JP2015056778A - 通信設定装置、通信設定プログラム、通信設定方法、及び設定システム - Google Patents

通信設定装置、通信設定プログラム、通信設定方法、及び設定システム Download PDF

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Abstract

【課題】中継局を介して電子機器の無線通信設定を効率的に行うこと、特に、複数台の電子機器についての初期設定作業を効率的に行うことである。
【解決手段】中継局を介して複数の電子機器に対して無線通信設定を行う通信設定装置が、前記各電子機器の運用設定情報および初期設定情報を記憶する記憶部と、前記各電子機器の初期設定情報を読み取る読取部と、前記読取部及び前記記憶部による前記初期設定情報の読込処理の実行が開始されると処理を開始し、前記各電子機器について、順次、前記読込処理が実行された初期設定情報を前記中継局に設定して前記中継局を介して無線通信により当該電子機器にアクセスし、前記記憶部に記憶される当該電子機器の前記運用設定情報を当該電子機器に設定する設定処理を実行する設定部と、を有する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、中継局を介して電子機器の無線通信設定を行う技術に関し、特に、初期設定作業を効率的に行うことができる通信設定装置、通信設定プログラム、通信設定方法、及び設定システム等に関する。
近年、無線LAN(Local Area Network)が普及し、多くの場所において電子機器が無線通信で情報を交換して運用されている。インフラストラクチャー方式と呼ばれる無線ネットワークでは、中継局であるアクセスポイントを介して複数の電子機器が集中接続される構成がとられている。
かかる環境において、無線通信のインターフェースのみを備える電子機器を通信可能に設定する場合、まず、その電子機器に設定されている初期設定値(SSID(Service Set ID)等)をアクセスポイントに設定する作業を行う。その結果、当該電子機器とアクセスポイントを介して無線による通信が可能となるので、使用する環境における設定値をアクセスポイントを介してその電子機器に設定する。当該設定により、アクセスポイントを介した通信が切断されるので、再度、アクセスポイントの設定をその環境に合ったものに戻す作業を行う。
このように、設定は比較的手間がかかる作業であるため、例えば、下記特許文献1及び2に記載されるように、従来、いくつかの改善技術が提案されている。
また、比較的大きな店舗やオフィスの開設時などにおいては、上述した電子機器の無線設定を多数の機器に対して行う必要があり、この場合、電子機器の設置前に全ての電子機器の無線設定作業をまとめて行うようにすることがある。例えば、POS(Point of Sales)システムを導入する店舗における複数のプリンターに対する無線通信設定などが行われる。
特開2003−143156号公報 特開2013−85050号公報
しかしながら、上述した複数の電子機器の無線設定を一度に行う場合に特化した、効率的な設定作業方法については従来提案されておらず、そのような作業を容易に行うことのできる方法が望まれている。
そこで、本発明は、中継局を介して電子機器の無線通信設定を効率的に行うこと、特に、複数台の電子機器についての初期設定作業を効率的に行うことを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の一つの側面は、中継局を介して複数の電子機器に対して無線通信設定を行う通信設定装置が、前記各電子機器の運用設定情報および初期設定情報を記憶する記憶部と、前記各電子機器の初期設定情報を読み取る読取部と、前記読取部及び前記記憶部による前記初期設定情報の読込処理の実行が開始されると処理を開
始し、前記各電子機器について、順次、前記読込処理が実行された初期設定情報を前記中継局に設定して前記中継局を介して無線通信により当該電子機器にアクセスし、前記記憶部に記憶される当該電子機器の前記運用設定情報を当該電子機器に設定する設定処理を実行する設定部と、を有する、ことである。
更に、上記の発明において、その好ましい態様は、前記設定部は、所定数の前記電子機器について前記設定処理を実行した後に、前記所定数の各電子機器について、順次、前記中継局を介してテスト処理を実行する、ことを特徴とする。
更に、上記の発明において、好ましい態様は、前記設定部は、前記テスト処理の際に、当該処理の対象である前記電子機器の前記運用設定情報と、一つ前の前記テスト処理の対象であった前記電子機器の前記運用設定情報とが同じであれば、前記中継局に対する設定処理を行わない、ことを特徴とする。
更にまた、上記の発明において、その好ましい態様は、前記設定部は、前記テスト処理を、同じ前記運用設定情報の前記電子機器が連続して処理される順番で実行する、ことを特徴とする。
また、上記の発明において、一つの好ましい態様は、前記読取部は、バーコードで表された前記初期設定情報を読み取る、ことを特徴とする。
更にまた、上記の発明において、好ましい態様は、前記初期設定情報は、前記電子機器毎に固有の情報である、ことを特徴とする。
また、上記の発明において、好ましい態様は、更に、前記無線通信設定の処理について進捗状況を報知する報知部を有する、ことを特徴とする。
上記の目的を達成するために、本発明の別の側面は、中継局を介して複数の電子機器に対して無線通信設定を行うコンピューターに通信設定処理を実行させる通信設定プログラムにおいて、前記コンピューターに前記各電子機器の運用設定情報が記録され、前記各電子機器の初期設定情報を読み込んで記憶する読込工程と、前記読込工程が開始されると開始し、前記各電子機器について、順次、前記読込工程が実行された初期設定情報を前記中継局に設定して前記中継局を介して無線通信により当該電子機器にアクセスし、前記記憶される当該電子機器の前記運用設定情報を当該電子機器に設定する設定工程と、を前記コンピューターに実行させる、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、中継局を介して複数の電子機器に対して無線通信設定を行う通信設定装置における通信設定方法において、前記各電子機器の運用設定情報が記憶され、前記各電子機器の初期設定情報を読み込んで記録する読込工程と、前記読込工程が開始されると、前記各電子機器について、順次、前記読込工程が実行された初期設定情報を前記中継局に設定して前記中継局を介して無線通信により当該電子機器にアクセスし、前記記録される当該電子機器の前記運用設定情報を当該電子機器に設定する設定工程と、を有する、ことである。
上記の目的を達成するために、本発明の更に別の側面は、複数の電子機器と、中継局を介して前記電子機器に対して無線通信設定を行う通信設定装置を有する設定システムにおいて、前記通信設定装置は、前記各電子機器の運用設定情報及び初期設定情報を記憶する記憶部と、前記各電子機器の初期設定情報を読み取る読取部と、前記読取部および前記記憶部による前記初期設定情報の読込処理の実行が開始されると処理を開始し、前記各電子機器について、順次、前記読込処理が実行された初期設定情報を前記中継局に設定して前
記中継局を介して無線通信により当該電子機器にアクセスし、前記記憶部に記憶される当該電子機器の前記運用設定情報を当該電子機器に設定する設定処理を実行する設定部と、を備え、前記各電子機器は、前記初期設定情報を掲示する掲示部を備える、ことである。
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に説明する発明の実施の形態から明らかになる。
本発明を適用した通信設定装置及び設定システムの実施の形態例に係る全体構成図である。 設定システム100の機能構成図を例示した図である。 記録部11に記憶される設定情報を例示した図である。 記録部11に記憶されるプリンター3の初期設定を例示した図である。 2機種のプリンター3の処理前の状態を説明するための図である。 設置後の無線通信環境について示した図である。 設定処理の手順を例示したフローチャートである。 報知部14によって表示される内容を例示した図である。 報知部14によって表示される内容を例示した図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態例を説明する。しかしながら、かかる実施の形態例が、本発明の技術的範囲を限定するものではない。なお、図において、同一又は類似のものには同一の参照番号又は参照記号を付して説明する。
図1は、本発明を適用した通信設定装置及び設定システムの実施の形態例に係る全体構成図である。図1に示す設定装置1が本発明を適用した通信設定装置であり、プリンター3などの複数の無線デバイスに対し無線AP2を介して通信設定の処理を行う。当該設定装置1では、2次元バーコードなどで表現された各無線デバイスの初期通信設定(情報)を、順次、読み込んでいく処理を開始すると、その読込処理が終了する前に、読込処理が終了した無線デバイスから順番に運用時の通信設定を行う。そして、全ての無線デバイスについて運用通信設定処理が完了した後に、各無線デバイスについて、順次、通信テストを行う。本設定装置1の当該処理により、無線によってのみ通信可能な複数のデバイス(電子機器)について、デバイス設置時などにおける初期無線設定処理を効率的かつ容易に行うことができる。
図1に示すように、本実施の形態例では、店舗に複数台のプリンター3を設置する場合を想定しており、それらプリンター3の設置前に、バックヤードなどの作業スペースにおいて、それら各プリンター3に対して、設置後の無線通信環境に相応した運用時の通信設定を行う場合として説明する。
その通信設定処理を行う設定装置1は、通信用ケーブル4で無線AP2と接続され、当該無線AP2を介して各プリンター3と無線通信する。なお、設定装置1と設定処理がなされるプリンター3によって設定システム100が構成される。
図2は、設定システム100の機能構成図を例示した図である。設定装置1は、モバイルコンピューター、パッド型端末、スマートフォンなどで構成することができ、図示していないが、CPU、RAM、HDD、表示装置、操作装置、通信インターフェースなどを備える。
機能構成としては、図2に示されるように、記憶部11、読取部12、設定部13、及
び報知部14を備える。記憶部11は、予め入力された各プリンター3の設定情報を記憶する。この設定情報は、プリンター3が設置されて運用される際の設定内容であり、無線通信設定に係る情報(以下、通信設定と称す)及びプリンター3自体の動作に関する設定情報(以下、プリンター設定と称す)を含んでいる。
図3は、記憶部11に記憶される設定情報を例示した図である。図3に示すように、「通信設定」と「プリンター設定」は、「初期SSID」をキー項目として、プリンター3毎に「デバイス設定」として格納されている。「初期SSID」は、各プリンター3の出荷時において設定されている初期無線通信設定(以下、初期設定と称す)のSSID(Service Set ID)であり、ここでは、そのプリンター3の個体ID(個体識別情報)を含んだ識別情報としている。従って、「初期SSID」は、プリンター3毎にユニークであり、また、個体IDを含む定形のフォーマットとすることで事前に入手可能であるので、当該設定情報のキー項目として用いられる。
図3に示すように、「通信設定」には、「IPアドレス」、「SSID」、「セキュリティー設定」、及び「パスワード」が含まれる。「IPアドレス」は、プリンター3毎に固有であり、他の3項目の情報は、プリンター3が設置される無線環境毎に固有である。この実施形態例では、後述するように、2店舗(FストアーとGストアー)に設置するプリンター3を処理対象としており、各店舗内では、同じ「SSID」、「セキュリティー設定」、及び「パスワード」となっている。
また、記憶部11は、後述する読取部12で読み取った各プリンター3の初期設定を記憶する。図4は、記憶部11に記憶されるプリンター3の初期設定を例示した図である。上述の通り、初期設定において「SSID」はプリンター3毎にユニークであるので、各プリンター3の初期設定は、「SSID」をキー項目として格納されている。図4に示すように、初期設定には、通信設定と同様に、「IPアドレス」「セキュリティー設定」、及び「パスワード」の情報が含まれる。また、後述するように、本実施形態では、2機種(機種A、機種B)のプリンター3を設置することにしているので、各初期設定は、それに相応した内容となっている。
また、当該初期設定データは、読取部12で読み取った順番に収められ、各プリンター3の処理状況を示す「状態」の情報が付加される。“設定済み”は、通信設定の処理が完了していることを意味し、“設定中”は、設定処理中であることを意味し、“未設定”は設定処理が未だなされておらず待ち状態であることを意味している。
このような情報を記憶する記憶部11は、HDD等で構成される。
次に、図2に戻って、読取部12は、各プリンター3の初期設定を読み取る部分であり、プリンター3側の初期設定の掲示(表示)形態に合わせて、バーコードリーダー又は撮影装置(カメラ)など、及び制御装置(CPU、RAM、ROM等)で構成される。読取部12及び記憶部11は、初期設定を読み取り所定箇所に記憶する。
次に、設定部13は、プリンター3の通信設定処理を行う部分であり、通信インターフェース、制御装置(CPU、RAM、ROM等)等で構成される。具体的な処理内容については後述する。
また、報知部14は、設定部13による通信設定処理の進捗状態をユーザー(設定装置1の操作者)に知らせる部分であり、表示装置(ディスプレイ)、制御装置(CPU、RAM、ROM等)等で構成される。この報知処理には、図4に例示した「状態」の情報が用いられる。
なお、読取部12、設定部13、及び報知部14が行う上述した処理は、HDD等に記憶されたプログラムに従ってCPUが動作することによって行われ、当該プログラムが本発明の通信設定プログラムに相当する。また、当該プログラムは、通信設定アプリケーションとして提供されて、設定装置1にインストールされる。
次に、無線AP2は、無線中継局としてのアクセスポイントであり、設定装置1はここを介して各プリンター3と通信を行う。また、無線AP2は、有線通信により他の装置から通信設定処理を行える機能を備える。
プリンター3は、前述の通り、設定作業の対象となる電子機器であり、無線通信により他の装置から通信設定処理を行える機能を備える。プリンター3は、一般的なプリンターと同様、印刷媒体に対して印刷を行う機能を備え、通信手段としては無線通信機能のみを備えている。
図2に示すように、プリンター3は、通信設定処理に関連して、無線IF31と設定情報掲示部32を備えている。無線IF31は、上述した無線通信機能を担う部分であり、設定情報掲示部32は、そのプリンター3の上述した初期設定の情報を設定装置1の読取部12が読み取れるように掲示(表示)する部分である。
設定情報掲示部32の実施形態としては、初期設定を表した2次元バーコードをプリンター3の筐体に示したもの、当該2次元バーコードを印刷媒体に印刷して出力する手段、又は、当該2次元バーコードをプリンター3の表示部に表示する手段などがある。
以上説明したような構成を備える設定システム100では、以下のようにして複数のプリンター3についての通信設定処理がなされる。なお、ここでは、2機種(機種A、機種B)、合わせて8台のプリンター3を、二つの無線通信環境(Fストア、Gストア)に分けて設置する場合を想定して説明する。
図5は、2機種のプリンター3の処理前の状態を説明するための図である。各機種の各プリンター3は、出荷時において、図5に例示されるように、それぞれの個体ID(図5の“A−XXXX”、“B−XXXX”)を有し、図5の「通信設定」として示される内容で無線通信の初期設定がなされている。図5においてプリンター3Aは機種Aのプリンターについて、プリンター3Bは機種Bのプリンターについて示している。
図6は、設置後の無線通信環境について示した図である。図6の(A)は、Fストアに設置される5台のプリンター3について、それらの通信設定等を例示している。前述の通り、各プリンター3の「個体ID」はユニークであり、「通信設定」の「SSID」、「セキュリティー」、及び「パスワード」については、無線AP2Fと共通の内容になっている。また、「IPアドレス」は機器毎にユニークである。
図6の(B)は、Gストアに設置される3台のプリンター3について、それらの通信設定等を例示している。Fストアの場合と同様に、各プリンター3の「個体ID」はユニークであり、「通信設定」の「SSID」、「セキュリティー」、及び「パスワード」については、無線AP2Gと共通の内容になっている。また、「IPアドレス」は機器毎にユニークである。
図7は、設定処理の手順を例示したフローチャートである。上述した8台のプリンター3について設置前の通信設定処理を行う場合、まず、設定装置1の操作者は、設定装置1の上述した通信設定アプリケーションを起動する。当該操作により、読取部12が2次元
バーコードを読み取り可能な状態となるので、操作者は、順次、設定装置1の読取箇所を各プリンター3にかざしてその初期設定等を表す2次元バーコードを読み取る。なお、読み取る順番は、図4に示したテーブルの上から下へ向かう方向の順とする。すなわち、まず、機種Aについて個体IDの番号順に読み取り、その後、機種Bについて個体IDの番号順に読み取る。
また、各プリンター3の2次元バーコードは、上述の通り、いくつかの方法で掲示することができるが、印刷出力する場合、及び、表示部に表示する場合には、操作者はプリンター3の電源を入れることで、2次元バーコードを出力又は表示することができる。これらの場合、プリンター3の設定情報掲示部32は、出荷後初めて電源が投入された際に、上記出力又は表示を行うように設計される。
読み取られた初期設定は、順次、図4に示したように、読み取った順番に記憶部11に記憶される。なお、ここでは、図4に示したような各プリンター3の初期設定を記録したものを初期設定テーブルと称することにする。
一方、設定部13は、読取部12が上記読取処理を開始したことをトリガーとして動作を開始する。すなわち、全プリンター3について読込処理が終了する前に、設定処理を開始する。設定部13は、まず、記憶部11に記憶された初期設定テーブルにアクセスし、その「状態」に示される情報に基づいて、設定処理が未だなされていないプリンター3のうち最も順位が先の(上記読込処理が最も早く行われた)プリンター3を選択する(図7のステップS1)。
そして、選択したプリンター3の初期設定を初期設定テーブルから取得し、その内容を無線AP2に設定する(図7のステップS2)。上述した読取処理の順番では、最初の処理で、個体ID“A−0001”のプリンター3が選択され、その「SSID」、「セキュリティー設定」、「パスワード」が無線AP2に設定される。
当該処理により、無線AP2と選択したプリンター3との無線通信が可能となるので、設定部13は、選択したプリンター3の設定処理を実行する(図7のステップS3)。具体的には、まず、上記取得した初期設定の「SSID」をキー項目として、記憶部11に記憶される当該プリンター3の設定情報を取得する。より具体的には、図3に例示したような各プリンター3の設定情報を記録したものを運用設定テーブルと称することにすると、取得した「SSID」と運用設定テーブルの「初期SSID」が一致するレコードから、「通信設定」の「IPアドレス」、「SSID」、「セキュリティー設定」、及び「パスワード」の情報を取得する。その後、取得した通信設定を、無線AP2を介して、無線通信によりプリンター3に設定する。上述した読取処理の順番では、最初の処理で、図3の一番上のレコードについて設定処理がなされる。なお、この際に、プリンター設定を合わせて行ってよい。
このようにして、1台のプリンター3について設定処理が終了すると、全ての(ここでは、8台の)プリンター3について設定処理が完了するまで、各プリンター3について、上述したステップS1〜S3までの処理を繰り返し実行する(図7のステップS4のNoからステップS1)。なお、全てのプリンター3について設定処理が完了したか否かの判断、換言すれば、未設定のプリンター3の有無の判断は、上述した初期設定テーブルの「状態」に示される情報に基づいて行う。
一方、報知部14は、やはり読取部12による読取処理が開始されるのをトリガーとして動作を開始し、処理の進捗状況を設定装置1の表示装置に表示する。図8は、その表示内容を例示した図である。図8に示すように、表示される内容は、初期設定テーブルの内
容と運用設定テーブルの内容を合わせたものであり、左端の「状態」に示される内容によって、操作者は処理の進捗状況を把握することができる。なお、表示タイミングは、処理の開始後、所定時間間隔としてもよいし、あるいは、初期設定テーブルの記録内容が変更される都度としてもよい。いずれにしても、表示処理時の最新の内容が表示される。
設定部13の処理に戻って、未設定のプリンター3がなくなり設定処理が完了すると(図7のステップS4のYes)、設定部13は、各プリンター3について設定した通信のテスト処理を実行する。
まず、設定部13は、プリンター3の処理順番を並べ替える処理を行う(図7のステップS5)。具体的には、同じ通信環境、すなわち、同じ通信設定であるプリンター3が連続するように、上述した読取処理の順番になっている初期設定テーブルの各レコードをソートする処理を行う。本実施の形態例では、Fストアのプリンター3を先に処理し、その後にGストアのプリンター3を処理するように初期設定テーブルのレコードを並べ替える。なお、当該並べ替え処理を実行しない態様とすることもできる。
次に、設定部13は、初期設定テーブルの「状態」に示される内容に基づいて、未だテストを行っていないプリンター3のうち最も先の順番のプリンター3を選択する(図7のステップS6)。
その後、設定部13は、無線AP2の通信設定を行う必要があるか否かを判断する(図7のステップS7)。すなわち、選択したプリンター3と同じ通信設定になっているか否かを判断する。具体的には、選択したプリンター3の運用設定テーブルに示される通信設定の内容と、その時点で無線AP2に設定されている通信設定の内容を比較して行う。テスト処理の最初のプリンター3の場合には、この時点で、無線AP2の通信設定は、最後に上記設定処理を行ったプリンター3の初期設定となっており、通常の場合、通信設定は必要であると判断される。
当該判断により、無線AP2の通信設定が必要であると判断された場合には(図7のステップS7の「要」)、処理がステップS8に移行し、無線AP2の通信設定が必要ないと判断された場合には(図7のステップS7の「否」)、処理がステップS9に移行する。
ステップS8では、設定部13は、無線AP2の通信設定を選択したプリンター3と同じ通信設定に変更する処理を行う。
ステップS9では、無線AP2と選択したプリンター3が無線通信可能な設定となっているので、設定部13は、通信状態のテストを行う。すなわち、正常に通信が行えるか否かを確認する処理を行う。
このようにして、1台のプリンター3についてテスト処理が終了すると、全ての(ここでは、8台の)プリンター3についてテスト処理が完了するまで、各プリンター3について、上述したステップS6〜S9までの処理を繰り返し実行する(図7のステップS10のNoからステップS6)。なお、全てのプリンター3についてテスト処理が完了したか否かの判断、換言すれば、未テストのプリンター3の有無の判断は、上述した初期設定テーブルの「状態」に示される情報に基づいて行う。
なお、初期設定テーブルの「状態」の内容は、設定部13がその処理内容に応じて適宜更新する。
一方、報知部14は、設定処理の際と同様の内容及び同様のタイミングで、テスト処理の進捗状況を操作者に報知する表示を行う。図9は、その表示内容を例示した図である。図9の(A)は、上述したステップS5の並べ替え処理を実行しない場合の状況を示しており、図9の(B)は、当該並べ替え処理を実行した場合の状況を示している。両方の場合において、表示されるテーブルの「状態」に示す内容で、操作者はテスト処理の進捗状況を把握することができる。
また、両方の場合において、テーブルの上から順番にテスト処理がなされることになるが、図9の(A)の場合には、上から4行目のプリンター3についてテストを行う際に、通信設定が前の内容と異なるので、無線AP2の設定変更(S8)を行う必要がある。以下同様に、この並べ替え処理を実行しない場合には、8台全てについてテストを行うために、最初の1回を含めて4回、無線AP2の設定変更を行う必要がある。
一方、図9の(B)の場合、すなわち、並べ替え処理を実行した場合には、最初の1回を含めて2回、無線AP2の設定変更を行えばよい。
設定部13が全てのプリンター3についてテスト処理を終了すると(図7のステップS10のYes)、プリンター3の設置前における通信設定処理が終了する。
以上説明したように、本実施の形態例に係る設定装置1では、プリンター3の初期設定の読込処理が開始されると、読み込まれた初期設定を用いたプリンター3の設定処理が開始されて、全てのプリンター3についての読込処理を待たずに並行して設定処理が進められることになる。また、読込処理がなされ記憶された情報に基づいて、順次、設定処理が行われるので、設定処理に関わらず読込処理を連続して進めることができる。従って、操作者は、設定対象の複数台のプリンター3(無線デバイス)について、2次元バーコードなどを読み取る操作を連続して終了させることができ、また、その操作後は、自動的に設定処理がなされるので、複数台のプリンター3(無線デバイス)についての通信設定処理を効率的かつ容易に行うことができる。
また、設定後のテストも設定装置1によって自動的に行われるので、この点においても作業を容易に行うことができる。
また、テスト処理時に、通信設定が前のプリンター3と同じ場合には無線AP2の設定を変更せず、通信設定変更に伴う処理時間を短縮することができる。
また、テスト処理時に、同じ通信設定のプリンター3が連続して処理されるように処理順番を変更する処理(ソート処理)を行うことにより、無線AP2の設定処理の回数を更に減らせるので、より効率的に処理を行うことができる。
また、各プリンター3の初期設定の入力がバーコードの読み込みで行われ、また、そのバーコードが予めプリンター3に付されている又は自動的にプリンター3から出力されるので、この点でも操作が容易である。
また、各プリンター3の初期設定におけるSSIDが各プリンター3の個体IDを含んでユニークなものとなっているので、設定処理時の混信が防止され、処理を早く実行することができる。
また、処理の進捗状況が、適宜、操作者に報知されるので、安心して作業を進めることができる。
なお、上記実施の形態例では、無線デバイスがプリンターであったが、無線通信可能な電子機器であれば、同様に設定処理を行うことができる。
本発明の保護範囲は、上記の実施の形態に限定されず、特許請求の範囲に記載された発明とその均等物に及ぶものである。
1 設定装置、 2 無線AP、 3 プリンター、 4 ケーブル、 11 記憶部、 12 読取部、 13 設定部、 14 報知部、 31 無線IF、 32 設定情報掲示部、 100 設定システム

Claims (10)

  1. 中継局を介して複数の電子機器に対して無線通信設定を行う通信設定装置であって、
    前記各電子機器の運用設定情報および初期設定情報を記憶する記憶部と、
    前記各電子機器の初期設定情報を読み取る読取部と、
    前記読取部及び前記記憶部による前記初期設定情報の読込処理の実行が開始されると処理を開始し、前記各電子機器について、順次、前記読込処理が実行された初期設定情報を前記中継局に設定して前記中継局を介して無線通信により当該電子機器にアクセスし、前記記憶部に記憶される当該電子機器の前記運用設定情報を当該電子機器に設定する設定処理を実行する設定部と、を有する
    ことを特徴とする通信設定装置。
  2. 請求項1において、
    前記設定部は、所定数の前記電子機器について前記設定処理を実行した後に、前記所定数の各電子機器について、順次、前記中継局を介してテスト処理を実行する
    ことを特徴とする通信設定装置。
  3. 請求項2において、
    前記設定部は、前記テスト処理の際に、当該処理の対象である前記電子機器の前記運用設定情報と、一つ前の前記テスト処理の対象であった前記電子機器の前記運用設定情報とが同じであれば、前記中継局に対する設定処理を行わない
    ことを特徴とする通信設定装置。
  4. 請求項3において、
    前記設定部は、前記テスト処理を、同じ前記運用設定情報の前記電子機器が連続して処理される順番で実行する
    ことを特徴とする通信設定装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか一項において、
    前記読取部は、バーコードで表された前記初期設定情報を読み取る
    ことを特徴とする通信設定装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項において、
    前記初期設定情報は、前記電子機器毎に固有の情報である
    ことを特徴とする通信設定装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項において、更に、
    前記無線通信設定の処理について進捗状況を報知する報知部を有する
    ことを特徴とする通信設定装置。
  8. 中継局を介して複数の電子機器に対して無線通信設定を行うコンピューターに通信設定処理を実行させる通信設定プログラムであって、
    前記コンピューターに前記各電子機器の運用設定情報が記録され、
    前記各電子機器の初期設定情報を読み込んで記憶する読込工程と、
    前記読込工程が開始されると開始し、前記各電子機器について、順次、前記読込工程が実行された初期設定情報を前記中継局に設定して前記中継局を介して無線通信により当該電子機器にアクセスし、前記記憶される当該電子機器の前記運用設定情報を当該電子機器に設定する設定工程と、を前記コンピューターに実行させる
    ことを特徴とする通信設定プログラム。
  9. 中継局を介して複数の電子機器に対して無線通信設定を行う通信設定装置における通信設定方法であって、
    前記各電子機器の運用設定情報が記憶され、
    前記各電子機器の初期設定情報を読み込んで記録する読込工程と、
    前記読込工程が開始されると、前記各電子機器について、順次、前記読込工程が実行された初期設定情報を前記中継局に設定して前記中継局を介して無線通信により当該電子機器にアクセスし、前記記録される当該電子機器の前記運用設定情報を当該電子機器に設定する設定工程と、を有する
    ことを特徴とする通信設定方法。
  10. 複数の電子機器と、中継局を介して前記電子機器に対して無線通信設定を行う通信設定装置を有する設定システムであって、
    前記通信設定装置は、
    前記各電子機器の運用設定情報及び初期設定情報を記憶する記憶部と、
    前記各電子機器の初期設定情報を読み取る読取部と、
    前記読取部および前記記憶部による前記初期設定情報の読込処理の実行が開始されると処理を開始し、前記各電子機器について、順次、前記読込処理が実行された初期設定情報を前記中継局に設定して前記中継局を介して無線通信により当該電子機器にアクセスし、前記記憶部に記憶される当該電子機器の前記運用設定情報を当該電子機器に設定する設定処理を実行する設定部と、を備え、
    前記各電子機器は、前記初期設定情報を掲示する掲示部を備える
    ことを特徴とする設定システム。
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