JP2015060557A - 情報処理システム、情報処理装置、デバイス装置、ソフトウェア設置方法およびコンピュータプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、デバイス装置、ソフトウェア設置方法およびコンピュータプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015060557A
JP2015060557A JP2013195925A JP2013195925A JP2015060557A JP 2015060557 A JP2015060557 A JP 2015060557A JP 2013195925 A JP2013195925 A JP 2013195925A JP 2013195925 A JP2013195925 A JP 2013195925A JP 2015060557 A JP2015060557 A JP 2015060557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
external storage
script
storage device
data
information processing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013195925A
Other languages
English (en)
Inventor
純 中脇
Jun Nakawaki
純 中脇
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2013195925A priority Critical patent/JP2015060557A/ja
Priority to US14/482,298 priority patent/US9519470B2/en
Publication of JP2015060557A publication Critical patent/JP2015060557A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F8/00Arrangements for software engineering
    • G06F8/60Software deployment
    • G06F8/61Installation

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Software Systems (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Stored Programmes (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

【課題】デバイス装置に対するソフトウェア設置を効率良く実行するシステムを提供する。
【解決手段】画像形成装置101が、USBストレージ102を接続された時に、自身に対応するソフトウェア設置に必要なスクリプトとデータがUSBストレージにないことを検知した場合に、自身の識別情報を含むスクリプトとデータの保存指示をUSBストレージに記憶する。コンピュータ103が、USBストレージが接続された時に、USBストレージ102に上記保存指示があることを検知した場合に、保存指示に含まれる画像形成装置の識別情報に対応するスクリプトとデータとを取得してUSBストレージ102に保存する。そして、画像形成装置が、保存工程によって保存された自身に対応するスクリプトとデータとを含むUSBストレージが接続された時に、このUSBストレージに含まれるスクリプトとデータとを用いてソフトウェア設置を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、デバイス装置に対するソフトウェア設置を効率化する技術に関する。
画像形成装置を新規に導入するに当たり、事前に画像形成装置の使用環境に応じた初期設置作業を行う必要がある。初期設置作業には、印刷物の仕上げ処理を行うフィニッシャーなどハードウェアオプションの取り付けや、画像形成装置の制御プログラムの設定作業、拡張機能のライセンスの有効化作業、拡張プログラムのインストールなどの作業がある。拡張プログラムとして、画像形成装置にアドインし、画像形成装置の機能をベンダーが拡張できるシステムが提案されている。この種のシステムとして、例えば、MEAP(登録商標)などがある。
画像形成装置の制御プログラムのインストールや設定作業のことを、以下ではソフトウェア設置と記述する。すなわち、ソフトウェア設置とは、対象となるデバイス装置に対して、ソフトウェアおよびソフトウェアに対応する設定値を設置することである。ソフトウェア設置は、デバイス装置に対する、設定情報や拡張プログラムのインストールを含む。特許文献1は、プリントサーバから印刷装置へと転送されてくる印刷ジョブを遂行するには印刷装置の機能が不足している場合に、その旨をプリントサーバから印刷装置に通知するプリントシステムを開示している。
特開2010−250436号公報
可搬の外部記憶媒体に初期設置作業の実行手順や制御プログラム、拡張プログラムを含んだ設置指示情報を保存し、初期設置作業の対象となるデバイス装置に挿入することで、設置指示情報に従って、初期設置作業を自動的に行う方法が提案されている。この方法(ソフトウェア設置方法)によれば、設置指示情報を作成、管理する情報処理装置によって、設置指示順序や設置指示に必要な設定値情報、拡張プログラム、ライセンス情報を指定することができる。また、情報処理装置は、初期設置作業の対象となる設置指示情報を外部記憶媒体に保存することができる。そして、外部記憶装置を介してソフトウェア設置の実行指示をデバイス装置に対して行うことができる。
しかし、特許文献1が開示するプリントシステムでは、プリントサーバが、画像処理装置の機能の不足により処理を実行できないことを、ネットワークを通じてデバイス装置に通知するのみである。したがって、このプリントシステムでは、外部記憶装置を介して処理の実行指示をデバイス装置に対して行うことはできない。
また、作業者が、複数の機種、案件のデバイス装置のソフトウェア設置を連続して実施することを想定する。さらに、初期設置作業場所では、ネットワークに接続することができないことが考えられる。
このような環境下で、ある特定のデバイス装置に対してソフトウェア設置を実施しようとする際、そのデバイス装置のためのソフトウェア設置に必要なデータ(スクリプト,バイナリデータ)を外部記憶装置に保存し忘れたものとする。この場合には、その外部記憶装置をデバイス装置に挿入しても、デバイス装置は、ソフトウェア設置を実行できない。したがって、作業者は、対象のデバイス装置の識別情報(ID)を確認した上で情報処理装置の配置された場所に戻る必要がある。そして、作業者は、情報処理装置のUIを利用して、対象のデバイス装置のソフトウェア設置に用いるデータを検索して外部記憶媒体に保存する、という煩雑な操作を行わなければならない。その結果、デバイス装置に対するソフトウェア設置を効率良く実行することができない。
本発明は、上述した課題の少なくとも一つを解決するためになされたものである。本発明は、デバイス装置に対するソフトウェア設置を効率良く実行するシステムの提供を目的とする。
本発明の一実施形態のシステムは、外部記憶装置を接続することが可能な情報処理装置とデバイス装置とを備えるシステムである。前記デバイス装置は、前記外部記憶装置が接続された時に、自身に対応するソフトウェア設置に必要なスクリプトとデータとが前記外部記憶装置にないことを検知した場合に、自身の識別情報を含む前記スクリプトとデータの保存指示を前記外部記憶装置に記憶する保存指示記憶手段と、自身に対応するスクリプトとデータとを含む外部記憶装置が接続された時に、当該外部記憶装置に含まれるスクリプトとデータとを用いてソフトウェア設置を実行する設置手段とを備える。前記情報処理装置は、外部記憶装置が接続された時に、前記外部記憶装置にソフトウェア設置に必要なスクリプトとデータの保存指示があるかを判断する判断手段と、前記外部記憶装置にソフトウェア設置に必要なスクリプトとデータの保存指示があると判断された場合に、前記保存指示に含まれるデバイス装置の識別情報に対応するスクリプトとデータとを取得して、外部記憶装置に保存する保存手段とを備える。
本発明のシステムによれば、デバイス装置に対するソフトウェア設置を効率良く実行することができる。
本実施形態のシステム構成例を示す図である。 画像形成装置の構成例を示す図である。 クライアントコンピュータの構成例を示す図である。 画像形成装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。 メインメニュー画面の一例を示す図である。 初期設置作業サポートプログラムの機能構成の例構成を示す図である。 管理システムの機能構成の例を示す図である。 設置指示情報の保存指示情報出力処理を説明するフローチャートである。 スクリプトを示す図である。 設置指示情報の保存指示情報の例である。 実行指示画面の一例を示す図である。 実行中画面の一例を示す図である。 設置指示情報出力処理の例を説明するフローチャートである。 設置指示情報DBの例である。 管理システムが表示するメインの画面である。 設置指示情報出力処理を実行中のUIである。 設置指示情報出力処理を説明するフローチャートである。 設置指示情報出力処理を説明するフローチャートである。 警告画面の例である。 初期設置作業サポートプログラムが使用するUSBストレージ内のフォルダ及びファイル構成の一例を示す図である。
(実施例1)
図1は、本実施形態のシステム構成例を示す図である。
図1に示す情報処理システムは、ソフトウェア設置を含む初期設置作業を実行する。
情報処理システムは、画像形成装置101、USBストレージ102、クライアントコンピュータ103を備える。画像形成装置101は、スキャナ、プリンタ、ファクシミリ、ファイル送信機能等の複数の機能を有する複合機である。また、画像形成装置101は、外部記憶装置であるUSBストレージ102を接続するインタフェースを有している。USBストレージ102を接続するインタフェースの種別は問わないが、本実施例ではUSB(Universal Serial Bus)インタフェースを用いることとする。USBインタフェースにUSBストレージ102を接続することで、画像形成装置101は、USBストレージ102に対してデータの読み書きを行うことができる。
USBストレージ102は、ホストとなる機器から容易に取り外せる外部記憶装置であれば種別を問わないが、本実施例では、USBストレージ102として、USBマスストレージクラスを実装するUSBストレージを用いる。
クライアントコンピュータ103は、パーソナルコンピュータであり、USBストレージ102を接続するためのインタフェースを有している。USBストレージ102を接続するインタフェースの種別は問わないが、本実施例では、USBインタフェースを用いる。USBインタフェースにUSBストレージ102を接続することで、クライアントコンピュータ103は、USBストレージ102に対してデータの読み書きを行うことができる。
図2は、画像形成装置の構成例を示す図である。
画像形成装置101は、制御部210、操作部219、プリンタ220、スキャナ221を備える。USBストレージ204は、データを格納するための外部記憶装置であり、画像形成装置101に対して着脱可能である。USBストレージ204は、USBホストI/F(Interface)222を介して制御部210に接続される。
制御部210は、画像形成装置101全体の動作を制御する。制御部210は、CPU211乃至ネットワークI/F(Interface)218を備える。CPUは、Central Processing Unitの略称である。
CPU211は、ROM(Read Only Memory)212に記憶された制御プログラムを読み出して、読取制御や送信制御などの各種制御を行う。RAM(Random Access Memory)213は、CPU211の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。
HDD214は、画像データや各種プログラム、或いは各種情報テーブルを記憶する。操作部I/F215は、操作部219と制御部210とを接続する。操作部219は、タッチパネル機能を有する液晶表示部やキーボードなどを備える。
プリンタI/F216は、プリンタ220と制御部210とを接続する。プリンタ220で印刷すべき画像データは、プリンタI/F216を介して制御部210から転送され、プリンタ220において記録媒体上に印刷される。
スキャナI/F217は、スキャナ221と制御部210とを接続する。スキャナ221は、原稿上の画像を読み取って画像データを生成し、スキャナI/F217を介して制御部210に入力する。
ネットワークI/F218は、制御部210(画像形成装置101)をネットワーク(例えばLAN)に接続する。ネットワークI/F218は、LAN上の外部装置に画像データや情報を送信したり、LAN上の外部装置から各種情報を受信したりする。
USBホストI/F222は、USBストレージ102と通信するインタフェース部である。USBホストI/F222は、HDD214に格納されているデータをUSBストレージ102に出力する。また、USBホストI/F222は、USBストレージ102に格納されているデータを入力し、CPU211にデータを渡す。USBストレージ102は、データを格納する外部記憶装置であり、USBホストI/F222に対して着脱可能である。USBホストI/F222には、USBストレージ102を含む複数のUSBデバイスが接続可能である。
図3は、クライアントコンピュータの構成例を示す図である。クライアントコンピュータ103は、制御部316、マウス322、キーボード323、ディスプレイ325を備える。
コンピュータ制御部316は、クライアントコンピュータ103全体の動作を制御する。制御部316は、CPU317乃至ネットワークI/F326を備える。CPU317は、ROM318に記憶された制御プログラムを読み出して各種制御処理を実行する。RAM319は、CPU311の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。HDD320は、画像データや各種プログラム、或いは後述する各種情報テーブルを記憶する。
操作I/F321は、クライアントコンピュータ103で実行されるプログラムへの制御操作を入力するユーザインタフェース端末を接続するI/Fである。この例では、ユーザインタフェース端末は、マウス322やキーボード323であるが、ユーザインタフェース端末としてマウス322やキーボード323以外の入力端末を用いることができる。
ディスプレイI/Fは、クライアントコンピュータ103で実行されるプログラムのUIを表示するディスプレイ端末を接続するI/Fである。この例では、ディスプレイ端末は、ディスプレイ325であるが、ディスプレイ端末としてディスプレイ325以外の装置を用いることができる。
ネットワークI/F326は、制御部316をネットワーク(LAN)に接続する。ネットワークI/F326は、LANを介して、他の装置との間で各種情報を送受信する。USBホストI/F327は、USBストレージ102と通信するインタフェース部である。USBホストI/F327は、HDD320に格納されているデータをUSBストレージ102に出力する。また、USBホストI/F327は、USBストレージ102に格納されているデータを入力し、CPU317にデータを渡す。USBストレージ102は、データを格納する外部記憶装置であり、USBホストI/F327に対して着脱可能である。USBホストI/F327には、USBストレージ102を含む複数のUSBデバイスを接続可能である。
図4は、ソフトウェア設置を実行するための、画像形成装置のソフトウェア構成の一例を示す図である。
OS400上には、プリンタやFAX、スキャナなどの元々備わっている制御用プログラムであるネイティブプログラム401、拡張プログラム実行プラットフォームである拡張プログラム実行プラットフォーム402が動作している。更に、ネイティブプログラム401上には、ファームウェア更新サービス403、オプション有効化サービス404、設定管理サービス405が動作している。また、拡張プログラム実行プラットフォーム402上には、拡張プログラムシステムサービス406と拡張プログラム407が動作している。
ファームウェア更新サービス403は、ファームウェアを更新するための各種機能を提供するサービスである。例えば、ファームウェア更新サービス403は、ユーザから指定されたファームウェアを参照し、指定されたファームウェアの更新が必要か否かを判断する。また、ファームウェア更新サービス403は、ネイティブプログラム401に対し、またはネイティブプログラム301を介して、ファームウェアを更新する。
オプション有効化サービス404は、ネイティブプログラム401に予め組み込まれているオプション機能を、有効化するためのサービスである。オプション有効化サービス404は、ユーザから指定されたオプションライセンスファイルにより特定されるオプション機能を識別し、有効化する。
設定管理サービス405は、プリンタやスキャナなどの各種設定情報を管理するためのサービスである。設定管理サービス404は、例えば、ユーザから1つまたは複数の設定、または複数の設定情報を含むファイルを指定されると、ネイティブプログラム401の設定情報を書き換える。なお、設定管理サービス405は、ユーザインタフェース(以下、UI)を持っており、ユーザは、画像形成装置101の操作部219を介して設定変更の指示ができる。
拡張プログラムシステムサービス406は、拡張プログラムに共通に有用なユーティリティライブラリである。拡張プログラムシステムサービス406は、システムから提供される。拡張プログラム406から拡張プログラムシステムサービス406の機能を呼び出すことにより、拡張プログラムを開発する手間を省くことができる。
拡張プログラム407は、拡張プログラム実行プラットフォーム402または拡張プログラムシステムサービス406を介してのみ、他の拡張プログラム407やRAM213など画像形成装置101の各モジュールへアクセスすることができる。また、UIを持つ拡張プログラム407は、画像形成装置101の操作部219に表示されるメインメニュー画面(図5)にアイコンを表示することができる。このアイコンをユーザが選択したことを、操作部219を通じて操作部I/F215が検知すると、操作部I/F215はその旨をCPU211に送信する。その旨を受け取ったCPU211はユーザに選択された拡張プログラムのUIを操作部219に表示する。
なお、図4に示す構成は、基本的な部分のみ記載したものであり、実施環境によっては他のサービス等が含まれていても良い。また、設定を制限するなどの理由によって不要となるサービスについては、画像形成装置101が備えないようにしてもよい。
図5は、画像形成装置の操作部に表示されるメインメニュー画面の一例を示す図である。
メインメニュー画面500は、プログラムアイコン表示エリア501、標準プログラムアイコン502、拡張プログラムアイコン503を有する。
プログラムアイコン表示エリア501は、画像形成装置101で現在操作可能なプログラムのアイコンを表示するエリアである。標準プログラムアイコン502は、画像形成装置101の制御プログラムが持つ機能を操作するためのUIを表示させるためのアイコンである。拡張プログラムアイコン503は、画像形成装置101の拡張プログラムを操作するためのUIを表示させるためのアイコンである。
以下に、画像形成装置101の初期設置作業について説明する。画像形成装置101の初期設置作業を行うにあたり、作業者は設置作業対象の画像形成装置101に拡張プログラムをインストールする。そして、USBストレージ102を接続する。
拡張プログラムが、設置指示情報の保存指示情報をUSBストレージ102に書き込む(後述する設置指示情報の保存指示情報出力処理)。設置指示情報の保存指示は、設置指示情報をUSBストレージ102に保存することを指示(要求)する情報である。設置指示情報は、初期設置作業を自動実施するための作業手順を示す指示書であるスクリプトを含む。この例では、設置指示情報は、ソフトウェア設置の作業手順を示すスクリプトを含む。
次に、作業者が、USBストレージ102を画像形成装置101から抜き取り、クライアントコンピュータ103に接続する。クライアントコンピュータ103で動作する管理システム700(図7)が、USBストレージ102に格納された保存指示情報を検知する。管理システム700は、該当する画像形成装置の設置指示情報をUSBストレージ102に書き込む(後述する設置指示情報出力処理)。
作業者が、USBストレージ102をクライアントコンピュータ103から抜き取り、再び画像形成装置101に接続する。そして、画像形成装置101の拡張プログラムが、USBストレージ102に書き込まれている設置指示情報を検知し、設置指示情報に含まれるスクリプトに記載されている設置作業を自動的に実行する。
後述する設置指示情報の保存指示情報出力処理は、拡張プログラムの一つである初期設置作業サポートプログラムが行う。初期設置作業サポートプログラムは、画像形成装置が生産現場から出荷される段階でインストールされていることが望ましいが、初期設置作業現場でインストールされるようにしてもよい。また、後述する設置指示情報出力処理は、クライアントコンピュータで動作するプログラムが行う。
図6は、初期設置作業サポートプログラムの機能構成の例構成を示す図である。初期設置作業サポートプログラム600は、画像形成装置101上で動作する。CPU211が、初期設置作業サポートプログラム600を実行することにより、図8に示すフローチャートの各処理が実行される。
初期設置作業サポートプログラム600は、UI制御部601、ストレージ管理部602、処理実行部603、スクリプト解析部604を備える。
UI制御部601は、初期設置作業サポートプログラムを操作するためのUIを、操作部219を通じて作業者に提供し、作業者の操作を受け付ける。ストレージ管理部602は、USBストレージ102のデータの読み書きを行う。また、ストレージ管理部602は、USBストレージ102の挿抜を検知する。
処理実行部603は、UI制御部601及びストレージ管理部602の指示に従い、各種処理を行う。スクリプト解析部604は、USBストレージ102に格納されている設置作業指示情報に含まれるスクリプトを解析し、処理実行部603が実行すべき処理、順序を決定する。
図7は、クライアントコンピュータ103が備える管理システムの機能構成の例を示す図である。管理システム700は、設置指示情報を管理し、図13、図17、図18に示す、クライアントコンピュータ103にUSBストレージ102が挿入された際の処理を実行する。管理システム700の機能は、CPU317がHDD320内のプログラムをRAM319に格納して実行することで実現される。
なお、本実施例では、クライアントコンピュータ103上でプログラムが実行されることを想定するが、その限りではない。ネットワーク上にあるサーバやサービスが、ネットワークI/F326を介してプログラムを実行してもよい。
管理システム700は、UI制御部701、設置指示情報管理部702、設置指示情報データベース703、ストレージ管理部704、処理実行部705、スクリプト生成部706を備える。
UI制御部701は、管理システム700を操作するためのUIを、ディスプレイ325を通じて作業者に提供し、マウス322やキーボード323を通じて作業者の操作を受け付ける。
設置指示情報管理部702は、UI制御部701および処理実行部705の指示に従い、設置指示情報の読み出しや書き込みを管理し、設置指示情報データベース703に設置指示情報を保持する。設置指示情報データベース703は、SQLデータベースを想定するが、その限りではない。クライアントコンピュータ103が、設置指示情報をファイルシステムに構造化ファイルの形式で保持するようにしてもよい。また、本実施例では、設置指示情報は、クライアントコンピュータ103のHDD320に保存されることを想定するが、その限りではない、ネットワーク上にあるサーバやサービスが、ネットワークI/F326を介して設置指示情報を管理するようにしてもよい。
ストレージ管理部704は、USBストレージ102のデータの読み書きを行う。また、ストレージ管理部704は、USBストレージ102の挿抜を検知する。処理実行部705は、UI制御部701およびストレージ管理部704の指示に従い、各種処理を行う。
スクリプト生成部706は、処理実行部705の指示に従って、初期設置作業サポートプログラム600が解析可能なスクリプトを生成し、生成したスクリプトを含む設置指示情報を出力する。
図20は、初期設置作業サポートプログラムが使用するUSBストレージ内のフォルダ及びファイル構成の一例を示す図である。
ルートフォルダ1900の中には、Firmwareフォルダ1901、EmbeddedFuncフォルダ1903、Appフォルダ1905、DevConfigフォルダ1908、Logフォルダ1910、Script.xmlファイル1912が存在する。
Firmwareフォルダ1901は、画像形成装置101に対して更新したいファームウェアを格納するフォルダである。Firmwareフォルダ1901の中には、ファームウェア群をzip形式でアーカイブしたFirmware_v1.0.1.zipファイル1902が存在する。
EmbeddedFuncフォルダ1903は、画像形成装置101にプリインストールされている機能をアクティベートするためのライセンスファイルを格納するフォルダである。EmbeddedFuncフォルダ1903の中には、ライセンスファイルEmbeddedFunc−License.lic1904が存在する。
Appフォルダ1905は、初期設置作業にて画像形成装置101に対してインストールすべき拡張プログラム、及び拡張プログラムのインストールに必要なライセンスファイルを格納するフォルダである。Appフォルダ1905の中には、拡張プログラムApplication001.jar1906、及びライセンスファイルApp001−License.lic1907が存在する。
DevConfigフォルダ1908は、リファレンス画像形成装置にて事前に設定、及びエクスポートした設定情報を格納するフォルダである。DevConfigフォルダ1908の中には、zip形式でアーカイブしたファイルdeviceConfigurationFile.zip1909が存在する。
Logフォルダ1910は、初期設置作業サポートプログラムが実行した結果のファイル(以降、ログ)を格納するためのフォルダである。Logフォルダ1910の中には、Log.txt1911が存在する。
初期設置作業サポートプログラムを実行する前は、Logフォルダ1910、及びLog.txt1911は存在しない。これらのフォルダ及びファイルは、初期設置作業サポートプログラムを実行中または実行後に、初期設置作業サポートプログラムが、一度所定のフォルダなど作成し、それをコピーすることによって作成される。
Script.xml912は、初期設置作業を自動的に処理するための作業手順を示すスクリプトである。スクリプトの詳細については、図9を参照して後述する。本スクリプトは初期設置作業手順を定義するファイルである。画像形成装置101が、Script.xml912の存在の有無によって初期設置作業サポートプログラムの実行可否を決定してもよい。つまり、Script.xml912が存在すること自体を、使用中のUSBストレージ102が初期設置作業サポートプログラム用のUSBストレージであることを示す識別子としてもよい。図20に示す構成は一例であり、これに限らず任意のフォルダ構成としてよい。
図9は、本実施例で用いられるスクリプトを示す図である。
スクリプト900は、初期設置作業サポートプログラム600のストレージ管理部602で読み込まれ、処理実行部603を介しスクリプト解析部604によって解析される。スクリプト解析部604によってスクリプト900が解析されると、処理実行部603が、解析結果に基づいて、スクリプト900に記載された初期設置作業を実行する。
図9に示すスクリプト900は、XML(Extensible Markup Language)で記載されており、画像形成装置識別部901と処理記載部902とを有する。なお、図9ではXMLによりスクリプトを表現しているが、スクリプトの表現形式は、XMLに限定されず、シェルスクリプトなどで書かれていてもよい。
画像形成装置識別部901には、初期設置作業の対象である画像形成装置101を識別するための情報が記載されている。画像形成装置識別部901は、画像形成装置101の識別情報(識別子)である<deviceId>と、本スクリプトの内容を任意の文字列で示す<comment>とを有する。<comment>は、本スクリプトの内容説明だけでなく、<deviceId>だけで識別不可能な場合の識別子として利用してもよい。例えば、1つの画像形成装置101に対し複数の設定を用意する必要がある場合に識別子として利用可能である。
処理記載部902には、初期設置作業を実施するために必要な処理群が記載される。図9では、処理記載部902は、ファームウェア更新処理903、拡張プログラムインストール処理904、拡張プログラム開始処理905を有する。また、処理記載部902は、システム組み込みオプションプログラムアクティベート処理906、設定情報インポート処理907を有する。各初期設置作業の処理を示すタグの中には、Order属性が含まれており、この例ではOrderの値に応じて初期設置作業の順番が決定する。なお、処理の順番を特に指定しない場合は、Orderの値を同じにすることもできる。
Orderの値が同じ場合は、処理実行部603は、処理記載部902に書かれている順番で実行しても良いし、スクリプト解析部604が読み取った順番で実行してもよい。また、処理実行部603が、各処理で使用するデータの容量に基づいて、実行順序を判断してもよい。
ファームウェア更新処理903は、ファームウェア更新サービス303を介してファームウェアを更新する処理である。ファームウェア更新処理903は、<updateFirmwareCommand>タグを記載することで処理を定義し、<relativeDirPath>タグと<FirmwareName>によって、使用するファイルを指定している。<relativeDirPath>タグには、ルートフォルダ1900から更新したいファームウェアまでの相対パスが記載されている。<FirmwareName>タグには、更新したいファームウェアが指定されている。この例では、Zip形式でアーカイブされたファームウェアが指定されている。
拡張プログラムインストール処理904は、<installApplicationCommand>タグの記載により処理を定義している。<relativeDirPath>タグ、及び<AppFileName>タグによって、インストールする拡張プログラムが指定されている。
<relativeDirPath>タグには、ルートフォルダ1900からインストール対象の拡張プログラムの実体までの相対パスが記載されている。<AppFileName>タグには、インストール対象の拡張プログラムの実体が指定されている。図9においてはJarファイル形式の拡張プログラムが指定されている。なお、拡張プログラムの形式はJarファイル形式に限定されない。
また、インストール対象の拡張プログラムに対するライセンスは、<licenseRelativeDirPath>タグ、及び<licenseFileName>タグにより指定されている。<licenseRelativeDirPath>タグには、ルートフォルダ1900から拡張プログラムのライセンスファイルまでの相対パスが記載されている。<licenseFileName>タグには、拡張プログラムのライセンスの実体が指定されている。図9においては.licファイル形式のライセンスファイルが指定されており、ライセンスのファイル形式についてはこれに限定されない。
拡張プログラム開始処理905は、<startApplicationCommand>タグの記載により処理を定義しており、<appId>タグにより開始対象の拡張プログラムを指定している。<appId>タグには、開始対象の拡張プログラムを唯一に識別するIDが指定されている。
組み込みオプションプログラムアクティベート処理906は、<activateEmbeddedFunctionCommand>タグの記載によって処理を定義している。そして、<relativeDirPath>タグ、及び<licenseFileName>タグによりアクティベートする組み込みオプションプログラムを指定している。
<relativeDirPath>タグには、ルートフォルダ1900からアクティベートする組み込みオプションプログラムのライセンスファイルまでの相対パスが記載されている。<licenseFileName>タグには、組み込みオプションプログラムを有効化するためのライセンスの実体が指定されている。図9においてはlic形式のライセンスファイルが指定されており、ライセンスのファイル形式についてはこれに限定されない。なお、画像形成装置101にプリインストールされた組み込みオプションプログラムが存在しない場合、また、有効化しない場合には、この初期設置作業処理の記載は不要である。
設定情報インポート処理907は、<importDeviceConfigCommand>タグの記載により処理を定義している。<relativeDirPath>タグ、及び<configFileName>タグによって、インポートする設定情報ファイルが指定されている。
<relativeDirPath>タグには、ルートフォルダ1900からインポート対象の設定情報ファイルまでの相対パスが記載されている。<configFileName>タグには、インポート対象の設定情報ファイルが指定されている。本図では、Zip形式にアーカイブされた設定情報ファイルが指定されている。なお、設定情報ファイルの形式はZipファイル形式に限定されない。
スクリプトの初期設置作業の処理は、図9のスクリプト900に記載された処理に限定されない。例えば、スクリプト900に、画像形成装置101の再起動処理などを加えてもよい。また必要に応じて処理の重複、増減があってもよい。
図8は、設置指示情報の保存指示情報出力処理を説明するフローチャートである。設置指示情報の保存指示情報出力処理は、初期設置作業サポートプログラム600がUSBストレージ102の挿入を検知した後に実行する。
ストレージ管理部602が、画像形成装置101にUSBストレージが挿入(接続)されたことを検知する。ストレージ管理部602が、画像形成装置101のIDを取得する(ステップS801)。このIDは、画像形成装置の個体識別子や型番など、設置作業をすべき画像形成装置を特定する情報である。
次に、ストレージ管理部602が、USBストレージ102に保存されている設置指示情報のスクリプトファイルを検索し、実行すべき設置指示情報を特定する(ステップS802)。ストレージ管理部602は、スクリプトファイルの拡張子による検索を行う。
ストレージ管理部602は、さらに、ステップS801で取得したIDに基づいて、実行すべき設置指示情報を検索する。画像形成装置101のIDがスクリプトファイルに記載されている場合、ストレージ管理部602は、このスクリプトファイルを含む設置指示情報を、実行すべき設置指示情報であると判断する。画像形成装置101のIDがスクリプトファイルに記載されていない場合、ストレージ管理部602は、このスクリプトファイルを含む設置指示情報を、実行すべき設置指示情報でないと判断する。
前述した図9に示すスクリプトファイル900には、適用すべき画像形成装置のID901が記載されている。したがって、ストレージ管理部602は、ID901に、自身すなわち画像形成装置101のIDが記載されているかによって、スクリプトファイル900が、実行すべき指示情報情報であるかを判断する。
図8に戻って、ストレージ管理部602が、実行すべき設置指示情報が見つかったかどうかを判断する(ステップS803)。実行すべき設置指示情報が見つかった場合は、処理がステップS804に進む。実行すべき設置指示情報が見つからなかった場合は、処理がステップS806に進む。
ステップS804において、UI制御部601が、ステップS802の判断処理で見つかった設置指示情報とこの設置指示情報に含まれるスクリプトファイルを実行指示画面に表示し、作業者に通知する。
図11は、実行指示画面の一例を示す図である。
実行指示画面1100には、実行される設置指示情報の内容が表示されている。作業者が、設置指示情報の内容を確認し、実行ボタン1101を押下すると、処理が図8のステップS805に進む。
ステップS805において、処理実行部603が、ステップS802の判断処理で見つかった設置指示情報に含まれるスクリプトファイルにおける、コマンド実行順序902の記述に従い、各種コマンドを実行することで、初期設置作業を行う。コマンドは、初期設置作業として実行しなければならないソフトウェアのインストール・更新・設定作業を実行可能にする。コマンドの実行によって、例えば、画像形成装置101のネイティブプログラム401を含むファームウェアの更新や、拡張プログラム406のインストール、開始がされる。ステップS805においては、さらに、UI制御部601が、図12に示す実行中画面1200を表示する。実行中画面1200は、初期設置作業を実行中であることを通知する画面である。
ステップS806において、ストレージ管理部602が、USBストレージ102に設置指示情報の保存指示情報を書き込む。
図10は、設置指示情報の保存指示情報の例である。保存指示情報1000には、図8のステップ801で取得された、初期設置作業の実行対象となる画像形成装置のIDと、保存指示情報を作成した日時等が記載されている。
図13は、設置指示情報出力処理の例を説明するフローチャートである。クライアントコンピュータ103が備える管理システム700が、USBストレージ102の挿入を検知した後、設置指示情報出力処理を実行する。図15は、管理システム700が表示するメインの画面(UI)である。また、図16は、設置指示情報出力処理を実行中のUIである。
管理システム700が、クライアントコンピュータ103へUSBストレージ102が挿入されたことを検知すると、管理システム700は、USBストレージ102に保存されている保存指示情報1000を検索する(ステップS1301)。
次に、管理システム700が、USBストレージ102に保存指示情報1000が保存されているかを判断する(ステップS1302)。USBストレージ102に保存指示情報1000が保存されていない場合は、処理を終了する。USBストレージ102に保存指示情報1000が保存されている場合は、処理がステップS1303に進む。
ステップS1303において、管理システム700が、ステップS1301で見つかった保存指示情報のリストをRAM319に保持する。以降、管理システム700が、ステップS1304からステップS1309までを、保存指示情報のリストに保持している数分、繰り返し実行する。すなわち、管理システム700が、保存指示情報のリストからn番目の保存指示情報を取得する(ステップS1304)。続いて、管理システム700が、保存指示情報に記載されている画像形成装置のIDをキーに、設置指示情報DB703から設置指示情報を検索する(ステップS1305)。管理システム700が、外部記憶装置から設置指示情報を検索するようにしてもよい。
図14は、設置指示情報DBの例である。設置指示情報DB703に保持されている設置指示情報は、画像形成装置のID、ファームウェア、拡張プログラム406のファイル、設定ファイル、有効化する機能ライセンスなどを含む。
図13に戻って、管理システム700が、設置指示情報が見つかったかを判断する(ステップS1306)。設置指示情報が見つからなかった場合は、処理がステップS1307に進む。設置指示情報が見つかった場合は、処理がステップS1308に進む。
ステップS1307において、管理システム700が、設置指示情報不足リストに、上記ステップS1305で検索キーにした画像形成装置のIDを追加する。そして、nをインクリメントして、処理がステップS1304に戻る。設置指示情報不足リストは、初期設置作業が必要な画像形成装置の設置指示情報が不足することを示す情報のリストである。なお、ステップS1307において、管理システム700が、さらに、警告を表示するようにしてもよい。
ステップS1308において、管理システム700が、USBストレージ102へのコピー対象リストに、n番目の保存指示情報に含まれる画像形成装置のIDすなわちステップS1305で検索キーにしたIDを追加する。コピー対象リストは、USBストレージにコピーする設置指示情報のリストである。
次に、ステップS1309では、管理システム700が、保存指示情報リストの最後まで処理したかを判断する(ステップS1309)。処理していない保存指示情報がある場合は、処理がステップS1304に進む。保存指示情報リストの最後まで処理した場合は、処理がステップS1310に進む。
ステップS1310において、管理システム700が、コピー対象リストに含まれる保存指示情報内の画像形成装置のIDに紐づく設置指示情報をUSBストレージ102にコピーする。このとき、管理システム700は、設置指示情報DB703に、USBストレージ102に設置指示情報をコピーした履歴(保存履歴)を記憶させておく。例えば、管理システム700は、設置指示情報にコピー済みのフラグを立てたり、コピーした日付や設置指示情報に対応する画像形成装置のIDを保存したりしておく。
設置指示情報DB703内に、設置指示情報の保存履歴がある場合に、管理システム700が、ステップS1310をスキップしてもよい。つまり、管理システム700は、保存履歴を参照して、保存指示情報に含まれるIDに対応する設置指示情報が既にUSBストレージ102に保存済みである(設置作業済み)と判断した場合には、当該設置指示情報をUSBストレージ102に保存しない。これにより、設置作業済みの設置指示情報をUSBストレージに書き込むことを防止することができる。なお、管理システム700は、設置作業済みであると判断した場合に、設置指示情報をUSBストレージ102に保存するかの確認を促す画面を表示し、画面上での操作にしたがって、設置指示情報を保存するか否かを決定してもよい。
次に、管理システム700が、ステップS1307で作成された設置指示情報不足リストに画像形成装置のIDがあるか判断する(ステップS1311)。設置指示情報不足リストに画像形成装置のIDがある場合は、処理がステップS1312に進む。設置指示情報不足リストに画像形成装置のIDがない場合は、処理を終了する。
ステップS1312において、管理システム700が、保存指示情報に対応する設置指示情報が存在しないことをユーザに通知して(ステップS1312)、処理を終了する。
初期設置作業現場では、作業者の作業計画を管理することがある。この作業計画では、いつどの画像形成装置を設置作業するか、その作業にどれくらいの時間を要するかなどが管理される。管理システム700が、上記作業計画を参照して、例えばまだ設置作業すべきではない画像形成装置である旨を作業差に通知してもよい。また、管理システム700が、設置指示情報の新規作成をユーザに促す通知をするようにしてもよい。
実施例1によれば、作業者はUSBストレージ102を画像形成装置に挿入した後、設置指示情報管理システムに挿入するだけで、初期設置に必要な情報をUSBストレージ102に格納することができるようになる。
(実施例2)
実施例2の情報処理システムは、作業者の利便性を向上させるため、設置指示情報のデータサイズに基づいて、USBストレージへの設置指示情報のコピー処理を制御する。これにより、USBストレージに多くの保存指示情報が書き込まれ、該当する設置指示情報のうちの一部をUSBストレージに格納することができない場合でも、作業者は迷うことなく、初期設置作業を実施することができる。
図17および図18は、実施例2における設置指示情報出力処理を説明するフローチャートである。図17のステップS1701乃至S1703は、図13のステップS1301乃至S1303と同様である。
実施例2では、管理システム700が、ステップS1703で作成した保存指示情報リストをソートする(ステップS1713)。管理システム700は、例えば、各保存指示情報1000に記載されている日付情報をソートのキーとして利用する。管理システム700が、日付情報をキーとして利用し、順にソートすることにより、保存指示情報をUSBストレージ102に格納した日時が最も早い画像形成装置に対応する設置指示情報をUSBストレージ102に優先的に書き込むことができる。
また、初期設置作業の対象となる画像形成装置は、導入先顧客の設置場所が予め決められている場合がある。その場合は、設置場所をキーに保存指示情報リストをソートしてもよい。設置場所をキーにすることで、導入する設置場所単位に優先度を決めることができる。また、初期設置作業現場では、作業者の作業計画を管理するシステムがある。そのシステムでは、いつどの画像形成装置を設置作業するか、その作業にどれくらいの時間を要するかなどの、管理している。したがって、管理システム700が、ソートのキーとして、これらのシステムの情報を利用し、優先順位を決定してもよい。
ステップS1704乃至S1707は、図13のステップS1304乃至S1307と同様である。実施例2では、管理システム700が、設置指示情報のデータサイズを計算し、全設置指示情報データサイズに加算し(ステップS1714)、処理が図18のステップS1715に進む。設置指示情報のデータサイズは、設置指示情報を構成するスクリプトファイルのデータサイズ、ファームウェアのデータサイズ、拡張プログラムのデータサイズなど、画像形成装置で自動的に初期設置を行うためのすべてのデータのサイズを含む。全設置指示情報データサイズは、ステップS1705の検索で見つかった、全ての設置指示情報のデータサイズの合計である。
管理システム700が、全設置指示情報データサイズがUSBストレージ102の空き容量以下であるかを判断する(ステップS1715)。全設置指示情報データサイズがUSBストレージ102の空き容量を超えた場合、コピー可能な容量を超えているので、処理がステップS1710に進む。全設置指示情報データサイズがUSBストレージ102の空き容量以下である場合は、処理がステップS1708に進む。
ステップS1708乃至S1710は、図13のステップS1308乃至ステップS1310と同様である。実施例2では、管理システム700が、ステップS1708で保存指示情報リストに対応する全ての画像形成装置が、ステップS1708で作成されたコピー対象リストに含まれるかを判断する(ステップS1716)。保存指示情報リストに含まれる全ての画像形成装置情報がコピー対象リストに含まれる場合は、処理がステップS1711に進む。コピー対象リストに含まれない画像形成装置情報が存在する場合、処理がステップS1717に進む。
ステップS1717では、管理システム700は、保存指示情報リストに含まれる保存指示情報のうち、対応する画像形成装置情報がコピー対象リストに含まれていない保存指示情報をクライアントコンピュータ103に退避(コピー)する。
次に、管理システム700が、図19に示す警告画面を表示し、作業者に対して、USBストレージ102に書き込めない設置指示情報があることを通知する。管理システム700が、容量に余裕のあるUSBストレージ102が接続されたことを検知すると、ステップS1717で退避していた保存指示情報に対応する設置指示情報をUSBストレージ102に保存する(ステップS1719)。そして、処理がステップS1711に進む。
(その他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(コンピュータプログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、システム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのプログラム、及び該プログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
101 画像形成装置
102 USBストレージ
103 クライアントコンピュータ

Claims (12)

  1. 外部記憶装置を接続することが可能な情報処理装置とデバイス装置とを備えるシステムであって、
    前記デバイス装置は、
    前記外部記憶装置が接続された時に、自身に対応するソフトウェア設置に必要なスクリプトとデータとが前記外部記憶装置にないことを検知した場合に、自身の識別情報を含む前記スクリプトとデータの保存指示を前記外部記憶装置に記憶する記憶手段と、
    自身に対応するスクリプトとデータとを含む外部記憶装置が接続された時に、当該外部記憶装置に含まれるスクリプトとデータとを用いてソフトウェア設置を実行する設置手段とを備え、
    前記情報処理装置は、
    外部記憶装置が接続された時に、前記外部記憶装置にソフトウェア設置に必要なスクリプトとデータの保存指示があるかを判断する判断手段と、
    前記外部記憶装置にソフトウェア設置に必要なスクリプトとデータの保存指示があると判断された場合に、前記保存指示に含まれるデバイス装置の識別情報に対応するスクリプトとデータとを取得して、外部記憶装置に保存する保存手段とを備える
    ことを特徴とする情報処理システム。
  2. 前記情報処理手段が備える保存手段は、さらに、
    前記外部記憶装置への前記スクリプトとデータの保存履歴を記憶し、
    前記保存履歴を参照して、前記保存指示に含まれる識別情報に対応するスクリプトとデータが既に外部記憶装置に保存済みであると判断した場合には、当該スクリプトとデータを外部記憶装置に保存しない
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記保存手段は、さらに、
    前記保存指示に含まれる識別情報に対応するスクリプトとデータが既に外部記憶装置に保存済みであると判断した場合に、前記スクリプトとデータを外部記憶装置に保存するかの確認を促す画面を表示し、前記画面上での操作にしたがって、前記スクリプトとデータを外部記憶装置に保存するか否かを決定する
    ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理システム。
  4. 前記情報処理装置が備える保存手段は、さらに、
    前記保存指示に含まれる識別情報に対応するスクリプトとデータのサイズが前記情報処理装置に接続された外部記憶装置の容量を超える場合には、優先度の高い保存指示に含まれる識別情報に対応するスクリプトとデータから前記外部記憶装置に保存し、
    前記外部記憶装置に保存されなかったスクリプトとデータについては、新たに他の外部記憶装置が接続された時に、当該他の外部記憶装置に保存する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  5. 前記保存手段は、少なくとも、前記保存指示が外部記憶装置に記憶された日付に関する情報、デバイス装置の設置場所に関する情報、デバイス装置におけるソフトウェア設置に要する時間に関する情報のうちのいずれかに基づいて、前記保存指示の優先度を決定する
    ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理システム。
  6. 前記情報処理装置が備える保存手段は、
    前記保存指示に含まれるデバイス装置の識別情報に対応するスクリプトとデータとを外部装置から取得し、
    前記外部装置に前記スクリプトとデータとがない場合には、警告を表示する
    ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の情報処理システム。
  7. 外部記憶装置を接続することが可能な情報処理装置であって、
    外部記憶装置が接続された時に、前記外部記憶装置にソフトウェア設置に必要なスクリプトとデータの保存指示があるかを判断する判断手段と、
    前記外部記憶装置にソフトウェア設置に必要なスクリプトとデータの保存指示があると判断された場合に、前記保存指示に含まれるデバイス装置の識別情報に対応するスクリプトとデータとを取得して、外部記憶装置に保存する保存手段とを備え、
    前記保存指示は、外部記憶装置が接続された時に自身に対応する前記スクリプトとデータが前記外部記憶装置にないことを検知したデバイス装置によって、前記デバイス装置の識別情報とともに前記外部記憶装置に記憶されたものであることを特徴とする情報処理装置。
  8. 前記保存手段は、さらに、
    前記外部記憶装置への前記スクリプトとデータの保存履歴を記憶し、
    前記保存履歴を参照して、前記保存指示に含まれる識別情報に対応するスクリプトとデータが既に外部記憶装置に保存済みであると判断した場合には、当該スクリプトとデータを外部記憶装置に保存しない
    ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。
  9. 前記保存手段は、さらに、
    前記保存指示に含まれる識別情報に対応するスクリプトとデータのサイズが前記情報処理装置に接続された外部記憶装置の容量を超える場合には、優先度の高いデバイスに対応するスクリプトとデータから前記外部記憶装置に保存し、
    前記外部記憶装置に保存されなかったスクリプトとデータについては、新たに他の外部記憶装置が接続された時に、当該他の外部記憶装置に保存する
    ことを特徴とする請求項7または請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 外部記憶装置を接続することが可能なデバイス装置であって、
    前記外部記憶装置が接続された時に、自身に対応するソフトウェア設置に必要なスクリプトとデータとが前記外部記憶装置にないことを検知した場合に、自身の識別情報を含む前記スクリプトとデータの保存指示を前記外部記憶装置に保存する保存手段と、
    前記保存指示が保存された外部記憶装置が接続された情報処理装置が前記保存指示に含まれるデバイス装置の識別情報に基づいて取得した、前記識別情報に対応する前記スクリプトとデータとを含む外部記憶装置が接続された時に、当該外部記憶装置に含まれるスクリプトとデータとを用いてソフトウェア設置を実行する設置手段とを備える
    ことを特徴とするデバイス装置。
  11. デバイス装置が、外部記憶装置が接続された時に、自身に対応するソフトウェア設置に必要なスクリプトとデータが前記外部記憶装置にないことを検知した場合に、自身の識別情報を含む前記スクリプトとデータの保存指示を前記外部記憶装置に記憶する記憶工程と、
    情報処理装置が、外部記憶装置が接続された時に、前記外部記憶装置に前記保存指示があることを検知した場合に、前記保存指示に含まれるデバイス装置の識別情報に対応するスクリプトとデータとを取得して外部記憶装置に保存する保存工程と、
    前記デバイス装置が、前記保存工程によって保存された自身に対応するスクリプトとデータとを含む外部記憶装置が接続された時に、当該外部記憶装置に含まれるスクリプトとデータとを用いてソフトウェア設置を実行する設置工程と、を有する
    ことを特徴とするソフトウェア設置方法。
  12. 請求項11に記載のソフトウェア設置方法をコンピュータに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
JP2013195925A 2013-09-20 2013-09-20 情報処理システム、情報処理装置、デバイス装置、ソフトウェア設置方法およびコンピュータプログラム Pending JP2015060557A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013195925A JP2015060557A (ja) 2013-09-20 2013-09-20 情報処理システム、情報処理装置、デバイス装置、ソフトウェア設置方法およびコンピュータプログラム
US14/482,298 US9519470B2 (en) 2013-09-20 2014-09-10 Information processing system, information processing apparatus, device, software installation method, and storage medium for executing software installation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013195925A JP2015060557A (ja) 2013-09-20 2013-09-20 情報処理システム、情報処理装置、デバイス装置、ソフトウェア設置方法およびコンピュータプログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015060557A true JP2015060557A (ja) 2015-03-30

Family

ID=52692233

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013195925A Pending JP2015060557A (ja) 2013-09-20 2013-09-20 情報処理システム、情報処理装置、デバイス装置、ソフトウェア設置方法およびコンピュータプログラム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US9519470B2 (ja)
JP (1) JP2015060557A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6661409B2 (ja) * 2016-03-01 2020-03-11 キヤノン株式会社 自動設置システム、情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
TWI616819B (zh) * 2017-02-06 2018-03-01 晨星半導體股份有限公司 用於電視的軟體更新方法及相關的電路
CN109284122A (zh) * 2018-08-14 2019-01-29 深圳德技医疗器械有限公司 一种基于存储介质的固件自动升级方法及其存储介质

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3966179B2 (ja) * 2003-01-06 2007-08-29 ブラザー工業株式会社 ドライバソフト設定システム、コンピュータ、ドライバソフト設定方法、及びプログラム
US7739682B1 (en) * 2005-03-24 2010-06-15 The Weather Channel, Inc. Systems and methods for selectively blocking application installation
US20080103658A1 (en) * 2006-10-27 2008-05-01 Spx Corporation Scan tool software update using an image
US20080148410A1 (en) * 2006-12-17 2008-06-19 Robert Allen Wilson Software Installation Authorization System
US20080201705A1 (en) * 2007-02-15 2008-08-21 Sun Microsystems, Inc. Apparatus and method for generating a software dependency map
KR101196431B1 (ko) * 2007-03-27 2012-11-01 삼성전자주식회사 외부 저장장치 및 상기 외부 저장장치의 자동 실행방법
JP2010250436A (ja) 2009-04-13 2010-11-04 Sharp Corp プリントシステム
US8312184B2 (en) * 2009-11-25 2012-11-13 Canon Denshi Kabushiki Kaisha Peripheral device usable without installing driver in computer beforehand
JP2012252467A (ja) * 2011-06-01 2012-12-20 Canon Inc 画像処理システム、情報処理装置、その制御方法、及び制御プログラム

Also Published As

Publication number Publication date
US20150089490A1 (en) 2015-03-26
US9519470B2 (en) 2016-12-13

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150067671A1 (en) Information processing apparatus, control method, and storage medium
US9218150B2 (en) Image forming apparatus and method thereof
US8587811B2 (en) Information processing apparatus and method thereof
US20110075207A1 (en) Information processing apparatus and method thereof
US10015326B2 (en) Image forming apparatus, automatic installation method for efficiently installing an image forming apparatus, and storage medium
US9965299B2 (en) Information processing apparatus, method for controlling the same, and storage medium
JP6355370B2 (ja) 自動設置システム及び方法、情報処理装置、画像形成装置、プログラム
JP2020004158A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
US20220129220A1 (en) Recording medium, control method and information processing apparatus
US9086938B2 (en) Information processing apparatus, control method thereof, and storage medium
JP2015205499A (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法およびプログラム
JP2015060557A (ja) 情報処理システム、情報処理装置、デバイス装置、ソフトウェア設置方法およびコンピュータプログラム
JP2016148947A (ja) 情報処理装置、管理装置、情報処理装置の制御方法、管理装置の制御方法、及びプログラム
US9063813B2 (en) Apparatus, control method, and storage medium
CN112445436A (zh) 信息处理装置和用于信息处理装置的方法
JP2009163760A (ja) 情報処理装置とその方法及びプログラム
JP2016052743A (ja) 画像処理装置、初期設置情報管理システムの制御方法、及びプログラム
JP5178319B2 (ja) アプリケーションプラットフォーム
US9270853B2 (en) Exporting and importing for display on an image forming apparatus environment setting information of an application
JP6057740B2 (ja) 画像形成装置、情報処理方法及びプログラム
JP2015177254A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2016018508A (ja) 画像形成装置及びその制御方法
JP2016081164A (ja) 情報処理装置、管理装置、情報処理装置の制御方法、管理装置の制御方法及びプログラム
JP2017033380A (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及びプログラム
JP6308526B2 (ja) 画像処理装置、画像処理装置の制御方法、及びプログラム