JP2015055059A - 梁連結構造及び梁連結方法 - Google Patents
梁連結構造及び梁連結方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2015055059A JP2015055059A JP2013187576A JP2013187576A JP2015055059A JP 2015055059 A JP2015055059 A JP 2015055059A JP 2013187576 A JP2013187576 A JP 2013187576A JP 2013187576 A JP2013187576 A JP 2013187576A JP 2015055059 A JP2015055059 A JP 2015055059A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- column
- beams
- formwork
- connection
- beam main
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
Description
次に、配筋工程、コンクリート打設工程を経て、鉄筋コンクリート構造物が形成される(例えば、特許文献1参照)。
上述の配筋工程においては、柱型枠の両側方に延びる梁型枠内にわたって梁主筋等の鉄筋が設置されると共に、スラブ型枠の上には、スラブ筋が設置され、後工程のコンクリート打設を、柱と梁とスラブとにわたってまとめて行うことで施工効率の向上を図っている。
また、梁主筋の連結箇所は、梁主筋に作用する引っ張り力が小さい箇所(例えば、上部主筋では、梁長手方向での中央領域で、下部主筋では、梁長手方向での端部側領域)に設定されることが一般的である。また、梁端部側領域に設置されている梁主筋は、柱を貫通して他方の梁にわたる状態に設置されことが一般的である。
この問題を解消する為には、梁型枠の内の側方型枠を開放しておき、鉄筋連結作業空間の拡張を図ることが考えられるが、この場合、拡張した鉄筋連結作業空間に該当する箇所には、スラブ型枠を下方から支持する支持部材を設置できないから、結果的に、スラブ型枠の設置や、スラブ筋の設置が順延されることになる。
その結果、構造物構築に係わる全体工程の遅延を招くことが懸念される。
また、梁型枠内での梁主筋の連結を無くせるから、梁型枠の設置とスラブ型枠の設置とを同じ時期に実施できるようになり、それに伴って、梁やスラブの配筋を一度に実施して、構造物全体の工期短縮を図れるようになる。
更には、梁主筋やスターラップから構成される梁鉄筋ユニットの形成を、地組等の方法で予め実施しておき、組み終えた梁型枠内に落とし込んで設置する方法を採用することも可能となるから、更に、構造物全体の工期短縮を図れるようになる。
また、梁主筋の連結作業スペースとして、フーチング部は、一般的な柱断面に比べて広い空間を確保しやすいから、梁主筋の連結作業効率の更なる向上を見込むことができる。
また、梁の型枠に隣接するスラブ型枠の設置も、同じ時期に実施できるから、柱と梁とスラブとの配筋やコンクリート打設を、一度に連続して行うことも可能となり、構造物全体としての工期短縮を図ることができる。
当該実施形態においては、図1に示すように、免震ゴム支承を例に挙げて説明している。
免震ゴム支承は、金属製の上部フランジ2aと下部フランジ2cとの間に、薄い金属層とゴム層とを交互に多数重ねて構成した複層ゴム2bを一体的に設けて構成してある。
また、基礎1や建物本体3への免震装置2の取り付けは、上部フランジ2a、及び、下部フランジ2cをボルトによる固定で実施されている。
建物本体3は、現場打ちコンクリートを主にした鉄筋コンクリート造として構成してあり、基本的な施工の手順は、各部に対応した型枠の形成、型枠内への鉄筋の配置、及び、コンクリートの打設の順によって実施される。
また、柱4の下端部は、免震装置2上に位置しており、荷重伝達の役目を担うフーチング部4Aとして構成されている。
このフーチング部4Aの周部には、図2に示すように、複数の梁5が一体に延設されている。即ち、フーチング部4Aにおいて複数の梁5どうしが連結されており、フーチング部4Aが、柱4の梁連結箇所Jに該当する。
スターラップ5Bは、梁5の長手方向に間隔をあけてそれぞれ設置されている。
因みに、梁主筋5Aどうしの連結部Rは、フーチング部4Aの内部に設けられている。
具体例としては、梁主筋5Aは、その端部が梁端面よりフーチング部側に突出するように寸法設定してあり、相対する状態で突出した梁主筋5Aの端部間に、連結用梁主筋5Cを接合することで、両梁主筋5Aどうしが連結されており、この連結用梁主筋5Cの両端部位置が、それぞれ連結部Rに該当する(図2参照)。
梁主筋5A,5Cの連結は、例えば、圧接やエンクローズ溶接によって実施したり、機械式継手を使用して連結することが可能である。
[1]図4(a)に示すように、柱4と梁5と床スラブ6に対応する型枠7を形成する。
柱4のフーチング部4Aに対応する型枠7Aは、側面部を構成する壁板7Aaと、下面部を構成する底板7Abとで構成されるが、底板7Abは、フーチング部4Aの一部として打ち込まれるプレキャストコンクリートパネルで構成してある(図3参照)。このプレキャストコンクリートパネルは、打ち込み型枠であると共に、免震装置2の上部プレートとしても機能している。
梁5に対応する型枠7Bは、側面部を構成する壁板7Baと、下面部を構成する底板7Bbとで構成される。
床スラブ6に対応する型枠7Cは、図には示さないが側面部を構成する壁板と、下面部を構成する底板7Cbとで構成される(図3参照)。
また、各底板7Ab,7Bb,7Cbは、支保工Sによって支持されている。
その際、梁鉄筋ユニットYの梁主筋5Aは、セット状態において、その端部がフーチング部4A内に突出する長さに寸法設定してある。
充分な養生期間を経た後、脱型することで柱4と梁5と床スラブ6の一体物が形成される(図1参照)。
更には、柱4、梁5、床スラブ6の各型枠7の設置をまとめて実施できると共に、それらに並行して梁鉄筋ユニットYの形成を行えるから、現場での各配筋作業の時間短縮を図り、建物全体としての工期短縮を図れるようになる。
以下に他の実施の形態を説明する。
また、免震建物である場合でも、免震層より下方での梁連結に本発明を適用させたものであってもよい。
〈2〉 柱4の梁連結箇所Jは、先の実施形態で説明したフーチング部4Aに限るものではなく、例えば、柱4の一般部分と同様の柱部分であってもよい。
また、柱4の梁連結箇所Jにおいては、互いに直交する4つの梁5を連結するものに限らず、例えば、「T」字形状に交差する3つの梁5の連結や、一文字形状や、「L」字形状に交差する2つの梁5の連結であってもよい。
〈3〉 柱4の梁連結箇所Jにおける梁主筋5Aどうしの連結は、先の実施形態で説明したように、連結用梁主筋5Cを介在させて行うことに限るものではなく、例えば、互いの梁主筋5Aどうしを直接的に連結するものであってもよい。
また、連結の手法は、圧接、エンクローズ溶接や機械式継手等、適宜、選択することができる。
4 柱
4A フーチング部
5 梁
5A 梁主筋
7A 型枠
7B 型枠
J 梁連結箇所
R 連結部
Y 梁鉄筋ユニット
Claims (3)
- 少なくとも二つの梁に設けられる梁主筋が、柱を貫通する状態に配置され、前記梁と前記柱とのコンクリートを打設することで前記梁どうしが前記柱を介して一体に連結されている梁連結構造であって、
前記梁主筋の連結部は、前記柱内に配置されている梁連結構造。 - 前記柱の梁連結箇所は、免震装置の上に形成されているフーチング部である請求項1に記載の梁連結構造。
- 少なくとも二つの梁の端部どうしを、柱を介して連結する梁連結方法であって、
対応する前記梁の型枠と、前記柱の梁連結箇所の型枠とを組むと共に、
梁主筋の端部が梁端面より突出する状態に組み上げた梁鉄筋ユニットのそれぞれを、対応する前記梁の型枠内に落とし込んでセットし、
前記柱の梁連結箇所の型枠内に突出した前記梁主筋の端部どうしを連結する梁連結方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013187576A JP2015055059A (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | 梁連結構造及び梁連結方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2013187576A JP2015055059A (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | 梁連結構造及び梁連結方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2015055059A true JP2015055059A (ja) | 2015-03-23 |
Family
ID=52819663
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2013187576A Pending JP2015055059A (ja) | 2013-09-10 | 2013-09-10 | 梁連結構造及び梁連結方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2015055059A (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6192221A (ja) * | 1984-10-09 | 1986-05-10 | Unitika Ltd | 免震用アイソレ−タの設置方法 |
JPH0249829A (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-20 | Shimizu Corp | 鉄筋コンクリート造の大梁鉄筋先組工法 |
JPH0665932A (ja) * | 1992-08-19 | 1994-03-08 | Daiwa House Ind Co Ltd | Pc梁と柱の接合構造 |
JPH108551A (ja) * | 1996-06-27 | 1998-01-13 | Ohbayashi Corp | 柱梁仕口部構造 |
JP2000336747A (ja) * | 1999-05-31 | 2000-12-05 | Kajima Corp | 柱・梁接合部の施工方法 |
JP3637530B2 (ja) * | 2000-03-08 | 2005-04-13 | 清水建設株式会社 | 柱と杭との接合構造 |
JP2013032684A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-02-14 | Takenaka Komuten Co Ltd | 既存建物の基礎形式変更方法 |
-
2013
- 2013-09-10 JP JP2013187576A patent/JP2015055059A/ja active Pending
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6192221A (ja) * | 1984-10-09 | 1986-05-10 | Unitika Ltd | 免震用アイソレ−タの設置方法 |
JPH0249829A (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-20 | Shimizu Corp | 鉄筋コンクリート造の大梁鉄筋先組工法 |
JPH0665932A (ja) * | 1992-08-19 | 1994-03-08 | Daiwa House Ind Co Ltd | Pc梁と柱の接合構造 |
JPH108551A (ja) * | 1996-06-27 | 1998-01-13 | Ohbayashi Corp | 柱梁仕口部構造 |
JP2000336747A (ja) * | 1999-05-31 | 2000-12-05 | Kajima Corp | 柱・梁接合部の施工方法 |
JP3637530B2 (ja) * | 2000-03-08 | 2005-04-13 | 清水建設株式会社 | 柱と杭との接合構造 |
JP2013032684A (ja) * | 2011-06-29 | 2013-02-14 | Takenaka Komuten Co Ltd | 既存建物の基礎形式変更方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20120096605A (ko) | 브라켓 지지 타입의 역타설 시공 시스템 및 방법 | |
JP2010047910A (ja) | 合成梁、合成梁施工方法、及び耐火建築物 | |
JP2010196270A (ja) | 既存建物の補強構造 | |
JP2010261270A (ja) | 複合構造および複合構造建築物の施工方法 | |
JP4949116B2 (ja) | 壁ユニットおよび耐震壁 | |
JP2011149265A (ja) | 梁部材および建物構造体 | |
JP6574336B2 (ja) | 鉄骨鉄筋コンクリート造の柱、及びこれを用いた建物 | |
JP2009046829A (ja) | 耐震補強壁 | |
JP6368584B2 (ja) | 基礎の施工方法 | |
JP2008075449A (ja) | ラーメン高架橋の構築方法 | |
JP5144182B2 (ja) | 既存建物の耐震補強構造並びに耐震補強方法 | |
JP6849491B2 (ja) | 鉄骨柱の露出型柱脚構造及びその施工方法 | |
JP6855296B2 (ja) | 建物基礎部構造及びその施工方法 | |
JP2015055059A (ja) | 梁連結構造及び梁連結方法 | |
JP5872332B2 (ja) | 建物の耐震補強方法 | |
JP6684088B2 (ja) | 既存建物の耐震補強構造及び耐震補強方法 | |
JP6953723B2 (ja) | 免震構造物の施工方法 | |
JP6248470B2 (ja) | 既存躯体の耐震補強構造及び方法 | |
JP6300228B2 (ja) | フラットスラブ構造 | |
JP4264900B2 (ja) | 梁と床板の接合構造 | |
JP2006328798A (ja) | 複合構造架構 | |
JP6261333B2 (ja) | 耐震補強方法 | |
JP6832053B2 (ja) | 耐震補強構造 | |
JP7251037B2 (ja) | 接合部構造 | |
JPH08270255A (ja) | 既設建物の免震構造化方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20160627 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20170223 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170228 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20170426 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20170926 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20180327 |