい。合成紙としては、例えば、(株)ユポ・コーポレーションの商品名「ユポ」、東洋紡績(株)の商品名「クリスパー」等を用いることができる。また、プラスチックフィルムとしては、例えばポリエチレンテレフタレートやポリ乳酸などのエステル系樹脂、ポリプロピレン等のオレフィン系樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体等のスチレン系樹脂、環状オレフィン系樹脂、塩化ビニル系樹脂等の熱可塑性樹脂を含む延伸フィルム等を用いることができ、その中でも機械的強度に優れることから、これらの二軸延伸フィルムを用いることが好ましい。ラベル基材の厚さは特に限定されないが、合成紙又はプラスチックフィルムの単層からなる場合、例えば25μm〜120μmであり、好ましくは30μm〜80μmである。
ラベル基材は、透明であってもよいし不透明であってもよい。合成紙は、通常乳白色の不透明であるため、ラベル基材が合成紙を含む場合には不透明なものとなる。また、プラスチックフィルムは、通常透明であるため、白色ベタ印刷や銀色ベタ印刷を透明なプラスチックに施すことによって、不透明なラベル基材とすることができる。また、プラスチックフィルムに金属蒸着膜のような不透明な層を積層することによって不透明のラベル基材としてもよい。
ラベル基材の表面又は裏面には必要に応じて所望の表示部(印刷層)を印刷により形成してもよい。尚、不透明なラベル基材を用いる場合にはその表面に表示部を設けることになる。不透明な結束ラベル2を軟包集合体に貼着すると、軟包体1の包装袋の表示部(デザイン)の一部が結束ラベル2によって隠れて見えなくなる場合がある。従って、不透明なラベル基材の表面に表示部を設ける場合には、隠れて見えなくなる軟包体1の表示部を補うための表示部としてもよい。更に、不透明なラベル基材の表面に表示部を設ける場合、その表示部としては、個々の軟包体1に関する情報ではなく、複数の軟包体1を一つの単位とした軟包集合体に関する内容のもの、例えば、軟包集合体の販売価格等を示すものとすることが好ましい。また、表示部としてバーコードや二次元コード等の光学的読取表示を設けてもよく、光学的読取表示を設ける場合には個々の軟包体1に設けられた光学的読取表示とは異なる内容としておくことが好ましい。
以上のように構成された軟包体の結束構造にあっては、上段の軟包体1aが裏向きとされていて、全ての軟包体1の上面10及び開封ラベル17が隣の軟包体1と重なり合った状態にある。従って、全ての軟包体1の開封ラベル17が外側には露出せず、隣の軟包体1によって確実に保護されることになる。そのため、保管中や輸送中、あるいは、店頭等において開封ラベル17が不用意に剥離されるという虞がなく、外袋のない簡易包装であっても商品価値を損なうことがない。特に、開封ラベル17が剥離されることで包装袋の一部が切離して内容物取り出し口16が開口する構成においては、一旦開封ラベル17が剥離されるとその商品価値がなくなってしまうものであることから、開封ラベル17の剥離を隣の軟包体1によって確実に阻止することができることのメリットは大きい。更に、開封ラベル17の構成が開封後に開閉蓋を有する密封部材を貼着するものである場合、開封ラベル17が少しでも剥離されるとそこから粘着層が露出してその部分の粘着層が使用不能になって開封後において密封部材を確実に貼着することができなくなるので、開封ラベル17の剥離を隣の軟包体1によって確実に阻止することができることのメリットは特に大きい。
また、結束ラベル2を上述したような軟包集合体の三面に貼着すると、軟包集合体の一対の側面に個別に結束ラベル2を貼着する構成に比して、軟包体1をしっかりと結束固定することができる。しかも、上段の軟包体1aが裏向きとされていて軟包集合体の上面には開封ラベル17が存在していないので、結束ラベル2を幅広のものにする必要がなく低コストで済む。即ち、仮に、軟包集合体の上面に開封ラベル17が存在している場合においてそれを露出させないために結束ラベル2で覆ってそれを保護しようとすると、幅広の結束ラベル2が必要となる。上述したように、開封ラベル17の長辺方向の寸法Bは軟包体1の包装袋の長辺方向の寸法Aに対して少なくとも20%以上あって、開封ラベル17の実寸法としても長辺方向の寸法Bは例えば50mm〜150mmと大きい。従って、その開封ラベル17の全体を結束ラベル2で覆う場合には非常に幅広の結束ラベル2が必要になる。特に、開封ラベル17の構成が開封後に開閉蓋を有する密封部材を貼着するものである場合、開封ラベル17が少しでも剥離されるとそこから粘着層が露出してその部分の粘着層が使用不能になって開封後において密封部材を確実に装着することができなくなるので、開封ラベル17の全体を確実に結束ラベル2で覆う必要がある。無論、結束ラベル2の貼着位置の誤差も考慮する必要があることから、開封ラベル17の寸法Bよりも更に幅広の結束ラベル2を使用しなければならない。このように開封ラベル17を結束ラベル2によって覆って保護しようとすれば非常に幅広の開封ラベル17が必要になって、低コストの製造が困難になる。これに対して図1のように上段の軟包体1aを下向き(裏向き)として全ての軟包体における開封ラベル17が露出していない構成とすれば、開封ラベル17を結束ラベル2で保護する必要がないため、結束ラベル2の形状や貼着位置に関しての自由度が高くなり、従って例えば細い結束ラベル2を使用することによって低コストで製造することができるようになる。
尚、上述したように結束ラベル2の形状や貼着位置に関しての自由度が高いことから、例えば、図4のように全長のうち所定箇所に幅広部20を有する異形の結束ラベル2を使用することも可能になる。即ち、結束ラベル2の長手方向略中央部の幅を軟包体1の長辺方向に沿って両側に拡大して全体として略矩形の幅広部20を形成し、その幅広部20が軟包集合体の上面に貼着されるようにすることができる。このように幅広部20を軟包集合体の上面に貼着すると、結束ラベル2に表示部を設ける場合において特に軟包集合体の上面に位置する結束ラベル2の部分における表示面積を拡大することができると共に、上段の軟包体1aの底面11の背貼り部15を結束ラベル2の幅広部20で広く覆うこともでき、軟包集合体のパッケージデザインを向上させることができる。尚、幅広部20の形状は上述したような略矩形に限らず略円形や略楕円形等であってもよく、その個数も複数であってもよく、幅広部20を設ける箇所も軟包集合体の上面に対応した箇所のみならず、軟包集合体の側面に対応した箇所や上面と側面との境界等であってもよい。また、細い結束ラベル2をコの字状に設け、軟包集合体の上面に対応する結束ラベル2上に別途表示用のタックラベルを貼着して幅広部20としてもよい。
尚、上記実施形態では軟包集合体の上面と一対の側面の合計三面に結束ラベル2を貼着したが、軟包集合体の底面と一対の側面に貼着するようにしてもよい。また、軟包集合体の上面と底面も含めた合計四面に結束ラベル2を貼着するようにしてもよい。このように合計四面に結束ラベル2を貼着する場合、結束ラベル2の両端は軟包集合体の上面に位置してもよいし底面に位置してもよく、また、結束ラベル2の両端同士が離間していてもよいし重なり合っていてもよい。更に、軟包集合体の一対の側面にそれぞれ所定形状(例えば略矩形)の結束ラベル2を貼着してもよい。また更に、軟包集合体の一対の側面にそれぞれ上下方向に沿って例えば帯状の結束ラベル2を貼着すると共に、結束ラベル2の上端部と下端部をそれぞれ軟包集合体の上面と底面に所定長さ回り込ませるようにしてもよい。
1 軟包体
1a 上段の軟包体
1b 中段の軟包体
1c 下段の軟包体
2 結束ラベル
10 上面
11 底面
12 長辺側の側面
13 短辺側の側面
14 横シール部
15 背貼り部
16 内容物取り出し口
17 開封ラベル
17a 摘み部
20 幅広部

Claims (3)

  1. 第一面に内容物取り出し口を有する軟包体が所定方向に複数重ね合わせられた軟包集合体と、前記複数の軟包体同士を結束するための結束ラベルとを備えた軟包体の結束構造であって、
    複数の軟包体はその第一面が隣の軟包体側を向くようにして重ね合わせられていることを特徴とする軟包体の結束構造。
  2. 結束ラベルは、軟包集合体の全周を構成する四面のうち、少なくとも重ね合わせ方向の一端面と重ね合わせ方向と直交する方向に対向した一対の側面とからなる三面にコの字状に連続して貼着されている請求項1記載の軟包体の結束構造。
  3. 軟包体の第一面には内容物取り出し口を覆うように開封ラベルが剥離可能に貼着されている請求項1又は2記載の軟包体の結束構造。
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